JP4806296B2 - クリーニング装置 - Google Patents

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この発明は、クリーニング装置に関し、特に例えば、はんだ材や被はんだ付け部材の表面に形成されている酸化膜を除去するクリーニング装置に関する。
この種のクリーニング装置として、従来、例えば特許文献1に開示されたものがある。この従来技術は、開口端を有する真空チャンバを備えている。そして、この真空チャンバの開口端は、シール材を介して、被処理物である基板に当接される。これによって、真空チャンバ内は密閉状態になる。さらに、真空チャンバ内は減圧された後、水素プラズマ雰囲気とされる。すると、水素プラズマが、基板上のはんだバンプの表面に形成されている酸化膜と反応し、これによって、当該酸化膜が還元され、除去される。なお、この従来技術によれば、基板全体を真空チャンバ内に収容する必要がないので、当該真空チャンバを極めて小さくすることができる、とされている。
特開2004−207577号公報
このように、水素プラズマによって酸化膜を除去することは、従来から行われている。また、水素プラズマに限らず、例えば水素ガスによっても、酸化膜を除去できることが、知られている。しかしながら、水素プラズマによる除去の場合には、当該水素プラズマに含まれる荷電粒子が被処理物の表面に衝突することによって、当該被処理物の表面がダメージを受ける。そして、このダメージは、処理時間が長いほど大きくなる。一方、水素ガスによる除去の場合には、当該水素ガスによる還元力を高めるために被処理物を約400[℃]という高温に加熱する必要があり、その分、被処理物に相当の熱的ストレスが掛かる。そして、この熱的ストレスもまた、処理時間が長いほど増大する。
そこで、この発明は被処理物に掛かるダメージや熱的ストレスを軽減するべく、従来よりも効率的に酸化膜を除去することができるクリーニング装置を提供することを、目的とする。
かかる目的を達成するために、この発明のクリーニング装置は、内部が排気される真空槽と、この真空槽内に設けられ被処理物を支持する支持手段と、当該被処理物を加熱する加熱手段と、被処理物の表面に形成されている酸化膜を還元するための還元用ガスを真空槽内に供給する還元用ガス供給手段と、支持手段に振動を与える振動付与手段と、を具備するものである。
即ち、この発明では、真空槽内に支持手段が設けられており、この支持手段によって被処理物が支持される。そして、真空槽内が排気された後、加熱手段によって被処理物が加熱され、さらに、還元用ガス供給手段によって真空槽内に還元用ガスが供給される。すると、この還元用ガスと、被処理物の表面に形成されている酸化膜と、が互いに反応し合い、これによって、当該酸化膜が還元され、除去される。また、このとき、振動付与手段によって支持手段に振動が与えられる。そして、この振動は、支持手段を介して被処理物に伝わる。この結果、被処理物が支持手段と共に振動し、当該被処理物の表面に形成されている酸化膜と還元用ガスとの反応が活性化される。また、このように被処理物が振動することで、当該被処理物の隅々にまで還元用ガスが行き届き易くなる。
なお、この発明における還元用ガスとしては、水素ガスが好適である。
また、この発明においては、還元用ガスを放電させるための放電手段をさらに設け、当該還元用ガスが放電することによって生成される粒子、つまりイオン,電子および遊離基(以下、ラジカルと言う。)を含むプラズマによって、酸化膜の還元が行われるようにしてもよい。このように還元用ガスをプラズマ化することで、当該還元用ガスによる酸化膜の還元作用がより活性化される。
さらに、この場合、プラズマに含まれるイオン,電子およびラジカルのうち、電荷を持たない中性粒子であるラジカルのみを抽出する抽出手段を設け、このラジカルのみによって酸化膜の還元が行われるようにしてもよい。つまり、荷電粒子であるイオンおよび電子を排除してもよい。このようにすれば、これらイオンおよび電子が被処理物の表面に衝突することによる当該被処理物へのダメージが抑制される。
そして、この発明における被処理物としては、例えばはんだ材や被はんだ付け部材がある。特に、はんだ材としては、はんだバンプの材料となる球状のはんだ材、いわゆるはんだボール、と呼ばれるものがある。
そしてさらに、支持手段から被処理物が落下するのを防止するための落下防止手段を設けてもよい。特に、被処理物が上述のはんだボールのように転がり易い(移動し易い)形状のものである場合には、かかる落下防止手段を設けるのが望ましい。
また、この発明における加熱手段は、被処理物の加熱温度を任意に変更可能であるのが望ましい。なお、当該加熱温度の可変範囲は、例えば常温以上かつ被処理物の融点未満が適当である。また、このような加熱手段としては、例えば抵抗加熱ヒータが好適である。
そして、この発明における振動付与手段は、振動周波数を任意に変更可能であるのが望ましい。なお、当該振動周波数の可変範囲は、例えば数十[Hz]〜数十[kHz]程度が適当である。
さらに、振動付与手段は、振動の振幅をも任意に変更可能であるのが望ましい。このような振動付与手段としては、例えば超音波振動子等の高周波振動装置を採用することができる。
上述したように、この発明によれば、被処理物に振動が与えられるので、当該被処理物に形成されている酸化膜とこの酸化膜を還元するための還元用ガスとの反応が活性化される。また、被処理物が振動することによって、当該被処理物の隅々にまで還元用ガスが行き届き易くなる。このため、従来よりも効率的に酸化膜を除去することができ、その分、当該酸化膜の除去処理時に被処理物に掛かるダメージや熱的ストレスを軽減することができる。
この発明の一実施形態について、図1および図2を参照して説明する。
この実施形態に係るクリーニング装置10は、図1に示すように、真空槽としての箱型の金属製チャンバ12を備えている。そして、このチャンバ12の内部、言わば真空室内には、支持手段としての概略平板状の支持台14が、その上面を水平方向に沿わせた状態で、配置されている。さらに、支持台14の上面には、その周縁に沿って、落下防止手段としての壁16が設けられている。そして、この壁16の内側と支持台14の上面とで囲まれた凹状の空間に、被処理物としての多数のはんだボール18,18,…が収容される。なお、壁16は、支持台14の上面から上方に向かって真っ直ぐに延伸しており、その高さ寸法は、被処理物18,18,…全体の高さ寸法(積載高さ)よりも大きめとされている。
また、支持台14には、加熱手段としての抵抗加熱ヒータ20が内蔵されている。この抵抗加熱ヒータ20は、チャンバ12の外部に設けられている図示しないヒータ加熱用電源装置からヒータ加熱用電力が供給されることによって発熱し、この発熱エネルギによって、支持台14上の被処理物18,18,…を加熱する。なお、この抵抗加熱ヒータ20による被処理物18,18,…の加熱温度は、ヒータ加熱用電力の調整により、常温以上かつ被処理物18,18,…の融点未満の範囲、例えば約15[℃]〜約180[℃]の範囲で、任意に制御可能とされている。
さらに、図には示さないが、支持台14には、抵抗加熱ヒータ20の他に、冷却手段としての水冷式の冷却装置も、設けられている。この冷却装置は、抵抗加熱ヒータ20に上述のヒータ加熱用電力が供給されているとき、つまり通電されているときには、支持台14に対して非接触状態にある。そして、抵抗加熱ヒータ20への通電が絶たれ、被処理物18,18,…を冷却する必要性が生じると、冷却装置は、支持台12の下面全体に接触して、当該支持台12と共に被処理物18,18,…を冷却する。このように加熱手段としての抵抗加熱ヒータ20と冷却手段としての冷却装置とが併設されることで、より正確かつ迅速な被処理物18,18,…の温度制御が可能となる。
そしてさらに、支持台14の下面の略中央部分に、振動伝達手段としての連結棒22の一端(上端)が、結合されている。そして、この連結棒22の他端(下端)は、チャンバ12の底壁の略中央部分を貫通して、当該チャンバ12の外部に設けられている振動付与手段としての超音波振動子24に結合されている。
超音波振動子24は、図示しない振動子用電源装置から振動子用駆動電力が供給されることによって、連結棒22に対して垂直方向に沿う振動を与える。そして、この連結棒22に与えられた振動は、当該連結棒22を介して支持台14に伝達される。これによって、支持台14は、矢印26で示されるように、垂直方向に沿って振動する。そして、このように支持台14が振動することに伴って、当該支持台14上の被処理物18,18,…も併せて振動する。
なお、超音波振動子24の振動周波数は、上述の振動子用駆動電力の調整により、例えば数十[Hz]〜数十[kHz]の範囲内、好ましくは100[Hz]〜10[kHz]の範囲内、より好ましくは1[kHz]〜5[kHz]の範囲内で、任意に制御可能とされている。そして、当該超音波振動子24による支持台14の振動幅(ストローク)もまた、振動子用駆動電力の調整により、任意に制御可能とされている。さらに、連結棒22とチャンバ12の底壁との間(結合部分)には、当該連結棒22が振動することによる衝撃を緩和するための緩衝手段としてのベローズ28が、設けられている。
また、チャンバ12の壁部の適宜位置、例えば底壁の中央よりも少し外方の位置に、排気口30が設けられている。そして、この排気口30には、排気管32を介して、チャンバ12の外部に設けられている排気手段としての真空ポンプ34が結合されている。なお、真空ポンプ34としては、例えばメカニカルブースタポンプとロータリポンプとを組み合わせたものが採用される。
さらに、チャンバ12内における支持台14よりも上方の位置に、抽出手段としての遮蔽板36が設けられている。この遮蔽板36は、いわゆる金網であり、チャンバ12内を上下に2分するように水平方向に沿って設けられている。そして、チャンバ12内のうちこの遮蔽板36よりも上方の空間38は、プラズマ発光室とされており、下方の空間40は、処理室とされている。なお、通常は、プラズマ発光室38の方が処理室40よりも小さめに形成されるが、これに限定されなくてもよい。また、図には示さないが、遮蔽板36は、チャンバ12の壁部と共に、基準電位としての接地電位に接続されている。
そしてさらに、プラズマ発光室38内に還元用ガスとしての水素(H)ガスを導入するべく、当該プラズマ発光室38の壁部を構成するチャンバ12の側壁の適宜位置に、ガス導入管42が結合されている。そして、このガス導入管42は、チャンバ12の外部において、当該ガス導入管42と共に還元用ガス供給手段を構成する水素ガス源44に結合されている。なお、図には示さないが、水素ガス源44は、プラズマ発光室38内への水素ガスの供給量(流量)を制御するための流量制御装置を備えている。
さらにまた、プラズマ発光室38の壁部を構成するチャンバ12の上壁の特定部分、具体的には支持台14の上面に対向する部分に、石英製のマイクロ波導入窓46が設けられている。そして、このマイクロ波導入窓46の上方には、当該マイクロ波導入窓46を出力端とする導波管48が、水平方向に沿って延伸するように設けられており、この導波管48の入力端には、当該導波管48およびマイクロ波導入窓46と共に放電手段を構成するマイクロ発生器50が結合されている。
このように構成されたクリーニング装置10によれば、被処理物18,18,…の表面に形成されている酸化膜MO(M;金属=被処理物18,18,…の元素、O;酸素)を、次のような要領で除去することができる。
即ち、上述の如く支持台14上に被処理物18,18,…が設置された状態で、まず、真空ポンプ34によって、チャンバ12内が1[Pa]〜2[Pa]程度の高真空状態に排気される。
続いて、マイクロ波発生器50が起動される。すると、マイクロ波発生器50は、周波数が2.45[GHz]のマイクロ波を発生する。このマイクロ波は、矢印52で示されるように、導波管48内を介してマイクロ波導入窓46側に向かって伝播し、さらに当該マイクロ波導入窓46の上面(表面)に沿って伝播しつつ、マイクロ波導入窓46を透過してプラズマ発光室38内に導入される。
これと同時に、プラズマ発光室38内には、矢印54で示されるように、水素ガス源44からガス導入管42を介して水素ガスが導入される。このプラズマ発光室38内に導入された水素ガスの粒子は、上述の如くマイクロ波導入窓46を介して当該プラズマ発光室38内に導入されたマイクロ波のエネルギを受けて放電する。これによって、プラズマ発光室38内に、水素プラズマが発生する。
プラズマ発光室38内に発生した水素プラズマは、水素イオンH,電子eおよび水素ラジカルHを含むが、このうち、荷電粒子である水素イオンHおよび電子eは、遮蔽板36を介して接地電位に流れ、言わば排除される。そして、電荷を持たない中性粒子である水素ラジカルHのみが、遮蔽板36をすり抜けて、プラズマ発光室38内から処理室40内へと導かれる。なお、このときのプラズマ発光室38および処理室40を含むチャンバ12内の圧力は、例えば10[Pa]〜150[Pa]程度に調整される。
処理室40内においては、抵抗加熱ヒータ20によって、支持台14上の被処理物18,18,…が適当な温度、例えば当該被処理物18,18,…の融点よりも少し低い180[℃]くらいの温度、に加熱される。すると、この被処理物18,18,…の表面に形成されている酸化膜MOと、上述の如く遮蔽板36を介して処理室40内に導かれた水素ラジカルHと、が互いに反応し合い、これによって、当該酸化膜MOが還元され、除去される。なお、この酸化膜MOと水素ラジカルHとの反応は、次の式1で表される。
《式1》
MO+H→M+H
また、このとき、超音波振動子24によって、連結棒22および支持台14を介して、被処理物18,18,…に振動が与えられる。すると、被処理物18,18,…の表面に形成されている酸化膜MOと上述の水素ラジカルHとの反応が、活性化される。さらに、被処理物18,18,…の隅々にわたって、水素ラジカルHが行き届き易くなる。この結果、当該水素ラジカルHによる酸化膜MOの除去作用が、より効率的になる。
そして、酸化膜MOが十分に除去された後、マイクロ波発生器50,水素ガス源44,抵抗加熱ヒータ20および超音波振動子24の動作が停止されると共に、真空ポンプ34によってチャンバ12内の圧力が徐々に大気圧に戻される。併せて、上述した冷却装置によって、被処理物18,18,…の温度が常温に戻された後、一定の安定化期間を経て、チャンバ12内から当該被処理物18,18,…が取り出される。これで、一連のクリーニング処理が終了する。
以上のように、この実施形態のクリーニング装置10によれば、被処理物18,18,…に振動が与えられることで、当該被処理物18,18,…の表面に形成されている酸化膜MOと水素ラジカルHとの反応が活性化される。また、被処理物18,18,…の表面の隅々にまで水素ラジカルHが行き届き易くなる。従って、従来よりも効率よく酸化膜MOを除去することができ、当該酸化膜MOのクリーニング処理時に被処理物18,18,…に掛かるダメージや熱的ストレスが軽減される。
また、この実施形態では、中性粒子である水素ラジカルHのみによって酸化膜MOが還元され、荷電粒子である水素イオンHおよび電子eは排除される。従って、これら荷電粒子である水素イオンHおよび電子eが被処理物18,18,…の表面に衝突することによる当該被処理物18,18,…へのダメージが抑制される。
なお、この実施形態においては、被処理物18,18,…を含む支持台14を垂直方向に沿って振動させることとしたが、これに限らない。例えば、当該支持台14を水平方向に沿って振動させてもよいし、或いは、図2に矢印100および100で示すように、言わばローリング的に振動させ、つまり揺動させてもよい。
さらに、1回のクリーニング処理中に、支持台14の振動方向や振動周波数、振動幅等を変えることによって、水素ラジカルHによる酸化膜MOの還元反応に変化(インパクト)を与えてもよい。また、各被処理物18,18,…に対するクリーニング処理の均一化を図るために、例えば連結棒22を軸として支持台14を回転させてもよい。
そして、超音波振動子24については、これをチャンバ12の外部に設けたが、チャンバ12内に設けてもよく、極端には、支持台14に内蔵させてもよい。また、超音波振動子24以外の高周波振動装置(特に圧電素子を備えるもの)を、振動付与手段として採用してもよい。
さらにまた、支持台14上から被処理物18,18,…が落下するのを防止するべく、落下防止手段として、上述の壁16を設けたが、これに限らない。例えば、支持台14の上面に凹状の窪みを設けたり、或いは当該支持台14の上面に凹状の容器を固定したりすることで、落下防止手段を構成してもよい。
そして、加熱手段として抵抗加熱ヒータ20を用いたが、これに代えて、熱輻射ランプ等の別の手段を用いてもよい。併せて、上述した冷却装置については、これを必要としない場合には省いてもよい。
さらに、この実施形態においては、マイクロ波によって、還元用ガスとしての水素ガスをプラズマ化したが、これに限らない。例えば、周波数が13.56[MHz]の高周波によって、当該水素ガスをプラズマ化してもよい。
そしてさらに、被処理物18,18,…として、はんだボールを例に挙げたが、これに限らない。例えば、はんだボール以外のはんだ材についても、被処理物18,18,…として適用することができる。また、はんだ材以外の部材、例えば電極部品等の被はんだ付け部材やその他の金属部材についても、被処理物18,18,…として適用することができる。ただし、被処理物18,18,…の形状や寸法,種類,特性等に応じて、加熱手段による加熱温度、或いは振動付与手段による振動周波数や振幅等を、適宜調整するのが肝要である。
また、還元用ガスとして、水素ガスを採用したが、これに限らない。例えば、水素ガスとアルゴン(Ar)ガス等の不活性ガスとの混合ガス、或いは当該水素ガスと窒素ガスとの混合ガスを、採用してもよい。また、蟻酸等の有機酸ガスを採用してもよい。さらに、一酸化炭素(CO)等の炭素系ガスを採用してもよい。ただし、この場合は、クリーニング処理に影響を及ぼすような不要な化合物が生成されないよう、注意する必要がある。
さらに、還元用ガスについては、これをプラズマ化しなくてもよい。ただし、この場合、当該還元用ガスによる還元力を向上させるべく、被処理物18,18,…をさらに高温に加熱する必要がある。
以上、この実施形態で説明した内容は、飽くまでこの発明を実現するための一例であり、この発明を限定するものではない。
この発明の一実施形態の概略構成を示す図である。 同実施形態の別の例を示す図である。
符号の説明
10 クリーニング装置
12 チャンバ
14 支持台
18 被処理物
20 抵抗加熱ヒータ
24 超音波振動子
34 真空ポンプ
44 水素ガス源

Claims (8)

  1. 内部が排気される真空槽と、
    上記真空槽の内部に設けられ被処理物を支持する支持手段と、
    上記被処理物を加熱する加熱手段と、
    上記被処理物の表面に形成されている酸化膜を還元するための還元用ガスを上記真空槽の内部に供給する還元用ガス供給手段と、
    上記支持手段に振動を付与する振動付与手段と、
    を具備し、
    上記被処理物ははんだ材または被はんだ付け部材である、
    クリーニング装置。
  2. 内部が排気される真空槽と、
    上記真空槽の内部に設けられ被処理物を支持する支持手段と、
    上記被処理物を加熱する加熱手段と、
    上記被処理物の表面に形成されている酸化膜を還元するための還元用ガスを上記真空槽の内部に供給する還元用ガス供給手段と、
    上記支持手段に振動を付与する振動付与手段と、
    上記支持手段から上記被処理物が落下するのを防止する落下防止手段と、
    を具備する、クリーニング装置。
  3. 上記還元用ガスは水素ガスである、請求項1または2に記載のクリーニング装置。
  4. 上記還元用ガスを放電させる放電手段をさらに備え、
    上記還元用ガスが放電することによって生成される粒子により上記酸化膜の還元が行われる、
    請求項1ないし3のいずれかに記載のクリーニング装置。
  5. 上記粒子のうち遊離基を抽出する抽出手段をさらに備え、
    上記抽出手段によって抽出された上記遊離基により上記酸化膜の還元が行われる、
    請求項に記載のクリーニング装置。
  6. 上記加熱手段は上記被処理物の加熱温度を任意に変更可能である、請求項1ないしのいずれかに記載のクリーニング装置。
  7. 上記振動付与手段は上記振動の周波数を任意に変更可能である、請求項1ないしのいずれかに記載のクリーニング装置。
  8. 上記振動付与手段は上記振動の振幅を任意に変更可能である、請求項1ないしのいずれかに記載のクリーニング装置。
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