JP4819565B2 - 薬剤バッグ - Google Patents

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Description

本発明は、所定の情報を表示するラベルに関するものである。
一般に、スタンドポール等に吊下げて使用する薬剤バッグが知られている(例えば、特許文献1)。
この種の薬剤バッグは、その一端に吊下げ用の孔が形成されているとともに他端に薬液吐出用のポートが形成された袋状の薬剤容器であり、前記孔を利用してスタンドポール等に吊下げられた状態で前記ポートから薬液を吐出することが可能とされている。
また、特許文献1の薬剤バッグは、その内部を開封可能な隔壁により二つの収容室に区画して、これら収容室内に種類の異なる薬剤を個別に収容しており、これら収容室を薬剤バッグの使用前に連通させることにより、薬剤バッグの内部で各薬剤を混合できるようになっている。
そして、前記のような薬剤バッグには、収容されている薬剤の成分等、薬剤バッグ自体の情報(以下、基本情報と称す)を表示するラベルが貼着されていることが多い。このラベルには、前記収容室の連通等、薬剤バッグの使用方法等に関する情報(以下、特性情報と称す)も、前記薬剤成分等とともに併記されている。
実公平6−39713号公報
しかしながら、前記ラベルには、前記基本情報と特性情報とが一様に表示されているので、薬剤バッグを使用するのに際して使用者に伝えることが特に必要な特性情報を、薬剤バッグの使用時に使用者に認識させることができなかった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、薬剤バッグの使用時に必要な情報を使用者に対して確実に認識させることができるラベルを有する薬剤バッグを提供することを目的としている。
上記課題を解決するために本発明は、薬剤を収容する薬剤バッグであって、一端に吊下げ用の孔が形成されているとともに内部に薬剤を収容する容器本体と、この容器本体の他端に形成されているとともに、その下面から薬液を吐出可能なポートと、前記容器本体に一部が貼着されたラベルとを備え、前記ラベルは、前記容器本体に貼着されるとともに、少なくとも薬剤バッグに収容される薬剤の成分の情報を含む基本情報を表示する基部と、この基部に対して切断自在に連結された切離し部とを備え、この切離し部は、前記ポートの少なくとも下面、又は前記ポートの下面に貼着されたタンパーシールを被覆するように貼着されているとともに、この切離し部には、少なくとも薬剤バッグの使用方法を含む特性情報が表示され、前記吊下げ用の孔により容器本体を吊下げた状態でこの容器本体内の薬剤を前記ポートを介して吐出することを特徴とする薬剤バッグを提供する。
本発明の薬剤バッグによれば、ラベルに別途形成された切離し部に特性情報が表示されているので、ラベル上のレイアウトにおいて前記特性情報と基部に表示された基本情報との差別化を図ることができるだけでなく、この切離し部を薬剤バッグの使用に支障を生じさせ得る領域に貼着することができるので、使用者に対して前記特性情報を確実に認識させることができる。
すなわち、薬剤バッグを使用するのに際し、使用者は、前記領域に貼着された前記切離し部を基部から切断することになるが、このとき、切離し部に特性情報が表示されているので、当該使用者に対して前記特性情報を視覚的に認識させることができる。
具体的に、前記薬剤バッグでは、切離し部がポートを閉塞しているので、薬剤バッグの使用時にポートを開放させるために切離し部を剥離させようとする使用者に対し、当該切離し部に表示された特性情報を確実に認識させることができるので、当該使用者の操作忘れ等を抑制することができる。
したがって、本発明の薬剤バッグによれば、薬剤バッグの使用時に必要な特性情報を使用者に対して確実に認識させることができる。
前記薬剤バッグにおいて、前記基部と前記切離し部とは、切断方向が規定された切断線に沿って切断自在とされており、前記切離し部には、前記切断方向の上流側の端部において、その裏面の粘着層が非設置とされることにより摘み部が形成されていることが好ましい。
この構成によれば、切断線に沿った切断方向を一方に限定するとともに、この切断方向の上流側に摘み部を形成しているので、使用者は、摘み部を摘んで基部から切離し部を容易に切り離すことができる。
前記薬剤バッグにおいて、前記基部及び切離し部の縁部には、これら両者に跨るR形状の底部を有する窪み部が形成されているとともに、前記切断線は、前記切断方向の上流端で前記基部及び切離し部の縁部を分断自在とする切込スリットと、前記切断方向に沿ってこの切込スリットの下流側に配置されたミシン目とを備え、前記切込スリットは、前記窪み部の底部と交差する方向に向かって配置されていることが好ましい。
この構成によれば、窪み部の底部と交差する方向に沿って(窪み部の底部と交差する方向に向かって)切込スリットが形成されているので、前記摘み部に付与された力を、前記窪み部を形成する切離し部の縁部に沿って伝達するとともに、この切離し部の底部から前記交差方向へ方向転換して切込スリットへ伝達することができる。したがって、この構成によれば、前記摘み部に付与された力を前記切断方向に沿った力として効率良く切込スリットに伝達させることができるので、基部と切離し部とを容易に分断することができる。
ここで、切込スリットについて「基部及び切離し部の縁部を分断自在とする」とは、当該基部及び切離し部の縁部が所定範囲で予め分断されていることのみならず、基部及び切離し部の縁部から微小寸法だけ離れた前記切断方向の下流位置に基部及び切離し部を厚み方向に貫くスリットを形成すること、すなわち、前記摘み部に所定の力が付与されたときに、基部と切離し部とを前記微小寸法分だけ分断させるためのスリットを形成することも含まれる。
また、「窪み部の底部と交差する方向」とは、R形状とされた底部の接線方向を除く方向のことであり、当該底部と切込スリットに沿った方向とが所定の角度をもって交差することを意味している。
前記薬剤バッグにおいて、前記ミシン目は、前記切込スリットよりも前記基部寄りにレイアウトされ、前記切込スリットは、前記切離し部側へ開く角度が鈍角となるように前記底部の頂点近傍に交差する方向に向かって延びるとともに、前記ミシン目に沿った切断方向に対しても鈍角に連続する形状とされていることが好ましい。
この構成によれば、切込スリットの切込開始位置とミシン目とを段違いに形成するとともに、切込スリットをR形状の底部及びミシン目に沿った切断方向の両者に対してそれぞれ鈍角に臨ませているので、前記摘み部に付与された力を、窪み部を形成する切離し部の縁部、切込スリット、ミシン目の順にスムーズに伝達することができる。そのため、前記構成によれば、前記摘み部の引き上げ始めの段階で、前記切断線以外の部分が破断してしまうといった不具合を抑制することができる。
すなわち、基部から切離し部を綺麗に切断するための工夫として、切離し部及び基部の縁部に底部を尖らせた窪み部(例えば、V字の窪み部)を形成し、このエッジから切断線を配設することが考えられるが、実際には、ラベル形成用の刃型に前記窪み部に対応する鋭角な先端部を形成することが困難なので、厳密には前記窪み部の底部はR形状とされる。
そして、窪み部の底部がR形状とされた場合には、R形状の頂点から垂直に切断線を形成しても、前記摘み部に付与された力がR形状の円弧の途中部まで伝達された後、切断線で略90°方向転換することになるので、この方向転換の際に、切断線以外の部分が破断するおそれがある。
そこで、前記構成では、切断開始位置(底部の頂点近傍)とミシン目とを段違いに形成した上で、これら両者を緩やかに連結する切込スリットを設けているので、前記摘み部に付与された力は、底部の円弧から切込スリットまで、及び切込スリットからミシン目までの二段階でそれぞれ緩やかに方向転換しながら伝達することになる。
したがって、前記構成によれば、前記底部の頂点近傍に交差する方向に沿って(底部の頂点近傍に交差する方向に向かって)形成された切込スリットを、当該底部及びミシン目に沿った切断方向に対して鈍角に臨ませているので、基部と切離し部とを切断するのに際し、切断線以外の部分が破断するのを抑制することができる。
前記薬剤バッグにおいて、前記切込スリットは、前記底部に対して鈍角に交差する導入部と、この導入部から鈍角に屈曲して前記ミシン目に沿った切断方向の延長線上に配置される屈曲部とを備えていることが好ましい。
この構成によれば、前記切込スリットの導入部及び屈曲部により、前記摘み部に付与された力を前記ミシン目に対して確実に伝達することができる。
前記薬剤バッグにおいて、前記切離し部は、前記基部に対して切断自在に連結された第一連結部と、この第一連結部に対し切断自在に連結された第二連結部とを備え、この第二連結部が、前記ポートの少なくとも下面、又は前記ポートの下面に貼着されたタンパーシールを被覆するように貼着されていることが好ましい。
この構成によれば、薬剤バッグの使用に支障を生じさせ得る領域に貼着された第二連結部と、基部とが第一連結部を介して連結されているので、このラベルが貼着された薬剤バッグを使用する者は、まず、第一連結部を基部及び第二連結部から切断して当該基部と第二連結部とを分断した上で、この第二連結部を薬剤バッグから剥がすことが必要となる。
したがって、この構成によれば、薬剤バッグを使用するための準備工数が増える分だけ、使用者の切離し部に対する関心をより一層集中させることができる。
特に、前記第一連結部及び第二連結部にそれぞれ前記特性情報を表示することにより、前述の準備作業の段階で関心の集まる第一連結部及び第二連結部を利用して、特性情報を使用者に対し確実に認識させることができる。
そして、前記特性情報には、前記薬剤バッグ内の薬剤を注射について使用することを禁止すべき旨の情報、前記薬剤バッグ内に収容された2種類の薬剤を混合してから使用すべき旨の情報の少なくとも一方が含まれていることが好ましい。
このような情報を表示することにより、薬剤バッグの使用方法や禁止事項を確実に使用者へ表示することが可能となる。
前記薬剤バッグにおいて、前記ラベルの基部は、前記容器本体の表面に貼着され、前記ラベルの切離し部は、その途中部が前記ポートに貼着されているとともに、その先端部が前記容器本体の裏面に貼着されていることが好ましい。
この構成によれば、切離し部を薬剤バッグの表裏に跨るようにして貼着することができるので、当該薬剤バッグの表裏両面で特性情報を表示することができ、当該特性情報をより確実に使用者へ認識させることができる。
本発明によれば、薬剤バッグの使用時に必要な情報を使用者に対して確実に認識させることができる。
以下、本発明の好ましい実施形態について図面を参照して説明する。
図1(a)は、本発明に係る薬剤バッグの全体構成を示す平面図、(b)は、図1(a)の薬剤バッグの内部構造を概略的に示す平面図である。
図1を参照して、薬剤バッグ1は、薬剤を収容する容器本体2と、この容器本体2内の薬剤を吐出可能なポート3と、前記容器本体2の表面に貼着されたラベル4とを備えている。
容器本体2は、粉末薬剤を収容する粉末容器5と、液体薬剤を収容する液体容器6とが弱シール部7を介して直列に連結された基本構成を有し、前記弱シール部7を開放することにより当該容器本体2内で前記粉末薬剤と液体薬剤とを混合することが可能とされている。なお、以下の説明では、粉末容器5の配設側を仮に上方として説明する。
粉末容器5は、相対向する一対のシート8(図では一枚のみ示す)が強シール部5aによりコの字形に接合されることにより、下方に開口する容器状とされている。この粉末容器の上部には、前記両シートを厚み方向に貫く吊架孔9が形成されている。
液体容器6は、筒状シート10の相対向するシートが上下でそれぞれ接合されることにより容器状とされたものである。
前記筒状シート10の下部開口には、相対向するシート間にポート3が挿入され、この状態で、当該相対向するシートの内面同士又は、これら内面とポート3の外面が強シール部10aにより相互に接合されている。
このようにして、容器本体2内には、薬剤収容室Sが形成され、この薬剤収容室Sが粉末容器5と液体容器6との間に形成された弱シール部7により、粉末収容室S1と液体収容室S2とに区画されている。
具体的に、前記弱シール部7は、前記相対向するシート8同士又はシート10同士を、前記強シール5a又は10aよりも弱い接合強度で接合することにより形成されている。したがって、薬剤バッグ1を使用する際には、前記液体容器6を外側から圧迫してその内部圧力を増大させることにより、前記弱シール部7を剥離させて粉末収容室S1と液体収容室S2とを連通させることができる。
前記ポート3は、前記薬液収容室Sと外部とを連通させる筒状の部材である。このポート3には、図略の弾性部材が下方に露出した状態で内蔵されており、この弾性部材に図略の針を穿刺することにより前記薬剤収容室S内の薬剤を排出させることができる。なお、前記ポート3の下面には、前記弾性部材を被覆して、当該ポート3が未開封であることを証明するタンパーシール11が貼着されている。
図2は、図1の薬剤バッグ1に貼着されたラベル4を示す平面図である。図3は、図2のラベル4の用部を拡大して示す平面一部略図である。
図1〜図3を参照して、ラベル4は、略長方形の基部12と、この基部12から左右の肩部12a及び12bを介して上方に延設された切離し部14とを備え、これら基部12と切離し部14との間には、切断方向Y1(図では左から右)が規定された切断線15が形成されている。
また、前記基部12と切離し部14との間には、これら両部12及び14を跨る略半円状(R形状)の底部16を有して左側へ開く窪み部17が形成されている。具体的に、窪み部17は、切離し部14の左縁部で切断線15側へ湾曲する湾曲部18から前記底部16に繋がり、この底部16が前記基部12の肩部12aへ繋がるU字形とされている。
そして、前記切断線15は、前記切断方向Y1の上流端で前記基部12と切離し部14との左側縁部を分断する切込スリット19と、この切込スリット19よりも下方(基部12寄り)にレイアウトされたミシン目20とを備えている。
切込スリット19は、前記底部16の頂点T1から延びる導入部21と、この導入部21から屈曲する屈曲部22とを備えている。前記導入部21は、前記切離し部14側へ開く角度θ1が鈍角となるように前記底部16と交差している。前記屈曲部22は、前記切離し部14側へ開く角度θ2が鈍角となるように前記導入部21に対して屈曲し、前記ミシン目20に沿った切断方向Y2の延長線上に配置されている。
このように、前記ラベル4では、切断開始位置(底部16の頂点T1)とミシン目20とを上下に段違いに形成した上で、これら両者を緩やかに連結する切込スリット19を設けているので、前記切離し部14に付与された力は、底部16の円弧から切込スリット19まで、及び切込スリット19からミシン目20までの二段階でそれぞれ緩やかに方向転換しながら伝達することになる。したがって、前記ラベル4によれば、基部12と切離し部14とを切断するのに際し、切断線15以外の部分が破断するのを抑制することができる。
前記ミシン目20は、ラベル4を厚み方向に貫通する複数の切込線23が前記切断方向Y2に沿って配設されることにより構成されている。各切込線23は、Y字形に形成され、その脚部23aが前記切断方向Y2に沿って配置されるとともに、V字部23bが左側へ開くように配置され、このV字部23bにより切断線15を左側から切断した際の破断部分が切断方向Y2から脱線するのを抑制しながら、前記脚部23aに沿ってラベル4を切断自在としている。
前記基部12は、その裏面の略全域に形成された粘着層により前記粉末収容室S1の表面の領域に貼着されている。この基部12の表面には、切離し部14側から順に品名等表示領域E1、成分等表示領域E2、製造番号等表示領域E3が設定されている。
品名等表示領域E1には、薬剤バッグの製品名、製品種別等が表示されている。
成分等表示領域E2には、前記薬剤収容室S内に収容されている薬剤の成分、内容量、製造販売元若しくは販売元又は使用上の注意等の基本情報が表示されている。
製造番号等表示領域E3には、薬剤バッグ1の製造番号、使用期限又は、薬剤バッグ1が使用される患者名等が表示されている。
一方、前記切離し部14は、前記吊架孔9を被覆するように粉末容器5の表面に貼着されている。この切離し部14には、その裏面の略全域に粘着層を形成してもよいが、図4のハッチング部に示すように粘着層を省略した領域を形成することが好ましい。
すなわち、前記切離し部14は、図4の(a)に示すように、その左側縁部と前記底部16の頂点T1から上方へ延びる境界線との間の裏面領域(ハッチングの領域)について粘着層が非設置とされ、この領域が摘み部24とされている。また、切離し部14の裏面には、前記吊架孔9に対応する領域E4も粘着層が非設置とされており、これにより、吊架孔9を介して切離し部14の裏面に異物が付着することを抑制するようになっている。なお、図4の(a)に示す例では、摘み部24に対応する領域、及び領域E4のそれぞれについて粘着層を非設置としているが、図4の(b)に示すように、これらの領域を包含する領域E5について、切離し部14の裏面に粘着層を非設置とすることもできる。
また、前記切離し部14の表面には、少なくとも薬剤バッグ1の使用方法を含む特性情報を表示する特性情報表示領域E6が設定されている。
特性情報表示領域E6には、薬剤バッグ1の使用前に必ず弱シール部7を開通する等、薬剤バッグ1の使用方法に関して使用者へ報知すべき情報(特性情報)が記載されている。
したがって、使用者は、薬剤バッグ1をスタンドポール(図示せず)等に吊下げようとした際に、前記切離し部14により吊架孔9が被覆されていることに気付き、これを剥離(切断)しようとするが、このとき前記特性情報表示領域E6を視覚的に確認して、前記弱シール部7を剥離しなければならないことを認識することになる。
つまり、前記実施形態に係る薬剤バッグ1によれば、切離し部14が吊架孔9を閉塞しているので、薬剤バッグ1の使用時に吊架孔9を開放させるために切離し部14を剥離させようとする使用者に対し、当該切離し部14に表示された特性情報を確実に認識させることができるので、当該使用者の操作忘れ等を抑制することができる。
そして、本実施形態に係るラベル4によれば、別途形成された切離し部14に特性情報が表示されているので、ラベル4上のレイアウトにおいて特性情報と基部12に表示された情報との差別化を図ることができるだけでなく、この切離し部14を薬剤バッグ1の吊架孔9を被覆するように貼着することができるので、使用者に対して前記特性情報を確実に認識させることができる。
すなわち、薬剤バッグ1を使用するのに際し、使用者は、吊架孔9を被覆するように貼着された切離し部14を基部12から切断することになるが、このとき、切離し部14に特性情報が表示されているので、当該使用者に対して前記特性情報を視覚的に認識させることができる。
したがって、前記実施形態に係るラベル4によれば、薬剤バッグ1の使用時に必要な特性情報を使用者に対して確実に認識させることができる。
前記実施形態のようにラベル4に摘み部24を設けた構成によれば、使用者は、摘み部24を摘んで基部12から切離し部14を容易に切離すことができる。
前記実施形態のように切込スリット19の切込開始位置とミシン目20とを段違いに形成するとともに、切込スリット19を窪み部17の底部16及びミシン目20に沿った切断方向Y2の両者に対してそれぞれ鈍角(図3のθ1及びθ2参照)に臨ませた構成によれば、前記摘み部24に付与された力を、窪み部17を形成する切離し部14の縁部、切込スリット19、ミシン目20の順にスムーズに伝達することができる。そのため、前記摘み部24の引き上げ始めの段階で、前記切断線15以外の部分が破断してしまうといった不具合を抑制することができる。
すなわち、基部12から切離し部14を綺麗に切断するための工夫として、切離し部14及び基部12の縁部に底部を尖らせた窪み部(例えば、V字の窪み部)を形成し、このエッジ(底部)から切断線15を配設することが考えられるが、実際には、ラベル形成用の刃型に前記窪み部に対応する鋭角な先端部を形成することが困難なので、厳密には前記窪み部17の底部16はR形状とされる。
そして、窪み部17の底部16がR形状とされた場合には、R形状の頂点T1に対し垂直に切断線を形成しても、前記摘み部24に付与された力がR形状の円弧の途中部まで伝達された後、切断線で略90°方向転換することになるので、この方向転換の際に、切断線15以外の部分が破断するおそれがある。
そして、前記実施形態では、切断開始位置(底部16の頂点T1)とミシン目20とを段違いに形成した上で、これら両者を緩やかに連結する切込スリット19を設けているので、前記摘み部24に付与された力は、底部16の円弧から切込スリット19まで、及び切込スリット19からミシン目20までの二段階でそれぞれ緩やかに方向転換しながら伝達することになる。
したがって、前記実施形態のラベル4によれば、基部12と切離し部14とを切断するのに際し、切断線15以外の部分が破断するのを抑制することができる。
なお、前記実施形態では、窪み部17の底部16に対して鈍角に交差する切込スリット19を例示しているが、切込スリット19は、少なくとも前記底部16と交差する方向、すなわち、前記角度θ1が180°以外の角度(例えば、鋭角)となるように底部16と交差すればよい。これにより、前記摘み部24に付与された力を、前記窪み部17を形成する切離し部14の縁部に沿って伝達するとともに、この切離し部14の底部16から前記交差方向へ方向転換することができるので、前記摘み部24に付与された力を前記切断方向Y1の力として効率良く切込スリット19に伝達させることができ、基部12と切離し部14とを容易に分断することができる。
一方、前記実施形態に係る切込スリット19は、前記底部16に対して鈍角(角度θ1参照)に交差する導入部21と、この導入部21から鈍角(角度θ2参照)に屈曲して前記ミシン目20に沿った切断方向Y2の延長線上に配置された屈曲部22とを備えているので、前記摘み部24に付与された力をより確実にミシン目20に伝達することができる。
なお、前記実施形態では、基部12に対し単一の切離し部24を設けた構成について説明したが、この切離し部24を分断可能に構成することもできる。
図5は、本発明の別の実施形態に係るラベルを示す平面図である。なお、図5において前記実施形態と同様の構成については、同一の符号を付してその説明を省略する。
図5を参照して、本実施形態に係るラベル40は、前記基部12と、前記切断線15を介して切断可能に連結された切離し部41とを備えている。
切離し部41は、前記切断方向Y1と直交するミシン目(第二切断線)42を介して左右に切断可能に連結された第一切離し片43及び第二切離し片44とを備えている。
第一切離し片43は、前記実施形態と同様に前記吊架孔9を塞ぐように薬剤バッグ1に貼着可能とされている。また、第一切離し部43には、前記特性情報表示領域E6が設定されている。この特性情報表示領域E6には、例えば、薬剤バッグ1内の薬剤の注射についての使用を禁止すべき旨、又は粉末収容室S1と液体収容室S2とが開通されていることを確認すべき旨の表示が施されている。
第二切離し片44は、前記吊架孔9の右側位置で薬剤バッグ1上に貼着されている。この第二切離し片44には、前記各表示領域E1〜E3と同様に、基本情報を表示する基本情報表示領域E9が設定されている。
この実施形態によれば、前記摘み部24を摘んで左側から第一切離し片43を基部12から切断し、この第一切離し片43をミシン目42に沿って第二切離し片44から切断することができる。
そして、第二切離し片44は、薬剤バッグ1の使用記録、すなわち、患者への薬剤投与の記録等を行うときに、前記基部12から切断されて、カルテ等に貼着することが可能とされている。このように第二切離し片44を使用することにより、薬剤投与の記録を行う医療従事者の手間を軽減できるとともに、投与された薬剤を誤って記載する等の不具合も確実に阻止することができる。
また、前記実施形態では、第一切離し片43と第二切離し片44とがミシン目42によって連結されているが、これら切離し片43、44は、図6に示すように、スリット45によって予め分断されていてもよい。
そして、このように各切離し片43、44を分断した場合には、さらに、当該切離し片43の切断方向と切離し片44の切断方向とを左右相反する方向に設定することができる。
つまり、図6に示す実施形態では、基部12及び切離し部41の右側の縁部にも窪み部46が形成されている。この窪み部46は、前記窪み部17と左右対称の平面形状とされている。
そして、窪み部17からスリット45までの範囲については、前記実施形態と同様に、前記切断方向Y1が規定された切断線15が設けられ、窪み部46からスリット45までの範囲については、前記切断方向Y1と左右対称の切断方向Y4が規定された切断線47が形成されている。
さらに、本実施形態に係る第二切離し片44には、右側へ延びる摘み部48が形成されている。この摘み部48は、第一切離し片43の摘み部24と左右対称の形状とされている。
したがって、この実施形態では、摘み部24を摘んで左側から第一切離し片43を基部12から切断することができる一方、摘み部48を摘んで右側から第二切離し片44を基部12から切断することができる。
なお、前記特性情報表示領域E6に表示される特性情報は、薬剤バッグ1における貼着対象となる個所に応じて様々な態様を採ることができる。すなわち、前記実施形態では、切離し部14を吊架孔9を被覆するように貼着した実施形態を例示したが、当該切離し部14の貼着個所は、これに限定されることはなく、図7及び図8に示すようにすることもできる。
図7は、本発明の別の実施形態に係る薬剤バッグを示す(a)は平面図、(b)は側面図である。図8は、図7のラベルを拡大して示す展開図である。
図7及び図8を参照して、本実施形態の薬剤バッグ25は、容器本体2と、ポート3と、ラベル26とを備えている。なお、前記容器本体2及びポート3については、前記実施形態と同様の構成であるので、本実施形態では同様の符号を付して説明を省略する。
ラベル26は、略長方形の基部27と、この基部27から左右の肩部27a及び27bを介して下方に延設された切離し部28とを備え、これら基部27と切離し部28との間には、切断方向Y3(図では右から左)が規定された切断線29が形成されている。
すなわち、本実施形態のラベル26は、容器本体2に対する貼着姿勢が、前記実施形態のラベル4に対して上下反転した姿勢とされている。そのため、以下の説明では、前記実施形態のラベル4と同様の構成については、同一の符号を付してその説明を省略し、当該ラベル4と相違する構成について詳しく説明する。
前記基部27には、その裏面の略全域に形成された粘着層により前記液体容器6の表面に貼着されている。この基部27の表面には、切離し部28と反対側の縁部(上方)から順に前記品名表示領域E1、前記成分等表示領域E2、前記製造番号等表示領域E3が設定されている。これら各表示領域E1〜E3の表示内容については前記実施形態と同様である。
切離し部28は、前記基部27から下方に延びて前記ポート3の開口部を閉塞するようになっている。具体的に、この切離し部28は、その裏面の上下領域E7に形成された粘着層により前記基部27から下方の範囲で液体容器6に貼着されている。この切離し部28には、前記実施形態と同様に、粘着層の非設置領域(図4のハッチング領域参照)が設定され、この非設置部分により摘み部24が形成されている。
さらに、切離し部28の下端部は、前記ポート3の下端部に沿って折り返された状態で、当該ポート3の下面に対して接合領域E8で剥離自在に接合されている。なお、この接合領域E8に対応して切離し部28の裏面に粘着層を形成して、この粘着層によりポート3に対して切離し部28を貼着してもよい。
そして、前記切離し部28の表面には、前記折返される手前側(基部27側)の領域に、前記特性情報表示領域E6が設定されている。この特性情報表示領域E6に表示される情報については前記実施形態と同様である。
この実施形態では、前記切離し部28をタンパーシールとして兼用させることができるので、使用者は、前記ポート3に対して針を穿刺する際に、この切離し部28をポート3から剥離して切断線29に沿って切断しようとするが、このとき前記特性情報表示領域E6を視覚的に確認して、前記弱シール部7を開通しなければならないことを認識することになる。
つまり、この実施形態に係る薬剤バッグ25によれば、切離し部28がポート3を閉塞しているので、薬剤バッグ25の使用時にポート3を開放させるために切離し部28を剥離させようとする使用者に対し、当該切離し部28に表示された特性情報を確実に認識させることができるので、当該使用者の操作忘れ等を抑制することができる。
なお、前記実施形態に係る薬剤バッグ25では、切離し部28を直接ポート3に貼着する例について説明しているが、ポート3に貼着されたタンパーシール11(図1参照)の上から切離し部28を貼着してもよい。
また、前記実施形態のようにポート3又はタンパーシール11に切離し部28を貼着するようにしたラベル26においては、当該切離し部28にさらにもう一つの切断線を形成することが好ましい。
図9は、本発明のさらに別の実施形態に係るラベルを示す平面図である。
図9を参照して、本実施形態のラベル49は、前記基部27と、この基部27から下方に延設された切離し部50とを備え、これら基部27と切離し部50との間には、前記切断線29及び窪み部17が形成されている。
そして、本実施形態の切離し部50には、前記摘み部24の上下方向の中央線を基準として上下に線対称となる切断方向Y6に規定された切断線51及び窪み部71が形成されている。つまり、切断線51と前記切断線29とは、前記摘み部24の付け根部分の上下位置に形成されている。そして、切断線51は、切断方向Y6が切断方向Y3と上下反転していることを除き、前記切断線29と同様の構成を有している(つまり、切込スリット72も前記切込スリット19と上下反転している点を除き、同様の構成を有している)。
このように、摘み部24の上下位置に切断線29及び切断線51が形成されているとともに、それぞれの切断方向Y3及び切断方向Y6が摘み部24を挟んで上下に線対称に設定されているため、摘み部24に付与された力(右から左への力)は、摘み部24の両端方向(上下方向)へ同時に伝達されることになる。
すなわち、摘み部24に付与された力は、窪み部17の円弧から切込スリット19まで、及び切込スリット19からミシン目20までの二段階で緩やかに方向転換しながら伝達し、これと同時に、窪み部71の円弧から切込スリット72まで、及び切込スリット72からミシン目73までの二段階で緩やかに方向転換しながら伝達することになる。
また、切離し部50は、基部27に対して切断線29を介して切断可能に連結された第一連結部52と、この第一連結52に対して切断線51を介して切断可能に連結された第二連結部53とを備えている。
第一連結部52には、第一特性情報表示領域E61が設定されている一方、第二連結部53には、ポート3側へ折り返される手前側(第二連結部53側)の領域に第二特性情報表示領域E62が設定されている。
第二連結部53は、その先端部の接合領域E8がポート3と、又は、その先端部裏面がタンパーシール11(図1参照)と接合されている。
この実施形態に係るラベル49によれば、ポート3又はタンパーシール11に貼着された第二連結部53と基部27とが第一連結部52を介して連結されているので、このラベル49が貼着された容器本体2を使用する者は、まず、第一連結部52を基部27及び第二連結部53から切断して当該基部27と第二連結部53とを分断した上で、この第二連結部53を容器本体2から剥がすことが必要になる。
したがって、この実施形態によれば、容器本体2を使用するための準備工数が増える分だけ、使用者の切離し部50に対する関心をより一層集中させることができる。
特に、前記第一特性情報表示領域E61と第二特性情報表示領域E62とに別々の特性情報、例えば、容器本体2内の薬剤の注射についての使用を禁止する旨と、粉末収容室S1内の薬剤を液体収容室S2内の薬剤に溶解させた上で注入を開始する旨とを表示するようにすれば、これらの情報を使用者に対し確実に認識させることができる。
また、前記実施形態では、切断線29と摘み部24を挟んだ位置に切断線51を設けた構成としているが、図10に示すように、ポート3又はタンパーシール11に対する接合箇所の近傍にミシン目54を形成することもできる。
つまり、図10の実施形態に係るラベル55は、前記基部27と、この基部27から下方に延設された切離し部56とを備え、これら基部27と切離し部56との間には、前記切断線29及び窪み部17(図8参照)が形成されている。
そして、切離し部56は、基部27から延びる第一連結部57と、この第一連結部57の先端部(下端部)に形成された第二連結部58とを備え、これら第一連結部57と第二連結部58とは左右方向に延びるミシン目54に沿って切断可能とされている。
第一連結部57には、前記第一特性情報表示領域E61が設定されている一方、第二連結部58には、前記第二特性情報表示領域E62が設定されている。つまり、ラベル55が容器本体2に貼着された状態においては、当該容器本体2の正面側に第一情報表示部E61が、容器本体2の下面側に第二表示領域E62が配置されることになる。
本実施形態に係るラベル55が貼着された容器本体2を使用する場合、まず、第一連結部57を基部27及び第二連結部58から切離して、当該基部27と第二連結部58を分断する。
次いで、ポート3又はタンパーシール11(図1参照)に貼着されたまま残された第二連結部58をポート3又はタンパーシール11から剥離する。
つまり、ラベル55が貼着された容器本体2を使用する場合には、まず、第一連結部57に関心を集めて、当該第一連結部57に設定された第一情報表示部E61に表示された情報を使用者に認識させ、次いで、ポート3側に残った第二連結部58に関心を集めて、当該第二連結部58に設定された第二情報表示部E62に表示された情報を使用者に認識させることができる。
そして、前記各実施形態では、基部27を容器本体2の表面に貼着し、切離し部28、50、56の先端部(下端部)をポート3又はタンパーシール11に貼着する構成について説明したが、図11に示すラベル59を用いて図12に示すように容器本体2の表裏両面に切離し部を貼着することも可能である。
図11及び図12を参照して、本実施形態に係るラベル59は、前記基部27と、この基部27から下方に延設された切離し部60とを備え、これら基部27と切離し部60との間には、前記切断線29及び窪み部17が形成されている。
本実施形態に係る切離し部60は、その長手方向の略中央位置が前記ポート3又はタンパーシール11(図1参照)に貼着されるようになっている。
つまり、切離し部60は、図12に示すように、ポート3を跨るようにして容器本体2の表面から裏面までわたって貼着することが可能となる長さ寸法に設定され、その途中部がポート3又はタンパーシール11(図1参照)の下面に貼着されるように構成されている。
そして、切離し部60には、ポート3又はタンパーシール11に貼着される部分の両側に前記第一特性情報表示領域E61及び第二特性情報表示領域E62が形成されている。
このように構成されたラベル59が貼着された容器本体2を使用する場合には、まず、切離し部60の先端部を容器本体2の裏面から剥がし、次いで、容器本体2の表面側で切離し部60と基部27とを切断線29に沿って切断する。
つまり、ラベル59が貼着された容器本体2を使用する場合には、まず、容器本体2の裏面に貼着された切離し部60の先端部側に関心を集めて、当該切離し部60の先端部に設定された第二特定情報表示領域E62に表示された情報を使用者に認識させ、次いで、容器本体2の表面に貼着された基部27と切離し部60とを切断するための切断線29に関心を集めて、当該切離し部の基端部側に設定された第一特定情報表示領域E61に表示された情報を使用者に認識させることができる。
そして、切離し部60をポート3又はタンパーシール11から剥離することにより、容器本体2が使用可能な状態となる。
なお、図11に示すように、両特性情報表示領域E61、E62の間に第三特性情報表示領域E63を形成することもできる。
このようにすれば、切離し部60をポート3又はタンパーシール11から剥離する際にも、さらに、第三特性情報表示領域E63によって表示された情報を使用者に認識させることが可能となる。
また、前記実施形態では、薬剤バッグに貼着するためのラベルについて説明したが、図13に示す蓋付き容器(収容容器)61にラベルを貼着してもよい。なお、以下の説明では、前記実施形態のラベル4を蓋付き容器61に貼着した例について説明する。
図13を参照して、蓋付き容器61は、容器本体62と、この容器本体62の上部に被せられた状態で螺合して当該容器本体62を封止する蓋体63とを備えている。
そして、ラベル4は、そのミシン目20の切断方向Y2を蓋体63の下縁部と沿わせるようにして、容器本体62と蓋体63とに跨った状態で貼着されている。
容器本体62から蓋体63を取り外す際、つまり、蓋体63を容器本体62に対し開放方向Y5に回転させることにより、ラベル4は、切断線15に沿って基部12と切離し部14とに切断される。
したがって、ラベル4を蓋付き容器61に貼着した場合、切離し部14が基部12から切離されているか否かを確認することによって、蓋付き容器61が開封済みであるか否かを判断することができる。
さらに、図14の(b)に示すようなバイアル容器64に適したラベル65を提供することもできる。
本実施形態に係るバイアル容器64は、試薬瓶66と、この試薬瓶66を封止する蓋体67とを備え、この蓋体67に内蔵されるとともに上方に開放されたゴム栓を図外の注射針で貫くことにより、試薬瓶66内の薬剤を取り分けることができる一方、注射針を引き抜くことにより試薬瓶66が再び封止されるようになっている。
ラベル65は、略長方形の基部68と、この基部68から左右の肩部68a及び肩部68bを介して上方に延設された切離し部69とを備え、これら基部68と切離し部69との間には、前記切断線15及び窪み部17(図1参照)が形成されている。
基部68には、前記基本情報を表示する基本情報表示領域E10が設定されている。
切離し部69には、その基端部左側に前記摘み部24が形成されているとともに、その先端部に略円形の規制部70が形成されている。
この規制部70は、前記バイアル容器64の蓋体67のゴム栓又はゴム栓を覆うキャップの上に貼着され、当該ゴム栓に対し図外の注射針が穿刺されるのを抑制するようになっている。
また、切離し部69には、前記摘み部24の近傍位置に第一特性情報表示領域E61が、前記規制部70に第二特性情報表示領域E62が設定されている。
このようなラベル65が貼着されたバイアル容器64を使用する場合、使用者は、蓋体67のゴム栓が規制部70によって隠されていることに気付くとともに、当該規制部70に設定された第二特性情報表示領域E62によって表示された情報を認識することになる。
次いで、使用者は、規制部70を剥がすために、摘み部24を摘んで切離し部69と基部68とを切断しようとする。このとき、使用者は、摘み部24の近傍に設定された第一特性情報表示領域E61に表示された情報を認識することになる。
このように、前記ラベル65によれば、バイアル容器64の使用の妨げとなる位置に規制部70を貼着することができるので、バイアル容器64の使用者に対し、第一特性情報表示領域E61及び第二特性情報表示領域E62によって表示された情報を認識させることができる。
なお、前記各実施形態では、各収容室S1及びS2にそれぞれ粉末薬剤及び液体薬剤を個別に収容する薬剤バッグ1及び25について例示しているが、これら各収容室S1及びS2の双方に液体薬剤を収容する構成としてもよい。
さらに、前記各実施形態のラベル4、26及び40は、図15に示すように、所定の薬剤を収容する薬剤ボトル30に巻回して貼着することもできる(図15では、ラベル4を開示している)。このとき、切離し部14の特性情報表示領域E6には、基部12の各表示領域E1〜E3の内容を択一的に特定することができる情報を表示させることが好ましい。
このようにすれば、薬剤ボトル30内に収容された薬剤を患者に投与した際に切離し部14を基部12から切離し、これを当該患者のカルテ等に貼着させることにより、患者の治療についての履歴を確実にカルテ上に保存することができる。
なお、同図においては、ラベル4を薬剤ボトル30に対して横方向に使用しているので、前記表示領域E1〜E3は、縦並びにレイアウトされている。また、薬剤ボトル30に対してラベル4を貼着する場合には、前記切離し部14に前記特性情報を必ずしも表示する必要はない。
また、前記各実施形態においては、略半円状の底部16を例に挙げて説明しているが、底部16は、少なくともR形状であればよく、例えば、4分の1円弧であってもよい。
さらに、前記各実施形態では、切込スリット19が導入部21と屈曲部22とを有する屈曲した形状とされているが、切込スリット19は、それ自体を湾曲した形状にすることもできる。この場合、湾曲形状の開き角度(前記角度θ2に相当する角度)を鈍角に設定することが好ましい。
また、前記各実施形態では、各表示領域E1〜E3に対して、それぞれ対応する情報を表示する例について説明したが、これら表示領域E1〜E3とこれに表示する情報との組合せは、特に限定されることはなく、これら組合せは適宜変更することができる。そして、本発明に係る薬剤バッグ1では、少なくとも、前記基部12又は27に対して前記基本情報が表示されていればよい。
さらに、前記各実施形態では、Y字形の切込線23を有する構成について説明したが、切込線23は、Y字形に限定されることはなく、例えば、直線状(前記実施形態の脚部23aに相当する形状)にすることもできる。
また、前記各実施形態では、切込スリット19が底部16の頂点T1から延びている構成について説明しているが、必ずしも頂点から延びる必要はなく、頂点T1の近傍から延びた構成とした場合でも、前記各実施形態と同様の効果を奏することができる。
そして、前記各実施形態のラベル4、26及び40によれば、窪み部17の底部16と交差するように切込スリット19が形成されているので、前記切離し部14、28及び41に付与された力を、前記窪み部17を形成する切離し部14、28及び41の縁部に沿って伝達するとともに、この切離し部14、28及び41の底部16から前記交差方向へ方向転換して切込スリット19へ伝達することができる。したがって、このラベル4、26及び40によれば、前記切離し部14、28及び41に付与された力を前記切断方向Y1に沿った力として効率良く切込スリット19に伝達させることができるので、基部12及び27と切離し部14、28及び41とを容易に分断することができる。
すなわち、切離し部14、28及び41に付与された力を効率良く伝達するために、前記窪み部17の湾曲部18(底部16より手前側の部分)を構成する前記切離し部14、28及び41の縁部の延長線上に前記切込スリット19を形成することも考えられるが、このようにすると、切離し部14、28及び41に付与された力は、前記湾曲部18と底部16との境界部分において、前記切込スリット19に伝達せずに底部16側へ伝達してしまい、この底部16から切断されてしまうといった不具合が生じてしまうことがあった。
反対に、前記窪み部17の側部を構成する前記基部12及び27の肩部12aの延長線上に切込スリット19を形成することも考えられるが、この場合、切離し部14、28及び41に付与された力は、前記肩部12aと底部16との境界部分まで伝達する前に、当該底部においてラベル4、26及び40が切断する力として作用してしまうおそれがある。
そして、前記ラベル4、26及び40では、窪み部17の底部16と交差するように切込スリット19が形成されているので、前記切離し部14、28及び41に付与された力を前記切断方向Y1に沿った力として効率良く切込スリット19に伝達させることができ、これにより、基部12及び27と切離し部14、28及び41とを容易に分断することができる。
(a)は、本発明に係る薬剤バッグの全体構成を示す平面図、(b)は、図1(a)の薬剤バッグの内部構造を概略的に示す平面図である。 図1の薬剤バッグに貼着されたラベルを示す平面図である。 図2のラベルの用部を拡大して示す平面一部略図である。 図2のラベルの切離し部の粘着層が形成された領域を説明するための図であり、(a)は粘着層の非設置領域を2箇所に形成したもの、(b)は粘着層の非設置領域を1個所に形成したものをそれぞれ示している。 切離し部を切断可能に構成したラベルを示す平面展開図である。 切離し部を二つに分断したラベルを示す平面展開図である。 本発明の別の実施形態に係る薬剤バッグを示す(a)は平面図、(b)は側面図である。 図7のラベルを拡大して示す展開図である。 切断線を二本形成したラベルを示す平面展開図である。 切断線の位置を変更したラベルを示す平面展開図である。 本発明のさらに別の実施形態を示す平面展開図である。 図11のラベルを容器本体に貼着した状態を示す側面図である。 図1のラベルを蓋付き容器に貼着した状態を示す正面図である。 本発明のさらに別の実施形態に係るラベルの、(a)は展開状態、(b)はバイアル容器に貼着した状態をそれぞれ示す図である。 図1のラベルの他の使用状態を示す正面図である。
1、25 薬剤バッグ
2 容器本体
3 ポート
4、26、40、49、55、59 ラベル
9 吊架孔
12、27 基部
14、28、41、50、56、60 切離し部
15、29、47、51 切断線
16 底部
17、46 窪み部
19 切込スリット
20、42 ミシン目
21 導入部
22 屈曲部
24、48 摘み部
30 薬剤ボトル
43 第一切離し片
44 第二切離し片
45 スリット
52、57 第一連結部
53、58 第二連結部
61 容器
62 容器本体
63 蓋体
E2 成分等表示領域
E6 特性情報表示領域
E61 第一特性情報表示領域
E62 第二特性情報表示領域
E63 第三特性情報表示領域

Claims (9)

  1. 薬剤を収容する薬剤バッグであって、
    一端に吊下げ用の孔が形成されているとともに内部に薬剤を収容する容器本体と、
    この容器本体の他端に形成されているとともに、その下面から薬液を吐出可能なポートと、
    前記容器本体に一部が貼着されたラベルとを備え、
    前記ラベルは、
    前記容器本体に貼着されるとともに、少なくとも薬剤バッグに収容される薬剤の成分の情報を含む基本情報を表示する基部と、
    この基部に対して切断自在に連結された切離し部とを備え、
    この切離し部は、前記ポートの少なくとも下面、又は前記ポートの下面に貼着されたタンパーシールを被覆するように貼着されているとともに、この切離し部には、少なくとも薬剤バッグの使用方法を含む特性情報が表示され、
    前記吊下げ用の孔により容器本体を吊下げた状態でこの容器本体内の薬剤を前記ポートを介して吐出することを特徴とする薬剤バッグ。
  2. 前記基部と前記切離し部とは、切断方向が規定された切断線に沿って切断自在とされており、前記切離し部には、前記切断方向の上流側の端部において、その裏面の粘着層が非設置とされることにより摘み部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の薬剤バッグ
  3. 前記基部及び切離し部の縁部には、これら両者に跨るR形状の底部を有する窪み部が形成されているとともに、前記切断線は、前記切断方向の上流端で前記基部及び切離し部の縁部を分断自在とする切込スリットと、前記切断方向に沿ってこの切込スリットの下流側に配置されたミシン目とを備え、前記切込スリットは、前記窪み部の底部と交差する方向に向かって配置されていることを特徴とする請求項2に記載の薬剤バッグ
  4. 前記ミシン目は、前記切込スリットよりも前記基部寄りにレイアウトされ、前記切込スリットは、前記切離し部側へ開く角度が鈍角となるように前記底部の頂点近傍に交差する方向に向かって延びるとともに、前記ミシン目に沿った切断方向に対しても鈍角に連続する形状とされていることを特徴とする請求項3に記載の薬剤バッグ
  5. 前記切込スリットは、前記底部に対して鈍角に交差する導入部と、この導入部から鈍角に屈曲して前記ミシン目に沿った切断方向の延長線上に配置される屈曲部とを備えていることを特徴とする請求項4に記載の薬剤バッグ
  6. 前記切離し部は、前記基部に対して切断自在に連結された第一連結部と、この第一連結部に対し切断自在に連結された第二連結部とを備え、この第二連結部が、前記ポートの少なくとも下面、又は前記ポートの下面に貼着されたタンパーシールを被覆するように貼着されていることを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の薬剤バッグ。
  7. 前記第一連結部及び第二連結部には、それぞれ前記特性情報が表示されていることを特徴とする請求項6に記載の薬剤バッグ。
  8. 前記特性情報には、前記薬剤バッグ内の薬剤を注射について使用することを禁止すべき旨の情報、前記薬剤バッグ内に収容された2種類の薬剤を混合してから使用すべき旨の情報の少なくとも一方が含まれていることを特徴とする請求項1〜7の何れか1項に記載の薬剤バッグ。
  9. 前記ラベルの基部は、前記容器本体の表面に貼着され、前記ラベルの切離し部は、その途中部が前記ポートに貼着されているとともに、その先端部が前記容器本体の裏面に貼着されていることを特徴とする請求項1に記載の薬剤バッグ。
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