JP4785999B2

JP4785999B2 - 移動通信方法及び交換局

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Publication number: JP4785999B2
Application number: JP2011097424A
Authority: JP
Inventors: 秀明高橋; アンダルマワンティハプサリウリ; 健志岡本; 幹生岩村; 美波石井
Original assignee: NTT Docomo Inc
Current assignee: NTT Docomo Inc
Priority date: 2011-04-25
Filing date: 2011-04-25
Publication date: 2011-10-05
Anticipated expiration: 2029-12-04
Also published as: JP2011160473A

Description

本発明は、移動通信方法及び交換局に関する。

ＬＴＥ（ＬｏｎｇＴｅｒｍＥｖｏｌｕｔｉｏｎ）方式の移動通信システムでは、ハンドオーバ手順において、交換局ＭＭＥ（ＭｏｂｉｌｉｔｙＭａｎａｇｅｍｅｎｔＥｎｔｉｔｙ）が、移動局ＵＥのハンドオーバ先セルに対するアクセス制御（ＡｃｃｅｓｓＣｏｎｔｒｏｌ）を行うように構成されている。

３ＧＰＰＴＳ３６.３００（Ｖ９.１.０）、「ＥｖｏｌｖｅｄＵｎｉｖｅｒｓａｌＴｅｒｒｅｓｔｒｉａｌＲａｄｉｏＡｃｃｅｓｓ（Ｅ-ＵＴＲＡ）ａｎｄＥｖｏｌｖｅｄＵｎｉｖｅｒｓａｌＴｅｒｒｅｓｔｒｉａｌＲａｄｉｏＡｃｃｅｓｓＮｅｔｗｏｒｋ（Ｅ-ＵＴＲＡＮ）ＰｈｙｓｉｃａｌＣｈａｎｎｅｌｓ」、２００９年９月３ＧＰＰＴＳ３６.４１３（Ｖ９.０.０）、「ＥｖｏｌｖｅｄＵｎｉｖｅｒｓａｌＴｅｒｒｅｓｔｒｉａｌＲａｄｉｏＡｃｃｅｓｓＮｅｔｗｏｒｋ（Ｅ-ＵＴＲＡＮ）；Ｘ２ａｐｐｌｉｃａｔｉｏｎｐｒｏｔｏｃｏｌ（Ｘ２ＡＰ）」、２００９年９月３ＧＰＰＴＳ３６.４２３（Ｖ９.０.０）、「ＥｖｏｌｖｅｄＵｎｉｖｅｒｓａｌＴｅｒｒｅｓｔｒｉａｌＲａｄｉｏＡｃｃｅｓｓＮｅｔｗｏｒｋ（Ｅ-ＵＴＲＡＮ）；Ｘ２ａｐｐｌｉｃａｔｉｏｎｐｒｏｔｏｃｏｌ（Ｘ２ＡＰ）」、２００９年９月

しかしながら、かかる移動通信システムにおいて、ハンドオーバ先セルの「ＣＳＧ（ＣｌｏｓｅｄＳｕｂｓｃｒｉｂｅｒＧｒｏｕｐ）ＩＤ」とハンドオーバ元セルの「ＣＳＧＩＤ」とが異なる場合、上述の交換局ＭＭＥによるアクセス制御が必要になるため、Ｘ２ハンドオーバではなく、Ｓ１ハンドオーバを行わなければならない。

また、ハンドオーバ先セルの「ＣＳＧＩＤ」とハンドオーバ元セルの「ＣＳＧＩＤ」とが同じ場合であっても、図９に示すように、移動局ＵＥとネットワークとの間で、移動局ＵＥがアクセス可能なセルの「ＣＳＧＩＤ」の有効期限に係る情報が即座に同期されず、一致していない場合には、やはり、上述の交換局ＭＭＥによるアクセス制御が必要になるため、Ｘ２ハンドオーバではなく、Ｓ１ハンドオーバを行わなければならない。

例えば、移動局ＵＥが「ＣＳＧＩＤ＝＃２０」のセルに対してアクセス可能な期間が満了した後、ネットワークが「ＣＳＧＩＤ＝＃２０」に係る情報を削除する一方、移動局ＵＥが「ＣＳＧＩＤ＝＃２０」に係る情報を削除していない場合に、移動局ＵＥとネットワークとの間で、移動局ＵＥがアクセス可能なセルの「ＣＳＧＩＤ」に係る情報が一致していないという状態になる。

かかる状態で、Ｘ２ハンドオーバが行われると、移動局ＵＥの「ＣＳＧＩＤ＝＃２０」のセルに対するアクセスを拒否することができないという問題点があった。

そこで、本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、移動局ＵＥがＣＳＧセルに対してアクセス可能な期間が満了しているか否かに関わらず、Ｘ２ハンドオーバを行うことができる移動通信方法及び交換局を提供することを目的とする。

本発明の第１の特徴は、移動局の第１無線基地局配下の第１セルから第２無線基地局配下の第２セルへのハンドオーバ手順を行う移動通信方法であって、前記移動局の接続先セルが、前記第１セルから前記第２セルに切り替わった後に、前記第２無線基地局が、下りリンクにおけるパスの切替を要求するためのパス切替要求信号によって、交換局に対して、前記第２セルが属する加入者グループＩＤ及び該第２セルが動作しているアクセスモードを通知する工程Ａと、前記交換局が、通知された前記加入者グループＩＤ及び前記アクセスモードに基づいて、前記移動局の前記第２セルに対するアクセス制御を行う工程Ｂとを有することを要旨とする。

本発明の第２の特徴は、交換局であって、移動局の第１無線基地局配下の第１セルから第２無線基地局配下の第２セルへのハンドオーバ手順において、該第２無線基地局から、下りリンクにおけるパスの切替を要求するためのパス切替要求信号を受信するように構成されている受信部と、前記ハンドオーバ手順において、前記パス切替要求信号に含まれる前記第２セルが属する加入者グループＩＤ及び該第２セルが動作しているアクセスモードに基づいて、前記移動局の該第２セルに対するアクセス制御を行うように構成されている判定部とを具備することを要旨とする。

以上説明したように、本発明によれば、移動局ＵＥがＣＳＧセルに対してアクセス可能な期間が満了しているか否かに関わらず、Ｘ２ハンドオーバを行うことができる移動通信方法及び交換局を提供することができる。

本発明の第１の実施形態に係る移動通信システムの全体構成図である。本発明の第１の実施形態に係る交換局ＭＭＥの機能ブロック図である。本発明の第１の実施形態に係る移動通信システムで送信される「ＰａｔｈＳｗｉｔｃｈＲｅｑｕｅｓｔ」の情報要素の一例を示す図である。本発明の第１の実施形態に係る移動通信システムで送信される「ＰａｔｈＳｗｉｔｃｈＲｅｑｕｅｓｔＡｃｋｎｏｗｌｅｄｇｅ」の情報要素の一例を示す図である。本発明の第１の実施形態に係る無線基地局ＨｅＮＢの機能ブロック図である。本発明の第１の実施形態に係る移動通信システムで送信される「ＨａｎｄｏｖｅｒＲｅｑｕｅｓｔ」の情報要素の一例を示す図である。本発明の第１の実施形態に係る移動通信システムの動作を示すシーケンス図である。本発明の第１の実施形態に係る交換局ＭＭＥの動作を示すフローチャートである。従来の移動通信システムの問題点を説明するための図である。

（本発明の第１の実施形態に係る移動通信システムの構成）
図１乃至図６を参照して、本発明の第１の実施形態に係る移動通信システムの構成について説明する。

本実施形態に係る移動通信システムは、ＬＴＥ方式の移動通信システムであって、図１に示すように、交換局ＭＭＥと、無線基地局ＨｅＮＢ（Ｈｏｍｅ-ｅＮＢ）＃１/ＨｅＮＢ＃２と、移動局ＵＥとを具備している。

また、本実施形態に係る移動通信システムでは、無線基地局ＨｅＮＢ＃１配下にＣＳＧセル＃１が設けられており、無線基地局ＨｅＮＢ＃２配下にＣＳＧセル＃２が設けられている。

なお、ＣＳＧセル＃１の「ＣＳＧＩＤ」とＣＳＧセル＃２の「ＣＳＧＩＤ」とは、異なっていてもよいし、同じであってもよい。

また、無線基地局ＨｅＮＢ＃１及び無線基地局ＨｅＮＢ＃２は、Ｘ２インターフェイスで接続されており、無線基地局ＨｅＮＢ＃１及び交換局ＭＭＥは、Ｓ１インターフェイスで接続されており、無線基地局ＨｅＮＢ＃２及び交換局ＭＭＥは、Ｓ１インターフェイスで接続されている。

図２に示すように、交換局ＭＭＥは、受信部１１と、記憶部１２と、判定部１３と、送信部１４とを具備している。

受信部１１は、移動局ＵＥのハンドオーバ手順において、ハンドオーバ先セルを管理する無線基地局ＨｅＮＢから、「ＰａｔｈＳｗｉｔｃｈＲｅｑｕｅｓｔ」等の信号を受信するように構成されている。

図３に、かかるハンドオーバ先セルを管理する無線基地局ＨｅＮＢによって送信される「ＰａｔｈＳｗｉｔｃｈＲｅｑｕｅｓｔ」の情報要素の一例を示す。

図３に示すように、「ＰａｔｈＳｗｉｔｃｈＲｅｑｕｅｓｔ」には、情報要素として、ハンドオーバ先セルの「ＣＳＧＩＤ」や「ＣｅｌｌＡｃｃｅｓｓＭｏｄｅ」等が設定可能である。

ここで、「ＣｅｌｌＡｃｃｅｓｓＭｏｄｅ」は、ハンドオーバ先セルが動作しているアクセスモードを示す情報要素であり、具体的には、ハンドオーバ先セルが動作しているアクセスモードが「ｈｙｂｒｉｄモード」であるか否かについて示す１ビット情報である。

なお、ハンドオーバ先セルが動作しているアクセスモードが、「ｏｐｅｎモード」である場合、「ＰａｔｈＳｗｉｔｃｈＲｅｑｕｅｓｔ」には、ハンドオーバ先セルの「ＣＳＧＩＤ」や「ＣｅｌｌＡｃｃｅｓｓＭｏｄｅ」が設定されない。

記憶部１２は、各移動局ＵＥに係る「ＵＥｓｕｂｓｃｒｉｐｔｉｏｎｉｎｆｏ」を記憶するように構成されている。

かかる「ＵＥｓｕｂｓｃｒｉｐｔｉｏｎｉｎｆｏ」には、移動局ＵＥがアクセス可能なセルの「ＣＳＧＩＤ」を示す「ＡｌｌｏｗｅｄＣＳＧＩＤ」が含まれている。なお、「ＡｌｌｏｗｅｄＣＳＧＩＤ」には、有効期間が設定されていてもよい。

判定部１３は、移動局ＵＥのハンドオーバ手順において、受信部１１によって受信された「ＰａｔｈＳｗｉｔｃｈＲｅｑｕｅｓｔ」に含まれるハンドオーバ先セルが属する「ＣＳＧＩＤ」及びハンドオーバセルが動作しているアクセスモードに基づいて、かかる移動局ＵＥのハンドオーバセルに対するアクセス制御を行うように構成されている。

送信部１４は、移動局ＵＥのハンドオーバ手順において、判定部１３による判定結果に応じて、ハンドオーバ先セルを管理する無線基地局ＨｅＮＢに対して、「ＰａｔｈＳｗｉｔｃｈＲｅｑｕｅｓｔＡｃｋｎｏｗｌｅｄｇｅ」又は「ＰａｔｈＳｗｉｔｃｈＲｅｑｕｅｓｔＦａｉｌｕｒｅ」を送信するように構成されている。

図４に、送信部１４によって送信される「ＰａｔｈＳｗｉｔｃｈＲｅｑｕｅｓｔＡｃｋｎｏｗｌｅｄｇｅ」の情報要素の一例を示す。

図４に示すように、「ＰａｔｈＳｗｉｔｃｈＲｅｑｕｅｓｔＡｃｋｎｏｗｌｅｄｇｅ」には、情報要素として、「ＣＳＧｍｅｍｂｅｒｓｈｉｐｓｔａｔｕｓ」等が設定可能である。

ここで、「ＣＳＧｍｅｍｂｅｒｓｈｉｐｓｔａｔｕｓ」は、移動局ＵＥがハンドオーバ先セルにおける登録移動局であるか否かについて示す情報である。

例えば、移動局ＵＥが、ハンドオーバ先セルにおける登録移動局である場合、「ＣＳＧｍｅｍｂｅｒｓｈｉｐｓｔａｔｕｓ」として「ｍｅｍｂｅｒ」が設定され、移動局ＵＥが、ハンドオーバ先セルにおける非登録移動局である場合、「ＣＳＧｍｅｍｂｅｒｓｈｉｐｓｔａｔｕｓ」として「ｎｏｎｍｅｍｂｅｒ」が設定される。

なお、ハンドオーバ先セルが動作しているアクセスモードが、「ｏｐｅｎモード」又は「ｃｌｏｓｅｄモード」である場合、「ＰａｔｈＳｗｉｔｃｈＲｅｑｕｅｓｔＡｃｋｎｏｗｌｅｄｇｅ」には、「ＣＳＧｍｅｍｂｅｒｓｈｉｐｓｔａｔｕｓ」が設定されない。

具体的には、判定部１３が、「ＰａｔｈＳｗｉｔｃｈＲｅｑｕｅｓｔ」に含まれている「ＣＳＧＩＤ」に基づいて、移動局ＵＥがハンドオーバ先セルに対してアクセス可能であると判定した場合で、かつ、ハンドオーバ先セルが動作しているアクセスモードが「ｈｙｂｒｉｄモード」であると判定した場合に、送信部１４は、ハンドオーバ先セルを管理する無線基地局ＨｅＮＢに対して、「ＣＳＧｍｅｍｂｅｒｓｈｉｐｓｔａｔｕｓ＝ｍｅｍｂｅｒ」を含む「ＰａｔｈＳｗｉｔｃｈＲｅｑｕｅｓｔＡｃｋｎｏｗｌｅｄｇｅ」を送信するように構成されている。

また、判定部１３が、「ＰａｔｈＳｗｉｔｃｈＲｅｑｕｅｓｔ」に含まれている「ＣＳＧＩＤ」に基づいて、移動局ＵＥがハンドオーバ先セルに対してアクセス可能であると判定した場合で、かつ、ハンドオーバ先セルが動作しているアクセスモードが「ｃｌｏｓｅｄモード」であると判定した場合に、ハンドオーバ先セルを管理する無線基地局ＨｅＮＢに対して、「ＰａｔｈＳｗｉｔｃｈＲｅｑｕｅｓｔＡｃｋｎｏｗｌｅｄｇｅ」を送信するように構成されている。

かかる「ＰａｔｈＳｗｉｔｃｈＲｅｑｕｅｓｔＡｃｋｎｏｗｌｅｄｇｅ」には、「ＣＳＧｍｅｍｂｅｒｓｈｉｐｓｔａｔｕｓ」が設定されていない。

さらに、判定部１３が、「ＰａｔｈＳｗｉｔｃｈＲｅｑｕｅｓｔ」に含まれている「ＣＳＧＩＤ」に基づいて、移動局ＵＥがハンドオーバ先セルに対してアクセス可能でないと判定した場合で、かつ、ハンドオーバ先セルが動作しているアクセスモードが「ｈｙｂｒｉｄモード」であると判定した場合に、ハンドオーバ先セルを管理する無線基地局ＨｅＮＢに対して、「ＣＳＧｍｅｍｂｅｒｓｈｉｐｓｔａｔｕｓ＝ｎｏｎｍｅｍｂｅｒ」を含む「ＰａｔｈＳｗｉｔｃｈＲｅｑｕｅｓｔＡｃｋｎｏｗｌｅｄｇｅ」を送信するように構成されている。

また、判定部１３が、「ＰａｔｈＳｗｉｔｃｈＲｅｑｕｅｓｔ」に含まれている「ＣＳＧＩＤ」に基づいて、移動局ＵＥがハンドオーバ先セルに対してアクセス可能でないと判定した場合で、かつ、ハンドオーバ先セルが動作しているアクセスモードが「ｃｌｏｓｅｄモード」であると判定した場合、ハンドオーバ先セルを管理する無線基地局ＨｅＮＢに対して、「ＰａｔｈＳｗｉｔｃｈＲｅｑｕｅｓｔＦａｉｌｕｒｅ」を送信するように構成されている。

図５に示すように、無線基地局ＨｅＮＢは、受信部２１と、記憶部２２と、判定部２３と、送信部２４とを具備している。

受信部２１は、移動局ＵＥから、「ＭｅａｓｕｒｅｍｅｎｔＲｅｐｏｒｔ」等の信号を受信するように構成されている。

また、移動局ＵＥのハンドオーバ手順において、無線基地局ＨｅＮＢが、ハンドオーバ先セルを管理する無線基地局であった場合、受信部２１は、移動局ＵＥから、「Ｓｙｎｃｈｒｏｎｉｓａｔｉｏｎ」や「ＲＲＣＣｏｎｎｅｃｔｉｏｎＲｅｃｏｎｆｉｇｕｒａｔｉｏｎＣｏｍｐｌｅｔｅ」等の信号を受信するように構成されている。

また、移動局ＵＥのハンドオーバ手順において、無線基地局ＨｅＮＢが、ハンドオーバ先セルを管理する無線基地局であった場合、受信部２１は、交換局ＭＭＥから、「ＰａｔｈＳｗｉｔｃｈＲｅｑｕｅｓｔＡｃｋｎｏｗｌｅｄｇｅ」や「ＰａｔｈＳｗｉｔｃｈＲｅｑｕｅｓｔＦａｉｌｕｒｅ」等の信号を受信したり、ハンドオーバ元セルを管理する無線基地局から、「ＨａｎｄｏｖｅｒＲｅｑｕｅｓｔ」や「ＳＮＳｔａｔｕｓＴｒａｎｓｆｅｒ」等の信号を受信したりするように構成されている。

また、移動局ＵＥのハンドオーバ手順において、無線基地局ＨｅＮＢが、ハンドオーバ元セルを管理する無線基地局であった場合、受信部２１は、ハンドオーバ先セルを管理する無線基地局から、「ＨａｎｄｏｖｅｒＲｅｑｕｅｓｔＡｃｋ」や「ＵＥＣｏｎｔｅｘｔＲｅｌｅａｓｅ」等の信号を受信するように構成されている。

記憶部２２は、配下のセルの「ＣＳＧＩＤ」や、配下のセルが動作しているアクセスモードを記憶するように構成されている。

また、記憶部２２は、ＮＲＴ（ＮｅｉｇｈｂｏｒＲｅｌｅａｔｉｏｎＴａｂｌｅ）を用いて、隣接する無線基地局によって管理されているセルの「ＣＳＧＩＤ」や、隣接する無線基地局によって管理されているセルが動作しているアクセスモードを記憶するように構成されている。

判定部２３は、移動局ＵＥのハンドオーバ手順において、移動局ＵＥから受信した「ＭｅａｓｕｒｅｍｅｎｔＲｅｐｏｒｔ」に含まれる「ＣＳＧＩＤ」と記憶部２２によって管理されている配下のセルの「ＣＳＧＩＤ」とを比較することによって、ハンドオーバ先セルの「ＣＳＧＩＤ」とハンドオーバ元セルの「ＣＳＧＩＤ」とが一致するか否かについて判定するように構成されていてもよい。

ここで、判定部２３は、両者が一致すると判定した場合、Ｘ２ハンドオーバを行うことを決定し、両者が一致しないと判定した場合、Ｓ１ハンドオーバを行うことを決定するように構成されていてもよい。

また、判定部２３は、移動局ＵＥのハンドオーバ手順において、移動局ＵＥから受信した「ＭｅａｓｕｒｅｍｅｎｔＲｅｐｏｒｔ」に含まれる「ＣＳＧＩＤ」と記憶部２２によって管理されているＮＲＴに含まれるセルの「ＣＳＧＩＤ」とを比較することによって、移動局ＵＥから受信した「ＭｅａｓｕｒｅｍｅｎｔＲｅｐｏｒｔ」に含まれる「ＣＳＧＩＤ」が正しいか否かについて判定するように構成されていてもよい。

また、判定部２３は、移動局ＵＥのハンドオーバ手順において、移動局ＵＥから受信した「ＭｅａｓｕｒｅｍｅｎｔＲｅｐｏｒｔ」に含まれる「ＰＣＩ（ＰｈｙｉｃａｌＣｅｌｌＩＤ）」に基づいて、ハンドオーバ先セルが動作しているアクセスモードを特定し、かかるアクセスモードが「ｈｙｂｒｉｄモード」又は「ｃｌｏｓｅｄモード」である場合にのみ、上述の判定を行うように構成されていてもよい。

送信部２４は、移動局ＵＥに対して、「ＭｅａｓｕｒｅｍｅｎｔＣｏｎｔｒｏｌ」等の信号を送信するように構成されている。

また、移動局ＵＥのハンドオーバ手順において、無線基地局ＨｅＮＢが、ハンドオーバ先セルを管理する無線基地局であった場合、送信部２４は、移動局ＵＥに対して、「ｍｏｂｉｌｉｔｙＣｏｎｔｒｏｌｉｎｆｏｒｍａｔｉｏｎ」を含む「ＲＲＣＣｏｎｎｅｃｔｉｏｎＲｅｃｏｎｆｉｇｕｒａｔｉｏｎ」等の信号を送信するように構成されている。

また、移動局ＵＥのハンドオーバ手順において、無線基地局ＨｅＮＢが、ハンドオーバ元セルを管理する無線基地局であった場合、送信部２４は、ハンドオーバ先セルを管理する無線基地局に対して、「ＨａｎｄｏｖｅｒＲｅｑｕｅｓｔ」や「ＳＮＳｔａｔｕｓＴｒａｎｓｆｅｒ」等の信号を送信するように構成されている。

図６に、送信部２４によって送信される「ＨａｎｄｏｖｅｒＲｅｑｕｅｓｔ」の情報要素の一例を示す。

図６に示すように、「ＨａｎｄｏｖｅｒＲｅｑｕｅｓｔ」には、情報要素として、「ＴａｒｇｅｔＣＳＧＩＤ」や「Ｐｒｅｌｉｍｉｎａｒｙａｃｃｅｓｓｃｈｅｃｋ」等が設定可能である。

ここで、「ＴａｒｇｅｔＣＳＧＩＤ」は、ハンドオーバ先セルの「ＣＳＧＩＤ」を示し、「Ｐｒｅｌｉｍｉｎａｒｙａｃｃｅｓｓｃｈｅｃｋ」は、移動局ＵＥのハンドオーバ先セルに対するアクセスの可否を示す情報である。なお、かかる「Ｐｒｅｌｉｍｉｎａｒｙａｃｃｅｓｓｃｈｅｃｋ」には、移動局ＵＥから通知された「Ｐｒｅｌｉｍｉｎａｒｙａｃｃｅｓｓｃｈｅｃｋ」の値が設定される。

なお、送信部２４は、移動局ＵＥがハンドオーバ先セルに対してアクセス可能である場合にのみ、「ＨａｎｄｏｖｅｒＲｅｑｕｅｓｔ」に「ＴａｒｇｅｔＣＳＧＩＤ」を設定するように構成されていてもよい。

送信部２４は、ハンドオーバ先セルが動作しているアクセスモードが「ｈｙｂｒｉｄ」モードである場合にのみ、「ＨａｎｄｏｖｅｒＲｅｑｕｅｓｔ」に「Ｐｒｅｌｉｍｉｎａｒｙａｃｃｅｓｓｃｈｅｃｋ」を設定するように構成されていてもよい。

また、判定部２３が、移動局ＵＥから受信した「ＭｅａｓｕｒｅｍｅｎｔＲｅｐｏｒｔ」に含まれる「ＣＳＧＩＤ」が正しいかと判定した場合に、送信部２４は、「ＨａｎｄｏｖｅｒＲｅｑｕｅｓｔ」に「ＴａｒｇｅｔＣＳＧＩＤ」を設定しないように構成されていてもよい。

さらに、移動局ＵＥのハンドオーバ手順において、無線基地局ＨｅＮＢが、ハンドオーバ先セルを管理する無線基地局であった場合、送信部２４は、ハンドオーバ元セルを管理する無線基地局に対して、「ＨａｎｄｏｖｅｒＲｅｑｕｅｓｔＡｃｋ」や「ＵＥＣｏｎｔｅｘｔＲｅｌｅａｓｅ」等の信号を送信するように構成されている。

（本発明の第１の実施形態に係る移動通信システムの動作）
図７及び図８を参照して、本発明の第１の実施形態に係る移動通信システムの動作について説明する。

図７に示すように、ステップＳ０において、無線基地局ＨｅＮＢ＃１配下のＣＳＧセル＃１に、移動局ＵＥのローミングに関するアクセス制限情報が格納されている。

ステップＳ１において、無線基地局ＨｅＮＢ＃１は、ＣＳＧセル１配下で通信中の移動局ＵＥに対して、「ＭｅａｓｕｒｅｍｅｎｔＣｏｎｔｒｏｌ」を送信する。

ステップＳ２において、移動局ＵＥは、所定タイミングで、無線基地局ＨｅＮＢ＃１によって割り当てられた無線リソースを用いて、「ＭｅａｓｕｒｅｍｅｎｔＲｅｐｏｒｔ」を送信する。

ステップＳ３において、無線基地局ＨｅＮＢ＃１は、移動局ＵＥのＣＳＧセル＃１から無線基地局ＨｅＮＢ＃２配下のＣＳＧセル＃２へのハンドオーバ手順を開始することを決定する。

ここで、無線基地局ＨｅＮＢ＃１は、上述の判定部２３による判定を行ってもよい。なお、図７の例では、ＣＳＧセル＃１の「ＣＳＧＩＤ」及びＣＳＧセル＃２の「ＣＳＧＩＤ」は、同一であり、共に「＃２０」であるものとする。

ステップＳ４において、無線基地局ＨｅＮＢ＃１は、無線基地局ＨｅＮＢ＃２に対して、ＣＳＧセル＃２の「ＣＳＧＩＤ＝＃２０」が設定された「ＴａｒｇｅｔＣＳＧＩＤ」及び「Ｐｒｅｌｉｍｉｎａｒｙａｃｃｅｓｓｃｈｅｃｋ」を含む「ＨａｎｄｏｖｅｒＲｅｑｕｅｓｔ」を送信する。

無線基地局ＨｅＮＢ＃２は、ステップＳ５において、かかる「ＨａｎｄｏｖｅｒＲｅｑｕｅｓｔ」に対する受付制御を行い、ステップＳ６において、無線基地局ＨｅＮＢ＃１に対して、「ＨａｎｄｏｖｅｒＲｅｑｕｅｓｔＡｃｋ」を送信する。

ステップＳ７において、無線基地局ＨｅＮＢ＃１は、移動局ＵＥに対して、「ｍｏｂｉｌｉｔｙＣｏｎｔｒｏｌｉｎｆｏｒｍａｔｉｏｎ」を含む「ＲＲＣＣｏｎｎｅｃｔｉｏｎＲｅｃｏｎｆｉｇｕｒａｔｉｏｎ」を送信する。

移動局ＵＥの接続先セルのＣＳＧセル＃１からＣＳＧセル＃２への切り替え処理が完了した後、ステップＳ８において、無線基地局ＨｅＮＢ＃１は、無線基地局ＨｅＮＢ＃２に対して、「ＳＮＳｔａｔｕｓＴｒａｎｓｆｅｒ」を送信する。

無線基地局ＨｅＮＢ＃１に蓄積されている移動局ＵＥへの未送信パケットが、無線基地局ＨｅＮＢ＃２に転送されバッファリングされた後、ステップＳ９において、移動局ＵＥが、無線基地局ＨｅＮＢ＃２との間で、無線リンクの同期処理を行い、ＲａｎｄｏｍＡｃｃｅｓｓＰｒｅａｍｂｌｅを送信する。

ステップＳ１０において、無線基地局ＨｅＮＢ＃２が、移動局ＵＥに対して、「ＴＡ（ＴｉｍｉｎｇＡｄｊｕｓｔｍｅｎｔ）」を送信し、ステップＳ１１において、移動局ＵＥが、無線基地局ＨｅＮＢ＃２に対して、「ＲＲＣＣｏｎｎｅｃｔｉｏｎＲｅｃｏｎｆｉｇｕｒａｔｉｏｎＣｏｍｐｌｅｔｅ」を送信する。

ステップＳ１２において、無線基地局ＨｅＮＢ＃２は、交換局ＭＭＥに対して、ＣＳＧセル＃２に係る「ＣＳＧＩＤ」及び「Ｃｅｌｌａｃｃｅｓｓｍｏｄｅ」を含む「ＰａｔｈＳｗｉｔｈｃｈＲｅｑｕｅｓｔ」を送信する。

交換局ＭＭＥは、受信した「ＰａｔｈＳｗｉｔｈｃｈＲｅｑｕｅｓｔ」に応じて、移動局ＵＥのＣＳＧセル＃２に対するアクセス制御を行う。かかるアクセス制御については、図８を用いて後述する。

ステップＳ１３において、交換局ＭＭＥは、上述のアクセス制御に成功した場合、ゲートウェイ装置Ｓ-ＧＷ（ＳｅｒｖｉｎｇＧａｔｅｗａｙ）に対して、「ＵｓｅｒＰｌａｎｅｕｐｄａｔｅｒｅｑｕｅｓｔ」を送信する。

ゲートウェイ装置Ｓ-ＧＷは、ステップＳ１４において、移動局ＵＥについての下りリンクの切り替え処理を行い、ステップＳ１５において、交換局ＭＭＥに対して、「ＵｓｅｒＰｌａｎｅｕｐｄａｔｅｒｅｓｐｏｎｓｅ」を送信する。

ステップＳ１６において、交換局ＭＭＥは、無線基地局ＨｅＮＢ＃２に対して、「ＣＳＧｍｅｍｂｅｒｓｈｉｐｓｔａｔｕｓ」を含む「ＰａｔｈＳｗｉｔｈｃｈＲｅｑｕｅｓｔＡｃｋｎｏｗｌｅｄｇｅ」を送信する。

ステップ１７において、無線基地局ＨｅＮＢ＃２は、無線基地局ＨｅＮＢ＃１に対して、「ＵＥＣｏｎｔｅｘｔＲｅｌｅａｓｅ」を送信し、ステップＳ１８において、無線基地局ＨｅＮＢ＃１は、移動局ＵＥに係るＵＥコンテキスト情報を削除する。

以下、図８を参照して、上述の交換局ＭＭＥにおけるアクセス制御及びステップＳ１５の動作について説明する。

図８に示すように、ステップＳ１０１において、交換局ＭＭＥは、受信した「ＰａｔｈＳｗｉｔｈｃｈＲｅｑｕｅｓｔ」に含まれる「ＣＳＧＩＤ＃２０」及び移動局ＵＥの「ＡｌｌｏｗｅｄＣＳＧＩＤ」に基づいて、移動局ＵＥが「ＣＳＧＩＤ＝＃２０」のＣＳＧセル＃２（ハンドオーバ先セル）に対してアクセス可能であるか否かについて判定する。

アクセス可能であると判定された場合、本動作は、ステップＳ１０５に進み、アクセス可能でないと判定された場合、本動作は、ステップＳ１０２に進む。

ステップＳ１０２において、交換局ＭＭＥは、受信した「ＰａｔｈＳｗｉｔｈｃｈＲｅｑｕｅｓｔ」に含まれる「ＣＳＧＩＤ」及び「Ｃｅｌｌａｃｃｅｓｓｍｏｄｅ」に基づいて、ＣＳＧセル＃２が動作しているアクセスモードが「ｈｙｂｒｉｄモード」であるか否かについて判定する。

「ｈｙｂｒｉｄモード」であると判定された場合、本動作は、ステップＳ１０３に進み、「ｈｙｂｒｉｄモード」でないと判定された場合、本動作は、ステップＳ１０４に進む。

ステップＳ１０３において、交換局ＭＭＥは、無線基地局ＨｅＮＢ＃２に対して、「ＣＳＧｍｅｍｂｅｒｓｈｉｐｓｔａｔｕｓ＝ｎｏｎｍｅｍｂｅｒ」を含む「ＰａｔｈＳｗｉｔｃｈＲｅｑｕｅｓｔＡｃｋｎｏｗｌｅｄｇｅ」を送信する。

ステップＳ１０４において、交換局ＭＭＥは、無線基地局ＨｅＮＢ＃２に対して、移動局ＵＥのＣＳＧセル＃２へのハンドオーバ手順が失敗したことを示す「ＰａｔｈＳｗｉｔｃｈＲｅｑｕｅｓｔＦａｉｌｕｒｅ」を送信する。

ステップＳ１０５において、交換局ＭＭＥは、受信した「ＰａｔｈＳｗｉｔｈｃｈＲｅｑｕｅｓｔ」に含まれる「Ｃｅｌｌａｃｃｅｓｓｍｏｄｅ」が「ｈｙｂｒｉｄモード」であることを示すか否かについて判定する。

「ｈｙｂｒｉｄモード」であることを示すと判定された場合、本動作は、ステップＳ１０６に進み、「ｈｙｂｒｉｄモード」でないことを示す（すなわち、「ｃｌｏｓｅｄモード」である）と判定された場合、本動作は、ステップＳ１０７に進む。

ステップＳ１０６において、交換局ＭＭＥは、無線基地局ＨｅＮＢ＃２に対して、「ＣＳＧｍｅｍｂｅｒｓｈｉｐｓｔａｔｕｓ＝ｍｅｍｂｅｒ」を含む「ＰａｔｈＳｗｉｔｃｈＲｅｑｕｅｓｔＡｃｋｎｏｗｌｅｄｇｅ」を送信する。

ステップＳ１０７において、交換局ＭＭＥは、無線基地局ＨｅＮＢ＃２に対して、「ＣＳＧｍｅｍｂｅｒｓｈｉｐｓｔａｔｕｓ＝ｍｅｍｂｅｒ」を含まない「ＰａｔｈＳｗｉｔｃｈＲｅｑｕｅｓｔＡｃｋｎｏｗｌｅｄｇｅ」を送信する。

（本発明の第１の実施形態に係る移動通信システムの作用・効果）
本発明の第１の実施形態に係る移動通信システムによれば、ハンドオーバ先セルを管理する無線基地局ＨｅＮＢが、交換局ＭＭＥに対して、「ＰａｔｈＳｗｉｔｃｈＲｅｑｕｅｓｔ」によって、ハンドオーバ先セルの「ＣＳＧＩＤ」及びハンドオーバ先セルが動作しているアクセスモードを通知するように構成されているため、交換局ＭＭＥが、Ｘ２ハンドオーバ手順においても、移動局ＵＥのハンドオーバ先セルに対するアクセス制御を行うことができる。

その結果、移動局ＵＥがハンドオーバ先セル＃２に対してアクセス可能な期間が満了しているか否かに関わらず、Ｘ２ハンドオーバを行うことができる。

以上に述べた本実施形態の特徴は、以下のように表現されていてもよい。

本実施形態の第１の特徴は、移動局ＵＥの無線基地局ＨｅＮＢ＃１（第１無線基地局）配下のＣＳＧセル＃１（第１セル）から無線基地局ＨｅＮＢ＃２（第２無線基地局）配下のＣＳＧセル＃２（第２セル）へのハンドオーバ手順を行う移動通信方法であって、移動局ＵＥの接続先セルが、ＣＳＧセル＃１からＣＳＧセル＃２に切り替わった後に、無線基地局ＨｅＮＢ＃２が、「ＰａｔｈＳｗｉｔｃｈＲｅｑｕｅｓｔ（下りリンクにおけるパスの切替を要求するためのパス切替要求信号）」によって、交換局ＭＭＥに対して、ＣＳＧセル＃２が属する「ＣＳＧＩＤ（加入者グループＩＤ）＝＃２０」及びＣＳＧセル＃２が動作しているアクセスモード（ｈｙｂｒｉｄモード/ｃｌｏｓｅｄモード）を通知する工程Ａと、交換局ＭＭＥが、通知された「ＣＳＧＩＤ＝＃２０」及びＣＳＧセル＃２が動作しているアクセスモードに基づいて、移動局ＵＥのＣＳＧセル＃２に対するアクセス制御を行う工程Ｂとを有することを要旨とする。

本実施形態の第１の特徴において、工程Ｂにおいて、交換局ＭＭＥは、通知された「ＣＳＧＩＤ＝＃２０」に基づいて、移動局ＵＥがＣＳＧセル＃２に対してアクセス可能であると判定した場合で、かつ、通知されたアクセスモードが「ｈｙｂｒｉｄモード」であると判定した場合、無線基地局ＨｅＮＢ＃２に対して、「ＣＳＧｍｅｍｂｅｒｓｈｉｐｓｔａｔｕｓ＝ｍｅｍｂｅｒ（移動局ＵＥがＣＳＧセル＃２における登録移動局であることを示す情報）」を含む「ＰａｔｈＳｗｉｔｃｈＲｅｑｕｅｓｔＡｃｋｎｏｗｌｅｄｇｅ（パス切替成功信号）」を送信してもよい。

本実施形態の第１の特徴において、工程Ｂにおいて、交換局ＭＭＥは、通知された「ＣＳＧＩＤ＝＃２０」に基づいて、移動局ＵＥがＣＳＧセル＃２に対してアクセス可能であると判定した場合で、かつ、通知されたアクセスモードが「ｃｌｏｓｅｄモード」であると判定した場合、無線基地局ＨｅＮＢ＃２に対して、「ＰａｔｈＳｗｉｔｃｈＲｅｑｕｅｓｔＡｃｋｎｏｗｌｅｄｇｅ」を送信してもよい。

本実施形態の第１の特徴において、工程Ｂにおいて、交換局ＭＭＥは、通知された「ＣＳＧＩＤ＝＃２０」に基づいて、移動局ＵＥがＣＳＧセル＃２に対してアクセス可能でないと判定した場合で、かつ、通知されたアクセスモードが「ｈｙｂｒｉｄモード」であると判定した場合、無線基地局ＨｅＮＢ＃２に対して、「ＣＳＧｍｅｍｂｅｒｓｈｉｐｓｔａｔｕｓ＝ｎｏｎｍｅｍｂｅｒ（移動局ＵＥがＣＳＧセル＃２における非登録移動局であることを示す情報）」を含む「ＰａｔｈＳｗｉｔｃｈＲｅｑｕｅｓｔＡｃｋｎｏｗｌｅｄｇｅ」を送信してもよい。

本実施形態の第１の特徴において、工程Ｂにおいて、交換局ＭＭＥは、通知された「ＣＳＧＩＤ＝＃２０」に基づいて、移動局ＵＥがＣＳＧセル＃２に対してアクセス可能でないと判定した場合で、かつ、通知されたアクセスモードが「ｃｌｏｓｅｄモード」であると判定した場合、無線基地局ＨｅＮＢ＃２に対して、「ＰａｔｈＳｗｉｔｃｈＲｅｑｕｅｓｔＦａｉｌｕｒｅ（パス切替失敗信号）」を送信してもよい。

本実施形態の第２の特徴は、交換局ＭＭＥであって、移動局ＵＥの無線基地局ＨｅＮＢ＃１配下のＣＳＧセル＃１から無線基地局ＨｅＮＢ＃２配下のＣＳＧセル＃２へのハンドオーバ手順において、無線基地局ＨｅＮＢ＃２から「ＰａｔｈＳｗｉｔｃｈＲｅｑｕｅｓｔ」を受信するように構成されている受信部１１と、ハンドオーバ手順において、「ＰａｔｈＳｗｉｔｃｈＲｅｑｕｅｓｔ」に含まれるＣＳＧセル＃２が属する「ＣＳＧＩＤ＝＃２０」及びＣＳＧセル＃２が動作しているアクセスモードに基づいて、移動局ＵＥのＣＳＧセル＃２に対するアクセス制御を行うように構成されている判定部１３とを具備することを要旨とする。

本実施形態の第２の特徴において、判定部１３が、「ＣＳＧＩＤ＝＃２０」に基づいて、移動局ＵＥがＣＳＧセル＃２に対してアクセス可能であると判定した場合で、かつ、ＣＳＧセル＃２が動作しているアクセスモードが「ｈｙｂｒｉｄモード」であると判定した場合に、無線基地局ＨｅＮＢ＃２に対して、「ＣＳＧｍｅｍｂｅｒｓｈｉｐｓｔａｔｕｓ＝ｍｅｍｂｅｒ」を含む「ＰａｔｈＳｗｉｔｃｈＲｅｑｕｅｓｔＡｃｋｎｏｗｌｅｄｇｅ」を送信するように構成されている送信部１４を具備してもよい。

本実施形態の第２の特徴において、判定部１３が、「ＣＳＧＩＤ＝＃２０」に基づいて、移動局ＵＥがＣＳＧセル＃２に対してアクセス可能であると判定した場合で、かつ、ＣＳＧセル＃２が動作しているアクセスモードが「ｃｌｏｓｅｄモード」であると判定した場合に、無線基地局ＨｅＮＢ＃２に対して、「ＰａｔｈＳｗｉｔｃｈＲｅｑｕｅｓｔＡｃｋｎｏｗｌｅｄｇｅ」を送信するように構成されている送信部１４を具備してもよい。

本実施形態の第２の特徴において、判定部１３が、「ＣＳＧＩＤ＝＃２０」に基づいて、移動局ＵＥがＣＳＧセル＃２に対してアクセス可能でないと判定した場合で、かつ、ＣＳＧセル＃２が動作しているアクセスモードが「ｈｙｂｒｉｄモード」であると判定した場合に、無線基地局ＨｅＮＢ＃２に対して、「ＣＳＧｍｅｍｂｅｒｓｈｉｐｓｔａｔｕｓ＝ｎｏｎｍｅｍｂｅｒ」を含む「ＰａｔｈＳｗｉｔｃｈＲｅｑｕｅｓｔＡｃｋｎｏｗｌｅｄｇｅ」を送信するように構成されている送信部１４を具備してもよい。

本実施形態の第２の特徴において、判定部１３が、「ＣＳＧＩＤ＝＃２０」に基づいて、移動局ＵＥがＣＳＧセル＃２に対してアクセス可能でないと判定した場合で、かつ、ＣＳＧセル＃２が動作しているアクセスモードが「ｃｌｏｓｅｄモード」であると判定した場合、無線基地局ＨｅＮＢ＃２に対して、「ＰａｔｈＳｗｉｔｃｈＲｅｑｕｅｓｔＦａｉｌｕｒｅ」を送信するように構成されている送信部１４を具備してもよい。

なお、上述の交換局ＭＭＥや無線基地局ＨｅＮＢや移動局ＵＥの動作は、ハードウェアによって実施されてもよいし、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールによって実施されてもよいし、両者の組み合わせによって実施されてもよい。

ソフトウェアモジュールは、ＲＡＭ（ＲａｎｄｏｍＡｃｃｅｓｓＭｅｍｏｒｙ）や、フラッシュメモリや、ＲＯＭ（ＲｅａｄＯｎｌｙＭｅｍｏｒｙ）や、ＥＰＲＯＭ（ＥｒａｓａｂｌｅＰｒｏｇｒａｍｍａｂｌｅＲＯＭ）や、ＥＥＰＲＯＭ（ＥｌｅｃｔｒｏｎｉｃａｌｌｙＥｒａｓａｂｌｅａｎｄＰｒｏｇｒａｍｍａｂｌｅＲＯＭ）や、レジスタや、ハードディスクや、リムーバブルディスクや、ＣＤ-ＲＯＭといった任意形式の記憶媒体内に設けられていてもよい。

かかる記憶媒体は、プロセッサが当該記憶媒体に情報を読み書きできるように、当該プロセッサに接続されている。また、かかる記憶媒体は、プロセッサに集積されていてもよい。また、かかる記憶媒体及びプロセッサは、ＡＳＩＣ内に設けられていてもよい。かかるＡＳＩＣは、交換局ＭＭＥや無線基地局ＨｅＮＢや移動局ＵＥ内に設けられていてもよい。また、かかる記憶媒体及びプロセッサは、ディスクリートコンポーネントとして交換局ＭＭＥや無線基地局ＨｅＮＢや移動局ＵＥ内に設けられていてもよい。

以上、上述の実施形態を用いて本発明について詳細に説明したが、当業者にとっては、本発明が本明細書中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。本発明は、特許請求の範囲の記載により定まる本発明の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。従って、本明細書の記載は、例示説明を目的とするものであり、本発明に対して何ら制限的な意味を有するものではない。

ＭＭＥ…交換局
ＨｅＮＢ…無線基地局
１１、２１…受信部
１２、２２…記憶部
１３、２３…判定部
１４、２４…送信部

Claims

移動局の第１セルから第２セルへのハンドオーバ手順を行う移動通信方法で用いられる無線基地局であって、
前記第１セルの加入者グループＩＤと前記第２セルの加入者グループＩＤとが一致すると判定した場合、Ｘ２ハンドオーバを行うことを決定するように構成されている判定部を具備することを特徴とする無線基地局。