JP4792606B2 - 案内情報提供システム - Google Patents

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、商店街、催物会場、遊園地、或いは公園施設等に設置された街頭モニタ端末装置と利用者が所有する携帯無線端末装置との赤外線通信や短距離無線通信（Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ、ＰＡＮ等）等のローカルな無線通信により情報の授受を行い、目的地や経路等の案内表示を行うように構成した案内情報提供システムに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来、主要駅、博物館、展示会場、催物会場、遊園地、或いは公園施設等には、夫々の各施設や周辺地域の場所を掲載した案内板を設置しているところが多い。利用者が目的地或いは目的の施設を選択してランプなどで表示するようにしたものもある。また、近年はタッチパネルなどを併用し、モニタ端末装置上からメニューを選び操作する、デパートや商店街或いは地下街等に設置されたキオスク端末装置等も見受けられる。
【０００３】
さらに、国土交通省等が中心に進めているＩＴＳ（Ｉｎｔｅｌｌｉｇｅｎｔ Ｔｒａｎｓｐｏｒｔ Ｓｙｓｔｅｍｓ：高度道路交通システム）の中でも歩行者、車椅子使用者、自転車等が、安全かつ快適で便利さが提供できる歩行者ＩＴＳと呼ばれる歩行者支援システムが研究されている。このように、来るべく高齢化社会、福祉社会、情報化社会を見据えて、様々なシステムが実用化に向けて研究されている。
【０００４】
歩行者ＩＴＳの一例を示すと、ＧＩストーン（Ｇｅｏｇｒａｐｈｉｃａｌ Ｉｎｆｏｒｍａｔｉｏｎ Ｓｔｏｎｅ：電子地理情報標石）と呼ばれる位置情報を発信する電波タグを主要ポイントに設置して、利用者が携帯する無線端末装置に位置を知らせると同時に音声等を併用して経路誘導等を行う方法が各地で実験運用されている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の案内板では、場所が示される程度で、実際に目的の場所にたどり着けない場合もあり、また、キオスク端末装置にしても複数の人が同時に利用できない、また、得られた情報を再度確認できない等、やはり問題がある。
【０００６】
歩行者ＩＴＳにおける電波タグを用いた経路誘導等の場合は、自己位置をリアルタイムに確認できる利点があり、このような諸設備を各所に設置するために今後様々な面での環境整備が進むと思われるが、現在では、未だ場所の提供や廻りの電波環境、経費の面等からも制約が多いという問題がある。
【０００７】
以上のような問題を解決するために本発明では、設備設置の容易さや経費の面でも利点があり、従来の案内板の利点をいかしつつ、情報化技術を取込み、諸施設内、および、周辺地域の詳細情報を利用者の携帯する無線端末装置に音声や画面表示により知らせる案内手段を備えた案内情報提供システムを提供することを目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項１に記載の発明に於いて、地域の案内情報を、街頭モニタ端末装置により、利用者に提供する案内情報提供システムであって、前記街頭モニタ端末装置は、通信ネットワークを介してその設置場所に於ける周辺地域の案内情報を備えた情報管理装置と接続されており、また、利用者が保有する携帯無線端末装置と短距離無線通信により接続され、前記情報管理装置は、前記街頭モニタ端末装置の情報表示部に前記情報管理装置から前記街頭モニタ端末装置へ転送した前記案内情報を提供する案内情報提供手段と、前記携帯無線端末装置からの操作により、転送した前記案内情報から、前記操作で選択された情報を抽出し、前記案内情報提供手段の入力情報とする、前記携帯無線端末装置と前記街頭モニタ端末装置との間の連携動作で機能する選択手段と、前記案内情報のデータと、前記案内情報提供手段と前記選択手段とを記載したプログラムを前記街頭モニタ端末装置に転送する街頭モニタ転送手段とを備え、前記街頭モニタ端末装置は、受信し前記選択手段を記載したプログラムを、前記携帯無線端末装置に転送する携帯無線転送手段を備えていることを特徴としている。
このことにより、利用者は、街頭モニタ端末装置の設置場所を基点とした周辺地域の案内情報を、利用者が保有する携帯無線端末装置をリモートコントローラーとして操作することにより、大画面の街頭モニタ端末装置に表示して確認することができる。
また、この案内情報を利用者に提供する事業を計画する事業者は、設備装置面について、設置環境の制約が少なく、設備コストを抑えた街頭モニタ端末装置を容易に設置することができ、サービス機能面については、複数の利用者を対象に、個々の利用者が必要とする案内情報を、必要な時に提供することができる。
【０００９】
請求項２に記載の発明に於いて、前記選択手段により選ばれてその入力情報となる前記案内情報提供手段は、前記街頭モニタ端末装置の設置場所である現在地を基点とした周辺地域を対象に、前記携帯無線端末装置の操作により、この現在地から利用者が選択する目的地までの経路を検索し、前記情報表示部に表示するための目的地案内手段を備えていることを特徴としている。
このことにより、利用者は、街頭モニタ端末装置の設置場所である現在地から利用者が選択した目的地までの経路を、提供される地図による案内情報により、確認することができる。
【００１０】
請求項３に記載の発明に於いて、前記選択手段により選ばれてその入力情報となる前記案内情報提供手段は、前記街頭モニタ端末装置が設置された周辺地域に所在する施設を対象に、前記携帯無線端末装置の操作により、利用者が選択する施設に関する情報と、この施設の詳細な構造、または、内部を検索し、前記情報表示部に表示するための施設案内手段を備えることを特徴としている。
このことにより、利用者は、利用者が選択した施設について、その施設が備える部署の役割と所在場所を、提供される施設のレイアウトによる案内情報により、確認することができる。
【００１１】
請求項４に記載の発明に於いて、前記案内情報提供手段は、立体的な三次元表示による地図と施設の構造を前記情報表示部に表示するための描画機能を備えることを特徴とするとしている。
このことにより、利用者は、街頭モニタ端末装置の設置場所である現在地から目的地までの経路に所在する建物の前後左右の外見構造を、提供される立体的な三次元表示された案内情報により、確認することができ、また、車椅子を利用する利用者は、街頭モニタ端末装置の設置場所である現在地から目的とする建物の中の施設にたどり着くまでの経路を、提供される横断歩道や利用可能なエレベータの位置、および、道路や階段の段差などの立体的な三次元表示された案内情報により、実際に行動した如く、仮想体験することができる。
【００１２】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態として、街頭モニタ端末装置の情報表示部に表示する案内情報を制御するための手段として、携帯無線端末装置をリモートコントローラーとして利用した実施の形態と、
携帯無線端末装置からの検索要求を受信して、街頭モニタ端末装置にダウンロードされた案内情報の検索結果を要求のあった携帯無線端末装置に送信して、携帯無線端末装置の情報表示部に表示する実施の形態に分類されるが、
以下、前記の街頭モニタ端末装置の情報表示部に表示する案内情報を制御するための手段として、携帯無線端末装置をリモートコントローラーとして利用した実施の形態について、図に基づいて詳細に説明する。
【００１３】
図１は本発明の案内情報提供システム１００のシステム構成を示す模式図である。
【００１４】
図１に示すように案内情報提供システム１００は、案内情報を表示するための情報表示部を備えた街頭に設置する街頭モニタ端末装置１と、街頭モニタ端末装置１がインターネット２を介して接続され、街頭モニタ端末装置１の設置場所に於ける周辺地域の案内情報を備えた、この案内情報提供システムの管理機構が保有する情報管理装置１０と、街頭モニタ端末装置１が短距離無線通信３を介して接続され、利用者が保有する携帯無線端末装置４とから構成される。
【００１５】
情報管理装置１０は、案内情報提供業務を遂行するために必要な情報を登録するデータベース２０と、街頭モニタ端末装置１からの検索要求を受信して、データベース２０の検索結果をインターネット２を介して送信するＷｅｂサーバー１１と、データベース２０を管理するデータベースサーバー１２とから構成される。
【００１６】
データベース２０は、街頭モニタテーブル２１と利用者テーブル２２と周辺地域案内テーブル２３と経路案内テーブル２４と施設案内テーブル２５と施設紹介テーブル２６とから構成される。
【００１７】
街頭モニタテーブル２１は、この案内情報提供システムのサービスを提供する街頭モニタ端末装置の登録情報を記録するものである。
街頭モニタ端末装置登録情報には、第１検索キー部である街頭モニタ端末装置番号と、ユーザーＩＤとパスワードとからなる第２検索キー部と、データ部に属する設置場所住所、登録年月日などの情報を格納記憶する。
【００１８】
利用者テーブル２２は、この案内情報提供システムのサービスを利用する利用者の登録情報を記録するものである。
利用者登録情報には、第１検索キー部である利用者番号と、ユーザーＩＤとパスワードとからなる第２検索キー部と、データ部に属する氏名、住所、電話番号、メールアドレス、登録年月日などの情報を格納記憶する。
【００１９】
周辺地域案内テーブル２３は、街頭モニタ端末装置１の設置場所を基点とした周辺地域の案内情報を記録するものである。
周辺地域案内情報には、検索キー部である街頭モニタ端末装置番号と、データ部に属する設置場所住所、三次元表示による案内地図画像、登録年月日などの情報を格納記憶する。
【００２０】
経路案内テーブル２４は、街頭モニタ端末装置１の設置場所である現在地から利用者が選択する目的地までの経路案内情報を記録するものである。
経路案内情報には、街頭モニタ端末装置番号と目的地名称とからなる検索キー部と、データ部に属する三次元表示による経路案内地図画像、登録年月日などの情報を格納記憶する。
【００２１】
施設案内テーブル２５は、利用者が選択する施設の詳細な構造である施設案内情報を記録するものである。
施設案内情報には、街頭モニタ端末装置番号と施設名称とからなる検索キー部と、データ部に属する三次元表示による施設案内地図画像、登録年月日などの情報を格納記憶する。
【００２２】
施設紹介テーブル２６は、利用者が選択する施設に於ける各部署の紹介情報を記録するものである。
施設紹介情報には、街頭モニタ端末装置番号と施設名称と施設案内地図画像の座標範囲からなる検索キー部と、データ部に属する部署名称、部署紹介内容、登録年月日などの情報を格納記憶する。
【００２３】
次に、情報管理装置１０から街頭モニタ端末装置１にダウンロードしたアプリケーションと、さらに、街頭モニタ端末装置１から携帯無線端末装置４にダウンロードしたアプリケーションにより、街頭モニタ端末装置１と携帯無線端末装置４とが連携処理する処理手段群の構成について説明する。
処理手段群は以下の２手段群から構成される。
【００２４】
情報管理装置の処理手段群３０に属し、情報管理装置１０から街頭モニタ端末装置１に対してのダウンロード処理である街頭モニタ転送手段３１と、街頭モニタ端末装置の処理手段群４０に属し、街頭モニタ端末装置１から携帯無線端末装置４に対してのダウンロード処理である携帯無線転送手段４１とから構成される。
【００２５】
街頭モニタ転送手段３１は、情報管理装置１０から街頭モニタ端末装置１へデータベース２０のテーブルと共にダウンロードし、
街頭モニタ端末装置１で処理実行する処理手段群４０であり、周辺地域案内手段４２ａと目的地案内手段４２ｂと施設案内手段４２ｃとから構成され、案内情報を街頭モニタ端末装置１の情報表示部に表示する案内情報提供手段４２と、
携帯無線端末装置４で処理実行する処理手段群５０である、目的地案内指示手段５１と施設案内指示手段５２とから構成される。
【００２６】
その内、目的地案内指示手段５１と施設案内指示手段５２は、携帯無線転送手段４１により、街頭モニタ端末装置１から携帯無線端末装置４へダウンロードされる。
【００２７】
図２は、本発明の情報管理装置と街頭モニタ端末装置と携帯無線端末装置で処理実行される処理手段群の連携による処理の流れ図である。
【００２８】
まず、街頭モニタ端末装置１、携帯無線端末装置４より入力されたユーザーＩＤ、パスワードの使用権を判定して使用権があれば、メニュー選択入力画面を送信する。
【００２９】
街頭モニタ転送手段３１は、街頭モニタ端末装置１からの街頭モニタ転送要求信号に応答して、情報管理装置１０のアプリケーションとテーブルを街頭モニタ端末装置１にダウンロードする。
【００３０】
以下に処理手順を詳細に説明する。
（１）街頭モニタ端末装置１からの街頭モニタ転送要求信号に応答して、使用権の判定時に認証したユーザーＩＤ、パスワードにより、街頭モニタテーブル２１を検索して街頭モニタ端末装置登録情報を取得する。
（２）取得した街頭モニタ端末装置登録情報に設定した街頭モニタ端末装置番号により、周辺地域案内テーブル２３と経路案内テーブル２４と施設案内テーブル２５と施設紹介テーブル２６を検索して、周辺地域案内情報と経路案内情報と施設案内情報と施設紹介情報を取得し、取得した周辺地域案内情報と経路案内情報と施設案内情報と施設紹介情報を街頭モニタ端末装置１の周辺地域案内テーブル２３と経路案内テーブル２４と施設案内テーブル２５と施設紹介テーブル２６に出力する。
（３）情報管理装置１０の周辺地域案内手段４２ａと目的地案内手段４２ｂと施設案内手段４２ｃとからなる案内情報提供手段と、目的地案内指示手段５１と施設案内指示手段５２を街頭モニタ端末装置１にダウンロードする。
【００３１】
携帯無線転送手段４１は、携帯無線端末装置４からの携帯無線転送要求信号に応答して、街頭モニタ端末装置１のアプリケーションを携帯無線端末装置４にダウンロードする。
【００３２】
以下に処理手順を詳細に説明する。
（１）携帯無線端末装置４からの携帯無線転送要求信号に応答して、街頭モニタ端末装置１の目的地案内指示手段５１と施設案内指示手段５２を携帯無線端末装置４にダウンロードする。
【００３３】
周辺地域案内手段４２ａは、街頭モニタ端末装置１からの周辺地域案内要求信号に応答して、周辺地域案内テーブル２３を検索して、周辺地域案内情報を街頭モニタ端末装置１の情報表示部に出力する。
【００３４】
以下に処理手順を詳細に説明する。
（１）街頭モニタ端末装置１からの周辺地域案内要求信号に応答して、周辺地域案内テーブル２３を検索して周辺地域案内情報を取得し、取得した周辺地域案内情報が予め編集されている周辺地域案内画面を街頭モニタ端末装置１の情報表示部に出力する。
（２）携帯無線端末装置４からの目的地案内指示、または、施設案内指示を受信するまでウエイトする。
（３）携帯無線端末装置４からの目的地案内指示を受信した場合は、目的地案内手段４２ｂを起動し、施設案内指示を受信した場合は、施設案内手段４２ｃを起動する。
【００３５】
携帯無線端末装置４の目的地案内指示手段５１と街頭モニタ端末装置１の目的地案内手段４２ｂの連携処理について説明する。
【００３６】
以下に処理手順を詳細に説明する。
（１）目的地案内指示手段５１は、携帯無線端末装置４からの目的地案内指示要求信号に応答して、目的地案内指示を街頭モニタ端末装置１の周辺地域案内手段４２に送信する。
（２）街頭モニタ端末装置１の周辺地域案内手段４２ａの（３）の処理により、街頭モニタ端末装置１の目的地案内手段４２ｂは、街頭モニタ端末装置１の経路案内テーブル２４を検索して経路案内情報を取得する。
（３）街頭モニタ端末装置１の目的地案内手段４２ｂは、取得した目的地名称からなる経路案内情報一覧が予め編集されている目的地案内指示・目的地選択画面を街頭モニタ端末装置１に送信して、情報表示部に表示する。
（４）携帯無線端末装置４の目的地案内指示手段５１は、街頭モニタ端末装置１の目的地案内手段４２ｂに、経路案内情報一覧から選択した目的地名称を送信する。
（５）街頭モニタ端末装置１の目的地案内手段４２ｂは、携帯無線端末装置４の目的地案内指示手段５１からの選択した目的地名称を受信して、選択した目的地名称が設定されている経路案内地図画像を街頭モニタ端末装置１に送信して、情報表示部に表示する。
【００３７】
携帯無線端末装置４の施設案内指示手段５２と街頭モニタ端末装置１の施設案内手段４２ｃの連携処理について説明する。
【００３８】
以下に処理手順を詳細に説明する。
（１）施設案内指示手段５２は、携帯無線端末装置４からの施設案内指示要求信号に応答して、施設案内指示を街頭モニタ端末装置１の周辺地域案内手段４２ａに送信する。
（２）街頭モニタ端末装置１の周辺地域案内手段４２ａの（３）の処理により、街頭モニタ端末装置１の施設案内手段４２ｃは、街頭モニタ端末装置１の施設案内テーブル２５を検索して施設案内情報を取得する。
（３）街頭モニタ端末装置１の施設案内手段４２ｃは、取得した施設名称からなる施設案内情報一覧が予め編集されている施設案内指示・施設選択画面を街頭モニタ端末装置１に送信して、情報表示部に表示する。
（４）携帯無線端末装置４の施設案内指示手段５２は、街頭モニタ端末装置１の施設案内手段４２ｃに、施設案内情報一覧から選択した施設名称を送信する。
（５）街頭モニタ端末装置１の施設案内手段４２ｃは、携帯無線端末装置４の施設案内指示手段５２からの選択した施設名称を受信して、選択した施設名称が設定されている施設案内地図画像を街頭モニタ端末装置１に送信して、情報表示部に表示する。
（６）街頭モニタ端末装置１の施設案内手段４２ｃは、選択した施設名称により、街頭モニタ端末装置１の施設紹介テーブル２６を検索して施設案内情報を取得する。
（７）街頭モニタ端末装置１の施設案内手段４２ｃは、取得した部署名称からなる施設紹介情報一覧が予め編集されている施設案内指示・部署選択画面を街頭モニタ端末装置１に送信して、情報表示部に表示する。
（８）携帯無線端末装置４の施設案内指示手段５２は、街頭モニタ端末装置１の施設案内手段４２ｃに、部署紹介情報一覧から選択した部署名称を送信する。
（９）街頭モニタ端末装置１の施設案内手段４２ｃは、携帯無線端末装置４の施設案内指示手段５２からの選択した部署名称を受信して、選択した部署名称が設定されている部署紹介内容を街頭モニタ端末装置１に送信して、情報表示部に表示する。
【００３９】
以上、本発明の一実施の形態を詳細に説明したが、本発明は、本実施の形態に限られるものではない。本発明の趣旨から逸脱しない範囲内で多様に変更実施することが可能である。
【００４０】
【発明の効果】
以上に説明したように、本発明の案内情報提供システムによれば、利用者は、街頭モニタ端末装置の設置場所を基点とした周辺地域の案内情報を、利用者が保有する携帯無線端末装置をリモートコントローラーとして操作することにより、携帯無線端末装置、または、大画面の街頭モニタ端末装置に表示して確認することができる。
【００４１】
また、利用者は、街頭モニタ端末装置の設置場所である現在地から利用者が選択した目的地までの経路を、提供される地図による案内情報により、確認することができる。
【００４２】
さらに、利用者は、利用者が選択した施設について、その施設が備える部署の役割と所在場所を、提供される施設のレイアウトによる案内情報により、確認することができる。
【００４３】
さらにまた、利用者は、街頭モニタ端末装置の設置場所である現在地から目的地までの経路に所在する建物の外見構造を、提供される立体的な三次元表示された案内情報により、確認することができる。
【００４４】
またさらに、利用者は、街頭モニタ端末装置の設置場所である現在地から目的とする建物の中の施設にたどり着くまでの経路を、提供される立体的な三次元表示された案内情報により、実際に行動した如く、仮想体験することができる。
【００４５】
この案内情報を利用者に提供する事業を計画する事業者は、設備装置面について、設置環境の制約が少なく、設備コストを抑えた街頭モニタ端末装置を容易に設置することができ、サービス機能面については、複数の利用者を対象に、個々の利用者が必要とする案内情報を、必要な時に提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の案内情報提供システム１００のシステム構成を示す模式図である。
【図２】本発明の情報管理装置と街頭モニタ端末装置と携帯無線端末装置で処理実行される処理手段群の連携による処理の流れ図である。
【符号の説明】
１ 街頭モニタ端末装置
２ インターネット
３ 短距離無線通信
４ 携帯無線端末装置
１０ 情報管理装置
１１ Ｗｅｂサーバー
１２ データベースサーバー
２０ データベース
２１ 街頭モニタテーブル
２２ 利用者テーブル
２３ 周辺地域案内テーブル
２４ 経路案内テーブル
２５ 施設案内テーブル
２６ 施設紹介テーブル
３０ 情報管理装置の処理手段群
３１ 街頭モニタ転送手段
４０ 街頭モニタ端末装置の処理手段群
４１ 携帯無線転送手段
４２ 案内情報提供手段
４２ａ 周辺地域案内手段
４２ｂ 目的地案内手段
４２ｃ 施設案内手段
５０ 携帯無線端末装置の処理手段群
５１ 目的地案内指示手段
５２ 施設案内指示手段
１００ 案内情報提供システム

Claims (4)

1. 地域の案内情報を、街頭モニタ端末装置により、利用者に提供する案内情報提供システムであって、
   前記街頭モニタ端末装置は、通信ネットワークを介してその設置場所に於ける周辺地域の案内情報を備えた情報管理装置と接続されており、また、利用者が保有する携帯無線端末装置と短距離無線通信により接続され、
   前記情報管理装置は、前記街頭モニタ端末装置の情報表示部に前記情報管理装置から前記街頭モニタ端末装置へ転送した前記案内情報を提供する案内情報提供手段と、
   前記携帯無線端末装置からの操作により、転送した前記案内情報から、前記操作で選択された情報を抽出し、前記案内情報提供手段の入力情報とする、前記携帯無線端末装置と前記街頭モニタ端末装置との間の連携動作で機能する選択手段と、
   前記案内情報のデータと、前記案内情報提供手段と前記選択手段とを記載したプログラムを前記街頭モニタ端末装置に転送する街頭モニタ転送手段とを備え、
   前記街頭モニタ端末装置は、受信し前記選択手段を記載したプログラムを、前記携帯無線端末装置に転送する携帯無線転送手段を備えていることを特徴とする案内情報提供システム。
2. 前記選択手段により選ばれてその入力情報となる前記案内情報提供手段は、前記街頭モニタ端末装置の設置場所である現在地を基点とした周辺地域を対象に、前記携帯無線端末装置の操作により、この現在地から利用者が選択する目的地までの経路を検索し、前記情報表示部に表示するための目的地案内手段を備えていることを特徴とする、請求項１に記載の案内情報提供システム。
3. 前記選択手段により選ばれてその入力情報となる前記案内情報提供手段は、前記街頭モニタ端末装置が設置された周辺地域に所在する施設を対象に、前記携帯無線端末装置の操作により、利用者が選択する施設に関する情報と、施設の詳細な構造、または、内部を検索し、前記情報表示部に表示するための施設案内手段を備えることを特徴とする、請求項１に記載の案内情報提供システム。
4. 前記案内情報提供手段は、立体的な三次元表示による地図と施設の構造を前記情報表示部に表示するための描画機能を備えることを特徴とする、請求項１に記載の案内情報提供システム。

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