JP4816083B2 - 短時間型β遮断薬を有効成分とする心拍数減少剤 - Google Patents

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Description

本発明は、短時間型β遮断薬を有効成分とする心拍数減少剤に関する。
さらに詳しく言えば、短時間型β遮断薬を有効成分とする画像診断における心拍数減少剤に関する。
また、本発明は短時間型β遮断薬を有効成分とする画像診断補助剤にも関する。
虚血性心疾患の確定診断には、冠動脈の虚血部位検出を目的とした「負荷時心臓シンチグラム検査」と冠動脈の狭窄部位検出を目的とした「心臓カテーテル検査(冠動脈造影検査)」の2種類の検査が必要とされている。このうち、心臓カテーテル検査は高額であること、専門医のみ施行が可能であること、合併症による死亡のリスクを有していることから、より安価で、一般外来にて実施可能な、非侵襲的な検査法の登場が望まれていた。
その中で最近、マルチスライスらせんCT(Multi-slice helical computed tomography(MSCT);マルチディテクターらせんCT(Multi-detector helical computed tomography(MDCT))とも呼ばれる。以下、MSCTと略記する。)を用いた冠動脈造影法がこれらの条件を満たし、心臓カテーテル検査に代わり得る検査法として注目されている。
通常のCTから得られる画像では、体軸方向に対して垂直な平面画像による診断しか行えないのに対し、MSCTは複数の平面画像を同時に撮影することで短時間により多くの平面画像を撮影し、それらを基に三次元画像を再構築することが可能である。そのため、三次元的に複雑に走行する冠動脈を画像化することにより、それらの画像をもとに冠動脈の狭窄部位を検出することが可能となる。しかし、MSCTは時間分解能が低いために心拍数や呼吸の影響を受けやすいことが問題となっている。
そのため、医療現場では経口β遮断薬の投与により、心拍数を減少させることで、鮮明な画像を得ているのが現状である(例えば、日本医放会誌, 1993, Vol.53, No.9, 1033-1039及び救急医学, 2003, Vol.27, 719-725参照)。
しかしながら、既存の経口β遮断薬では(1)薬効発現および消失までに時間を要するため、投与から検査、検査後の観察まで長時間を要すること、(2)薬効発現までの時間に個体差があり、発現までに時間がかかる場合、心拍数の精密な調節が困難であり、検査が煩雑であること、(3)心拍数の調節性が悪く投与量の調節が難しいこと、(4)検査終了後の安全性に懸念があること(例えば、β遮断作用の持続による血圧低下等)等が指摘されている。
MSCT診断時に心拍数の調節を必要とする時間は10〜15分程度なので、検査を受ける患者にとっては心拍数の低下が過度に持続すると、検査後もしばらくは安全に動くことができず、患者にとって必ずしも好ましいことではない。
従って、MSCTをはじめとする各種画像診断における造影能改善、患者の安全性の向上、および検査の拘束時間の短縮等のために、短時間型の調節性に優れた医薬品が望まれている。
一方、(−)−[(S)−2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イル]メチル−3−[4−[(S)−2−ヒドロキシ−3−(2−モルホリノカルボニルアミノ)エチルアミノ]プロポキシ]フェニルプロピオン酸・1塩酸塩(CAS登録番号:144481-98-1;以下、塩酸ランジオロールという。)は、短時間型β1遮断薬として、手術時の頻脈性不整脈(心房細動、心房粗動、洞性頻脈)に対する緊急処置に使用されている(例えば、特開平3-72475号公報参照)。
また、メチル 3−[4−[2−ヒドロキシ−3−(イソプロピルアミノ)プロポキシ]フェニル]プロピオン酸・塩酸塩(CAS登録番号:103598-03-4;以下、塩酸エスモロールという。)は、短時間型β1遮断薬として、手術時の上室性頻脈性不整脈に対する緊急処置に使用されている(例えば、特許第2521317号公報参照)。
塩酸ランジオロールは、血中および肝臓のエステラーゼで速やかに非活性体に分解されるため、ヒトにおける血中消失半減期は約4分と、既存のβ遮断薬に比べ極めて短いものである。またそのβ1選択性(β1/β2)は約250と極めて高い心臓選択性を有し、気道系への影響は少ないことが推測される。
また、塩酸エスモロールも同様に血中消失半減期は約9分と非常に短く、塩酸ランジオロールと同様の効果が期待される。
本発明者らは、上記事情を鑑み鋭意研究した結果、MSCTをはじめとする画像診断を行う際の心拍数減少剤として、驚くべきことに短時間型β遮断薬が優れた効果を示すことを見出し、本発明を完成するに至った。
このように血中半減期が非常に短く、静脈内持続投与に使用する短時間型β遮断薬は心拍数の調節が容易で、短時間の診断において特に有用である。また静注剤であることで所望の作用を短時間で発揮し、その半減期の短さのため診断終了後速やかにその作用が消失することで副作用も最小限に抑えることができる。既存の薬剤と比較して、例えば塩酸ランジオロールは血中半減期が3〜5分と非常に短時間なため用量および投与方法の変更により心拍数の調節が可能である。
そこで、調節性に優れる短時間型β遮断薬を用いることで既存のβ遮断薬の問題点を回避し、MSCTによる冠動脈造影能の改善を得、さらには患者の造影検査後の副作用(ふらつき、目眩等)を回避することが可能となる。
すなわち本発明は、
1. 短時間型β遮断薬を有効成分とする心拍数減少剤、
2. 短時間型β遮断薬のヒトにおける半減期が2〜20分である前項1記載の心拍数減少剤、
3. 短時間型β遮断薬が塩酸ランジオロールまたは塩酸エスモロールである前項1記載の心拍数減少剤、
4. 画像診断用である前項1記載の心拍数減少剤、
5. 放射線造影法、磁気共鳴画像検査法または超音波検査法による画像診断である前項4記載の心拍数減少剤、
6. 麻酔補助薬、筋弛緩薬および抗不安薬から選ばれる少なくとも1種と組み合わせてなる前項1記載の心拍数減少剤、
7. 造影剤と組み合わせてなる前項4記載の心拍数減少剤、
8. 造影剤がヨウ素系造影剤、ホウ素系造影剤、キセノン系造影剤、バリウム系造影剤、鉄系造影剤、ガドリニウム系造影剤、放射性同位元素ラベル体または超短寿命核種ラベル体である前項7記載の心拍数調節剤、
9. マルチスライスヘリカルCTを用いるX線造影法による画像診断である前項4記載の心拍数調節剤、
10. 哺乳動物に有効量の短時間型β遮断薬を投与することを特徴とする心拍数減少方法、
11. 心拍数減少剤を製造するための短時間型β遮断薬の使用、
12. 短時間型β遮断薬を有効成分とする画像診断補助剤、
13. 短時間型β遮断薬のヒトにおける半減期が2〜20分である前項12記載の画像診断補助剤、
14. 短時間型β遮断薬が塩酸ランジオロールまたは塩酸エスモロールである前項12記載の画像診断補助剤、
15. 心臓、冠動脈、腎臓、肝臓、子宮、胃、腸、肺または胸部大動脈の画像診断補助剤である前項12記載の画像診断補助剤、
16. 心疾患診断補助剤である前項12記載の画像診断補助剤、
17. 哺乳動物に有効量の短時間型β遮断薬を投与することを特徴とする画像診断補助方法、
18. 画像診断補助剤を製造するための短時間型β遮断薬の使用、
19. 液剤である前項1記載の心拍数減少剤、
20. 水性液剤である前項19記載の心拍数減少剤、および
21. 短時間型β遮断薬が塩酸ランジオロールである前項19または20記載の心拍数減少剤に関する。
すなわち、本発明は、画像診断を受ける患者に対し、短時間型β遮断薬を投与することを特徴とする心拍数減少剤に関する。
具体的には、任意に造影剤と共に、短時間型β遮断薬を使用することを特徴とする心拍数減少剤に関する。
短時間型β遮断薬を用いることによる診断対象の疾患としては、例えば、心疾患、肝臓疾患、消化器疾患等の内臓疾患が挙げられる。
心疾患には、例えば、虚血性心疾患(例えば、狭心症、心筋梗塞等)、不整脈等が含まれるが、特に虚血性心疾患が好ましい。
短時間型β遮断薬としては、例えば、塩酸ランジオロールおよび塩酸エスモロールが挙げられるが、これらに限られず、今後見出されるものも含まれる。例えば、短時間型β遮断薬にはヒトにおける血中半減期が約2〜約20分間である化合物が含まれ、ヒトにおける血中半減期が約3〜約10分間である化合物がより好ましい。
本発明における短時間型β遮断薬は単独で用いてもよいし、例えば、筋弛緩薬、抗不安薬、麻酔補助薬等と併用することもできる。
本発明に用いる短時間型β遮断薬と併用する筋弛緩薬としては、例えば、A型ボツリヌス毒素、塩酸パパベリン、ダントリウム、ダントロレンナトリウム、臭化ベクロニウム、臭化パンクロニウム、塩化スキサメトニウム等が挙げられる。
本発明に用いる短時間型β遮断薬と併用する抗不安薬としては、例えば、ジアゼパム、オキサゾラム、フルタゾラム、アルプラゾラム、ロフラゼプ酸エチル、トフィソバム、エチゾラム、ブロマゼパム、クロチアゼパム、ロラゼパム等が挙げられる。
本発明に用いる短時間型β遮断薬と併用する麻酔補助薬としては、例えば、ペチジン、フェンタニール、ドロモラン等が挙げられる。
本発明に用いる短時間型β遮断薬の投与量および投与方法をきめ細かく調節することによって、任意に心拍数を調節することができる。それにより、画像診断において必要かつ十分な作用を引き出すことができる。
具体的には、例えば、塩酸ランジオロールの投与量としては、(i)高用量で静脈内持続投与を行った後、引き続き(ii)低用量で静脈内持続投与を行うことが好ましい。
例えば、工程(i)における短時間ボーラス(静脈内急速)投与のための高用量とは、塩酸ランジオロールの導入にあたり定常の血中濃度を速やかに得るのに必要な投与量をいう。具体的には、患者体重1kgあたり約0.0315mg〜約0.250mg/分の投与量が好ましい。特に好ましくは、約0.063mg〜約0.125mg/分である。工程(i)における短時間とは、塩酸ランジオロールの導入にあたり定常の血中濃度を速やかに得るのに必要な時間をいう。具体的には、約30秒〜約3分間が好ましく、より好ましくは約30秒〜約2分間である。最も好ましくは約1分間である。
工程(i)における静脈内急速投与とは、上記の投与量を短時間投与することをいい、例えばインフュージョンポンプや輸液ポンプ等の機器を使った投与または手動での投与をいう。
工程(ii)における長時間インフュージョン(静脈内持続)投与のための低用量とは、CT検査を受ける患者が定常的な脈拍の抑制を得るのに十分な投与量をいう。具体的には、患者体重1kgあたり約0.01〜約0.08mg/分の投与量が好ましい。特に好ましくは、約0.02〜約0.04mg/分である。工程(ii)における長時間とは、CT検査を受ける患者が定常的な脈拍の抑制を得るのに十分な時間をいう。具体的には、約5〜約20分間が好ましく、より好ましくは約10分間である。
工程(ii)における静脈内持続投与とは、上記の投与量を長時間投与することをいい、例えばインフュージョンポンプや輸液ポンプ等の機器を使った投与または手動での投与をいう。
本発明において、工程(i)で高用量を静脈内急速投与するのは、迅速に塩酸ランジ
オロールの血中濃度を上げることを目的とし、一方、工程(ii)で低用量を静脈内持続投与するのは、半減期の短い薬物である塩酸ランジオロールの血中濃度を一定に保つことを目的とする。
「静脈内急速投与」とは、上記の高用量を短時間投与することをいい、ボーラス投与と同じ意味を表す。「静脈内持続投与」とは、上記の低用量を長時間投与することをいい、インフュージョン投与と同じ意味を表す。
「工程(i)での高用量」と「工程(ii)での低用量」の比は、工程(i)を行った後工程(ii)を行うにあたり、その比が約2:1〜約5:1の割合であることが好ましい。さらに好ましくは、約2:1〜約4:1の比であり、特に好ましくは約3:1の比である。
1回目の工程(i)および工程(ii)の投与量に対して、それに引き続いて行われる2回目の工程(i)および工程(ii)の投与量は、それぞれ1回目の(i)および(ii)よりも高用量である。
特に好ましい投与態様としては、以下が挙げられる。
工程(i)および工程(ii)の組み合わせ投与を1回行う場合として、
(1)(i)約0.063mg/kg/分→(ii)約0.02mg/kg/分、または
(2)(i)約0.125mg/kg/分→(ii)約0.04mg/kg/分
の投与方法が好ましく、特に(1)が好ましい。
工程(i)および工程(ii)の組み合わせ投与を2回行う場合として、
(i)約0.063mg/kg/分→(ii)約0.02mg/kg/分→(i)約0.125mg/kg/分→(ii)約0.04mg/kg/分の投与方法が好ましい。
上記以外にも、塩酸ランジオロールの投与はより簡便な方法でも開始可能である。例えば、塩酸ランジオロールの凍結乾燥製剤(商品名:オノアクト50(小野薬品工業(株)製))一筒(50mg)を生理食塩液(20ml)に溶解し、約20秒ごとに1ml(すなわち2.5mg)を2〜3回投与し、効果を確認している間にシリンジポンプにセットし、持続静注量を適宜調整するといった方法も有効である。
特に重症患者では、低用量から心拍数の変動を確認しながら調整することがより安全である。
本発明で用いる化合物によって調節される心拍数としては、画像診断を行うにあたり鮮明な画像が得られ、かつ過度の徐脈がない心拍数が好ましく、具体的には例えば毎分45〜65回が好ましく、さらに好ましくは毎分50〜60回である。
本発明で用いられる画像診断の種類としては、例えばMSCT等のX線造影法、PET(ポジトロン放射型断層撮影法)、シンチグラフィー(心筋、心機能、肝臓等)等の放射線造影法、MRA(磁気共鳴血管造影法)等のMRI(磁気共鳴画像)診断法、超音波画像診断法等が好適に用いられるが、これらに限定されない。
放射線造影に用いる放射線の種類としては、例えば、X線、α線、β線、γ線等が挙げられるが、特にX線が好ましい。
本発明で造影する器官としては、例えば、心臓、冠動脈、腎臓、肝臓、子宮、胃、腸、肺および胸部大動脈等が挙げられるが、これらに限定されない。より好ましくは、心臓または冠動脈であり、特に冠動脈が好ましい。
本発明に用いる短時間型β遮断薬は任意に造影剤と併用して用いることができる。
造影剤としては、特に限定されないが、例えば、ヨウ素系造影剤(例えば、アミドトリゾ酸、イオキサグル酸、イオキシラン、イオタラム酸、イオトロクス酸メグルミン、イオトロラン、イオパノ酸、イオパミドール、イオプロミド、イオヘキソール、イオメプロール、イオポタートナトリウム、メトリゾ酸、ヨーダミド、ヨードキサム酸、ヨード化ケシ油脂肪酸エチルエステル等)、キセノン系造影剤(例えば、キセノンガス、キセノン注射液等)、バリウム系造影剤(例えば、硫酸バリウム等)、鉄系造影剤(例えば、フェルモキシデス、クエン酸鉄アンモニウム等)、ガドリニウム系造影剤(例えば、ガドペンテト酸メグルミン、ガドテリドール等)等が挙げられる。
放射線造影に用いる放射性同位元素ラベル体の種類としては、例えば、水素、炭素、窒素、酸素、フッ素、テクネシウム、タリウム、ヨウ素等が挙げられる。具体的に用いる薬剤としては、塩化タリウム(201TlCl)、メタヨードベンジルグアニジン(123I-MIBG)、二酸化炭素、一酸化炭素、酸素、フルオログルコース、青酸ガス等が挙げられる。
PET(ポジトロン放射型断層撮影法)には超短寿命核種(11C、13N、15O、18F等)ラベル体も好適に用いられる。
本発明で用いるMSCTの断層撮影装置としては、例えば、Aquilion(アクィリオン)」16、アクィリオン8、アクィリオン4、アクィリオン/マルチ、アステイオン/デュアル(以上東芝製)、IDT16(フィリップスメディカルシステムズ製)、センセーション・カーディアック、センセーション16、センセーション10、エモーション6、ヴォリューム クラス/センセーション4、エモーション・デュオ(以上シーメンスAG製)、ROBUSTOシリーズ(日立メディコ製)、Mx8000(フィリップス製)、ライトスピード・ウルトラ16,ライトスピード・ウルトラ、ライトスピードプラス/Qx/iシリーズ/ハイスピードQX/i、ハイスピードNX/iシリーズ、プロスピードFII(以上GE横河メディカルシステム製)等が挙げられる。
当該断層撮影装置に備えられているディテクターの列数は4、8、16、32、64のいずれも好ましいが列数が増えることで画像も鮮明になり、撮影に必要な時間も短縮することから、16列、32列、64列のものが好ましい。
本発明におけるβ遮断薬には、β1、β2およびβ3の各受容体に拮抗する化合物が含まれるが、心臓に特異的に作用する化合物、すなわちβ1特異的な作用を持つ化合物が好ましい。
本発明に使用される塩酸ランジオロールは、特許第2,004,651号および特許第3,302,647号に記載された化合物であり、その化学名は(−)−[(S)−2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イル]メチル−3−[4−[(S)−2−ヒドロキシ−3−(2−モルホリノカルボニルアミノ)エチルアミノ]プロポキシ]フェニルプロピオン酸・1塩酸塩である。
塩酸ランジオロールは、公知の方法、例えば特許第2,004,651号または特許第3,302,647号公報に記載された方法に従って、医薬組成物として種々の剤形として用いることができる。例えば静脈内投与できる剤形であればいずれでも良いが、とりわけ液剤および用時溶剤に溶解して用いる凍結乾燥剤が好ましい。かかる剤形においては、塩酸ランジオロールを1バイアルあたり約1〜約1,000mg含有する剤形が好ましい。より好ましくは約10〜約100mgであり、さらに好ましくは約50mg含有する剤形である。
医薬組成物に使用されるものとしては、例えば、一般的に使用されている賦形剤、結合剤、潤沢剤、安定化剤等から適宜選択して用いられる。
本発明で用いる短時間型β遮断薬の投与形態としては、心拍数を適宜調節する目的で使用可能な、注射剤が好ましい。
注射剤としては、液剤または用時溶剤に溶解して用いる凍結乾燥製剤が好ましい。
液剤は、1つまたはそれ以上の活性物質を溶剤に溶解、懸濁または乳化させて用いられる。
溶剤としては、例えば注射用蒸留水、生理食塩水、植物油、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール、エタノールのようなアルコール類等およびそれらの組み合わせが用いられる。
さらにこの製剤は、例えば、安定剤(例えば、クエン酸ナトリウム、エデト酸ナトリウム等)、溶解補助剤(例えば、グルタミン酸、アスパラギン酸、ポリソルベート80(登録商標)等)、懸濁化剤(例えば、ステアリルトリエタノールアミン、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリルアミノプロピオン酸、レシチン、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、モノステアリン酸グリセリン、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリソルベート等の界面活性剤、グリセリン、マクロゴール等の多価アルコール、ソルビトール、マンニトール、ショ糖等の糖類、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース等のセルロース類、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、カルボキシビニルポリマー、カルボキシメチルセルロースナトリウム、メチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース等の親水性高分子、コンドロイチン硫酸等)、乳化剤(例えば、グリセリンエステル、サポニン(エンジュサポニン、キラヤ抽出物、ダイズサポニン等)、ショ糖脂肪酸エステル(例えば、ショ糖エステル等)、レシチン(例えば、植物レシチン、卵黄レシチン)等)、無痛化剤(例えば、ベンジルアルコール、クロロブタノール、プロピレングリコール、アミノ安息香酸エチル、リドカイン)、緩衝剤(例えば、リン酸塩(リン酸水素ナトリウム、リン酸二水素ナトリウム等)、ホウ酸、ホウ砂、酢酸塩(例えば、酢酸ナトリウム等)、炭酸塩(例えば、炭酸ナトリウム、炭酸カルシウム、炭酸カリウム等)、クエン酸、L−グルタミン酸ナトリウム等)、pH調節剤(例えば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、リン酸三ナトリウム、リン酸水素二ナトリウム、塩酸、硝酸、クエン酸、ホウ酸、酢酸等)、保存剤(例えば、パラオキシ安息香酸プロピル、パラオキシ安息香酸ブチル等のパラオキシ安息香酸エステル類、メチルパラベン、エチルパラベン、プロピルバラベン、ブチルパラベン等のパラベン類、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、グルコン酸クロルヘキシジン、塩化セチルピリジウム等の逆性石鹸類、クロロブタノール、ベンジルアルコール、フェネチルアルコール等のアルコール誘導体、デヒドロ酢酸ナトリウム、ソルビン酸、ソルビン酸ナトリウム等の有機酸およびその塩類、パラクロルメトキシフェノール、パラクロルメタクレゾール等のフェノール類等)、等張化剤(例えば、ブドウ糖、D−ソルビトール、塩化ナトリウム、グリセリン、D−マンニトール、塩化カリウム、濃グリセリン、プロピレングリコール、ショ糖等)等を含んでいてもよい。これらは最終工程において滅菌するか無菌操作法によって製造される。また無菌の固形剤、例えば凍結乾燥品を製造し、その使用前に無菌化または無菌の注射用蒸留水または他の溶剤に溶解して使用することもできる。
以下実施例によって、本発明を詳述するが、本発明はこれらに限定するものではない。
実施例1:MSCTを用いた冠動脈撮像能に対する塩酸ランジオロールの有効性および安全性の検討
MSCTは、GEメディカルシステムズ社製16列MSCTであるライトスピード・ウルトラ16(LightSpeed Ultra 16)を用いて撮像した。
ワークステーションはGEメディカルシステムズ社アドバンテージワークステーションAW4.2(Advantage Workstation AW 4.2)を用いた。
画像解析ソフトは、GEメディカルシステムズ社製カードIQアナリシスII(CardIQ Analysis II)を用いた。
造影剤にはイオメプロール350mgI/ml(商品名:イオメロン350(エーザイ(株)製))を用いた。
(1)塩酸ランジオロールの投与
狭心症患者4例に、塩酸ランジオロールを1分間かけて急速静注(0.063mg/kg/分)後、10分間かけて持続静注(0.02mg/kg/分)した。
(2)MSCTによる冠動脈撮像(造影剤の投与および撮像方法)
造影剤は、心拍数の抑制を確認してから10分間静置後に投与した。撮像タイミングは、造影剤を用いたテストインジェクション法により決定した。イオメプロール(10ml)および生理食塩水(20ml)を順次急速静注した結果、イオメプロールの心臓への到達時間は、平均約16秒であった。その後、イオメプロール(70ml)および生理食塩水(20ml)を順次急速静注し、イオメプロールが心臓に到達するタイミングに合わせてMSCTの撮像を開始した。
冠動脈の描出は、(A)ボリューム・レンダリング(VR/三次元画像)法、(B)カーブドMPR(マルチ・プラナー・リフォーメーション)法および(C)ベッセル・アナリシス(血管自動抽出/定量評価)法を用いた。(A)で冠動脈の三次元的な全体像を把握した後に、(B)および(C)で病変部を評価した。さらに必要に応じて、冠動脈の直交断面像を追加し確認した。
[結果]
上記の狭心症患者4例に対し塩酸ランジオロールを投与した。心拍数および収縮期血圧の変化を表1に示す。抑制率(%)は、{(投与後の値/投与前の値)×100−100}により算出した。
Figure 0004816083
表1から明らかなように、塩酸ランジオロールの投与により、心拍数の低下が認められた。その結果、MSCTによる冠動脈造影画像は極めて鮮明であり、徐拍効果に伴う冠動脈造影能の改善が得られた。
塩酸ランジオロールを投与して造影を行った際の撮影画像の1例を図1に示す。また、塩酸ランジオロールを投与せずに造影を行った際の撮影画像の1例を図2に示す。
これらの図を比較すると、図1では鮮明な冠動脈が造影されているのに対し、図2では造影面に水平方向のノイズが目立って現れており、冠動脈の造影が不鮮明であることは明らかである。また、過度の血圧低下はなく、本薬剤の有効性および安全性が認められた。
これらのことから、塩酸ランジオロールは、冠動脈造影の画像を鮮明に得るために有用な薬剤である。さらに、短時間で薬効が消失することから撮像終了後、低脈拍の持続によるふらつきや目眩などの副作用がなく、造影施行患者への負担を最小限に留めることができる。
製剤例1:塩酸ランジオロール50mg含有凍結乾燥製剤の製造
以下の各成分を常法により混合した後、溶液を常法により滅菌し、5mlずつバイアルに充填し、常法により凍結乾燥し、1バイアル中50mgの活性成分を含有するバイアル1万本を得た。
・塩酸ランジオロール ・・・・・・500g
・D−マンニトール ・・・・・・500g
・水酸化ナトリウム ・・・・・・420mg
・蒸留水 ・・・・・・全量で6000ml
製剤例2:塩酸ランジオロール50mg含有液剤の製造
以下の各成分を常法により混合した後、溶液を常法により滅菌し、5mlずつバイアルに充填し、1バイアル中50mgの活性成分を含有する液剤のバイアル1万本を得た。
・塩酸ランジオロール ・・・・・・500g
・D−マンニトール ・・・・・・500g
・水酸化ナトリウム ・・・・・・420mg
・蒸留水 ・・・・・・全量で6000ml
製剤例3:塩酸エスモロール100mg含有液剤の製造
以下の各成分を常法により混合した後、溶液を常法により滅菌し、10mlずつバイアルに充填し、1バイアル中100mgの活性成分を含有する液剤のバイアル1万本を得た。
・塩酸エスモロール ・・・・・・1000g
・酢酸ナトリウム ・・・・・・280g
・氷酢酸 ・・・・・・5.46g
・蒸留水 ・・・・・・全量で100L
短時間型β遮断薬は薬効の発現および消失が共に速やかであり、MSCTによる冠動脈造影に代表される画像診断に必要とされる短時間の心拍数調節を可能とする。そのため、既存の経口β遮断薬を用いた場合と比較して、投与から薬効発現までの待機時間、検査後の薬効消失までの観察時間を大幅に短縮でき、MSCT検査における患者の時間的負担を削減することが可能となり、また検査を行う医療機関にとっても検査の数時間前に服薬を強いる必要がなく、また来院後に短時間で検査を完了することができる。
また、経口β遮断薬と異なり、用量を調節することで心拍数を調節することが可能である。特に外来患者において検査後も低脈拍を引きずることなくすぐに日常生活に戻ることができる。
短時間型β遮断薬はその調節性に優れることから、画像診断における補助薬として有用である。
塩酸ランジオロールを投与して造影を行った際の撮影画像の1例である。 塩酸ランジオロールを投与せずに造影を行った際の撮影画像の1例である。

Claims (2)

  1. 一度の画像診断において、心疾患の画像診断を受ける患者体重1kg当たり0.06575mg〜2.1mgの塩酸ランジオロールを静脈内持続投与する、10〜15分間心拍数を調節し、かつ過度の血圧低下のない、心臓または冠動脈の画像診断補助剤。
  2. 工程(i)患者体重1kgあたり毎分0.063mg〜0.125mgを1分間静脈内急速投与し、引き続き工程(ii)患者体重1kgあたり毎分0.02mg〜0.04mgを10分間静脈内持続投与する請求項1記載の画像診断補助剤。
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