JP4820533B2 - 揮散器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、揮散器に関し、特に、供給される芳香液に応じて色彩や模様が付与される揮散体を有する揮散器に関する。また、揮散体が特定の形状を有する揮散器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、吸液部材と揮散体を有し、芳香液を揮散させる揮散器(芳香液揮散型の揮散器)が知られている。このような揮散器としては、造花形状を有する揮散器(少なくとも一部が花を模して形成されている揮散器)が知られており、例えば、内部に花の揮散成分を揮散するカートリッジが埋め込まれた揮散器や、揮散体が花弁の形状を有している揮散器が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記のような従来の揮散器は、単に揮散成分を揮散させるだけのものであって、模様などの装飾を変化させるものではなかった。また、揮散体が花弁の形状を有している揮散器は、単に形状が花型であり、模った花の種類に応じた所定の花の揮散成分を揮散させる部材を備えているにとどまるものであった。
つまり、従来の揮散器における花を模った揮散器は、色彩や模様が時間の経過に伴い変化することがなく、使用開始後、使用者が見飽きてしまい、装飾性の点で改善の余地があった。
また、時間の経過に伴い、香料を含む結晶を基材における所定の端部に析出させることで揮散成分を揮散させる構造によって植物を模った装飾体も提案されている。しかし、通常、結晶の析出は、使用者には静的な変化として捉えられるため視覚を刺激するには不十分であり、この点では装飾性に更なる改善の余地があった。
さらに、これら従来の花を模った揮散器は、使用開始時に芳香液が揮散体に供給されているか確認することが困難であるという点でも改善の余地があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、揮散体に供給される芳香液の状態を識別可能にしつつ、装飾性に優れた揮散器を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明の上記目的は、下記構成により達成される。
内部に香料及び色素を保持し、前記香料に含まれる揮散成分を揮散させる揮散器であって、
前記香料及び前記色素のうち少なくとも一方を溶媒に溶解させてなる溶液を収容する容器と、
前記溶液に予め又は用時に浸漬された吸液部材と、
前記吸液部材に一体又は別体として取り付けられ、少なくとも一部が前記容器の外部に露呈した花型の形状を有する揮散体とを備え、
前記揮散体の前記容器の外部に露呈する部分の表面積が10cm 〜2000cm であり、
前記揮散体の重量が20g/m 〜1200g/m であり、
前記揮散体の厚みが0.05mm〜3mmであり、
前記吸液部材及び前記揮散体によって調整されつつ、前記溶液及び前記揮散体の少なくとも一方に予め含有された前記色素が、前記揮散体に供給された前記溶媒と共に移動し、前記溶媒の揮発によって前記色素が残留することで、下記(A)、(B)、(C)のいずれかの過程で時間の経過に伴い変化する模様が付与される前記揮散体の中から、揮散速度と吸液速度とを調整することでいずれか1つの前記揮散体を選択して装備されることを特徴とする揮散器。
(A)前記花型の部分が前記吸液部材の近傍から徐々に色づき、そして前記花型の部分全体が均一に薄く着色され、さらに前記花型の部分の周縁部に沿って着色が濃くなり、最終的には前記花型の部分全体が均一に濃く着色する。
(B)前記花型の部分が前記吸液部材の近傍から徐々に色づき、そして前記花型の部分の前記吸液部材の近傍がそのまま濃くなり、最終的には前記花型の部分の前記吸液部材の近傍のみが濃く着色する。
(C)前記花型の部分が前記吸液部材の近傍から徐々に色づき、そして前記花型の部分全体が均一に薄く着色され、さらに前記花型の部分の周縁部に沿って着色が濃くなり、最終的には前記花型の部分の周縁部のみが濃く着色する。
【0005】
上記構成の揮散器によれば、吸液部材から揮散体に溶液が供給されることで、それに伴い揮散体の色彩や模様が変化する。このため、揮散器の揮散状態を視覚として捉えることができるだけでなく、屋内の所定の位置に設置して鑑賞するといった観点からも装飾性を向上させることができる。
また、揮散成分を含む結晶を析出させる従来の揮散器などに比して、使用者がより短い時間で装飾の変化を認識して楽しむことが可能で、視覚として十分な刺激があり、鑑賞する者が飽きてしまうことを抑制することができる。
また、使用者は時間の経過に伴う揮散体の色や模様の変化を楽しむことができるため、より一層装飾性が向上する。
【0007】
上記構成の揮散器において、揮散体は花型の形状を有するので、揮散体に芳香液が供給された際に、あたかも実際の花が色づくように見えるため、より一層装飾性が向上する。
【0008】
また、上記構成の揮散器において、吸液部材と揮散体を別体とした場合は、揮散体からの吸液部材の抜けを防止するために吸液部材の上部外周面に抜け止め部材を設けることが望ましい。
【0009】
ここで、内部とは、揮散器を構成するいずれかの部材及びその部位を含む意である。例えば、溶液、吸液部材、揮散体、容器、及びこれらに付属する部材の全体又は一部分である。
花型とは、花の全体及び一部分に相当する形状のいずれでもよく、花弁、萼(がく)、おしべ、めしべ、葉、茎、根等の花を構成するものの一部又はこれら任意に組み合わせたもの又は全てを含む。
【0010】
揮散体は、その材質として、上記の溶液を保持でき、且つ、溶液中の有効成分(揮散成分)を揮散させることができるものであればいずれのものでも使用でき、具体的には、樹脂、パルプ等の有機材料やガラス等の無機材料の多孔性材料を用いることができる。揮散体の材質として、例えば、紙、布である。紙としては、例えば、濾紙、クレープペーパ、書道用紙、和紙、洋紙、特殊紙(すいとり紙等)を用いることができる。布としては、例えば、ポリエステル、綿、アクリルを用いることができる。また、揮散体が複数の材質からなっていてもよい。揮散体の複数の材質としては、例えば、合成繊維、ポリエステル、ナイロン、アセトン等の単品またはこれらを複合したものである。
また、揮散体や吸液部材に予め所定量の溶液を保持させておくことで、使用開始と同時に、保持された溶液中の有効成分が揮散する効果を得られるようにしてもよい。
揮散体の厚みは0.05mm〜3mmとすることが好ましい。また、揮散体の厚みはこの範囲内において、できるだけ厚くすることが好ましい。揮散体の厚みを厚くすると揮散体の体積が大きくなる。すると、同じ濃度の活性剤を用いた場合には、厚みが厚い揮散体は、厚みが薄い揮散体に比して単位体積中に含有される活性剤の量が少なくなる。このため、活性剤が揮散体中に密に集まることによって目詰まりが生じることを防止することができ、揮散速度をより一定にすることができる。
揮散体の形状は、例えば、縦を10mm〜500mm、横を10mm〜500mmとする正方形または長方形、またはそれに見合った面積の楕円形のもの、円形のもの、多角形のもの等を、適宜に折り縮め、または複数の揮散体を重ね合わせて形成される、動物、植物、球体、立方体等、任意のものである。
揮散体の容器の外部に露呈する部分の表面積(以下、総揮散面積ともいう)は、10cm〜2000cmとすることが好ましい。
揮散体の重量は、20g/m〜1200g/mとすることが好ましい。
【0011】
吸液部材の材質としては、無機材料、有機材料のいずれでも用いることができる。好ましくは樹脂であり、具体的にはポリエチレンテレフタレート(以下、PETともいう)、アクリル樹脂(以下、PAともいう)、ポリプロピレン、ポリエチレンの1種あるいは2種以上を挙げることができ、例えば、ポリプロピレン・ポリエチレンの複合繊維、ポリエステル、ポリアクリルである。
【0012】
揮散成分としては、例えば、芳香剤、消臭剤、忌避剤、医薬品、化粧品、或いは殺虫剤、殺菌剤、殺ダニ剤等の薬剤(薬液)が使用される。
【0013】
溶媒としては水性、油性のいずれでもよく、例えば、脱イオン水、アイソパーH(エクソンモービル、第4類第2石油類、一号灯油)、エタノールと水との混媒である。溶媒の沸点は100℃〜200℃の範囲とすることが好ましい。
【0014】
本発明に用いることができる香料としては、水性、油性のいずれでもよく、例えば、ハッカ油、ペパーミント油、スペアミント油、イグサ、ヒノキ、シトロネラ、シトラール、シトロネラール、レモン、レモングラス、オレンジ、ユーカリ、ラベンダー等の製油成分及びそれから得られる芳香成分を有するものをあげることができる。
【0015】
色素は、水性、油性のいずれでもよく、不揮発性で溶媒に溶けるものであればよい。色素としては、例えば、合成色素(赤色102号、赤色225号、青色1号、黄色4号等)である。
容器は、例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート、ガラス、陶器である。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
図1は、本発明にかかる揮散器の第1の実施の形態を示す全体斜視図である。図2は、図1に示す揮散器の断面図である。
図1に示す揮散器10は、内部に有効成分を含有する溶液2を収納した容器1と、溶液2に浸漬された吸液部材3と、この吸液部材3に取り付けられた揮散体4とを備えている。
【0017】
図2に示すように、容器1は中空の円筒状に形成され、上方に開口部が設けられている。開口部には、長尺の円柱状に形成された吸液部材3が嵌挿されている。吸液部材3は、一方の端部が溶液2に浸漬され、容器1の内部底面に接近又は接触した状態で配され(本図においては接触した状態)、他方の端部が開口部から容器1の外部に露呈した状態で配されている。
【0018】
図1に示すように、揮散体4は、円形の濾紙を適当に湾曲させることで略花弁状に形成された部材(以下、花弁部5)を複数集めた集合体で構成されている。それぞれの花弁部5は、図2に示すように、吸液部材3の外部に露呈した側の端部の外周面に接触するように取り付けられている。そして、それぞれの花弁部5は揮散器10の上面視(図1に向かって上側から見た場合)において、吸液部材3を中心とし、その中心から外周側へ花弁部5の先端(吸液部材3に取り付けられた側とは反対側の縁部)を向けた花を模るように配されている。
なお、揮散体4は、その材質として、クレープペーパ、書道用紙、布、合成繊維、不織布等を用いてもよい。
【0019】
溶液は香料及び色素を含む。本実施の形態としては、溶液の全容量を130mlとし、香料は合成(フローラル)香料(2重量%)を用いた(油性香料を用いてもよい。)。また、色素は水溶性色素の赤色102号(0.001重量%)を用いた。溶液に、これら香料と色素を溶媒である脱イオン水に溶解させ、2.5重量%の活性剤(ポリオキシエチレンラウリルエーテル(非イオンエーテル型)とスルホコハク酸ジオクチルナトリウム(アニオン)との混合物(例えば、マーポンSG200 松本油脂製薬株式会社製))を加えている。ここで、活性剤としては、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(例えば、アクチノールHC−40AやアクチノールHC−60A 松本油脂製薬株式会社製)を用いてもよい。
【0020】
本実施の形態の揮散体は、重量を91g/mとし、総揮散面積を337cmとした。
また、吸液部材は、材質がポリプロピレン・ポリエチレン複合繊維で、芯径をφ13mmとし、長さを10cmとし、気孔率を77%とした。
【0021】
吸液部材3は、揮散体4に供給する溶液2の量を調整可能で、揮散体4は、供給された溶液2によって着香及び着色した箇所が模様として識別可能であるように構成されている。
つまり、図1に示すように、容器1に収納された溶液2は吸液部材3に吸収され、吸液部材3と揮散体4が接触する箇所を介して揮散体4に供給される。揮散体4において、供給された溶液2に含まれる、不揮発性の色素を除く、溶媒、香料が揮発する。すると、揮散体4における、色素が残留した箇所(以下、着色部5aともいう)が色づく。言い換えれば、着色部5aからは香料が揮散されていると捉えることができる。このため、揮散体4に基づいて揮散器10における揮散成分(芳香成分)の揮散状態を確認することができる。
【0022】
本実施の形態において、図1に示すように、揮散体4の色づく箇所は、花弁部5の先端から濃く着色し、使用開始から所定時間(90分)経過後には花弁部5の全体が着色される。言い換えれば、着色部5aの形状(模様)は、揮散体4に供給される溶液2の量に応じて流動的に面積が変化し、また、時間の経過によって大きくなる。
【0023】
揮散体(花弁部)に付与される模様は、揮散体の吸液性と溶媒の揮発性とによって、形状及び形状の変化が決定される。
溶液が揮散体に吸収されて花弁部の先端に行き届く前に、溶媒が揮発してしまうと溶液に含まれる色素が花弁部の先端まで達することがない。このとき、花弁部の先端で濃い着色を付与することができない。
言い換えれば、溶媒の揮発する速度が速すぎる場合、揮散体の吸液する速度を上回り、色素が先端に行き届く前に溶媒が揮発してしまい、花弁部の途中で着色を付与することとなる。
一方、溶液が揮散するよりも先に花弁部の先端に達するまで吸液されると、色素は花弁部の先端に十分な量だけ供給されるため、花弁部の先端で濃い着色が付与されることとなる。つまり、色素は不揮発性であり、溶媒が揮発するまで溶媒とともに吸液部材及び揮散体の内部を移動する。従って、吸液の速度と揮発の速度とを適宜調整することで、揮散体に付与される模様を決定することができる。
【0024】
溶媒は、蒸気圧又は沸点における揮発性に基づいて材料を選択することで、揮発する速度を調整してもよい。
吸液部材及び揮散体は、溶液に浸漬し、吸液の速度を予め測定して材料を選択してもよい。また、吸液部材については、その長さや径等の寸法、材質、気孔率等に基づいて吸液する速度を調整してもよい。
【0025】
本実施の形態の揮散器によれば、供給された溶液が揮散し、残留する色素によって揮散体の模様が変化する。使用者は、模様の変化から揮散器の揮散成分の揮散状態を確認することができるとともに、揮散器の装飾を視覚で楽しむことができる。
【0026】
なお、本実施の形態において、色素を予め揮散体に含ませておくようにしてもよい。または、色素を溶液と揮散体との両方に予め含ませておくようにしてもよい。
【0027】
次に、図3、4に基づいて、本発明にかかる第2の実施の形態を説明する。
図3は、本発明にかかる揮散器の第2の実施の形態を示す全体斜視図である。図4は、図3に示す揮散器の断面図である。以下に説明する実施の形態及び実施例において、すでに説明した部材などと同等な構成・作用を有する部材等については、図中に同一符号又は相当符号を付すことにより、説明を簡略化或いは省略する。
図3に示す揮散器20は、内部に有効成分を含有する溶液12を収納した容器11と、溶液12に浸漬された吸液部材13と、この吸液部材13に一体形成された揮散部14とを備えている。図3に示す、15は、花弁を模った花弁部である。
【0028】
図4に示すように、容器11は、中空の略球体状に形成され、内部に溶液12が収納されている。容器11の上方には、開口部が形成され、この開口部には超尺状の吸液部材13が挿通されている。吸液部材13は、一方の端部が容器11の内部に配され溶液12に浸漬され、他方の端部が開口部から容器外部に導出されている。吸液部材13の容器外部に位置する端部は、複数本(本実施の形態においては6本)に分岐されて、分岐する箇所近傍の外周面には花弁部15が取り付けられている。吸液部材13の分岐した部分は、揮散器20として組み立てられた状態で、花のおしべを模るように形成されている。
【0029】
本実施の形態において、溶液12、吸液部材13は既に説明したものを用いることができる。本実施の形態において、溶液には、第1の実施の形態と同様に予め香料及び色素が含浸されている。また、花弁部15は、溶液12を吸収しない部材で構成されている。
【0030】
揮散器20において、吸液部材と揮散体が一体に形成されている。つまり、容器11に収納された溶液12は、吸液部材13から吸収され、上方に吸い上げられ、揮散部14に到達し、揮散する。
言い換えれば、揮散器20は、溶液が供給されない花弁部15からは揮散(芳香)成分が揮散されず、おしべを模った揮散部14からのみ揮散成分が揮散するように構成されている。つまり、揮散部14が揮散体として機能している。なお、図示しないが、めしべ、がくを模った揮散部を吸液部材に取り付けた状態で設け、これら揮散部からも揮散成分を揮散させる構造としてもよい。
【0031】
吸液部材13の揮散部14において、供給された溶液12が揮散することで不揮発性の色素が残留し、この色素によって揮散部14が濃く着色する。
【0032】
本実施の形態の揮散器によれば、揮散部に吸液部材本体を介して溶液が供給されて着香及び着色する。そして、揮散部は香料が揮散して色素が残留することで色づき、あたかも花のおしべに着色したような状態になる。このため、使用者は、揮散器の芳香状態を確認することができるとともに、装飾を楽しむことができる。
【0033】
次に、図5、6に基づいて、本発明にかかる第3の実施の形態を説明する。
図5は、本発明にかかる揮散器の第3の実施の形態を示す全体斜視図である。図6は、図5に示す揮散器の断面図である。以下に説明する実施の形態及び実施例において、すでに説明した部材などと同等な構成・作用を有する部材等については、図中に同一符号又は相当符号を付すことにより、説明を簡略化或いは省略する。
図5に示す揮散器30は、内部に有効成分を含有する溶液22を収納した容器21と、溶液22に浸漬された吸液部材23と、この吸液部材23に取り付けられた揮散体24と、を備えている。図6に示す26は、萼(がく)を模った萼部であり、後述するように押え部材として機能するものである。
【0034】
図6に示すように、容器21は中空の円筒状に形成され、内部に溶液22が収納されている。容器21の上部の開口部には、長尺の円柱状に形成された吸液部材23が嵌挿されている。吸液部材23は、一方の端部(下端部)が溶液22に浸漬され且つ容器21の内部底面に接近又は接触した状態(本図においては接触した状態)で配され、そして他方の端部(上端部)が容器21の開口部から容器21の外部に露呈した状態で配されている。
【0035】
揮散体24は、図6に示されるように、略花弁形の化学合成繊維布を適当に湾曲させることで形成された部材(以下、花弁部25)と隣接する花弁部25間に配置される保形部材27とをそれぞれ複数集めた集合体に前述の萼部26を設けて構成されている。花弁部25、保形部材27、および萼部26は、図6に示すように、吸液部材23の外部に露呈した側の端部の外周面に接触するように取り付けられている。それぞれの花弁部25は揮散器30の上面視(図5に向かって上側から見た場合)において、吸液部材23を中心とし、その中心から外周側へ花弁部25の先端(吸液部材23に取り付けられた側とは反対側の縁部)を向けて花を模るように配されている。隣接する花弁部25と花弁部25との間には、前述したように、保形部材27が設けられているので、花弁部25同士が重なり合うことが防止され、揮散効果が落ちないようになっている。
【0036】
本実施の形態において、容器21および溶液22は既に説明したものを用いることができる。また、本実施の形態において、溶液22は、第1および第2の実施の形態と同様に予め香料及び色素を含有している。また、本実施の形態において、萼部26および保形部材27は、溶液22を吸収しない部材で構成されているが、花弁部25と同様に溶液22を吸収および揮散する部材で構成してもよい。
【0037】
揮散器30において、吸液部材23と揮散体24は別体で形成されており、吸液部材23は揮散体24中央の挿通孔に挿入保持されることにより揮散体24に取り付けられる。吸液部材23の上端部外周面には、揮散体24からの吸液部材23の抜け(即ち、下方への抜け)を防止するために、環状の抜け止め部材28が設けられている。環状の抜け止め部材28の材質は、吸液部材23の吸液作用に影響を与えない限り任意であるが、例えば、接着剤、溶融したホットメルト材、等を吸液部材23の上端部外周面に沿ってリング状となるように連続的に塗布して硬化させたものであってもよいし、例えば、接着剤、溶融したホットメルト材、等を吸液部材23の上端部外周面に沿って断続的に環状に塗布して硬化させたものであってもよい。このように抜け止め部材28を吸液部材23の上端部外周面に設けても吸液部材23の上端面が露出されているので、吸液作用に影響はなく、スムーズに揮散体24に溶液22を移行させることができる。尚、抜け止め部材28が配置される箇所は、吸液部材23の上端面と複数の花弁部25のうち最上位置のものとの間であれば、吸液部材23の上部における外周面上のどの箇所であってもよい。また、吸液部材23が挿通される萼部26中央の挿通孔の寸法は吸液部材23の横断面寸法よりも小さく設定されているので、萼部26は、吸液部材23を揮散体24に保持する(換言すれば、吸液部材23を揮散体24から抜け難くするように吸液部材23を押圧する)押え部材としての機能を有している。従って、萼部26と抜け止め部材28とが協働し、これらの相乗効果によって、吸液部材23の揮散体24からの抜けが確実に防止される。更に、萼部26と抜け止め部材28とが協働して複数の花弁部25および保形部材27を挟持するので、揮散体24全体の形状を安定化させることができる。
【0038】
尚、本実施の形態に関する他の作用ならびに効果については、第1および第2の実施の形態の説明から容易に類推可能であるため、説明を省略する。
【0039】
ところで、揮散体の着色の状態、つまり、模様の形状については上記のものに限られず、あらゆるパターンを考えることができる。具体例として、花型の揮散体を用いた場合に考えられる、主な3つのパターンを図7(a)〜図7(c)に示す。
図7(a)〜図7(c)に示すように、3つのパターンはタイプA、タイプB、タイプCからなり、それぞれ時間経過に伴い、花型の揮散体4A、4B、4Cにおいて、それぞれ着色される箇所(模様)が異なる。なお、揮散体4A、4B、4Cはいずれも、図示しない吸液部材が中心Oを通るように、図面に向かって垂直に配され、この吸液部材から溶液が供給される構造を有する。
【0040】
タイプAで示す揮散体4Aは、図7(a)で示すように、使用開始とともに中心Oに位置する吸液部材から溶液が揮散体4Aに供給され、中心O近傍から徐々に色づき、そして全体が均一に薄く着色される。さらに時間の経過に伴い、揮散体4Aの周縁部に沿って着色が濃くなり、最終的には(所定時間経過後)、揮散体全体が均一に濃く着色した状態になる。
【0041】
タイプBで示す揮散体4Bは、図7(b)で示すように、使用開始とともに中心Oに位置する吸液部材から溶液が揮散体4Bに供給され、タイプAと同様に中心O近傍から徐々に色づく。しかし、時間の経過に伴い、中心O近傍の着色がそのまま濃くなり、最終的には、周縁部に着色が行き届かず、中心O近傍のみが濃く着色された状態になる。
【0042】
タイプCで示す揮散体4Cは、図7(c)で示すように、使用開始とともに中心Oに位置する吸液部材から溶液が揮散体4Cに供給され、中心O近傍から徐々に色づく点ではタイプA及びBと同じである。しかし、時間の経過に伴い、揮散体4C全体が均一に薄く着色され、時間の経過とともに、揮散体4Cの周縁部に沿って着色が濃くなるが、最終的に、揮散体4C全体が濃く着色されることはなく、周縁部のみが濃く着色された状態になる。
【0043】
【実施例】
下記の表1に示す実施例1から5の揮散器のように揮散体、吸液部材及び溶液を設定した場合において、実際にこれらの揮散器を使用する試験を行い、揮散量、揮散体の着色の状態、芳香の状態等を調べた。
【0044】
【表1】
Figure 0004820533
【0045】
表1に示すように、実施例1及び2は、図1に示す第1の実施の形態の揮散器と同様の構造を有している。ただし、実施例1では溶媒としては脱イオン水が用いられているが、実施例2では溶媒としてアイソパーHを用いた。また、実施例1の色素としては赤色102号が用いられたが、実施例2の色素としては、油溶性色素である赤色225号が用いられている。その他の特に説明しない部材(例えば、容器)はすべて同一のものを用いた。また、実施例1から5はそれぞれ、溶液の全容量を130mlとした。
なお、着色方法について、実施例1から4は、溶液に色素を溶解させる方法とした。また、実施例5は、吸液部材に溶解させた色素を予め注入させる方法とした。溶液における香料濃度及び活性剤濃度はともに同じとした。また、香料としては、実施例1、3及び4は合成(フローラル)香料を使用し、実施例2は油性香料を使用している。
本試験において、着色状態について、揮散体の色の変化がはっきりと認識できるものを良好であるとした。
試験結果としては、初期における揮散量(使用開始から1日までの揮散量とする。)は実施例1が24.0g、実施例2が9.7gと問題なく、芳香状態も良好で、かつ、花を模った揮散体に型崩れなどの問題が見受けられなかった。
【0046】
実施例3は、図8に示すような、揮散体が3本の花を束ねたブーケ状の花を模った形態を有しており、揮散体の種類としてはクレープペーパが用いられている。ここで、ブーケ状の花とは、図8に示すように複数の花が集まった形状を意味する。
実施例3の吸液部材の材質はポリエステルで、芯径をφ2mmとし、長さを10cmとした。なお、この吸液部材の気孔率を66%とした。
実施例3の溶液は、実施例1のものと同じとした。
実施例3の試験結果としては、初期の揮散量が24.4g/日であった。着色の状態は、図7(b)に示すタイプBのパターンで、最終的に、吸液部材近傍のみ濃く着色した状態になった。また、芳香状態は良好で、揮散体の形態も型崩れすることなく保持されていた。
【0047】
実施例4は、実施例3と同様に揮散体の形態をブーケ状の花とした。揮散体の種類を書道用紙とし、重量24g/m、総揮散面積を540cmとした。
実施例4の吸液部材及び溶液は実施例3のものと同じとした。
実施例4の試験結果としては、初期の揮散量が25.4g/日で、揮散体の着色の状態は図7(a)に示すタイプAの状態となった。また、芳香状態は良好で、揮散体の形態も型崩れすることなく保持されていた。
【0048】
実施例5の揮散体の形態は、図9に示すようなマーガレット状の花を模った形態とした。ここで、マーガレット状の花とは、同形状の揮散体(花弁)を上下に重ね合わせた形状を意味する。実施例5の揮散体の種類は濾紙で重量を91g/mとした。またこの揮散体の総揮散面積を111cmとした。
実施例5の吸液部材の材質はポリエステルで、芯径をφ3mmとし、長さを10cmとし、気孔率を60%とした。
実施例5の溶液は、溶媒を脱イオン水とし、色素として赤色102号、黄色4号及び青色1号を用いて、色素濃度を0.001%とした。
本実施例の揮散器70においては、濃度の高い色水(色素)を吸液芯(吸液部材)73の中間部75に予め含浸させている。そして、吸液芯73から吸液される無色の溶液72と中間部75に蓄えられた色水とが混合し、着色した溶液となって時間の経過に伴って揮散体74に移動する。揮散体74は、花弁を環状に配した花型に模られており、着色した溶液が供給されることによって、あたかも、花が色づくように変化する。
実施例5の試験結果としては、初期の揮散量が17.6g/日で、揮散体の着色の状態は図7(c)に示すタイプCの状態となった。また、芳香状態は良好で、揮散体の形態も型崩れすることなく保持されていた。
ここで、花型を模った複数の揮散体(図9においては3個とした。)にそれぞれ異なる色水が含浸された吸液芯を取り付けて、同じように溶液に浸漬させれば、揮散体はそれぞれ異なる色に着色する。つまり、揮散器は色の異なる花が咲いたような外観を有する。
【0049】
上記の試験から、揮散体、吸液部材及び溶液の所定値を適宜に設定することで、揮散器の芳香状態を良好に維持しつつ、揮散体の着色の状態を変化させることができることがわかった。
【0050】
また、下記表2に示す実施例6から8の揮散器のように揮散体、吸液部材及び溶液を設定した場合において、実際にこれらの揮散器を使用する試験を行い、揮散量、揮散体の着色の状態、芳香の状態等を調べた。
【0051】
【表2】
Figure 0004820533
【0052】
表2に示すように、実施例6、7及び8は、図1に示す第1の実施の形態の揮散器と同様の構造を有している。また、実施例6、7及び8は、溶媒として脱イオン水が用いられ、色素としては水溶性色素である赤色102号が用いられ、着色方法としては、溶液に色素を溶解させる方法とした。
実施例6、7及び8において、それぞれの溶液の全容量は130mlとした。また、実施例6、7及び8において、活性剤濃度を0.5%とし、溶液の蒸発を抑制するためアルコールを30%加えた。
本試験において、着色状態について、揮散体の色の変化がはっきりと認識できるものを良好であるとした。
【0053】
試験結果としては、初期における揮散量は実施例6が16.1gであり、実施例7が20.1gであり、実施例8が30.8gであり、いずれも問題がなかった。また、実施例6、7及び8は、芳香状態も良好で、かつ、花を模った揮散体に型崩れなどの問題が見受けられなかった。
【0054】
なお、本発明は、前述した実施の形態に限定されるものではなく、適宜な変形、改良などが可能である。
例えば、花を模った揮散体に針金やばね等の弾性部材で開閉する構成とすることができる。このような構成を有する揮散器の一例を図10(a)、10(b)に示す。図10(a)に示すように、揮散器80は、複数(本図においては3個)の揮散体84を、それぞれ複数回重ね折りした上で、それらを互いに束ね合わせたものの周囲に弾性体(らせん状のばね)86をはめ込むことで揮散体84が広がってしまうことを防止する構造を有している。こうすれば、揮散器を梱包する際に揮散体を閉じた状態にすることができるため、小型化を実現することができる。
そして、揮散器80は、用事には、図10(a)に示す矢印の方向(矢印の反対方向でもよい。)に弾性体86を取り外すことで、図10(b)に示すように、揮散体84の折りたたまれた部分を広げることができる構造を有している。
例えば、揮散器の容器に外部から溶液を注入することができる注入孔を設けてもよい。こうすれば、用事に溶液を注入したり、または、使用とともに溶液が不足した場合に適宜溶液を注ぎ足したりすることができる。
例えば、一方の端部に底を有する円筒状のカバーを、吸液部材の外周側を覆うように設けた揮散器としてもよい。こうすれば、用事前まで吸液部材が溶液に浸されないため揮散成分が外部に揮散されてしまうことを防止することができる。また、このような構造を有する揮散器において、用事には吸液部材からカバーを外すか、または、吸液部材における鋭角状に設けられた部位でこのカバーを破断させることで吸液部材を溶液に浸漬させる構成とすることができる。
例えば、容器を花瓶の形状を有するようにしていもよい。こうすれば、花型を模った揮散体をこの容器に取り付けた場合、揮散器は実際に花が生けてあるような外観を有しているので装飾性がより一層向上する。
【0055】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、揮散体に模様が付与され、揮散体に供給される芳香液の状態を識別可能にしつつ、装飾性に優れた揮散器を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の揮散器を示す全体斜視図である。
【図2】図1に示す揮散器の断面図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態の揮散器を示す全体斜視図である。
【図4】図3に示す揮散器の断面図である。
【図5】本発明の第3の実施の形態の揮散器を示す全体斜視図である。
【図6】図5に示す揮散器の断面図である。
【図7】(a)タイプAの揮散体における着色のパターンを示す説明図である。(b)タイプBの揮散体における着色のパターンを示す説明図である。(c)タイプCの揮散体における着色のパターンを示す説明図である。
【図8】ブーケ状の花を模った揮散体を備えた揮散器を示す全体斜視図である。
【図9】マーガレット状の花を模った揮散体を備えた揮散器を示す全体斜視図である。
【図10】(a)本発明にかかる揮散器の変形例であって、揮散体を広げる前の状態を示す図である。(b)図10(a)に対応する揮散器の全体斜視図である。
【符号の説明】
1 容器
2 溶液
3 吸液部材
4 揮散体
5 花弁部
5a 着色部
10 揮散器

Claims (2)

  1. 内部に香料及び色素を保持し、前記香料に含まれる揮散成分を揮散させる揮散器であって、
    前記香料及び前記色素のうち少なくとも一方を溶媒に溶解させてなる溶液を収容する容器と、
    前記溶液に予め又は用時に浸漬された吸液部材と、
    前記吸液部材に一体又は別体として取り付けられ、少なくとも一部が前記容器の外部に露呈した花型の形状を有する揮散体とを備え、
    前記揮散体の前記容器の外部に露呈する部分の表面積が10cm 〜2000cm であり、
    前記揮散体の重量が20g/m 〜1200g/m であり、
    前記揮散体の厚みが0.05mm〜3mmであり、
    前記吸液部材及び前記揮散体によって調整されつつ、前記溶液及び前記揮散体の少なくとも一方に予め含有された前記色素が、前記揮散体に供給された前記溶媒と共に移動し、前記溶媒の揮発によって前記色素が残留することで、下記(A)、(B)、(C)のいずれかの過程で時間の経過に伴い変化する模様が付与される前記揮散体の中から、揮散速度と吸液速度とを調整することでいずれか1つの前記揮散体を選択して装備されることを特徴とする揮散器。
    (A)前記花型の部分が前記吸液部材の近傍から徐々に色づき、そして前記花型の部分全体が均一に薄く着色され、さらに前記花型の部分の周縁部に沿って着色が濃くなり、最終的には前記花型の部分全体が均一に濃く着色する。
    (B)前記花型の部分が前記吸液部材の近傍から徐々に色づき、そして前記花型の部分の前記吸液部材の近傍がそのまま濃くなり、最終的には前記花型の部分の前記吸液部材の近傍のみが濃く着色する。
    (C)前記花型の部分が前記吸液部材の近傍から徐々に色づき、そして前記花型の部分全体が均一に薄く着色され、さらに前記花型の部分の周縁部に沿って着色が濃くなり、最終的には前記花型の部分の周縁部のみが濃く着色する。
  2. 前記吸液部材と前記揮散体が別体であり、前記揮散体からの前記吸液部材の抜けを防止するために前記吸液部材の上部外周面に設けられた抜け止め部材を更に備えていることを特徴とする請求項1に記載の揮散器。
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