JP4805713B2 - 化粧料用表面処理粉体及びこれを含有する化粧料 - Google Patents
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(式中、R1は水素又は炭素数1〜3のアルキル基、R2は炭素数4〜22のアルキレン基、X1は−NH−基又は酸素原子、M1は水素又は1価の無機又は有機カチオンを表す。)
(式中、R3は水素又は炭素数1〜3のアルキル基、R4は炭素数1〜4のアルキレン基、X2は−NH−基又は酸素原子、M2は水素又は1価の無機又は有機カチオンを表す。)
また、本発明にかかる化粧料は、前記化粧料用表面処理粉体を含有することを特徴とするものである。
なお、本発明にかかる表面処理粉体は、基粉体表面上に、疎水化処理剤と、上記一般式(1)で示されるモノマー(A)を構成モノマーとして含有するポリマーとが被覆されていることを特徴とするものである。
本発明にかかる表面処理粉体において、表面処理剤として用いられる疎水化処理剤は、特に限定されるものではなく、化粧料用途に用いられる疎水化処理粉末を調製するための公知の疎水化処理剤を用いることが可能である。公知の疎水化処理剤としては、例えば、高級脂肪酸、界面活性剤、金属石鹸、油脂、ロウ、シリコーン油、フッ素化合物、炭化水素、デキストリン脂肪酸エステル等が挙げられる。本発明に用いられる疎水化処理剤としては、高級脂肪酸(ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘニン酸)、高級脂肪酸デキストリン(ミリスチン酸デキストリン、パルミチン酸デキストリン)、変性シリコーン(アミノ変性シリコーン、カルボキシル変性シリコーン)、シランカップリング剤(メチルトリエトキシシラン、オクチルトリエトキシシラン)、又はパーフルオロアルキルリン酸が好適である。
また、本発明にかかる表面処理粉体において、表面処理剤として用いられるポリマーは、前記一般式(1)で示されるモノマー(A)を構成モノマーとして含有するポリマーである。
一般式(1)に示されるモノマー(A)は、アクリル酸あるいはアルキル置換アクリル酸、又はアクリルアミドあるいはアルキル置換アクリルアミドにおいて脂肪酸が付加された化合物である。一般式(1)において、R1は水素又は炭素数1〜3のアルキル基である。R1がアルキル基である場合には直鎖状、分岐状いずれのものでも良い。R1は、水素又はメチル基であることが好ましい。また、一般式(1)において、R2は炭素数4〜22のアルキレン基である。アルキレン基は直鎖状、分岐状いずれのもので良い。R2としては、例えば、炭素数8のオクチレン基、11のウンデシレン基、12のドデシレン基が挙げられる。また、R2としては、構造中に芳香族環や炭素−炭素二重結合を含んでいてもよく、例えば、ビニレン基、メチルフェニレン基、ビニルフェニレン基等であっても構わない。また、一般式(1)において、X1は−NH−基又は酸素原子であり、特に−NH−基であることが好ましい。また、一般式(1)において、M1は水素又は1価の無機又は有機カチオンである。1価の無機又は有機カチオンはカルボン酸の塩を形成し得るものであればよく、1価の無機カチオンとしては、例えば、ナトリウムイオン、カリウムイオン、リチウムイオン等が挙げられ、また、1価の有機カチオンとしては、例えば、アンモニウムイオン、モノエタノールアンモニウムイオン、トリエタノールアンモニウムイオン等が挙げられる。なお、M1に関しては、ポリマー製造後、希塩酸あるいは希水酸化ナトリウム溶液等を適当量用いて、カルボン酸(M1=水素)あるいはナトリウム塩(M1=ナトリウム)の形に可逆的に変換することも可能である。
一般式(2)に示されるモノマーは、アクリル酸あるいはアルキル置換アクリル酸、又はアクリルアミドあるいはアルキル置換アクリルアミドにおいてアルキルスルホン酸が付加された化合物である。一般式(2)において、R3は水素又は炭素数1〜3のアルキル基である。R3がアルキル基である場合には直鎖状、分岐状いずれのものでも良い。R3は、水素又はメチル基であることが好ましい。また、一般式(2)において、R4は炭素数1〜4のアルキレン基である。アルキレン基は直鎖状、分岐状いずれのもので良い。R4としては、例えばメチレン基、エチレン基、プロピレン基が挙げられ、特にエチレン基、プロピレン基であることが好ましい。また、一般式(2)において、X2は−NH−基又は酸素原子であり、特に−NH−基であることが好ましい。また、一般式(2)において、M2は水素又は1価の無機又は有機カチオンである。1価の無機又は有機カチオンはスルホン酸の塩を形成し得るものであればよく、1価の無機カチオンとしては、例えば、ナトリウムイオン、カリウムイオン、リチウムイオン等が挙げられ、また、1価の有機カチオンとしては、例えば、アンモニウムイオン、モノエタノールアンモニウムイオン、トリエタノールアンモニウムイオン等が挙げられる。なお、M2に関しては、ポリマー製造後、希塩酸あるいは希水酸化ナトリウム溶液等を適当量用いて、スルホン酸(M2=水素)あるいはナトリウム塩(M2=ナトリウム)の形に可逆的に変換することも可能である。
そして、このようにして得られた表面処理粉体を化粧料中に配合した場合、化粧料が通常用いられる酸性〜中性領域においては疎水性を示すために化粧持ちに優れているにもかかわらず、石鹸等を用いて適度な塩基性環境とした場合には処理粉体の表面が親水性へと変化するため、水によって容易に洗い流すことが可能となる。
本発明に用いる基粉体は、特に限定されるものではないが、例えば、ケイ酸、無水ケイ酸、ケイ酸マグネシウム、タルク、カオリン、雲母、ベントナイト、チタン被覆雲母、オキシ塩化ビスマス、酸化ジルコニウム、酸化マグネシウム、酸化亜鉛、酸化チタン、酸化アルミニウム、硫酸カルシウム、硫酸バリウム、硫酸マグネシウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、酸化鉄、群青、紺青、酸化クロム、水酸化クロム、カーボンブラック及びこれらの複合体等の無機粉体、ポリアミド、ポリエステル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリウレタン、ビニル樹脂、エポキシ樹脂、ポリカーボネート樹脂、ジビニルベンゼン・スチレン共重合体、上記化合物の単量体の2種以上からなる共重合体、セルロイド、アセチルセルロース、セルロース、多糖類、タンパク質、CIピグメントイエロー、CIピグメントオレンジ、CIピグメントグリーン等の有機粉体が挙げられる。また、粉体の形状についても、例えば、板状、塊状、鱗片状、球状、多孔性球状等、どのような形状のものでも用いることができ、粒径についても特に制限されない。
また、本発明にかかる化粧料は、以上のようにして得られる表面処理粉体を含有することを特徴とするものである。表面処理粉体の配合量は、化粧料全量中3質量%以上であることが好ましく、特に5〜95質量%であることが好ましい。配合量が3質量%未満では本発明の効果が得られない場合がある。
まず最初に、本発明に用いるポリマーの合成方法について説明する。
回収したNaMAUホモポリマー1.10gを水に溶解し、塩酸を用いてpHを4に調整した。この溶液について1週間pH5の水に対して透析を行ない、凍結乾燥を行なうことにより、11−メタクリルアミドウンデカン酸(MAU)ホモポリマー0.97gを得た。
エタノール700mL中にステアリン酸4gを溶解し、つづいてこの溶液中に、酸化チタン196gを混合、分散し、エタノールを揮発させ、ステアリン酸処理酸化チタンを得た。別途、エタノール300g中に、上記合成例2により製造したMAU/AMPSコポリマー7gを溶解し、以上で得られたステアリン酸処理酸化チタン93gを混合、分散し、エタノールを揮発させた。得られた塊状物質を粉砕し、ステアリン酸/MAU/AMPSコポリマー表面処理粉体89.9gを得た。
エタノール700mL中にステアリン酸10gを溶解し、つづいてこの溶液中に酸化チタン190gを混合、分散し、エタノールを揮発させ、ステアリン酸処理酸化チタンを得た。別途、エタノール300g中に、上記合成例2により製造したMAU/AMPSコポリマー7gを溶解し、以上で得られたステアリン酸処理酸化チタン93gを混合、分散し、エタノールを揮発させた。得られた塊状物質を粉砕し、ステアリン酸/MAU/AMPSコポリマー表面処理粉体87.2gを得た。
エタノール700mL中にステアリン酸14gを溶解し、つづいてこの溶液中に酸化チタン186gを混合、分散し、エタノールを揮発させ、ステアリン酸処理酸化チタンを得た。別途、エタノール300g中に、上記合成例2により製造したMAU/AMPSコポリマー7gを溶解し、以上で得られたステアリン酸処理酸化チタン93gを混合、分散し、エタノールを揮発させた。得られた塊状物質を粉砕し、ステアリン酸/MAU/AMPSコポリマー表面処理粉体90.1gを得た。
エタノール700mL中にステアリン酸22gを溶解し、つづいてこの溶液中に酸化チタン178gを混合、分散し、エタノールを揮発させ、ステアリン酸処理酸化チタンを得た。別途、エタノール300g中に、上記合成例2により製造したMAU/AMPSコポリマー7gを溶解し、以上で得られたステアリン酸処理酸化チタン93gを混合、分散し、エタノールを揮発させた。得られた塊状物質を粉砕し、ステアリン酸/MAU/AMPSコポリマー表面処理粉体92.7gを得た。
エタノール300g中に、上記合成例2により製造したMAU/AMPSコポリマー7g7gを溶解し、未処理の酸化チタン93gを混合、分散し、エタノールを揮発させた。得られた塊状物質を粉砕し、ポリマー表面処理粉体85.1gを得た。
各種表面処理剤により表面処理した酸化チタン粉体0.1gを、pH5及びpH10の各種pH緩衝水溶液30mLとともにバイアル中に入れ、マグネチックスターラーにより1分間混合攪拌した後静値し、溶液の状態を確認した。
○:粉体が水中に均一に溶解し、白濁溶液となった。
×:粉体が水と溶解せず、水面上に分離した。
実施例2−1
エタノール1000mL中に、上記合成例2に準じて製造したMAU/AMPSコポリマー(MAU/AMPS=95/5)16g、ステアリン酸16gを溶解した。この溶液中にタルク85g、セリサイト50.8g、酸化チタン10g、ナイロン粉末6g、黒酸化鉄0.4g、黄酸化鉄5.8g、ベンガラ2gを混合、分散し、エバポレータによりエタノールを揮発させた。得られた塊状物質を粉砕し、実施例2−1の表面処理粉体を得た。
エタノール1000mL中に、上記合成例1に準じて製造したMAUホモポリマー(MAU/AMPS=100/0)16g、ステアリン酸16gを溶解した。この溶液中にタルク85g、セリサイト50.8g、酸化チタン10g、ナイロン粉末6g、黒酸化鉄0.4g、黄酸化鉄5.8g、ベンガラ2gを混合、分散し、エバポレータによりエタノールを揮発させた。得られた塊状物質を粉砕し、実施例2−2の表面処理粉体を得た。
エタノール1000mL中に、上記合成例2に準じて製造したMAU/AMPSコポリマー(MAU/AMPS=80/20)16g、ステアリン酸16gを溶解した。この溶液中にタルク85g、セリサイト50.8g、酸化チタン10g、ナイロン粉末6g、黒酸化鉄0.4g、黄酸化鉄5.8g、ベンガラ2gを混合、分散し、エバポレータによりエタノールを揮発させた。得られた塊状物質を粉砕し、実施例2−3の表面処理粉体を得た。
エタノール1000g中に上記合成例1により製造したMADホモポリマー10.0gを溶解し、パーフルオロアルキルリン酸処理酸化亜鉛(特開2005−232279号公報に記載の製法により調製)90.0gを添加混合し、乾燥させて、実施例2−4のMADホモポリマー/パーフルオロアルキルリン酸,アクリル酸アルキルジメチコン/酸化亜鉛粉体92.0gを得た。
エタノール1000g中に上記合成例1により製造したMADホモポリマー10.0gを溶解し、パルミチン酸デキストリン処理酸化亜鉛(WO99/25654号公報に記載の製法により調製)90.0gを添加混合し、乾燥させて、実施例2−5のMADホモポリマー/パルミチン酸デキストリン/酸化亜鉛粉体92.0gを得た。
オクチルトリエトキシシラン(日本ユニカー社製)10.0gをエタノール1000ml中に添加混合した。この溶液中に、酸化亜鉛粉体(未処理酸化亜鉛,MZ−500:テイカ社製)90.0gを添加混合し、分散した。分散液を攪拌混合した後、乾燥させて、オクチルトリエトキシシラン/酸化亜鉛粉体90.2gを得た。別途、エタノール1000g中に上記合成例1により製造したMADホモポリマー10.0gを溶解し、以上で得られたオクチルトリエトキシシラン/酸化亜鉛粉体90.0gを添加混合し、乾燥させて、実施例2−6のMADホモポリマー/オクチルトリエトキシシラン/酸化亜鉛粉体89.7gを得た。
12−メタクリルアミドドデカン酸(MAD)19.14g(67.63mmol)、N−ヒドロキシエチルアクリルアミド(HEAA:興人社製)0.86g(7.51mmol)、アゾビスイソブチロニトリル(ナカライテスク社製)0.33g(1.97mmol)を、メタノール60.0gに溶解した。アゾビスイソブチロニトリルは、定法に従い、メタノールから再結晶して用いた。60分間アルゴンをバブルして脱気を行ない、セプタムで容器に蓋をして60℃で20時間加熱して重合した。重合反応終了後に大過剰のジエチルエーテル中に反応溶液を滴下して沈殿物を吸引ろ過で回収した。減圧乾燥の後、MAD/HEAAコポリマー(90/10)16.90gを得た。
カルボキシル変性シリコーン(X22−3710:信越シリコーン社製)10.0gをエタノール1000ml中に添加混合した。この溶液中に、酸化亜鉛粉体(未処理酸化亜鉛,MZ−500:テイカ社製)90.0gを添加、分散した。分散液を攪拌混合し、乾燥させて、カルボキシル変性シリコーン/酸化亜鉛粉体88.8gを得た。別途、エタノール1000g中に上記MAD/HEAAコポリマー(MAD/HEAA=90/10)10.0g、を溶解し、以上で得られたカルボキシル変性シリコーン/酸化亜鉛粉体90.0gを添加混合し、乾燥させて、実施例2−7のMAD/HEAAコポリマー(MAD/HEAA=90/10)/カルボキシル変性シリコーン/酸化亜鉛粉体86.7gを得た。
パウダー型ファンデーション 配合量(質量%)
(1)実施例2−1の表面処理粉体 86.6
(2)流動パラフィン 4.0
(3)ミリスチン酸オクチルドデシル 3.0
(4)イソステアリン酸ソルビタン 3.0
(5)オクチルドデカノール 3.0
(6)防腐剤 0.1
(7)殺菌剤 0.1
(8)酸化防止剤 0.1
(9)香料 0.1
(製法) (1),(7)〜(9)を加熱溶解した(2)〜(6)に加えて、ヘンシェルミキサーにて混合し、パウダー型ファンデーションを得た。
以上のようにして得られたパウダー型ファンデーションは、化粧持ちに優れており、さらに石鹸を用いて容易に水で洗い流すことが可能であった。
2層タイプW/Oサンスクリーン 配合量(質量%)
(1)タルク 10.0
(2)実施例1−1の表面処理酸化チタン 10.0
(3)オクタン酸イソセチル 5.0
(4)デカメチルシクロペンタシロキサン 26.8
(5)ジメチルポリシロキサン 10.0
(6)POE変性ジメチルポリシロキサン 2.0
(7)イオン交換水 28.0
(8)1,3−ブチレングリコール 8.0
(9)防腐剤 0.1
(10)香料 0.1
(製法) (3)〜(6)を70℃で加熱混合し、油相とした。別に(7)中に(8),(9)を溶解させ、これを水相とした。油相中に(1),(2)の粉末を加え、ホモミキサーで分散した。この中に先の水相を添加し、ホモミキサーで乳化した。さらに(10)を混合して容器に充填した。
以上のようにして得られた2層タイプW/Oサンスクリーンは、化粧持ちに優れており、さらに石鹸を用いて容易に水で洗い流すことが可能であった。
W/O型ファンデーション 配合量(質量%)
(1)実施例2−1の表面処理粉体 20.32
(2)流動パラフィン 5.0
(3)デカメチルシクロペンタシロキサン 29.0
(4)POE変性ジメチルポリシロキサン 4.5
(5)イオン交換水 36.0
(6)1,3−ブチレングリコール 5.0
(7)防腐剤 0.1
(8)香料 0.08
(製法) (2)〜(4)を70〜80℃で加熱溶解した(これを油相とした)。また、(5)に(6)および(7)を溶解した(これを水相とした)。(1)に先の油相を加え、ホモミキサーで混合した。(8)を加え混合した後、水相を加え乳化し、容器に充填した。
以上のようにして得られたW/O型ファンデーションは、化粧持ちに優れており、さらに石鹸を用いて容易に水で洗い流すことが可能であった。
口紅 配合量(質量%)
(1)実施例1−3の表面処理酸化チタン 10.0
(2)赤色201号 0.6
(3)赤色202号 1.0
(4)赤色223号 0.2
(5)キャンデリラロウ 9.0
(6)固形パラフィン 8.0
(7)ミツロウ 5.0
(8)カルナバロウ 5.0
(9)ラノリン 11.0
(10)ヒマシ油 23.2
(11)2−エチルヘキサン酸セチル 17.0
(12)イソプロピルミリスチン酸エステル 10.0
(13)酸化防止剤 適 量
(14)香料 適 量
(製法) (1)〜(3)を(10)の一部と混合し、ローラー処理した(これを顔料部とした)。(4)を(10)の一部に溶解した(これを染料部とした)。(5)〜(13)を混合し、加熱溶解した後、顔料部、染料部を加えホモミキサーで均一に分散した。これを型に流し込み急冷し、スティック状とした。
以上のようにして得られた口紅は、化粧持ちに優れており、さらに石鹸を用いて容易に水で洗い流すことが可能であった。
油性スチックファンデーション 配合量(質量%)
(粉末部)
(1)実施例2−2の表面処理粉体 50.0
(油相部)
(2)固形パラフィン 3.0
(3)マイクロクリスタリンワックス 7.0
(4)ワセリン 15.0
(5)ジメチルポリシロキサン 3.0
(6)スクワラン 5.0
(7)パルミチン酸イソプロピル 17.0
(8)酸化防止剤 適 量
(9)香料 適 量
(製法) (2)〜(8)を85℃で溶解し、これに十分混合された粉末部を攪拌しながら添加する。次にコロイドミルで磨砕分散する。(9)を加え、脱気後70℃で容器に流し込み冷却して化粧料を得た。
以上のようにして得られたスチックファンデーションは、化粧持ちに優れており、さらに石鹸を用いて容易に水で洗い流すことが可能であった。
2層タイプW/Oサンスクリーン 配合量(質量%)
(1)タルク 10.0
(2)実施例2−4の表面処理酸化亜鉛粉体 10.0
(3)オクタン酸イソセチル 5.0
(4)デカメチルシクロペンタシロキサン 26.8
(5)ジメチルポリシロキサン 10.0
(6)POE変性ジメチルポリシロキサン 2.0
(7)イオン交換水 28.0
(8)1,3−ブチレングリコール 8.0
(9)防腐剤 0.1
(10)香料 0.1
(製法) (3)〜(6)を70℃で加熱混合し、油相とした。別に(7)中に(8),(9)を溶解させ、これを水相とした。油相中に(1),(2)の粉末を加え、ホモミキサーで分散した。この中に先の水相を添加し、ホモミキサーで乳化した。さらに(10)を混合して容器に充填した。
以上のようにして得られた2層タイプW/Oサンスクリーンは、化粧持ちに優れており、さらに石鹸を用いて容易に水で洗い流すことが可能であった。
2層タイプW/Oサンスクリーン 配合量(質量%)
(1)タルク 10.0
(2)実施例2−5の表面処理酸化亜鉛粉体 10.0
(3)オクタン酸イソセチル 5.0
(4)デカメチルシクロペンタシロキサン 26.8
(5)ジメチルポリシロキサン 10.0
(6)POE変性ジメチルポリシロキサン 2.0
(7)イオン交換水 28.0
(8)1,3−ブチレングリコール 8.0
(9)防腐剤 0.1
(10)香料 0.1
(製法) (3)〜(6)を70℃で加熱混合し、油相とした。別に(7)中に(8),(9)を溶解させ、これを水相とした。油相中に(1),(2)の粉末を加え、ホモミキサーで分散した。この中に先の水相を添加し、ホモミキサーで乳化した。さらに(10)を混合して容器に充填した。
以上のようにして得られた2層タイプW/Oサンスクリーンは、化粧持ちに優れており、さらに石鹸を用いて容易に水で洗い流すことが可能であった。
2層タイプW/Oサンスクリーン 配合量(質量%)
(1)タルク 10.0
(2)実施例2−6の表面処理酸化亜鉛粉体 10.0
(3)オクタン酸イソセチル 5.0
(4)デカメチルシクロペンタシロキサン 26.8
(5)ジメチルポリシロキサン 10.0
(6)POE変性ジメチルポリシロキサン 2.0
(7)イオン交換水 28.0
(8)1,3−ブチレングリコール 8.0
(9)防腐剤 0.1
(10)香料 0.1
(製法) (3)〜(6)を70℃で加熱混合し、油相とした。別に(7)中に(8),(9)を溶解させ、これを水相とした。油相中に(1),(2)の粉末を加え、ホモミキサーで分散した。この中に先の水相を添加し、ホモミキサーで乳化した。さらに(10)を混合して容器に充填した。
以上のようにして得られた2層タイプW/Oサンスクリーンは、化粧持ちに優れており、さらに石鹸を用いて容易に水で洗い流すことが可能であった。
2層タイプW/Oサンスクリーン 配合量(質量%)
(1)タルク 10.0
(2)実施例2−7の表面処理酸化亜鉛粉体 10.0
(3)オクタン酸イソセチル 5.0
(4)デカメチルシクロペンタシロキサン 26.8
(5)ジメチルポリシロキサン 10.0
(6)POE変性ジメチルポリシロキサン 2.0
(7)イオン交換水 28.0
(8)1,3−ブチレングリコール 8.0
(9)防腐剤 0.1
(10)香料 0.1
(製法) (3)〜(6)を70℃で加熱混合し、油相とした。別に(7)中に(8),(9)を溶解させ、これを水相とした。油相中に(1),(2)の粉末を加え、ホモミキサーで分散した。この中に先の水相を添加し、ホモミキサーで乳化した。さらに(10)を混合して容器に充填した。
以上のようにして得られた2層タイプW/Oサンスクリーンは、化粧持ちに優れており、さらに石鹸を用いて容易に水で洗い流すことが可能であった。
Claims (7)
- 基粉体表面上に、疎水化処理剤と、下記一般式(1)で示されるモノマー(A)を構成モノマーとして含有するポリマーとが被覆されていることを特徴とする化粧料用表面処理粉体。
(式中、R1は水素又は炭素数1〜3のアルキル基、R2は炭素数4〜22のアルキレン基、X1は−NH−基又は酸素原子、M1は水素又は1価の無機又は有機カチオンを表す。) - 請求項1に記載の化粧料用表面処理粉体において、前記疎水化処理剤が、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘニン酸、ミリスチン酸デキストリン、パルミチン酸デキストリン、アミノ変性シリコーン、カルボキシル変性シリコーン、メチルトリエトキシシラン、オクチルトリエトキシシラン、及びパーフルオロアルキルリン酸から選択されることを特徴とする化粧料用表面処理粉体。
- 請求項1又は2に記載の化粧料用表面処理粉体において、前記基粉体に対する前記疎水化処理剤の被覆量が質量比で、疎水化処理剤:基粉体=1:99〜20:80であることを特徴とする化粧料用表面処理粉体。
- 請求項1から3のいずれかに記載の化粧料用表面処理粉体において、前記ポリマーがモノマー(A)を構成モノマー全量中70モル%以上含有することを特徴とする化粧料用表面処理粉体。
- 請求項1から4のいずれかに記載の化粧料用表面処理粉体において、前記ポリマーがさらに下記一般式(2)に示されるモノマー(B)を構成モノマーとして含有することを特徴とする化粧料用表面処理粉体。
(式中、R3は水素又は炭素数1〜3のアルキル基、R4は炭素数1〜4のアルキレン基、X2は−NH−基又は酸素原子、M2は水素又は1価の無機又は有機カチオンを表す。) - 請求項1から5に記載のいずれかの化粧料用表面処理粉体において、前記基粉体に対する前記ポリマーの被覆量が質量比で、ポリマー:基粉体=3:97〜40:60であることを特徴とする化粧料用表面処理粉体。
- 請求項1から6に記載のいずれかの化粧料用表面処理粉体を含有することを特徴とする化粧料。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006105880A JP4805713B2 (ja) | 2006-04-07 | 2006-04-07 | 化粧料用表面処理粉体及びこれを含有する化粧料 |
Applications Claiming Priority (1)
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---|---|---|---|
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