JP4787086B2 - 基板処理装置 - Google Patents

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Description

この発明は、基板の表面から不要になったレジストを除去するために用いられる基板処理装置に関する。処理の対象となる基板には、たとえば、半導体ウエハ、液晶表示装置用基板、プラズマディスプレイ用基板、FED(Field Emission Display)用基板、光ディスク用基板、磁気ディスク用基板、光磁気ディスク用基板、フォトマスク用基板などが含まれる。
半導体装置の製造工程には、半導体ウエハ(以下、単に「ウエハ」という。)の表面に形成された酸化膜などを選択的にエッチングする工程や、ウエハの表面にリン、砒素、硼素などの不純物(イオン)を局所的に注入する工程が含まれる。これらの工程では、不所望な部分に対するエッチングまたはイオン注入を防止するため、ウエハの最表面に感光性樹脂などの有機物からなるレジストのパターンが形成されて、エッチングまたはイオン注入を所望しない部分がレジストによってマスクされる。ウエハの表面上に形成されたレジストは、エッチングまたはイオン注入の後は不要になるから、それらの処理の後には、そのウエハ上の不要となったレジストを除去するための処理が行われる。
この処理の方式としては、複数枚の基板を一括して処理するバッチ式と、基板を1枚ずつ処理する枚葉式とがある。従来は、バッチ式が主流であったが、バッチ式は複数枚の基板を収容することのできる大きな処理槽を必要とするため、最近では、処理対象の基板が大型化してきていることもあって、そのような大きな処理槽を必要としない枚葉式が注目されている。
枚葉式のレジスト除去処理では、ウエハがその中心と直交する回転軸線まわりに一定の回転速度で回転されつつ、そのウエハの表面の中央部に、ノズルからSPM(sulfuric acid/hydrogen peroxide mixture:硫酸過酸化水素水)が供給される(たとえば、特許文献1参照)。ノズルに接続された配管の途中には、ミキシングバルブが介装されており、このミキシングバルブに硫酸と過酸化水素水とが供給され、それらが混ざり合って反応することにより、カロ酸(ペルオキソ一硫酸)などの強酸化力を有する成分を含むSPMが生成される。ミキシングバルブからノズルに供給されるSPMは、配管を流れる間に、硫酸と過酸化水素水との反応熱により昇温し、ウエハWの表面には、その昇温したSPMが供給される。ウエハの表面に供給されたSPMは、ウエハの回転による遠心力を受けて、ウエハの表面上を中央部から周縁に向けて流れ、ウエハの表面全域に速やかに行き渡る。ウエハの表面に形成されているレジストは、SPMの強酸化力により、そのウエハの表面から剥離されて除去される。
特開2005−183937号公報
SPMのレジスト剥離能力を十分に発揮するためには、ウエハに供給されるSPMの液温が160℃以上の高温に昇温していなければならない。しかしながら、ミキシングバルブに供給される硫酸および過酸化水素水の液温や流量などによっては、SPMがノズルに供給されるまでの間に、SPMの液温が必ずしも160℃以上の高温に昇温せず、レジスト剥離能力を十分に発揮されない液温のSPMがウエハの表面に供給される場合があった。
そこで、この発明の目的は、レジストの剥離に適した液温の硫酸過酸化水素水を基板に供給することができる、基板処理装置を提供することである。
前記の目的を達成するための請求項1に記載の発明は、基板(W)の表面に硫酸過酸化水素水を供給して、その基板の表面からレジストを剥離して除去するための基板処理装置(1)であって、硫酸と過酸化水素水とを混合して、硫酸過酸化水素水を生成するための混合部(12)と、前記混合部で生成された硫酸過酸化水素水を吐出し、基板の表面に硫酸過酸化水素水を供給するための吐出部(3)と、前記混合部と前記吐出部との間に接続された第1の配管(13)と、前記混合部から前記吐出部までの硫酸過酸化水素水の供給経路の経路長を変更する経路長変更手段(20,24,25,27,28,29)と、前記混合部から前記吐出部に向けて供給される硫酸過酸化水素水の液温を検出するための液温検出手段(19,26)と、前記液温検出手段により検出される液温に基づいて、予め定める基準温度(Tth)以上の液温を有する硫酸過酸化水素水が前記吐出部に供給されるように、前記経路長変更手段を制御するための制御手段(31)とを含み、前記経路長変更手段は、前記第1の配管の途中部に介装された第1のバルブ(20)と、一端が前記第1の配管に分岐して接続され、前記第1のバルブを迂回して、他端が前記第1の配管に接続された第2の配管(24)と、前記第2の配管の途中部に介装された第2のバルブ(25)とを備えており、前記制御手段は、前記液温検出手段により検出される液温(T1)が前記基準温度以上の場合には、前記第1のバルブを開いて、前記第2のバルブを閉じ、前記液温検出手段によって検出される液温が前記基準温度未満の場合には、前記第1のバルブを閉じて、前記第2のバルブを開くことを特徴とする、基板処理装置である。
なお、括弧内の英数字は、後述の実施形態における対応構成要素等を表す。以下、この項において同じ。
この構成によれば、混合部から吐出部に向けて供給される硫酸過酸化水素水の液温に基づいて、予め定める基準温度以上の液温を有する硫酸過酸化水素水が吐出部に供給されるように、混合部から吐出部までの硫酸過酸化水素水の供給経路の経路長が変更される。そのため、混合部に供給される硫酸および過酸化水素水の液温、流量、濃度や、混合部における硫酸と過酸化水素水との混合比などにかかわらず、予め定める基準温度以上の液温を有する硫酸過酸化水素水を吐出部に供給することができる。したがって、基準温度をレジストの剥離に適した温度に設定しておけば、常に、レジストの剥離に適した液温の硫酸過酸化水素水(十分なレジスト剥離能力を発揮可能な液温の硫酸過酸化水素水)を基板の表面に供給することができ、基板の表面からレジストを良好に剥離して除去することができる。
また、この発明によれば、液温検出手段によって検出される硫酸過酸化水素水の液温が基準温度以上の場合には、硫酸過酸化水素水が混合部から第1の配管のみを通して吐出部に供給され、硫酸過酸化水素水の液温が基準温度未満の場合には、硫酸過酸化水素水が第1の配管を流通する途中で第2の配管を経由して吐出部に供給される。すなわち、液温検出手段によって検出される硫酸過酸化水素水の液温が基準温度未満の場合には、硫酸過酸化水素水の液温が基準温度以上の場合と比較して、混合部から吐出部までの硫酸過酸化水素水の供給経路の経路長が長くされる。経路長が長くなると、液温検出手段の位置における硫酸過酸化水素水の液温が基準温度未満であっても、吐出部に至るまでの間に、当該硫酸過酸化水素水中の硫酸と過酸化水素水との反応がさらに進むので、吐出部に到達した時点での硫酸過酸化水素水の液温を基準温度以上に昇温させることができる。
なお、請求項2に記載したように、前記経路長変更手段は、前記第2の配管における前記第2のバルブよりも硫酸過酸化水素水の流通方向の下流側の位置に介装された第3のバルブ(27)と、一端が前記第2の配管における前記第2のバルブと前記第3のバルブとの間の位置に接続され、前記第3のバルブを迂回して、他端が前記第2の配管に接続された第3の配管(28)と、前記第3の配管に介装された第4のバルブ(29)とをさらに備えていてもよく、この場合、前記基板処理装置は、請求項3に記載したように、前記第2の配管を流れる硫酸過酸化水素水の液温を検出するための第2の液温検出手段(26)を備え、前記制御手段は、前記第2の液温検出手段により検出される液温(T2)が前記基準温度以上の場合には、前記第2のバルブおよび前記第3のバルブを開いて、前記第4のバルブを閉じ、前記第2の液温検出手段によって検出される液温が前記基準温度未満の場合には、前記第2のバルブおよび前記第4のバルブを開いて、前記第3のバルブを閉じる。これにより、第2の液温検出手段によって検出される硫酸過酸化水素水の液温が基準温度未満の場合に、混合部から吐出部までの硫酸過酸化水素水の供給経路の経路長をさらに長くすることができ、吐出部に到達した時点での硫酸過酸化水素水の液温を基準温度以上に昇温させることができる。
請求項4記載の発明は、基板の表面に硫酸過酸化水素水を供給して、その基板の表面からレジストを剥離して除去するための基板処理装置であって、硫酸と過酸化水素水とを混合して、硫酸過酸化水素水を生成するための混合部と、前記混合部で生成された硫酸過酸化水素水を吐出し、基板の表面に硫酸過酸化水素水を供給するための吐出部と、前記混合部から前記吐出部までの硫酸過酸化水素水の供給経路の経路長を、前記硫酸過酸化水素水の流通方向の上流側に当該硫酸過酸化水素水を戻すことなく、変更する経路長変更手段と、前記混合部から前記吐出部に向けて供給される硫酸過酸化水素水の液温を検出するための液温検出手段と、前記液温検出手段により検出される液温に基づいて、予め定める基準温度以上の液温を有する硫酸過酸化水素水が前記吐出部に供給されるように、前記経路長変更手段を制御するための制御手段とを含み、前記制御手段は、前記液温検出手段によって検出される液温が前記基準温度未満の場合に、前記混合部から前記吐出部までの硫酸過酸化水素水の供給経路の経路長を長くすることによって、当該供給経路内を流通する硫酸過酸化水素水中の硫酸と過酸化水素水との反応を進ませることで、当該硫酸過酸化水素水の液温を上昇させることを特徴とする基板処理装置である。
以下では、この発明の実施の形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、この発明の一実施形態に係る基板処理装置の構成を模式的に示す図である。
この基板処理装置1は、基板の一例であるウエハWの表面から不要になったレジストを除去するための処理に好適に用いることができる枚葉式の装置である。基板処理装置1は、ウエハWをほぼ水平に保持して回転させるためのスピンチャック2と、スピンチャック2に保持されたウエハWの表面の中央部にSPMを供給するためのSPMノズル3と、スピンチャック2に保持されたウエハWの表面の中央部にDIW(deionized water:脱イオン化された水)を供給するためのDIWノズル4と、スピンチャック2の周囲を取り囲み、ウエハWから流下または飛散するSPMやDIWを受け取るためのカップ5とを備えている。
スピンチャック2は、モータ6と、このモータ6の回転駆動力によって鉛直軸線まわりに回転される円盤状のスピンベース7と、スピンベース7の周縁部の複数箇所にほぼ等角度間隔で設けられ、ウエハWをほぼ水平な姿勢で挟持するための複数個の挟持部材8とを備えている。これにより、スピンチャック2は、複数個の挟持部材8によってウエハWを挟持した状態で、モータ6の回転駆動力によってスピンベース7を回転させることにより、そのウエハWを、ほぼ水平な姿勢を保った状態で、スピンベース7とともに鉛直軸線まわりに回転させることができる。
なお、スピンチャック2としては、このような構成のものに限らず、たとえば、ウエハWの裏面(非デバイス面)を真空吸着することにより、ウエハWを水平な姿勢で保持し、さらにその状態で鉛直な軸線まわりに回転することにより、その保持したウエハWを回転させることができる真空吸着式のバキュームチャックが採用されてもよい。
SPMノズル3は、スピンチャック2の上方で、吐出口をウエハWの回転中心付近に向けて配置されている。このSPMノズル3には、後述するSPM供給機構11からSPMが供給されるようになっている。
DIWノズル4は、スピンチャック2の上方で、吐出口をウエハWの回転中心付近に向けて配置されている。このDIWノズル4には、DIW供給管9が接続されており、DIW供給源からのDIWがDIW供給管9を通して供給されるようになっている。DIW供給管9の途中部には、DIWバルブ10が介装されている。
なお、SPMノズル3は、スピンチャック2に対して固定的に配置されている必要はなく、たとえば、スピンチャック2(カップ5)の上方において水平面内で揺動可能なアームに取り付けられて、このアームの揺動によりウエハWの表面におけるSPMの入射位置がスキャンされる、いわゆるスキャンノズルの形態が採用されてもよい。また、DIWノズル4についても、スピンチャック2に対して固定的に配置されている必要はなく、いわゆるスキャンノズルの形態が採用されてもよい。
この基板処理装置1による処理を受けるウエハWは、搬送ロボット(図示せず)によって搬入され、レジストが形成されている表面を上方に向けた状態で、スピンチャック2に保持される。スピンチャック2にウエハWが保持されると、スピンチャック2によるウエハWの回転が開始される。そして、その回転しているウエハWの表面に、SPMノズル3からSPMが供給される。ウエハWの表面に供給されたSPMは、ウエハWの回転による遠心力を受けて、ウエハWの表面上を周縁に向けて流れ、ウエハWの周縁から側方へと飛散する。これにより、ウエハWの表面全域にSPMが行き渡り、SPMの強酸化力によって、ウエハWの表面からレジストが剥離されて除去される。
ウエハWの表面に対するSPMの供給が所定時間にわたって行われると、ウエハWの表面へのSPMの供給が停止される。そして、ウエハWの回転が続けられたまま、DIWバルブ10が開かれて、その回転しているウエハWの表面に、DIWノズル4からDIWが供給される。ウエハWの表面上に供給されたDIWは、ウエハWの回転による遠心力を受けて、ウエハWの表面上を周縁に向けて流れる。これによって、ウエハWの表面全域にDIWが行き渡り、ウエハWの表面上のSPMがDIWによって洗い流される。
DIW処理の開始から所定時間が経過すると、DIWバルブ10が閉じられて、ウエハWの表面に対するDIWの供給が停止される。その後は、ウエハWの回転速度が上げられ、ウエハWに付着しているDIWが振り切って乾燥される。そして、ウエハWの高速回転が所定時間にわたって行われると、スピンチャック2によるウエハWの回転が止められた後、搬送ロボットにより、ウエハWが搬出されていく。
SPMノズル3にSPMを供給するためのSPM供給機構11は、硫酸と過酸化水素水とを混合させるための混合部としてのミキシングバルブ12と、このミキシングバルブ12とSPMノズル3との間に接続された第1の配管としての第1供給配管13とを備えている。
ミキシングバルブ12には、硫酸供給管14および過水供給管15が接続されている。硫酸供給管14には、硫酸供給源(図示せず)から、所定温度(たとえば、80℃)に温度調節された硫酸(HSO)が供給される。一方、過水供給管15には、過水供給源(図示せず)から、温度調節されていない室温(約25℃)程度の過酸化水素水(H)が供給される。硫酸供給管14および過水供給管15の各途中部には、それぞれ硫酸バルブ16および過水バルブ17が介装されている。
第1供給配管13の途中部には、攪拌流通管18、第1温度センサ19、第1切替バルブ20およびノズル前バルブ21が、ミキシングバルブ12側からこの順に介装されている。
攪拌流通管18は、たとえば、管部材内に、それぞれ液体流通方向を軸にほぼ180度のねじれを加えた長方形板状体からなる複数の撹拌フィンを、液体流通方向に沿う管中心軸まわりの回転角度を90度ずつ交互に異ならせて配置した構成を有している。このような構成の攪拌流通管18としては、たとえば、株式会社ノリタケカンパニーリミテド・アドバンス電気工業株式会社製の商品名「MXシリーズ:インラインミキサー」を用いることができる。
また、第1供給配管13の途中部には、第1切替バルブ20とノズル前バルブ21との間において、ドレン配管22が分岐して接続されている。ドレン配管22の先端は、この基板処理装置1が設置される工場などのドレン設備に接続されている。また、ドレン配管22の途中部には、ドレンバルブ23が介装されている。
さらに、第1供給配管13には、第2の配管としての第2供給配管24が、第1切替バルブ20を迂回して接続されている。具体的には、第2供給配管24は、一端が第1供給配管13における第1温度センサ19と第1切替バルブ20との間の位置に接続され、他端が第1供給配管13における第1切替バルブ20とドレン配管22の分岐点との間の位置に接続されている。この第2供給配管24の途中部には、第2切替バルブ25、第2温度センサ26および第3切替バルブ27が、第1温度センサ19側からこの順に介装されている。
第2供給配管24には、第3の配管としての第3供給配管28が、第3切替バルブ27を迂回して接続されている。具体的には、第3供給配管28は、一端が第2供給配管24における第2温度センサ26と第3切替バルブ27との間の位置に接続され、他端が第2供給配管24における第3切替バルブ27と第1供給配管13への合流点との間に接続されている。この第3供給配管28の途中部には、第4切替バルブ29および第3温度センサ30が、第2温度センサ26側からこの順に接続されている。
硫酸バルブ16および過水バルブ17が開かれると、硫酸供給管14からの硫酸と過水供給管15からの過酸化水素水とがミキシングバルブ12に供給される。ミキシングバルブ12に硫酸および過酸化水素水が供給されると、それらが混ざり合って反応し、カロ酸などの強酸化力を有する成分を含むSPMが生成される。そして、このSPMは、硫酸と過酸化水素水との反応熱により、ミキシングバルブ12に供給される硫酸の液温以上に昇温する。
このミキシングバルブ12で生成されるSPMは、後述するバルブ切替処理(図3参照)により、その液温に応じて、次の第1〜第3の供給経路のいずれかを通してSPMノズル3に供給されるか、または、ドレン配管22を通して排液される。いずれの場合にも、SPMは、第1供給配管13を流れる途中で攪拌流通管18を通過する。SPMが攪拌流通管18を通することにより、そのSPMに含まれる硫酸と過酸化水素水とが十分に攪拌されて、硫酸と過酸化水素水との反応が促進される。その結果、SPMの液温は、硫酸と過酸化水素水との反応熱によってさらに昇温する。
(1)第1の供給経路
第1の供給経路は、第1切替バルブ20およびノズル前バルブ21が開かれ、ドレンバルブ23、第2切替バルブ25、第3切替バルブ27および第4切替バルブ29が閉じられることにより形成される。すなわち、第1の供給経路は、第1供給配管13のみによって形成される。この第1の供給経路は、第1〜第3の供給経路の中で最も経路長が短い。
(2)第2の供給経路
第2の供給経路は、ノズル前バルブ21、第2切替バルブ25および第3切替バルブ27が開かれ、第1切替バルブ20、ドレンバルブ23および第4切替バルブ29が閉じられることにより形成される。すなわち、第2の供給経路は、第1供給配管13の途中から第2供給配管24を経由して、第1供給配管13に戻り、SPMノズル3に至る経路である。この第2の供給経路は、第1の供給経路よりも経路長が長く、第3の供給経路よりも経路長が短い。
(3)第3の供給経路
第3の供給経路は、ノズル前バルブ21、第2切替バルブ25および第4切替バルブ29が開かれ、第1切替バルブ20、ドレンバルブ23および第3切替バルブ27が閉じられることにより形成される。すなわち、第3の供給経路は、第1供給配管13の途中から第2供給配管24に入り、第2供給配管24の途中から第3供給配管28を経由して、第2供給配管24に戻り、さらに第2供給配管24から第1供給配管13に戻って、SPMノズル3に至る経路である。この第3の供給経路は、第1〜第3の供給経路の中で最も経路長が長い。
第1温度センサ19、第2温度センサ26および第3温度センサ30は、それぞれ第1供給配管13、第2供給配管24および第3供給配管28を流れるSPMの液温に応じた検出信号を出力する。第1温度センサ19、第2温度センサ26および第3温度センサ30は、それぞれの位置からSPMノズル3までの距離(経路長)がほぼ等しくなるように設けられている。
なおここで、図1においては、第2および第3の供給経路における第2供給配管24および第3供給配管28を便宜的に直線的に描いているが、実際の第2供給配管24および第3供給配管28は直線状に配置されていてもよいし、曲線状に配置されていてもよい。特に、これらの配管の周囲の雰囲気に制限があるような場合には、経路長を稼ぐために、第2供給配管24や第3供給配管28をらせん状に複数回重ね合わせるように(いわゆる、とぐろを巻くように)配置させるのが好ましい。
図2は、基板処理装置1の電気的構成を示すブロック図である。
基板処理装置1は、たとえば、マイクロコンピュータで構成される制御装置31を備えている。
制御装置31には、第1温度センサ19、第2温度センサ26および第3温度センサ30が接続されており、これらの第1温度センサ19、第2温度センサ26および第3温度センサ30からの検出信号が入力されるようになっている。また、制御装置31には、モータ6、DIWバルブ10、硫酸バルブ16、過水バルブ17、第1切替バルブ20、ノズル前バルブ21、ドレンバルブ23、第2切替バルブ25、第3切替バルブ27および第4切替バルブ29が制御対象として接続されている。
制御装置31は、モータ6の駆動を制御し、また、次に述べるバルブ切替処理を実行し、第1温度センサ19、第2温度センサ26および第3温度センサ30からの検出信号に基づいて、DIWバルブ10、硫酸バルブ16、過水バルブ17、第1切替バルブ20、ノズル前バルブ21、ドレンバルブ23、第2切替バルブ25、第3切替バルブ27および第4切替バルブ29の開閉を制御する。
図3は、バルブ切替処理の内容を示すフローチャートである。
このバルブ切替処理は、ウエハWの表面にSPMを供給するために、硫酸バルブ16および過水バルブ17が開かれると開始され、硫酸バルブ16および過水バルブ17が開かれている間、制御装置31により繰り返して実行される。
バルブ切替処理の開始前は、第1切替バルブ20およびドレンバルブ23が開かれ、ノズル前バルブ21、第2切替バルブ25、第3切替バルブ27および第4切替バルブ29は閉じられている。
バルブ切替処理が開始されると、まず、第1温度センサ19の検出信号が参照されて、第1温度センサ19の位置におけるSPMの液温(第1検出温度)T1が予め定める基準温度Tth以上であるか否かが調べられる(ステップS1)。基準温度Tthは、レジストの剥離に適した温度(たとえば、Tth=160℃)に設定されている。
第1検出温度T1が基準温度Tth以上であれば(ステップS1のYES)、ドレンバルブ23が閉じられて(ステップS2)、ノズル前バルブ21が開かれる(ステップS3)。これにより、第1の供給経路が形成され、この第1の供給経路を通して、基準温度Tth以上の液温を有するSPMがSPMノズル3に供給される。
一方、第1検出温度T1が基準温度Tth未満である場合には(ステップS1のNO)、第1切替バルブ20が閉じられて、第2切替バルブ25および第3切替バルブ27が開かれる(ステップS4)。これにより、SPMは、第1供給配管13から第2供給配管24へ流れ込み、第2供給配管24を流れる。
つづいて、第2温度センサ26の検出信号が参照されて、第2温度センサ26の位置におけるSPMの液温(第2検出温度)T2が基準温度Tth以上であるか否かが調べられる(ステップS5)。
ミキシングバルブ12から第2温度センサ26までの距離(経路長)は、ミキシングバルブ12から第1温度センサ19までの距離よりも長いので、第1検出温度T1が基準温度Tth未満であっても、SPMが第1温度センサ19の位置から第2温度センサ26の位置まで流れる間に、硫酸と過酸化水素水との反応が進み、第2温度センサ26の位置でのSPMの液温(第2検出温度T2)が基準温度Tthに達する場合がある。第2検出温度T2が基準温度Tth以上であれば(ステップS5のYES)、ドレンバルブ23が閉じられて(ステップS2)、ノズル前バルブ21が開かれる(ステップS3)。これにより、第2の供給経路が形成され、この第2の供給経路を通して、基準温度Tth以上の液温を有するSPMがSPMノズル3に供給される。
一方、第2検出温度T2が基準温度Tth未満である場合には(ステップS5のNO)、第3切替バルブ27が閉じられて(ステップS6)、第4切替バルブ29が開かれる(ステップS7)。これにより、SPMは、第2供給配管24から第3供給配管28へ流れ込み、第3供給配管28を流れる。
つづいて、第3温度センサ30の検出信号が参照されて、第3温度センサ30の位置におけるSPMの液温(第3検出温度)T3が基準温度Tth以上であるか否かが調べられる(ステップS8)。
ミキシングバルブ12から第3温度センサ30までの距離(経路長)は、ミキシングバルブ12から第2温度センサ26までの距離よりも長いので、第2検出温度T2が基準温度Tth未満であっても、SPMが第2温度センサ26の位置から第3温度センサ30の位置まで流れる間に、硫酸と過酸化水素水との反応が進み、第3温度センサ30の位置でのSPMの液温(第3検出温度T3)が基準温度Tthに達する場合がある。第3検出温度T3が基準温度Tth以上であれば(ステップS8のYES)、ドレンバルブ23が閉じられて(ステップS2)、ノズル前バルブ21が開かれる(ステップS3)。これにより、第3の供給経路が形成され、この第3の供給経路を通して、基準温度Tth以上の液温を有するSPMがSPMノズル3に供給される。
一方、第3検出温度T3が基準温度Tth未満である場合には(ステップS8のNO)、ノズル前バルブ21は開かれず、ドレンバルブ23が開かれたままにされて、第3供給配管28を流れるSPMは、第2供給配管24および第1供給配管13を介して、ドレン配管22から排液される。
以上のように、この基板処理装置1では、SPMノズル3に向けて供給されるSPMの液温に基づいて、SPMノズル3に予め定める基準温度Tth以上の液温を有するSPMが供給されるように、ミキシングバルブ12からSPMノズル3までのSPMの供給経路が第1〜第3の供給経路の間で切り替えられて、そのSPMの供給経路の経路長が変更される。そのため、ミキシングバルブ12に供給される硫酸および過酸化水素水の液温、流量、濃度や、ミキシングバルブ12における硫酸と過酸化水素水との混合比などにかかわらず、常に、予め定める基準温度Tth以上の液温を有するSPMをSPMノズル3に供給することができる。その結果、レジストの剥離に適した液温のSPM(十分なレジスト剥離能力を発揮可能な液温のSPM)をウエハWの表面に供給することができ、ウエハWの表面からレジストを良好に剥離して除去することができる。
この発明の一実施形態の説明は以上のとおりであるが、この発明は他の形態で実施することもできる。たとえば、前述の実施形態では、ミキシングバルブ12からSPMノズル3までのSPMの供給経路として、第1〜第3の供給経路を備える構成を取り上げたが、第1および第2の供給経路のみを備えていてもよいし、さらに多くの供給経路を備えていてもよい。
その他、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
この発明の一実施形態に係る基板処理装置の構成を模式的に示す図である。 基板処理装置の電気的構成を示すブロック図である。 図2に示す制御装置によって実行されるバルブ切替処理のフローチャートである。
符号の説明
1 基板処理装置
3 SPMノズル
12 ミキシングバルブ
13 第1供給配管
19 第1温度センサ
20 第1切替バルブ
24 第2供給配管
25 第2切替バルブ
26 第2温度センサ
27 第3切替バルブ
28 第3供給配管
29 第4切替バルブ
31 制御装置
W ウエハ

Claims (4)

  1. 基板の表面に硫酸過酸化水素水を供給して、その基板の表面からレジストを剥離して除去するための基板処理装置であって、
    硫酸と過酸化水素水とを混合して、硫酸過酸化水素水を生成するための混合部と、
    前記混合部で生成された硫酸過酸化水素水を吐出し、基板の表面に硫酸過酸化水素水を供給するための吐出部と、
    前記混合部と前記吐出部との間に接続された第1の配管と、
    前記混合部から前記吐出部までの硫酸過酸化水素水の供給経路の経路長を変更する経路長変更手段と、
    前記混合部から前記吐出部に向けて供給される硫酸過酸化水素水の液温を検出するための液温検出手段と、
    前記液温検出手段により検出される液温に基づいて、予め定める基準温度以上の液温を有する硫酸過酸化水素水が前記吐出部に供給されるように、前記経路長変更手段を制御するための制御手段とを含み、
    前記経路長変更手段は、前記第1の配管の途中部に介装された第1のバルブと、一端が前記第1の配管に分岐して接続され、前記第1のバルブを迂回して、他端が前記第1の配管に接続された第2の配管と、前記第2の配管の途中部に介装された第2のバルブとを備えており、
    前記制御手段は、前記液温検出手段により検出される液温が前記基準温度以上の場合には、前記第1のバルブを開いて、前記第2のバルブを閉じ、前記液温検出手段によって検出される液温が前記基準温度未満の場合には、前記第1のバルブを閉じて、前記第2のバルブを開く
    ことを特徴とする、基板処理装置。
  2. 前記経路長変更手段は、前記第2の配管における前記第2のバルブよりも硫酸過酸化水素水の流通方向の下流側の位置に介装された第3のバルブと、一端が前記第2の配管における前記第2のバルブと前記第3のバルブとの間の位置に接続され、前記第3のバルブを迂回して、他端が前記第2の配管に接続された第3の配管と、前記第3の配管に介装された第4のバルブとをさらに備えていることを特徴とする、請求項1に記載の基板処理装置。
  3. 前記第2の配管を流れる硫酸過酸化水素水の液温を検出するための第2の液温検出手段をさらに含み、
    前記制御手段は、前記第2の液温検出手段により検出される液温が前記基準温度以上の場合には、前記第2のバルブおよび前記第3のバルブを開いて、前記第4のバルブを閉じ、前記第2の液温検出手段によって検出される液温が前記基準温度未満の場合には、前記第2のバルブおよび前記第4のバルブを開いて、前記第3のバルブを閉じる
    ことを特徴とする、請求項2に記載の基板処理装置。
  4. 基板の表面に硫酸過酸化水素水を供給して、その基板の表面からレジストを剥離して除去するための基板処理装置であって、
    硫酸と過酸化水素水とを混合して、硫酸過酸化水素水を生成するための混合部と、
    前記混合部で生成された硫酸過酸化水素水を吐出し、基板の表面に硫酸過酸化水素水を供給するための吐出部と、
    前記混合部から前記吐出部までの硫酸過酸化水素水の供給経路の経路長を、前記硫酸過酸化水素水の流通方向の上流側に当該硫酸過酸化水素水を戻すことなく、変更する経路長変更手段と、
    前記混合部から前記吐出部に向けて供給される硫酸過酸化水素水の液温を検出するための液温検出手段と、
    前記液温検出手段により検出される液温に基づいて、予め定める基準温度以上の液温を有する硫酸過酸化水素水が前記吐出部に供給されるように、前記経路長変更手段を制御するための制御手段とを含み、
    前記制御手段は、前記液温検出手段によって検出される液温が前記基準温度未満の場合に、前記混合部から前記吐出部までの硫酸過酸化水素水の供給経路の経路長を長くすることによって、当該供給経路内を流通する硫酸過酸化水素水中の硫酸と過酸化水素水との反応を進ませることで、当該硫酸過酸化水素水の液温を上昇させる
    ことを特徴とする基板処理装置。
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