JP4805475B2 - 品質評価装置、品質評価方法、品質表示装置、品質表示方法および品質評価システム - Google Patents

品質評価装置、品質評価方法、品質表示装置、品質表示方法および品質評価システム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、品質評価システムに関し、特に、自動検査装置により得られた検査結果を有効に利用するための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、製品の製造工程等において、自動検査装置を用いた製品の品質評価が行われており、製造工程の設備メンテナンスを行う作業者は、当該品質評価の結果にもとづき製造装置を調整し、製品の品質向上を図っている。
図15は、このように製品の品質向上を図るために構築された、プリント基板に電子部品を実装する生産工程における、従来の品質評価システムを示す図であり、このシステムは工程上の数カ所に設置された検査装置により製品の良否を判定しつつ、プリント基板890に電子部品を実装して最終的に実装完了品891を完成させる生産工程900と、当該生産工程で生産されたプリント基板の製造品質を評価する品質分析装置910と、前記検査装置により不良と判定されたプリント基板を補修する補修工程920とからなる。
【0003】
ここで、生産工程900は、プリント基板890にクリーム半田の印刷を行う印刷工程901と、当該印刷についての品質検査を行う印刷検査機902と、プリント基板上へ部品を実装する実装工程903と、当該実装についての品質検査を行う装着検査機904と、クリーム半田の半田付けを行う半田付工程905と、当該半田付けについての品質検査および生産工程900における最終検査を兼ねて行う外観検査機906とからなる。
【0004】
印刷検査機902、装着検査機904および外観検査機906は、それぞれが担当する検査項目について良、不良を判定し、この結果を品質分析装置910に送信する。
印刷検査機902、装着検査機904および外観検査機906のそれぞれにおいて、不良と判定されたプリント基板は、作業者により生産工程から取り出され、所定の数量になるまで蓄積された後、まとめて補修工程920に送られる。
【0005】
また、品質分析装置910は、生産工程900内の各検査機、即ち、印刷検査機902、装着検査機904および外観検査機906からの検査結果を受信する受信部911と、当該検査結果を一時的に記憶するバッファ912と、バッファ912に記憶された検査結果を受取り、また、補修工程920から後述の過判定情報および補修情報を受取って記憶するデータ記憶部913と、データ記憶部913から上記検査結果と過判定情報および補修情報とを読み出し、検査結果の中から有効な情報を選別し、抽出された情報をもとにして品質評価を実施するデータ解析部914と、品質評価の結果を表示する表示部930とからなる。
【0006】
また、補修工程920は、データ記憶部913に記憶されている検査結果を表示する表示部921と、作業者からの入力を受付ける入力部922とからなる。
ところで、印刷検査機902、装着検査機904および外観検査機906において不良と判定されたものの中には、補修工程920での作業者による目視検査では正常と判断されるものも少なくない。
【0007】
このように、検査機で不良とされた判定が、人による検査では正常と判定される場合、検査機においてなされた妥当でない当該判定を過判定という。
この過判定は、品質不良品の工程外への流出を防止するために上記の各検査機の検査基準を高く設定していることにより発生する。
このため、補修工程920の作業者は、表示部921に表示される補修対象となっている製品の検査結果を確認し、補修対象を目視による外観検査を実施した後、過判定であったものについて、過判定である旨のデータ(以下、「過判定情報」という。)および目視により不良品であると検査されたものにおいては補修の内容(以下、「補修情報」という。)を入力部922から入力する。
【0008】
そして、品質分析装置910のデータ記憶部913は、これら過判定情報および補修情報を受取って、検査項目に対応付けて記憶する。
データ解析部914は、過判定情報に対応付けられた検査項目の判定結果については品質評価の対象から除外して不良の集計処理を実施する。
これにより検査機の誤った判定結果に惑わされることなく、精度のよい品質評価が実施できる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
上述のように、従来の品質評価システムにおいて精度よく品質評価を実施するには、過判定がなされた検査結果を品質評価の対象から除外することが必要である。
しかしながら、プリント基板が生産工程900内の各検査機より不良と判断された後、補修工程920に送られ、過判定であるかどうかの結果が得られるまでには、半日から1日程度を要し、製品が生産工程900を流れている間に、品質評価の結果が得られない。
【0010】
これは、補修工程920における補修作業の作業量が、専任の作業者を充てる程には及ばず、検査機で不良と判定されたプリント基板を蓄積し、ある時間帯に集中して補修作業を実施した方が、効率的であるという事情による。
つまり、設備保全を行う作業者は、約半日から1日遅れの品質評価結果をもとに、不良が発生している製造設備を調整し、製品の品質向上を図っており、品質不良に対する改善処置が早急に実施できないという問題がある。
【0011】
そこで本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、品質評価に用いる製品の検査結果に妥当でない判定結果が含まれる場合であっても、これら妥当でない判定結果に影響されにくい品質評価が実施可能な品質評価装置、品質評価方法、品質表示装置、品質表示方法および品質評価システムを提供する。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明に係る品質評価装置は、複数の検査項目毎に、製品に対する良否の判定を行い、それらの結果を含む検査結果を出力する検査機を含む生産システムにおいて品質評価を実施する装置であって、前記検査機から検査結果を受信する受信手段と、検査項目のうち品質評価の対象から除外すべき除外項目を記憶する記憶手段と、前記受信手段が検査結果を受取ると、当該検査結果から前記除外項目についての判定結果を除外して、品質評価を実施する品質評価手段と、前記品質評価の結果を出力する出力手段とを備えることを特徴とする。
【0013】
また、本発明に係る品質評価方法は、複数の検査項目毎に、製品に対する良否の判定を行い、それらの結果を含む検査結果を出力する検査機を含む生産システムにおいて品質評価を実施する方法であって、前記検査機から検査結果を受信する第1ステップと、検査項目のうち品質評価の対象から除外すべき除外項目を記憶する記憶領域から除外項目を読み出し、前記検査機から検査結果を受信すると、当該検査結果から前記除外項目についての判定結果を除外して、品質評価を実施する第2ステップと、前記品質評価の結果を出力する第3ステップとを有することを特徴とする。
【0014】
また、本発明に係るプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、複数の検査項目毎に、製品に対する良否の判定を行い、それらの結果を含む検査結果を出力する検査機を含む生産システムにおいて品質評価を実施するためのプログラムが記録されているコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、前記検査機から検査結果を受信する第1ステップと、検査項目のうち品質評価の対象から除外すべき除外項目を記憶する記憶領域から除外項目を読み出し、前記検査機から検査結果を受信すると、当該検査結果から前記除外項目についての判定結果を除外して、品質評価を実施する第2ステップと、前記品質評価の結果を出力する第3ステップとを実行させるためのプログラムが記録されているコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であり、また、電子部品付プリント基板を生産する製造装置および検査箇所の生産に関わった設備を特定するための識別子が関連付けられた製品に対する良否の判定を含む検査結果を出力する検査機を有する生産システムにおいて、製品の品質情報を表示するためのプログラムが記録されているコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、前記検査機より前記検査結果を受信する第1ステップと、前記識別子を用いて製造装置毎に検査結果を集計し、製造装置別に不良の発生状況を品質情報として表示する第2ステップとを実行させるためのプログラムが記録されているコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であることを特徴とし、また、本発明に係るプログラムは、複数の検査項目毎に、製品に対する良否の判定を行い、それらの結果を含む検査結果を出力する検査機を含む生産システムにおいて品質評価を実施するためのプログラムであって、前記検査機から検査結果を受信する第1ステップと、検査項目のうち品質評価の対象から除外すべき除外項目を記憶する記憶領域から除外項目を読み出し、前記検査機から検査結果を受信すると、当該検査結果から前記除外項目についての判定結果を除外して、品質評価を実施する第2ステップと、前記品質評価の結果を出力する第3ステップとを実行させることを特徴とする。
【0015】
また、本発明に係る品質表示装置は、検査箇所に対する良否判定と当該検査箇所で発生する不良の改善において実施する調査の調査対象を特定するための識別子とを含む複数の検査箇所における検査結果を、複数の検査箇所それぞれについて出力する検査機を有する電子部品付プリント基板の生産システムにおいて、品質情報を表示する装置であって、前記検査機より前記検査結果を受信する受信手段と、前記識別子を用いて前記調査対象毎に検査結果を集計し、前記調査対象別に不良の発生状況を前記品質情報として表示する表示手段とを備えることを特徴とする。
【0016】
また、本発明に係る品質表示方法は、検査箇所に対する良否判定と当該検査箇所で発生する不良の改善において実施する調査の調査対象を特定するための識別子とを含む検査結果を、複数の検査箇所それぞれについて出力する検査機を有する電子部品付プリント基板の生産システムにおいて、品質情報を表示する方法であって、前記検査機より前記検査結果を受信する第1ステップと、前記識別子を用いて前記調査対象毎に検査結果を集計し、前記調査対象別に不良の発生状況を前記品質情報として表示する第2ステップとを有し、また、本発明に係るプログラムが記録されているコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、検査箇所に対する良否判定と当該検査箇所で発生する不良の改善において実施する調査の調査対象を特定するための識別子とを含む検査結果を、複数の検査箇所それぞれについて出力する検査機を有する電子部品付プリント基板の生産システムにおいて、品質情報を表示するためのプログラムが記録されているコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、前記検査機より前記検査結果を受信する第1ステップと、前記識別子を用いて前記調査対象毎に検査結果を集計し、前記調査対象別に不良の発生状況を前記品質情報として表示する第2ステップとを有することを特徴とし、また、本発明に係るプログラムは、検査箇所に対する良否判定と当該検査箇所で発生する不良の改善において実施する調査の調査対象を特定するための識別子とを含む検査結果を、複数の検査箇所それぞれについて出力する検査機を有する電子部品付プリント基板の生産システムにおいて、品質情報を表示するためのプログラムであって、前記検査機より前記検査結果を受信する第1ステップと、前記識別子を用いて前記調査対象毎に検査結果を集計し、前記調査対象別に不良の発生状況を前記品質情報として表示する第2ステップとを実行させることを特徴とする。
【0017】
また、本発明に係る品質評価システムは、前記品質評価装置と前記品質表示装置とからなることを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態における品質評価システムの機能ブロック図である。
この品質評価システムは、工程上の数カ所に設置された検査装置により製品の良否を判定しつつ、プリント基板98に電子部品を実装して最終的に実装完了品99を完成させる生産工程100と、当該生産工程100を流れた直後のプリント基板の製造品質を評価する品質分析装置120と、前記検査装置により不良と判定されたプリント基板を補修する補修工程140とからなる。
【0019】
ここで、生産工程100は、プリント基板にクリーム半田の印刷および当該印刷についての品質検査、プリント基板上へ部品実装および実装状態の検査もしくは半田付けおよび外観検査を行う工程であり、印刷工程101と、印刷検査機102と、実装工程110と、装着検査機114と、半田付工程115と、外観検査機116とからなる。
【0020】
印刷工程101は、クリーム半田印刷機であって、プリント基板98上にクリーム半田を印刷する。
また、当該クリーム半田印刷機は、品質に関わる設備固有の情報(以下、「設備情報」という)、例えば、当該印刷時の加圧力、塗布したクリーム半田の量、印刷後にプリント基板98の表面を撫でるスキージの角度等を示すデータ(以下、「設備情報(印刷機)」という)を、印刷対象のプリント基板毎に品質分析装置120に送信する。
【0021】
印刷検査機102は、CCDカメラ、CPU、ROM、RAM等からなり、プリント基板を平面的に撮像し、当該撮像結果と設定された判断基準にもとづいて、半田印刷の印刷ズレ、かすみ、にじみおよびブリッジ等の検査、即ち、クリーム半田の品質に対する良または不良の判定を行う。
また、検査結果が不良である場合、印刷検査機102は、当該検査結果、即ち、検査日時、不良の内容、不良の箇所、半田間の絶縁距離等の判定に用いられたパラメータの具体的数値および判定を行った回数等を品質分析装置120に送信する。
【0022】
また、実装工程110は、実装機111〜113からなり、コンデンサやミニパワートランジスタ等のチップ部品、半導体およびコネクタ等の電子部品をプリント基板98上に装着する。
また、各実装機111〜113は、設備情報、例えば、部品リールから吸着を試みた数である吸着数、実際にプリント基板98に装着できた数である装着数、当該部品リールを特定するための番号である部品供給ユニット番号を示すデータ(以下、「設備情報(実装機)」という)を品質分析装置120に送信する。
【0023】
装着検査機114は、印刷検査機102と同様の装置、即ち、CCDカメラ等からなり、プリント基板を平面的に撮像し、当該撮像結果と設定された判断基準にもとづいて、プリント基板中の電子部品の部品位置ずれやプリント基板への接続端子であるリードが曲がることよる位置ずれ(以下、「リード位置ずれ」という)の検査等の部品実装に関する品質の良または不良の判定を行う。
【0024】
ここで、検査結果が不良である場合、装着検査機114は、当該検査結果、即ち、検査日時、不良の内容、不良の箇所、リード位置ずれ等の判定に用いられたパラメータの具体的数値および判定を行った回数等を品質分析装置120に送信する。
半田付工程115は、リフロー炉等であって、紫外線、遠赤外線および熱風を発生させ、印刷されたクリーム半田の半田付けを行う。
【0025】
また、当該半田付工程115は、当該リフロー炉の温度、加熱時間、加熱ガス雰囲気および当該リフロー炉を特定するための番号である設備番号を示すデータ(以下、「設備情報(リフロー)」という)を品質分析装置120に送信する。
外観検査機116は、レーザ変位計測器等からなり、2次元的なずれのみならず高さ方向のずれを計測する3次元計測を行って、当該計測結果と設定された判断基準にもとづいて、生産工程100における最終的な品質の良または不良の判定を実施する。
【0026】
具体的には、プリント基板への接続端子であるリードが離れている等によりリード浮いている(以下、「リード浮き」という)かどうかの判定や、前工程における検査機と一部重複する検査項目、即ち、半田のブリッジの検査やリードずれ等の検査も合わせて行う。
ここで、検査結果が不良である場合には、外観検査機116は、当該検査結果、即ち、検査日時、不良の内容、不良の箇所、リードの浮き量等の判定に用いられたパラメータの具体的数値および検査を実施した判定の数等を品質分析装置120に送信する。
【0027】
そして、この外観検査機116での検査に合格したプリント基板は、生産工程100における完成品である実装完了品99として次の生産工程へと搬送されることとなる。
なお、印刷検査機102、装着検査機114および外観検査機116それぞれにおいて、不良と判定されたプリント基板は、作業者により生産工程から取り出され、例えば、パレットに蓄積された後、当該数パレット単位で補修工程140に送られる。
【0028】
通常、不良判定がなされたプリント基板が、印刷検査機102、装着検査機114および外観検査機116から補修工程140に送られるまで、半日から1日を要す。
補修工程140は、上記生産工程100において不良と判定されたプリント基板を、作業者により補修を行う工程であり、生産工程100の印刷検査機102、装着検査機114および外観検査機116が下した判定結果を表示する表示部142と、作業者が行う補修の内容等を入力する入力部141とを有する。
【0029】
表示部142は、CRTまたは液晶ディスプレイ等からなり、品質分析装置からの出力信号にしたがって、補修を行うべきプリント基板についての情報として生産工程100における検査結果、即ち、少なくともプリント基板を示す基板番号、生産工程100における検査日時、生産工程100における検査箇所、不良の種別および判定に用いられたパラメータの具体的数値を表示する。
【0030】
作業者は、この検査結果をもとに、補修すべきプリント基板および補修位置等を特定し、補修に取りかかるることになるが、生産工程100において不良と判定されたものであっても、作業者による目視検査では正常と判断される場合、つまり、過判定が生じている場合がある。
この過判定は、検査機が保有する判定基準が高レベルで設定されているために生じるものであるが、品質不良品の工程外への流出を防止するためには、このような判定基準の設定は止むを得ないという事情がある。
【0031】
過判定が生じている場合、検査の精度は作業者による目視検査の信頼度が、印刷検査機102、装着検査機114および外観検査機116等の自動機による検査の信頼度を上回るものであるため、補修は行われない。
入力部140は、キーボードおよびマウス等であって、補修対象物が上記のような過判定であった場合、当該旨を示す過判定情報の入力を受付け、また、補修対象物が作業者の検査において、不良である場合には、当該不良に対する作業者の補修内容や補修した年月日および時刻等の補修情報を受付ける。
【0032】
品質分析装置120は、生産工程100において、不良と判定されたプリント基板に関する検査結果を収集し、品質評価を実施する装置である。
品質分析装置120は、生産工程100内の各検査機、即ち、印刷検査機102、装着検査機114および外観検査機116からの検査結果を受信する受信部121と、当該検査結果を一時的に記憶するバッファ122と、バッファ122に記憶された検査結果を受取り、また、補修工程140から過判定情報および補修情報を受取って記憶するデータ記憶部123と、データ記憶部123から上記検査結果と過判定情報および補修情報とを読み出し、過判定の率を算出する過判定率算出部124と、過判定の率が大きく有効性に乏しい検査項目の中から品質評価の対象から除外すべき項目を決定するフィルタリング項目決定部125と、有用な検査結果のみをほぼリアルタイムで集計して、当該集計結果にもとづいて、品質評価を実施するリアルタイム処理部130と、当該品質評価の結果を表示する表示部134と、品質評価の条件等を受付ける入力部135からなる。
【0033】
受信部121は、LANボード等からなり、印刷検査機102、装着検査機114および外観検査機116からの検査結果を含むデータおよび印刷工程101、実装工程110内の各実装機111〜113および半田付工程115から設備情報を示すデータを受信する。
バッファ122は、受信部121からデータを受取り、当該データを一時的に記憶する。
【0034】
データ記憶部123は、CPUおよびハードディスク等の記憶媒体からなり、バッファ122に記憶された検査結果を受取って記憶し、入力部141で受付けられた指示または過判定情報や補修情報等の情報を受け取り、受取り対象が指示である場合は、当該指示にしたがって記憶している検査結果、即ち、検査対象のプリント基板を示す基板番号、検査日時、検査箇所、不良の種別および不良の内容を具体的数値で示した計測結果を表示するための信号を表示部142に出力する。
【0035】
一方、受取り対象が過判定情報や補修情報等の情報である場合は、データ記憶部123は、これら情報に対応する検査結果に対応づけて当該情報を記憶する。
図2は、このようにデータ記憶部123に記憶された検査結果のデータ構造を示す図である。
基板番号欄201には、プリント基板を特定するための番号「1」が示され、検査日時欄202には、検査が実施された年月日および時刻「99/1/1 09:10」等が示され、補修日時欄203には、補修工程140において過判定が判明したかまたは補修が実施された年月日および時刻「99/1/1 010:10」等が示されている。
【0036】
また、検査箇所欄204には、プリント基板上の位置を示す識別コード「C01」等が示され、不良の種別欄205には、装着位置のずれや2箇所の半田部位の間に半田が流れ込みつながっているブリッジ等の不良の種別「ズレ、ブリッジ、・・・」が示され、計測結果欄206には、例えば、前記ずれに対応するずれ量「40」がミクロン単位で示され、補修結果欄207には、作業者の目視による不良の判定結果、例えば、「ズレ」や「ブリッジ」等の不良の種別または目視で異常が認められなけらば「過判定」と示され、部品品番欄208には、検査箇所に装着されている部品の品番「0001」等が示されている。
【0037】
過判定率算出部124は、CPU、ROM等からなり、データ記憶部123に記憶されているデータのうち、補修工程140において、既に、作業者の検査が実施され、補修情報および過判定情報が入力された検査項目を読み出し、不良判定がなされた検査項目に対する過判定となっている検査項目の率(以下、「過判定率」という)を算出する。
【0038】
過判定率算出部124は、過判定率の算出する前に、所定の期間を定め、当該期間内に生産工程100で検査が行われたプリント基板についての検査結果を過判定情報が対応付けられているものとそれ以外のものとに分け、そのそれぞれに検査箇所、不良の種別および部品品番等の項目をキーとしてソーティングを実施する。
【0039】
図3は、このようにして得られた品質分析の結果の1例を示す図である。
この図は、検査箇所をキーとしてソーティングが行われた品質分析結果300が示されており、検査箇所欄301は、検査対象の箇所「C01、C02、…」が示され、以下欄302〜304までは、当該検査箇所に対応付けられた不良の種別、例えば、ショート、ブリッジ、部品なし等の不良の種別毎に不良の件数が示されている。
【0040】
また、平均ずれ量欄305は、部品位置ずれ量(単位ミクロン)を平均した値「30」等が示され、欄306は、品質分析結果300の品質評価の対象となる生産工程100において実施された検査の年月日および時刻の範囲が示されている。
このようなソーティングを行った後、過判定率算出部124は、各ソーティングに用いたキーの単位で、過判定情報が対応付けられているものとそれ以外の不良件数の合計数から、過判定がなされている割合を百分率で示した値、即ち、過判定率を算出する。
【0041】
図4は、このように前記キーとして用いられた項目毎に求められた過判定率の算出結果(以下、「フィルタリングデータ」という)を示す図である。
ここで、フィルタリングデータ300において、フィルタ番号401は、過判定の算出結果毎に付与された追い番号「1、2、…」が示され、過判定率欄402は、上記のように算出された過判定率「85、60、…」が示されている。
【0042】
また、検査箇所欄403、部品品番欄404および不良の種別欄405には、前記ソーティングに用いられたキーの項目、例えば、検査箇所をキーとしていれば、検査箇所を示すコードである「C01」等が、部品品番をキーとしていれば、部品品番を示す番号「0001」等が、また、不良の種別をキーとしていれば「ブリッジ」や「ずれ」等が対応する欄に示され、欄406には、上記算出の対象としたデータの範囲、即ち、当該データの良否判定がなされた期間が示されている。
る。
【0043】
つまり、これらキーによりソーティングされた結果、前記過判定率が高いということは、当該キーが示す検査箇所や部品および不良の種別に対して妥当な検査が実施されておらず、今後も過った判定結果が下される必然性が高いことを意味する。
入力部135は、作業者からの指示、例えば、過判定率の大きい前記キーとして用いられた項目の一覧を表示する指示およびこれら項目を表示させるための過判定率の閾値を受付け、当該指示の結果表示された項目の中から、品質評価の対象から除外する(以下、「オートフィルタ」という)項目の指示受付け、これら除外すべき項目が複数ある場合には、これら項目が重複する場合に除外するのか、これら項目の1つでもあれば除外するのか等を指示するANDやORの条件(以下、「フィルタリング条件」という)の設定を受付ける。
【0044】
また、入力部135は、過判定率に無関係に品質評価の対象から除外する(以下、「マニュアルフィルタ」という)項目の指示および品質評価の対象から一切何も除外しない指示も受付ける。
さらに、入力部135は、品質評価の対象とする検査日時(以下、「品質評価期間」という)の入力を受付ける。
【0045】
フィルタリング項目決定部125は、後述のフローチャートに示された処理を実行するプログラムを記憶しているROMおよびCPU等からなり、入力部135が受付けた閾値を受取り、当該閾値以上の過判定率を有する検査項目を過判定率算出部124より抽出し、表示部134に表示させる。
そして、フィルタリング項目決定部125は、指示入力部135から入力された品質評価の対象から除外すべき検査項目(以下、「除外項目」という)または前記フィルタリング条件を受取って、これら2つ(以下、「除外条件」という)を自部の憶領域に記憶する。
【0046】
この除外条件は、入力部135から更新の指示がなされるまでは、フィルタリング項目決定部125において、保持し続けられる。
リアルタイム処理部130は、生産工程100において、プリント基板98に対してなされる処理に連動し、プリント基板の不良を集計し、品質評価を実施するものであり、フィルタ部131と、集計部132とからなる。
【0047】
フィルタ部131は、バッファ122から上記品質評価期間内の検査日時を含む検査結果をまとめて読み出すと、入力部135からの指示にしたがって、直ちに検査結果を修正し、集計部132に出力する。
より具体的には、入力部135からの指示が、除外条件の入力であった場合は、除外条件に当てはまる項目についての判定結果を検査結果から除外して集計部132に出力する。
【0048】
一方、入力部135からの指示が、過判定率に無関係に品質評価の対象から除外する強制除外項目の入力であった場合は、フィルタ部131は、当該強制除外項目についての判定結果を検査結果から除外して集計部132に出力し、当該指示が除外条件および強制除外項目の入力であった場合は、除外条件に当てはまる項目および強制除外項目についての判定結果を検査結果から除外して集計部132に出力する。
【0049】
また、入力部135からの指示が、品質評価の対象から一切何も除外しない指示であった場合には、フィルタ部131は、バッファ122から受取った検査結果をそのまま集計部132に出力する。
集計部132は、CPU等からなり、受取った検査結果、即ち、不良内容を検査箇所単位および部品単位で集計し、その結果(以下、「品質評価結果」という)を表示部134に表示させる。
【0050】
集計部132は、さらに、前記結果に生産工程100内の各設備独自で保有している品質に関わる情報である設備情報を関連付けて表示させる。
図5は、設備情報を検査結果と合わせて表示する場合の設備情報と検査結果の関係を示す図である。
図5(a)は、集計部132で実施された、品質評価結果を示す図である。
【0051】
図5中の欄601〜606に示される内容は、図3における欄301〜306に示される内容と同じであるが、例えば、指示入力部135から除外条件が入力されている場合には、除外条件に該当する項目について、集計がなされていない点で図3とは異なる。
ここで、図中の検査箇所欄601の「C01」および「C02」について関連する設備情報を表示する場合、印刷工程101、実装工程110、半田付工程115から得られた設備情報を対応付けることになる。
【0052】
品質評価結果の検査箇所「C01」および「C02」に対応する印刷工程101から得られた設備情報を取得する際、集計部132は、検査日時欄606を参照して、ここに示される期間をもとに、品質評価の対象となっているプリント基板が印刷工程101内を流れていた期間を割り出し、割り出された期間において印刷工程101で計測された設備情報(印刷機)をデータ記憶部123から読み出し、品質評価結果と関連付けて表示部134に表示させる。
【0053】
設備情報(印刷機)は、印刷工程101に設置されている印刷機の運転条件を示すデータである。
図5(b)中の設備情報(印刷機)は、上記運転条件を示すデータの構成を示す図である。
この図中の半田量欄631は、クリーム半田の塗布量がミリグラム単位で示され、印刷圧欄632は、クリーム半田を塗布する際の押しつけ圧力がキロパスカル単位で示され、角度欄633は、クリーム半田塗布後にプリント基板上を走らせるスキージの角度が示されている。
【0054】
また、平均欄634は、半田量欄631〜角度欄633の各項目における平均値が示され、最大欄635は、半田量欄631〜角度欄633の各項目における最大値が示され、最小欄636は、半田量欄631〜角度欄633の各項目における最小値が示されている。
欄637には、当該設備情報を集計したデータの範囲が期間で示されている。
【0055】
この期間は、当該設備情報、即ち、印刷工程101の運転条件を計測した期間(年月日および時刻)に当該印刷工程101から印刷検査機102に至るまでの所要時間を加算した期間が示されている。
また、半田付工程115から得られた設備情報を取得する際、集計部132は、検査日時欄606に示される期間を参照して、品質評価の対象となっているプリント基板が半田付工程115内を流れていた際に計測された設備情報(印刷機)をデータ記憶部123から読み出し、品質評価結果と関連付けて表示部134に表示させる。
【0056】
集計部132において、実装工程に関連する品質評価結果に対応する設備情報(実装機)をデータ記憶部123から読み出すのに際し、当該読み出しを行うためのキーが必要であるが、品質評価結果と設備情報(実装機)とを1対1で直接結び付けることができるキーが存在しない。
そこで、集計部132は、品質評価結果に含まれる項目と設備情報(実装機)に含まれる項目のどちらの項目をも含む、NCデータ作成装置から送られるプリント基板の生産指示情報である実装情報を用いて、品質評価結果と設備情報(実装機)との関連付けを行い、目的とする設備情報を読み出している。
【0057】
図5(c)は、この実装情報のデータ構成を示す図である。
設備名欄611は、生産工程100に設置されている実装機111〜113を示すコードが示され、実装位置欄612は、電子部品の実装位置を示すコードが示されている。
この実装位置を示すコードは図5(a)中の品質評価結果における検査箇所を示すコードとも一致しているため、検査箇所は実装位置と一致する。
【0058】
また、座標(x)欄613には、プリント基板上の左下隅にある基準点からのx軸方向における実装部品の距離「100、200、…」、また、座標(y)欄613には、前記基準点からのy軸方向における実装部品の距離「300、400」がそれぞれミリメートル単位で示され、部品品番欄615は、部品を示すコード「H001、E003、…」が示され、部品供給ユニット欄616は、実装部品を供給した部品供給ユニットを示すコード「3、4、…」が示されている。
【0059】
集計部132は、品質評価結果に含まれる検査個所のコードと実装情報に含まれる実装位置のコードとが一致するデータを参照し、当該データに含まれる部品供給ユニットの番号を取得し、当該部品供給ユニットの番号および検査日時欄606の期間をキーとして、品質評価の対象となっているプリント基板が実装工程110内を流れていた期間を割り出し、割り出された期間において実装工程110で計測された設備情報(実装機)をデータ記憶部123から読み出し、品質評価結果と関連付けて表示部134に表示させる。
【0060】
図5(b)中の設備情報(実装機)は、実装状態を示すデータの構成を示す図である。
この図中の部品供給ユニット欄621は、実装部品の供給元の部品供給ユニットを示す部品供給ユニットの番号が示され、装着数欄622は、正常に部品が装着された件数が示され、吸着数欄623は、部品供給ユニットから装着すべき部品を吸着して取りだした回数が示されている。
【0061】
欄625には、当該設備情報(実装機)を集計したデータの範囲が期間で示されている。
この期間は、当該設備情報、即ち、実装工程110の実装状態を計測した期間(年月日および時刻)に当該実装工程110から装着検査機114に至るまでの所要時間を加算した期間が示されている。
【0062】
さらに、集計部132は、検査日時欄606の期間をもとに、品質評価の対象となっているプリント基板に半田付けを行っていた期間を割り出し、割り出された期間において半田付工程115で計測された設備情報(リフロー)をデータ記憶部123から読み出し、品質評価結果と関連付けて表示部134に表示させる。
【0063】
設備情報(リフロー)は、半田付工程に設置されているリフロー炉の運転条件を示すデータある。
図5(b)中の設備情報(リフロー)は、リフロー炉の運転条件を示すデータの構成を示す図である。
この図中のゾーン1温度欄641は、リフロー炉内の3つに分けられたセクションのうち、予熱ゾーンの温度が示され、ゾーン2温度欄642は、本加熱ゾーンの温度が示され、ゾーン3温度欄643は、冷却ゾーンの温度が示されている。
【0064】
また、平均欄644は、ゾーン1温度欄641〜ゾーン3温度欄643の各項目における平均値が示され、最大欄645は、ゾーン1温度欄641〜ゾーン3温度欄643の各項目における最大値が示され、最小欄646は、ゾーン1温度欄641、ゾーン2温度欄642およびゾーン3温度欄643の各項目における最小値が示されている。
【0065】
欄647には、当該設備情報(リフロー)を集計したデータの範囲が期間で示されている。
この期間は、当該設備情報、即ち、半田工程115の運転条件を計測した期間(年月日および時刻)に当該半田工程115から外観検査機116に至るまでの所要時間を加算した期間が示されている。
【0066】
設備保全者は、このような品質評価の結果を参照し、不良の発生元を特定し、製造装置を調整して製品の品質向上を図っている。
以上のように構成された、品質評価システムの品質分析装置120における処理の詳細を説明する。
図6は、品質評価システムの品質分析装置120における処理を示すフローチャートである。
【0067】
データ記憶部123は、受信部121およびバッファ122を経由して到来する印刷検査機102、装着検査機114および外観検査機116からの検査結果を受取って記憶した後(ステップS101)、さらに、補修工程140の入力部141より過判定情報および補修情報を受取って記憶する(ステップS102)。
【0068】
過判定率算出部124は、データ記憶部123に記憶されるデータのうち、補修工程140において、補修情報および過判定情報が入力された検査項目を読み出し、過判定率を算出し、フィルタリングデータを生成する(ステップS103)。
フィルタリング項目決定部125は、入力135が品質評価の対象から除外する項目を選別するための閾値(過判定率)を受付けたかどうかを判定し(ステップS104)、閾値(過判定率)が受付けられた場合には、当該閾値を取得し(ステップS105)、閾値以上の過判定率を有するフィルタリングデータを表示部135に表示させる(ステップS106)。
【0069】
入力135は、上記フィルタリングデータの指定、および指定されたフィルタリングデータ間のANDやOR条件を受付けて、品質評価の対象から除外するフィルタリング条件を決定する(ステップS107)。
フィルタリング項目決定部125は、作業者が前記閾値とは無関係に所望する検査項目を品質評価の対象から除外するマニュアルモードの設定がなされているか、前記ステップS107で決定されたフィルタリング条件を維持するオートモードの設定がなされているか、または、前記ステップS107で決定されたフィルタリング条件に作業者が所望する条件に修正を加えるマニュアルオートモードの設定がなされているかどうかを判定し(ステップS108)、マニュアルモードであれば、従前のフィルタリング条件を作業者より入力された新たなフィルタリング条件に更新し(ステップS109)、オートモードであれば、従前のフィルタリング条件を維持し、また、マニュアルオートモードであれば、作業者からの指示に従い従前のフィルタリング条件を修正して(ステップS110)、処理を終了する。
【0070】
図7は、リアルタイム処理部130における、有効な検査結果のみを用いた品質評価を実施するための処理を示すフローチャートである。
フィルタ部131は、受信部121およびバッファ122を経由して到来する印刷検査機102、装着検査機114および外観検査機116からの検査結果を受取る(ステップS201)とともに、フィルタリング項目決定部125からフィルタリング条件を受取って、検査結果の中から当該フィルタリング条件に該当するもの以外を集計部132に出力する(ステップS202)。
【0071】
集計部132は、受取った検査結果をそれぞれに検査箇所および部品品番をキーとして不良の集計を実施し(ステップS203)、当該集計結果を表示部134に表示させる(ステップS204)。
この際、集計部132は、図5に示すように、集計結果、即ち品質評価結果に対応する設備情報を関連付けて表示部134に表示させる。
【0072】
図8は、品質分析装置120における、品質評価結果を表示するための処理を示すフローチャートである。
集計部132は、集計のキーとなる項目、即ち、検査箇所および部品品番のどちらをキーにして集計を行うかどうかを判定し、(ステップS301)、当該キー変更がなされた場合には、変更後の設定を示すデータを入力部135から受取る(ステップS302)。
【0073】
なお、このキーの変更は、表示部134の画面上に表示されたアイコンをクリック操作することによりなされる。
集計部132は、上記のステップを経て設定されたキーのもとづき、フィルタ部から受取った検査結果を集計し(ステップS303)、表示するためのデータを生成し(ステップS304)、表示方法の設定変更がなされたかどうかを判断し(ステップS305)、表示方法の設定変更がなされていれば、新たな表示方法の設定を取得し(ステップS306)、当該設定にしたがって集計結果を表示部134に出力する(ステップS307)。
【0074】
なお、この、表示方法の設定の変更は、表示部134の画面上に表示されたアイコンをクリック操作することによりなされる。
そして、集計部132は、表示を終了する指示がなされていないかどうかを判定し、表示を終了する指示がなされている場合には、処理を終了し、表示を終了する指示がなされていない場合は、集計のキーとなる項目を判定するステップS301に戻る(ステップS308)。
【0075】
図9は、上記のような品質評価結果を表示するための処理を実施した結果、表示部134に表示される画面表示700の1例を示す図である。
画面表示700は、品質評価結果を示すための画像である。
当該画面表示700内には、複数の表示部とボタンを有し、以下にその詳細を説明する。
【0076】
「回路別←→品番別」と表示されたボタン701は、検査結果を集計するためのキーとして、検査箇所および部品品番のどちらかを選択するためのボタンであり、作業者により、このボタンがクリックされる度に、前記キーが検査箇所と部品品番の間で、切り替えがなされる。
なお、画面表示700は、検査箇所、即ち、実装位置をキーにして検査結果の集計を行った事例が示されている。
【0077】
「過判定除く」と表示されたボタン702は、検査結果を集計する際、フィルタリングを実施するかどうかを選択するためのボタンであり、作業者により、このボタンがクリックされる度に、フィルタリングの実施とフィルタリングの未実施の切り替えがなされる。
「凡例表示」と表示されたボタン703は、集計結果を棒グラフ化して表示する際の、棒グラフに示された模様が示す不良の種別を説明するためのウインドウを開くためのボタンであり、作業者により、このボタンがクリックされると、模様と不良の種別に対応付られた一覧表が示されるウインドウが開かれる。
【0078】
図10は、このようなウンドウ740の例を示す図である。
ウインドウ740の欄741は、当該ウインドウ740のタイトルを示す「凡例」が示され、欄742〜744それぞれは、図9中の集計結果を示す棒グラフに示されている模様と、それらが意味している不良の種別が並べられて示されている。
【0079】
また、ウインドウ740の右上には、クリックされると当該ウインドウ740を閉じるための「×」と表示されたボタン745が示されている。
欄704は、品質評価の対象となった生産工程100を示すコードが示され、欄705は、当該生産工程100における外観検査機を示すコードが示され、集計期間欄706は、品質評価の対象期間を特定する検査結果に付与された検査の年月日および時刻の範囲(以下、「評価期間」という)が示されている。
【0080】
作業者は、品質評価の対象とする検査結果の範囲として、評価期間そのものを指定することもできるが、リアルタイムで品質情報を確認しやすい、最新のN個の検査結果を品質評価対象として指定することもできる。
この場合、集計部132は、上記N個に該当する検査結果に付与された検査の年月日および時刻を参照し、評価期間を算出して表示する。
【0081】
また、基板枚数欄707は、品質評価の対象とされているプリント基板の枚数が示され、NG枚数欄708は、不良判定がなされたプリント基板の枚数が示され、不良率欄709は、基板枚数欄707に示される品質評価の対象とされているプリント基板の枚数に対するNG枚数欄708に示される不良判定がなされたプリント基板の枚数の割合が百分率で表示されている。
【0082】
また、過判定数欄710は、前記評価期間内の過判定がなされた箇所の数が示され、また、過判定率欄711は、不良と判定された箇所の数における過判定がなされた箇所の割合が百分率で表示されている。
リストボックス712は、装着機タイプ別にグラフ表示を行う際、当該装着機タイプを指定するための装着機のメニューが示され、当該リストボックス712にカーソルによる指定がなされると、例示している「高速機」以外に、「多機能装着機」等が表示され、当該メニューをクリックすることにより、クリックされた内容に設定が変更され、表示された装着機に関する品質評価結果が表示される。
【0083】
設備名称欄713は、不良の集計がなされている実装機を示す「MC1」等の設備の名称が示され、部品供給欄714は、不良と判定された部品の供給元を示す部品供給ユニットの番号「12」等が示され、実装位置欄715は、不良判定がなされた箇所を示すコード「C001A」等が示されている。
この設備名称欄713に示される設備名称は、後述の設備単位の不良率が高い設備を示すものが上から順に表示され、実装位置欄715に示されるコードは、実装位置別における不良率の高い実装位置を示すコードが上から順に表示される。
【0084】
実装位置を示すコードの横には、実装位置毎の不良件数を示す棒グラフが示され、当該棒グラフの中は、不良の種別毎に設けられた模様で塗り分けられている。
このグラフは、受信部121が新たな検査結果を受信する毎に、当該検査結果が品質評価に反映されるため、リアルタイムで変化する。
【0085】
また、設備名称の下段、例えば、欄716には、当該設備単位の不良率「40%」が表示されている。
実装位置欄715は、不良の集計単位となっている実装位置、即ち、検査箇所を示すコード「C123A」等が示され、例えば、当該「C123A」が表示されているボタン720をダブルクリックすると、当該実装位置に関するさらに詳細な情報を選択するためのウインドウ750が表示される。
【0086】
図11は、このようなウインドウ750の例を示す図である。
ウインドウ750の欄751は、当該ウインドウ750のタイトルを示す「メニュー」が示され、図面表示ボタン752は、当該ボタンをクリックされることにより、このウンドウ750を表示する際にダブルクリックが行われた実装位置を示すコード(以下、「指定コード」という)に対応するプリント基板上の位置を示す図面760が表示されるボタンが示され、NG情報ボタン753は、当該ボタンがクリックされることにより、前記指定コードが示す位置に実装される部品の部品品番および当該位置で不良と判定された、不良の種別とその件数を示すウインドウ770が表示されるボタンが示され、対策ボタン754は、当該ボタンがクリックされることにより、当該指定コードに対応付けられて表示されている不良に対する処置、例えば、設備調整等が行われ、当該指定コードに関する検査結果の集計を初めからやり直したい場合に、従前の不良件数を示す棒グラフの模様が消去され、かつ、外枠のみを残して表示するためのボタンが示されている。
【0087】
図12は、図面表示ボタン752がダブルクリックされた場合に表示される図面760を示す図である。
この図において、前記指定コードにより示される位置、即ち、不良箇所が1点鎖線の交点761により示されている。
図13は、NG情報ボタン753がダブルクリックされた場合に表示されるウインドウ770を示す図である。
【0088】
欄771には、当該ウンドウのタイトル「NG情報」が示され、欄772は、前記指定コードが示され、部品品番欄773は、当該指定コードが示す実装位置に位置する部品の部品品番「NJM253BYTE」が示され、欄774〜775には、不良の種別とその不良件数が並べて示され、また、合計欄776は、これら不良件数の合計が示されている。
【0089】
また、ウインドウ770の右上には、クリックされると当該ウインドウ770を閉じるための「×」と表示されたボタン777が示されている。
「C123A」と表示されている実装位置コード720、即ち、当該箇所における不良の発生件数を示す棒グラフは、対策ボタン754がダブルクリックされた直後の棒グラフの表示状態が表示されている。
【0090】
「★」マーク730は、同じ実装位置で連続して不良が発生した場合、規定数以上、例えば、3回以上連続して不良発生した場合に、3回を超える連続不良が発生する毎に「★」マークが追加されたものが表示される。
なお、当該マークは、対策ボタン754がクリックされると、集計部132により消去される。
【0091】
図14は、この「★」マークをダブルクリックした場合に開かれるウインドウ780を示す図である。
この図中の欄781は、このウンドウのタイトルである「連続不良」が示され。
欄782は、当該連続不良が発生した部品の部品品番「WP01」が示される。
【0092】
発生回数欄783は、連続不良が何回発生すると最初の「★」マークを表示させるかを示す設定値が記載される。
最終発生時刻欄784は、連続不良が発生した最後のエラーが発生した年月日「1999/05/17」および時刻「11:22」が示される。
また、ウインドウ780の右上には、クリックされることにより当該ウインドウ780を閉じる「×」と表示されたボタン785が示されている。
【0093】
図9中のボーダーライン731は、不良が多発した場合に、警報を鳴し始める不良数の閾値を示す線が示され、当該線はドラッグされることにより移動でき、当該移動がなされた場合には、当該閾値が変更される。
当該ボーダーラインを超える量の不良が発生する場合、集計部132は、警報等を鳴らし、不良の多発を知らせる。
【0094】
以上のように、本実施形態によれば、品質分析装置120において、生産工程100内の各検査機(印刷検査機102、装着検査機114、外観検査機116)に誤った判定結果、即ち、過判定が多数存在する場合であっても、これら過判定に影響されにくい生産工程の品質評価が製品の生産と連動して実施でき、また、これら情報を製造装置固有の情報を結びつけて表示することにより、不良発生元の製造装置または不良発生部品の特定が容易となり、速やな品質改善処置が講じられる。
【0095】
なお、本実施の形態では、印刷検査機102、装着検査機114および外観検査機116は、検査結果が不良である場合に、検査結果を品質分析装置120に送信するとしたが、良、不良に関係なく検査を行う毎に検査結果を品質分析装置120に送信するとしても構わない。
また、入力部135は、品質評価の対象とする検査日時(以下、「品質評価期間」という)の入力を受付けるとしたが、品質評価の対象とするプリント基板番号の範囲の入力を受付けるととしてもよい。
【0096】
この場合、フィルタ部131は、バッファ122からプリント基板番号の範囲のプリント基板番号を含む検査結果をまとめて読み出すと、入力部135からの指示にしたがって検査結果を修正し、集計部132に出力する。
また、本実施の形態では、集計結果を示す棒グラフは、不良の種別を示す模様が示されているが、模様以外にも、複数の色により識別を行ってもよく、また、模様と色の組み合わせで不良の種別を識別しても構わない。
【0097】
この場合、凡例表示ボタン703は、これらの色もしは模様と色との組み合わせが意味する不良の種別を示すウンドウを表示するためのボタンとなる。
また、過判定かどうかの判断は、補修工程140における作業者の目視検査により行うとしたが、目視検査以外検査であってもよい。
この場合、印刷検査機102、装着検査機114および外観検査機116より高精度な判定の能力を有する他の自動検査機を用いることにより実現される。
【0098】
また、入力部135は、作業者からの指示、例えば、過判定率の大きいキーとして用いられた項目の一覧を表示する指示およびこれら項目を表示させるための過判定率の閾値を受付け、当該指示の結果表示された項目の中から、品質評価の対象から除外するオートフィルタ項目の指示受付け、これら除外すべき項目が複数ある場合には、これら項目が重複する場合に除外するのか、これら項目の1つでもあれば除外するのか等を指示するANDやORのフィルタリング条件の設定を受付けるとしたが、過判定率の閾値とキーとして用いられた項目の組を受付け、フィルタリング条件は入力しないとしてもよい。
【0099】
この場合、フィルタリング項目決定部125は、入力された閾値以上の過判定率を有するキーが示す検査箇所、部品または不良の種別について、品質評価の対象から除外すべき除外項目として自部の憶領域に記憶する。
また、本実施の形態では、プリント基板の生産工程を例に説明を行なったが、一般の製造及び組立工場などの生産工程における品質評価に適用しても有効である。
【0100】
このような場合、生産工程のほとんどは、コンピュータにより管理されているといっても過言ではなく、図6に示される品質分析装置における処理と図7に示されるリアルタイム処理部における有効な検査結果のみを用いた品質評価を実施するための処理と図8に示される品質分析装置における品質評価結果を表示するための処理とを実施するプログラムが、工程管理を担うコンピュータにより実行されることにより、発明の効果が発揮されることとなる。
【0101】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明に係る品質評価装置は、複数の検査項目毎に、製品に対する良否の判定を行い、それらの結果を含む検査結果を出力する検査機を含む生産システムにおいて品質評価を実施する装置であって、前記検査機から検査結果を受信する受信手段と、検査項目のうち品質評価の対象から除外すべき除外項目を記憶する記憶手段と、前記受信手段が検査結果を受取ると、当該検査結果から前記除外項目についての判定結果を除外して、品質評価を実施する品質評価手段と、前記品質評価の結果を出力する出力手段とを備えることを特徴とし、また、本発明に係る品質評価方法は、複数の検査項目毎に、製品に対する良否の判定を行い、それらの結果を含む検査結果を出力する検査機を含む生産システムにおいて品質評価を実施する方法であって、前記検査機から検査結果を受信する第1ステップと、検査項目のうち品質評価の対象から除外すべき除外項目を記憶する記憶領域から除外項目を読み出し、前記検査機から検査結果を受信すると、当該検査結果から前記除外項目についての判定結果を除外して、品質評価を実施する第2ステップと、前記品質評価の結果を出力する第3ステップとを有することを特徴とし、また、本発明に係るプログラムが記録されているコンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、複数の検査項目毎に、製品に対する良否の判定を行い、それらの結果を含む検査結果を出力する検査機を含む生産システムにおいて品質評価を実施するためのプログラムが記録されているコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、前記検査機から検査結果を受信する第1ステップと、検査項目のうち品質評価の対象から除外すべき除外項目を記憶する記憶領域から除外項目を読み出し、前記検査機から検査結果を受信すると、当該検査結果から前記除外項目についての判定結果を除外して、品質評価を実施する第2ステップと、前記品質評価の結果を出力する第3ステップとを実行させるためのプログラムが記録されていることを特徴とし、また、本発明に係るプログラムは、複数の検査項目毎に、製品に対する良否の判定を行い、それらの結果を含む検査結果を出力する検査機を含む生産システムにおいて品質評価を実施するためのプログラムであって、前記検査機から検査結果を受信する第1ステップと、検査項目のうち品質評価の対象から除外すべき除外項目を記憶する記憶領域から除外項目を読み出し、前記検査機から検査結果を受信すると、当該検査結果から前記除外項目についての判定結果を除外して、品質評価を実施する第2ステップと、前記品質評価の結果を出力する第3ステップとを実行させることを特徴とする。
【0102】
これにより、品質評価に用いる検査結果に妥当でない判定が含まれる場合であっても、妥当な判定がなされていないと推定される検査項目を、品質評価の対象から除外すべき除外項目とすれば、妥当でない判定に影響されにくい品質評価が実施される。
このような効果を発揮する品質評価装置を構成する出力手段の1例として、実施の形態における集計部132が挙げられ、同様に記憶手段の1例として、実施の形態におけるフィルタリング項目決定部125が挙げられる。
【0103】
また、前記記憶手段は、妥当な判定がなされていないと推定される検査項目を前記除外項目として記憶しているとしてもよい。
これにより、品質評価に用いる検査結果に妥当でない判定が含まれる場合であっても、妥当でない判定に影響されにくい品質評価が実施される。
また、前記記憶手段は、さらに、前記受信手段が受信した過去の検査結果を複数記憶し、前記品質評価装置は、さらに、作業者からの入力を受付ける受付手段と、前記記憶手段に記憶されている前記検査機によりなされた不良判定のうち、当該判定が妥当でない旨が前記受付手段により入力された判定が占める割合を算出する算出手段と前記割合の高い判定の検査項目を抽出する抽出手段とを備え、前記除外項目は、抽出手段により抽出された前記検査項目であるとしてもよい。
【0104】
これにより、妥当でない判定がなされた度合いの高い検査項目が品質評価の対象から除外される。
このような効果を発揮する品質評価装置を構成する算出手段の1例として、実施の形態における過判定率算出部124が挙げられ、同様に抽出手段の1例として、実施の形態におけるフィルタリング項目決定部125が挙げられる。
【0105】
また、前記品質評価装置は、さらに、作業者からの入力を受付ける受付手段を備え、前記除外項目は、前記受付手段に入力された項目であるとしてもよい。
これにより、作業者が所望する検査項目が品質評価の対象から除外される。
また、前記検査機による検査は、検査対象の外観についての検査であり、検査項目に対する前記妥当性判断は、外観についての人による目視検査によるものであり、前記検査機の検査結果は、検査箇所と、当該検査箇所の良否判定と、不良の種別と、検査対象部品とがそれぞれ対応付けられた情報を含み、前記品質評価手段は、検査箇所、不良の種別および検査対象部品のいずれかの項目を前記除外項目として、前記品質評価を実施するとしてもよい。
【0106】
これにより、検査項目の妥当性判断が人の目視検査により行われることにより信頼性を増し、また、除外項目を品質不良の発生に密接に関連する検査箇所、不良の種別および検査対象部品のいずれかの項目とすることで、品質評価精度の向上が図られる。
また、前記生産システムは、1以上の製造装置を含み、前記製造装置は、自装置と加工部位とが対応付けられたデータを含む生産指示情報にしたがって製品を加工するとともに、加工品質に関わる当該製造装置固有の情報を出力するものであって、前記受信手段は、さらに、前記生産指示情報および製造装置固有の前記情報を受信し、前記出力手段は、さらに、前記検査箇所を前記生産指示情報内の加工部位として製造装置固有の前記情報を前記品質評価の結果に対応付けて表示するための信号を出力するとするとしてもよい。
【0107】
これにより、品質評価の結果と製造装置の加工品質に関わる情報とを即座に比較検討でき、製造装置の不良発生の原因究明がより容易となる。
なお、前記製造装置の1例としては、実施の形態における印刷工程101、実装機111〜113および半田付工程115が挙げられ、加工部位の1例としては、印刷を行う部位、部品の実装を行う部位および半田付けを行う部位等が挙げられ、製造装置固有の情報の1例としては、実施の形態における設備情報が挙げられ、製造装置固有の情報の1例としては、実施の形態における前記設備情報のコンテンツが挙げられる。
【0108】
また、前記製品は、電子部品が実装されたプリント基板であり、前記製造装置は、電子部品が実装されたプリント基板を生産する装置であって、前記品質評価手段は、プリント基板の品質不良を集計するとするとしてもよい。
これにより、電子部品が実装されたプリント基板の品質検査を自動に行う検査機の検査の結果に妥当性に欠けるものが含まれていた場合であっても、当該妥当性に欠ける検査の結果に影響されにくい品質評価が実施される。
【0109】
特に、電子部品を実装したプリント基板は、あらゆる電気・電子製品、例えば、携帯電話、パソコン、TVおよびビデオ等に使用されており、その製品の性能、即ち、動作や処理に大きく影響を与えるものである。
そして、このような部品実装プリント基板には、数十から数百の小型部品からコネクタやQFP等の様々な部品を実装するものである。
【0110】
また、使用される基板の種類も多種多用となってきており、さらに、半田付けの材料も無鉛半田化推進の傾向によりその種類も多様化してきている。
しかも、近年の電気・電子製品の小型化、軽量化に伴いプリント基板に実装される部品にも高密度実装の要求が高まり、実装する部品間隔が0.5mm等の狭いピッチ間隔となってきている。
【0111】
また、実装完了品を多く生産するという生産効率の向上も要求されている。
このような状況の中で、要求品質を満足させる実装完了品を製造するには、上述したように印刷、実装および半田付け等の工程それぞれの直後に実施される検査の結果を如何に有効に活用すること、つまり、上述した過判定の影響を極力低減した品質評価を行うことが重要となり、これらを実現するために、本願発明は有効なものとなる。
【0112】
また、本発明に係る品質表示装置は、検査箇所に対する良否判定と当該検査箇所で発生する不良の改善において実施する調査の調査対象を特定するための識別子とを含む複数の検査箇所における検査結果を、複数の検査箇所それぞれについて出力する検査機を有する電子部品付プリント基板の生産システムにおいて、品質情報を表示する装置であって、前記検査機より前記検査結果を受信する受信手段と、前記識別子を用いて前記調査対象毎に検査結果を集計し、前記調査対象別に不良の発生状況を前記品質情報として表示する表示手段とを備えることを特徴とし、また、本発明に係る品質表示方法は、検査箇所に対する良否判定と当該検査箇所で発生する不良の改善において実施する調査の調査対象を特定するための識別子とを含む、複数の検査箇所それぞれについて検査結果を出力する検査機を有する電子部品付プリント基板の生産システムにおいて、品質情報を表示する方法であって、前記検査機より前記検査結果を受信する第1ステップと、前記識別子を用いて前記調査対象毎に検査結果を集計し、前記調査対象別に不良の発生状況を前記品質情報として表示する第2ステップとを有することを特徴とし、また、本発明に係るプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、検査箇所に対する良否判定と当該検査箇所で発生する不良の改善において実施する調査の調査対象を特定するための識別子とを含む検査結果を、複数の検査箇所それぞれについて出力する検査機を有する電子部品付プリント基板の生産システムにおいて、品質情報を表示するためのプログラムが記録されているコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、前記検査機より前記検査結果を受信する第1ステップと、前記識別子を用いて前記調査対象毎に検査結果を集計し、前記調査対象別に不良の発生状況を前記品質情報として表示する第2ステップとを有することを特徴とし、また、本発明に係るプログラムは、検査箇所に対する良否判定と当該検査箇所で発生する不良の改善において実施する調査の調査対象を特定するための識別子とを含む検査結果を、複数の検査箇所それぞれについて出力する検査機を有する電子部品付プリント基板の生産システムにおいて、品質情報を表示するためのプログラムであって、前記検査機より前記検査結果を受信する第1ステップと、前記識別子を用いて前記調査対象毎に検査結果を集計し、前記調査対象別に不良の発生状況を前記品質情報として表示する第2ステップとを有することを特徴とする。 これにより、調査対象毎に不良の発生状況が表示され、複数存在する調査対象の中から不良が多い、即ち、品質改善効果の高いものから先に調査を実施することが容易となる。
【0113】
また、前記調査対象は、検査箇所の生産に関わった製造装置であるとしてもよい。
これにより、製造装置毎に不良の発生状況が表示され、複数存在する製造装置の中から不良が多い、即ち、品質改善効果の高い製造装置から先に調査を実施することが容易となる。
【0114】
前記調査対象は、検査箇所に装着される部品であるとしてもよい。
これにより、検査箇所に装着される部品毎に不良の発生状況が表示され、不良が多い、即ち、品質改善効果の高い部品から先に調査を実施することが容易となる。
また、前記調査対象は、検査箇所であるとしてもよい。
【0115】
これにより、検査箇所毎に不良の発生状況が表示され、不良が多く発生している箇所が容易に特定される。
また、前記表示手段は、不良の発生状況をグラフ化して表示し、かつ、不良の種別毎に色または模様を変えて、当該グラフの内部を表示するとしてもよい。
これにより、グラフ色または模様を見ることにより、発生している不良の種別の内訳が容易に認識される。
【0116】
また、前記表示手段は、不良の発生状況を説明するための文字、記号、数字、図形、模様、色彩もしくはこれらの結合からなるものを表示し、これらはカーソルにより指定されると、指定された対象が示す内容についてさらに詳細を説明するための新たなウンドウを開くボタンであるとしてもよい。
これにより、より詳細な情報が説明されたウインドウを開くことが、簡単な操作で実現される。
【0117】
また、前記ボタンは、検査箇所を示すものであって、前記ウインドウは、不良の箇所を指し示す図面を含むとしてもよい。
これにより、簡単な操作で不良の箇所が図面上に指し示される。
また、前記ボタンは、検査箇所を示すものであって、前記ウインドウは、当該箇所の不良対策がなされたことを入力するための画面であって、当該入力がなされると、前記表示手段は、当該箇所の不良の発生状況を示すグラフの前記色または前記模様を消去するとしてもよい。
【0118】
これにより、不良処置がなされたものとそうでないものの不良の発生状況が容易に認識される。
また、前記ボタンは、連続不良の発生を示すものであって、前記ウインドウは、連続不良の回数または連続不良の発生時間を示す画面であるとしてもよい。
これにより、簡単な操作で連続不良の回数または連続不良の発生時間が表示される。
【0119】
また、前記ボタンは、不良の発生状況を示すグラフに付された前記色または前記模様であって、前記ウインドウは、当該色または当該模様それぞれが意味する不良の種別を説明するための画面であるとしてもよい。
これにより、グラフに付された色または模様が示す内容が簡単な操作で説明される。
【0120】
また、前記ボタンは、検査箇所を示すものであって、前記ウインドウは、検査箇所に位置する部品、不良の種別および不良件数を示す画面であるとしてもよい。
これにより、品質評価として最も重要な項目である部品、不良の種別および不良件数が一目瞭然に把握される。
【0121】
また、本発明に係る品質評価システムは、前記品質評価装置と前記品質表示装置とからなるとしてもよい。
これにより、品質評価に用いる検査結果に妥当でない判定が含まれる場合であっても、妥当な判定がなされていないと推定される検査項目を、品質評価の対象から除外すべき除外項目とすれば、妥当でない判定に影響されにくい品質評価が実施され、かつ、当該品質評価の結果が製造装置毎または部品毎に表示され、不良発生元の製造装置または不良発生部品の特定が容易に実施できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における品質評価システムの機能ブロック図である。
【図2】データ記憶部に記憶された検査結果のデータ構造を示す図である。
【図3】過判定率算出部による項目別ソーティングの実施例を示す図である。
【図4】過判定率算出部による過判定率の算出結果を示す図である。
【図5】(a)は、集計部で実施された、品質評価の結果を示す図である。
(b)は、生産工程内の各設備の運転条件が示された図である。
(c)は、NCデータ作成装置が生成するプリント基板の生産指示情報である。実装情報を示す図である。
【図6】品質分析装置における処理を示すフローチャートである。
【図7】リアルタイム処理部における、有効な検査結果のみを用いた品質評価を実施するための処理を示すフローチャートである。
【図8】品質分析装置における、品質評価結果を表示するための処理を示すフローチャートである。
【図9】品質評価結果を表示するための処理を実施した結果、表示部に表示される画面表示の1例を示す図である。
【図10】「凡例表示」ボタンが押下された場合に開かれる、模様と不良の種別が対応付られた一覧表が表示されているウインドウを示す図である。
【図11】実装位置欄に示されているコードをダブルクリックした場合に開かれる、当該実装位置に関するさらに詳細な情報を選択するためのウインドウを示す図である。
【図12】図面表示ボタンがダブルクリックされた場合に表示される図面の1例である。
【図13】NG情報ボタンがダブルクリックされた場合に表示されるウインドウを示す図である。
【図14】「★」マークをダブルクリックした場合に開かれるウインドウを示す図である。
【図15】従来のプリント基板の生産工程および不良と判定されたプリント基板を補修する補修工程を示す図である。
【符号の説明】
98 プリント基板
99 実装完了品
100 生産工程
101 印刷工程
102 印刷検査機
110 実装工程
111〜113 実装機
114 装着検査機
115 半田付工程
116 外観検査機
120 品質分析装置
121 受信部
122 バッファ
123 データ記憶部
124 過判定率算出部
125 フィルタリング項目決定部
130 リアルタイム処理部
131 フィルタ部
132 集計部
134 表示部
135 指示入力部
135 入力部
135 表示部
140 入力部
140 補修工程
141 入力部
142 表示部
890 プリント基板
891 実装完了品

Claims (8)

  1. 複数の検査項目毎に、製品に対する第1の良否の判定を行い、それらの結果を含む検査結果を出力する検査機を含む生産システムにおいて品質評価を実施する装置であって、
    前記検査機から検査結果を受信する受信手段と、
    検査項目のうち品質評価の対象から除外すべき除外項目を記憶する記憶手段と、
    前記受信手段が検査結果を受取ると、当該検査結果から前記除外項目についての判定結果を除外すると共に、当該除外が行われた後に残された検査項目の判定結果にもとづいて、前記第1の良否の判定と異なる第2の良否の判定を行う品質評価を実施する品質評価手段と、
    前記品質評価の結果を出力する出力手段と、
    操作者からの複数の前記検査項目の論理積と論理和とからなるフィリタリング条件の入力を受付ける受付手段とを備え、
    前記除外項目は、前記受付手段に入力された前記フィリタリング条件により特定される検査項目であることを特徴とする品質評価装置。
  2. 前記記憶手段は、妥当な判定がなされていないと推定される検査項目を前記除外項目として記憶していることを特徴とする請求項1記載の品質評価装置。
  3. 前記検査機による検査は、検査対象の外観についての検査であり、
    検査項目に対する前記妥当性判断は、外観についての人による目視検査によるものであり、
    前記検査機の検査結果は、検査箇所と、当該検査箇所の良否判定と、不良の種別と、検査対象部品とがそれぞれ対応付けられた情報を含み、
    前記品質評価手段は、検査箇所、不良の種別および検査対象部品のいずれかの項目を前記除外項目として、前記品質評価を実施することを特徴とする請求項2記載の品質評価装置。
  4. 前記生産システムは、1以上の製造装置を含み、
    前記製造装置は、自装置と加工部位とが対応付けられたデータを含む生産指示情報にしたがって製品を加工するとともに、加工品質に関わる当該製造装置固有の情報を出力するものであって、
    前記受信手段は、さらに、前記生産指示情報および製造装置固有の前記情報を受信し、
    前記出力手段は、さらに、前記検査箇所を前記生産指示情報内の加工部位として製造装置固有の前記情報を前記品質評価の結果に対応付けて表示するための信号を出力することをとくちょうとする請求項1記載の品質評価装置。
  5. 前記製品は、電子部品が実装されたプリント基板であり、
    前記製造装置は、電子部品が実装されたプリント基板を生産する装置であって、
    前記品質評価手段は、プリント基板の品質不良を集計することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の品質評価装置。
  6. 複数の検査項目毎に、製品に対する第1の良否の判定を行い、それらの結果を含む検査結果を出力する検査機を含む生産システムにおいて品質評価を実施する方法であって、
    前記検査機から検査結果を受信する第1ステップと、
    操作者から、複数の前記検査項目の論理積と論理和とからなるフィリタリング条件であって、前記複数の検査項目のうち品質評価の対象から除外すべきものを除外項目として特定するものの入力を受付ける第2ステップと、
    前記フィルタリング条件にもとづいて前記除外項目を特定し、前記検査機から検査結果を受信すると、当該検査結果から前記除外項目についての判定結果を除外すると共に、当該除外が行われた後に残された検査項目の判定結果にもとづいて、第1の良否の判定とは異なる第2の良否の判定を行う品質評価を実施する第3ステップと、
    前記品質評価の結果を出力する第4ステップと
    を有することを特徴とする品質評価方法。
  7. 複数の検査項目毎に、製品に対する第1の良否の判定を行い、それらの結果を含む検査結果を出力する検査機を含む生産システムにおいて品質評価を実施するためのプログラムが記録されているコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
    前記検査機から検査結果を受信する第1ステップと、
    操作者から、複数の前記検査項目の論理積と論理和とからなるフィリタリング条件であって、前記複数の検査項目のうち品質評価の対象から除外すべきものを除外項目として特定するものの入力を受付ける第2ステップと、
    前記フィルタリング条件にもとづいて前記除外項目を特定し、前記検査機から検査結果を受信すると、当該検査結果から前記除外項目についての判定結果を除外すると共に、当該除外が行われた後に残された検査項目の判定結果にもとづいて、第1の良否の判定とは異なる第2の良否の判定を行う品質評価を実施する第3ステップと、
    前記品質評価の結果を出力する第4ステップと
    を実行させるためのプログラムが記録されているコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
  8. 複数の検査項目毎に、製品に対する第1の良否の判定を行い、それらの結果を含む検査結果を出力する検査機を含む生産システムにおいて品質評価を実施するためのプログラムであって、
    前記検査機から検査結果を受信する第1ステップと、
    操作者から、複数の前記検査項目の論理積と論理和とからなるフィリタリング条件であって、前記複数の検査項目のうち品質評価の対象から除外すべきものを除外項目として特定するものの入力を受付ける第2ステップと、
    前記フィルタリング条件にもとづいて前記除外項目を特定し、前記検査機から検査結果を受信すると、当該検査結果から前記除外項目についての判定結果を除外すると共に、当該除外が行われた後に残された検査項目の判定結果にもとづいて、第1の良否の判定とは異なる第2の良否の判定を行う品質評価を実施する第3ステップと、
    前記品質評価の結果を出力する第4ステップと
    をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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