JP3587420B2 - 軒樋装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、屋根から流れ落ちる雨水を受けるために建物の軒に配設される軒樋装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図8には従来から用いられている軒樋装置Aの一例が示されている。軒樋支持具1は樹脂製であって、平板状の取付板2の正面に軒樋支持13を一体に設けて形成されている。また軒樋支持体13の先端には係止部8が上側に突出して設けられていると共に取付板2の正面には係合部9が突設されている。軒樋5は上面が開口する断面略コ字状で長尺に形成されている。また軒樋5の前側端部には被係止部10が凹設されていると共に軒樋5の後側端部には被係合部11が形成されている。
【0003】
そして軒樋装置Aを図12(a)のような建物4の屋根の軒に形成するにあたっては、まず取付板2の背面に形成される取付面3を建物4の鼻板(あるいは外壁)12の外面に当接し、取付板2の正面からビス等の固定具6を打入して軒樋支持具1を建物4に取り付ける。次に軒樋支持具1の係止部8と係合部9に軒樋5の被係止部10と被係合部11をそれぞれ係止させて軒樋支持具1に軒樋5を取り付けて保持させるようにする。尚、30は屋根材、31は軒天井である。
【0004】
図10には他の軒樋装置Aが示してある。この軒樋装置Aの軒樋支持具1は、樹脂製の軒樋支持体13と金属製の取付板2とで構成されるものである。取付板2の上端には連結片19が前側に突出させて設けてあり、連結片19の先端を軒樋支持体13にネジ22とナット23で結合することによって、軒樋支持体13に取付板2が取り付けられている。そしてネジ22とナット23の螺合を緩めることによって、軒樋支持体13に対して連結片19を前後方向にスライド移動させることができ、軒樋支持体13と取付板2の間隔を変更することができるようにしてある。この軒樋装置Aも図8に示すものと同様にして建物4に取り付けることができる。
【0005】
上記のような軒樋装置Aにおいて、軒樋支持具1に外観良く軒樋5を保持させるためには、軒樋支持具1を建物4の外面から所定の状態(例えば水平状態)に突出させなければならない。しかし図12(b)のように鼻板12の外面が傾斜していると軒樋支持具1は下方に傾いて突出することになり、軒樋支持具1を所定状態に突出させて取り付けることができなかった。そこで図9や図11のように、取付板2を傾けることによって鼻板12の外面の傾斜方向と略同方向に取付面3を傾斜させた軒樋支持具1を別途形成し、建物4の外面が傾斜している場合にはこのように取付面3を傾斜させた軒樋支持具1を使用するようにしていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし建物4の外面の傾斜方向は多様であるので、各建物4の外面の傾斜方向に対応させて取付面3の傾斜方向を変える必要があり、上記軒樋装置Aでは取付面3の傾斜方向が異なる多数種の軒樋支持具1を形成しなければならなかった。従って各軒樋支持具1に対応した多数種の金型が必要となって金型に対する投資が多くなり、また多数種の軒樋支持具1の在庫を抱えて管理することになり、コスト高になるという問題があった。
【0007】
図10の軒樋装置Aでは、金属製の取付板2を用いて軒樋支持具1を形成し、しかも取付板2と軒樋支持体13をそれぞれ別体に形成しているので、取付板2のプレス加工時の曲げ型のみを変更したり施工現場で手で取付板2を曲げたりすることによって、比較的簡単に取付板2の傾きを図11のように変更することができ、上記問題はあまり大きくないが、図9の軒樋装置Aでは軒樋支持具1が樹脂製であり、しかも取付板2が一体に形成されているので、上記問題の解決が非常に重要であった。
【0008】
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、軒樋支持具の種類を少なくすることによってコストを低く抑えることができる軒樋装置を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に記載の軒樋装置Aは、軒樋支持具1に取付板2を設けると共に取付板2に取付面3を形成し、取付面3を建物4の外面に当接させて取付板2を建物4に固定すると共に軒樋支持具1に軒樋5を保持させて形成される軒樋装置であって、傾斜方向の異なる複数の取付面3を取付板2に形成し、固定具6を挿通させる固定孔7を取付板2に形成すると共に固定孔7を複数の取付面3に亘る長孔に形成して成ることを特徴とするものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を説明する。
【0011】
軒樋支持具1はポリカーボネート樹脂等の合成樹脂を成形して得られるものであって、図2(a)(b)(c)のように断面略く字状の取付板2の正面に軒樋支持体13を一体に設けて形成されている。軒樋支持体13の先端には、上側に突出する係止部8と下側に突出する軒樋補強部14が形成されている。また軒樋支持体13の基部には、下面及び側面が開口する差し込み凹部15が設けられていると共に差し込み凹部15には係合部9が突設されている。
【0012】
取付板2の背面は取付面3として形成されており、取付面3の上部は背方(建物4の方)に向かって下り傾斜する下り傾斜取付面3aとして、また取付面3の下部は略鉛直方向に向かって傾斜する略垂直な略垂直取付面3bとしてそれぞれ形成されている。また取付板2の上部にはその正面と下り傾斜取付面3aとに開口する上側固定孔16が軒樋支持体13の両側において穿設されていると共に、取付板2の下部にはその正面と略垂直取付面3bとに開口する下側固定孔17が軒樋支持体13の両側において穿設されている。
【0013】
軒樋5は合成樹脂製や樹脂被覆鋼板製であって、上面が開口する断面略コ字状で長尺に形成されている。軒樋5の前側端部には前耳部37が内側に突出して設けられていると共に前耳部37の下側には被係止部10が形成されている。また軒樋5の後側端部には後耳部18が外側に突出して設けられていると共に後耳部18の下面を被係合部11として形成してある。
【0014】
そして軒樋装置Aを形成するにあたっては、まず軒樋支持具1の取付面3を建物4の鼻板12の外面に当接させ、取付板2にビスや釘等の固定具6を打ち込んで鼻板12に固定する。この時、鼻板12の外面が略鉛直方向に傾斜している場合は、図3(a)のように略垂直取付面3bを鼻板12の外面に当接させ、下側固定孔17に固定具6を挿通させて鼻板12に打ち込むようにする。また鼻板12の外面が屋内方向に傾斜している場合は、図3(b)のように下り傾斜取付面3aを鼻板12の外面に当接させ、上側固定孔16に固定具6を挿通させて鼻板12に打ち込むようにする。このように建物4の鼻板12の外面の傾斜方向と略同方向に傾斜した取付面3を選択して当接させることによって、軒樋支持具1を建物4から略水平に突出させて取り付けることができる。
【0015】
こうして複数個の軒樋支持具1を取り付けた後、軒樋5の被係止部10を軒樋支持具1の係止部8に係止させると共に軒樋5の内面を軒樋補強部14に当接させ、さらに差し込み凹部15に被係合部11を差し込むと共に被係合部11を係合部9に係止させることに
よって、軒樋支持具1の下側に軒樋5を取り付けて保持させる。このようにして軒樋5を建物4の軒に略水平に配設して図1のような軒樋装置Aを形成することができる。
【0016】
この参考例では、傾斜方向の異なる複数の取付面3を取付板2に形成したので、建物4の外面の傾斜方向と略同方向に傾斜した取付面3を選択して当接させることによって、建物4の外面の傾斜方向にほとんど影響されないで軒樋支持具1を所定の状態(例えば水平状態)で建物4から突出させることができる。従って傾斜方向の異なる多数の建物4の外面に対応して軒樋支持具1を別々に形成する必要がなくなって、軒樋支持具1の種類を少なくすることができるものである。
【0017】
図4には本発明の実施の形態が示してある。この実施の形態では、取付板2に下り傾斜取付面3aと略垂直取付面3bに亘る上下に長い長孔を形成し、この長孔を固定具6が挿通される固定孔7として形成してある。そしてこの軒樋支持具1を建物4の鼻板12に取り付けるにあたっては、上記実施の形態と同様に、鼻板12の外面の傾斜と同方向に傾斜した下り傾斜取付面3aあるいは略垂直取付面3bを建物4の外面に当接させた後、固定孔7に固定具6を挿通して打入するようにするが、下り傾斜取付面3aを建物4の外面に当接させた場合は、固定孔7の上部に固定具6を挿通するようにし、略垂直取付面3bを建物4の外面に当接させた場合は、固定孔7の下部に固定具6を挿通するものである。
【0018】
この実施の形態では、固定孔7を上下方向に長い長孔に形成したので、図5(a)(b)のように建物4に軒樋支持具1をある程度の強さで固定して取り付けた後でも、固定孔7の長さの範囲内において軒樋支持具1を上下に移動させて高さ位置の微調整を行うことができるものであり、建物4から軒樋支持具1を取り外すことなく軒樋5の蛇行を修正することができる。また図6(a)(b)のように上記実施の形態と同様に軒樋支持具1を鼻板12に取り付ける方法の他に、図6(c)のように、鼻板12の外面に下り傾斜取付面3aと略垂直取付面3bの境界付近を当接し、固定孔7の上端と下端の両方に固定具6を挿通すると共に建物4への各固定具6の打ち込み深さを適宜調整することによって、軒樋支持具1の建物4からの突出角度を上下方向で無段階に調整することができるものである。
【0019】
図7には他の実施の形態が示してある。この実施の形態では、取付板2の取付面3の上部を背方に向かって下り傾斜する下り傾斜取付面3aとして、また取付面3の中央部を略鉛直方向に向かって傾斜する略垂直な略垂直取付面3bとして、さらに取付面3の下部を背方に向かって上り傾斜する上り傾斜取付面3cとしてそれぞれ形成されている。この実施の形態では、傾斜方向の異なる三つの取付面3a、3b、3cを形成したので、図1のものよりも多くの建物4に取り付けることができるものである。尚、傾斜方向の異なる取付面3は二面、三面に限らず、四面以上形成してもよい。
【0020】
【発明の効果】
上記のように本発明の請求項1に記載の発明は、軒樋支持具に取付板を設けると共に取付板に取付面を形成し、取付面を建物の外面に当接させて取付板を建物に固定すると共に軒樋支持具に軒樋を保持させて形成される軒樋装置であって、傾斜方向の異なる複数の取付面を取付板に形成したので、建物の外面の傾斜方向と同方向に傾斜する取付面を選択して建物の外面に当接させることによって、建物の外面の傾斜方向にほとんど影響されないで軒樋支持具を所定の状態で建物から突出させることができ、傾斜方向の異なる多数の建物の外面に対応して軒樋支持具を別々に形成する必要がなくなって、軒樋支持具の種類を少なくすることができ、コストを低く抑えることができるものである。
【0021】
た、取付板に固定具を挿通させる固定孔を形成すると共に固定孔を長孔に形成したので、固定孔に固定具を挿通して取付板を建物に固定することによって、取付板をある程度の強さで固定した後であっても固定孔の長手方向に軒樋支持具を移動させることができ、軒樋支持具の取付位置の微調整を軒樋支持具を取り外すことなく簡単に行うことができるものである。
【0022】
た、固定孔を複数の取付面に亘る長孔に形成したので、固定孔の両方の端部に固定具を挿通すると共に固定具を建物に打入して取付板を固定し、各固定具の打入深さを調整することによって、軒樋支持具の建物からの突出状態を変えることができ、傾斜角度の異なる多くの建物の外面に対応させて軒樋支持具を取り付けることができる。従って軒樋支持具の種類をより少なくすることができ、コストをさらに低く抑えることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の参考例を示す断面図である。
【図2】(a)は同上の軒樋支持具の全体を示す斜視図、(b)は取付板を示す背面図、(c)は取付板を示す斜視図である。
【図3】(a)は同上の軒樋支持具の取付例を示す断面図、(b)は他の取付例を示す断面図である。
【図4】本発明の実施の形態の取付板を示す斜視図である。
【図5】(a)は同上の軒樋支持具の取付例を示す断面図、(b)は他の取付例を示す断面図である。
【図6】(a)は同上の軒樋支持具の取付例を示す断面図、(b)は他の取付例を示す断面図、(c)はさらに他の取付例を示す断面図である。
【図7】本発明のさらに他の実施の形態を示す一部の側面図である。
【図8】従来例を示す断面図である。
【図9】他の従来例を示す断面図である。
【図10】さらに他の従来例を示す断面図である。
【図11】さらに他の従来例を示す断面図である。
【図12】(a)(b)は屋根の軒構造を示す断面図である。
【符号の説明】
1 軒樋支持具
2 取付板
3 取付面
4 建物
5 軒樋
6 固定具
7 固定孔

Claims (1)

  1. 軒樋支持具に取付板を設けると共に取付板に取付面を形成し、取付面を建物の外面に当接させて取付板を建物に固定すると共に軒樋支持具に軒樋を保持させて形成される軒樋装置であって、傾斜方向の異なる複数の取付面を取付板に形成し、固定具を挿通させる固定孔を取付板に設けると共に固定孔を複数の取付面に亘る長孔に形成して成ることを特徴とする軒樋装置。
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