JP4800963B2 - 通信とレーダー用のモノリシックシリコンベース位相配列受信機 - Google Patents

通信とレーダー用のモノリシックシリコンベース位相配列受信機 Download PDF

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Description

[関連出願への相互参照]
本出願は、2003年11月13日に出願された、名称が、「通信とレーダー用のモノリシックシリコンベース位相配列受信機」の米国仮出願番号60/519715であって、内容が参照によって完全にここに組み込まれる出願の35 USC 119(e)による優先権を主張する。
本発明は無線通信、特に無線通信システムでの利用に適合させられた位相配列受信機に関する。
無指向性通信システムは、一つには、方位と位置に対する非感受性のため、様々な用途に広く用いられてきた。そのようなシステムは、しかしながら、数々の欠点がある。例えば、そういったシステムの送信機は電磁力を全方位に放射し、それのごく一部のみが目的とする受信機に到達する。これは放射された電力のかなりの量が無駄になる結果となる。従って、既知の受信機の検出感度に対して、比較的高い電磁力が無指向性送信機から放射される必要がある。さらに、電磁伝播が全方位に実施されるため、マルチパスフェージングや干渉といった現象が顕著になる。
単指向性通信システムでは、電力は一つまたはそれ以上の望ましい方位にのみ放射される。これは通常、一部の方位にアンテナ利得と他には減衰を提供する指向性アンテナ(例えば、パラボラ・アンテナ)を用いて達成される。アンテナの受動的な性質とエネルギー保存側のため、アンテナ利得とその方位性は関連がある。より高いアンテナ利得はより狭いビーム幅に相当し、逆もまた同様である。単指向性アンテナはしばしば、事前に送信機と受信機の相対的な位置と方位が知られていて、速く、頻繁に変わらない場合に用いられる。例えば、固定点マイクロ波リンクと衛星受信機の場合がそうであるかもしれない。そういった通信システムの送信機、及び/もしくは、受信機の追加のアンテナ利得は、信号対雑音干渉電力比(SNIR)を向上させ、その結果、有効的なチャンネル能力を増加させる。しかしながら、単指向性アンテナは概して、方位が、機械的な方法で速く頻繁に変化する事を要求する携帯用の機器には上手く適合していない。
複数アンテナ位相配列システムが、ベアリングの付いた指向性アンテナを模倣するために、機械的な動きを必要とすることなく電子的に操作されるよう適合されて用いられるかもしれない。そのような電子的操作は、同時にアンテナの頻繁な機械的姿勢の再決定に対する必要性を削除しながら、アンテナ利得と方位性に関する有利性を提供する。さらに、位相配列システムに配置した複数アンテナは、その中に配置された個々の能動的機器の性能要件を緩和し、従ってこれらのシステムを個々の機器の不具合に影響されないようにする。
複数アンテナ位相配列システム(これ以降、代わりに、位相配列と呼ばれる)はしばしば、複数入力複数出力(MIMO)ダイバーシティトランシーバや合成開口レーダーといった通信システムとレーダーに用いられる。位相配列はビームとヌル形成を様々な方向に可能にする。しかしながら、従来の位相配列は比較的多数のマイクロ波モジュールを必要とし、費用と複雑性を増加させている。
より高い周波数は、必要とするアンテナのサイズと間隔を縮小する一方で、より広いバンド幅を提供する。24ギガヘルツ、60ギガヘルツの、産業の、科学の、そして医学の(ISM)バンドは位相配列といった複数アンテナシステムを用いた広帯域通信に適しており、また、77ギガヘルツ帯は自動車レーダーに適している。その上、そういった高周波数体での遅延スプレッドは2.4ギガヘルツ、5ギガヘルツといったより低い周波数帯でのそれより小さい、従って、そのような高周波帯を提供することは、より高いデータ速度を可能にして、室内用途でより効果的である。FCCによる裁定は、77ギガヘルツで既に利用できるバンドに加えて、22−29ギガヘルツ帯を、自動クルーズコントロールといった自動車レーダーシステムに開放した。
一つの位相配列は、それぞれが複数個の受信アンテナの異なったものに繋がった複数の信号路を含む。放射された信号は、空間的に分離したアンテナ要素(即ち、経路)で異なった時間に受信される。位相配列は、複数の経路での信号の受信に関した時間差を補償するように適合されている。位相配列は時間補償された信号を、他の方向からの放射を拒絶すると同時に、望ましい方向からの受信状態を良くするために重ね合わせる。
位相配列受信機のアンテナ要素は様々な空間的形状に配置されることができる。以下では、一次元のn要素線形配列の簡単な説明が図1を参照して提供される。類似の説明はまた送信機にも当てはまるが、述べられていない。
平面波では、信号はそれぞれのアンテナ要素に各アンテナで漸進的な時間遅延tをもって入射する。二つの隣接する要素のこの遅延差はその距離d、及び、法線に対しての信号入力角θに、以下のように関係している。

ここでcは光速である。一般に、第1のアンテナ要素に到着する信号は

で定義される。ここで、A(t)、f(t)は、信号の振幅と位相で、wcはキャリア周波数である。k番目の要素で受信された信号は

で表現される。
アンテナ要素の均等な間隔は数3にA(t)とf(t)の中の漸進的な位相差wctと漸進的な時間遅延tとして反映されている。可調の時間遅延要素tn'(図1を参照のこと)が信号遅延と位相差を同時に補償する。
重ね合わされた信号Ssum(t)は、

として表現される。
tk'=-ktに対して、総出力信号は、

で定義される。
時間遅延を得る一つの既知の技術は、RF(高周波)路に広帯域可調遅延要素を用いることである。しかしながら、RFでの可調時間遅延は、減衰、損失、非線形性といった理想的でない効果によって統合するのが困難である。
理想的な遅延が到達時間差を全ての周波数で補償する一方で、狭帯域の応用では異なって近似される。狭帯域信号では、A(t)とf(t)はキャリア周波数に対してゆっくりと変化する、即ち、t<<tmodulateの場合、以下の近似が当てはまる。

従って、漸進的な位相差wctのみが数3の中で補償を必要とする。時間遅延要素はn番目の経路にqnの位相変化を提供する位相シフターで置換されても良い。信号をコヒーレントに重ね合わせるためにqn

で定義される。
広帯信号と違って、狭帯信号の位相補償は受信チェインの様々な場所、即ち、RF(高周波)、LO(局部発振器)、IF(中間周波数)、アナログベースバンド、デジタル領域、で行うことができる。位相配列の追加の利点は、他の方向からの入力干渉電力を減衰するように適合されていることである。図2は、45度の入射角を持つ狭帯信号に適合された8要素配列の受信パターンの正規化された配列利得を示す。アンテナ間隔は、図1に示された通り、d=λ/2であると想定された。ここでλは波長である。図2から分かるように、他の方向からの入力信号は抑制されている。さらに、位相配列の各経路の信号電力は、ヌル位置を調整したり、低いサイドローブレベルを得るために加重される。
知られている通り、受信機では、与えられた変調スキームでは、最大に許容されるビットエラーレート(BER)は受信機のベースバンド出力(復調器の入力)での最少の信号雑音比(SNR)に関連している。与えられた受信感度に対して、出力SNRは受信機のノイズ・フィギュアの上限を設定する。ノイズ・フィギュア、N/F、は源からのみで引き起こされた出力雑音電力に対する総出力雑音電力の比で定義される。単路受信機では以下が当てはまる。
この表現は、しかしながら、位相配列には直接当てはまらない。図3は入力信号Sinを加算するように適合されたn要素位相配列システム10を示す。各アンテナから受信された雑音はNinである。各要素の信号N1は経路で導入された雑音を意味する。異なる増幅器12が各経路に配置されていて、受信信号を増幅し、増幅された信号をコンバイナブロック14に供給する。コンバイナブロック14の出力は、雑音Nも受信して増幅する増幅器16に供給される。出力信号Soutが増幅器16で発生させられ、以下のように定義される。
アンテナの雑音貢献は、一つには、アンテナが向けられている物体の温度で決定される。アンテナ雑音源が無相関の場合、出力総雑音電力は

で与えられる。
従って、単路受信機の出力SNRに比較して、配列の出力SNRは、配列に配置された異なる段の雑音と利得の貢献に依存してnからnの間の係数だけ改善される。配列のノイズファクターは


で定義される。従って、位相配列の出力でのSNRは、Fがノイズファクターで、n>Fの場合、位相配列の入力でのSNRより小さい場合すらありうる。与えられたNFに対して、n経路位相配列受信機は、デシベルで、単路位相配列のそれよりも、10*log(n)だけ大きな感度を持つ。例えば、8路位相配列受信機の感度は単路位相配列のそれよりも9dB大きい。
本発明に従って、N要素位相配列受信機は、部分的に、N個のRFミキサーと信号加算ブロックを含む。各RFミキサーは二つの入力信号を受信するように適合されている。RFミキサーに加えられた第1の信号はRFミキサーに繋がったアンテナに受信されたRF信号である。適宜に、N個のRFミキサーの異なった一つのそれぞれに繋がったN個の受信アンテナがある。各RFミキサーに加えられる第2の信号は局部発振器のM個の位相から選択された局部発振器(LO)位相信号である。N個の位相セレクタのそれぞれは,−各位相セレクタはN個のRFミキサーの異なる一つに繋がっていて−局部発振器のM個の異なった位相を独立に受信し、一つまたはそれ以上の制御信号に従って、M個の位相の内の一つを選んで、繋がったRFミキサーに供給する。従って、各RFミキサーに加えられる第2の信号は、RFミキサーの繋がった位相セレクタによって供給された位相信号である。LO位相シフトはRFミキサーのLO入力ポートで実行される。受信された信号に応えて、N個のRFミキサーのそれぞれは出力信号を生成する。N個のRFミキサーによって生成された信号は、信号加算ブロックで加算され、中間周波数帯で動作している。その結果として、本発明に従って、位相シフトは局部発振器の周波数で実行され、RFミキサーによって生成された信号の加算は中間周波数(IF)で実行される。信号加算ブロックは受信信号を電流、電圧、もしくは電力の領域で加算できる。加算された信号は、局部発振器信号の分割されたレプリカのI/Q信号を受信するように適合させられた二つのIFミキサーに送られ、受信信号を、受信されたIF信号を象徴する一対のI/Qベースバンド信号へとダウンコンバートする。
いくつかの実施形態によると、位相配列受信機は、24ギガヘルツといった、高いRF周波数で動作し、一つのシリコン基板に形成されている。一つの実施例では、位相配列受信機は8個の要素を含み、最初のダウンコンバージョンミキサーの局部発振器(LO)ポートで、例えば、11.25度の分解能での位相シフトを可能にする。
そのような実施例では、8個の受信アンテナのそれぞれが、例えば24ギガヘルツといったRF信号を受信して、受信したRF信号を8個のRFミキサーの異なった一つに配信する。各RFミキサーはまた、LOの16位相の一つを受信する。受信した信号に応じて、各RFミキサーは電流を生成し、生成された電流信号を電流加算ブロックに供給する。電流加算ブロックは受信された電流信号を加算し、加算された電流を一対のIFミキサーに供給する。
各路に配置されたオプションの低雑音増幅回路が、繋がったアンテナからの受信されたRF信号を増幅し、増幅された信号を、繋がったRFミキサーに供給する。さらに、オプションのIF増幅器が加算ブロックで生成された信号を増幅し、増幅された信号をIFミキサーのそれぞれに供給する。IFミキサーの内の一つはロックされたLO信号の周波数を分割することによって生成された第1の位相信号をも受信する。IFミキサーのもう一つはロックされたLO信号の周波数を分割することによって生成された第2の位相信号を受信する。第1と第2の位相信号は90度位相がずれているように生成される。一つの実施例では、16個の別々の位相のそれぞれが4ビット(22.5度)の未加工の位相分解能で提供される。対称的なバイナリーツリー構造がLO位相を割り当てる。
いくつかの実施形態では、各路のLO位相選択は2つのステップで行われる。まず、切替可能な電流源と、共通の調整された負荷を持つ8組の差動対の配列が8組のLO位相対の内の一つを選ぶ。加えて、位相の内挿が、11.25度の位相分解能が二つの隣接する位相の一次内挿で達成されるように複数のLO位相対を実質的に同時に選ぶことによって達成される。次に、LOの極性(符号ビット)が類似の2対1位相セレクタで選択され、16個の全てのLO位相を提供する。
IFミキサーのそれぞれは、位相配列によって受信されたRF信号を象徴する信号を生成する。二つのIFミキサーで生成された二つの信号は90度位相がずれている。IFミキサーは、例えば、19.2LOクロックから4分割ブロックを用いて生成された4.8ギガヘルツのクロックを用いて動作する。
本発明の一つの実施形態によると、図4Aに示されている位相配列受信機50のようなN要素位相配列受信機は、部分的に、N個のRFミキサー35、35、35、....35N−1、35、及び信号加算ブロック40を含む。RFミキサー35iのそれぞれは、ここでiは1からNの間の整数であるが、一対の入力信号を受信するように適合されている。RFミキサー35iのそれぞれに送られる第1の信号は、当該RFミキサー35iに繋がった受信アンテナ30iによって受信されたRF信号である。それに応じて、それぞれがN個のRFミキサー35iの異なる一つに繋がったN個の受信アンテナ30iが存在する。各RFミキサー35に送られる第2の信号は、局部発振器のM個の位相
から選ばれた位相信号
である。N個の位相セレクタ45、45、45、....45Nー1、45のそれぞれは、N個のRFミキサー35iの異なる一つに繋がった位相セレクタであるが、局部発振器のM個の異なる位相
を独立に受信し、一つまたはそれ以上の制御信号に応じて、M個の位相
のうちの一つを選択し、繋がったRFミキサー35iに供給する。RFミキサー35iに送られた局部発振器の位相は局部発振器の任意の位相であって、従って、連続的に変化するかもしれないと理解されている。
上述されたように、各RFミキサー35iに送られた第2の信号は、RFミキサー35iに繋がった位相セレクタ45iによって供給された位相信号である。当該位相シフトは局部発振器の周波数で実行される。即ち、各RFミキサー35iは、IF出力信号を生成するために、自身が受信するRF信号の位相をシフトし、自身が受信するRF信号の周波数をダウンコンバートする両方を行う。N個のRFミキサー35iによって生成された出力信号は、信号加算ブロック40によって加算され、IF帯で動作する。その結果、本発明によって、位相シフトは局部発振器周波数で実行され、信号の加算はIFで実行される。信号加算ブロック40は受信された信号を電流、電圧、電力領域の何れかで加算することができる。加算された信号は、局部発振器信号の分割されたレプリカのI/Q信号か局部発振器信号のI/Q信号のいずれかを受信し、受信されたIF信号を象徴するI/Qベースバンド信号へと受信された信号をダウンコンバートするように適合されたIFミキサー対55と55に送られる。
図4Bは、本発明の別の実施例による、N要素位相配列受信機70の簡略化された高レベルブロック図である。位相配列受信機70は、部分的に、N個のRFミキサー35、35、35、....35N−1、35、N個のIFミキサー55、55、55、....55N−1、55、及び信号加算ブロック40を含む。RFミキサー35iのそれぞれは一対の入力信号を受信するように適合されている。RFミキサー35iのそれぞれに送られる第1の信号は、当該RFミキサー35iに繋がった受信アンテナ30iによって受信されたRF信号である。それに応じて、それぞれがN個のRFミキサー35iの異なる一つに繋がったN個の受信アンテナ30iが存在する。各RFミキサー35に送られる第2の信号は、局部発振器のM個の位相
から選ばれた位相信号
である。RFミキサー35iに送られた局部発振器の位相は局部発振器の任意の位相であって、従って、連続的に変化するかもしれないと理解されている。当該位相シフトは局部発振器の周波数で実行される。即ち、各RFミキサー35iは、繋がったIFミキサー55iへと送られるIF出力信号を生成するために、自身が受信するRF信号の位相をシフトし、自身が受信するRF信号の周波数をダウンコンバートする両方を行う。IFミキサー55iのそれぞれは、受信されたIF信号の周波数を、例えばベースバンド信号といった、より低い周波数の信号へとダウンコンバートし、ダウンコンバートされた信号を信号加算ブロック40へと送る。加算ブロック40によって生成された出力信号はアナログからデジタルへとADコンバータ75によって変換される。
図4Cは、本発明のまた別の実施例による、N要素位相配列受信機70の簡略化された高レベルブロック図である。位相配列受信機70は、部分的に、N個のRFミキサー35、35、35、....35N−1、35、及び信号加算ブロック40を含む。RFミキサー35iのそれぞれは一対の入力信号を受信するように適合されている。RFミキサー35iのそれぞれに送られる第1の信号は、当該RFミキサー35iに繋がった受信アンテナ30iによって受信されたRF信号である。それに応じて、それぞれがN個のRFミキサー35iの異なる一つに繋がったN個の受信アンテナ30iが存在する。各RFミキサー35に送られる第2の信号は、局部発振器のM個の位相から選ばれた位相信号
である。RFミキサー35iに送られた局部発振器の位相は局部発振器の任意の位相であって、従って、連続的に変化するかもしれないと理解されている。当該位相シフトは局部発振器の周波数で実行される。即ち、各RFミキサー35iは、信号加算ブロック40に送られる、例えばベースバンドといった、より低い周波数信号を生成するために、自身が受信するRF信号の位相をシフトし、自身が受信するRF信号の周波数をダウンコンバートする両方を行う。従って、実施例80によって、RF信号のより低い周波数、例えばベースバンド信号、へのダウンコンバートは一つの混合段を用いて実行される。信号加算ブロック40は受信されたN個の例えばベースバンド信号を加算し、加算された信号をADコンバータ75へと供給する。
図5は、本発明の一つの実施例による、典型的な位相配列受信機100の高レベルブロック図である。位相配列受信機100は8要素位相配列として示されている。しかしながら、本発明にかかる位相配列は、より多く、例えば16、もしくは、より少なく、例えば4、要素を持つかもしれないと理解されている。位相配列受信機100は一つのシリコン回路基板上に、完全に集積されるように適合されている。そのようなものとして、位相配列受信機100は、信号処理やコンディショニングといったチップ上の機能を促進し、従って、そういったチップ外での機能への必要性を取り除いている。さらに、位相配列受信機100は、比較的サイズが小さく、製造費用も低く、消費電力も低く、高い信頼性を持つ。位相配列受信機100は24ギガヘルツといった比較的高い周波数で動作するように適合されていて、第1のダウンコンバージョンミキサーの局部発振器(LO)端子で11.25度の位相シフトが可能である。各信号経路は43デシベルの利得、7.4デシベルのノイズフィギュア、−11dBの3次入力インターセプトポイントを達成する。8要素配列はベースバンド出力でのSNRを9デシベル改善し、以下に詳細に述べられている通り、61デシベルの配列利得と20dBのピークトウヌル比を提供する。
典型的な位相配列受信機100(これ以降、代案として配列100と言及される)が、部分的に、位相生成器110、位相選択ブロック120、RF混合ブロック130、及びIF混合ブロック180を含んで示されている。位相生成器110はクローズド・ループ制御回路で、19.2ギガヘルツの局部発振器クロックを、発振器のクロックを256で割った後、75メガヘルツクロックである参照クロックRefinにロックさせるように適合されている。位相生成器110はロックされた75メガヘルツクロック信号の16の位相
を生成し、生成された位相を位相選択ブロック120に送る。いくつかの実施形態では、生成された位相
のそれぞれは、差動で正信号と差動で負信号を持つ差動信号(示されていない)である。例えば、そういった実施形態では、位相信号
は一対の信号、すなわち、差動で正信号
と差動で負信号
を持つ。局部発振器の16個の生成された位相
は局部発振器の任意の位相であって従って連続的に変化するかもしれないと理解されている。
位相生成器110は図5では位相ロックループ回路として示されている。位相生成器110は遅延ロックループもしくは参照クロック信号Refinの位相もしくは周波数にロックするように適合された任意の他のクローズド・ループ制御回路であり得ると理解されている。位相生成器110は、部分的に、電圧制御発振器202、ループフィルター204、チャージポンプ206、位相周波数検出器208、4分割ブロック210、及び64分割ブロック212を含むように示されている。16個の位相信号
は電圧制御発振器202で生成される。16個の別個の位相の各々は、4ビット(22.5度)の未加工の位相分解能で提供される。図6は、隣接するアンテナ間隔がλ/2である8要素位相配列受信機100の相当する16個の配列パターンのシミュレーション結果を示す。図6から見て取れる通り、位相配列受信機100はビームを−90度から+90度まで運転することができ、運転のステップサイズは通常の方向で7.2度である。
位相選択ブロック120は、それぞれが、受信された16個のシフトされた位相
の一つを選択するように適合された8個の位相セレクタ125を含むように適合されている。以下では、類似のコンポーネントの異なる事例は、代わりになるべき物として、異なるインデックスを持つ類似の参照番号で識別される。インデックスは参照番号の下付き文字として出現する。例えば、示された8個の位相セレクタの事例は125、125、125....125として識別される。代わりに、位相セレクタは参照番号125で識別されるかもしれない。16個の生成された位相
は位相セレクタ125iの各々に等しい振幅と遅延で適用される。
位相セレクタ125iの各々は、位相選択シフトレジスタ145から位相セレクタ125iが受信する信号に応じて、16個の生成された位相
の一つを選び、出力として供給するように適応されている。位相選択情報(ビーム運転角)を含む位相配列受信機100の動作状態は標準のシリアルインターフェースを用いて連続的に位相選択シフトレジスタ145に取り込まれる。位相セレクタ125は受信された16個の位相
の一つを選び、選択された位相を出力
として供給するとして示されている。同様に、位相セレクタ125は出力信号
等を供給するとして示されている、等である。当該位相セレクタ125iによって提供される各出力信号
はRF混合ブロック130に配置された8個のRFミキサー135iの異なる一つに提供される。いくつかの実施形態では、選択された位相
の各々は、差動で正信号と差動で負信号を持つ差動信号である。例えば、そういった実施形態では、位相信号
は一対の信号、すなわち、差動で正信号
と差動で負信号
を持つ。
一つの実施例では、LOクロックの16位相を生成する電圧制御発振器202は、調整された負荷を持つ8個の差動CMOS増幅器のリングを含む。そういった実施例での電圧制御発振器の中心周波数は、3次周波数シンセサイザによって75メガヘルツの参照クロックRefinにロックされている。そのように生成された16個の位相は、8経路のそれぞれの位相セレクタ125iに、対称的なバイナリーツリー構造を通して分配され、従って、各経路にLOの全16位相
への独立なアクセスを提供する。
図7Aと図7Bは、まとめて、差動信号が用いられた一つの実施例にかかる各位相セレクタ125iのトランジスター回路図である。示されている通り、各経路のLO位相選択は図7Aと図7Bにそれぞれ示されている様に、2段で行われる。図7Aに示される第1段では、可変の電流源と共通の調整された負荷を持つ8個の差動対の配列が8個のLO位相対の一つを選ぶ。加えて、位相の内挿が、11.25度の位相分解能が二つの隣接する位相の一次内挿で達成されるように複数のLO位相対を実質的に同時に選ぶことによって達成される。補完的なスイッチング信号を持つダミー配列126が電圧制御発振器バッファに一定の負荷を維持し、スイッチング中の位相変化を防止する。図7Bに示される第2段では、LOの極性(符号ビット)が類似の2対1位相選択回路で選択される。図7Bに示された第2の位相選択段はまた、分配ネットワークの損失を補完する追加の利得を提供する。一つの実施例では、位相セレクタ125iは約12ミリアンペアを消費する。
図5を参照して、8個の受信アンテナの各々160iはRF信号を受信して、自身が受信するRF信号をRF混合ブロック135に配置された8個のRFミキサー135iの異なる一つにオプションの8個の低雑音増幅回路(LNA)165iを経由して、提供する。各RFミキサー135iはまた、自身が繋がった位相セレクタ125iによって選択された位相信号を受信し、それに応じてIFで動作する加算ブロック170へ送られる信号を生成する。IF加算ブロック170は8個のRFミキサー135iから自身が受信する8個の信号を加算し、加算された信号をIF混合ブロック180へと送る。オプションの増幅器175が加算された信号を増幅し、増幅された信号をIF混合ブロック180へと送る。IF混合ブロック170は受信された信号を電流の領域、電圧の領域、電力の領域などで加算できる。
位相配列受信機100の典型的な実施形態では、IF混合ブロック170は位相生成器110に配置された4分割ブロック210により19.2ギガヘルツLOクロックから生成された4.8ギガヘルツクロックを用いて動作する。したがって、本発明によって、位相配列受信機100は、4.8ギガヘルツのIFで、両方のLO周波数が一つの位相生成器と周波数分割器によって生成されることを許容しながら、二段階のダウンコンバージョンを用いる。14.4ギガヘルツでのイメージは、各フロントエンドブロックがアンテナ160iとそれに繋がったLNA165iを含むフロントエンドブロックの狭帯伝達関数で減衰される。
図8は各LNA165iのトランジスター回路図である。各LNA165iは、低雑音係数を用いて繋がったRFミキサー135iの雑音を抑えるために必要な利得と、例えば50オームの既知の実数の入力インピーダンスを提供するように適合されている。各LNA165iはまた、同時に動作するLNAで総合して消費される電力量を抑えるために、比較的低電力を用いて動作するように適合されている。各LNA165iは、繋がったアンテナ160iからLNA165iが受信する入力電圧信号Vinに応じて出力電圧信号Voutを生成する。
この10年間でのバイポーラトランジスタとCMOSトランジスタの速度の飛躍的な増加と今までにないデザイン技術によって、シリコンベースの集積LNAの動作範囲は低ギガヘルツからずっと高い周波数帯にまで拡がった。トポロジーの選択は、動作周波数wのトランジスタ・カット・オフ周波数wとの比による。図8に示されているインダクタ変性エミッタ接地LNAは、小さいw/wに対して高い利得と低い雑音を提供するように適合されている。wがwと同程度になった場合ベース接地LNAは競合する性能を提供する。この方法を用いて、ベース接地LNAの達成できるノイズフィギュアは極めて低減する。いくつかの実施形態では、LNA165は120ギガヘルツのカット・オフ周波数を持つSiGeヘテロ接合バイポーラ・トランジスタ(HBT)を用いて形成されている。これはw/wが0.2に相当する。LNA165はバイポーラ、CMOS、もしくはBICMOS処理技術で形成されることもあり得ると理解されている。
図8を参照して、入力トランジスタのサイズと直流電流は、電力と雑音の同時マッチングを達成するように選択される。まず、最少ノイズフィギュアに相当する電流密度がコンピュータシミュレーションで見つけられる。次に、入力トランジスタが低雑音のための最適入力インピーダンスがオームで所要の実数部、例えばいくつかの実施例では50オーム、をもつまで拡大縮小される。いくつかの実施例では最適化が4ミリアンペアの直流電流と0.2ナノヘンリのエミッタデジェネレーションインダクタンスの結果となった。カスコードトランジスタQ2が逆アイソレイションを改善するために用いられた。
例えば24ギガヘルツの適切な高周波数では、単段で得られる利得は、大きいコレクタキャパシタンスQ2による小さい負荷インダクタンスと負荷キャパシタンスによって制限されている。いくつかの実施形態では、各経路の一つの低雑音増幅回路165で得られる電力利得がその経路のそれに続く段の雑音を制限するのに十分でない場合、第2の低雑音増幅回路165がその経路に第1の低雑音増幅回路165と連続して設置される。そうやってカスケードされた場合(示されていない)、各経路での第1段の低雑音増幅回路165iの電圧Voutがその経路の第2段の低雑音増幅回路165iのVinに供給される。各経路の第2段の低雑音増幅回路165iの電圧Voutがそれ以降その経路のRFミキサー135iに供給される。
さらに、そういった高い周波数では様々なブロック間の相互作用がいくつかのブロックを他の隣接するブロックでの変動に対して敏感にする。この感度を最小化するために、一つの実施例では、各ブロックの入力と出力が50オームにマッチされている。これにより、一つのブロックの動作が隣接するブロックの動作に与える影響を最小化でき、従って各ブロックが独立にデザインされ、最適化されることが可能となる。
キャパシタC1とC2で形成されたキャパシティブディバイダが、第2段のインピーダンスが電力と雑音の両方に関連するため、第2段のインピーダンスを最適化するために、第1段の出力インピーダンスを例えば同じ50オームの第2段の入力インピーダンスへと変換する。いくつかの実施例では、キャパシタC1とC2は100fFと180fFにそれぞれ選択されていて、インダクタL4は0.2nHのインダクタンスを持ち、これは一つの製造過程を用いると50マイクロメータ掛ける50マイクロメータのシリコン表面領域を消費する。24ギガヘルツでのマッチングネットワーク損失は0.25デシベルより小さいとシミュレーションされている。
例えば24ギガヘルツといった高周波数では、ボンドワイヤインダクタンスが各LNA165iの入力反射係数に重要な影響を持つ。それに応じて、各LNA165iはチップ上で50オームにマッチされるように(S11が−10dB以下、ここでS11は入力反射係数)、及び、例えば0.3nHまでのボンドワイヤインダクタンスに耐性がある様に設計されている。各LNA165iの電圧供給線Vddと接地は25ギガヘルツで共振するMIMキャパシタを用いてチップ上で迂回させられている。いくつかの実施形態では各LNA165iに用いられた各インダクタは0.2nHから0.5nHの間のインダクタンスを持つ。シリコン領域を節約するために、らせん形インダクタが用いられることもある。高いQファクターを提供することで知られているスラブインダクタもまた用いられることがある。全てのらせん形インダクタとインターコネクションは、95003 カリフォルニア州、アプトス、トラウト グルチ ロード 1711に在住するベイテクノロジーから入手できるIE3Dシミュレーションツールを用いてモデルされている。
図9は、一つの実施例による、各RFミキサー135iのトランジスター回路図である。示されているとおり各RFミキサー135iは、シングルエンドの24ギガヘルツRF信号を差動4.8ギガヘルツIF信号にダウンコンバートするように適合されたギルバート型二重平衡乗積器を含む。各RFミキサー135iに対し、RFミキサー135iに繋がったLNA165iからRF入力信号が受信され、差動信号

がやはりRFミキサー135iに繋がった位相セレクタ125iで受信される。従って、図9に示されている実施例では、位相
のそれぞれ、従って、位相
のそれぞれは差動信号と理解されている。LO位相シフトは、位相配列受信機100をRFミキサ135iのLOポートでの振幅変化に対し感度を低下させる。
各RFミキサー135iの入力段はそれに繋がったLNA165iの出力段にインピーダンス変換ネットワークを通して複素共役マッチングされている。このマッチングネットワークはLNA165iのキャパシタC、C、L、C、Cと、RFミキサー135iのインダクタLを含む。インダクタLとL10で形成された、インダクティブエミッタデジェネレーションが線形性を向上させるために用いられる。一つの実施例では、1.25ミリアンペアのDCバイアス電流が各RFミキサー135iに、電力損失、線形性、及び、ノイズフィギュアの間の妥協点を提供するために選択された。一つの実施例では、各RFミキサー135iは6.5ミリジーメンスの変換トランスコンダクタンスを持つ。バイアス電圧Vbias1とVbias2はバンドギャップ回路(示されていない)を用いて生成された。図9の各RFミキサー135iは、IF加算ブロック170へと送られる一対の差動電流IFi とIFi を生成する。
図10は、本発明の一つの実施例による、RFミキサー135、135....135に繋がったIF加算ブロック170のブロック図である。示されている通り、IF加算ブロック170は8対の差動電流信号IFi とIFi をRFミキサー135iから受信し、これらの電流をインダクタL12とキャパシタC14からなる調整された負荷でターミネートした対称的なバイナリーツリーを通して合成する。IF加算ブロック170は、それ以降IF増幅器175に送られる差動出力電流信号I及びIを生成するために4.8ギガヘルツで動作する。そのようなブロックの全体的はノイズフィギュアへの雑音貢献は、フロントエンドの単路利得で抑えられているだけでなく、8の配列利得でも抑えられている。いくつかの実施例ではIF加算ブロック170で生成された電流はシングルエンド信号であると理解されている。また、IF加算ブロック170は、例えば、そこへ送られた信号が電圧信号である場合、差動もしくはその他の、電圧信号を加算するように適合する事もできると理解されている。
図11は、一つの実施例による、オプションでIF加算ブロック170とIF混合ブロック180の間に配置されたIF増幅器175のトランジスタ回路図である。IF増幅器175はIF加算ブロック170から差動信号IとIを受信し、それに応じて差動電圧信号VとVを生成する。IF増幅器175の入力端子に到達する干渉の程度は配列パターンの空間的選択性によって減衰させられる。本発明によると、IF増幅器175とIF増幅器175から信号を受信する回路ブロックの雑音及び線形性の両方の要件は緩和されている。
図12は、一つの実施例による、IF混合ブロック180に配置されたIFミキサ140のトランジスタ回路図である。図12に示されている実施例では、IFミキサ140はさらに、ロックされたLOクロックを4分割ブロック210を用いて4分割することで生成された差動信号LO2_I、LO2_Iを受信するように適合されている。従って、図12に示されている実施例においては、図5に示されているLO2_Iが差動信号であると理解されている。
受信された信号に応じて、IFミキサ140が信号IBBを生成する。図12の実施例に示されているとおり、信号IBBは一対の差動信号IBB とIBB を含むかもしれないと理解されている。信号IBBは位相配列100に受信されたRF信号を象徴する。オプションのバッファ185が信号IBBを受信して格納し、それに応じてバッファリングされた信号Iを生成する。一つの実施例ではIF増幅器175と各IFミキサ140はそれぞれ1.6ミリアンペアと2.3ミリアンペアのDC電流を消費する。
図13は、一つの実施例による、IFミキサー140のトランジスター回路図である。図13に示されている実施例では、IFミキサー140はさらに、ロックされたLOクロックを4分割ブロック210を用いて4分割することで生成された差動信号LO2_Q、LO2_Qを受信するように適合されている。従って、図13に示されている実施例においては、図5に示されているLO2_Qが差動信号であると理解されている。信号LO2_IとLO2_Qはお互いに対して90度の位相シフトを持つ。
受信された信号に応じて、IFミキサ140が信号QBBを生成する。図12の実施例に示されているとおり、信号QBBは一対の差動信号QBB とQBB を含むかもしれないと理解されている。信号QBBは位相配列100に受信されたRF信号を象徴し、信号IBBに対して90度の位相シフトを持つ。オプションのバッファ185が信号QBBを受信して格納し、それに応じてバッファリングされた信号Iを生成する。
[実験結果]
一つの実験によると、位相配列100はIBM 7HP SiGe BiMOS技術で、120ギガヘルツのバイポーラfと0.18マイクロメータのCMOSトランジスタで実装された。この技術は、チップ上のらせん形インダクタと高周波信号を送る伝送回線に用いられた4マイクロメータ厚の表面アナログ金属と一体となった5金属層を提供する。位相配列受信機の金型顕微鏡写真が図14に示されている。この実験におけるチップのサイズは3.3x3.5mm2である。
図15Aと15Bを参照すると、金型とテスト基板は、図15Bに示されている通り、銀エポキシを用いて、黄銅基盤に据え付けられている。用いられたデュロイド基板の厚さは10ミルに選ばれていて、チップとほぼ同じ高さを持つ。これは信号ボンドワイヤの長さと曲率を最小化する。幅と高さが200マイクロメータで3.5ミリメータ長の黄銅ステップがチップのRF側に沿って構築されている。RF回路の接地パッドはこのステップの上面に接地ボンドワイヤ長を最小化するためにワイヤボンドされている。各経路の入力は対称的に基板上の50オーム伝送回線にワイヤボンドされている。
自由継続の電圧制御発振器は、1MHzオフセットで−103dBc/Hzの位相雑音を達成する。周波数シンセサイザは50マイクロ秒以下のセトリング・タイムをもち、18.7から20.8ギガヘルツでロックされる。図16は、周波数シンセサイザーのロックされたスペクトルを示す。
24ギガヘルツRFポートでの入力反射係数S11は、チップ上でと基板上のRF入力のSMA端子でとの両方で特徴付けられる。図17に示される通り、受信機は両方の場合で、関心の周波数領域で良好な入力マッチング特性を示す。
図18Aは、単路の利得を入力周波数の関数として描き、23ギガヘルツでの43デシベルのピーク利得と35デシベルのチップ上のイメージ除去を示している。イメージ信号はさらに狭帯アンテナで減衰される。3デシベルの利得変化が全経路のうちで観測された。受信機ノイズフィギュアが入力信号の関数として図18Bに示されている。7.4デシベルのダブルサイドバンドのノイズフィギュアが250メガヘルツの信号帯域幅に対して測定された。図18Cと18Dは単路の測定された非線形性を示す。入力に対して1デシベルの圧縮点が−27dBmで観測され、入力に対しての3次のひずみの切片は−11.5dBmである。
図19は異なる経路間のチップ上での分離を示す。信号は第5経路にのみ送り込まれた。各経路の位相セレクタは、代わりにカップリングによる出力電力を測定するために調整された。全ての位相セレクタが切れている場合、システムは−27デシベルの信号の漏れを持つ(単路利得に正規化された)。カップリングは全ての経路で−20デシベルより低い。最も強いカップリングは、予測されたように隣接する経路間、たとえば、第4と第5、に見られた。しかしながら、第4経路の位相セレクタが切れていて、第6経路上のものが作動している場合、共存するカップリング及び漏れがお互いを取り消すためか、極めて低い出力電力が観測された。隣接しない経路間のカップリングは漏れのレベルと近いか、より低い。
配列の性能は図20に示された構成を用いて評価された。人工的な波面が、電力スプリッタと調整できる位相シフタを経由して各受信機経路にRF入力を送り込むことで生成される。この方法で、配列の性能がアンテナ特性と独立に測定される。図21と22は、それぞれ、2路稼働と4路稼働での異なるLO位相設定での測定された配列パターンを示す。図21と22は、位相配列受信機の空間的な選択性とLO位相プログラミングによる全180度範囲でのビームの操縦を示す。
本発明の上の実施例は具体例であって、制限的なものではない。様々な代替案及び等価案が可能である。本発明は、本発明の位相配列受信機に配置されたバイポーラ、CMOS、BICMOSもしくは他といったトランジスタの型に制限されない。本発明は局部発振器の様々な位相を生成するために用いられた回路の型に制限されない。本発明は局部発振器の様々な位相を選択するために用いられた回路の型にも制限されない。本発明は、低雑音もしくはIF増幅器の型に制限されない。本発明は、本発明の位相配列に配置されたRFもしくはIFミキサの型に制限されない。本発明は、特定のRF、IFもしくはベースバンド周波数に制限されない。本発明は、位相配列受信機に配置された経路の数にも制限されない。本発明は、本発明が配置されるであろう集積回路の型に制限されない。本発明は、本発明の位相配列を製造するために用いられたであろう、例えばCMOS、バイポーラ、もしくはBICMOSといった特定の処理技術の型にも制限されない。本発明は、ホモダインもしくはヘテロダイン構造に制限されない。他の追加、削除もしくは修正が本発明の視野に入っており、添付の請求項の範囲に含まれる意向がある。
図1は、先行技術で既知の、n要素アンテナ配列の簡略化された高レベル概論図である。 図2は、先行技術で既知の、45度の入射角を持つ狭帯信号に対する8要素配列の受信パターンの正規化された配列利得を示す。 図3は、先行技術で既知の、n個のアンテナから受信された信号を重ね合わせるように適合されたn要素アンテナ配列の簡略化された高レベル概論図である。 図4Aは、本発明の一つの実施例による、N要素位相配列受信機の簡略化された高レベルブロック図である。 図4Bは、本発明の別の実施例による、N要素位相配列受信機の簡略化された高レベルブロック図である。 図4Cは、本発明のまた別の実施例による、N要素位相配列受信機の簡略化された高レベルブロック図である。 図5は、本発明の一つの実施例による、8要素位相配列受信機の高レベルブロック図である。 図6は、図5の位相配列受信機の典型的なコンピュータシミュレーションの結果である。 Aは、本発明の一つの実施例による、図5の位相配列受信機に配置された位相選択回路のトランジスタ回路図である。Bは、本発明の一つの実施例による、図5の位相配列受信機に配置された位相選択回路のトランジスタ回路図である。 図8は、本発明の一つの実施例による、図5の位相配列受信機に配置された低雑音増幅回路のトランジスタ回路図である。 図9は、本発明の一つの実施例による、図5の位相配列受信機に配置されたRFミキサーのトランジスタ回路図である。 図10は、本発明の一つの実施例による、図5の位相配列受信機に配置されたIF加算ブロックの高レベルブロック図である。 図11は、本発明の一つの実施例による、図5の位相配列受信機に配置されたIF増幅器ブロックのトランジスタ回路図である。 図12は、本発明の一つの実施例による、受信されたRF信号を象徴するIF信号を生成するように適合されたIFミキサーのトランジスタ回路図である。 図13は、図12のIFミキサーのIF信号に対してシフトされた位相を持つIF信号を生成するように適合されたIFミキサーのトランジスタ回路図である。 図14は、典型的なシリコンゲルマニウムバイシーモス技術を用いて製造された図5の位相配列受信機の金型顕微鏡写真である。 図15Aは、基盤に組み込まれた図14の金型の部分的な、上から見た図である。 図15Bは、基盤に組み込まれた図14の金型の部分的な断面図である。 図16は、本発明の一つの実施例による、典型的な位相配列の周波数シンセサイザーのロックされたスペクトルである。 図17は、24ギガヘルツRFポートでの、チップ上と基板上のRF入力のSMA端子で特徴づけられた入力反射係数S11を示す。 Aは、図5の位相配列の単路の典型的な利得を示す。Bは、典型的なノイズフィギュアを図5の位相配列の入力周波数の関数として示す。Cは、図5の位相配列の単路の典型的な測定された非線形性を示す。Dは、図5の位相配列の単路の典型的な測定された非線形性を示す。 図19は、図5の位相配列の異なる経路間の典型的なチップ上での分離を示す。 図20は、図5の位相配列の性能を測定するために用いられた典型的な構成を示す。 図21は図22と共同で、図5の位相配列の2路稼働と4路稼働に対する異なるLO位相設定での典型的な測定された配列パターンを示す。 図22は図21と共同で、図5の位相配列の2路稼働と4路稼働に対する異なるLO位相設定での典型的な測定された配列パターンを示す。

Claims (59)

  1. N要素位相配列受信機であって、
    それぞれが局部発振器の任意の位相を選択し、前記選択された位相を出力信号として供給するように適合されたN個の位相セレクタと、
    それぞれがN個の前記位相セレクタの異なる一つに繋がっていて、繋がっている位相セレクタが供給する出力信号を受信するように適合されたN個の第1のミキサとを備え、
    前記N個の第1のミキサはさらにN個の受信アンテナの異なる一つで受信されたRF信号を受信し、及び、前記受信されたRF信号の位相に対してシフトされた位相と前記受信されたRF信号の周波数より低い周波数とを持つ出力信号を生成するように適合されており
    前記N要素位相配列受信機はさらに、入力制御信号を受信し、前記N個の位相セレクタに出力制御信号を供給するように設定されたシフトレジスタを備える、
    ことを特徴とするN要素位相配列受信機。
  2. 前記局部発振器の任意の位相のそれぞれが前記局部発振器のM個の生成された位相の中から選ばれる、ことを特徴とする請求項1に記載のN要素位相配列受信機。
  3. 加算された信号を生成するために、前記N個の第1のミキサで生成された前記N個の出力信号を受信して加算するように適合された加算ブロックをさらに備え、前記加算ブロックは中間周波数(IF)で動作するように適合されている、ことを特徴とする請求項1に記載のN要素位相配列受信機。
  4. 前記N個のアンテナの異なる一つと前記N個の第1のミキサの異なる一つに繋がったN個の低雑音増幅回路をさらに備え、各低雑音増幅回路は繋がったアンテナで受信されたRF信号を受信し、増幅されたRF信号を繋がったRFミキサに提供するように適合されている、ことを特徴とする請求項1に記載のN要素位相配列受信機。
  5. 前記加算ブロックが、加算された電流信号を生成するために、電流信号であるN個の信号を加算するように適合されている、ことを特徴とする請求項3に記載のN要素位相配列受信機。
  6. 前記加算ブロックが、加算された電圧信号を生成するために、電圧信号であるN個の信号を加算するように適合されている、ことを特徴とする請求項3に記載のN要素位相配列受信機。
  7. 加算されて増幅された信号を生成するために前記加算された信号を受信し、増幅するように適合された増幅器をさらに備え、前記増幅器はIFで動作するように適合されている、ことを特徴とする請求項3に記載のN要素位相配列受信機。
  8. 受信されたRF信号を象徴する第1の信号を生成するために、前記加算された信号と前記局部発振器の第1の分割された位相を受信するように適合された第2のミキサ、をさらに備えることを特徴とする請求項3に記載のN要素位相配列受信機。
  9. 受信されたRF信号を象徴する第2の信号を生成するために、前記加算された信号と前記局部発振器の第2の分割された位相を受信するように適合された第3のミキサをさらに備え、前記局部発振器の前記第1と第2の分割された位相は、お互いに対して90度位相がずれている、ことを特徴とする請求項8に記載のN要素位相配列受信機。
  10. 前記局部発振器のM個の生成された位相のそれぞれが差動信号である、ことを特徴とする請求項2に記載のN要素位相配列受信機。
  11. 前記N個の第1のミキサのそれぞれで生成された出力信号が差動信号である、ことを特徴とする請求項10に記載のN要素位相配列受信機。
  12. 前記加算された信号が差動信号である、ことを特徴とする請求項11に記載のN要素位相配列受信機。
  13. 前記加算されて増幅された信号が差動信号である、ことを特徴とする請求項7に記載のN要素位相配列受信機。
  14. 前記加算された信号が差動信号で、前記局部発振器の前記第1と第2の分割された位相のそれぞれが差動信号で、及び、受信されたIF信号を象徴する前記第1と第2の信号のそれぞれが差動信号である、ことを特徴とする請求項9に記載のN要素位相配列受信機。
  15. 前記N個の低雑音増幅回路のそれぞれに受信されたRF信号が差動RF信号である、ことを特徴とする請求項4に記載のN要素位相配列受信機。
  16. 前記局部発振器信号の周波数を分割し、前記局部発振器の前記第1と第2の分割された位相を供給するように適合された周波数分割ブロック、をさらに備えることを特徴とする請求項に記載のN要素位相配列受信機。
  17. 前記局部発振器のM個の位相を生成するように適合されたM個の位相発振器、をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のN要素位相配列受信機。
  18. 前記局部発振器の前記M個の位相を生成するように適合された位相ロックループをさらに備え、前記位相ロックループが、電圧制御発振器、ループフィルター、チャージポンプ、位相/周波数検出器、4分割回路、及び64分割回路を含む、ことを特徴とする請求項1に記載のN要素位相配列受信機。
  19. 前記局部発振器信号が、75メガヘルツの周波数を持つ参照クロック信号にロックするように適合されて19.2ギガヘルツの周波数を持つ、ことを特徴とする請求項1に記載のN要素位相配列受信機。
  20. 低雑音増幅回路のそれぞれがインダクタ変性エミッタ接地増幅器を含み、高い利得と低い雑音を提供するように適合されている、ことを特徴とする請求項4に記載のN要素位相配列受信機。
  21. 前記加算回路が対称的なバイナリーツリー電流加算回路を含む、ことを特徴とする請求項3に記載のN要素位相配列受信機。
  22. 前記N個の第1のミキサのそれぞれが、シングルエンドの受信されたRF信号を、より低い周波数の差動信号にダウンコンバートするように適合されたギルバート二重平衡乗積器を含む、ことを特徴とする請求項1に記載のN要素位相配列受信機。
  23. 前記RF信号が24ギガヘルツの周波数を持ち、ダウンコンバートされた信号が4.8ギガヘルツの周波数を持つ、ことを特徴とする請求項22に記載のN要素位相配列受信機。
  24. 各低雑音増幅回路が、自身が繋がった第1のミキサの入力にインピーダンスマッチされた出力を持つ、ことを特徴とする請求項4に記載のN要素位相配列受信機。
  25. 前記M個の位相発振器がM個のCMOSリング電圧制御発振器を含む、ことを特徴とする請求項17に記載のN要素位相配列受信機。
  26. 前記Nが8と等しく、前記Mが16と等しい、ことを特徴とする請求項1に記載のN要素位相配列受信機。
  27. 前記位相配列が一つのセミコンダクタ基板に形成された、ことを特徴とする請求項9に記載のN要素位相配列受信機。
  28. 加算された信号を生成するために前記N個の第1のミキサによって生成されたN個の出力信号を受信して加算するように適合された加算ブロックをさらに備え、前記加算ブロックがベースバンド周波数で動作するように適合されている、ことを特徴とする請求項1に記載のN要素位相配列受信機。
  29. 前記受信されたRF信号を象徴する第1の信号を生成するために、前記加算された信号と前記局部発振器の第1の位相を受信するように適合された第2のミキサ、をさらに備えることを特徴とする請求項3に記載のN要素位相配列受信機。
  30. 前記受信されたRF信号を象徴する第2の信号を生成するために、前記加算された信号と前記局部発振器の第2の位相を受信するように適合された第3のミキサをさらに備え、前記局部発振器の第1と第2の位相はお互いに対して90度位相がずれている、ことを特徴とする請求項29に記載のN要素位相配列受信機。
  31. 局部発振器の任意のN個の位相を受信し、
    それぞれが位相と周波数を持つN個のRF信号を受信し、
    前記N個のRF信号のそれぞれの位相を、前記局部発振器の任意のN個の異なる位相の一つに従ってシフトし、
    N個の第1の信号で、それぞれが前記RF周波数よりも低い周波数と前記N個の位相がシフトされたRF信号の異なる位相の一つを持つものを生成するために、前記受信されたN個のRF信号のそれぞれの周波数を下げ、
    シフトレジスタに加えられた制御信号に応じて、前記局部発振器のM個の生成された位相からN個の任意の位相のそれぞれを選択すること、
    を特徴とする方法。
  32. 前記局部発振器の任意のN個の位相のそれぞれが前記局部発振器のM個の生成された位相の中から選ばれている、ことを特徴とする請求項31に記載の方法。
  33. 加算された信号を生成するために、前記N個の第1の信号を中間周波数(IF)で加算することをさらに備えることを特徴とする請求項31に記載の方法。
  34. 前記N個の受信されたRF信号を増幅し、
    前記局部発振器のN個の任意の位相と前記N個の増幅されたRF信号と受け取ることに応じて、N個の第1の信号を生成すること、
    をさらに備えることを特徴とする請求項31に記載の方法。
  35. 前記N個の第1の信号が電流信号で、前記加算された信号が電流信号である、ことを特徴とする請求項33に記載の方法。
  36. 前記N個の第1の信号が電圧信号で、前記加算された信号が電圧信号である、ことを特徴とする請求項33に記載の方法。
  37. 加算されて増幅された信号を生成するために前記加算された信号を中間周波数で増幅すること、をさらに備えることを特徴とする請求項33に記載の方法。
  38. 前記加算された信号と前記局部発振器の第1の分割された位相に応じて、受信されたRF信号を象徴する第1の信号を生成すること、をさらに備えることを特徴とする請求項33に記載の方法。
  39. 前記加算された信号と前記局部発振器の第2の分割された位相に応じて、前記受信されたRF信号を象徴する第2の信号を生成し、前記局部発振器の第1と第2の分割された位相はIF信号で、お互いに対して90度位相がずれている、ことを特徴とする請求項38に記載の方法。
  40. 前記局部発振器のM個の生成された位相のそれぞれが差動信号である、ことを特徴とする請求項32に記載の方法。
  41. 前記N個の第1の信号のそれぞれが差動信号である、ことを特徴とする請求項40に記載の方法。
  42. 前記加算された信号が差動信号である、ことを特徴とする請求項41に記載の方法。
  43. 前記加算されて増幅された信号が差動信号である、ことを特徴とする請求項37に記載の方法。
  44. 前記加算された信号が差動信号で、前記局部発振器の第1と第2の分割された位相のそれぞれが差動信号で、及び、前記受信されたIF信号を象徴する第1と第2の信号のそれぞれが差動信号である、ことを特徴とする請求項39に記載の方法。
  45. 前記N個の受信されたRF信号が差動RF信号である、ことを特徴とする請求項34に記載の方法。
  46. 前記局部発振器の第1と第2の分割された位相を生成するために、前記局部発振器信号の周波数を分割すること、をさらに備えることを特徴とする請求項39に記載の方法。
  47. 前記局部発振器がM位相局部発振器である、ことを特徴とする請求項27に記載の方法。
  48. 前記M個の位相が、電圧制御発振器、ループフィルター、チャージポンプ、位相/周波数検出器、4分割回路、及び64分割回路、をさらに備える位相ロックループから成る、ことを特徴とする請求項27に記載の方法。
  49. 前記局部発振器信号が、75メガヘルツの周波数を持つ参照クロック信号にロックするように適合されて、19.2ギガヘルツの周波数を持つ、ことを特徴とする請求項31に記載の方法。
  50. 前記N個の受信されたRF信号のそれぞれが低雑音増幅回路で増幅され、各低雑音増幅回路がフィードスルー抵抗を持つインダクタ変性エミッタ接地増幅器をさらに備え、高い利得と低い雑音を提供するように適合されている、ことを特徴とする請求項34に記載の方法。
  51. 前記N個の第1の信号を対称的なバイナリーツリー電流加算回路を用いて加算すること、を特徴とする請求項33に記載の方法。
  52. 前記N個の第1の信号が、それぞれが、シングルエンドの受信されたRF信号を、より低い周波数の差動信号にダウンコンバートするように適合されたギルバート二重平衡乗積器から成るN個のミキサの異なるもので生成されている、ことを特徴とする請求項50に記載の方法。
  53. 前記RF信号が24ギガヘルツの周波数を持ち、ダウンコンバートされた信号が4.8ギガヘルツの周波数を持つ、ことを特徴とする請求項52に記載の方法。
  54. 各低雑音増幅回路が、自身が繋がったN個のミキサの内の一つの入力にインピーダンスマッチされた出力を持つ、ことを特徴とする請求項52に記載の方法。
  55. 前記M個の位相発振器がM個のCMOSリング電圧制御発振器から成る、ことを特徴とする請求項47に記載の方法。
  56. 前記Nが8と等しく、前記Mが16と等しい、ことを特徴とする請求項32に記載の方法。
  57. 加算された信号を生成するために前記N個の第1の信号をベースバンド周波数で加算すること、をさらに備えることを特徴とする請求項31に記載の方法。
  58. 前記受信されたRF信号を象徴する第1の信号を、前記加算された信号と前記局部発振器の第1の位相に応じて生成すること、をさらに備えることを特徴とする請求項33に記載の方法。
  59. 受信されたRF信号を象徴する第2の信号を、前記加算された信号と前記局部発振器の第2の位相に応じて生成し、前記局部発振器の第1と第2の位相はお互いに対して90度位相がずれている、ことを特徴とする請求項58に記載の方法。
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