JP4806963B2 - β−ヒドロキシアミノ酸の製造方法およびこれに用いる酵素 - Google Patents
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Description
1)光学活性セリン誘導体とピバルアルデヒドより得られる光学活性オキサゾリジン化合物への不斉アルキル化による方法(非特許文献1)
2)光学活性金属触媒を用いるα−イソシアノカルボン酸エステルとパラホルムアルデヒドの不斉アルドール反応による方法(非特許文献2)
3)光学活性オキサゾリジンクロムカルベン錯体とオキサジン化合物から得られる光学活性β−ラクタム化合物への不斉アルキル化による方法(非特許文献3)
4)光学活性アジリジン化合物の不斉開環反応(非特許文献4)
5)光学活性バリン誘導体と光学活性アラニン誘導体から得られる光学活性ピラジノン化合物への不斉アルキル化による方法(非特許文献5)
6)2−メチル−2−プロペン酸誘導体にシャープレス不斉ジヒドロキシル化を行い、得られる光学活性ジオール化合物を光学活性アジド化合物に導き還元する方法(非特許文献6)
に示されるD−α−アミノ酸と、5,10−メチレンテトラハイドロ葉酸および/または下記式(II):
に示されるアルデヒドとを反応させる、下記式(III):
に示されるβ−ヒドロキシアミノ酸の製造方法。
〔2〕式(I)に示されるアミノ酸が、D−α−アラニンであり、式(III)で示されるβ−ヒドロキシアミノ酸がα−メチル−L−セリンである、〔1〕に記載のβ−ヒドロキシアミノ酸の製造方法。
〔3〕下記(A)〜(F)からなる群より選ばれる1種または2種以上のタンパク質の存在下で、下記式(I):
に示されるD−α−アミノ酸と、5,10−メチレンテトラハイドロ葉酸および/または下記式(II):
に示されるアルデヒドとを反応させる、下記式(III):
に示されるβ−ヒドロキシアミノ酸の製造方法。
(A)配列表の配列番号5に記載のアミノ酸配列を有するタンパク質
(B)配列表の配列番号5に記載のアミノ酸配列において、置換、欠失、挿入、付加および逆位からなる群より選ばれる1または数個のアミノ酸の変異を含むアミノ酸配列を有し、かつ、式(III)に示されるβ−ヒドロキシアミノ酸を生成する前記反応を触媒する活性を有するタンパク質
(C)配列表の配列番号11に記載のアミノ酸配列を有するタンパク質
(D)配列表の配列番号11に記載のアミノ酸配列において、置換、欠失、挿入、付加および逆位からなる群より選ばれる1または数個のアミノ酸の変異を含むアミノ酸配列を有し、かつ、式(III)に示されるβ−ヒドロキシアミノ酸を生成する前記反応を触媒する活性を有するタンパク質
(E)配列表の配列番号16に記載のアミノ酸配列を有するタンパク質
(F)配列表の配列番号16に記載のアミノ酸配列において、置換、欠失、挿入、付加および逆位からなる群より選ばれる1または数個のアミノ酸の変異を含むアミノ酸配列を有し、かつ、式(III)に示されるβ−ヒドロキシアミノ酸を生成する前記反応を触媒する活性を有するタンパク質
〔4〕式(I)で示されるアミノ酸が、D−α−アラニンであり、式(III)で示されるL−α−アミノ酸がα−メチル−L−セリンである、上記〔3〕に記載のβ−ヒドロキシアミノ酸の製造方法。
〔5〕パラコッカス(Paracoccus)属、アミノバクター(Aminobacter)属、およびエンシファー(Ensifer)属からなる群のいずれかの属に属する微生物に由来し、かつ下記式(I):
に示されるD−α−アミノ酸と、5,10−メチレンテトラハイドロ葉酸および/または下記式(II):
に示されるアルデヒドとを反応させて、下記式(III):
に示されるβ−ヒドロキシアミノ酸を生成する反応を触媒する活性を有するタンパク質。
〔6〕下記式(I):
に示されるD−α−アミノ酸と、5,10−メチレンテトラハイドロ葉酸および/または下記式(II):
に示されるアルデヒドとを反応させて、下記式(III):
に示されるβ−ヒドロキシアミノ酸を生成する反応を触媒する活性を有する、下記(A)〜(F)からなる群より選ばれるいずれかのタンパク質。
(A)配列表の配列番号5に記載のアミノ酸配列を有するタンパク質
(B)配列表の配列番号5に記載のアミノ酸配列において、置換、欠失、挿入、付加および逆位からなる群より選ばれる1または数個のアミノ酸の変異を含むアミノ酸配列を有するし、かつ、式(III)に示されるβ−ヒドロキシアミノ酸を生成する前記反応を触媒する活性を有するタンパク質
(C)配列表の配列番号11に記載のアミノ酸配列を有するタンパク質
(D)配列表の配列番号11に記載のアミノ酸配列において、置換、欠失、挿入、付加および逆位からなる群より選ばれる1または数個のアミノ酸の変異を含むアミノ酸配列を有し、かつ、式(III)に示されるβ−ヒドロキシアミノ酸を生成する前記反応を触媒する活性を有するタンパク質
(E)配列表の配列番号16に記載のアミノ酸配列を有するタンパク質
(F)配列表の配列番号16に記載のアミノ酸配列において、置換、欠失、挿入、付加および逆位からなる群より選ばれる1または数個のアミノ酸の変異を含むアミノ酸配列を有し、かつ、式(III)に示されるβ−ヒドロキシアミノ酸を生成する前記反応を触媒する活性を有するタンパク質
〔7〕上記〔6〕に記載のタンパク質をコードするポリヌクレオチド。
〔8〕下記(a)から(f)よりなる群から選ばれるポリヌクレオチド。
(a)配列番号4に記載の塩基配列を有するポリヌクレオチド
(b)配列番号4に記載の塩基配列と相補的な塩基配列を有するポリヌクレオチドとストリンジェントな条件下においてハイブリダイズし、かつ、式(I)のD−α−アミノ酸と、5,10−メチレンTHFおよび/または式(II)のアルデヒドと反応させて、式(III)に示されるβ−ヒドロキシアミノ酸を生成する反応を触媒する活性を有するタンパク質をコードするポリヌクレオチド。
(c)配列番号10に記載の塩基配列を有するポリヌクレオチド
(d)配列番号10に記載の塩基配列と相補的な塩基配列を有するポリヌクレオチドとストリンジェントな条件下においてハイブリダイズし、かつ、式(I)のD−α−アミノ酸と、5,10−メチレンTHFおよび/または式(II)のアルデヒドと反応させて、式(III)に示されるβ−ヒドロキシアミノ酸を生成する反応を触媒する活性を有するタンパク質をコードするポリヌクレオチド。
(e)配列番号15に記載の塩基配列を有するポリヌクレオチド
(f)配列番号15に記載の塩基配列と相補的な塩基配列を有するポリヌクレオチドとストリンジェントな条件下においてハイブリダイズし、かつ、式(I)のD−α−アミノ酸と、5,10−メチレンTHFおよび/または式(II)のアルデヒドと反応させて、式(III)に示されるβ−ヒドロキシアミノ酸を生成する反応を触媒する活性を有するタンパク質をコードするポリヌクレオチド。
〔9〕上記〔7〕または〔8〕に記載のポリヌクレオチドが組み込まれた組換えポリヌクレオチド。
〔10〕上記〔9〕に記載のポリヌクレオチドが導入された形質転換体。
また、本発明は、光学活性を有するβ−ヒドロキシアミノ酸を生成する場合、L−型のアミノ酸を選択的に生成することができるため、L−アミノ酸の製法として効率がよい。また、本発明により、新規な酵素について組換え体や形質転換体を作製し、安価に大量生産を行うことができる。
なお、以下に挙げる種々の遺伝子工学的な技法については、Molecular Cloning: A Laboratory Manual, 3rd edition, Cold Spring Harbor press (2001/01/15)、細胞工学ハンドブック、黒木登志夫ら編、羊土社(1992)、新遺伝子工学ハンドブック改訂第3版、村松ら編、羊土社(1999)など、多くの標準的な実験マニュアルがあり、これらの文献を参考にすることにより当業者であれば実施可能である。
本明細書においては、特に断らない限り、配列番号は配列表中の配列番号を示す。また、本明細書において、酵素とは化学反応を触媒する活性を有するタンパク質のことをいう。
R1が炭素数1〜6のアルキル基である場合とは、具体例を示すと、メチル基、エチル基、nプロピル基、イソプロピル基、nブチル基、イソブチル基、secブチル基、tertブチル基、nペンチル基、イソペンチル基、ネオペンチル基、nヘキシル基、イソヘキシル基などが挙げられる。
R1が炭素骨格中にヘテロ原子を含む基である一形態には、複素環含有炭素水素基が含まれる。複素環含有炭化水素基とは、環式化合物の環にヘテロ原子を含む環系炭化水素基である。複素環含有炭化水素基としてはヘテロアリール基などが含まれ、芳香族性の有無には限定されず、また単環式であっても多環式であってもよい。複素環含有炭化水素基として具体的には、フリル基、チエニル基、ピリジル基、ピペリジル基、ピペリジノ基、モルホリノ基、インドリル基、イミダゾリル基、さらには、これらの複素環基により置換されたアルキル基等が含まれる。
さらに、上記R1は、直鎖状であっても分岐を有していてもよい。また、R1は、上記の炭化水素基の一部に、ハロゲン原子、炭素数3までのアルキル基、炭素数3までのアルコキシル基、ケト基(=O)、水酸基(−OH)、チオール基(−SH)、アミノ基(−NH2)、アミド基(−CONH2)、イミノ基(=NH)、ヒドラジノ基(−NHNH2)等から選ばれる1種または2種以上が置換・付加されたものであってもよい。
R2が炭素数1〜6のアルキル基である場合とは、具体例を示すと、メチル基、エチル基、nプロピル基、イソプロピル基、nブチル基、イソブチル基、secブチル基、tertブチル基、nペンチル基、イソペンチル基、ネオペンチル基、nヘキシル、イソヘキシル基などが挙げられる。
R2が炭素骨格中にヘテロ原子を含む基である一形態には、複素環含有炭素水素基が含まれる。複素環含有炭化水素基とは、環式化合物の環にヘテロ原子を含む環系炭化水素基である。複素環含有炭化水素基としてはヘテロアリール基などが含まれ、芳香族性の有無には限定されず、また単環式であっても多環式であってもよい。複素環含有炭化水素基として具体的には、フリル基、チエニル基、ピリジル基、ピペリジル基、ピペリジノ基、モルホリノ基、インドリル基、イミダゾリル基、さらには、これらの複素環基により置換されたアルキル基等が含まれる。
さらに、上記R2は、直鎖状であっても分岐を有していてもよい。また、R2は、上記の炭化水素基の一部に、ハロゲン原子、炭素数3までのアルキル基、炭素数3までのアルコキシル基、ケト基(=O)、水酸基(−OH)、チオール基(−SH)、アミノ基(−NH2)、アミド基(−CONH2)、イミノ基(=NH)、ヒドラジノ基(−NHNH2)等から選ばれる1種または2種以上が置換・付加されたものであってもよい。
なお、FERM番号が付与された菌株は下記の通り寄託された菌株であり、各番号を参照の上、所定の手続により分譲を受けることができる。
寄託番号:FERM P−20448
寄託機関:独立行政法人産業技術総合研究所特許生物寄託センター
寄託機関住所:日本国茨城県つくば市東1丁目1番地1 中央第6
寄託された日:2005年3月8日
寄託番号:FERM P−20445
寄託機関:独立行政法人産業技術総合研究所特許生物寄託センター
寄託機関住所:日本国茨城県つくば市東1丁目1番地1 中央第6
寄託された日:2005年3月8日
寄託番号:FERM P−20446
寄託機関:独立行政法人産業技術総合研究所特許生物寄託センター
寄託機関住所:日本国茨城県つくば市東1丁目1番地1 中央第6
寄託された日:2005年3月8日
(A)配列表の配列番号5に記載のアミノ酸配列を有するタンパク質
(B)配列表の配列番号5に記載のアミノ酸配列において、置換、欠失、挿入、付加および逆位からなる群より選ばれる1または数個のアミノ酸の変異を含むアミノ酸配列を有し、かつ、式(III)に示されるβ−ヒドロキシアミノ酸を生成する前記反応を触媒する活性を有するタンパク質
(C)配列表の配列番号11に記載のアミノ酸配列を有するタンパク質
(D)配列表の配列番号11に記載のアミノ酸配列において、置換、欠失、挿入、付加および逆位からなる群より選ばれる1または数個のアミノ酸の変異を含むアミノ酸配列を有し、かつ、式(III)に示されるβ−ヒドロキシアミノ酸を生成する前記反応を触媒する活性を有するタンパク質
(E)配列表の配列番号16に記載のアミノ酸配列を有するタンパク質
(F)配列表の配列番号16に記載のアミノ酸配列において、置換、欠失、挿入、付加および逆位からなる群より選ばれる1または数個のアミノ酸の変異を含むアミノ酸配列を有し、かつ、式(III)に示されるβ−ヒドロキシアミノ酸を生成する前記反応を触媒する活性を有するタンパク質
(a)配列番号4に記載の塩基配列を有するポリヌクレオチド
(c)配列番号10に記載の塩基配列を有するポリヌクレオチド
(e)配列番号15に記載の塩基配列を有するポリヌクレオチド
(d)配列番号10に記載の塩基配列と相補的な塩基配列を有するポリヌクレオチドとストリンジェントな条件下においてハイブリダイズし、かつ、式(I)のD−α−アミノ酸と、5,10−メチレンTHFおよび/または式(II)のアルデヒドと反応させて、式(III)に示されるβ−ヒドロキシアミノ酸を生成する反応を触媒する活性を有するタンパク質をコードするポリヌクレオチド。
(f)配列番号15に記載の塩基配列と相補的な塩基配列を有するポリヌクレオチドとストリンジェントな条件下においてハイブリダイズし、かつ、式(I)のD−α−アミノ酸と、5,10−メチレンTHFおよび/または式(II)のアルデヒドと反応させて、式(III)に示されるβ−ヒドロキシアミノ酸を生成する反応を触媒する活性を有するタンパク質をコードするポリヌクレオチド。
Nutrient Broth寒天培地(Difco社)で、表1に示した微生物をそれぞれ30℃、24時間培養した。得られた菌体を3mlのNutrient Broth液体培地に1白金耳接種し、30℃、120往復/分で24時間培養した。得られた培養液0.15mlを0.2%α−メチル−DL−セリンを含む3mlのNutrient Broth液体培地に接種し、30℃、120往復/分で24時間培養した。
(1)無細胞抽出液の調製
Nutrient Broth寒天培地(Difco社)で30℃、24時間培養したパラコッカス・スピーシーズの菌体を500ml容の坂口フラスコ内の50mlのNutrient Broth液体培地に接種し、30℃、120往復/分で24時間培養した。得られた培養液を0.2% α−メチル−DL−セリン、0.17% Yeast Nitorogen Base w/o amino acid and ammonium sulfate(pH7.0)液体培地2Lに接種し、500ml容の坂口フラスコに50mlずつ分注し、30℃、120往復/分で22時間培養した。得られた菌体を遠心分離(8,000g、10分)により集菌し、0.02mMピリドキサールリン酸を含む25mMリン酸カリウム緩衝液(以下、緩衝液Iとする)で2回洗浄し、緩衝液Iを用いて100mlの菌体懸濁液を調製した。超音波破砕処理により菌体を破砕し、遠心分離(18,000g、10分)で得られる上清を超遠心分離(200,000g、30分)を行い、得られた上清を無細胞抽出液とした。
無細胞抽出液を予め緩衝液Iで平衡化したResourceQカラム(アマシャムバイオサイエンス社製)にアプライし、0−1M塩化ナトリウムの直線的濃度勾配により酵素を溶出した。なお、この操作は無細胞抽出液を半量づつ2回に分けて行った。
上記(2)で得られた酵素の活性画分を等量の2M硫酸アンモニウムを含む緩衝液Iと混和し、予め1M硫酸アンモニウムを含む緩衝液Iと平衡化したPhenyl−Sepharoseカラム(アマシャムバイオサイエンス社製)にアプライし1−0M硫酸アンモニウムの直線的濃度勾配により、酵素を溶出した。
上記(3)で得られた酵素の活性画分を0.02mMピリドキサールリン酸を含む2.5mMリン酸カリウム緩衝液(pH6.8)に透析し、予め同緩衝液で平衡化されたCellulofineHApカラム(生化学工業製)にアプライした。2.5−250mMのリン酸カリウム緩衝液(pH6.8)にて酵素を溶出させた。この酵素の活性画分を下記実験において精製酵素として用いた。
実施例2で調製した精製酵素50pmol相当をSDS−ポリアクリルアミド電気泳動後、PVDF膜に転写し、プロテインシーケンサーに供し、30アミノ酸を決定した(配列番号1)。
pHMT01を鋳型として、プライマーPHMT_SD_Eco(配列番号6)及びプライマーPHMT_ter2_Hind(配列番号7)をもちいてPCRにより2−メチルセリンヒドロキシメチルトランスフェラーゼ遺伝子のORF領域1.2kbを増幅し、EcoRI/HindIII処理した後、予めEcoRI/HindIII処理したpUC18とライゲートし、Escherichia coli JM109を形質転換し、目的の遺伝子断片を含むプラスミド(pUCPHMT01)を有する形質転換体を得た。この形質転換体をJM109/pUCPHMT01と命名した。
Aminobactor sp.AJ110403株から調製したゲノムDNAを鋳型として、ミックスプライマーHMT_MIX_FW1(配列番号8)、及びHMT_MIX_RV2(配列番号9)によりPCR反応により、0.6kbの増幅断片を確認した。このPCR産物をプローブとして、Aminobactor sp. AJ110403株ゲノムDNAをBamHIによって処理した後、サザン解析を行ったところ、3.5kb長にポジティブシグナルが得られた。
Ensifer sp. AJ110404株から調製したゲノムDNAを鋳型として、ミックスプライマーHMT_MIX_FW2(配列番号14)、及びHMT_MIX_RV2(配列番号9)によりPCR反応により、0.6kbの増幅断片を確認した。このPCR産物をプローブとして、Ensifer sp. AJゲノムDNAをEcoRIによって処理した後、サザン解析を行ったところ、5kb長にポジティブシグナルが得られた。
100mMD−アラニン、20mMホルムアルデヒド、0.5mMテトラヒドロ葉酸、10mMアスコルビン酸ナトリウム、10mM2−メルカプトエタノール、0.1mMピリドキサールリン酸、50mMリン酸緩衝液(pH7.4)の組成にて、実施例2で調製した精製酵素溶液を終濃度47μg/mlになるように添加し、30℃で16時間反応した。なお、ホルムアルデヒドはナカライテスク株式会社製の特級ホルムアルデヒド液[コード番号:16223−55]を用いた。
実施例4記載の方法によりJM109/pUCPHMT01を400ml培養し、遠心分離後、0.1mMピリドキサールリン酸を含む50mM 燐酸緩衝液(pH8.0)を用いて洗菌した。この菌体を100mlの反応液(150mM(15mmol)D−アラニン、0.1mMピリドキサールリン酸、0.3mMテトラヒドロ葉酸、10mM2−メルカプトエタノール、20mMリン酸緩衝液(pH8.0))に添加し、30℃にて、攪拌しながら50.5mlの600mMホルムアルデヒド水溶液を24時間かけて添加した。なお、ホルムアルデヒドはナカライテスク株式会社製の特級ホルムアルデヒド液[コード番号:16223−55]を用いた。
上記で得られた各酵素のアミノ酸配列について相同性を計算した。アミノ酸配列の相同性の計算は株式会社ゼネティックスのソフトウェアGENETYX Ver7.0.9を使用し、ORFにコードされるポリペプチド鎖全長をもちいて、Unit Size to Compare=2の設定でMarching countをpercentage計算させた。
配列番号2:プライマー
配列番号3:プライマー
配列番号6:プライマー
配列番号7:プライマー
配列番号8:プライマー
配列番号9:プライマー
配列番号12:プライマー
配列番号13:プライマー
配列番号14:プライマー
配列番号17:プライマー
配列番号18:プライマー
Claims (9)
- 下記(A)〜(F)からなる群より選ばれる1種または2種以上のタンパク質の存在下で、下記式(I):
に示されるD−α−アミノ酸と、5,10−メチレンテトラハイドロ葉酸とを反応させる、下記式(III):
に示されるβ−ヒドロキシアミノ酸の製造方法。
(A)配列表の配列番号5に記載のアミノ酸配列を有するタンパク質
(B)配列表の配列番号5に記載のアミノ酸配列において、置換、欠失、挿入、付加および逆位からなる群より選ばれる1または数個のアミノ酸の変異を含むアミノ酸配列を有し、かつ、式(III)に示されるβ−ヒドロキシアミノ酸を生成する前記反応を触媒する活性を有するタンパク質
(C)配列表の配列番号11に記載のアミノ酸配列を有するタンパク質
(D)配列表の配列番号11に記載のアミノ酸配列において、置換、欠失、挿入、付加および逆位からなる群より選ばれる1または数個のアミノ酸の変異を含むアミノ酸配列を有し、かつ、式(III)に示されるβ−ヒドロキシアミノ酸を生成する前記反応を触媒する活性を有するタンパク質
(E)配列表の配列番号16に記載のアミノ酸配列を有するタンパク質
(F)配列表の配列番号16に記載のアミノ酸配列において、置換、欠失、挿入、付加および逆位からなる群より選ばれる1または数個のアミノ酸の変異を含むアミノ酸配列を有し、かつ、式(III)に示されるβ−ヒドロキシアミノ酸を生成する前記反応を触媒する活性を有するタンパク質 - ホルムアルデヒドの存在下で、前記反応が行なわれる、請求項1に記載のβ−ヒドロキシアミノ酸の製造方法。
- 式(I)で示されるアミノ酸が、D−α−アラニンであり、式(III)で示されるL−α−アミノ酸がα−メチル−L−セリンである、請求項1または2に記載のβ−ヒドロキシアミノ酸の製造方法。
- 下記式(I):
に示されるD−α−アミノ酸と、5,10−メチレンテトラハイドロ葉酸とを反応させて、下記式(III):
に示されるβ−ヒドロキシアミノ酸を生成する反応を触媒する活性を有する、下記(A)〜(F)からなる群より選ばれるいずれかのタンパク質。
(A)配列表の配列番号5に記載のアミノ酸配列を有するタンパク質
(B)配列表の配列番号5に記載のアミノ酸配列において、置換、欠失、挿入、付加および逆位からなる群より選ばれる1または数個のアミノ酸の変異を含むアミノ酸配列を有するし、かつ、式(III)に示されるβ−ヒドロキシアミノ酸を生成する前記反応を触媒する活性を有するタンパク質
(C)配列表の配列番号11に記載のアミノ酸配列を有するタンパク質
(D)配列表の配列番号11に記載のアミノ酸配列において、置換、欠失、挿入、付加および逆位からなる群より選ばれる1または数個のアミノ酸の変異を含むアミノ酸配列を有し、かつ、式(III)に示されるβ−ヒドロキシアミノ酸を生成する前記反応を触媒する活性を有するタンパク質
(E)配列表の配列番号16に記載のアミノ酸配列を有するタンパク質
(F)配列表の配列番号16に記載のアミノ酸配列において、置換、欠失、挿入、付加および逆位からなる群より選ばれる1または数個のアミノ酸の変異を含むアミノ酸配列を有し、かつ、式(III)に示されるβ−ヒドロキシアミノ酸を生成する前記反応を触媒する活性を有するタンパク質 - パラコッカス(Paracoccus)属、アミノバクター(Aminobacter)属、およびエンシファー(Ensifer)属からなる群のいずれかの属に属する微生物に由来するタンパク質である、請求項4に記載のタンパク質。
- 請求項4または5に記載のタンパク質をコードするポリヌクレオチド。
- 下記(a)から(f)よりなる群から選ばれるポリヌクレオチド。
(a)配列番号4に記載の塩基配列を有するポリヌクレオチド
(b)配列番号4に記載の塩基配列と相補的な塩基配列を有するポリヌクレオチドとストリンジェントな条件下においてハイブリダイズし、かつ、式(I)のD−α−アミノ酸と、5,10−メチレンTHFと反応させて、式(III)に示されるβ−ヒドロキシアミノ酸を生成する反応を触媒する活性を有するタンパク質をコードするポリヌクレオチド。
(c)配列番号10に記載の塩基配列を有するポリヌクレオチド
(d)配列番号10に記載の塩基配列と相補的な塩基配列を有するポリヌクレオチドとストリンジェントな条件下においてハイブリダイズし、かつ、式(I)のD−α−アミノ酸と、5,10−メチレンTHFと反応させて、式(III)に示されるβ−ヒドロキシアミノ酸を生成する反応を触媒する活性を有するタンパク質をコードするポリヌクレオチド。
(e)配列番号15に記載の塩基配列を有するポリヌクレオチド
(f)配列番号15に記載の塩基配列と相補的な塩基配列を有するポリヌクレオチドとストリンジェントな条件下においてハイブリダイズし、かつ、式(I)のD−α−アミノ酸と、5,10−メチレンTHFと反応させて、式(III)に示されるβ−ヒドロキシアミノ酸を生成する反応を触媒する活性を有するタンパク質をコードするポリヌクレオチド。
- 請求項6または7に記載のポリヌクレオチドが組み込まれた組換えポリヌクレオチド。
- 請求項8に記載のポリヌクレオチドが導入された形質転換体。
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