JP4800047B2 - 流体軸受装置およびその製造方法、スピンドルモータおよび記録再生装置 - Google Patents

流体軸受装置およびその製造方法、スピンドルモータおよび記録再生装置 Download PDF

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Description

本発明は、磁気ディスク駆動装置等に用いられる流体軸受装置に関するものであり、特に、高精度な取付け精度が要求される流体軸受装置およびその製造方法、スピンドルモータおよび記録再生装置に関するものである。
近年、ハードディスク等の記録媒体を回転駆動するためのモータには、静音性、耐衝撃性等の性能的な面を考慮して流体軸受装置が用いられている。この流体軸受装置の基本的な構成としては、例えば、特開2000−324753号公報に記載されているモータの軸受構成が知られている。
具体的には、特開2000−324753号公報の図4に示すように、回転中心軸となるシャフト21にスラストプレート26が固定され、そのスラストプレート26の軸方向両面に対向しているスリーブ端面、カウンタープレート面との間にてスラスト軸受部を形成して、シャフト外径とスリーブの内筒面との間で、ラジアル軸受部を形成している。
ラジアル軸受部は、シャフト21とスリーブ11との間にて形成されているのに対して、スラスト軸受部は、シャフト21に固定されたスラストプレート26とスリーブ11の端面、カウンタープレート14との間に形成されており、特に、シャフト26とスラストプレート26の固定に関しては、抜け止めとしての役割を担っている部分でも有り、所望の耐衝撃性能や組立時の外部力に耐えうる固定強度が必要となる。
そのシャフトとスラストプレートとを固定する工法としては、螺子止め工法、圧入接着工法、焼きばめ工法、溶接工法等のような様々な工法が採用されている。
このうち、モータの薄型化や小型化、軸受の信頼性、スラスト軸受部を形成する面の反り量等の観点から、溶接工法を採用したシャフトとスラストフランジとの固定方法が多用されている(例えば、特開2000−324753号公報参照)。
この公報では、回転軸21とスラストプレート26とを直角度の劣化が生じない程度に圧入もしくは挿入した後、両者の接合境界部を表面部から溶接する内容が開示されている。この際、当該溶接境界部分の表面部分には、予め軸方向に窪んだ逃げ部30が環状に形成されており、この逃げ部において回転軸21とスラストプレート26とが溶接されている。
しかしながら、回転軸とスラストプレートを直角度の劣化が生じない程度ではあるが圧入すれば、圧入することで圧入粉が発生し、その圧入粉が微小隙間が形成されている軸受隙間に混入して軸受性能を大きく低下させるおそれがある。
また、直角度の劣化が生じない程度ではあるが、シャフトに対してスラストフランジを挿入する場合は、回転軸外周部分とスラストプレートの内周部分の間に隙間が形成されることになるため、軸方向の正確な位置決めが必要となって、所望の触れ精度を得ることが困難になる。
一方、シャフトにスラストプレートを挿入して溶接する工法としては、特開2004−183809号公報に開示されているものが挙げられる。
ここでは、回転軸をなす端面外周縁部に段差部1aを設けたシャフト1と、中央の貫通孔2aの周囲に段差部2bが形成されている円板状のスラスト軸受2において、シャフト1の段差部1aを設けることにより形成された凸部1bの高さをスラスト軸受2の段差部2bの底部の高さに合わせる。貫通孔2aと凸部1bが接する部分である接合部16には、0.02〜0.04mm程度の隙間が形成される。この状態で、貫通孔2aと凸部1bとが接する接合部16を、表面側から照射点6の3箇所を同時に連続的にレーザ照射して、周方向に沿って最終照射点7まで120度以上回転させて、レーザにより連続的に全周溶接して固定している。
また、上記公報に開示された溶接方法では、エアーレギュレータ12にてスラスト軸受2にシャフトの段差部1aを押しつけ、押しピン10をエアーシリンダー11により0.1mmほど押し上げて固定する。これにより、スラスト軸受2をシャフト段差部1aの当て面において傾けることなく密着させて溶接することができる。
特開2000−324753号公報(平成12年11月24日公開) 特開2004−183809号公報(平成16年7月2日公開)
しかしながら、上記従来の流体軸受装置では、以下に示すような問題点を有している。
すなわち、上記公報に開示された流体軸受装置の製造方法では、シャフトとスラストフランジとを溶接する場合には、溶接部分が溶解した後で凝固する際にスラストフランジに対して溶接される面側に引っ張る力が働いて、スラストフランジが塑性変形した場合と同様の結果となる。このため、溶接時に使用する治具を取り外すと、溶接される面側にスラストフランジが反りあがってしまう。このような反りの発生により、直角度を規定しているシャフトの段差部とスラストフランジの溶接面とは反対側の面とが離間して、流体軸受装置を回転させた際における回転軸に対するスラストフランジの平面的な振れの発生を効果的に抑制することができない。この結果、スラスト軸受を形成する隙間の大きさにバラツキが生じて、スラスト軸受部分において発生する動圧の大きさが不安定になって、流体軸受装置の信頼性の低下という問題を招来するおそれがある。
本発明の課題は、例えば、シャフトとスラストフランジ等を溶接によって固定する場合でも、回転軸に対して略垂直な平面の振れの発生を抑制して信頼性の高い流体軸受装置およびその製造方法、スピンドルモータおよび記録再生装置を提供することにある。
第1の発明に係る流体軸受装置は、回転軸を中心として固定側に対して回転側を回転させることで、固定側および回転側の対向面のうち少なくとも一方の面に形成された動圧発生溝を含む動圧発生部において動圧を発生させる流体軸受装置であって、第1部材と、第2部材とを備えている。第1部材は、一方の端部に回転軸に対して交差する平面に形成された段差部を有している。第2部材は、回転軸に対して交差する平面に沿って段差部に係合させた状態で溶接によって第1部材における回転軸に沿った面に対して取り付けられており、対向する平面との間においてスラスト動圧発生部を形成する円板状の部材である。そして、第1部材と第2部材とは、段差部を構成する回転軸に交差する面が、回転軸に沿った面から離れるにつれて第2部材の面から離れる方向に傾斜しており、回転軸に対して交差する方向において段差部を構成する回転軸に沿った面に近接する位置で当接する。
ここでは、回転軸を中心として回転側を固定側に対して回転させて、回転側と固定側とが対向する部分において動圧を発生させる流体軸受装置において、円板状の第2部材(例えば、スラストフランジ)と、第2部材が嵌め込まれる段差部が形成された第1部材(例えば、シャフト)とを溶接によって接合している。そして、第1部材は、この段差部を構成する回転軸に沿った面と交差する面とのうち、交差する面において、段差部を構成する回転軸に沿った面よりに近接した位置において第2部材に対して当接している。換言すれば、円板状の第2部材が嵌め込まれる段差部における回転軸に交差する面においては、回転軸に沿った面にできる限り近接した位置において第1部材と第2部材とが当接するように構成されている。
ここで、上記回転軸は、回転軸自身が回転側に含まれて回転するものと、回転側の回転中心となるだけで回転軸自身は回転しないものとが含まれる。そして、第1部材には、シャフトやスリーブ等の部材が含まれる。一方、第2部材には、シャフト(第1部材)に取り付けられるスラストフランジやロータ、スリーブ(第1部材)に取り付けられるスラストプレート等が含まれる。
通常、このように円板状の第2部材を第1部材に対して溶接によって接合する場合には、第1部材の段差部における第2部材との嵌合位置の端部において溶接が行われるため、第2部材が熱収縮によって段差部を構成する回転軸に交差する面から離れる方向に反ってしまう。この場合、円板状の第2部材の表面が波打ってしまう結果、回転側の一部である面と、これに対向する第2部材の面との間の間隔にばらつきが生じるため、安定した動圧を発生させることができなくなって、流体軸受装置としての信頼性が低下するおそれがある。
そこで、本発明の流体軸受装置では、第1部材と第2部材との接合部分について、第1部材側に形成された段差部の回転軸に交差する面において、できる限り段差部を構成する回転軸に沿った面に近接した位置において第2部材を支持するように互いに当接させている。
これにより、第1部材における回転軸に沿った面に対して円板状の第2部材を溶接によって接合した際に、円板状の第2部材が回転軸に交差する平面において反りが発生した場合でも、第2部材が嵌め込まれた第1部材の段差部において、第1部材と第2部材とが当接した部分に隙間が生じることはない。この結果、円板状の第2部材に溶接後に反りが生じた場合でも、第2部材の裏面側を第1部材によってしっかりと支持することができるため、回転軸に対する円板状の第2部材の振れ精度が低下してしまうことを防止して、信頼性の高い流体軸受装置を得ることができる。
また、本流体軸受装置は、第1の発明に係る流体軸受装置であって、段差部を構成する回転軸に交差する面は、回転軸に沿った面から離れるにつれて第2部材の面から離れる方向に傾斜している。
ここでは、第1部材の端部に形成された段差部を構成する回転軸に交差する面を、回転軸に沿った面から離れるほど第2部材から離れるように傾斜させている。
これにより、段差部における回転軸に交差する面においては、最も第2部材に対して近接するのが回転軸に沿った面に近い側の位置となる。つまり、回転軸が鉛直方向に沿って配置されており、第2部材を上方から第1部材の段差部に対して接合する場合を考えると、段差部における最も高い位置が、段差部を構成する略鉛直方向に沿った面に近い側となる。この結果、第1部材の一端に形成された段差部における第1部材と第2部材とが当接する位置を、段差部における略鉛直方向に沿った面に最も近接する位置とすることができる。
の発明に係る流体軸受装置は、第1の発明に係る流体軸受装置であって、第1部材はシャフトであり、第2部材はスラストフランジである。
ここでは、第1部材および第2部材の組み合わせてとして、シャフトおよびスラストフランジを用いて、シャフトとスラストフランジとを溶接する部分について本発明を適用している。
これにより、シャフトの一端に形成された段差部に対してスラストフランジを取り付ける際に、スラストフランジが溶接側に反り返るような場合でも、シャフトの段差部に近接する位置において当接していたスラストフランジの溶接側とは反対側の面とシャフトの段差部との間に隙間が生じることはない。この結果、シャフトの回転軸に対するスラストフランジの表面における振れの発生を抑制して、信頼性の高い流体軸受装置を得ることができる。
の発明に係る流体軸受装置は、第1の発明に係る流体軸受装置であって、第1部材はシャフトであり、第2部材はロータである。
ここでは、第1部材および第2部材の組み合わせてとして、シャフトおよびロータを用いて、シャフトとロータとを溶接する部分について本発明を適用している。
これにより、シャフトの一端に形成された段差部に対してロータを取り付ける際に、ロータが溶接側に反り返るような場合でも、シャフトの段差部に近接する位置において当接していたロータの溶接側とは反対側の面とシャフトの段差部との間に隙間が生じることはない。この結果、シャフトの回転軸に対するロータの表面における振れの発生を抑制して、信頼性の高い流体軸受装置を得ることができる。
の発明に係る流体軸受装置は、第1の発明に係る流体軸受装置であって、第1部材はスリーブであり、第2部材はスラストプレートである。
ここでは、第1部材および第2部材の組み合わせてとして、スリーブおよびスラストプレートを用いて、スリーブとスラストプレートとを溶接する部分について本発明を適用している。
これにより、スリーブの一端に形成された段差部に対してスラストプレートを取り付ける際に、スラストプレートが溶接側に反り返るような場合でも、スリーブの段差部に近接する位置において当接していたスラストプレートの溶接側とは反対側の面とスリーブの段差部との間に隙間が生じることはない。この結果、シャフトの回転軸に対するスラストプレートの表面における振れの発生を抑制して、信頼性の高い流体軸受装置を得ることができる。
の発明に係るスピンドルモータは、第1から第の発明のいずれか1つの流体軸受装置を備えている。
これにより、スラスト方向の振れ精度が安定するため、スピンドルモータに要求されている軸方向のRROバラツキを低減、安定させることが可能となる。
の発明に係る記録再生装置は、第の発明に係るスピンドルモータを備えている。
これにより、そのスピンドルモータを記録再生装置に用いることで、モータハブに搭載されているディスク上のデータをヘッドを介して、不具合の発生なく情報の読み書きを行うことが可能となる。
第1の発明に係る流体軸受装置によれば、回転軸に対する円板状の第2部材の振れ精度が低下してしまうことを防止して、信頼性の高い流体軸受装置を得ることができる。
第2の発明に係る流体軸受装置によれば、第1部材の一端に形成された段差部における第1部材と第2部材とが当接する位置を、段差部における略鉛直方向に沿った面に最も近接する位置とすることができる。
第3の発明に係る流体軸受装置によれば、シャフトの回転軸に対するスラストフランジの表面における振れの発生を抑制して、信頼性の高い流体軸受装置を得ることができる。
第4の発明に係る流体軸受装置によれば、シャフトの回転軸に対するロータの表面における振れの発生を抑制して、信頼性の高い流体軸受装置を得ることができる。
第5の発明に係る流体軸受装置によれば、回転軸に対するスラストプレートの表面における振れの発生を抑制して、信頼性の高い流体軸受装置を得ることができる。
第6の発明に係る流体軸受装置の製造方法によれば、第1部材と第2部材とをしっかり固定した状態で溶接を行うことで、正確に溶接作業を行うことができるとともに、第2部材における反りの程度を抑制することができる。
第7の発明に係る流体軸受装置の製造方法によれば、回転軸に対する第2部材の表面における振れの発生の程度を低減して、信頼性の高い流体軸受装置を得ることができる。
第8の発明に係るスピンドルモータによれば、スラスト方向の振れ精度が安定するため、スピンドルモータに要求されている軸方向のRROバラツキを低減、安定させることが可能となる。
第9の発明に係るスピンドルモータによれば、スラスト方向の振れ精度が安定するため、スピンドルモータに要求されている軸方向のRROバラツキを低減、安定させることが可能となる。
第10の発明に係る記録再生装置によれば、そのスピンドルモータを記録再生装置に用いることで、モータハブに搭載されているディスク上のデータをヘッドを介して、不具合の発生なく情報の読み書きを行うことが可能となる。
本発明の一実施形態に係る流体軸受装置を搭載したスピンドルモータについて、図1〜図8を用いて説明すれば以下の通りである。
[スピンドルモータ10全体の構成]
本実施形態に係るスピンドルモータ10は、図1に示すように、ロータハブ(回転側)15、ロータマグネット(回転側)16、ステータ(固定側)17、ベース(固定側)18および流体軸受装置20等を備えている。
そして、流体軸受装置20は、スリーブ(固定側)11、シャフト(回転側、第1部材)12、スラストフランジ(回転側、第2部材)13、スラスト板(固定側)14を有している。
スリーブ11は、軸受孔11aを有しており、鉄、鉄合金、銅、銅合金等の金属材料等によって形成され、ベース18に固定されている。また、スリーブ11には、スラストフランジ13の外径部分に対向する第1の段部11bが設けられており、スラストフランジ13の外径部分が第1の段部11bと隙間を介して位置している。さらに、スリーブ11には、第1の段部11bより径が大きな第2の段部11cが設けられており、円板状のスラスト板14が第2の段部11cに接着、カシメ、圧入、溶接等の工法によって固定される。
さらに、スリーブ11の軸受孔11aの内周面側には、ヘリングボーン形状のラジアル動圧発生溝が軸線方向に並んで形成されている。なお、ラジアル動圧発生溝は、スパイラル形状であってもよい。また、スリーブ11は、表面にニッケルメッキ処理などを行っていてもよい。
シャフト12は、焼結体ではない金属材料で構成された、直径が約3.0mmの円筒状の外周面を有する部材(例えば、円柱状部材、円筒状部材)であって、軸受孔11aに回転可能な状態で挿入されている。また、シャフト12の下端部には、段差部12a(図2および図3参照)が形成されており、この段差部12aの部分に、中心部分に円形の開口を有する円板状のスラストフランジ13が溶接位置X(図3参照)に沿って溶接工法によって接合される。なお、シャフト12は回転中心の軸として用いられることから、例えば、SUS等の素材的には硬いものが使われており、成型バイト等によって加工される。
シャフト12の下端部に形成された段差部12aは、シャフト12の下端部における直径約1.9mmの円筒部よりも径方向における外側に形成されており、軸方向における深さが約0.3mmの段差である。そして、この段差部12aは、軸方向(略鉛直方向)に沿って形成される第1の面12aaと、軸方向に略垂直な方向に沿って形成される第2の面12abとによって構成される。このうち、第2の面12abは、図3に示すように、シャフト12の回転軸を中心とする円の径方向外側に向かって下方傾斜するように形成されている。このため、第2の面12abにおいては、第1の面12aaに近い側が、軸方向において最も高くなっている。この結果、後述するスラストフランジ13の裏面13bとシャフト12の段差部12aにおける第2の面とは、加工逃げ部12bを挟んで、シャフト12の回転軸を中心とする円の径方向外側におけるシャフト12側の第1の面12aaから最も近接する当接位置Pにおいて当接する。
なお、図3に示す加工逃げ部12bは、シャフト12の一端に段差部12aを加工する際に形成される溝状の部分であって、約230μmの幅、約50μmの深さを有している。
スラストフランジ13は、図2等に示すように、中心部分に直径が約1.9mmの円形の開口を有しており、厚い部分が0.5mm、シャフト12の段差部12aよりの薄い部分が0.33mmの厚さを有する直径が約5.6mmの円板状の部材であって、上述のように、シャフト12の下端部に形成された段差部12aに対して溶接工法によって取り付けられている。そして、スラストフランジ13は、スリーブ11の段部11bとスラスト軸受部材であるスラスト板14とで囲まれた空間に収納されている。スラストフランジ13の下面は、スラスト板14に対向し、上面の周辺部はスリーブ11の段部11bに対向している。また、スラストフランジ13の上面に対向するスリーブ11の段部11bの面には、スラスト動圧発生溝が形成されている。
なお、シャフト12の段差部12aに対するスラストフランジ13の溶接による接合方法については、後段にて詳述する。
スラスト板14は、流体軸受装置20の下部を覆うように取り付けられた略円板状の部材であって、その上部表面にはスラスト動圧発生溝が形成されている。なお、スラスト動圧発生溝が形成される面は、本実施形態の構成に限定されるものではなく、軸方向に隙間を形成しつつ対向する部材のいずれか一方に形成されていればよい。すなわち、スラストフランジ13の下面、あるいはスラストフランジ13の上面にスラスト動圧発生溝が形成されていてもよい。
ロータハブ15は、略お椀状の形状をしており、略中心部分には貫通孔が形成されており、シャフト12の上端部が圧入接着工法等によって固着されている。ロータハブ15には、スピンドルモータのロータマグネット16が取り付けられており、ステータ17に対して半径方向において対向している。ロータハブ15には、図示しない磁気記録ディスク等が固定され、他の構成とともに全体でハードディスク装置のような磁気記録再生装置を構成する。
また、ラジアル動圧発生溝およびスラスト動圧発生溝を含むシャフト12とスリーブ11の軸受孔11aとの間、およびスラストフランジ13とスリーブ11との間およびスラストフランジ13とスラスト板14との間には、潤滑油26が充填されている。
ロータマグネット16は、ロータハブ15の内周面側において、円周方向に等間隔で取り付けられており、対向するステータ17との間において引き付け、反発を繰り返すことで、ロータハブ15をシャフト12を中心として回転させる。
ベース18は、ステータ17やロータマグネット16等を含むモータ部を収容する凹部18aが形成されている。そして、その凹部18aの略中心部分には、スリーブ11を固着するための穴18bが設けられている。そのベース18の穴18bを形成する部分には、コイルが巻線されたコアからなるステータ17が接着等の工法によって固定されている。
[シャフト12とスラストフランジ13との接合]
ここで、上述した流体軸受装置20の製造方法として、流体軸受装置20に含まれるシャフト12とスラストフランジ13とを溶接によって接合する際における工程について、図4〜図7を用いて説明すれば以下の通りである。
すなわち、図4のフローチャートに示すように、本実施形態に係る流体軸受装置20の製造方法では、ステップS1において、図2等に示すシャフト12の一端に段差部12aを加工によって形成する。
次に、ステップS2において、シャフト12の一端に形成された段差部12aに対して、スラストフランジ13の中心部分に形成された開口13aの部分を嵌め込む。
次に、ステップS3において、シャフト12の段差部12aに対してスラストフランジ13を嵌め込んだ状態のまま、図5に示す接合治具31,32に、シャフト12およびスラストフランジ13をセットする。なお、図5に示す接合治具31,32は、第1接合治具31と第2接合治具32とに分かれており、第1接合治具31によってシャフト12の外周部を固定するとともに、第1接合治具31および第2接合治具32によってスラストフランジ13の上下の平面を固定する。
次に、ステップS4において、接合治具31,32によってシャフト12およびスラストフランジ13を固定した状態で、図6(a)に示すように、シャフト12とスラストフランジ13との接合部分に3点のレーザ照射を行う。より詳細には、シャフト12の端部における回転中心を中心とする周方向において均等な角度間隔(120度)で配置された3つの照射位置X1〜X3に対して、レーザ照射を行う。
次に、ステップS5において、図6(a)に示すレーザ照射状態からレーザ照射位置を時計回りに120度以上回転させる。つまり、照射位置X1から照射位置X1a,X1b,・・・と隣接する照射位置同士が一部重なるようにして、レーザ照射位置を回転させる。照射位置X2および照射位置X3についても同様である。ここで、レーザ照射位置を120度以上回転させることで、シャフト12とスラストフランジ13との接合部分の全周を溶接することができる。
次に、ステップS6において、シャフト12とスラストフランジ13との溶接部分を冷却する。このとき、シャフト12の段差部12aを形成する第1の面12aaとスラストフランジ13の開口13aの内周面との間の隙間部分を上述したレーザ照射による溶接によって熱をかけている。このため、これを冷却すると、スラストフランジ13は、図7に示すように、シャフト12の段差部12aを形成する第2の面12abから離間する方向に反りが発生するおそれがある。
しかし、本実施形態の流体軸受装置20では、図3に示すように、シャフト12の段差部12aを形成する第2の面12abとスラストフランジ13の裏面13bとが、段差部12aを形成する第1の面12aaに近接する最も内周側における位置において当接しているため、両者の間に隙間が生じることはない。このため、スラストフランジ13に反りが生じる溶接後においても、シャフト12の段差部12aを形成する第2の面12abにおいて、スラストフランジ13の裏面13bをしっかりと支持することで、スラストフランジ13の表面における振れの発生を低減することができる。
次に、ステップS7において、シャフト12およびスラストフランジ13を接合治具31,32から取り外す。
本実施形態の流体軸受装置20の製造方法では、以上のように、接合治具31,32を用いて、シャフト12とスラストフランジ13とを接合する。
これにより、シャフト12に対してスラストフランジ13をしっかりと固定した状態で溶接を行うことができるため、組立て精度を向上させることができる。さらに、溶接後に反りが発生するスラストフランジ13を上下から押さえつけながら溶接し冷却することで、スラストフランジ13の反りの発生を低減することができる。
そして、溶接時には、周方向に均等な間隔で3点に照射したレーザ光を、120度以上回転させるようにして溶接を行う。
これにより、シャフト12とスラストフランジ13との接合部分を均一な状態で全周溶接することができる。
なお、上述したスラストフランジ13の表面の振れについては、例えば、図8に示すように、シャフト12の回転軸を中心としてスラストフランジ13をシャフト12とともに回転させ、スラストフランジ13の表面における測定点に当接させた接触端子の移動量を測定することで検出される。
[流体軸受装置20の特徴]
(1)
本実施形態の流体軸受装置20では、図3に示すように、シャフト12とスラストフランジ13とを接合する際において、スラストフランジ13の裏面13b側と、シャフト12の一端に形成された段差部12aを形成する第2の面12abとが、上記段差部12aを形成する略鉛直方向に沿った第1の面12aaに近接するように、シャフト12の回転軸を中心とする円の最内周側の当接位置Pにおいて当接するように構成されている。
これにより、シャフト12とスラストフランジ13とを溶接によって接合した後、スラストフランジ13に図7に示すような反りが発生した場合でも、スラストフランジ13は、シャフト12の段差部12aにおいて最内周側の当接位置Pにおいて支持されているため、スラストフランジ13の表面における振れの発生を低減することができる。この結果、スラストフランジ13とその対向面との間に形成されるスラスト動圧発生部において発生する動圧の大きさを安定させて、信頼性の高い流体軸受装置20を提供することができる。
(2)
本実施形態の流体軸受装置20では、図3に示すように、シャフト12の一端に形成された段差部12aにおいて、段差部12aを形成する鉛直方向に略垂直な第2の面12abが、径方向外側に向かって下方傾斜するように形成されている。
これにより、第2の面12abにおいては、必然的に最内周側における位置が最も高くなるため、スラストフランジ13の裏面13bを第2の面12abにおける最内周側において支持することができる。この結果、上述のように、スラストフランジ13とその対向面との間に形成されるスラスト動圧発生部において発生する動圧の大きさを安定させて、信頼性の高い流体軸受装置20を提供することができる。
(3)
本実施形態の流体軸受装置20では、シャフト12とスラストフランジ13との接合部分について、本発明を適用している。
これにより、シャフト12の回転軸を中心に回転させた際におけるスラストフランジ13表面の振れの発生を抑制して、信頼性の高い流体軸受装置20を提供することができる。
(4)
本実施形態の流体軸受装置20の製造方法では、図4に示すように、シャフト12とスラストフランジ13とを接合する際には、図5に示すような接合治具31,32を用いてシャフト12とスラストフランジ13とを固定して溶接等の工程を行う。
これにより、シャフト12とスラストフランジ13とをしっかり固定した状態で溶接を行うことができるため、組立て精度に優れた流体軸受装置20を製造することができる。また、溶接後の溶接部分の冷却に伴ってスラストフランジ13が、図7に示す方向に沿った場合でも、図5に示す接合治具32によってスラストフランジ13の上下面を固定しているため、反りの発生を低減することができる。
(5)
本実施形態の流体軸受装置20の製造方法では、図4に示すように、シャフト12とスラストフランジ13とを溶接によって接合する際には、図6(a)に示すように、周方向に均等配置された照射位置X1〜X3の3点にレーザを照射し、これを120度以上回転させて全周溶接を行う。
これにより、スラストフランジ13に対してほぼ均等に溶接箇所から熱が伝達されるため、スラストフランジ13表面における振れの発生を低減することができる。この結果、スラストフランジ13の表面とその対向面との間に形成されたスラスト動圧発生部において発生する動圧の大きさをほぼ均等化して、信頼性の高い流体軸受装置20を提供することができる。
[他の実施形態]
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
(A)
上記実施形態では、第1部材と第2部材として、シャフト12とスラストフランジ13とを用い、シャフト12の一端に形成された段差部12aにおけるスラストフランジ13との接合部分に対して本発明を適用した例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、図9に示すように、第1部材と第2部材として、シャフト12とロータハブ15とを用いてもよい。つまり、シャフト12の上端側に形成された段差部分と、ロータハブ15との接合部分(図中B部分参照)に対して本発明を適用することもできる。この場合でも、シャフト12を回転させた際におけるロータハブ15の平面的な振れの発生を低減して、高精度な流体軸受装置およびこれを備えたスピンドルモータを提供することができる。
(B)
上記実施形態では、第1部材と第2部材として、シャフト12とスラストフランジ13とを用い、シャフト12の一端に形成された段差部12aにおけるスラストフランジ13との接合部分に対して本発明を適用した例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、図10に示すように、第1部材と第2部材として、スリーブ51とスラストプレート61とを用いた流体軸受装置50であってもよい。つまり、スリーブ51の上端側に形成された段差部分と、スラストプレート61との接合部分Cに対して本発明を適用することもできる。
この場合でも、シャフト52を中心にして、スリーブ51、スラストプレート61およびロータハブ55等を回転させた際における、回転軸に対するスラストプレート61の平面的な振れの発生を低減して、スラストプレート61とこれに対向するフランジ53との間に形成されるスラスト動圧発生部において発生する動圧の大きさを均等化して、高精度な流体軸受装置およびこれを備えたスピンドルモータを提供することができる。
(C)
上記実施形態では、シャフト12の一端に形成された段差部12aとスラストフランジ13の裏面13bとの当接位置Pが、シャフト12側の加工逃げ部12bを挟んで最内周側に配置される例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、加工逃げ部がないように形成されたシャフトの段差部に対してスラストフランジを接合する場合には、段差部における第1の面と第2の面とが交差する部分、つまり段差部における最内周側においてスラストフランジの裏面とシャフトの段差部の面とが当接していてもよい。
この場合でも、スラストフランジの溶接時において、スラストフランジが軸方向において反り上がったとしても、スラストフランジの裏面とシャフトの段差部の略水平面と当接部分が離間してしまうことはない。この結果、上記実施形態と同様に、スラストフランジの面における振れを低減して、高精度な流体軸受装置を提供することができる。
(D)
上記実施形態では、図3に示すように、シャフト12の一端に形成された段差部12aにおいて、段差部12aを形成する鉛直方向に略垂直な第2の面12abが、径方向外側に向かって下方傾斜するように形成されている例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、第2の面が滑らかに径方向外側に向かって下方傾斜しているのではなく、径方向における最外部が最内部の次に高くなるように第2の面が形成されていてもよい。
この場合でも、スラストフランジ13の裏面13bに当接するのは、径方向における最内周部分となるため、上記と同様の効果を得ることができる。
特に、段差部を形成する際には、加工時に第2の面に凹凸が形成されるため、第2の面が滑らかに径方向外側に向かって下方傾斜している必要はなく、凹凸を有しながら最内周側においてスラストフランジ13を支持するように構成されていればよい。
(E)
上記実施形態では、スピンドルモータ10内に、流体軸受装置20とロータハブ15とが別々に設けられている例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、ロータハブを含むように構成された流体軸受装置であってもよい。
(F)
上記実施形態では、軸回転片側開放型の流体軸受装置20に対して本発明を適用した例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、図10に示すように、軸固定両端開放型の流体軸受装置50に対して本発明を適用することもできる。
さらに、軸回転両端開放型、軸固定片側開放型の流体軸受装置に対しても、本発明を適用可能である。
(G)
上記実施形態では、流体軸受装置20に対して本発明を適用した例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、上記実施形態で説明した流体軸受装置20を搭載したスピンドルモータ10、あるいはスピンドルモータ10を備えた記録再生装置に対して、本発明を適用することもできる。
本発明の流体軸受装置は、例えば、シャフトとスラストフランジ等を溶接によって固定する場合でも、スラストフランジの表面における振れの発生を抑制して信頼性の高い流体軸受装置を提供できるという効果を奏することから、高品質の流体軸受装置が要求される各種モータ等に対して広く適用可能である。
本発明の一実施形態に係る流体軸受装置を搭載したスピンドルモータの構成を示す断面図。 図1のスピンドルモータに含まれる流体軸受装置を構成するシャフトおよびスラストフランジを示す断面図。 図2におけるA部分の拡大図。 図2の流体軸受装置に含まれるシャフトとスラストフランジとを接合する工程の流れを示すフローチャート。 図4の接合工程において使用される接合治具を用いた接合工程の一部を示す断面図。 (a),(b)は、図4の接合工程に含まれる溶接工法による接合方法を示す平面図。 図6(a)等に示す溶接工程後に発生するスラストフランジの反りの状態を示す断面図。 図4の流体軸受装置に含まれるスラストフランジ表面の振れの測定方法を示す斜視図。 本発明の他の実施形態に係る流体軸受装置を示す断面図。 本発明のさらに他の実施形態に係る流体軸受装置を示す断面図。
10 スピンドルモータ
11 スリーブ(固定側)
12 シャフト(回転側、第1部材)
12a 段差部
12b 加工逃げ部
12aa 第1の面(回転軸に沿った面)
12ab 第2の面(回転軸に対して交差する面)
13 スラストフランジ(回転側、第2部材)
13a 開口
13b 裏面
14 スラスト板(固定側)
15 ロータハブ(回転側、第2部材)
16 ロータマグネット(回転側)
17 ステータ(固定側)
18 ベース(固定側)
20 流体軸受装置
26 潤滑油
31 第1接合治具(治具)
32 第2接合治具(治具)
50 流体軸受装置
51 スリーブ(第1部材)
52 シャフト(回転軸)
53 フランジ
55 ロータハブ
61 スラストプレート(第2部材)
S ステップ
P 当接位置
X 溶接位置
X1〜X3 照射位置

Claims (6)

  1. 回転軸を中心として固定側に対して回転側を回転させることで、前記固定側および前記回転側の対向面のうち少なくとも一方の面に形成された動圧発生溝を含む動圧発生部において動圧を発生させる流体軸受装置であって、
    一方の端部に前記回転軸に対して交差する平面に形成された段差部を有している第1部材と、
    前記回転軸に対して交差する平面に沿って前記段差部に係合させた状態で溶接によって前記第1部材における前記回転軸に沿った面に対して取り付けられており、対向する平面との間においてスラスト動圧発生部を形成する円板状の第2部材と、
    を備えており、
    前記第1部材と前記第2部材とは、前記段差部を構成する前記回転軸に交差する面が、前記回転軸に沿った面から離れるにつれて前記第2部材の面から離れる方向に傾斜しており、前記回転軸に対して交差する方向において前記段差部を構成する前記回転軸に沿った面に近接する位置で当接する、
    流体軸受装置。
  2. 前記第1部材はシャフトであり、前記第2部材はスラストフランジである、
    請求項1に記載の流体軸受装置。
  3. 前記第1部材はシャフトであり、前記第2部材はロータである、
    請求項1に記載の流体軸受装置。
  4. 前記第1部材はスリーブであり、前記第2部材はスラストプレートである、
    請求項1に記載の流体軸受装置。
  5. 請求項1からのいずれか1項に記載の流体軸受装置を備えた、
    スピンドルモータ。
  6. 請求項に記載のスピンドルモータを備えた、
    記録再生装置。
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