JP4816630B2 - データ線駆動回路、電気光学装置および電子機器 - Google Patents
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Description
I=(1/2)β(Vgs−Vth)2 …(1)
ここで、β:利得係数、Vth:閾値電圧である。
請求項4に係る発明は、請求項3に記載の電気光学装置を備えたことを特徴とする電子機器である。
本発明の第1実施形態について説明する。図1は、第1実施形態にかかる電気光学装置100の構成を示す図である。本実施形態においては、本発明を有機ELディスプレイに適用した例について説明する。
電気光学パネル10は、m本の走査線11とn本のデータ線12とを有している。走査線11の各々とデータ線12の各々とは互いに直交し、走査線11とデータ線12との交差部の各々には画素回路16が設けられている。画像メモリ80は、データ線駆動回路22に供給される階調データを記憶している。制御装置60は、CPU(Central Processing Unit),RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等からなり
、ROMに格納されているプログラムをCPUが実行することにより電気光学装置100の各部を制御する。電源回路70は、電気光学装置100の各部に電源を供給する回路である。
一方、データ線駆動回路22は、データ線12を介して画素回路16の各々に階調データに応じた電圧を印加する回路である。データ線駆動回路22の詳細については後述する。
上記の動作がi行目の走査線11と各データ線12との交差部に位置するすべての画素回路16において行われる。さらに、走査線11が順番に選択されることにより、すべての画素回路16において同様な動作が行われ、これによって1フレームの画像が表示される。そして、この1フレームの画像の表示が1垂直走査期間毎に繰り返される。
基準電圧生成回路223は、DAC31の各々に対応するn個の基準電圧生成回路33と、DAC32の各々に対応するn個の基準電圧生成回路34とからなる。基準電圧生成回路33は、DAC31の各々に基準電圧を印加するための回路であり、基準電圧生成回路34は、DAC32の各々に基準電圧を印加するための回路である。
なお、図5においては、図面が複雑になることを避けるために、j列目のデータ線12に対応するDAC31、DAC32、基準電圧生成回路33および基準電圧生成回路34のみ示されている。
なお、補正データは、特定の階調帯に属する階調データでもよい。このような補正データを用いれば、階調帯ごとに画素の輝度を調整することができる。
なお、補正データは、階調データとともに画像メモリに格納されていてもよい。
電流Idata3は電流電圧変換回路224に供給され、電流電圧変換回路224は、供給された電流Idata3に応じた電圧Voutを生成してバッファ回路225に出力し、バッファ回路225は電圧Voutをデータ線12の各々に印加する。データ線12に電圧Voutが印加されると、上述した動作により、画素回路16に設けられている有機EL素子にこの電圧Voutに応じた電流Ioutが供給され、この電流Ioutに応じた輝度で有機EL素子が発光する。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。図6は、DAC35を示す図である。第2実施形態においては、第1実施形態におけるDAC31および32に代えて、DAC35を用いる。なお、第1実施形態と同一の構成要素については、同一の符号を付している。
なお、図6においては、図面が複雑になることを避けるために、j列目のデータ線12に対応するDAC35、基準電圧生成回路33および基準電圧生成回路36のみ示されている。
電流Idata3は電流電圧変換回路224に供給され、電流電圧変換回路224は、供給された電流Idata3に応じた電圧Voutを生成してバッファ回路225に出力し、バッファ回路225は電圧Voutをデータ線12の各々に印加する。データ線12に電圧Voutが印加されると、上述した動作により、画素回路16に設けられている有機EL素子にこの電圧Voutに応じた電流Ioutが供給され、この電流Ioutに応じた輝度で有機EL素子が発光する。
次に、本発明の第3実施形態について説明する。以下、第1実施形態と同一の構成要素については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
まず、DAC222について説明する。図7は、DAC222および基準電圧生成回路223の構成を示す図である。DAC222は、データ線12の各々に対応するn個のDAC41とn個のDAC42とからなる。DAC41は、階調データに基づいて階調電流を生成するためのDACであり、DAC42は、補正データに基づいて補正電圧を生成し、この補正電圧をDAC41に印加するためのDACである。
基準電圧生成回路223は、DAC42の各々に対応するn個の基準電圧生成回路44からなり、DAC42の各々に基準電圧を印加する。
なお、図7においては、図面が複雑になることを避けるために、j列目のデータ線12に対応するDAC41、DAC42および基準電圧生成回路44のみ示されている。
なお、補正データは、階調データとともに画像メモリに格納されていてもよい。
なお、本実施形態では、基準電圧生成手段で生成された基準電圧を補正手段によって補正し、補正された基準電圧を用いて階調電流生成手段が階調電流を生成する構成となっているが、階調電流生成手段が基準電流を用いて階調電流を生成し、この階調電流を補正手段で補正する構成としてもよい。
次に、本発明の第4実施形態について説明する。図8は、DAC45を示す図である。第4実施形態においては、第3実施形態におけるDAC41および42に代えて、DAC45を用いる。なお、第3実施形態と同一の構成要素については、同一の符号を付している。
なお、図8においては、図面が複雑になることを避けるために、j列目のデータ線12に対応するDAC45および基準電圧生成回路46のみ示されている。
電流電圧変換回路224は、供給された電流Idata2に応じた電圧Voutを生成してバッファ回路225に出力し、バッファ回路225は電圧Voutをデータ線12の各々に印加する。データ線12に電圧Voutが印加されると、上述した動作により、画素回路16に設けられている有機EL素子にこの電圧Voutに応じた電流Ioutが供給され、この電流Ioutに応じた輝度で有機EL素子が発光する。
次に、本発明の第5実施形態について説明する。以下、第1実施形態と同一の構成要素については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
まず、データ線駆動回路22について説明する。図9は、データ線駆動回路22の構成を示す図である。ラインメモリ221は、走査線駆動回路11によって選択された走査線11と各データ線12との交差部に位置する画素に対応する階調データの供給を画像メモリ50から受け、供給された階調データを格納する。基準電圧生成回路223は、基準電圧を生成してDAC222に印加する。DAC222は、画素回路16の各々に対応する階調データの供給をラインメモリ221から受け、供給された階調データに応じた電流を生成し、生成された電流を電流電圧変換回路224に供給する。電流電圧変換回路224は、供給された電流に応じた電圧(データ信号)を生成し、この電圧をデータ線12の各々に出力する。
基準電圧生成回路223は、DAC51の各々に対応するn個の基準電圧生成回路53からなり、DAC51の各々に基準電圧を印加する。
電流電圧変換回路224は、DAC51の各々に対応するn個の電流電圧変換回路55からなり、DAC51から供給された階調電流に応じた電圧を生成し、生成された電圧をデータ線12の各々に出力する。
なお、図10においては、図面が複雑になることを避けるために、j列目のデータ線12に対応するDAC31、基準電圧生成回路33および電流電圧変換回路35のみ示されている。また、図10には、i行目の走査線11とj列目のデータ線12の交差部に設けられた画素回路16が示されている。
DAC51は、トランジスタ51a、トランジスタ51b、トランジスタ51c、トランジスタ51dを有する。トランジスタ51a乃至dはいずれもnチャネル型トランジスタであり、そのソースは接地されている。また、トランジスタ51a乃至dのドレインはスイッチ51e、51f、51g、51hの一端にそれぞれ接続されている。スイッチ51e乃至hの他端は、電流電圧変換回路55に設けられたトランジスタ551のドレインに共通に接続されている。
電流電圧変換回路55に設けられているpチャネル型のトランジスタ551のソースは高位側の電源電圧Vddに接続され、ドレインとゲートとが短絡されてダイオード接続が形成されている。さらに、トランジスタ551のゲートがデータ線12に接続されている。すなわち、i行目の走査線11が選択された期間においては、トランジスタ551とトランジスタ162とによってカレントミラー接続が形成されることとなる。
階調電流の調整は、基準電圧生成回路53の電流源531から供給される電流を調整することによって行うことができる。これによって、トランジスタ162から所望の大きさの出力電流Ioutが出力されることとなる。
まず、i行目の走査線11が選択され、走査信号YiがHレベルになると、トランジスタ164がオン状態となる。DAC51は、基準電圧生成回路53で生成された基準電圧を用いて、i行目の走査線11とj列目のデータ線12との交差部に設けられた画素に対応する階調データに応じた階調電流Idataを生成する。
電流Idataは電流電圧変換回路55に供給され、電流電圧変換回路55は、供給された階調電流Idataに応じた電圧Voutを生成してデータ線12の各々に出力する。データ線12に電圧Voutが出力されると、上述した画素回路16の動作により、有機EL素子168にこの電圧Voutに応じた電流Ioutが供給され、この電流Ioutに応じた輝度で有機EL素子168が発光する。
なお、上記の説明においては、画素回路のトランジスタと電流電圧変換回路のトランジスタとの製造プロセスの違いに起因する利得係数βおよびしきい値電圧Vthの違いに着目したが、同種のトランジスタであっても利得係数βおよびしきい値電圧Vthがことなる場合がある。画素回路16で用いられるトランジスタは、通常、TFTであることは既に述べたが、TFTは利得係数βおよびしきい値電圧Vthがばらつきやすいという性質を持つ。その結果、画素の輝度が画素毎にばらついてしまうという問題が生じる。このような画素毎のばらつきが存在する場合においても、上述した調整方法は有効である。この方法を用いた調整によって、画素毎の輝度のばらつきを調整することができるから、所望の輝度で画素を発光させることができるようになる。
次に、本発明の第6実施形態について説明する。図11は、基準電圧生成回路56を示す図である。第6実施形態においては、第5実施形態における基準電圧生成回路53に代えて、基準電圧生成回路56を用いる。なお、第5実施形態と同一の構成要素については、同一の符号を付している。基準電圧生成回路56は、データ線12の各々に対応してn個設けられている。
なお、図11においては、図面が複雑になることを避けるために、j列目のデータ線12に対応する基準電圧生成回路56のみ示されている。
となる。
以上、説明したように、本実施形態によれば、画素回路の駆動トランジスタと駆動回路のトランジスタの特性が異なっていても、画素を所望の輝度で発光させることができる。
次に、本発明の第7実施形態について説明する。図12は、電流電圧変換回路57を示す図である。第7実施形態においては、第5実施形態における電流電圧変換回路55に代えて、電流電圧変換回路57を用いる。なお、第5実施形態と同一の構成要素については、同一の符号を付している。電流電圧変換回路57は、データ線12の各々に対応してn個設けられている。
なお、図12においては、図面が複雑になることを避けるために、j列目のデータ線12に対応する電流電圧変換回路57のみ示されている。
以上、説明したように、本実施形態によれば、画素回路の駆動トランジスタと駆動回路のトランジスタの特性が異なっていても、画素を所望の輝度で発光させることができる。
次に、本発明の第8実施形態について説明する。図13は、バッファ回路58が設けられた構成を示す図である。第8実施形態においては、第5実施形態における電流電圧変換回路55から出力された電圧をバッファ回路58を介してデータ線12に出力する構成となっている。バッファ回路58は、例えば、ボルテージフォロアである。なお、第5実施形態と同一の構成要素については、同一の符号を付している。バッファ回路58は、データ線12の各々に対応してn個設けられている。
なお、図13においては、図面が複雑になることを避けるために、j列目のデータ線12に対応するバッファ回路58のみ示されている。
本実施形態においては、バッファ回路58を介してデータ線12に電圧を出力する。この構成によれば、データ線12にデータを書き込むのに要する時間はバッファ回路58の出力段の電流能力に依存するため、低階調であっても、データを書き込むのに要する時間を短縮することができる。
次に、本発明の第9実施形態について説明する。図14は、画素回路17の構成を示す図である。第9実施形態においては、第5実施形態または第6実施形態における画素回路16に代えて、しきい値電圧補償型の画素回路17を用いる構成となっている。同図にはi行目の走査線11とj列目のデータ線12との交差部に位置する画素回路17のみ示されているが、他の画素回路17も同様の構成を有している。
走査線駆動回路21によって、走査線11には走査信号GWRTが供給され、初期化制御線112には制御信号GINITが供給され、点灯制御線114には制御信号GSETが供給される。
まず、期間(1)において、走査線駆動回路21は、制御信号GSETをLレベルとし、制御信号GINITをHレベルとする。また、データ線駆動回路22は、すべてのデータ線12に供給するデータ信号を初期電圧VSとする。ここで、VSはVELより一定値だけ低い電圧である。
図15(a)に示されるように、期間(1)においては、トランジスタT2がオンするので、駆動トランジスタT1がダイオードとして機能する一方、トランジスタT4がオフするので、有機EL素子E1への電流経路が遮断される。また、制御信号GINITがHレベルになることによってトランジスタT5がオンし、さらに、走査信号GWRTがHレベルになることによってトランジスタT3もオンする。従って、駆動トランジスタT1のゲートは、データ線12と略同一の初期電圧VSとなる。
図15(b)に示されるように、期間(2)においては、トランジスタT2のオンが継続することによって、駆動トランジスタT1は引き続きダイオードとして機能するが、制御信号GINITがLレベルになることによってトランジスタT5がオフするので、電源線14からデータ線12への電流経路は遮断される。
一方、トランジスタT2のオンが継続していることによって、容量C1の一端、すなわちノードAの電圧は、電源の高位側電圧VELから駆動トランジスタT1のしきい値電圧Vthだけ減じた(VEL−Vth)に変化しようとする。ただし、トランジスタT3のオンによって、容量C1の他端がデータ線12における初期電圧VSにて一定に保たれているので、ノードAにおける電圧変化は、容量C1(および駆動トランジスタT1のゲート容量)における充放電に応じて進行することになる。しかし、容量C1の電荷は、期間(1)における短絡によってすでにクリアされているとともに、期間(1)からのノードAの電圧変化は少ないので、期間(2)においてノードAの電圧が(VEL−Vth)に達するまで、長い時間を必要とはしない。このため、期間(2)の終了タイミングにおけるノードAの電圧は、(VS−(VEL−Vth))になっている、と考えて良い。
図15(c)に示されるように、期間(3)においては、トランジスタT2がオフであるので、容量C1の一端(ノードA)は、駆動トランジスタT1のゲート容量のみによって保持されているに過ぎない。このため、ノードAは、電圧(VEL−Vth)から、容量C1の他端における電圧変化分であるΔVを容量C1と駆動トランジスタT1のゲート容量との容量比で配分した分だけ電圧減少することになる。詳細には、容量C1の大きさをCprgとし、駆動トランジスタT1のゲート容量をCtpとしたときに、ノードAは、オフ電圧(VEL−Vth)から、{ΔV・Cprg /(Ctp+Cprg)}だけ減少し、これにより、ノードAには、電圧{VEL−Vth−ΔV・Cprg /(Ctp+Cprg)}が書き込まれることになる。
そして、有機EL素子E1には、ノードAに書き込まれた電圧に応じた電流が流れて、発光が開始されることになる。このときにノードAに書き込まれた電圧が、有機EL素子E1に流すべき電流に応じた目標電圧である。
図15(d)に示されるように、期間(4)においては、トランジスタT3はオフするが、ノードAは、駆動トランジスタT1のゲート容量(および容量C1)によって、目標電圧{VEL−Vth−ΔV・Cprg /(Ctp+Cprg)}に保持される。したがって、期間(4)において、当該目標電圧に応じた電流が有機EL素子E1に流れ続けるので、有機EL素子E1は、画像データで指定された明るさで発光する状態が継続することになる。
そして、期間(4)が終了して、制御信号GSETがLレベルになると、トランジスタT4がオフして、有機EL素子E1への電流経路が遮断されるので、有機EL素子E1は消灯することになる。
以上説明した形態に限らず、本発明は種々の形態で実施可能である。例えば、上述の実施形態を以下のように変形した形態でも実施可能である。
第1および第2実施形態においては、基準電圧生成回路33から出力される基準電圧は、外部入力の電圧や抵抗等によって得られる電圧であってもよい。さらに、この電圧を調整可能とすることによって、DAC31またはDAC35から出力される階調電流のダイナミックレンジを調整することが可能となる。その結果、輝度のダイナミックレンジを画素毎に調整することが可能となる。
また、補正電流は外部入力の電流や抵抗等によって得られる電流であってもよい。
また、補正電流を生成するためのDAC32を複数のデータ線12で共有する構成としてもよい。
また、補正電流は外部入力の電流や抵抗等によって得られる電流であってもよい。
また、補正電流を生成するためのDAC32を複数のデータ線12で共有する構成としてもよい。
例えば、能動素子としてTFD(薄膜ダイオード)を用いたアクティブマトリクス型の電気光学パネル、帯状電極の交差によって液晶を挟持したパッシブマトリクス型の電気光学装置、着色された液体と当該液体に分散された白色の粒子とを含むマイクロカプセルを電気光学物質として用いた電気泳動表示装置、極性が相違する領域ごとに異なる色に塗り分けられたツイストボールを電気光学物質として用いたツイストボールディスプレイ、黒色トナーを電気光学物質として用いたトナーディスプレイ、あるいはヘリウムやネオンなどの高圧ガスを電気光学物質として用いたプラズマディスプレイパネル(PDP)など各種の電気光学装置に本発明が適用される。
図16は、この電気光学装置100を用いたパーソナルコンピュータ200を示す図である。この図において、パーソナルコンピュータ200は、キーボード201を備えた本体部202と、本発明にかかる電気光学装置100を用いた表示部203とを備えている。
また、本発明にかかる電気光学装置が採用され得る電子機器としては、上記のパーソナルコンピュータの他にも、携帯電話機、液晶テレビ、ビューファインダ型・モニタ直視型のビデオテープレコーダ、カーナビゲーション装置、ページャ、電子手帳、電卓、ワードプロセッサ、ワークステーション、テレビ電話、POS端末、ディジタルスチルカメラなど各種の機器が挙げられる。
Claims (4)
- 複数の走査線と複数のデータ線との各交差に設けられているとともに、印加された電圧に応じて電流を生成する駆動トランジスタと、該駆動トランジスタから供給された電流によって駆動される被駆動素子と、ゲートが前記走査線に接続され、ソースが前記データ線に接続され、ドレインが前記駆動トランジスタのゲートに接続されたスイッチングトランジスタとを有する画素回路と、
前記複数の走査線の各々を順次選択するとともに、選択した走査線に選択信号を供給する走査線駆動回路と
を有する電気光学装置の前記データ線を駆動するデータ線駆動回路において、
前記走査線に選択信号が供給されている期間において、当該走査線上に設けられた画素の階調を表す階調データに基づいた階調電流を生成する階調電流生成回路と、
ドレインとゲートとが短絡されているとともに該ゲートが前記データ線及び前記スイッチングトランジスタを介して前記駆動トランジスタのゲートに接続された第1のトランジスタを備え、前記階調電流生成回路で生成された階調電流を該第1のトランジスタに供給することにより該階調電流に応じた電圧を生成する電流電圧変換回路と
を有し、
前記電流電圧変換回路は、
前記第1のトランジスタのしきい値電圧が前記駆動トランジスタのしきい値電圧よりも低い場合には、前記第1のトランジスタの高位側の電源電圧を、前記駆動トランジスタの高位側の電源電圧に対して、前記第1のトランジスタと前記駆動トランジスタのしきい値電圧の差分だけ低い電圧に設定し、
前記第1のトランジスタのしきい値電圧が前記駆動トランジスタのしきい値電圧よりも高い場合には、前記第1のトランジスタの高位側の電源電圧を、前記駆動トランジスタの高位側の電源電圧に対して、前記第1のトランジスタと前記駆動トランジスタのしきい値電圧の差分だけ高い電圧に設定する
ことを特徴とするデータ線駆動回路。 - 複数の走査線と複数のデータ線との各交差に設けられているとともに、印加された電圧に応じて電流を生成する駆動トランジスタと、該駆動トランジスタから供給された電流によって駆動される被駆動素子と、ゲートが前記走査線に接続され、ソースが前記データ線に接続され、ドレインが前記駆動トランジスタのゲートに接続されたスイッチングトランジスタとを有する画素回路と、
前記複数の走査線の各々を順次選択するとともに、選択した走査線に選択信号を供給する走査線駆動回路と
を有する電気光学装置の前記データ線を駆動するデータ線駆動回路において、
前記走査線に選択信号が供給されている期間において、当該走査線上に設けられた画素の階調を表す階調データに基づいた階調電流を生成する階調電流生成回路と、
ゲート同士が共通に接続された複数のトランジスタと、予め作成されたデータに基づいて前記複数のトランジスタの各々のドレインとゲートとを短絡させるとともに前記ドレイン同士を共通に接続させるスイッチとを有し、前記ゲートが前記データ線及び前記スイッチングトランジスタを介して前記駆動トランジスタのゲートに接続されており、前記階調電流生成回路で生成された階調電流を前記複数のトランジスタに供給することにより該階調電流に応じた電圧を生成する電流電圧変換回路と
を有し、
前記電流電圧変換回路は、
前記複数のトランジスタのしきい値電圧が前記駆動トランジスタのしきい値電圧よりも低い場合には、前記複数のトランジスタの高位側の電源電圧を、前記駆動トランジスタの高位側の電源電圧に対して、前記複数のトランジスタと前記駆動トランジスタのしきい値電圧の差分だけ低い電圧に設定し、
前記複数のトランジスタのしきい値電圧が前記駆動トランジスタのしきい値電圧よりも高い場合には、前記複数のトランジスタの高位側の電源電圧を、前記駆動トランジスタの高位側の電源電圧に対して、前記複数のトランジスタと前記駆動トランジスタのしきい値電圧の差分だけ高い電圧に設定する
ことを特徴とするデータ線駆動回路。 - 請求項1又は2に記載のデータ線駆動回路を備えたことを特徴とする電気光学装置。
- 請求項3に記載の電気光学装置を備えたことを特徴とする電子機器。
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