JP4794268B2 - レーダ精度予測装置 - Google Patents

レーダ精度予測装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4794268B2
JP4794268B2 JP2005296380A JP2005296380A JP4794268B2 JP 4794268 B2 JP4794268 B2 JP 4794268B2 JP 2005296380 A JP2005296380 A JP 2005296380A JP 2005296380 A JP2005296380 A JP 2005296380A JP 4794268 B2 JP4794268 B2 JP 4794268B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
accuracy
vehicle
radar
prediction
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005296380A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007107912A (ja
Inventor
光章 渡邉
晃彦 笹島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Alpine Electronics Inc
Original Assignee
Alpine Electronics Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Alpine Electronics Inc filed Critical Alpine Electronics Inc
Priority to JP2005296380A priority Critical patent/JP4794268B2/ja
Publication of JP2007107912A publication Critical patent/JP2007107912A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4794268B2 publication Critical patent/JP4794268B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01SRADIO DIRECTION-FINDING; RADIO NAVIGATION; DETERMINING DISTANCE OR VELOCITY BY USE OF RADIO WAVES; LOCATING OR PRESENCE-DETECTING BY USE OF THE REFLECTION OR RERADIATION OF RADIO WAVES; ANALOGOUS ARRANGEMENTS USING OTHER WAVES
    • G01S13/00Systems using the reflection or reradiation of radio waves, e.g. radar systems; Analogous systems using reflection or reradiation of waves whose nature or wavelength is irrelevant or unspecified
    • G01S13/88Radar or analogous systems specially adapted for specific applications
    • G01S13/93Radar or analogous systems specially adapted for specific applications for anti-collision purposes
    • G01S13/931Radar or analogous systems specially adapted for specific applications for anti-collision purposes of land vehicles

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Radar, Positioning & Navigation (AREA)
  • Remote Sensing (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Radar Systems Or Details Thereof (AREA)

Description

本発明は、車両周辺の物体を検知するレーダ精度予測装置に関する。
従来から、車両周辺の物体を検知し、その物体について表示等を行う周囲物体認識装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。この従来方法では、駐車場内を車両が走行することを想定して車両周辺の物体をレーダ装置で検知しており、車両の進行方向と平行あるいは垂直な向きに沿った検知点以外のノイズとして排除することにより、物体の検知精度の向上を図っている。
特開2002−228734号公報(第4−6頁、図1−9)
ところで、特許文献1に開示された装置は、駐車場内を走行中であって自車両に近い位置に駐車中の車両の表面位置を検知するものであり、道路を走行中に他の車両を検知するような用途における検知精度の低下に対して対処することはできない。例えば、自車両と他の車両との距離がある程度以上離れると、他の車両はほぼ点として検知されるため、特許文献1の方法ではこの検知結果がノイズであるか否かを判別することができない。したがって、このような誤検知、すなわち検知精度が低下して検知結果の信頼性が低下する場合にその旨を運転者等の利用者に通知することができれば便利である。
本発明は、このような点に鑑みて創作されたものであり、その目的は、車両周辺の物体を検知する際の精度低下を利用者に通知することができるレーダ精度予測装置を提供することにある。
上述した課題を解決するために、本発明のレーダ精度予測装置は、自車両周辺の物体を検出するレーダ装置と、自車両の進行方向と走行位置を含む車両情報を取得する車両情報取得手段と、レーダ装置による物体検出の精度を判定する精度判定手段と、車両情報取得手段によって取得された車両情報とともに精度判定手段で判定された精度に関する情報を格納する精度情報格納手段と、精度情報格納手段に格納された情報に基づいて、自車両の進行方向前方に対応するレーダ装置の検出精度を予測する精度予測手段と、精度予測手段による予測結果に基づいて所定の通知を行う予測結果通知手段とを備え、精度判定手段によって判定される精度には、検出の有無を示す確度と、角度方向の位置が振れる程度を示す位置精度とが含まれており、精度判定手段は、直近の複数回の検出動作において、同一の物体の連続した検出が途切れたときに確度が下がり、現時刻での位置とそれよりも前の時刻での位置の間で角度方向のブレ度合いが大きいほど位置精度が低いとして物体検出の精度判定を行っている。これにより、過去にレーダ装置の検出精度が低下したことのある箇所に関する情報を蓄積しておいて、次にその箇所を走行する際に事前にその箇所においてレーダ装置の精度低下が生じることを利用者に通知することができる。
また、自車両周辺の物体を正確に検出する際に重要となる確度と位置精度の両方を用いて精度予測を行うことが可能になる。
また、上述した予測結果通知手段は、精度予測手段によって精度低下が予測された場合についてその旨を知らせる通知を行うことが望ましい。これにより、利用者にとって有用な最小限の情報のみを通知することができる。
また、上述した予測結果通知手段による通知には、精度予測手段によって精度低下が予測された区間の長さが含まれることが望ましい。これにより、利用者が注意を要する区間を利用者自身が把握することが可能になる。
また、車両の走行位置に対応する道路形状が格納されている地図データ格納手段をさらに備え、車両情報として、自車両の走行位置に代えて、地図データ格納手段から読み出した自車両の走行位置に対応する道路形状を用いることが望ましい。これにより、過去の走行回数とは関係なくはじめて走行する道路についても道路形状を知ることができ、このような道路についてもレーダ装置の精度予測を行うことが可能になる。
また、上述した精度判定手段を車両外部に配置するとともに、レーダ装置、車両情報取得手段、精度予測手段、予測結果通知手段を車両に搭載している。また、上述した車両外部に配置された精度判定手段と、車両に搭載されたレーダ装置、車両情報取得手段、精度予測手段、予測結果通知手段との間の情報の入出力を挿抜可能な情報記録媒体を用いて行うことが望ましい。あるいは、上述した車両外部に配置された精度判定手段と、車両に搭載されたレーダ装置、車両情報取得手段、精度予測手段、予測結果通知手段との間の情報の入出力を通信によって行うことが望ましい。これにより、一部の処理を車両外部のパーソナルコンピュータやサーバ等を用いて行うことが可能になるため、車載機において行う処理を、処理能力が比較的低い処理装置を用いて行うことが可能となる。
以下、本発明を適用した一実施形態のレーダ精度予測装置について、図面を参照しながら説明する。図1は、一実施形態のレーダ精度予測装置の構成を示す図である。図1に示すレーダ精度予測装置は、レーダ処理モジュール10、位置算出部12、車両情報取得部14、車両判定部16、検出履歴DB(データベース)20、レーダ精度判定部30、レーダ精度DB32、経路情報抽出部40、レーダ精度予測部42、出力制御部50、表示装置52を含んで構成されている。
レーダ処理モジュール10は、自車両の前後左右の複数箇所に設置されており、所定の探知範囲に含まれる他の物体(主に他の車両)を探知する。位置算出部12は、レーダ処理モジュール10の出力信号に基づいて、他の物体が存在する方向と他の物体までの距離とをこの他の物体の位置として算出する。例えば、レーダ処理モジュール10は、周波数が時間とともに変化するミリ波帯のFM信号(レーダ波)を複数の送受信アンテナから送信するとともに、探知範囲にある他の物体からの反射波を受信し、これらの送信信号と受信信号とを合成した信号を出力する。位置算出部12は、レーダ処理モジュール10の出力信号に含まれるビート成分の周波数を解析することにより、他の物体までの距離を算出する。この距離の算出や合成信号のレベル比較を、向きが異なる複数の送受信アンテナのそれぞれについて行うことにより、他の物体の方向を知ることができる。なお、レーダ処理モジュール10および位置算出部12の動作原理等については、使用される探知信号の波長やアンテナの構造等によって異なるが、本実施形態では、他の物体までの方向と距離がわかればよいため、この目的を達成可能などのような種類のレーダ処理モジュール等を用いてもよい。また、レーダ処理モジュール10内に位置算出部12を設けるようにしてもよい。
車両情報取得部14は、自車両の現在位置と進行方向を車両情報として取得する。例えば、GPS装置が接続されており、車両情報取得部14は、このGPS装置から自車両の現在位置と進行方向を取得する。あるいは、ナビゲーション装置が接続されており、ナビゲーション装置から自車両の現在位置と進行方向を取得するようにしてもよい。ナビゲーション装置を用いた場合には、マップマッチング処理等による自車位置修正がなされた後の車両の現在位置を取得することができるため、取得する車両情報の精度を向上させることができる。
車両判定部16は、位置算出部12によって算出された物体までの方向と距離とに基づいて、この物体が車両であるか否かを判定することにより車両検出を行う。例えば、車両情報取得部14によって自車両の現在位置と進行方向とがわかるため、車両判定部16は、位置算出部12によって算出された物体が静止物であるか移動体であるかを知ることができ、移動体の場合にはこの物体が車両であると判定する。なお、車両には、乗用車やトラック等の四輪車の他にバイクやその他の特殊車両などが含まれる。
検出履歴DB20は、車両判定部16による車両検出の履歴を格納する。レーダ精度判定部30は、検出履歴DB20に格納された検出履歴情報に基づいて、車両判定部16によって検出された他の車両に対するその時点におけるレーダ精度を判定する。本実施形態では、レーダ精度は、「確度」と「位置精度」の2つのパラメータを用いて表される。「確度」は、着目している車両が検出されたか否かを示すものである。直近の32スキャン分(1スキャンはある時刻における1回の検出動作に対応する)について、同一の車両が連続して検出された場合には確度が上がり、同一の車両の検出が途切れた場合には確度が下がる。また、「位置精度」は、現時刻における位置nとそれより前の時刻における位置n−1との間で角度方向の位置のブレ度合い(レーダ処理モジュール10で受信した反射波の向きが振れる程度)を求めて累計したものである。累計値が大きいほど位置精度が低いことになる。
レーダ精度判定部30によって判定されたレーダ精度のデータ(レーダ精度データ)は、レーダ精度DB32に格納される。具体的には、現時刻における位置nに対応する古い(それ以前の)レーダ精度データが既にレーダ精度DB32に格納されている場合には、このレーダ精度データが最新の内容に更新される。また、現時刻における位置nに対応する古い(それ以前の)レーダ精度データがレーダ精度DB32に格納されていない場合には、新たに得られたレーダ精度データが新規に格納される。
図2および図3は、車両判定部16による車両判定の具体例を示す図である。図2および図3において、Gは自車両を、Aは自車両Gの周辺であってレーダ処理モジュール10による検知範囲を走行中の他の車両を、Bは道路横のコンビニエンスストアを、Cは道路横に設置された自動販売機を、Dは道路横に立設された道路標識をそれぞれ示している。また、S1、S2は検出された他の車両Aに対応して存在可能性があると判定される領域を示している。
図2に示すように、自車両Gが走行中の道路横に何もない場合には、後方に存在する他の車両Aの検出精度は高くなる。一方、図3に示すように、自車両Gが走行中の道路横にコンビニエンスストアBや自動販売機C、道路標識Dなどが存在する場合には、これらによるレーダ波の反射の程度に応じて本来検出対象となる車両Aのレーダ精度が低下する。
レーダ精度判定部30は、自車位置および進行方向とともにその時点でレーダ精度が低下した方向が含まれるレーダ精度データをレーダ精度DB32に格納する。図4は、レーダ精度が低下した方向を示す図である。自車両Gを中心として、前方、後方、右側方、左側方の4種類のいずれかがレーダ精度が低下した方向として選択される。例えば、図3に示す例では、自車両Gから「後方」に存在する車両Aが検出され、しかもこの車両Aの検出時における確度と位置精度の両方が低下した場合には、図5に示す内容のレーダ精度データ(位置nにおけるレーダ精度データ)が生成されてレーダ精度DB32に更新あるいは新規に格納される。図5において、「前方」、「右」、「左」、「後方」のそれぞれは図4に示した「前方」、「右側方」、「左側方」、「後方」に対応する。また、「○」はレーダ精度(確度、位置精度)が低下していない正常状態を、「△」はレーダ精度が低下した状態をそれぞれ示している。なお、レーダ精度DB32によるレーダ精度データの格納は、「前方」、「右側方」、「左側方」、「後方」のいずれかについてレーダ精度が低下した場合に行われ、全ての方向についてレーダ精度が低下していない場合には行われない。
経路情報抽出部40は、自車両が走行する経路情報を取得する。例えば、ナビゲーション装置が接続されている場合には、自車両の位置および進行方向から自車両が現在走行中の道路を直進した場合の走行経路や、経路探索処理によって設定された走行経路に沿って経路誘導が行われている場合にはその走行経路を特定する経路情報が経路情報抽出部40によって抽出される。
レーダ精度予測部42は、自車両がこれから進入しようとしている走行経路に対応するレーダ精度データをレーダ精度DB32から読み出して、一定区間(例えば500m)についてのレーダ精度を予測する。出力制御部50は、レーダ精度予測部42による予測結果を用いて所定の警報画面を作成し、表示装置52に表示する。例えば、図6に示すように、自車両が進入したときに自車両後方におけるレーダ精度が低下する場所(図3参照)に差し掛かったときに、レーダ精度予測部42はこのレーダ精度低下を予測し、出力制御部50は、「この先、後方の検知が十分にできないおそれがあります。後方についてはご注意下さい」といった警報表示を行う。なお、この表示動作と並行して、所定の通知音をスピーカ(図示せず)から出力するようにしてもよい。
また、図7に示すレーダ精度データが、経路探索によって設定された走行経路に沿って得られたときに、位置nに自車両の位置が到達したものとすると、出力制御部50は、「この先、300m 右方向の検知が十分にできないおそれがあります。右方向についてはご注意下さい。」という警報表示を行う。
上述したレーダ処理モジュール10、位置算出部12がレーダ装置に、車両情報取得部14が車両情報取得手段に、レーダ精度判定部30が精度判定手段に、レーダ精度DB32が精度情報格納手段に、レーダ精度予測部42が精度予測手段に、出力制御部50、表示装置52が予測結果通知手段にそれぞれ対応する。
本実施形態のレーダ精度予測装置はこのような構成を有しており、次にその動作を説明する。図8は、走行中に自車両周辺の他の車両を検出してレーダ精度DB32の更新を行う動作手順を示す流れ図である。車両判定部16は、位置算出部12の算出結果に基づいてレーダ処理モジュール10の探知範囲内において車両を検出したか否かを判定する(ステップ100)。検出しない場合には否定判断が行われて、ステップ100の判定が繰り返される。また、車両が検出されるとステップ100の判定において肯定判断が行われ、車両判定部16は、検出履歴DB20の履歴を更新する(ステップ101)。レーダ精度判定部30は、検出履歴DB20に格納されたデータに基づいてレーダ精度を判定し(ステップ102)、レーダ精度DB32を更新する(ステップ103)。
図9は、レーダ精度DB32の更新と並行して行われるレーダ精度に関する警報表示の動作手順を示す流れ図である。経路情報抽出部40は経路情報を抽出し(ステップ200)、レーダ精度予測部42は、この抽出された経路情報に基づいて、自車両の進行方向前方のレーダ精度を予測する(ステップ201)。また、レーダ精度予測部42は、予測したデータ精度が通常値よりも低下しているか否かを判定する(ステップ202)。自車両の進行方向前方についてレーダ精度が低下した箇所がない場合には否定判断が行われ、ステップ200に戻って経路情報の取得動作以降が繰り返される。また、自車両の進行方向前方についてレーダ精度が低下した箇所が存在する場合にはステップ202の判定において肯定判断が行われ、次に、出力制御部50は、所定の警報画面を作成して表示する(ステップ203)。
このように、本実施形態のレーダ精度予測装置では、過去にレーダ精度が低下したことのある箇所に関するレーダ精度データをレーダ精度DB32に蓄積しておいて、次にその箇所を走行する際に事前にその箇所においてレーダ精度低下が生じることを利用者に通知することができる。特に、精度低下が予測された場合についてその旨を知らせる通知を行うことにより、利用者にとって有用な最小限の情報のみを通知することができる。また、この通知に精度低下が予測された区間の長さを含めることにより、利用者が注意を要する区間を利用者自身が把握することが可能になる。
図10は、図1に示したレーダ精度予測装置の変形例を示す図である。図10に示すレーダ精度予測装置は、図1に示した構成に対して、地図データ格納手段としての地図DB(データベース)60が追加された点が異なっている。地図DB60には、交差点等の道路形状に関する情報を含む地図データが格納されている。車両判定部16は、位置算出部12によって算出された探知結果と、車両情報取得部14によって取得された自車両の進行方向と、地図DB60から読み出した道路形状とに基づいて、自車両周辺に存在する他の車両を検出する。道路形状については、直線、カーブ(曲率)、交差点(交差道路数)等がリスト化されており、地図DB60から、走行位置に対応するいずれかの道路形状が抽出される。レーダ精度判定部30は、車両判定部16によって他の車両が検出されるとその時点でのレーダ精度を判定し、レーダ精度が低下している場合には、自車両の進行方向と道路形状とを検索キーとしてこの検索キーに対応するレーダ精度データがレーダ精度DB32に格納されているか否かを検索してレーダ精度DB32を最新の内容に更新する。また、レーダ精度予測部42は、経路情報抽出部40によって抽出された自車両の進行方向前方の経路情報に対応する道路形状を地図DB60から読み出し、自車両の進行方向と道路形状とに基づいて自車両の進行方向前方の道路形状に対応してレーダ精度が低下した箇所が存在するか否かを判定する。低下した箇所が存在する場合には、出力制御部50によって所定の警報画面が作成されて表示される。
このように、自車両の走行位置の代わりに道路形状を用いることにより、信号機や道路標識等のように交差点等の道路状態(道路形状)にあわせて設置されている静止物が存在する場合に、道路周辺の静止物とレーダ精度低下との対応関係を正確に検知することが可能になる。特に、地図DB60に格納されている地図データに基づいて道路形状を判定する場合には、過去の走行回数とは関係なく全く走行したことのない道路についても道路形状を知ることができるため、レーダ精度が低下するか否かを走行前に予測することが可能になる。
図11は、他の実施形態のレーダ精度予測装置の構成を示す図である。図11に示すレーダ精度予測装置は、レーダ精度予測装置100と、レーダ精度DB更新装置200を備えている。レーダ精度予測装置100は、図1に示したレーダ精度予測装置から車両判定部16、検出履歴DB20、レーダ精度判定部30を取り除くとともに、メモリカードIF(インタフェース)部70を追加した構成を有している。また、レーダ精度DB更新装置200は、これらの取り除いた構成(車両判定部16、検出履歴DB20、レーダ精度判定部30)と、レーダ精度DB32A、メモリカードIF部80とを備えている。2つのレーダ精度DB32、32Aには、同じ内容のレーダ精度データが格納される。レーダ精度DB更新装置200は、車両の外部に設置されており、例えばパーソナルコンピュータを用いて実現することができる。
レーダ精度予測装置100とレーダ精度DB更新装置200の間では、メモリカードIF部70、80に装着可能な共通のメモリカード90を用いて情報の入出力が行われる。レーダ精度予測装置100において、位置算出部12から新たに検出された物体についての情報が出力されると、この情報はメモリカード90を介してレーダ精度DB更新装置200内の車両判定部16に入力される。また、車両判定部16による車両検出が行われ、その結果としてレーダ精度判定部30によるレーダ精度DB32Aの更新が行われると、この更新結果がメモリカード90を介してレーダ精度予測装置100内のレーダ精度DB32に送られ、この更新結果が反映される。
このように、車両検出やレーダ精度判定を車両外部のパーソナルコンピュータ等を用いたレーダ精度DB更新装置200によって行うことが可能になるため、車載機において行う処理の負担を軽減することができ、レーダ精度予測の処理時間を短縮することが可能になる。なお、レーダ精度予測装置100とレーダ精度DB更新装置200との間の情報の入出力をメモリカード90を用いて行う場合について説明したが、MD(ミニディスク)やCD−RW等の他の記録メディアを用いて行うようにしてもよい。この場合には、メモリカードIF部70、80の替わりにこれらの記録メディア用の読み書き装置を備えればよい。
図12は、図11に示したレーダ精度予測装置の変形例を示す図である。図12に示すレーダ精度予測装置は、レーダ精度予測装置100Aとレーダ精度DB更新サーバ200Aとを備え、これらの間をネットワーク300を介した通信回線で接続するものである。レーダ精度予測装置100Aは、図11に示したレーダ精度予測装置100に対して、メモリカードIF部70を通信処理部72に置き換えた構成を有している。この通信処理部72は、携帯電話(図示せず)等の無線通信によってネットワーク300との間で回線接続を行う。また、レーダ精度DB更新サーバ200Aは、図11に示したレーダ精度DB更新装置200に対して、メモリカードIF部80を通信処理部82に置き換えた構成を有している。この通信処理部82は、専用回線あるいは汎用回線を介してネットワーク300との間で回線接続を行う。
図12に示したレーダ精度予測装置は、レーダ精度予測装置100Aから送られてくるレーダ検知結果やこれに対応する車両情報を用いてレーダ精度DB更新サーバ200Aにおいて車両検出、レーダ精度判定を行う点は、図11に示した装置と基本的に同じである。しかも、レーダ精度DB更新サーバ200Aは、複数の車両のそれぞれに備わったレーダ精度予測装置100Aから送られてくる多くの情報を用いて車両検出、レーダ精度データの更新を行っている。
このように、車両検出やレーダ精度データの更新等を車両外部においてレーダ精度DB更新サーバ200Aによって行うことが可能になるため、車載機において行う処理の負担を軽減することができ、レーダ精度予測の処理時間を短縮することが可能になる。また、車両外部のレーダ精度DB更新サーバ200Aにおいて、複数の車両から送られてくる情報に基づいてレーダ精度判定を行い、その結果を各車両に配信することが可能になるため、より精度の高いレーダ精度予測を行うことが可能になる。また、自車両が走行したことのない道路であっても他の車両が走行することによりレーダ精度データの蓄積が行われるため、全く走行したことのない道路であってもレーダ精度予測を行うことが可能になる。
一実施形態のレーダ精度予測装置の構成を示す図である。 車両判定部による車両判定の具体例を示す図である。 車両判定部による車両判定の具体例を示す図である。 レーダ精度が低下した方向を示す図である。 レーダ精度データの具体例を示す図である。 レーダ精度が低下する箇所に進入する車両を示す図である。 走行経路に沿ったレーダ精度データの具体例を示す図である。 走行中に自車両周辺の他の車両を検出してレーダ精度DBの更新を行う動作手順を示す流れ図である。 レーダ精度DBの更新と並行して行われるレーダ精度に関する警報表示の動作手順を示す流れ図である。 図1に示したレーダ精度予測装置の変形例を示す図である。 他の実施形態のレーダ精度予測装置の構成を示す図である。 図11に示したレーダ精度予測装置の変形例を示す図である。
符号の説明
10 レーダ処理モジュール
12 位置算出部
14 車両情報取得部
16 車両判定部
20 検出履歴DB(データベース)
30 レーダ精度判定部
32、32A レーダ精度DB
40 経路情報抽出部
42 レーダ精度予測部
50 出力制御部
52 表示装置
60 地図DB
70、80 メモリカードIF(インタフェース)部
72、82 通信処理部
90 メモリカード
100、100A レーダ精度予測装置
200 レーダ精度DB更新装置
200A レーダ精度DB更新サーバ
300 ネットワーク

Claims (7)

  1. 自車両周辺の物体を検出するレーダ装置と、
    自車両の進行方向と走行位置を含む車両情報を取得する車両情報取得手段と、
    前記レーダ装置による物体検出の精度を判定する精度判定手段と、
    前記車両情報取得手段によって取得された車両情報とともに前記精度判定手段で判定された精度に関する情報を格納する精度情報格納手段と、
    前記精度情報格納手段に格納された情報に基づいて、自車両の進行方向前方に対応する前記レーダ装置の検出精度を予測する精度予測手段と、
    前記精度予測手段による予測結果に基づいて所定の通知を行う予測結果通知手段と、
    を備え、前記精度判定手段によって判定される精度には、検出の有無を示す確度と、角度方向の位置が振れる程度を示す位置精度とが含まれており、
    前記精度判定手段は、直近の複数回の検出動作において、同一の物体の連続した検出が途切れたときに前記確度が下がり、現時刻での位置とそれよりも前の時刻での位置の間で角度方向のブレ度合いが大きいほど前記位置精度が低いとして物体検出の精度判定を行うことを特徴とするレーダ精度予測装置。
  2. 請求項1において、
    前記予測結果通知手段は、前記精度予測手段によって精度低下が予測された場合についてその旨を知らせる通知を行うことを特徴とするレーダ精度予測装置。
  3. 請求項2において、
    前記予測結果通知手段による通知には、前記精度予測手段によって精度低下が予測された区間の長さが含まれることを特徴とするレーダ精度予測装置。
  4. 請求項1〜3のいずれかにおいて、
    車両の走行位置に対応する道路形状が格納されている地図データ格納手段をさらに備え、
    前記車両情報として、自車両の走行位置に代えて、前記地図データ格納手段から読み出した自車両の走行位置に対応する道路形状を用いることを特徴とするレーダ精度予測装置。
  5. 請求項1〜4のいずれかにおいて
    前記精度判定手段を車両外部に配置するとともに、前記レーダ装置、前記車両情報取得手段、前記精度予測手段、前記予測結果通知手段を車両に搭載することを特徴とするレーダ精度予測装置
  6. 請求項5において、
    前記車両外部に配置された前記精度判定手段と、前記車両に搭載された前記レーダ装置、前記車両情報取得手段、前記精度予測手段、前記予測結果通知手段との間の情報の入出力を挿抜可能な情報記録媒体を用いて行うことを特徴とするレーダ精度予測装置
  7. 請求項5において、
    前記車両外部に配置された前記精度判定手段と、前記車両に搭載された前記レーダ装置、前記車両情報取得手段、前記精度予測手段、前記予測結果通知手段との間の情報の入出力を通信によって行うことを特徴とするレーダ精度予測装置
JP2005296380A 2005-10-11 2005-10-11 レーダ精度予測装置 Expired - Fee Related JP4794268B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005296380A JP4794268B2 (ja) 2005-10-11 2005-10-11 レーダ精度予測装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005296380A JP4794268B2 (ja) 2005-10-11 2005-10-11 レーダ精度予測装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007107912A JP2007107912A (ja) 2007-04-26
JP4794268B2 true JP4794268B2 (ja) 2011-10-19

Family

ID=38033899

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005296380A Expired - Fee Related JP4794268B2 (ja) 2005-10-11 2005-10-11 レーダ精度予測装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4794268B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3865909A4 (en) 2018-10-12 2022-06-22 Kyocera Corporation ELECTRONIC DEVICE, METHOD FOR CONTROLLING THE ELECTRONIC DEVICE AND PROGRAM FOR CONTROLLING THE ELECTRONIC DEVICE
CN113711079A (zh) * 2019-04-24 2021-11-26 京瓷株式会社 电子设备、信息处理装置、方法、程序以及数据结构
KR102317186B1 (ko) * 2020-09-24 2021-10-26 (주)플레이오니 레이다 취약지역 자동검출 및 표시 방법, 장치 및 프로그램
JP2022070169A (ja) * 2020-10-26 2022-05-12 京セラ株式会社 電子機器及び情報処理装置、これらの制御方法、並びにプログラム

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3065821B2 (ja) * 1992-11-02 2000-07-17 株式会社豊田中央研究所 物体検出装置
JPH10221451A (ja) * 1997-02-04 1998-08-21 Toyota Motor Corp 車両用レーダ装置
JP3657496B2 (ja) * 2000-03-31 2005-06-08 ユピテル工業株式会社 マイクロ波検出器
JP3626394B2 (ja) * 2000-05-08 2005-03-09 ユピテル工業株式会社 マイクロ波検出器
JP2002006033A (ja) * 2000-06-20 2002-01-09 Uniden Corp レーダ探知装置
JP2002099907A (ja) * 2000-09-22 2002-04-05 Mazda Motor Corp 物体認識装置
JP4086298B2 (ja) * 2003-06-17 2008-05-14 アルパイン株式会社 物体検出方法及び装置
JP4144510B2 (ja) * 2003-11-07 2008-09-03 日産自動車株式会社 車両用運転操作補助装置および車両用運転操作補助装置を備えた車両
JP3956943B2 (ja) * 2004-01-27 2007-08-08 日産自動車株式会社 車両用走行制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007107912A (ja) 2007-04-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5482167B2 (ja) 車両用走行案内装置、車両用走行案内方法及びコンピュータプログラム
US8965617B2 (en) Driving support system, driving support method and computer program
US7545261B1 (en) Passive method and apparatus for alerting a driver of a vehicle of a potential collision condition
JP2005038381A (ja) データ分析装置、データ分析プログラム及び携帯端末
US20070124072A1 (en) Route guidance systems, methods, and programs
US20080243380A1 (en) Hidden point detection and warning method and apparatus for navigation system
JP2007148901A (ja) 渋滞情報表示装置
KR19980046502A (ko) 차량의 진행을 예측하여 안내하는 방법
WO2007122926A1 (ja) ナビゲーション装置、位置登録方法、位置登録プログラムおよび記録媒体
JP4794268B2 (ja) レーダ精度予測装置
CN114072694A (zh) 异常诊断装置
JP2008128927A (ja) ナビゲーションシステム、ナビゲーション装置
JP4692898B2 (ja) 車両用案内装置
US20090245583A1 (en) Road shape estimating device, road shape estimating method and program
JP2008129631A (ja) 車載用走行安全システム
JP4249037B2 (ja) 周辺車両表示装置、ナビゲーション装置及び車両表示方法
US20080189035A1 (en) Map display apparatus for vehicle
JP4651485B2 (ja) 車両周辺物体検知装置およびシステム
JP2008090683A (ja) 車載用ナビゲーション装置
JP4769102B2 (ja) 車両情報取得システム
JP2007057809A (ja) 地図表示装置
JP2008232952A (ja) 車両用ナビゲーション装置
JP2007292643A (ja) 周辺物体識別装置
JP4416078B2 (ja) 物体認知装置および物体認知方法
JP2008134140A (ja) 車載用ナビゲーション装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080325

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100407

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100413

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100526

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101201

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101210

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110726

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110726

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4794268

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140805

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees