JP4820196B2 - 減衰力調整ダンパ - Google Patents

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本発明は減衰力調整ダンパに関する。
減衰力調整ダンパとして、特許文献1に記載の如く、ピストンロッドに取付けたピストンをシリンダに摺動自在に挿入するとともに、ピストンロッドの伸縮を抑えるための減衰力調整装置を有してなるものがある。従来の減衰力調整ダンパは、低速域〜高速域の巾広いピストン速度域で、減衰力調整装置による減衰力の可変巾をいかに大きくとるかに重点をおいていた。
特開平11-82601
しかしながら、本発明者による研究の結果、ピストン速度域が従来の低速域よりも極めて低い極微低速域の減衰力を僅かな可変巾で調整することにより、車両の操安乗心地性を大きく変化させることができることを認めた。
本発明の課題は、減衰力調整ダンパにおいて、極微低速域のピストン速度域で減衰力を可変することにより、車両の操安乗心地性を向上することにある。
請求項1の発明は、ピストンロッドに取付けたピストンをシリンダに摺動自在に挿入するとともに、ピストンロッドの伸縮を抑えるための減衰力調整装置と、前記シリンダに固定されて前記ピストンロッドの外周面に摺接して当該ピストンロッドの外周面に付着したオイルを掻き取るオイルシールと、前記シリンダの外周に設けられ、内部に油室とガス室を有するリザーバ室と、前記リザーバ室のガス圧力を変化させるアクチュエータと、前記リザーバ室に連通し、前記ガス圧力を前記オイルシールに伝達する通路を備えるロッドガイドと、を有してなる減衰力調整ダンパにおいて、減衰力調整装置は、前記オイルシールと、当該ピストンロッドと、の摺動部のフリクションを調整して減衰力を調整し、ピストン速度が0.05m/s以下の極微低速域においてだけ減衰力を調整可能とし、前記オイルシールは、前記減衰力調整装置が前記アクチュエータによって前記リザーバ室のガス圧力を変化させたときに前記ピストンロッドへの締結力が変化するようにしたものである。
請求項の発明は、ピストンロッドに取付けたピストンをシリンダに摺動自在に挿入するとともに、ピストンロッドの伸縮を抑えるための減衰力調整装置を有してなる減衰力調整ダンパにおいて、減衰力調整装置は、中高速域のピストン速度に対して開くメインバルブを備えるように隔壁部材に穿設したメイン流路を迂回するバイパス流路を設け、このバイパス流路にアクチュエータによって絞り量が調整される可変絞り弁と、極微低速域の減衰力を制御する圧側のリーフバルブとを直列配置するとともに、前記可変絞り弁と、極微低速域の減衰力を制御する伸側のリーフバルブとを直列配置して、ピストン速度が0.05m/s以下の極微低速域においてだけ減衰力を調整可能にするようにしたものである。
(請求項1)
(a)減衰力調整装置により、ピストン速度が0.05m/s以下の極微低速域においてだけ減衰力を調整可能にした。極微低速域だけで減衰力を可変にするものであるから、大きな減衰力を発生させる必要がなく、同一ピストン速度において変化させる減衰力の最大可変値と最小可変値の可変巾は2〜5kgf程度の小可変巾で効果を発揮できる。最大可変値であってもその値はダンパの全速度域を通した最大減衰力に対しては極めて小さく、最小可変値もゼロに近づける必要がないため、可変機構の低圧力化、低流量化、高応答化が可能になる。
(b)減衰力調整装置は、従来公知の減衰力調整構造の構成要素のサイズ等を単に極微低速域用に小型化するだけで良く、格別に特殊な構成要素を必要とせず、簡易である。
(c)減衰力調整装置により、減衰力を極微低速域だけで僅かな可変巾にて変化させれば足り、低速域〜高速域の減衰力には影響しない。例えば中高速域の減衰力の設定を柔らかくした従来のダンパでは、微低速域の減衰力も小さくなってフワフワした感じになるが、極微低速域の減衰力を大きくした本発明のダンパでは、フワフワ感を確実に抑え、操安乗心地性を向上できる。逆に高速域の減衰力の設定を硬くした従来のダンパでは、微低速域の減衰力も大きくなってゴツゴツした感じになるが、極微低速域の減衰力を小さくした本発明のダンパでは、ゴツゴツ感がなくなり、乗心地性を向上できる。
(d)減衰力調整装置が、オイルシールと、ピストンロッドと、の摺動部のフリクションを調整することによって、極微低速域の減衰力を簡易かつ確実に調整できる。
(請求項
(e)減衰力調整装置が、中高速域のピストン速度に対して開くメインバルブを備えるように隔壁部材に突設したメイン流路を迂回するバイパス流路を設け、このバイパス流路にアクチュエータによって絞り量が調整される可変絞り弁と、極微低速域の減衰力を制御するリーフバルブとを直列配置した。極微低速域における僅かな油の流量でも確実に作動するリーフバルブに可変絞り弁を直列配置したことにより、可変絞り弁の絞り量の調整によって極微低速域の減衰力を安定的に調整できる。
図1は減衰力調整ダンパを示す断面図、図2は減衰力調整装置を示す模式図、図3は減衰力調整装置の他の例を示す模式図、図4は低速域〜高速域の減衰力特性を示す線図、図5は極微低速域の減衰力特性を示す線図である。
ダンパ10は、図1に示す如く、ダンパチューブ11にシリンダ12を内蔵した二重管を構成し、シリンダ12にピストンロッド13を挿入し、ダンパチューブ11の下部にアイジョイントからなる車軸側取付部14を備えるとともに、ピストンロッド13の上部に車体側取付部15を備え、車両の懸架装置を構成する。
ダンパ10は、ダンパチューブ11の外周の下スプリングシート16と、ピストンロッド13の上端部の車体側取付部15に設けられた上スプリングシート(不図示)の間に懸架ばね17を介装する。
ダンパ10は、シリンダ12に挿入されるピストンロッド13のためのロッドガイド21、ブッシュ22、オイルシール23を、ダンパチューブ11の上端加締部24とシリンダ12の上端部の間に挟圧固定している。
ロッドガイド21は、上端側大径外周部をダンパチューブ11に嵌合されるとともに、下端側小径外周部をシリンダ12に嵌合され、ピストンロッド13のためのブッシュ22を内周に備える。ロッドガイド21は、ピストンロッド13の外周に付着して後述する油室37Bからブッシュ22を経て上端面側に掻き出されるオイルを後述するリザーバ室41の側に戻すとともに、ダンパ10の組付段階で加圧ガスをリザーバ室41に封入するためのオイルリターン兼ガス封入用の通路25A、25Bを備える。
オイルシール23は、ロッドガイド21の上端面に載置されてダンパチューブ11の加締部24に保持される孔あき円板状の平板からなる芯金23Aを有し、芯金23Aにゴム等からなる、オイルリップ23B、チェックリップ23C、ダストリップ23D及びチューブシール部23Eを焼付等にて備える。オイルリップ23Bは、芯金23Aの内周下方に環状配置されてロッドガイド21の上端側大段差面に臨み、自らの弾発力及び締付スプリング23Fの締付力でピストンロッド13の外周面に摺接し、ピストンロッド13の外周に付着したオイルを掻き取る。チェックリップ23Cは、芯金23Aの下面の内周側で、オイルリップ23Bの周囲に環状配置され、自らの弾発力でロッドガイド21の上端側小段差面に接し、オイルリップ23Bにより掻き取られたオイルがロッドガイド21の通路25A側に流れることは許容し、リザーバ室41の加圧ガスが通路25A側からオイルリップ23Bの側に流れることは阻止する逆止作用をなす。ダストリップ23Dは、芯金23Aの内周上方に環状配置されて外界に臨み、自らの弾発力でピストンロッド13の外周面に摺接し、ピストンロッド13の外周に付着した外部の異物がシリンダ12内に侵入するのを阻止する。チューブシール部25Eは、芯金23Aの上面において、ダストリップ23Dよりも外周側かつ芯金23Aの外周よりも内周寄りにて、ダストリップ23Dと一体に設けられ、芯金23Aの上面から外方に突き出る。
ダンパ10は、ピストンバルブ装置30とボトムバルブ装置40を有し、それらが発生する減衰力により、懸架ばね17による衝撃力の吸収に伴うピストンロッド13の伸縮振動を制振する。
(ピストンバルブ装置30)
ピストンバルブ装置30は、ピストンロッド13にバルブストッパ31、チェックバルブ32、ピストン33、ディスクバルブ34、バルブストッパ35を装着し、これらをピストン固定ナット36で固定し、ピストン33をシリンダ12に摺動自在に挿入している。
そして、圧縮時には、ピストン側油室37Aの油が、ピストン33の圧側流路38Aを通りチェックバルブ32を撓み変形させて開き、ロッド側油室37Bに導かれる。また、伸張時には、ロッド側油室37Bの油が、ピストン33の伸側流路38B(不図示)を通り、ディスクバルブ34を撓み変形させて開き、ピストン側油室37Aに導かれ、伸側減衰力を発生させる。
(ボトムバルブ装置40)
ダンパ10は、ダンパチューブ11とシリンダ12の間隙をリザーバ室41とし、このリザーバ室41の内部を油室とガス室に区画している。そして、ボトムバルブ装置40は、ダンパチューブ11の底部11Aをスピニング成形により閉じ、シリンダ12の内部のピストン側油室37Aとリザーバ室41とを仕切るボトムピース43をシリンダ12の下端部に配置し、ピストン側油室37Aとリザーバ室41とをボトムピース43に設けた不図示の流路により連絡可能とする。ボトムピース43にはボルト44、ナット45が締結され、ボルト44とナット45の間にはディスクバルブ46、ボトムピース43、チェックバルブ47、バルブストッパ48を介装している。
そして、圧縮時には、シリンダ12に進入するピストンロッド13の進入容積分の油が、ピストン側油室37Aからボトムピース43の圧側流路49Aを通ってディスクバルブ46を撓み変形させて開き、リザーバ室41へ押出され、圧側減衰力を得る。伸張時には、シリンダ12から退出するピストンロッド13の退出容積分の油が、チェックバルブ47を押し開き、リザーバ室41からボトムピース43の伸側流路49B(不図示)経由でピストン側油室37Aに補給される。
尚、ダンパ10にあっては、シリンダ12のロッド側油室37Bに位置するピストンロッド13まわりで、ピストン33の側(下側)に固定されたリバウンドシート50の上の第1カラー51と、ロッドガイド21の側(上側)に遊挿した第2カラー52との間に、ピストンロッド13の伸切り時(ダンパ10の最伸張状態)に圧縮変形せしめられるリバウンドスプリング53を介装している。
しかるに、ダンパ10は、図2に示す如く、ピストンロッド13の伸縮を抑えるための減衰力調整装置60を有する。減衰力調整装置60は、制御手段61により制御される加圧ポンプ62の加圧室62Aをリザーバ室41のガス室に接続して構成される。減衰力調整装置60は、加圧ポンプ62のソレノイド等の電気式(手動式でも可)アクチュエータ62Bを制御手段61により作動させて加圧室62Aのガス圧力を調整し、ひいては加圧室62Aに連通するリザーバ室41の封入ガス圧力を変化させ、リザーバ室41のガス圧力をロッドガイド21の通路25A、25B経由でオイルシール23のチェックリップ23Cに及ぼすことにより、オイルシール23のオイルリップ23Bがピストンロッド13の外周面に及ぼす締結力を変化させる。これにより、減衰力調整装置60は、オイルシール23とピストンロッド13の摺動部のフリクションを調整し、結果としてピストンロッド13の圧縮ストロークと伸長ストロークで、ピストン速度が0.05m/s以下の極微低速域においてだけ、オイルシール23がピストンロッド13に付与する圧側と伸側の減衰力を調整する。
減衰力調整装置60は、制御手段61と加圧ポンプ62を用いる等により、ピストンロッド13の周囲に設けたC字状ブッシュ(環状をなす周方向の1ヵ所を切断したもの)と該ピストンロッド13の摺動部のフリクションを調整する構造を具備するものでも良く、又はピストン33とシリンダ12の摺動部のフリクションを調整する構造を具備するものでも良い。
図4は、ピストンバルブ装置30とボトムバルブ装置40がピストンロッド13の圧縮ストロークと伸長ストロークで、ピストン速度が低速域〜高速域において、ピストンロッド13に付与した圧側と伸側の減衰力特性を示す。車両の操安乗心地性に関し、高速域で減衰力を可変させる必要はないことを認めた。
図5は、減衰力調整装置60がピストンロッド13の圧縮ストロークと伸長ストロークで、ピストン速度が極微低速域において、ピストンロッド13に付与した圧側と伸側の減衰力特性を示す。極微低速域のみの減衰力を僅かに変えても、乗心地は大きく変わることを認めた。圧側と伸側の双方において、硬い乗心地を与える減衰力の最大可変値と、柔らかい乗心地を与える減衰力の最小可変値の可変巾A、Bは、2〜5kgf程度の小可変巾で効果を発揮できる。
減衰力調整装置60を備えた本発明によれば以下の作用効果を奏する。
(a)減衰力調整装置60により、ピストン速度が0.05m/s以下の極微低速域においてだけ減衰力を調整可能にした。極微低速域だけで減衰力を可変にするものであるから、大きな減衰力を発生させる必要がなく、同一ピストン速度において変化させる減衰力の最大可変値と最小可変値の可変巾は2〜5kgf程度の小可変巾で効果を発揮できる。最大可変値であってもその値はダンパ10の全速度域を通した最大減衰力に対しては極めて小さく、最小可変値もゼロに近づける必要がないため、可変機構の低圧力化、低流量化、高応答化が可能になる。
(b)減衰力調整装置60は、従来公知の減衰力調整構造の構成要素のサイズ等を単に極微低速域用に小型化するだけで良く、格別に特殊な構成要素を必要とせず、簡易である。
(c)減衰力調整装置60により、減衰力を極微低速域だけで僅かな可変巾にて変化させれば足り、低速域〜高速域の減衰力には影響しない。例えば中高速域の減衰力の設定を柔らかくした従来のダンパ10では、微低速域の減衰力も小さくなってフワフワした感じになるが、極微低速域の減衰力を大きくした本発明のダンパ10では、フワフワ感を確実に抑え、操安乗心地性を向上できる。逆に高速域の減衰力の設定を硬くした従来のダンパ10では、微低速域の減衰力も大きくなってゴツゴツした感じになるが、極微低速域の減衰力を小さくした本発明のダンパ10では、ゴツゴツ感がなくなり、乗心地性を向上できる。
(d)減衰力調整装置60が、オイルシールと、ピストンロッドと、の摺動部のフリクションを調整することによって、極微低速域の減衰力を簡易かつ確実に調整できる。
図3は、前述の減衰力調整装置60に代わる減衰力調整装置70を示すものである。減衰力調整装置70は、ダンパ10のボトムバルブ装置40を構成するボトムピース43に付加したものであり、ピストンロッド13の中高速域のピストン速度に対して開くメインバルブとしてのディスクバルブ46、チェックバルブ47を備えるようにボトムピース43(隔壁部材)に穿設したメイン流路としての圧側流路49A、伸側流路49Bを迂回するバイパス流路71を設け、このバイパス流路71に電気式(手動式でも可)アクチュエータにより駆動される可変ニードル弁等からなる可変絞り弁72と、極微低速域の減衰力を制御する圧側と伸側のリーフバルブ73、74とを直列配置(可変絞り弁72とリーフバルブ73を直列配置、かつ可変絞り弁72とリーフバルブ74を直列配置)したものである。
減衰力調整装置70を備えた本実施例によれば、極微低速域における僅かな油の流量でも確実に作動するリーフバルブ73、74に可変絞り弁72を直列配置したことにより、可変絞り弁72の絞り量の調整によって極微低速域の減衰力を安定的に調整できる。
尚、前述の減衰力調整装置60に代わる他の減衰力調整装置として、MR流体(磁気粘性流体)やER流体(電気粘性流体)を用いたダンパ10において、ピストンロッド13の圧縮ストロークと伸長ストロークで粘性流体が通過するオリフィス流路に及ぼす磁界又は電界の強さを、磁界制御装置や電界制御装置により調整するものを採用しても良い。オリフィス流路を通過する粘性流体の粘度を変化させ、結果としてオリフィス流路における粘性流体の流れ抵抗に起因して生ずる減衰力を、減衰力調整装置60におけると同様に調整できる。
また、前述の減衰力調整装置60に代わる他の減衰力調整装置として、剛性可変スタビライザを構成する油圧回路のオイルの流れを制御したり、スタビライザのブッシュフリクションを調整するものを採用することもできる。
以上、本発明の実施例を図面により詳述したが、本発明の具体的な構成はこの実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。
図1は減衰力調整ダンパを示す断面図である。 図2は減衰力調整装置を示す模式図である。 図3は減衰力調整装置の他の例を示す模式図である。 図4は低速域〜高速域の減衰力特性を示す線図である。 図5は極微低速域の減衰力特性を示す線図である。
符号の説明
10 ダンパ
12 シリンダ
13 ピストンロッド
33 ピストン
60 減衰力調整装置
61 制御手段
62 加圧ポンプ
70 減衰力調整装置
71 バイパス流路
72 可変絞り弁
73、74 リーフバルブ

Claims (2)

  1. ピストンロッドに取付けたピストンをシリンダに摺動自在に挿入するとともに、ピストンロッドの伸縮を抑えるための減衰力調整装置と、
    前記シリンダに固定されて前記ピストンロッドの外周面に摺接して当該ピストンロッドの外周面に付着したオイルを掻き取るオイルシールと、
    前記シリンダの外周に設けられ、内部に油室とガス室を有するリザーバ室と、
    前記リザーバ室のガス圧力を変化させるアクチュエータと、
    前記リザーバ室に連通し、前記ガス圧力を前記オイルシールに伝達する通路を備えるロッドガイドと、を有してなる減衰力調整ダンパにおいて、
    減衰力調整装置は、前記オイルシールと、当該ピストンロッドと、の摺動部のフリクションを調整して減衰力を調整し、ピストン速度が0.05m/s以下の極微低速域においてだけ減衰力を調整可能とし、
    前記オイルシールは、前記減衰力調整装置が前記アクチュエータによって前記リザーバ室のガス圧力を変化させたときに前記ピストンロッドへの締結力が変化することを特徴とする減衰力調整ダンパ。
  2. ピストンロッドに取付けたピストンをシリンダに摺動自在に挿入するとともに、ピストンロッドの伸縮を抑えるための減衰力調整装置を有してなる減衰力調整ダンパにおいて、
    減衰力調整装置は、中高速域のピストン速度に対して開くメインバルブを備えるように隔壁部材に穿設したメイン流路を迂回するバイパス流路を設け、このバイパス流路にアクチュエータによって絞り量が調整される可変絞り弁と、極微低速域の減衰力を制御する圧側のリーフバルブとを直列配置するとともに、前記可変絞り弁と、極微低速域の減衰力を制御する伸側のリーフバルブとを直列配置して、ピストン速度が0.05m/s以下の極微低速域においてだけ減衰力を調整可能にすることを特徴とする減衰力調整ダンパ。
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