JP4815898B2 - 射出成形用金型及び射出成形方法 - Google Patents

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Description

本発明は、射出成形用金型及び射出成形方法、特に、レンズや導光板など小型軽量の光学素子を成形するための射出成形用金型及び該金型を用いた射出成形方法に関する。
近年では、樹脂材料及び射出成形技術の発展により、小型軽量のレンズ、プリズムプレート(モバイル機器などに用いられるLED照明板)、導光板などが種々開発されており、光ピックアップ装置の対物レンズ、コリメートレンズなどや携帯電話などの光学素子としての需要が高まっている。この種の光学素子にあっては、回折のための微細形状、プリズム面やブレーズ面などの微細形状、あるいは、平滑面を高精度に転写することのできる射出成形用金型が要求されている。
従来、特許文献1には、高精度での転写性を達成するため、図10に示すように、型板51の中央部分に配置したコア型52と表面加工層54との間に断熱材53を設けた成形用金型50が提案されている。微細形状であるブレーズ面54aを形成した表面加工層54とコア型55との間に樹脂成形空間60が形成されている。断熱材53は好ましくはセラミックの溶射層であり、表面加工層54は好ましくはニッケルのメッキ層である。
この金型50では、微細形状(ブレーズ面54a)の背部に断熱材53が配置されているため、樹脂充填後におけるブレーズ面54aの保温性が向上し、微細形状を成形品に高精度で転写することが可能になった。しかし、ブレーズ面54aに隣接する樹脂成形空間部分51aでは、熱伝導率が比較的大きい型板51が露出しており、この部分51aでは充填された溶融樹脂の放熱が大きく、微細形状への転写性に悪影響を与えるという問題点が見出された。
特開2002−96335号公報
そこで、本発明の目的は、微細形状の転写性のより一層の向上を図ることのできる射出成形用金型及び射出成形方法を提供することにある。
以上の目的を達成するため、第1の発明は、溶融された樹脂材の樹脂成型空間への充填を開始してから金型を温度調整せずに保圧工程へ移行し、保圧工程の後に冷却工程を経て成型品を取り出す射出成型方法で光学素子を射出成形するための射出成形用金型において、光学面を成形するための金型コアと、該金型コアを取り囲むように配置された金型キャビティとが組み合わされて構成され、前記金型コアは第1の断熱材によって樹脂成形空間を構成する面が形成され、前記金型キャビティが樹脂成形空間に臨む部分に第2の断熱材を設け、前記第2の断熱材はヒータを介することなく前記樹脂成形空間に臨んでいること、を特徴とする。前記金型コアは第1の断熱材のみで構成されていてもよく、あるいは、該第1の断熱材を保持するコア型を備えていてもよい。
第1の発明に係る射出成形用金型においては、光学面を成形するための金型コアが第1の断熱材によって樹脂成形空間を構成する面が形成されているため、樹脂成形空間に充填された樹脂の保温性が良好であり、特に、樹脂成形空間の構成面に形成された微細形状の転写性が向上する。さらに、金型キャビティが樹脂成形空間に臨む部分に第2の断熱材を設けたため、微細形状に隣接する部分で樹脂の放熱が少なくなり、微細形状の転写性がより一層向上する。
第2の発明は、溶融された樹脂材の樹脂成型空間への充填を開始してから金型を温度調整せずに保圧工程へ移行し、保圧工程の後に冷却工程を経て成型品を取り出す射出成型方法で光学素子を射出成形するための射出成形用金型において、光学面を成形するための金型コアと、該金型コアを取り囲むように配置された金型キャビティとが組み合わされて構成され、前記金型コアは第1の断熱材を備え、該第1の断熱材の表面に別の素材で樹脂成形空間を構成する面が形成され、前記金型キャビティが樹脂成形空間に臨む部分に第2の断熱材を設け、前記第2の断熱材はヒータを介することなく前記樹脂成形空間に臨んでいること、を特徴とする。前記金型コアは前記第1の断熱材と樹脂成形空間構成面のみで構成されていてもよく、あるいは、該第1の断熱材を保持するコア型を備えていてもよい。
第2の発明に係る射出成形用金型においては、光学面を成形するための金型コアが第1の断熱材を備えているため、かつ、金型キャビティが樹脂成形空間に臨む部分に第2の断熱材を設けたため、前記第1の発明に係る射出成形用金型と同様に、樹脂成形空間に充填された樹脂の保温性が良好であり、微細形状の転写性が向上する。
第1及び第2の発明に係る射出成形用金型において、第1及び第2の断熱材の熱伝導率は20W/m・K以下であることが好ましい。それらの材料としては、ステンレス鋼、チタン合金、ニッケル合金、セラミック又は耐熱性樹脂のいずれかを用いることが好ましい。
第3の発明に係る射出成形方法は前記第1又は第2の発明に係る射出成形用金型を用いて樹脂材から光学素子を成形することを特徴とする。前記射出成形用金型の利点を活かして高性能の光学素子を得ることができる。
第3の発明に係る射出成形方法において、樹脂成形空間への樹脂の充填が完了して保圧工程へ移行する際の、樹脂成形空間を構成する面の温度及び第2の断熱材の樹脂成形空間に臨む面の温度がともにガラス転移点温度以上であることが好ましい。保圧工程へ移行する際にも樹脂の流動性が保持され、樹脂成形空間での収縮分を補う樹脂がゲート部分を通じて補充される。これにて、より高性能の光学素子を得ることができる。
以下、本発明に係る射出成形用金型及び射出成形方法の実施例について、添付図面を参照して説明する。なお、各実施例を示す図面においては、共通する部材には同じ符号を付し、重複した説明は省略する。
(第1実施例、図1参照)
第1実施例である金型1Aは、図1に示すように、可動側金型10と固定側金型20とからなる。可動側金型10は、一様に中実な型板11と、一様に中実なコア型12と、断熱材13と、表面加工層14とで構成されている。固定側金型20は一様に中実なコア型22にて構成されている。コア型12、断熱材13及び表面加工層14を金型コアと称し、型板11を金型キャビティと称する。
表面加工層14は、レンズ、ミラー、プリズムプレート、導光板などの成形品(光学素子)の光学面形状に対応して仕上げられており、回折格子、プリズム面やブレーズ面などの微細形状14aが形成されている。また、樹脂成形空間30は表面加工層14とコア型22と型板11の内周上縁部とで構成されている。
コア型12,22は、通常の金型母材材料、例えば、炭素鋼やステンレス鋼などの金属材料で製作されている。炭素鋼の熱伝導率は50W/m・Kであり、汎用熱間ダイス鋼(JIS規格、SKD61)の熱伝導率は34W/m・Kである。
一方、型板11は断熱材にて形成されている。ここでの断熱材は、熱伝導率が前記コア型12,22よりも低い種々の材料が用いられ、熱伝導率が20W/m・K以下であることが好ましい。例えば、マルテンサイト系ステンレス鋼(熱伝導率20W/m・K)、オーステナイト系ステンレス鋼(16W/m・K)、チタン合金(Ti−6Al−4V、熱伝導率7.5W/m・K)、ニッケル合金(インコネル、熱伝導率15W/m・K)、セラミックである窒化珪素(Si、20W/m・K)やチタン酸アルミニウム(Al・TiO、1.2W/m・K)などである。勿論、これら以外の材料を使用することは可能であり、セラミックは各種組成のものを使用でき、金属はステンレス合金、チタン合金、ニッケル合金を好適に使用できる。
断熱材13は、コア型12上に溶射したセラミック、ポリイミド樹脂などの有機系材料(耐熱性重合体)、低熱伝導材である焼結セラミック、チタン合金(Ti−6Al−4V、Ti−3Al−2.5V、Ti−6Al−7Nbなど)、サーメット(チタン酸アルミニウム、TiO−Al)、ステンレス鋼(フェライト系、オーステナイト系など)、ニッケル合金(インコネル、FeNi)などにより形成されている。前記セラミックとしては、ジルコニア系、窒化珪素系、窒化チタンなどを用いることができる。表面加工層14は、断熱材13上に非鉄金属材料、例えば、ニッケルをメッキして形成されている。
また、断熱材13及び断熱材である型板11は、前記の材料に限定されるものではなく、熱伝導率がコア型12,22よりも低い材料、例えば、熱伝導率が20W/m・K以下であればいかなる材料であってもよい。ポリイミド樹脂などの有機系材料(耐熱性重合体)でもよい。
本第1実施例によれば、コア型12と表面加工層14との間に断熱材13を備えているため、樹脂成形空間30に充填された樹脂の保温性が良好であり、特に、表面加工層14に形成された微細形状14aの転写性が向上する。
さらに、樹脂成形空間30の一部を構成する型板11は表面加工層14に隣接する部分11aを有しているが、型板11の全体が断熱材にて形成されているため、微細形状14aに隣接する部分11aでの樹脂の放熱が少なくなり、微細形状14aの転写性がより一層向上する。
(第2実施例、図2参照)
第2実施例である金型1Bは、図2に示すように、可動側金型10を構成する型板11の内周上縁部であって樹脂成形空間30の一部を構成する部分に、換言すれば、型板11と表面加工層14との間に環状の断熱材15を介在させたものである。
この金型1Bにおいて、型板11は通常の金型母材材料で製作されている。断熱材15は、第1実施例で示した熱伝導率の低い種々のステンレス鋼、チタン合金、ニッケル合金にて形成されている。あるいは、セラミックである窒化珪素(Si34、20W/m・K)やチタン酸アルミニウム(Al23・TiO2、1.2W/m・K)などで形成してもよい。さらに、ポリイミド樹脂(熱伝導率0.28W/m・K)などの耐熱性重合体で形成することも可能である。勿論、これら以外の材料を使用することは可能であり、セラミックは各種の組成のものを使用できる。なお、他の部材及びその材料は第1実施例である金型1Aと同じである。
本第2実施例によれば、コア型12と表面加工層14との間に断熱材13を備えているため、樹脂成形空間30に充填された樹脂の保温性が良好であり、特に、表面加工層14に形成された微細形状14aの転写性が向上する。
さらに、樹脂成形空間30の一部を構成する型板11と表面加工層14との間に断熱材15が介在されているため、微細形状14aに隣接する部分での樹脂の放熱が少なくなり、微細形状14aの転写性がより一層向上する。
(第3実施例、図3参照)
第3実施例である金型1Cは、図3に示すように、前記第2実施例である金型1Bにおける断熱材15に代えて断熱材16を設けたものである。断熱材16の材料は断熱材15と同様であり、他の構成及び材料は第2実施例と同様である。従って、その作用効果も第2実施例と同様である。
(第4実施例、図4参照)
第4実施例である金型1Dは、図4に示すように、可動側金型10のみならず固定側金型20も、一様に中実な型板21と、一様に中実なコア型22と、断熱材23と、表面加工層24とで構成したものである。表面加工層24は、表面加工層14と同様に、成形品(光学素子)の光学面形状に対応して仕上げられており、微細形状24aが形成されている。
断熱材23及び表面加工層24の材料は前記第1実施例と同様である。また、型板11,21は断熱材にて形成されている。その材料は、第1実施例で型板11の材料として示したものと同様である。また、コア型12,22の材料も第1実施例でコア型12の材料として示したものと同様である。
本第4実施例によれば、コア型12,22と表面加工層14,24との間に断熱材13,23を備えているため、樹脂成形空間30に充填された樹脂の保温性が良好であり、特に、表面加工層14、24に形成された微細形状14a,24aの転写性が向上する。
さらに、樹脂成形空間30の一部を構成する型板11,21は表面加工層14,24に隣接する部分11a,21aを有しているが、型板11,21の全体が断熱材にて形成されているため、微細形状14a,24aに隣接する部分11a,21aでの樹脂の放熱が少なくなり、微細形状14a,24aの転写性がより一層向上する。また、樹脂はその表裏面で保温されるため、成形品に反りが発生するおそれもなくなる。
(第5実施例、図5参照)
第5実施例である金型1Eは、図5に示すように、型板11,21の内周縁部であって樹脂成形空間30の一部を構成する部分に環状の断熱材17,27を設けたものである。この断熱材17,27の材料は前記第2実施例で断熱材15の材料として示したものと同様である。
他の構成及びその材料は、型板11,21が通常の金型母材材料で製作されている以外は、前記第4実施例と同様である。また、その作用効果も第4実施例と同様である。
(第6実施例、図6参照)
第6実施例である金型1Fは、図6に示すように、湾曲したレンズを成形するためのもので、各構成部材は前記第3実施例である金型1Cと同様であり、その材料も同じである。従って、その作用効果も第3実施例と同様である。
第7実施例である金型1Gは、図7に示すように、コア型12を断熱材にて構成し、該コア型12の表面に微細形状12aを形成したものである。ここでのコア型12の材料は前記第1実施例などで説明した断熱材13と同じであり、他の構成も第1実施例と同様である。
第8実施例である金型1Hは、図8に示すように、断熱材からなるコア型12に表面加工層14を設けたものである。ここでのコア型12の材料は前記第1実施例などで説明した断熱材13と同じであり、他の構成も第1実施例と同様である。
第9実施例である金型1Iは、図9に示すように、コア型12上に断熱材13を設け、該断熱材13の表面に微細形状13aを形成したものである。他の構成は前記第1実施例と同様である。
(成形方法)
ここで、前記金型1A〜1Iを用いた射出成形方法についてその概略を説明する。
まず、所定の温度に溶融された樹脂(例えば、非晶質ポリオレフィン樹脂)を樹脂成形空間30内に充填し、充填が完了すると直ちに保圧工程に入る。保圧工程は樹脂成形空間30に充填された樹脂が温度低下によって若干収縮する分を補うために樹脂に対して所定の圧力を保持しておく工程である。保圧工程の後、冷却工程(自然冷却)に入り、少なくとも樹脂(成形品)の表面が熱変形温度以下にまで低下した時点で型開きを行い、成形品を図示しないエジェクトピンなどで突き出す。
以上の成形工程において、樹脂は比較的高温の溶融状態で樹脂成形空間30に充填される。この充填開始時において、樹脂成形空間30に面する金型各要素の成形面の表面温度、具体的には、金型キャビティの樹脂成形空間30を構成する面(部分11aや断熱材15,16など)の温度Tcaと、コア型の樹脂成形空間30を構成する面(表面加工層14など)の温度Tcoは樹脂のガラス転移点温度Tgよりも低い。
充填が開始されると、充填された樹脂の熱を受けて樹脂成形空間30の温度が上昇し、断熱効果によって前記温度Tca、Tcoは前記温度Tgよりも高くなり、その状態を保持する。そして、樹脂の充填が終了して保圧工程が始まる時点においても、前記温度Tca、Tcoは前記温度Tg以上に保持される。このような温度設定は、金型の温度調整を行うことによっても可能であるが、本発明に係る金型を用いれば、その断熱効果にて金型をことさら温度調整する必要がなく、保圧工程へ移行する際の温度Tca、Tcoを温度Tg以上に保持することができる。
このような温度設定により、樹脂成形空間30での収縮分についての樹脂の供給がなされ、転写性が向上する。なお、前記温度Tca、Tcoは、前記温度Tg以上であれば同じ温度である必要はない。
樹脂成形空間30内において、樹脂は充填完了直後から低下し始める。しかし、前記金型1A〜1Iにおいては、微細形状14a,24aの背部には断熱材13,23が配置されているため、樹脂成形空間30に射出された樹脂の保温性が良好であり、また、樹脂成形空間30を構成する金型の少なくとも一部分が断熱材にて形成されているため、樹脂の放熱が少なくなり、微細形状14a,24aの転写性が向上する。
(実験結果)
本発明者らは、前記第4実施例である金型1Dを用いて両面に回折構造を有する光学素子を実験的に成形し、その光学性能を測定した。また、比較のため、従来の一様な素材からなる金型を用いて同様の光学素子を成形した。
成形に用いた樹脂は非晶質ポリオレフィン樹脂である日本ゼオン社製ZEONEX E48Rであり、ブルーレイ/DVD/CD互換ピックアップ用の回折素子を成形した。本発明に係る金型によれば、樹脂成形空間30の周囲に配置した断熱材の熱伝導率が20W/m・K以下において回折構造は良好に転写され、回折効率は82.5%以上であった。また、成形サイクルタイムは従来の金型と同じで、量産にも問題なく適用でき、メンテナンスにも支障は生じなかった。
一方、従来の金型で成形した場合、転写性が低くて回折効率が80%を下回り、しかも、金型への樹脂の付着が発生してメンテナンス性に劣っていた。
(他の実施例)
なお、本発明に係る射出成形用金型及び射出成形方法は前記実施例に限定するものではなく、その要旨の範囲内で種々に変更できる。
特に、金型構造の細部は任意であり、使用材料として前記実施例で示した具体的な材料は例示であることは勿論である。また、図1〜図9において、金型10が固定側であり、金型20が可動側であってもよい。あるいは、中間金型部材を備えたスリープレート方式の成形金型であってもよい。
本発明に係る金型の第1実施例を示す断面図である。 本発明に係る金型の第2実施例を示す断面図である。 本発明に係る金型の第3実施例を示す断面図である。 本発明に係る金型の第4実施例を示す断面図である。 本発明に係る金型の第5実施例を示す断面図である。 本発明に係る金型の第6実施例を示す断面図である。 本発明に係る金型の第7実施例を示す断面図である。 本発明に係る金型の第8実施例を示す断面図である。 本発明に係る金型の第9実施例を示す断面図である。 従来の射出成形用金型を示す断面図である。
符号の説明
1A〜1I…金型
11,21…型板
12,22…コア型
13,23…断熱材
14,24…表面加工層
14a,24a…微細形状
15,16,17,27…断熱材
30…樹脂成形空間

Claims (9)

  1. 溶融された樹脂材の樹脂成型空間への充填を開始してから金型を温度調整せずに保圧工程へ移行し、保圧工程の後に冷却工程を経て成型品を取り出す射出成型方法で光学素子を射出成形するための射出成形用金型において、
    光学面を成形するための金型コアと、該金型コアを取り囲むように配置された金型キャビティとが組み合わされて構成され、
    前記金型コアは第1の断熱材によって樹脂成形空間を構成する面が形成され、
    前記金型キャビティが樹脂成形空間に臨む部分に第2の断熱材を設け、
    前記第2の断熱材はヒータを介することなく前記樹脂成形空間に臨んでいること、
    を特徴とする射出成形用金型。
  2. 前記金型コアは前記第1の断熱材を保持するコア型を備えていることを特徴とする請求
    項1に記載の射出成形用金型。
  3. 溶融された樹脂材の樹脂成型空間への充填を開始してから金型を温度調整せずに保圧工程へ移行し、保圧工程の後に冷却工程を経て成型品を取り出す射出成型方法で光学素子を射出成形するための射出成形用金型において、
    光学面を成形するための金型コアと、該金型コアを取り囲むように配置された金型キャビティとが組み合わされて構成され、
    前記金型コアは第1の断熱材を備え、該第1の断熱材の表面に別の素材で樹脂成形空間を構成する面が形成され、
    前記金型キャビティが樹脂成形空間に臨む部分に第2の断熱材を設け、
    前記第2の断熱材はヒータを介することなく前記樹脂成形空間に臨んでいること、
    を特徴とする射出成形用金型。
  4. 前記金型コアは前記第1の断熱材を保持するコア型を備えていることを特徴とする請求項3に記載の射出成形用金型。
  5. 前記第1及び第2の断熱材の熱伝導率は20W/m・K以下であることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の射出成形用金型。
  6. 前記第1及び第2の断熱材はステンレス鋼、チタン合金、ニッケル合金、セラミック又は耐熱性樹脂のいずれかからなることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の射出成形用金型。
  7. 前記第1及び第2の断熱材はジルコニア系、窒化珪素系、窒化チタン又はチタン酸アルミニウムから選ばれるセラミックからなることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の射出成形用金型。
  8. 請求項1ないし請求項7のいずれかに記載の射出成形用金型を用いて樹脂材から光学素子を成形することを特徴とする射出成形方法。
  9. 樹脂成形空間への樹脂の充填が完了して保圧工程へ移行する際の、樹脂成形空間を構成する面の温度及び第2の断熱材の樹脂成形空間に臨む面の温度がともにガラス転移点温度以上であることを特徴とする請求項8に記載の射出成形方法。
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