JP4809667B2 - 静圧水軸受直動スライドシステム - Google Patents

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Description

本発明は、セラミック製スライドウエイ(キャリッジともいう)をセラミック製ガイドウエイ(レールともいう)上に静圧水軸受を利用して直線状に移動可能な静圧水軸受直動スライドシステムに関する。この静圧水軸受直動スライドシステムは、環境に易しく、工作機械のワークテーブルやツールテーブルに利用できる。
静圧流体軸受直動スライドシステムの静圧流体軸受としては、一般に空気を利用した静圧気体軸受、潤滑油を使用する静圧油軸受、水を利用する静圧水軸受が提案され、工作機械分野では静圧油軸受が主流で、静圧水軸受直動スライドシステムとして成功した実例としては1994年に米国Oregon州所在のCoorsTec社がM.I.T.のAlexander H. Slocum教授と共同で開発したオール・セラミック製研削装置があるのみである(例えば、非特許文献1参照。)。
一方、半導体製造装置の検査装置や測定装置では、小型であることと精度が要求されるゆえにセラミック製もしくはアルミニウム製スライドウエイ(slide-way)をセラミック製または花崗岩製ガイドウエイ上に静圧空気軸受を利用して直線状に移動可能な静圧気体軸受直動スライドシステムが主流となっている。例えば、セラミック製または花崗岩製基台上をアルミナセラミック製ガイド部材(guide-way)の案内方向に移動可能なアルミナセラミック製テーブル可動体(slide-way)と、当該テーブル可動体を気体によって支持・案内する空気軸受部と、当該可動体を当該基台に対して吸引する吸引力付与部とを備えた静圧気体軸受直線案内装置であって、前記吸引力付与部は前記基台に固定される吸引レール部を備え、当該吸引レール部の熱膨張係数は、前記基台素材のセラミックまたは花崗岩の熱膨張係数とほぼ同じである静圧気体軸受直線案内装置が提案されている(例えば、特許文献1および特許文献2参照。)。
前記非特許文献1には、M.I.T.と米国Overbeck社が共同で2002年に開発した断面L字状の鉄製スライドウエイを花崗岩製ガイドウエイ上にリニアモーターで直動させる静圧空気軸受を利用したL/T研削装置が開示されている。このL/T研削装置のスライドシステムは、図6、図7および図8に示すように断面L字状のキャリッジ300の平板305底面中央にコイル201を約30度傾斜して取り付け、キーパー(側板)304の内面に2個のパッド301A,301Bと平板305底面の前記コイルを挟んで4個のパッド302A,302B,303A,303Cをエポキシ樹脂で接着したキャリッジ(slide-way)300を、中央傾斜溝104にマグネットトラック200を傾斜して備えたレール(guide-way)100とから構成される。キャッリジ300素材として鉄の他に非磁性体のアルミナも使用できることも示唆されている(例えば、特許文献3、非特許文献2参照。)。
静圧水軸受直動スライドシステムは、静圧油軸受直動スライドシステムと比較して環境に易しいこと、およびスライドウェイとガイドウエイ間のギャップが静圧油軸受のそれと比較して約半分(7〜10μm)で済む故に水を送るポンプの馬力が静圧油軸受で使用されるポンプの馬力より小さくて済む利点があることが指摘されている(非特許文献3参照。)。
かかる静圧水軸受直動スライドシステムとして、対向するキャリッジ(slide-way)軸受面を有し、それに沿って及びその間に軸受レール(guide-way)を受容し、さらに、各軸受面がその面内に同様の対称的なポケットを備え、そのポケットから加圧水がレールとキャリッジ面の間のギャップに水薄膜を生じるように発散される線形運動静水圧軸受における、軸受の両側の負荷の変化を自己補償する方法であって、各軸受面上に、対応するポケットから縦方向に間隔をおいて、分析的に表現可能な幾何学形状の加圧流体受容溝を設け、各溝から反対側に配置されたポケットに流体が前記表面の外部に供給され、溝からの流体流れに対する抵抗が、軸受が通常の平衡位置にあり、ギャップが外部力により負荷を受けない場合に、反対側の表面のポケットからの流体流れに対する抵抗の割合に等しくなるように調整され、それにより、外部力が加わると加えられた負荷を補償するように対向するポケットに差圧が確立されて流体流れが規制されて加えられた負荷により生じる軸受ギャップの変化に比例して負荷を自己補償することから成る自己補償型静圧水軸受直動スライドシステムが提案されている(例えば、特許文献4参照。)。
Alexander H. Slocum "Get a preload of this"、〔online〕、Mastercam.〔平成17年10月13日検索〕、インターネット<URL:http://www.americanmachinist.com/304/Technologies/Grinding/Article/False/8279> 特開2000−136824号公報 特開2004−60748号公報 米国特許第6150740号明細書 Alexander H. Slocum et al著、Linear motion carriage with aerostatic bearings preloaded by inclined iron core linear electric motor・ 雑誌「Precision Engineering 27」, 382-394頁,2003年発行 特開平6−213235号公報 Alexander H. Slocum et al著、Design of self-compensated, water-hydrostatic bearings・ 雑誌「Precision Engineering 17」,173-185頁,1995年発行
本発明者等は、静圧水軸受直動スライドシステムを利用した前記オール・セラミック研削装置のスライドウエイ直線往復移動時の横揺れを小さくする目的および該スライドウエイの洗浄を容易とする目的で、前記リニアモーター直動L/T研削装置のリニアモーター直動キャリッジを応用することを検討した。
本発明は、リニアモーターで直線駆動可能な静圧水軸受直動スライドシステムであって、セラミック製スライドウエイの取り外し、取り付け作業、洗浄作業が容易な構造の静圧水軸受直動スライドシステムを提供することを目的とする。
請求項1の発明は、セラミック製ガイドウエイ(A)上を断面逆凸字状のセラミック製スライドウエイ(B)がリニアモーター駆動により直動駆動する静圧水軸受スライドウエイシステムであって、
このセラミック製ガイドウエイ(A)は一対のセラミック製長尺状直方体レールを上面高さを同一水平面にしてセラミック製長尺状直方体レールベース上面に平行離間して設け、これらの長尺状直方体レール間に永久磁石または電磁石を前記長尺状直方体レールベース上面に向けて設けたガイドウエイ(A)であり、
前記断面逆凸字状のスライドウエイ(B)はセラミック製ハニカム構造の長尺状直方体キャリッジベースの底面に二対のセラミック製パッドを平行離間して前記長尺状直方体レール上方に位置するよう設けるとともに、その長尺状直方体キャリッジベースの底面中央位置であって前記二対のセラミック製小径パッド間にモーターコイルをその底面が前記永久磁石または電磁石の上面に平行となるよう設けるとともに、そのモーターコイルとガイドウエイ(A)に設けた一方のセラミック製長尺状直方体レール間に長尺状直方体キャリッジベースの底面より下方に伸び長手方向側面下部であって前記セラミック製長尺状直方体レールの長手方向内側面に対向する位置に一対のセラミック製パッドを離間して設けたセラミック製キーパーを設け、これらのセラミック製パッドに水を供給する噴出孔を設けた断面逆凸字状のセラミック製スライドウエイ(B)であることを特徴とする、静圧水軸受直動スライドウエイシステムを提供するものである。
請求項2の発明は、セラミック製ガイドウエイ(A)上を断面逆凸字状のセラミック製スライドウエイ(B)がリニアモーター駆動により直動駆動する静圧水軸受スライドウエイシステムであって、
このセラミック製ガイドウエイ(A)は一対のセラミック製ハニカム構造の長尺状直方体レールを上面高さが同一水平面に位置するセラミック製ハニカム構造の長尺状直方体レールベース上面に平行離間して設け、これらの長尺状直方体レール間に永久磁石または電磁石を前記長尺状直方体レールベース上面に向けて設けたガイドウエイ(A)であり、
前記断面逆凸字状のスライドウエイ(B)はセラミック製ハニカム構造の長尺状直方体キャリッジベースの底面に二対のセラミック製パッドを平行離間して前記長尺状直方体レール上方に位置するよう設けるとともに、その長尺状直方体キャリッジベースの底面中央位置であって前記二対のセラミック製小径パッド間にモーターコイルをその底面が前記永久磁石または電磁石の上面に平行となるよう設けるとともに、そのモーターコイルとガイドウエイ(A)に設けた一方のハニカム構造のセラミック製長尺状直方体レール間に長尺状直方体キャリッジベースの底面より下方に伸び長手方向側面下部であって前記セラミック製長尺状直方体レールの長手方向内側面に対向する位置に一対のセラミック製パッドを離間して設けたセラミック製キーパーを設け、これらのセラミック製パッドに水を供給する噴出孔を設けた断面逆凸字状のセラミック製スライドウエイ(B)であることを特徴とする、静圧水軸受直動スライドウエイシステムを提供するものである。
セラミック製パッドのポケット面に設けた噴出孔に供給される水(潤滑水)の圧力バランスによりガイドウエイ(A)とスライドウエイ(B)間のギャップを7〜10μmに保つことができる。このセラミック製スライドウエイはハニカム構造を成しており、このハニカム空洞にセラミック製パッドに設けられた噴出孔に水を供給する供給管が配設できる。セラミックの比重は2.2〜2.8であり、鉄の比重7.9と比較すると小さく、さらにスライドウエイはハニカム構造を採用したことにより嵩密度が更に小さく軽いものとなるので、リニアモーターの馬力も小さくてよい。また、スライドウエイ(B)に取り付けるリニアモーターの永久磁石または電磁石を25〜33度傾斜して設けることによりキーパーとの荷重バランスを良くし、スライドウエイの横揺れを防ぐ。
以下、図を用いて本発明をさらに詳細に説明する。
図1は本発明の静圧水軸受直動スライドシステムを上方から見た斜視図、図2はスライドウエイシステムをスライドウエイ底面側から見た斜視図、図3はスライドウエイ底面のセラミック製パッドの配置を示す斜視図、図4はフレ−ム上に置かれた静圧水軸受直動スライドシステムの断面図、および図5は図静圧水軸受直動スライドシステムを利用したワークピース端面研削装置の正面図である。
図1および図2に示す静圧水軸受直動スライドシステム1は、ガイドウエイ2と断面逆凸字状のスライドウエイ3を有する。ガイドウエイ2は、一対のセラミック製ハニカム構造23bの長尺状直方体レール21a,21bの上面22a,22bの高さを同一水平面としてセラミック製ハニカム構造の長尺状直方体レールベース23の上面23aに平行離間して設け、これらの長尺状直方体レール21a,21b間に永久磁石または電磁石24を前記長尺状直方体レールベース上面23aに対して25〜35度傾斜して上面傾斜支持台25を介して設けたガイドウエイである。長尺状直方体レールベース23への長尺状直方体レール21a,21bの固定は、ボルト締めもしくはエポキシ樹脂接着剤を用いて行われる。また、スライドウエイシステム1のガイドウエイ2は、図4および図5に示す研削装置10の鋳鉄製あるいは花崗岩製フレ−ム9上に搭載される。このガイドウエイの長尺状直方体レールベース23および長尺状直方体レール21a,21bは、ハニカム構造23bであっても、空洞のない忠実セラミックス製長尺状直方体であってもよい。
スライドウエイ3は、セラミック製ハニカム構造の長尺状直方体キャリッジベース31の底面31aに二対のセラミック製パッド33a,33b,33c,33dを平行離間して前記長尺状直方体レール21a,21b上方に位置するよう設けるとともに、その長尺状直方体キャリッジベースの底面中央位置であって前記二対のセラミック製小径パッド間にモーターコイル34をその底面が前記永久磁石または電磁石24の上面に平行となるよう設けるとともに、そのモーターコイル34とガイドウエイ(2)に設けた一方のハニカム構造のセラミック製長尺状直方体レール21a間に長尺状直方体キャリッジベース31の底面より下方に伸び長手方向側面下部であって前記セラミック製長尺状直方体レール21aの長手方向内側面に対向する位置に一対のセラミック製パッド33e,33fを離間して設けたセラミック製キーパー32を設け、これらのセラミック製パッド33a,33b,33c,33d,33e,33f各々に水を供給する噴出孔35を設けたスライドウエイ(B)である。
セラミック製パッドは、セラミック製ハニカム構造の長尺状直方体キャリッジ製造時に一体に焼成して成型してもよいし、セラミック製ハニカム構造の長尺状直方体キャリッジベース31の溝部に市販のセラミック製パッドを接着させてもよい。セラミック製パッドの形状は、スライドウエイの寸法、ク−ラント水供給システムにより適宜選択される。図1および図3に示すセラミック製パッドは、パッド中央部のポケット部41bに噴出孔35を設け、この噴出孔35を中心に左右対称に中央ランド部を2個有し、この中央ランド部42a,42bを囲綾するよう水受け入れポケット部(溝)41aを有し、更にこのポケット部(溝)41a,41bを囲繞するように外側ランド43を有する。噴出孔35の径は5〜10mmでよい。
ポケット部(溝)41a,41bの深さは、5〜15mm、セラミック製パッド33a,33b,33c,33d,33e,33fのランド部42a,42bとガイドウエイ2の長尺状直方体レール21a,21b表面間の距離(ギャップ)は、5〜20μm、好ましくは5〜10μmと極めて小さい。
図3に示すように、水供給ポケット41aに設けられた噴出孔35は、水供給配管81に接続され、水供給配管81の先はギヤ−ポンプ83に接続されている。図3において84は圧力計、85はレリーフ弁、86は抗圧弁、Mはモーターである。セラミック製パッドに接続する水供給配管81の内径は、5〜8mm程度である。水供給配管81は、スライドウエイ3のハニカム空洞内に配管され、噴出孔35に接続される。水供給配管81のスライドウエイ3のハニカム壁への固定は、非磁性体である強化樹脂製またはセラミックス製固定バンド、ボルトを使用して行われる。塞板37は、スライドウエイ3のハニカム開放口33gを塞ぐと共に、分岐した水供給配管81を固定する。
セラミック製ガイドウエイ2、セラミック製スライドウエイ3、セラミック製パッド33a,33b,33c,33d,33e,33f、塞板37のセラミック素材としては、例えば、アルミナ(Al23)セラミックス、ムライト(3Al23・2SiO2)セラミックス、窒化アルミニウム(AlN)セラミックス、窒化珪素(Si34)セラミックス、窒化炭素(SiC)セラミックス、ジルコニアセラミックス、サーメット、サイアロン等が挙げられる。アルミナセラミックスは安価であり、ガイドウエイ2、スライドウエイ3、パッドの素材として適している。窒化炭素セラミックス、ジルコニアセラミックスは耐久性に富む。
ガイドウエイ2、スライドウエイ3、パッド33a,33b,33c,33d,33e,33fは、同一セラミック素材が好ましく、これらは、ノンポーラスセラミック製品が好ましい。
セラミックス製品2,3の製造方法について説明する。最初に、ハウジングとなるハニカム構造のセラミック部材21a,21b,23,31、キーパー(側板)32および支持台24,36となるセラミック素材を用いて焼成し、成型する。例えば、アルミナ等のセラミックス粉末に所定量のバインダを加えて造粒処理し、これを一軸プレス成形し、さらにCIP成形して角板状または支持台用の傾斜構造のプレス成形体を作製する。次いで、角板状プレス成形体をハニカム状に加工して、その底面に所定パターンのパッド嵌合用溝部を形成し、さらにこの溝部に開口する噴出孔35を形成する。必要により、ガイドウエイ構成用部材のレール部材、レールベース部材、支持台を接合、スライドウエイ3構成部材の長尺状直方体キャリッジベース31とセラミック製パッド成型体、支持台を接合しておいてもよい。得られた加工体を必要に応じて脱脂処理した後、所定の雰囲気、温度、時間で焼成することによりハウジングとなるハニカム構造セラミック部材や支持台が得られる。なお、プレス成形体を800〜950℃で仮焼して得た仮焼体に溝部等を形成する加工を施し、その後に1,000〜1,250℃で焼成処理を行ってもよい。バインダとしては、メチルメタクリレート/n−ブチルメタクリレート/アクリル酸共重合体、メチルメタクリレート/イソプロピルメタクリレ−ト/メタクリル酸共重合体、メチルメタクリレート/t−ブチルメタクリレート/メタクリル酸共重合体、メチルメタクリレート/エチルメタクリレート/メタクリル酸共重合体、メチルメタクリレート/エチルメタクリレート/イタコン酸共重合体等が焼成時の黒煙の発現がなく、強度の高いセラミック製品が得られる。
次ぎに、スライドウエイ3のパッド用溝に市販のセラミック製パッドセラミック製パッド33a,33b,33c,33d,33e,33fをエポキシ樹脂接着剤で固定する。または、パッド形成セラミックススラリ−を溝部に塗布し、焼成してセラミック製パッドを形成させる。
セラミック製パッドを形成する素材のセラミックススラリーの調製は、セラミックス粉末(例えば、アルミナ粉末や窒化珪素、炭化珪素粉末など、必要によりガラス粉末を添加)に、水またはアルコール等の溶剤を加えて、ボールミル、ミキサー等の公知の方法により混合することにより調製することができる。なお、水またはアルコール等の添加量は特に限定されるものではないが、セラミックス粉末の粒度を考慮して、所望の流動性が得られるように調節する。
次に、前記で作製したハニカム構造のハウジング31、キーパー32(焼成後のセラミック部材)に形成されているパッド用溝部と噴出孔35に樹脂等の焼失材料を充填する。次いで、前記の調製したセラミックススラリーをハウジングの溝に充填して、後の焼成により多孔質セラミックパッドとなる部分を成形する。その際に必要に応じて、スラリー中の残留気泡を除去するための真空脱泡処理や充填率を高めるための振動を加えるとよい。
こうしてスラリーが充填されたハウジング31,キーパー32を十分に乾燥させた後、多孔質パッド形成材を900℃以上の温度で焼成し、セラミック製パッドを形成する。この焼成時に、溝部と噴出孔35に充填された樹脂等は消失し、ポケット部41a,41b(空洞)が形成される。
続いて、得られた焼成体の表面全体を研削し、必要に応じて研磨処理することにより、静圧軸受装置が得られる。パッドのランド面、セラミック製ハニカム構造の長尺状直方体レール、スライドウエイのセラミック製ハニカム構造の長尺状直方体キャリッジベース表面は、表面粗さ(R)0.05〜2.0μmに研削・研磨加工しておくのが好ましい。
ハニカム構造長尺状直方体レールベース23と長尺状直方体レール21a,21bの一体化は、前記焼成時に接合し、一緒に焼成してもよいが、後工程の研削・研磨加工作業を容易とするため、後述する制振パッド接着剤27を用いて研削・研磨加工後に接着してもよい。
スライドウエイ3のセラミック製ハニカム構造の長尺状直方体キャリッジベース31およびキーパー32に設けるセラミック製パッドの個数および位置関係は、スライドウエイ3のサイズ、剛性による。但し、少なくともセラミック製ハニカム構造の長尺状直方体キャリッジベース31の底面に二対のセラミック製パッド33a,33b,33c,33dを平行離間してガイドウエイ2の長尺状直方体レール上方に位置するよう設けるとともに、その底面中央位置であって前記二対のセラミック製パッド間にモーターコイル34をその底面が前記永久磁石または電磁石24の上面に平行となるよう25〜35度傾斜して設けるとともに、その長尺状直方体キャリッジベース31底面より下方にセラミック製キーパー32を伸長させ、そのキーパー32の長手方向側面下部であって前記セラミック製長尺状直方体レール21aの長手方向内側面に対向する位置に一対のセラミック製パッド33e,33fを離間して設ける。
図4に示すように、スライドウエイシステム1はフレ−ム(機枠)9上に設置される。ガイドウエイ2の長尺状直方体レール21a,21bの長手方向側面上部には一対のシリコンカーバイド製基準バ−90,90がそのバー上面が長尺状直方体レール21a,21b上面に面一となるように取り付けられている。このバー90,90上方に、4個のギャップセンサー92をスライドウエイ3のセラミック製ハニカム構造の長尺状直方体キャリッジベース31長手方向側面下部に取り付け、スライドウエイ底面とガイドウエイ2の長尺状直方体レール21a,21b上面間のギャップ(隙間)を測定できるようになっている。ギャップセンサー92としては、渦巻電流ギャップセンサー、超音波ギャップセンサーなどが使用できる。スライドウエイ3滑走中、基準バ−90上面には常時、水が供給されるようにしておくのが好ましい。セラミック製ハニカム構造の長尺状直方体レールベース23の下部には樋93を設け、スライドウエイシステム1のセラミク製パッドに供給された水を集水し、フレ−ム9外へ排出する。
スライドウエイシステム1のガイドウエイ2を支持するフレーム素材9は、セラミックでも、花崗岩でも鋳鉄でもよい。鋳鉄は安価であり、製造も容易である。花崗岩はセラミックと比較して防黴性に優れる。フレームへのガイドウエイ2の固定は、ボルトナットを用いてもよいが、制振パッド接着剤27を用いるのが好ましい。
制振パッド接着剤27の素材としては、カルボキシル基や水酸基等の官能基を有するネオプレンゴム、イソプレンゴム、クロロプレンゴム等の液状ラバーに、アクリル系ビニル単量体、硬化剤を配合した液状接着剤組成物が使用される。この組成物は、更に、ポリエ−テルポリオール・ポリイソシアネートウレタンエラストマー、エチレン・プロピレン・ブタジエン共重合体ゴム、エチレン・プロピレン・エチリデンノルボルネン共重合体ゴム、水添スチレン・ブタジエン・スチレンブロック共重合体ゴム、水添スチレン・イソプレン・スチレンブロック共重合体、エチレン・酢酸ビニル共重合体、エチレン・アクリル酸共重合体、低密度ポリエチレン等の軟質樹脂またはエラストマー、炭酸カルシウム、酸化チタン、クレイ、アスファルト等の充填材、酸化防止剤などを含有していてもよい。例えば、特開2004−99651号公報は(A)酸無水物基を有する液状イソプレン 100質量部と、(B)アミン系潜在性硬化剤 1〜4質量部と、(C)酸化防止剤 0.5〜5質量部と、(D)アクリル化合物 0.5〜5質量部と、を含有する制振接着剤組成物を開示する。また、特開2005−41943号公報は、極性基を有するユニットを1質量%以上含有するビニル重合体、ポリエステル樹脂、ゴム状弾性体樹脂の三成分を少なくとも含有する樹脂組成物であって、極性基を有するユニットを1質量%以上含有するビニル重合体のマトリックス中に、ポリエステル樹脂相及びゴム状弾性体樹脂相がそれぞれ独立して分散してなる制振材料用樹脂組成物を開示する。
制振パッド27は、積層構造であってもよい。例えば、予め芯材となる高減衰ゴムの層を半加硫し、この高減衰ゴムの表裏面に制振接着剤組成物を塗布した後、フレーム上に置き、この上にガイドウエイ2を載せることにより型押しし、ついで、硬化させることにより高減衰ゴムの層とゴムの層とが一体化された制振パッドとすることができる。制振パッドの厚みは、1〜5mmで充分である。
スライドウエイ3の駆動手段としては、コイル34と電磁磁石または永久磁石24とを用いるリニアモーターが使用される。これらは、ファナック株式会社、独国ジーメンス社、米国アーノルド社等より市販されている。スライドウエイ3のサイズが小さいときは、図2、図3に示すようにハニカム構造の長尺状直方体レールベース23の上面に対し25〜35度傾斜するようにしてコイル34および磁石24を設けるのが好ましい。スライドウエイ3のサイズが大きいときは、コイル34および磁石24は25〜35度傾斜させても、傾斜させなくてもよい。
図5に示す平面研削装置は、この静圧水軸受直動スライドシステム1を利用したセラミック製ワークピース端面研削装置10である。図5において、wはセラミック製ワークピース、81は水供給配管、83はポンプ、88はアルコールを0.5%含有する純水よりなる静圧水を貯蔵するタンク、89は攪拌翼とサーモスタットを備えた温度調整器、14はダイヤモンドカップホイール型砥石、15は砥石頭、16は砥石軸、17は昇降機構、17aは昇降板、17bはサーボモーター、17cはボールネジ、18はコラム、19は案内レール、20は前後移動可能なツールテーブル、60は水飛散防止樹脂シート製カバーである。
ワークピ−スは、静圧水軸受直動スライドシステム1のスライドウエイ3上に載置される。スライドウエイ3は、リニアモーター13を駆動することによりスライドウエイ3下面に傾斜すて設けたリニアモーターにより左右方向に駆動されることによりワークピースの端面がダイヤモンドカップホイール型砥石14方向(右方向)に移動し、また、ダイヤモンドカップホイール型砥石14から遠ざかる方向(左方向)に移動することができる。このスライドウエイ3の左右移動の際、ガイドウエイ2とスライドウエイ3間の摺動面のセラミック製パッドにタンク11内の静圧水はポンプ83により供給され、水供給ポケットより供給され、ガイドウエイ2とスライドウエイ3間の隙間(gap)を5〜10μm程度に保つ。
コラム18は、ツールテーブル20より起立して設けられ、ツールテーブル20は案内レ−ル19上をサーボモーター駆動のボ−ルネジ(図示されていない)の回転を受け、前後方向に移動可能となっている。砥石頭15はこのコラム18に取り付けられ、昇降機構17により上下方向に移動する。砥石軸16に回転自在に軸承されたダイヤモンドカップホイール型砥石14は、図示されていないサーボモーターにより砥石軸廻りに回転する。ダイヤモンドカップホイール型砥石の刃先14aとワークピース端面が接する加工点近傍には、カップホイール型砥石14の台座の環状溝に斜めに設けられた水噴出孔より研削水であるクーラントが供給される。
ツールテーブル20の前後移動、砥石頭15の昇降移動、スライドウエイ3の左右移動を利用することにより、ワークピースとダイヤモンドカップホイール型砥石14の相対的な動きによりワークピース端面はダイヤモンドカップホイール型砥石の刃先14aにより切り込み、研削される。研削終了後、次ぎのワークピースを加工するまでの間が短い場合は、ガイドウエイの表面およびスライドウエイを乾燥させぬよう常時水を供給し、常に湿潤状態に維持することが大切である。研削終了後、次ぎのワークピースを加工するまでの間が長期であるときは、ガイドウエイの表面およびスライドウエイを水洗浄し、乾燥させる。
リニアモーター駆動のアルミナセラミック製スライドウエイ3を使用し、水静圧0.5MPa、スライドウエイ20mm/分の移動速度、砥石回転数100rpmの加工条件で端面研削されたアルミナセラミック製ワークピースの凹凸の振れ高さは、12〜20μm程度である。
以上、ワークピース端面研削装置10に利用された静圧水軸受直動スライドシステムを例に挙げて説明したが、本発明の静圧水軸受直動スライドシステムはプランジ加工研削装置、トラバース加工研削装置等の平面研削装置および旋盤に使用されるワークテーブルやツールテーブルの静圧水軸受直動スライドシステムとして利用できることは勿論である。
本発明の静圧水軸受直動スライドシステム1は、断面逆凸字状のスライドウエイ3を用い、セラミック製静圧パッド33a,33b,33c,33d,33e,33fがスライドウエイ3の底面およびキーパー32側面のみに設けられているので、スライドウエイ3のガイドウエイからの取り外し、あるいはガイドウエイへの取り付けが容易であるとともに、スライドシステム1の洗浄が容易である。また、スライドウエイおよびガイドウエイ素材をハニカム構造のセラミック製とすることによりシステム1の軽量化が可能となる。
本発明の静圧水軸受直動スライドシステムを上方から見た斜視図である。 スライドウエイを底面側から見たスライドシステムの斜視図である。 スライドウエイ底面のセラミック製パッドの配置を示す斜視図である。 スライドシステムをフレ−ム上に置いた断面図である。 静圧水軸受直動スライドシステムを利用したセラミック製ワークピース端面研削装置の正面図である。 静圧空気軸受直動スライドシステムの斜視図である。(公知) 静圧空気軸受直動スライドウエイを底面側から見た斜視図である。(公知) 静圧空気軸受直動スライドシステムの正面図である。(公知)
符号の説明
1 静圧水軸受直動スライドシステム
2 ガイドウエイ
3 スライドウエイ
10 セラミック端面研削装置
21a,21b 長尺状直方体レール
23 セラミック製ハニカム構造の長尺状直方体レールベース
24 モーターコイル
31 セラミック製ハニカム構造の長尺状直方体キャリッジベース
32 キーパー
33a,33b,33c,33d,33e,33f セラミック製パッド
34 磁石
35 水噴出孔
81 水供給配管

Claims (2)

  1. セラミック製ガイドウエイ(A)上を断面逆凸字状のセラミック製スライドウエイ(B)がリニアモーター駆動により直動駆動する静圧水軸受スライドウエイシステムであって、
    このセラミック製ガイドウエイ(A)は一対のセラミック製長尺状直方体レールを上面高さを同一水平面にしてセラミック製長尺状直方体レールベース上面に平行離間して設け、これらの長尺状直方体レール間に永久磁石または電磁石を前記長尺状直方体レールベース上面に向けて設けたガイドウエイ(A)であり、
    前記断面逆凸字状のスライドウエイ(B)はセラミック製ハニカム構造の長尺状直方体キャリッジベースの底面に二対のセラミック製パッドを平行離間して前記長尺状直方体レール上方に位置するよう設けるとともに、その長尺状直方体キャリッジベースの底面中央位置であって前記二対のセラミック製小径パッド間にモーターコイルをその底面が前記永久磁石または電磁石の上面に平行となるよう設けるとともに、そのモーターコイルとガイドウエイ(A)に設けた一方のセラミック製長尺状直方体レール間に長尺状直方体キャリッジベースの底面より下方に伸び長手方向側面下部であって前記セラミック製長尺状直方体レールの長手方向内側面に対向する位置に一対のセラミック製パッドを離間して設けたセラミック製キーパーを設け、これらのセラミック製パッドに水を供給する噴出孔を設けた断面逆凸字状のセラミック製スライドウエイ(B)であることを特徴とする、静圧水軸受直動スライドウエイシステム。
  2. セラミック製ガイドウエイ(A)上を断面逆凸字状のセラミック製スライドウエイ(B)がリニアモーター駆動により直動駆動する静圧水軸受スライドウエイシステムであって、
    このセラミック製ガイドウエイ(A)は一対のセラミック製ハニカム構造の長尺状直方体レールを上面高さが同一水平面に位置するセラミック製ハニカム構造の長尺状直方体レールベース上面に平行離間して設け、これらの長尺状直方体レール間に永久磁石または電磁石を前記長尺状直方体レールベース上面に向けて設けたガイドウエイ(A)であり、
    前記断面逆凸字状のスライドウエイ(B)はセラミック製ハニカム構造の長尺状直方体キャリッジベースの底面に二対のセラミック製パッドを平行離間して前記長尺状直方体レール上方に位置するよう設けるとともに、その長尺状直方体キャリッジベースの底面中央位置であって前記二対のセラミック製小径パッド間にモーターコイルをその底面が前記永久磁石または電磁石の上面に平行となるよう設けるとともに、そのモーターコイルとガイドウエイ(A)に設けた一方のハニカム構造のセラミック製長尺状直方体レール間に長尺状直方体キャリッジベースの底面より下方に伸び長手方向側面下部であって前記セラミック製長尺状直方体レールの長手方向内側面に対向する位置に一対のセラミック製パッドを離間して設けたセラミック製キーパーを設け、これらのセラミック製パッドに水を供給する噴出孔を設けた断面逆凸字状のセラミック製スライドウエイ(B)であることを特徴とする、静圧水軸受直動スライドウエイシステム。
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