JP2003196919A - 再生システム、コンテンツデータ提供装置、携帯情報端末、コンテンツデータの送信方法およびコンテンツデータの再生方法 - Google Patents

再生システム、コンテンツデータ提供装置、携帯情報端末、コンテンツデータの送信方法およびコンテンツデータの再生方法

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JP2003196919A
JP2003196919A JP2001390356A JP2001390356A JP2003196919A JP 2003196919 A JP2003196919 A JP 2003196919A JP 2001390356 A JP2001390356 A JP 2001390356A JP 2001390356 A JP2001390356 A JP 2001390356A JP 2003196919 A JP2003196919 A JP 2003196919A
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Takumi Sasaki
匠 佐々木
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Original Assignee
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、複数のコンテンツデータをソース
機器から同時に読み込んで、複数のユーザに対してこれ
らのコンテンツデータを個別かつ同時に提供することが
できるコンテンツデータのマルチ再生システムを提供す
ることを目的とする。 【解決手段】 異なった複数のコンテンツデータを再生
可能な車載オーディオシステム100と、この車載オー
ディオシステム100に対して、自動車の車室内等の所
定範囲内に存在する複数のポータブル再生装置200と
を備える。車載オーディオシステム100は、この車載
オーディオシステム100に備えられた複数のソース機
器から異なったコンテンツデータを取得して、複数のポ
ータブル再生装置200に対して並列に無線通信を用い
て送信する。そして、複数のポータブル再生装置200
は、この車載オーディオシステム100から送信された
コンテンツデータを受信して、各々の再生手段にて再生
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、再生装置にて読み
取られたコンテンツデータを無線通信にてポータブル機
器に送信し、送信されたコンテンツデータを出力するこ
とのできる再生装置、ポータブル機器およびコンテンツ
データの再生方法等に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車の車室内で音楽コンテンツデータ
を再生することのできる車載オーディオシステムが一般
に知られている。車載オーディオシステムでは、記録媒
体に記録された音楽コンテンツデータを1曲ずつ読み込
んで、この音楽コンテンツデータを車室内に備えられた
スピーカ等の出力装置より音声として出力する。一般に
車載オーディオシステムに備えられているソース機器と
しては、CDやMD、カセットテープ等のプレイヤが挙
げられる。これらCD、MD、カセットテープ等の記録
媒体は、それぞれ個別のソース機器にて再生される。ま
た車載オーディオシステムには、チューナによって電波
を受信して音声として出力する機能を備えているものも
ある。さらに、車載オーディオシステムにおけるソース
機器として、大量のコンテンツデータを記録することの
できるハードディスクドライブが搭載されたものもあ
る。
【0003】また、自動車に搭載することのできるナビ
ゲーション装置やビデオ再生装置には、表示画面が備え
られている。このような、表示画面を備えたソース機器
で画像コンテンツデータが記録された記録媒体を再生す
れば、表示画面より画像コンテンツデータを出力するこ
とにより、車室内にて映像コンテンツを楽しむことがで
きる。またさらに、ポータブルMDプレイヤや、ポータ
ブルCDプレイヤ、またはポータブルDVDプレイヤ等
を自動車の車室内に持ち込めば、自動車の車室内にてコ
ンテンツデータの再生を楽しむことができる。これらの
ポータブル再生装置は、それぞれのソースからコンテン
ツデータの再生を独自に行うので、搭乗者が個別に、そ
れぞれ異なるコンテンツを楽しむことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、車載オーデ
ィオシステムにて再生することのできる複数のコンテン
ツを、複数の搭乗者が個別に見たい、または聴きたいと
いったような要求がある。そこで、車載オーディオシス
テムが、複数の搭乗者に対してそれぞれ異なるコンテン
ツデータの再生を提供することができれば便利である
が、従来の車載オーディオシステムにはそのような機能
はなかった。
【0005】また、ポータブル再生装置を用いればコン
テンツデータの再生を個別に楽しむことができるが、ポ
ータブル再生装置では、当該ポータブル再生装置に備え
られたソースのコンテンツデータしか再生することがで
きない。さらに、車載オーディオシステムに搭載された
ハードディスクドライブに記録された大量のコンテンツ
データの中から、複数の搭乗者がそれぞれ好きなものを
個別に再生したいといったような要求があるが、従来の
車載オーディオシステムにはそのような機能はなかっ
た。
【0006】つまり、従来の車載システムでは、ソース
機器から複数のコンテンツデータを読み込んで、あるい
は複数のソース機器から複数のコンテンツデータを読み
込んで再生すること、すなわちコンテンツデータのマル
チ再生を行うことができなかった。
【0007】そこで、本発明は、複数のコンテンツデー
タをソース機器から同時に読み込んで、複数のユーザに
対してこれらのコンテンツデータを個別かつ同時に提供
することができるコンテンツデータの再生システムおよ
びコンテンツデータの再生方法を提供することを目的と
する。また、コンテンツデータを個別かつ同時に再生す
ることのできる送信装置ならびにコンテンツデータ再生
装置を提供することを他の目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成する本
発明は、次のように構成されたことを特徴とする再生シ
ステムを提供する。この再生システムは、異なった複数
のコンテンツデータを並列に送信するコンテンツデータ
提供装置と、このコンテンツデータ提供装置に対して所
定範囲内に存在し、コンテンツデータ提供装置から送信
された複数のコンテンツデータを個別かつ同時に各々再
生する複数の再生装置とを備える。ここで、このコンテ
ンツデータ提供装置は、車室内で使用される車載装置と
することができる。またここで、コンテンツデータ提供
装置と複数の再生装置との間で行われる送受信に無線通
信を用いることができる。そしてこの無線通信は、周波
数ホッピング方式を用いてコンテンツデータを複数の再
生装置に対して送信する。また、コンテンツデータ提供
装置は、複数の再生装置からの送信要求に基づいて、コ
ンテンツデータを複数の再生装置に送信する。このコン
テンツデータの再生システムでは、コンテンツデータ提
供装置がコンテンツデータの送信要求を行った再生装置
の機器IDを認識することができるものとする。そし
て、このコンテンツデータ提供装置は、送信要求を行っ
た再生装置の機器IDを付与して、コンテンツデータを
送信するものとする。そうすることによって、コンテン
ツデータの送信要求を行った各々の再生装置に対して、
間違いなく要求に応じたコンテンツデータを送信するこ
とができる。また、コンテンツデータ提供装置から再生
装置へのコンテンツデータの送信は、複数の再生装置か
らの送信要求に応じて並列にまたは同時に行うことがで
きる。
【0009】また、本発明は、次のように構成されたこ
とを特徴とするコンテンツデータ提供装置を提供する。
すなわち、このコンテンツデータ提供装置は、複数の異
なったコンテンツデータを取得するコンテンツデータ取
得手段と、コンテンツデータ取得手段により取得された
複数の異なったコンテンツデータを、所定の範囲内に存
在する各々異なった再生装置に対して時分割して切り替
えながら送信するコンテンツデータ送信手段とを備え
る。ここで、このコンテンツデータ提供装置は、別途用
意された再生装置に対してコンテンツデータを送信する
のみならず、コンテンツデータ提供装置自身が当該コン
テンツデータを出力する出力手段を備える構成とするこ
とができる。この場合、コンテンツデータを再生装置に
対して送信すると共に、コンテンツデータとは異なるコ
ンテンツデータを、この出力手段にて出力することが可
能である。コンテンツデータ提供装置をこのような構成
とすれば、このコンテンツデータ提供装置に備えられた
複数のソース機器より読み込まれた複数のコンテンツデ
ータ、または複数種類のコンテンツデータを車室内等の
所定の範囲内に存在する複数の再生装置に対してそれぞ
れ送信することができる。
【0010】さらに、本発明は、次のように構成された
ことを特徴とする携帯情報端末を提供する。すなわち、
この携帯情報端末は、車載機器が再生可能な複数のコン
テンツデータの中から所定のコンテンツデータを特定す
るための情報を送信する送信手段と、送信手段により送
信された情報に応じて車載機器から提供されるコンテン
ツデータを受信する受信手段と、車載機器の動作状態に
関わらず、受信手段により受信されたコンテンツデータ
に基づくコンテンツを再生する再生手段とを備える。携
帯情報端末をこのような構成とすれば、車載装置が動作
している限り、この車載装置のソース機器から取得する
ことのできるコンテンツデータを受信して、この携帯情
報端末自身が保持しているコンテンツデータを再生(出
力)するのと同じ再生手段(出力手段)にて再生するこ
とができる。
【0011】また、本発明は、コンテンツデータを送信
するための指示に関する情報を生成するステップと、指
示に関する情報を所定の範囲内に存在する複数の外部機
器に送信するステップと、指示に関する情報に対してな
された送信指示を受信するステップと、送信指示に基づ
いて複数の外部機器に対してそれぞれ異なるコンテンツ
データを並列に送信するステップとを含むコンテンツデ
ータの送信方法を提供する。
【0012】さらにまた、本発明は、送信装置より送信
されたコンテンツデータを再生するための指示に関する
情報を所定の範囲内にて受信するステップと、指示に関
する情報に基づいて再生指示を生成して、再生指示を送
信装置に送信するステップと、再生指示に応じて送信装
置より送信されたコンテンツデータを受信して、コンテ
ンツデータを出力するステップとを含むコンテンツデー
タの再生方法を提供する。これら、コンテンツデータの
送信方法およびコンテンツデータの再生方法に基づいて
処理を行うコンテンツデータ提供装置および再生装置を
用いれば、コンテンツデータの再生システムを提供する
ことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に示す本実施の形
態に基づいて本発明を詳細に説明する。本実施の形態で
は、送信装置とコンテンツデータ再生装置とを用いてコ
ンテンツデータを個別かつ同時に再生するシステムを例
示して説明する。本実施の形態において例示するコンテ
ンツデータの再生システムでは、車載オーディオシステ
ムにて読み込まれた複数のコンテンツデータを携帯型の
ポータブル再生装置に送信し、この携帯型のポータブル
再生装置にて受信されたコンテンツデータの再生を行
う。
【0014】図1は、本実施の形態におけるコンテンツ
データの再生システムの全体構成を示す図である。本実
施の形態の一例として図1に示すコンテンツデータの再
生システムは、後に図3を用いて説明するコンテンツデ
ータの送信装置として用いられる車載オーディオシステ
ム100と、後に図5を用いて説明するコンテンツデー
タ再生装置として用いられるポータブル再生装置200
とが備えられている。そして、この車載オーディオシス
テム100とポータブル再生装置200とは、コンテン
ツデータ等の送受信が可能な無線接続にてネットワーク
接続されている。
【0015】後に図3を用いて詳しく説明するが、本実
施の形態で例示する送信装置として用いられる車載オー
ディオシステム100には、従来の車載オーディオシス
テムとして備えられた機器構成および機能の他に、コン
テンツ再生装置として用いられるポータブル再生装置2
00との間で無線通信を行うことのできる通信モジュー
ル151およびアンテナ152と、これらを制御する制
御プログラムが記録されたメモリ112が備えられてい
る。また、後に図5を用いて詳しく説明するが、本実施
の形態においてコンテンツ再生装置として用いられるポ
ータブル再生装置200には、車載オーディオシステム
100との間で無線通信を行うことのできる通信モジュ
ール251およびアンテナ252と、これらを制御する
制御プログラムが記録されたメモリ212が備えられて
いる。
【0016】送信装置として用いられる機器としては、
図1に示した車載オーディオシステム100以外にも、
コンテンツデータ再生装置と無線通信を行うことのでき
る機能を備えたものであれば、例えばナビゲーション装
置等を用いることができる。コンテンツデータ再生装置
(以下、ポータブル再生装置200と称する)は携帯情
報端末であり、具体的には、車載オーディオシステム1
00と無線通信を行うことのできる機能を備えた携帯電
話201、携帯型音楽再生装置202、PDA(Person
al Digital Assistant)203等が挙げられる。携帯型
音楽再生装置202としては、例えば、カセットテー
プ、CD、またはMD等の記録媒体からコンテンツデー
タを読み取って再生する再生装置、および携帯型のMP
3プレイヤ等を用いることができる。
【0017】本実施の形態では、以上のように構成され
たコンテンツデータの再生システムにて、車載オーディ
オシステム100に内蔵されたソース機器から読み込ま
れたコンテンツデータおよび車載オーディオシステム1
00に内蔵されたソース機器にて受信された電波に基づ
いたコンテンツデータをポータブル再生装置200にて
再生する。ところで、本実施の形態における車載オーデ
ィオシステム100とポータブル再生装置200との間
におけるコンテンツデータの送受信および各種命令の送
受信には、無線通信が用いられる。そして、この無線通
信における通信手段としては、Bluetooth、ま
たはIEEE802.11規格の無線LAN(Local Ar
ea Network)を用いることができる。
【0018】本実施の形態では、周波数ホッピング方式
を用いたBluetoothを無線通信の通信手段とし
て用いる場合を例示して説明する。Bluetooth
では、2.45GHzの周波数帯域を使い、1000K
bpsのデータ伝送速度を実現することができる。そし
て、この周波数帯域において周波数帯域を帯域分割する
と共に、ある一定の周期で搬送波の周波数を帯域分割さ
れた周波数ごとにホッピングして(切り替えて)通信を
行うことができる。そうすると、ポイント・ツー・マル
チポイント、すなわち1つの機器と複数の機器との間で
の通信が可能となる。また、周波数帯域を分割して周波
数ホッピング方式を用いた通信を行うことにより、外界
からのノイズおよび複数の機器間での干渉等による搬送
波への影響を防止することができる。この帯域分割は必
ずしも行わなければならないわけではなく、使用可能な
周波数帯域を最大限に利用して無線通信を行うようにし
ても構わない。
【0019】ここで、図2を用いて本実施の形態におけ
るデータ転送レートの分割例について説明する。図2に
示すように、Bluetoothを用いた通信では10
00Kbpsの伝送速度が提供される。ここで、例えば
音楽のコンテンツデータを送信しようとした場合に必要
な転送レートが50kbpsであるとすると、送信装置
側の性能として1000kbpsの伝送速度が確保でき
ていれば、一度に20種類の音楽のコンテンツデータを
送信することができる。つまり、20台のポータブル再
生機器に対して同時に音楽のコンテンツデータを送信す
ることが可能である。例えば、ソース機器から読み込ま
れたコンテンツデータIを携帯電話201へ、コンテン
ツデータIIを携帯型音楽再生装置202へ、コンテンツ
データIIIをPDA203へと同時に、すなわち並列に
送信することができる。コンテンツデータを送信するた
めに必要な転送レートは、送信しようとするコンテンツ
データの種類等によって変化する。
【0020】以上のように、車載オーディオシステム1
00からポータブル再生装置200へのコンテンツデー
タの送信手段として周波数ホッピング方式を用いれば、
同時に(並列に)複数のポータブル再生装置200へ複
数のコンテンツデータを送信することが可能になる。ま
た、無線通信を用いれば、ポータブル再生装置200と
の間に通信ケーブル等を介在させなくても良い。すなわ
ち、ケーブルの取り回しが不要になる。そうすることに
よって、特に自動車の車室内等の限られたスペースの中
でのポータブル再生装置200の配置の自由度が増すこ
とになる。また、個々のポータブル再生装置200に対
応した専用の通信ケーブルを用意する必要がなくなるた
め、本実施の形態に示すコンテンツデータの再生システ
ムを導入する際のコストを低減させることができる。さ
らに、ケーブル接続を行った場合には、車載オーディオ
システム100に備えることのできるポートの数が制限
されることが考えられるが、無線通信を用いれば、十分
な台数のポータブル再生装置200との通信を行うこと
ができるようになる。
【0021】図3は、本実施の形態における車載オーデ
ィオシステム100の構成を示すブロック図である。本
実施の形態では、コンテンツデータの再生システムにお
ける送信装置の一例として、車載オーディオシステム1
00を用いる場合について説明する。図3に示すよう
に、本実施の形態における車載オーディオシステム10
0は、CPU111と、メモリ112とコードIC11
3と、CD−ROMドライブ121と、チューナ122
と、受信アンテナ123と、A/D(Analog to Digita
l)コンバータ124と、ハードディスクドライブ12
5と、操作部131と、ディスプレイ132と、D/A
コンバータ141と、ボリュームコントローラ142
と、スピーカ143と、通信モジュール151と、アン
テナ152とを備える。
【0022】CD−ROMドライブ121は、コンテン
ツデータがデジタル録音された図示しないCD記録媒体
を装着し、このCD記録媒体からコンテンツデータを読
み出す。本実施の形態では、記録媒体からコンテンツデ
ータを読み出すための装置としてCD−ROMドライブ
121を例示したが、車載オーディオシステム100に
内蔵することのできる装置であれば、CD−ROMドラ
イブ121の他にも種々のコンテンツデータの情報源か
ら再生を行うことができる。例えば、カセットテーププ
レイヤやMDドライブ、メモリスティックスロット等を
使用しても良い。この場合、コンテンツデータの記録媒
体もカセットテープ、MD、メモリスティック等を用い
る。これらのドライブおよびプレイヤとしては、それぞ
れ公知の装置を用いることができる。また、車載オーデ
ィオシステム100に内蔵されたものばかりでなく、車
載オーディオシステム100の外部にケーブルまたはそ
の他の通信手段にて接続されたコンテンツデータの読み
込み装置を用いることも可能であり、このような場合に
は図1に示した構成に限定されるものではない。
【0023】チューナ122は、放送局等によって発信
された放送電波を帯域制限して受信アンテナ123を介
して受信する受信装置である。チューナ122によって
受信されたアナログコンテンツデータは、A/Dコンバ
ータ124によってデジタルコンテンツデータ(以下、
コンテンツデータと称する)に変換される。このよう
に、記録媒体から読み込まれたコンテンツデータや、チ
ューナ122にて受信されてA/D変換されたコンテン
ツデータは、後述するハードディスクドライブ125に
記録することが可能である。
【0024】ハードディスクドライブ125は、大量の
コンテンツデータを記録することができる大容量記録装
置である。このハードディスクドライブ125は、CD
−ROMドライブ121やその他の装置にて読み込まれ
た音声や画像等のコンテンツデータや、チューナ122
によって受信された音声や画像等のコンテンツデータを
受け取って記録することが可能である。また、車載オー
ディオシステム100がインターネットに接続するため
の機能を備えていれば、ハードディスクドライブ125
には、インターネット等に接続した際に取得されたコン
テンツデータをも記録しておくことができる。このよう
なコンテンデータも記録媒体から読み込まれたコンテン
ツデータや、チューナ122にて受信されたコンテンツ
データと同様に、車載オーディオシステム100にて読
み込むことができる。
【0025】これら、CD−ROMドライブ121、チ
ューナ122(受信アンテナ123とA/Dコンバータ
124を含む)、ハードディスクドライブ125等は、
車載オーディオシステム100にコンテンツデータを読
み込ませるためのソース機器、すなわちコンテンツデー
タ取得手段として用いられる。これらのソース機器にて
読み込まれたコンテンツデータは、コードIC113へ
と送信される。コードIC113は、ソース機器にて読
み込まれたコンテンツデータがエンコード(符号化)さ
れたものであればデコード(復号化)する。コードIC
113を通過したコンテンツデータは、その種類に応じ
てCPU111またはD/Aコンバータ141へと送ら
れる。
【0026】本実施の形態における車載オーディオシス
テム100の装置全体の制御を行うCPU111には、
上述したコードIC113の他に、CPU111にて実
行される制御プログラムを読み込むと共にCPU111
が動作するための記憶領域として用いられるメモリ11
2と、車載オーディオシステム100に備えられた各機
能を動作させるための外部からの操作を受け付ける操作
部131と、車載オーディオシステム100の動作状況
等を表示することのできる液晶表示部等を備えたディス
プレイ132が接続されている。さらに本実施の形態に
おける車載オーディオシステム100のCPU111に
は、後述するアンテナ152を備えた通信モジュール1
51が接続されている。
【0027】操作部131に対してソース機器のコンテ
ンツデータを再生するための操作が行われると、CPU
111はメモリ112に読み込まれた制御プログラムに
従い、この操作に基づいて車載オーディオシステム10
0を制御し、動作させる。そうすると、ソース機器から
読み込まれたコンテンツデータは、必要に応じてコード
IC113にてデコードされた後にD/Aコンバータ1
41にてアナログデータに変換されて、操作部131に
設けられた図示しないつまみ等に接続されたボリューム
コントローラ142にて音量を調節され、スピーカ14
3より出力される。
【0028】さて、本実施の形態では、CD−ROMド
ライブ121、チューナ122、ハードディスクドライ
ブ125等のソース機器、または複数種類のソース機器
より読み込まれた複数のコンテンツデータを個別かつ同
時に再生すること、すなわちコンテンツデータのマルチ
再生を行うことに大きな特徴がある。そのためには、こ
れら複数のコンテンツデータをそれぞれ個別にかつ同時
に(並列に)再生する再生装置が必要となってくる。
【0029】そこで、本実施の形態では、車載オーディ
オシステム100からだけでなく、この車載オーディオ
システム100と無線通信を行うことのできる複数のポ
ータブル再生装置200からもコンテンツデータの再生
を行うことができるようにする。そのため、車載オーデ
ィオシステム100には上述した従来の構成に加えて、
ポータブル再生装置200に対して複数のコンテンツデ
ータを送信するアンテナ152を備えた通信モジュール
151とからなる送信手段をさらに備える。車載オーデ
ィオシステム100をこのような構成にすれば、ソース
機器にて読み込まれた複数のコンテンツデータを通信モ
ジュール151およびアンテナ152を介してポータブ
ル再生装置200へ同時に送信することができる。ここ
で、この送信手段によるコンテンツデータの送信は、時
分割して行われるものであっても良いし、並列して行わ
れるものであっても構わない。また、図2にて説明した
ように、本実施の形態における車載オーディオシステム
100とポータブル再生装置200との間では、周波数
ホッピング方式を利用した無線通信を行う。このような
場合には、通信モジュール151とアンテナ152は1
組設けられていれば良いが、他の方式を利用して複数の
ポータブル再生装置200へ同時にコンテンツデータを
送信する場合には、通信モジュール151’およびアン
テナ152’を複数設けても構わない。
【0030】本実施の形態における車載オーディオシス
テム100のメモリ112には、CPU111に読み込
まれて実行される制御プログラムが記録されている。こ
の制御プログラムは、アンテナ152および通信モジュ
ール151を介してポータブル再生装置200からのコ
ンテンツデータの送信要求を受け付けて、この送信要求
に基づいてソース機器から複数のコンテンツデータを読
み込んで、ポータブル再生装置200へ同時に(並列
に)送信する機能を実行する。また、この制御プログラ
ムは、ポータブル再生装置200から車載オーディオシ
ステム100へのコンテンツデータの送信要求を直感的
かつ円滑に行えるようなインターフェースを提供する。
本実施の形態におけるコンテンツデータのマルチ再生を
行うための制御プログラムには、コンテンツリスト作成
機能と、ポータブル再生装置認識機能と、コンテンツデ
ータ送信機能とが備えられている。
【0031】以下、CPU111にて実行される制御プ
ログラムの機能について説明する。まず、コンテンツリ
スト作成機能について説明する。CPU111に備えら
れたコンテンツリスト作成機能は、ソース機器から読み
込むことのできるコンテンツデータに基づいてコンテン
ツリスト情報を生成すると共に、図4に示すコンテンツ
リストの一覧を作成する。図4は、本実施の形態におけ
るコンテンツリスト作成機能によって作成されるコンテ
ンツリストの画面例である。ここで例示する画面は、コ
ンテンツリスト作成機能によって作成された後に車載オ
ーディオシステム100のディスプレイ132に表示す
ることができる。図示したように、コンテンツリスト画
面300は、CDコンテンツ表示部310と、チューナ
コンテンツ表示部320と、ハードディスクドライブコ
ンテンツ表示部330と、外部接続装置コンテンツ表示
部340とを備える。ここで、各コンテンツ表示部はボ
タン化されており、選択可能な状態で表示されるものと
する。
【0032】例えばCD−ROMドライブ121にCD
チェンジャが備えられており、複数のCD記録媒体が差
し込まれている場合には、CDコンテンツ表示部310
には、図示したようにそれぞれのCD記録媒体が差し込
まれているディスクトレイの番号等を表示することがで
きる。そして、それぞれの番号のボタンを選択すること
により、その番号のディスクトレイに差し込まれている
CD記録媒体からコンテンツデータを読み込むことがで
きる。また、チューナコンテンツ表示部320には、チ
ューナ122にてプリセットされているキーに対応した
ボタンと共に、手入力によって任意の周波数帯域をセッ
トすることのできるエリアも設けられている。このボタ
ンまたはエリアを選択することによって、チューナ12
2によって受信されたコンテンツデータを読み込むこと
ができる。
【0033】さらに、ハードディスクドライブコンテン
ツ表示部330には、ハードディスクドライブ125に
記録されているディレクトリ構造と共に、このディレク
トリ内に記録されているコンテンツデータを表示するこ
とができる。ディレクトリ構造を辿ってコンテンツデー
タを検索し、所望のコンテンツデータを選択することに
よって、このコンテンツデータを読み込むことができ
る。またさらに、外部接続装置コンテンツ表示部340
には、車載オーディオシステム100によって認識され
た外部接続装置の情報を表示することができる。このよ
うにして作成されたコンテンツリストは、後に説明する
ように、ポータブル再生装置200へと送信される。ま
た、ディスプレイ132に表示されたコンテンツリスト
画面300に対してボタン選択等の操作を行うことによ
って、選択されたコンテンツデータの再生を行うことが
できる。
【0034】次に、ポータブル再生装置認識機能につい
て説明する。CPU111に備えられたポータブル再生
装置認識機能は、一定時間が経過する毎に通信モジュー
ル151およびアンテナ152を介して車載オーディオ
システム100と無線通信を行うことができると共に機
器IDを有するポータブル再生装置200を検索する。
そうすることによって、自動車の車室内に新たなポータ
ブル再生装置200が持ち込まれたことや、車室内にあ
るポータブル再生装置200の電源が投入されたことを
検知することができる。そして、このポータブル再生装
置認識機能による検索を行うことによって検知されたポ
ータブル再生装置200の機器IDをメモリ112の所
定の領域に記憶しておくことができる。また、このよう
にして検知されたポータブル再生装置200をディスプ
レイ132に表示することができる。そして、ポータブ
ル再生装置200からの接続要求があるまで待機するこ
とや、ポータブル再生装置200との自動接続を行うこ
とができる。
【0035】また、車載オーディオシステム100と無
線通信を行うことが可能であって、機器IDを有しない
ポータブル再生装置200が検出されることも考えられ
る。このような場合には、ポータブル再生装置200の
通信モジュール251等に付与されているMACアドレ
ス等のユニークな値に関連付けた新しい機器IDを生成
すると共にメモリ112の所定の領域に記憶しておくこ
とができる。そうすることによって、車載オーディオシ
ステム100と無線通信を行うことのできるポータブル
再生装置200を車載オーディオシステム100にて認
識することができる。そして、このポータブル再生装置
認識機能によって生成された新しい機器IDをポータブ
ル再生装置200に送信することによって、このポータ
ブル再生装置200のメモリ112等に記憶させてお
く。
【0036】このようにすれば、車載オーディオシステ
ム100と無線通信を行うことのできるポータブル再生
装置200を個別に認識することができる。そうするこ
とによって、複数台のポータブル再生装置200からそ
れぞれ異なったコンテンツデータの送信要求があった場
合には、どの送信要求がどのポータブル再生装置200
からの送信要求であるかを判断することができる。ここ
で、ポータブル再生装置認識機能によるポータブル再生
装置200の検索を行うタイミングは、上述したように
一定時間が経過したときとしても良いし、自動車という
使用条件の特性上、自動車の車室内にポータブル再生装
置200が持ち込まれるという行為が発生することを考
慮すれば、自動車のドアの開閉が行われたときとしても
良い。また、ポータブル再生装置200を持ったユーザ
が自動車の車室内を移動したり、ポータブル再生装置2
00を他のユーザに渡したりすることによってポータブ
ル再生装置200が移動することも考えられるので、一
定時間が経過する毎に再検索を行うようにするのが望ま
しい。
【0037】ここで、ポータブル再生装置認識機能によ
ってポータブル再生装置200が認識された際に、コン
テンツリスト作成機能によって作成されたコンテンツリ
スト画面300またはコンテンツリスト情報をポータブ
ル再生装置200に送信する。このコンテンツリスト画
面300またはコンテンツリスト情報のポータブル再生
装置200への送信は、どういうタイミングで行っても
構わないが、ポータブル再生装置200の電源が投入さ
れた後、すぐにコンテンツデータの再生を行う場合を考
慮すれば、できるだけ早いタイミングで送信することが
望ましい。また、車載オーディオシステム100は自動
車の車室内で使用される。そして、自動車が走行する状
況に応じてポータブル再生装置200に対して提供する
ことのできるコンテンツデータが逐次変化することも考
えられる。そこで、コンテンツリスト作成機能によるコ
ンテンツリスト画面300およびコンテンツリスト情報
を定期的に更新して、更新が行われる度にポータブル再
生装置200に送信することが望ましい。
【0038】また次に、コンテンツデータ送信機能につ
いて説明する。コンテンツデータ送信機能は、ポータブ
ル再生装置200からの要求に応じて、車載オーディオ
システム100のソース機器から読み込まれた複数のコ
ンテンツデータをポータブル再生装置200に対して送
信するものである。ここで、このコンテンツデータ送信
機能によるコンテンツデータの送信は、通信モジュール
151およびアンテナ152を介して行われる。そし
て、本実施の形態では、周波数ホッピング方式の無線通
信を用いて、複数のコンテンツデータを複数のポータブ
ル再生装置200に対して同時に送信することができ
る。コンテンツデータ送信機能については、後に図6お
よび図7に示すフローチャートを用いて、本実施の形態
におけるコンテンツデータの再生システムにおける動作
と関連付けて説明する。
【0039】車載オーディオシステム100は自動車の
車室内の限られた空間で使用される。そこで、通信モジ
ュール151に備えられたアンテナ152に指向性を持
たせておくことにより、機器IDを有するポータブル再
生装置200が車室内のどの位置にあるかを概ね把握す
ることができる。そうすることによって、コンテンツデ
ータを無線通信にて送信する際に、コンテンツデータを
送信する方向を定めることができる。また、どの機器I
Dのポータブル再生装置200が車室内のどの位置にあ
るかを、車載オーディオシステム100のディスプレイ
132に表示することも可能である。このようにすれ
ば、ポータブル再生装置200にてコンテンツリスト画
面300を表示することができない等の理由によってポ
ータブル再生装置200から車載オーディオシステム1
00に対してコンテンツデータの送信要求を行うことが
できない場合であっても、車載オーディオシステム10
0の操作部131を操作することによってコンテンツデ
ータを特定のポータブル再生装置200に送信すること
ができる。
【0040】図5は、本実施の形態におけるポータブル
再生装置200の構成を示すブロック図である。本実施
の形態では、コンテンツデータの再生システムにおける
コンテンツデータ再生装置の一例として、ポータブル再
生装置200を用いる場合について説明する。図5に示
すように、本実施の形態におけるポータブル再生装置2
00は、CPU211と、メモリ212と、操作部23
1と、ディスプレイ232と、D/Aコンバータ241
と、ボリュームコントローラ242と、スピーカ243
と、デコーダ244と、通信モジュール251とアンテ
ナ252とを備える。
【0041】ところで、通常の携帯型音楽再生装置、例
えば携帯型MD再生装置であれば、ディスプレイに表示
されたMD記録媒体に記録されたコンテンツデータの情
報に基づいて操作部に対してコンテンツデータを再生す
る操作が行われる。そして、この操作に応じてMD記録
媒体よりコンテンツデータを読み出してデコーダ、D/
Aコンバータ、ボリュームコントローラを介して音声と
してスピーカまたはイヤホン等より出力される。
【0042】ここで本実施の形態では、車載オーディオ
システム100とポータブル再生装置200との間で無
線通信を行い、車載オーディオシステム100に備えら
れたソース機器より読み出された複数のコンテンツデー
タを同時に複数のポータブル再生装置200にて再生す
ることに大きな特徴がある。そのため、本実施の形態に
おけるポータブル再生装置200には、車載オーディオ
システム100との間で無線通信を行うためのアンテナ
252を備えた通信モジュール251からなる受信手段
が備えられている。ポータブル再生装置200からのコ
ンテンツデータの送信要求は、この通信モジュール25
1およびアンテナ252を介して無線通信にて車載オー
ディオシステム100へと送信される。また、ポータブ
ル再生装置200からの送信要求に応じて車載オーディ
オシステム100から送信されてきたコンテンツデータ
はアンテナ252にて受信され、通信モジュール251
を介してデコーダ244へと送られる。
【0043】デコーダ244では、通信モジュール25
1にて受信されたコンテンツデータをデコードして、C
PU211へと送る。CPU211に送られてきたコン
テンツデータは一旦メモリ212へと送られ、メモリ2
12のバッファ領域に記憶しておくことができる。この
ようにすれば、ポータブル再生装置200と車載オーデ
ィオシステム100との間の無線通信が何らかの理由に
よって一時的に途切れた場合にも、音トビや画像の途切
れが発生することなくコンテンツデータの再生を行うこ
とができる。そして、一旦メモリ212に記憶されたコ
ンテンツデータは、再びCPU211へと送られる。
【0044】ここで、CPU211に送られてきたコン
テンツデータはD/Aコンバータ241にてアナログデ
ータに変換されて、操作部231に設けられた図示しな
いつまみ等に接続されたボリュームコントローラ242
にて音量を調節され、スピーカ243より出力される。
このように、本実施の形態におけるポータブル再生装置
200は、このポータブル再生装置200が個々に動作
する際に用いられるスピーカ243よりコンテンツデー
タを出力、すなわち再生することができる。
【0045】本実施の形態におけるポータブル再生装置
200のメモリ212には、CPU211に読み込まれ
て実行される制御プログラムが記録されている。この制
御プログラムは、アンテナ252および通信モジュール
251を介して車載オーディオシステム100に対して
コンテンツデータの送信要求を行い、車載オーディオシ
ステム100から送信されたコンテンツデータを受信し
て出力する機能を実行する。本実施の形態においてポー
タブル再生装置200にてコンテンツデータのマルチ再
生を行うための制御プログラムには、車載装置認識機能
と、コンテンツリスト表示機能と、コンテンツデータ受
信機能とが備えられている。
【0046】以下、CPU211にて実行される制御プ
ログラムの機能について説明する。まず、車載オーディ
オシステム認識機能について説明する。CPU211に
備えられた車載オーディオシステム認識機能は、車載オ
ーディオシステム100のポータブル再生装置認識機能
によってポータブル再生装置200の機器IDの検索が
行われた際に、応答を行う機能である。この機器IDの
検索は、通信モジュール251に備えられたアンテナ2
52によって受信される。そしてこの機器IDの検索
は、デコーダ244を介してCPU211へと送られ
る。そうすると、CPU211はポータブル再生装置2
00の機器IDを通信モジュール251およびアンテナ
252を介して車載オーディオシステム100へと送信
する。
【0047】また、ポータブル再生装置200が予め定
められた機器IDを有していない場合には、車載オーデ
ィオシステム認識機能は、車載オーディオシステム10
0に対してその旨を通知する。そうすると、車載オーデ
ィオシステム100のポータブル再生装置認識機能によ
って生成された機器IDが送信されてくる。ポータブル
再生装置200は、この機器IDを受信して、メモリ2
12の所定の領域に記憶しておくことができる。
【0048】次に、コンテンツリスト表示機能について
説明する。車載オーディオシステム100のコンテンツ
リスト作成機能によって作成されたコンテンツリスト画
面300およびコンテンツリスト情報は、通信モジュー
ル251に備えられたアンテナ252にて受信され、デ
コーダ244を通過してCPU211へと送られてく
る。ここで、CPU211に備えられたコンテンツリス
ト表示機能は、コンテンツリスト画面300がディスプ
レイ232に表示可能であるか否かを判断する。ポータ
ブル再生装置200がコンテンツリスト画面300を表
示するのに十分なサイズのディスプレイ232を備えて
いれば、コンテンツリスト画面300をディスプレイ2
32にそのまま表示する。また、ディスプレイ232の
サイズが小さい場合にはコンテンツリスト情報に基づい
て表示可能な範囲で、コンテンツリスト情報の全部また
はその一部をディスプレイ232に表示する。
【0049】そして、コンテンツリスト表示機能により
ディスプレイ232に表示されたコンテンツリスト画面
300またはコンテンツリスト情報に対して、操作部2
31から選択等の操作を行うことによって、それぞれの
ポータブル再生措置200を使用するユーザが所望する
コンテンツデータの再生を行うことができる。また、こ
のコンテンツリスト表示機能により、ポータブル再生装
置200で再生することのできるコンテンツデータの種
類を判断し、ディスプレイ232に表示するコンテンツ
リスト画面300またはコンテンツリスト情報を予め制
限するようにしても良い。
【0050】また次に、コンテンツデータ受信機能につ
いて説明する。コンテンツリスト表示機能によりディス
プレイ232に表示されたコンテンツリスト画面300
またはコンテンツリスト情報に対して、操作部231か
ら選択等の操作が行われると、CPU211に備えられ
たコンテンツデータ受信機能は、選択されたコンテンツ
データの送信要求を生成する。そしてこのコンテンツデ
ータの送信要求は、デコーダ244を通過して通信モジ
ュール251に備えられたアンテナ252から車載オー
ディオシステム100に対して送信される。そうする
と、車載オーディオシステム100のコンテンツデータ
送信機能によって、ポータブル再生装置200からの送
信要求に対応したコンテンツデータがこの送信要求を送
信したポータブル再生装置200、すなわち再生指示を
行ったポータブル再生装置200へと送信される。この
コンテンツデータは、通信モジュール251に備えられ
たアンテナ252によって受信され、デコーダ244に
てデコードされ、CPU211を介して一旦メモリ21
2にスプールされた後に再びCPU211を通過して出
力される。
【0051】ポータブル再生装置200が以上のような
機能を備えれば、車載オーディオシステム100のソー
ス機器より読み込まれたコンテンツデータを受信し、こ
のコンテンツデータをポータブル再生装置200にて再
生することができるようになる。ここで、本実施の形態
では、車載オーディオシステム100とポータブル再生
装置200との間の無線通信にBluetoothを用
いている。そうすることによって、コンテンツデータの
送信元である車載オーディオシステム100からはソー
ス機器から読み込まれた複数のコンテンツデータ、また
は複数のソース機器から読み込まれた複数のコンテンツ
データを同時に複数のポータブル再生装置200に対し
て送信することが可能である。そして、このコンテンツ
データをそれぞれのポータブル再生装置200にて再生
することによってコンテンツデータのマルチ再生を行う
ことができる。
【0052】次に、図6および図7に示すフローチャー
トに基づいて、本実施の形態にて示した車載オーディオ
システム100およびポータブル再生装置200におけ
る、コンテンツデータのマルチ再生を行う制御プログラ
ムの処理の流れを説明する。図6は、本実施の形態にお
ける車載オーディオシステム100の処理の流れを説明
するフローチャートである。また図7は、本実施の形態
におけるポータブル再生装置200の処理の流れを説明
するフローチャートである。
【0053】まず、車載オーディオシステム100の電
源が投入される(ステップ601)。自動車に搭載され
た車載オーディオシステム100の電源は、例えば自動
車のエンジンを始動する等の操作を行った際に自動的に
投入される。そうすると、車載オーディオシステム10
0は、車載オーディオシステム100に内蔵されたCD
−ROMドライブ121、チューナ122、ハードディ
スクドライブ125等のソース機器を認識する(ステッ
プ602)。また、車載オーディオシステム100の外
部からケーブル等で接続されたソース機器をも認識す
る。そして、これらのソース機器より読み込むことので
きるコンテンツデータに基づいてコンテンツリストが作
成される(ステップ603)。ここで、このコンテンツ
リストは、図4に示したコンテンツリスト画面300お
よびコンテンツリスト情報として作成され、メモリ11
2の所定の領域に一時的に記憶される。
【0054】また、自動車の車室内に乗り込んだ搭乗者
によって、単独で動作することができると共に、車載オ
ーディオシステム100から送信されたコンテンツデー
タの再生を行うことができるポータブル再生装置200
が持ち込まれ、このポータブル再生装置200の電源が
投入される(ステップ701)。電源が投入された後、
ポータブル再生装置200は、操作部231に対して何
らかの操作が行われるまで、または車載オーディオシス
テム100からの命令が送信されてくるまで待機する。
【0055】車載オーディオシステム100では、この
車載オーディオシステム100との間で無線通信を行う
ことのできるポータブル再生装置200が車室内にある
か否かの判断、すなわち車室内におけるポータブル再生
装置200の検索が行われる(ステップ604)。ここ
で、ポータブル再生装置200との間における通信は、
通信モジュール151およびアンテナ152を介して行
われる。ステップ604において、車載オーディオシス
テム100と無線通信を行うことのできるポータブル再
生装置200が車室内に無いと判断された場合には、デ
ィスプレイ132に無線通信を行うことのできる機器が
無い旨のメッセージを表示して(ステップ605)、一
定時間待機した後にステップ603以降の処理が繰り返
される。また、ステップ604において車載オーディオ
システム100と無線通信を行うことのできるポータブ
ル再生装置200が車室内にあると判断された場合に
は、ポータブル再生装置200に対して各々のポータブ
ル再生装置200の機器IDを、車載オーディオシステ
ム100に送信することを指示する命令を送信する(ス
テップ606)。
【0056】ポータブル再生装置200は、ステップ6
06にて送信された機器IDの送信指示の命令を受信し
(ステップ702)、この送信指示の命令に基づいて、
各々のポータブル再生装置200に備えられた個別の機
器IDを車載オーディオシステム100に対して送信す
る(ステップ703)。ここで、車載オーディオシステ
ム100との間における通信は、通信モジュール151
およびアンテナ152を介して行われる。そして、各々
のポータブル再生装置200から送信された機器ID
は、車載オーディオシステム100に備えられたメモリ
112の所定の領域に記憶される(ステップ607)。
車載オーディオシステム100では、ステップ607お
よびステップ608の処理を経て、ポータブル再生装置
200との間における無線通信が確立される(ステップ
608)。また同様にポータブル再生装置200では、
ステップ702およびステップ703の処理を経て、車
載オーディオシステム100との間における無線通信が
確立される(ステップ704)。ここで、車載オーディ
オシステム100では、無線通信が確立されたポータブ
ル再生装置200をディスプレイ132に表示すること
ができる(ステップ609)。
【0057】車載オーディオシステム100とポータブ
ル再生装置200との間での無線通信が確立されると車
載オーディオシステム100では、ステップ603にて
作成され、メモリ112に記憶されたコンテンツリスト
が読み出される。このコンテンツリストは、車載オーデ
ィオシステム100からポータブル再生装置200へと
送信され、各々のポータブル再生装置200にて受信さ
れる(ステップ705)。そしてこのコンテンツリスト
は、各々のポータブル再生装置200に備えられたディ
スプレイ232の表示能力に応じて、コンテンツリスト
画面300として、またはコンテンツ情報として表示さ
れる(ステップ706)。
【0058】ステップ706においてディスプレイ23
2に表示されるコンテンツリストでは、操作部231に
よって操作を行うことによって選択操作を行うことがで
きる。つまり、ポータブル再生装置200では、このコ
ンテンツリストに対して操作部231より選択等の操作
を行うことによって、ポータブル再生装置200での再
生を所望するコンテンツを選択することができる。ま
た、任意のコンテンツを選択し、操作部231にて所定
の操作を行うことによって、車載オーディオシステム1
00に対してコンテンツデータの送信要求を行うことが
できる。ここで、ポータブル再生装置200では、ディ
スプレイ232に表示されたコンテンツリストの中から
いずれかのコンテンツが選択されて、車載オーディオシ
ステム100に対してコンテンツデータの送信要求が行
われたか否かの判断が行われる(ステップ708)。ス
テップ708において、コンテンツデータの送信要求が
行われていないと判断された場合には、一定時間待機し
た後にステップ705以降の処理が繰り返される。ま
た、ステップ708において、コンテンツデータの送信
要求が行われたと判断された場合には、ポータブル再生
装置200にて選択されたコンテンツデータの送信要求
が車載オーディオシステム100に対して送信される
(ステップ709)。
【0059】ステップ709におけるポータブル再生装
置200からのコンテンツデータの送信要求は、車載オ
ーディオシステム100にて受信される(ステップ61
0)。このステップ709におけるコンテンツデータの
送信要求は、複数のポータブル再生装置200より同時
に送信された場合にも、車載オーディオシステム100
にて受信することができる。そして車載オーディオシス
テム100は、このコンテンツデータの送信要求に基づ
いて、ソース機器からコンテンツデータを読み込み(ス
テップ611)、読み込まれたコンテンツデータをポー
タブル再生装置200へと送信する(ステップ61
2)。
【0060】ここで、ステップ611にてソース機器か
ら読み込まれたコンテンツデータがエンコードされてい
ない状態のものであった場合には、コードIC113に
てエンコードが行われてからCPU111へと送られ
る。また、ステップ612におけるコンテンツデータの
送信に先立って、CPU111では、送信するコンテン
ツデータに対してコンテンツデータの送信先となるコン
テンツデータの送信要求を行ったポータブル再生装置2
00の機器IDを付与する。本実施の形態におけるコン
テンツデータの送信には、周波数ホッピング方式を用い
て行われるので、この機器IDの付与は分割されたコン
テンツデータ全てに対して行われる。そうすることによ
って、コンテンツデータの送信要求が複数のポータブル
再生装置200から同時に行われている場合であって
も、車載オーディオシステム100のソース機器から読
み込まれた複数のコンテンツデータを、コンテンツデー
タの送信要求を行ったポータブル再生装置200に対し
て同時にかつ確実に送信することができる。
【0061】ここで、車載オーディオシステム100で
は、全てのコンテンツデータの送信が終了したか否かの
判断が行われる(ステップ613)。ステップ613に
おいて全てのコンテンツデータの送信が終了していない
と判断された場合には、ステップ611からステップ6
13の処理が繰り返し行われる。そして、ステップ61
3において全てのコンテンツデータの送信が終了したと
判断された場合には、ポータブル再生装置200からコ
ンテンツデータの送信要求があるまで待機すると共に、
ステップ603以降の処理が繰り返し行われる。また、
ポータブル再生装置200から送信要求のあったコンテ
ンツデータが、TV番組やラジオ番組等、チューナ12
2によって受信される、途切れることのない電波をソー
スとしている場合には、ポータブル再生装置200から
の送信を停止する要求が受信されるまで、コンテンツデ
ータを送信し続ける。
【0062】ステップ612にて送信されたコンテンツ
データは、コンテンツデータの送信要求を行ったポータ
ブル再生装置200にて受信される(ステップ71
0)。そして、受信されたコンテンツデータは、一旦、
メモリ212のバッファ領域に記憶される。そして、ポ
ータブル再生装置200は、メモリ212のバッファ領
域に記憶されたコンテンツデータを読み込んで、それぞ
れのコンテンツデータの種類に応じてスピーカ243お
よびディスプレイ232より出力することにより、コン
テンツデータの再生を行う(ステップ711)。
【0063】ここで、ポータブル再生装置200では、
ステップ709にて送信要求された全てのコンテンツデ
ータの再生が終了したか否かの判断が行われる(ステッ
プ712)。ステップ712において、全てのコンテン
ツデータの再生が終了していないと判断された場合に
は、ステップ710からステップ712の処理が繰り返
し行われる。そして、ステップ712において、全ての
コンテンツデータの再生が終了したと判断された場合に
は、ポータブル再生装置200に対する何らかの操作が
行われるまで待機すると共に、ステップ705以降の処
理が繰り返し行われる。また、車載オーディオシステム
100に対して送信要求を行ったコンテンツデータが、
チューナ122によって受信される電波をソースとす
る、途切れることのないコンテンツデータであった場合
には、コンテンツデータの送信を停止する要求を車載オ
ーディオシステム100に対して別途送信するものとす
る。
【0064】以上のように、本実施の形態における車載
オーディオシステム100およびポータブル再生装置2
00に備えられた制御プログラムは、車載オーディオシ
ステム100とポータブル再生装置200との間で無線
通信を行って車載オーディオシステム100に備えられ
たソース機器より複数のコンテンツデータを読み込んで
送信し、これらのコンテンツデータをポータブル再生装
置200で受信して出力することができる。つまり、車
載オーディオシステム100のソース機器のから読み込
まれた複数のコンテンツデータを、複数のポータブル再
生装置200にて再生することができる。また、本実施
の形態における無線通信では、周波数ホッピング方式を
採用している。このようにすれば、車載オーディオシス
テム100から同時に複数のポータブル再生装置200
に対して個別かつ同時にコンテンツデータを送信するこ
とができる。つまり、車載オーディオシステム100の
ソース機器から複数のコンテンツデータを読み込んで、
車載オーディオシステム100との間で無線通信を行う
ことのできる複数のポータブル再生装置200にて、こ
のコンテンツデータの再生を行うことができる。
【0065】本実施の形態では、車載オーディオシステ
ム100と、自動車の車室内に持ち込まれたポータブル
再生装置200を例にコンテンツデータの再生システム
を説明したが、この構成に限られるものではない。ソー
ス機器から複数のコンテンツデータを読み込んで、携帯
型若しくは固定型の端末機器、すなわちコンテンツデー
タ再生装置に対してこれらのコンテンツデータを同時に
送信することができ、これらのコンテンツデータ再生装
置にてコンテンツデータを再生することができるような
システムであれば、他の構成を用いても構わない。
【0066】ここまでは、コンテンツデータを送信する
送信装置の一例として車載オーディオシステム100を
用いる場合について説明したが、この構成に限られるも
のではない。送信装置としては、ポータブル再生装置2
00と通信を行うことのできる通信モジュール151お
よびアンテナ152が備えられていれば、例えば、ナビ
ゲーション装置であっても良い。また、ポータブルビデ
オ再生装置のように、自動車の車室内に備えられた液晶
モニタ等から画像コンテンツを出力するような装置であ
っても構わない。画像コンテンツをコンテンツデータの
再生システムにて再生する場合には、ポータブル再生装
置200としては、画像コンテンツを出力するのに十分
なサイズのディスプレイ232を備えたPDA203ま
たはパーソナルコンピュータ等を用いることが望まし
い。このような場合には、例えばナビゲーション装置に
備えられたDVDプレイヤをソース機器とし、DVDを
記録媒体として用いることができる。そして、このDV
Dプレイヤより読み込まれたコンテンツデータをポータ
ブル再生装置200へと送信することができる。さら
に、ポータブル再生装置200にて受信され、一旦メモ
リ212に記憶された後にCPU212へと送られてき
たコンテンツデータのうち音声コンテンツデータは、ス
ピーカ243より出力される。また、画像コンテンツデ
ータは、ディスプレイ232に出力されて液晶表示部等
に表示される。
【0067】また、本実施の形態では、車載オーディオ
システム100に備えられたソース機器より複数のコン
テンツデータを読み込んで、これらのコンテンツデータ
を複数のポータブル再生装置200にて個別かつ同時に
再生するように説明したが、例えば、車室内等に持ち込
まれたポータブル再生装置200に備えられたソース機
器からコンテンツデータを読み込んで、車載オーディオ
システム100より出力することも可能である。またさ
らに、ポータブル再生装置200の備えられたソース機
器から読み込まれたコンテンツデータを車載オーディオ
システム100へと送信し、このコンテンツデータを一
旦車載オーディオシステム100のメモリ112のバッ
ファ領域に記憶し、さらにこのコンテンツデータを車載
オーディオシステム100から複数のポータブル再生装
置200へと送信するようにすることも可能である。
【0068】また、本実施の形態にて説明したように、
車載オーディオシステム100にハードディスクドライ
ブ125等の大容量記録装置が備えられていれば、録画
予約することを忘れた番組等のコンテンツを再生すると
共に、再生を行いながら外出先の自動車の車室内にてハ
ードディスクドライブ125に記録することができる。
また、チューナ122にて受信されたコンテンツデータ
をハードディスクドライブ125に記録し、このコンテ
ンツデータをノート型のパーソナルコンピュータ等に転
送することにより、自動車の外に持ち出して再生するこ
ともできる。
【0069】本実施の形態におけるコンテンツデータの
再生システムにおいて、送信装置から送信されたコンテ
ンツデータが、このコンテンツデータを受信したコンテ
ンツデータ再生装置にて再生できない種類のものであっ
た場合には、送信装置側で送信しないように制御しても
良いし、コンテンツデータ再生装置側で再生できない旨
のメッセージを表示する等して通知しても構わない。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
複数のコンテンツデータをソース機器から読み込んで、
これらのコンテンツデータを複数のユーザに対して個別
かつ同時に提供することができるコンテンツデータの再
生システムおよびコンテンツデータの再生方法を提供す
ることができる。
【0071】また、複数のソース機器を備え、ソース機
器から同時に複数のコンテンツデータを読み込み、また
は複数のソース機器から同時に複数のコンテンツデータ
を読み込み、これらのコンテンツデータを複数のコンテ
ンツデータ再生装置に対して個別かつ同時に送信するこ
とのできる送信装置を提供することができる。
【0072】さらに、コンテンツデータの送信要求を行
い、この送信要求にしたがって送信されてきたコンテン
ツデータを受信して、コンテンツデータ再生装置本来の
再生手段により再生することのできるコンテンツデータ
の再生装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施の形態におけるコンテンツデータの再
生システムの全体構成を示す図である。
【図2】 本実施の形態におけるデータ転送レートの分
割例について示す図である。
【図3】 本実施の形態における車載オーディオシステ
ム100の構成を示すブロック図である。
【図4】 本実施の形態におけるコンテンツリスト作成
機能によって作成されるコンテンツリストの画面例であ
る。
【図5】 本実施の形態におけるポータブル再生装置2
00の構成を示すブロック図である。
【図6】 本実施の形態における車載オーディオシステ
ム100の処理の流れを示すフローチャートである。
【図7】 本実施の形態におけるポータブル再生装置2
00の処理の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
100…車載オーディオシステム、111…CPU、1
12…メモリ、113…コードIC、121…CD−R
OMドライブ、122…チューナ、123…受信アンテ
ナ、124…A/Dコンバータ、125…ハードディス
クドライブ、131…操作部、132…ディスプレイ、
141…D/Aコンバータ、142…ボリュームコント
ローラ、143…スピーカ、151(151’)…通信
モジュール、152(152’)…アンテナ、200…
ポータブル再生装置、201…携帯電話、202…携帯
型音楽再生装置、203…PDA(Personal Digital A
ssistant)、211…CPU、212…メモリ、231
…操作部、232…ディスプレイ、241…D/Aコン
バータ、242…ボリュームコントローラ、243…ス
ピーカ、244…デコーダ、251…通信モジュール、
252…アンテナ、300…コンテンツリスト画面、3
10…CDコンテンツ表示部、320…チューナコンテ
ンツ表示部、330…ハードディスクドライブコンテン
ツ表示部、340…外部接続装置コンテンツ表示部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 異なった複数のコンテンツデータを並列
    に送信するコンテンツデータ提供装置と、 前記コンテンツデータ提供装置に対して所定範囲内に存
    在し、当該コンテンツデータ提供装置から送信された前
    記複数のコンテンツデータを個別かつ同時に各々再生す
    る複数の再生装置とを備えたことを特徴とする再生シス
    テム。
  2. 【請求項2】 前記コンテンツデータ提供装置は、車載
    装置であることを特徴とする請求項1に記載の再生シス
    テム。
  3. 【請求項3】 前記コンテンツデータ提供装置と複数の
    前記再生装置との間で行われる送受信は無線通信であっ
    て、 前記無線通信は、周波数ホッピング方式を用いて前記コ
    ンテンツデータを複数の前記再生装置に対して送信する
    ことを特徴とする請求項1に記載の再生システム。
  4. 【請求項4】 前記コンテンツデータ提供装置は、 複数の前記再生装置からの送信要求に基づいて、前記コ
    ンテンツデータを複数の当該再生装置に送信することを
    特徴とする請求項1に記載の再生システム。
  5. 【請求項5】 複数の異なったコンテンツデータを取得
    するコンテンツデータ取得手段と、 前記コンテンツデータ取得手段により取得された複数の
    異なったコンテンツデータを、所定の範囲内に存在する
    各々異なった複数の再生装置に対して時分割して切り替
    えながら送信するコンテンツデータ送信手段と、を備え
    たことを特徴とするコンテンツデータ提供装置。
  6. 【請求項6】 前記コンテンツデータ送信手段が所定の
    コンテンツデータを送信しているときに、当該送信して
    いるコンテンツデータとは異なるコンテンツデータを出
    力可能な出力手段をさらに備えることを特徴とする請求
    項5に記載のコンテンツデータ提供装置。
  7. 【請求項7】 車載機器が再生可能な複数のコンテンツ
    データの中から所定のコンテンツデータを特定するため
    の情報を送信する送信手段と、 前記送信手段により送信された前記情報に応じて前記車
    載機器から提供されるコンテンツデータを受信する受信
    手段と、 前記車載機器の動作状態に関わらず、前記受信手段によ
    り受信された前記コンテンツデータに基づくコンテンツ
    を再生する再生手段とを備えたことを特徴とする携帯情
    報端末。
  8. 【請求項8】 コンテンツデータを送信するための指示
    に関する情報を生成するステップと、 前記指示に関する情報を所定の範囲内に存在する複数の
    外部機器に送信するステップと、 前記指示に関する情報に対してなされた送信指示を受信
    するステップと、 前記送信指示に基づいて前記複数の外部機器に対してそ
    れぞれ異なるコンテンツデータを並列に送信するステッ
    プとを含むことを特徴とするコンテンツデータの送信方
    法。
  9. 【請求項9】 送信装置より送信されたコンテンツデー
    タを再生するための指示に関する情報を所定の範囲内に
    て受信するステップと、 前記指示に関する情報に基づいて再生指示を生成して、
    当該再生指示を前記送信装置に送信するステップと、 前記再生指示に応じて前記送信装置より送信されたコン
    テンツデータを受信して、当該コンテンツデータを出力
    するステップとを含むことを特徴とするコンテンツデー
    タの再生方法。
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