JP4791324B2 - 光学素子の成形方法 - Google Patents

光学素子の成形方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4791324B2
JP4791324B2 JP2006289302A JP2006289302A JP4791324B2 JP 4791324 B2 JP4791324 B2 JP 4791324B2 JP 2006289302 A JP2006289302 A JP 2006289302A JP 2006289302 A JP2006289302 A JP 2006289302A JP 4791324 B2 JP4791324 B2 JP 4791324B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
molding
pressure
mold
upper plate
holding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2006289302A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008105885A (ja
Inventor
隆史 田中
利尚 鎌野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shibaura Machine Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Machine Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Machine Co Ltd filed Critical Toshiba Machine Co Ltd
Priority to JP2006289302A priority Critical patent/JP4791324B2/ja
Publication of JP2008105885A publication Critical patent/JP2008105885A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4791324B2 publication Critical patent/JP4791324B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

本発明は、一対の上金型と下金型間に光学素子素材が置かれた金型組を、加熱、加圧、冷却の各プロセスステージを有する成形室において、該光学素子素材を加熱軟化させてプレス成形する光学素子の成形方法に係り、特に加圧成形中に上金型を押圧していた上プレートの位置を所定時間保持した後、上金型から離隔させるようにした光学素子の成形方法に関する。
光学素子を効率的に製造する装置として、特許文献1には、一対の成形型と胴型からなる成形ブロックを加熱する複数個の加熱ゾーンと、成形ブロックの成形型を加圧する加圧ゾーンと、成形ブロックを冷却する複数個の冷却ゾーンと、各3つのゾーンを内包するチャンバーと、成形ブロックを加熱ゾーン、加圧ゾーン、冷却ゾーンに順次搬送する搬送手段と、成形ブロックをチャンバー内に搬入し、またチャンバー内より躯出するための開閉シャッターを有する投入口と投出口と、非酸化性ガスを前記チャンバー内に送りこむガス供給口を具備したガラスレンズ成形装置であって、複数の温度制御手段と圧力制御手段を同一チャンバー内に配設することにより所定の熱容量を有する成形ブロックを最も熱効率の高い加熱、変形、冷却ができる装置が開示されている。そして同特許文献1の図1に示されるように、各加熱、変形、冷却ブロックを上下移動させるシリンダ装置が設けられている。
従来、上記特許文献1に開示されているような加圧成形にシリンダ(たとえばエアシリンダ)を使用する成形装置と、シリンダの代わりにサーボモータを使用する成形装置がある。図6は、サーボモータを用いて上プレートを駆動する従来方法における加圧力Pと上プレートの軸位置Zの変化のグラフを示す。同図6では、まず、上金型と上プレートが接触する軸位置Z1の直前の軸位置Z0(T=t0)まで高速VHで軸移動を行う。その後、軸位置Z0から低速VLで軸移動を行い、時刻t1において、加圧力Pが急上昇し、軸位置Z1から指定した加圧勾配GPにて加圧力を与えていく。指定した加圧力P1に到達し、指定した軸位置Z2まで到達して、光学素子素材を十分変形させた後、保圧力を加えるため、指定した保圧勾配GPHにて加圧力Pを変化させる。加圧力Pが所定値P2に達すると、その値P2に保持される。なお、図では、加圧力P1より保圧力P2が小さい関係にあるが、条件により逆になってもよい。前記一定に保持された保圧力P2により軸位置ZはZ3Aから僅かに大きいZ3Bと変化している。金型形状が十分に転写された後、型開きを行う。すなわち、図示のように、時刻t5からt7の間に高速V0で軸位置Zが変化する。この間に加圧力Pは時刻t6においてP2からゼロとなる。図6の方法にて行った成形テストにおいて、成形温度は570℃、プレス力2kN、保圧力3kNの条件で、同じ金型で連続50回の成形で、成形品の厚さ精度±40μmであった。
従来、加圧のすべての工程が加圧力優先の制御を行っているため、設定した軸位置に到達するまで、設定した加圧力を加え続けていた。また、設定した軸位置に到達した場合は、加圧力より低い保圧力に切り替え、成型品の厚さをコントロールしていた。
しかし、加圧工程に金型が滞留する時間は決まっており、その中で加圧力、保圧力を切り替えて成形を行うため、加圧力を加えている時間によって保圧力を加えることができる時間が定まる。加圧力は、加熱状態、金型の摺動抵抗等の影響により安定せず、加圧力を加える時間が変化し、保圧力を加えることができる時間も変化するので、結果的に厚さ精度に影響を及ぼしていた。
特開平4−164826
本発明者は上述した問題点を検討した結果、保圧状態を加圧力制御から軸位置制御に切り替えることにより前記の問題点が基本的に解決できることを見出した。
従って、本発明の目的は、成形時の加圧軸位置誤差を無くし、成形された光学素子の厚さ精度を向上させる光学素子の成形方法を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明の目的は、内部で光学素子を成形するために用意された成形室、一対の上金型および下金型間に光学素子素材が置かれた金型組、前記成形室に搬入された前記金型組を搭載保持するインポートテーブル、前記インポートテーブルに隣接し前記金型組を加熱する加熱プロセスステージ、前記加熱プロセスステージに隣接し前記金型組を加圧・成形する加圧・成形プロセスステージ、前記加圧・成形プロセスステージに隣接し前記金型組を冷却する冷却プロセスステージ、前記冷却プロセスステージに隣接し前記金型組を前記成形室から搬出するためのアウトポートテーブルおよび、前記各テーブルならびにプロセスステージの間で前記金型組を移動させる移動手段を備えると共に、前記加圧・成形プロセスステージには一対の前記金型組を搭載する下プレートおよび前記金型組の上金型を押圧する上プレートと、該上プレートを上下に進退するよう結合された駆動軸およびサーボモータならびに、前記上プレートの位置を検出する検出手段を備え、設定された加圧力を保持しながら成形を行う加圧力のフィードバック制御機能と加圧成形を行う前記上プレートの位置を検知できる機能を有する光学素子成形装置により光学素子を成形する方法であって、同方法は、
前記加圧・成形プロセスステージにおいて、
前記上プレートが降下され上金型と接触した後、所定の第1の加圧力(P1)に到達するまで前記光学素子素材に対し加圧勾配を与える第1工程と、
同第1工程に続き所定時間前記第1の加圧力を保持する第2工程と、
同第2工程に続き第2の加圧力(P2)に到達するまで保圧勾配を与える第3工程と、
同第3工程に続き、前記第2の加圧力を保持し設定された保圧設定位置(Z3)に到達したときの前記上プレートの位置を保持する第4工程、および
同第4工程に続いて前記上プレートを所定速度で後退限位置まで上昇させる第5工程と、からなり、
前記第1工程から第3工程までは加圧力制御で行われ、前記第2の加圧力に到達した後にさらに保圧設定位置(Z3)に到達したときの前記上プレートの位置を保持する手段として、加圧力フィードバック制御から軸位置フィードバック制御に切り替えることを特徴とする。
本発明によれば、保圧力を加える際、加圧力制御から軸位置制御に切り替えることで、指定した軸位置を保持するようになる。そのため、従来の加圧時間、保圧時間の変化による厚さの変化がなくなり、結果的に成形品の厚さを安定化することが可能となった。
以下、本発明の実施の形態に基づく1実施例について図1乃至5を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の適用される光学素子成形装置の全体構成の配置を示す。同図1において、参照符号8は成形室であり、その右端部上面には、成形前の金型組15を待機させるインポートロードロック室(以下、置換室という)12、その左端部上面には、成形後の金型組15を待機させるアウトポートロードロック室(以下、置換室という)13が設けられている。前記置換室12には管路Lを介して真空ポンプ30が接続されている。また、置換室12、13および成形室8にはそれぞれ供給管路L1、L2、L3を介して窒素ガス供給ユニット40から窒素ガスが供給されるようになっている。なお、本実施例では、窒素ガスを不活性ガスとして用いている。また、前記各管路L、L1、L2、L3には図示のように弁が設けられ、前記各管路の遮断または開度を調整できるようになっている。
成形室8の内部には、置換室12下方に設けられたエアシリンダ11aにより昇降可能に移動するテーブル9が配置され、置換室12の開口部12aを介して成形前の金型組15を搭載して受け取るようになっている。同様に、置換室13の下方に設けられたエアシリンダ11bにより昇降可能に移動するテーブル10が配置され、同テーブル10に搭載された成形後の金型組15は置換室13の開口部13aを介して置換室13へ排出されるようになっている。前記各開口部12a、13aにはそれぞれ置換室12、13と成形室8内とを気密的に遮断するシャッターが設けられている。
前記テーブル9と10の間には、加熱ゾーンを形成するプレート1と公知の赤外線ランプヒータ装置4、加圧成形ゾーンを形成する上下一対のプレート2、5、ならびに、冷却ゾーンを形成する一対のプレート3、6が配置されている。前記赤外線ランプヒータ装置4は、エアシリンダ7aのロッドにより上下に移動可能であって金型組15がテーブル9から隣接するプレート1上へ移送されるとき上方へ引き上げられるようになっている。
参照符号22は赤外線ランプヒータ装置4の各ランプユニットであって、それぞれ独立して該ランプの出力が制御可能に構成されている。参照符号7bは、前記冷却ゾーンの上側のプレート6を上下に移動可能とするエアシリンダである。
前記加圧成形ゾーンのステージを形成している各プレート2、5にはそれぞれカートリッジヒータ2a、5aが埋設されており、さらに図示しない温度センサが各プレート中央部に埋設されて金型組15と接触するプレート中央部表面近傍の温度が検出されるようになっている。上側のプレート5はサーボモータユニット20と結合された軸20cに固定されている。したがって、同軸20cはプレート5と共に、サーボモータ20a出力軸の回転がナットを含む直動変換部20bからなる公知のサーボモータユニット20を介して上下に進退されるようになっており、加圧成形プロセスの間、プレート5の位置および金型組15に対する押し圧力が前記サーボモータ20aにより制御されるようになっている。なお、図示しないが、上記直動変換部20bには軸20cの軸方向に作用する加圧力を測定するためのロードセルが設けられている。
参照符号50は、成形室8内の各ゾーン後方側に配置された搬送装置の全体を意味し、その詳細を図2(a)、(b)に示す。
図2(a)に示す例は、成形室8内を上から見た様子を示すもので、ロボットアームを用いた構成であって、具体的には、成形室8内の金型組15を、各テーブル9、10、各プレート1、2、3の間をロボットアームを用いて搬送するものである。同図(a)に示されるように、搬送装置50は、取り入れゾーンから加熱ゾーンへ金型組15を搬送する金型搬送ユニット51、加熱ゾーンから加圧成形ゾーンへ搬送する金型搬送ユニット52、加圧成形ゾーンから冷却ゾーンへ搬送する金型搬送ユニット53、冷却ゾーンから取り出しゾーンへ搬送する金型搬送ユニット54とから構成されている。
なお、ここでは各ゾーン間に金型搬送ユニットを配置してあるが、1つで複数の搬送ユニットを兼用してもよい。また、降下状態でのテーブル9、テーブル10、各ゾーンの下側プレート1,2,3の上面が同一水平面上になるように配置すれば金型組15は水平に移動させるだけでよく、前記の搬送ユニットは自由度が少なく、簡単な機構のものでよい。また、図中では、加熱、プレス、冷却の各ゾーンを1個づつ設けているが、成形のタクト等を考慮して複数個設けてもよい。
図2(b)に上記金型組15の断面を示す。金型組15は、ガイド穴を有する上金型18aとガイドピン17を有する下金型18bとから構成されている。上金型18aと下金型18bとの間に光学素子素材19が置かれている。
なお、図1において、置換室12、13と外部との間での金型組15の導入・排出は図示しないが、例えば、それぞれの置換室12、13の上面または側面にシャッターを設けて金型組15の導入・排出の際にそれらシャッターを開閉するよう構成することができる。
図1の参照符号60は、上述した各構成要素12、13、11a、11b、7a、7b、20a、4、2a、5a、30、40、50等の制御を行うコントローラであって、その概略構成ブロックを図3に示す。
図3において、コントローラ60は、基本的に成形装置の動作の流れすなわち、金型組15を置換室12に取り入れ、成形室8内へ導入し、各成形プロセスを順次経て置換室13から外部へ排出するまでの一連のシーケンスに対応する各構成要素の動作シーケンスのための指令信号を生成する制御装置60aと、同制御装置60aにそれぞれ接続された複数の制御ユニットから構成される。
ここで、前記制御ユニットには、加熱ゾーンにおける赤外線ランプヒータ装置4を駆動するヒータ温度制御ユニット60b、加圧成形ゾーンにおけるプレート2、5に埋設された各カートリッジヒータ2a、5aに対する温度制御ユニット60c、加圧成形ゾーンにおけるサーボモータユニット20用の駆動制御ユニット60d、前記各エアシリンダを駆動制御するシリンダ駆動ユニット60e、前記各シャッターの開閉動作用のシャッター駆動ユニット60f、および、前記各管路の開閉弁の動作を駆動制御する弁駆動ユニット60gなどが設けられている。
なお、前記サーボモータユニット20から駆動制御ユニット60dへの信号FBKには、サーボモータ20a出力軸の回転角位置を検出するエンコーダからの位置フィードバック信号と、加圧力を測定するロードセルからの検出信号ならびに、サーボモータ20aの励磁巻線に流れる電流値のフィードバック信号等を一括して示す。
図4は、本発明による加圧成形方法を適用して光学素子を成形したときの加圧力と上プレートの軸位置の変化を示すグラフである。同図4は、図6と同様な上プレートによる加圧力および上プレートの軸位置の関係を示しており、一部重複するが再度説明する。同グラフにおいて、参照符号Pは、上プレート5(図1)により一対の金型組15の上金型18aに与えられる加圧力であり、参照符号Zは、上プレート5の軸位置である。参照符号Z0、Z1、Z2、Z3は、上プレート5の、それぞれ金型接触直前の位置で型閉じ動作中の高速(VH)から低速(VL)への切換位置、金型接触位置で且つ加圧勾配を与える位置、加圧到達位置、保圧到達位置である。参照符号GP、GPHは、それぞれ加圧勾配、保圧勾配を示す。参照符号P2Aは、保圧勾配GPHが所定の保圧値P2に到達した時刻t4から保圧終了時の値P3に対応する時刻t5の間の保圧の変化を示している。また、時刻t5からt6においては、上プレート5の軸位置Zが高速速度V0で後退限位置(Z=0)まで上昇する。図4のグラフ左方には、グラフ中のパラメータ諸元を示す。その他の詳細は、図5のフローチャートの中で説明される。
図5は、サーボモータ駆動制御ユニット60dに設けられる中央処理装置CPU(図略)に加圧成形時の演算指令を与える制御プログラムを説明するフローチャートである。同図において、制御装置60aから成形動作指令が与えられると、工程ST0で初期化が行われ、成形時間T1、軸位置の設定値Z0、Z1、Z2、Z3、加圧力の設定値P1、P2、速度設定値VH、VL、V1およびV2、加圧勾配GP、保圧勾配GPH等の各パラメータが予め設定されたデータメモリから読み込まれる。次いで、工程ST1で加圧成形がスタートする。
最初、上プレート5は後退限位置(Z=0)に位置しており、工程ST2において、ここから金型接触位置Z1手前の、時刻t0に対応する軸位置Z0までは、高速度VHで駆動される。時刻t0以後は低速度VLで駆動される。工程ST3では上プレート5が設定軸位置Z1に達したか否か判定される。判定が否定(以下判定Nという)のときは工程ST2が続行される。工程ST3で判定が肯定(以下判定Yという)のときは工程ST4において加圧力Pに関し加圧勾配GPが指令される。工程ST5で加圧力Pが、設定された加圧力P1に達したか否か判定される。工程ST5で判定YのときはP1を保持するよう指令される。工程ST5で判定Nのときは、さらに工程ST6において設定軸位置Z2に達しているか否か判定され、判定Nのときは、工程ST5の処理が再度指令される。
工程ST8では、工程ST7での加圧力P1の保持により軸位置Zが設定軸位置Z2に到達したか否か判定される。工程ST8で判定Nのときは、工程ST9にてさらに設定時間T1が経過したか否か判定され、そこで判定Nのとき工程ST7が続行され、判定Yのときすなわち、所定の成形時間T1経過しても設定軸位置Z2に到達しない場合は、工程ST11でエラーすなわち、成形不良と判定され、工程ST18、ST19を経て、工程ST20で成形動作完了とする。
工程ST8、ST6でそれぞれ判定Yのときは、工程ST10で保圧勾配GPHを与え、さらにST12で加圧力Pが設定保圧力P2に到達したか否か判定される。工程ST12で判定Nのときは、ST12に戻り保圧勾配GPHを与え続ける。一方工程ST12で判定Yのときは、工程ST13において、設定保圧力P2に到達したときの保圧力P2を保持する。その状態で、工程ST14において軸位置Zが設定保圧位置(保圧到達位置)Z3に達したか否か判定される。工程ST14において判定Nの場合、工程ST15で経過時間Tが所定の成形時間T1に達したか否か判定される。工程15で判定Nの場合は工程13に戻り、判定Yのときは工程ST11に戻りエラーとなる。工程ST14において判定Yの場合、工程16に移り、それまでの加圧力制御から軸位置制御に切り替えられ、さらに工程ST17では、経過時間Tが所定の成形時間T1に達したか否か判定され、その判定Yのときは工程ST18において、それまで保持されていた軸位置Z3から高速で後退限位置Z0へ上昇するよう指令され、工程ST19で後退限位置Z0に達したか否か判定され、到達した場合は工程ST20で成形動作完了となり、そうでなければ工程ST19が続行される。
なお、前記工程ST11では成形不良と判定されオペレータコールなどを行う。また、成形履歴に表示する。
この方法により、図6と同条件で成形を行ったところ、同金型で連続50回の成形で、成形品の厚さ精度±2.5μmの精度を確認できた。本成形方法を用いることで、従来発生していた加圧終了時の軸位置の不安定さを解消し、成形品の厚さ精度を向上させることが可能となった。
以上本発明の好適な実施例を例示したが、本発明はこれらの例示されたものに限定されるものではなく、当業者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想に基づいて種々の変形を実施することが可能である。
本発明を適用した光学素子成形装置の全体構成の配置を示す図である。 図1の搬送装置および金型組をそれぞれ説明するものであって、(a)は成形室内を上方から見た図であって、各プレート近傍に配置された金型搬送ユニットを示す図、(b)は金型組の断面を示す図である。 図1のコントローラの概略構成を示すブロック図である。 本発明による加圧成形方法を適用して光学素子を成形したときの加圧力と上プレートの軸位置の変化を示すグラフである。 サーボモータ駆動制御ユニットの制御プログラムを説明するフローチャートである。 上プレート駆動の従来方法における加圧力と上プレートの軸位置の変化を示すグラフである。
符号の説明
1、2、3、5、6 プレート
4 赤外線ランプヒータ装置
7a、7b、11a、11b エアシリンダ
8 成形室
9、10 テーブル
12、13 置換室
15 金型組
17 ガイドピン
18a 上金型
18b 下金型
19 光学素子素材
30 真空ポンプ
40 窒素ガス供給ユニット
50 搬送装置
51、52、53、54 金型搬送ユニット
60 コントローラ
60a 制御装置
60b ヒータ制御ユニット
60c カートリッジヒータ温度制御ユニット
60d サーボモータ駆動制御ユニット

Claims (1)

  1. 内部で光学素子を成形するために用意された成形室、一対の上金型および下金型間に光学素子素材が置かれた金型組、前記成形室に搬入された前記金型組を搭載保持するインポートテーブル、前記インポートテーブルに隣接し前記金型組を加熱する加熱プロセスステージ、前記加熱プロセスステージに隣接し前記金型組を加圧・成形する加圧・成形プロセスステージ、前記加圧・成形プロセスステージに隣接し前記金型組を冷却する冷却プロセスステージ、前記冷却プロセスステージに隣接し前記金型組を前記成形室から搬出するためのアウトポートテーブルおよび、前記各テーブルならびにプロセスステージの間で前記金型組を移動させる移動手段を備えると共に、前記加圧・成形プロセスステージには一対の前記金型組を搭載する下プレートおよび前記金型組の上金型を押圧する上プレートと、該上プレートを上下に進退するよう結合された駆動軸およびサーボモータならびに、前記上プレートの位置を検出する検出手段を備え、設定された加圧力を保持しながら成形を行う加圧力のフィードバック制御機能と加圧成形を行う前記上プレートの位置を検知できる機能を有する光学素子成形装置により光学素子を成形する方法であって、同方法は、
    前記加圧・成形プロセスステージにおいて、
    前記上プレートが降下され上金型と接触した後、所定の第1の加圧力(P1)に到達するまで前記光学素子素材に対し加圧勾配を与える第1工程と、
    同第1工程に続き所定時間前記第1の加圧力を保持する第2工程と、
    同第2工程に続き第2の加圧力(P2)に到達するまで保圧勾配を与える第3工程と、
    同第3工程に続き、前記第2の加圧力を保持し設定された保圧設定位置(Z3)に到達したときの前記上プレートの位置を保持する第4工程、および
    同第4工程に続いて前記上プレートを所定速度で後退限位置まで上昇させる第5工程と、からなり、
    前記第1工程から第3工程までは加圧力制御で行われ、前記第4工程および第5工程は軸位置制御で行われ、前記第2の加圧力に到達した後にさらに保圧設定位置(Z3)に到達したときの前記上プレートの位置を保持する手段として、加圧力のフィードバック制御から軸位置のフィードバック制御に切り替えることを特徴とする光学素子の成形方法。
JP2006289302A 2006-10-25 2006-10-25 光学素子の成形方法 Active JP4791324B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006289302A JP4791324B2 (ja) 2006-10-25 2006-10-25 光学素子の成形方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006289302A JP4791324B2 (ja) 2006-10-25 2006-10-25 光学素子の成形方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008105885A JP2008105885A (ja) 2008-05-08
JP4791324B2 true JP4791324B2 (ja) 2011-10-12

Family

ID=39439554

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006289302A Active JP4791324B2 (ja) 2006-10-25 2006-10-25 光学素子の成形方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4791324B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112537904B (zh) * 2020-10-30 2023-03-31 北方夜视技术股份有限公司 用于龙虾眼微孔光学元件的气体加压精密球面成形装置与成形方法

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01208334A (ja) * 1988-02-10 1989-08-22 Ricoh Co Ltd 光学素子の成形方法およびその成形型
JPH10236830A (ja) * 1997-02-26 1998-09-08 Olympus Optical Co Ltd 光学素子の成形方法とその装置
JP4166619B2 (ja) * 2003-05-09 2008-10-15 オリンパス株式会社 光学素子の成形方法及び成形装置
JP2006240944A (ja) * 2005-03-04 2006-09-14 Olympus Corp 光学素子の成形方法及び製造装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008105885A (ja) 2008-05-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN101104318A (zh) 压制成形装置及其方法
TWI551554B (zh) The forming device and forming method of glass frame body
WO2014051014A1 (ja) 成形装置及び成形方法
US7313930B2 (en) Method and apparatus for manufacturing glass substrate for storage medium
WO2005075184A1 (ja) 加圧成形装置、金型及び加圧成形方法
WO2000064823A1 (fr) Procede et dispositif de moulage de dispositif optique
JP4791324B2 (ja) 光学素子の成形方法
TWI331987B (en) Press-molding apparatus, press-molding method and method of producing an optical element
JP2008105884A (ja) 光学素子の成形方法
US20070295031A1 (en) Glass molding machine and glass molding method
JP4559315B2 (ja) 光学素子の成形方法
JP2008069019A (ja) 光学素子成形装置
CN114212979B (zh) 一种玻璃热弯模具及玻璃热弯方法
JP2008056502A (ja) 光学素子成形装置
JP2004010384A (ja) プレス成形方法およびプレス成形装置
KR100545672B1 (ko) 광학소자 성형장치
JP2010089970A (ja) 成形方法および成形装置ならびに制御プログラム
JP2008036707A (ja) 熱プレス装置の制御方法
JPH04164826A (ja) ガラスレンズ成形装置および製造方法
JP4580677B2 (ja) ガラス成形装置
JP2004244243A (ja) 光学素子成形機
JP2009114044A (ja) ガラス成形装置
JP2005126325A (ja) 光学素子の製造装置及び製造方法
JPH04260620A (ja) 光学素子の成形方法および装置
JP3143572B2 (ja) ガラス素子成形装置並びにガラス素子成形方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090925

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110328

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110419

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110615

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110705

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110721

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140729

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4791324

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350