JP4822276B2 - 感温インジケータ - Google Patents

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Description

本発明は、温度が所定温度以上あるいは所定温度以下になったことを不可逆的に示す感温インジケータに関し、特に、所定温度以上あるいは所定温度以下の環境に晒されたか否かを視認できる感温インジケータに関するものである。
近年、商品、製品の品質管理において、温度が管理は重要になってきている。例えば、生鮮食品、切花等の生鮮物、医薬品、半導体材料において、温度管理が十分に行なわれず所定の温度以上に晒されると、商品、製品の品質が低下し、あるいは劣化し、更には細菌が繁殖し、腐敗が生じる場合がある。
そのため、こうした商品、製品の温度管理は生産時のみならず、流通時、保管時において厳格に温度管理を行なう必要があり、その温度管理を継続的に監視していく手段のひとつとして、感温インジケータが用いられている。
この感温インジケータとしては、特許文献1(特公昭58−10709号公報)に示すものが提案されている。この特許文献1に示された感温インジケータについて、図3及び図4に基づいて説明する。
この感温インジケータ100は、チャンネル形担持体102を備え、このチャンネル形担持体102はベース104と、前記ベースの両側の縁から上方に延びる側壁106とを有している。前記側壁106は、波形をしており、上側溝108、中央部分110、下側溝112を備えている。前記チャンネル形担持体102は、これらの両側壁106を普通の手の力で外方へ拡げられるような適当で可撓性を持つ硬質の材料で作られている。
そして、浸透材114がベース104上に置かれる。浸透材114は真っ直ぐまたは曲がった路と表示区域116を備えるようにして、吸取紙素材から形成される。
また、流体飽和剤を吸収した多孔性マトリックス118は、マトリックス保持具120へ取付けられる。この多孔性マトリックス118に吸収された流体飽和剤としては、例えば、冷凍食品の保管時の温度では固体であるが食品の解凍させる温度(例えば室温)では液体となる物質が選択される。
また、マトリックス保持具120は、上側保護カバー部分122とスロット126付き肉厚端部124を備える。そして、スロット内に多孔性マトリックス118が挿入され、カバー部分122の下面に保持される。尚、この表示装置100は更に感圧接着層130と除去可能保護ライナー132でなる取付け手段128を備える。
この感温インジケータ100を動作させるには、上側保護カバー122とチャンネル形担持体102を一緒に押し付けるようにする。そうすると、カバー122は側壁106を外方へ曲げて、浸透材114の方へ動き、前記浸透材114は多孔性マトリックス118接触する。
多孔性マトリックス118およびこれの上に重なっている上側保護カバー122は、下側溝112内で側壁106の弾性によって浸透材114方へ偏倚させる。こうして多孔性マトリックス118と浸透材114は側壁106の弾性により堅く接触状態に保持される。
そして、多孔性マトリックス118と浸透材114の密着しているため、所定の温度以上になると、多孔性マトリックス118から流体が浸透材114へ流入し、流体は浸透材114中を移行していく。流体は一般的にそれに含まれる染料により可視的に着色されているので、この感温インジケータ100が付けられた商品、製品が所定の温度以上の環境に晒されたことを、視認、判断することができる。また、浸透材114が真っ直ぐまたは曲がった路と表示区域116を備えているため、流体の前方への進行を観察でき、所定の温度以上の環境に晒された時間も判断することができる。
特公昭58−10709号公報
ところで、特許文献1に示されたような、感温インジケータにあっては、多孔性マトリックスに流体飽和剤を吸収させているため、高温の環境下で保管すると流体飽和剤が液相に変化、蒸発し、また流体飽和剤が液相に変化しないまでも、化学物質の溶液が蒸発する虞があり、感温インジケータを保管する際、感温インジケータ自体の温度の温度管理をしなければならないという問題があった。
また、感温インジケータを動作させるには、上側保護カバーとチャンネル形担持体を一緒に押し付ける。そのため、押し付ける際、上側保護カバーを介して流体飽和剤が指の温度を感知してしまうという問題があった。
本発明は前記の課題を解決するためになされたもので、感温インジケータ自体の温度の温度管理を容易になすことができると共に、感温インジケータを動作させる際、指の温度の影響を受けることのない感温インジケータを提供することを目的とするものである。
本発明は上記目的を達成するためになされたものであり、本発明にかかる感温インジケータは、基体と、前記基体に載置された感熱材が充填されたカプセルと、前記カプセルの上部に載置された吸収部材と、前記カプセルと吸収部材とを少なくとも覆うカバーと、前記基体とカバーが挿通する隙間が形成されたカプセル破壊手段とを備え、少なくとも前記基体、カプセル、吸収部材を前記カプセル破壊手段の隙間を介して引抜くことにより、前記カプセル破壊手段によってカプセルが破壊されることを特徴としている。
また、基体と、前記基体に載置された吸収部材と、前記吸収部材に載置された感熱材が充填されたカプセルと、前記カプセルと吸収部材とを少なくとも覆うカバーと、少なくとも基体とカプセルと吸収部材が挿通する隙間が形成されたカプセル破壊手段とを備え、前記基体、カプセル、吸収部材を前記カプセル破壊手段の隙間を介して引抜くことにより、前記カプセル破壊手段によってカプセルが破壊されることを特徴としている。
本発明にかかる感温インジケータにあっては、前記基体、カプセル、吸収部材を前記カプセル破壊手段の隙間を介して引抜くことにより、前記カプセルを破壊するため、押圧する指の温度の影響を受けることなく、カプセルを破壊することができる。また、前記基体、カプセル、吸収部材を前記カプセル破壊手段の隙間を介して引抜くことにより、前記カプセルを破壊するため、より確実に、より均一にカプセルを破壊することができる。
尚、前記カプセル破壊手段とは、前記基体、カプセル、吸収部材が挿通する隙間が形成され、基体、カバーを挿通させることによって、カプセルを破壊できるものをいう。
ここで、前記カプセル破壊手段は、前記基体とカバーとを少なくとも保持する保持部材であって、少なくとも前記基体、カプセル、吸収部材を前記保持部材から引抜くことにより、前記保持部材によってカプセルが破壊されることが望ましい。
また、前記カプセル破壊手段は、前記基体とカバーとを少なくとも保持する保持部材であって、かつ前記カバーは袋状に形成され、前記袋状のカバー内部に前記基体、カプセル、吸収部材が収納されると共に、前記保持部材によって少なくとも前記基体とカバーと保持し、少なくとも前記基体、カプセル、吸収部材を前記保持手段の隙間を介して引抜くことにより、前記保持手段によってカプセルが破壊されることが望ましい。
また、感熱材としては、所定温度以上で液相となるいわゆる着色ワックス、あるいは所定温度以下で液相となる着色されたゲル(アドバンスト・ソフトマテリアル社製:商品名スライドリングゲル)、また融点(凝固点)が2点以上存在し、所定温度範囲において固定状態を維持し、前記所定温度の下限温度以下及び上限温度以下で液体状態となる商品名「エッカ」(フタバ化学製)を用いることができる。
このように、所定温度以下で液相となる着色されたゲルを用い感温インジケータは、レタス、じゃがいも、豆腐、炭酸飲料(ビール)等、凍結すると品質が劣化する商品、製品に好適に用いることができる。
また、前記保持部材がケースの内部に設けられ、前記カプセル及び吸収部材がケース内に収容されると共に、前記基体及びカバーは先端部がケースの外に配された状態でケース内に収容され、前記ケースの外に配された基体及びカバーを引き、基体及びカバーをケース外に取出すことによって、前記カプセルが破壊されることが望ましい。
このように、基体及びカバーの大部分はケース内に収容されているため、基体及びカバーの大部分は、使用するまで人の手、指の接触を防止でき、管理を容易になすことができる。しかも、ケースの外に配された基体及びカバーを引き、基体及びカバーをケース外に取出すことによって、前記カプセルが破壊されるため、感温インジケータを容易に動作状態になすことができる。
また、前記吸収部材の下面側に凹部が形成され、前記凹部と基体との間にカプセルが収容されることが望ましい。
このように、カプセルが吸収部材に形成された凹部に収容されているため、カプセルを確実、かつ容易に破壊することができる。
更に、前記基体の上面に、カプセルが収容される凹部が形成され、前記凹部の上方を吸収部材で覆うことが望ましい。カプセルが基体上面に形成された凹部に収容されているため、カプセルを確実、かつ容易に破壊することができる。
また、前記吸収部材に表示ラベルが一体的に形成されていることが望ましい。更に、前記カバーに表示ラベルが一体的に形成されていることが望ましい。
本発明にかかる感温インジケータによれば、感温インジケータ自体の温度の温度管理を容易になすことができると共に、感温インジケータを動作させる際、指の温度の影響を受けることのない感温インジケータを得ることができる。また、前記基体、カバーを前記カプセル破壊手段の隙間を介して引抜くことにより、前記カプセルを破壊するため、より確実に、より均一にカプセルを破壊することができる。
以下に、本発明にかかる一実施形態について、図1に基づいて説明する。なお、図1は本発明の一実施形態にかかる感温インジケータを示す分解斜視図である。
図1に示すように、この感温インジケータ1は、基体2と、この基体2上に載置された感熱材が充填されたカプセル3と、前記カプセル3の上部に載置された吸収部材4と、前記吸収部材4中央部4bが露出する窓5aが形成された表示ラベル5と、前記表示ラベル5の上方を覆うカバー6Aとを備えている。
また、基体2の裏面には、製品、商品に取付けるための粘着層が形成されており、その粘着層を覆う剥離紙9が設けられている。したがって、使用する際、この剥離紙9を剥がすことにより、感温インジケータ1は製品、商品に取付けることができる。
更に、基体2の剥離紙9の下方を覆うカバー6Bを備えている。図面上、カバー6A,6Bの間に、基体2、表示ラベル5等を挟持するように設けた場合を示したが、カバー6A,6Bはこれに限らず、一つの袋状のカバーに形成し、その内部に基体2、表示ラベル5等を収納しても良い。
また、カバー6Aは、透明な部材で、例えば透明な合成樹脂材で構成するのが好ましいが、不透明部材で構成する場合には、少なくとも窓を形成し、吸収部材を視認できるようになす必要がある。
前記カプセル3内に充填される感熱材は、例えば、油溶性色素、顔料又は染料を直鎖炭化水素または直鎖炭化水素の組成からなる固溶体に混合したもの、いわゆる着色ワックスを用いることができる。また、感熱材としては、水に溶解せず、所定温度にて溶融、変色する化学物質であっても良い。また、所定温度以下で液相となる着色されたゲル(アドバンスト・ソフトマテリアル社製:商品名スライドリングゲル)を用いることができる。更に融点(凝固点)が2点以上存在し、所定温度範囲において固定状態を維持し、前記所定温度の下限温度以下及び上限温度以下で液体状態となる商品名「エッカ」(フタバ化学製)を用いることができる。
このように、所定温度以下で液相となる着色されたゲルを用い感温インジケータは、レタス、じゃがいも、豆腐、炭酸飲料(ビール)等、凍結すると品質が劣化する商品、製品に好適に用いることができる。
尚、以下の説明においては、前記した着色ワックスを例に説明する。
また、吸収部材4は感熱材を吸収できるものであればよく、従来から用いられている、ろ紙、多孔質体(フィルム、スポンジ等)、シリカゲル等を用いることができる。
この吸収部材4は平面視上円形に形成され、その中央部4bは上方に凸状に形成されると共に、その外周部4aは平坦面を有するリング状に形成されている。
即ち、この吸収部材4の中央部4bの下面側には、前記カプセル3を収容する凹部が形成される。そして、この吸収部材4を基体2上に載置した際、前記吸収部材4の中央部4bの下面側凹部は、吸収部材4を基体2上に載置することによって吸収部材4の外周部4aよって閉ざされ、カプセル3の移動が規制される。
また、前記表示ラベル5は紙からなり、前記表示ラベル5の中央部には窓5aが形成され、吸収部材4の中央部4b(凸状部)が前記窓5aに嵌合するように形成されている。またこの窓5aの外周縁部5bによって、前記吸収部材4の外周部4aを保持するように構成されている。
尚、この表示ラベル5の上面には、中央部分(前記吸収部材4)が着色(発色)している場合には、所定温度以上の環境下に置かれたことを示す注意書き等が記載されている。
更に、前記カバー6Aには、上面側に突出すると共に下面側に凹部6aが形成されている。この凹部6a内に、前記吸収部材4、表示ラベルの窓5a及び外周縁部5bが収容される。前記カバー6は、吸収部材4の着色(発色)状態を上方から視認できるようになすため、透明な合成樹脂材で形成されている。尚、不透明部材で形成されている場合には、前記凹部を切り欠き、窓として形成し、吸収部材4を視認できるようになすのが好ましい。
また、前記カバー6Aは、指で押圧した際、カプセル3にその熱が伝わり難くするため、断熱部材で形成されている。
そして更に、積層された、前記基体2、表示ラベル5、カバー6A,6B、剥離紙9の先端部を保持する保持部材7と、前記基体2、カバー6の後端部を保持する保持部材8とを備えている。この保持部材7,8は、前記基体2、カプセル3、吸収部材4、表示ラベル5、カバー6A,6Bを積層した後、先端部を折り曲げることにより保持するように構成されている。即ち、前記基体2、カプセル3、吸収部材4、表示ラベル5、カバー6A,6B、剥離紙9は保持部材7,8によって形成された隙間に挿通、保持されている。
そして、基体2、表示ラベル5、カバー6A,6B、剥離紙9の先端部を把持し、力を作用させることにより、この保持部材7,8から引抜くことができるように構成されている。
尚、前記保持部材7,8は必ずしも両方備える必要はなく、カプセル3が引抜きによって通過する側の保持部材のみ設けられていれば良い。即ち、保持部材7側から引抜く場合には、少なくとも保持部材7が設けられていれば良い。
また、前記基体2と表示ラベル5との間に、また表示ラベル5とカバー6Aとの間に接着層を形成し、前記基体2、表示ラベル5、カバー6Aを一体化しても良い。
また、吸収部材4の外縁部4aを接着剤により基体2に固定しても良い。このように、吸収部材4の外縁部4aを固定すると、カプセル3が押し潰した際、カプセル3が吸収部材4の外に移動するのを防止できる。
更に、吸収部材4の中央部4bの下面側に、前記カプセル3を収容する凹部を形成した場合を説明したが、基体2の上面に凹部を形成し、この凹部内にカプセル3を収納しても良い。この場合、吸収部材4は平板状に形成し、前記基体2の凹部を塞ぐように形成すれば良い。
このように構成された感温インジケータは、着色ワックスはカプセル3によって覆われているため、所定の温度以上の環境下に晒されても、着色ワックスの蒸発は抑制され、その劣化が抑制される。
そして、この感温インジケータを使用(セット)する際、図2に矢印で示すように、基体2、吸収部材4、表示ラベル5、カバー6A,6B、剥離紙9を引抜く。このとき、カプセル3が保持部材7を通過する際、カプセル3は破壊され、使用状態になすことができる。即ち、基体2、吸収部材4、表示ラベル5等を保持部材から引抜く(引き出す)ことにより、カプセル3は破壊され、使用状態になされる。その後、カバー6A,6Bと剥離紙9を剥離し、製品、商品に貼り付ける。
尚、上記実施形態にあっては、基体2、吸収部材4、表示ラベル5、カバー6A,6B、剥離紙9を引抜くことにより使用状態になしたが、少なくとも、基体2、カプセル3、吸収部材4を引抜くように構成されていれば良い。このように引抜く(引き出す)ことによって、カバー6B,剥離紙9を引抜きと同時に、取外されるようになすことは、容易に使用状態になすことができるため、好ましい。特に、カバー6A,6Bが袋状に形成されている場合には、基体2、カプセル3、吸収部材4、表示ラベル5、剥離紙9を引抜くように構成しても良い。また、カバー6A,6Bを残して、基体2、カプセル3、吸収部材4、表示ラベル5を引抜くように構成した場合には、表示ラベル5を合成樹脂で形成すると共に、窓5aを透明なレンズ部として形成するのが良い。
このようにして使用状態になされるため、指の熱の着色ワックスへの伝熱は抑制される。また、カプセル3が吸収部材4の凹部4b内に位置しているため、カプセル3を逃がすことなく確実に破壊することができる。
そして、この感温インジケータ1が貼り付けられた製品が所定温度以上の環境下に晒されると、着色ワックスが溶解し、吸収部材4に吸収される。吸収部材4の着色状態(発色状態)は、カバー6Aの上方から、透明なカバー6Aを通して視認することができる。これにより、当該製品が一度でも所定温度以上の環境に晒されたか否かを判断することができる。
次に、本発明にかかる第二の実施形態について、図2に基づいて説明する。尚、図2は、感温インジケータの使用前の状態を示す断面図である。
この実施形態にあっては、図2に示すように、基体2、カプセル3、吸収部材4、表示ラベル5、カバー6A、剥離紙9、保持部材7,8がケース10の内部に収容されている点に特徴がある。即ち、前記保持部材7,8がケース10の内部に設けられ、前記カプセル3及び吸収部材4がケース10内に収容されると共に、前記基体2、表示ラベル5、カバー6は先端部がケース10の外に配された状態でケース10内に収容されている。
そして、前記ケース10の外に配された基体2、カバー6Aを引き、基体2、カバー6Aをケース10外に取出すことによって、前記カプセル3が破壊されるように構成されている。
尚、図2において、カバー6Bを省略した場合を示したが、カバー6Bを形成しても良い。また、カバー6A,6Bを残して、基体2、カプセル3、吸収部材4、表示ラベル5を引抜くように構成した場合には、表示ラベル5を合成樹脂で形成すると共に、窓5aを透明なレンズ部として形成するのが良い。但し、表示ラベル5を紙材で形成した場合には、窓5aを形成する必要がある。
このように、基体2及びカバー6Aの大部分はケース内に収容されているため、基体2及びカバー6Aの大部分、カプセル3は、使用するまで人の手、指の接触を防止でき、管理を容易になすことができる。しかも、ケースの外に配された基体2及びカバー6Aを引き、基体2及びカバー6Aをケース10外に取出すことによって、前記カプセル3が破壊されるため、感温インジケータ1を容易に動作状態になすことができる。
尚、上記実施形態にあっては、油溶性色素、顔料又は染料を直鎖炭化水素または直鎖炭化水素の組成からなる固溶体に混合したもの、いわゆる着色ワックスがカプセルに充填された場合について説明したが、感熱材としては、所定温度以上で液相となる前記着色ワックス以外に、所定温度以下で液相となる着色されたゲル(アドバンスト・ソフトマテリアル社製:商品名スライドリングゲル)を用いることができる。
このように、所定温度以下で液相となる着色されたゲルを用い感温インジケータは、レタス、じゃがいも、豆腐、炭酸飲料(ビール)等、凍結すると品質が劣化する商品、製品に好適に用いることができる。
また、上記実施形態にあっては、表示ラベルと吸収部材とを別体のものとして説明したが、表示ラベルと吸収部材が一体になったものを、基体の接着、貼着するようになしても良い。更に、上記実施形態にあっては、吸収部材と表示ラベルを別体のものとして説明したが、前記カバーと表示ラベルを一体的に形成し、一つの部材にしても良い。
また上記実施形態にあっては、基体の上にカプセルを載置した場合について説明したが、基体の上に吸収部材を載置し、その上にカプセルを載置ように構成しても良い。
更にまた、吸収部材として平面視上円形状のものを用いて説明したが、細長い矩形形状等に形成し、着色する面積で経時変化(経過時間)を表示するようになしても良い。
本発明にかかる感温インジケータは、生鮮食品、冷凍食品、切花、医薬品、半導体材料等の温度管理を必要とする製品、商品の生産、流通、保管の分野において好適に用いられる。
図1は、本発明の一実施形態にかかる感温インジケータを示す分解斜視図である。 図2は、本発明の第二の実施形態にかかる感温インジケータの使用前の状態を示す断面図である。 図3は、従来の感温インジケータを示す分解斜視図である。 図4は、図3に示した感温インジケータの使用前の状態を示す断面図である。
符号の説明
1 感温インジケータ
2 基体
3 カプセル
4 吸収部材
4a 外周部
4b 中央部
5 表示ラベル
5a 窓
6A カバー
6B カバー
7 保持部材
8 保持部材
9 剥離紙
10 ケース

Claims (10)

  1. 基体と、前記基体に載置された感熱材が充填されたカプセルと、前記カプセルの上部に載置された吸収部材と、前記カプセルと吸収部材とを少なくとも覆うカバーと、少なくとも基体とカプセルと吸収部材が挿通する隙間が形成されたカプセル破壊手段とを備え、
    前記基体、カプセル、吸収部材を前記カプセル破壊手段の隙間を介して引抜くことにより、前記カプセル破壊手段によってカプセルが破壊されることを特徴とする感温インジケータ。
  2. 基体と、前記基体に載置された吸収部材と、前記吸収部材に載置された感熱材が充填されたカプセルと、前記カプセルと吸収部材とを少なくとも覆うカバーと、少なくとも基体とカプセルと吸収部材が挿通する隙間が形成されたカプセル破壊手段とを備え、
    前記基体、カプセル、吸収部材を前記カプセル破壊手段の隙間を介して引抜くことにより、前記カプセル破壊手段によってカプセルが破壊されることを特徴とする感温インジケータ。
  3. 前記カプセル破壊手段は、前記基体とカバーとを少なくとも保持する保持部材であって、少なくとも前記基体、カプセル、吸収部材を前記保持部材から引抜くことにより、前記保持部材によってカプセルが破壊されることを特徴とする請求項1または請求項2記載された感温インジケータ。
  4. 前記カプセル破壊手段は、前記基体とカバーとを少なくとも保持する保持部材であって、かつ前記カバーは袋状に形成され、前記袋状のカバー内部に前記基体、カプセル、吸収部材が収納されると共に、前記保持部材によって少なくとも前記基体とカバーと保持し、少なくとも前記基体、カプセル、吸収部材を前記保持手段の隙間を介して引抜くことにより、前記保持手段によってカプセルが破壊されることを特徴とする請求項1または請求項2記載の感温インジケータ。
  5. 前記感熱材は、所定温度以上で液相となるいわゆる着色ワックス、あるいは所定温度以下で液相となる着色されたゲルであることを特徴とする請求項1または請求項2記載の感温インジケータ。
  6. 前記保持部材がケースの内部に設けられ、前記カプセル及び吸収部材がケース内に収容されると共に、前記基体及びカバーは先端部がケースの外に配された状態でケース内に収容され、
    前記ケースの外に配された基体及びカバーを引き、基体及びカバーをケース外に取出すことによって、前記カプセルが破壊されることを特徴とする請求項3または請求項4に記載された感温インジケータ。
  7. 前記吸収部材の下面側に凹部が形成され、前記凹部と基体との間にカプセルが収容されることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載された感温インジケータ。
  8. 前記基体の上面に、カプセルが収容される凹部が形成され、前記凹部の上方を吸収部材で覆うこと特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載された感温インジケータ。
  9. 前記吸収部材に表示ラベルが一体的に形成されていることを請求項1または請求項2記載の感温インジケータ。
  10. 前記カバーに表示ラベルが一体的に形成されていることを請求項6記載の感温インジケータ。
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