JP4698800B2 - 電磁アクチュエータ及びその製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、所定の角度範囲を回動するロータを備えた電磁アクチュエータ及びその製造方法に関し、特に、カメラのシャッタ装置あるいは絞り装置等の駆動源として用いられる電磁アクチュエータ及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の電磁アクチュエータは、図6に示すように、N極及びS極に着磁されかつ駆動ピン1aを有するロータ1と、ロータ1を回動自在に支持する上側枠部材2及び下側枠部材3と、両枠部材2,3の周りに巻回された励磁用のコイル4と、上側枠部材2の外周に取り付けられた円筒状のヨーク5と、上側枠部材2とヨーク5との間に挿入された磁性ピン6等により構成されている。
この電磁アクチュエータの製造に際しては、先ず、下側枠部材3と上側枠部材2との間にロータ1を回動自在に取り付けた状態で上側枠部材2及び下側枠部材3を連結し、この両枠部材2,3の周りにコイル4を巻回して取り付け、続いて、上側枠部材2の外周面2aに接着剤を塗布してヨーク5を取り付け、その後、上側枠部材2の溝2bに磁性ピン6を適宜挿入して取り付けていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記のような電磁アクチュエータにおいては、組み付け完了後にその作動特性を検査した結果、その作動特性のバラツキが許容範囲を超えていた場合は、バラツキを取るためのあるいは許容範囲内に抑えるための手直しが必要となる。この手直しにおいては、既に挿着した磁性ピン6を抜き取り他の磁性ピン6と取り替える等の作業を行なうことになるが、ヨーク5と上側枠部材2とは既に接着剤で固着されており、又、この接着剤により磁性ピン6も固着された状態となっている場合がある。それ故に、その抜き取りが容易ではなく、作業が困難であり、又、場合によっては抜き取り作業時に力が加わり過ぎて部品が破損する等の虞があった。
【0004】
本発明は、上記の点に鑑みて成されたものであり、その目的とするところは、組み付けが容易に行なえるのは勿論のこと、組み付け後の手直し等により、作動特性のバラツキ等を容易に調整することができる電磁アクチュエータ及びその製造方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る電磁アクチュエータは、異なる極性に着磁されかつ回転中心軸から偏倚した位置に出力部を有するロータと、このロータを回動自在に支持する枠部材と、この枠部材の周りに巻回された励磁用のコイルと、枠部材の外周に取り付けられて磁路を形成する円筒状のヨークと、コイルへの非通電時における磁気的吸引力を調整するべく枠部材とヨークとの間に取り付けられる略円柱状の磁性ピンを備え、コイルへの通電及び非通電により所定の角度範囲を回動して出力部により回転力を出力する電磁アクチュエータであって、上記枠部材は、磁性ピンを挿入及び離脱可能にヨークが隣接する外周面においてロータの回転中心軸と平行に伸長するように形成された複数の取り付け溝と、複数の取り付け溝のうち少なくとも一部の取り付け溝の磁性ピンが挿入及び離脱される側の軸線方向端部及びヨークの内周面に面する領域において組み付け後に接着剤を注入するべく前記取り付け溝よりも拡開して形成された接着剤用凹部を有する、ことを特徴としている。
この構成によれば、枠部材に形成された接着剤用凹部に接着剤を注入(あるいは充填)すると、この接着剤は、ヨークの内周面及び磁性ピンを挿入する取り付け溝の端部に密着して、あるいは、取り付け溝を伝わって磁性ピンの周りにも流れ込み、確実な接着が行なわれる。また、ヨークの上端を越えて接着剤が溢れ出るのを防止できる。
すなわち、ロータを枠部材に取り付け、この枠部材にコイルを巻回し、このコイルを巻回した枠部材にヨークを取り付け、その後磁性ピンを取り付けて、組み付け調整を行なった後(全ての組み付けが完了した後)に、接着剤により固着することができる。
【0006】
上記構成において、接着剤用凹部は、ロータの回転中心軸に対して、出力部が移動する側と反対側に設けられている、構成を採用することができる。
この構成によれば、接着剤は、ロータの出力部から離れた位置にある接着剤用凹部に注入(あるいは充填)されるため、仮に接着剤が溢れ出たりあるいは滲み出たりしても、出力部の周りに流れてこの出力部が枠部材に固着する等の不具合を防止できる。それ故に、手直し等の作業が発生せず、生産性が向上する。
【0008】
また、本発明に係る電磁アクチュエータの製造方法は、異なる極性に着磁されたロータを回動自在に枠部材に取り付けるロータ取り付け工程と、枠部材の周りに励磁用のコイルを巻回して取り付けるコイル取り付け工程と、枠部材の外周に磁路を形成する円筒状のヨークを取り付けるヨーク取り付け工程と、コイルへの非通電時における磁気的吸引力を調整するための略円柱状の磁性ピンをヨークが隣接する枠部材の外周面においてロータの回転中心軸と平行に伸長するように形成された複数の取り付け溝に取り付ける磁性ピン取り付け工程とを含む電磁アクチュエータの製造方法であって、上記ヨーク取り付け工程及び磁性ピン取り付け工程の後に、電磁アクチュエータの作動特性を所定の許容範囲内とするべく所定の磁気的吸引力が得られるか否か検査し必要に応じて複数の取り付け溝のうち少なくとも一部の取り付け溝に挿入された磁性ピンを交換することにより組み付け調整を行なう調整工程と、この調整工程の後に、複数の取り付け溝のうち少なくとも一部の取り付け溝の磁性ピンが挿入及び離脱される側の軸線方向端部及びヨークの内周面に面する領域において取り付け溝よりも拡開して形成された接着剤用凹部に接着剤を注入して接着する接着工程とを含む、ことを特徴としている。
この構成によれば、ヨークの取り付け及び磁性ピンの取り付け後に、未接着の状態で組み付け調整(磁性ピンの取り替え等)が行なわれるため、この取り替え等の調整作業を容易に行なうことができ、又、調整作業が完了した後に複数の取り付け溝のうち少なくとも一部の取り付け溝の軸線方向端部及びヨークの内周面に面するように形成された接着剤用凹部に接着剤を注入して接着作業が行なわれるため、従来に比べて接着剤の無駄な使用を防止することができ、又、より堅固な構造とすることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、添付図面を参照しつつ説明する。
図1及び図2は、本発明に係る電磁アクチュエータの一実施形態を示すものである。この実施形態に係る電磁アクチュエータは、図1及び図2に示すように、ロータ10と、ロータ10を回動自在に支持する上側枠部材20及び下側枠部材30と、上側枠部材20及び下側枠部材30の周りに巻回された励磁用のコイル40(図2参照)と、上側枠部材20の外周に取り付けられて磁路を形成する円筒状のヨーク50と、上側枠部材20とヨーク50との間に取り付けられた磁性部材としての磁性ピン(鉄ピン)60等を、その基本構成としている。
【0011】
ロータ10は、異なる極性(N極とS極)に着磁された円柱状の本体部と、この本体部の中心を通る回転中心軸から偏倚した位置に出力部としての出力ピン11を有し、又、回転中心軸の両端には、後述する上側枠部材20の軸受け孔21に挿入される上側軸部12及び下側枠部材30の軸受け孔31に挿入される下側軸部13を有している。
【0012】
上側枠部材20は、図1に示すように、両側が開口した略キャップ(鍔付き帽子)形状をなし、その上壁部には軸受け孔21及びコイル40を巻回するための巻回溝22が形成されている。また、外周面23には、図1及び図2(a)に示すように、巻回溝22を境として出力ピン11が移動する側の領域に、ロータ10の回転中心軸と平行に伸長して形成された磁性ピン60を挿入するための取り付け溝27a,27b,27cが形成されており、一方、巻回溝22を境として出力ピン11が移動する側と反対側の領域に、同様の取り付け溝26a,26b,26cが形成されている。
磁性ピン60は、コイル40への非通電時における磁気的吸引力が所定の特性となるように、これらの取り付け溝26a,26b,26c,27a,27b,27cの一部に対してあるいは全てに対して挿着される。
【0013】
また、上側枠部材20の上壁部には、図1及び図2に示すように、分離壁部25を境として巻回溝22と反対側すなわち出力ピン11が移動する側と反対側に、接着剤を注入するための接着剤用凹部24が形成されている。この接着剤用凹部24は、取り付け溝26a,26b,26cと連通するようにそれらの上端部(軸線方向端部)に面し、又、ヨーク50が取り付けられた状態でその内周面51に面している。
したがって、この接着剤用凹部24に対して、例えばエポキシ樹脂材等からなる接着剤が注入(あるいは充填)されると、図2(b)に示すように、その表面張力も寄与して接着剤の塊Bを形成し、上側枠部材20に対してヨーク50及び取り付け溝26a,26b,26cに挿着された磁性ピン60が堅固に固着されることになる。
【0014】
また、このように、接着剤を設ける領域を凹部としたことにより、図2(b)に示すように、注入された接着剤(塊B)の上端面が上側枠部材20の上端(線L)から飛び出ないように、又、注入された接着剤がヨーク50の上端縁を越えて外側に溢れ出ないように、容易に組み付けることができる。
さらに、この接着剤用凹部24は、出力ピン11が位置する側と反対側に設けられているため、注入された接着剤が仮に溢れ出たりあるいは滲み出たりしても、出力ピン11の周りに流れ込むことを極力防止することができる。これにより、この出力ピン11(ロータ10)が枠部材に固着するのを防止でき、あるいは、出力ピン11に接着剤が付着することでシャッタ羽根等の他の被駆動部材に連結するのが困難になる等の組み付け時の不具合も予め防止できる。
【0015】
この構成においては、取り付け溝27a,27b,27cに挿着された磁性ピン60は接着されないが、磁性ピン60はヨーク50の内周面51と取り付け溝26a,26b,26c,27a,27b,27cとの間において、圧入状態で固定されているため、その抜け落ち等は防止できる。また、磁性ピン60の取り替えにより作動特性を調整する際には、取り付け溝26a,26b,26cに挿着された磁性ピン60を取り替えることにより行なうが、その取替え等により取り付け力(圧入による保持力)が弱くなって抜け落ち易くなったとしても、この部分(取り付け溝26a,26b,26cの上端部)に接着剤を注入するため、組み付け完了後には確実に固着されることになる。
【0016】
尚、上側枠部材20の下端部には、図1及び図2(b)に示すように、下側枠部材30に連結するためのフック等をなす連結部28が形成されており、この連結部28を下側枠部材30に向けて押し込むことにより、容易に連結できるようになっている。
【0017】
下側枠部材30には、図1に示すように、その下壁部において、軸受け孔31、コイル40を巻回するための巻回溝32、出力ピン11を遊挿させる開口34等が形成されている。また、この下壁部の両側に位置する縦壁部には、上側枠部材20の連結部28を受け入れる連結受部35が形成されており、さらに続いて水平方向に拡がるフランジ部36が形成されている。このフランジ部36には、ボルト80を通す貫通孔36aが設けられており、例えば、カメラ用シャッタ装置の地板70に形成されたボス部71に対して、このフランジ部36が接合されボルト80により締結される。
【0018】
次に、上記電磁アクチュエータの製造方法について説明する。先ず、ロータ10の下側軸部13を下側枠部材30の軸受け孔31に挿入しかつ上側軸部12を上側枠部材20の軸受け孔21に挿入しつつ、上側枠部材20と下側枠部材30とを連結する(ロータ取り付け工程)。これにより、ロータ10は両枠部材20,30により回動自在に支持される。続いて、上側枠部材20及び下側枠部材30の周りを取り囲むように、巻回溝22,32に対して所定の巻き数となるようにコイル40を巻回する(コイル取り付け工程)。
【0019】
次に、上側枠部材20の外周面23と接合するようにヨーク50を取り付ける(ヨーク取り付け工程)。続いて、取り付け溝26a,26b,26c,27a,27b,27cのうち少なくとも一部あるいは全ての取り付け溝に、例えば、取り付け溝26a,26b,26c,及び取り付け溝27a,27b,27cに、磁性ピン60を挿着する(磁性部材取り付け工程)。
【0020】
次に、上記のように組み付けられた電磁アクチュエータが、所定の作動特性を満たすか否か、例えば、コイル40への通電によりロータ10が所定の角度範囲を回転するか否か、あるいは、コイル40への非通電時にロータ10が所定の回転方向に所定の磁気的吸引力で付勢されるか否か等の検査を行ない、許容範囲から外れているときは、取り付け溝26a,26b,26cに挿着された磁性ピン60を適宜取り外して別の磁性ピン60と交換する。磁性ピン60の交換後、再び検査を行ない、許容範囲内となるまで繰り返す。このように、作動特性が許容範囲内となるように、磁性ピン60の取り替え等による組み付け調整を行なう(調整工程)。
このように、ヨーク50及び磁性ピン60を取り付け後未接着の状態で、組み付け調整(磁性ピン60の取り替え等)を行なうため、この取り替え等の調整作業を容易に行なうことができ、取り外しの際に無理な力を加えて部品を破損させるようなこともない。
【0021】
そして、上記組み付け調整が完了した後に、接着剤用凹部24に対して、注入器(インジェクタ)等を用いて接着剤を所定量注入し、ヨーク50と上側枠部材20とを、あるいは、ヨーク50、取り付け溝26a,26b,26cに挿着された磁性ピン60、及び上側枠部材20を、相互に接着剤により接着する(接着工程)。ここでは、接着剤を設ける領域が凹部となっているため、注入された接着剤が上側枠部材20の上端(線L)から飛び出ないように、又、注入された接着剤がヨーク50の上端縁を越えて外側に溢れ出ないように、接着剤の注入を容易に行なうことができる。
【0022】
また、接着剤用凹部24は、出力ピン11が位置する側と反対側に設けられているため、注入された接着剤が仮に溢れ出たりあるいは滲み出たりしても、出力ピン11の周りに流れ込むことを極力防止できる。それ故に、出力ピン11(ロータ10)が枠部材に固着するのを防止でき、又、シャッタ羽根等の他の被駆動部材に連結する際に、出力ピン11に付着した接着剤を取り除く等の手直しの手間が省ける。さらに、調整作業が完了した後に接着作業が行なわれるため、従来に比べて接着剤の無駄な使用を防止できる。
【0023】
上記の接着工程を完了すると、電磁アクチュエータの組み付けが全て完了することになる。その後、用途に応じて、例えば、カメラのシャッタ装置あるいは絞り装置等の駆動源として組み込まれることになる。
【0024】
図3ないし図5は、本発明の電磁アクチュエータを絞り兼用シャッタ装置の駆動源として適用した例を示すものである。この絞り兼用シャッタ装置は、露光用の開口部100a,110aを有する地板100及び押え板110と、開口部100a,110aを開閉すると共に所望の口径に絞る絞り兼用のシャッタ羽根120と、シャッタ羽根120を駆動する駆動源としての本発明に係る電磁アクチュエータ130等を備えている。
【0025】
地板100と押え板110とは、図3に示すように、羽根室Wを画定するように結合されており、この羽根室Wに絞り兼用のシャッタ羽根120が配置されている。地板100の上面には、電磁アクチュエータ130が配置されている。
この電磁アクチュエータ130は、図3に示すように、突出した出力ピン11を有しかつN極及びS極に着磁されて所定の角度範囲を回動するロータ10と、ロータ10を回動自在に支持する上側枠部材20及び下側枠部材30と、励磁用のコイル40と、上側枠部材20に取り付けられた円筒状のヨーク50と、取り付け溝26a,26b,26cに挿着された磁性ピン61及び取り付け溝27a,27b,27cに挿着された磁性ピン62等を備えている。
【0026】
そして、ヨーク50と磁性ピン61と上側枠部材20とは、上側枠部材20の接着剤用凹部24に注入された接着剤Bにより相互に堅固に固着され、下側枠部材30のフランジ部36が地板100の取り付けボス部101に対してボルト80により締結されている。また、磁性ピン61,62が作用して、シャッタ羽根120が開口部100a,110aを開放する開放位置、開口部100a,110aを所定の口径に絞る絞り位置、開口部100a,110aを閉鎖する閉鎖位置にあるとき、コイル40への非通電状態でそれらの位置にシャッタ羽根120を保持するように磁気的に付勢されている。
【0027】
絞り兼用のシャッタ羽根120は、図4及び図5に示すように、第1シャッタ羽根121と第2シャッタ羽根122との2枚羽根からなる。第1シャッタ羽根121は地板100の支持軸102により、又、第2シャッタ羽根122は地板100の支持軸103により、それぞれ回動自在に支持されている。また、第1シャッタ羽根121及び第2シャッタ羽根122の長孔121a,122aには、ロータ10の出力ピン11が連結されている。
そして、図4に示すように、出力ピン11が略下向きに(ロータ10が時計回りに)回転すると、シャッタ羽根120は、それぞれの絞り縁部121b,122bが開口部100aを完全に開放する開放位置に至り、ストッパ104,105に当接して停止し、その位置に位置決めされる。
【0028】
一方、図5に示すように、出力ピン11が略上向きに(ロータ10が反時計回りに)回転すると、シャッタ羽根120は、それぞれの絞り縁部121b,122bが開口部100aを所定の口径に絞る絞り位置に至り、第1の安定位置(図4及び図5参照)にある規制手段140の当接部141aに第1シャッタ羽根121の先端部が当接して、その位置に位置決めされる。また、出力ピン11がさらに上向きに(ロータ10がさらに反時計回りに)回転すると、開口部100aを完全に閉鎖する閉鎖位置(不図示)に至り、第2の安定位置(不図示)にある規制手段140の当接部141aに第1シャッタ羽根121の先端部が当接して、あるいは、第2シャッタ羽根122の先端部がストッパ106に当接して、その位置に位置決めされる。
【0029】
すなわち、第1シャッタ羽根121と第2シャッタ羽根122とは、長孔121a,122aに挿入された出力ピン11を介して連動させられる関係にあり、この連動関係の基で、地板100の軸部109に取り付けられた捩じりスプリング150の一端部151が第2シャッタ羽根122の一部に掛止されかつ他端部152が出力ピン11に掛止されているため、捩じりスプリング150により、ロータ10が時計回りに付勢されると共に第1シャッタ羽根121と第2シャッタ羽根122とが開放位置に向けて付勢されている。
【0030】
規制手段140は、図3ないし図5に示すように、地板100の軸部107に回動自在に取り付けられた規制レバー141と、規制レバー141の自由端部に取り付けられかつ両端部が地板100の軸部108に掛止されたスプリング142とにより構成されている。規制レバー141は、その自由端部から羽根室W内に伸長する当接部141aを有し、この当接部141aに対して第1シャッタ羽根121の先端部が当接するようになっている。そして、規制レバー141とスプリング142とが、軸部107と軸部108とを結ぶ直線上に並ぶときにスプリング142が捩じられて最も不安定な状態となり、図4及び図5に示す位置(第1の安定位置)にあるとき又は上記直線に対して線対称な右側の位置(第2の安定位置)にあるとき最も安定した状態となる。
【0031】
次に、上記絞り兼用シャッタ装置が、デジタルスチルカメラに搭載された場合の動作について説明する。尚、デジタルスチルカメラには、種々の制御を司る制御部(CPU等)、撮像素子としてのCCD、CCDから出力された画像信号の記憶処理等を行なう画像信号処理回路、シャッタのレリーズ動作を行なう際のシャッタレリーズスイッチ、メインスイッチ等が設けられている。
【0032】
先ず、撮影者がメインスイッチをONにすると、制御部から出力される制御信号によりCCDがON状態になり作動させられる。このとき、図4に示すように、シャッタ羽根120は、開口部100aを全開した開放位置に位置し、ストッパ104,105により位置決めされている。すなわち、電磁アクチュエータ130のロータ10は、非通電状態においてその磁気吸引力により又捩じりスプリング150の付勢力により、時計回りに回転するように付勢されている。
【0033】
上記のように、開口部100aが開放された状態において、CCDに被写体光が届くと、CCDの出力信号に基づいて、制御部は適正な絞りを行なうか否かの判断と露出時間(シャッタ秒時)を算出する。そして、絞り動作を行なわない作動モードでは、図4に示す状態のまま撮影に備えて待機することになる。
ここで、レリーズ動作が行なわれると、制御部からの制御信号によりCCDがリセットされて電荷の蓄積を開始し、所定時間(露出時間)経過した時点で、コイル40に所定方向の電流が所定時間流される。これにより、電磁アクチュエータ130のロータ10が反時計回りに回転し、第1シャッタ羽根121及び第2シャッタ羽根122がそれぞれ直ちに閉鎖位置へと移動させられ、規制レバー141が第2の安定位置に移動して停止することで第1シャッタ羽根121が停止すると共に、第2シャッタ羽根122がストッパ106に当接して停止する。
【0034】
続いて、制御部は画像信号処理回路等を介して撮影された画像の信号を取り込む制御を行ない、メモリカード等の記憶部に記憶させる。これにより、1回の撮影動作が完了する。その後、制御部から出力される信号により、電磁アクチュエータ130のコイル40へ逆向きの電流が流されると、ロータ10は時計回りに回転し、第1シャッタ羽根121及び第2シャッタ羽根122はそれぞれ直ちに開放位置へと移動させられ、ストッパ104,105に当接して停止する。
【0035】
一方、被写体光に曝されたCCDの出力信号に基づいて、制御部が絞りを行なうと判断した場合の作動モードでは、先ず、制御部から出力される信号により、電磁アクチュエータ130のコイル40に対して、所定方向の電流が所定時間流される。この通電により、ロータ10が反時計回りに所定角度だけ回転すると、第1シャッタ羽根121が時計回りにかつ第2シャッタ羽根122が反時計回りに回転し、第1シャッタ羽根121が規制レバー141の当接部141aに当接して、図5に示すような絞り位置に至る。
【0036】
図5に示す絞り状態においては、開口部100aの絞り口径は、第1シャッタ羽根121の絞り縁部121bと第2シャッタ羽根122の絞り縁部122bとにより画定される。すなわち、ロータ10の回動動作は、出力ピン11、長孔121a,122aを介して、第1シャッタ羽根121及び第2シャッタ羽根122の揺動動作として、増幅されて変換されることになる。
したがって、ロータ10の回転角度が所定の許容範囲から外れると、第1シャッタ羽根121の絞り縁部121bと第2シャッタ羽根122の絞り縁部122bとにより画定される絞り口径は所望の値から大きくずれることになる。それ故に、電磁アクチュエータ130の作動特性、すなわち、所定の通電に対するロータ10の回動量(回転角度)及び磁気的付勢力は、高精度に管理される必要がある。ところで、本発明の電磁アクチュエータ130においては、この管理が確実にかつ容易に行なわれるため、このような絞りを行なう装置の駆動源として用いられるのに適している。
【0037】
この絞り状態で、レリーズ動作が行なわれると、制御部から出力される制御信号によりCCDがリセットされて電荷の蓄積を開始し、所定時間(露出時間)経過した時点で、電磁アクチュエータ130のコイル40に所定方向の電流が所定時間流される。これにより、ロータ10が反時計回りに回転し、第1シャッタ羽根121が時計回りにかつ第2シャッタ羽根122が反時計回りにそれぞれ回転して閉鎖位置に移動させられ、規制レバー141が第2の安定位置に移動して停止することで第1シャッタ羽根121が停止すると共に、第2シャッタ羽根122がストッパ106に当接して停止する。
【0038】
続いて、制御部は画像信号処理回路等を介して撮影された画像の信号を取り込む制御を行ない、メモリカード等の記憶部に記憶させる。これにより、1回の撮影動作が完了する。その後、制御部から出力される信号により、電磁アクチュエータ130のコイル40へ逆向きの電流が流されると、ロータ10は時計回りに回転し、第1シャッタ羽根121及び第2シャッタ羽根122はそれぞれ開放位置へ移動させられ、ストッパ104,105に当接して停止する。
【0039】
以上の制御シーケンスにより、開口部100aが再び開放されて、CCDに被写体光が届くと、このCCDの出力信号に基づいて、制御部は絞りを行なうか否かの判断と露出時間(シャッタ秒時)を算出する。そして、絞り動作を行なわない作動モードでは、図4に示す状態で撮影に備えて待機し、又、絞り動作を行なう作動モードでは、図5に示す状態で撮影に備えて待機することになる。
【0040】
以上述べたように、絞り兼用シャッタ装置あるいは絞り装置においては、絞りの口径を高精度に制御する必要があるため、本発明に係る電磁アクチュエータ130の如く作動特性が高精度にかつ容易に管理されるものは、駆動源として好ましく適用することができる。
【0041】
上記実施形態においては、接着剤を注入するための接着剤用凹部として、上側枠部材20の上面を半月状に切り欠いた形状を採用したが、これに限定されるものではなく、本発明と同様の作用効果が得られる限りその他の形状を採用することも可能である。
【0042】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明の電磁アクチュエータ及びその製造方法によれば、出力部を有するロータを回動自在に支持する枠部材に対して、組み付けの際の接着剤を注入するための接着剤用凹部を複数の取り付け溝のうち少なくとも一部の取り付け溝の軸線方向端部及びヨークの内周面に面するように設けたことにより、枠部材に対して、ロータの取り付け、コイルの取り付け、ヨークの取り付け、磁性部材の取り付けを行ない、さらに作動特性の調整(組み付け調整)を行なった後(全ての組み付けが完了した後)に、接着剤を接着剤用凹部に注入するだけで、接着剤が、ヨークの内周面及び磁性ピンを挿入する取り付け溝の端部に密着し、又、取り付け溝を伝わって磁性ピンの周りにも流れ込み、確実な接着が行なわれる。また、ヨークの上端を越えて接着剤が溢れ出るのを防止できる。
したがって、磁性部材の取り替え等による組み付け調整を容易に行なうことができ、生産性が向上する。
【0043】
また、接着剤用凹部を、ロータの回転中心軸に対して出力部が移動する側と反対側に設けた場合は、接着剤はロータの出力部から離れた位置に注入されるため、仮に接着剤が溢れ出たりあるいは滲み出たりしても、出力部の周りに流れてこの出力部が枠部材に固着する等のケースを防止できる。それ故に、手直し等の作業が発生せず、生産性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電磁アクチュエータの一実施形態を示す分解斜視図である。
【図2】図1に示す電磁アクチュエータの部分拡大図であり、(a)は上側枠部材及びロータの部分の平面図、(b)は(a)中のA−A部における断面図である。
【図3】本発明に係る電磁アクチュエータをカメラの絞り兼用シャッタ装置に駆動源として適用した場合の一実施形態を示す部分断面図である。
【図4】図3に示す絞り兼用シャッタ装置において、絞り兼用のシャッタ羽根が開口部を開放した状態を示す平面図である。
【図5】図3に示す絞り兼用シャッタ装置において、絞り兼用のシャッタ羽根が開口部を所定の口径に絞った状態を示す平面図である。
【図6】従来の電磁アクチュエータを示す部分拡大図であり、(a)は上側枠部材及びロータの部分の平面図、(b)は(a)中のE−E部における断面図である。
【符号の説明】
10 ロータ
11 出力ピン(出力部)
20 上側枠部材
21 軸受け孔、 22 巻回溝、 23 外周面、
24 接着剤用凹部、 25 分離壁部
26a,26b,26c,27a,27b,27c 取り付け溝
28 連結部
30 下側枠部材
31 軸受け孔、 32 巻回溝、 34 開口、
35 連結受部、 36 フランジ部
40 コイル
50 ヨーク
51 内周面
60 磁性ピン(磁性部材)
70 地板
100 地板
102,103 支持軸
104,105,106 ストッパ
107,108,109 軸部
110 押え板
120 シャッタ羽根
121 第1シャッタ羽根、121a 長孔、121b 絞り縁部
122 第2シャッタ羽根、122a 長孔、122b 絞り縁部
130 電磁アクチュエータ
140 規制手段
141 規制レバー、141a 当接部
142 スプリング
150 スプリング

Claims (3)

  1. 異なる極性に着磁されかつ回転中心軸から偏倚した位置に出力部を有するロータと、前記ロータを回動自在に支持する枠部材と、前記枠部材の周りに巻回された励磁用のコイルと、前記枠部材の外周に取り付けられて磁路を形成する円筒状のヨークと、前記コイルへの非通電時における磁気的吸引力を調整するべく前記枠部材とヨークとの間に取り付けられる略円柱状の磁性ピンを備え、前記コイルへの通電及び非通電により所定の角度範囲を回動して出力部により回転力を出力する電磁アクチュエータであって、
    前記枠部材は、前記磁性ピンを挿入及び離脱可能に前記ヨークが隣接する外周面において前記ロータの回転中心軸と平行に伸長するように形成された複数の取り付け溝と、記複数の取り付け溝のうち少なくとも一部の取り付け溝の前記磁性ピンが挿入及び離脱される側の軸線方向端部及び前記ヨークの内周面に面する領域において組み付け後に接着剤を注入するべく前記取り付け溝よりも拡開して形成された接着剤用凹部を有する、
    ことを特徴とする電磁アクチュエータ。
  2. 前記接着剤用凹部は、前記ロータの回転中心軸に対して、前記出力部が移動する側と反対側に設けられている、
    ことを特徴とする請求項1記載の電磁アクチュエータ。
  3. 異なる極性に着磁されたロータを回動自在に枠部材に取り付けるロータ取り付け工程と、前記枠部材の周りに励磁用のコイルを巻回して取り付けるコイル取り付け工程と、前記枠部材の外周に磁路を形成する円筒状のヨークを取り付けるヨーク取り付け工程と、前記コイルへの非通電時における磁気的吸引力を調整するための略円柱状の磁性ピンを前記ヨークが隣接する前記枠部材の外周面において前記ロータの回転中心軸と平行に伸長するように形成された複数の取り付け溝に取り付ける磁性ピン取り付け工程とを含む電磁アクチュエータの製造方法であって、
    前記ヨーク取り付け工程及び磁性ピン取り付け工程の後に、電磁アクチュエータの作動特性を所定の許容範囲内とするべく所定の磁気的吸引力が得られるか否か検査し必要に応じて前記複数の取り付け溝のうち少なくとも一部の取り付け溝に挿入された磁性ピンを交換することにより組み付け調整を行なう調整工程と、
    前記調整工程の後に、前記複数の取り付け溝のうち少なくとも一部の取り付け溝の前記磁性ピンが挿入及び離脱される側の軸線方向端部及び前記ヨークの内周面に面する領域において前記取り付け溝よりも拡開して形成された接着剤用凹部に接着剤を注入して接着する接着工程と、を含む、
    ことを特徴とする電磁アクチュエータの製造方法。
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