JP4799433B2 - 車両用灯具 - Google Patents

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Description

本発明は、ランプボディとレンズカバーにより形成された灯室内に、半導体発光素子を備えた車両用灯具に関する。
近年、自動車の車体後部に設置されてブレーキ操作時に点灯することにより後続車両に対して警告を行うストップランプなどに使用される車両用灯具として、前面に複数個の発光ダイオード(半導体発光素子)を所定の離間間隔で並列配置した基板と、前記発光ダイオードからの光を前方に出射する複数の光制御部(レンズ部)が前記基板上の発光ダイオードの配列に対応して連設されて前記基板の前方に配置される前面レンズ(レンズカバー)と、を備えた構成のものが知られている。
このような車両用灯具では、レンズカバーにおける単位発光面積当たりの発光ダイオードの装備数を低減させてコスト低減を実現するために、あるいは、レンズカバー上での発光強度のばらつきを無くして視認性を向上させると同時に発光時のデザイン性を向上させるために、工夫が要求されている。
このような背景から、レンズカバーの各発光ダイオードに対応する光制御部を、多数のプリズムレンズの集合体に形成して、発光ダイオードから放射される光のより多くを光制御部に取り込めるようにしたものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、発光ダイオードとレンズカバーとの間に、インナーレンズやフレネルレンズ等の補助レンズを追加して、発光ダイオードから放射される光の出射方向を、発光ダイオードの中心軸(光軸)に沿って灯具前方に向かう平行光に揃えて、レンズカバーに入射させるようにしたものも提案されている(例えば、特許文献2、特許文献3参照)。
特開平1−319201号公報 特開昭61−253703号公報 特開昭62−229701号公報
ところが、上記特許文献1のように、レンズカバーにおける光制御部の構造の工夫のみで発光ダイオードからの放射光の利用効率を高めようとする構成では、レンズカバーの構造が非常に複雑化して、レンズカバーの製造コストが高価になってしまうという難点が生じた。
また、上記特許文献1のように、レンズカバーにおける光制御部の構造の工夫のみで発光ダイオードからの放射光の利用効率を高めようとする構成では、発光ダイオードから放射される光の内、発光ダイオードの中心軸との間の挟角が所定角度よりも大きい角度で前記発光ダイオードから出射される広角放射光が、レンズカバー側の光制御部に十分に取り込めず、発光ダイオードから放射される光に対する利用効率を高めることが難しいという問題があった。更に、前記広角放射光が入射する光制御部の中心から離れた位置では発光強度が低下し、レンズカバー上での発光強度の均一化という点でも、改良が望まれている。
一方、上記特許文献2や特許文献3に記載のように、発光ダイオードとレンズカバーとの間に補助レンズを追加して、発光ダイオードから放射される光の出射方向を発光ダイオードの中心軸に沿って灯具前方に向かう平行光に揃える方式のものは、補助レンズから出射される光束の照射域内では、発光強度の均一化が図れるが、補助レンズから出射された光束は拡散が抑止されるため、一つの発光ダイオードでレンズカバー上に形成できる発光面積が制限され、レンズカバー上に所定の発光面積を持つ灯具を形成する場合に、発光ダイオードの装備数が増大して、製造コストが高くなるという問題が生じた。
また、補助レンズから出射される光束の拡散により、一つの発光ダイオードでレンズカバー上に形成できる発光面積を増大させようとすれば、補助レンズとレンズカバーとの間に大きな離間距離を確保しなければならず、灯具の厚さ寸法が増大して、灯具の薄型化が犠牲になってしまうという問題もあった。
従って、本発明の目的は上記課題を解消することに係り、レンズカバーの構造を単純化してレンズカバーの製造コストを低減させることができ、また、半導体発光素子から放射される光を効率良く広域に均一拡散してレンズカバーに供給することにより、一つの半導体発光素子でレンズカバー上に形成できる発光面積を拡大して半導体発光素子の装備数の低減によるコスト低減を図ることができ、また、レンズカバー上での発光強度の均一化により、発光時の視認性やデザイン性を向上させることができる車両用灯具を提供することである。
本発明の上記目的は、ランプボディとレンズカバーにより形成された灯室内に、複数の半導体発光素子を備えた車両用灯具であって、
前記半導体発光素子の周囲をそれぞれ覆う複数のキャップ型光学部品と、前記半導体発光素子に対向する前記レンズカバーの内面に形成され、前記キャップ型光学部品にそれぞれ外嵌する複数のキャップ嵌合凹部と、を備え、
前記キャップ型光学部品は、前記半導体発光素子の中心軸との間の挟角が所定角度よりも小さい角度で前記半導体発光素子から出射される挟角放射光を、前記中心軸を中心に略放射状に反射して外周面から出射させる挟角光拡散反射部を有し、
前記レンズカバーは、前記挟角光拡散反射部の外周部に対応する位置に設けられ、前記挟角光拡散反射部から出射された光を灯具前方に反射する第1反射部と、該第1反射部によって反射された光をレンズ表面から出射させる第1出射部とを有し、
配線パターンが形成されるとともに複数の前記半導体発光素子が搭載される回路基板を有し、
前記回路基板は、前記ランプボディに支持されて前記灯室内に配置されることを特徴とする車両用灯具により達成される。
上記構成の車両用灯具によれば、半導体発光素子の中心軸との間の挟角が所定角度よりも小さい角度で前記半導体発光素子から出射される挟角放射光は、半導体発光素子の周囲を覆うキャップ型光学部品の挟角光拡散反射部によって、半導体発光素子の中心軸を中心に略放射状に反射される。この略放射状に反射されてキャップ型光学部品の外周面から出射させられた拡散光は、キャップ型光学部品に外嵌するキャップ嵌合凹部の内周面から入射されてレンズカバーの第1反射部により前方に反射されるまで、当該レンズカバー内を透過して、レンズ表面での発光領域を広げるため、発光面積の広い第1出射部を形成することができる。
即ち、半導体発光素子から放射される挟角放射光をキャップ型光学部品により効率良く広域に均一拡散してレンズカバーに供給することができ、これにより、一つの半導体発光素子でレンズカバーのレンズ表面に形成できる発光面積を拡大して、半導体発光素子の装備数の低減による製造コストダウンを図ることができる。
また、半導体発光素子から放射される挟角放射光が、キャップ型光学部品により効率良く広域に均一拡散してレンズカバーに供給されるため、レンズカバーのレンズ表面での発光強度の均一化により、発光時の視認性やデザイン性を向上させることができる
また、上記のように半導体発光素子から放射される挟角放射光が、キャップ型光学部品により効率良く広域に均一拡散してレンズカバーに供給されるため、レンズカバーの内面には、特に入射光を拡散反射するようなプリズム面を形成する必要がなく、レンズカバーの構造を単純化してレンズカバーの製造コストを低減させることができる。
尚、上記構成の車両用灯具において、前記キャップ型光学部品の挟角光拡散反射部が、前記挟角放射光を前記中心軸に略直交する面に沿って反射して外周面から出射させることが望ましい。
このような構成の車両用灯具によれば、キャップ型光学部品は、半導体発光素子から出射された挟角放射光を、半導体発光素子の中心軸に略直交する面に沿って反射して外周面から出射させるので、キャップ型光学部品とレンズカバーとの間の中心軸方向の離間距離を増大させずとも、挟角放射光を十分に拡散させて、広い発光面積の第1出射部を形成できるため、レンズカバーの厚さ方向の寸法を縮めて、灯具のコンパクト化を実現することができる。
また、上記構成の車両用灯具において、前記キャップ型光学部品は、前記半導体発光素子の中心軸との間の挟角が所定角度よりも大きい角度で前記半導体発光素子から出射される広角放射光を透過させて外周面から出射させる広角光透過部を有し、
前記レンズカバーは、前記広角光透過部の外周部に対応する位置に設けられ、前記広角光透過部から出射された光を灯具前方に反射する第2反射部と、該第2反射部によって反射された光をレンズ表面から出射させる第2出射部とを有することが望ましい。
このような構成の車両用灯具によれば、半導体発光素子の中心軸との間の挟角が所定角度よりも大きい角度で前記半導体発光素子から出射される広角放射光は、前記キャップ型光学部品の広角光透過部を透過して、当該広角光透過部の外周部に対応する位置に設けられたレンズカバーの第2反射部によって灯具前方に反射されるまで、レンズカバー内を透過して、レンズ表面に第2出射部を形成する。
即ち、半導体発光素子から出射される広角放射光も、レンズ表面の発光に利用されるため、半導体発光素子からの放射光の利用効率を高めることができる。
また、広角放射光により発光する第2出射部の位置が、挟角放射光により発光する第1出射部の位置と重ならないように、第1反射部や第2反射部の形成位置を工夫することで、単一の半導体発光素子によるレンズ表面の発光面積を更に拡大することができる。
そして、挟角放射光と広角放射光との光量差を考慮して、第1出射部や第2出射部の大きさを適宜設定することで、発光強度の均一化を損なうことなく、レンズカバー上の発光面積を更に拡大することができる。
また、上記構成の車両用灯具において、前記キャップ型光学部品は、前記半導体発光素子の中心軸との間の挟角が所定角度よりも大きい角度で前記半導体発光素子から出射される広角放射光を前記半導体発光素子の中心軸と略平行な方向に反射する広角光反射部と、当該広角光反射部で生成された前方平行光を、前記中心軸を中心に略放射状に反射して外周面から出射させる広角光拡散反射部とを有し、
前記レンズカバーは、前記広角光拡散反射部の外周部に対応する位置に設けられ、前記広角光拡散反射部から出射された光を灯具前方に反射する第3反射部と、該第3反射部によって反射された光をレンズ表面から出射させる第3出射部とを有することが望ましい。
このような構成の車両用灯具によれば、半導体発光素子の中心軸との間の挟角が所定角度よりも大きい角度で前記半導体発光素子から出射される広角放射光は、広角光反射部及び広角光拡散反射部により、半導体発光素子の中心軸を中心に略放射状に反射されて外周面から出射する拡散光としてレンズカバーに入射し、レンズカバーに設けられた第3反射部によって灯具前方に出射されるまで、レンズカバー内を透過してレンズ表面に第3出射部を形成する。
即ち、半導体発光素子から出射される広角放射光も、挟角放射光の場合と同様にレンズ表面の発光に利用されるため、半導体発光素子からの放射光の利用効率を高めることができる。
更に、広角放射光により発光する第3出射部の位置が、挟角放射光により発光する第1出射部の位置と重ならないように、第1出射部や第3出射部の形成位置を工夫することで、単一の半導体発光素子によるレンズ表面の発光面積を更に拡大することができる。
そして、挟角放射光と広角放射光との光量差を考慮して、第1出射部や第3出射部の大きさを適宜設定することで、発光強度の均一化を損なうことなく、レンズカバー上の発光面積を更に拡大することができる。また、キャップ型光学部品が、半導体発光素子から出射される挟角放射光と広角放射光との双方を、半導体発光素子の中心軸を中心に略放射状に反射して外周面から出射させる構成としたことで、レンズカバーの厚さ方向の寸法を短縮することが可能になる。
また、上記構成の車両用灯具において、前記レンズカバーが、前記キャップ型光学部品からの出射光の反射方向を部分的に制御して微少な非発光部を形成するステップパターンを有することが望ましい。
このような構成の車両用灯具によれば、ステップパターンによる非発光部と発光部との間のコントラストが大きいため、発光部相互間に微細な発光強度のばらつきがあっても、その発光強度のばらつきを目立たなくすることができ、発光時の視認性やデザイン性を更に向上させることができる。
本発明に係る車両用灯具によれば、半導体発光素子の中心軸との間の挟角が所定角度よりも小さい角度で前記半導体発光素子から出射される挟角放射光をキャップ型光学部品により効率良く広域に均一拡散してレンズカバーに供給することができ、これにより、一つの半導体発光素子でレンズ表面に形成できる発光面積を拡大して、半導体発光素子の装備数の低減による製造コストダウンを図ることができる。
更に、半導体発光素子から放射される挟角放射光が、キャップ型光学部品により効率良く広域に均一拡散してレンズカバーに供給される。
そこで、レンズカバーのレンズ表面での発光強度の均一化により、発光時の視認性やデザイン性を向上させることができる。また、レンズカバーの内面には、特に入射光を拡散反射するようなプリズム面を形成する必要がなく、レンズカバーの構造を単純化してレンズカバーの製造コストを低減させることができる。
以下、添付図面を参照しながら本発明の一実施形態に係る車両用灯具を詳細に説明する。
図1は本発明の第1実施形態に係る車両用灯具の正面図、図2は図1に示した車両用灯具の(a)A−A断面図及び(b)B−B断面図、図3は図2(b)のC部の拡大図、図4は図3に示したレンズカバー及びキャップ型光学部品を説明する要部拡大断面図、図5は図4に示したキャップ型光学部品の部分断面斜視図である。
本第1実施形態の車両用灯具1は、図1及び図2(a),(b)に示すように、前面に複数個の半導体発光素子3を所定の離間間隔で行列状に並列配置した回路基板5と、この回路基板5をその後面側から収容支持したランプボディ7と、該ランプボディ7の前面開口部を覆って灯室を形成するレンズカバー11と、を備えている。レンズカバー11は、アクリルやポリカーボネイトなどの透明樹脂等で一体形成される。
本実施形態の場合、半導体発光素子3は、所定の発光強度の発光ダイオード(LED)であり、回路基板5に形成された配線パターンを介して、不図示の点灯制御回路に電気接続される。
図2及び図3に示すように、複数個の半導体発光素子3に対向するレンズカバー11の内面には、各半導体発光素子3の周囲を覆うキャップ型光学部品13に外嵌するキャップ嵌合凹部15が形成されている。
キャップ嵌合凹部15は、図3及び図4に示すように、キャップ型光学部品13が略緊密に、あるいは微少な隙間嵌めで嵌合する横断面円形の窪みである。
キャップ型光学部品13は、図4及び図5に示すように、半導体発光素子3の外周を円形に囲うと共に先端(図4及び図5では下端)が回路基板5の上面に当接する円筒部21と、該円筒部21の基端(図4及び図5では上端)に連なる頂部22とを、アクリルやポリカーボネイトなどの透明樹脂等で一体形成したもので、概略有底円筒状を呈している。
このキャップ型光学部品13には、図4に示すように、半導体発光素子3の中心軸Axとの間の挟角が所定角度θ1よりも小さい角度で半導体発光素子3から出射される挟角放射光Pnを、中心軸Axに略直交する面に沿って反射して外周面24から出射させる挟角光拡散反射部25と、半導体発光素子3の中心軸Axとの間の挟角が所定角度θ1よりも大きい角度で半導体発光素子3から出射される広角放射光Pwを、略そのままの放射角度で透過させて外周面27から出射させる広角光透過部28とが、設けられている。
挟角光拡散反射部25は、挟角放射光Pnを入射させる第1入射面31と、この第1入射面31から頂部22内に進入した挟角放射光Pnを中心軸Axに直交する面に沿って放射状に内面反射する第1反射面32と、この第1反射面32により反射された光をそのまま出射する第1出射面としての外周面24とから構成されている。
第1入射面31は、図4に示すように、中心軸Axとの間の挟角が角度θ2の截頭円錐の頂部に形成された平坦面である。第1反射面32は、入射する光を中心軸Axに直交する平面に沿って放射状に全反射する所謂放物曲面状の反射面である。第1入射面31に連なる円錐状の傾斜面33の傾斜角度θ2は、所定角度θ1よりも大きい角度である。
この第1入射面31は、中心軸Axとの間の挟角が所定角度θ1よりも小さい角度で半導体発光素子3から出射される挟角放射光Pnを、そのまま透過させる。
第1入射面31の周囲の傾斜面33は、広角放射光Pwの内、中心軸Axとの間の挟角θが、θ1<θ<θ2の角度範囲で入射してくる光Pw1を、図4に示す如く反射して後述する第2入射面34に入射させる。
広角光透過部28は、前述の傾斜面33と、円筒部21の内周面である第2入射面34と、円筒部21の外周面である外周面27とで構成されている。円筒部21の外周面27は、頂部22の第1出射面を構成している外周面24と同一直径の円筒面である。
この広角光透過部28は、半導体発光素子3から出射される広角放射光Pwの内、第2入射面34に直接入射する光を、略そのまま透過させて、外周面27から出射させる。また、前述したように、広角放射光Pwの内、中心軸Axとの間の挟角θが、θ1<θ<θ2の角度範囲で半導体発光素子3から出射された広角放射光Pw1を、傾斜面33による反射で第2入射面34に入射させ、略そのまま透過させて、外周面27から出射させる。
各半導体発光素子3に対向するレンズカバー11のキャップ嵌合凹部15近傍には、図4に示すように、挟角光拡散反射部25の外周部に対応する位置に設けられ、挟角光拡散反射部25から出射された光101を灯具前方(図4では上方)に反射する第1反射部41と、該第1反射部41によって反射された光101をレンズ表面から出射させる第1出射部43と、広角光透過部28の外周部に対応する位置に設けられ、広角光透過部28から出射された光102を灯具前方に反射する第2反射部45と、該第2反射部45によって反射された光102をレンズ表面から出射させる第2出射部47とが、設けられている。
尚、本第1実施形態のレンズカバー11において、第1反射部41は円錐状の45゜の傾斜面であり、第2反射部45は略回転放物面であるが、この形状に限定されるものではない。
本実施形態のレンズカバー11は、回路基板5に並列配置された半導体発光素子3毎の中心軸Axを中心に、第2出射部47と第1出射部43とが同心円状に発光する発光パターンを有すると共に、キャップ型光学部品13からの出射光の反射方向を部分的に制御して微少な非発光部を形成するステップパターンを有している。
この非発光部を形成するステップパターンは、キャップ型光学部品13からの出射光の反射方向を部分的に制御するため、レンズ表面と略平行な面(中心軸Axに略直交する面)が第1反射部41と第2反射部45との間に形成された段部44により構成される(図3及び図4参照)。
そして、この段部44を各キャップ嵌合凹部15の周囲に適宜分散して設けることにより、隣接する半導体発光素子3毎の発光パターンの境界やキャップ型光学部品13の直上部などでの暗部の偏りを低減させている。
以上に説明した本第1実施形態の車両用灯具1によれば、各半導体発光素子3の中心軸Axとの間の挟角が所定角度θ1よりも小さい角度で半導体発光素子3から出射される挟角放射光Pnは、半導体発光素子3の周囲を覆うキャップ型光学部品13の挟角光拡散反射部25によって、半導体発光素子3の中心軸Axに略直交する面に沿って放射状に反射される。
この放射状に反射されてキャップ型光学部品13の外周面24から出射させられた拡散光は、キャップ型光学部品13に外嵌するキャップ嵌合凹部15の内周面15aから入射されてレンズカバー11の第1反射部41により前方に反射されるまで、当該レンズカバー11内を透過して、レンズ表面での発光領域を広げるため、発光面積の広い第1出射部43を形成することができる。
即ち、本第1実施形態の車両用灯具1は、半導体発光素子3から放射される挟角放射光Pnをキャップ型光学部品13により効率良く広域に均一拡散してレンズカバー11に供給することができ、これにより、一つの半導体発光素子3でレンズカバー11のレンズ表面に形成できる発光面積を拡大して、半導体発光素子3の装備数の低減によるコスト低減を図ることができる。
また、半導体発光素子3から放射される挟角放射光Pnが、キャップ型光学部品13により効率良く広域に均一拡散してレンズカバー11に供給されるため、レンズカバー11のレンズ表面での発光強度の均一化により、発光時の視認性やデザイン性を向上させることができる
また、上記のように半導体発光素子3から放射される挟角放射光Pnが、キャップ型光学部品13により効率良く広域に均一拡散してレンズカバー11に供給されるため、レンズカバー11の内面には、特に入射光を拡散反射するようなプリズム面を形成する必要がなく、レンズカバー11の構造を単純化してレンズカバー11の製造コストを低減させることができる。
更に、本第1実施形態のキャップ型光学部品13は、半導体発光素子3から出射された挟角放射光Pnを、半導体発光素子3の中心軸Axに略直交する面に沿って拡散反射して外周面24から出射させるので、キャップ型光学部品13とレンズカバー11との間の中心軸Ax方向の離間距離を増大させずとも、挟角放射光Pnを十分に拡散させて、広い発光面積の第1出射部43を形成できるため、レンズカバー11の厚さ方向の寸法を縮めて、灯具のコンパクト化を実現することもできる。
また、本第1実施形態の車両用灯具1によれば、キャップ型光学部品13は、挟角光拡散反射部25の裾部に連なる円筒状に形成されて、半導体発光素子3の中心軸Axとの間の挟角が所定角度θ1よりも大きい角度で半導体発光素子3から出射される広角放射光Pwを略そのままの放射角度で透過させて外周面から出射させる広角光透過部28を有する。そして、この広角光透過部28に対応して、レンズカバー11には、広角光透過部28の外周部に対応する位置に設けられ、広角光透過部28から出射された光102を灯具前方に反射する第2反射部45と、該第2反射部45によって反射された光102をレンズ表面から出射させる第2出射部47とが設けられている。
そのため、半導体発光素子3の中心軸Axとの間の挟角が所定角度θ1よりも大きい角度で半導体発光素子3から出射される広角放射光Pwは、キャップ型光学部品13の広角光透過部28を透過して、当該広角光透過部28の外周部に対応する位置に設けられたレンズカバー11の第2反射部45によって灯具前方に反射されるまで、レンズカバー11内を透過して、レンズ表面に発光部を形成する。
即ち、半導体発光素子3から出射される広角放射光Pwも、レンズ表面の発光に利用されるため、半導体発光素子3からの放射光の利用効率を高めることができる。
また、広角放射光Pwにより発光する第2出射部47の位置が、挟角放射光Pnにより発光する第1出射部43の位置と重ならないように、第1反射部41や第2反射部45の形成位置を工夫することで、単一の半導体発光素子3によるレンズ表面の発光面積を更に拡大することができる。
そして、挟角放射光Pnと広角放射光Pwとの光量差を考慮して、第1出射部43や第2出射部47の大きさを適宜設定することで、発光強度の均一化を損なうことなく、レンズカバー11上の発光面積を更に拡大することができる。
また、本実施形態の車両用灯具1では、レンズカバー11が、キャップ型光学部品13からの出射光の反射方向を部分的に制御して微少な非発光部を形成するステップパターンを有しており、ステップパターンによる非発光部と発光部との間のコントラストが大きいため、発光部相互間に微細な発光強度のばらつきがあっても、その発光強度のばらつきを
目立たなくすることができ、発光時の視認性やデザイン性を更に向上させることができる。
図6は本発明の第2実施形態に係る車両用灯具の横断面図、図7は図6のD部の拡大図である。尚、上記第1実施形態の車両用灯具1と同様の構成部品については同符号付して詳細な説明を省略する。
本第2実施形態の車両用灯具51は、図6及び図7に示すように、前面に複数個の半導体発光素子3を所定の離間間隔で行列状に並列配置した回路基板5と、この回路基板5をその後面側から収容支持したランプボディ7と、該ランプボディ7の前面開口部を覆って灯室を形成するレンズカバー55と、を備えている。レンズカバー55は、アクリルやポリカーボネイトなどの透明樹脂等で一体形成される。
この車両用灯具51の場合も、第1実施形態の車両用灯具1と同様に、複数個の各半導体発光素子3に対向するレンズカバー55の内面には、各半導体発光素子3の周囲を覆うキャップ型光学部品57に外嵌するキャップ嵌合凹部56が形成されている。
キャップ嵌合凹部56は、キャップ型光学部品57が略緊密に、あるいは微少な隙間嵌めで嵌合する横断面円形の窪みである。
キャップ型光学部品57は、図6及び図7に示すように、先端(図6及び図7では下端)が回路基板5の上面に当接する円筒部54と、該円筒部54の基端(図6及び図7では上端)に連なる頂部53とを、アクリルやポリカーボネイトなどの透明樹脂等で一体形成したものである。半導体発光素子3に対向する頂部53の内面に形成された略回転放物面体の凸部先端には、半導体発光素子3の周囲を円形に囲う凹部58が設けられている。
このキャップ型光学部品57には、図7に示すように、半導体発光素子3の中心軸Axとの間の挟角が所定角度θ1よりも小さい角度で半導体発光素子3から出射される挟角放射光Pnを、中心軸Axに略直交する面に沿って反射して外周面63から出射させる挟角光拡散反射部60と、半導体発光素子3の中心軸Axとの間の挟角が所定角度θ1よりも大きい角度で半導体発光素子3から出射される広角放射光Pwを、半導体発光素子3の中心軸Axと略平行な方向に反射する広角光反射部65と、当該広角光反射部65で生成された前方平行光Pfを、中心軸Axに略直交する面に沿って反射して外周面67から出射させる広角光拡散反射部68とが、設けられている。
本第2実施形態に係る挟角光拡散反射部60は、挟角放射光Pnを入射させる第1入射面61と、この第1入射面61から頂部53に入射した挟角放射光Pnを中心軸Axに直交する面に沿って放射状に内面反射する第1反射面62と、この第1反射面62により反射された光をそのまま出射する第1出射面としての外周面63とから構成されている。
第1入射面61は、凸レンズ又はフレネルレンズ形状或いはそれに準じた曲面であり、入射した挟角放射光Pnの向きを中心軸Axに平行な向きに揃える。第1反射面62は、第1入射面61から入射してキャップ型光学部品57内を透過する挟角放射光Pnを内面反射により中心軸Axに直交する面に沿って放射状に全反射する円錐状の45゜の傾斜面である。外周面63は円筒面であり、第1反射面62で反射された光をそのままの向きで出射する。
広角光反射部65は、広角放射光Pwを入射させる第2入射面71と、この第2入射面71から頂部53に入射した広角放射光Pwを半導体発光素子3の中心軸Axと平行な方向に全反射する第2反射面73とから構成されている。
第2入射面71は、凹部58の内周面であり、直接入射する広角放射光Pwを略そのまま透過させる。第2反射面73は、第2入射面71から入射してキャップ型光学部品57内を透過する広角放射光Pwを内面反射により半導体発光素子3の中心軸Axと略平行な方向に反射する略回転放物面である。尚、本実施形態の第2反射面73は、略回転放物面に形成されているが、円錐状の45度の傾斜面とすることもできる。
広角光拡散反射部68は、第2反射面73により反射された平行光Pfを、半導体発光素子3の中心軸Axに直交する平面に沿って内面反射する第3反射面75と、この第3反射面75で反射された光をそのまま出射する第2出射面としての外周面67とから構成されている。
本実施形態の場合、第3反射面75は、挟角光拡散反射部60を構成する第1反射面62に連続する円錐状の45゜の傾斜面に形成されている。また、外周面67は、挟角光拡散反射部60を構成する外周面63と同一直径の円筒面になっている。
各半導体発光素子3に対向するレンズカバー55のキャップ嵌合凹部56近傍には、図7に示すように、挟角光拡散反射部60の外周部に対応する位置に設けられ、挟角光拡散反射部60から出射された光101を灯具前方(図7では上方)に反射する第1反射部77と、該第1反射部77によって反射された光101をレンズ表面から出射させる第1出射部79と、広角光拡散反射部68の外周部に対応する位置に設けられ、広角光拡散反射部68から出射された光102を灯具前方に反射する第3反射部78と、該第3反射部78によって反射された光102をレンズ表面から出射させる第3出射部80とが、設けられている。
本実施形態の場合、第1反射部77と第3反射部78は、共通の略回転放物面上に形成されている。
以上に説明した本第2実施形態の車両用灯具51によれば、各半導体発光素子3の中心軸Axとの間の挟角が所定角度θ1よりも小さい角度で半導体発光素子3から出射される挟角放射光Pnは、半導体発光素子3の周囲を覆うキャップ型光学部品57の挟角光拡散反射部60によって、半導体発光素子3の中心軸Axに略直交する面に沿って放射状に反射される。
従って、本第2実施形態の車両用灯具51は、上記第1実施形態の車両用灯具1と同様の作用・効果を得ることができる。即ち、半導体発光素子3から放射される挟角放射光Pnをキャップ型光学部品57により効率良く広域に均一拡散してレンズカバー55に供給することができるので、一つの半導体発光素子3でレンズカバー55のレンズ表面に形成できる発光面積を拡大して、半導体発光素子3の装備数の低減によるコスト低減を図ることができると共に、レンズカバー55のレンズ表面での発光強度の均一化により、発光時の視認性やデザイン性を向上させることができる。
また、上記のように半導体発光素子3から放射される挟角放射光Pnが、キャップ型光学部品57により効率良く広域に均一拡散してレンズカバー55に供給されるため、レンズカバー55の内面には、特に入射光を拡散反射するようなプリズム面を形成する必要がなく、レンズカバー55の構造を単純化してレンズカバー55の製造コストを低減させることができる。
また、本第2実施形態の車両用灯具51によれば、キャップ型光学部品57は、半導体発光素子3の中心軸Axとの間の挟角が所定角度θ1よりも大きい角度で半導体発光素子3から出射される広角放射光Pwを半導体発光素子3の中心軸Axと略平行な方向に反射する広角光反射部65と、当該広角光反射部65で生成された前方平行光Pfを中心軸Axに略直交する面に沿って反射して外周面67から出射させる広角光拡散反射部68とを有する。
そして、この広角光拡散反射部68に対応して、レンズカバー55には、広角光拡散反射部68の外周部に対応する位置に設けられ、広角光拡散反射部68から出射された光102を灯具前方に反射する第3反射部78と、該第3反射部78によって反射された光102をレンズ表面から出射させる第3出射部80とが設けられている。
そのため、半導体発光素子3の中心軸Axとの間の挟角が所定角度θ1よりも大きい角度で半導体発光素子3から出射される広角放射光Pwは、キャップ型光学部品57の広角光反射部65及び広角光拡散反射部68に反射されて、当該広角光拡散反射部68の外周部に対応する位置に設けられたレンズカバー55の第3反射部78によって灯具前方に反射されるまで、レンズカバー55内を透過して、レンズ表面に発光部を形成する。
即ち、半導体発光素子3から出射される広角放射光Pwも、レンズ表面の発光に利用されるため、半導体発光素子3からの放射光の利用効率を高めることができる。
また、広角放射光Pwにより発光する第3出射部80の位置が、挟角放射光Pnにより発光する第1出射部79の位置と重ならないように、第1反射部77や第3反射面78の形成位置を工夫することで、単一の半導体発光素子3によるレンズ表面の発光面積を更に拡大することができる。
そして、挟角放射光Pnと広角放射光Pwとの光量差を考慮して、第1出射部79や第3出射部80の大きさを適宜設定することで、発光強度の均一化を損なうことなく、レンズカバー55上の発光面積を更に拡大することができる。
また、キャップ型光学部品57が、半導体発光素子3から出射される挟角放射光Pnと広角放射光Pwとの双方を、半導体発光素子3の中心軸Axと直交する面に沿って反射して外周面63,67から出射させる構成としたことで、上記第1実施形態の車両用灯具1の場合よりも更に、装置の厚さ方向の寸法を短縮することが可能になる。
尚、上記第2実施形態に示したキャップ型光学部品57において、挟角光拡散反射部60を構成する第1反射面62や、広角光拡散反射部68を構成する第3反射面75の形状は、図7に示した円錐状の45゜の傾斜面に限らない。
例えば、図8に示した本発明の第3実施形態に係るキャップ型光学部品87は、挟角光拡散反射部60を構成する第1反射面62と、広角光拡散反射部68を構成する第3反射面75とが、半導体発光素子3の中心軸Axと平行な中心軸Xを有する放物線Hと一致する断面形状に形成されている。また、レンズカバー55の第1反射部77と第3反射部78は、放物線Hの焦点Fを共通にした放物線Haと一致する断面形状に形成されている。
この場合、キャップ型光学部品87の第1反射面62及び第3反射面75と、レンズカバー55の第1反射部77及び第3反射部78とにより、レンズ表面から出射させる光を拡散光とすることができる。そこで、キャップ型光学部品87における挟角光拡散反射部60及び広角光拡散反射部68を構成している頂部53の直径が小さくなっても、挟角光拡散反射部60及び広角光拡散反射部68の奥行きを自由に決めることができる。その結果、キャップ型光学部品87の更なる小型化が可能となる。
なお、上記各実施形態においては、回路基板5に並列配置された複数個の半導体発光素子3が、ランプボディ7とレンズカバー11により形成された灯室内に配置された車両用灯具ユニット1,51を例に説明したが、本発明の車両用灯具ユニットはこれに限らない。例えば、回路基板に配置された単一の半導体発光素子をランプボディとレンズカバーにより形成された灯室内に配置することもできる。
この場合、レンズカバーの内面が半導体発光素子3の周囲を囲う略半球面状のリフレクタとして機能するように、該レンズカバーのキャップ嵌合凹部の周囲を中実の略半球形に膨出させた形状とし、キャップ嵌合凹部を除いた内面にアルミ蒸着等によって反射面を形成する。
その結果、車両用灯具における反射面とレンズ表面の間が中実構造となり、灯室内の空間を最小限とすることができので、灯具外部から浸入した水蒸気等によってレンズカバーの内面がくもることを防止できる。また、レンズカバーとリフレクタが一体構造となることにより、不発光部となっていたリフレクタに対するレンズカバーの周縁取付け部が無くなるので、レンズカバーの全面を発光させることができる。
本発明の第1実施形態に係る車両用灯具の正面図である。 図1に示した車両用灯具の(a)A−A断面図及び(b)B−B断面図である。 図2(b)のC部の拡大図である。 図3に示したレンズカバー及びキャップ型光学部品を説明する要部拡大断面図である。 図4に示したキャップ型光学部品の部分断面斜視図である。 本発明の第2実施形態に係る車両用灯具の横断面図である。 図6のD部の拡大図である。 本発明の第3実施形態に係る車両用灯具のキャップ型光学部品の拡大断面図である。
符号の説明
1 車両用灯具
3 半導体発光素子
5 回路基板
7 ランプボディ
11 レンズカバー
13 キャップ型光学部品
15 キャップ嵌合凹部
21 円筒部
22 頂部
24 外周面
25 挟角光拡散反射部
27 外周面
28 広角光透過部
31 第1入射面
32 第1反射面
34 第2入射面
41 第1反射部
43 第1出射部
45 第2反射部
47 第2出射部

Claims (5)

  1. ランプボディとレンズカバーにより形成された灯室内に、複数の半導体発光素子を備えた車両用灯具であって、
    前記半導体発光素子の周囲をそれぞれ覆う複数のキャップ型光学部品と、前記半導体発光素子に対向する前記レンズカバーの内面に形成され、前記キャップ型光学部品にそれぞれ外嵌する複数のキャップ嵌合凹部と、を備え、
    前記キャップ型光学部品は、前記半導体発光素子の中心軸との間の挟角が所定角度よりも小さい角度で前記半導体発光素子から出射される挟角放射光を、前記中心軸を中心に略放射状に反射して外周面から出射させる挟角光拡散反射部を有し、
    前記レンズカバーは、前記挟角光拡散反射部の外周部に対応する位置に設けられ、前記挟角光拡散反射部から出射された光を灯具前方に反射する第1反射部と、該第1反射部によって反射された光をレンズ表面から出射させる第1出射部とを有し、
    配線パターンが形成されるとともに複数の前記半導体発光素子が搭載される回路基板を有し、
    前記回路基板は、前記ランプボディに支持されて前記灯室内に配置されることを特徴とする車両用灯具。
  2. 前記キャップ型光学部品の挟角光拡散反射部が、前記挟角放射光を前記中心軸に略直交する面に沿って反射して外周面から出射させることを特徴とする請求項1に記載の車両用灯具。
  3. 前記キャップ型光学部品は、前記半導体発光素子の中心軸との間の挟角が所定角度よりも大きい角度で前記半導体発光素子から出射される広角放射光を透過させて外周面から出射させる広角光透過部を有し、
    前記レンズカバーは、前記広角光透過部の外周部に対応する位置に設けられ、前記広角光透過部から出射された光を灯具前方に反射する第2反射部と、該第2反射部によって反射された光をレンズ表面から出射させる第2出射部とを有することを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用灯具。
  4. 前記キャップ型光学部品は、前記半導体発光素子の中心軸との間の挟角が所定角度よりも大きい角度で前記半導体発光素子から出射される広角放射光を前記半導体発光素子の中心軸と略平行な方向に反射する広角光反射部と、当該広角光反射部で生成された前方平行光を、前記中心軸を中心に略放射状に反射して外周面から出射させる広角光拡散反射部とを有し、
    前記レンズカバーは、前記広角光拡散反射部の外周部に対応する位置に設けられ、前記広角光拡散反射部から出射された光を灯具前方に反射する第3反射部と、該第3反射部によって反射された光をレンズ表面から出射させる第3出射部とを有することを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用灯具。
  5. 前記レンズカバーが、前記キャップ型光学部品からの出射光の反射方向を部分的に制御して微少な非発光部を形成するステップパターンを有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の車両用灯具。
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