JP4813159B2 - 傾斜地用フェンス - Google Patents

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Description

本発明はフェンスに関し,特に水平設置の他,傾斜地の角度に応じて傾斜角度を可変に設置し得るようにした傾斜地用フェンス及びその設置方法に関する。
この種傾斜地用フェンスとして,横桟に縦桟を回動自在に固定して傾斜角度可変としたフェンス本体を形成し,支柱上下に固定したブラケットによって該フェンス本体を支持したものが知られており,このときブラケットは,例えばブラケット本体と回動規制金具の2部材によって形成し,ブラケット本体はネジ丸孔と該ネジ丸孔を中心とする回動規制用の円弧長孔とを備えた金属部材とし,回動規制金具は同じくネジ丸孔と上記ブラケット本体の円弧長孔に嵌挿する突起とを備えた金属部材とし,上記突起を円弧長孔に嵌挿してこれらを重合し,ネジ丸孔から支柱に対して螺入したネジで支柱に仮止めすることによって,ブラケット本体の下向き転倒を防止した状態でフェンス本体をブラケット本体に載置し,フェンス本体の傾斜角度を定めた後にネジを本止めするものとされる。
特開2002−194926号公報
この場合ブラケットは,回動規制金具の突起がブラケット本体の円弧長孔に嵌挿することによってブラケット本体の回動範囲が規制され,ブラケット本体がフェンス本体の載置に際して下向きに転倒することがなく,例えば50Kg程度といったようにアルミ製でも比較的重量が嵩むフェンス本体を載置が容易化し,フェンス設置作業の効率化を図ることが可能となる。しかし乍ら,ブラケットを2部材で構成することによって部材数が増加すること,支柱に対してフェンス本体の上下位置調整を可能とするために,ブラケットを支柱長手方向に移動自在とすると,ブラケットを支柱に設置した後にフェンス支柱の上下位置を調整する必要が生じて,該位置調整完了までの間,上記重量の嵩むフェンス本体を手持ちしてその調整を行うことになって作業が煩雑化する傾向を招く。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたもので,その解決課題とするところは,可及的簡易な構造にして,部材数を増加することなく,可及的容易な現場作業によってフェンスを設置し得るようにした傾斜地用フェンス及びその設置方法を提供するにある。
上記課題に沿って本発明は,支柱とフェンス本体間に介設する胴縁を相互に嵌合自在の割型胴縁とし,該割型胴縁一方の胴縁部材を横桟とするようにこれに多数の縦桟を回動自在に軸支固定することによって傾斜角度自在のフェンス本体を形成し,支柱に固定したブラケットに割型胴縁他方の胴縁部材を先行して傾斜配置し,その後に該胴縁部材にフェンス本体の胴縁部材を嵌合することによりフェンス本体の後付け状の傾斜配置を可能とし,これによって支柱に対してフェンス本体の上下位置調整を行う場合を含めて,フェンス設置作業を容易になし得るようにしたものであって,即ち請求項1に記載の発明を,割型一方及び他方の胴縁部材を相互に嵌合自在とした割型胴縁を用い,その割型一方の胴縁部材に多数の縦桟を回動自在に軸支固定して傾斜角度自在としたフェンス本体を形成する一方,支柱に固定したブラケットを介して先行して傾斜配置した割型他方の胴縁部材に上記割型一方の胴縁部材を嵌合してフェンス本体を傾斜配置してなることを特徴とする傾斜地用フェンスとしたものである。
請求項2に記載の発明は,上記に加えて,上記割型胴縁他方の胴縁部材を先行して傾斜配置するに用いるブラケットを,回動自在に支柱に軸支する軸支用のネジ丸孔と,フェンス本体又は該割型胴縁他方の胴縁部材の角度出し後にその回り止め固定のための円弧ネジ長孔とを備えたものとし,これによってフェンス本体を傾斜配置したブラケットを支柱に対して2箇所でネジ止めしてフェンス本体の安定した支持をなし得るものとするように,これを,上記ブラケットを,上記支柱に回動自在に軸支する軸支用のネジ丸孔と,該ネジ丸孔を中心とし支柱に対して回り止め固定する固定用の円弧ネジ長孔とを備えて形成してなることを特徴とする請求項1に記載の傾斜地用フェンスとしたものである。
請求項3,請求項4及び請求項5に記載の発明は,それぞれ上記割型胴縁を用いた傾斜地用フェンスの設置方法を提供するように,請求項3に記載の発明を,割型一方及び他方の胴縁部材を相互に嵌合自在とした割型胴縁と,その割型一方の胴縁部材に多数の縦桟を回動自在に軸支固定して形成した傾斜角度自在のフェンス本体を用い,支柱に回動自在に軸支したブラケットを介して上記割型他方の胴縁部材を先行して傾斜配置し,該割型他方の胴縁部材の傾斜配置状態でブラケットを支柱に回り止め固定し,該割型他方の胴縁部材に上記割型一方の胴縁部材を嵌合することによってフェンス本体を傾斜配置することを特徴とする傾斜地用フェンスの設置方法とし,また請求項4に記載の発明を,割型一方及び他方の胴縁部材を相互に嵌合自在とした割型胴縁と,その割型一方の胴縁部材に多数の縦桟を回動自在に軸支固定して形成した傾斜角度自在のフェンス本体を用い,支柱に回動自在に軸支したブラケットを介して上記割型他方の胴縁部材を先行して傾斜配置し,該割型他方の胴縁部材に上記割型一方の胴縁部材を嵌合することによってフェンス本体を傾斜配置し,該フェンス本体の傾斜配置状態でブラケットを支柱に回り止め固定することを特徴とする傾斜地用フェンスの設置方法とし,請求項5に記載の発明を,上記ブラケットを,ネジ丸孔と該ネジ丸孔を中心とする円弧ネジ長孔とを備えて形成し,ネジ丸孔からネジを支柱に螺入することによってブラケットを支柱に回動自在に軸支し,上記割型他方の胴縁部材を支柱に先行して傾斜配置し且つ該上記割型他方の胴縁部材の傾斜配置状態又はフェンス本体の傾斜配置状態で上記円弧ネジ長孔からネジを支柱に螺入することによってブラケットを支柱に回り止め固定することを特徴とする請求項3又は4に記載の傾斜地用フェンスの設置方法としたものである。
本発明は以上のとおりに構成したから,請求項1に記載の発明は,支柱とフェンス本体間に介設する胴縁を相互に嵌合自在の割型胴縁とし,該割型胴縁一方の胴縁部材を横桟とするようにこれに多数の縦桟を回動自在に軸支固定することによって傾斜角度自在のフェンス本体を形成し,支柱に固定したブラケットに割型胴縁他方の胴縁部材を先行して傾斜配置し,その後に該胴縁部材にフェンス本体の胴縁部材を嵌合することによりフェンス本体の後付け状の傾斜配置を可能とし,ブラケットを支柱に上下動自在としてフェンス本体の高さ調整を行う場合を含めてフェンス本体を手持ちする必要を解消するとともに可及的簡易な構造にして,部材数を増加することなく,可及的容易な現場作業によってフェンスを設置し得るようにした傾斜地用フェンスを提供することができる。
請求項2に記載の発明は,上記に加えて,上記割型胴縁他方の胴縁部材を先行して傾斜配置するに用いるブラケットを,回動自在に支柱に軸支する軸支用のネジ丸孔と,フェンス本体又は該割型胴縁他方の胴縁部材の角度出し後にその回り止め固定のための円弧ネジ長孔とを備えたものとし,これによってフェンス本体を傾斜配置したブラケットを支柱に対して2箇所でネジ止めしてフェンス本体の安定した支持をなし得るものとすることができる。
請求項3,請求項4及び請求項5に記載の発明は,それぞれ上記割型胴縁を用いた傾斜地用フェンスの設置方法を提供することができる。
以下図面の例に従って本発明を更に具体的に説明すれば,図1乃至図6においてAは傾斜地用フェンスであり,該傾斜地用フェンスAは,支柱1にブラケット2を介してフェンス本体3を傾斜配置したものとしてあり,このとき該傾斜地用フェンスAは,割型一方及び他方の胴縁部材41,42を相互に嵌合自在とした割型胴縁4を用い,その割型一方の胴縁部材41に多数の縦桟31を回動自在に軸支固定して傾斜角度自在としたフェンス本体3を形成する一方,支柱1に固定したブラケット2を介して先行して傾斜配置した割型他方の胴縁部材42に上記割型一方の胴縁部材41を嵌合してフェンス本体3を傾斜配置したものとしてある。
即ち本例の傾斜地用フェンスAは,支柱1,フェンス本体3及び胴縁部材4をそれぞれアルミ押出形材を加工したアルミ製のものとしてあり,支柱1は,断面矩形の中空材にして,正面側の内面に後述のブラケット2用の昇降ガイド11と該昇降ガイド11の中央にネジ止め用の開口溝13をそれぞれ長手方向全長に形成したものとしてある。
本例にあって割型胴縁4は,長尺中空の胴縁を2分割するように2本のアルミ押出形材によって形成し,その割型一方の胴縁部材41をフェンス本体3を形成する横桟とし,また割型他方の胴縁部材42を支柱1に先行配置して該フェンス本体3を支持する支持受材としてあり,本例にあって該割型胴縁4の割型一方の胴縁部材41は,例えば断面コ字状にしてその背面側先端に嵌合部位を備え,また割型他方の胴縁部材42は,例えば断面矩形又はこれに準じた断面形状にしてその正面側先端,即ちフェンスA側先端に上記割型一方の胴縁部材41の嵌合部位と嵌合自在の嵌合部位を備えたものとしてある。このとき本例の該割型一方の胴縁部材41と割型他方の胴縁部材42は,後者のフェンス本体A側に向けた出幅を大きくしてメイン部材をなすように,前者の背面側に向けた出幅を小さくしてサブ部材をなすように形成してあり,また後者,即ち割型他方の胴縁部材42は,そのフェンス本体3側の下部先端部に上向きに抉り開口するように配置したブラケット受溝43を形成したものとしてある。
上記胴縁部材41,42の嵌合は,これをスライド嵌合又はスナップイン嵌合,本例にあってはスライド嵌合によって行うものとし,また該嵌合は,フェンス本体3の支持を安定且つ確実になし得るように胴縁部材41,42の長手方向全長にしてその上下において行ってあり,本例にあってこれら胴縁部材41,42における上記嵌合部位は,例えば割型他方の胴縁部材42の長手方向端部から割型一方の胴縁部材41をスライドしてその嵌合をなし得るように,嵌合部位をそれぞれ上下一対に配置して長手方向一連にして相互にスライド自在とするに適した断面形状の嵌合突条44と嵌合溝45とによるものとし,本例にあって該嵌合突条44と嵌合溝45は,それぞれ上下において逆配置することによってこれら胴縁部材41,42がそれぞれ上下に相互にスライド嵌合自在の嵌合突条44と嵌合溝45を対として備えたものとしてあり,これによって嵌合部位のスライド嵌合を可及的安定且つ確実になし得るようにしてある。
該割型胴縁4の上記割型一方の胴縁部材41は,これを支柱1の上下に平行配置するとともにその垂直基部21に多数の縦桟3,本例にあっては中空縦小桟を対接し,該胴縁部材41側からの固定金具32,例えばリベットによって軸支固定することによって,該胴縁部材41の長さを横幅とする縦格子状のフェンス本体3を形成してあり,これによってフェンス本体3が割型一方の胴縁部材41に対する縦桟31の角度を自在とし,傾斜地において支柱1に対して傾斜配置した割型一方の胴縁部材41に対して常に縦桟31が垂直に配置し得るようにして,該フェンス本体3を傾斜角度自在に形成したものとしてある。該フェンス本体3は,フェンス設置現場で形成してもよいが,一般には工場で形成してフェンス設置現場に搬入するものとしてある。
割型他方の胴縁部材42は,支柱1に固定したブラケット2を介して先行して傾斜配置し,該割型他方の胴縁部材42に対して割型一方の胴縁部材41を嵌合して上記フェンス本体3の傾斜配置を行うものとしてある。
本例の上記ブラケット2は,これを,上記支柱1に回動自在に軸支する軸支用のネジ丸孔22と,該ネジ丸孔22を中心とし支柱1に対して回り止め固定する固定用の円弧ネジ長孔23とを備えて形成したものとしてあり,本例にあって該ブラケット2は,例えばステンレス等の金属板を加工し,支柱1に対接する垂直基部21と,該垂直基部21の上端から上記割型他方の胴縁部材42を下支え支持する載置部25とを備えた断面L字状をなし,上記垂直基部25の面内上方に上記ネジ丸孔22を,その下方に円弧ネジ長孔23をそれぞれ透設したピース部材によるものとしてあり,このとき本例のブラケット2における上記載置部25は,そのフェンス本体3側の先端を内方上向きに屈曲した屈曲片26を有するL字状をなすように形成し,該載置部25に割型他方の胴縁部材42を載置したとき,そのブラケット受溝43に該屈曲片26が弾発的に係止し,該胴縁部材42の下面からブラケット受溝43に至るようにこれを支承することによって,その安定且つ確実な支持をなし得るものとしてある。
このように形成した本例の傾斜地用フェンスAは,例えば,ネジ丸孔22からネジ28を支柱1に螺入することによってブラケット2を支柱に回動自在に軸支し,上記割型他方の胴縁部材42を支柱1に先行して傾斜配置し且つ該上記割型他方の胴縁部材42の傾斜配置状態又はフェンス本体3の傾斜配置状態,本例にあっては前者の割型他方の胴縁部材42の傾斜配置状態で上記円弧ネジ長孔23から同じくネジ28を支柱1に螺入することによってブラケット2を支柱1に回り止め固定して,その設置を行うものとしてある。
本例にあってブラケット2の回動自在の軸支は,上記支柱1に形成した上記昇降ガイド11にそれぞれ上下一対の昇降プレート(裏板といってもよい)27をスライド自在に配置し,そのネジ止め用の開口溝13から,該昇降プレート27の面内に透設した螺孔に対して,ブラケット2のネジ丸孔22からネジ28を螺入することによって行うものとし,これによって支柱1に対してブラケット2の高さ位置とこれによるフェンス本体3の高さ位置を設置現場に合せて調整し得るようにしてある。即ち昇降ガイド11及び開口溝13は支柱1の長手方向全長に形成してあるから,昇降プレート27の位置及びこれに対するブラケット2のネジ28の螺入は支柱1の任意高さ位置で行うことができる。
ブラケット2のネジ丸孔22から上記昇降プレート27に対するネジ28の螺入は,昇降プレート27に螺入するとともに該昇降プレート27を配置した昇降ガイド11の底壁を貫通してその裏面に形成したネジ受溝12に螺入するようにこれを行うとともに該ネジ28の螺入は,これをやや緩めにブラケット2を回動可能な程度に軸支するように仮止めしてこれを行うものとしてある。このとき該ブラケット2は支柱1に対してそれぞれ載置部を上向きとするように上下に一対設置し,上記割型他方の胴縁部材42は,隣接する支柱1における上下一対の上位及び下位のブラケット2に架設するように載置することによってその傾斜配置を行うものとしてある。
傾斜配置した上下のブラケット2は,フェンス本体3の傾斜角度に応じた離隔寸法に合せてその上下の位置を調整し且つ傾斜地の角度に合せて適宜に回動し,これに上下の割型他方の胴縁部材42をそれぞれ下方に向けて押し付ける如くに,ブラケット2の屈曲片26が該胴縁部材42のブラケット受溝43に弾発的に係止するように圧入することによってその載置による傾斜配置を行うものとしてあり,該圧入の載置により割型他方の胴縁部材42は上下のブラケット2にそれぞれ確実に支承されるとともに該ブラケット2を介して支柱1に強固に固定されるに至る。
このときブラケット2はその回動が可能であるから,必要に応じて該ブラケット2に支承した割型他方の胴縁部材42の傾斜角度の微調整した後に,上記ネジ丸孔22からのネジ28を本締めしてブラケット2を支柱1に固定するともに更に上記円弧ネジ長孔23からネジ28を支柱1に螺入して,支柱1に対するブラケット2の固定を上下一対のネジ28によって行い,ブラケット2の回動可能性をネジ28の2点固定により解消するものとしてあり,該円弧ネジ長孔23からのネジ28は,ブラケット2の傾斜角度が定まってから該円弧ネジ長孔23の範囲内位置,本例にあっては該円弧ネジ長孔23と上記支柱1の開口溝13との交点で該開口溝13の底壁を貫通して上記ネジ受溝12に螺入するようにこれを行えばよい。このとき必要に応じて該割型他方の胴縁部材42は,ネジ49で支柱1に固定すればよく,該ネジ49の固定は支柱1の裏面に透設した図示省略の透孔からネジ49を該割型他方の胴縁部材49に対して螺入するように行えばよい。
このように支柱1にブラケット2を介して先行して傾斜配置した割型他方の胴縁部材42に対するフェンス本体3の配置は,該割型他方の胴縁部材42の長手方向端部から割型一方の胴縁部材41を嵌合することによって,その傾斜配置を行ったものとしてある。該傾斜配置は,それぞれの嵌合突条44と嵌合溝45を合わせるようにフェンス本体3の割型一方の胴縁部材41を割型他方の胴縁部材42に対してスライド嵌合することによって行えばよい。
図7及び図8は,割型胴縁4における胴縁部材41,42の嵌合部位をスナップイン嵌合による嵌合をなし得るようにしたフェンス本体Aの例を示し,本例にあって該割型胴縁4の割型一方の胴縁部材41は,同じく断面コ字状にして嵌合部位を備えたものとし,また割型他方の胴縁部材42も,同様に断面矩形又はこれに準じた断面形状にして先端部に上向きに抉り開口するように配置したブラケット受溝43及び嵌合部位を備えたものとしてある。
このとき本例の嵌合部位は,割型他方の胴縁部材42に対して割型一方の胴縁部材41を落し込み押圧状に載置することによって相互のスナップイン嵌合を可能とするように,その下位において割型他方の胴縁部材42に配置した嵌合溝45と,割型一方の胴縁部材41に配置し上記嵌合溝45に嵌合する嵌合突条44によるものとし,また上位において割型他方の胴縁部材42にフェンス本体3側に向けて上向きに傾斜突設しその先端に上向き係止条を配置した傾斜突条46と,割型一方の胴縁部材42における先端に下向きに突設した垂下条47の内側,即ちその正面側中間位置に同じく下向きに突設し上記傾斜突条46の上向き係止条にスナップイン係止自在とした嵌合係止条48によるものとしてある。
従って本例のフェンス本体Aにあっては,同じく支柱1にブラケット2を介して先行して傾斜配置した割型他方の胴縁部材42に対してフェンス本体3の割型一方の胴縁部材41を落とし込み状に押付け載置することによって,上記嵌合溝45に嵌合突条44を嵌合する一方,上記先端の垂下条47を割型他方の胴縁部材42背面のフェンス本体3側壁面部に対接するとともに割型他方の胴縁部材41の傾斜突条46が割型一方の胴縁部材41の中空部に入り込んでその傾斜突条46先端の上向き係止条が嵌合係止条48にスナップイン係止することによって,嵌合溝45と嵌合突条44の嵌合,垂下条47の壁面対接及び傾斜突条46と嵌合係止条48のスナップイン係止による強固にして確実なスナップイン嵌合をなし得るようにしてある。
図7及び図8のその余は上記例と変らないので,その重複する説明を省略する。
以上のように構成した各傾斜地用フェンスAは,支柱1に固定したブラケット2に割型胴縁4他方の胴縁部材42を先行して傾斜配置し,その後に該胴縁部材42にフェンス本体3の胴縁部材41を嵌合することによりフェンス本体3の後付け状の傾斜配置を可能とし,これによって傾斜角度の調整を,ブラケット2への割型胴縁4他方の胴縁部材42の先行した傾斜配置後と,該胴縁部材42に対するフェンス本体3の傾斜配置後の双方で選択的になし得るようにして,可及的簡易な構造にして,部材数を増加することなく,可及的容易な現場作業によって平地及び傾斜地の如何を問わずにフェンスAを設置し得るようにしたものとすることができる。
またブラケット2を,回動自在に支柱に軸支する軸支用のネジ丸孔22と,フェンス本体3又は該割型胴縁4他方の胴縁部材42の角度出し後にその回り止め固定のための円弧ネジ長孔23とを備えたものとすることによって,フェンス本体3を傾斜配置したブラケット2を支柱1に対して2箇所でネジ止めしてフェンス本体の安定した支持をなし得るものとすることができる。
図中14は支柱1のキャップ,24はブラケット2の垂直基部21に設置した補強用リブを示す。
図示した例は以上のとおりとしたが,上記円弧ネジ長孔から支柱に対してネジを螺入することによるブラケットの回り止め固定を,上記割型胴縁の角度出し後に代えて,フェンス本体の傾斜配置後に行うようにすること,割型胴縁における割型一方の胴縁部材の出幅を大きく,割型他方の胴縁部材の出幅を小さくして,メインの部材を割型一方の胴縁部材によって,サブの部材を割型他方の胴縁部材によって形成し又はこれらを略同一の出幅としてメイン及びサブの関係のないものとすること,支柱に上記昇降ガイド及び開口溝の設置を省略してブラケットを支柱に直接に対接固定するものとすること,この場合軸支用のネジ丸孔と支柱の正面に納まる位置の回り止め固定用のネジ丸孔を透設したものとすること,ブラケットの載置部に形成した屈曲片を上記内方上向きのものに代えて外方上向きのものとすること,このとき内方上向きの屈曲片を有するブラケットをフェンス本体の上下一対のうちの下位用とし,外方上向きの屈曲片を有するブラケットを上位用としてそれぞれ上下で区分使用すること等を含めて,本発明の実施に当って,支柱,割型胴縁,その割型一方及び他方の胴縁部材,これらの嵌合手段,縦桟,フェンス本体,ブラケット,必要に応じて用いるブラケットの軸支用のネジ丸孔,固定用の円弧ネジ長孔等の各具体的形状,構造,材質,これらの関係,これらに対する付加,傾斜地用フェンスの具体的設置方法等は,上記発明の要旨に反しない限り様々の形態のものとすることができる。
傾斜地用フェンスの正面図である。 傾斜地用フェンスの支柱部分の横断面図である。 支柱とフェンス本体の関係を示す縦断面図である。 図3の胴縁部材の縦断面図である。 フェンス本体を水平設置したときの支柱部分の正面図である。 フェンス本体を傾斜設置したときの支柱部分の正面図である。 他の例に係る支柱とフェンス本体の関係を示す縦断面図である。 図7の胴縁部材の縦断面図である。
符号の説明
A 傾斜地用フェンス
1 支柱
11 昇降ガイド
12 ネジ受溝
13 開口溝
14 キャップ
2 ブラケット
21 垂直基部
22 丸ネジ孔
23 円弧ネジ長孔
24 補強用リブ
25 載置部
26 屈曲片
27 昇降プレート
28 ネジ
3 フェンス本体
31 縦桟
32 リベット
4 割型胴縁
41 割型一方の胴縁部材
42 割型他方の胴縁部材
43 ブラケット受溝
44 嵌合突条
45 嵌合溝
46 傾斜突条
47 垂下条
48 嵌合係止条
49 ネジ

Claims (5)

  1. 割型一方及び他方の胴縁部材を相互に嵌合自在とした割型胴縁を用い,その割型一方の胴縁部材に多数の縦桟を回動自在に軸支固定して傾斜角度自在としたフェンス本体を形成する一方,支柱に固定したブラケットを介して先行して傾斜配置した割型他方の胴縁部材に上記割型一方の胴縁部材を嵌合してフェンス本体を傾斜配置してなることを特徴とする傾斜地用フェンス。
  2. 上記ブラケットを,上記支柱に回動自在に軸支する軸支用のネジ丸孔と,該ネジ丸孔を中心とし支柱に対して回り止め固定する固定用の円弧ネジ長孔とを備えて形成してなることを特徴とする請求項1に記載の傾斜地用フェンス。
  3. 割型一方及び他方の胴縁部材を相互に嵌合自在とした割型胴縁と,その割型一方の胴縁部材に多数の縦桟を回動自在に軸支固定して形成した傾斜角度自在のフェンス本体を用い,支柱に回動自在に軸支したブラケットを介して上記割型他方の胴縁部材を先行して傾斜配置し,該割型他方の胴縁部材の傾斜配置状態でブラケットを支柱に回り止め固定し,該割型他方の胴縁部材に上記割型一方の胴縁部材を嵌合することによってフェンス本体を傾斜配置することを特徴とする傾斜地用フェンスの設置方法。
  4. 割型一方及び他方の胴縁部材を相互に嵌合自在とした割型胴縁と,その割型一方の胴縁部材に多数の縦桟を回動自在に軸支固定して形成した傾斜角度自在のフェンス本体を用い,支柱に回動自在に軸支したブラケットを介して上記割型他方の胴縁部材を先行して傾斜配置し,該割型他方の胴縁部材に上記割型一方の胴縁部材を嵌合することによってフェンス本体を傾斜配置し,該フェンス本体の傾斜配置状態でブラケットを支柱に回り止め固定することを特徴とする傾斜地用フェンスの設置方法。
  5. 上記ブラケットを,ネジ丸孔と該ネジ丸孔を中心とする円弧ネジ長孔とを備えて形成し,ネジ丸孔からネジを支柱に螺入することによってブラケットを支柱に回動自在に軸支し,上記割型他方の胴縁部材を支柱に先行して傾斜配置し且つ該上記割型他方の胴縁部材の傾斜配置状態又はフェンス本体の傾斜配置状態で上記円弧ネジ長孔からネジを支柱に螺入することによってブラケットを支柱に回り止め固定することを特徴とする請求項3又は4に記載の傾斜地用フェンスの設置方法。
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