JP4813295B2 - 注出栓 - Google Patents

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Description

本発明は、容器の口部に装着されるカバータイプの注出栓に関するものであり、該注出栓の先端において形成される隙間からの水分の侵入を確実に回避しようとするものである。
洗顔料やトリートメント、歯磨き剤等を充填する容器としてはチューブタイプの容器が使用されており、その口部には蓋体を有し容器の肩部を覆うカバータイプの注出栓が装着されているのが普通になっている。
ところで、この種の注出栓は、蓋体の天面が平坦になっていることから、その部位を下にして容器を倒立させて載置しておくことが多く、とくに風呂場等で使用するものにあっては、注出栓の下端とチューブ肩部との間に形成される隙間を通して水がその内側に侵入するのが避けられない状況にあった。
このような水分の侵入は、注出栓の内側に黴を発生させる原因になり不衛生となるばかりでなく、内容物を注出する際に注出栓の内側に侵入した水が流れ出るため使用者に不快感を与えていた。
また、上記従来の注出栓は蓋体が該蓋体と同材質になるヒンジ(ヒンジと蓋体は一体に成形されているのが普通である)を介して連結されており片手による開閉が可能ではあるものの、一定の角度を超えるまで蓋体を引き起こさないと反転姿勢を維持することができず、また、蓋体を開閉する際に、蓋体の開閉方向軸線上から反れて斜め方向へ負荷をかけるなどの要因により、その端部を薄肉として連結される弾性反転板の連結部が破断してしまうことがあり、使い勝手の面においても未だ多少の改善の余地が残されていた。
水の侵入による不具合を解決したものとしては、キャップ本体内部に水を排出するための孔を形成したキャップが知られているが、従来のものは水がキャップ本体内部を通過することを許容しているため該水による影響を確実に抑制するまでには至ってない(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−250079号公報
本発明の課題は、注出栓内への水の侵入を確実に防止するとともに、蓋体を余計な操作を加えることなしに簡便に開放でき、かつ、ヒンジ機能を長期にわたって安定的に維持することが可能な使い勝手のよい注出栓を提案するところにある。
本発明は、容器の内部につながる注出開口を有し該容器の口部に着脱可能に保持されるベースと、このベースにヒンジを介して開閉可能に保持され、突起を該注出開口に適合させて内容物の流出を阻止する蓋体とを備えた注出栓であって、
前記ベースは、容器の口部先端に合わさる天壁と、この天壁の縁部につながり該口部を取り囲む周壁からなり、
前記周壁に、容器の肩部に当接してベースの内側を液密状態に維持するシール部材を設け、
前記周壁と蓋体との相互間に、ヒンジを起点に蓋体を強制的に反転させて注出開口を開放する軟材質からなる弾性部材を配置し、
前記シール部材及び弾性部材が、注出栓の成形時に一体成形されたエラストマーからなるとともに前記周壁の内面に設けられた連結部を介して一体成形されたものであることを特徴とする注出栓である。
なお、前記連結部は帯状体あるいは周壁の内面の全体を覆う筒状体とすることができる。
容器としては、チューブタイプの容器がとくに有利に適合する。
注出栓のベースの周壁下端にシール部材を設け、このシール部材を容器の肩部に当接させるようにしたため、容器を倒立させて載置した状態においても注出栓の内側に水が流れ込むことはなくなる。
また、ヒンジの隣接域あるいは近傍域に蓋体とベースとをつなぐ軟材質からなる弾性部材を配置して蓋体とベースとの連係を解除した際に該弾性部材自身による反発力でヒンジを起点に蓋体を強制的に反転させその姿勢をそのまま維持できる構成としたので、ヒンジの破断がなく、その機能を長期にわたり安定的に維持することができる。
以下、図面を参照して本発明をより具体的に説明する。
図1は本発明にしたがう注出栓をチューブタイプの容器に装着した状態を示した図であり、図2は図1に示した注出栓のみを取り出して示した図(蓋体が開放状態にある)である。
図における1は内容物を充填する容器(チューブ)、2は容器1の口部1aにねじ止め(アンダーカットによる係合でもよい)されるベースである。このベース2は容器1の口部先端に合わさる天壁2aと、この天壁2aの縁部につながり口部1aを取り囲む周壁2bと、この周壁2bの内側で天壁2aから垂下され容器1の口部1aの外側で係合する内筒2cからなっており、天壁2aには容器1の内部につながる注出開口2aが形成され、その後端には蓋体を閉じた状態で後述する弾性部材を当接させて支持する壁部2aが立設されている。
また、3はベース2にヒンジhを介して一体連結する蓋体である。この蓋体3はヒンジhの対向位置には爪部3a(図5参照)が設けられており、また、その裏面には凸部3bが設けられており、注出開口2aへの凸部3bの挿入係止(凹凸嵌合や圧入等による)しこれにより容器1が密閉状態に保持される。
4はベース2の周壁2bに設けられた例えばエラストマーやゴム等からなるシール部材である。このシール部材4はその断面が湾曲形状で、その先端部は先端に向かうにしたがって薄肉になるリップ状を呈し弾性変形が容易になっており、注出栓の成形に際して一体に成形(インサート成形)されるもので、注出栓の容器1への組み付けに際し、その先端部が容器1の肩部に当接してベース2の内側を液密状態に維持する。
シール部材4に採用できるエラストマーとしては、オレフィン系、スチレン系、ポリエステル系等、既存の熱可塑性エラストマーが挙げられるが、注出栓の成形に際してインサート成形する場合には、注出栓に使用される材料と融着可能なエラストマーが選択される。
5はヒンジhの両側に配置され、ベース2の周壁2bと蓋体3とをつなぐ弾性部材である。この弾性部材5はシール部材4と実質的に同材質のものにて構成することができるものであり(したがってシール部材4と同時に成形し得る)、ベース2の注出開口2aと蓋体3の凸部3bとの連係を解除することにより図2に示す如く、その反発力(縮まる方向の力)でヒンジhを起点に蓋体3を強制的に反転させて注出開孔2aを開放する。本実施例では、弾性部材5とシール部材4とが周壁2bの内面全体を覆う筒状体として形成された連結部を介して一体成形されている。
また、本実施例では、図示の如く、弾性部材5は、蓋体3を閉じた状態で天壁2aの後端に立設する壁部2a上端に当接支持され屈曲状態とされており、蓋体3を開放した時には弾性部材5が縮まる方向への反発力の作用に加え、屈曲状態から直線状態へ復帰させる力も働くことになり、開方向への反発力を強めることができるようになっていて、とくに、開状態で弾性部材5が一直線状となることでベース2に対して蓋体3が180°開くようになる。
上記のような構成になる注出栓を備えた容器は、例えば図3に示すように、蓋体3を下にして容器1を倒立させて載置した場合であっても周壁2bと容器1の胴体部分との境界でシール部材4により確実にシールされるので、水が注出栓の内側へ流れ込むことはない。
蓋体3については、ベース2の注出開口2aと蓋体3の凸部3bの連係を解除するだけの簡単な操作で蓋体3を反転させることができるので、使い勝手も改善される。
図4、図5は本発明に従う他の実施の形態を示した図である。この実施例はベース2の周壁2bの前側に、図4に示すように2本の縦スリットSを形成し、その相互間に位置する壁部分を押圧部2b′とする構造のもので、押圧部2b′の上端には蓋体3の爪部3aに嵌合係止する爪部2dが形成されており、蓋体3の爪部3aをベース2の爪部2dに引っ掛けると凸部3bが注出開口2aに嵌合しこれにより容器1が密閉状態に保持されるものであって、蓋体3には爪部3aの近傍に爪部2dの上方後端が当接するテーパー面を有する壁部が垂下されている。蓋体3を開けるに当たっては、この押圧部2b′を図5に示すように押圧操作することで蓋体3の爪部3aと周壁2bの爪部2dの連係を解除すると同時に爪部3a上方後端を壁部テーパー面に当接させて該テーパー面に沿い蓋体3を押し上げればよい。この場合、周壁2bの内面にはシール部材4、弾性部材5と同じ材質になる筒形状の連結部が内壁の全面にわたって形成されているため、スリットSを設けたことによる水の侵入を防止するとともに該押圧部2b′の初期位置への復帰を可能とする復元力が付与される。
注出栓は合成樹脂を射出成形することによって製造することが可能であるが材質についてはとくに限定はされない。
押圧部2b′は周壁2bを利用して形成したものを例として示したが、周壁2bとは別体の押圧ピースをベース2の前面に回転可能に枢着する構成やスライド可能に取り付ける構成のものを適用する等、適宜変更することが可能であり、既存の構造のものを適用することができるのはいうまでもない。
弾性部材5とシール部材4は、周壁2bの内面全体を覆う筒状体として形成された連結部を介して一体成形したものを例として示したが、この連結部は帯状体として成形することも可能である。
ヒンジhと弾性部材5の関係については、弾性部材5をヒンジhの両側に配置することができるが、該弾性部材5を中央にし、その両側にヒンジhを配置するようにしてもよい。
容器1はチューブタイプの容器に限られるものではなく、倒立して載置するブローボトルであってもよく、この点については限定されない。
内部への水の侵入を防止でき、自動的に蓋体を反転できる使い勝手のよい注出栓が提供できる。
本発明にしたがう注出栓を装着した容器の全体を示した図である。 図1に示した注出栓の蓋体を開放した状態を示した図である。 図1に示した容器の載置状態を示した図である。 本発明にしたがう他の注出栓の外観斜視図である。 図4に示した注出栓の開放要領の説明図である。
符号の説明
1 容器
1a 口部
2 ベース
2a 天壁
2b 周壁
2c 内筒
2d 爪部
3 蓋体
3a 爪部
3b 凸部
4 シール部材
5 弾性部材
h ヒンジ
S スリット

Claims (4)

  1. 容器の内部につながる注出開口を有し該容器の口部に着脱可能に保持されるベースと、このベースにヒンジを介して開閉可能に保持され、突起を該注出開口に適合させて内容物の流出を阻止する蓋体とを備えた注出栓であって、
    前記ベースは、容器の口部先端に合わさる天壁と、この天壁の縁部につながり該口部を取り囲む周壁からなり、
    前記周壁に、容器の肩部に当接してベースの内側を液密状態に維持するシール部材を設け、
    前記周壁と蓋体との相互間に、ヒンジを起点に蓋体を強制的に反転させて注出開口を開放する軟材質からなる弾性部材を配置し
    前記シール部材及び弾性部材が、注出栓の成形時に一体成形されたエラストマーからなるとともに前記周壁の内面に設けられた連結部を介して一体成形されたものであることを特徴とする注出栓。
  2. 前記連結部が帯状体からなる、請求項記載の注出栓。
  3. 前記連結部が周壁の内面全体を覆う筒状体である、請求項記載の注出栓。
  4. 前記容器がチューブタイプの容器である、請求項に記載した注出栓。
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