JP4812401B2 - 小型モータ、これを用いた記録媒体駆動装置、及び小型モータの製造方法 - Google Patents

小型モータ、これを用いた記録媒体駆動装置、及び小型モータの製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、ハードディスク用スピンドルモータ等の小型モータ、これを用いた記録媒体駆動装置、及び小型モータの製造方法に関するものである。
このような小型モータとしては、例えば、後記の特許文献1に記載の小型モータが知られている。
特許文献1に記載の小型モータは、ベース(ベースプレート)とモータカバーとの間にコア(ステータ)を配設し、ベースに対してロータとしてのマグネットを回転可能にして設けたものである。また、この小型モータでは、コアの外周部とベースとの間の隙間と、コアに設けられたステータコイルとベースとの接近させた箇所とに接着剤を介在させることによって、コアをベースに固定している。
特開2005−110462号公報
近年、小型モータにはさらなる高精度化が求められている。例えば、ハードディスクでは、記録媒体である磁気ディスクの記録密度は年々向上しており、これに伴って磁気ディスク上の記録領域が微細化している。磁気ディスクへの磁気情報の読み書きを正確に行うためには、読取/書込ヘッドを磁気ディスク上の目的の微小な記録領域に正確に対向させる必要がある。このため、磁気ディスクを回転駆動するハードディスク用スピンドルモータには、ロータの回転精度をさらに高めることが求められている。
従来の小型モータでは、一般的な大きさのモータと同様に、ベースに対してロータを支持する軸受として、ボールベアリングが用いられてきた。しかし、ボールベアリングは、ロータの支持にボールを用いているので、ボールが転がる際に振動が生じてしまい、ロータの回転精度を高めることが困難であった。
このため、近年では、小型モータの軸受として、より振動の生じにくい流体軸受が次第に用いられるようになってきている。
流体軸受は、筒状の軸受本体内に潤滑油等の流体が封入されたもので、ロータが回転することによって軸受本体内の流体に発生した動圧を利用して、ロータを非接触で支持するようになっている。このように、流体軸受は、ロータを非接触で支持しているので、ボールベアリングよりも振動が生じにくい。
また、流体軸受は、前記のように非接触でロータを支持するので、流体軸受を用いた小型モータは、ボールベアリングを用いた小型モータに比べて静粛性が高く、寿命も長い。
しかし、流体軸受は、ロータを非接触で支持するので、ロータに外力が加わった場合には、ロータを接触状態で支持するボールベアリングに比べて、ロータにぶれが生じやすい。このため、ロータを回転駆動する際にコアに振動が生じると、この振動がコアの発生させる磁気回路を介してロータに伝達されるので、ロータの回転精度が低下してしまう。
特許文献1に記載の小型モータでは、コアの外周部とベースとの間の隙間だけでなく、コアに設けられたステータコイルとベースとの接近させた箇所にも接着剤を介在させることによって、コアをベースに固定している。
しかし、小型モータは構成部材間の隙間が微小であるため、特許文献1に記載の小型モータのようにコアとベースとを接着しようとしても、コアとベースとの間に接着剤が回り込みにくく、十分な強度で固定することが困難であった。
このため、従来は、流体軸受を用いた小型モータでは、ロータの回転精度をさらに向上させることが困難であった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、流体軸受を用いつつ、ロータの回転精度を高めた小型モータ、これを用いた記録媒体駆動装置、及び小型モータの製造方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は以下の手段を採用する。
すなわち、本発明は、ベースプレートと、該ベースプレートに接着によって固定されるコアと、前記ベースプレートに設けられる流体軸受と、該流体軸受を介して前記ベースプレートに支持されるロータとを有し、前記コアは、円環形状のヨークと、該ヨークの径方向内側または径方向外側に設けられるステータコイルとを有し、前記ベースプレートの前記ヨークまたは前記ステータコイルに対向する部位、もしくは前記ヨークの前記ベースプレートに対向する部位に、接着剤溜まりとなる凹部が設けられている小型モータを提供する。
この小型モータでは、ベースプレートにおいてヨークやステータコイルに対向する部位、もしくはヨークにおいてベースプレートに対向する部位に、凹部が設けられている。
この凹部は、コアをベースプレートに対して接着する際の接着剤溜まりとなる。このため、この小型モータでは、コアをベースプレートに接着する際に、コアとベースプレートとの間に、均一かつ十分に接着剤を行き渡らせることができ、ベースプレートに対するコアの接着強度を十分に確保することができる。
特に、ベースプレートまたはコアに対して、複数の凹部をヨークの周方向に沿って略等間隔に配置することで、コアとベースプレートとの間に、より一層均一かつ十分に接着剤を行き渡らせて、ベースプレートに対するコアの接着強度をさらに高めることができる。
このように、この小型モータでは、コアがベースプレートに十分な強度で固定されて、コアに振動が生じにくいので、ロータの回転精度が高い。
さらに、この小型モータでは、このようにロータの回転精度が高く、ロータのラジアル方向の振れが小さいので、流体軸受の軸受スパン(軸線方向の寸法)を短くして、より一層の薄型化を図ることができる。
この小型モータにおいて、前記ヨークが、外周面を前記ベースプレートに接着されており、前記ヨークの外周面または前記ベースプレートの前記ヨークの外周面に対向する部位に前記凹部が設けられていてもよい。
この構成では、ヨークの外周面とベースプレートとの接着強度が十分に確保される。すなわち、この構成では、ヨークが、中心から最も離間した部位でベースプレートと強固に接着されるので(言い換えれば、支点間の距離を最大にした状態で支持されるので)、より効果的にコアの振動を抑制することができる。
また、この小型モータにおいて、前記ヨークの周方向の複数箇所に、該ヨークの径方向内側または径方向外側に突出して周囲に前記ステータコイルが巻き付けられるティースが設けられており、前記ヨークの軸線方向における前記各ティース先端の位置の差が、±0.2mm以下とされていてもよい。
一般的に、モータに用いられるヨークは、モータの効率を高めるために、磁気回路の形成される面上(円環形状をなすヨークの軸線に略直交する面上)での形状が様々に工夫されている。しかし、ヨークの厚み方向(軸線方向)の形状精度については、特に着目されていなかった。
これに対して、本発明者らは、実験等により、モータの薄型化が進んでヨークの厚み方向の寸法が小さくなるにつれて、ヨークの厚み方向の形状精度が、ロータの回転精度に大きく影響することを発見した。
具体的には、本発明者らは、ティースを有するヨークにおいて、その軸線方向におけるティース先端の位置にばらつきがあると、各ティースを通る磁気回路のヨークの軸線方向における位置にばらつきが生じて、各磁気回路がロータに作用させる磁力の大きさにばらつきが生じてしまうことを発見した。
このように各磁気回路がロータに作用させる磁力の大きさにばらつきが生じても、一般的な大きさのモータでは問題とならないが、ハードディスク等に用いられる小型モータでは、ロータの回転精度低下の要因となってしまう。
具体的には、小型モータでは、一般的な大きさのモータに比べて厚みが小さく、軸受スパンが短いので、上記のように各磁気回路がロータに作用させる磁力の大きさにばらつきが生じると、ロータの回転精度が低下してしまう。
そこで、上記のように、ティースの先端の高さの差を、±0.2mm以下とすることで、各ティースを通る磁気回路の、ヨークの軸線方向の位置がほぼ等しくなるので、ロータの回転精度が高くなる。
また、この小型モータにおいて、前記ヨークの周方向の複数箇所に、該ヨークの径方向内側または径方向外側に突出して周囲に前記ステータコイルが巻き付けられるティースが設けられており、前記凹部は、前記ティースと周方向の位置が一致した部位に設けられていてもよい。
コアのティースは、ティースを通る磁気回路がロータに磁力を作用させた際の反作用を受ける。このため、上記のように、コアの周方向においてティースと同位置、すなわちコアの周方向において力が加わる位置に、接着剤溜まりである凹部を設けることで、この部分でのコアとベースプレートの接着強度が確実に確保され、コアの振動がより効果的に抑制される。
この場合においても、前記ヨークの軸線方向における前記各ティース先端の位置の差を、±0.2mm以下とすることで、各ティースを通る磁気回路の、ヨークの軸線方向の位置がほぼ等しくなるので、ロータの回転精度が高い。
また、本発明は、上記本発明に係る小型モータを備えた記録媒体駆動装置を提供する。
この記録媒体駆動装置では、小型モータとして、流体軸受を用いつつ、ロータの回転精度を高めた本発明の小型モータを用いているので、記録媒体の駆動をより高精度に行うことができる。また、この記録媒体駆動装置では、薄型化の可能な小型モータを用いているので、より一層の薄型化を図ることができる。
また、本発明は、ベースプレートと、該ベースプレートの一面側に固定されるコアと、前記ベースプレートに設けられる流体軸受と、該流体軸受を介して前記ベースプレートに支持されるロータとを有する小型モータの製造方法であって、前記ベースプレートとして、前記コアに対向する部位に厚み方向に通じる貫通孔が設けられたベースプレートを用い、前記ベースプレートに前記コアを接着するコア接着工程と、前記ベースプレートの前記一面とは反対側を向く他面から前記貫通孔内に接着剤を充填する充填工程と、前記他面に前記貫通孔を閉塞するシールを貼り付ける貼付工程と、前記ベースプレートを前記他面が下向きとなる状態で前記接着剤の溶融温度以上、または軟化温度以上に加熱する加熱工程と、前記ベースプレートを前記他面が下向きとなる状態で前記接着剤を硬化させる硬化工程とを有している小型モータの製造方法を提供する。
この小型モータの製造方法では、ベースプレートとして、コアに対向する部位に貫通孔が設けられたベースプレートを用いるので、コア接着工程では、ベースプレートの貫通孔内部が接着剤溜まりとなる。このようにベースプレートに接着材溜まりが形成されているので、コアとベースプレートとの間に均一かつ十分に接着剤が行き渡り、ベースプレートに対するコアの接着強度が十分に確保される。
コア接着工程を終えたのちは、ベースプレートの貫通孔内には接着剤を充填し(充填工程)、その後、ベースプレートの他面に、貫通孔を閉塞するシールを貼り付ける(貼付工程)。ここで、貫通孔内に充填する接着剤としては、熱硬化性樹脂や熱可塑性樹脂のほか、常温硬化する接着剤を用いてもよい。例えば、接着剤としては、アウトガスを発生させないエポキシ系接着剤のほか、ゴム系接着剤を用いることができる。
続いて、ベースプレートを他面(シールが貼り付けられる面)が下向きとなる状態で、接着剤の溶融温度以上、または軟化温度以上に加熱する(加熱工程)。これにより、貫通孔内に充填された接着剤が流動して貫通孔の下端部を満たす。
この状態で、接着剤を硬化させる(硬化工程)。すると、貫通孔内に充填された接着剤が硬化して貫通孔の下端部を閉塞するとともに、貫通孔内面とシールとを接着する。
これにより、貫通孔の封止がより確実に行われ、またベースプレートに対してシールがより強固に接着されるので、小型モータ内部への異物の侵入が確実に防止されて、信頼性の高い小型モータを得ることができる。
本発明に係る小型モータによれば、流体軸受を用いつつ、ロータの回転精度を高めることができる。
また、本発明に係る記録媒体駆動装置では、記録媒体の駆動をより高精度に行うことができる。
また、本発明に係る小型モータの製造方法によれば、流体軸受を用いつつ、ロータの回転精度の高い小型モータを製造することができる。
以下に、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
本実施形態では、本発明を、ハードディスクの磁気ディスクを駆動する記録媒体駆動装置)に適用した例について示す。
本実施形態に示す記録媒体駆動装置は、磁気ディスクを駆動するハードディスク用スピンドルモータとして、図1に示す小型モータ1を用いたものである。
小型モータ1は、ハードディスクの筐体の底部を構成するベースプレート2を有している。ベースプレート2の上面(ハードディスクの筐体内に向く面)には、略円環形状をなすコア3と、略中空円柱形状をなす流体軸受4と、略円盤形状をなすロータ5とが略同軸にして設けられている。
流体軸受4は、ラジアル軸受の機能に加えて、アキシャル軸受の機能も有するものであって、ベースプレート2においてコア3の径方向内側に固定的に設けられている。
ロータ5は、流体軸受4に軸線回りの回転を可能にして支持されるシャフト5aと、シャフト5aの上端にシャフト5aと略同軸にして設けられる略円盤状のロータ本体5bと、ロータ本体5bの径方向外側に設けられる複数の磁極を有するマグネット5cとを有している。
本実施形態では、小型モータ1は、インナーロータ型の小型モータとされている。すなわち、この小型モータ1では、ロータ本体5bの外周部は、流体軸受4とコア3との間に張り出して設けられており、この外周部にマグネット5cが固定的に設けられている。
ベースプレート2の上面側には、コア3を収納する凹状のコア収納部6が設けられている。本実施形態では、ベースプレート2には、上面側から見て凹、下面側から見て凸となるようにして有底の円筒部が設けられており、この円筒部によってコア収納部6が構成されている。コア3は、その外周面を、全周にわたってコア収納部6の内周面に対して接着されている。
図2に示すように、コア3とコア収納部6とを接着する接着剤Cは、コア3の外周面とコア収納部6の内周面との間だけでなく、コア3の上面外周部からコア収納部6の内周面にまたがるようにして、その全周に設けられている。
ベースプレート2には、コア収納部6と同軸にして、円環板状のモータカバー7が設けられており、このモータカバー7によって、コア収納部6の開口部のうちロータ5の外周縁よりも径方向外側の領域が覆われている。
コア3の上面は、このモータカバー7の下面に対しても、接着剤Cによって接着されている。
ここで、接着剤Cとしては、ゴム系接着剤等の任意の接着剤を用いることができるが、ハードディスクに悪影響を与えるアウトガスを発生させない接着剤、例えばエポキシ系接着剤を用いることが好ましい。
図1及び図2に示すように、コア3は、円環形状をなすヨーク11と、ヨーク11の径方向内側に設けられるステータコイル12とを有している。本実施形態では、コア3は、ケイ素鋼板からなる薄板を、ヨーク11の軸線方向に積層した構成とされている。
図3に示すように、ヨーク11は、円環部11aと、円環部11aの周方向の複数箇所から径方向内側に突出するティース11bとを有している。本実施形態では、ディース11bは、円環部11aの周方向に沿って略等間隔にして9本設けられている。
ここで、本実施形態では、平面視における各ティース11bの幅をtとすると、円環部11aの径方向の幅は、0.7tである。さらに、ヨーク11の軸線方向における各ティース11b先端の位置の差が、±0.2mm以下とされている。
図1及び図2に示すように、各ティース11bには、付け根近傍から先端近傍にかけてステータコイル12が巻き付けられている。
図3に示すように、各ティース11bの先端には、隣接するティース11bに向けて突出する突起11cが設けられており、これにより、隣接するティース11bの先端部との間の距離が短縮されて、隣接するティース11bとの間で磁気回路を形成した際の磁気効率が高められている。
図1及び図2に示すように、ヨーク11の外周部下面とコア収納部6の底面との間には、上下面が軸線に略直交した円環状の板13が設けられている。この板13は、小型モータ1の組立時におけるコア収納部6の底面に対するヨーク11の位置決め部材の役割と、ヨーク11の外周面とコア収納部6の内周面との間に形成された空間の下端を閉塞して、コア3とコア収納部6の内面とを接着する接着剤Cをこの空間内に留めるシールの役割とを有している。
この小型モータ1には、ベースプレート2においてヨーク11やステータコイル12に対向する部位、もしくはヨーク11においてベースプレート2に対向する部位に、接着剤溜まりとなる凹部16が設けられている。
本実施形態では、図1及び図2に示すように、凹部16は、コア3においてヨーク11のベースプレート2に対向する部位に設けられている。具体的には、この凹部16は、ヨーク11の円環部11aの外周面において、各ティース11と周方向の位置が一致した部位に設けられている。本実施形態では、凹部16の内面は、ヨーク11の軸線と平行な円筒面をなしている。ここで、平面視における各ティース11bの幅をtとすると、凹部16の内面の曲率半径は、0.4tとされており、円環部11aの断面積(すなわち磁気回路の断面積)を十分に確保しつつ、凹部16内の空間を確保している(図4参照)。
図1、図2、及び図5に示すように、ベースプレート2のコア収納部6の底部には、コア3の各ステータコイル12に対向する部位に貫通孔17が設けられている。すなわち、本実施形態では、コア収納部6の底部には、9つの貫通孔17が周方向に等間隔に設けられている。コア3は、ステータコイル12の下部をこの貫通孔17内に収納された状態にしてベースプレート2に固定されており、これによって、貫通孔17を設けていない場合に比べてコア3がより下方に設置されることになり、小型モータ1の厚みが低減される。
コア収納部6の底部下面側には、この貫通孔17を閉塞するシール18が貼り付けられている。このシール18によって、貫通孔17を通じた外部からコア収納部6内への異物の侵入が防止されている。
コア3は、この貫通孔17の内面に対して接着剤C1によって接着されている。すなわち、この貫通孔17は、上記のようにステータコイル12の収納スペースを構成するとともに、接着剤溜まりとなる凹部16も構成している。
コア3と貫通孔17の内面とを接着する接着剤C1としては、熱硬化性樹脂や熱可塑性樹脂のほか、ゴム系接着剤等の常温硬化する接着剤を用いることができるが、アウトガスを発生させないという点で、エポキシ系接着剤を用いることが好ましい。
以下、このように構成される小型モータ1の製造方法について説明する。
まず、コア収納部6及び貫通孔17を含む所定の形状のベースプレート2と、コア3を作成する。ここで、コア3は、プレス加工等によって作成した所定形状のケイ素鋼板を複数枚積層することによってヨーク11を作成し、コイル巻線機を用いるなどしてこのヨーク11の各ティース11bにステータコイル12を巻付けることによって作成される。
なお、各ケイ素鋼板は、前記のようにヨーク11のティース11bの形状精度を保つために、積層前もしくは積層後に、適宜形状の修正が行われる。
ヨーク11の凹部16は、各ケイ素鋼板を成形する際に設けてもよく、各ケイ素鋼板を積層したのちに機械加工等によって設けてもよい。
この凹部16は、コイル巻線機を用いてヨーク11のティース11bにステータコイル12を巻付ける際の自動位置決め用のノッチとして用いることができる。
次に、ベースプレート2のコア収納部6内に、コア3を接着する(コア接着工程)。
具体的には、まず、コア収納部6の底部上面に板13を設置し、この状態でコア収納部6内にコア3を設置する。この状態では、コア3は、コア収納部6内面との間に若干の隙間を持って嵌合している。
続いて、コア3のヨーク11に設けられた凹部16とコア収納部6の内面との間に接着剤Cを充填する。これにより、コア3の上部から下部に渡って、コア3の外周面とコア収納部6の内面との間に接着剤Cが充填される。
なお、前記のように、ヨーク11の外周面とコア収納部6の内周面との間に形成された空間の下端は、板13によって閉塞されているので、コア3とコア収納部6の内面とを接着する接着剤Cは、ヨーク11の下面側に回りこまずに、ヨーク11の外周面とコア収納部6との間の空間内に留まる。
さらに、図2に示すように、コア3の外周面とコア収納部6の内周面との間だけでなく、コア3の上面外周部からコア収納部6の内周面にまたがるようにして、その全周に接着剤Cを塗布する。
この接着剤Cの充填/塗布作業は、例えばインジェクタ等を用いて行われる。ここで、本実施形態では、前記のように凹部16の内面の曲率半径が十分に確保されているので、インジェクタのノズルを凹部16内に容易に挿入することができ、充填作業が容易である。
接着剤Cが十分に硬化したのち、ベースプレート2の下面を上向きにした状態で、貫通孔17を通じてコア収納部6内に接着剤C1を供給し、充填する。
この状態でコア収納部6の下面(貫通孔17が形成される面)にシール18を貼付けて、各貫通孔17を閉塞する(貼付工程)。
続いて、ベースプレート2の下面を下向きにした状態で、ベースプレート2を、接着剤C1の溶融温度以上、または軟化温度以上に加熱する(加熱工程)。
これにより、貫通孔17内からコア収納部16内に充填された接着剤C1の流動性が高まる。すると、接着剤C1が毛細管現象等によってコア3とコア収納部6の底部上面との間に回り込むとともに、貫通孔17の下端部を満たす。
この状態で、接着剤C1を硬化させて、小型モータ1を得る。
具体的には、接着剤C1が熱可塑性樹脂や常温硬化の接着剤である場合には、ベースプレート2を常温まで冷却する。また、接着剤C1が熱硬化性樹脂である場合には、ベースプレート2をさらに加熱して接着剤C1を硬化させ、その後、ベースプレート2を常温まで冷却する。
このように接着剤C1を硬化させることにより、コア3とコア収納部6との間に回りこんだ接着剤C1によってコア3とコア収納部6とが接着される。
さらに、貫通孔17の下端部を満たしている接着剤C1が貫通孔17の下端部を閉塞するとともに、この接着剤C1によって貫通孔17の内面とシール18とが接着される。
これにより、貫通孔17の封止がより確実に行われるとともに、ベースプレート2に対してシール18がより強固に接着されるので、小型モータ1内部への異物の侵入が確実に防止されて、小型モータ1の信頼性が向上する。
このように構成される小型モータ1では、コア3は、コア収納部6の内周面、及びコア収納部6の底部上面の、計二箇所に対して接着されているので、ベースプレート2に対する接着強度が高い。
特に、上記のようにヨーク11においてベースプレート2に対向する部位に、接着剤溜まりとなる凹部16が設けられているので、コア3をベースプレート2に接着する際に、コア3とベースプレート2との間に、均一かつ十分に接着剤Cを行き渡らせることができ、ベースプレート2に対するコア3の接着強度を十分に確保することができる。
本実施形態に係る小型モータ1では、9つの凹部16をヨーク11の外周面の周方向に沿って略等間隔に配置しているので、コア3とベースプレート2との間に、より一層均一かつ十分に接着剤Cを行き渡らせることができ、ベースプレート2に対するコア3の接着強度が高い。
このように、この小型モータ1では、コア3がベースプレート2に対して強固に接着されているので、ロータ5を回転駆動する際のコア3に振動が生じにくく、ロータ5の回転精度が高い。
また、本実施形態では、各凹部16は、コア3の周方向における位置が、ロータ5に磁力を作用させた際の反作用を受けるティース11と同じとされている。すなわち、コア3の周方向において最も力が加わる位置に、接着剤溜まりである凹部16が設けられているので、この部分でのコア3とベースプレート12の接着強度が確実に確保され、コア3の振動がより効果的に抑制される。
また、本実施形態では、ヨーク11が、その中心から最も離間した部位である外周面でベースプレート2と強固に接着されているので(言い換えれば、ヨーク11が支点間の距離を最大にした状態で支持されているので)、コア3の振動がより効果的に抑制される。
また、この小型モータ1では、ヨーク3の軸線方向における各ティース11b先端の位置の差が、±0.2mm以下とされているので、ロータ5の回転精度が高い。
具体的には、各ティース11bの先端の位置精度を高めることで、各ティース11bを通る磁気回路の、ヨーク11の軸線方向の位置がほぼ等しくなるので、各磁気回路がロータ5に作用させる磁力の大きさのばらつきが低減されて、ロータ5の回転精度が高くなる。
以上のことから、この小型モータ1を有する記録媒体駆動装置を用いたハードディスクでは、小型モータ1によって回転駆動される磁気ディスクの回転が安定するので、読取/書込ヘッドを磁気ディスク上の目的の微小な記録領域に正確に対向させることができ、読取/書込エラーを防止することができる。
また、この小型モータ1では、上記のようにコア3の振動が防止されるので、静粛性が優れている。
さらに、この小型モータ1では、このようにロータ5の回転精度が高く、ロータ5のラジアル方向の振れが小さいので、流体軸受4の軸受スパン(軸線方向の寸法)を短くして、より一層の薄型化を図ることができる。
また、この小型モータ1では、ロータ5の回転精度が高いので、ロータ5を支持する流体軸受4の剛性を下げることができる。
これにより、この小型モータ1では、以下の効果を得ることができる。
1) 軸受ロスが低下することになり、小型モータ1の消費電力が低くて済む。
2) 軸受隙間(軸受本体の内面とシャフト5aとの間隔)を広げることが可能となり、シャフト5aと軸受本体との接触が防止される。これにより、軸受本体の磨耗が防止されて、軸受寿命が長くなる。
3) 軸受隙間を広げることが可能となるので、軸受本体の形状精度(円筒度等)の精度を緩和させることができ、製造コストが低下する。
4) 軸受隙間を広げることが可能となるので、低温環境下などで潤滑油の粘度が高くなっても、低電流で小型モータを起動させることができる。
ここで、本実施形態では、コア3とコア収納部6との間に板13を設けた例を示したが、必ずしも板13は設けなくてもよい。この場合には、コア3は、冶具等を用いてコア収納部6に対して位置決めした状態でコア収納部6に対して接着する。
また、本実施形態では、コア3を構成するヨーク11がティース11bを有している例を示したが、ティース11bを設けなくてもよい。
また、本実施形態では、本発明をインナーロータ型の小型モータに適用した例を示したが、これに限られることなく、本発明は、図6に示す小型モータ21のようなアウターロータ型の小型モータに適用してもよい。
小型モータ21は、上記小型モータ1において、コア3及びロータ5の代わりに、コア23及びロータ25を用いたものである。また、ベースプレート2のコア収納部6の中心部には、上方に向けて突出する円筒部6aが設けられている。
流体軸受4は、この円筒部6aの内部に圧入されている。
コア23は、コア3において、ティース11bを、円環部11aの径方向内側ではなく、径方向外側に設けたものである。
ロータ25は、ロータ5において、ロータ本体5bをコア23よりも径方向外側に延長し、このロータ本体5bの径方向内側にマグネット5cを設けたものである。
コア23は、円環部11aの内周面を円筒部6aの外周面に接着され、ステータコイル12の下部をコア収納部6の底面の貫通孔17の内面に接着されることによって、ベースプレート2に固定されている。
コア23は、接着剤溜まりとなる凹部16が、ヨーク11の円環部11aの内周面において、各ティース11と周方向の位置が一致した部位に設けられている。これにより、円環部11aと円筒部6aとの間に接着剤Cが均一に回り込むようになり、コア23がベースプレート2に強固に固定される。
このように、この小型モータ21においても、コア23がベースプレート2に対して十分な強度で固定されていて、コア23に振動が生じにくいので、ロータ25の回転精度が高い。
本発明の一実施形態に係る小型モータの構成を示す縦断面図である。 図1の一部拡大図である。 本発明の一実施形態に係る小型モータに用いられるヨークを示す平面図である。 図3の一部拡大図である。 本発明の一実施形態にかかる小型モータのベースプレートの下面(シールを除去した状態)を示す図である。 本発明に係る小型モータの他の形態例を示す縦断面図である。
符号の説明
1,21 小型モータ
2 ベースプレート
3,23 コア
4 流体軸受
5,25 ロータ
7 モータカバー
11 ヨーク
11b ティース
12 ステータコイル
16 凹部

Claims (9)

  1. ベースプレートと、
    該ベースプレートに接着によって固定されるコアと、
    前記ベースプレートに設けられる流体軸受と、
    該流体軸受を介して前記ベースプレートに支持されるロータとを有し、
    前記コアは、円環形状のヨークと、前記ヨークの径方向内側設けられるステータコイルとを有し、
    前記ベースプレートにおいて前記ヨークの径方向外側に対向する部位、もしくは前記ヨークにおいて前記ベースプレートの径方向内側に対向する部位に設けられた凹部と、前記ベースプレートにおいて前記ステータコイルの軸方向下側に対向する部位に設けられた貫通孔の下面側がシールにより閉塞されて構成された凹部とを接着剤溜まりとして前記ベースプレートと前記コアが接着された小型モータ。
  2. 前記ヨークの周方向の複数箇所に、該ヨークの径方向内側突出して周囲に前記ステータコイルが巻き付けられるティースが設けられており、
    前記ヨークの軸線方向における前記各ティース先端の位置の差が、±0.2mm以下とされている請求項1記載の小型モータ。
  3. 前記ヨークの周方向の複数箇所に、該ヨークの径方向内側突出して周囲に前記ステータコイルが巻き付けられるティースが設けられており、
    前記凹部は、前記ティースと周方向の位置が一致した部位に設けられている請求項1記載の小型モータ。
  4. ベースプレートと、
    該ベースプレートに接着によって固定されるコアと、
    前記ベースプレートに設けられる流体軸受と、
    該流体軸受を介して前記ベースプレートに支持されるロータとを有し、
    前記コアは、円環形状のヨークと、前記ヨークの径方向外側に設けられたステータコイルとを有し、
    前記ベースプレートにおいて前記ヨークの径方向内側に対向する部位、もしくは前記ヨークにおいて前記ベースプレートの径方向外側に対向する部位に設けられた凹部と、前記ベースプレートにおいて前記ステータコイルの軸方向下側に対向する部位に設けられた貫通孔の下面側がシールにより閉塞されて構成された凹部とを接着剤溜まりとして前記ベースプレートと前記コアが接着された小型モータ。
  5. 前記ヨークの周方向の複数箇所に、該ヨークの径方向外側に突出して周囲に前記ステータコイルが巻き付けられるティースが設けられており、
    前記ヨークの軸線方向における前記各ティース先端の位置の差が、±0.2mm以下とされている請求項4に記載の小型モータ。
  6. 前記ヨークの周方向の複数箇所に、該ヨークの径方向外側に突出して周囲に前記ステータコイルが巻き付けられるティースが設けられており、
    前記凹部は、前記ティースと周方向の位置が一致した部位に設けられている請求項4に記載の小型モータ。
  7. 前記ヨークの軸線方向における前記各ティース先端の位置の差が、±0.2mm以下とされている請求項3または6に記載の小型モータ。
  8. 請求項1からのいずれか1項に記載の小型モータを備えた記録媒体駆動装置。
  9. ベースプレートと、該ベースプレートの一面側に固定されるコアと、前記ベースプレートに設けられる流体軸受と、該流体軸受を介して前記ベースプレートに支持されるロータとを有する小型モータの製造方法であって、
    前記ベースプレートとして、前記コアに対向する部位に厚み方向に通じる貫通孔が設けられたベースプレートを用い、
    前記ベースプレートに前記コアを接着するコア接着工程と、
    前記ベースプレートの前記一面とは反対側を向く他面から前記貫通孔内に接着剤を充填する充填工程と、
    前記他面に前記貫通孔を閉塞するシールを貼り付ける貼付工程と、
    前記ベースプレートを前記他面が下向きとなる状態で前記接着剤の溶融温度以上、または軟化温度以上に加熱する加熱工程と、
    前記ベースプレートを前記他面が下向きとなる状態で前記接着剤を硬化させる硬化工程とを有している小型モータの製造方法。
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