JP4788790B2 - コンテンツ再生装置、コンテンツ再生方法、プログラム、及びコンテンツ再生システム - Google Patents

コンテンツ再生装置、コンテンツ再生方法、プログラム、及びコンテンツ再生システム Download PDF

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Description

本発明は、コンテンツ再生装置、コンテンツ再生方法、プログラム、及びコンテンツ再生システムに関する。
昨今のデータ通信ネットワークの普及に伴い、ネットワークを介して通信可能な機器間でコンテンツを共有し、当該機器間で、一の機器が所有するコンテンツを他の機器で再生することが可能となっている(例えば、特許文献1を参照)。
また、家庭内においても、家電製品やコンピュータやその他の周辺機器を直接接続したりネットワーク接続したりして、各機器間での通信を可能とする、いわゆるホームネットワークが浸透しつつある。ホームネットワークでは、ネットワーク接続機器間で通信を行うことにより、各機器のデータ処理機能を共有したり、機器間でコンテンツの送受信を行ったりなど、ユーザに利便性や快適性を提供するものであり、今後、ますますの普及が予想される。
このようなホームネットワークを、AV機器、パーソナルコンピュータ(以下、PC)、モバイル機器などを用いて構築する際の規格として、DLNA(Digital Living Network Alliance)がある。
このDLNAに対応したシステムでは、当該システムを構成する機器間で互いに機器認識が可能であること、コンテンツ単位で再生対象を選択することができるなどコンテンツ選択の自由度が高いことなどのメリットがある。
特開2006−80901号公報
しかし、上記DLNAによるホームネットワークを構築するために、DLNAに対応した機器間で接続可能とするための設定を行う必要があるが、この設定には専門的な知識が必要となる場合が多く、ユーザにとって設定の操作が煩雑である、という問題があった。
また、DLNAに対応したコンテンツ再生システムでは、各種コンテンツが、デジタルメディアサーバ(DMS)と呼ばれる機器に格納され、コンテンツディレクトリ(CDS)と呼ばれるフォルダ階層を有する構造でコンテンツの一覧が管理されている。このような階層構造によりコンテンツが管理されているため、ユーザにとっては、再生したいコンテンツの選択が煩雑になる場合がある、という問題もあった。
本発明は、DLNAのメリットを活かしつつ、機器間の接続の設定やコンテンツの選択を簡易なものとすることが可能な、コンテンツ再生装置、コンテンツ再生方法、プログラム、及びコンテンツ再生システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、第1の通信規格に則した第1の外部機器から、当該第1の外部機器により選択されたコンテンツデータの再生の要求を受信する再生要求受信部と、前記再生要求受信部により受信された前記要求に応じて、前記第1の外部機器により選択されたコンテンツデータを格納している前記第1の通信規格に則した第2の外部機器から、前記コンテンツデータを取得するコンテンツデータ取得部と、前記コンテンツデータ取得部により取得された前記コンテンツデータを再生するコンテンツ再生部と、前記第1の通信規格での通信が可能なデータを、前記第1の通信規格と異なる第2の通信規格での通信が可能なデータに変換するデータ変換部と、を備える、コンテンツ再生装置が提供される。
前記コンテンツ再生装置は、前記データ変換部により変換された前記第2の通信規格での通信が可能なデータを前記第2の通信規格に則した第3の外部機器に送信する変換データ送信部をさらに備える、請求項1に記載のコンテンツ再生装置。
前記データ変換部は、前記第3の外部機器から、前記コンテンツ再生装置に所定の処理を実行させるための処理指令信号を受信した場合に、前記処理指令信号を前記第1の通信規格での通信が可能な信号に変換して前記コンテンツ再生部に出力し、前記コンテンツ再生部は、変換後の前記処理指令信号に基づいて、所定の処理を実行してもよい。
前記データ変換部が複数設けられており、各前記データ変換部は、前記第3の外部機器が複数存在する場合に、互いに相異なる前記第3の外部機器からのデータを受信してもよい。
前記各データ変換部は、他の前記データ変換部との間でデータ伝送が可能であってもよい。
前記第2の通信規格は、オーディオ信号を含むデータを伝送する経路であるチャンネルを複数用いて、前記第2の通信規格により通信可能な機器間で、2.4GHz帯を用いた無線による前記データの伝送が可能な規格であってもよい。
前記データ変換部は、前記第1の外部機器から、前記第3の外部機器における前記コンテンツデータの再生音量を調整するための音量制御信号を受信し、当該受信した前記音量制御信号を変換して前記変換データ送信部に出力し、前記変換データ送信部は、前記変換された前記音量制御信号を前記第3の外部機器に送信してもよい。
前記データ変換部は、前記コンテンツデータの送信が、前記複数のチャンネルのそれぞれで異なる音源種別の前記オーディオ信号が伝送される第1のデータ伝送方式と、前記複数のチャンネルのそれぞれで同一の音源種別の前記オーディオ信号が伝送される第2のデータ伝送方式のいずれを用いて行われているかを判別してもよい。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、第1の通信規格に則した第1の外部機器からの制御に基づいて第2の外部機器で再生されているコンテンツデータを、前記第2の外部機器から、前記第1の通信規格とは異なる第2の通信規格での通信により取得するコンテンツデータ取得部と、前記コンテンツデータ取得部により取得された前記コンテンツデータを再生するコンテンツ再生部と、を備える、コンテンツ受信装置が提供される。
前記コンテンツ受信装置は、前記第2の外部機器に所定の処理を実行させるための処理指令信号を生成する処理指令信号生成部と、前記処理指令信号生成部により生成された前記処理指令信号を、前記第2の通信規格に則した信号として前記第2の外部機器に送信する処理指令信号送信部と、をさらに備えていてもよい。
前記第2の通信規格は、オーディオ信号を含むデータを伝送する経路であるチャンネルを複数用いて、前記第2の通信規格により通信可能な機器間で、2.4GHz帯を用いた無線による前記データの伝送が可能な規格であってもよい。
前記コンテンツ受信装置は、前記第1の外部機器から前記第2の外部機器に対して、前記コンテンツ受信装置における前記コンテンツデータの再生音量を調整するための音量制御信号が、前記第1の通信規格での通信が可能なデータとして送信された場合に、前記第2の外部機器により、前記第2の通信規格での通信が可能なデータに変換された前記音量制御信号を受信する制御信号受信部をさらに備え、前記コンテンツ再生部は、前記制御信号受信部により受信された前記音量制御信号に基づいて、再生中の前記コンテンツデータの再生音量を調整してもよい。
また、上記課題を解決するために、本発明のさらに別の観点によれば、第1の通信規格に則した第1の外部機器から、当該第1の外部機器により選択されたコンテンツデータの再生の要求を受信するステップと、受信された前記要求に応じて、前記第1の外部機器により選択されたコンテンツデータを格納している前記第1の通信規格に則した第2の外部機器から、前記コンテンツデータを取得するステップと、取得された前記特定のコンテンツデータを再生するステップと、再生されている前記コンテンツデータを、前記第1の通信規格と異なる第2の通信規格での通信が可能なデータに変換するステップと、変換された前記コンテンツデータを、前記第2の通信規格に則した第3の外部機器に送信するステップと、を含む、コンテンツ再生方法が提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明のさらに別の観点によれば、第1の通信規格に則した第1の外部機器からの制御に基づいて第2の外部機器で再生されているコンテンツデータが、前記第2の外部機器により、前記第1の通信規格とは異なる第2の通信規格での通信が可能なデータに変換された場合に、前記変換後のコンテンツデータを取得するステップと、取得された前記コンテンツデータを再生するステップと、を含む、コンテンツ再生方法が提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明のさらに別の観点によれば、コンピュータに、第1の通信規格に則した第1の外部機器から、当該第1の外部機器により選択されたコンテンツデータの再生の要求を受信する再生要求受信機能と、前記再生要求受信部により受信された前記要求に応じて、前記第1の外部機器により選択されたコンテンツデータを格納している前記第1の通信規格に則した第2の外部機器から、前記コンテンツデータを取得するコンテンツデータ取得機能と、前記コンテンツデータ取得部により取得された前記コンテンツデータを再生する再生機能と、前記第1の通信規格での通信が可能なデータを、前記第1の通信規格と異なる第2の通信規格での通信が可能なデータに変換するデータ変換機能と、を実現させるためのプログラムが提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明のさらに別の観点によれば、コンピュータに、第1の通信規格に則した第1の外部機器からの制御に基づいて第2の外部機器で再生されているコンテンツデータが、前記第2の外部機器により、前記第1の通信規格とは異なる第2の通信規格での通信が可能なデータに変換された場合に、前記変換後のコンテンツデータを取得するコンテンツ取得機能と、前記コンテンツデータ取得部により取得された前記コンテンツデータを再生する再生機能と、を実現させるためのプログラムが提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明のさらに別の観点によれば、所定のコンテンツデータが格納されている記憶部と、第1の通信規格に則した外部機器に前記コンテンツデータを提供するコンテンツデータ提供部と、を有するコンテンツ管理サーバと、前記コンテンツ管理サーバで管理されている前記コンテンツデータの一覧を取得するコンテンツデータ取得部と、取得した前記コンテンツデータの一覧の中から選択されたコンテンツデータの再生を、前記第1の通信規格に則した外部機器に要求する再生装置制御部と、を有する再生制御装置と、前記再生制御装置からの前記要求に応じて、前記コンテンツ管理サーバから前記再生制御装置により選択されたコンテンツデータを取得するコンテンツ取得部と、取得した前記コンテンツデータを再生するコンテンツ再生部と、前記第1の通信規格での通信が可能なデータを前記第1の通信規格と異なる第2の通信規格での通信が可能なデータに変換するデータ変換部と、前記データ変換部により変換された前記第2の通信規格での通信が可能なデータを前記第2の通信規格に則した外部機器に送信する変換データ送信部と、を有するコンテンツ再生装置と、前記コンテンツ再生装置により再生されている前記コンテンツデータを、前記コンテンツ再生装置から、前記第2の通信規格での通信により取得するコンテンツ取得部と、前記コンテンツデータ取得部により取得された前記コンテンツデータを再生するコンテンツ再生部と、を有するコンテンツ受信装置と、を備える、コンテンツ再生システムが提供される。
本発明によれば、DLNAのメリットを活かしつつ、機器間の接続の設定やコンテンツの選択を簡易なものとすることが可能な、コンテンツ再生装置、コンテンツ再生方法、プログラム、及びコンテンツ再生システムを提供することができる。
ホームネットワーク上におけるコンテンツの共有方法および再生方法について説明するための説明図である。 DLNAにおけるコンテンツの管理方法を説明するための説明図である。 無線オーディオ信号伝送技術における各機器を表す図を説明するための説明図である。 無線オーディオ信号伝送技術における機能の概要を説明するための説明図である。 無線オーディオ信号伝送技術における機器接続について説明するための説明図である。 無線オーディオ信号伝送技術における機器接続について説明するための説明図である。 無線オーディオ信号伝送技術における機器接続について説明するための説明図である。 無線オーディオ信号伝送技術における機器接続について説明するための説明図である。 無線オーディオ信号伝送技術における接続IDの機能について説明するための説明図である。 無線オーディオ信号伝送技術における接続IDの機能について説明するための説明図である。 無線オーディオ信号伝送技術における親機のモードを説明するための説明図である。 無線オーディオ信号伝送技術における親機のモードを説明するための説明図である。 無線オーディオ信号伝送技術における親機のモードを説明するための説明図である。 無線オーディオ信号伝送技術における親機のモードを説明するための説明図である。 無線オーディオ信号伝送技術におけるサブチャンネルの種類の一例を説明するための説明図である。 無線オーディオ信号伝送技術におけるメイン子機が再生可能なオーディオ信号について説明するための説明図である。 無線オーディオ信号伝送技術におけるサブ子機が再生可能なオーディオ信号について説明するための説明図である。 本発明の実施の形態に係るコンテンツ再生システムの全体構成を示す説明図である。 同実施形態に係るコンテンツ再生装置の機能構成を示すブロック図である。 同実施形態に係るコンテンツ再生装置の無線通信制御部の機能構成を示すブロック図である。 同実施形態に係るコンテンツ受信装置の機能構成を示すブロック図である。 同実施形態に係るコンテンツ受信装置の伝送制御部の機能構成を示すブロック図である。 同実施形態に係る再生制御装置の機能構成を示すブロック図である。 同実施形態に係るコンテンツ管理サーバの機能構成を示すブロック図である。 同実施形態に係るコンテンツ再生装置のハードウェア構成を示すブロック図である 同実施形態に係るコンテンツ再生システムの第1のユースケースを説明するための説明図である。 同実施形態に係るコンテンツ再生システムの第2のユースケースを説明するための説明図である。 同実施形態に係るコンテンツ再生システムの第3のユースケースを説明するための説明図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
なお、説明は以下の順序で行うものとする。
1.基盤技術
1−1.DLNAについて
1−2.無線オーディオ信号伝送技術について
2.各基盤技術のメリット及びデメリット
3.本発明の実施の形態
4.まとめ
<1.基盤技術>
まず、本発明の各実施形態について説明するに先立ち、本発明の各実施形態に係るコンテンツ再生システムを実現する上で基盤をなす技術的事項(以下、単に、「基盤技術」と称する場合がある。)について詳細に説明する。なお、本発明の各実施形態は、以下に記載する基盤技術の上に改良を加えることにより、より顕著な効果を得ることができるように構成されたものである。従って、その改良に係る技術こそが本実施形態の特徴をなす部分である。すなわち、本実施形態は、ここで述べる技術的事項の基礎概念を踏襲するが、その本質はむしろ改良部分に集約されており、その構成が明確に相違すると共に、その効果において基盤技術とは一線を画するものである。
[1−1.DLNAについて]
以下では、基盤技術として、現在提案されているホームネットワーク上におけるコンテンツ共有方法及び再生方法について、図1及び図2を参照しながら、詳細に説明する。図1は、ホームネットワーク上におけるコンテンツの共有方法および再生方法について説明するための説明図である。図2は、DLNAによるコンテンツの管理方法を説明するための説明図である。
現在、AV機器、パーソナルコンピュータ、モバイル機器などを用いてホームネットワークを構築する際の規格として、DLNA(Digital Living Network Alliance)がある。
このDLNAのガイドラインでは、図1に示すように、写真・音楽・ビデオといったコンテンツを、デジタルメディアサーバ(Digital Media Server:DMS)1001と呼ばれる機器に格納し、コンテンツディレクトリ(Content Directory Service:CDS)と呼ばれる、フォルダ階層を持った構造でコンテンツ一覧を管理する。CDS内の各コンテンツには、一意に識別するためのID値とコンテンツの詳細情報であるメタデータおよびコンテンツデータの取得先を示すURLが与えられている。
ここで、図2を参照しながら、CDSにより管理されるコンテンツの階層構造について説明する。
以下の説明において、個々のコンテンツまたは複数のコンテンツを格納したフォルダなどを、オブジェクトと呼ぶこととする。なお、オブジェクトとは、DMS1001によって処理されるデータ単位の総称であり、個々のコンテンツまたは複数のコンテンツを格納したフォルダ以外にも、様々なオブジェクトが存在しうる。このオブジェクトとしては、例えば、映画、テレビジョン番組、ビデオプログラム、図表などの動画又は静止画からなる画像コンテンツ、音楽、講演、ラジオ番組などの音声コンテンツや、ゲームコンテンツ、文書コンテンツ、ソフトウェアなど、任意のコンテンツデータであってもよい。映像コンテンツは、映像データのみならず、音声データを含んでいてもよい。
また、コンテンツの最小単位、例えば、1つの音楽データ(曲)、1つの動画データ、1つの静止画データなどを、アイテム(item)と呼ぶこととする。また、ライブストリーミングデータの場合には、1つのチャンネルが1アイテムとして扱われる。
また、上記のアイテムの集合として規定されるアイテムの上位オブジェクトを、コンテナ(container)と呼ぶ。集合の単位は、例えば、各オブジェクトの物理的な記憶位置に基づく集合、各オブジェクトの論理的関係に基づく集合、カテゴリに基づく集合など、様々に設定されうる。
また、以下に説明する図2に示す例では、CDSにより管理されるコンテンツが音楽コンテンツである場合を例に挙げて説明するが、本発明の実施の形態におけるコンテンツは、音楽コンテンツには限定されない。さらに、以下の説明では、CDSにより管理されるコンテンツが音楽コンテンツである場合の階層構造を「ミュージックツリー」と称することとする。
図2に示されているミュージックツリーの全体構造から明らかなように、ミュージックコンテンツは、第1階層から第7階層までの7つの階層から構成されており、第1階層として[ROOT]コンテナ501が配置されている。なお、「ROOT」とは、IDとして0が割り当てられたコンテナであり、ミュージックツリーにおいて、最上位層に位置するコンテナというサービスを提供可能である旨を表す識別子である。
この第1階層の直下には、[ミュージック]コンテナ505が配置されている。この[ミュージック]コンテナ505が、第2階層となる。[ミュージック]コンテナ505の子コンテナとして、第3階層に位置する5つのコンテナが配置されている。第3階層に位置するコンテナには、例えば、[プレイリスト]コンテナ551と、[アーティスト]コンテナ553と、[アルバム]コンテナ555と、[ジャンル]コンテナ557と、[すべて]コンテナ559とが含まれる。
[プレイリスト]コンテナ551は、コンテンツ管理サーバ40の所有者が設定したプレイリストが分類されるコンテナである。この[プレイリスト]コンテナ551の子コンテナには、コンテンツ管理サーバ40の所有者が設定した個別のプレイリストが分類される、[個別プレイリスト]コンテナ561が配置される。なお、図2に第4階層として記載されている[個別プレイリスト]コンテナ561は、1つのみであるが、実際には、複数の[個別プレイリスト]コンテナ561が配置される。また、複数の[個別プレイリスト]コンテナ561の下の階層には、アイテムとして、それぞれのプレイリストに含まれている複数のミュージックコンテンツ563が対応付けられる。
[アーティスト]コンテナ553は、ミュージックコンテンツが、コンテンツの属性情報に記載されているアーティスト情報に基づいて分類されるコンテナである。この[アーティスト]コンテナ553の子コンテナには、各アーティストの名前やグループ名などに応じた[個別アーティスト]コンテナ565が配置される。なお、図2に第4階層として記載されている[個別アーティスト]コンテナ565は1つのみであるが、実際には、コンテンツの属性情報に記載されているアーティスト情報に基づいて、複数の[個別アーティスト]コンテナ565が配置される。
上記の複数の[個別アーティスト]コンテナ565には、それぞれ子コンテナとして、[すべて]コンテナ567と、[個別アルバム]コンテナ569が配置されてもよい。[すべて]コンテナ567には、[すべて]コンテナ567の親コンテナに対応するアーティストの、全てのミュージックコンテンツ563が、アイテムとして対応付けられる。また、[個別アルバム]コンテナ569は、[個別アルバム]コンテナ569の親コンテナに対応するアーティストについて、コンテンツ管理サーバ40が管理している全てのアルバムが、配置される。なお、図2に第5階層として記載されている[個別アルバム]コンテナ569は1つのみであるが、実際には、親コンテナに対応するアーティストのアルバムの種類に応じて、複数配置される。また、複数の[個別アルバム]コンテナ569の下の階層には、各アルバムに収録されているミュージックコンテンツ563が、アイテムとして対応付けられる。
[アルバム]コンテナ555は、ミュージックコンテンツが、コンテンツの属性情報に記載されているアルバム情報に基づいて分類されるコンテナである。この[アルバム]コンテナ555の子コンテナには、アーティスト名などを問わず、コンテンツ管理サーバ40が管理する全てのアルバムが割り当てられる、[個別アルバム]コンテナ571が配置される。なお、図2に第4階層として記載されている[個別アルバム]コンテナ571は1つのみであるが、実際には、コンテンツの属性情報に記載されているアルバム情報に基づいて、複数の[個別アルバム]コンテナ571が配置される。また、複数の[個別アルバム]コンテナ571の下の階層には、アイテムとして、それぞれのアルバムに収録されている複数のミュージックコンテンツ563が対応付けられる。
[ジャンル]コンテナ557は、ミュージックコンテンツが、コンテンツの属性情報に記載されているジャンル情報に基づいて分類されるコンテナである。この[ジャンル]コンテナ557の子コンテナには、アーティスト名やアルバム名などを問わず、コンテンツ管理サーバ40が管理する全てのミュージックコンテンツがコンテンツの属性情報に記載されているジャンル情報に基づいて割り当てられる、[個別ジャンル]コンテナ573が配置される。なお、図2に第4階層として記載されている[個別ジャンル]コンテナ573は1つのみであるが、実際には、コンテンツの属性情報に記載されているジャンル情報に基づいて、複数の[個別ジャンル]コンテナ573が配置される。
[個別ジャンル]コンテナ573の子コンテナには、例えば、[すべてのアーティスト]コンテナ575と、[すべて]コンテナ577と、[個別アーティスト]コンテナ579とが配置される。
[すべてのアーティスト]コンテナ575は、親コンテナの個別ジャンルと同一のジャンル情報がコンテンツの属性情報に記載されているミュージックコンテンツが、アーティスト名を問わず分類されるコンテナである。[すべてのアーティスト]コンテナ575の子コンテナには、[個別ジャンル]コンテナ573と同一のジャンルに分類される全てのアルバムがアルバムごとに分類される、[個別アルバム]コンテナ581が配置される。さらに、[個別アルバム]コンテナ581の下の階層には、それぞれのアルバムに収録されているミュージックコンテンツ563が、対応付けられる。
[すべて]コンテナ577は、親コンテナである[個別ジャンル]コンテナ573のジャンルと同一のジャンル情報を有する全てのミュージックコンテンツが分類されるコンテナである。この[すべて]コンテナ577の下の階層には、[個別ジャンル]コンテナ573と同一のジャンル情報を有する全てのミュージックコンテンツ563が対応付けられる。
[個別アーティスト]コンテナ579は、親コンテナである[個別ジャンル]コンテナ573のジャンルと同一のジャンル情報を有する全てのミュージックコンテンツが、アーティスト名ごとに分類されるコンテナである。図2に第5階層として配置されている[個別アーティスト]コンテナ579は1つのみであるが、実際には、親コンテナの個別ジャンルと同一のジャンルに属するアーティストの分だけ、複数のコンテナが配置される。[個別アーティスト]コンテナ579の子コンテナには、それぞれのアーティストについて、[すべて]コンテナ583と、[個別アルバム]コンテナ585とが配置される。[すべて]コンテナ583の下位の階層には、[個別ジャンル]コンテナ573と同一のジャンルに属するミュージックコンテンツのうち、[個別アーティスト]コンテナ579に属するアーティストのミュージックコンテンツ563が、全て対応付けられる。また、[個別アルバム]コンテナ585には、[個別ジャンル]コンテナ573と同一のジャンルに属するミュージックコンテンツのうち、[個別アーティスト]コンテナ579に属するアーティストのミュージックコンテンツが、アルバムごとに対応付けられる。[個別アルバム]コンテナ585の下の階層には、アルバムに収録されているミュージックコンテンツ563が、それぞれ対応付けられる。
[すべて]コンテナ559は、コンテンツ管理サーバ40が管理しているミュージックコンテンツの全てが分類されるコンテナである。この[すべて]コンテナ559の下位の階層には、コンテンツ管理サーバ40が管理しているミュージックコンテンツ563が、アイテムとして割り当てられる。なお、この[すべて]コンテナ559は、クライアント機器30が、ミュージックコンテンツのシャッフル演奏などを実行したい場合などに利用することが可能である。
上記のようなミュージックツリーが生成されることで、クライアント機器30がコンテンツの閲覧や検索を行う際には、第1階層から順に、各階層において適切なコンテナを選び、選択したコンテナの子コンテナを更に検索していくことで、コンテンツの閲覧や検索を行うことができる。
以上、図2を参照しながら説明した階層構造によりコンテンツを管理するCDSは、ホームネットワーク1003上の他の機器に公開される。そして、コンテンツ再生をするクライアント機器は、DMS上のCDSを辿ってコンテンツを選択し、URLで示されるコンテンツデータをデジタルメディアサーバ1001から取得し、再生を行う。ここで、DMS1001とクライアント機器との間の通信(例えば、一覧取得、コンテンツデータ取得などの相互間通信)に用いられるプロトコルには、HTTPが用いられる。
また、DLNAガイドラインでは、図1に示すように、自らは能動的にコンテンツ一覧を辿らず、他の機器から指定されたコンテンツの再生だけを専門に行うレンダラー(Digital Media Renderer:DMR)と呼ばれる機器1005を規定している。DMR1005は、再生対象となるコンテンツのURLが通知されると、そのURLで示される先のコンテンツデータをHTTPを使って取得し、再生を行う。DMR1005に対して、コンテンツの指定や再生・停止・シークといった操作を行う機器をコントローラ(Digital Media Controller:DMC)1007と呼ぶ。DMC1007は、一般にDMS1001上のCDSを辿ってコンテンツを選択する機能を持つ。図1に示したような、DMS・DMC・DMRで構成されるコンテンツ共有・再生の通信モデルは、3−Boxモデルと呼ばれる。
また、DLNAに対応した機器(例えば、DMS、DMC、DMR)間では、UPnP(Universal Plug & Play)のアドレッシング機能を用いて、TCP/IPの通信が可能な状態となり、UPnPのディスカバリ機能を用いてお互いの機器認証を行う。これにより、各機器は、接続可能な機器を認識し、すなわち、ネットワークの構成を把握し、目的とする電子機器との間で通信を行うことができるようになる。
なお、上記のDMS・DMC・DMRといった機器は、それぞれが持つ機能に基づいて分類された概念上の機器であるため、物理的なハードウェアと一対一に対応していなくてもよい。また、機器間の通信は、IPv4をベースとし、その上に組み立てられるプロトコル(例えば、TCP・UDPやHTTP・SOAPなど)で行われるため、各機器を実装するハードウェアは、インターネットプロトコル(Internet Protocol:IP)を扱うことができる通信機能(典型的には、イーサネット(登録商標)や無線LANなど)を有することが前提となる。
[1−2.無線オーディオ信号伝送技術について]
次に、上述したDLNAの他に、本発明の実施の形態における基盤技術の一例として、DLNAとは異なる通信規格により通信可能な機器間で、無線によりオーディオ信号を含むデータを伝送する技術(以下、「無線オーディオ信号伝送技術」(S−AIR[登録商標])という。)がある。以下、図3〜図9Bを参照しながら、無線オーディオ信号伝送技術について説明する。
まず、無線オーディオ信号伝送技術を説明する上で使用する用語について、以下のように定義する。
(1)ソース:オーディオ信号の音源である。
(2)チャンネル:オーディオ信号やデータなどを伝送するための経路である。無線オーディオ信号伝送技術では、例えばステレオ4チャンネルのオーディオ信号の伝送が可能であるため、オーディオ伝送のチャンネルを、順にCH1、CH2、CH3、CH4と表すこととする。
(3)メインチャンネル:メイン子機が再生することが可能なチャンネルである。メインチャンネルには、基本的に独立したソースが割り当てられる。なお、メイン子機については、以下で改めて定義する。
(4)サブチャンネル:サブ子機が再生することが可能なチャンネルである。サブチャンネルには、主に一つのソースから派生したオーディオ信号が、サラウンド用オーディオ信号として割り当てられる。なお、サブ子機については、以下で改めて定義する。
(5)親機:オーディオ信号を送信することが可能な機器である。親機は、機器の能力により、サラウンドモードかマルチソースモードの状態をとる。サラウンドモードの親機は、CH(チャンネル)1のみがメインチャンネルとなり、他のCHはサブチャンネルとなる。マルチソースモードの親機はすべてのチャンネルがメインチャンネルとなる。
(6)子機:オーディオ信号を受信することが可能な機器である。子機は、メインチャンネルを再生するメイン子機、または、サブチャンネルを再生するサブ子機の状態をとる。
(7)メイン子機:親機のメインチャンネルを再生する子機である。親機がサラウンドモードの場合は、親機にリンクするすべてのメイン子機がCH1を再生することが可能である。親機がマルチソースモードの場合は、個々のメイン子機が、CH1、CH2、CH3、CH4から一つのチャンネルを選択して再生することが可能である。
(8)サブ子機:親機のサブチャンネルを再生する子機である。親機がサラウンドモードの場合は、サブ子機は、チャンネルマッピングに応じて、自身の持つ機能に合致する親機のサブチャンネルを選択して再生することが可能である。親機が自身の持つサブチャンネル機能を有していない場合は、再生を行わない。また、親機がマルチソースモードの場合は、サブ子機は、親機とリンクすることができない。
(9)接続ID:親機と子機の誤接続を防ぐための識別子である。
(10)シンク:親機と子機とが通信可能な状態にあることを表す用語である。
(11)リンク:親機と子機とがシンクした後に所定の手順を踏み、実際にオーディオ信号が再生可能になった状態を表す用語である。
(12)ROOM(ルーム):親機が同時に再生・送信可能なソースの数を表す単位である。無線オーディオ信号伝送技術では、親機自身が再生するソースをMAIN ROOM(メインルーム)と規定し、ワイヤレスオーディオ伝送のチャンネルをCH1、CH2、CH3、CH4に送信するソースを、それぞれROOM1、ROOM2、ROOM3、ROOM4と規定する。親機がサラウンドモードの場合は、CH1のみがメインチャンネルとなるため、再生・送信可能なソースの数はMAIN ROOMとROOM1の2ROOMとなる。同様に、親機がマルチソースモードの場合は、MAIN ROOMとROOM1〜4の最大5ROOMとなる。
(13)FUNCTION(ファンクション):機器の持つ機能を表す用語である。子機が複数の機能を持つ場合は、本基盤技術も一つのファンクションとなる。
なお、以下の図4〜図9Bに示した例(ユースケース)では、親機、子機を図3に示したように表すこととする。図3は、無線オーディオ信号伝送技術における各機器を表す図を説明するための説明図である。図3に示したように、以下の図4〜図9Bでは、親機を符号1のように表すこととする。また、メイン子機を符号2のように表すこととし、サブ子機を符号3または符号4のように表すこととする。
次に、図4を参照しながら、無線オーディオ信号伝送技術における機能の概要について、詳細に説明する。図4は、無線オーディオ信号伝送技術における機能の概要を説明するための説明図である。
無線オーディオ信号伝送技術は、一台の親機から複数台の子機に対してオーディオ信号を伝送する通信規格であり、例えば以下に示した特徴を有する。
(1)デジタルワイヤレス光伝送技術の後継として使用可能であり、簡易マルチルームシステムを実現することが可能である。
(2)CDクオリティで、ステレオ2チャンネルのリニアPCMオーディオ信号を、同時に4本伝送することが可能である。
(3)オーディオチャンネルとは別にデータチャンネルを持ち、親機・子機間の通信が可能である。
(4)2.4GHz帯のワイヤレス通信システムであるが、Bluetooth(登録商標)や無線LAN(IEEE 802.11b/gなど)と互換性を持たない。
また、例えば図4に示したように、基本的に接続IDが親機と子機で一致していれば、電源を投入するだけで親機と子機がリンクし、ワイヤレスでの音楽再生が可能となる。
(親機機能の概要)
無線オーディオ信号伝送技術における親機は、例えば、オーディオ信号を子機に伝送可能であり、子機のボリュームを調整可能であり、また、子機の状態を取得可能である。
(子機機能の概要)
無線オーディオ信号伝送技術における子機は、親機から送信されたオーディオ信号を再生可能であり、サラウンド子機またはメイン子機として使用可能であり、親機から送信されたデータを表示可能である。また、子機の中には、親機の走行状態を操作可能なものも存在する。
(親機と子機の接続について)
以下では、親機に設けられたCPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、DSP(Digital Signal Processor)、外部機器通信部などからなる接続制御部、または、子機に設けられたCPU、ROM、RAM、DSP、外部機器通信部などからなる接続制御部の少なくともいずれかが有する機能について、詳細に説明する。なお、親機および子機に設けられた接続制御部は、以下で説明する各機能に特化した複数の処理部を更に有していてもよい。
(接続可能な機器について)
次に、図5A〜図5Dを参照しながら、無線オーディオ信号伝送技術において接続が可能な機器について、詳細に説明する。図5A〜図5Dは、それぞれ無線オーディオ信号伝送技術における機器接続について説明するための説明図である。無線オーディオ信号伝送技術では、例えば図5Aに示したように、親機と子機との間でのみ接続が可能である。接続が行われた親機−子機間では、親機から子機へオーディオソースが伝送される。なお、図5Aでは、親機1とメイン子機2との間の接続のみを図示しているが、親機とサブ子機との間の接続も可能である。
また、例えば図5Bに示したように、親機1と、この親機とは異なる親機1との接続はできない。また、例えば図5Cに示したように、メイン子機2と、このメイン子機とは異なるメイン子機2との接続、および、メイン子機2とサブ子機との接続はできない。
なお、例えば図5Dに示したように、1台の親機1に複数の子機を接続することが可能であり、それぞれの子機から親機の音を出力(再生)することが可能である。
すなわち、無線オーディオ信号伝送技術においては、子機は、接続した親機の音楽ソースを再生することが可能であり、表示機能のある子機は、親機から伝送された各種情報を表示することが可能である。また、親機は、子機において行われた操作に対応することができる。さらに、無線オーディオ信号伝送技術においては、親機同士および子機同士の接続は不可能である。
(機器接続の手続)
無線オーディオ信号伝送技術では、簡単な手続きで親機と子機とを接続させることが可能であり、親機から送信される音楽を子機で再生することができる。すなわち、親機の電源がオンとなり、子機の電源がオンとなると、親機および子機の接続制御部が親機−子機間のリンクを試みる。ここで、親機と子機との接続IDが同じであれば、親機および子機の接続制御部は、親機−子機間の接続を完了する。リンクが完了すると、子機のオーディオ信号再生部は、親機から送信された音楽ソースの再生が可能となる。
(接続IDについて)
次に、図6Aおよび図6Bを参照しながら、接続IDの機能について詳細に説明する。図6Aおよび図6Bは、無線オーディオ信号伝送技術における接続IDの機能について説明するための説明図である。
無線オーディオ信号伝送技術における接続IDは、子機の接続IDを、聴きたい親機(接続したい親機)の接続IDに合わせることで、所望の親機と接続を確立するために使用するものである。無線オーディオ信号伝送技術では、双方向通信に利用する周波数帯域を、いくつかの領域に区分けしており、接続IDは、これらの区分けされた領域にそれぞれ関連付けられている。無線オーディオ信号伝送技術では、親機が複数台存在するとき、接続IDを区別することで、例えば最大3台の親機を共存させることが可能である。図6Aおよび図6Bでは、接続IDとして、A、B、Cの3つが存在する場合について図示している。
例えば図6Aに示した例は、接続IDがAに設定されている親機1と、接続IDがAに設定されているメイン子機2が2台存在している場合である。メイン子機2が親機1との接続を確立しようとする場合には、親機1またはメイン子機2の少なくともいずれかの接続制御部は、接続を希望する機器に対して、自身に設定されている接続IDを送信する。接続IDを受信した機器の接続制御部は、接続IDが一致しているか否かを判定して、接続を確立するか否かを判断する。図6Aに示した例では、親機1と2台のメイン子機2の接続IDが同一であるため、2台のメイン子機2は、それぞれ親機1と接続を確立することが可能である。
また、例えば図6Bに示したように、同一エリア内に複数の親機が存在している場合であっても、親機1の接続IDを異なる値に設定することで、複数の親機は共存することが可能となる。なお、同一エリア内に共存できる親機の台数は、接続IDの個数に応じて変化する。図6Aおよび図6Bに示した例では、接続IDの個数が3つであるため、同一エリアに共存できる親機の台数は、最大3台となる。
また、一台の親機に接続できる子機の台数は、任意の値に設定することが可能であるが、例えば、メイン子機・サブ子機あわせて最大で10台まで保証するように設定してもよい。同様に、一つのサブチャンネルに接続できるサブ子機の台数は、任意の値に設定することが可能であるが、例えば、一つのサブチャンネルに対して最大2台のサブ子機が接続可能となるように設定してもよい。
(接続IDの切り替え)
接続IDの異なる親機/子機が同一エリア内に存在する場合には、親機/子機の接続IDを切り換えた時点で、親機−子機間で直ちに接続が開始され、同一の接続IDが設定された親機で出力されているオーディオソースが子機から再生される。
接続IDの切り替えは、親機または子機に図6Aに示したようなスライドスイッチがある場合には、スイッチを設定したい接続IDにあわせることで実行される。また、親機または子機に表示部が存在する場合には、設定メニューなどを操作することで、ソフトウェア的に機器の接続IDを設定することが可能である。接続IDの切り替えが行われると、各機器の接続制御部は、双方向通信に用いられる周波数帯域を、設定に応じて所定の周波数帯域に変更する。
例えば上述のような方法で接続IDを切り替えることで、子機は、子機の選択した接続IDと同じ接続IDに設定されている親機のオーディオソースを再生することが可能となる。
以上、親機または子機の少なくとも何れかが有する接続制御部の主な機能の一例について説明したが、接続制御部の機能は上述のものに限定されるわけではない。
(親機−子機間のオーディオ信号の伝送について)
以下では、親機に設けられたCPU、ROM、RAM、DSP、外部機器通信部などからなる伝送制御部、または、子機に設けられたCPU、ROM、RAM、DSP、外部機器通信部などからなる伝送制御部の少なくともいずれかが有する機能について、詳細に説明する。なお、親機および子機に設けられた伝送制御部は、以下で説明する各機能に特化した複数の処理部を更に有していてもよい。
〔親機のモードについて〕
親機は、1つのメインチャンネルと最大3つのサブチャンネルをもつサラウンドモードと、最大4つのメインチャンネルをもつマルチソースモードのどちらかの状態をとる。また、親機は、サラウンドモード、マルチソースモードいずれの場合であっても、リンク時にチャンネルマッピングを子機に通知する。チャンネルマッピングは、親機が複数のチャンネルそれぞれで送信しているオーディオ信号の種別を表す情報である。また、親機は、親機のチャンネルマッピングが変更になるイベントが発生した場合に、その都度チャンネルマッピングを変更して、変更後のチャンネルマッピングを子機に通知する。
〔サラウンドモード〕
次に、図7Aおよび図7Bを参照しながら、親機のモードの一つであるサラウンドモードについて、詳細に説明する。図7Aおよび図7Bは、無線オーディオ信号伝送技術における親機のモードを説明するための説明図である。
サラウンドモードの親機は、1つのメインチャンネルと最大3チャンネルのサブチャンネルを有する。また、親機の伝送制御部は、それぞれのサブチャンネルに対して、親機のサラウンドソースを任意に割り当てることが可能である。
例えば図7Aでは、CH1に、メインチャンネルのステレオ出力が割り当てられ、CH2〜CH4の3つのチャンネルには、ステレオ3チャンネル分のサブチャンネルが割り当てられている。サラウンドモードでは、例えば図7Bに示したように、CH1にメインチャンネルとしてDVDのフロント成分(L/R成分)のオーディオ信号を割り当て、CH2〜CH4には、DVDに元から記録されている3種類のサラウンド信号が割り当てられている。また、親機の音場設定に基づいて、メインチャンネルにDVDダウンミックスのオーディオ信号が割り当てられてもよく、サブチャンネルに親機で生成されたサラウンド成分が割り当てられてもよい。
〔マルチソースモード〕
次に、図7Cおよび図7Dを参照しながら、親機のモードの一つであるマルチソースモードについて、詳細に説明する。図7Cおよび図7Dは、無線オーディオ信号伝送技術における親機のモードを説明するための説明図である。
マルチソースモードの親機は、最大4チャンネルのメインチャンネルを有する。また、親機の伝送制御部は、それぞれのメインチャンネルに対して、親機の持つメインソースを任意に割り当てることが可能である。
例えば図7Cでは、CH1〜CH4の4つのステレオチャンネルに、それぞれ異なるメインソースを割り当てることが可能となっている。マルチソースモードでは、例えば図7Dに示したように、CH1にCDを音源とするオーディオ信号が割り当てられ、CH2にTUNERを音源とするオーディオ信号が割り当てられ、CH3にDMPORT(Digital Media Port)を音源とするオーディオ信号が割り当てられ、CH4にAUDIO INを音源とするオーディオ信号を割り当てるメインチャンネルとしてDVDダウンミックスのオーディオ信号が割り当てられている。
〔サブチャンネルの種類について〕
続いて、図8を参照しながら、無線オーディオ信号伝送技術で用いられるサブチャンネルの一例について説明する。図8は、無線オーディオ信号伝送技術におけるサブチャンネルの種類の一例を説明するための説明図である。
図8に示したように、サラウンドモードの親機に割り当てられるサブチャンネルは、2チャンネルペアで規定される。また、無線オーディオ信号伝送技術で用いられるサブチャンネルは、図8に示した例に限定されるわけではなく、新たなサブチャンネルが発生した場合には、随時サブチャンネルとして追加することが可能である。
〔メイン子機が再生可能なオーディオ信号〕
次に、図9Aを参照しながら、メイン子機2が再生可能なオーディオ信号について、詳細に説明する。図9Aは、メイン子機が再生可能なオーディオ信号について説明するための説明図である。
メイン子機2は、主にMAIN ROOMとは別のROOM1(例えば、2nd ROOM)での使用を前提とした子機であり、親機1のメインチャンネルを再生することができる。そのため、図9Aに示したように、メイン子機2が接続している親機1がサラウンドモードである場合には、メイン子機2は、伝送制御部によりCH1に割り当てられたメインチャンネルのオーディオデータ(オーディオ信号)を取得して、CH1のメインチャンネルのみを再生することが可能である。また、メイン子機2が接続している親機1がマルチソースモードである場合には、メイン子機2は、伝送制御部によりCH1〜CH4に割り当てられたメインチャンネルのオーディオデータ(オーディオ信号)をそれぞれ取得して、CH1〜CH4の各メインチャンネルを再生することが可能である。
また、1台の親機に対して、メイン子機は実質上何台でも接続可能ではあるが、親機1の接続制御部および伝送制御部は、メイン子機10台の接続を保証するようにしてもよい。
〔サブ子機が再生可能なオーディオ信号〕
次に、図9Bを参照しながら、サブ子機が再生可能なオーディオ信号について、詳細に説明する。図9Bは、サブ子機が再生可能なオーディオ信号について説明するための説明図である。
サブ子機は、主にMAIN ROOMでの使用を前提とした子機であり、親機1のサブチャンネルを再生することができる。そのため、図9Bに示したように、サブ子機は、サブチャンネルを含むチャンネルマッピングで構成されるサラウンドモードの親機1にのみ接続可能であり、サブチャンネルを含まないチャンネルマッピングで構成されるマルチソースモードの親機1には、リンクをすることができない。
また、サブ子機が再生可能なサブチャンネルは、サブ子機が有するファンクションに応じて決定される。例えば、図9Bに示したように、サラウンドリア(SR)のファンクションを有するサブ子機3は、オーディオデータがSR(サラウンドリア)であるオーディオ信号のみを伝送制御部により受信して、受信したオーディオ信号を再生することが可能である。また、サラウンドバック(SRB)のファンクションを有するサブ子機4は、オーディオデータがSRB(サラウンドバック)であるオーディオ信号のみを伝送制御部により受信して、受信したオーディオ信号を再生することが可能である。
また、親機の接続制御部および伝送制御部は、1台の親機の1つのサブチャンネルに接続可能なサブ子機の台数を、所定の台数(例えば、2台)に制限することが可能である。
以上、親機または子機の少なくとも何れかが有する伝送制御部の主な機能の一例について説明したが、伝送制御部の機能は上述のものに限定されるわけではない。
<2.各基盤技術のメリット及びデメリット>
以上、本発明の基盤技術であるDLNA及び無線オーディオ信号伝送技術について説明したが、DLNA及び無線オーディオ信号伝送技術には、それぞれ、メリット及びデメリットがある。
すなわち、DLNAにおいては、上述したように、DLNAに対応した機器間で一旦接続認証のための設定が行われてしまえば、以後は、当該機器間で自分自身が通信可能な機器を認識することが可能となる。従って、DLNAには、例えば、DLNAによるホームネットワークを構成する機器間で共有されたコンテンツを再生させる機器の選択の自由度が高まるなどのメリットがある。また、上述したように、DLNAに対応したシステムにおいては、CDSによりフォルダ階層を有する構造でコンテンツの一覧が管理されているため、コンテンツ単位で再生対象を選択することができるなどコンテンツ選択の自由度が高いことなどのメリットもある。
一方、DLNAによるホームネットワークを構築するためには、DLNAに対応した機器間で接続認証のための設定を行う必要があるが、この設定には専門的な知識が必要となる場合が多く、ユーザにとって設定の操作が煩雑である、というデメリットがある。また、DLNAに対応したシステムでは、各種コンテンツが、上述した階層構造により管理されているため、ユーザにとっては、再生したいコンテンツの検索や選択が困難になる場合がある、というデメリットもある。
これに対して、上述した無線オーディオ信号伝送技術などのDLNAと互換性を持たない通信規格を有する技術の中には、接続の認証が簡易である点や、コンテンツの検索や選択が容易である点などの上記問題点を解消するようなメリットを有しているものもある。
しかしながら、DLNAによるホームネットワークで用いられている通信規格と、上記の無線オーディオ信号伝送技術で用いられている通信規格とは、互換性を有していない。そのため、DLNAにおいても無線オーディオ信号伝送技術においても、それぞれの通信規格に対応した機器間でしか接続ができず、それぞれの規格のメリットを活かすことができなかった。
そこで、本発明の実施の形態に係るコンテンツ再生システムでは、DLNAの3BoxモデルのDMRに相当する機器に、DLNAにおける通信規格に則したデータと、DLNAとは異なる通信規格に則したデータとを相互解釈して変換する機能を設けている。以下に、本発明の実施の形態に係るコンテンツ再生システム、このシステムを構成する各装置、及びこのシステムにおけるコンテンツ再生方法について、詳細に説明する。
<3.本発明の実施の形態>
[コンテンツ再生システム1]
まず、図10を参照しながら、本発明の実施の形態に係るコンテンツ再生システムの全体構成について説明する。図10は、本発明の実施の形態に係るコンテンツ再生システムの全体構成を示す説明図である。
図10に示すように、本実施形態に係るコンテンツ再生システム1は、通信網5と、無線通信網6と、コンテンツ再生装置10と、コンテンツ受信装置20と、再生制御装置30と、コンテンツ管理サーバ40と、を主に備える。
通信網5は、本実施形態に係る第1の通信規格に基づいてデータ通信が行われる通信網の一例であり、コンテンツ管理サーバ40、再生制御装置30及びコンテンツ再生装置10を、それぞれ双方向通信又は一方向通信可能に接続する通信回線網である。この通信網5としては、例えば、インターネット、NGN(Next Generation Network)網、電話回線網、衛星通信網、同報通信路などの公衆回線網や、WAN(Wide Area Network)、LAN(Local Area Network)、IP−VPN(Internet Protocol−Virtual Private Network)、Ethernet(登録商標)、ワイヤレスLANなどの専用回線網などがあり、有線/無線を問わない。
無線通信網6は、通信網5の通信規格とは異なる本実施形態に係る第2の通信規格に基づいてデータ通信が行われる通信網の一例であり、コンテンツ再生装置10及びコンテンツ受信装置20を、それぞれ双方向通信又は一方向通信可能に接続する通信回線網である。この無線通信網6としては、例えば、ラジオ波の帯域を用いた無線通信網などの独自の規格により規定された通信回線網があるが、Bluetooth(登録商標)や無線LAN(IEEE 802.11b/gなど)とは互換性を持たないものである。この無線通信網6で用いられる通信規格としては、具体的には、上述した無線オーディオ信号伝送技術において用いられている通信規格がある。すなわち、無線通信網6は、例えば、オーディオ信号を含むデータを伝送する経路であるチャンネルを複数用いて、2.4GHz帯を用いた無線によるデータの伝送が可能な通信規格により通信が行われてもよい。なお、この場合のチャンネルを用いて伝送されるデータの中には、例えば、コンテンツ再生装置10及びコンテンツ受信装置20の動作を制御する制御信号などが含まれていてもよい。
コンテンツ再生装置10は、再生制御装置30から指定されたコンテンツに対応するコンテンツデータを、通信網5を介してコンテンツ管理サーバ40から取得し、再生する装置である。コンテンツ再生装置10はまた、コンテンツ管理サーバ40や再生制御装置30との間で通信されたデータを、コンテンツ受信装置20との間で通信が可能なデータに変換し、変換後のデータを、無線通信網6を介してコンテンツ受信装置20に送信する装置でもある。このコンテンツ再生装置10は、パーソナルコンピュータやサーバなどのコンピュータ装置であってもよく、テレビジョン受像器、DVD/HDDレコーダ、携帯電話、PDA、デジタルカメラ、家庭用ゲーム機、デジタルビデオカメラなどのネットワークを介した通信機能を有する情報家電であってもよい。また、コンテンツ再生装置10は、契約者が持ち運びできるポータブルデバイス、例えば、携帯型ゲーム機、PHS、携帯型映像/音声プレーヤーなどであってもよい。
なお、コンテンツ再生装置10は、DLNAガイドラインに準拠するデジタルメディアレンダラー(Digital Media Renderer:DMR)の機能を有する。また、コンテンツ再生装置10は、デジタルメディアサーバ(Digital Media Server:DMS)やデジタルメディアプレーヤー(Digital Media Player:DMP)の機能を併せ持っていてもよい。さらに、コンテンツ再生装置10は、上述した無線オーディオ信号伝送技術における親機としての機能をも有する。
コンテンツ受信装置20は、無線通信網6を介してコンテンツ再生装置10から送信されたコンテンツデータを受信し、この受信したコンテンツデータを再生する装置である。このコンテンツ受信装置20が受信するコンテンツデータは、例えば、無線通信網6においてオーディオ信号やデータなどを伝送するための経路であるチャンネルを用いて、オーディオ信号などの形態で伝送される。また、コンテンツ受信装置20は、コンテンツ再生装置10に対して、コンテンツ受信装置20の接続に関する情報や、送信されるオーディオ信号の変更希望通知などの各種情報を送信する。このコンテンツ受信装置20は、コンテンツ再生装置10にワイヤレス接続されるサラウンドスピーカ群であってもよく、コンテンツ再生装置10から送信されたオーディオ信号を出力するオーディオコンポのような機器であってもよい。また、コンテンツ受信装置20は、ヘッドフォンやイヤフォンのような機器であってもよい。なお、コンテンツ受信装置20は、上述した無線オーディオ信号伝送技術における子機(メイン子機及びサブ子機)としての機能を有する。
再生制御装置30は、コンテンツ管理サーバ40からビデオコンテンツ、音楽コンテンツ、フォトコンテンツなどのコンテンツ一覧を取得して、後述するコンテンツ再生装置10に、コンテンツ一覧の中から選択したコンテンツを再生させるように当該再生制御信号を送出することが可能な装置である。この再生制御装置30は、パーソナルコンピュータやサーバなどのコンピュータ装置であってもよく、テレビジョン受像器、DVD/HDDレコーダ、携帯電話、PDA(Personal Digital Assistant)、デジタルカメラ、家庭用ゲーム機、デジタルビデオカメラなどのネットワークを介した通信機能を有する情報家電であってもよい。また、再生制御装置30は、契約者が持ち運びできるポータブルデバイス(Portabale Device)、例えば、携帯型ゲーム機、PHS、携帯型映像/音声プレーヤーなどであってもよい。なお、再生制御装置30は、DLNA(Digital Living Network Alliance)ガイドラインに準拠するデジタルメディアコントローラ(Digital Media Controller)の機能を有する。
コンテンツ管理サーバ40は、ビデオコンテンツ、音楽コンテンツ、フォトコンテンツなどのコンテンツを、当該コンテンツの所在情報やメタデータなどと関連付けて管理する。また、コンテンツ管理サーバ40は、通信網5を介して接続されている再生制御装置30やコンテンツ再生装置10からの要求に応じて、コンテンツ管理サーバ40が管理しているコンテンツやコンテンツのメタデータなどを提供する。このコンテンツ管理サーバ40は、パーソナルコンピュータやサーバなどのコンピュータ装置であってもよく、テレビジョン受像器、DVD/HDDレコーダ、携帯電話、PDA(Personal Digital Assistant)、デジタルカメラ、家庭用ゲーム機、デジタルビデオカメラなどのネットワークを介した通信機能を有する情報家電であってもよい。また、コンテンツ管理サーバ40は、契約者が持ち運びできるポータブルデバイス(Portabale Device)、例えば、携帯型ゲーム機、PHS、携帯型映像/音声プレーヤーなどであってもよい。なお、コンテンツ管理サーバ40は、DLNAガイドラインに準拠するデジタルメディアサーバ(Digital Media Server:DMS)の機能を有する。
ここで、図10に示した例では、コンテンツ再生装置10、再生制御装置30及びコンテンツ管理サーバ40は、通信網5にそれぞれ1台のみ接続されているが、通信網5には複数のコンテンツ再生装置10、再生制御装置30及びコンテンツ管理サーバ40が接続されていてもよい。同様に、図10に示した例では、1台のコンテンツ受信装置20が、無線通信網6を介してコンテンツ再生装置10に接続されているが、1台のコンテンツ再生装置10に対して、複数のコンテンツ受信装置20が接続されていてもよい。
また、図10に示した例では、コンテンツ再生装置10、再生制御装置30及びコンテンツ管理サーバ40は、互いに通信網5を介して接続されているが、コンテンツ再生装置10、再生制御装置30及びコンテンツ管理サーバ40は、通信網5を介さずに、互いに直接接続されていてもよい。
なお、コンテンツ再生装置10、コンテンツ受信装置20、再生制御装置30及びコンテンツ管理サーバ40については、以下で改めて詳細に説明する。
[コンテンツ再生装置10の構成]
次に、図11を参照しながら、本実施形態に係るコンテンツ再生装置の構成について詳細に説明する。図11は、本実施形態に係るコンテンツ再生装置の機能構成を示すブロック図である。
図11に示すように、コンテンツ再生装置10は、通信制御部101と、操作部103と、再生装置情報提供部105と、コンテンツデータ取得部107と、コンテンツ再生部109と、データ変換部111と、無線通信制御部113と、記憶部115と、を主に備える。
通信制御部101は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、通信装置などから構成され、コンテンツ再生装置10と再生制御装置30との間、および、コンテンツ再生装置10とコンテンツ管理サーバ40との間で送受信される各種データの通信制御を行う。
より詳細には、通信制御部101は、本実施形態に係るコンテンツ再生装置10が備える各処理部からの要請を受け、各種のデータや信号を、再生制御装置30やコンテンツ管理サーバ40へと送信する。また、通信制御部101は、再生制御装置30やコンテンツ管理サーバ40から送信された各種のデータや信号を受信し、本実施形態に係るコンテンツ再生装置10が備える各処理部へと伝送する。
この通信制御部101は、その機能の一部として、本実施形態に係る再生要求受信部としての機能も果たしている。すなわち、通信制御部101は、再生制御装置30から、当該再生制御装置30により選択されたコンテンツデータの取得及び再生の要求を表す制御信号を受信する。そして、通信制御部101は、受信した制御信号をコンテンツデータ取得部107及びコンテンツ再生部109へ伝送する。
なお、通信制御部101は、後述する記憶部115を、送受信用のバッファとして利用することが可能である。
操作部103は、例えば、CPU、ROM、RAM、入力装置などから構成されており、コンテンツ再生装置10に備えられたコンテンツ選択用スイッチ、再生スイッチ、停止スイッチなどの各種の入力スイッチに対してなされた操作を所定の信号に変換し、該当する処理部へと伝送する。
再生装置情報提供部105は、例えば、CPU、ROM、RAMなどから構成されている。再生装置情報提供部105は、コンテンツ再生装置10を識別するための再生装置識別情報やコンテンツ再生装置10で再生可能なコンテンツの種別などが記載された属性情報を含む再生装置情報を、再生制御装置30に対して送信する。再生装置識別情報は、コンテンツ再生装置10に固有の情報であり、例えば、コンテンツ再生装置10に付与されたIPアドレスや、コンテンツ再生装置10のメーカー名・機器モデル名や、コンテンツ再生装置10に付与されたUUIDなどの識別情報を含む。より詳細には、再生装置情報提供部105は、再生制御装置30が通信網5を介してブロードキャスト配信したコンテンツ再生装置発見のプロトコルへの応答として、後述する記憶部115から取得した再生装置情報を、再生制御装置30へと送信する。
コンテンツデータ取得部107は、例えば、CPU、ROM、RAMなどから構成されている。コンテンツデータ取得部107は、再生制御装置30から送信された再生コンテンツ属性情報に基づいて、コンテンツ管理サーバ40から、再生コンテンツ属性情報で特定されたコンテンツに対応するコンテンツデータを取得する。ここで、再生コンテンツ属性情報とは、再生制御装置30によりコンテンツ再生装置10において再生することが決定されたコンテンツに関する属性情報である。この再生コンテンツ属性情報には、例えば、コンテンツ再生装置10で再生されるコンテンツを管理するサーバの識別情報、タイトル、コンテンツのサイズやコンテンツの長さに関する情報、コンテンツにアクセスするためのURLなどの属性情報などが含まれる。
また、コンテンツデータ取得部107は、コンテンツ管理サーバ40から取得したコンテンツデータを、後述するコンテンツ再生部109に伝送する。また、コンテンツデータ取得部107は、取得したコンテンツデータを、後述する記憶部115に格納してもよい。
コンテンツ再生部109は、コンテンツデータ取得部107から伝送されたコンテンツデータの再生処理を行う。なお、コンテンツ再生部109は、後述する記憶部115などに記録されているデータやデータベースなどを利用することが可能である。
データ変換部111は、例えば、CPU、ROM、RAMなどから構成されている。データ変換部111は、通信網5で用いられている通信規格(以下、「通信規格A」という。)での通信が可能なデータを、無線通信網6で用いられている通信規格(以下、「通信規格B」という。)での通信が可能なデータに変換する。
より詳細には、データ変換部111は、通信制御部101が再生制御装置30及びコンテンツ管理サーバ40から受信した各種データを通信規格Bでの通信が可能なデータに変換し、変換後のデータを無線通信制御部113へ伝送する。例えば、コンテンツ再生装置10で再生中のコンテンツをコンテンツ受信装置20でも再生しようとする場合を考える。この場合、データ変換部111は、再生制御装置30により選択されたコンテンツの再生を制御するために必要な再生制御情報(通信規格Aでの通信が可能なデータ)を、通信規格Bでの通信(解釈)が可能なデータに変換し、変換後の再生制御情報を無線通信制御部113に出力する。無線通信制御部113は、データ変換部111から入力された変換後の再生制御情報をコンテンツ受信装置20に送信する。
また、データ変換部111は、無線通信制御部113がコンテンツ受信装置20から受信した各種データを通信規格Aでの通信が可能なデータに変換し、通信制御部101やコンテンツ再生部109へ伝送する。無線通信制御部113がコンテンツ受信装置20から受信するデータとしては、例えば、コンテンツ再生装置10に所定の処理(コンテンツの再生・停止・早送り・巻戻しなどの走行系の操作に関する処理、音量調整処理など)を実行させるための処理指令信号などがある。この場合、データ変換部111は、無線通信部113から伝送された処理指令信号を通信規格Aでの通信(解釈)が可能なデータに変換し、変換後の処理指令信号をコンテンツ再生部109へ出力する。コンテンツ再生部109は、データ変換部111から入力された変換後の処理指令信号に基づいて、対応する処理(コンテンツの再生・停止・早送り・巻戻しなどの走行系の操作に関する処理、音量調整処理など)を実行する。
ここで、後述する記憶部115には、通信規格Aでの通信が可能な所定の制御情報(以下、「コマンド」という。)と、通信規格Bでの通信が可能な所定のコマンドと、これらのコマンドの対応関係とを含む対応コマンド情報119が格納されている。データ変換部111は、この対応コマンド情報119を参照し、通信規格Aでの通信が可能なデータと、通信規格Bでの通信が可能なデータとを解釈し、これらの異なる通信規格で通信可能なデータを相互に変換する。なお、対応コマンド情報119は、コンテンツ再生装置10の記憶部115に格納されているものを参照してもよく、外部の機器から通信網5などを介して取得したものであってもよい。
このように、本実施形態に係るコンテンツ再生装置10においては、データ変換部111が設けられていることにより、通信規格の異なる装置間でのデータ通信が可能となり、通信規格の異なる装置間での相互制御が可能となる。従って、例えば、DLNAと無線オーディオ信号伝送技術といった、互換性を持たない通信規格に対応した機器の間で、コンテンツ再生装置10を介して間接的に接続ができるようになり、これにより、それぞれの規格のメリットを活かすことができるようになる。すなわち、本実施形態によれば、DLNAのメリットを活かしつつ、機器間の接続の設定やコンテンツの選択を簡易なものとすることが可能となる。
また、データ変換部111は、1つのみではなく、複数設けられていてもよい。このとき、コンテンツ受信装置20が複数存在する場合には、上記の複数のデータ変換部のそれぞれは、互いに相異なるコンテンツ受信装置20からのデータを受信するようにしてもよい。特に、後述する無線通信制御部113を介して、一のデータ変換部111と通信可能な一のコンテンツ受信装置20とが1対1に対応していることが好ましい。
例えば、上述した無線オーディオ信号伝送技術は、独自の通信規格を有しているため、コンテンツ再生装置10とコンテンツ受信装置20とが、無線オーディオ信号伝送技術に対応した機器である場合には、お互いにIP機器としては認識されない。しかし、上記のように、一のデータ変換部111と通信可能な一のコンテンツ受信装置20とが1対1に対応していることで、一のデータ変換部111と通信可能な再生制御装置30が、一のデータ変換部111にリンクしているコンテンツ受信装置20を特定することができる。すなわち、一のデータ変換部111にリンクしているコンテンツ受信装置20が、あたかもIP機器であるかのように識別されるようになる。
さらに、データ変換部111が複数存在する場合に、一のデータ変換部111と他のデータ変換部111との間でデータ伝送が可能なように構成することもできる。これにより、コンテンツ受信装置20が複数存在する場合に、一のコンテンツ受信装置20がリンクしている一のデータ変換部111を介して、他のデータ変換部111にリンクしているコンテンツ受信装置20の動作を制御することができる。より詳細には、例えば、まず、一のコンテンツ受信装置20が、リンクしている一のデータ変換部111に制御信号を送信する。次に、一のデータ変換部111が、他のデータ変換部111に受信した制御信号を伝送する。さらに、他のデータ変換部111が、一のデータ変換部111から伝送された制御信号を、リンクしている他のコンテンツ受信装置20に送信する。一のコンテンツ受信装置20から送信された制御信号を受信した他のコンテンツ受信装置20は、当該制御信号に基づいて、所定の処理を実行する。このようにして、一のコンテンツ受信装置20が、他のコンテンツ受信装置20に所定の処理を実行させるように制御することが可能となる。
無線通信制御部113は、例えば、CPU、ROM、RAM、通信装置などから構成され、コンテンツ再生装置10とコンテンツ受信装置20との間で送受信される各種データの通信制御を行う。
より詳細には、無線通信制御部113は、本実施形態に係るコンテンツ再生装置10が備えるデータ変換部111を始めとする各処理部からの要請を受け、各種のデータや信号を、コンテンツ受信装置20へと送信する。また、無線通信制御部113は、コンテンツ受信装置20から送信された各種のデータや信号を受信し、データ変換部111へと伝送する。
この無線通信制御部113は、その機能の一部として、本実施形態に係る変換データ送信部としての機能も果たしている。すなわち、無線通信制御部113は、データ変換部111により無線通信網6を介して通信可能な形態に変換されたデータを、無線通信網6を介してコンテンツ受信装置20に送信する。この無線通信網6を介して通信可能な形態に変換されたデータの中には、例えば、再生制御装置30から、コンテンツ受信装置20におけるコンテンツの再生音量を調整するための音量制御信号が無線通信網6を介して通信可能な形態に変換されたものが含まれる。
なお、無線通信制御部113は、後述する記憶部115を、送受信用のバッファとして利用することが可能である。
ここで、図12を参照しながら、無線通信制御部113のさらに詳細な構成について説明する。図12は、本実施形態に係る無線通信制御部113の機能構成を示すブロック図である。なお、図12には、本実施形態に係る無線通信制御部113が、本発明の基盤技術である上述した無線オーディオ信号伝送技術における親機としての機能を有する場合を例に挙げているが、無線通信制御部113は当該機能を有する場合には限られない。
図12に示すように、無線通信制御部113は、接続制御部151と、伝送制御部153と、コンテンツデータ提供部155と、を主に有する。
接続制御部151は、CPU、ROM、RAM、無線通信装置などから構成され、コンテンツ再生装置10に接続されているコンテンツ受信装置20などの外部接続機器の接続制御を行う。接続制御部151は、コンテンツ受信装置20などの外部接続機器から送信された接続確立要求を受信すると、接続の可否を判断し、接続を確立してもよいと判断した場合には、外部接続機器との接続を確立する。また、接続制御部151は、コンテンツ受信装置20などの外部接続機器から送信された接続解除要求を受信すると、その外部接続機器との接続を解消する。また、接続制御部151は、コンテンツ受信装置20の稼働状況に関する稼働状況情報に基づいて、コンテンツ再生装置10に無線通信網6を介して接続可能な外部接続機器の台数や稼働状況を把握し、接続管理を行う。
具体的には、接続制御部151は、コンテンツ再生装置10に接続可能な外部接続機器(例えば、本実施形態に係るコンテンツ受信装置20や、コンテンツ再生装置10及び/又はコンテンツ受信装置20に接続されているヘッドフォンなどの外部接続機器など)の有無や稼動状態に応じて、外部接続機器の接続を制御する。
伝送制御部153は、CPU、ROM、RAM、無線通信装置などから構成され、コンテンツ再生装置10とコンテンツ受信装置20との間におけるコンテンツデータ(例えば、オーディオ信号)の伝送を制御する。より具体的には、伝送制御部153は、接続制御部151からの要求に応じて、新たなCHマッピング情報(上述した基盤技術を参照)の生成を行う。新たなCHマッピング情報の生成に際して、伝送制御部153は、例えば後述する記憶部115に格納されている各種のデータベースや、接続制御部151から伝送される様々な情報などを参照しながら、外部接続機器であるコンテンツ受信装置20の接続状況の変化や、コンテンツ受信装置20からの様々な要求を反映するように、CHマッピング情報を動的に生成する。生成された新たなCHマッピング情報は、後述するコンテンツデータ提供部155へと出力されるとともに、コンテンツ受信装置20に向けて送信される。また、新たに生成されたCHマッピング情報は、記憶部115に記録されてもよい。
また、伝送制御部153は、複数のチャンネルそれぞれで送信されているオーディオ信号の音源種別を表す音源種別情報と、外部接続機器が再生しているオーディオ信号の音源種別を表す外部接続機器再生音源情報と、を含む音源情報をコンテンツ受信装置20に送信してもよい。
このように、伝送制御部153が音源情報をコンテンツ受信装置20に送信するためには、データ変換部111が、コンテンツ再生装置10で再生されているオーディオ信号などのコンテンツデータなどのデータ伝送方式を認識する必要がある。さもなければ、データ変換部111が、伝送制御部153に対して、音源種別情報や外部接続機器再生音源情報などを伝送できないためである。このような観点から、データ変換部111が、コンテンツ再生装置10のデータ伝送方式が、第1の伝送方式と第2の伝送方式のいずれであるかを判別する伝送方式判別部としての機能を有していてもよい。この場合の第1の伝送方式としては、例えば、複数のチャンネルのそれぞれで異なる音源種別のオーディオ信号が伝送されるデータ伝送方式(マルチソースモード)がある。また、第2の伝送方式としては、複数のチャンネルのそれぞれで同一の音源種別のオーディオ信号が伝送されるデータ伝送方式(サラウンドモード)がある。
コンテンツデータ提供部155は、例えば、CPU、ROM、RAM、無線通信装置などから構成され、伝送制御部153から伝送されたチャンネル(CH)マッピング情報に基づいて、オーディオ信号などのコンテンツデータを各チャンネルに分配し、コンテンツ受信装置20へと送信する。このコンテンツデータ提供部155が送信するオーディオ信号などのコンテンツデータは、コンテンツ再生装置10に接続されているコンテンツ管理サーバ40から取得してもよく、後述する記憶部115に記録されているコンテンツデータであってもよい。
以上のような無線通信制御部113の機能は、コンテンツ再生装置10の内部に設けられたストレージ装置に記録されたプログラムにより実現されてもよく、USBメモリなどのリムーバブル記録媒体に記録されたプログラムにより実現されてもよい。
記憶部115には、コンテンツ再生装置10を識別するための再生装置識別情報やコンテンツ再生装置10で再生可能なコンテンツの種別などが記載された属性情報を含む再生装置情報117が格納されている。また、記憶部115には、通信規格Aでの通信が可能な所定のコマンドと、通信規格Bでの通信が可能な所定のコマンドと、これらのコマンドの対応関係とを含む対応コマンド情報119が格納されている。
また、記憶部115には、例えば、CHマッピング情報を構成するオーディオ信号の種別などが記録されているデータベースや、コンテンツ受信装置20に対して送信しうる各種送信情報や、本実施形態に係るコンテンツ再生装置10が利用する各種プログラムや処理方法などが格納される。また、記憶部115には、オーディオ信号などのコンテンツそのものが記録されてもよい。
さらに、記憶部115には、本実施形態に係るコンテンツ再生装置10が、何らかの処理を行う際に保存する必要が生じた様々なパラメータや処理の途中経過など、または、各種のデータベースなどが、適宜記録されてもよい。この記憶部115は、通信制御部101、操作部103、再生装置情報提供部105、コンテンツデータ取得部107、コンテンツ再生部109、データ変換部111、無線通信制御部113などが、自由に読み書きを行うことが可能である。
以上、本実施形態に係るコンテンツ再生装置10の機能の一例を示した。上記の各構成要素は、汎用的な部材や回路を用いて構成されていてもよいし、各構成要素の機能に特化したハードウェアにより構成されていてもよい。また、各構成要素の機能を、CPUなどが全て行ってもよい。従って、本実施形態を実施する時々の技術レベルに応じて、適宜、利用する構成を変更することが可能である。
[コンテンツ受信装置20の構成]
次に、図13を参照しながら、本実施形態に係るコンテンツ受信装置の構成について詳細に説明する。図13は、本実施形態に係るコンテンツ受信装置の機能構成を示すブロック図である。
図13に示すように、コンテンツ受信装置20は、無線通信制御部201と、操作部203と、接続制御部205と、伝送制御部207と、コンテンツデータ取得部209と、コンテンツ再生部211と、表示制御部213と、表示部215と、処理指令信号生成部217と、記憶部219と、を主に備える。
無線通信制御部201は、例えば、CPU、ROM、RAM、通信装置などから構成され、コンテンツ受信装置20とコンテンツ再生装置10との間で送受信される各種データの通信制御を行う。
より詳細には、無線通信制御部201は、本実施形態に係るコンテンツ受信装置20が備える各処理部からの要請を受け、各種のデータや信号を、コンテンツ再生装置10へと送信する。また、無線通信制御部201は、コンテンツ再生装置10から送信された各種のデータや信号を受信し、コンテンツ受信装置20が備える各処理部へと伝送する。
この無線通信制御部201は、その機能の一部として、本実施形態に係る処理指令信号送信部としての機能も果たしている。すなわち、無線通信制御部201は、後述する処理指令信号生成部217により生成された処理指令信号を、無線通信網6を介して、コンテンツ再生装置10に送信する。また、無線通信制御部201は、その機能の一部として、本実施形態に係る制御信号受信部としての機能も果たしている。すなわち、無線通信制御部201は、再生制御装置30からコンテンツ再生装置10を介して、コンテンツ受信装置20におけるコンテンツデータの再生音量を調整するための音量制御信号を受信する。なお、無線通信制御部201が受信する音量制御信号は、通信規格Bでの通信が可能なデータに変更されたものである。
なお、無線通信制御部201は、後述する記憶部219を、送受信用のバッファとして利用することが可能である。
操作部203は、例えば、CPU、ROM、RAM、入力装置などから構成されており、コンテンツ受信装置20に備えられたコンテンツ選択用スイッチ、再生スイッチ、停止スイッチなどの各種の入力スイッチに対してなされた操作を所定の信号に変換し、該当する処理部へと伝送する。
接続制御部205は、CPU、ROM、RAM、無線通信装置などから構成され、コンテンツ受信装置20とコンテンツ再生装置10との接続制御を行う。より具体的には、接続制御部205は、コンテンツ受信装置20とコンテンツ再生装置10との接続状態を変更するための接続情報を、コンテンツ再生装置10に対して送信する。ここで、接続状態を変更するための接続情報として、例えば、コンテンツ再生装置10に対するコンテンツ受信装置20の接続確立要求や、コンテンツ再生装置10に対するコンテンツ受信装置20の接続解除要求や、コンテンツ受信装置20の電源のON/OFF状態を通知する情報などを挙げることができる。
また、接続制御部205は、上記接続情報をコンテンツ再生装置10に送信する際に、コンテンツ受信装置20を特定する識別子などをあわせて送信してもよい。
なお、本実施形態に係る接続制御部205は、上述の処理に加えて、本発明の基盤技術に係る無線オーディオ信号伝送技術における子機が備える接続制御部としての処理を更に実行することが可能である。
伝送制御部207は、例えば、CPU、ROM、RAM、無線通信装置などから構成され、コンテンツ再生装置10から伝送されたオーディオ信号などのコンテンツデータを受信する際の制御を行う。また、伝送制御部207は、コンテンツ再生装置10をコンテンツ受信装置20から制御する際に、コンテンツ再生装置10に対して送信される各種の伝送コマンドの送信制御を行う。
なお、本実施形態に係る伝送制御部207は、上述の処理に加えて、本発明の基盤技術に係る無線オーディオ信号伝送技術における子機が備える伝送制御部としての処理を更に実行することが可能である。
ここで、図14を参照しながら、本実施形態に係る伝送制御部207のさらに詳細な構成について説明する。図14は、本実施形態に係る伝送制御部207の機能構成を示すブロック図である。
本実施形態に係る伝送制御部207は、図14に示したように、音源情報受信部221と、再生可能音源設定部223と、音源選択部225と、を有する。
音源情報受信部221は、例えば、CPU、ROM、RAM、無線通信装置などから構成され、複数のチャンネルそれぞれで送信されているオーディオ信号の音源種別を表す音源種別情報と、外部接続機器であるコンテンツ再生装置10が再生しているオーディオ信号の音源種別を表す外部接続機器再生音源情報と、を含む音源情報を、コンテンツ再生装置10から受信する。音源情報の受信に際して、音源情報受信部221は、記憶部219に記録されている各種のデータベースなどを利用してもよい。
上述の音源種別情報は、コンテンツ再生装置10の無線通信制御部113が複数のチャンネルを介して送信しているオーディオ信号の種別を表した情報であり、それぞれのチャンネルで送信されているオーディオ信号は、コンテンツ再生装置10が有する各音源に対応している。この音源種別情報は、上述した無線オーディオ信号伝送技術に係るチャンネルマッピングと同様のものであり、この音源種別情報を参照することで、コンテンツ受信装置20は、親機であるコンテンツ再生装置10のモードの種別(すなわち、サラウンドモードかマルチソースモードかという種別)や、各チャンネルで送信されている音源の種別を知ることが可能である。
また、上述の外部接続機器再生音源情報は、コンテンツ受信装置20が接続している親機であるコンテンツ再生装置10が再生しているオーディオ信号の種別を表した情報であって、親機であるコンテンツ再生装置10が再生している音源が変わるごとに変化する情報である。コンテンツ受信装置20は、この外部接続機器再生音源情報を取得することで、コンテンツ再生装置10が再生している音源の種類を把握することが可能となる。
コンテンツ再生装置10は、自身が再生している音源の種類が変化するごとに、現在再生している音源に関する情報を、外部接続機器再生音源情報としてコンテンツ受信装置20に送信してもよく、所定の時間間隔ごとに、現在再生している音源に関する情報を、外部接続機器再生音源情報としてコンテンツ受信装置20に送信してもよい。また、コンテンツ受信装置20の音源情報受信部221から送信された外部接続機器再生音源情報の取得希望要求に応じて、コンテンツ再生装置10は、現在再生している音源に関する情報を、外部接続機器再生音源情報としてコンテンツ受信装置20に送信してもよい。
音源情報受信部221は、受信した音源種別情報を後述するコンテンツデータ取得部209に伝送するとともに、受信した音源種別情報および外部接続機器再生音源情報を、後述する再生可能音源設定部223に伝送する。また、音源情報受信部221は、受信した音源情報を、記憶部219に記録してもよい。
再生可能音源設定部223は、例えば、CPU、ROM、RAM、無線通信装置などから構成され、音源情報受信部221から伝送された音源種別情報に基づいて、コンテンツ受信装置20で再生可能な音源を設定する。また、再生可能音源設定部223は、音源情報受信部221から伝送された外部接続機器再生音源情報に基づいて、外部接続機器であるコンテンツ再生装置10が再生しているオーディオ信号の音源を、外部接続機器再生音源として再生可能音源に設定する。以下の説明では、外部接続機器再生音源を、「メインユニットファンクション」と称することとする。また、コンテンツ受信装置20で再生可能な音源を「サブファンクション」と称することとする。
より具体的には、本実施形態に係る再生可能音源設定部223では、音源情報受信部221から伝送された音源種別情報に基づいて、メインチャンネルに割り当てられているオーディオ信号に対応した音源(すなわち、DVDや、CDや、AMやFMのようなTUNERや、XMや、DMPORTや、AUDIO INなどのファンクション)を再生可能音源として設定するだけでなく、これらの再生可能音源にメインユニットファンクションという音源を新たに追加する。
音源選択部225は、再生可能音源設定部223が設定した再生可能音源の中から、コンテンツ受信装置20が再生する音源を選択する。より具体的には、コンテンツ受信装置20に備えられた各種の操作キーやトグルなどの入力装置によって再生可能音源がユーザによって選択されると、音源選択部225は、対応する音源が選択されたと判断し、後述するコンテンツデータ取得部209に音源選択部225が選択した音源に対応するオーディオ信号を取得するように要請する。
コンテンツデータ取得部209は、例えば、CPU、ROM、RAM、無線通信装置などから構成され、音源情報受信部221から伝送された音源種別情報に基づいて、音源選択部225により選択された音源に対応するオーディオ信号などのコンテンツデータを、コンテンツ再生装置10から取得する。より具体的には、コンテンツデータ取得部209は、音源選択部225から通知された音源に対応するオーディオ信号が送信されているチャンネルを、音源情報受信部221が受信した音源種別情報に含まれるCHマッピングに基づいて検索する。そして、コンテンツデータ取得部209は、検索結果に応じて該当するオーディオ信号などのコンテンツデータをコンテンツ再生装置10から取得する。コンテンツデータ取得部209は、取得したオーディオ信号などのコンテンツデータを、コンテンツ再生部211へと出力する。また、コンテンツデータ取得部209は、取得したオーディオ信号などのコンテンツデータを、記憶部219に記録してもよい。
コンテンツ再生部211は、例えば、CPU、ROM、RAM、無線通信装置などから構成され、コンテンツデータ取得部209が取得したコンテンツ再生装置10から送信されているオーディオ信号などのコンテンツデータを再生する。オーディオ信号などのコンテンツデータを再生する際に、コンテンツ再生部211は、音量の調整やオーディオ信号の走行制御などを行うことが可能である。また、コンテンツデータを再生する際に、コンテンツ再生部211は、後述する記憶部219に記録されている各種データベースを参照してもよい。
表示制御部213は、接続制御部205および伝送制御部207から伝送された様々な情報を、コンテンツ受信装置20が備える表示部215に表示する際の表示制御を行う。接続制御部205および伝送制御部207が表示部215に表示する情報の例としては、例えば、親機であるコンテンツ再生装置10とのリンク状態や接続状態を表す情報や、コンテンツ再生装置10から受信しているコンテンツデータに含まれるオーディオ信号の種別や再生状態に関する情報や、コンテンツ受信装置20が再生している放送局情報や曲情報などを挙げることができる。表示制御部213は、表示部215の表示制御を行う際に、後述する記憶部219に記録されている各種データベースなどを参照してもよい。
また、表示制御部213は、上述の情報の他にも、コンテンツ受信装置20が表示する必要が生じた情報を表示部215に表示する際の表示制御を行うことが可能である。
処理指令信号生成部217は、コンテンツ再生装置10に所定の処理を実行させるための処理指令信号を通信規格Bでの通信が可能な形態で生成し、生成した処理指令信号を無線通信制御部201に伝送する。このような処理指令信号としては、例えば、コンテンツ再生装置10におけるコンテンツの再生・停止・早送り・巻戻しなどの走行系の操作に関する処理、音量調整処理などがある。
記憶部219には、例えば、上述した無線オーディオ信号伝送技術におけるCHマッピング情報を構成するオーディオ信号の種別などが記録されているデータベースや、コンテンツ再生装置10に対して送信しうる各種送信情報や、本実施形態に係るコンテンツ受信装置20が利用する各種プログラムや処理方法などが格納される。
さらに、記憶部219は、上記データベースやプログラム以外にも、コンテンツ受信装置20が、何らかの処理を行う際に保存する必要が生じた様々なパラメータや処理の途中経過などを、適宜記憶することが可能である。この記憶部219は、無線通信制御部201と、操作部203と、接続制御部205と、伝送制御部207と、コンテンツデータ取得部209と、コンテンツ再生部211と、表示制御部213と、表示部215と、処理指令信号生成部217などのコンテンツ受信装置20を構成する各処理部が、自由に読み書きを行うことが可能である。
以上、本実施形態に係るコンテンツ受信装置20の機能の一例を示した。上記の各構成要素は、汎用的な部材や回路を用いて構成されていてもよいし、各構成要素の機能に特化したハードウェアにより構成されていてもよい。また、各構成要素の機能を、CPUなどが全て行ってもよい。従って、本実施形態を実施する時々の技術レベルに応じて、適宜、利用する構成を変更することが可能である。
[再生制御装置30の構成]
次に、図15を参照しながら、本実施形態に係る再生制御装置の構成について、詳細に説明する。図15は、本実施形態に係る再生制御装置の機能構成を示すブロック図である。
図15に示すように、本実施形態に係る再生制御装置30は、通信制御部301と、操作部303と、サーバ情報取得部305と、再生装置情報取得部307と、再生装置制御部309と、表示制御部311と、記憶部313と、を主に備える。
通信制御部301は、例えば、CPU、ROM、RAM、通信装置などから構成される。通信制御部301は、再生制御装置30とコンテンツ再生装置10との間、および、再生制御装置30とコンテンツ管理サーバ40との間で送受信される各種データの通信制御を行う。
より詳細には、通信制御部301は、本実施形態に係る再生制御装置30が備える各処理部からの要請を受け、各種のデータや信号を、コンテンツ再生装置10やコンテンツ管理サーバ40へと送信する。また、通信制御部301は、コンテンツ再生装置10やコンテンツ管理サーバ40から送信された各種のデータや信号を受信し、本実施形態に係る再生制御装置30が備える各処理部へと伝送する。
また、通信制御部301は、後述する記憶部313を、送受信用のバッファとして利用することが可能である。
操作部303は、例えば、CPU、ROM、RAM、入力装置などから構成されており、再生制御装置30に備えられたコンテンツ選択用スイッチ、再生スイッチ、停止スイッチなどの各種の入力スイッチに対してなされた操作を所定の信号に変換し、該当する処理部へと伝送する。上述のような入力スイッチに対してなされる操作は、例えば、コンテンツ管理サーバ40からコンテンツの属性情報を取得するための操作や、特定のコンテンツを特定のコンテンツ再生装置10に再生/停止させるための操作などを挙げることができる。
サーバ情報取得部305は、例えば、CPU、ROM、RAMなどから構成されており、通信網5を介して接続されているコンテンツ管理サーバ40から、当該コンテンツ管理サーバに関するサーバ情報を取得する。
より詳細には、サーバ情報取得部305は、SSDPなどのプロトコルを用いて、サーバ発見のプロトコルを通信網5上にブロードキャストし、応答のあったコンテンツ管理サーバ40からサーバ識別情報を取得する。このサーバ識別情報は、例えば、コンテンツ管理サーバ40に付与されたIPアドレスや、コンテンツ管理サーバ40のメーカー名・機器モデル名や、コンテンツ管理サーバ40に付与されたUUID(Universally Unique IDentifier)などの識別情報を含む。
また、サーバ情報取得部305は、SOAPなどのプロトコルを用いて、コンテンツ管理サーバ40が管理しているコンテンツフォルダの一覧を取得する要求をコンテンツ管理サーバ40に送信し、当該サーバが管理しているコンテンツフォルダの一覧を取得する。さらに、サーバ情報取得部305は、コンテンツ管理サーバ40が管理しているコンテンツの一覧を取得する要求をコンテンツ管理サーバ40に送信し、当該サーバが管理しているコンテンツの一覧を取得する。このような、コンテンツフォルダに関する情報や、コンテンツそのものに関する情報には、当該フォルダやコンテンツの属性情報や所在情報などが含まれている。
サーバ情報取得部305が取得した、サーバ識別情報やサーバが管理しているコンテンツに関する属性情報などを含むサーバ情報は、例えば、後述する記憶部313のサーバ情報記録領域に、サーバ情報を取得した時刻に関する情報などと関連付けられて記録される。このサーバ情報は、本実施形態に係る再生制御装置30が備える各処理部が、自由に参照することが可能である。
また、サーバ情報取得部305は、取得したサーバ識別情報やコンテンツに関する属性情報などに基づいて、再生制御装置30が接続可能なサーバに関する一覧であるサーバリストや、再生制御装置30が接続可能なコンテンツフォルダの一覧であるコンテンツフォルダリストや、再生制御装置30が取得可能なコンテンツの一覧であるコンテンツリストなどを生成することが可能である。
サーバ情報取得部305は、生成したこれらのリストを、後述する表示制御部311に伝送して、再生制御装置30の表示部(図示せず。)に表示させることが可能である。また、サーバ情報取得部305は、生成したこれらのリストを、後述する記憶部313に記録してもよい。
また、サーバ情報取得部305は、これらの処理を行うに際して、後述する記憶部313などに記録されている、各種のパラメータやデータベースを参照したり、後述する記憶部313などに記録されている各種のプログラムを実行したりしてもよい。
再生装置情報取得部307は、例えば、CPU、ROM、RAMなどから構成されており、通信網5を介して接続されているコンテンツ再生装置10から、当該コンテンツ再生装置に関する再生装置情報を取得する。
より詳細には、再生装置情報取得部307は、SSDPなどのプロトコルを用いて、コンテンツ再生装置発見のプロトコルを通信網5上にブロードキャストし、応答のあったコンテンツ再生装置10から再生装置識別情報を取得する。この再生装置識別情報は、例えば、コンテンツ再生装置10に付与されたIPアドレスや、コンテンツ再生装置10のメーカー名・機器モデル名などの識別情報を含み、更に、コンテンツ再生装置10に付与されたUUID(Universally Unique IDentifier)などを情報として含んでもよい。
また、再生装置情報取得部307は、コンテンツ再生装置10から、当該コンテンツ再生装置10が再生可能なコンテンツの種別に関する情報などを取得することも可能である。
再生装置情報取得部307が取得した、再生装置識別情報などを含む再生装置情報は、例えば、後述する記憶部313の再生装置情報記録領域に、再生装置情報を取得した時刻に関する情報などと関連付けられて記録される。この再生装置情報は、本実施形態に係る再生制御装置30が備える各処理部が、自由に参照することが可能である。
また、再生装置情報取得部307は、取得した再生装置識別情報などに基づいて、再生制御装置30が接続可能なコンテンツ再生装置に関する一覧である再生装置リストなどを生成することが可能である。
再生装置情報取得部307は、生成したリストを、後述する表示制御部311に伝送して、再生制御装置30の表示部(図示せず。)に表示させることが可能である。また、再生装置情報取得部307は、生成したリストを、後述する記憶部313に記録してもよい。
また、再生装置情報取得部307は、これらの処理を行うに際して、後述する記憶部313などに記録されている、各種のパラメータやデータベースを参照したり、後述する記憶部313などに記録されている各種のプログラムを実行したりしてもよい。
再生装置制御部309は、例えば、CPU、ROM、RAMなどから構成されており、再生制御装置30のユーザ操作によって選択されたコンテンツ再生装置10に、ユーザ操作によって選択されたコンテンツを再生させるための制御を行う。
より詳細には、再生装置制御部309は、コンテンツを再生させるコンテンツ再生装置10と、このコンテンツ再生装置10で再生させるコンテンツとが決定した場合に、再生が決定されたコンテンツに関する再生コンテンツ属性情報を送信する。この再生コンテンツ属性情報には、例えば、再生を希望するコンテンツを管理するサーバの識別情報、タイトル、コンテンツのサイズ、コンテンツの長さ、コンテンツにアクセスするためのURLなどの属性情報などが記載されている。再生装置制御部309は、後述する記憶部313に記録されているサーバ情報に基づいて、上述のような再生コンテンツ属性情報を生成し、後述する記憶部313に記録されている再生装置情報に基づいて、生成した再生コンテンツ属性情報を送信する。再生装置制御部309は、生成した再生コンテンツ属性情報を、後述する記憶部313に記録してもよい。
また、再生装置制御部309は、再生コンテンツ属性情報を送信したコンテンツ再生装置10から、当該属性情報を受信した旨の通知を受け取ると、このコンテンツ再生装置10に対して、コンテンツの再生要求を送信する。また、再生装置制御部309は、コンテンツを再生しているコンテンツ再生装置10に対して、コンテンツの再生中止要求(すなわち、コンテンツの停止要求)を送信することも可能である。
また、再生装置制御部309は、これらの処理を行うに際して、後述する記憶部313などに記録されている、各種のパラメータやデータベースを参照したり、後述する記憶部313などに記録されている各種のプログラムを実行したりしてもよい。
表示制御部311は、例えば、CPU、ROM、RAMなどから構成されており、本実施形態に係る再生制御装置30が有する各処理部が、各種のデータや情報などを表示部(図示せず。)に表示する際の表示制御を行う。表示制御部311は、これらの処理を行うに際して、後述する記憶部313などに記録されている、各種のパラメータやデータベースを参照したり、後述する記憶部313などに記録されている各種のプログラムを実行したりしてもよい。
記憶部313には、本実施形態に係る再生制御装置30が、何らかの処理を行う際に保存する必要が生じた様々なパラメータや処理の途中経過など、または、各種のデータベースなどが、適宜記録される。この記憶部313は、通信制御部301、操作部303、サーバ情報取得部305、再生装置情報取得部307、再生装置制御部309、表示制御部311などが、自由に読み書きを行うことが可能である。
以上、本実施形態に係る再生制御装置30の機能の一例を示した。上記の各構成要素は、汎用的な部材や回路を用いて構成されていてもよいし、各構成要素の機能に特化したハードウェアにより構成されていてもよい。また、各構成要素の機能を、CPUなどが全て行ってもよい。従って、本実施形態を実施する時々の技術レベルに応じて、適宜、利用する構成を変更することが可能である。
[コンテンツ管理サーバ40の構成]
続いて、図16を参照しながら、本実施形態に係るコンテンツ管理サーバの構成について、詳細に説明する。図16は、本実施形態に係るコンテンツ管理サーバの機能構成を示すブロック図である。
図16に示すように、本実施形態に係るコンテンツ管理サーバ40は、通信制御部401と、操作部403と、サーバ識別情報提供部405と、コンテンツ情報提供部407と、記憶部409と、を主に備える。
通信制御部401は、例えば、CPU、ROM、RAM、通信装置などから構成されており、コンテンツ管理サーバ40とコンテンツ再生装置10との間、および、コンテンツ管理サーバ40と再生制御装置30との間で送受信される各種データの通信制御を行う。
より詳細には、通信制御部401は、本実施形態に係るコンテンツ管理サーバ40が備える各処理部からの要請を受け、各種のデータや信号を、コンテンツ再生装置10や再生制御装置30へと送信する。また、通信制御部401は、コンテンツ再生装置10や再生制御装置30から送信された各種のデータや信号を受信し、本実施形態に係るコンテンツ管理サーバ40が備える各処理部へと伝送する。
また、通信制御部401は、後述する記憶部409を、送受信用のバッファとして利用することが可能である。
操作部403は、例えば、CPU、ROM、RAM、入力装置などから構成されており、コンテンツ管理サーバ40に備えられたコンテンツ選択用スイッチ、再生スイッチ、停止スイッチなどの各種の入力スイッチに対してなされた操作を所定の信号に変換し、該当する処理部へと伝送する。
サーバ識別情報提供部405は、例えば、CPU、ROM、RAMなどから構成されており、再生制御装置30に対して、コンテンツ管理サーバ40を識別するためのサーバ識別情報を送信する。このサーバ識別情報は、コンテンツ管理サーバ40に固有の情報であり、例えば、コンテンツ管理サーバ40に付与されたIPアドレスや、コンテンツ管理サーバ40のメーカー名・機器モデル名や、コンテンツ管理サーバ40に付与されたUUIDなどの識別情報を含む。より詳細には、サーバ識別情報提供部405は、再生制御装置30が通信網5を介してブロードキャスト配信したサーバ発見のプロトコルへの応答として、後述する記憶部409から取得したサーバ識別情報415を、再生制御装置30へと送信する。
コンテンツ情報提供部407は、例えば、CPU、ROM、RAMなどから構成されている。コンテンツ情報提供部407は、再生制御装置30から送信された各種の情報取得要求に応じて、コンテンツ管理サーバ40が管理しているコンテンツフォルダに関する属性情報や、コンテンツ管理サーバ40が管理しているコンテンツに関する属性情報などを再生制御装置30へと提供する。また、コンテンツ情報提供部407は、コンテンツ再生装置10から送信されたコンテンツデータの取得要求に応じて、コンテンツ管理サーバ40が管理しているコンテンツに対応するコンテンツデータを、コンテンツ再生装置10へと提供する。
より詳細には、コンテンツ情報提供部407は、再生制御装置30からブロードキャスト配信される、コンテンツフォルダの一覧を取得する要求や、コンテンツの一覧を取得する要求に応じて、後述する記憶部409に格納されているコンテンツ属性情報413を参照しながら、要求されている情報を再生制御装置30へと提供する。
また、コンテンツ情報提供部407は、コンテンツ再生装置10から送信された特定のコンテンツに対応するコンテンツデータの取得要求に応じて、コンテンツ再生装置10によって指定されたコンテンツデータ411を記憶部409から取得して、コンテンツ再生装置10へと提供する。
記憶部409には、コンテンツ管理サーバ40が管理するコンテンツに関するコンテンツデータ411や、コンテンツの属性情報413が格納されている。このコンテンツデータ411は、例えば、ユーザにより選択された複数のコンテンツの集合であるプレイリストとして記憶部409に格納されていてもよい。また、記憶部409には、コンテンツ管理サーバ40を識別するためのサーバ識別情報415も格納されている。
また、記憶部409には、本実施形態に係るコンテンツ管理サーバ40が、何らかの処理を行う際に保存する必要が生じた様々なパラメータや処理の途中経過など、または、各種のデータベースなどが、適宜記録されてもよい。この記憶部409は、通信制御部401、操作部403、サーバ識別情報提供部405、コンテンツ情報提供部407などが、自由に読み書きを行うことが可能である。
以上、本実施形態に係るコンテンツ管理サーバ40の機能の一例を示した。上記の各構成要素は、汎用的な部材や回路を用いて構成されていてもよいし、各構成要素の機能に特化したハードウェアにより構成されていてもよい。また、各構成要素の機能を、CPUなどが全て行ってもよい。従って、本実施形態を実施する時々の技術レベルに応じて、適宜、利用する構成を変更することが可能である。
[ハードウェア構成について]
次に、図17を参照しながら、以上のような構成を有する本発明の実施の形態に係るコンテンツ再生装置10の各機能を実現するためのハードウェア構成について、詳細に説明する。図17は、本発明の実施の形態に係るコンテンツ再生装置10のハードウェア構成を示すブロック図である。
コンテンツ再生装置10は、主に、CPU901と、ROM903と、RAM905と、ホストバス907と、ブリッジ909と、外部バス911と、インターフェース913と、入力装置915と、出力装置917と、ストレージ装置919と、ドライブ921と、通信装置923と、無線通信装置925と、を備える。
CPU901は、演算処理装置および制御装置として機能し、ROM903、RAM905、ストレージ装置919、またはリムーバブル記録媒体927に記録された各種プログラムに従って、コンテンツ再生装置10内の動作全般またはその一部を制御する。ROM903は、CPU901が使用するプログラムや演算パラメータなどを記憶する。RAM905は、CPU901の実行において使用するプログラムや、その実行において適宜変化するパラメータなどを一次記憶する。これらはCPUバスなどの内部バスにより構成されるホストバス907により相互に接続されている。
ホストバス907は、ブリッジ909を介して、PCI(Peripheral Component Interconnect/Interface)バスなどの外部バス911に接続されている。
入力装置915は、例えば、マウス、キーボード、タッチパネル、ボタン、スイッチおよびレバーなどユーザが操作する操作手段である。また、入力装置915は、例えば、赤外線やその他の電波を利用したリモートコントロール手段(いわゆる、リモコン)であってもよいし、コンテンツ再生装置10の操作に対応した携帯電話やPDAなどの外部接続機器(図示せず。)であってもよい。さらに、入力装置915は、例えば、上記の操作手段を用いてユーザにより入力された情報に基づいて入力信号を生成し、CPU901に出力する入力制御回路などから構成されている。コンテンツ再生装置10のユーザは、この入力装置915を操作することにより、コンテンツ再生装置10に対して各種のデータを入力したり処理動作を指示したりすることができる。
出力装置917は、例えば、CRTディスプレイ装置、液晶ディスプレイ装置、プラズマディスプレイ装置、ELディスプレイ装置およびランプなどの表示装置や、スピーカおよびヘッドフォンなどの音声出力装置や、プリンタ装置、携帯電話、ファクシミリなど、取得した情報をユーザに対して視覚的または聴覚的に通知することが可能な装置で構成される。出力装置917は、例えば、コンテンツ再生装置10が行った各種処理により得られた結果を出力する。具体的には、表示装置は、コンテンツ再生装置10が行った各種処理により得られた結果を、テキストまたはイメージで表示する。他方、音声出力装置は、再生された音声データや音響データなどからなるオーディオ信号をアナログ信号に変換して出力する。
ストレージ装置919は、コンテンツ再生装置10の記憶部の一例として構成されたデータ格納用の装置であり、例えば、HDD(Hard Disk Drive)などの磁気記憶部デバイス、半導体記憶デバイス、光記憶デバイス、または光磁気記憶デバイスなどにより構成される。このストレージ装置919は、CPU901が実行するプログラムや各種データ、および外部から取得した音響信号データや画像信号データなどを格納する。
ドライブ921は、記録媒体用リーダライタであり、コンテンツ再生装置10に内蔵、あるいは外付けされる。ドライブ921は、装着されている磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、または半導体メモリなどのリムーバブル記録媒体927に記録されている情報を読み出して、RAM905に出力する。また、ドライブ921は、装着されている磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、または半導体メモリなどのリムーバブル記録媒体927に記録を書き込むことも可能である。リムーバブル記録媒体927は、例えば、DVDメディア、HD−DVDメディア、Blu−rayメディア、コンパクトフラッシュ(登録商標)(CompactFlash:CF)、メモリースティック、または、SDメモリカード(Secure Digital memory card)などである。また、リムーバブル記録媒体927は、例えば、非接触型ICチップを搭載したICカード(Integrated Circuit card)または電子機器などであってもよい。
通信装置923は、例えば、通信網5に接続するための通信デバイスなどで構成された通信インターフェースである。通信装置923は、例えば、有線または無線LAN(Local Area Network)、Bluetooth、またはWUSB(Wireless USB)用の通信カード、光通信用のルータ、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)用のルータ、または、各種通信用のモデムなどである。この通信装置923は、例えば、インターネットや他の通信機器との間で、例えばTCP/IPなどの所定のプロトコルに則して信号などを送受信することができる。また、通信装置923に接続される通信網5は、有線または無線によって接続されたネットワークなどにより構成され、例えば、インターネット、家庭内LAN、赤外線通信、ラジオ波通信または衛星通信などであってもよい。
無線通信装置925は、例えば、無線通信網6に接続するための通信デバイスなどで構成された通信インターフェースである。無線通信装置925は、例えば、上記通信装置923とは互換性を持たない、ラジオ波などの帯域を用いた無線通信を行うための装置である。具体的には、無線通信装置925は、例えば、上述した無線オーディオ信号伝送技術において用いられている通信規格に則した通信装置である。すなわち、無線通信装置925は、例えば、オーディオ信号を含むデータを伝送する経路であるチャンネルを複数用いて、2.4GHz帯を用いた無線によるデータの伝送が可能な通信規格に則した通信装置である。
なお、図示してはいないが、コンテンツ再生装置10は、接続ポートを備えていてもよい。この接続ポートは、例えば、USB(Universal Serial Bus)ポート、i.LinkなどのIEEE1394ポート、SCSI(Small Computer System Interface)ポート、RS−232Cポート、光オーディオ端子、HDMI(High−Definition Multimedia Interface)ポートなどの、機器をコンテンツ再生装置10に直接接続するためのポートである。この接続ポートに外部接続機器を接続することで、コンテンツ再生装置10は、外部接続機器から直接音響信号データや画像信号データを取得したり、外部接続機器に音響信号データや画像信号データを提供したりする。
以上、本発明の実施の形態に係るコンテンツ再生装置10の機能を実現可能なハードウェア構成の一例を示した。上記の各構成要素は、汎用的な部材を用いて構成されていてもよいし、各構成要素の機能に特化したハードウェアにより構成されていてもよい。従って、本実施形態を実施する時々の技術レベルに応じて、適宜、利用するハードウェア構成を変更することが可能である。
また、本発明の実施の形態に係るコンテンツ受信装置20の機能についても、図17に示したハードウェア構成の例により実現することができる。ただし、コンテンツ受信装置20は、少なくとも、無線通信網6を介してコンテンツ再生装置10と接続可能であればよいので、通信装置923を必ずしも備えていなくてもよい。
なお、本発明の実施の形態に係るコンテンツ再生装置10は、以下に示すような機能を有するプログラムとして提供されることも可能である。すなわち、このプログラムは、第1の通信規格に則した第1の外部機器から、当該第1の外部機器により選択されたコンテンツデータの取得及び再生の要求を受信する再生要求受信機能と、前記再生要求受信機能により受信された前記要求に応じて、前記第1の外部機器により選択されたコンテンツデータを格納している前記第1の通信規格に則した第2の外部機器から、前記コンテンツデータを取得するコンテンツデータ取得機能と、前記コンテンツデータ取得機能により取得された前記コンテンツデータを再生する再生機能と、前記第1の通信規格での通信が可能なデータを、前記第1の通信規格と異なる第2の通信規格での通信が可能なデータに変換するデータ変換機能と、をコンピュータに実現させるためのプログラムである。
かかる構成によれば、コンピュータプログラムは、コンピュータが備える記憶部に格納され、コンピュータが備えるCPUに読み込まれて実行されることにより、そのコンピュータを上記のコンテンツ再生装置として機能させる。また、コンピュータプログラムが記録された、コンピュータで読み取り可能な記録媒体も提供することができる。記録媒体は、例えば、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、フラッシュメモリなどである。また、上記のコンピュータプログラムは、記録媒体を用いずに、例えばネットワークを介して配信してもよい。
また、本発明の実施の形態に係るコンテンツ受信装置20は、以下に示すような機能を有するプログラムとして提供されることも可能である。すなわち、このプログラムは、第1の通信規格に則した第1の外部機器からの制御に基づいて第2の外部機器で再生されているコンテンツデータが、前記第2の外部機器により、前記第1の通信規格とは異なる第2の通信規格での通信が可能なデータに変換された場合に、前記変換後のコンテンツデータを取得するコンテンツデータ取得機能と、前記コンテンツデータ取得部により取得された前記コンテンツデータを再生する再生機能と、をコンピュータに実現させるためのプログラムである。
かかる構成によれば、コンピュータプログラムは、コンピュータが備える記憶部に格納され、コンピュータが備えるCPUに読み込まれて実行されることにより、そのコンピュータを上記のコンテンツ受信装置として機能させる。また、コンピュータプログラムが記録された、コンピュータで読み取り可能な記録媒体も提供することができる。記録媒体は、例えば、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、フラッシュメモリなどである。また、上記のコンピュータプログラムは、記録媒体を用いずに、例えばネットワークを介して配信してもよい。
以上、本発明の実施の形態に係るコンテンツ再生システム10及びこのシステムを構成する各装置の構成について詳細に説明した。
[コンテンツ再生システム1におけるコンテンツの再生方法について]
次に、図18〜図20を参照しながら、本発明の実施の形態に係るコンテンツ再生システム1におけるコンテンツの再生方法を、3つのユースケースを例に挙げて説明する。図18は、コンテンツ再生システム1の第1のユースケースを説明するための説明図である。図19は、コンテンツ再生システム1の第2のユースケースを説明するための説明図である。図20は、コンテンツ再生システム1の第3のユースケースを説明するための説明図である。
初めに、図18を参照しながら、コンテンツ再生システム1の第1のユースケースにおけるコンテンツ再生方法について説明する。この第1のユースケースは、コンテンツ再生装置10で再生されている単一の音源のオーディオ信号を単一のコンテンツ受信装置20に再生させる場合の例である。
(コンテンツ受信装置20における再生方法)
図18に示すように、本実施形態に係る第1のユースケースにおけるコンテンツ再生方法では、まず、再生制御装置30が、コンテンツ管理サーバ40でCDSなどの階層構造により管理されているコンテンツ情報を取得する(S101)。次に、再生制御装置30は、取得したコンテンツ情報に基づいて、コンテンツ管理サーバ40で管理されているコンテンツの一覧を作成する。
次に、再生制御装置30は、作成したコンテンツの一覧の中から特定のコンテンツを選択し、当該特定のコンテンツの再生をさせるコンテンツ再生装置10を決定する。そして、再生制御装置30は、決定したコンテンツ再生装置10に対して、選択された特定のコンテンツの取得及び再生の要求を送信する(S103)。
上記要求を受信したコンテンツ再生装置10のコンテンツデータ取得部107は、コンテンツ管理サーバ40に対し、再生制御装置30に指定されたコンテンツデータの取得を要求する(S105)。これに対して、コンテンツ管理サーバ40は、コンテンツデータ取得部107からのコンテンツデータの取得要求に対する応答として、要求されたコンテンツデータをコンテンツ再生装置10へ送信する。そして、コンテンツデータ取得部107は、コンテンツ管理サーバ40から、再生制御装置30に指定されたコンテンツデータを取得する(S107)。
コンテンツデータ取得部107は、取得したコンテンツデータをコンテンツ再生部109に伝送し、コンテンツ再生部109は、当該コンテンツデータを再生する(S109)。
次に、コンテンツデータ取得部107は、コンテンツ再生装置10で再生されているコンテンツデータを、無線通信制御部113に伝送する(S111)。コンテンツデータ取得部107から無線通信制御部113へのコンテンツデータの伝送は、上記のように直接行われてもよく、また、データ変換部111を介して行われてもよい。ただし、後者の場合でも、コンテンツデータ自体がデータ変換部111により、無線通信網6を介して通信可能なデータ(通信規格Bでの通信が可能なデータ)に変換される必要はない。さらに、コンテンツデータ取得部107からデータ変換部111に、コンテンツデータの再生制御を行うための再生制御情報が送られてもよい。この場合、当該再生制御情報は、データ変換部111により、無線通信網6を介して通信可能なデータ(通信規格Bでの通信が可能なデータ)に変換され、無線通信制御部113に伝送される。
次に、無線通信制御部113は、コンテンツデータ取得部107から伝送されたコンテンツデータ(例えば、オーディオ信号)を、無線通信網6を介して(通信規格Bでの通信により)、コンテンツ受信装置20に送信する(S113)。無線通信制御部113から送信されたコンテンツデータを受信したコンテンツ受信装置20は、受信したコンテンツデータを再生する(S115)。
このようにして、コンテンツ受信装置20は、通信規格の異なるために直接の通信が不可能なコンテンツ管理サーバ40に格納されているコンテンツデータを、コンテンツ再生装置10を介して受信し、再生することができる。
(コンテンツ受信装置20によるコンテンツ再生装置10の制御方法)
また、本実施形態に係る第1のユースケースにおいては、コンテンツ受信装置20によって、コンテンツ受信装置20に則した通信規格Bとは異なる通信規格Aを有するDLNAのDMRとしての機能を有するコンテンツ再生装置10を制御することができる。以下、この制御方法について説明する。
まず、コンテンツ受信装置20が、例えば、コンテンツ再生装置10に所定の処理を実行させるための処理指令信号を通信規格Bでの通信が可能な形態で生成し、生成した処理指令信号を無線通信制御部113に送信する(S201)。このような処理指令信号としては、例えば、コンテンツ再生装置10におけるコンテンツの再生・停止・早送り・巻戻しなどの走行系の操作に関する処理、音量調整処理などがある。また、処理指令信号は、例えば、コンテンツ受信装置20の操作部203の操作(例えば、再生釦の押下)に応じて生成される。
次に、無線通信制御部113は、通信規格Bでの通信が可能なデータとして受信した処理指令信号を、データ変換部111に伝送する(S203)。データ変換部111は、無線通信制御部113から伝送された処理指令信号を、通信規格Aでの通信が可能なデータ、すなわち、コンテンツ再生部109で解釈可能なデータに変換し、変換後の処理指令信号をコンテンツ再生部109に伝送する(S205)。コンテンツ再生部109は、受信した処理指令信号に基づいて、所定の処理(例えば、コンテンツの再生処理など)を実行する。
このようにして、コンテンツ受信装置20は、コンテンツ受信装置20に則した通信規格Bとは異なる通信規格Aを有するDLNAのDMRとしての機能を有するコンテンツ再生装置10の動作を制御することができる。
また、処理指令信号としては、例えば、コンテンツ再生装置10で再生中のコンテンツとは異なるコンテンツの取得及び再生要求を表す信号もありうる。この場合は、データ変換部111は、変換後の処理指令信号をコンテンツデータ取得部107に伝送することもできる。この処理指令信号が伝送されたコンテンツデータ取得部107は、コンテンツ受信装置20に指定されたコンテンツデータを、コンテンツ管理サーバ40から取得する。
さらに、コンテンツ管理サーバ40が、ある時間帯ごとに自動的に所定のプレイリストをコンテンツ再生装置10に提供することもできる。この場合、コンテンツ受信装置20は、処理指令信号として、プレイリストの提供を指令する信号を生成し、この信号をコンテンツ再生装置10に送信することもできる。このような信号を受信したコンテンツ再生装置10には、コンテンツ受信装置20からの処理指令信号を受信した時刻に応じて、自動的にコンテンツ管理サーバ40から予め決められたプレイリストが提供される。
(再生制御装置30によるコンテンツ受信装置20の制御方法)
また、本実施形態に係る第1のユースケースにおいては、再生制御装置30によって、再生制御装置30に則した通信規格Aとは異なる通信規格Bを有する無線オーディオ信号伝送技術の子機としての機能を有するコンテンツ受信装置20を制御することもできる。以下、この制御方法について説明する。
まず、再生制御装置30は、例えば、コンテンツ受信装置20で再生されているコンテンツの再生音量を調整するための音量調整信号などの所定の制御信号を、通信規格Aにより通信可能なデータとして、コンテンツ再生装置10に送信する(S301)。
この所定の制御信号を受信したコンテンツ再生装置10は、データ変換部111にて、受信した制御信号を通信規格Bにより通信可能なデータに変換し、変換後の制御信号を無線通信制御部113に伝送する(S303)。
次に、無線通信制御部113は、通信規格Bにより通信可能なデータに変換された制御信号を、無線通信網6を介してコンテンツ受信装置20に送信する(S113)。さらに、コンテンツ受信装置20は、受信した制御信号に基づいて、所定の処理(例えば、再生中のコンテンツの再生音量の調整処理など)を実行する。
次に、図19を参照しながら、コンテンツ再生システム1の第2のユースケースにおけるコンテンツ再生方法について説明する。この第2のユースケースは、コンテンツ再生装置10で再生されている単一の音源のオーディオ信号を複数のコンテンツ受信装置20に再生させる場合の例である。なお、ここでは、上述した第1のユースケースと異なる部分のみを説明し、また、図19では、説明の便宜の観点から、制御信号の通信を実線の矢印で、オーディオ信号のストリームを破線の矢印で示している。
この第2のユースケースでは、1つのデータ変換部111と無線通信制御部113との組み合わせに対して複数のコンテンツ受信装置20が接続している。この場合、コンテンツ再生装置10で再生されている単一のソースに係るコンテンツデータが、コンテンツ再生装置10に接続されている全てのコンテンツ受信装置20において、同時に再生される。
また、第2のユースケースでは、コンテンツ再生装置10に接続されている複数のコンテンツ受信装置20のそれぞれから、コンテンツ再生装置10に対して、処理指令信号などの制御信号を送信することが可能である。この場合には、それぞれのコンテンツ受信装置20からの制御信号は順番にコンテンツ再生装置10(の伝送制御部)に入力され、最終的には最後に入力されたコンテンツ受信装置20からの制御信号(コマンド)が有効となる。
最後に、図20を参照しながら、コンテンツ再生システム1の第3のユースケースにおけるコンテンツ再生方法について説明する。この第3のユースケースは、コンテンツ再生装置10で再生されている複数の音源のオーディオ信号を複数のコンテンツ受信装置20に再生させる場合の例である。なお、ここでは、上述した第1及び第2のユースケースと異なる部分のみを説明し、また、図20では、説明の便宜の観点から、制御信号の通信を実線の矢印で、オーディオ信号のストリームを破線の矢印で示している。
この第3のユースケースでは、複数のデータ変換部111と無線通信制御部113との組み合わせに対して複数のコンテンツ受信装置20が1対1対応して接続している。この場合、コンテンツ再生装置10で再生されている複数のソースに係るコンテンツデータが、コンテンツ再生装置10に接続されている複数のコンテンツ受信装置20において、独立して再生される。
また、第2のユースケースと同様に、第3のユースケースにおいても、コンテンツ再生装置10に接続されている複数のコンテンツ受信装置20のそれぞれから、コンテンツ再生装置10に対して、処理指令信号などの制御信号を送信することが可能である。ただし、この場合には、コンテンツ再生装置10(の伝送制御部)においては、それぞれのコンテンツ受信装置20からの制御信号は、各コンテンツ受信装置20が接続しているデータ変換部111と無線通信制御部113との組み合わせのそれぞれにより受信される。従って、各コンテンツ受信装置20からの制御信号は独立性を保ち、コンテンツ再生装置10(の伝送制御部)は、制御信号を送信したコンテンツ受信装置20ごとに、それぞれの制御信号に対応する処理が実行される。
<4.まとめ>
以上説明したような本発明の実施の形態によれば、通信規格の異なる装置間でのデータ通信が可能となり、通信規格の異なる装置間での相互制御が可能となる。従って、例えば、DLNAと無線オーディオ信号伝送技術といった、互換性を持たない通信規格に対応した機器の間で、コンテンツ再生装置10を介して間接的に接続ができるようになり、これにより、それぞれの規格のメリットを活かすことができるようになる。すなわち、本実施形態によれば、DLNAのメリットを活かしつつ、機器間の接続の設定やコンテンツの選択を簡易なものとすることが可能となる。
例えば、無線オーディオ信号伝送技術における子機から、DLNAにおけるDMS内のコンテンツの視聴が可能となり、さらに再生開始、停止、曲送りなどの再生操作をDMCを介さずとも、無線オーディオ信号伝送技術における子機から操作することが可能となり、DLNAと無線オーディオ信号伝送技術といった異なる規格間の制御が可能となる。
以上のように、本発明の実施の形態によれば、以下のようなことが可能となる。
(1)DLNAにおけるDMS内のコンテンツが異なる規格に対応した機器(無線オーディオ信号伝送技術に対応した機器)で視聴が可能となる。
(2)DMCを介さずとも、無線オーディオ信号伝送技術に対応した機器から、DMRへの再生などの操作が可能となる。
(3)無線オーディオ信号伝送技術に対応した機器をあたかもIP機器として識別可能となる。すなわち、通常は、無線オーディオ信号伝送技術は独自の規格であるため、この技術に対応した機器は、IP機器としては認識されない。一方、DLNAに対応した機器はIPプロトコルをベースとしているためIP機器として識別可能である。本発明の実施の形態によれば、データ変換部111とコンテンツ受信装置20との接続を1対1対応させることで、データ変換部111にリンクしているコンテンツ受信装置20がIP機器であるかように識別が可能となる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上述した実施形態では、DLNAとは異なる通信規格を有する技術として、無線オーディオ信号伝送技術を例に挙げて説明したが、本発明はかかる例に限定されない。
1 コンテンツ再生システム
5 通信網
6 無線通信網
10 コンテンツ再生装置
20 コンテンツ受信装置
30 再生制御装置
40 コンテンツ管理サーバ
101 通信制御部
103 操作部
105 再生装置情報提供部
107 コンテンツデータ取得部
109 コンテンツ再生部
111 データ変換部
113 無線通信制御部
115 記憶部
117 再生装置情報
119 対応コマンド情報
151 接続制御部
153 伝送制御部
155 コンテンツデータ提供部
201 無線通信制御部
203 操作部
205 接続制御部
207 伝送制御部
209 コンテンツデータ取得部
211 コンテンツ再生部
213 表示制御部
215 表示部
217 処理指令信号生成部
219 記憶部

Claims (10)

  1. 第1の通信規格に則した第1の外部機器から、当該第1の外部機器により選択されたコンテンツデータの再生の要求を受信する再生要求受信部と、
    前記再生要求受信部により受信された前記要求に応じて、前記第1の外部機器により選択されたコンテンツデータを格納している前記第1の通信規格に則した第2の外部機器から、前記コンテンツデータを取得するコンテンツデータ取得部と、
    前記コンテンツデータ取得部により取得された前記コンテンツデータを再生するコンテンツ再生部と、
    前記第1の通信規格での通信が可能なデータを、前記第1の通信規格と異なる第2の通信規格での通信が可能なデータに変換する複数のデータ変換部と、
    前記第2の通信規格に則した複数の第3の外部機器の各々が前記複数のデータ変換部のうちの異なるデータ変換部に対応しており、前記複数のデータ変換部の各々により変換された前記第2の通信規格での通信が可能なデータの各々を対応する第3の外部機器に送信する変換データ送信部と、
    を備える、コンテンツ再生装置。
  2. 前記データ変換部は、前記第3の外部機器から、前記コンテンツ再生装置に所定の処理を実行させるための処理指令信号を受信した場合に、前記処理指令信号を前記第1の通信規格での通信が可能な信号に変換して前記コンテンツ再生部に出力し、
    前記コンテンツ再生部は、変換後の前記処理指令信号に基づいて、所定の処理を実行する、請求項1に記載のコンテンツ再生装置。
  3. 前記複数のデータ変換部の各々は、対応する前記第3の外部機器からのデータを受信する、請求項2に記載のコンテンツ再生装置。
  4. 前記各データ変換部は、他の前記データ変換部との間でデータ伝送が可能である、請求項3に記載のコンテンツ再生装置。
  5. 前記第2の通信規格は、オーディオ信号を含むデータを伝送する経路であるチャンネルを複数用いて、前記第2の通信規格により通信可能な機器間で、2.4GHz帯を用いた無線による前記データの伝送が可能な規格である、請求項1〜4のいずれか一項に記載のコンテンツ再生装置。
  6. 前記データ変換部は、前記第1の外部機器から、前記第3の外部機器における前記コンテンツデータの再生音量を調整するための音量制御信号を受信し、当該受信した前記音量制御信号を変換して前記変換データ送信部に出力し、
    前記変換データ送信部は、前記変換された前記音量制御信号を前記第3の外部機器に送信する、請求項5に記載のコンテンツ再生装置。
  7. 前記データ変換部は、前記コンテンツデータの送信が、前記複数のチャンネルのそれぞれで異なる音源種別の前記オーディオ信号が伝送される第1のデータ伝送方式と、前記複数のチャンネルのそれぞれで同一の音源種別の前記オーディオ信号が伝送される第2のデータ伝送方式のいずれを用いて行われているかを判別する、請求項5に記載のコンテンツ再生装置。
  8. 第1の通信規格に則した第1の外部機器から、当該第1の外部機器により選択されたコンテンツデータの再生の要求を受信するステップと、
    受信された前記要求に応じて、前記第1の外部機器により選択されたコンテンツデータを格納している前記第1の通信規格に則した第2の外部機器から、前記コンテンツデータを取得するステップと、
    取得された前記コンテンツデータを再生するステップと、
    再生されている前記コンテンツデータを、複数のデータ変換部の各々が、前記第1の通信規格と異なる第2の通信規格での通信が可能なデータに変換するステップと、
    前記複数のデータ変換部の各々により変換された前記コンテンツデータの各々を、前記第2の通信規格に則しており、かつ、前記複数のデータ変換部のうちの異なるデータ変換部に各々が対応している複数の第3の外部機器のうちの対応する第3の外部機器に送信するステップと、
    を含む、コンテンツ再生方法。
  9. コンピュータに、
    第1の通信規格に則した第1の外部機器から、当該第1の外部機器により選択されたコンテンツデータの再生の要求を受信する再生要求受信機能と、
    前記再生要求受信機能により受信された前記要求に応じて、前記第1の外部機器により選択されたコンテンツデータを格納している前記第1の通信規格に則した第2の外部機器から、前記コンテンツデータを取得するコンテンツデータ取得機能と、
    前記コンテンツデータ取得機能により取得された前記コンテンツデータを再生する再生機能と、
    前記第1の通信規格での通信が可能なデータを、前記第1の通信規格と異なる第2の通信規格での通信が可能なデータに変換する複数のデータ変換機能と、
    前記第2の通信規格に則した複数の第3の外部機器の各々が前記複数のデータ変換部のうちの異なるデータ変換部に対応しており、前記複数のデータ変換機能の各々により変換された前記第2の通信規格での通信が可能なデータの各々を対応する第3の外部機器に送信する変換データ送信機能と、
    を実現させるためのプログラム。
  10. 所定のコンテンツデータが格納されている記憶部と、第1の通信規格に則した外部機器に前記コンテンツデータを提供するコンテンツデータ提供部と、を有するコンテンツ管理サーバと、
    前記コンテンツ管理サーバで管理されている前記コンテンツデータの一覧を取得するコンテンツデータ取得部と、取得した前記コンテンツデータの一覧の中から選択されたコンテンツデータの再生を、前記第1の通信規格に則した外部機器に要求する再生装置制御部と、を有する再生制御装置と、
    前記再生制御装置からの前記要求に応じて、前記コンテンツ管理サーバから前記再生制御装置により選択されたコンテンツデータを取得するコンテンツ取得部と、取得した前記コンテンツデータを再生するコンテンツ再生部と、前記第1の通信規格での通信が可能なデータを前記第1の通信規格と異なる第2の通信規格での通信が可能なデータに変換する複数のデータ変換部と、前記複数のデータ変換部各々により変換された前記第2の通信規格での通信が可能なデータの各々を前記第2の通信規格に則した対応する外部機器に送信する変換データ送信部と、を有するコンテンツ再生装置と、
    前記複数のデータ変換部のうちでの異なるデータ変換部に各々が対応する複数のコンテンツ受信装置と、
    を備え、
    前記コンテンツ受信装置は、
    前記コンテンツ再生装置により再生されている前記コンテンツデータを、前記コンテンツ再生装置から、前記第2の通信規格での通信により取得するコンテンツデータ取得部と、前記コンテンツデータ取得部により取得された前記コンテンツデータを再生するコンテンツ再生部と、を有する、
    を備える、コンテンツ再生システム。
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