JP4805425B2 - 光ファイバの着色装置の洗浄方法および光ファイバの着色装置 - Google Patents

光ファイバの着色装置の洗浄方法および光ファイバの着色装置 Download PDF

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Description

本発明は、光ファイバの樹脂被覆を着色するための光ファイバの着色装置の洗浄方法および光ファイバの着色装置に関するものである。
光ファイバの樹脂被覆には、識別等の目的で、光ファイバごとに異なる色の着色が成されている。光ファイバの着色は、着色装置に光ファイバを通過させて行なう。また、通常、光ファイバの着色は、異なる色の着色を行う際にも、1つの着色装置を用いて行なう。そして、ある光ファイバをある色のインクにより着色をした後に、着色装置を洗浄してインクを洗い流し、異なる色のインクを供給し、別の光ファイバの着色を行なっている(たとえば特許文献1参照)。このような着色装置の洗浄を行なうことによって、異なる色のインクが混ざり合うことを防止し、所望の色の着色を実現している。
一方、光ファイバに樹脂被覆を形成する工程において、線引き速度を高速にした状態で高品質の樹脂被覆を形成するための樹脂被覆装置が開示されている(たとえば特許文献2参照)。特許文献2に開示される樹脂被覆装置は、光ファイバを順次通過させるニップルと第一ダイと第二ダイとを備え、ニップルの外周に樹脂溜まりが形成され、ニップル、第一ダイ、および第二ダイの間には樹脂流路が形成され、第二ダイの光ファイバ通過孔は、その内径が光ファイバの通過方向に向かって減少しているテーパ部を有するものである。この樹脂被覆装置においては、外部から樹脂溜まりに樹脂が供給されると、樹脂流路を通って光ファイバの外周に樹脂が供給され、被覆される。この際、第二ダイの光ファイバ通過孔がテーパ部を有することによって、樹脂が安定して被覆されるとされている。なお、このような樹脂被覆装置の構造は、着色装置において、光ファイバの通過速度を高速にした状態で高品質の着色を行なう場合にも有効と考えられる。
特開平6−122535号公報 特開平9−132437号公報
しかしながら、上述したように、光ファイバの着色装置の場合には、着色する色を変更する際に洗浄を行う。この洗浄の際に、着色装置が上記高速線引き用の樹脂被覆装置のように複雑な構造とすると、洗浄に時間がかかるので、通過速度を高速化したにもかかわらず、光ファイバの生産性の低下および製造コストの増加を引き起こすという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、光ファイバの生産性の向上および製造コストの低減を実現できる光ファイバの着色装置の洗浄方法および光ファイバの着色装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る光ファイバの着色装置の洗浄方法は、光ファイバを順次通過させるニップルと第一ダイと第二ダイと、前記ニップルの外周との間にインク溜まりを形成するとともに、該インク溜まりに連結するインク供給口および洗浄液排出口を有する枠体とを備え、前記ニップル、第一ダイ、および第二ダイの間にはインク流路が形成され、前記第二ダイの光ファイバ通過孔は、内径が光ファイバの通過方向に向かって減少しているテーパ部を有する光ファイバの着色装置の洗浄方法であって、前記着色装置に、前記ニップルの光ファイバ通過孔と前記インク供給口とから洗浄液を供給し、前記洗浄液排出口から排出させる第一洗浄工程と、前記着色装置に、前記ニップルの光ファイバ通過孔と前記インク供給口とから洗浄液を供給し、前記第二ダイの光ファイバ通過孔から排出させる第二洗浄工程と、を含むことを特徴とする。
また、本発明に係る光ファイバの着色装置の洗浄方法は、上記の発明において、前記第一洗浄工程および前記第二洗浄工程の後に、前記着色装置に、前記ニップルの光ファイバ通過孔と前記インク供給口とからエアを供給し、前記洗浄液排出口から前記洗浄液を排出させる第一洗浄液排出工程と、前記着色装置に、前記ニップルの光ファイバ通過孔と前記インク供給口とからエアを供給し、前記第二ダイの光ファイバ通過孔から前記洗浄液を排出させる第二洗浄液排出工程と、を含むことを特徴とする。
また、本発明に係る光ファイバの着色装置の洗浄方法は、上記の発明において、前記第一ダイは、外周に複数の切り欠き部を有し、前記第一洗浄工程および前記第二洗浄工程において、前記第一ダイの切り欠き部によって形成された連接孔構造に前記洗浄液を流通させることを特徴とする。
また、本発明に係る光ファイバの着色装置の洗浄方法は、上記の発明において、前記第一ダイの切り欠き部の数が3以上であることを特徴とする。
また、本発明に係る光ファイバの着色装置は、光ファイバを通過させる第一光ファイバ通過孔を有するニップルと、前記ニップルの下方に位置し、前記第一光ファイバ通過孔に連通する第二光ファイバ通過孔と、外周に複数の切り欠き部とを有する第一ダイと、前記第一ダイの下方に位置し、前記第二光ファイバ通過孔に連通するとともに内径が光ファイバの通過方向に向かって減少しているテーパ部を有する第三光ファイバ通過孔を有する第二ダイと、前記ニップルの外周との間にインク溜まりを形成するとともに、該インク溜まりに連結するインク供給口および洗浄液排出口を有する枠体と、を備え、前記ニップル、第一ダイ、および第二ダイの間にはインク流路が形成され、前記第一ダイの複数の切り欠き部によって、前記インク溜まり、インク流路、テーパ部内部を順次連通する連通孔構造が形成されていることを特徴とする。
また、本発明に係る光ファイバの着色装置は、上記の発明において、前記第一ダイの切り欠き部の数が3以上であることを特徴とする。
本発明によれば、光ファイバの着色装置を迅速に洗浄できるので、光ファイバの生産性の向上および製造コストの低減を実現できるという効果を奏する。
図1は、実施の形態1に係る光ファイバの着色装置の模式的な断面図である。 図2は、図1に示す第一ダイの模式的な平面図である。 図3は、図1に示す着色装置の洗浄方法について説明する説明図である。 図4は、図1に示す着色装置の洗浄方法について説明する説明図である。 図5は、図1に示す着色装置において用いることができる第一ダイの他の実施形態の模式的な平面図である。 図6は、図1に示す着色装置において用いることができる第一ダイのさらに他の実施形態の模式的な平面図である。
以下に、図面を参照して本発明に係る光ファイバの着色装置の洗浄方法および光ファイバの着色装置の実施の形態を詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る光ファイバの着色装置の模式的な断面図である。この着色装置10は、ニップル1と、第一ダイ2と、第二ダイ3と、枠体4とを備えている。また、図2は、図1に示す第一ダイ2の模式的な平面図である。以下、図1、図2を参照して、着色装置10について具体的に説明する。
ニップル1は、光ファイバを通過させる光ファイバ通過孔1aを有している。この光ファイバ通過孔1aは、内径が光ファイバの通過方向に向かって減少しているテーパ部1bを有する。
第一ダイ2は、ニップル1の下方に位置し、枠体4と第二ダイ3とに挟まれて保持される円板状のものであって、光ファイバ通過孔1aに連通する光ファイバ通過孔2aを有している。また、第一ダイ2は、その外周に複数の切り欠き部2bを有しており、これによって突起部2cが形成され、歯車形状となっている。なお、破線Lよりも外側が、枠体4と第二ダイ3とに挟まれる領域である。また、突起部2cの周方向の最大幅Wについては、たとえば3mm以下が好ましい。幅Wが3mm以下であれば、第一ダイ2の突起部2cの枠体4と第二ダイ3とに挟まれる領域に洗浄後インクが残ることがほとんどなく、充分な洗浄性が確保される。
また、切り欠き部2bのうち、枠体4と第二ダイ3とに挟まれる領域を除いた、破線Lよりも内側の領域A、すなわち後述する連通孔構造5eの領域の1個あたりの面積Sは、たとえば光ファイバ通過孔2aの面積の1.0倍以下であることが好ましい。後述する第二洗浄工程の際、洗浄液は、第1ダイ2の光ファイバ通過孔2aおよび連通孔構造5eを通じてテーパ部3dに流れるが、連通孔構造5eの1個あたりの面積Sがある一定の大きさを超えると、テーパ部3dに残留したインクが洗浄液とともに後述するインク溜まり5aに逆流し、インク溜まり5aの洗浄液を汚染することになり洗浄効果が低下する。
第二ダイ3は、第一ダイ2の下方に位置し、光ファイバ通過孔2aに連通する光ファイバ通過孔3aを有している。また、この光ファイバ通過孔3aは、第一内径部3bと、第二内径部3cと、内径が光ファイバの通過方向に向かって減少しているテーパ部3dとを有する。なお、第一ダイ2は、第二ダイ3の第一内径部3b内に保持されている。
また、枠体4は、ニップル1と、第一ダイ2および第二ダイ3との間に位置しており、略円筒の形状を有している。また、ニップル1の外周には、枠体4の内壁4aとニップル1の外周壁1cとによってインク溜まり5aが形成されている。また、枠体4は、このインク溜まり5aに連結するように形成されたインク供給口4bと洗浄液排出口4cとを有している。
また、枠体4がニップル1と第一ダイ2との間に間隙を設けることによって、インク流路5bが形成されている。また、第一ダイ2と第二ダイ3の間であって、第二内径部3cの内側には、インク流路5cが形成されている。また、インク溜まり5a、インク流路5c、テーパ部内部5dを順次連通する連通孔構造5eが形成されている。この連通孔構造5eは、第二ダイ3の第一内径部3bと第一ダイ2の切り欠き部2bとが形成する孔によって実現されている。
つぎに、この着色装置10の使用方法の一例について説明する。はじめに、着色装置10にインク供給口4bから所望の色のインクを供給する。このとき、洗浄液排出口4cの外側に接続する流路を塞いでおき、洗浄液排出口4cから着色装置10外へインクが流出しないようにする。
つぎに、インクの供給を行ないながら、ニップル1、第一ダイ2、第二ダイ3の光ファイバ通過孔1a〜3aに、樹脂被覆を施した光ファイバをたとえば1500m/分以上の高速で順次通過させて、光ファイバの着色を行なう。ここで用いるインクの粘度は、光ファイバへの塗布性を考慮し、この着色装置10内において3Pa・s以下となるようにすることが望ましい。なお、本使用方法では、インクの温度は室温とするが、インクの粘度調整のためインクを加温してもよい。
このようにして光ファイバの着色が終了したら、以下のような工程で着色装置10の洗浄を行う。図3、図4は、図1に示す着色装置10の洗浄方法について説明する説明図である。なお、図3は第一、第二洗浄工程を示し、図4は第一、第二洗浄液排出工程を示している。また、図3、図4において、各バルブに接続する実線は配管を示している。また、符号31、32は、配管を光ファイバ通過孔1aまたは光ファイバ通過孔3aに接続する接続治具を示している。
はじめに、図3に示すように、第一洗浄工程として、タンク33に洗浄液34を貯留し、バルブV1を開いてタンク33にエアを供給しながら、バルブV2、V3、V6、V7を開いて、着色装置10に、インク供給口4bと、光ファイバ通過孔1aとから、洗浄液34を供給する。なお、矢印Ar1、Ar2は、洗浄液34の流れを示している。また、光ファイバ通過孔3aと接続したバルブV4は閉じておく。これによって、着色装置10の内部、特にインク溜まり5a(図1参照)が洗浄される。なお、洗浄液34は洗浄液排出口4cから排出され、矢印Ar3が示すように配管を流れ、エジェクターにより減圧されたタンク35に廃液36として貯留される。
インク用の洗浄液34としては、一般に、エチルアルコール、アセトン、MEK(メチルエチルケトン)などの有機溶剤が使用されるが、毒性、取り扱い性、経済性の点からエチルアルコールが望ましい。本実施の形態1では、洗浄液34として、溶解性の比較的弱いエチルアルコールを使用して洗浄効果を得ている。勿論、洗浄液34として、より溶解性の強いアセトンやMEKなどの溶剤を使用した場合は、さらに洗浄効果があがることは言うまでもない。
なお、図1に示す着色装置10において、光ファイバ通過孔1a〜3aを中心としてインク供給口4bと洗浄液排出口4cとの成す角は180度であるが、120度から180度であれば、洗浄液34の流れが良く、より短時間で洗浄を行うことができるので好ましい。
つぎに、第二洗浄工程として、バルブV3を閉じ、バルブV4を開く。すると、洗浄液34は光ファイバ通過孔3aから排出され、矢印Ar4が示すように配管を流れ、タンク35に廃液36として貯留される。ここで、この着色装置10では、インク溜まり5aとテーパ部内部5d(図1参照)とが分離しているため、第一洗浄工程だけでは、テーパ部内部5dにインクが残留しやすく、洗浄時間が掛かる。そこで、この第二洗浄工程では、バルブV3を閉じることによって洗浄液排出口4cからは洗浄液34を排出せず、バルブV4を開いて光ファイバ通過孔3aから洗浄液34を排出することによって、特にテーパ部内部5dを短時間で十分に洗浄することができる。
また、このように、第一洗浄工程によって特にインク溜まり5aを洗浄することによって、その後第二洗浄工程において、インク溜まり5aを通過する洗浄液34にはインクが混じらず清浄な状態になっているので、テーパ部内部5dの洗浄効率がより向上することとなる。また、この第二洗浄工程において、洗浄液排出口4cからは洗浄液34を排出しないことによって、テーパ部内部5dに流れる洗浄液34の流量をより多くすることができるので好ましい。また、第一洗浄工程、第二洗浄工程において、インクの粘度が下がると洗浄性が上がるため、着色装置10を加温してもよい。このときの着色装置10の温度は、洗浄液34が沸騰しないよう洗浄液34の沸点以下とすることが望ましい。
つぎに、図4に示すように、第一洗浄液排出工程として、バルブV1、V2を閉じて、洗浄液34の供給を中止する。そして、バルブV5を開いて着色装置10にインク供給口4bと光ファイバ通過孔1aとからエアを供給する。一方、バルブV3を開き、バルブV4を閉じる。これによって、着色装置10の内部、特にインク溜まり5a内の洗浄液34が排出される。なお、洗浄液34は洗浄液排出口4cから排出され、矢印Ar5が示すように配管を流れ、タンク35に廃液36として貯留される。
つぎに、第二洗浄液排出工程として、バルブV3を閉じ、バルブV4を開く。すると、洗浄液34は光ファイバ通過孔3aから排出され、矢印Ar6が示すように配管を流れ、タンク35に廃液36として貯留される。これによって、特にテーパ部内部5dの洗浄液34を十分に排出することができる。また、第一洗浄液排出工程および第二洗浄液排出工程において、着色装置10から洗浄液34を排出するために供給するエアの圧力は、ゲージ圧で0.2MPa以上であれば十分である。また洗浄液34の速乾性を高めるため、加温したエアを供給してもよい。
このように、第一洗浄液排出工程によって特にインク溜まり5a内の洗浄液34を排出してから、第二洗浄液排出工程によって特にテーパ部内部5dの洗浄液34を十分に排出すれば、効率的に洗浄液34を排出することができる。なお、たとえば、バルブV3とバルブV4とを同時に開き、洗浄液排出口4cと光ファイバ通過孔3aとから洗浄液34を同時に排出しようとすると、インク溜まり5aでエア圧力が低くなり、テーパ部内部5dの洗浄液を十分に排出できない、あるいは排出に時間が掛かることとなる。
上記の第一、第二洗浄工程、第一、第二洗浄液排出工程は、一回でもよいが、第一洗浄工程から第二洗浄液排出工程までの工程を複数回、たとえば3回繰り返して行なうことによって、着色装置10の洗浄を一層十分に行うことができる。
そして、最後の第二洗浄液排出工程が終了したら、バルブV3〜V5を閉じて、着色装置10の洗浄が完了する。そして、インクの色を変更して、上述したようなつぎの着色工程が行なわれる。
以上説明した洗浄方法によれば、着色装置10の洗浄を迅速に行なうことができ、洗浄時間が短縮されるとともに、洗浄液の使用量も大幅に低減される。また、このような洗浄工程は、光ファイバの着色の色を変更するたびに行なわれるので、このような時間短縮、洗浄液使用量低減の効果はきわめて大きい。したがって、以上説明した洗浄方法によれば、光ファイバの生産性の向上および製造コストの大幅な低減を実現できる。
ところで、この着色装置10においては、図1、図2にも示すように、第一ダイ2は切り欠き部2bを有しており、第二ダイ3の第一内径部3bと第一ダイ2の切り欠き部2bとが形成する孔によって、インク溜まり5a、インク流路5c、テーパ部内部5dを順次連通する連通孔構造5eが実現されている。このようにして連通孔構造5eが実現されている場合、上記各工程、特に第二洗浄工程および第二洗浄液排出工程において、連通孔構造5eに洗浄液34が流通し、インク溜まり5aからテーパ部内部5dに向かう方向に、第二ダイ3の第一内径部3bおよび第二内径部3cの壁面に沿った洗浄液34の流れができるため、第一ダイ2と第二ダイ3との接合部近傍のコーナー部においても、洗浄液34の流れが滞ることがない。その結果、このコーナー部のインクも迅速に洗い流され、さらに短時間の洗浄が実現される。
つぎに、本発明の実施例として、図1に示す構造の着色装置に対して、上記第一洗浄工程から第二洗浄液排出工程までの工程を行なったところ、3分程度で十分な洗浄を行うことができた。一方、比較のために、図1に示す着色装置において洗浄液排出口が無い構造の着色装置に、以下の洗浄工程を行った。すなわち、はじめに、ニップルの光ファイバ通過孔とインク供給口とから洗浄液を供給し、第二ダイの光ファイバ通過孔から洗浄液を排出するような洗浄工程を行なった。つぎに、ニップルの光ファイバ通過孔とインク供給口とからエアを供給し、第二ダイの光ファイバ通過孔から洗浄液を排出するような洗浄液排出工程を行なった。この場合、十分な洗浄を完了するのに10分以上かかった。
なお、図5は、図1に示す着色装置10において用いることができる第一ダイの他の実施形態の模式的な平面図である。図5に示すように、この第一ダイ6は、光ファイバ通過孔6aを有し、切り欠き部6bの数が3である。このように、切り欠き部6bの数が3以上であれば、突起部6cが3以上形成され、第一ダイ6は安定して保持されるので好ましい。
また、図6は、図1に示す着色装置10において用いることができる第一ダイのさらに他の実施形態の模式的な平面図である。図6に示すように、この第一ダイ7は、光ファイバ通過孔7aを有するが、第一ダイ2、6とは異なり、複数の孔7bが形成されたものである。この第一ダイ7を用いた場合、インク溜まり5a、インク流路5c、テーパ部内部5dを順次連通する連通孔構造5eは複数の孔7bによって実現される。このような形状の第一ダイ7を用いた場合でも、上記の着色装置10の洗浄方法が効果的であることは明らかである。
また、図1に示す着色装置10は、インク供給口4bと洗浄液排出口4cとをそれぞれ1つずつ有しているが、インク供給口と洗浄液排出口との数は特に限定されず、それぞれ複数個を有していてもよい。
以上のように、本発明に係る光ファイバの着色装置の洗浄方法および光ファイバの着色装置は、光ファイバの樹脂被覆に着色をする際に用いて好適なものである。
1 ニップル
1a〜3a、6a、7a 光ファイバ通過孔
1b テーパ部
1c 外周壁
2、6、7 第一ダイ
2b、6b 切り欠き部
2c、6c 突起部
3 第二ダイ
3b 第一内径部
3c 第二内径部
3d テーパ部
4 枠体
4a 内壁
4b インク供給口
4c 洗浄液排出口
5a インク溜まり
5b、5c インク流路
5d テーパ部内部
5e 連通孔構造
7b 孔
10 着色装置
31、32 接続治具
33、35 タンク
34 洗浄液
36 廃液
A 領域
Ar1〜Ar6 矢印
L 破線
V1〜V7 バルブ

Claims (6)

  1. 光ファイバを順次通過させるニップルと第一ダイと第二ダイと、前記ニップルの外周との間にインク溜まりを形成するとともに、該インク溜まりに連結するインク供給口および洗浄液排出口を有する枠体とを備え、前記ニップル、第一ダイ、および第二ダイの間にはインク流路が形成され、前記第二ダイの光ファイバ通過孔は、内径が光ファイバの通過方向に向かって減少しているテーパ部を有する光ファイバの着色装置の洗浄方法であって、
    前記着色装置に、前記ニップルの光ファイバ通過孔と前記インク供給口とから洗浄液を供給し、前記洗浄液排出口から排出させる第一洗浄工程と、
    前記着色装置に、前記ニップルの光ファイバ通過孔と前記インク供給口とから洗浄液を供給し、前記第二ダイの光ファイバ通過孔から排出させる第二洗浄工程と、
    を含むことを特徴とする光ファイバの着色装置の洗浄方法。
  2. 前記第一洗浄工程および前記第二洗浄工程の後に、
    前記着色装置に、前記ニップルの光ファイバ通過孔と前記インク供給口とからエアを供給し、前記洗浄液排出口から前記洗浄液を排出させる第一洗浄液排出工程と、
    前記着色装置に、前記ニップルの光ファイバ通過孔と前記インク供給口とからエアを供給し、前記第二ダイの光ファイバ通過孔から前記洗浄液を排出させる第二洗浄液排出工程と、
    を含むことを特徴とする請求項1に記載の光ファイバの着色装置の洗浄方法。
  3. 前記第一ダイは、外周に複数の切り欠き部を有し、前記第一洗浄工程および前記第二洗浄工程において、前記第一ダイの切り欠き部によって形成された連接孔構造に前記洗浄液を流通させることを特徴とする請求項1または2に記載の光ファイバの着色装置の洗浄方法。
  4. 前記第一ダイの切り欠き部の数が3以上であることを特徴とする請求項3に記載の光ファイバの着色装置の洗浄方法。
  5. 光ファイバを通過させる第一光ファイバ通過孔を有するニップルと、
    前記ニップルの下方に位置し、前記第一光ファイバ通過孔に連通する第二光ファイバ通過孔と、外周に複数の切り欠き部とを有する第一ダイと、
    前記第一ダイの下方に位置し、前記第二光ファイバ通過孔に連通するとともに内径が光ファイバの通過方向に向かって減少しているテーパ部を有する第三光ファイバ通過孔を有する第二ダイと、
    前記ニップルの外周との間にインク溜まりを形成するとともに、該インク溜まりに連結するインク供給口および洗浄液排出口を有する枠体と、
    を備え、
    前記ニップル、第一ダイ、および第二ダイの間にはインク流路が形成され、前記第一ダイの複数の切り欠き部によって、前記インク溜まり、インク流路、テーパ部内部を順次連通する連通孔構造が形成されていることを特徴とする光ファイバの着色装置。
  6. 前記第一ダイの切り欠き部の数が3以上であることを特徴とする請求項5に記載の光ファイバの着色装置。
JP2011504766A 2009-03-16 2010-01-08 光ファイバの着色装置の洗浄方法および光ファイバの着色装置 Expired - Fee Related JP4805425B2 (ja)

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