JP4830298B2 - 積雪地用硬化型含フッ素塗料用組成物 - Google Patents

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Description

本発明は、建造物の冬季に雪が積もる部分の塗装として耐溶剤性、耐水性、耐候性、塗膜硬度、光沢などに優れ、特に耐久性を有する塗膜を与える環境に配慮した硬化型含フッ素塗料用組成物に関する。
フッ素樹脂は分子内のC−F結合の高いエネルギーと低い分極率に基づく優れた耐候性、耐薬品性、撥水撥油性、耐汚染性を有しており、種々の用途に展開されている。しかし、そうしたフッ素樹脂の特性がゆえに使用できる溶剤が限定されている。これらの有機溶剤には自然環境や作業環境に何らかの影響を与えることが懸念されているものもあるため、溶剤の幅を広げる試みが従来よりなされており、汎用溶剤に可溶な室温硬化性のフッ素樹脂が開発されてきている。
たとえば特許文献1にはフルオロオレフィンとアルキルビニルエーテルとヒドロキシアルキルビニルエーテルの共重合体が耐候性のある塗料用組成物として開示されている。また、フルオロオレフィンとビニルエステルとアルキルビニルエーテルとヒドロキシアルキルビニルエーテルの共重合体が特許文献2、3、4および5に開示されている。
しかし、これらの含フッ素共重合体は汎用溶剤、特に第三種有機溶剤(有機溶剤中毒予防規則)への溶解性や、既存の塗膜への重ね塗り性に劣る。
一方、溶剤の面からみると、フルオロオレフィンとシクロヘキシルビニルエーテルからなりミネラルスピリットに可溶な非硬化性のフッ素樹脂が特許文献6に記載されており、また、硬化性でミネラルスピリットに可溶なフッ素樹脂が特許文献7に記載されている。
これらのフッ素樹脂は汎用溶剤には可溶であるが、硬化性の含フッ素共重合体である特許文献7においても、導入される水酸基価と酸価の合計が30mgKOH/gまでであり、具体的にも水酸基価および酸価のいずれも5mgKOH/gであって、硬化性が不充分となるため、耐溶剤性、耐候性、耐久性などの改善が望まれる。
また、建造物の冬季に雪が積もる部分の塗装は、耐積雪性、耐圧雪性、耐凍結融解性、耐滑雪性という、通常の塗装とは異なる要求特性がある。そうした課題は住宅用の建築物はもとより、工場、倉庫、畜舎、大型店舗、ガソリンスタンドなど、積雪面積が大きい建造物に深刻である。そのため、現在は積雪、圧雪、凍結融解、滑雪の点から屋根材としてトタンなど金属屋根が用いられている。しかし、これらの課題に対し、正面から検討し、解決した積雪地用硬化型塗料用組成物は知られていない。
特開昭57−34107号公報 特開昭61−275311号公報 特開昭62−7767号公報 特開平3−121107号公報 特開平6−184243号公報 特開昭53−96088号公報 特公平8−32847号公報
本発明は、室温でも充分な硬化性を示し、耐溶剤性、耐水性、耐候性、塗膜硬度、光沢などに優れ、しかも汎用溶剤にも可溶で塗工が容易で、さらに建造物の冬季に雪が積もる部分の塗装にも優れた耐久性を有する塗膜を与える環境に配慮した積雪地用硬化型含フッ素塗料用組成物を提供することを目的とする。
本発明者らは、特定の特性を示す含フッ素共重合体が環境に配慮した特定の汎用溶剤に可溶であり、しかも硬化性が充分で、かつ耐凍害性、耐溶剤性、耐水性、耐候性、塗膜硬度、光沢などに優れることを見出し、さらにかかる組成物が建造物の冬季に雪が積もる部分の塗装においても耐久性を有する塗膜を与えることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち本発明は、(A)第三種有機溶剤と(B)該有機溶剤(A)に可溶な硬化型含フッ素共重合体と、さらに要すれば(C)アクリル樹脂とからなる、建造物の冬季に雪が積もる部分の塗装にも耐久性を有する塗膜を与える硬化型含フッ素塗料用組成物に関する。
本発明によれば、室温でも充分な硬化性を示し、耐凍害性、耐溶剤性、耐水性、耐候性、塗膜硬度、光沢、塗替え作業性などに優れ、しかも汎用溶剤にも可溶な塗工が容易で、建造物の冬季に雪が積もる部分の塗装においても優れた耐久性を有する塗膜を与える環境に配慮した積雪地用硬化型含フッ素塗料用組成物を提供することができる。
本発明の塗料組成物において使用する有機溶剤(A)は、環境に配慮して、コールタールナフサ、ミネラルスピリット、テレピン油、石油ナフサ、石油エーテル、石油ベンジンという第三種有機溶剤(有機溶剤中毒予防規則)であり、さらには、塗料化、各種添加剤溶解性、塗膜乾燥性などが良好な点からコールタールナフサが好ましい。これらは1種または2種以上を併用してもよい。
また、必要に応じて、1,4−ジオキサン、トリクロルエチレン、クロロホルム、アニリン、ピリジン、n−ペンタノール、アセトニトリル、メチルエチルケトン、アセトン、酢酸ブチル、酢酸メチル、ジメチルホルムアミド、ベンジルアルコール、エタノール、メタノール、1−ブタノール、ジエチレングリコール、エタノールアミン、エチレングリコール、ギ酸、水などを溶解性や環境への配慮を勘案して併用してもよい。
本発明で用いる硬化性含フッ素共重合体(B)は、有機溶剤(A)に可溶であることが必要である。
「有機溶剤(A)に可溶」とは、第三種有機溶剤(A)100gに温度20±5℃で10g以上溶解する(溶液が透明となる)ことをいう。塗料用組成物の調製や塗工が容易な点から、有機溶剤(A)100gに100g以上溶解することが好ましい。
本発明で用いる硬化性含フッ素共重合体(B)としては、水酸基、カルボキシル基、アミノ基、加水分解性有機ケイ素基、エポキシ基、イソシアネート基などの硬化性官能基を有する含フッ素共重合体の中から適宜選択すればよいが、さらには、水酸基価が5mgKOH/gを超え、かつ水酸基価と酸価の合計が30mgKOH/gを超える水酸基含有含フッ素共重合体(B1)が好ましい。水酸基含有含フッ素共重合体(B1)においては、水酸基価が5mgKOH/g以下になると硬化性が低下し、耐溶剤性、耐候性、耐久性、耐薬品性、密着性などが不充分になる傾向にある。
水酸基含有含フッ素共重合体(B1)は、水酸基を有することは必須であるが、カルボキシル基を含んでいてもよい。そこで、酸価をもつ場合も含めて、本発明では水酸基含有含フッ素共重合体(B1)では、水酸基価と酸価の合計が30mgKOH/gを超える必要がある。水酸基価と酸価の合計が30mgKOH/g以下である場合は硬化性が低下し、耐溶剤性、耐候性、耐久性、耐薬品性、密着性などが不充分になる。
好ましい水酸基価としては、耐溶剤性、耐候性、耐薬品性、耐久性、密着性などの観点から、5mgKOH/gを超え、さらには10mgKOH/g以上、特に20mgKOH/g以上であり、また硬化性が過剰にならない点から60mgKOH/g以下、さらには55mgKOH/g以下、特に50mgKOH/g以下である。
酸価は有していてもいなくてもよいが、有する場合は溶剤溶解性、硬化剤相溶性、顔料分散性、耐水性などの向上の観点から、0.1mgKOH/g以上、さらには0.2mgKOH/g以上、特に0.3mgKOH/g以上であり、また耐水性、溶剤溶解性、硬化剤相溶性、顔料分散剤相溶性の向上の観点から、10mgKOH/g以下、さらには8mgKOH/g以下、特に6mgKOH/g以下である。
水酸基価と酸価の合計は、酸価の有無によらず30mgKOH/gよりも大きくなければならない。水酸基価と酸価の合計が30mgKOH/g以下だと硬化性が低下し、耐溶剤性、耐候性、耐久性などが不充分になる。好ましい水酸基価と酸価の合計は31mgKOH/g以上、さらには32mgKOH/g以上であり、また耐水性、柔軟性、ポットライフ、硬化剤相溶性、溶剤溶解性の向上の観点から65mgKOH/g以下、さらには60mgKOH/g以下が好ましい。
水酸基含有含フッ素共重合体(B1)の組成としては、フルオロオレフィン単位と水酸基含有構造単位、さらに要すればカルボキシル基含有構造単位を有するものがあげられる。また、これら以外の任意の構造単位を含んでいてもよい。
フルオロオレフィン単位としては、テトラフルオロエチレン(TFE)、パーフルオロ(アルキルビニルエーテル)(PAVE)、ヘキサフルオロプロピレン(HFP)、クロロトリフルオロエチレン(CTFE)などのパーハロオレフィン類のほか、トリフルオロエチレン(TrFE)、フッ化ビニリデン(VdF)、フッ化エチレンなどのフルオロオレフィンに由来する構造単位の1種または2種以上が例示できる。これらのうち、耐候性、耐溶剤性、耐薬品性などの向上の点からパーハロオレフィン類が好ましく、特に耐候性、耐溶剤性、耐薬品性、防食性などの向上の点からパーフルオロオレフィン類が好ましい。
フルオロオレフィン単位は、耐候性、耐溶剤性、耐薬品性などの向上の観点から10質量%以上、さらには13質量%以上、特に15質量%以上であることが好ましい。上限は導入する水酸基(さらにはカルボキシル基)の割合により異なる。
水酸基含有構造単位としては、ヒドロキシアルキルビニルエーテル、ヒドロキシアルキルアリルエーテルなどの水酸基含有エーテル系単量体;ヒドロキシアルキルメタクリレート、ヒドロキシアルキルアクリレートなどの水酸基含有(メタ)アクリル系単量体;ヒドロキシアルキルビニルエステルなどの水酸基含有エステル系単量体に由来する構造単位が例示できる。
水酸基含有エーテル系単量体のうちヒドロキシアルキルビニルエーテルとしては、たとえばヒドロキシブチルビニルエーテル、ヒドロキシプロピルビニルエーテル、ヒドロキシエチルビニルエーテルなどがあげられ、またヒドロキシアルキルアリルエーテルとしてはたとえば2−ヒドロキシエチルアリルエーテル、4−ヒドロキシブチルアリルエーテル、グリセロールモノアリルエーテルなどがあげられる。
好ましい水酸基含有構造単位としては、フルオロオレフィンとの重合反応性などの点からヒドロキシアルキルビニルエーテル、ヒドロキシアルキルアリルエーテル、ヒドロキシアルキルビニルエステルがあげられる。
水酸基含有含フッ素共重合体(B1)においては、水酸基含有構造単位は水酸基価が5mgKOH/gよりも多く、かつ水酸基価と酸価の合計が30mgKOH/gを超えるような割合で含有される。
水酸基含有含フッ素共重合体(B1)は、任意にカルボキシル基含有構造単位を有していてもよい。
カルボキシル基含有構造単位としては、たとえばアクリル酸、メタクリル酸、ビニル酢酸、クロトン酸、桂皮酸、ウンデシレン酸、3−アリルオキシプロピオン酸、イタコン酸、イタコン酸モノエステル、マレイン酸、マレイン酸モノエステル、マレイン酸無水物、フマル酸、フマル酸モノエステル、フタル酸ビニル、ピロメリット酸ビニルなどの1種または2種以上があげられ、それらのなかでも単独重合性の低いクロトン酸、ウンデシレン酸、イタコン酸、マレイン酸、マレイン酸モノエステル、フマル酸、フマル酸モノエステル、3−アリルオキシプロピオン酸が好ましい。
カルボキシル基含有構造単位は任意成分であるが、好ましくは酸価が0.1mgKOH/gを超えて、さらには0.2mgKOH/g以上、特に0.3mgKOH/g以上になるような割合が顔料分散性、密着性、硬化速度、ポットライフなどの向上の点から好ましい。ただし、水酸基価と酸価の合計が30mgKOH/gを超えなければならない。
水酸基含有含フッ素共重合体(B1)には、上記の単量体と共重合可能な単量体構造単位を含んでいてもよい。
共重合可能な他の単量体としては、メチルビニルエーテル、エチルビニルエーテル、プロピルビニルエーテル、ブチルビニルエーテル、n−ヘキシルビニルエーテル、n−オクチルビニルエーテル、2−エチルヘキシルビニルエーテル、ベンジルビニルエーテル、オクタデシルビニルエーテル、シクロヘキシルビニルエーテルなどのアルキルビニルエーテル類;エチレン、プロピレン、n−ブテン、イソブチレン、2−ブテン、シクロブテン、3−メチルー1−ブテン、シクロペンテン、シクロヘキセン、シクロヘプテン、シスーシクロオクテンなどのオレフィン類;酢酸ビニル、ギ酸ビニル、ピバリン酸ビニル、カプロン酸ビニル、カプリル酸ビニル、Veova9(シェル化学社製の炭素数9のカルボン酸からなるバーサチック酸ビニルエステル)、Veova10(シェル化学社製の炭素数10のカルボン酸からなるバーサチック酸ビニルエステル)、カプリン酸ビニル、ラウリン酸ビニル、ミリスチン酸ビニル、パルミチン酸ビニル、ステアリン酸ビニル、オレイン酸ビニル、安息香酸ビニル、p−tert−ブチル安息香酸ビニル、シクロヘキシルカルボン酸ビニルなどのビニルエステル類などがあげられる。なかでもn−ヘキシルビニルエーテル、n−オクチルビニルエーテル、2−エチルヘキシルビニルエーテル、ベンジルビニルエーテル、オクタデシルビニルエーテル、シクロヘキシルビニルエーテル、カプリル酸ビニル、Veova9、Veova10、カプリン酸ビニル、ラウリン酸ビニル、ミリスチン酸ビニル、パルミチン酸ビニル、ステアリン酸ビニル、オレイン酸ビニル、安息香酸ビニル、p−tert−ブチル安息香酸ビニル、シクロヘキシルカルボン酸ビニルなどの側鎖の炭素数が6以上、好ましくは7以上のビニル単量体が好ましく例示できる。特にカプリル酸ビニル、Veova9、Veova10、カプリン酸ビニル、ラウリン酸ビニルなどが好ましく、溶剤溶解性、アクリル樹脂相溶性、耐水性、耐温水性などの改良という効果が奏される。
水酸基含有含フッ素共重合体(B1)は、たとえば通常のラジカル重合法によって製造することができる。
水酸基含有含フッ素共重合体(B1)以外の本発明で使用可能な硬化性含フッ素共重合体(B)としては、たとえばエポキシ基含有含フッ素樹脂、加水分解性有機ケイ素基含有含フッ素樹脂、イソシアネート基含有含フッ素樹脂、アミノ基含有含フッ素樹脂などの1種または2種以上があげられ、特に加水分解性有機ケイ素基含有フッ素樹脂が、塗装作業性、耐候性、汚染性などの向上の点で好ましい。これらは水酸基含有含フッ素共重合体(B1)と併用してもよい。
加水分解性有機ケイ素基を導入するための単量体としては、式:
R−SiXn3-n
(式中、Rはオレフィン性不飽和結合を有する基;Xは炭素数1〜20のアルキル基;Yはアルコキシ基;nは0、1または2。XおよびYが複数ある場合は、同じであっても、異なっていてもよい)で表される化合物が好ましく例示できる。
Rの具体例としてはビニル基、アリル基、ブテニル基、ビニロキシ基、アリロキシ基、(メタ)アクリロイル基、CH2=CHO(CH23−、CH2=CHCOO(CH23−、CH2=CHOCO(CH23−、CH2=CH(CH3)COO(CH23−などがあげられ、フルオロオレフィンとの重合反応性などの点からビニル基、アリル基、CH2=CHO(CH23−などが好ましくあげられる。
Xの具体例としてはメチル基、エチル基、オクチル基、オクタデシル基などがあげられる。Yとしてはメトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、ブトキシ基、メトキシエトキシ基などがあげられ、硬化性、貯蔵安定性などの向上の点からメトキシ基、エトキシ基が好ましい。
硬化性含フッ素共重合体(B)の分子量は数平均分子量Mnで1,000以上、さらには3,000以上で、200,000以下、さらには100,000以下であることが好ましい。
本発明の硬化型含フッ素塗料用組成物は、特定の有機溶剤(A)と特定の硬化性含フッ素共重合体(B)とからなるが、さらにアクリル樹脂(C)や硬化剤(D)を配合してもよい。
アクリル樹脂(C)としては従来より塗料用に使用されているものがあげられるが、(i)(メタ)アクリル酸の炭素数1〜10のアルキルエステルの単独重合体または共重合体、および(ii)側鎖および/または主鎖末端に硬化性官能基を有する(メタ)アクリル酸エステル共重合体が好ましく採用される。
(i)のアクリル系重合体としては、たとえばメチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、n−ブチル(メタ)アクリレート、イソブチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレートなどの単独および共重合体、あるいはこれらと共重合可能なエチレン性不飽和単量体との共重合体があげられる。特にシクロヘキシル(メタ)アクリレート、イソブチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレートの単独および共重合体、あるいはこれらと共重合可能なエチレン性不飽和単量体との共重合体が好ましく採用される。
共重合可能なエチレン性不飽和モノマーとしては、たとえば芳香族基を有する(メタ)アクリレート類、α位にフッ素原子または塩素原子を有する(メタ)アクリレート類、アルキル基がフッ素原子で置換されたフルオロアルキル(メタ)アクリレート類、ビニルエーテル類、ビニルエステル類、スチレンなどの芳香族ビニルモノマー類、エチレン、プロピレン、イソブチレン、塩化ビニル、塩化ビニリデンなどのオレフィン類、フマル酸ジエステル類、マレイン酸ジエステル類、(メタ)アクリロニトリルなどがあげられる。
前記(ii)のアクリル共重合体としては、硬化性官能基として水酸基、カルボキシル基、エポキシ基、アミノ基などを有する単量体と(メタ)アクリレートとの共重合体があげられる。具体例としては、たとえばヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシエチルビニルエーテル、(メタ)アクリル酸、グリシジル(メタ)アクリレート、2−アミノエチル(メタ)アクリレート、2−アミノプロピル(メタ)アクリレートなどと前記(メタ)アクリレートの低級アルキルエステルとの共重合体、または、これらと前記エチレン性不飽和単量体との共重合体があげられるが、これらのみに限定されるものではない。
アクリル樹脂(C)の数平均分子量Mnは1,000以上、さらには3,000以上で、200,000以下、さらには100,000以下であることが好ましい。
アクリル樹脂(C)を配合するときは、塗膜光沢、塗膜硬度、密着性、仕上がり外観が極めて良好であるという効果がさらに奏される。
硬化剤(D)としては、たとえばイソシアネート類やアミノ樹脂類、酸無水物類、ポリエポキシ化合物、イソシアネート基含有シラン化合物などが通常用いられる。
前記イソシアネート類の具体例としては、たとえば2,4−トリレンジイソシアネート、ジフェニルメタン−4,4’−ジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、リジンメチルエステルジイソシアネート、メチルシクロヘキシルジイソシアネート、トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、n−ペンタン−1,4−ジイソシアネート、これらの三量体、これらのアダクト体やビュウレット体、これらの重合体で2個以上のイソシアネート基を有するもの、さらにブロック化されたイソシアネート類などがあげられるが、これらに限定されるものではない。
前記アミノ樹脂類の具体例としては、たとえば尿素樹脂、メラミン樹脂、ベンゾグアナミン樹脂、グリコールウリル樹脂のほか、メラミンをメチロール化したメチロール化メラミン樹脂、メチロール化メラミンをメタノール、エタノール、ブタノールなどのアルコール類でエーテル化したアルキルエーテル化メラミン樹脂などがあげられるが、これらに限定されるものではない。
これらのうち硬化性、塗膜物性、樹脂への相溶性、第三種有機溶剤への溶解性などが良好な点からイソシアネート類、ブロックイソシアネート、メラミン樹脂が好ましい。
本発明の硬化型含フッ素塗料用組成物は、有機溶剤(A)100質量部に対して、硬化性含フッ素共重合体(B)を40質量部以上、さらには50質量部以上、特に60質量部以上とすることが、塗料混色安定性、塗料粘性、塗装作業性、乾燥性などが良好な点から好ましい。また、塗料貯蔵安定性、塗料粘性、ポッットライフ、塗装作業性、乾燥性などが良好な点から、上限は400質量部、さらには300質量部、特に250質量部である。
アクリル樹脂(C)を配合するときは、硬化性含フッ素共重合体(B)の100質量部に対して、5質量部以上、特に10質量部以上とすることが、光沢、密着性、鮮鋭性などが良好な点から好ましい。また、耐候性、耐薬品性、耐溶剤性などが良好な点から上限は10,000質量部、さらには4,000質量部、特に2,000質量部である。
硬化剤(D)を配合するときは、硬化性含フッ素共重合体(B)の100質量部に対して、2質量部以上、特に5質量部以上とすることが、耐溶剤性、塗膜硬度、耐水性、耐温水性などが良好な点から好ましい。また、耐候性、ポットライフ、塗装作業性などが良好な点から、上限は80質量部、さらには70質量部、特に60質量部である。
本発明の硬化型含フッ素塗料用組成物には、塗料組成物に通常配合される添加剤を適宜配合してもよい。そうした添加剤としては、たとえば充填剤、紫外線吸収剤、レベリング剤、消泡剤、酸化防止剤、硬化促進剤、顔料、顔料分散剤、ゲル化防止剤、親水化剤などがあげられる。また、積雪地用に特別に撥水撥油剤などを添加する場合もある。
本発明の硬化型含フッ素塗料用組成物の調製は通常の方法で行うことができ、積雪地用の外・内装材などとして建材、自動車、航空機、船舶、電車などの金属、プラスチック、コンクリートなどの塗工性に優れた塗料用組成物が得られる。
塗装方法としては、従来公知の方法、たとえば刷毛、ローラー、エアスプレー、エアレススプレー、フローコーター、ロールコーター、スピンコーターなどが採用でき、各種の基材に塗装することができる。
積雪地用の基材としては、トタン(亜鉛メッキ)、鉄鋼、アルミニウム、ステンレススチールなどの金属系基材:スレート、石綿板、ALC板、フレキシブルボード、コンクリートブロック、モルタル、コンクリート、ブラスターなどのセラミックス系基材;ハードボード、シナベニヤ、ラワン材、広葉樹単板、針葉樹単板などの木質系基材が例示できる。これらのうち、凍結融解性、滑雪性などが良好な点から、トタン、鉄鋼、ステンレススチール、アルミニウムなどが有利である。
また、それぞれの基材に対して通常使用されるプライマー塗料や下塗り塗料、中塗り塗料などを施し、本発明の硬化型含フッ素塗料用組成物を最外層としてもよい。
たとえばトタンを基材とする場合、プライマー層または下塗り塗装として、エポキシ樹脂塗料、錆止め塗料、ウオッシュプライマーなどを用い、最外層として前記水酸基含有含フッ素共重合体(B1)を含む硬化型含フッ素塗料用組成物を使用することが、密着性、防錆性、耐久性、滑雪性などの点で特に優れている。
つぎに実施例をあげて本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例のみに限定されるものではない。
上記以外の本明細書で使用した測定法はつぎのとおりである。
(NMR分析)
NMR測定装置:BRUKER社製
1H−NMR測定条件:300MHz(テトラメチルシラン=0ppm)
19F−NMR測定条件:282MHz(トリクロロフルオロメタン=0ppm)
(元素分析)
測定装置:ジェイサイエンス(株)製のCHN CORDERとオリオリサーチ(株)製のイオナライザー901
(水酸基価および酸価)
NMRおよび元素分析法で求めた組成より計算した。
(数平均分子量)
測定装置:東ソー(株)製のGPC(型式HLC−8020)
測定条件:カラムとしてTSKgel:GMHXLを3本、G2500HXLを1本、GRCXL−Lを1本使用する。溶離液としてはテトラヒドロフランを使用し、分子量の標準サンプルとしては分子量既知のポリスチレンを使用する。
(ガラス転移温度Tg)
ASTM E1356−98に従い、パーキンエルマー製のDSC測定装置7シリーズを使用し、2nd runにおいて中点法によりTgを決定する。
測定条件
昇温速度;10℃/min
試料量;10mg
ヒートサイクル;25℃〜150℃、昇温、冷却、昇温
製造例1(水酸基含有含フッ素共重合体の製造)
容量6000mlのステンレス製オートクレーブに酢酸ブチル2500g、Veova9(以下、「VV9」という)554.5g、安息香酸ビニル(VBz)69.1g、4−ヒドロキシブチルビニルエーテル(HBVE)83.5gを仕込み、5℃に冷却したのち減圧窒素置換の操作を3回繰り返した。最後に再度減圧してテトラフルオロエチレン(TFE)280.0gを仕込んだ。撹拌下に62.0℃まで昇温し、パーブチルPV(商品名。日本油脂(株)製の過酸化物系重合開始剤)28.38gを仕込み重合を開始した。反応器内圧が1.0MPaGから0.4MPaGへ低下した時点で反応を停止した。重合収率は98.0%であった。得られた含フッ素共重合体を19F−NMR、1H−NMRおよび元素分析法で分析したところ、TFEが37モル%、VV9が45.2モル%、VBzが7.0モル%およびHBVEが10.8モル%からなる含フッ素共重合体(1−1)であり、数平均分子量Mnは10.0×1000であった。また、ガラス転移温度Tgは30℃であった。溶剤(コールタールナフサ)への溶解性は「可溶」であった。
さらに表1に示す単量体を使用したほかは同様にして水酸基含有含フッ素共重合体(1−2〜1−4)を製造した。得られた共重合体の組成、数平均分子量Mn、水酸基価および溶剤(コールタールナフサ)溶解性を表1に示す。
製造例2(水酸基およびカルボキシル基含有含フッ素共重合体の製造)
容量6000mlのステンレス製オートクレーブに酢酸ブチルを1850g、VV9を412.2g、安息香酸ビニル(VBz)を47.4g、4−ヒドロキシブチルビニルエーテル(HBVE)を42.4g、クロトン酸(CA)を3.9g仕込み、5℃に冷却したのち減圧窒素置換の操作を3回繰り返した。最後に再度減圧してテトラフルオロエチレン(TFE)160.0gを仕込んだ。撹拌下に62.0℃まで昇温し、パーブチルPV(商品名。日本油脂(株)製の過酸化物系重合開始剤)11.65gを仕込み重合を開始した。反応器内圧が0.3MPaGから0.2MPaGへ低下した時点で反応を停止した。重合収率は99.5%であった。得られた含フッ素共重合体を19F−NMR、1H−NMRおよび元素分析法で分析したところ、TFEが35.0モル%、VV9が49.0モル%、VBzが7.0モル%、HBVEが8.0モル%およびCAが1.0モル%からなる含フッ素共重合体(2−1)であり、数平均分子量Mnは11.0×1000であった。また、ガラス転移温度Tgは32℃であった。溶剤(コールタールナフサ)への溶解性は「可溶」であった。
表1に示す単量体を使用したほかは同様にして水酸基およびカルボキシル基含有含フッ素共重合体(2−2〜2−4)を製造した。得られた共重合体の組成、数平均分子量Mn、水酸基価、酸価および溶剤(コールタールナフサ)溶解性を表1に示す。
製造例3(加水分解性ケイ素基含有含フッ素共重合体の製造)
加水分解性ケイ素基導入用単量体として、トリメトキシビニルシラン(TMVS)を用い、さらに表1に示す単量体を使用したほかは実施例1と同様にして加水分解性ケイ素含有含フッ素共重合体(3−1〜3−3)を製造した。得られた共重合体の組成、数平均分子量Mnおよび溶剤(コールタールナフサ)溶解性を表1に示す。
Figure 0004830298
実施例1
製造例1の製造番号1−1〜1−4の水酸基含有含フッ素共重合体100質量部をコールタールナフサ100質量部に溶解させて固形分50質量%の溶液とした。この溶液100gにCR−95(商品名。石原産業(株)製の酸化チタン)41.5g、ガラスビーズ150gを加え、卓上グラインドミル(三枚羽式)により1500rpmで1時間撹拌分散した。ガラスビーズをろ別により除き、得られた分散液の120gに上記水酸基含有含フッ素共重合体(1−1〜1−4)のコールタールナフサ溶液(固形分50質量%)85.0gを加えてよく混合して白塗料を調製した。
この白塗料100gに、デュラネートTSA−100(商品名。旭化成(株)製のイソシアネート系硬化剤)を5.39g、コールタールナフサを50g加えてよく混合して塗料用組成物(固形分濃度45質量%)とした。
この塗料用組成物をローラー塗装によりトタン板(JIS A6510に準拠)に塗装し、室温で1週間硬化乾燥させ、塗装膜厚約150μmの試験用塗板を作製した。この塗板につき、光沢、鉛筆硬度、耐溶剤性、促進耐候性、重ね塗り塗装性および積雪耐久性を調べた。結果を表2に示す。
(光沢)
JIS K5600に準じて行なう。
(鉛筆硬度)
JIS K5600に準じて行なう。
(耐溶剤性)
塗膜をコールタールナフサを含ませた綿布で100回ラビングしたのちの塗膜表面の状態を目視によりつぎの基準で判定する。
A:異常がない。
B:多少つやびけがある。
C:塗膜が溶解したり膨潤したり顕著なつやびけがある。
(促進耐候性)
SWOM(スガ試験機(株)製耐候性試験機を用いて促進耐候試験を3,000時間行い、初期の60度光沢を100として3,000時間後の光沢保持率で表わす。
(重ね塗り塗装性)
アクリルラッカー塗料が塗装されているトタンへ、白塗料を刷毛で塗装したのち塗膜状態を目視により次の基準で判定する。
評価の基準はつぎのとおりである。
A:異常がない。
B:多少チヂミ、フクレがある。
C:顕著なチヂミやフクレがある。
(積雪耐久性)
試験用塗板について、積雪地方(岩手県前沢町)での暴露試験を一冬行い、雪解け時の塗膜状態を目視により次の基準で判定する。
評価の基準はつぎのとおりである。
A:塗膜剥離なし。
B:多少塗膜剥離あり。
C:顕著な塗膜剥離あり。
実施例2
含フッ素共重合体として製造例2の製造番号2−1〜2−4の水酸基およびカルボキシル基含有含フッ素共重合体を用いたほかは実施例1と同様にして硬化型含フッ素塗料用組成物を調製し、実施例1と同様に塗工して塗膜を形成した。得られた塗膜について、実施例1と同様に塗膜物性を調べた。結果を表2に示す。
実施例3
含フッ素共重合体として製造例3の製造番号3−1〜3−3の加水分解性ケイ素基含有含フッ素共重合体を用いたほかは実施例1と同様にして硬化型含フッ素塗料用組成物を調製し、実施例1と同様に塗工して塗膜を形成した。得られた塗膜について、実施例1と同様に塗膜物性を調べた。結果を表2に示す。
実施例4
製造例1の製造番号1−1の水酸基含有含フッ素共重合体50質量部とアクリル樹脂(メチルメタクリレート/シクロヘキシルメタクリレート/2−エチルヘキシルアクリレート/2−ヒロドキシエチルメタクリレートHEMA)50質量部をコールタールナフサ100質量部に溶解させて固形分50質量%の透明な溶液とした。この溶液100gにCR−95(商品名。石原産業(株)製の酸化チタン)41.5g、ガラスビーズ150gを加え、卓上グラインドミル(三枚羽式)により1500rpmで1時間撹拌分散した。ガラスビーズをろ別により除き、得られた分散液の120gに上記水酸基含有含フッ素共重合体(1−1)のコールタールナフサ溶液(固形分50質量%)85gを加えてよく混合して白塗料を調製した。
この白塗料100gに、デュラネートTSA−100(商品名。旭化成(株)製のイソシアネート系硬化剤)を5.39g、コールタールナフサを50g加えてよく混合して塗料用組成物(固形分濃度45質量%)とした。
この塗料用組成物を用いて実施例1と同様に塗工して塗膜を形成した。得られた塗膜について、実施例1と同様に塗膜物性を調べた。結果を表2に示す。
Figure 0004830298
実施例5
実施例1の製造番号1−1の水酸基含有含フッ素共重合体を用いた例において、溶剤として表3に示すものを用いたほかは実施例1と同様にして硬化型含フッ素塗料用組成物を調製し、実施例1と同様に塗工して塗膜を形成した。得られた塗膜について、実施例1と同様に塗膜物性を調べた。また、塗装作業時の臭気も調べた。結果を表3に示す。なお、水酸基含有含フッ素共重合体(1−1)は、表3に示す有機溶剤にいずれも可溶であった。
Figure 0004830298
実施例6
実施例1の製造番号1−1の水酸基含有含フッ素共重合体を用いた例において、基材として表4に示すものを用いたほかは実施例1と同様にして硬化型含フッ素塗料用組成物を調製し、実施例1と同様に塗工して塗膜を形成した。得られた塗膜について、実施例1と同様に塗膜物性を調べた。さらに凍結融解性についても目視でしらべた。結果を表4に示す。
(凍結融解性)
JIS A1453に準じて行なう。
Figure 0004830298

Claims (3)

  1. (A)第三種有機溶剤と、(B)該有機溶剤(A)に可溶な硬化性含フッ素共重合体とからなる建造物の冬季に雪が積もるトタンで作製された部分の塗装に用いる硬化型含フッ素塗料用組成物。
  2. (A)第三種有機溶剤と、(B)該有機溶剤(A)に可溶な硬化性含フッ素共重合体と、(C)アクリル樹脂とからなる建造物の冬季に雪が積もるトタンで作製された部分の塗装に用いる硬化型含フッ素塗料用組成物。
  3. 前記硬化性含フッ素共重合体が、水酸基価が5mgKOH/gを超え、かつ水酸基価と酸価の合計が30mgKOH/gを超える水酸基含有含フッ素共重合体である請求項1または2記載の硬化型含フッ素塗料用組成物。
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