JP4800234B2 - ドラム架台 - Google Patents

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Description

本発明は、電線ケーブルあるいはシート材等の長尺ワークを巻装するドラムを収納し、またドラムを機械内に供給するドラム架台に関する。
電線やシート材等の長尺材料はドラムに巻装することによってコンパクトにした状態で収納されている。しかし長尺材料を巻装した1個のドラムは重量物となるだけでなく、長尺材料が解れないように両端部にフランジ部を有して形成されている。そのため、長尺材料を巻装したドラムを複数個倉庫内に収納する場合には、棚等を利用して保管することが難しく、また、積み上げて保管することも困難であることから、床面に転がした状態で配置せざるを得ないこととなっていた。そして、このドラムを倉庫内に保管したり機械内に搬送したりする場合、ドラムが円環状になっていることから、転がしながら移動させるか、フォークリフトやクレーンを使用して移動させていた。この作業は危険を伴うことと作業性が悪いことから、改良が求められていた。
また、電線やシート材等の長尺材料をドラムから巻き戻す際には、一旦ドラムを横に寝かせて測長しながら巻き戻し、必要な長さで切断した後、ドラムを起して元に復帰させていた。この作業は労力がかかって作業性が極めて悪いことから、やはり改良が求められていた。
従来、電線を巻装したドラムを格納することに関しては、単に収納するために倉庫内に固定状態で配置する枠状のドラム架台を使用するものや、あるいは特許文献1に記載されているような電線ドラムの立体格納装置が知られている。
特開平6−219512号公報
しかし、前者の場合は、ドラム架台自体が床面に据えられているため、電線ドラムを収納する場合に重量物の電線ドラムを持ち上げてドラム架台に載置することとなって多大な労力がかかっていた。
また後者の場合、電線ドラム立体格納装置は、スタッカクレーンに設置された伸縮フォークで格納ラック内と入出荷設備間で電線ドラムの直接入出荷作用を行い、入出荷作業の間に、出荷要求に対する分巻き量を有する電線ドラムを格納ラック内から第2の伸縮フォークでスタッカクレーン上に取り出して、スタッカクレーンの分巻き手段で処理を行うように構成されていた。そのため、設備が大掛かりとなって、大きな工場では必要となるものの、設備費用を大きくできない一般の小さい工場では設備費用が莫大にかかるとともに、設置するスペースも広い面積を必要としていた。
本発明は、上述の課題を解決するものであり、広いスペースを必要とせずに簡略に構成できるドラム架台であって、しかも、長尺状の材料を巻装したドラムを、労力をかけずに収納あるいは取り出しできるドラム架台を提供することを目的とする。そのために、本発明にかかわるドラム架台は、以下のように構成するものである。すなわち、
請求項1記載の発明では、ワークが巻線されたドラムを収納するドラム架台であって、前記ドラムを収納するドラム収納部の周りに側枠・後枠を有して枠状に形成されている架台本体と、前記架台本体を支持するキャスターと、を有し、前記架台本体の一方には、前記ドラムを前記ドラム収納部に挿通するための開放部が形成され、前記架台本体の上部には、前記ドラムの軸体を持ち上げて前記ドラムを保持可能に構成される保持手段が配設されるとともに、前記保持手段が、前記ドラムの軸体を支持する軸体収納部と、前記保持手段を傾倒させる操作部と、前記保持手段の傾倒支点部と、を備えて前記架台本体に対して傾倒可能に配設され、前記軸体収納部は、一辺に開口部を有して3個のステーで囲撓され、前記開口部と対面する1個のステーが、前記ドラムの軸体を収納する状態で後方に傾斜して形成され、前記保持手段が、前記ドラムの軸体を受け取る受取位置と、前記受取位置より高い位置で前記ドラムの軸体を保持する保持位置との間で傾倒可能に構成されるとともに、前記保持手段の前記受取位置から前記保持位置への傾倒時において、前記ドラムの軸体が前記開口部と対面する1個のステー上を移動するように作用され、前記架台本体の前端部には、前記架台本体を搬送可能な補助台車に連結するための連結部が配設されていることを特徴とするものである。
請求項の発明では、前記架台本体は、前記保持手段の傾倒支点部を支持する支持孔を前記側枠に複数有して形成されていることを特徴としている。
請求項の発明では、前記連結部は、前記架台本体の前部を持ち上げる第1の連結部と、前記架台本体が持ち上げられることによって前記補助台車と連結される第2の連結部とを有して構成され、前記ドラムを収納した状態で保管する場合には、前記補助台車を前記連結部から連結解除して切り離し、前記ドラムを搬送する場合には、前記補助台車を前記連結部に連結した状態で搬送することを特徴としている。
請求項記載の発明では、前記補助台車には、前記ドラムに巻装されたワークを巻き戻す際の案内手段が、前記ワークの走行方向に対して直交する方向に移動可能に配設されていることを特徴としている。
本発明によれば、ワークが巻線されたドラムは、ドラムの軸体をドラム架台上に配設された保持手段の位置まで移動した後、ドラムの軸体を保持手段で支持される。ドラムが保持手段で支持されると、保持手段がドラムの軸体を持ち上げるように傾倒されてドラムを地面から持ち上げて保持する。
具体的には、ドラムの軸体が保持手段の軸体収納部に挿入されると、保持手段自体を操作レバーで傾倒支点部を中心にして傾倒させる。ドラムは保持手段で傾倒されることによって地面から持ち上げられて、安定された状態で保持される。この状態でドラムが保管されることとなる。
つまり、ドラムは軸体が軸体収納部の開口部から挿入されて3個のステー内に収納される。軸体収納部においては、ドラムの受取時に、開口部と対面するステーが後方に傾斜して形成されているから、保持手段が傾倒されることによって軸体収納部の開口部が上方に向くことになる。すると開口部と対面するステーは下向きに傾斜することになるから、ドラムの軸体は下方に移動することとなって安定した状態で保持されることとなる。
しかも保持位置は、受取位置より上方の位置で保持されることから、ドラム自体が地面から離れて持ち上げられた位置となり、ドラムの転がりを防止することができる。
上述のように本発明のドラム架台は、長尺状のワークを収納したドラムを保持手段で持ち上げるように傾倒させることによって保持・保管できることから収納作業を短時間でしかも軽労力で行うことができる。しかも従来のような倉庫内で収納するために製作された固定型の枠状架台を改良したものであるから、床面積を広く取ることなく設備費用も廉価にすることができる。
また、ドラムの大きさが異なるものであっても、保持手段の傾倒支点部を架台本体に形成された複数の支持孔のいずれかの支持孔で支持することによって、容易に保持・保管することができる。
このドラム架台に収納されているドラムを機械内に搬送する場合、補助台車を架台本体の開放部に対向させてドラム架台を補助台車に連結させる。そして補助台車でドラム架台の前端部を持ち上げてドラム架台を搬送可能な状態にした上でドラム架台を牽引する。ドラム架台には、キャスターが装着されているから、これによって、ドラムを機械のどの位置でも容易に搬送させることが可能となる。
また、ドラム架台に収納されているドラムから、ワークを巻き戻す際、例えば、ワークが電線であれば、電線を巻き戻す際に左右に振れるため、左右方向に移動可能な案内手段を補助台車に設けることによって、電線がドラム幅内での横移動により他部材と接触して発生する被覆の損傷を防止することができる。
次に、本発明における一形態のドラム架台を図面に基づいて説明する。なお、このドラム架台に収納されるドラムは、例えば工作機械の電線ケーブルを巻線する電線ドラムで説明する。また、ドラム架台の補助台車側をドラム架台の前方と(又は前側)といい、補助台車のドラム架台側も補助台車の前方(又は前側)という。
図1〜3に示すように、ドラム架台1は、ドラム収納部2aを間にして前方に形成された開放部4と、開放部4の両側に配置される両側枠部3、3と、開放部4と対向する位置に配置される後枠部5と、を備える枠状の架台本体2を有して構成されている。実施形態における両側枠部3、3及び後枠部5は、それぞれ、中央部が開口した枠状に形成されている。側枠部3の前端側の脚部3aには、側枠部3から下方に突出して下端部が地面に接地可能な接地部3bとして形成されている。
両側枠部3、3及び後枠部5の内側面には、両側枠部3、3及び後枠部5の全周にわたって上部の位置と下部の位置にそれぞれ板状の補強板6、7が溶接にて固着されている。上方の補強板6は、両側枠部3の前面側において屈曲して下方端まで延設され脚部3aとして一体化されている。なお、開放部4の下方に、架台本体11を補強するために両側枠部3、3の接地部3b、3bを連結する前下端枠4a(図1参照)を配置してもよい。
上方の補強板6の上面部の略中央部には、ドラム保持装置(以下、保持装置とも言う。)10が配置されている。ドラム保持装置10は、左右の補助板6、6上に配置されて上方に向かって突出する保持本体部11、11と、1対の保持本体部11、11の略上端位置で連結する操作レバー12とを備えている。保持本体部11は、補助板6上に長手方向で当接可能な下ステー111と、下ステー111に平行に配置される上ステー112と、下ステー111と上ステー112とを連結する連結ステー113と、下ステー111の後端部から上方に突出して形成される後支柱114とを有して形成されている。連結ステー113は下ステー111の前方から上ステー112の後方に向かって傾斜して形成されている。また、連結ステー113の対面側は、ドラム20の軸体21が挿入する開口部115として形成されている。
つまり、下ステー111と連結ステー113とは鈍角を有して連結され、上ステー112と連結ステー113とは鋭角を有して連結されている。開口部115及び下ステー111と上ステー112及び連結ステー113との間に形成される空間部がドラム20の軸体21を収納する軸体収納部13として形成される。
各後支柱114の下端部付近には軸15が挿通されて傾倒支点部を形成している。軸15は、両側枠部3、3に形成された軸挿通孔を挿通して保持本体部11を傾倒可能に支持している。この両側枠部3、3に形成された軸挿通孔を、両側枠部3、3に斜め上方に向かって複数個形成することによって、大きさの異なるドラムに対応することができる。
また、補強板6の左右における前面部6aには、後述の補助台車を装着する第1の連結部61(上係止部61という。)、第2の連結部62(下係止部62という。)がそれぞれ上下に一対設けられている。一対の連結部(上係止部61と下係止部62)は相対向する開口部を有して鉤状に形成されている。
下方の補強板7には、両側枠部3、3の中央部付近においてキャスター8が装着されている。キャスター8の下端面は、脚部3aの接地部3bと一致して地面に接触している。
補助台車30は、図4〜5に示すように、ベース部31と、ベース部31の幅方向の両端部でベース部31から立ち上がる2本の支柱部32、32と、各支柱部32から上方に傾斜して配置されるコ字状の取手33と、各支柱部32、32に対して上下方向に移動可能に配置される可動金具34、34と、可動金具34、34を上下移動させる駆動レバー部35と、ベース部31に装着される複数(実施形態では3個)のキャスター36とを備えて構成されている。
ベース部31は、支柱部32が立設する主板部311と主板部311から反ドラム架台側に突出する後側突出部312と、ドラム架台1側に突出する一対の前側突出部313、313と、前側突出部313、313の外側で主板部311の両端部付近に配置されるとともにドラム架台1の下係止部62に係止可能な第2の連結部314(以下、係止板314という。)と、が形成されている。キャスター36は、後側突出部312と一対の前側突出部313、313の下面に装着されている。
可動金具34は、図5に示すように、側板部341と天井板部342を有してL字状に形成され、側板部341には上下方向の2箇所に長孔343、343が形成されている。また、側板部341の前面(ドラム架台1側)には、ドラム架台1の上係止部61に係合可能であってドラム架台1を持ち上げるための第1の連結部37(架台持ち上げ部37という。)が側板部341から両側外方に突出して形成されている。なお、側板部341には可動金具34の長孔343、343を挿通する止め部材が装着され、可動金具34の外側への倒れを防止している。
駆動レバー部35は、両腕部が支柱部32の内側面にそれぞれ配置されたレバー軸321に回動可能に配置されて、一体的なコ字状に形成されている。両腕部351、351の先端部は可動金具34の天井板部342に当接する円弧部352、352に形成されている。
次に、上記のように構成されたドラム架台1と補助台車30の作用について説明する。図6〜7に示すように、電線ドラム20をドラム収納部2aに収納する場合、まず、保持装置10の軸体収納部13の開口部115をドラム20の軸体21と対向できるように、保持装置10を第1の位置(後支柱部114を立設させた状態)に置く。
この状態で、図6に示すように、電線ドラム20を転がしながら架台本体2の解放部4から収納部2a内に移動させる。電線ドラム20が、保持装置10が配設されている架台本体2の略中央部まで移動すると、ドラム20の軸体21を保持装置10の軸体収納部13内に挿入する。軸体21は、水平状態に配置された下ステー111、上ステー112との間から挿入されて連結ステー113に当接して停止する。
軸体21が軸体収納部13内に収納されると、操作レバー12を操作して一対の保持本体部11を、傾倒支点部(軸15)を中心にして、図7に示すように時計方向に傾倒する。保持装置10が、図8に示すように、後支柱114の背面を補強板6上に当接する第2の位置まで傾倒されると、軸体21は、図3に示すように、連結ステー113上を下方に向かって移動して連結ステー113と上ステー112によって保持される。この状態においては、図3又は図9に示すように、軸体収納部13の開口部115が上方を向くことになり、この状態でドラム20はドラム架台1に保持・保管される。
次に、ドラム架台1に収納されている電線ドラム20を機械内に搬送して使用する場合、まず、図10に示すように、補助台車30をドラム架台1の開放部4に対向させる。補助台車30は、駆動レバー部35を下方に傾斜した状態にある。駆動レバー部35が下方に傾斜した状態では、図4に示すように、駆動レバー部35の先端の円弧部352は、可動金具34の天井板部142を押し上げることとなって、架台持ち上げ部37が上方の位置に移動した位置にある。
架台持ち上げ部37の上面位置は、架台本体2の上係止部61の下端より上方にある。また、ベース部31の両端部に形成された係止板314の下端は架台本体2の下係止部62の上端面より高い位置にある。そして、補助台車30をドラム架台1に接近して補助台車30の架台持ち上げ部37が架台本体2の上係止部61の下方まで移動すると、図11に示すように、補助台車30の駆動レバー部35を略水平方向となるように回動させる。すると、駆動レバー部35の先端の円弧部352が可動金具34の天井板部342との係合が解除される。この解除によって、可動金具34は自重で落下し、架台持ち上げ部37を下降させる。この位置は、架台持ち上げ部37の上面が、架台本体2の上係止部61の下端面より下方に位置することから、補助台車30の先端を架台本体2の開放部4内に突入させる。この際、補助台車30の係止板314が架台本体2の下係止部62上を通ることから、補助台車30の前側突出部313はドラム架台1内に挿入し、架台持ち上げ部37と係止板314は、それぞれ、上係止部61と下係止部62を通過して係合待機状態となる。
次に、図12に示すように、駆動レバー部35を再び水平位置から下方位置に回動させると、駆動レバー部35の円弧部352が可動金具34の天井板部342を押し上げることとなって、架台持ち上げ部37を上昇させる。架台持ち上げ部37の上昇は架台本体2の上係止部61と係止するとともに、更なる上昇で架台本体2を持ち上げることとなる。架台本体2の持ち上げは、キャスター8を中心にして架台本体2を水平状態から、図12中、時計方向に回動させることとなり、接地部3bを地面から離隔させると同時に下係止部62が上昇して補助台車30の係止板314と係止させることとなる。
これによって、ドラム架台1は補助台車30と連結することとなって、補助台車30の取手33の牽引により搬送される。この搬送は、補助台車30の3個のキャスター36とドラム架台1の2個のキャスター8で誘導されることから容易に搬送することができる。
上述のように、実施形態のドラム架台1は、架台本体2上にドラム20の軸体21を保持して傾倒可能な保持装置10を備えていることから、軸体21を保持装置10の軸体収納部13内に収納した後、ドラム20を持ち上げるように操作レバー12で保持本体部11を傾倒することによって、軸体収納部13の開口部115が上方に移動することから容易にドラム20を保持することができる。
また、保持装置10の軸体収納部13は、下ステー111、上ステー112、連結ステー113で形成され、連結ステー113が、下ステー111の水平状態で、後方に傾斜している。そのため、保持装置10が傾倒すると開口部115が上方を向いて連結ステー113が下方に配置されることとなって、ドラム20の軸体21は連結ステー113の下方に移動して安定した状態で保持される。
さらに、補助台車30をドラム架台1に連結することによって、ドラム架台1を搬送可能とすることができることから、電線ドラム20の収納及び搬送を廉価な費用で容易に行なうことができる。しかも設置スペースを広く取らないことから、ドラム架台1の保管場所は、狭い場所であっても倉庫として使用することができる。
特に、補助台車30には、可動金具34を上下動させるための駆動レバー部35を備え、駆動レバー部35の回動操作のみで、可動金具34に設けられた架台持ち上げ部37と、ドラム架台1の上係止部141及び下係止部62とを連結できるので容易な操作で行うことができる。
次に、電線ケーブル25を巻装した電線ドラム20の場合、電線ケーブル25を巻き戻す際の横振れによる損傷防止を図ることについて説明する。この場合は、補助台車30がドラム架台1に連結されている。図13〜15に示すように、補助台車30には、電線ケーブル25を保持する滑車26を取手33に設けている。滑車26は取手33の両縦支柱331、331に横架されたシャフト27に摺動可能に設けられるとともに、電線ケーブル25を支持する円弧状の凹部261と凹部261の両端に配置されたフランジ部262、262を有している。
電線ケーブル25を測長して所定長さに切断する場合、ドラム架台1に補助台車30を連結した状態で、電線ケーブル25を電線ドラム20から巻き戻す。この巻き戻す際、電線ケーブル25を滑車26の凹部261に係止させて巻き戻すことになる。電線ケーブル25を測長して切断するためには、電線ケーブル25を補助台車30におけるドラム架台1側と反対の方向に引っ張ることになる。電線ケーブル25は、通常、電線ドラム20にトラバース状に巻装されていることから、電線ケーブル25を巻き戻す方向に引っ張ると電線ケーブル25は左右方向に振れながら走行する。電線ケーブル25は滑車26に支持されていることによって、電線ケーブル25の左右方向の振れは滑車26をシャフト27上で左右方向に移動させることになる。
従って、電線ケーブル25の左右方向の振れを滑車26で吸収できることによって、電線ケーブル25の巻き戻しをスムーズに行うとともに、電線ケーブル25が他部位と干渉して電線ケーブル25の被覆を損傷することを防止することができる。
なお、本発明のドラム架台は上記の形態に限定するものではない。例えば、架台本体を長く形成して、保持装置を長手方向に複数配置すれば、ドラムを複数個収納することができる。
本発明の一形態のドラム架台を示す斜視図である。 同正面断面図である。 図1における保持装置の要部拡大図である。 図1のドラム架台に連結可能な補助台車を示す斜視図である。 図4におけるドラム架台の要部拡大図である。 ドラム架台に電線ドラムを収納する状態を示す正面図である。 図6における保持装置を傾倒させた中間の状態を示す正面図である。 図6における保持装置を傾倒させた保管状態を示す正面図である。 図8の斜視図である。 ドラム架台に補助台車を対向させた作用を示す正面図である。 補助台車における可動金具が下降した状態を示す作用図である。 補助台車をドラム架台に連結してドラム架台を持ち上げた状態を示す作用図である。 電線ケーブルの巻き戻し状態を示す正面図である。 同平面図である。 同側面図である。
符号の説明
1、ドラム架台
2、架台本体
2a、ドラム収納部
3、側枠部
3b、接地部
4、開放部
6、補強板
61、上係止部(第1の連結部)
62、下係止部(第2の連結部)
10、保持装置
11、保持本体部
111、下ステー
112、上ステー
113、連結ステー
12、操作レバー
13、軸体収納部
15、軸(傾倒支点部)
20、ドラム
21、軸体
22、ピニオン
25、電線ケーブル
26、滑車
27、シャフト
30、補助台車
314、係止板(第2の連結部)
33、取手
34、可動金具
342、天井板部
35、駆動レバー部
37、架台持ち上げ部

Claims (4)

  1. ワークが巻線されたドラムを収納するドラム架台であって、
    前記ドラムを収納するドラム収納部の周りに側枠・後枠を有して枠状に形成されている架台本体と、前記架台本体を支持するキャスターと、を有し、
    前記架台本体の一方には、前記ドラムを前記ドラム収納部に挿通するための開放部が形成され、
    前記架台本体の上部には、前記ドラムの軸体を持ち上げて前記ドラムを保持可能に構成される保持手段が配設されるとともに、前記保持手段が、前記ドラムの軸体を支持する軸体収納部と、前記保持手段を傾倒させる操作部と、前記保持手段の傾倒支点部と、を備えて前記架台本体に対して傾倒可能に配設され、
    前記軸体収納部は、一辺に開口部を有して3個のステーで囲撓され、前記開口部と対面する1個のステーが、前記ドラムの軸体を収納する状態で後方に傾斜して形成され、
    前記保持手段が、前記ドラムの軸体を受け取る受取位置と、前記受取位置より高い位置で前記ドラムの軸体を保持する保持位置との間で傾倒可能に構成されるとともに、前記保持手段の前記受取位置から前記保持位置への傾倒時において、前記ドラムの軸体が前記開口部と対面する1個のステー上を移動するように作用され、
    前記架台本体の前端部には、前記架台本体を搬送可能な補助台車に連結するための連結部が配設されていることを特徴とするドラム架台。
  2. 前記架台本体は、前記保持手段の傾倒支点部を支持する支持孔を前記側枠に複数個有して形成されていることを特徴とする請求項1記載のドラム架台。
  3. 前記連結部は、前記架台本体の前部を持ち上げる第1の連結部と、前記架台本体が持ち上げられることによって前記補助台車と連結される第2の連結部とを有して構成され、前記ドラムを収納した状態で保管する場合には、前記補助台車を前記連結部から連結解除して切り離し、前記ドラムを搬送する場合には、前記補助台車を前記連結部に連結した状態で搬送することを特徴とする請求項1又は2記載のドラム架台。
  4. 前記補助台車には、前記ドラムに巻装されたワークを巻き戻す際の案内手段が、前記ワークの走行方向に対して直交する方向に移動可能に配設されていることを特徴とする請求項1,2又は3記載のドラム架台。
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