JP4830814B2 - 分電盤 - Google Patents

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Description

本発明は、電流センサを有する分電盤に関する。
従来から、主幹ブレーカ及び分岐ブレーカを備え、分岐ブレーカに流れる電流を検出する電流センサを備える分電盤が知られている。この種の分電盤においては、複数の分岐ブレーカのそれぞれにCT(CURRENT TRANSFORMER)からなる電流センサが設けられ、各電流センサから個々に出力線が導出され通電表示ブロックに接続されている。この通電表示ブロックには、各電流センサの出力電流により点灯する発光ダイオードが設けられ、分岐ブレーカにおける通電状態の表示が行えるようになっている(例えば特許文献1参照)。
しかしながら、分岐ブレーカ毎に電流センサが設けられているので、分電盤内に電流センサを設置する際には、分岐ブレーカの数だけ電流センサの取り付けを行わなければならず、分岐ブレーカの数が多くなればなるほど電流センサの取り付け及び分電盤の施工に多くの手間と時間がかかっていた。また、各電流センサから通電表示ブロックへ出力線が出ているために配線に手間がかかると共に、出力線の断線の虞もあった。
特開平6−165320号公報
本発明は、上記従来の問題を解決するためになされたものであり、電流センサからの出力線の配線が簡単で、かつ、出力線が断線し難く、出力信号の伝送の信頼性が高い分電盤を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1の発明は、主幹回路にある主幹ブレーカと、この主幹回路から分岐した複数の分岐回路にある分岐ブレーカとを備える分電盤において、前記分岐ブレーカ内、又は前記分岐回路の近傍に設けられ、個々の分岐回路を流れる電流に関する情報を検出する情報検出部と、前記情報検出部の出力信号を演算処理する信号処理部と、前記情報検出部の出力信号を前記信号処理部に伝送する情報伝送部材と、前記信号処理部からの信号に基づいて前記分岐回路に対応して当該回路の通電状況を表示する表示ユニットと、を備え、前記情報伝送部材は、前記情報検出部の出力信号を取得する情報取得部と、前記情報取得部により取得した情報を前記信号処理部に出力する情報出力部と、前記情報取得部と情報出力部とを接続する伝送路と、前記情報取得部と伝送路の間に配設され前記情報検出部の入出力信号を変換する入出力信号変換部と、を有し、前記情報伝送部材の各部及び前記情報検出部は、プリント基板上に構成されており、前記情報検出部は、前記分岐回路の電路を貫通させ、該電路を流れる電流を検出する電流センサであるものである。
請求項の発明は、請求項に記載の分電盤において、前記電流センサは、前記プリント基板の表面と裏面であって前記電路が貫通する挿通孔の周囲に設けられた金属箔パターンと、該プリント基板を貫通して前記金属箔パターンを接続するスルーホールと、を有する空芯コイルであるものである。
請求項の発明は、請求項に記載の分電盤において、前記空芯コイルは、前記挿通孔の周囲を取り囲むトロイダルコイルと巻き戻しコイルとを有するロゴスキー型の空芯コイルであるものである。
請求項の発明は、請求項1乃至請求項のいずれか一項に記載の分電盤において、前記情報出力部に接続される情報計測ユニットを備え、前記情報計測ユニットは、前記信号処理部と、その信号処理の結果の判断を行なう判断部とを有するものである。
請求項の発明は、請求項に記載の分電盤において、前記情報計測ユニット内に電源回路を備え、前記情報検出部及び情報取得部のいずれか一方又は両方に、前記電源回路より直流電源を供給する電源供給路を、前記情報伝送部材に有するものである。
請求項の発明は、請求項1に記載の分電盤において、前記情報検出部は、前記分岐ブレーカ内に配設されており、前記情報取得部との間でデータ通信可能に構成されているものである。
請求項の発明は、請求項に記載の分電盤において、前記分岐ブレーカは、分岐回路を流れる電流を検出する電流検出部と、電流の異常を判断する異常判断部と、前記異常判断部により異常判断されたときに回路を遮断する引外し部と、を有する電子式ブレーカであるものである。
請求項1の発明によれば、分岐回路毎の情報検出部への配線が不要となるので、施工の手間が軽減され、また、断線がないので伝送の信頼性が向上する。
また、情報検出部が情報伝送部材と一体形成されるので、低コストとなると共に、信号の伝送の信頼性が更に向上する。
請求項の発明によれば、電流センサがプリント基板に一体に形成されるので、信号の伝送の信頼性が向上する。
請求項の発明によれば、外部磁界の影響が軽微になるので、測定精度の低下を防止できる。
請求項の発明によれば、各分岐回路の情報を集約して、種々のデータ処理を行なうことができる。
請求項の発明によれば、電源供給を情報伝送部材を用いて行なうことができ、低コストとなる。
請求項の発明によれば、情報検出部を設けるための特別なスペースを必要としないので、分電盤を小型化することができる。また、近距離で通信を行なうので低コストであり、信頼性が高い。
請求項の発明によれば、電流異常時に回路を遮断する電子式ブレーカに、異常判断情報を外部に出力する機能を併せ持たせることができ、低コスト化を図ることができる。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態に係る分電盤について図面を参照して説明する。図1は分電盤の外観を、図2は分電盤の構成を、図3は分電盤の主幹回路と分岐回路を、図4は主幹ブレーカ2の平面視を示す。分電盤1は、外部の電源から受電し、主幹回路にある主幹ブレーカ2と、この主幹回路から分岐した複数の分岐回路にある分岐ブレーカ3と、分岐回路に流れる分岐電流を検出し、検出信号を出力端に伝送する情報伝送部4と、情報伝送部4の出力端に接続されるハーネス5と、ハーネス5に接続され情報伝送部4からの出力信号を受けてユーザに表示する表示ユニット6と、分岐ブレーカ3等を保持するベース台7とを備えている。
分電盤1は、単相三線式の分電盤であり、外部の電源からの3本の電力線N、L1、L2を主幹ブレーカ2によって受電する。ここで電力線Nは、中性相である。そして、主幹ブレーカ2の負荷側の電力線に分岐ブレーカ3が接続されて分岐回路となっており、200Vの場合は、電力線L1、L2に接続され、100Vの場合は、電力線NとL1に、又は、NとL2とに接続される。各分岐回路には、情報伝送部4が取り付けられており、分岐回路を流れる電流を検出する。そして、分岐ブレーカ3の2次側に使用される電気機器が接続される。
主幹ブレーカ2は、3個の電源側端子21と負荷側端子22とを備えており、電源側端子と負荷側端子の間に通電をオンオフする開閉機構(図示せず)を主幹ブレーカ2の器体内に備えており、この開閉機構のオンオフ用の操作ハンドル23が器体の前面に配されている。さらに、主幹ブレーカ2は電源側端子と負荷側端子の間に過電流が流れた際に、これらの間を遮断すると共に、操作ハンドル23をオフ側に位置させる回路遮断機能(図示せず)を備えている。
次に、ベース台7について説明する。図5(a)は、ベース台7の部分断面の外観を、図5(b)は、ベース台7の断面を示す。ベース台7は、分岐ブレーカ3と、主幹ブレーカ2の負荷側端子22に電気的に接続される3本のメインバー71、72、73等を保持する。メインバー71、72、73は、主幹ブレーカ2の負荷側端子22にネジ74によって接続されており、メインバー71が電力線Nと、メインバー72が電力線L1と、メインバー73が電力線L2と、繋がっている。メインバー71は、ベース台7の長手方向両端に設けられた支柱75に固定されている。メインバー72、73は、ベース台7の短手方向の両側に配設されている。メインバー72は、ベース台7の平板部72aと、平板部72aから一体に直角に折り曲げ、更にU字形又はクランク状となるように折り曲げ形成された複数の分岐バー72b、72cとを備えている。分岐バー72bと分岐バー72cとは高さ違いで、かつ、並び方向に交互に形成されている。
メインバー73もメインバー72と同様に平板部73aと、分岐バー73b、73cを一体に備えている。
分岐ブレーカ3は、長方体形状であり、器体の一端側の側壁部に3個の端子部31a、31b、31cを有しており、この端子部によって、メインバー71と分岐バー72b、73c又は分岐バー73b、72cを挟持し、電気的に結合されている。分岐ブレーカ3は、200Vでの使用時には、端子部31b、31cを通電状態とし、100Vでの使用時には、端子部31a、31cを通電状態とする切り替え機構(図示せず)を有している。
分岐ブレーカ3は、器体の他端側に負荷の電源線を接続するための一対の2次側端子部32を有している。分岐ブレーカ3は器体内において、端子部31a、31b、31cと2次側端子部32との間の通電をオンオフする開閉機構(図示せず)と、この開閉機構のオンオフ用の操作ハンドル33とを有している。また、端子部31a、31b、31cと2次側端子部32との間に過電流が生じた際に、端子部31a、31b、31cと2次側端子部32との間を遮断すると共に、操作ハンドル33をオフ側に位置させる回路遮断機構(図示せず)を有している。
次に、情報伝送部4について説明する。図6(a)は、情報伝送部4の正面視を、図6(b)は、情報伝送部4の配設状態を示す。情報伝送部4は、プリント基板41により構成されており、電流センサ42であるCT43と、CT43の出力信号を伝送する伝送路44と、伝送路44に繋がるコネクタ95とを有している。CT43は伝送路44と接続点441により接続されている。本明細書でいう「プリント基板」とは、基板に電子部品や配線を実装したり形成したりすることにより、電子回路が形成されたものをいう。プリント基板41は分岐ブレーカ3の2次側端子部32に配設されている。CT43がプリント基板41の伝送路44に接続されているので、CT43からの出力線の配線が不要となり、施工の手間が軽減され、また、断線がないので伝送の信頼性が向上する。
次に、表示ユニット6について説明する。図7は表示ユニット6の平面視を示す。表示ユニット6は、表面に複数のLED61を、対応する分岐ブレーカ3に隣接するように有しており、また、内部に信号処理回路と判断回路と電源回路とを有している。信号処理回路は、CT43の検出電流に増幅等の処理を行い、判断回路は、信号処理回路の出力信号と、予め設定された電流閾値との比較判断を行なう。電源回路は、外部から受電しLED61と信号処理回路と判断回路とに直流電源を供給している。LED61は、対応する分岐ブレーカ3の分岐電流の定格電流値との比較に応じて、点灯を行ない、分岐回路に対応した位置のLED61が点灯するので、回路の通電状況を容易に把握することができる。
次に、分電盤1の電流情報の処理について説明する。図8は分電盤1の回路を示す。CT43は、情報伝送部4において、伝送路44に接点441によって接続されており、伝送路44はコネクタ95に接続されている。情報伝送部4のコネクタ95は、ハーネス5によって表示ユニット6に接続されている。情報伝送部4からの出力信号は、表示ユニット6に配設されている信号処理回路62に伝送され、判断回路63からLED61に点灯の信号が出力される。
上記のように構成された本実施形態に係る分電盤1の動作について説明する。CT43は、分岐回路の電流が2次側電線33に流れると検出信号を出力し、出力された検出信号は伝送路44によってコネクタ95へ伝送され、ハーネス5を介して表示ユニット6へ伝送される。CT43の出力信号は、信号処理回路62によって増幅等の処理が行なわれ、判断回路63によって、予め設定された電流閾値との比較判断が行なわれる。分岐回路の電流値が設定された定格電流値よりも大きいときは、表示ユニット6のLED61に点灯信号が出力され、LED61が点灯する。
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態に係る分電盤1について説明する。図9は本実施形態に係る分電盤1の外観を、図10は分電盤1の構成を示す。本実施形態に係る分電盤1は第1の実施形態に係る分電盤1と情報伝送部4の構成が異なっており、また、情報計測ユニット8を備えている。
本実施形態に係る情報伝送部4について説明する。図11(a)は、情報伝送部4の表面の外観を、図11(b)は、情報伝送部4の裏面の外観を、図11(c)は、電流センサ42の構成を、図11(d)は、情報伝送部4の配設状態を示す。情報伝送部4は、プリント基板41により構成されており、プリント基板41の短手方向の一端側には、分岐バー72b、73bが貫通する、円形状の複数の第1の挿通孔411aが並設されており、プリント基板41の短手方向の中央付近には、分岐バー72c、73cが貫通する、複数の第2の挿通孔411bが並設されている。
電流センサ42は、第1の挿通孔411aの周辺部に、挿通孔411aを囲むように形成されたトロイダルコイルと巻き戻しコイルとを有するロゴスキー型の空芯コイル412であり、プリント基板41の表面と裏面とに設けられた金属箔パターン413と、プリント基板41を貫通して金属箔パターン413を接続するスルーホール414等から構成されている。電流センサ42がプリント基板41と一体形成されるので、信号の伝送の信頼性が更に向上する。CT43による電流検出の場合と比べて、コイル出力開放故障時の異常高電圧の発生がなくなり安全となる。また、プリント基板による空芯コイル412を用いているので、電流センサが薄型で安価であり、鉄芯がないので、電流検出特性が飽和せずに、大電流まで計測可能となり、また、軽量で小型化することができる。また、ロゴスキー型の空芯コイル412なので、外部磁界の影響が軽微となり、測定精度の低下を防止できる。
プリント基板41の短手方向の他端側には、信号処理回路415と伝送回路416とが2個の電流センサ42毎に配設されている。信号処理回路415は、2個の電流センサ42の検出電流を時間分割によって交互にサンプリングし、増幅等の処理を行い、伝送回路416は、信号処理回路415の出力信号をデジタル変換する。プリント基板41には、信号処理回路415と伝送回路416の入出力信号を伝送する伝送路417と、直流電源を供給する電源供給路418が設けられており、伝送路417と、電源供給路418はプリント基板41の端部に設けられたコネクタ95に繋がっている。プリント基板41上でデジタル変換を行なうので信号の伝送の信頼性が向上し、低コストとなる。情報伝送部4は、第1の挿通孔411aに分岐バー72b又は73bが貫通され、第2の挿通孔411bに分岐バー72c又は73cが貫通されてベース台7に配設されている。
次に、情報計測ユニット8について説明する。図12は、情報計測ユニット8の外観を示す。情報計測ユニット8は、回路条件設定部81を備えており、回路条件設定部81によって、表示ユニット6により表示を行なうときの基準となる分岐回路の定格電流値を設定する。
情報計測ユニット8は、内部に制御回路を有しており、情報伝送部4が検出したデータと、回路条件設定部81により設定した条件に基いて、表示ユニット6により表示を行う。また、情報計測ユニット8は内部に電源ユニットを備えており、外部から受電し、制御回路、情報伝送部4、及び表示ユニット6に直流電源を供給している。
次に、分電盤1の電流情報の処理について説明する。図13は分電盤1の回路を示す。電流センサ42は、情報伝送部4において、信号処理回路415と伝送回路416とに接続されており、信号処理回路415と伝送回路416とは、伝送路417と電源供給路418とによって、情報伝送部4のコネクタ95に接続されている。情報伝送部4のコネクタ95は、ハーネス5によって情報計測ユニット8に接続されている。情報伝送部4からの出力信号は、情報計測ユニット8に配設されている制御回路82に伝送される。また、情報計測ユニット8に配設されている回路条件設定部81は、制御回路82と接続されており、設定された条件が制御回路82に伝送される。制御回路82はハーネス5によって表示ユニット6のLED61に接続されている。情報計測ユニット8には電源ユニット83が配設されており、電源ユニット83は、外部の電源から受電して、ハーネス5を介して情報伝送部4及び表示ユニット6に直流電源を供給している。各分岐回路の電流センサ42の出力信号が情報計測ユニット8に集約されるので、種々のデータ処理を行なうことができる。
上記のように構成された本実施形態に係る分電盤1の動作について説明する。電流センサ42は、挿通孔411aを貫通する分岐バー72b、73bに電流が流れると検出信号を出力する。プリント基板41には、信号処理回路415と伝送回路416とが2個の電流センサ42毎に配設されており、信号処理回路415は、2個の電流センサ42の検出電流を時間分割を行なって交互にサンプリングし、増幅等の処理を行い、伝送回路416は、信号処理回路415の出力信号をデジタル変換する。デジタル変換された出力信号は、ハーネス5を介して情報計測ユニット8に配設されている制御回路82に伝送される。情報計測ユニット8に配設されている回路条件設定部81には、表示ユニット6のLED61の点灯させる条件として、分岐回路の定格電流値が設定されており、設定された条件は制御回路82へ伝送される。
制御回路82では、信号処理や判断等を行い情報伝送部4より伝送された分岐回路の電流値と回路条件設定部81により設定された定格電流値とを比較し、分岐回路の電流値が設定された定格電流値よりも大きいときは、表示ユニット6のLED61に点灯信号を出力する。
(第3の実施形態)
本発明の第3の実施形態に係る分電盤1について説明する。図14(a)は本実施形態に係る分岐ブレーカ3の外観を、図14(b)は分岐ブレーカ3の回路を、図14(c)は情報伝送部4の装着状況を、図14(d)は分岐ブレーカ3の装着状況を示す。本実施形態に係る分電盤1は、第2の実施形態に係る分電盤1と異なり、電流センサ42を分岐ブレーカ3内に備えている。分岐ブレーカ3は、電流センサ42を内部に有し、電流センサ42の検出信号を出力する平板状の出力端子34を底部に有している。情報伝送部4のプリント基板41は、電流センサ42の検出信号を受ける板バネ状の受信端子45と伝送路44とコネクタ95を有している。コネクタ95はハーネス5により情報計測ユニット8に接続されている。情報伝送部4は、ベース台7の上に配設されており、情報伝送部4の受信端子45と分岐ブレーカ3の出力端子34とが接触するように、分岐ブレーカ3が配設される。電流センサ42の出力信号は、出力端子34と受信端子45と伝送路44とを介してコネクタ95へ伝送され、更にハーネス5によって情報計測ユニット8へ伝送される。電流センサ42が分岐ブレーカ3内に設けられ、特別なスペースを必要としないので分電盤を小型にすることができる。
分岐ブレーカ3内の電流センサ42と情報伝送部4との間の信号の伝送を光で行なってもよい。図15(a)は本実施形態に係る分岐ブレーカ3の変形例の外観を、図15(b)は分岐ブレーカ3の回路を、図15(c)は分岐ブレーカ3の装着状況を示す。分岐ブレーカ3は内部に電流センサ42とバッテリー35とLED36と発光回路37を有し、情報伝送部4はフォトトランジスタ46と伝送路44とコネクタ95を有している。発光回路37は、電流センサ42が検出した電流値に応じて、照度を変えてLED36を発光させる。フォトトランジスタ46は、LED36からの光を受けて信号を出力し、フォトトランジスタ46の出力信号は情報計測ユニット8へ伝送される。電流センサ42と情報伝送部4との間の信号の伝送が光で行なわれるので信頼性が高く、送受信の距離が近いので低コストである。また、情報伝送部4に電源供給路を設けて、LED36とフォトトランジスタ46に直流電源を供給してもよい。電源供給を情報伝送部4を用いて行なうことができ、低コストとなる。
また、分岐ブレーカ3に電子式ブレーカ38を用いてもよい。図16(a)は本実施形態に係る分岐ブレーカ3の変形例の外観を、図16(b)は分岐ブレーカ3の装着状況を、図16(c)は分岐ブレーカ3の回路を示す。電子式ブレーカ38は、電流センサ42とブレーカ内の分岐回路を遮断する引き外し部381と、発光するLED382とLED382を介して表示ユニット6に信号を出力する送信回路383と、受光するフォトトランジスタ384とフォトトランジスタ384を介して表示ユニット6から信号を受信する受信回路385と、引き外し部381等を制御する制御回路386と、電源回路387を有している。電源回路387はバッテリーでもよいし、外部電源から受電してもよい。情報伝送部4は、LED382からの信号を受信するフォトトランジスタ46とフォトトランジスタ384に信号を出力するLED47と、伝送路44とコネクタ95を有している。
制御回路386と情報計測ユニット8とは信号の送受信を行なうことができ、制御回路386は電流センサ42の検出信号を情報計測ユニット8に送信し、また、情報計測ユニット8から定格電流値を受信して、分岐回路の電流値が定格電流値を超えると引き外し部381を駆動させて、分岐回路を遮断する。電子式ブレーカ38に異常判断を行なうための電流値等の情報を表示ユニット6などに出力する機能を併せ持たせることができ、異常警報を発する分電盤1を低コストとすることができる。
なお、本発明は、上記各種実施形態の構成に限られず、発明の趣旨を変更しない範囲で種々の変形が可能である。例えば分電盤1は、単相二線式や三相式のものでもよい。また、電流センサ42は、部品の電流センサ42をプリント基板41に実装してもよい。また、電流センサ42に例えばホール素子や磁気抵抗素子を用いてもよい。また、LED61に代えて、例えば液晶を用いてもよい。また、電流センサに替えて電圧や漏電を検出するセンサを用いてもよい。
本発明の第1の実施形態に係る分電盤の斜視図。 同分電盤の構成図。 同分電盤の主幹回路と分岐回路の回路図。 同分電盤の主幹ブレーカの平面図。 (a)は同分電盤のベース台の一部を破断した斜視図、(b)は正面断面図。 (a)は同分電盤の情報伝送部の正面図、(b)は同分電盤の情報伝送部を装着したときの斜視図。 同分電盤の表示ユニットの平面図。 同分電盤の回路図。 本発明の第2の実施形態に係る分電盤の斜視図。 同分電盤の構成図。 (a)は同分電盤の分岐電流センサユニットの表面の斜視図、(b)は同分電盤の分岐電流センサユニットの裏面の斜視図、(c)は同分電盤の電流センサの斜視図、(d)は同分岐電流センサユニットを装着したときの斜視図。 同分電盤の情報計測ユニットの斜視図。 同分電盤の回路図。 (a)は本発明の第3の実施形態に係る分岐ブレーカの斜視図、(b)は同分岐ブレーカと情報伝送部の回路図、(c)は同情報伝送部を装着した斜視図、(d)は同分岐ブレーカを装着した斜視図。 (a)は本発明の第3の実施形態の変形例に係る分岐ブレーカの斜視図、(b)は同分岐ブレーカと情報伝送部の回路図、(c)は同分岐ブレーカを装着した斜視図。 (a)は本発明の第3の実施形態の変形例に係る分岐ブレーカの斜視図、(b)は同分岐ブレーカを装着した斜視図、(c)は同分岐ブレーカと情報伝送部の回路図
符号の説明
1 分電盤
2 主幹ブレーカ
3 分岐ブレーカ
38 電子式ブレーカ
381 引き外し部
386 制御回路(異常判断部)
4 情報伝送部(情報伝送部材)
41 プリント基板
411a 挿通孔
412 空芯コイル
413 金属箔パターン
414 スルーホール
415 信号処理回路(入出力信号変換部)
416 伝送回路(入出力信号変換部)
418 電源供給路
42 電流センサ(情報検出部)
43 CT(情報検出部)
44 伝送路
441 接続点(情報取得部)
45 受信端子(情報取得部)
46 フォトトランジスタ(情報取得部)
62 信号処理回路(信号処理部)
8 情報計測ユニット
82 制御回路(信号処理部、判断部)
83 電源ユニット(電源回路)
95 コネクタ(情報出力部)

Claims (7)

  1. 主幹回路にある主幹ブレーカと、この主幹回路から分岐した複数の分岐回路にある分岐ブレーカとを備える分電盤において、
    前記分岐ブレーカ内、又は前記分岐回路の近傍に設けられ、個々の分岐回路を流れる電流に関する情報を検出する情報検出部と、
    前記情報検出部の出力信号を演算処理する信号処理部と、
    前記情報検出部の出力信号を前記信号処理部に伝送する情報伝送部材と、
    前記信号処理部からの信号に基づいて前記分岐回路に対応して当該回路の通電状況を表示する表示ユニットと、を備え、
    前記情報伝送部材は、前記情報検出部の出力信号を取得する情報取得部と、前記情報取得部により取得した情報を前記信号処理部に出力する情報出力部と、前記情報取得部と情報出力部とを接続する伝送路と、前記情報取得部と伝送路の間に配設され前記情報検出部の入出力信号を変換する入出力信号変換部と、を有し、
    前記情報伝送部材の各部及び前記情報検出部は、プリント基板上に構成されており、
    前記情報検出部は、前記分岐回路の電路を貫通させ、該電路を流れる電流を検出する電流センサであることを特徴とする分電盤。
  2. 前記電流センサは、前記プリント基板の表面と裏面であって前記電路が貫通する挿通孔の周囲に設けられた金属箔パターンと、該プリント基板を貫通して前記金属箔パターンを接続するスルーホールと、を有する空芯コイルであることを特徴とする請求項に記載の分電盤。
  3. 前記空芯コイルは、前記挿通孔の周囲を取り囲むトロイダルコイルと巻き戻しコイルとを有するロゴスキー型の空芯コイルであることを特徴とする請求項に記載の分電盤。
  4. 前記情報出力部に接続される情報計測ユニットを備え、
    前記情報計測ユニットは、前記信号処理部と、その信号処理の結果の判断を行なう判断部とを有することを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれか一項に記載の分電盤。
  5. 前記情報計測ユニット内に電源回路を備え、
    前記情報検出部及び情報取得部のいずれか一方又は両方に、前記電源回路より直流電源を供給する電源供給路を、前記情報伝送部材に有することを特徴とする請求項に記載の分電盤。
  6. 前記情報検出部は、前記分岐ブレーカ内に配設されており、前記情報取得部との間でデータ通信可能に構成されていることを特徴とする請求項1に記載の分電盤
  7. 記分岐ブレーカは、
    分岐回路を流れる電流を検出する電流検出部と、
    電流の異常を判断する異常判断部と、
    前記異常判断部により異常判断されたときに回路を遮断する引外し部と、を有する電子式ブレーカであることを特徴とする請求項に記載の分電盤
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