JP4789527B2 - コイン投出装置 - Google Patents

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本発明は、コイン投出装置、特に、両替機、遊技機等に用いられるコインを上方に連続的に投げ出す際に適用して好適なコイン投出装置に関する。
従来のコイン投出装置は、例えば特許文献1又は2等に開示されている。図17は、従来のエレベーター機能付き高所コイン投出装置の全体構成の概略を示し、(A)はその正面図、(B)はその右側面図である。
このコイン投出装置は、コイン(メダル)を貯留すると共に、該コインを一枚ずつ所定位置に払い出す装置本体100と、払い出されたコインを下から順に押上げて上昇させるための通路が形成されているレール121と、押上げられてきたコインを所定方向に払い出す投出部122とを備えている。
図18は、上記コイン投出装置本体100の右側面図である。この図に示すように、スタンド101に固定されたベース板102のベース面102a上には、コイン投出円板103(回転体)が設けられている。このコイン投出円板103は、その一方の面がベース面102aに沿ってモータ104により回転駆動される。又、このベース面102a上にはホッパ105が設けられ、該ホッパ105には、多数枚のコインCが投入され、貯留されている。
上記コイン投出円板103には、図示しないコイン捕捉孔が該円板103を貫通して複数形成され、又、この投出円板103のベース板102側の面には、コイン捕捉孔から該円板103の外縁にかけてコイン押出ひれ(図示せず)が形成されている。
上記コイン投出円板103は、上記捕捉孔にコインを捕捉しながら回転するが、この回転によって捕捉されたコインCは、その一方の面でベース面102aに沿って支持され、該円板103の回転に従って上記ひれに押出され、ベース面102a上を摺動しながら移動する。
コイン投出円板103に捕捉されたコインCは、回転しながらコイン出口に案内され、装置本体100に連結されているレール121の内部に形成されている通路に排出され、該通路を通して、その面を縦方向にして、上流側のコインCで下流側のそれを突き上げる動作により、上方に位置するコイン投出部122に導かれるようになっている。
従って、上記コイン投出装置では、ホッパ105が取り付けられている装置本体(以下、ホッパ本体ともいう)100からコインCがレール121に順次送出されることになる。これらコインCはレール121のレールを下から順に押上げられて前記投出部122に到達すると、矢印で示した右方向に投出され、所定位置に供給されるようになっている。
一般に、コイン投出装置では、ホッパ本体100から排出されたメダル(コイン)を高い位置に送り出すために、該本体100に固定されているレールに他のレールを連結することにより、任意の高さに調整することが行なわれている。
従来、2つのレールを連結する場合、上流側の先端部と下流側の後端部とをジョイント部材を介して連結固定することが行なわれており、この場合は別部材を用意しなければならない上に、連結を解除するためにはレールを長さ方向にずらすか、横方向にずらすことになるため、方向に制約があった。
そこで、このような別部材を用いずに連結する方法として、図19にレール連結部を後方から見た部分斜視図を、図20にその連結部の分解斜視図をそれぞれ示すように、連結部を互いに当接可能な傾斜端部を表裏で逆向きにした形状で構成することが考えられる。
即ち、ホッパ本体側(上流側)の第1レール10は、その先端に傾斜端部を有する第1ベース12Aと、該第1ベース12Aと同一の形状の傾斜端部を表裏逆向きに対向配置した第1カバー12Bとを、これら両者間の両側に、コインの通路の高さと幅を規定する2本の第1ガイド14を介在させた状態でねじ固定して形成されている。
一方、下流側の第2レール20は、その後端に前記第1ベース12Aの傾斜端部に当接可能な傾斜端部を有する第2ベース22Aと、該第2ベース22Aと同一形状の傾斜端部を表裏逆向きに対向配置した第2カバー22Bとを、これら両者間の両側に、コインの通路の高さと幅を規定する2本の第2ガイド24を介在させた状態でねじ固定して形成されている。
このように連結端部を形成することにより、第1レール10の先端と第2レール20の後端は、いずれも平面方向から見ると両側部に鋭角端部が突出したV字形状になっている。
これら第1レール10の先端と第2レール20の後端の傾斜端部を、ベース側とカバー側でそれぞれ当接させることにより、第1ベース12Aの鋭角端部16Aと、第2カバー22Bの鋭角端部26Bを互いに対峙させ、第1カバー12Bの鋭角端部16Bと第2ベース22Aの鋭角端部26Aを互いに対峙させることが可能となる。
その状態で、ねじ30で鋭角端部16Aを長孔を介して鋭角端部26Bのねじ孔に固定すると共に、ねじ32により鋭角端部16Bを長孔を介して鋭角端部26Aのねじ孔に固定することにより、別部材を用意することなく、レールを延長することができる。
特開平6−180777号公報 特開平11−272903号公報
しかしながら、前記図19、図20に示したようなベース側とカバー側の鋭角端部を対峙させて固定する連結方法は、別部材を用意する必要が無い点では優れているが、第2レール20を同一の板材を表裏逆にして第2ベース22A、第2カバー22Bとしている場合には、ねじ孔(長孔等の遊嵌孔の場合も同じ)が共に第2レール20に形成されることになるため、2つのねじ30、32によりレールを連結する場合、図示されているようにそれぞれレールに対して逆方向から取り付けや取り外しをしなければならないことになり、作業効率が悪いという問題があった。
又、コイン投出装置は、ゲーム機等の筐体内部に設置されるために十分なスペースが無いことが多い上に、ホッパ本体100の修理やメンテナンス等を行なう場合は、レールの主要部は内部に残したまま、ホッパ本体100側をレールから外して取出すことが行なわれている。その際、設置スペースの関係で、後方から工具を入れることができないこともあり、その場合はレールやホッパ本体を固定しているねじを全て外さないと、ホッパ本体のメンテナンスを行なうことができないこともあった。
又、前記のように第1レールの先端部と第2レールの後端部がいずれも両側に鋭角端部が位置し、中央部が凹のV字形状になっているため、第2レールからホッパ本体側を外すときには、第2レールを上方に上げるか、逆にホッパ本体側を下に下げるか、あるいは第1、第2レールの前記V字形状の中心を支点に回転させて交差させるかしないと、第2レールとホッパ本体側の第1レールとの着脱ができないため、メンテナンスを行なう場合、前述した設置スペースの関係からホッパ本体をばらさないと外すことができない等の問題が発生していた。
本発明は、前記従来の問題点を解決するべくなされたもので、上流側の第1レールと下流側の第2レールとを連結するためのねじの取付けや取り外し作業を効率的に行なうことができると共に、第2レールを上方にずらしたり、第1レールを下方にずらしたり、あるいは両レールを交差させたりすることなく、しかも設置場所のレールの前方又は後方に空間的な制約がある場合でも、第1レールと第2レールとの着脱を容易に行なうことができ、結果として第1レールが固定されているホッパ本体の第2レールからの着脱を容易に行なうことができるコイン投出装置を提供することを課題とする。
本発明は、装置本体が有するホッパに貯留されているコインを、ベースとカバーの間の両側に配設されたガイドにより通路が形成されているレールに送り出し、該レールの先端部に設置されている投出部により所定方向に投げ出すコイン投出装置において、前記レールが、装置本体に取り付けられている第1レールと、下流側の第2レールとを、ジョイントレールにより連結して形成されていると共に、前記第1レールは、先端に実質的に同一の傾斜端部が形成された2つの板部材を表裏逆に対向配置した、第1ベースと第1カバーとを有し、前記第2レールは、後端に実質的に同一の傾斜端部が形成された2つの板部材を表裏逆に対向配置した、第2ベースと第2カバーとを有し、且つ、前記ジョイントレールは、後端に前記第1ベースの傾斜端部に、先端に第2ベースの傾斜端部に、それぞれ当接可能な傾斜端部が形成された2つの板部材を表裏逆に対向配置したジョイントベースとジョイントカバーと、を有し、該ジョイントベース及びジョイントカバーの各傾斜端部を、対応する第1ベース、第2ベース及び第1カバー、第2カバーの各傾斜端部にそれぞれ当接させると、互いに対峙する鋭角端部を固定して、第1レールと第2レールを連結する場合、前記第1ベースの鋭角端部に前記ジョイントカバーの鋭角端部を固定して、該ジョイントカバーを第1レールに片持ち支持し、前記第2カバーの鋭角端部に前記ジョイントベースの鋭角端部を固定して、該ジョイントベースを第2レールに片持ち支持した後、ジョイントベースとジョイントカバーを対向させて接合する際に、互いに対峙する残りの鋭角端部を含む接合箇所を固定する接合作業を、前記レールの前側から行なうようにしたことにより、前記課題を解決したものである。
本発明には、又、前記第1カバーの鋭角端部に前記ジョイントベースの鋭角端部を固定して該ジョイントベースを第1レールに片持ち支持し、前記第2ベースの鋭角端部に前記ジョイントカバーの鋭角端部を固定して該ジョイントカバーを第2レールに片持ち支持した後、ジョイントベースとジョイントカバーを対向させて接合する際に、互いに対峙する残りの鋭角端部を含む接合箇所を固定する接合作業を、前記レールの後側から行なうようにしたことにより、同様に前記課題を解決したものである。
本発明においては、前記第2レールの鋭角端部に後端が実質的に一致するように配置されているガイドが、レール幅方向に平行移動可能になっている場合、該平行移動により突出するガイドの後端との干渉を防止する切欠きが、対応するジョイントレールの鈍角側の傾斜端部に形成されているようにしてもよい。
本発明によれば、ジョイントカバーを、装置本体に取り付けられている第1レールに片持ち支持すると共に、ジョイントベースを第2レールに片持ち支持した後、ジョイントベースとジョイントカバーを接合することにより、第1レールと第2レールを連結する作業を、レールの前側から行なうようにしたので、分離作業も同様に前側から行なうことができると共に、第2レールから第1レールと一体で装置本体を同様にレールの前側に移動できるため、レールの後側に空間的な制約がある場合でも該本体を容易に取外すことができる。
又は、逆にジョイントベースを第1レールに片持ち支持すると共に、ジョイントカバーを第2レールに片持ち支持する場合には、接合(連結)作業をレールの後側から行なうことにより、レールの前側に空間的な制約がある場合でも該本体をレールの後側から容易に取外すことができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
まず、本発明の原理について、図1にイメージを示す第1レールと第2レールを、ジョイントレール50により連結する場合を例に説明する。なお、第1、第2レールについては、前記図19、図20と同一の符号を使用する。
本発明においては、ホッパ本体100に取り付けられている第1レール10と、その下流側の第2レール20とを、ジョイントレール50により連結して連続したレールを形成する。
前記第1レール10は、先端に実質的に同一の傾斜端部18が形成された2つの板部材を表裏逆に対向配置した、第1ベース12Aと第1カバー12Bとを有し、両側にコイン通路の高さと幅を規定する第1ガイド14A、14Bが介在された構成になっている。なお、以下の説明で添え字Aはベース側を、Bはカバー側をそれぞれ表わす。
又、前記第2レール20は、後端に実質的に同一の傾斜端部28が形成された2つの板部材を表裏逆に対向配置した第2ベース22Aと第2カバー22Bとを有し、両側に第2ガイド24A、24Bが介在された構成になっている。
又、前記ジョイントレール50は、後端に前記第1ベース12Aの傾斜端部18に、先端に前記第2ベースの傾斜端部28に、それぞれ当接可能な傾斜端部58、59が形成された2つの板部材を表裏逆に対向配置したジョイントベース52Aとジョイとカバー52Bとを有し、両者間に2つのジョイントガイド54A、54Bが配置された構成になっている。
このジョイントベース52A及びジョイントカバー52Bの各傾斜端部58、59を対応する第1ベース12A、第2ベース22A及び第1カバー12B、第2カバー22Bの各傾斜端部18、28にそれぞれ当接させた際に、後述するように、互いに対峙する鋭角端部を固定して、第1レール10と第2レール20を連結する。
本発明においては、以下に説明する2つの連結方法を採用する。なお、便宜上、理解し易くするために、各ガイド14、24、54を省略する。
第1の方法は、図2に示すように、前記第1ベース12Aの鋭角端部16Aに、前記ジョイントカバー52Bの鋭角端部56Bをねじ33で固定して、該ジョイントカバー52Bを第1レール10に片持ち支持する。一方、第2カバー22Bの鋭角端部26Bに、前記ジョイントベース52Aの鋭角端部56Aをねじ34で固定して、該ジョイントベース52Aを第2レール20に片持ち支持する。この片持ち用ねじ33、34の固定方向は、通常決まっているが、原理上は任意である。
その後、それぞれ片持ち支持されたジョイントベース52Aとジョイントカバー52Bを、図3に示すように第1カバー12Bの鋭角端部16Bとジョイントベース52Aの鋭角端部56C、及び、第2ベース22Aの鋭角端部26Aとジョイントカバー52Bの鋭角端部56Dの各接合箇所に対しては、第1、第2接合ねじ35、36によりそれぞれ固定すると共に、ジョイントベース52Aとジョイントカバー52Bとを直結する接合箇所に対しても、第3接合ねじ37により同じ側から固定する。
このように、第1レール10と第2レール20を連結するために、ジョイントベース52Aとジョイントカバー52Bとを3本の接合ねじ35、36、37により接合する作業を、全てジョイントレール50のカバー52B側、即ちレールの前側から行なうことができるようにしたことにより、これら接合ねじを外して行なうジョイントベース52Aとジョイントカバー52Bとの分離作業も同側から行なうことが可能となり、しかも第2レール20を残したまま、ホッパ本体100と一体で第1レール10を同側に平行移動させることが可能となる。
第2の方法は、詳細は省略するが、図4に示すように、第1レール10と第2レール20による片持ち支持を第1の方法とは逆にして、第1カバー12Bの鋭角端部16Bにジョイントベース52Aの鋭角端部56Cをねじ33で固定し、第2ベース22Aの鋭角端部26Aにジョイントカバー52Bの鋭角端部56Dをねじ34で固定する。この場合、ジョイントベース52Aとジョイントカバー52Bの接合は、図5に破線で示すように、第1、第2、第3の3本の接合ねじ35、36、37により固定する接合作業が、ジョイントレール50のベース52A側、即ちレールの後側から行なうことができる。そのため、接合を解除する分離作業も同側から行なうことが可能となることから、ホッパ本体100と一体で第1レール10を後側に平行移動させることが可能となる。
以下、具体例を挙げ、本発明について更に詳述する。
図6は、本発明に係る第1実施形態のコイン投出装置の要部外観を示す斜視図である。本実施形態のコイン投出装置は、ホッパ本体100に取り付けられている上流側の第1レール10と、その下流側に位置する第2レール20とは、前記図19、図20に示したものと同一であり、これら両レール10、20がジョイントレール50により連結されている。
このジョイントレール50は、基本形状は前記図1〜図5に示したものと実質同一で、ジョイントベース52Aとジョイントカバー52Bは共用できるようになっているが、具体的な形状は、図7の分解斜視図と図8の平面図に示すように、傾斜端部58、59は、コインが通過する通路部分のみに形成され、その両側は切欠いた形状になっている。その理由は後に詳述する。
ジョイントベース52Aとジョイントカバー52Bの間の両側に配置されるジョイントガイド54A、54Bは、長さ方向両端に同様の傾斜端部が形成された同一部材を表裏逆にしたものであり、ベース側、カバー側の両方からガイドねじ40で固定できるように、貫通したねじ孔41が形成されている。このガイド54A、54Bの長さは、傾斜端部を切り欠かない状態のジョイントベース52A(ジョイントカバー52B)と実質同一である。
又、ジョイントベース52A、ジョイントカバー52Bには、ジョイントガイド54A、54Bを幅方向に移動させてコイン通路幅を調整可能なように、該当する位置に長孔42が形成されている。なお、ベース側ガイド54Aは、長さ方向端部をジョイントベース52Aに合わせて、カバー側ガイド54Bはジョイントカバー52Bに合わせて、それぞれは配置されている。
以上の構成のジョイントレール50を使用して、ホッパ本体100を前方向(レールの前側)に取外すことができる、前記第1の方法に相当する第1レール10と第2レール20との連結について説明する。
まず、図7に示したように、ジョイントカバー52Bに、ベース側ガイド54Aとカバー側ガイド54Bを、左右対称にガイドねじ40により固定する。このように2つのガイド54A、54Bが固定されたジョイントカバー52Bを、図9(A)に後方から見た状態を第1レール10と共に示すように、第1ベース12Aの鋭角端部16Aに形成されている長孔を介して片持ち用ねじ43により、第1ベース12Aの後方、即ちホッパ本体100の後側より締め付け固定して、図10(A)に前方から見た状態を示すように、第1レール10にジョイントカバー52Bが2つのガイド54A、54Bと一体で片持ち支持された状態にする。
一方、ジョイントベース52Aは、図9(B)に示すように、鋭角端部56Aの長孔を介して片持ち用ねじ44により鋭角端部26Bに、カバー側ガイド24Bを挟んで該ベース52Aの後方より締め付け固定して、図10(B)に示すように、第2レール20に片持ち支持された状態にする。
この図10に示したような分離した状態のカバー側ユニット(A)と、ベース側ユニット(B)を完成させた後、ジョイントベース52Aとジョイントカバー52Bを対向させ、両ユニットを接合するための締め付け固定を以下のように同方向から行なう。
第1レール10が有する第1カバー12Bは、鋭角端部16Bの長孔を通して、第1接合ねじ53によりベース側ガイド54Aを挟んだ状態で、ジョイントベース52A(後側)の鋭角端部56Cに形成されているねじ孔に固定される。
一方、第2レール20に対しては、ジョイントカバー52B(前側)の鋭角端部56Dに形成されている長孔を通して、第2接合ねじ36によりベース側ガイド24Aを挟んで第2ベース22Aの鋭角端部26Aに形成されているねじ孔に固定される。
更に、ジョイントカバー52Bと対応するカバーガイド54Bとは、第1、第2接合ねじ35、36とは反対側の中間位置に形成されている長孔を通して、第3接合ねじ37によりジョイントベース52Aのねじ孔に固定される。
このように、片持ち固定(支持)に使用しなかった残りの第1レール10の鋭角端部16Bと第2レール20の鋭角端部26Aと、対応するジョイントレール50の鋭角端部56Cと56Dとの固定を、第1、第2接合ねじ35、36により、ジョイントベース52Aとジョイントカバー52Bとの固定を、第3接合ねじ37により、全て同じ方向から締め付け固定を行なうことにより、第1レール10と第2レール20の連結が完成する。
このように最後の第1〜第3の3本の接合ねじ35、36、37は、図11に示すように全て同一方向から、しかもジョイントレール50の前面側から固定するようになっているため、レールの前側からの分離作業により、ホッパ本体100を同方向に移動させて取出すことができる。従って、レールの後側に空間的な制約がある場合でも容易にメンテナンス等に対応できる。
次に、レールの後側から接合作業を行ない、同方向にホッパ本体を取出すことができる、前記第2の方法に相当する第2実施形態について説明する。
本実施形態の場合は、片持ち支持の仕方が前記第1実施形態の場合と逆になり、図12(A)に示すように第1カバー12Bの鋭角端部16Bを、予め2つのガイド54A、54Bをガイドねじで固定したジョイントベース52Aの鋭角端部56Cに片持ちねじ43で固定することにより、図13(A)に示す片持ち支持の状態とする。一方、第2レール20では、図12(B)に示すように第2ベース22Aの鋭角端部26Aに、ジョイントカバー52Bの鋭角端部56Dを片持ちねじ44により、ベース側ガイド24Aを挟んで固定することにより、図13(B)に示す片持ち支持の状態にする。
このように形成した2つの片持ち分離ユニット(A)、(B)を、ジョイントベース52Aの後方から第1〜第3の接合ねじ35、36、37により、同様に3箇所の接合箇所に固定する。これにより、図14に横から見た状態を示すように、ホッパ本体100の後方、即ちレールの後側から3本の接合ねじにより締め付け固定が可能となる。従って、分離作業も同方向から可能となることから、ホッパ本体10を後側に平行移動させて取り外すことが可能となる。
次に、第1、第2実施形態で採用されている前記図7、図8等に示したジョイントレール50の形状について説明する。
このジョイントレール50を構成するジョイントベース52A、ジョイントカバー52Bは、前述した如く、その傾斜端部58、59がコインが通過する通路部分に突出した凸形状で、その左右両側が切り欠かれた形状になっている。
原理的には、前記図1〜図5に模式的に示したように、連続した形状の傾斜端部であっても良く、その場合はベース側ガイド54A、カバー側ガイド54Bは長さ方向の傾斜端部が対応するジョイントベース52A、ジョイントカバー52Bの傾斜端部と一致するように配置し、固定されることになる。
ところが、ここで採用するジョイントレール50では、前記図8にカバー側のジョイントガイド54Bを例に示すように、該ガイド54Bを幅方向内側に移動させることにより、使用するコインの大きさに合わせて通路幅を調整することが可能となっている。
このような小径コインに通路幅を調整した場合の第1レールと第2レールとの連結状態を図15に示す。第2レール20のカバー側の第2ガイド24Bは、図示は省略するが大径コインに合わせて一番外側に配置したときに第2カバー22Bの鋭角端部の後端に一致する長さに形成されている。そのため、図15のように内側に平行移動させると、図示されているように第2ベース22Bの傾斜端部28より下方に突出することになり、ジョイントカバー52Bの傾斜端部59が直線状だとすると物理的に干渉することになる。
そこで、第2レール20のカバー側ガイド24Bを最小径に調整した場合でも干渉しない長さ分、ジョイントカバー52Bの鈍角端部側の傾斜端部を短くしてある。この具体例では、左側の鋭角端部側も短くしてあるが、右側の鈍角端部側だけ切り欠いただけでもよい。
この関係は、第1レール10についても同様であるため、カバー側のジョイントガイド54Bの後端部と干渉しないように、第1カバー12Bの鈍角端部側の傾斜端部を切り欠いて短くしてある。
以上詳述したように、前記実施形態によれば、以下の効果を得ることができる。
(1)ホッパ本体100のレール主要部からの分離を、ジョイントベースとジョイントカバーの接合ねじを外した方向と同一のレールの前側又は後側に行なうことができることから、ゲーム機の筐体内等に設置されているホッパ本体のメンテナンスが容易になる。
(2)接合ねじの取り付け方向とホッパ本体100の取り外し方向を同一にできるため、ホッパ本体の自由なレイアウトが可能となり、新しいメダル払い出し筐体の実現が可能になる。例えば、図16に示すようなメダル回収通路130が邪魔で、メダルホッパーのレール121が外せないゲーム用筐体でも、レールのジョイント部に、本発明を適用することにより、ゲームフィールド132にレール121を固定したままでも、ホッパー本体100を外せるようになることから、実用化が可能となる。
(3)ジョイントレールをベース側とカバー側の共通部材で形成することができる上に、前外し、後ろ外しが実現でき、しかもメダルサイズに合わせることができるため、低コスト化が実現できる。
(4)ジョイントレールが、第2レール等の他のレールユニットと同一の接続方法を採用しているので、レール長を調整する延長レールとしても利用できる。
本発明に係る基本原理を説明するための、第1レール、第2レール、ジョイントレールをそれぞれ示す模式図 ジョイントベース及びジョイントカバーの片持ち支持の概念を説明する模式図 図2のジョイントベース及びジョイントカバーの接合状態を示す模式図 ジョイントベース及びジョイントカバーの他の片持ち支持の概念を説明する模式図 図4のジョイントベース及びジョイントカバーの接合状態を示す模式図 本発明に係る第1実施形態のコイン投出装置の外観を示す部分斜視図 本実施形態に適用されるジョイントレールを示す分解斜視図 本実施形態に適用されるジョイントレールを示す平面図 本実施形態におけるジョイントカバーとジョイントベースの片持ち支持の仕方を説明する分解斜視図 図9の片持ち支持が完了した分離状態の各ユニットを示す分解斜視図 本実施形態のコイン投出装置における第1レールと第2レールの連結前の状態を示す部分側面図 第2実施形態におけるジョイントカバーとジョイントベースの片持ち支持の仕方を説明する分解斜視図 図12の片持ち支持が完了した分離状態の各ユニットを示す分解斜視図 本実施形態のコイン投出装置における第1レールと第2レールの連結前の状態を示す部分側面図 ジョイントレールの形状とガイドとの関係を示す説明図 本発明により実現可能となるゲーム用筐体の一例を示す斜視図 従来のコイン投出装置の外観を示す正面図、側面図 コイン投出装置の装置本体の概略を示す側面図 別部材を使用しないレール連結部を示す部分斜視図 別部材を使用しないレール連結部を示す分解斜視図
符号の説明
10…第1レール
12A…第1ベース
12B…第1カバー
14…第1ガイド
16A、16B…鋭角端部
18…傾斜端部
20…第2レール
22A…第2ベース
22B…第2カバー
24…第2ガイド
26A、26B…鋭角端部
28…傾斜端部
35〜37…第1〜第3接合ねじ
50…ジョイントレール
52A…ジョイントベース
52B…ジョイントカバー
54…ジョイントガイド
56A〜56D…鋭角端部
58、59…傾斜端部

Claims (3)

  1. 装置本体が有するホッパに貯留されているコインを、ベースとカバーとの間の両側に配設されたガイドにより通路が形成されているレールに送り出し、該レールの先端部に設置されている投出部により所定方向に投げ出すコイン投出装置において、
    前記レールが、装置本体に取り付けられている第1レールと、下流側の第2レールとを、ジョイントレールにより連結して形成されていると共に、
    前記第1レールは、先端に実質的に同一の傾斜端部が形成された2つの板部材を表裏逆に対向配置した、第1ベースと第1カバーとを有し、
    前記第2レールは、後端に実質的に同一の傾斜端部が形成された2つの板部材を表裏逆に対向配置した、第2ベースと第2カバーとを有し、且つ、
    前記ジョイントレールは、後端に前記第1ベースの傾斜端部に、先端に第2ベースの傾斜端部に、それぞれ当接可能な傾斜端部が形成された2つの板部材を表裏逆に対向配置した、ジョイントベースとジョイントカバーとを有し、
    該ジョイントベース及びジョイントカバーの各傾斜端部を、対応する第1ベース、第2ベース及び第1カバー、第2カバーの各傾斜端部にそれぞれ当接させると、互いに対峙する鋭角端部を固定して、第1レールと第2レールを連結する場合、
    前記第1ベースの鋭角端部に前記ジョイントカバーの鋭角端部を固定して、該ジョイントカバーを第1レールに片持ち支持し、前記第2カバーの鋭角端部に前記ジョイントベースの鋭角端部を固定して、該ジョイントベースを第2レールに片持ち支持した後、ジョイントベースとジョイントカバーを対向させて接合する際に、互いに対峙する残りの鋭角端部を含む接合箇所を固定する接合作業を、前記レールの前側から行なうことを特徴とするコイン投出装置。
  2. 装置本体が有するホッパに貯留されているコインを、ベースとカバーとの間の両側に配設されたガイドにより通路が形成されているレールに送り出し、該レールの先端部に設置されている投出部により所定方向に投げ出すコイン投出装置において、
    前記レールが、装置本体に取り付けられている第1レールと、下流側の第2レールとを、ジョイントレールにより連結して形成されていると共に、
    前記第1レールは、先端に実質的に同一の傾斜端部が形成された2つの板部材を表裏逆に対向配置した、第1ベースと第1カバーとを有し、
    前記第2レールは、後端に実質的に同一の傾斜端部が形成された2つの板部材を表裏逆に対向配置した、第2ベースと第2カバーとを有し、且つ、
    前記ジョイントレールは、後端に前記第1ベースの傾斜端部に、先端に第2ベースの傾斜端部に、それぞれ当接可能な傾斜端部が形成された2つの板部材を表裏逆に対向配置した、ジョイントベースとジョイントカバーとを有し、
    該ジョイントベース及びジョイントカバーの各傾斜端部を、対応する第1ベース、第2ベース及び第1カバー、第2カバーの各傾斜端部にそれぞれ当接させると、互いに対峙する鋭角端部を固定して、第1レールと第2レールを連結する場合、
    前記第1カバーの鋭角端部に前記ジョイントベースの鋭角端部を固定して該ジョイントベースを第1レールに片持ち支持し、前記第2ベースの鋭角端部に前記ジョイントカバーの鋭角端部を固定して該ジョイントカバーを第2レールに片持ち支持した後、ジョイントベースとジョイントカバーを対向させて接合する際に、互いに対峙する残りの鋭角端部を含む接合箇所を固定する接合作業を、前記レールの後側から行なうことを特徴とするコイン投出装置。
  3. 前記第2レールの鋭角端部に後端が実質的に一致するように配置されているガイドが、レール幅方向に平行移動可能になっている場合、該平行移動により突出するガイドの後端との干渉を防止する切欠きが、対応するジョイントレールの鈍角側の傾斜端部に形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のコイン投出装置。
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