JP4788937B2 - 粘着剤組成物及び該組成物を用いたディスプレイ用粘着シート - Google Patents

粘着剤組成物及び該組成物を用いたディスプレイ用粘着シート Download PDF

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Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、粘着剤組成物及び該組成物を用いたディスプレイ用粘着シートに関し、特に、液晶表示装置やタッチパネルなどにおいて使用され、高温高湿の異常な条件におかれた場合であっても、粘着剤層における気泡の発生による視認性の低下を引き起こすことがなく、粘着剤層が白化しても常温に戻せば透明性及び視認性を回復する粘着剤層を形成するための粘着剤組成物、及び、該組成物を用いたディスプレイ用粘着シートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
液晶ディスプレイ(LCD)やプラズマディスプレイパネル(PDP)などのフラットパネルディスプレイ(FPD)が、様々な分野で表示装置として使用されている。これらの表示装置には、反射防止フィルムやプロテクトフィルムなどが使用されている。
【0003】
また、カソードレイチューブ(CRT)やFPDを表示装置として利用するだけでなく、それらの表面にタッチパネルを設けて、入力装置としても利用されている。このタッチパネルにも、保護フィルム、反射防止フィルムやITO蒸着樹脂フィルムなどが使用されている。
【0004】
これらのフィルムは、粘着剤(感圧接着剤)により貼着され使用されているが、高透明性及び高耐久性などが要求されるために、その粘着剤としては主としてアクリル系粘着剤が使用されている。そして、これらのFPDやタッチパネルは、その利用分野の拡大とともに、より高温・高湿条件に置かれることが増えている。こうした中で、より高温・高湿下で十分な粘着性能が得られるようなアクリル系粘着剤の改良が行われている。
【0005】
これらのアクリル系粘着剤は、アルキル基の炭素数が1〜20のアクリル酸アルキルエステルを主成分とし、アクリル酸などの官能基含有単量体を0.1〜10重量%、及び、共重合可能なその他のモノマーを0〜40重量%程度共重合させたアクリル系ポリマー、架橋剤、及び、場合によっては粘着付与樹脂などの添加したものであり、高温・高湿条件下での粘着性能の改良は、分子量や分子量分布などを調製することにより行われている。
【0006】
こうした中で、本発明者は、透明粘着フィルム用粘着剤組成物として、特開平10−310754号公報で、カルボキシル基含有樹脂組成物とアミノ基含有樹脂組成物とを含有した粘着剤組成物が高温条件下での発泡やふくれの発生を抑制できること開示している。
【0007】
しかしながら、これらの従来の公知の粘着剤では、高温・高湿条件下では徐々に粘着剤層の透明性が低下し、一度透明性が低下すると、常温に戻しても容易には透明性が回復しないものであった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
高温高湿条件下における粘着剤層の透明度の低下は、フィルム貼着面の側端部から水分が浸入して接着剤層の白化と微細気泡の発生を引き起こすものであり、従来の粘着剤では、高湿下で水分が侵入すると、常温に戻しても容易に水分が抜けないために透明性が回復しないことがわかった。また、高湿下から常温に戻した際に粘着剤層中の水分が過飽和となり、界面で水分が凝縮して一時的に白化が大きくなることがわかった。そこで、本発明は、FDPやタッチパネルにおいて、高温高湿下の異常な状態におかれてた場合であっても、粘着剤層の気泡の発生による視認性の低下を引き起こすことがなく、粘着剤層が白化しても常温に戻せば透明性及び視認性を回復する粘着剤層を形成するための粘着剤組成物、及び、透明フィルム上に該粘着剤組成物からなる粘着剤層を形成した耐湿性に優れたディスプレー用粘着シートを提供することを課題としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明者は、前記課題について鋭意研究を重ねた結果、親水性の高い(メタ)アクリル酸アルコキシアルキルを主成分とするポリマーに、アミノ基又はアミド基を有する低分子量ポリマーと架橋剤を添加した粘着剤組成物からなる粘着剤層が、高温・高湿下での被着体や基材(支持体)等からのアウトガスの発生の抑制だけでなく、微細な気泡の発生を抑制し、高温・高湿下で白化による透明性の低下があるものの、高温・高湿条件から常温に戻すと容易に透明性が回復することを見いだし、発明を完成した。
【0010】
すなわち、本発明の粘着剤組成物は、(a)(メタ)アクリル酸アルコキシアルキルエステルを主成分とし、これにカルボキシル基含有モノマーを0.1〜10重量%共重合させて得られる重量平均分子量60万以上の粘着性ポリマー100重量部と、(b)メタクリル酸アルキルエステル、メタクリル酸シクロアルキルエステル、メタクリル酸ベンジルまたはスチレンから選ばれる1種または2種以上のモノマーを主成分とし、これにアミノ基含有モノマー又はアミド基含有モノマーを0.5〜10重量%共重合させて得られる、ガラス転移温度が60℃以上で重量平均分子量5万以下の低分子量ポリマー5〜40重量部と、(c)架橋剤0.001〜2.0重量部とを含有することを特徴としており、架橋剤としては特にエポキシ化合物が好ましい。
【0011】
また、本発明のディスプレイ用粘着シートは、厚さ10〜500μmの透明樹脂フィルムの少なくとも1つの表面に、前記の粘着剤組成物からなる粘着剤層を形成したことを特徴としており、さらに、透明基材に貼着し60℃、95%Rh雰囲気に48時間静置したときの含水率が4重量%以上で、23℃、65%Rh雰囲気に取り出して24時間後に測定したヘイズ値が3%以下であることを特徴としている。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の粘着剤組成物は、(a)粘着性ポリマー、(b)低分子量ポリマー及び(c)架橋剤で構成される。この(a)粘着性ポリマーは、(メタ)アクリル酸アルコキシアルキルエステルを主成分とし、これにカルボキシル基含有モノマーを0.1〜10重量%共重合させて得られる共重合体であって、重量平均分子量が60万以上のものである。
【0013】
(メタ)アクリル酸アルコキシアルキルエステルの例としては、(メタ)アクリル酸2-メトキシエチル、(メタ)アクリル酸2-メトキシプロピル、(メタ)アクリル酸3-メトキシプロピル、(メタ)アクリル酸2-メトキシブチル、(メタ)アクリル酸4-メトキシブチル、(メタ)アクリル酸2-エトキシエチル、(メタ)アクリル酸3-エトキシプロピル、(メタ)アクリル酸4-エトキシブチルなどを挙げることができる。なお、(メタ)アクリル酸は、アクリル酸とメタクリル酸の両方を意味する。カルボキシル基含有モノマーの例としては、(メタ)アクリル酸、(メタ)アクリル酸β-カルボキシエチル、イタコン酸、クロトン酸、マレイン酸、フマル酸などを挙げることができる。
【0014】
(a)粘着性ポリマーは、この(メタ)アクリル酸アルコキシアルキルエステルから選ばれる1種又は2種以上のモノマー(以下アルコキシモノマーとすることがある)を主成分とし、これにカルボキシル基含有モノマーを0.1〜10重量%含むモノマー混合物を共重合させて得られるものであるが、これらのモノマー以外に、共重合可能なモノマーを加えた共重合体としても良い。
【0015】
この共重合可能なモノマーとしては、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸ブチル及び(メタ)アクリル酸オクチルなどの(メタ)アクリル酸アルキルエステル、(メタ)アクリル酸シクロヘキシルなどの(メタ)アクリル酸シクロアルキルエステル、(メタ)アクリル酸フェニル及び(メタ)アクリル酸ベンジルなどの(メタ)アクリル酸アリールエステル、(メタ)アクリル酸2-ヒドロキシエチルなどの水酸基含有モノマー、アリルグリシジルエーテル、(メタ)アクリル酸グリシジルエーテルなどのエポキシ基含有モノマー、フッ素置換(メタ)アクリル酸アルキルエステル、(メタ)アクリロニトリルなどのほか、スチレン及びメチルスチレンなどのビニル基含有芳香族化合物、酢酸ビニル、ハロゲン化ビニル化合物などを挙げることができる。
【0016】
これらのモノマーの混合比は、アルコキシモノマー51〜99.9重量%、カルボキシル基含有モノマー0.1〜10重量%、その他の共重合可能なモノマー0〜48.9重量%である。好ましくは、アルコキシモノマー65〜99.9重量%、カルボキシル基含有モノマー0.1〜10重量%、その他の共重合可能なモノマー0〜34.9重量%であり、より好ましくは、アルコキシモノマー80〜99.5重量%、カルボキシル基含有モノマー0.5〜10重量%、その他の共重合可能なモノマー0〜19.5重量%である。アルコキシモノマーの混合比が50%以下であると、高湿下から常温に戻した際に大きな白化が起こりやすい。また、カルボキシル基含有モノマーの混合比が、0.1重量%未満及び10重量%を越えると、成分(b)との相溶性が低下し粘着剤層にくすみが生じやすい。共重合可能なモノマーは、粘着力の調製、凝集力の調製、せん断の調製及び屈折率の調整などのために配合することができるが、少ない方がよい。
【0017】
これらのモノマーを共重合して得られる(a)粘着性ポリマーの分子量は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)による重量平均分子量が60万以上であるが、好ましくは80万〜150万である。この重量平均分子量が、60万未満では、高温高湿雰囲気下における気泡の発生を抑制することができない。
【0018】
本発明の粘着剤組成物を構成する(b)低分子量ポリマーは、メタクリル酸アルキルエステル、メタクリル酸シクロアルキルエステル、メタクリル酸ベンジルまたはスチレンから選ばれる1種または2種以上のモノマーを主成分とし、これにアミノ基含有モノマー又はアミド基含有モノマーを0.5〜10重量%共重合させて得られるポリマーである。特に、メタクリル酸アルキルエステル、メタクリル酸シクロアルキルエステル、メタクリル酸ベンジルまたはスチレンから選ばれる1種または2種以上のモノマーを80〜99.5重量%、アミノ基含有モノマー又はアミド基含有モノマーを0.5〜10重量%、その他の共重合可能なモノマーを0〜10重量%を共重合させたものが好ましい。
【0019】
メタクリル酸アルキルエステルの例としては、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸ブチル、メタクリル酸オクチル、メタクリル酸ラウリルなどを挙げることができ、メタクリル酸シクロアルキルの例としてはメタクリル酸シクロヘキシルなどを挙げることができる。また、アミノ基含有モノマーの例としては、(メタ)アクリル酸アミノエチル、(メタ)アクリル酸ジメチルアミノエチル、(メタ)アクリル酸ジメチルアミノプロピル、ビニルピリジンなどを挙げることができ、アミド基含有モノマーの例としては、(メタ)アクリルアミド、N,N-ジメチル(メタ)アクリルアミド、N,N-ジエチル(メタ)アクリルアミド、N-イソプロピル(メタ)アクリルアミドなどを挙げることができる。さらに、その他の共重合可能なモノマーとしては、アクリル酸アルキルエステル及び(メタ)アクリル酸アルコキシアルキルエステルなどがある。
【0020】
これらのモノマーを共重合して得られる(b)低分子量ポリマーの分子量は、GPCによる重量平均分子量が5万以下であるが、好ましくは1万〜5万である。この重量平均分子量が、5万を越えるものでは、成分(a)との相溶性が低下しくすみや相分離が生じやすい。また、(b)低分子量ポリマーのガラス転移温度(Tg)は、60℃以上であるが、好ましくは80〜120℃である。このTgは、Foxの式により計算した値である。このTgが、60℃未満であると、高温高湿条件での気泡の発生を抑制できない。
【0021】
また、(b)低分子量ポリマーの配合量は、(a)粘着性ポリマー100重量部に対して、5〜40重量部であるが、特に10〜25重量部が好ましい。この低分子量ポリマーの配合量が5重量部未満であると、高温高湿条件での気泡の発生を抑制できず、40重量部を越えると常温に戻したときに透明性が回復しにくい。
【0022】
前記(a)粘着性ポリマー及び(b)低分子量ポリマーを製造する方法としては、溶液重合、塊状重合、乳化重合、懸濁重合などの従来公知の重合方法により製造できる。
【0023】
本発明の粘着剤組成物を構成する(c)架橋剤としては、エポキシ化合物系架橋剤、イソシアネート化合物系架橋剤、金属キレート化合物系架橋剤、アジリジン化合物系架橋剤及びアミノ樹脂系架橋剤を挙げることができる。中でも、分子内に2個以上のエポキシ基を有するエポキシ化合物系架橋剤、分子内に2個以上のイソシアネート基を有するイソシアネート化合物系架橋剤、及びアジリジン化合物系架橋剤が好ましく、特に、エポキシ化合物系架橋剤が好ましい。
【0024】
この分子内に2個以上のエポキシ基を有するエポキシ化合物系架橋剤としては、1,3-ビス(N,N-ジグリシジルアミノメチル)シクロヘキサン、N,N,N',N'-テトラグリジル-m-キシリレンジアミン、N,N,N',N'-テトラグリジルアミノフェニルメタン、トリグリシジルイソシアヌレート、m-N,N-ジグリシジルアミノフェニルグリシジルエーテル、N,N-ジグリシジルトルイジン、N,N-ジグリシジルアニリン、ペンタエリスリトールポリグリシジルエーテル、1,6-ヘキサンジオールジグリシジルエーテル等のエポキシ基を2個以上有する化合物が好ましい。
【0025】
また、分子内に2個以上のイソシアネート基を有するイソシアネート化合物系架橋剤の例としては、トリレンジイソシアネート(TDI)、クロルフェニレンジイソシアナート、ヘキサメチレンジイソシアナート、テトラメチレンジイソシアナート、イソホロンジイソシアネート、ジフェニルメタンジイソシアネート、水添されたジフェニルメタンジイソシアネートなどのイソシアネートモノマー及びこれらイソシアネートモノマーをトリメチロールプロパンなどと付加したイソシアネート化合物やイソシアヌレート化物、ビュレット型化合物、さらには公知のポリエーテルポリオールやポリエステルポリオール、アクリルポリオール、ポリブタジエンポリオール、ポリイソプレンポリオールなど付加反応させたウレタンプレポリマー型のイソシアネート等を挙げることができる。
【0026】
さらに、アジリジン化合物系架橋剤の例としては、トリメチロールプロパントリ-β-アジリジニルプロピオネート、トリメチロールプロパントリ-β-(2-メチルアジリジン)プロピオネート、テトラメチロールメタントリ-β-アジリジニルプロピオネート、トリエチレンメラミン等を挙げることができる。
【0027】
この(c)架橋剤の配合量は、(a)粘着性ポリマー100重量部に対して0.0001〜2.0重量部であるが、前記エポキシ化合物系架橋剤を使用した場合には、0.0001〜0.1重量部が好ましく、0.001〜0.05重量部が特に好ましい。
【0028】
本発明の粘着剤組成物は、透明性、視認性及び本発明の効果を損なわない範囲で有れば、紫外線吸収剤、酸化防止剤、防腐剤、防黴剤、粘着付与樹脂、可塑剤、消泡剤及び濡れ性調製剤等を配合しても良い。
【0029】
本発明のディスプレイ用粘着シートは、厚さ10〜500μmの透明樹脂フィルムの少なくとも1つの表面に、前記の粘着剤組成物からなる粘着剤層を形成したものである。この透明樹脂フィルムの例としては、トリアセチルセルロース、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリアセチレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフトレート、ポリイミド、ポリアラミド、ポリスチレン、ポリカーボネート、ポリメチルメタクリレート、ポリエーテルエーテルケトン、ポリスルフォン、ポリエーテルスルフォン、ポリエーテルイミド、ポリエーテルアミド、ポリフェニルスルファイド、ポリビニルアルコール及びポリビニルアセタール等を挙げることができる。さらに、これらのフィルムの少なくとも1つの表面に透明金属薄膜を形成した金属薄膜積層型透明樹脂フィルムでも良い。透明金属薄膜を有する金属薄膜積層型透明樹脂フィルムの例としては、ITO蒸着トリアセチルセルロース、銅蒸着トリアセチルセルロース、酸化スズ(SnO2)蒸着トリアセチルセルロース、ITO蒸着ポリエチレンテレフタレート、銅蒸着ポリエチレンテレフタレート、酸化スズ(SnO2)蒸着ポリエチレンテレフタレート、ITO蒸着ポリカーボネート、銅蒸着ポリカーボネートおよび酸化スズ(SnO2)蒸着ポリカーボネート等を挙げることができる。
【0030】
前記の粘着剤組成物からなる粘着剤層を形成させる方法としては、剥離紙等に粘着剤組成物を塗布・流延した後に、加熱により溶剤や水などの溶媒あるいは分散媒を除去するとともに架橋反応させて粘着剤層を形成した後、透明樹脂フィルムに粘着剤層を転写する方法、透明樹脂フィルム上に直接粘着剤組成物を塗布・流延し溶媒あるいは分散媒を除去するとともに架橋反応させる方法などが例示できる。また、(a)粘着性ポリマーを構成するモノマー混合物に(b)低分子量ポリマー及び(c)架橋剤を配合し、剥離紙などの支持体又は透明樹脂フィルムに塗布・流延した後、UVを照射して塊状重合を行った後に、加熱して架橋反応させることにより粘着剤層を形成しても良い。この架橋反応は、常温で7日程度静置することにより、架橋が安定する。こうして得られる架橋反応後の粘着剤層の酢酸エチル中25℃で測定したゲル分率は、50〜90重量%となるが、好ましくは60〜80重量%の範囲内にある。
【0031】
本発明のディスプレイ用粘着シートは、前記粘着剤組成物を所定の温度で架橋反応させて粘着剤層を形成することにより、透明基材に貼着し、60℃、95%Rh(相対湿度)雰囲気に48時間静置したときの含水率が4重量%以上、23℃、65%Rh雰囲気に取り出して24時間後に測定したヘイズ値が3%以下としたものが好ましい。特に、60℃、95%Rh雰囲気に48時間静置したときの含水率が4〜10重量%、23℃、65%Rh雰囲気に取り出して24時間後に測定したヘイズ値が0.01〜3%にすることが好ましい。含水率が4%未満の場合は、高湿条件下での白化速度を遅くできるが、常温常湿下に戻したときに透明性が回復しにくい。逆に、含水率が10重量%を越えると、貼着面端部での剥がれが生じやすい。この透明基材としては、ガラス及び前記透明樹脂フィルム等が挙げられる。
【0032】
前記含水率は、厚さ50μmのポリエステルフィルム上に粘着剤層を形成し、60mm×130mmに裁断した後に、その粘着シートを70mm×150mmに裁断された厚さ1mmのポリカーボネートに貼り付け、60℃,90%RH雰囲気下に48時間静置し、粘着剤の重量増加を測定することにより求める。
【0033】
【実施例】
つぎに、本発明を実施例及び比較例を用いてさらに具体的に説明するが、本発明は以下の実施例によって限定されるものではない。なお、製造例および実施例で示す部は重量部を示し、重量平均分子量はGPCにより測定した値である。
【0034】
<製造例1>
撹拌機、還流冷却器、温度計及び窒素導入管を備えた反応装置に、アクリル酸メトキシエチル(MEA)95部、アクリル酸(AA)5部及び酢酸エチル(EtAc)150部を仕込み、アゾビスイソブチロニトリル(AIBN)0.2部を加え、窒素ガス気流中68℃にて8時間重合反応を行なった。反応終了後、酢酸エチルにて希釈し、固形分濃度20重量%に調整し、粘度7.2(Pa・秒)、重量平均分子量105万の粘着ポリマー溶液(Aー1)を得た。
【0035】
<製造例2>
製造例1において、AIBN0.2部をAIBN0.25部と代えた以外は同様にして、粘度3.5(Pa・秒)、重量平均分子量85万の粘着ポリマー溶液(A−2)を得た。
【0036】
<製造例3>
製造例1において、MEA95部をMEA85部、アクリル酸ブチル10部に代えた以外は同様にして、粘度6.8(Pa・秒)、重量平均分子量100万の粘着ポリマー溶液(A−3)を得た。
【0037】
<比較製造例1>
製造例1において、AIBN0.2部をAIBN0.5部に代えた以外は同様にして、粘度1.5(Pa・秒)、重量平均分子量50万の粘着ポリマー溶液(CA−1)を得た。
【0038】
<比較製造例2>
製造例1において、MEA95部の代わりに、アクリル酸n-ブチル(BA)50部及びMEA45部を用いた以外は同様にして、粘度3.6(Pa・秒)、重量平均分子量85万の粘着ポリマー溶液(CA−2)を得た。
【0039】
<比較製造例3>
製造例1において、AA5部の代わりに、アクリル酸2-ヒドロキシエチル(2-HEA)5部を用いた以外は同様にして、粘度7.8(Pa・秒)、重量平均分子量85万の粘着ポリマー溶液(CA−3)を得た。
【0040】
<比較製造例4>
製造例1において、MEA95部、AA5部の代わりに、MEA85部、AA15部を用いた以外は同様にして、粘度9.2(Pa・秒)、重量平均分子量85万の粘着ポリマー溶液(CA−4)を得た。
【0041】
<製造例4>
撹拌機、還流冷却器、温度計及び窒素導入管を備えた反応装置にトルエン100部を仕込み、窒素気流中90℃に昇温した。ついで、メタクリル酸メチル(MMA)99部、メタクリル酸ジメチルアミノエチル(DMAEMA)1部、アゾビスイソブチロニトリル1部を滴下ロートより、2時間かけて滴下し、さらにアゾビスイソブチロニトリル1部を追加してリフラックスさせて5時間重合した。反応終了後、トルエンにて希釈して固形分45%に調整し、粘度10(Pa・秒)、Tg 104℃、重量平均分子量2万の低分子量ポリマー溶液(B−1)を得た。
【0042】
<製造例5>
撹拌機、還流冷却器、温度計及び窒素導入管を備えた反応装置にトルエン100部を仕込み、窒素気流中90℃に昇温した。ついで、メタクリル酸メチル99部、メタクリル酸ジメチルアミノエチル1部、アゾビスイソブチロニトリル1部を滴下ロートより、2時間かけて滴下し、さらにアゾビスイソブチロニトリル1部を追加してリフラックスさせて5時間重合した。反応終了後、トルエンにて希釈して固形分45%に調整し、粘度10(Pa・秒)、Tg 104℃、重量平均分子量4万の低分子量ポリマー溶液(B−2)を得た。
【0043】
<製造例6>
製造例4において、MMA99部、DMAEMA1部の代わりに、MMA92部、DMAEMA8部を用いた以外は同様にして、粘度7.0(Pa・秒)、Tg104℃、重量平均分子量3万の低分子量ポリマー溶液(B−3)を得た。
【0044】
<製造例7>
製造例4において、MMA99部、DMAEMA1部の代わりに、スチレン99部、アクリルアミド1部を用いた以外は同様にして、粘度10(Pa・秒)、Tg105℃、重量平均分子量4万の低分子量ポリマー溶液(B−4)を得た。
【0045】
<比較製造例5>
製造例4において、MMA99部の代わりに、メタクリル酸n-ブチル(n−BMA)99部とした以外は同様にして、粘度10(Pa・秒)、Tg20℃、重量平均分子量4万の低分子量ポリマー溶液(CB−1)を得た。
【0046】
<比較製造例6>
製造例4において、MMA99部、DMAEMA1部の代わりに、MMA100部とした以外は同様にして、粘度10(Pa・秒)、Tg 105℃、重量平均分子量4万の低分子量ポリマー溶液(CB−2)を得た。
【0047】
<比較製造例7>
製造例4において、MMA99部、DMAEMA1部の代わりに、MMA85部、DMAEMA15部とした以外は同様にして、粘度5.0(Pa・秒)、Tg89℃、重量平均分子量2万の低分子量ポリマー溶液(CB−3)を得た。
【0048】
【実施例1】
製造例1で得たポリマー溶液100部(固形分として)に製造例4で得た重合体溶液10部(固形分として)を加え、さらに架橋剤としてエポキシ化合物系架橋剤(テトラッドC、三菱瓦斯化学(株)製)0.05部を加えてよく混合し粘着剤組成物とした。
【0049】
この粘着剤組成物を、厚さ50μmのポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム上に、乾燥後の厚みが25μmとなるように塗布し、80℃で溶媒を除去して乾燥するとともに架橋反応させ、乾燥面に厚み38μmの剥離処理したPETフィルムを貼り合わせて、23℃、65%RHで7日静置し、セパレーター付きの粘着シートを得た。
【0050】
得られた粘着シートについて、次に示す測定方法で、ゲル分率、含水率、耐発泡性、貼付面端部の剥がれ及びヘイズ値を測定した。得られた結果を表2に示す。
【0051】
<ゲル分率の測定>
セパレーター付き粘着シートを50mm×50mmに裁断し、その裁断した粘着シートからから粘着剤を剥がし取り、粘着剤の初期重量を秤量した。その粘着剤を100gの酢酸エチルに浸漬し室温で24時間静置する。その後、200メッシュ金網でろ過し、メッシュに残った残分を80℃で2時間乾燥し、秤量する。
初期の重量及び残分の重量から、次式[I]によりゲル分率を算出する。
【0052】
【数1】
Figure 0004788937
【0053】
<含水率の測定>
厚さ1mmのガラス板を70mm×150mmに裁断し秤量する(この重量をWcとする)。セパレーター付き粘着シートを60mm×130mmに裁断し、剥離処理したPETフイルム(セパレーター)を剥がして粘着シートを秤量する(この重量をWsとする)。この粘着シートを裁断したガラス板に貼り付け、60℃,90%RH雰囲気下に48時間静置した。その後、直ちにその積層体を秤量し(この重量をW1とする)、その積層体から50μmPETフィルムを剥がし、剥がしたPETフィルムを秤量する(この重量をWpとする)。含水率は次式[II]により算出した。
【0054】
【数2】
Figure 0004788937
【0055】
<耐発泡性および剥がれの測定>
含水率と同様に積層体を作製し、80℃,90%RH雰囲気下に48時間静置し、その後23℃,65%RH雰囲気下に1時間静置して、積層体の発泡の有無、貼付面端部での剥がれの有無を目視により観察した。
耐発泡性の評価は、
◎・・・発泡はまったく観察されなかった。
○・・・僅かに微細な発泡が認められるが、実用上、問題ないレベルである。
△・・・微細な発泡が多く、実用上、やや問題があるレベルであった。
×・・・発泡が多く、大きな発泡及びふくれが観察された。
の4段階で行った。
【0056】
<ヘイズ値の測定>
含水率と同様に積層体を作製し、60℃,90%RH雰囲気下に48時間静置し、さらに23℃,65%RH雰囲気下に24時間静置した。その後、積層体の全光線透過率と拡散透過率を測定して、次式[III]によりヘイズ値を算出した。
【0057】
【数3】
Figure 0004788937
【0058】
【実施例2〜7、比較例1〜11】
実施例1において、ポリマー溶液の種類を表1に示すように代えて粘着剤組成物を得るとともに、実施例1と同様の測定を行った。結果を表2に示す。
【0059】
【表1】
Figure 0004788937
【0060】
【表2】
Figure 0004788937
【0061】
【発明の効果】
本発明の粘着剤組成物、及び、透明フィルムの表面に本発明の粘着剤組成物からなる粘着剤層を形成した本発明のディスプレイ用粘着剤は、高温高湿雰囲気下において、基材又は被着体からのアウターガスによる発泡や、粘着剤層中の微細な発泡を抑制するとともに、高温高湿雰囲気下において白化が起こっても、常温・常湿雰囲気下に戻すと透明性が容易に回復するという優れた効果を有するものである。

Claims (5)

  1. (a)(メタ)アクリル酸アルコキシアルキルエステルを主成分とし、これにカルボキシル基含有モノマーを0.1〜10重量%共重合させて得られる重量平均分子量60万以上の粘着性ポリマー100重量部と、(b)メタクリル酸アルキルエステル、メタクリル酸シクロアルキルエステル、メタクリル酸ベンジルまたはスチレンから選ばれる1種または2種以上のモノマーを主成分とし、これにアミノ基含有モノマー又はアミド基含有モノマーを0.5〜10重量%共重合させて得られる、ガラス転移温度が60℃以上で重量平均分子量5万以下の低分子量ポリマー5〜40重量部と、(c)架橋剤0.001〜2.0重量部とを含有することを特徴とする粘着剤組成物。
  2. 架橋剤が、エポキシ化合物であることを特徴とする請求項第1項記載の粘着剤組成物。
  3. 厚さ10〜500μmの透明樹脂フィルムの少なくとも1つの表面に、請求項第1項又は第2項記載の粘着剤組成物からなる粘着剤層を形成したことを特徴とするディスプレイ用粘着シート
  4. 透明基材に貼着し60℃、95%Rh雰囲気に48時間静置したときの含水率が4重量%以上で、23℃、65%Rh雰囲気に取り出して24時間後に測定したヘイズ値が3%以下であることを特徴とする請求項第3項記載のディスプレイ用粘着シート
  5. 透明樹脂フィルムが、少なくとも1つの表面に金属薄膜を有する金属薄膜積層型透明樹脂フィルムであることを特徴とする請求項第3項乃至第4項記載のディスプレイ用粘着シート
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