JP4807443B2 - 二次電池の温度推定装置 - Google Patents

二次電池の温度推定装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4807443B2
JP4807443B2 JP2009161923A JP2009161923A JP4807443B2 JP 4807443 B2 JP4807443 B2 JP 4807443B2 JP 2009161923 A JP2009161923 A JP 2009161923A JP 2009161923 A JP2009161923 A JP 2009161923A JP 4807443 B2 JP4807443 B2 JP 4807443B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
secondary battery
current
ripple
temperature
voltage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2009161923A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011018532A (ja
Inventor
勇二 西
秀典 高橋
正俊 田澤
正宣 松坂
啓司 海田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2009161923A priority Critical patent/JP4807443B2/ja
Priority to EP10740267.9A priority patent/EP2452201B1/en
Priority to US13/382,736 priority patent/US8684596B2/en
Priority to CN201080030438.4A priority patent/CN102472796B/zh
Priority to PCT/IB2010/001668 priority patent/WO2011004249A2/en
Publication of JP2011018532A publication Critical patent/JP2011018532A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4807443B2 publication Critical patent/JP4807443B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01KMEASURING TEMPERATURE; MEASURING QUANTITY OF HEAT; THERMALLY-SENSITIVE ELEMENTS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G01K13/00Thermometers specially adapted for specific purposes
    • G01K13/10Thermometers specially adapted for specific purposes for measuring temperature within piled or stacked materials
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01KMEASURING TEMPERATURE; MEASURING QUANTITY OF HEAT; THERMALLY-SENSITIVE ELEMENTS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G01K7/00Measuring temperature based on the use of electric or magnetic elements directly sensitive to heat ; Power supply therefor, e.g. using thermoelectric elements
    • G01K7/42Circuits effecting compensation of thermal inertia; Circuits for predicting the stationary value of a temperature
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R31/00Arrangements for testing electric properties; Arrangements for locating electric faults; Arrangements for electrical testing characterised by what is being tested not provided for elsewhere
    • G01R31/36Arrangements for testing, measuring or monitoring the electrical condition of accumulators or electric batteries, e.g. capacity or state of charge [SoC]
    • G01R31/382Arrangements for monitoring battery or accumulator variables, e.g. SoC
    • G01R31/3842Arrangements for monitoring battery or accumulator variables, e.g. SoC combining voltage and current measurements
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M10/00Secondary cells; Manufacture thereof
    • H01M10/42Methods or arrangements for servicing or maintenance of secondary cells or secondary half-cells
    • H01M10/48Accumulators combined with arrangements for measuring, testing or indicating the condition of cells, e.g. the level or density of the electrolyte
    • H01M10/486Accumulators combined with arrangements for measuring, testing or indicating the condition of cells, e.g. the level or density of the electrolyte for measuring temperature
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R31/00Arrangements for testing electric properties; Arrangements for locating electric faults; Arrangements for electrical testing characterised by what is being tested not provided for elsewhere
    • G01R31/36Arrangements for testing, measuring or monitoring the electrical condition of accumulators or electric batteries, e.g. capacity or state of charge [SoC]
    • G01R31/389Measuring internal impedance, internal conductance or related variables
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Electrochemistry (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Secondary Cells (AREA)
  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
  • Tests Of Electric Status Of Batteries (AREA)
  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)

Description

この発明は、二次電池の温度推定装置に関し、特に、温度センサを用いずに二次電池の温度を精度よく推定する技術に関する。
一般に、リチウムイオン電池やニッケル水素電池に代表される二次電池は、温度が低下すると充放電特性が低下する。そこで、電池の温度が低い場合には、速やかに電池を昇温する必要がある。
特開平11−329516号公報(特許文献1)は、電池の昇温装置を開示する。この昇温装置においては、インダクタとキャパシタと交流電源とから成る直列回路を電池の両端に接続して共振回路を構成する。そして、共振回路の共振周波数の交流電圧を交流電源から発生させることにより電池を昇温する。
この昇温装置においては、共振時にほとんど電池の内部抵抗で電力が消費され、自己発熱により電池を昇温する。したがって、この昇温装置によれば、最小限の電力消費で効果的に電池を昇温することができるとされる(特許文献1参照)。
特開平11−329516号公報
二次電池を目標温度まで安全かつ正確に昇温するためには、二次電池の温度を正確に把握することが重要である。しかしながら、温度センサは、電池の表面温度を測定するので、電池内部の実際の温度を正確には反映しない。また、温度センサを設けることは、コストの増加も招く。上記公報は、電池を昇温するための技術を開示するにとどまり、電池の昇温時に電池の温度を正確に推定する手法については教示していない。
そこで、この発明は、かかる課題を解決するためになされたものであり、その目的は、温度センサを用いることなく二次電池の温度を精度よく推定可能な二次電池の温度推定装置を提供することである。
この発明によれば、二次電池の温度推定装置は、リップル生成部と、電流検出部と、電圧検出部と、インピーダンス推定部と、温度推定部とを備える。リップル生成部は、二次電池に接続され、所定の周波数のリップル電流を二次電池に発生させるように構成される。電流検出部は、二次電池の充放電電流を検出する。電圧検出部は、二次電池の電圧を検出する。インピーダンス推定部は、リップル生成部によりリップル電流を二次電池に発生させたときに電流検出部および電圧検出部によりそれぞれ検出される電流および電圧に基づいて、二次電池のインピーダンスを推定する。温度推定部は、二次電池の温度と二次電池のインピーダンスとの予め求められた関係を用いて、インピーダンス推定部により推定されたインピーダンスに基づいて二次電池の温度を推定する。
好ましくは、インピーダンス推定部は、リップル生成部によりリップル電流を二次電池に発生させたときに電流検出部および電圧検出部によりそれぞれ検出される電流および電圧に基づいて、所定の周波数における二次電池の交流インピーダンスを推定する。そして、温度推定部は、二次電池の温度と所定の周波数における二次電池の交流インピーダンスとの予め求められた関係を用いて、インピーダンス推定部により推定された交流インピーダンスに基づいて二次電池の温度を推定する。
好ましくは、インピーダンス推定部は、オフセット電流算出部と、オフセット電圧算出部と、直流抵抗推定部とを含む。オフセット電流算出部は、リップル生成部によりリップル電流を二次電池に発生させたときに電流検出部により検出される電流に基づいて、検出された電流の平均値で示されるオフセット電流を算出する。オフセット電圧算出部は、リップル生成部によりリップル電流を二次電池に発生させたときに電圧検出部により検出される電圧に基づいて、二次電池の開回路電圧と検出された電圧の平均値との偏差を示すオフセット電圧を算出する。直流抵抗推定部は、オフセット電流およびオフセット電圧に基づいて二次電池の直流抵抗を推定する。そして、温度推定部は、二次電池の温度と二次電池の直流抵抗との予め求められた関係を用いて、直流抵抗推定部により推定された直流抵抗に基づいて二次電池の温度を推定する。
好ましくは、電流検出部および電圧検出部の各々は、検出値のピーク値を取得するピーク値取得部を含む。
また、この発明によれば、二次電池の温度推定装置は、リップル生成部と、電流検出部と、残存容量推定部と、損失推定部と、温度推定部とを備える。リップル生成部は、二次電池に接続され、所定の周波数のリップル電流を二次電池に発生させるように構成される。電流検出部は、二次電池の充放電電流を検出する。残存容量推定部は、電流検出部により検出される電流に基づいて二次電池の残存容量を推定する。損失推定部は、リップル生成部によりリップル電流を二次電池に発生させたときの残存容量に基づいて二次電池の損失エネルギーを推定する。温度推定部は、損失推定部により推定される二次電池の損失エネルギーに基づいて二次電池の温度変化量を推定し、その推定された温度変化量に基づいて二次電池の温度を推定する。
好ましくは、残存容量推定部は、オフセット電流算出部と、放電量推定部と、変化量推定部とを含む。オフセット電流算出部は、リップル生成部によりリップル電流を二次電池に発生させたときに電流検出部により検出される電流に基づいて、検出された電流の平均値で示されるオフセット電流を算出する。放電量推定部は、オフセット電流を積算することによって二次電池の放電量を推定する。変化量推定部は、放電量推定部により推定される二次電池の放電量を二次電池の容量で除算することによって二次電池の残存容量の変化量を推定する。
好ましくは、電流検出部は、検出値のピーク値を取得するピーク値取得部を含む。
この発明においては、リップル生成部により所定の周波数のリップル電流を二次電池に発生させることによって二次電池を昇温する。ここで、リップル電流を二次電池に発生させたときの二次電池の電流および電圧に基づいて、二次電池のインピーダンスが推定される。そして、二次電池の温度と二次電池のインピーダンスとの予め求められた関係を用いて、上記推定されたインピーダンスに基づいて二次電池の温度が推定される。
また、この発明においては、電流検出部により検出される電流に基づいて二次電池の残存容量が推定され、リップル生成部によりリップル電流を二次電池に発生させたときの残存容量に基づいて二次電池の損失エネルギーが推定される。そして、その推定された損失エネルギーに基づいて二次電池の温度変化量が推定され、その推定された温度変化量に基づいて二次電池の温度が推定される。
したがって、この発明によれば、温度センサを用いることなく二次電池の温度を精度よく推定することができる。
この発明の実施の形態1による二次電池の温度推定装置の一適用例として示される電動車両の全体ブロック図である。 図1に示す電動車両において二次電池のリップル昇温に関する部分のシステム構成を示した図である。 二次電池の電圧の内訳を示した図である。 二次電池のインピーダンス特性(絶対値)を示すボード線図である。 二次電池のインピーダンス特性(位相)を示すボード線図である。 二次電池の内部抵抗に発生する電圧を拘束条件として、極低温時に二次電池に流すことができるリップル電流のピーク値を示した図である。 二次電池の内部抵抗に発生する電圧を拘束条件として、極低温時に二次電池に発生させることができる平均発熱量を示した図である。 リップル昇温時の二次電池の電流および電圧の波形図である。 図2に示す状態推定部の機能ブロック図である。 実施の形態2における状態推定部の機能ブロック図である。 実施の形態3における状態推定部の機能ブロック図である。 図11に示すSOC推定部のより詳細な機能ブロック図である。 リップル電流の周期とセンサのサンプリング周期との関係を示した図である。 ある時刻でのサンプリング後1周期のリップル波形とN周期後の同位相のリップル波形とを重ね合わせて示した図である。 複数のサンプリング点をプロットした図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰返さない。
[実施の形態1]
図1は、この発明の実施の形態1による二次電池の温度推定装置の一適用例として示される電動車両の全体ブロック図である。図1を参照して、電動車両100は、二次電池10と、昇圧コンバータ22と、コンデンサCHと、インバータ30と、モータジェネレータ40と、駆動輪50とを備える。また、電動車両100は、ECU(Electronic Control Unit)60と、電流センサ72と、電圧センサ74,76とをさらに備える。
二次電池10は、リチウムイオン電池やニッケル水素電池などに代表される再充電可能な電池である。二次電池10の正極端子および負極端子は、それぞれ正極線PL1および負極線NLに接続される。
昇圧コンバータ22は、電力用半導体スイッチング素子(以下、単に「スイッチング素子」とも称する。)Q1,Q2と、ダイオードD1,D2と、リアクトルLとを含む。スイッチング素子Q1,Q2は、正極線PL2と負極線NLとの間に直列に接続される。スイッチング素子Q1のコレクタが正極線PL2に接続され、スイッチング素子Q2のエミッタが負極線NLに接続される。ダイオードD1,D2は、それぞれスイッチング素子Q1,Q2に逆並列に接続される。リアクトルLの一方端は、正極線PL1に接続され、他方端は、スイッチング素子Q1,Q2の接続ノードNDに接続される。
なお、上記のスイッチング素子Q1,Q2として、たとえば、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)や電力用MOS(Metal Oxide Semiconductor)トランジスタ等を用いることができる。
昇圧コンバータ22は、ECU60からの制御信号PWMCに基づいて、正極線PL2および負極線NL間の電圧(以下「システム電圧」とも称する。)を二次電池10の出力電圧以上に昇圧することができる。なお、システム電圧が目標電圧よりも低い場合、スイッチング素子Q2のオンデューティーを大きくすることによって正極線PL1から正極線PL2へ電流を流すことができ、システム電圧を上昇させることができる。一方、システム電圧が目標電圧よりも高い場合、スイッチング素子Q1のオンデューティーを大きくすることによって正極線PL2から正極線PL1へ電流を流すことができ、システム電圧を低下させることができる。
また、昇圧コンバータ22は、コンデンサCHとともに後述のリップル生成部20を形成し、ECU60からの制御信号PWMCに基づいて所定周波数のリップル電流を二次電池10に発生させることにより、二次電池10を内部から昇温させる(以下、この昇温を「リップル昇温」とも称する。)。具体的には、昇圧コンバータ22は、ECU60からの制御信号PWMCに応じてスイッチング素子Q1,Q2が相補的にオン/オフすることにより、スイッチング素子Q1,Q2のスイッチング周波数に応じたリップル電流を二次電池10に発生させる。なお、このリップル昇温については、後ほど詳しく説明する。
コンデンサCHは、正極線PL2と負極線NLとの間に接続され、正極線PL2および負極線NL間の電圧を平滑化する。また、コンデンサCHは、二次電池10のリップル昇温の実行時、二次電池10から放電される電力を一時的に蓄える電力バッファとして用いられる。
インバータ30は、ECU60からの制御信号PWMIに基づいて、正極線PL2および負極線NLから供給される直流電力を三相交流に変換してモータジェネレータ40へ出力し、モータジェネレータ40を駆動する。また、インバータ30は、車両の制動時、モータジェネレータ40により発電された三相交流電力を制御信号PWMIに基づいて直流に変換し、正極線PL2および負極線NLへ出力する。
モータジェネレータ40は、交流電動機であり、たとえば、永久磁石が埋設されたロータを備える三相交流電動機である。モータジェネレータ40は、駆動輪50に機械的に連結され、車両を駆動するためのトルクを発生する。また、モータジェネレータ40は、車両の制動時、車両の運動エネルギーを駆動輪50から受けて発電する。
電流センサ72は、二次電池10に対して入出力される電流Iを検出し、その検出値をECU60へ出力する。なお、以下では、電流Iの符号につき、二次電池10が充電される方向を正とする。電圧センサ74は、二次電池10の出力電圧に相当する、正極線PL1および負極線NL間の電圧Vを検出し、その検出値をECU60へ出力する。電圧センサ76は、正極線PL2および負極線NL間の電圧VHを検出し、その検出値をECU60へ出力する。
ECU60は、電圧センサ74,76からの電圧V,VHの各検出値に基づいて、昇圧コンバータ22を駆動するためのPWM(Pulse Width Modulation)信号を生成し、その生成したPWM信号を制御信号PWMCとして昇圧コンバータ22へ出力する。
ここで、ECU60は、二次電池10のリップル昇温の実行を判定する所定の実行条件が成立すると、所定の周波数を有するリップル電流を二次電池10に発生させるための制御信号PWMCを生成し、その生成した制御信号PWMCを昇圧コンバータ22へ出力する。一例として、ECU60は、キャリア信号の周波数を上記所定の周波数(以下、「リップル周波数」とも称する。)に設定し、昇圧コンバータ22のスイッチング素子Q1,Q2をリップル周波数でオン/オフさせるための制御信号PWMCを生成する。
さらにここで、ECU60は、リップル電流を二次電池10に発生させたときの電流センサ72からの電流Iおよび電圧センサ74からの電圧Vの各検出値に基づいて、二次電池10の温度を推定する。
なお、昇圧コンバータ22およびコンデンサCHにより形成されるリップル生成部20による二次電池10のリップル昇温、およびリップル昇温時の電流Iおよび電圧Vの各検出値に基づく二次電池10の温度推定方法については、後ほど詳しく説明する。
また、ECU60は、モータジェネレータ40を駆動するための制御信号PWMIを生成し、その生成した制御信号PWMIをインバータ30へ出力する。
図2は、図1に示した電動車両100において二次電池10のリップル昇温に関する部分のシステム構成を示した図である。図2を参照して、二次電池10は、内部抵抗12を含む。内部抵抗12は、後述のように、温度依存性を有するとともに、電池に流れる電流の周波数によっても大きく変化する。
リップル生成部20は、上述のように、図1に示した昇圧コンバータ22およびコンデンサCHから成る(図示せず)。そして、リップル生成部20は、ECU60からの制御信号PWMCに応じてスイッチング素子Q1,Q2(図示せず)を相補的にオン/オフすることにより、スイッチング素子Q1,Q2のスイッチング周波数に応じたリップル電流を二次電池10に発生させる。
ECU60は、状態推定部62と、リップル制御部64とを含む。状態推定部62は、リップル生成部20によりリップル電流を二次電池10に発生させたときの電流Iおよび電圧Vの各検出値に基づいて二次電池10の温度Tを推定する。より詳しくは、状態推定部62は、電流Iおよび電圧Vの各検出値に基づいて二次電池10のインピーダンスを推定し、二次電池10の温度とインピーダンスとの関係を示す予め準備されたマップを用いて、推定されたインピーダンスに基づいて二次電池10の温度Tを推定する。そして、状態推定部62は、その推定した温度Tの推定値をリップル制御部64へ出力する。
リップル制御部64は、状態推定部62から受ける二次電池10の温度Tに基づいて、リップル電流を二次電池10に発生させることによって二次電池10を内部から昇温するようにリップル生成部20を制御する。ここで、リップル制御部64は、二次電池10のインピーダンスの周波数特性に基づいて、二次電池10のインピーダンスの絶対値が相対的に低下する周波数領域のリップル電流を二次電池10に発生させるようにリップル生成部20を制御する。
以下では、まず、リップル昇温についてその概要を説明し、その後、二次電池10の温度を推定する状態推定部62の構成について詳しく説明する。
(リップル昇温の概要)
図3は、二次電池10の電圧の内訳を示した図である。なお、この図3では、簡単のため、内部抵抗は実部のみとし、L,C等による虚部は無いものとする。図3を参照して、二次電池10の端子間に発生する電圧Vは、開回路電圧OCVに、通電時に内部抵抗12に発生する電圧ΔVを考慮したものとなる。具体的には、充電電流が流れるときは、V=OCV+ΔVとなり、放電電流が流れるときは、V=OCV−ΔVとなる(ΔV>0)。
いま、二次電池10に電流Iが流れたときの発熱量Qは、内部抵抗12の抵抗値をRとすると、以下の式で表わすことができる。
Q=I2×R …(1)
=I×ΔV …(2)
=ΔV2/R …(3)
この(1)〜(3)式は等価である。(1)式によると、リップル生成部20を用いて発生させるリップル電流Iを大きくすれば、二次電池10を効果的に昇温できるようにみえる。しかしながら、実際には、二次電池の電圧Vについて、安全性や耐久性の観点から上下限電圧を守ることが要求される。そして、特に極低温下では、内部抵抗12の抵抗値Rが大きくなることにより電圧ΔVが大きくなるので、二次電池10の電圧Vを上下限内に抑えつつ発熱のための十分なリップル電流Iを流すことができないという事態が発生し得る。
すなわち、内部抵抗12の抵抗値Rが大きくなる低温下(特に極低温下)では、電圧ΔVが制約となって二次電池10がリップル電流Iを流すことができず、二次電池10を効果的に昇温できないという事態が発生し得る。そこで、(3)式および二次電池10のインピーダンスの周波数特性に着目し、二次電池10のインピーダンス(内部抵抗12の抵抗値R)の絶対値が他の周波数領域に比べて相対的に小さい周波数領域のリップル電流をリップル生成部20により発生させる。これにより、二次電池10の発熱量Qが大きくなり、二次電池10を効果的に昇温することができる。
図4,図5は、二次電池10のインピーダンス特性を示すボード線図である。なお、二次電池の電気的特性を解析する手法として、電気化学的インピーダンス分光法「EIS(Electrochemical Impedance Spectroscopy)とも称される。」が知られており、このボード線図は、EISを用いて二次電池10のインピーダンス特性を表示したものである。なお、図4は、インピーダンスZの絶対値|Z|の周波数特性を示し、図5は、インピーダンスZの位相θの周波数特性を示す。
図4,図5において、横軸は、二次電池10に発生させる交流電流(リップル電流)の周波数を対数表示で示す。縦軸は、図4においてはインピーダンスZの絶対値|Z|を対数表示で示し、図5においてはインピーダンスZの位相θを表わす。
図4に示されるように、二次電池10の昇温が要求される低温下では、インピーダンスZの絶対値|Z|は非低温時に比べて大きくなるけれども、そのような増大が顕著なのは、リップル電流の周波数が低周波の場合である。特に、周波数が1kHz近傍では、インピーダンスZの絶対値|Z|は、他の周波数領域に比べて小さく、また、極低温下でも非低温時(常温時)の高々3倍程度にしかならない(図4のA部)。さらに、図5に示されるように、その周波数領域では、インピーダンスZの位相θも零近傍であるので、力率が1となり効率もよい。
そこで、この二次電池10のインピーダンスの周波数特性に基づいて、二次電池10のインピーダンスZの絶対値|Z|が相対的に低下する周波数領域(たとえば、図4に基づいて略1kHz)のリップル電流をリップル生成部20により発生させる。これにより、二次電池10の内部抵抗12に発生する電圧ΔVの制約を守りつつ二次電池10にリップル電流を効果的に流すことができ、その結果、二次電池10が効果的に昇温される。
図6は、二次電池10の内部抵抗12に発生する電圧ΔVを拘束条件として、極低温時に二次電池10に流すことができるリップル電流のピーク値を示した図である。図6を参照して、横軸は、リップル電流の周波数を示し、縦軸は、電圧ΔVの拘束条件下で二次電池10が流せるリップル電流(正弦波を仮定)のピーク値を示す。なお、ここでは、一例として、電圧ΔV=0.5V、二次電池10の温度T=−30℃(極低温)の場合が示される。
図6に示されるように、二次電池10のインピーダンスの絶対値が相対的に小さくなる周波数領域(1kHz近傍)において、二次電池10に流せる電流は増大する。低周波時や直流時においては、電圧ΔV=0.5Vという拘束条件を与えると、二次電池10にはほとんど電流を流すことができず、二次電池を昇温することができない。
また、図7は、二次電池10の内部抵抗12に発生する電圧ΔVを拘束条件として、極低温時に二次電池10に発生させることができる平均発熱量を示した図である。図7を参照して、横軸は、リップル電流の周波数を示し、縦軸は、リップル1周期における二次電池10の平均発熱量を示す。なお、ここでも、一例として、電圧ΔV=0.5V、二次電池10の温度T=−30℃(極低温)の場合が示される。
図7に示されるように、二次電池10のインピーダンスの絶対値が相対的に小さくなる周波数領域(1kHz近傍)において、二次電池10の発熱量は増大する。低周波時や直流時においては、電圧ΔV=0.5Vという拘束条件を与えると、二次電池10にはほとんど電流を流すことができず、二次電池を昇温することができない。
このように、二次電池10のインピーダンスの周波数特性に基づいて、二次電池10のインピーダンスの絶対値が相対的に低下する周波数領域(たとえば1kHz近傍)のリップル電流をリップル生成部20により発生させる。これにより、二次電池10の発熱量Qを大きくすることができ、二次電池10を効果的に昇温することができる。
図8は、リップル昇温時の二次電池10の電流Iおよび電圧Vの波形図である。図8を参照して、リップル昇温時、リップル生成部20(昇圧コンバータ22)のキャリア信号CRの周波数は、リップル周波数fに設定される(たとえば1kHz程度)。そして、たとえば時刻t1においてキャリア信号CRがデューティー指令値d(=0.5)よりも大きくなると、上アームのスイッチング素子Q1がオフされ、下アームのスイッチング素子Q2がオンされる。そうすると、二次電池10に流れる電流I(充電方向が正)は、負方向への増加に転じ、リアクトルLに蓄えられていたエネルギーが放出されたタイミングで電流Iの符号が正から負へ切替わる。なお、電圧Vは低下する。
時刻t2においてキャリア信号CRがデューティー指令値dよりも小さくなると、上アームのスイッチング素子Q1がオンされ、下アームのスイッチング素子Q2がオフされる。そうすると、電流Iは、正方向への増加に転じ、リアクトルLに蓄えられていたエネルギーが放出されたタイミングで電流Iの符号が負から正へ切替わる。なお、電圧Vは上昇する。
そして、時刻t3において再びキャリア信号CRがデューティー指令値dよりも大きくなると、スイッチング素子Q1,Q2がそれぞれオフ,オンされ、電流Iは、再び負方向への増加に転じ、電圧Vは低下する。このように、電流Iおよび電圧Vは、リップル周波数fで変動する。
(二次電池10の温度推定)
次に、上記のリップル昇温時に測定されるデータを用いた二次電池10の温度推定手法について説明する。まず、図8に示した波形図を用いて、二次電池10の温度推定演算に用いるいくつかのパラメータを定義する。
電流Iの正側のピーク値を充電最大電流ΔI1(>0)とし、電流Iの負側のピーク値を放電最大電流ΔI2(<0)とすると、電流Iの振幅すなわちリップル電流の振幅ΔIは、次式で表わすことができる。
ΔI=ΔI1−ΔI2 …(1)
また、リップル生成部20(昇圧コンバータ22)において損失が発生することにより、電流Iの平均値は放電側にオフセットする。そのオフセット量をΔIosとすると、オフセット電流ΔIosは、次式で表わすことができる。
ΔIos=(ΔI1+ΔI2)/2 …(2)
また、電圧Vの最大ピーク値を最大電圧V1とし、電圧Vの最小ピーク値を最小電圧V2とすると、電圧Vの振幅すなわちリップル電圧の振幅ΔVは、次式で表わすことができる。
ΔV=V1−V2 …(3)
また、電圧Vの平均値Vave、ならびに、平均値Vaveを基準とした充電側の振幅ΔV1および放電側の振幅ΔV2は、次式で表わすことができる。
Vave=(V1+V2)/2 …(4)
ΔV1=V1−Vave
=(V1−V2)/2 …(5)
=ΔV2
また、二次電池10に電流が流れることにより、電圧Vの平均値Vaveは、二次電池10の開回路電圧OCVからオフセットする。そのオフセット量をΔVosとすると、オフセット電圧ΔVosは、次式で表わすことができる。
ΔVos=OCV−Vave
=OCV−(V1+V2)/2 …(6)
図9は、図2に示した状態推定部62の機能ブロック図である。図9を参照して、状態推定部62は、ピークホールド回路102,104と、交流インピーダンス推定部106と、温度推定部108とを含む。
ピークホールド回路102は、電流センサ72(図2)から電流Iの検出値を受ける。そして、ピークホールド回路102は、電流Iのピーク値を保持することによって、充電最大電流ΔI1および放電最大電流ΔI2(図8)を出力する。ピークホールド回路104は、電圧センサ74(図2)から電圧Vの検出値を受ける。そして、ピークホールド回路104は、電圧Vのピーク値を保持することによって、最大電圧V1および最小電圧V2(図8)を出力する。なお、ピークホールド回路102,104として、たとえば、時定数またはリセット間隔が数10ミリ秒以上に設定された公知の回路が用いられる。
交流インピーダンス推定部106は、リップル生成部20(図2)により二次電池10にリップル電流を発生させているときにピークホールド回路102から受ける充電最大電流ΔI1および放電最大電流ΔI2ならびにピークホールド回路104から受ける最大電圧V1および最小電圧V2に基づいて、リップル周波数における二次電池10の交流インピーダンスRhを推定する。具体的には、交流インピーダンス推定部106は、以下のいずれかの式によって交流インピーダンスRhを推定する。
Rh=ΔV/ΔI …(7)
または、
Rh=ΔV1/ΔI1 …(8)
または、
Rh=ΔV2/ΔI2 …(9)
なお、ΔV,ΔI,ΔV1(ΔV2)は、それぞれ上述の式(3),(1),(5)によって算出される。そして、交流インピーダンス推定部106は、推定された交流インピーダンスRhを温度推定部108へ出力する。
温度推定部108は、交流インピーダンス推定部106から受ける交流インピーダンスRhに基づいて、二次電池10の温度Tを推定する。より詳しくは、温度推定部108は、二次電池10の温度とリップル周波数における二次電池10の交流インピーダンスとの予め準備されたマップを用いて、交流インピーダンス推定部106により推定された交流インピーダンスRhに基づいて二次電池10の温度Tを推定する。
二次電池10の温度とリップル周波数における二次電池10の交流インピーダンスとの関係を示すマップは、たとえば、図4に示した二次電池10のインピーダンス特性に基づいて生成される。すなわち、図4のA部は、リップル周波数における温度とインピーダンスとの関係を示しており、この部分のデータを図4から抽出することによって上記マップを生成することができる。
以上のように、この実施の形態1においては、リップル生成部20を用いてリップル電流を二次電池10に発生させることによって二次電池10を昇温する。ここで、リップル電流を二次電池10に発生させたときの二次電池10の電流Iおよび電圧Vに基づいて、リップル周波数における二次電池10の交流インピーダンスRhが推定される。そして、二次電池10の温度とリップル周波数における交流インピーダンスとの予め求められた関係を用いて、推定された交流インピーダンスRhに基づいて二次電池10の温度が推定される。したがって、この実施の形態1によれば、温度センサを用いることなく二次電池10の温度を精度よく推定することができる。
[実施の形態2]
上記の実施の形態1では、リップル周波数における二次電池10の交流インピーダンスRhを推定し、その推定された交流インピーダンスRhに基づいて二次電池10の温度Tを推定したが、この実施の形態2では、二次電池10の直流抵抗を推定し、その推定された直流抵抗に基づいて二次電池10の温度が推定される。
この実施の形態2におけるシステムの全体構成は、図1,図2に示したシステム構成と同じである。
図10は、実施の形態2における状態推定部62Aの機能ブロック図である。図10を参照して、この状態推定部62Aは、ピークホールド回路102,104と、オフセット電流算出部116と、オフセット電圧算出部118と、直流抵抗推定部120と、温度推定部122とを含む。
オフセット電流算出部116は、リップル生成部20(図2)により二次電池10にリップル電流を発生させているときにピークホールド回路102から受ける充電最大電流ΔI1および放電最大電流ΔI2に基づいて、上述した式(2)を用いてオフセット電流ΔIosを算出する。
オフセット電圧算出部118は、リップル生成部20により二次電池10にリップル電流を発生させているときにピークホールド回路104から受ける最大電圧V1および最小電圧V2に基づいて、上述した式(6)を用いてオフセット電圧ΔVosを算出する。
直流抵抗推定部120は、オフセット電流算出部116により算出されたオフセット電流ΔIosおよびオフセット電圧算出部118により算出されたオフセット電圧ΔVosに基づいて、二次電池10の直流抵抗Rdを推定する。具体的には、直流抵抗推定部120は、次式により直流抵抗Rdを推定する。
Rd=ΔVos/|ΔIos| …(10)
温度推定部122は、直流抵抗推定部120により推定された直流抵抗Rdに基づいて、二次電池10の温度Tを推定する。より詳しくは、温度推定部122は、二次電池10の温度と二次電池10の直流抵抗との予め準備されたマップを用いて、直流抵抗推定部120から受ける直流抵抗Rdに基づいて二次電池10の温度Tを推定する。
二次電池10の温度と二次電池10の直流抵抗との関係を示すマップは、たとえば、図4に示した二次電池10のインピーダンス特性に基づいて生成される。すなわち、図4の極低周波領域は、ほぼ直流時の温度とインピーダンスとの関係を示していると言えるので、この極低周波領域のデータを図4から抽出することによって上記マップを生成することができる。
以上のように、この実施の形態2においては、リップル電流を二次電池10に発生させたときのオフセット電流ΔIosおよびオフセット電圧ΔVosに基づいて、二次電池10の直流抵抗Rdが推定される。そして、二次電池10の温度と直流抵抗との予め求められた関係を用いて、推定された直流抵抗Rdに基づいて二次電池10の温度が推定される。したがって、この実施の形態2によっても、温度センサを用いることなく二次電池10の温度を精度よく推定することができる。
また、図4から分かるように、低周波領域のインピーダンスは、高周波のリップル周波数におけるインピーダンスに比べて温度依存性が大きいので、より高精度に二次電池10の温度を推定できる可能性がある。
[実施の形態3]
この実施の形態3では、リップル昇温に伴なう二次電池10の損失エネルギーを推定し、その推定された損失エネルギーに基づいて二次電池10の温度が推定される。
この実施の形態3におけるシステムの全体構成は、図1,図2に示したシステム構成と同じである。
図11は、実施の形態3における状態推定部62Bの機能ブロック図である。図11を参照して、この状態推定部62Bは、SOC推定部132と、エネルギー損失推定部134と、温度推定部136とを含む。
SOC推定部132は、電流センサ72(図2)により検出される電流Iに基づいて、リップル生成部20(図2)により二次電池10にリップル電流を発生させているときの二次電池10の残存容量(以下「SOC(State Of Charge)」とも称する。)を推定する。
図12は、図11に示したSOC推定部132のより詳細な機能ブロック図である。図12を参照して、SOC推定部132は、ピークホールド回路102と、オフセット電流算出部116と、放電量推定部142と、ΔSOC推定部144とを含む。
放電量推定部142は、オフセット電流算出部116により算出されたオフセット電流ΔIosを積算することによって、リップル昇温中の放電量ΔAhを推定する。
ΔAh=∫(ΔIos)dt …(11)
ΔSOC推定部144は、放電量推定部142により推定された放電量ΔAhを二次電池10の容量Cで除算することにより、リップル昇温中のSOCの変化量ΔSOCを推定する。
ΔSOC=ΔAh/C …(12)
そして、この推定されたSOCの変化量ΔSOCを昇温実施前のSOCに加算することによって、二次電池10のSOCが算出される。
再び図11を参照して、SOC推定部132は、推定されたSOCと、演算過程において推定されたリップル昇温中の放電量ΔAhをエネルギー損失推定部134へ出力する。
エネルギー損失推定部134は、予め準備されるSOC−OCV(開回路電圧)マップを用いて、SOC推定部132により推定されたSOCに基づいて二次電池10のOCVを推定する。そして、OCVと放電量ΔAhとの積がリップル昇温に伴なう二次電池10の損失エネルギーΔWhに相当することから、エネルギー損失推定部134は、SOC推定部132により推定されたSOCに基づき推定されたOCVと、SOC推定部132において推定された放電量ΔAhとに基づいて、リップル昇温に伴なう二次電池10の損失エネルギーΔWhを推定する。
温度推定部136は、エネルギー損失推定部134により推定された損失エネルギーΔWhに基づいて、二次電池10の温度Tを推定する。より詳しくは、温度推定部136は、損失エネルギーΔWhを二次電池10の熱容量で除算し、その演算値に効率ηを乗算することによって、二次電池10の温度変化量ΔTを推定する。そして、その推定された温度変化量ΔTをリップル昇温前の温度に加算することによって、二次電池10の温度Tを推定する。
以上のように、この実施の形態3においては、リップル昇温の実行時、二次電池10の電流Iに基づいて二次電池10のSOCが推定され、その推定されたSOCに基づいて二次電池10の損失エネルギーΔWhが推定される。そして、その推定された損失エネルギーΔWhに基づいて二次電池10の温度変化量が推定され、二次電池10の温度が推定される。したがって、この実施の形態3によっても、温度センサを用いることなく二次電池10の温度を精度よく推定することができる。
[実施の形態4]
1kHz程度のリップル電流を発生させて二次電池10を昇温するリップル昇温中に二次電池10の充電最大電流ΔI1および放電最大電流ΔI2ならびに最大電圧V1および最小電圧V2を測定するには、上記の各実施の形態において用いたピークホールド回路を用いるか、あるいは高速のセンサを用いるのが容易であるが、これらはコストの増加を招く。そこで、この実施の形態4では、従来レベルの電圧センサおよび電流センサ(たとえば、サンプリング周期が10ミリ秒程度のもの)を用いて、充電最大電流ΔI1および放電最大電流ΔI2ならびに最大電圧V1および最小電圧V2を精度よく測定する手法が示される。
図13は、リップル電流の周期とセンサのサンプリング周期との関係を示した図である。なお、以下では、電流センサについて代表的に説明を行なうが、電圧センサについても同様である。図13を参照して、周期τrは、リップル電流の周期であり、周期τsは、電流センサによる電流のサンプリング周期である。
いま、以下のように時間τaを定義する。
τs=τr×N+τa …(13)
ここで、0<τa<τrであり、Nは自然数である。この時間τaについて、図14を用いて説明する。
図14は、ある時刻でのサンプリング後1周期のリップル波形とN周期後の同位相のリップル波形とを重ね合わせて示した図である。図14を参照して、点P1は、ある時刻でのサンプリング点を示し、点P2は、次回のサンプリング点を示す。点P1と点P2との時間差が、(13)式で定義した時間τaである。なお、このリップル波形上における点P1と点P2との位相差Δθは、次式にて表わされる。
Δθ=τa/τr×360° …(14)
以上に基づき、(13),(14)式を用いて、予め分かっているサンプリング周期τsおよびリップル周期τrに基づいて時間τaまたは位相差Δθを算出し、前回のサンプリング点から時間τaまたは位相Δθずらしてサンプリング点を順次プロットしていくと、図15に示すようなデータが得られる。そして、リップル波形の形状(三角波、のこぎり波など)はリップル生成部20の構成および制御により事前に把握できるので、図15に示されるデータからリップル波形を推定することができる。そして、その推定されたリップル波形に基づいて、充電最大電流ΔI1および放電最大電流ΔI2ならびに最大電圧V1および最小電圧V2を算出することが可能である。
なお、時間τaがリップル周期τrに比べて小さいほど図15に示したデータの間隔を細かくできるが、リップル波形1周期分のデータを取得するのに時間がかかることになる。そこで、所定の要求精度に従って、リップル波形1周期分のデータを取得するのに必要なデータ数Mを決定し、次式に基づいてリップル周期τrと時間τaとの関係を定め、上記の(13)式に基づいてリップル周期τrまたは/およびサンプリング周期τsを設定するようにしてもよい。
τr/τa=M あまりL …(15)
ここで、Mは自然数であり、0≦L<1である。リップル周期τrと時間τaとの関係を(15)式に基づいて規定することにより、リップル波形1周期分のデータを取得するのに(τs×M)秒の時間が必要となる。この時間(すなわち、Mの大きさ)は、電池に対する要求精度、たとえば、二次電池10の電圧上下限外れや過電流等の検出時間および制御時間によって決定される。
(15)式においてLが0であると、M点のサンプリングを行なった後、再び同じ位相の点をサンプリングすることになる。リップル波形をより精度よく推定するためには、サンプリング点の位相が互いにずれている方がよい。そこで、(15)式を次式のように表わす。
τr/τa=M あまりp/q …(16)
ここで、p,qは自然数であり、p/qは既約分数である。これにより、再び同じ位相の点がサンプリングされる間隔を(τs×M×q)秒とすることができる。したがって、(16)式においてqができるだけ大きくなるように、リップル周期τrまたは/およびサンプリング周期τsを設定するのが好ましい。このようにすることにより、時間の経過とともにリップル波形上のサンプリング点を増やすことができ、リップル波形の推定精度を高めることができる。
なお、さらに、(τs×M×q)秒(あるいは(τs×M)秒でもよい。)の間隔でサンプリングタイミングを0〜τa秒ずらすことによって、(τs×M×q)秒後(あるいは(τs×M)秒後)においてもサンプリング点の位相をずらすことができる。なお、サンプリングタイミングをずらす時間は、L×τaとは異なる時間とし、かつ、前回のずらし時間とも異なる時間とするのが好ましい。また、サンプリングタイミングをずらす時間は、0〜τa秒の間で乱数で決定してもよい。
以上のように、この実施の形態4によれば、従来レベルの電圧センサおよび電流センサ(たとえば、サンプリング周期が10ミリ秒程度のもの)を用いて、充電最大電流ΔI1および放電最大電流ΔI2ならびに最大電圧V1および最小電圧V2を精度よく測定することができる。その結果、二次電池10の温度推定を低コストで実現することができる。
なお、上記の実施の形態において、電動車両100は、モータジェネレータ40を唯一の走行用動力源とする電気自動車であってもよいし、走行用動力源としてエンジンをさらに搭載したハイブリッド車両であってもよく、さらには、直流電源として二次電池10に加えて燃料電池をさらに搭載した燃料電池車であってもよい。
また、上記の実施の形態1−3において、ピークホールド回路102,104に代えて、たとえば、A/D回路によってサンプリング取得された電流値や電圧値の最大値および最小値を選択する処理を設けてもよい。
なお、上記において、電流センサ72およびピークホールド回路102は、この発明における「電流検出部」の一実施例を形成し、電圧センサ74およびピークホールド回路104は、この発明における「電圧検出部」の一実施例を形成する。また、交流インピーダンス推定部106は、この発明における「インピーダンス推定部」の一実施例に対応し、ピークホールド回路102,104は、この発明における「ピーク値取得部」の一実施例に対応する。さらに、エネルギー損失推定部134は、この発明における「損失推定部」の一実施例に対応する。
今回開示された実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施の形態の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10 二次電池、12 内部抵抗、20 リップル生成部、22 昇圧コンバータ、30 インバータ、40 モータジェネレータ、50 駆動輪、60 ECU、62,62A,62B 状態推定部、64 リップル制御部、72 電流センサ、74,76 電圧センサ、100 電動車両、102,104 ピークホールド回路、106 交流インピーダンス推定部、108,122,136 温度推定部、116 オフセット電流算出部、118 オフセット電圧算出部、120 直流抵抗推定部、132 SOC推定部、134 エネルギー損失推定部、142 放電量推定部、144 ΔSOC推定部、PL1,PL2 正極線、NL 負極線、L リアクトル、Q1,Q2 スイッチング素子、D1,D2 ダイオード、CH コンデンサ。

Claims (3)

  1. 二次電池の温度推定装置であって、
    前記二次電池に接続され、所定の周波数のリップル電流を前記二次電池に発生させるように構成されたリップル生成部と、
    前記二次電池の充放電電流を検出するための電流検出部と、
    前記電流検出部により検出される電流に基づいて前記二次電池の残存容量を推定する残存容量推定部と、
    前記リップル生成部により前記リップル電流を前記二次電池に発生させたときの前記残存容量に基づいて前記二次電池の損失エネルギーを推定する損失推定部と、
    前記損失推定部により推定される前記二次電池の損失エネルギーに基づいて前記二次電池の温度変化量を推定し、その推定された温度変化量に基づいて前記二次電池の温度を推定する温度推定部とを備える、二次電池の温度推定装置。
  2. 前記残存容量推定部は、
    前記リップル生成部により前記リップル電流を前記二次電池に発生させたときに前記電流検出部により検出される電流に基づいて、前記検出された電流の平均値で示されるオフセット電流を算出するオフセット電流算出部と、
    前記オフセット電流を積算することによって前記二次電池の放電量を推定する放電量推定部と、
    前記放電量推定部により推定される前記二次電池の放電量を前記二次電池の容量で除算することによって前記二次電池の残存容量の変化量を推定する変化量推定部とを含む、請求項1に記載の二次電池の温度推定装置。
  3. 前記電流検出部は、検出値のピーク値を取得するピーク値取得部を含む、請求項1または請求項2に記載の二次電池の温度推定装置。
JP2009161923A 2009-07-08 2009-07-08 二次電池の温度推定装置 Active JP4807443B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009161923A JP4807443B2 (ja) 2009-07-08 2009-07-08 二次電池の温度推定装置
EP10740267.9A EP2452201B1 (en) 2009-07-08 2010-07-07 Secondary battery temperature-estimating apparatus and method
US13/382,736 US8684596B2 (en) 2009-07-08 2010-07-07 Secondary battery temperature-estimating apparatus and method
CN201080030438.4A CN102472796B (zh) 2009-07-08 2010-07-07 二次电池温度推定装置和方法
PCT/IB2010/001668 WO2011004249A2 (en) 2009-07-08 2010-07-07 Secondary battery temperature-estimating apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009161923A JP4807443B2 (ja) 2009-07-08 2009-07-08 二次電池の温度推定装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011018532A JP2011018532A (ja) 2011-01-27
JP4807443B2 true JP4807443B2 (ja) 2011-11-02

Family

ID=43033442

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009161923A Active JP4807443B2 (ja) 2009-07-08 2009-07-08 二次電池の温度推定装置

Country Status (5)

Country Link
US (1) US8684596B2 (ja)
EP (1) EP2452201B1 (ja)
JP (1) JP4807443B2 (ja)
CN (1) CN102472796B (ja)
WO (1) WO2011004249A2 (ja)

Families Citing this family (51)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4862937B2 (ja) * 2009-12-08 2012-01-25 トヨタ自動車株式会社 蓄電装置の内部抵抗推定装置、蓄電装置の劣化判定装置、および電源システム
US8936394B2 (en) 2010-05-25 2015-01-20 GM Global Technology Operations LLC Real-time estimation of cell core temperature during period of rest
US8529125B2 (en) * 2010-05-26 2013-09-10 GM Global Technology Operations LLC Dynamic estimation of cell core temperature by simple external measurements
US20130181682A1 (en) * 2010-11-05 2013-07-18 Mitsubishi Electric Corporation Charge/discharge device and charge/discharge controlling method
FR2975497B1 (fr) * 2011-05-16 2013-06-28 Centre Nat Rech Scient Convertisseur electronique de puissance
EP2551982B1 (de) * 2011-07-27 2013-09-25 Siemens Aktiengesellschaft Thermische Überwachung eines Umrichters
EP2741060B1 (en) * 2011-08-01 2016-11-02 Alps Green Devices Co., Ltd. Battery device temperature measurement method
JP5951959B2 (ja) * 2011-10-28 2016-07-13 株式会社マキタ 温度検出装置及びバッテリパック
DE102011055229A1 (de) 2011-11-10 2013-05-16 Evonik Degussa Gmbh Verfahren zur Bereitstellung von Regelleistung mit einem Energiespeicher unter Ausnutzung von Toleranzen bei der Bestimmung der Frequenzabweichung
DE102011055231A1 (de) * 2011-11-10 2013-05-16 Evonik Industries Ag Verfahren zur Bereitstellung von Regelleistung
DE102011055250A1 (de) * 2011-11-10 2013-05-16 Evonik Degussa Gmbh Verfahren zur Erbringung von Regelleistung unter Verwendung von Energiespeichern
US8994340B2 (en) 2012-05-15 2015-03-31 GM Global Technology Operations LLC Cell temperature and degradation measurement in lithium ion battery systems using cell voltage and pack current measurement and the relation of cell impedance to temperature based on signal given by the power inverter
EP2682715B1 (en) * 2012-07-02 2015-03-11 Sensirion AG Portable electronic device
CN104584372B (zh) * 2012-08-31 2017-07-04 西门子公司 用于给蓄电池无线充电的蓄电池充电***和方法
JP6181919B2 (ja) * 2012-11-12 2017-08-16 株式会社Subaru 車両用発電機の制御装置
WO2014073208A1 (ja) * 2012-11-12 2014-05-15 アルプス・グリーンデバイス株式会社 蓄電装置の状態検知方法
DE102013000220B3 (de) * 2013-01-04 2014-04-03 Volkswagen Aktiengesellschaft Verfahren zur Bestimmung einer Temperatur in einem elektrischen Körper, insbesondere in einem Akkumulator, Vorrichtung zur Berechnung der Temperatur, Vorrichtung zur Temperaturregulierung sowie Fahrzeug mit einem elektrischen Körper
JP6019318B2 (ja) * 2013-01-11 2016-11-02 アルプス・グリーンデバイス株式会社 蓄電装置温度測定方法
FR3002326B1 (fr) * 2013-02-21 2016-05-27 Renault Sa Evaluation de l'energie extractible d'une batterie de vehicule automobile
US9404812B2 (en) * 2013-03-14 2016-08-02 Samsung Electronics Co., Ltd. Method for detecting environmental value in electronic device and electronic device
JP2014204571A (ja) * 2013-04-05 2014-10-27 株式会社マキタ 電動機器システム及びバッテリパック
US9083260B2 (en) * 2013-05-21 2015-07-14 Control Techniques Limited Inverter controller and method of controlling an inverter
US9880061B2 (en) 2013-06-14 2018-01-30 Hrl Laboratories, Llc Methods and apparatus for sensing the internal temperature of an electrochemical device
US10222426B2 (en) 2013-06-14 2019-03-05 Hrl Laboratories, Llc Double-pulse technique for on-line diagnostics of electrochemical systems
JP6019368B2 (ja) * 2013-07-10 2016-11-02 アルプス・グリーンデバイス株式会社 蓄電装置状態推定方法
KR102072247B1 (ko) * 2013-07-16 2020-01-31 현대모비스 주식회사 배터리팩의 온도 관리 시스템 및 방법
KR102315684B1 (ko) 2014-02-12 2021-10-22 블룸 에너지 코퍼레이션 다수의 연료 셀들 및 전력 전자기기들이 병렬로 로드들을 공급하여 집적된 전기 화학 임피던스 스펙트로스코피(eis)를 허용하는 연료 셀 시스템을 위한 구조 및 방법
US9673657B2 (en) * 2014-04-03 2017-06-06 Nxp B.V. Battery charging apparatus and approach
DE102014208865A1 (de) * 2014-05-12 2015-11-12 Robert Bosch Gmbh Verfahren zum Ermitteln der Temperatur einer Batterie
US9312800B2 (en) * 2014-08-25 2016-04-12 Fca Us Llc Control techniques for an interior permanent magnet synchronous motor of an electrified vehicle
JP6382662B2 (ja) * 2014-09-25 2018-08-29 プライムアースEvエナジー株式会社 電池温度推定方法及び電池温度推定装置
US10393818B2 (en) * 2015-12-04 2019-08-27 The Trustees Of Dartmouth College Systems and methods for characterizing impedance of an energy storage device
US20170271984A1 (en) 2016-03-04 2017-09-21 Atigeo Corp. Using battery dc characteristics to control power output
KR20180057046A (ko) * 2016-11-21 2018-05-30 삼성전자주식회사 배터리 온도 제어 방법 및 장치
US10481214B2 (en) * 2017-01-30 2019-11-19 Infineon Technologies Ag Battery temperature detection
JP6567582B2 (ja) * 2017-03-08 2019-08-28 株式会社東芝 充放電制御装置、使用条件作成装置、プログラム、及び蓄電システム
DE102017209182A1 (de) * 2017-05-31 2018-12-06 Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft Verfahren und Vorrichtung zum Bestimmen einer Betriebstemperatur, Betriebsverfahren für eine Batteriezelle, Steuereinheit für eine Batteriezelle und Arbeitsvorrichtung
CN107394294B (zh) 2017-07-20 2018-09-04 浙江谷神能源科技股份有限公司 用于锂离子电池充放电的***、控制装置以及相关方法
JP6806002B2 (ja) * 2017-08-24 2020-12-23 トヨタ自動車株式会社 温度推定装置
EP3848252A4 (en) 2018-09-05 2022-06-15 Mintech Co., Ltd. BATTERY STATUS INFORMATION OBTAINING SYSTEM
KR101974015B1 (ko) * 2018-09-05 2019-05-02 주식회사 민테크 배터리 상태 정보를 획득하기 위한 시스템
JP7035968B2 (ja) * 2018-11-02 2022-03-15 トヨタ自動車株式会社 バッテリの昇温装置
DE102019103144B4 (de) * 2019-02-08 2020-10-15 Infineon Technologies Ag Einrichtung und Verfahren zur Überwachung der Zuverlässigkeit einer Zellenimpedanzmessung einer Batteriezelle
CN110221212A (zh) * 2019-04-03 2019-09-10 宁波普瑞均胜汽车电子有限公司 一种锂离子电池内部温度的动态在线测量方法
KR20200132002A (ko) * 2019-05-15 2020-11-25 에스케이이노베이션 주식회사 Bms 장치 및 그 제어 방법
CN114269591A (zh) * 2019-08-21 2022-04-01 沃尔沃卡车集团 用于优化车辆的电力推进***的能量管理的方法
JP7097336B2 (ja) * 2019-08-29 2022-07-07 株式会社日立製作所 二次電池モジュールの温度推定方法、劣化状態推定方法及び寿命予測方法、二次電池モジュールの温度推定装置、劣化状態推定装置及び寿命予測装置並びに充電装置
JP7181851B2 (ja) * 2019-12-13 2022-12-01 日立Astemo株式会社 電力変換装置
CN113906301A (zh) * 2020-04-28 2022-01-07 旻泰克科技股份有限公司 电池电流动检查***及方法
JP7339927B2 (ja) * 2020-06-23 2023-09-06 株式会社Soken 温度推定装置
US11999258B2 (en) 2021-07-08 2024-06-04 Guangzhou Automobile Group Co., Ltd. Method for detecting state of battery installed in vehicle, and vehicle-mounted battery-monitoring device

Family Cites Families (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59215674A (ja) * 1983-05-20 1984-12-05 Sanyo Electric Co Ltd 燃料電池の温度制御装置
US5574355A (en) * 1995-03-17 1996-11-12 Midtronics, Inc. Method and apparatus for detection and control of thermal runaway in a battery under charge
US5711605A (en) * 1996-03-12 1998-01-27 Globe-Union, Inc. Method and apparatus for predicting battery temperature
DE69730413T2 (de) * 1996-11-21 2005-09-08 Koninklijke Philips Electronics N.V. Batteriesteuerungssystem und batteriesimulator
JPH11162526A (ja) * 1997-11-29 1999-06-18 Sanyo Electric Co Ltd 電池状態検出装置
JP4081855B2 (ja) 1998-05-14 2008-04-30 日産自動車株式会社 電池の昇温装置
US6076964A (en) * 1998-11-11 2000-06-20 Chrysler Corporation Prediction of internal temperature of a battery using a non-linear dynamic model
US6137269A (en) * 1999-09-01 2000-10-24 Champlin; Keith S. Method and apparatus for electronically evaluating the internal temperature of an electrochemical cell or battery
JP4129109B2 (ja) * 2000-03-09 2008-08-06 松下電器産業株式会社 充電制御装置および方法
DE10208651B4 (de) 2001-06-20 2004-05-06 Daimlerchrysler Ag Verfahren zur Ladezustandsermittlung einer Batterie, insbesondere für ein Hybridfahrzeug
JP4228760B2 (ja) * 2002-07-12 2009-02-25 トヨタ自動車株式会社 バッテリ充電状態推定装置
US7193392B2 (en) * 2002-11-25 2007-03-20 Tiax Llc System and method for determining and balancing state of charge among series connected electrical energy storage units
US6902319B2 (en) * 2003-10-02 2005-06-07 Daimlerchrysler Corporation Vehicular battery temperature estimation
JP2006006073A (ja) * 2004-06-21 2006-01-05 Toyota Motor Corp 電源装置
DE102005004998B4 (de) * 2005-02-03 2008-08-28 Vb Autobatterie Gmbh & Co. Kgaa Einrichtung und Verfahren zur Ermittlung der Temperatur in einer elektrischen Batterie
JP5008863B2 (ja) * 2005-11-30 2012-08-22 プライムアースEvエナジー株式会社 二次電池用の制御装置、二次電池の温度推定方法を用いた二次電池の劣化判定方法
US7514904B2 (en) * 2005-12-20 2009-04-07 Caterpillar Inc. System and method for determining battery temperature
ATE553394T1 (de) * 2006-08-22 2012-04-15 Delphi Tech Inc Batterieüberwachungssystem
US7593823B2 (en) * 2006-11-21 2009-09-22 The Furukawa Electric Co., Ltd Method and device for determining state of battery, and battery power supply system therewith
JP4569575B2 (ja) * 2007-01-16 2010-10-27 トヨタ自動車株式会社 二次電池の内部抵抗検出装置および検出方法
JP5343512B2 (ja) * 2008-10-30 2013-11-13 トヨタ自動車株式会社 電池パック入出力制御装置
US20120256752A1 (en) * 2011-04-06 2012-10-11 James William Musser System and method to extend operating life of rechargable batteries using battery charge management
JP5951959B2 (ja) * 2011-10-28 2016-07-13 株式会社マキタ 温度検出装置及びバッテリパック

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011018532A (ja) 2011-01-27
US20120099618A1 (en) 2012-04-26
CN102472796A (zh) 2012-05-23
EP2452201B1 (en) 2013-12-25
EP2452201A2 (en) 2012-05-16
US8684596B2 (en) 2014-04-01
WO2011004249A2 (en) 2011-01-13
CN102472796B (zh) 2014-11-26
WO2011004249A3 (en) 2011-05-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4807443B2 (ja) 二次電池の温度推定装置
JP5496612B2 (ja) 電池の充放電可能電流演算方法及び電源装置並びにこれを備える車両
JP5293820B2 (ja) 二次電池の昇温装置およびそれを備える車両
US8248033B2 (en) Secondary battery temperature-increasing control apparatus and vehicle including the same, and secondary battery temperature-increasing control method
CN103163474B (zh) 二次电池的充电状态推定装置与充电状态推定方法
JP4811503B2 (ja) 二次電池の昇温制御装置およびそれを備える車両、ならびに二次電池の昇温制御方法
US20130234510A1 (en) Electric vehicle inverter device
JP2003303627A (ja) 状態検知装置及びこれを用いた各種装置
KR101234669B1 (ko) 친환경 차량용 dc-dc컨버터의 전류 보상방법
JP6132314B2 (ja) 電源装置、電源装置を備える車両並びに蓄電装置、及び電池の残容量の検出方法
US20150249355A1 (en) Charge control device and charge time calculation method
WO2014151976A2 (en) Pulse battery charger methods and systems for improved charging of lithium ion batteries
JP2006112786A (ja) 電池の残容量検出方法及び電源装置
JP2010217070A (ja) 容量推定装置および車両
JP2015230235A (ja) 蓄電制御装置
CN104345280A (zh) 工作机械
JP2011040237A (ja) 鉛蓄電池用充電装置
US11984822B2 (en) Power conversion apparatus
JP6606153B2 (ja) 電池状態推定方法及び電池状態推定装置
CN104950181A (zh) 基于充电电流变化的蓄电池内阻测量方法和装置
Hirai et al. Automatic equivalent-circuit estimation system for lithium-ion battery
JP5732846B2 (ja) 二次電池の制御装置
JP2013142649A (ja) 充電状態測定装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110418

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110426

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110620

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110719

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110801

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140826

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4807443

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151