JP4821965B2 - 磁性体アンテナ - Google Patents

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Description

本発明は、通信を目的に磁界成分を利用した磁性体アンテナに関するものであり、アンテナを添付する対象物が金属であっても、感度よく信号を送受信することができる磁性体アンテナである。
磁性体を使用し電磁波を送受信するアンテナ(以下磁性体アンテナと称する)は、磁性体に導線を巻き線してコイルを作り、外部から飛来する磁界成分を磁性体に貫通させコイルに誘導させて電圧(または電流)に変換するアンテナで、小型ラジオやTVには広く利用されてきた。また、近年普及してきたRFIDタグと呼ばれる非接触型の物体識別装置に利用されている。
周波数がより高くなると、磁性体を使用せず、RFIDタグにおいては、識別対象物と平面が平行になるループコイルがアンテナとして使用され、さらに周波数(UHF帯やマイクロ波帯)が高くなると、RFIDタグを含めて磁界成分を検出するよりも、電界成分を検出する電界アンテナ(ダイポールアンテナや誘電体アンテナ)が広く使用されている。
この様なループアンテナや電界アンテナは、金属物が接近すると、金属物にイメージ(ミラー効果)ができて、アンテナと逆位相になるために、アンテナの感度が失われると言う問題が生じる。
この欠点を回避するため、角型あるいは長方形状のコイルを、コイル面を金属面に垂直になるように直接金属対象物に貼付するアンテナが開発されている(特許文献1)。
特開2003−317052号公報
しかし、この種の磁性体アンテナは、巻線したコイルが金属物に接触する場合、巻線と金属板の接触面が不安定になり、その結果バラツキが発生する欠点がある。
またRFIDタグに使用する場合、金属プレートに貼り付けて一々周波数調整する必要がある。さらに巻線するアンテナは量産性に欠けると言う問題があった。また、磁性体アンテナが金属物に近づくと、磁性体アンテナの特性が変化し、共振周波数が変化すると言う問題も発生する。
そこで、本発明は、磁性体アンテナの巻線したコイルが金属物に接触した場合に、巻線と金属板の接触が不安定になることによって、アンテナとしての特性がばらつくのを防止することを課題とする。同時に、磁性体アンテナが金属物に近づくと、特性が変化して共振周波数が変化するのを防ぐことを課題とする。
前記技術的課題は、次の通りの本発明によって達成できる。
これらの問題を解決するために、本発明は磁性層に巻線したコイルに絶縁層を介して導電層を積層した構造の量産性の高い磁性体アンテナを提供するものである。
本発明の磁性体アンテナは、図1のように磁性粉末をバインダーで混合してシート状にした単層あるいは複数の層を積層した磁性層5にスルーホール1を開け、そのスルーホール1に電極材料を流し込み、且つスルーホール1と直角になる両面に電極材料で電極層2を形成し、これをスルーホール1と接続して磁性層5が角型あるいは長方形のコイルを作り、コイル4を形成する磁性層の両端が磁性回路上開放となる構成で、図2のように電極層を印刷したコイル4の上下面を絶縁層6で挟み込み、一方あるいは両方の絶縁層上面に導電層7を設け、スルーホール1とコイル開放端面3で切断し一体焼成するLTCC技術を用いた量産性の高い磁性体アンテナであることを特徴とするものである。
また、本発明の磁性体アンテナは、図3のように電極層を印刷したコイル4の上下面の絶縁層6にスルーホール1を設け、このスルーホール1に電極材料を流し込み、コイル4両端と接続し、その表面に電極材料でコイルリード端子9とICチップ接続端子8を印刷して一体焼成した事を特徴とするものである。
また、本発明の磁性体アンテナは、図4のように導電層7を持つ絶縁層6の下面に磁性層5を設け一体焼成した事を特徴とするものである。これによって、磁性体アンテナに金属物が近づいても磁性体アンテナの特性変化がより小さくなり、共振周波数の変化をより小さくすることができる。
また、本発明の磁性体アンテナは、図5のように絶縁層6上面に導電層7とその下面に磁性層5を設け、さらにその下面に絶縁層6を設け一体焼成した事を特徴とするものである。これによって、磁性体アンテナの層間に生じる応力をバランスさせ、反りを低減するものである。
また、本発明の磁性体アンテナは、図6のようにコイル4の上下面を挟み込んだ絶縁層6の一方あるいは両方の外側面にコンデンサー電極11を配置し、コンデンサー電極11を配置した外側面にさらに絶縁層6を設け、該絶縁層6の外側面に電極を印刷して該絶縁層を挟みこむようにコンデンサーを形成し、ICチップ接続端子8とコイルリード端子に並列もしくは直列に接続した事を特徴とするものである。
また、本発明の磁性体アンテナは、絶縁層の上面に平行電極、もしくはくし型電極を印刷してコンデンサーを形成し、コイルリード端子と並列もしくは直列に接続した事を特徴とするものである。コンデンサーは絶縁層6を挟み込む平行平板構造でも、櫛形もしくは平行電極の平面構造でもよい。また、平行平板構造では図6のように一方のコンデンサー電極がICチップ接続端子8を兼ねてもよい。
また、本発明の磁性体アンテナは、磁性層5にNi−Zn系フェライト磁性体を用い一体焼成したことを特徴とするものである。使用するフェライト粉末は、Fe 45〜49.5モル%、NiO 9.0〜45.0モル%、ZnO 0.5〜35.0モル%、CuO 4.5〜15.0モル%であるような組成が好ましく、使用する周波数帯で透磁率が高く、磁性損失が低くなるようなフェライト組成を選択すると良い。透磁率が低すぎると、LTCC技術で形成するのに必要なコイルの巻き数が大きくなりすぎ、製造が困難になる。透磁率が高すぎると損失が増えるのでアンテナに適さなくなる。例えばRFIDタグ用途では13.56MHzでの透磁率が70〜120、民生FM放送受信用途では100MHzでの透磁率が10〜30になるようなフェライト組成を選択すると良い。フェライトの焼結温度は800〜1000℃であり、好ましくは850〜920℃である。
また、本発明の磁性体アンテナは、絶縁層6にZn系フェライトを用い一体焼成したことを特徴とするものである。使用するフェライト粉末には、焼結体の体積固有抵抗が10 Ωcm以上になるようなZn系フェライト組成を選択するとよい。Fe 45〜49.5モル%、ZnO 17.0〜22.0モル%、CuO 4.5〜15.0モル%である組成が好ましい。
また、本発明の磁性体アンテナは、絶縁層6にガラス系セラミックを用い一体焼成したことを特徴とするものである。ガラス系セラミックには、ホウケイ酸系ガラス、亜鉛系ガラス、鉛系ガラス等を用いることができる。
また、本発明の磁性体アンテナは、図3のように絶縁層6上面にICチップが接続できる端子構造を有し、ICチップ接続端子8と並列もしくは直列に接続し一体焼成したことを特徴とするものである。
また、本発明の磁性体アンテナは、絶縁層上面に可変コンデンサーを設ける端子をコイルリード端子と並列もしくは直列に接続した事を特徴とするものである。
また、本発明の磁性体アンテナの電極材料にはAgペーストが適しており、その他のAg系合金ペースト等、金属系導電性ペーストを使用することができる。
本発明の磁性体アンテナによれば、導電層がLTCC(Low
Temperature Co−fired Ceramics、低温共焼成セラミックス)技術によって形成されるため、積層された各層の密着性が良く、巻線と付加された金属層が安定して結合できる。また一つのシートから複数個の素子が安定して製作できる事で、各素子のバラツキが押さえられ、素子単独で周波数調整ができるので、使用環境下で調整する必要がない。また、磁性体アンテナが金属物に接近しても金属層が付加されているため、特性が変動すると言う欠点が解消できる。
本発明の金属を考慮した磁性体アンテナは金属面貼付前後の共振周波数の変化が1MHz以下と少なく、13.56MHzのRFID用途では金属面に貼り付けても通信距離が3cm以上取れる。また、グリーンシートの積層構造を中心から面に対して平行方向に対称のようにすることにより、焼成後の反りを焼成物の長辺1cm当たり0.5mm以下に抑制することが可能で実用的なアンテナを製造可能である。
以下に添付図面を参照しながら、発明の実施の形態に基づいて本発明を詳細に説明する。
[実施例1]
磁性層5用として、900℃焼結後に13.56MHzでの透磁率が100になるNi−Zn−Cuフェライト仮焼粉(Fe 48.5モル%、NiO 25モル%、ZnO 16モル%、CuO 10.5モル%)100重量部、ブチラール樹脂8重量部、可塑剤5重量部、溶剤80重量部をボールミルで混合しスラリーを製造した。出来たスラリーをドクターブレードでPETフィルム上に150mm角で、焼結時の厚みが0.1mmになるようにシート成型した。また絶縁層6用として同様に、Zn−Cuフェライト仮焼粉(Fe 48.5モル%、ZnO 41モル%、CuO 10.5モル%)100重量部、ブチラール樹脂8重量部、可塑剤5重量部、溶剤80重量部をボールミルで混合しスラリーを製造した。出来たスラリーをドクターブレードでPETフィルム上に磁性層と同様のサイズと厚みでシート成型した。次に図1に示すように、磁性層5用グリーンシートにスルーホール1を開けその中にAgペーストを充填して、かつスルーホール1と直角になる両面にAgペーストを印刷して5枚積層し、コイル4を形成した。次に図2のように絶縁層6用グリーンシートをコイルの上下面に積層し、一方の面にはAgペーストで導電層7を印刷した絶縁層6用グリーンシートを積層した。以上のグリーンシートをまとめて加圧接着させ、スルーホールとコイル開放端面3で切断し、900℃で2時間、一体焼成して、横18mm×縦4mmのサイズのコイル巻き数32ターンの磁性体アンテナサンプル1を作成した。以上がLTCC技術を用いた磁性体アンテナのプロセスである。(図1及び図2ではコイル巻き数は図の簡略化のため、7ターンで表示している。また、磁性層の積層枚数は図の簡略化のため3層で表している。以下の他の図についても同様である。)
該磁性体アンテナのコイル両端にRFIDタグ用ICを接続してさらにICと並列にコンデンサーを接続して共振周波数を13.1MHzに調整してRFIDタグを作成し、金属板に貼り付けて出力10mWのリーダ/ライタで通信する距離を測定した。また、磁性体アンテナの反りを測定した。各測定方法を以下にまとめる。
[共振周波数の測定と調整方法]
共振周波数は、ヒューレットパッカード社製インピーダンスアナライザー4291Aに1ターンコイルを接続し、これとRFIDタグを結合させ、測定されるインピーダンスのピーク周波数をもって共振周波数とした。またその調整は、該磁性体アンテナの端面に露出するコイル電極の位置を選択することでインダクタンスを調整して行った。ICと並列に接続するコンデンサの容量を変更することで共振周波数が調節できる。
[通信距離の測定方法]
通信距離は、出力10mWのリーダ/ライタ(株式会社エフイーシー製、製品名URWI-201)のアンテナを水平に固定し、その上方に金属板に貼り付けたRFIDタグを水平に位置させて、13.56MHzで通信が可能な限り高い位置の時のアンテナとRFIDタグの垂直方向の距離を通信距離とした。
[反りの測定方法]
平板状測定子を持つダイヤルゲージ(ミツトヨダイヤルゲージID−C112)をスタンド(ミツトヨスタンドBSG−20)に取り付け、ダイヤルゲージを定盤上で0点調整し、該磁性体アンテナを定盤と平板状測定子の間に挟むことによりダイヤルゲージで最高点を測定し、その高さからノギス(ミツトヨノギスCD−C)で測定した磁性体アンテナの厚みを引くことにより、反りの値を算出する。
その結果、磁性体アンテナの反りは0.6mmで実用範囲だった。磁性体アンテナを用いた該RFIDタグは金属板貼り付け前後の共振周波数変動が+1MHzと小さく、かつ金属面に貼り付けた状態で3cmの通信距離が得られた。
[実施例2]
実施例1で説明した磁性層5用グリーンシートと、Zn−Cuフェライトに替えてガラスセラミックを用いた絶縁層6用グリーンシートを用いる。図3に示すように、磁性層5用グリーンシートにスルーホール1を開けその中にAgペーストを充填して、かつスルーホール1と直角になる両面にAgペーストを印刷して5枚積層し、コイル4を形成した。次にコイル4の一方の面にAgペーストで導電層7を印刷し構成した絶縁層6用グリーンシートを積層した。もう一方の面にはコイルの両端に接続するようスルーホールを開けその中にAgペーストを充填して、かつスルーホール1と直角になる表層にコイルリード端子9とICを接続するICチップ接続端子8となる形状をAgペーストで印刷し積層した。以上のグリーンシートをまとめて加圧接着させ、スルーホール1とコイル開放端面3で切断し、900℃で2時間、一体焼成して横18mm×縦4mmのサイズのコイル巻き数32ターンの磁性体アンテナサンプル2を作成した。磁性体アンテナの反りは1.0mmで実用範囲だった。
該磁性体アンテナのコイル両端にRFIDタグ用ICを接続してさらにICと並列にコンデンサーを接続して共振周波数を13.1MHzに調整してRFIDタグを作成し、金属板に貼り付けて出力10mWのリーダ/ライタで通信する距離と共振周波数を測定した。
その結果該RFIDタグは金属板貼付時に3.1cmの通信距離だった。金属板貼付時の共振周波数は14.1MHzで、共振周波数の変動は+1MHzだった。
[実施例3]
実施例1で説明した磁性層5用グリーンシートと絶縁層6用グリーンシートを用いる。図4に示すように、磁性層5用グリーンシートにスルーホール1を開けその中にAgペーストを充填して、かつスルーホール1と直角になる両面にAgペーストを印刷して5枚積層し、コイル4を形成した。次にコイル4の下面に絶縁層6グリーンシートとAgペーストで導電層7を印刷し構成した絶縁層6用グリーンシートを積層し、かつその下面に磁性層5用グリーンシートを積層した。上面にはコイルの両端に接続するようスルーホール1を開けその中にAgペーストを充填して、かつスルーホール1と直角になる表層にコイルリード端子9とICを接続するICチップ接続端子8となる形状をAgペーストで印刷し積層した。以上のグリーンシートをまとめて加圧接着させ、スルーホール1とコイル開放端面3で切断し、一体焼成して横18mm×縦4mmのサイズのコイル巻き数32ターンの磁性体アンテナサンプル3を作成した。磁性体アンテナの反りは0.8mmで実用範囲だった。該磁性体アンテナのICチップ接続端子8にRFIDタグ用ICを接続してさらにICと並列にコンデンサーを接続して共振周波数を13.1MHzに調整してRFIDタグを作成し、金属板に貼り付けて出力10mWのリーダ/ライタで通信する距離を測定した。
その結果該RFIDタグは金属板貼り付け前後の共振周波数変動が+0.5MHzとより小さく、かつ金属板貼付時に3.3cmの通信距離が得られた。
[実施例4]
実施例1で説明した磁性層5用グリーンシートと絶縁層6用グリーンシートを用いる。図5に示すように、磁性層5用グリーンシートにスルーホール1を開けその中にAgペーストを充填して、かつスルーホール1と直角になる両面にAgペーストを印刷して5枚積層し、コイル4を形成した。次にコイル4の下面に絶縁層6グリーンシートとAgペーストで導電層7を印刷し構成した絶縁層6用グリーンシートを積層し、更にその下面に磁性層5用グリーンシートを積層し、更にその下面に絶縁層6用グリーンシートを積層した。上面にはコイル4の一端に接続するようスルーホール1を開けその中にAgペーストを充填して、かつスルーホール1と直角になる表層にコイルリード端子9とICを接続するICチップ接続端子8の一方となる形状をAgペーストで絶縁層6用グリーンシートに印刷した。更にコイル4のもう一端及び中間の数箇所に接続するようスルーホール1を開けその中にAgペーストを充填して、かつスルーホール1と直角になる表層にコイルリード端子9を引き出し、コイルリード端子9の端面に向かい合うような形でコイルリード端子9とICを接続するICチップ接続端子8の一方となる形状をAgペーストで絶縁層6用グリーンシートに印刷し積層した。以上のグリーンシートをまとめて加圧接着させ、スルーホール1とコイル開放端面で切断し、900℃で2時間、一体焼成して横18mm×縦4mmのサイズのコイル巻き数32ターンの磁性体アンテナサンプル4を作成した。磁性体アンテナの反りは0.1mmと極めて小さかった。
上記磁性体アンテナのICチップ接続端子8にRFIDタグ用ICを接続してさらに表層に向かい合わせになったコイルリード端子9の任意の端面同士を導電性塗料などで短絡させ、インダクタンスを調節して共振周波数を13.1MHzに調整してRFIDタグを作成し、金属板に貼り付けて出力10mWのリーダ/ライタで通信する距離を測定した。
その結果該RFIDタグは金属板貼付時に3.4cmの通信距離を示した。金属板貼り付け前後の共振周波数の変化は+0.5MHzと小さかった。
[実施例5]
実施例1で説明した磁性層5用グリーンシートと絶縁層6用グリーンシートを用いる。図6に示すように、磁性層5用グリーンシートにスルーホール1を開けその中にAgペーストを充填して、かつスルーホール1と直角になる両面にAgペーストを印刷して5枚積層し、コイル4を形成した。次にコイル4の下面に絶縁層6グリーンシートとAgペーストで導電層7を印刷し構成した絶縁層6用グリーンシートを積層し、更にその下面に磁性層5用グリーンシートを積層し、更にその下面に絶縁層用グリーンシートを積層した。コイル4の上面の絶縁層6用グリーンシートにはコイル4の両端に接続するようにスルーホール1を開け、その中にAgペーストを充填して、かつスルーホール1と直角になる面にAgペーストでコンデンサー電極11となる形状を印刷し、さらにその上に積層する絶縁層6用グリーンシート上のICチップ接続端子8との間でコンデンサーを形成するようにした。以上のグリーンシートをまとめて加圧接着させ、スルーホール1とコイル開放端面で切断し、900℃で2時間、一体焼成して横18mm×縦4mmのサイズのコイル巻き数32ターンの磁性体アンテナサンプル5を作成した。磁性体アンテナの反りは0.1mmと極めて小さかった。
上記磁性体アンテナのICチップ接続端子8にRFIDタグ用ICを接続し、さらにICチップ接続端子8の一部を削り落として静電容量を調整して共振周波数を13.1MHzに調整してRFIDタグを作成し、金属板に貼り付けて出力10mWのリーダ/ライタで通信する距離を測定した。
その結果該RFIDタグは金属板貼付時に3.3cmの通信距離を示した。金属板貼り付け前後の共振周波数の変化は+0.5MHzと小さかった。
[実施例6]
磁性層5用として、900℃焼結後に100MHzでの透磁率が20になるNi−Zn−Cuフェライト仮焼粉(Fe 48.5モル%、NiO 39モル%、ZnO 2モル%、CuO 10.5モル%)100重量部、ブチラール樹脂7重量部、可塑剤3重量部、溶剤100重量部をボールミルで混合しスラリーを製造した。出来たスラリーをドクターブレードでPETフィルム上にシート成型した。また絶縁層6用として同様に、Zn−Cuフェライト仮焼粉(Fe 48.5モル%、ZnO 40モル%、CuO 11.5モル%)100重量部、ブチラール樹脂7重量部、可塑剤3重量部、溶剤100重量部をボールミルで混合しスラリーを製造した。出来たスラリーをドクターブレードでPETフィルム上にシート成型した。次に図7に示すように、磁性層5用グリーンシートにスルーホール1を開けその中にAgペーストを充填して、かつスルーホール1と直角になる両面にAgペーストを印刷して5枚積層し、コイル4を形成した。次に絶縁層6用グリーンシートをコイル4の上下面に積層し、下面側にはさらにAgペーストで導電層7を印刷した絶縁層6を積層した。以上のグリーンシートをまとめて加圧接着させ、スルーホール1とコイル開放端面3で切断し、900℃で2時間一体焼成して横18mm×縦4mmのサイズのコイル巻き数50ターンの磁性体アンテナサンプル6を作成した。磁性体アンテナの反りは0.6mmと小さかった。
該磁性体アンテナのコイル両端にFMラジオ10を接続してさらにコイル4と並列にコンデンサーを接続して共振周波数を82MHzに調整してFM放送受信用アンテナを作成し、携帯電話等の金属筐体の外側にアンテナを設置することを想定して、金属板に貼り付けてFM放送(82MHz)の受信を試みたところ、良好な受信状態が得られた。
[比較例1]
実施例1で説明した磁性体アンテナサンプル1と同じプロセスに対して、図8のように導電層7を構成しない磁性体アンテナサンプル7を作成した。磁性体アンテナの反りは0.1mmであった。
該磁性体アンテナのコイル両端にRFIDタグ用ICを接続してさらにICと並列にコンデンサーを接続して共振周波数を13.1MHzに調整してRFIDタグを作成し、金属板に貼り付けて出力10mWのリーダ/ライタで通信する距離を測定した。
その結果該RFIDタグは金属板貼り付け前後の共振周波数の変化が大きく、+1.5MHzであり、金属板貼付時には1.4cmの通信距離しか得られなかった。
[比較例2]
また比較対照として、フィルム状の樹脂表面に渦巻き状に配線したアンテナコイルの両端にICを接続した一般的な市販のICカード型タグ(テキサスインスツルメンツ社製、製品名Tag−itTMHF)に、金属板に貼り付けて出力10mWのリーダ/ライタで通信する距離を測定した。
その結果、金属板貼付時の通信距離は0.1cmで、金属板貼付後の共振周波数は観測されなかった。
本発明の磁性体アンテナのコイル部分の積層構成図である。 本発明の実施例1における積層磁性体アンテナの斜視図である。 本発明の実施例2における積層磁性体アンテナの斜視図である。 本発明の実施例3における積層磁性体アンテナの斜視図である。 本発明の実施例4における積層磁性体アンテナの斜視図である。 本発明の実施例5における積層磁性体アンテナの斜視図である。 本発明の実施例6における積層磁性体アンテナの斜視図である。 比較例1における導電層を構成しない積層磁性体アンテナの斜視図である。
符号の説明
1 スルーホール
2 電極層
3 コイル開放端面
4 コイル
5 磁性層
6 絶縁層
7 導電層
8 ICチップ接続端子
9 コイルリード端子
10 FMラジオ
11 コンデンサー電極

Claims (12)

  1. 磁界成分を送受信するための磁性体アンテナであって、磁性粉末をバインダーで混合してシート状にした単層あるいは複数の層を積層した磁性層にスルーホールを開け、そのスルーホールにAgペーストからなる電極材料を流し込み、且つスルーホールと直角になる両面にAgペーストからなる電極材料で電極層を形成し、これをスルーホールと接続して磁性層が角型あるいは長方形のコイルを作り、コイルを形成する磁性層の両端が磁性回路上開放となる構成で、電極層を印刷したコイルの上下面を絶縁層で挟み込み、一方あるいは両方の絶縁層外側面に導電層を配置し、電極層を印刷したコイルの上下面いずれか一方あるいは両方の絶縁層にスルーホールを設け、このスルーホールに電極材料を流し込みコイル両端と接続し、当該絶縁層の表面に電極材料でコイルリード端子とICチップ接続端子を印刷しスルーホールとコイル開放端面で切断し一体焼成するLTCC技術を用いた事を特徴とする磁性体アンテナ。

  2. 磁界成分を送受信するための磁性体アンテナであって、磁性粉末をバインダーで混合してシート状にした単層あるいは複数の層を積層した磁性層にスルーホールを開け、そのスルーホールにAgペーストからなる電極材料を流し込み、且つスルーホールと直角になる両面にAgペーストからなる電極材料で電極層を形成し、これをスルーホールと接続して磁性層が角型あるいは長方形のコイルを作り、コイルを形成する磁性層の両端が磁性回路上開放となる構成で、電極層を印刷したコイルの上下面を絶縁層で挟み込み、一方あるいは両方の絶縁層外側面に導電層を配置し、絶縁層外側面に形成した導電層のさらに外側面に磁性層を設け、スルーホールとコイル開放端面で切断し一体焼成するLTCC技術を用いた事を特徴とする磁性体アンテナ。
  3. 請求項1又は2に記載の磁性体アンテナにおいて、絶縁層外側面に形成した導電層のさらに外側面に絶縁層を設け、さらにその外側面に磁性層を設けた事を特徴とする磁性体アンテナ。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の磁性体アンテナにおいて、絶縁層外側面に形成した導電層のさらに外側面に磁性層を設け、さらにその外側面に絶縁層を設けた事を特徴とする磁性体アンテナ。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の磁性体アンテナにおいて、絶縁層外側面に形成した導電層のさらに外側面に絶縁層を設け、さらにその外側面に磁性層を設け、さらにその外側面に絶縁層を設けた事を特徴とする磁性体アンテナ。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の磁性体アンテナにおいて、コイルの上下面を挟み込んだ絶縁層の一方あるいは両方の外側面にコンデンサー電極を配置し、コンデンサー電極を配置した外側面にさらに絶縁層を設け、該絶縁層の外側面に電極を印刷して該絶縁層を挟みこむようにコンデンサーを形成し、ICチップ接続端子と並列もしくは直列に接続した事を特徴とする磁性体アンテナ。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の磁性体アンテナにおいて、絶縁層の面に平行電極、もしくはくし型電極を印刷してコンデンサーを形成し、コイルリード端子と並列もしくは直列に接続した事を特徴とする磁性体アンテナ。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の磁性体アンテナにおいて、磁性層にNi−Zn系フェライトを用いことを特徴とする磁性体アンテナ。
  9. 請求項1〜8のいずれか1項に記載の磁性体アンテナにおいて、絶縁層にZn系フェライトを用いたことを特徴とする磁性体アンテナ。
  10. 請求項1〜9のいずれか1項に記載の磁性体アンテナにおいて、絶縁層にガラス系セラミックを用いたことを特徴とする磁性体アンテナ。
  11. 請求項1〜10のいずれか1項に記載の磁性体アンテナにおいて、絶縁層上面にICチップが接続できる端子構造を有し、コイルリード端子と並列もしくは直列に接続したことを特徴とする磁性体アンテナ。
  12. 請求項1〜11のいずれか1項に記載の磁性体アンテナにおいて、絶縁層上面に可変コンデンサーを設ける端子をコイルリード端子と並列もしくは直列に接続した事を特徴とする磁性体アンテナ。

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