JP4825729B2 - 光導波路デバイスおよびその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、光通信,光情報処理,その他一般光学で広く用いられる光導波路デバイスおよびその製造方法に関するものである。
一般に、光導波路デバイスでは、発光素子から発光される光を、光導波路により伝播している(例えば、特許文献1参照)。この光導波路デバイスを図5に模式的に示す。図5では、光導波路デバイスは、光導波路が基板10上に形成されており、その光導波路の一端部に距離をおいて、発光素子50が上記基板10上に接着剤Aを介して固定されている。そして、発光素子50からの光Lは、光導波路のコア30の一端面から入射し、そのコア30を通って、そのコア30の他端面から出射されるようになっている。なお、図5において、符号20はアンダークラッド層、符号40はオーバークラッド層である。
US5914709
しかしながら、このような光導波路デバイスでは、上記発光素子50を接着する際に、その発光素子50を上から押圧すること等が原因で、接着剤Aがはみ出し、それが光路の障害となる場合がある。
本発明は、このような事情に鑑みなされたもので、発光素子と光導波路との間に、光路の障害となるものがない光導波路デバイスおよびその製造方法の提供をその目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明は、第1アンダークラッド層の上面に、一端部に発光素子を固定し、他端部が上記第1アンダークラッド層の側端縁から突出し宙に浮いた状態でリードフレームが設置され、上記他端部を除く上記リードフレームの部分および上記発光素子を被覆した状態で、上記第1アンダークラッド層の上面に、第2アンダークラッド層が形成され、この第2アンダークラッド層の上面に、上記発光素子の発光を第2アンダークラッド層を経由して受光するためのコアが形成され、このコアが上記発光素子の発光を受光する位置に位置決めされている光導波路デバイスを第1の要旨とする。
また、本発明は、第1アンダークラッド層の上面に、リードフレームを、その一端部に発光素子を固定し、他端部が上記第1アンダークラッド層の側端縁から突出し宙に浮いた状態で、設置する工程と、上記他端部を除く上記リードフレームの部分および上記発光素子を被覆するように、上記第1アンダークラッド層の上面に、第2アンダークラッド層を形成する工程と、この第2アンダークラッド層の上面に、上記発光素子の発光を第2アンダークラッド層を経由して受光するためのコアを、その発光素子の発光を受光する位置に位置決め形成する工程とを備えている光導波路デバイスの製造方法を第2の要旨とする。
本発明者らは、光導波路デバイスにおいて、発光素子と光導波路との間の光路に障害をなくすべく、光導波路デバイスの構造について研究を重ねた。その結果、コアの下層であるアンダークラッド内に発光素子を埋設状態にして固定し、その発光素子の発光を上記アンダークラッドを経由してコアで受光することを想起し、さらに実験・研究を重ねた結果、この着想により、所期の目的を達成できることを見出し、本発明に到達した。
本発明の光導波路デバイスは、リードフレームの一端部に固定した発光素子が第1アンダークラッド層の上面に設置され、その発光素子を被覆した状態で、上記第1アンダークラッド層の上面に、第2アンダークラッド層が形成されているため、発光素子は、第1アンダークラッド層と第2アンダークラッド層とが積層されてなるアンダークラッド内に埋設された状態で固定されている。このため、発光素子の固定には、接着剤を全く用いないか、または、用いたとしても、第2アンダークラッド層の形成に先立って発光素子を第1アンダークラッド層の上面に仮固定する程度でよく、その量は僅かであり、接着剤が発光素子の周縁からはみ出すことはない。したがって、本発明の光導波路デバイスは、発光素子とコアとの間において、接着剤が光路の障害にならず、適正な光伝播が可能となっている。さらに、コアは、上記発光素子の発光を第2アンダークラッド層を経由してコアの底面から受光するようになるため、従来のようにコアの一端面から受光するよりも、受光面積が大きくなり、光伝播の確実性が高くなる。
特に、上記コアの一端部が発光素子の発光を受光する受光部に形成され、この受光部の端面が傾斜面に形成されてコアの底面とのなす角度が45°に形成され、上記発光素子の発光が上記傾斜面に対して45°の角度で投光する場合には、発光素子から発光される光を、上記傾斜面で反射させることにより、効率よくコアの長手方向に光路変換させることができるため、光伝播効率が向上する。
本発明の光導波路デバイスの製造方法は、第1アンダークラッド層の上面に、リードフレームの一端部に固定した発光素子を設置した後、この発光素子を被覆するように、上記第1アンダークラッド層の上面に、第2アンダークラッド層を形成し、その後、その第2アンダークラッド層の上面に、上記発光素子の発光を第2アンダークラッド層を経由して受光するためのコアを、その発光素子の発光を受光する位置に位置決め形成しているため、適正な光伝播が可能であるとともに光伝播の確実性が高い本発明の光導波路デバイスを得ることができる。
特に、上記コアの受光用の一端面を、コアの底面とのなす角度が45°の傾斜面に形成し、その傾斜面に対して上記発光素子の発光が45°の角度で投光されるように位置決めする場合には、発光素子から発光される光を、上記傾斜面で反射させることにより、効率よくコアの長手方向に光路変換させることができ光伝播効率が向上した光導波路デバイスを得ることができる。
また、上記コアの一端面を傾斜面に形成する方法が、上記発光素子からコアの底面に対し直角に光を投光し、その投光を目印とし、その投光方向に沿って刃先角度90°の回転刃を移動させてダイシングすることによる上記コアの一端部の切削である場合には、ダイシングする際の刃の位置決めが容易にでき、上記傾斜面の位置決め形成がより正確かつ容易にできる。
つぎに、本発明の実施の形態を図面にもとづいて詳しく説明する。
図1は、本発明の光導波路デバイスの一実施の形態を示している。この実施の形態では、基板1の上面に、光導波路デバイスが形成されている。この光導波路デバイスは、積層された第1アンダークラッド層(下側)21と透光性を有する第2アンダークラッド層(上側)22とからなるアンダークラッド2内に、発光素子5が埋設された状態で固定されており、上記第2アンダークラッド層22の上面に、光Lの通路であるコア3が所定パターンに形成されている。さらに、この実施の形態では、上記コア3を被覆するように、オーバークラッド層4が形成されている。また、上記発光素子5は、光Lが真上方向に投光されるものであり、その発光素子5の真上に、上記コア3の一端部が位置決めされ、受光部に形成されている。その受光部の端面は、コア3の底面とのなす角度が45°の傾斜面3aに形成されている。なお、図1において、符号5aは、その一端部上に発光素子5を固定しているリードフレームであり、その他端部には、発光素子5に接続されている端子(配線接続部分)5bが設けられている。また、符号Hは、受光部の端面を傾斜面3aに形成するために回転刃D〔図2(f)参照〕によりダイシングされ形成された切削孔である。
そして、上記発光素子5から真上に投光された光Lは、上記第2アンダークラッド層22を経由してコア3の一端部の底面からコア3内に入射し、上記傾斜面3aに対して45°の角度で当たって反射し、これにより、コア3の長手方向に光路変換され、その後、そのコア3内を長手方向に進み、そのコア3の他端面から出射される。
このような光導波路デバイスの製造方法の一例について説明する。
すなわち、まず、平板状の基板1〔図2(a)参照〕を準備する。この基板1としては、特に限定されるものではなく、その形成材料としては、例えば、ガラス,石英,シリコン,樹脂,金属等があげられる。また、基板1の厚みは、特に限定されないが、通常、20μm〜5mmの範囲内に設定される。
ついで、図2(a)に示すように、上記基板1の上面の所定領域に、第1アンダークラッド層21を形成する。この第1アンダークラッド層21の形成材料としては、感光性樹脂,ポリイミド樹脂,エポキシ樹脂等があげられる。そして、第1アンダークラッド層21の形成は、つぎのようにして行われる。すなわち、まず、上記樹脂が溶媒に溶解しているワニスを基板1上に塗布する。このワニスの塗布は、例えば、スピンコート法,ディッピング法,キャスティング法,インジェクション法,インクジェット法等により行われる。ついで、これを硬化させる。この硬化に際して、第1アンダークラッド層21の形成材料として感光性樹脂が用いられる場合は、照射線により露光する。この露光された部分が第1アンダークラッド層21となる。また、第1アンダークラッド層21の形成材料としてポリイミド樹脂が用いられる場合は、通常、300〜400℃×60〜180分間の加熱処理により硬化させる。第1アンダークラッド層21の厚みは、通常、5〜50μmの範囲内に設定される。このようにして、第1アンダークラッド層21を形成する。
つぎに、図2(b)に示すように、上記第1アンダークラッド層21の上面の所定位置に、発光素子5をリードフレーム5aとともに設置する。このとき、リードフレーム5aの他端部に設けられている端子(配線接続部分)5bは、第1アンダークラッド層21の端縁よりも外側に位置決めされる。また、上記発光素子5の設置は、接着剤を用いずに載置するか、または、僅かの接着剤を用いて仮固定する程度でよい。その理由は、つぎの工程〔図2(c)参照〕で上記発光素子5を被覆するように、上記第1アンダークラッド層21の上面に、透光性を有する第2アンダークラッド層22を、第1アンダークラッド層21の形成と同様にして形成することにより、上記発光素子5が固定されるからである。ここで、上記第2アンダークラッド層22の形成材料としては、第1アンダークラッド層21の形成材料と同様の材料があげられるが、透光性を有するものが選択される。なお、上記発光素子5としては、通常、発光ダイオード,レーザダイオード,VCSEL(Vertical Cavity Surface Emitting Laser)等が用いられる。
このようにして、図2(c)に示すように、第1アンダークラッド層21と第2アンダークラッド層22とが積層されてなるアンダークラッド2内に、上記発光素子5が埋設された状態となって固定される。この状態では、上記発光素子5の端子(配線接続部分)5bは、上記アンダークラッド2の端面から外側に露出している。
つぎに、図2(d)に示すように、上記第2アンダークラッド層22の上面に、コア3を形成する。このとき、コア3の一端部が上記発光素子5の真上に位置するように位置決め形成する。このコア3の形成材料としては、通常、感光性樹脂があげられ、上記第2アンダークラッド層22および後記のオーバークラッド層4〔図2(e)参照〕の形成材料よりも屈折率が大きい材料が用いられる。この屈折率の調整は、例えば、上記第2アンダークラッド層22,コア3,オーバークラッド層4の各形成材料の種類の選択や組成比率を調整して行うことができる。そして、コア3の形成は、つぎのようにして行われる。すなわち、まず、上記と同様、感光性樹脂が溶媒に溶解しているワニスを第2アンダークラッド層22上に塗布する。このワニスの塗布は、上記と同様、例えば、スピンコート法,ディッピング法,キャスティング法,インジェクション法,インクジェット法等により行われる。ついで、これを乾燥し、樹脂層を形成する。この乾燥は、通常、50〜120℃×10〜30分間の加熱処理により行われる。
そして、上記樹脂層を、コア3のパターンに対応する開口パターンが形成されているフォトマスク(図示せず)を介して照射線により露光する。この露光された部分が、未露光部分の溶解除去工程を経て、コア3となる。これについて詳しく説明すると、上記露光用の照射線としては、例えば、可視光,紫外線,赤外線,X線,α線,β線,γ線等が用いられる。好適には、紫外線が用いられる。紫外線を用いると、大きなエネルギーを照射して、大きな硬化速度を得ることができ、しかも、照射装置も小型かつ安価であり、生産コストの低減化を図ることができるからである。紫外線の光源としては、例えば、低圧水銀灯,高圧水銀灯,超高圧水銀灯等があげられ、紫外線の照射量は、通常、10〜10000mJ/cm2 、好ましくは、50〜3000mJ/cm2 である。
上記露光後、光反応を完結させるために、加熱処理を行う。この加熱処理は、80〜250℃、好ましくは、100〜200℃にて、10秒〜2時間、好ましくは、5分〜1時間の範囲内で行う。その後、現像液を用いて現像を行うことにより、樹脂層における未露光部分を溶解させて除去し、残存した樹脂層をコア3のパターンに形成する。なお、上記現像は、例えば、浸漬法,スプレー法,パドル法等が用いられる。また、現像剤としては、例えば、有機系の溶媒,アルカリ系水溶液を含有する有機系の溶媒等が用いられる。このような現像剤および現像条件は、感光性樹脂組成物の組成によって、適宜選択される。
そして、そのコア3のパターンに形成された残存樹脂層中の現像液を加熱処理により除去する。この加熱処理は、通常、80〜120℃×10〜30分間の範囲内で行われる。これにより、上記コア3のパターン形成された残存樹脂層を、コア3に形成する。また、各コア3の厚みは、通常、5〜30μmの範囲内に設定され、その幅は、通常、5〜30μmの範囲内に設定される。
ついで、図2(e)に示すように、上記コア3を被覆するように、上記第2アンダークラッド層22の上面に、オーバークラッド層4を形成する。このオーバークラッド層4の形成材料としては、上記第1または第2アンダークラッド層21,22と同様の材料があげられる。そのうち、このオーバークラッド層4の形成材料は、上記第1または第2アンダークラッド層21,22の形成材料と同じであってもよいし、異なっていてもよい。また、オーバークラッド層4の形成方法も上記第1または第2アンダークラッド層21,22の形成方法と同様にして行われる。オーバークラッド層4の厚みは、通常、20〜100μmの範囲内に設定される。
さらに、上記発光素子5の端子(配線接続部分)5bに、ワイヤーボンディング等により、配線6を接続する。
そして、図2(f)に示すように、刃先角度90°の円板状の回転刃Dを回転させながら、オーバークラッド層4の真上からコア3の底面に対して直角に下ろしてダイシングすることにより、コア3の一端部を切削し、コア3の底面とのなす角度が45°の傾斜面3aに形成する。
このようにして、基板1の上面に、発光素子5が埋設されたアンダークラッド2とコア3とオーバークラッド層4とからなる前記光導波路デバイス(図1参照)を製造することができる。
なお、上記実施の形態において、コア3の一端面を傾斜面3aに切削するダイシングの際に、図3に示すように、発光素子5から光Lを真上方向に投光させ、その投光を目印とし、その投光方向に沿って(投光方向と回転刃Dの回転面とを重ねるようにして)矢印X方向にダイシングし(回転刃Dを下ろし)てもよい。このダイシングの際には、形成される傾斜面3aの略中央が投光方向と重なるよう、回転刃Dを位置決めする(図3では、回転刃Dの幅中心が投光方向よりも左側にオフセットされている)。このように投光を目印とすると、ダイシングする際の回転刃Dの位置決めが容易にでき、上記傾斜面3aの位置決め形成がより正確かつ容易にできる。
また、上記実施の形態では、発光素子5の投光を真上方向とし、コア3の一端面を45°の傾斜面3aとするとともに、上記発光素子5の真上に位置決めしたが、これに限定されるものではなく、例えば、図4に示すように、発光素子5の投光を斜め上方向とし、その投光方向に、コア3の一部(受光部)が位置決めされている光導波路デバイスでもよい。すなわち、図4に示す光導波路デバイスでは、発光素子5の投光方向である斜め上方向に、コア3の中間部(受光部)が位置決めされている。このような光導波路デバイスでも、そのコア3の一部(受光部)に入射した光Lは、コア3内で反射を繰り返しながら、コア3の長手方向に進む。このような場合は、コア3の一端面を傾斜面3a(図1参照)に形成する必要がない。
さらに、上記各実施の形態(図1,4参照)では、オーバークラッド層4を形成しているが、このオーバークラッド層4は必須ではなく、場合によってオーバークラッド層4を形成しないで光導波路デバイスを構成してもよい。
つぎに、実施例について説明する。但し、本発明は、これに限定されるわけではない。
〔第1および第2アンダークラッド層ならびにオーバークラッド層の形成材料〕
ビスフェノキシエタノールフルオレンジリシジルエーテル(成分A)35重量部、(3’,4’−エポキシシクロヘキサン)メチル3’,4’−エポキシシクロヘキシル−カルボキシレート(成分B)40重量部、脂環式エポキシ樹脂(ダイセル化学社製、セロキサイド2021P)(成分C)25重量部、4,4−ビス〔ジ(β−ヒドロキシエトキシ)フェニルスルフィニオ〕フェニルスルフィド−ビス−ヘキサフルオロアンチモネートの50%プロピオンカーボネート溶液(光酸発生剤:成分D)1重量部を混合することにより、第1および第2アンダークラッド層ならびにオーバークラッド層の形成材料を調製した。
〔コアの形成材料〕
上記成分A:70重量部、1,3,3−トリス{4−〔2−(3−オキセタニル)〕ブトキシフェニル}ブタン:30重量部、上記成分D:0.5重量部を乳酸エチル28重量部に溶解することにより、コアの形成材料を調製した。
〔光導波路デバイスの作製〕
まず、ガラス基板(厚み1.0mm)の上面に、上記第1アンダークラッド層の形成材料をスピンコート法により塗布した後、2000mJ/cm2 の紫外線照射を行った。つづいて、100℃×15分間の加熱処理を行うことにより、第1アンダークラッド層(厚み15μm)を形成した。
つぎに、上記第1アンダークラッド層の上面に、紫外線硬化型接着剤を僅かに用いて発光ダイオードを仮固定した。
そして、上記発光ダイオードを被覆するように、上記第1アンダークラッド層の上面に、その第1アンダークラッド層の形成と同様にして、第2アンダークラッド層(厚み100μm)を形成した。
つぎに、上記第2アンダークラッド層の上面に、上記コアの形成材料をスピンコート法により塗布した後、100℃×15分間の乾燥処理を行った。ついで、その上方に、コアパターンと同形状の開口パターンが形成された合成石英系のフォトマスクを設置した。そして、その上方から、コンタクト露光法にて4000mJ/cm2 の紫外線照射による露光を行った後、120℃×15分間の加熱処理を行った。つぎに、γ−ブチロラクトン水溶液を用いて現像することにより、未露光部分を溶解除去した後、120℃×30分間の加熱処理を行うことにより、コア(断面寸法:幅12μm×高さ24μm)を形成した。
ついで、上記コアを被覆するように、上記第2アンダークラッド層の上に、上記オーバークラッド層の形成材料をスピンコート法により塗布した後、2000mJ/cm2 の紫外線照射を行った。つづいて、150℃×60分間の加熱処理を行うことにより、オーバークラッド層(厚み35μm)を形成した。
つぎに、上記発光ダイオードの端子に、ワイヤーボンディングにより、配線を接続した。
そして、上記発光ダイオードから光を真上方向に投光させ、その状態で、ダイシング装置(Disco Corp. 製、Model 522 )を用い、上記投光方向に沿って、刃先角度90°の回転刃を、オーバークラッド層の真上から下ろし、コアの一端部を、コアの底面とのなす角度が45°の傾斜面に切削した。
このようにして、上記基板上に、発光素子が埋設されたアンダークラッドとコアとオーバークラッド層とからなる光導波路デバイスを製造することができた。
本発明の光導波路デバイスの一実施の形態を模式的に示す断面図である。 (a)〜(f)は、本発明の光導波路デバイスの製造方法を模式的に示す説明図である。 上記光導波路デバイスの製造方法の他の形態を模式的に示す説明図である。 上記光導波路デバイスの他の形態を模式的に示す説明図である。 従来の光導波路デバイスを模式的に示す断面図である。
符号の説明
3 コア
5 発光素子
21 第1アンダークラッド層
22 第2アンダークラッド層

Claims (5)

  1. 第1アンダークラッド層の上面に、一端部に発光素子を固定し、他端部が上記第1アンダークラッド層の側端縁から突出し宙に浮いた状態でリードフレームが設置され、上記他端部を除く上記リードフレームの部分および上記発光素子を被覆した状態で、上記第1アンダークラッド層の上面に、第2アンダークラッド層が形成され、この第2アンダークラッド層の上面に、上記発光素子の発光を第2アンダークラッド層を経由して受光するためのコアが形成され、このコアが上記発光素子の発光を受光する位置に位置決めされていることを特徴とする光導波路デバイス。
  2. 上記コアの一端部が発光素子の発光を受光する受光部に形成され、この受光部の端面が傾斜面に形成されてコアの底面とのなす角度が45°に形成され、上記発光素子の発光が上記傾斜面に対して45°の角度で投光する請求項1記載の光導波路デバイス。
  3. 第1アンダークラッド層の上面に、リードフレームを、その一端部に発光素子を固定し、他端部が上記第1アンダークラッド層の側端縁から突出し宙に浮いた状態で、設置する工程と、上記他端部を除く上記リードフレームの部分および上記発光素子を被覆するように、上記第1アンダークラッド層の上面に、第2アンダークラッド層を形成する工程と、この第2アンダークラッド層の上面に、上記発光素子の発光を第2アンダークラッド層を経由して受光するためのコアを、その発光素子の発光を受光する位置に位置決め形成する工程とを備えていることを特徴とする光導波路デバイスの製造方法。
  4. 上記コアの受光用の一端面を、コアの底面とのなす角度が45°の傾斜面に形成し、その傾斜面に対して上記発光素子の発光が45°の角度で投光されるように位置決めする請求項3記載の光導波路デバイスの製造方法。
  5. 上記コアの受光用の一端面を傾斜面に形成する方法が、上記発光素子からコアの底面に対し直角に光を投光し、その投光を目印とし、その投光方向に沿って刃先角度90°の回転刃を移動させてダイシングすることによる上記コアの一端部の切削である請求項4記載の光導波路デバイスの製造方法。
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