JP4800910B2 - 車両の箱形荷台のパネル連結構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車両の箱形荷台のパネル連結構造に関する。
車両の箱型荷台の外面を形成する2つのパネル同士を連結する構造として、特開平11−139352号公報には、各パネルの端縁部にフレームを固定し、これらのフレーム同士をボルト及びナットによって締結固定する構造が記載されている。
特開平11−139352号公報
しかし、上記構造では、フレーム同士をボルト及びナットによって締結固定するため、箱型荷台の組み立て作業が煩雑であり、工数及び時間を要する。
また、廃車時等において箱型荷台を解体する際に、パネル同士の連結を解除する作業も煩雑である。
そこで、本発明は、組み付け作業性及び解体作業性の良い箱型荷台のパネル連結構造の提供を目的とする。
上記目的を解決すべく、本発明の第1の態様は、車両の箱型荷台の外面を形成する2つのパネル部材同士を連結するパネル連結構造であって、第1フレームと第2フレームと結合部材とを備える。
第1フレームは、2つのパネル部材のうち一方のパネル部材の端縁部に固定される。第2フレームは、2つのパネル部材のうち他方のパネル部材の端縁部に固定される。結合部材は、第1フレームと第2フレームとの間に嵌合されて両者を結合する。
第1フレームは、内側に配置された第1係合部と、外側に配置された第2係合部と、第1嵌合凹部形成面と、を有する。第2フレームは、内側に配置されて第1係合部と係合する第3係合部と、外側に配置された第4係合部と、第2嵌合凹部形成面と、を有する。
第1係合部が第3係合部に係合した状態で、第2フレームから離間する方向への第1フレームの移動が規制され、且つ第1嵌合凹部形成面と第2嵌合凹部形成面とが外側へ開口する嵌合凹部を区画形成する。結合部材は、嵌合凹部に嵌合される嵌合挿入部と、この嵌合挿入部が嵌合凹部に嵌合した状態で第2係合部及び第4係合部にそれぞれ係合する第5係合部及び第6係合部と、を有する。
結合部材は、嵌合挿入部が嵌合凹部に嵌合し且つ第5係合部及び第6係合部がそれぞれ第2係合部及び第4係合部に係合した結合状態で、第2フレームに対する第1フレームの移動を阻止する。
上記構成では、第1フレームと第2フレームとを連結する場合、まず、第1フレームの第1係合部を第2フレームの第3係合部に係合する。この状態で第1嵌合凹部形成面と第2嵌合凹部形成面とによって嵌合凹部が区画形成される。
次に、嵌合凹部に結合部材の嵌合挿入部を嵌合し、第5係合部及び第6係合部を第2係合部及び第4係合部にそれぞれ係合する。これにより、第1フレームと第2フレームとが結合状態となり、第2フレームに対する第1フレームの移動が阻止される。なお、嵌合挿入部の嵌合時には、第1係合部と第3係合部との係合によって嵌合凹部の形状が保持される。
このように、結合部材の嵌合作業によって第1フレームと第2フレームとを結合するので、ボルト及びナットによる締結固定やビス止めによる固定と比較して作業が顕著に簡素化される。従って、箱型荷台の組み立て作業や解体作業の工数及び時間を削減することができる。
本発明の第2の態様は、上記第1の態様のパネル連結構造であって、結合部材は、カバー部と、このカバー部から一体的に延びて相対向する前記嵌合挿入部としての一対の係合板部と、を有する。
一対の係合板部は、上記結合状態で第1嵌合凹部形成面及び第2嵌合凹部形成面とそれぞれ係合する。カバー部は、上記結合状態で嵌合凹部を外側から覆う。
上記構成では、カバー部が嵌合凹部を覆うので、外観上の見栄えが良い。
本発明の第3の態様は、上記第2の態様のパネル連結構造であって、一対の係合板部の間に配置され、上記結合状態で第1嵌合凹部形成面及び第2嵌合凹部形成面のうち少なくとも一方に密着するシール部材を備える。
上記構成では、シール部材が第1嵌合凹部形成面及び第2嵌合凹部形成面のうち少なくとも一方に密着するので、嵌合凹部から第1フレーム及び第2フレームの内側への雨水等の浸入を確実に防止することができる。
本発明によれば、組み付け作業性及び解体作業性の良いパネル連結構造を得ることができる。
以下、本発明の一実施形態を、図面に基づいて説明する。図1は本実施形態のパネル連結構造を有するバン型トラックの箱型荷台を模式的に示す外観斜視図、図2は図1のII−II矢視断面図、図3は図1のIII−III矢視断面図、図4は図1のIV−IV矢視断面図、図5は図2の要部拡大斜視図、図6は結合部材及びシール部材を示す図5の分解斜視図、図7は第1連結部及び第5連結部を示す図5の分解斜視図である。なお、図中の「FR」は車両前方を、「UP」は車両上方を、「IN」は車幅方向内側をそれぞれ示している。また、以下の説明において、前後とは車両の前後を意味し、左右とは車両前方を向いた状態での左右を意味する。
図1に示すように、バン型トラックの箱型荷台1は、前壁2と左右の側壁3と天井4と観音開き式の扉7,8を備えた後壁5と床6とを備え、これらの縁部同士が結合されることによって箱状に組み付けられている。なお、左右の側壁3はほぼ対称構造であるため、左側の側壁3について説明し、右側の側壁3についてはその説明を省略する。
図2及び図3に示すように、前壁2は、前パネル(パネル部材)11と前パネル上縁フレーム12と左右の前パネル側縁フレーム13と内張板14とを備える。
図2に示すように、前パネル上縁フレーム12は、上下方向に配置される前板部15と、前板部15の下端から下方に延びるパネル固定フランジ部16と、前板部15の下端後方に配置された内張板支持部17と、前板部15の上端から曲折されて後方へ延びる上板部18とを有する。上板部18には、後述する第1連結部19が形成されている。パネル固定フランジ部16には、前パネル11の上端縁部がリベットによって固定される。内張板支持部17には、内張板14の上端縁部が収容されて支持される。
図3に示すように、前パネル側縁フレーム13は、上下方向に配置される前板部20と、前板部20の内端から内側に延びるパネル固定フランジ部21と、前板部20の内側(後方)に配置された内張板支持部22と、内張板支持部22の外面から外側に延びるフック状の前側係止部23とを有する。前板部20には、後述する第2連結部24が形成されている。パネル固定フランジ部21には、前パネル11の側端縁部がリベットによって固定される。内張板支持部22には、内張板14の側端縁部が収容されて支持される。
図3及び図4に示すように、側壁3は、側パネル(パネル部材)31と側パネル上縁フレーム32と側パネル前縁フレーム33と内張板34とを備える。
図4に示すように、側パネル上縁フレーム32は、前後方向に配置される側板部35と、側板部35の下端から下方に延びるパネル固定フランジ部36と、側板部35の下端内側に配置された内張板支持部37と、側板部35の上端から曲折されて内側へ延びる上板部38とを有する。上板部38には、後述する第3連結部39が形成されている。パネル固定フランジ部36には、側パネル31の上端縁部がリベットによって固定される。内張板支持部37には、内張板34の上端縁部が収容されて支持される。
図3に示すように、側パネル前縁フレーム33は、上下方向に配置される側板部40と、側板部40の後端から後方に延びるパネル固定フランジ部41と、側板部40の内側に配置された内張板支持部42と、側板部40と内張板支持部42との間に配置されたフック状の後側係止部43と、側板部40の前端から内側に曲折する前板部45とを有する。後側係止部43が前側係止部23に係止した状態で、内張板支持部42の外面が内張板支持部22の外面に面接触する。前板部45には、後述する第4連結部44が形成されている。パネル固定フランジ部41には、側パネル31の前端縁部がリベットによって固定される。内張板支持部42には、内張板34の前端縁部が収容されて支持される。
図2及び図4に示すように、天井4は、上パネル(パネル部材)51と上パネル前縁フレーム52と左右の上パネル側縁フレーム53と内張板54とを備える。
図2に示すように、上パネル前縁フレーム52は、前後方向に配置される上板部55と、上板部55の後端から後方に延びるパネル固定フランジ部56と、上板部55の下方に配置された内張板支持部57とを有する。上板部55には、後述する第5連結部59が形成されている。パネル固定フランジ部56には、上パネル51の前端縁部がリベットによって固定される。内張板支持部57には、内張板54の前端縁部が支持される。
図4に示すように、上パネル側縁フレーム53は、前後方向に配置されるパネル固定フランジ部61と、パネル固定フランジ部61の内側(下方)に配置された内張板支持部62とを有する。パネル固定フランジ部61の外端の外側には、後述する第6連結部64が形成されている。パネル固定フランジ部61には、上パネル51の外端縁部がリベットによって固定される。内張板支持部62には、内張板54の外端縁部が支持される。
前パネル11と側パネル31と上パネル51とは、例えばアルミニウムや鉄などの金属製の板状部材であり、箱型荷台1の外面を形成する。また、前パネル上縁フレーム12と前パネル側縁フレーム13と側パネル上縁フレーム32と側パネル前縁フレーム33と上パネル前縁フレーム52と上パネル側縁フレーム53とは、例えばアルミニウム、鉄等の金属を押し出し又は引き抜き加工することにより形成され、各フレーム12,13,32,33,52,53は、それぞれ長手方向に沿って略同一の断面形状を有する。
また、パネル部材として所謂複合パネル(サンドイッチパネル)を用いてもよい。複合パネルとは、外パネルと内パネルとの間に軽量の内部層を形成したパネル部材である。外パネル及び内パネルは、アルミニウムや鉄などの金属板によって形成してもよく、内部層は、断熱効果を有する発泡樹脂製のパネル材によって構成してもよい。
箱型荷台1を組み立てる場合、まず床6に前壁2の下端を固定して前壁2を起立させる。次に、床6に左右の側壁3の下端を固定するとともに前壁2の側縁と側壁3の前縁とを結合する。次に、前壁2の上縁と天井4の前縁とを結合するとともに側壁3の上縁と天井4の側縁とを結合する。最後に、後壁5の周縁を側壁3と天井4と床6とにそれぞれ固定する。
次に、前壁2の上縁と天井4の前縁との連結構造、前壁2の側縁と側壁3の前縁との結合構造、及び側壁3の上縁と天井4の側縁との連結構造について説明する。
前壁2の上縁と天井4の前縁とは、図2に示すように、前パネル上縁フレーム12の第1連結部19と上パネル前縁フレーム52の第5連結部59と結合部材70とによって結合される。同様に、前壁2の側縁と側壁3の前縁とは、図3に示すように、前パネル側縁フレーム13の第2連結部24と側パネル前縁フレーム33の第4連結部44と結合部材70とによって結合される。また、側壁3の上縁と天井4の側縁とは、図4に示すように、側パネル上縁フレーム32の第3連結部39と上パネル側縁フレーム53の第6連結部64と結合部材70とによって結合される。結合部材70によってそれぞれ結合される上記2つのフレームのうち、一方が第1フレームに対応し、他方が第2フレームに対応する。
本実施形態では、第1連結部19と第3連結部39と第4連結部44とはほぼ同じ構成であり、第2連結部24と第5連結部59と第6連結部64とはほぼ同じ構成であるため、これらを代表して第1連結部19と第5連結部59との連結構造について説明し、他の連結構造についてはその説明を省略する。
図5〜図7に示すように、前パネル上縁フレーム12の第1連結部19は、第1係合部82と第2係合部81と第1嵌合部83とを有する。第2係合部81は、上板部18の外面から内側(下方)に凹設されて上方へ開口する溝形状の係合凹部81aを有する。第1嵌合部83は、第2係合部81の後方で第2係合部81よりも内側(下方)まで延びて後方に曲折する。第1嵌合部83の外面(後面及び上面)は第1嵌合凹部形成面84を構成し、第1嵌合凹部形成面84の下部には、後述する係合部材70の係止突起74aと係合する係合凹部85が前方に向かって凹設されている。第1係合部82は、第1嵌合部83の後端から後上方に曲折形成され、前方へ開口する溝形状の係合凹部82aを有する。このように、第1嵌合凹部形成面84は、第1係合部82と第2係合部81との間に形成されている。
上パネル前縁フレーム52の第5連結部59は、第3係合部87と第4係合部86と第2嵌合部88とを有する。第4係合部86は、上板部55の外面から内側(下方)に凹設されて上方へ開口する溝形状の係合凹部86aを有する。第2嵌合部88は、第4係合部86の前方で第4係合部86よりも内側(下方)まで延びる。第2嵌合部88の外面(前面)は第2嵌合凹部形成面89を構成し、第2嵌合凹部形成面89の下部には、後述する係合部材70の係止突起75aと係合する係合凹部90が後方に向かって凹設されている。第3係合部87は、第2嵌合部88から後方に突設され、第1係合部82(係合凹部82a)と係合する。
第1係合部82が第3係合部87に係合した状態で、上パネル前縁フレーム52から離間する方向(前方)への前パネル上縁フレーム12の移動が規制される。また、この係合状態で、第1嵌合凹部形成面84と第2嵌合凹部形成面89とは、外側(上方)へ開口する嵌合凹部91を区画形成する。
結合部材70は、カバー部71と第5係合部72と第6係合部73と一対の係合板部(嵌合挿入部)74,75とを有し、前パネル上縁フレーム12と上パネル前縁フレーム52の間に嵌合されて両者を結合する。結合部材70は、例えばアルミニウム、鉄等の金属を押し出し又は引き抜き加工することにより形成され、長手方向に沿って略同一の断面形状を有する。
カバー部71は平板形状を有する。第5係合部72及び第6係合部73は、カバー部71の両端からそれぞれ下方へ突出する。一対の係合板部74,75は、カバー部71の中間部から所定距離だけ離間して相対向して下方へ延びる。前側の係合板部74の下端部には、前方へ突出する係止突起74aが突設され、後側の係合板部75の下端部には、後方へ突出する係止突起75aが突設されている。また、前側の係止突起74aの前面は後下方へ傾斜し、後側の係止突起75aの後面は前下方に傾斜する。これらの傾斜面は、係合板部74,75を嵌合凹部91へ挿入する際のガイドとして機能する。
係合板部74,75同士の距離及び各係合板部74,75の板厚は、係合板部74,75が係止突起74a,75a側から嵌合凹部91に挿入され、嵌合凹部91に向かって強く押圧されることにより嵌合凹部91と嵌合するように設定されている。例えば、カバー部71を上方からハンマー等によって殴打することによって嵌合凹部91に嵌合するように、上記距離及び板厚が設定されている。嵌合途中では、係止突起74a,75aが嵌合凹部91の内面(第1嵌合凹部形成面84及び第2嵌合凹部形成面89)上を摺動し、係合板部74,75が相互に近接する方向へ僅かに撓む。また、嵌合時には、係止突起74a,75aが係合凹部85,90にそれぞれ係合し、係合板部74,75が嵌合凹部91に強固に嵌合する。
係合板部74,75が嵌合凹部91に嵌合した状態で、第5係合部72は第2係合部81(係合凹部81a)に、第6係合部73は第4係合部86(係合凹部86a)にそれぞれ係合する。これにより、前パネル上縁フレーム12と上パネル前縁フレーム52とが結合状態となり、前パネル上縁フレーム12と上パネル前縁フレーム52との相対移動が結合部材70によって阻止される。また、この結合状態では、嵌合凹部91の上方がカバー部71によって覆われる。
係合板部74,75の間には、シール部材76が装着される。シール部材76は、挿入部77と密着部78とを有する。挿入部77は、硬質の弾性材(例えば非発泡の合成ゴムなど)によって形成され、密着部78は挿入部77よりも弾性変形し易い軟質の弾性材(例えば合成ゴムの発泡体など)によって挿入部77と一体的に形成されている。なお、挿入部77と密着部78とは、合成ゴム以外の他の樹脂材であってもよい。
挿入部77は係合板部74,75の間に挿入され、この状態で密着部78は係合板部74,75の先端(下端)から突出する。密着部78は、上記結合状態で嵌合凹部91の内面(第1嵌合凹部形成面84及び第2嵌合凹部形成面89のうち少なくとも一方)に密着する。本実施形態では、密着部78の下部が、嵌合凹部91の底面91aと、底面91aの前端から前上方へ延びて係合凹部85を区画する前斜面91bと、底面91aの後端から後上方へ延びて係合凹部90を区画する後斜面91cとに密着している。なお、嵌合凹部91の底面91aと前斜面91bとは第1嵌合凹部形成面84の一部であり、後傾斜面91cは第2嵌合凹部形成面89の一部である。
前パネル上縁フレーム12と上パネル前縁フレーム52とを連結する場合、まず前パネル上縁フレーム12の第1係合部82を上パネル前縁フレーム52の第3係合部87に係合する。この状態で第1嵌合凹部形成面84と第2嵌合凹部形成面89とによって嵌合凹部91が区画形成される。
次に、嵌合凹部91に、シール部材76が装着された結合部材70の係合板部74,75を嵌合し、第5係合部72及び第6係合部73を第2係合部81及び第4係合部86にそれぞれ係合する。これにより、前パネル上縁フレーム12と上パネル前縁フレーム52とが結合状態となり、上パネル前縁フレーム52に対する前パネル上縁フレーム12の移動が阻止される。なお、係合板部74,75の嵌合時には、第1係合部82と第3係合部87との係合によって嵌合凹部91の形状が確実に保持される。
このように、結合部材70の嵌合作業によって前パネル上縁フレーム12と上パネル前縁フレーム52とを結合するので、ボルト及びナットによる締結固定やビス止めによる固定と比較して作業が顕著に簡素化される。また、結合部材70の結合作業を箱型荷台1の外側から行うことができるので、箱型荷台1の内側から作業を行う場合に比べて作業性が良い。従って、箱型荷台1の組み立て作業や解体作業の工数及び時間を大幅に削減することができる。
また、嵌合状態では、カバー部71によって嵌合凹部91が覆われるので、外観上の見栄えが良い。
さらに、シール部材76の密着部78が第1嵌合凹部形成面84及び第2嵌合凹部形成面89のうち少なくとも一方に密着するので、嵌合凹部91から前パネル上縁フレーム12と上パネル前縁フレーム52の内側への雨水等の浸入を確実に防止することができる。
なお、本実施形態では、箱型荷台1のコーナー部分におけるパネル同士の連結について説明したが、コーナー部分以外にも上記構造を適用することができる。
以上、本発明者によってなされた発明を適用した実施形態について説明したが、この実施形態による本発明の開示の一部をなす論述及び図面により本発明は限定されることはない。すなわち、この実施形態に基づいて当業者等によりなされる他の実施形態、実施例及び運用技術等は全て本発明の範疇に含まれることは勿論であることを付け加えておく。
本実施形態のパネル連結構造を有するバン型トラックの箱型荷台を模式的に示す外観斜視図である。 図1のII−II矢視断面図である。 図1のIII−III矢視断面図である。 図1のIV−IV矢視断面図である。 図2の要部拡大斜視図である。 結合部材及びシール部材を示す斜視図である。 第1連結部及び第5連結部を示す斜視図である。
符号の説明
1 箱型荷台
2 前壁
3 側壁
4 天井
5 後壁
6 床
7,8 扉
11 前パネル(パネル部材)
12 前パネル上縁フレーム
13 前パネル側縁フレーム
19 第1連結部
24 第2連結部
31 側パネル(パネル部材)
32 側パネル上縁フレーム
33 側パネル前縁フレーム
39 第3連結部
44 第4連結部
51 上パネル(パネル部材)
52 上パネル前縁フレーム
53 上パネル側縁フレーム
59 第5連結部
64 第6連結部
70 結合部材
71 カバー部
72 第5係合部
73 第6係合部
74,75 係合板部(嵌合挿入部)
76 シール部材
81 第2係合部
82 第1係合部
83 第1嵌合部
84 第1嵌合凹部形成面
86 第4係合部
87 第3係合部
88 第2嵌合部
89 第2嵌合凹部形成面
91 嵌合凹部

Claims (3)

  1. 車両の箱型荷台の外面を形成する2つのパネル部材同士を連結するパネル連結構造であって、
    前記2つのパネル部材のうち一方のパネル部材の端縁部に固定される第1フレームと、
    前記2つのパネル部材のうち他方のパネル部材の端縁部に固定される第2フレームと、
    前記第1フレームと前記第2フレームとの間に嵌合されて両者を結合する結合部材と、を備え、
    前記第1フレームは、内側に配置された第1係合部と、外側に配置された第2係合部と、第1嵌合凹部形成面と、を有し、
    前記第2フレームは、内側に配置されて前記第1係合部と係合する第3係合部と、外側に配置された第4係合部と、第2嵌合凹部形成面と、を有し、
    前記第1係合部が前記第3係合部に係合した状態で、前記第2フレームから離間する方向への前記第1フレームの移動が規制され、且つ前記第1嵌合凹部形成面と前記第2嵌合凹部形成面とは、前記第1フレーム及び前記第2フレームの外面側で前記箱型荷台の外側へ開口する嵌合凹部を区画形成し、
    前記結合部材は、前記箱型荷台の外側から前記嵌合凹部に嵌合される嵌合挿入部と、この嵌合挿入部が前記嵌合凹部に嵌合した状態で前記第2係合部及び前記第4係合部にそれぞれ係合する第5係合部及び第6係合部と、を有し、
    前記結合部材は、前記嵌合挿入部が前記嵌合凹部に嵌合し且つ前記第5係合部及び前記第6係合部がそれぞれ前記第2係合部及び前記第4係合部に係合した結合状態で、前記第2フレームに対する前記第1フレームの移動を阻止する
    ことを特徴とする車両の箱型荷台のパネル連結構造。
  2. 車両の箱型荷台の外面を形成する2つのパネル部材同士を連結するパネル連結構造であって、
    前記2つのパネル部材のうち一方のパネル部材の端縁部に固定される第1フレームと、
    前記2つのパネル部材のうち他方のパネル部材の端縁部に固定される第2フレームと、
    前記第1フレームと前記第2フレームとの間に嵌合されて両者を結合する結合部材と、を備え、
    前記第1フレームは、内側に配置された第1係合部と、外側に配置された第2係合部と、第1嵌合凹部形成面と、を有し、
    前記第2フレームは、内側に配置されて前記第1係合部と係合する第3係合部と、外側に配置された第4係合部と、第2嵌合凹部形成面と、を有し、
    前記第1係合部が前記第3係合部に係合した状態で、前記第2フレームから離間する方向への前記第1フレームの移動が規制され、且つ前記第1嵌合凹部形成面と前記第2嵌合凹部形成面とが外側へ開口する嵌合凹部を区画形成し、
    前記結合部材は、前記嵌合凹部に嵌合される嵌合挿入部と、この嵌合挿入部が前記嵌合凹部に嵌合した状態で前記第2係合部及び前記第4係合部にそれぞれ係合する第5係合部及び第6係合部と、を有し、
    前記結合部材は、前記嵌合挿入部が前記嵌合凹部に嵌合し且つ前記第5係合部及び前記第6係合部がそれぞれ前記第2係合部及び前記第4係合部に係合した結合状態で、前記第2フレームに対する前記第1フレームの移動を阻止し、
    前記結合部材は、カバー部と、このカバー部から一体的に延びて相対向する前記嵌合挿入部としての一対の係合板部と、を有し、
    前記一対の係合板部は、前記結合状態で前記第1嵌合凹部形成面及び前記第2嵌合凹部形成面とそれぞれ係合し、
    前記カバー部は、前記結合状態で前記嵌合凹部を外側から覆う
    ことを特徴とする車両の箱型荷台のパネル連結構造。
  3. 請求項2に記載のパネル連結構造であって、
    前記一対の係合板部の間に配置され、前記結合状態で前記第1嵌合凹部形成面及び前記第2嵌合凹部形成面のうち少なくとも一方に密着するシール部材を備えた
    ことを特徴とする車両の箱型荷台のパネル連結構造。
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