JP4795314B2 - フリッカ補正装置及びフリッカ補正方法 - Google Patents
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Description
以下、本発明の好適な実施形態について、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態のフリッカ補正装置の構成例を示すブロック図である。
図7は、図1におけるフリッカ検出部1の構成例を示すブロック図である。
図7において、ブロック分割部100は、フリッカ成分の検出を行う領域(フリッカ検出枠)を、1画面分の画像信号に対して水平方向および垂直方向に設定する。ここでは、水平方向にMブロック、垂直方向にNブロックのフリッカ検出枠を設定するものとする。加算平均部101は、ブロック分割部100が設定したフリッカ検出枠の各々について、画素の輝度レベルの平均値を算出する。また、引算器102、乗算器103、加算器104およびメモリ105は、以下に示す演算を行うことで、いわゆる巡回型ローパスフィルタ110を形成している。
評価部200は、フリッカ検出部1の検出結果の信頼性を評価する。また、分類部201は、評価部200の信頼性評価結果を分類する。決定部202は、分類部201から出力される分類結果を用いて、補正対象とする一種類の垂直方向の信号レベルの変動成分(フリッカ成分)を決定する。第1記憶部203はある特定のフリッカ成分の状態データ(以下、フリッカモデルと呼ぶ)を記憶する。
評価部200は、第1記憶部203よりフリッカモデルを読み出す。評価部200は、例えば[数2]に示す演算を用い、フリッカ検出部1が処理対象のフリッカ検出枠から検出したフリッカ成分と、対応するフリッカモデルとの差分を、両者の相関の程度を表す情報として、検出枠ごとに求める。
図3の例では、M=8,N=6として48のフリッカ検出枠が設定されている。そして、領域AはフリッカモデルAについての信頼性評価において信頼性が高いと判定されたフリッカ検出枠からなる領域である。同様に、領域B及びCは、それぞれフリッカモデルB,Cについて信頼性が高いと判定されたフリッカ検出枠からなる領域である。なお、領域は重複していても良い。
フリッカ補正値生成部3は、領域Bにおけるフリッカ成分をフリッカ検出部1が検出したフリッカ検出枠ごとのフリッカ成分から推定し、推定したフリッカ成分を補正するための補正値を生成する。ここで、フリッカ成分の推定は、画面内の垂直方向の成分についてはフリッカ検出枠ごとの検出値を、水平方向の成分については代表値を用いて行う。
なお、補正値は決定手段が決定した領域におけるフリッカ成分に対するものであるが、他の領域を含め、画面内の全領域に対してこの補正値を適用する。
図4は、本発明の第2の実施形態におけるフリッカ補正装置の構成例を示すブロック図である。
図4において、第1の実施形態と同一の構成には同一番号を付し、重複する説明は省略する。本実施形態のフリッカ補正装置10’は、画像情報抽出部5を有する点において第1の実施形態と異なる。
一方、入力画像信号は並行して画像情報抽出部5にも与えられる。画像情報抽出部5は、入力画像信号が表す画像中、特定の条件を満たす領域に関する情報(画像情報)を出力する。画像情報については後述する。
例えば、画像情報抽出部5は、入力画像信号に含まれる色信号に基づいて、予め定められた特定の色の領域の抽出可能な色相判定部として機能するものとする。特定の色の抽出方法としては、従来より肌色補正などに用いられている周知の方法を利用可能である。そして、画像情報抽出部5は、検出した領域を特定する領域情報(例えば領域の外接四角形の頂点座標値)をフリッカ成分決定部2に出力する。
これにより、人物を撮影している場合に、顔など、肌を撮影した領域が蛍光灯フリッカによる横縞状の明暗の影響を受けることを抑制することができる。
フリッカ補正値生成部3は、フリッカ成分決定部2が決定した領域について、第1の実施形態と同様にしてフリッカ成分を推定し、推定したフリッカ成分に基づいて補正値を生成する。
また、本実施形態においても、補正値を生成する画像信号と、生成した補正値を適用する画像信号とは同じものであっても、異なるものであっても良い。
図5は、本発明の第3の実施形態におけるフリッカ補正装置の構成例を示すブロック図である。
図5において、第1の実施形態と同一の構成には同一番号を付し、重複する説明は省略する。本実施形態のフリッカ補正装置は、第2記憶部6を有する点において第1の実施形態と異なる。第2記憶部6は、フリッカ成分決定部2から出力される決定情報の、少なくとも最新の1つを記憶する。
フリッカ成分決定部2はフリッカ検出部1で検出された複数のフリッカ成分および、第2記憶部6から読み出された過去の決定情報から、補正対象となる一種類のフリッカ成分を決定する。フリッカ成分決定部2の動作については後述する。
評価部200、分類部201の動作は、第1の実施形態と同一であるため説明を省略する。
決定情報が、領域を特定する情報である場合、まず決定部202は、第1の実施形態と同様に、現在の入力画像信号について分類した複数の領域のうち面積や位置などの条件によって、補正対象のフリッカ成分に対応する1つの領域を候補領域として選択する。第1の実施形態ではこの領域を特定する情報を決定情報として出力したが、本実施形態ではまだ出力されない。
これにより、フリッカ補正値生成部3が生成する補正値が段階的に変化することになり、補正するフリッカ成分が急激に変更されることなく、徐々に切り替わっていく。
第2の実施形態においては、フリッカ成分決定部2が、分類結果の領域を選択する条件として、画像情報抽出部5からの領域情報を利用した。しかし、分類を行わずに、領域情報で示される領域に対応するフリッカ検出枠からなる領域のフリッカ成分を補正対象として決定しても良い。
従って、上述の実施形態をコンピュータで実現するために、該コンピュータに供給されるコンピュータプログラム自体も本発明を実現するものである。つまり、上述の実施形態の機能を実現するためのコンピュータプログラム自体も本発明の一つである。
つまり、上述の実施形態を実現するためのプログラムファイルをクライアントコンピュータに提供するサーバ装置も本発明の一つである。
さらに、上述の実施形態を実現するためのコンピュータプログラムは、その一部をコンピュータに装着される拡張ボード等のファームウェアで構成してもよいし、拡張ボード等が備えるCPUで実行するようにしてもよい。
Claims (10)
- XYアドレス方式の撮像素子により得られた画像信号のフリッカ成分を補正するフリッカ補正装置であって、
前記画像信号を複数のフリッカ検出枠に分割する設定手段と、
前記複数のフリッカ検出枠の各々で、フリッカ成分を検出するフリッカ検出手段と、
前記フリッカ検出手段が検出したフリッカ成分と、予め定められたフリッカ成分を表すフリッカモデルとから、前記複数のフリッカ検出枠の各々に対するフリッカモデルを決定する決定手段と、
前記複数のフリッカ検出枠を、前記決定手段により決定された前記フリッカモデルに基づいて分類する分類手段と、
同じ分類に属するフリッカ検出枠からなる領域の1つを選択する選択手段と、
前記選択手段が選択した領域のフリッカ成分から生成した補正値を適用して、前記画像信号の全体のフリッカ成分の補正を行う補正手段とを有することを特徴とするフリッカ補正装置。 - 前記決定手段が、
各々のフリッカ検出枠におけるフリッカ成分と複数のフリッカモデルの各々との差分を求め、前記差分が閾値以下となるフリッカ成分のフリッカ検出枠とフリッカモデルの組み合わせを求めることで、前記複数のフリッカ検出枠の各々に対するフリッカモデルを決定することを特徴とする請求項1記載のフリッカ補正装置。 - 前記選択手段が、前記同一の分類に属するフリッカ検出枠からなる領域が複数ある場合、面積が最も大きい領域を前記1つの領域として選択することを特徴とする請求項1または2記載のフリッカ補正装置。
- 前記選択手段が、前記同一の分類に属するフリッカ検出枠からなる領域が複数ある場合、前記画像信号の中央に近い領域を前記1つの領域として選択することを特徴とする請求項1または2記載のフリッカ補正装置。
- 前記画像信号から予め定められた条件を満たす領域を抽出する抽出手段をさらに有し、
前記選択手段が、前記抽出手段が抽出した領域に基づいて前記1つの領域を選択することを特徴とする請求項1または2記載のフリッカ補正装置。 - 前記抽出手段が、前記画像信号から、予め定められた色を有する領域、静止している領域又は合焦している領域を抽出することを特徴とする請求項5記載のフリッカ補正装置。
- 前記抽出手段が、ユーザによる画面内の領域の指定を受け付ける受け付け手段を有し、前記指定された領域を抽出することを特徴とする請求項5記載のフリッカ補正装置。
- 前記選択手段が過去に選択した領域を特定する情報を記憶する記憶手段をさらに有し、前記選択手段は、現在の画像信号に対して求まる前記1つの領域の位置と、前記記憶手段に記憶された情報とに応じて、前記現在の画像信号に対する前記1つの領域を選択することを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載のフリッカ補正装置。
- XYアドレス方式の撮像素子により得られた画像信号のフリッカ成分を補正するフリッカ補正方法であって、
設定手段が前記画像信号を複数のフリッカ検出枠に分割する工程と、
フリッカ検出手段が前記複数のフリッカ検出枠の各々で、フリッカ成分を検出する工程と、
前記フリッカ検出手段が検出したフリッカ成分と、予め定められたフリッカ成分を表すフリッカモデルとから、決定手段が、前記複数のフリッカ検出枠の各々に対するフリッカモデルを決定する工程と、
分類手段が前記フリッカ検出枠を前記決定手段により決定された前記フリッカモデルに基づいて分類する工程と、
選択手段が同一分類に属するフリッカ検出枠からなる領域の中から1つを選択する工程と、
補正手段が、前記選択手段が選択した領域のフリッカ成分から生成した補正値を適用して、前記画像信号の全体のフリッカ成分の補正を行う工程とを有することを特徴とするフリッカ補正方法。 - コンピュータを、請求項1乃至請求項8のいずれか1項に記載のフリッカ補正装置の各手段として機能させるためのプログラム。
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