JP4784961B2 - 弾球遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、ぱちんこ遊技機等の弾球遊技機に関し、特に弾球遊技機の遊技性を向上させる技術に関する。
弾球遊技機として、始動口への入球に基づいて抽選を行い、抽選結果に応じて変動される図柄が所定の態様で停止したときに、通常遊技から遊技者に有利な特別遊技に移行する第1種ぱちんこ遊技機が広く親しまれている。また、第1種ぱちんこ遊技機とは別機種として、役物と呼ばれる大入賞口内の特定領域を遊技球が通過したときに、通常遊技から特別遊技へと移行する第2種ぱちんこ遊技機も同様に広く親しまれている。従来、第1種ぱちんこ遊技機および第2種ぱちんこ遊技機のそれぞれに対して、遊技性を向上させるための様々な技術が提案されている。一方で、第1種ぱちんこ遊技機および第2種ぱちんこ遊技機の遊技を組み合わせた弾球遊技機について提案するものもある(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−33141号公報
しかしながら、特許文献1に記載の遊技機は、2種類の特別遊技が単純に組み合わされただけに過ぎないため、それぞれの遊技性が衝突するおそれがあった。したがって、それぞれの特別遊技によってもたらされるべき遊技性が十分に発揮されているとは言い難く、またそれらが組み合わされたことにより相乗効果的に新たな遊技性がもたらされているとも言い難い。第1種ぱちんこ遊技機と第2種ぱちんこ遊技機がもつ独自の遊技性をそれぞれ踏襲しつつ、特別遊技に至るまでのプロセスや遊技の進行の面で遊技性を向上させるためには、それらの組合せ方法を改善する必要があった。
本発明はこうした課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、特別遊技への移行に新たな遊技性をもたせる技術の提供にある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の弾球遊技機(10)は、遊技領域(52)が形成された遊技盤(50)と、遊技領域に設けられ、遊技球が入球可能な第1始動口(24)と、第1始動口への遊技球の入球に基づき、第1の抽選を実行する第1抽選手段(112)と、第1の抽選の結果に基づいて、第1図柄を変動表示させる第1表示制御手段(131)と、遊技領域に設けられ、遊技球の受け入れ状態が遊技者に有利な状態に変化可能な第1可変入球装置(28)と、第1表示制御手段により変動表示される第1図柄が所定の当たり図柄で停止されたことを第1特別遊技を実行させるための条件である第1作動条件として保持する第1条件保持手段(143)と、第1作動条件が成立したとき、第1可変入球装置の遊技球の受け入れ状態を有利な状態に変化させることにより第1特別遊技を実行する第1特別遊技実行手段(149)と、第1表示制御手段により変動表示される図柄が所定の当たり図柄で停止される確率が変動するよう第1の抽選の確率を変動させる第1特定遊技を実行する第1特定遊技実行手段(162)と、遊技領域に設けられ、遊技球が入球可能な第2始動口(68)と、第2始動口への遊技球の入球に基づき、第2の抽選を実行する第2抽選手段(114)と、第2の抽選の結果に基づいて、第2図柄を変動表示させる第2表示制御手段(132)と、遊技領域に設けられ、第2表示制御手段により変動表示される第2図柄が所定の当たり図柄で停止されたときに、第1の所定時間、遊技球の受け入れ状態が遊技者に有利な状態に変化する可変入球口(26)と、可変入球口に遊技球が入球したことを第2の特別遊技を実行させるための条件である第2作動条件として保持する第2条件保持手段(144)と、遊技領域に設けられ、第2作動条件が成立したときに、遊技球の受け入れ状態が遊技者に有利な状態に変化する第2可変入球装置(30)と、第2作動条件が成立したとき、第2可変入球装置の遊技球の受け入れ状態を有利な状態に変化させることにより第2特別遊技における第1段階を実行し、その第1段階において第2可変入球装置に設けられた特定領域に遊技球が入球したときに第2特別遊技における第2段階への移行条件が成立したと判定し、第1可変入球装置の遊技球の受け入れ状態を有利な状態に変化させることにより第2特別遊技における第2段階を実行する第2特別遊技実行手段(150)と、第2表示制御手段により変動表示される図柄が所定の当たり図柄で停止される確率が変動するよう第2の抽選の確率を変動させるとともに、可変入球口の遊技球の受け入れ状態を、第1の所定時間よりも長い第2の所定時間、遊技者に有利な状態に変化させる第2特定遊技を実行する第2特定遊技実行手段(164)とを備える。抽選の確率とは、当たり判定の当たり確率(割合)を意味する。この態様の弾球遊技機において、第1特定遊技実行手段は、第1表示制御手段により変動表示される図柄が特定の態様で停止されたことを条件に第1特定遊技を実行し、第2特定遊技実行手段は、第1特定遊技実行手段により第1特定遊技が実行されたことを条件に、第2特定遊技を実行する。
この態様の弾球遊技機において、第2特定遊技実行手段が、第1特定遊技が実行されたことを条件に第2特定遊技を実行することで、遊技者が、同時に2つの特定遊技を楽しむことが可能となる。また、第2特定遊技の発生を第1特定遊技の発生に関連させることで、例えば、第1特別遊技と第2特別遊技に連続性をもたせることも可能となる。また、第1可変入球装置を複数の特別遊技で共通に利用することで、遊技領域上のスペースを有効に活用することができる。
第2特定遊技実行手段は、第2特定遊技の実行中、第2特別遊技が実行された場合には、第2特定遊技の実行を停止してもよい。第2特別遊技は、第2段階を実行することにより利益を遊技者に還元することができるため、第2段階が実行された後は、遊技者に利益を既に与えたものと判断して、第2特定遊技の実行を停止することが好ましい。このとき、第2特定遊技の実行を一旦停止し、第2特別遊技が終了したときに、第2特定遊技の実行を再開してもよい。また、第2特定遊技実行手段は、第2特別遊技の第1段階および第2段階が終了した後の遊技において第2特定遊技の実行停止を維持してもよい。第2特別遊技を最後まで遊技者に実行させることで、遊技者に利益を与えることができたことを判断し、その第2特定遊技による遊技者への利益還元を終了させてもよい。
第2特定遊技実行手段は、第2特別遊技の第1段階が終了した後、第2段階へ移行しなかった場合には、第2特別遊技終了後の遊技において第2特定遊技を実行してもよい。第2段階の利益を遊技者に提供できなかった場合の手当てであり、再度第2特定遊技を実行させることで、遊技者が第2特別遊技の利益を得られるようにする。
第2特定遊技実行手段は、第2特定遊技の実行中、第1特別遊技が実行された場合には、第2特定遊技の実行を終了することが好ましい。第1特別遊技を優先することで、遊技者は、第1特別遊技の利益を取得できる。第1特定遊技実行手段は、第1特定遊技の実行中、第2特別遊技が実行された場合、第1特定遊技の実行を維持することが好ましい。これにより、第2特別遊技の実行終了後、第1特定遊技を実行でき、この弾球遊技機は、遊技者に有利な遊技を提供することができる。
本発明のぱちんこ遊技機によれば、特別遊技への移行に関して新たな遊技性を実現することができ、遊技興趣を向上することができる。
本実施例のぱちんこ遊技機は、通常遊技より有利な状態である特別遊技を複数の形態で提供する。具体的には、第1特別遊技として従来の第1種ぱちんこ遊技機における特別遊技に類似する遊技を提供し、第2特別遊技として従来の第2種ぱちんこ遊技機における特別遊技に類似する遊技を提供する。ただし、第1特別遊技と第2特別遊技が同時に実行されないよう制御する。
図1は、ぱちんこ遊技機の前面側における基本的な構造を示す。以下、本実施例の弾球遊技機は、従来の第1種ぱちんこ遊技機の特徴と第2種ぱちんこ遊技機の特徴とを混在させたような構成を有する。ぱちんこ遊技機10は、主に遊技機枠と遊技盤で構成される。ぱちんこ遊技機10の遊技機枠は、外枠11、前枠12、透明板13、扉14、上球皿15、下球皿16、発射ハンドル17を含む。外枠11は、開口部分を有し、ぱちんこ遊技機10を設置すべき位置に固定するための枠体である。前枠12は、外枠11の開口部分に整合する枠体であり、図示しないヒンジ機構により外枠11へ開閉可能に取り付けられる。前枠12は、遊技球を発射する機構や、遊技盤を着脱可能に収容させるための機構、遊技球を誘導または回収するための機構等を含む。
透明板13は、ガラスなどにより形成され、扉14により支持される。扉14は、図示しないヒンジ機構により前枠12へ開閉可能に取り付けられる。上球皿15は、遊技球の貯留、発射レールへの遊技球の送り出し、下球皿16への遊技球の抜き取り等の機構を有する。下球皿16は、遊技球の貯留、抜き取り等の機構を有する。上球皿15と下球皿16の間にはスピーカ18が設けられており、遊技状態などに応じた効果音が出力される。
遊技盤50は、外レール54と内レール56により区画された遊技領域52が形成され、遊技領域52には、アウト口58、第1始動入賞口(以下、「第1始動口」という)24、普通電動役物26、第1大入賞口28、第2大入賞口30および普通図柄作動ゲート(以下、「第2始動口」という)68が設けられる。さらに遊技領域52には、図示しない複数の遊技釘や風車などの機構が設置される。第1始動口24は、遊技球の入球を検出するための入球検出装置32を備える。普通電動役物26は、遊技球の入球を検出するための入球検出装置34と、普通電動役物26を開閉させるための普通電動役物ソレノイド76を備える。第1大入賞口28は、遊技球の入球を検出するための入球検出装置78と、第1大入賞口28を開閉させるための大入賞口ソレノイド82を備える。第2大入賞口30は、遊技球の入球を検出するための入球検出装置81と、第2大入賞口30の羽根を開閉させるための大入賞口ソレノイド80を備える。第2始動口68は、遊技球の入球を検出するための入球検出装置38を備える。
普通電動役物26は、遊技球の受け入れ状態が遊技者に不利な状態と有利な状態の間で変化する状態変化を実現できる。具体的には、普通電動役物ソレノイド76を駆動制御することで、普通電動役物26は、開放状態と閉鎖状態をとることができ、状態変化を可能とする可変入球口として機能する。普通電動役物26は、第1始動口24のすぐ下方に設けられており、普通電動役物26が閉鎖状態にあるときはその入口が第1始動口24に遮蔽されて遊技球は普通電動役物26に落入しない。普通電動役物26が開放状態となったときにはじめて遊技球が普通電動役物26に落入できる。普通電動役物26は、通常遊技中においては所定の状態変化期間、例えば0.1秒以下という短い所定時間しか開放状態にされず、したがって通常遊技中はほとんど遊技球が入球しない。
同様に、第1大入賞口28は、遊技球の受け入れ状態が遊技者に不利な状態と有利な状態の間で変化する状態変化を実現できる。具体的には、大入賞口ソレノイド82を駆動制御することで、第1大入賞口28は、開放状態と閉鎖状態をとることができ、状態変化を可能とする第1可変入球装置として機能する。第1大入賞口28は、特別遊技中に「大当たり」として開放状態となる横長方形状の入賞口であり、アウト口58の上方等の位置に設けられる。第1大入賞口28が閉鎖状態にあるとき、遊技球は第1大入賞口28に入球できず、開放状態となったときにはじめて遊技球が第1大入賞口28に入球できる。
また、第2大入賞口30も、遊技球の受け入れ状態が遊技者に不利な状態と有利な状態の間で変化する状態変化を実現できる。具体的には、大入賞口ソレノイド80を駆動制御することで、第2大入賞口30は、開放状態と閉鎖状態をとることができ、状態変化を可能とする第2可変入球装置として機能する。第2大入賞口30は、普通電動役物26への遊技球の入球を契機として開放状態となる。第2大入賞口30が閉鎖状態にあるとき、遊技球は第2大入賞口30に入球できず、開放状態となったときにはじめて遊技球が第2大入賞口30に入球できる。
可変入球口または可変入球装置において、遊技者に不利な状態とは、遊技球の入口が閉鎖した状態ないしは狭い状態を指し、遊技者に有利な状態とは、遊技球の入口が開放した状態ないしは相対的に広い状態を指す。
遊技盤50の略中央に設けられた役物64には、装飾図柄表示装置60、特別図柄表示装置61、特別図柄変動用の保留ランプ20、普通図柄変動用の保留ランプ21が設けられている。特別図柄表示装置61は、特別図柄202を変動させながら表示する(以下、そうした表示を「図柄変動」または「変動表示」等という)。特別図柄202は、第1始動口24への遊技球の入球を契機として行われる抽選の結果に応じた図柄であり、大当たりを発生させるか否かを示す役割をもつ。特別図柄表示装置61は、例えばLEDで構成される表示手段である。装飾図柄表示装置60は、特別図柄202の変動表示と連動する形で装飾図柄200を変動させながら表示する。装飾図柄200は、特別図柄202で示される抽選の結果表示を視覚的に演出するための図柄である。装飾図柄表示装置60は、装飾図柄200として、例えばスロットマシーンのゲームを模した複数列の図柄変動の動画像を画面の中央領域に表示する。装飾図柄表示装置60は、この実施例では液晶ディスプレイで構成されるが、機械式のドラムやLEDなどの他の表示手段で構成されてもよい。
なお、特別図柄202は演出的な役割をもつ必要がないため、本実施例では装飾図柄表示装置60の左下方の特別図柄表示装置61にて目立たない大きさで表示されるが、特別図柄自体に演出的な役割をもたせて装飾図柄を表示させないような手法を採用する場合には、特別図柄を装飾図柄表示装置60のような液晶ディスプレイに表示させてもよい。特別図柄変動用の保留ランプ20は、4個のランプからなり、その点灯個数によって特別図柄変動の保留球数を表示する。この保留球数は、特別図柄変動中に第1始動口24へ入賞した抽選乱数の個数であり、特別図柄変動がまだ実行されていない入賞球の数を示す。同様に、普通図柄変動用の保留ランプ21も、4個のランプからなり、その点灯個数によって普通図柄変動の保留球数を表示する。この保留球数は、普通図柄変動中に第2始動口68へ入球した抽選乱数の個数であり、普通図柄変動がまだ実行されていない入球の数を示す。
遊技者が発射ハンドル17を手で回動させると、その回動角度に応じた強度で上球皿15に貯留された遊技球が1球ずつ内レール56と外レール54に案内されて遊技領域52へ発射される。遊技者が発射ハンドル17の回動位置を手で固定させると一定の時間間隔で遊技球の発射が繰り返される。遊技領域52の上部へ発射された遊技球は、複数の遊技釘や風車に当たりながらその当たり方に応じた方向へ落下する。遊技球が第1始動口24、普通電動役物26、第2大入賞口30、第1大入賞口28等の各入賞口へ落入すると、その入賞口の種類に応じた賞球が上球皿15または下球皿16に払い出される。第1始動口24等の各入賞口に落入した遊技球はセーフ球として処理され、アウト口58に落入した遊技球はアウト球として処理される。なお、各入賞口は遊技球が通過するゲートタイプのものを含み、本明細書および特許請求の範囲において「入球」は、「落入」「入賞」「通過」を含むものとする。
遊技球が第1始動口24に落入すると、特別図柄表示装置61および装飾図柄表示装置60において特別図柄202および装飾図柄200が変動表示される。特別図柄202および装飾図柄200の変動表示は、表示に先だって決定された変動時間の経過後に停止される。停止時の特別図柄202が大当たりを示す図柄である場合、第1大入賞口28の開閉動作が開始され、通常遊技よりも遊技者に有利な遊技状態である特別遊技に移行する。本実施例において、特別図柄202が大当たり図柄で停止した場合に実行する特別遊技を「第1特別遊技」と呼ぶ。特別図柄202が大当たりの図柄で停止されるとき、スロットマシーンのゲームを模した装飾図柄200は、3つの図柄を一致させるような表示態様をとる。第1特別遊技においては、第1大入賞口28は約30秒間開放された後、または9球以上の遊技球が落入した後で一旦閉鎖される。このような開閉動作が所定回数継続して繰り返される。
停止時の特別図柄202が、確率変動付き大当たりを示す図柄であった場合、特別遊技の終了後、特別図柄の確率変動遊技が開始される。本実施例において、特別図柄の確率変動遊技は、通常遊技よりも遊技者に有利な遊技状態を与える「第1特定遊技」の一態様である。特別図柄の確率変動遊技においては、通常時より当たり確率の高い判定テーブルが採用され、比較的早期に新たな第1特別遊技が発生する。なお、本実施例において、通常遊技における当たり確率(抽選確率)は300分の1に設定され、確率変動遊技における当たり確率は30分の1に設定される。
第2始動口68を遊技球が通過すると、所定時間、普通図柄204と呼ばれる図柄が変動表示される。普通図柄204は装飾図柄表示装置60の画面右下隅にて変動表示される。なお、普通図柄204を他の表示装置において変動表示させてもよい。普通図柄204が装飾図柄表示装置60にて表示される場合、装飾図柄表示装置60は、普通図柄表示装置としても機能することになる。普通図柄204の変動表示は所定時間の経過後に停止され、所定の図柄で停止したときに普通電動役物26が所定時間開放される。
本実施例のぱちんこ遊技機10では、普通図柄変動にも、確率変動遊技が実行される。普通図柄の確率変動遊技は、通常遊技よりも遊技者に有利な遊技状態を与える「第2特定遊技」の一態様であり、特別図柄の確率変動遊技が実行されたことを条件に実行される。普通図柄変動の当たり確率(抽選確率)は、例えば通常遊技において60000分の1と低確率に設定され、確率変動遊技において1.003分の1と高確率に設定される。通常遊技と確率変動遊技の抽選確率の差を大きくして、確率変動遊技時の優位性を明確にすることにより、ぱちんこ遊技機10の遊技性を高めてもよい。
普通図柄変動において確率変動遊技がなされる間は、普通電動役物26が開放状態とされる状態変化時間も変動される。例えば、通常遊技中における開放時間が0.1秒以下の所定時間に設定されているのに対し、確率変動遊技中の開放時間は例えば3秒程度の比較的長い所定時間に設定される。これにより、普通図柄変動の通常遊技中には、普通電動役物26への遊技球の入球が容易でなく、それに対して確率変動遊技中には、普通電動役物26への遊技球の入球が容易となる。
さらに、普通図柄変動において確率変動遊技がなされる間は、普通図柄の変動時間も変動される。例えば、通常遊技中における変動時間が30秒の所定時間に設定されているのに対し、確率変動遊技中の変動時間は2秒に設定される。これにより、普通図柄変動の確率変動遊技中には、短時間で普通図柄の当たり抽選がなされることになる。
開放された普通電動役物26に遊技球が落入すると、その落入を契機として第2大入賞口30が開放されて、通常遊技よりも遊技者に有利な遊技状態である特別遊技に移行する。普通電動役物26に遊技球が入球した場合に実行する特別遊技を「第2特別遊技」と呼ぶ。また、第2特別遊技において第2大入賞口30が開放される状態を第2特別遊技の第1段階と呼ぶ。
普通図柄変動の通常遊技中は、当たり確率が低確率(例えば、1/60000)に設定され、図柄変動時間が長く(例えば、30秒)設定されており、さらに当たった場合の普通電動役物26の開放時間が短く(例えば、0.1秒)設定されている。一方で、確率変動遊技中は、当たり確率が高確率(例えば、1/1.003)に設定され、図柄変動時間が短く(例えば、2秒)設定されており、さらに当たった場合の普通電動役物26の開放時間が長く(例えば、3秒)設定されている。本実施例では、第2特別遊技の実行に、普通電動役物26への入球を条件としているため、第2特別遊技は、普通図柄変動の確率変動遊技中に圧倒的に実行されやすくなっている。
第2大入賞口30には、特定領域22および流出領域66が設けられている。役物64の内部は、開放された第2大入賞口30を通じて遊技球が流入するよう形成されており、役物64内に流入した遊技球は特定領域22および流出領域66のいずれかへ入球する。開放された第2大入賞口30への入球は、入球検出装置81により検出され、開放中の第2大入賞口30へのトータルの入球数がカウントされる。役物64の内部には、第2大入賞口30から流入した遊技球を特定領域22および流出領域66のいずれかへ誘導する誘導装置62がさらに設けられている。誘導装置62は、それぞれが長短複数の回転羽根を有する二つの回転体からなる。これら二つの回転体はつねに回転しており、それぞれの長い回転羽根同士が近接したときに、その上へ落下した遊技球を特定領域22へ誘導する。長い回転羽根同士が近接していないときは、その上へ落下した遊技球は流出領域66へ入球する。特定領域22への入球は入球検出装置36が検出し、流出領域66への入球は流出検出装置37が検出する。
入球検出装置36および流出検出装置37は、特定領域22および流出領域66のそれぞれに入球した遊技球をカウントし、それぞれのカウント数の和が、入球検出装置81によりカウントされた入球数と一致すると、第2大入賞口30に入球した全ての遊技球が、特定領域22または流出領域66に入球したことが判定される。この判定がなされると、第2特別遊技の第1段階が終了する。遊技球が特定領域22に入球すると、第2特別遊技の第1段階から第2段階への移行条件が成立したと判断され、その後は、第1特別遊技と同様に、第2特別遊技の第2段階として第1大入賞口28の開閉動作が所定回数継続して繰り返される。本実施例では、第1特別遊技における第1大入賞口28の開閉回数が15回であるのに対し、第2特別遊技における第1大入賞口28の開閉回数は14回である。
このように、本実施例のぱちんこ遊技機10では、第1特別遊技と第2特別遊技とで、いわゆる大当たり遊技中に連続的な状態変化を実行する可変入球装置として同一の第1大入賞口28を用いることにより、遊技領域52上のスペースを有効に活用できる。また、連続的に状態変化する可変入球装置を共通とすることで、特別遊技の動作制御を単純にすることができ、また製造コストの削減にもつながる。
図2は、ぱちんこ遊技機の背面側における基本的な構造を示す。電源スイッチ40はぱちんこ遊技機10の電源をオンオフするスイッチである。メイン基板41は、ぱちんこ遊技機10の全体動作を制御し、特に第1始動口24および第2始動口68へ入球したときの抽選等、遊技動作全般を処理する。サブ基板49は、液晶ユニット42を備え、装飾図柄表示装置60および特別図柄表示装置61における表示内容を制御し、特にメイン基板41による抽選結果に応じて表示内容を変動させる。メイン基板41およびサブ基板49は、遊技制御装置100を構成する。セット基盤39は、賞球タンク44や賞球の流路、賞球を払い出す払出ユニット43等を含む。払出ユニット43は、各入賞口への入賞に応じて賞球タンク44から供給される遊技球を上球皿15へ払い出す。払出制御基板45は、払出ユニット43による払出動作を制御する。発射装置46は、上球皿15の貯留球を遊技領域52へ1球ずつ発射する。発射制御基板47は、発射装置46の発射動作を制御する。電源ユニット48は、ぱちんこ遊技機10の各部へ電力を供給する。
図3は、本実施例におけるぱちんこ遊技機10の機能ブロックを示す。ぱちんこ遊技機10において、遊技制御装置100は、第1始動口24、第2始動口68、普通電動役物26、第1大入賞口28、第2大入賞口30、装飾図柄表示装置60、特別図柄表示装置61、スピーカ18のそれぞれと電気的に接続されており、各種制御信号の送受信を可能とする。遊技制御装置100は、遊技の基本動作だけでなく、図柄の変動表示や電飾等の演出的動作も制御する。遊技制御装置100は、遊技の基本動作を含むぱちんこ遊技機10の全体動作を制御するメイン基板41と、図柄の演出等を制御するサブ基板49とに機能を分担させた形態で構成されてもよい。
遊技制御装置100は、ハードウエア的にはデータやプログラムを格納するROMやRAM、演算処理に用いるCPU等の素子を含んで構成される。本実施例の遊技制御装置100は、各入球口への入球を判定する入球判定手段110、第1始動口24への遊技球の入球に基づき特別図柄抽選を実行する第1抽選手段112、第2始動口68への遊技球の入球に基づき普通図柄抽選を実行する第2抽選手段114、特別図柄、装飾図柄、普通図柄の変動表示パターンを保持するパターン記憶手段116、図柄変動の停止図柄および変動表示の表示パターンを決定する図柄決定手段120、図柄や電飾等の表示を制御する表示制御手段130、大当たり遊技などの通常遊技よりも遊技者に有利な特別遊技を制御する特別遊技制御手段140、確率変動遊技などの通常遊技よりも遊技者に有利な特定遊技を制御する特定遊技制御手段160、および遊技球の受け入れ状態を遊技者に有利な状態と不利な状態の間で状態変化させる可変入球口または可変入球装置の開閉制御手段170とを備える。
入球検出装置32は第1始動口24に設けられたセンサであり、第1始動口24への遊技球の落入を検出し、落入を示す第1始動入賞情報を生成する。入球判定手段110は、第1始動入賞情報を受け取ると遊技球が第1始動口24に入球したことを判定する。第1始動口24への入球が判定されると、第1抽選手段112は、保留球数が上限に達しているか否かを調べる。例えば、保留球数の上限は予め4つに設定されている。保留球数が上限に達していない場合、入球判定手段110が第1始動入賞情報を受け取ったタイミングで、第1抽選手段112は始動入賞に対する乱数を取得する。第1抽選手段112は、数学的に乱数を生成して取得してもよく、また図示しないカウンタにより生成されるカウント値を乱数として取得してもよい。第1抽選手段112は、取得した乱数に基づいて、特別図柄抽選の当否を判定する。なお、抽選の当否判定のタイミングは、乱数の取得とともに行われてもよく、また特別図柄の変動を開始する直前に行われてもよい。第1抽選手段112は、抽選乱数が当たりであった場合、確率変動付きの当たりであるか否かを決定する。
図柄決定手段120における特別図柄決定手段122および装飾図柄決定手段124は、第1抽選手段112による判定結果に応じた停止図柄と、図柄変動の表示パターンとを決定する。停止図柄は、図柄変動の終了時に表示するべき図柄である。パターン記憶手段116は、特別図柄や装飾図柄を変動表示させるときの表示パターンとして複数種のパターンを保持する。表示パターンには、通常の外れ図柄を表示するときのパターンと、あと一つ図柄が揃えば大当たりとなるリーチ状態を経て外れ図柄を表示するときのパターンと、リーチ状態を経て大当たり図柄を表示するときのパターンが含まれる。また、リーチ状態を経るときのパターンとして、長短様々な表示時間をもつパターンが含まれる。各表示パターンは、その図柄変動の終了条件として表示時間がそれぞれ定められており、その表示時間が経過すると、図柄変動が停止される。
特別図柄決定手段122は、第1抽選手段112による抽選結果に応じてパターン記憶手段116からいずれかのパターンを選択し、抽選結果に応じた特別図柄の停止図柄を決定する。装飾図柄決定手段124は、特別図柄決定手段122により選択された表示パターンに応じたパターンをパターン記憶手段116から選択し、抽選結果に応じた装飾図柄の停止図柄を決定する。装飾図柄決定手段124は、確率変動付きの大当たりである場合、停止図柄として3つの同じ奇数が揃った大当たり図柄を決定し、通常の大当たりであれば、3つの同じ偶数が揃った大当たり図柄を決定してもよい。
入球検出装置38は第2始動口68に設けられたセンサであり、第2始動口68への遊技球の落入を検出し、落入を示す第2始動入球情報を生成する。入球判定手段110は、第2始動入球情報を受け取ると遊技球が第2始動口68に入球したことを判定する。第2始動口68への入球が判定されると、第2抽選手段114は、保留球数が上限に達しているか否かを調べる。例えば、保留球数の上限は予め4つに設定されている。保留球数が上限に達していない場合、入球判定手段110が第2始動入球情報を受け取ったタイミングで、第2抽選手段114は始動入球に対する乱数を取得する。第2抽選手段114は、数学的に乱数を生成して取得してもよく、また図示しないカウンタにより生成されるカウント値を乱数として取得してもよい。第2抽選手段114は、取得した乱数に基づいて、普通図柄抽選の当否を判定する。なお、抽選の当否判定のタイミングは、乱数の取得とともに行われてもよく、また普通図柄の変動を開始する直前に行われてもよい。
普通図柄決定手段126は、第2抽選手段114による抽選結果に応じてパターン記憶手段116からいずれかのパターンを選択し、抽選結果に応じた普通図柄の停止図柄を決定する。なお、普通図柄変動の確率変動遊技中は、通常遊技よりも短時間の変動パターンが選択される。普通図柄決定手段126により決定された停止図柄が特定の図柄であった場合、開閉制御手段170が、可変入球口である普通電動役物26を所定時間拡開する。
表示制御手段130は、特別図柄および装飾図柄を変動表示させる第1表示制御手段131と、普通図柄を変動表示させる第2表示制御手段132を備える。第1表示制御手段131は、特別図柄決定手段122により決定された変動パターンおよび停止図柄をもとに、特別図柄表示装置61に特別図柄を表示させる。また同時に、第1表示制御手段131は、装飾図柄決定手段124により決定された変動パターンおよび停止図柄をもとに、装飾図柄表示装置60に装飾図柄を表示させる。第1表示制御手段131による特別図柄を表示させる機能はメイン基板41側の処理として実行され、装飾図柄を表示させる機能はサブ基板49側の処理として実行される。第2表示制御手段132は、普通図柄決定手段126により決定された変動パターンおよび停止図柄をもとに、装飾図柄表示装置60に普通図柄を表示させる。なお、表示制御手段130は、遊技効果ランプや保留ランプ20、21などのランプ表示も制御する。
本実施例において、特別遊技制御手段140は、2種類の特別遊技を選択的に実行することができる。特別遊技制御手段140において、条件保持手段142は、2種類の特別遊技の作動条件を保持する。特別遊技実行手段148は、所定の作動条件が成立したことに基づいて特別遊技を実行する機能をもつ。
第1条件保持手段143は、第1特別遊技を実行するための条件である第1作動条件を保持している。本実施例において第1作動条件は、第1表示制御手段131により変動表示される特別図柄が特別図柄表示装置61において所定の当たり図柄で停止されたことに設定される。また、第2条件保持手段144は、第2特別遊技を実行するための条件である第2作動条件を保持している。本実施例において第2作動条件は、普通電動役物26に遊技球が入球したことに設定される。条件判定手段146は、遊技状況を監視し、特別遊技への移行条件である第1作動条件または第2作動条件の成立の可否を判定する。条件判定手段146は、それぞれの作動条件の判定結果をもとに、各種作動フラグのオンまたはオフの設定を行う。
特別遊技実行手段148は、作動条件のいずれかが成立すると、特別遊技を実行する。具体的に、第1作動条件が成立したとき、第1特別遊技実行手段149が第1特別遊技を実行し、第2作動条件が成立したとき、第2特別遊技実行手段150が第2特別遊技を実行する。作動回避手段152は、第1作動条件および第2作動条件のいずれか一方の作動条件が成立したとき、他方の作動条件の成立を回避させる機能をもつ。本実施例において、第2特別遊技は、第1段階と第2段階の2段階に分けられた遊技として実行され、第2作動条件の成立は、第2特別遊技の第1段階への移行条件が成立したことを示し、第1段階および第2段階を通して第2特別遊技が続く限り第2作動条件が成立しているものとする。したがって、第2作動条件の成立中であって、第2特別遊技の第1段階または第2段階が実行されている間は、第1作動条件の成立が回避される。一方、第1作動条件の成立中は、第2作動条件の成立が回避されるので、第2特別遊技の第1段階および第2段階のいずれも実行されない。
(第1特別遊技)
条件判定手段146が第1作動条件が成立したことを判定すると、第1特別遊技実行手段149が、第1特別遊技を実行する。第1特別遊技は、第1大入賞口28の開閉動作を複数回数連続して継続する遊技であり、第1特別遊技に移行すると、遊技者は相当数の出球を期待することができる。第1特別遊技実行手段149は、開閉制御手段170を制御して、第1大入賞口28の開閉を実行する。開閉制御手段170は、第1特別遊技中、大入賞口ソレノイド82に開放指示を送り、第1大入賞口28を開放させる。第1大入賞口28は、Vゾーンと一般に呼ばれる領域を有しておらず、第1大入賞口28への遊技球の落入に基づいた第1特別遊技の継続条件の判定処理は行われない。したがって、遊技者は、第1特別遊技を、所定のラウンド数を消化するまで継続することができる。
第1大入賞口28の開閉回数は、後述する第2特別遊技における第1大入賞口28の開閉回数よりも多く設定される。例えば、第1特別遊技における第1大入賞口28の開閉回数を15回と設定し、第2特別遊技における第1大入賞口28の開閉回数を14回と設定してもよい。2つの特別遊技における第1大入賞口28の開閉回数を異ならせることにより、それぞれの特別遊技の違いを遊技者に感じさせることができ、また特別遊技の価値に変化をもたせることができる。
第1特別遊技の実行中、作動回避手段152は、第2特別遊技の第2作動条件の成立を回避させる。これにより、遊技者は、継続中の第1特別遊技を中断されることなく、第1特別遊技による利益を享受できる。
(第2特別遊技)
条件判定手段146が第2作動条件が成立したことを判定すると、第2特別遊技実行手段150が、第2特別遊技を実行する。第2特別遊技は、第1段階と第2段階の2段階に分けられる。第1段階では、第2大入賞口30の羽根を開いて、遊技球の受け入れ状態を遊技者に有利な状態に変化させる。第1段階では、第2特別遊技実行手段150が、開閉制御手段170を制御して、第2大入賞口30を所定時間開放させる。開閉制御手段170は、大入賞口ソレノイド80に開放指示を送り、第2大入賞口30を開放させる。
開放した第2大入賞口30から役物64内に流入した遊技球は、特定領域22および流出領域66のいずれかへ入球する。入球検出装置36は特定領域22への入球を検出し、流出検出装置37は流出領域66への入球を検出する。特定領域22への入球は、第2特別遊技を継続させるための継続条件であり、第2段階へ移行するための移行条件でもある。第1段階において遊技球が特定領域22へ入球すると、第2段階への移行条件が成立したと判定され、第2特別遊技は第2段階に移行する。なお、第1段階は、第2大入賞口30の開放中に役物64に流入した遊技球がすべて特定領域22または流出領域66に入球したことを条件として終了する。
第2特別遊技の第2段階は、第1大入賞口28の開閉動作を複数回数連続して継続する段階であり、第2段階に移行すると、遊技者は相当数の出球を期待することができる。第2特別遊技実行手段150は、開閉制御手段170を制御して、第1大入賞口28の開閉を実行する。開閉制御手段170は、大入賞口ソレノイド82に開放指示を送り、第1大入賞口28を開放させる。第1大入賞口28は特定領域を有しておらず、第1大入賞口28への遊技球の落入に基づいた第2特別遊技の継続条件の判定処理は行われない。したがって、遊技者は、第2段階の第2特別遊技を、所定のラウンド数を消化するまで継続することができる。既述したように、第2特別遊技における第1大入賞口28の開閉回数は、第1特別遊技における第1大入賞口28の開閉回数よりも少なく設定される。
第2特別遊技の実行中、作動回避手段152は、第1特別遊技の第1作動条件の成立を回避させる。具体的に作動回避手段152は、普通電動役物26へ遊技球が入球したとき、すなわち、第2大入賞口30が開放されたとき、所定の解除条件が満たされるまで第1作動条件の成立を回避させる。ここでいう解除条件は、第2特別遊技が終了することであり、例えば第1段階において開放された第2大入賞口30内の特定領域22に遊技球が入球しなかった場合や第2段階が終了したときに解除条件が満たされる。これにより、遊技者は、継続中の第2特別遊技を中断されることなく、第2特別遊技による利益を享受できる。また、作動回避手段152は、第1表示制御手段131による特別図柄の変動表示中に普通電動役物26へ遊技球が入球して第2特別遊技の実行が開始されると、第1表示制御手段131に特別図柄を、当たりまたは外れにかかわらず強制的にただちに外れ図柄で停止させることにより、第1作動条件の成立を回避させる。なお、作動回避手段152は、第2特別遊技の実行中、第1表示制御手段による特別図柄の変動を停止させる。
特定遊技制御手段160は、特別遊技とは異なる遊技者に有利な特定遊技、例えば確率変動遊技の実行を制御する。本実施例において、当たり抽選は、第1抽選手段112による特別図柄抽選と、第2抽選手段114による普通図柄抽選の2種類が存在しており、それぞれの図柄抽選に対して確率変動遊技が設定されている。
(第1特定遊技)
第1特定遊技実行手段162は、第1抽選手段112による抽選結果に基づいて、特別図柄の確率変動遊技を実行する。例えば、特別図柄の停止図柄が奇数であるときに、第1特別遊技の終了後、特別図柄の確率変動遊技が実行される。特別図柄の通常遊技においては、第1抽選手段112により参照される第1判定テーブルが第1非確変用テーブルに設定され、特別図柄の確率変動遊技においては、第1判定テーブルが第1確変用テーブルに設定される。第1確変用テーブルの大当たり割合(例えば、1/30)は、第1非確変用テーブルの大当たり割合(例えば、1/300)よりも高く設定されている。
第1特定遊技実行手段162は、確率変動遊技の実行中、第2特別遊技が実行された場合、確率変動遊技の実行を維持する。なお、既述したように、第2特別遊技の実行中、特別図柄の変動は停止されるが、第2特別遊技の終了後は、特別図柄の変動が再開されるため、確率変動遊技を維持しておくことで、制御処理を単純にできる。第2特別遊技の終了後、特別図柄の変動を再開する。再開後、確率変動付き大当たりが発生すると、第1特別遊技が実行され、第1特定遊技実行手段162は、確率変動遊技を継続する。非確変大当たりが発生したとき、第1特定遊技実行手段162は、確率変動遊技を終了する。
(第2特定遊技)
第2特定遊技実行手段164は、第1特定遊技実行手段162により特別図柄の確率変動遊技が実行されたことを条件に、普通図柄の確率変動遊技を実行する。普通図柄の通常遊技においては、第2抽選手段114により参照される第2判定テーブルが第2非確変用テーブルに設定され、普通図柄の確率変動遊技においては、第2判定テーブルが第2確変用テーブルに設定される。第2確変用テーブルの大当たり割合(例えば、1/1.003)は、第2非確変用テーブルの大当たり割合(例えば、1/60000)よりも高く設定されている。第2特定遊技実行手段164は、普通図柄の確率変動遊技を実行する間、普通電動役物26の状態変化期間(開放時間)を長く設定し、また図柄変動時間を短く設定している。これにより、通常遊技中に比べて、確率変動遊技中は普通電動役物26に遊技球が入球しやすい遊技が実行されるため、第2特別遊技の発生確率が高くなる。
第2特定遊技実行手段164は、普通図柄の確率変動遊技の実行中、第2特別遊技の第2段階が実行された場合には、普通図柄の確率変動遊技の実行を停止する。第2特別遊技では、第1段階が実行されただけでは、遊技者は出球を期待できないため、第2段階が実行されるまで普通図柄の確率変動遊技を継続させることで、遊技者に、第2特別遊技の利益を与えることができる。なお、第2特定遊技実行手段164は、第2特別遊技の第1段階および第2段階が終了した後の遊技において、普通図柄の確率変動遊技の実行停止を維持する。本実施例のぱちんこ遊技機10では、第2特定遊技中の普通図柄の抽選確率(大当たり確率)を高く設定しており、第2特定遊技に移行した後は、第2特別遊技が、高い確率で実行される。したがって、確変大当たりによる第1特別遊技の終了後、第2特別遊技を第2段階まで実行できた場合には、遊技者を十分に満足させることができたものとして第2特定遊技を終了させ、遊技者に次の特別図柄の確率変動遊技(第1特定遊技)を楽しませることになる。
逆に、第2特定遊技実行手段164は、第2特別遊技の第1段階が終了した後、第2段階へ移行せずに第2特別遊技を終了した場合には、その後の遊技において第2特定遊技を実行する。これにより、第2段階の実行チャンスを遊技者に再度与えることができる。なお、第2特定遊技実行手段164は、第2特定遊技の実行中、第1特別遊技が実行された場合には、第2特定遊技の実行を終了する。このとき、遊技者に有利な第1特別遊技を優先して与えることで、設計上で想定している第1特別遊技の利益を遊技者に還元することが可能となる。
図4は、本実施例において特別遊技を実行するフローを示す。まず、条件判定手段146が、第1作動条件判定処理を実行する(S10)。第1作動条件の成立の可否は、第1抽選手段112における大当たり抽選の結果により決定される。第1作動条件が成立すると、第1特別遊技実行手段149が、第1特別遊技実行処理を行う(S12)。第1特別遊技の実行後、特別図柄の確率変動遊技に移行すると、条件判定手段146が、第2作動条件判定処理を実行する(S14)。第2作動条件の成立の可否は、特別図柄の確率変動遊技中において、普通電動役物26に遊技球が落入したか否かに基づいて決定される。なお、特別図柄の確率変動中は、普通図柄抽選も確率変動遊技に移行し、したがって普通電動役物26が拡開して、遊技球が普通電動役物26に入球する確率は高くなっている。第2作動条件が成立すると、第2特別遊技実行手段150が、第2特別遊技実行処理を行う(S16)。なお、本実施例のぱちんこ遊技機10において、第1特別遊技または第2特別遊技のいずれかが実行されているときには、他方の特別遊技の実行は行われない。これは、作動回避手段152により制御され、実行中の特別遊技を最後まで実行させることで、その特別遊技の利益を遊技者に還元させることが可能となる。なお、図4に示す特別遊技実行フローでは、第2特別遊技が第1特別遊技の後に実行されるように示されているが、通常遊技の普通図柄抽選が当たりとなり、遊技球が普通電動役物26に入球する場合には、第2特別遊技が単独で実行されることもある。
図5は、図4に示すS10の第1作動条件判定処理のフローを示す。まず第1抽選手段112が乱数取得処理を実行し(S20)、第1表示制御手段131が、図柄変動処理を実行する(S22)。
図6は、図5に示すS20の乱数取得処理のフローを示す。入球判定手段110が、遊技球が第1始動口24に入賞したか否かを判定する(S30)。遊技球が第1始動口24に入賞すると(S30のY)、第1抽選手段112が、特別図柄変動を保留する保留数が上限の個数(4個)に達しているか否かを判定する(S32)。保留球の数が上限に達していない場合(S32のY)、第1抽選手段112は、その入賞に対する乱数を取得し(S34)、保留球数に1を加算する。このとき、遊技盤50上に設けられた4つの保留ランプ20の1つが新たに点灯される。第1抽選手段112は、取得した抽選乱数をメモリに格納する(S36)。第1始動口24に入賞しない場合(S30のN)、および保留球数が上限の4個に達している場合(S32のN)、S20が終了し、第1始動口24への入球は保留されない。
図7は、図5のS22に示す図柄変動処理のフローを示す。この図柄変動処理フローでは、まず、特別図柄および装飾図柄の変動パターンおよび停止図柄を決定し、決定した変動パターンおよび停止図柄にしたがって、特別図柄表示装置61および装飾図柄表示装置60に、特別図柄および停止図柄のそれぞれを変動表示させる。特別図柄および装飾図柄は、それぞれ連動して表示されるものであり、以下において特に区別する必要はないが、説明の便宜上、代表して特別図柄の変動処理について説明する。なお、装飾図柄についても、以下に示す図柄変動処理フローにより図柄変動がなされることになる。
第1特別遊技が実行されておらず(S50のN)、特別図柄の変動表示がなされていない場合(S51のN)、第1抽選手段112は、保留球が存在しているかメモリを調査する(S52)。第1特別遊技が実行中である場合(S50のY)、また保留球が存在しない場合は(S52のN)、S22を終了して、この図柄変動処理は実行されない。保留球が存在している場合(S52のY)、第1抽選手段112は、メモリに格納した抽選乱数を読み出す(S54)。
第1抽選手段112は、抽選乱数が当たりであるか否かを判定する(S56)。抽選乱数が大当たりである場合、特別図柄決定手段122は、停止図柄を決定する(S58)。第1抽選手段112は、決定された停止図柄に基づいて、その大当たりが確率変動付き大当たりであるか否かを判定する(S60)。特別図柄決定手段122は、さらにパターン記憶手段116に記憶された変動パターンを選択して決定する(S62)。第1表示制御手段131は、決定された変動パターンおよび停止図柄を用いて、特別図柄表示装置61に特別図柄の変動表示を開始する(S64)。図柄変動表示の開始とともに表示タイマ(図示せず)がセットされる(S66)。
表示タイマのセット後、または、S51において図柄が変動表示中である場合(S51のY)であって、第2特別遊技が実行されていない場合(S68のN)、所定の表示時間が経過するまで(S70のN)、図柄の変動表示が続けられる。第2特別遊技の実行中である場合(S68のY)、作動回避手段152が、第2特別遊技と第1特別遊技の同時実行を回避させるように、第1抽選手段112における抽選結果を制御する。具体的に、作動回避手段152は、抽選乱数が当たりを示す場合であっても、第1抽選手段112による抽選結果を強制的に外れに設定する(S69)。なお、確変遊技が成立している場合、その確変遊技は継続される。これにより、遊技者は、実行中の第2特別遊技を、その終了条件が成立するまで楽しむことができ、設計上で想定している第2特別遊技の利益を遊技者に還元することが可能となるとともに、遊技者は、第2特別遊技が最後まで終了した後に、特別図柄の確率変動遊技を楽しむことができる。
所定の表示時間が経過すると(S70のY)、第1表示制御手段131が特別図柄の変動表示を停止し(S72)、表示タイマがリセットされる(S74)。なお、S69において強制的に外れを設定した場合には、ただちに特別図柄の変動表示が停止され(S72)、表示タイマがリセットされる(S74)。特別図柄の停止図柄が外れを示す態様である場合(S76のN)、S22を終了する。特別図柄の停止図柄が大当たりを示す態様である場合(S76のY)、条件判定手段146が、第1作動フラグをオンに設定する(S78)。第1作動フラグのオンは、第1条件保持手段143に保持されている第1作動条件が成立したことを示す。
図8は、図4に示すS12の第1特別遊技実行処理のフローを示す。第1作動フラグがオフである場合(S90のN)、S12を終了する。
第1作動フラグがオンに設定され(S90のY)、第1特別遊技実行フラグがオフに設定されている場合(S92のN)、第1特別遊技実行手段149が、ラウンド数をMにセットし(S94)、第1特別遊技実行フラグをオンに設定する(S96)。第1特別遊技実行フラグのオンは、第1特別遊技が実行中であることを示し、第1特別遊技実行フラグのオフは、第1特別遊技が実行されていないことを示す。本実施例において、ラウンド数Mは、15に設定される。
第1特別遊技では、第1大入賞口28における遊技球の受け入れ状態が遊技者に不利な状態と有利な状態の間で変化するように、第1大入賞口28の状態変化を継続的に繰り返す動作が実行される。遊技者に不利な状態から有利な状態への状態変化を1回のラウンドと設定し、したがって、ラウンド数Mは、この状態変化の回数を意味する。遊技者に不利な状態とは、第1大入賞口28が閉鎖した状態であり、遊技者に有利な状態とは、第1大入賞口28が開放した状態である。既述したように、第1大入賞口28の開閉動作は、大入賞口ソレノイド82の駆動により実現される。
第1特別遊技実行手段149は、第1大入賞口28の開放タイマをセットする(S98)。開放タイマは、1ラウンドにおける第1大入賞口28の開放時間を定めるものであり、具体的には30秒にセットされる。開放タイマのセット後、第1特別遊技実行手段149が、開閉制御手段170を制御して大入賞口ソレノイド82を駆動させ、第1大入賞口28を開放する(S100)。第1大入賞口28の開放中、第1特別遊技実行手段149は、第1大入賞口28の閉鎖条件が成立したか否かを判定する(S102)。ここで、閉鎖条件は、第1大入賞口28が30秒間開放されたこと、または9球以上の遊技球が落入したことである。閉鎖条件が成立していない場合(S102のN)、閉鎖条件が成立するまで、第1大入賞口28の開放状態を継続する。
閉鎖条件が成立すると(S102のY)、第1特別遊技実行手段149が、開閉制御手段170を制御して大入賞口ソレノイド82を駆動させ、第1大入賞口28を閉鎖する(S104)。第1特別遊技実行手段149は開放タイマをリセットし(S106)、ラウンド数Mを1減算する(S108)。1を減算されたラウンド数Mは、第1特別遊技における残りラウンド数を示す。ラウンド数Mが1未満でなければ(S110のN)、S98からS108までのステップを実行して、第1大入賞口28の状態変化を継続的に繰り返す。なお、第1特別遊技は継続条件を設定しておらず、第1大入賞口28には、いわゆるVゾーンを設けていない。これにより、第1大入賞口28の構造を単純化でき、遊技者は、第1特別遊技において予定されている全てのラウンドを消化することができる。
ラウンド数Mが0になると(S110のY)、第1特別遊技実行手段149が、第1特別遊技実行フラグをオフに設定し(S112)、条件判定手段146が、第1作動フラグをオフに設定する(S114)。これにより、第1特別遊技が終了する。
続いて、第1抽選手段112による抽選結果が確率変動付き大当たりであった場合(S116のY)、遊技状態は、確率変動遊技に移行する。本実施例では、特別図柄遊技だけでなく、普通図柄遊技も確率変動遊技に移行する。1つの図柄遊技の確率変動遊技への移行を、他の図柄遊技の確率変動遊技への移行の契機とすることで、2種類の確率変動遊技を同時に実現可能となる。これにより、遊技性を向上することができ、遊技興趣を高めることができる。
具体的に、第1抽選手段112が、乱数抽選用の第1判定テーブルを第1確変用テーブルに設定する(S118)。また、第2抽選手段114が、乱数抽選用の第2判定テーブルを第2確変用テーブルに設定する(S120)。これにより、第1特定遊技実行手段162による特別図柄の確率変動遊技が実行され、また第2特定遊技実行手段164による普通図柄の確率変動遊技が実行される。一方、第1抽選手段112による抽選結果が確率変動付き大当たりでなかった場合(S116のN)、第1抽選手段112が、乱数抽選用の第1判定テーブルを第1非確変用テーブルに設定し(S122)、第2抽選手段114が、乱数抽選用の第2判定テーブルを第2非確変用テーブルに設定する(S123)。
図9は、図4に示すS14の第2作動条件判定処理のフローを示す。まず第2抽選手段114が乱数取得処理を実行し(S140)、第2表示制御手段132が、図柄変動処理を実行する(S142)。
図10は、図9に示すS140の乱数取得処理のフローを示す。入球判定手段110が、遊技球が第2始動口68に入球したか否かを判定する(S150)。遊技球が第2始動口68に入球すると(S150のY)、第2抽選手段114が、普通図柄変動を保留する保留数が上限の個数(4個)に達しているか否かを判定する(S152)。保留球の数が上限に達していない場合(S152のY)、第2抽選手段114は、その入球に対する乱数を取得し(S154)、保留球数に1を加算する。このとき、遊技盤50上に設けられた4つの保留ランプ21の1つが新たに点灯される。第2抽選手段114は、取得した抽選乱数をメモリに格納する(S156)。第2始動口68に入球しない場合(S150のN)、および保留球数が上限の4個に達している場合(S152のN)、第2始動口68への入球は保留されない。
図11および図12は、図9に示すS142の図柄変動処理のフローを示す。この図柄変動処理フローでは、まず、普通図柄の変動パターンおよび停止図柄を決定し、決定した変動パターンおよび停止図柄にしたがって、装飾図柄表示装置60の右下隅に、普通図柄を変動表示させる。
まず図11において、普通図柄の変動表示がなされていない場合(S170のN)、第2抽選手段114は、保留球が存在しているかメモリを調査する(S171)。保留球が存在しない場合は(S171のN)、S142を終了し、この図柄変動処理フローは実行されない。保留球が存在している場合(S171のY)、第2抽選手段114は、メモリに格納した抽選乱数を読み出す(S172)。
普通図柄の確率変動遊技中である場合(S173のY)、第2抽選手段114は、設定されている第2判定テーブルとして第2確変用テーブルを参照して(S174)、抽選乱数が当たりであるか否かを判定する(S176)。一方、普通図柄の通常遊技中である場合(S173のN)、第2抽選手段114は、設定されている第2判定テーブルとして第2非確変用テーブルを参照して(S175)、抽選乱数が当たりであるか否かを判定する(S176)。確変用テーブルの大当たり割合は、例えば1/1.003に設定され、非確変用テーブルの大当たり割合は、例えば、1/60000に設定されている。
普通図柄決定手段126は、停止図柄を決定し(S178)、またパターン記憶手段116に記憶された変動パターンを選択して決定する(S180)。確率変動遊技中であれば、変動パターンは、例えば変動時間が2秒のものが選択され、通常遊技中であれば、変動時間が30秒のものが選択される。第2表示制御手段132は、決定された変動パターンおよび停止図柄を用いて、装飾図柄表示装置60に普通図柄の変動表示を開始する(S182)。図柄変動表示の開始とともに表示タイマ(図示せず)がセットされる(S184)。
表示タイマのセット後、または、S170において普通図柄が変動表示中である場合(S170のY)であって、第1特別遊技が実行されていない場合(S186のN)、所定の表示時間が経過するまで(S190のN)、図柄の変動表示が続けられる。第1特別遊技の実行中である場合(S186のY)、第2特定遊技実行手段164は、第2判定テーブルを第2非確変用テーブルに設定して、普通図柄の遊技を通常遊技に設定する(S187)。もともと通常遊技中であれば、その遊技状態を維持し、確率変動遊技中であれば、通常遊技に戻すことにする。また、作動回避手段152が、第1特別遊技と第2特別遊技の同時実行を回避させるように、第2抽選手段114における抽選結果を制御する。具体的に、作動回避手段152は、抽選乱数が当たりを示す場合であっても、第2抽選手段114による抽選結果を強制的に外れに設定する(S188)。これにより、遊技者は、実行中の第1特別遊技を、その終了条件が成立するまで楽しむことができ、設計上で想定している第1特別遊技の利益を遊技者に還元することが可能となる。
所定の表示時間が経過すると(S190のY)、第2表示制御手段132が、普通図柄の変動表示を停止し(S192)、表示タイマがリセットされる(S194)。なお、S188において強制的に外れを設定した場合には、ただちに普通図柄の変動表示が停止され(S192)、表示タイマがリセットされる(S194)。
図12において、普通図柄の停止図柄が外れを示す態様である場合(S198のN)、普通電動役物26を開放することなく、S142を終了する。普通図柄の停止図柄が当たりを示す態様である場合(S198のY)、開放タイマがセットされ(S200)、開閉制御手段170が普通電動役物ソレノイド76を制御して、普通電動役物26における遊技球の受け入れ状態を、遊技者に不利な状態から有利な状態に変化させる。なお、通常遊技中における開放時間が0.1秒以下の所定時間に設定されているのに対し、確率変動遊技中の開放時間は例えば2秒から6秒の間の所定時間、例えば3秒に設定される。
遊技者に有利な状態とは、普通電動役物26が拡開して、遊技球の入球が容易となる状態であり、遊技者に不利な状態とは、普通電動役物26が拡開せずに、遊技球の入球が容易でない状態である。開放タイマがセットされると、開閉制御手段170が、普通電動役物ソレノイド76を制御して、普通電動役物26を開放する(S202)。既述したように、普通電動役物26が拡開しない場合には、その入口が第1始動口24に遮蔽されて、遊技球が普通電動役物26に落入しないように構成されてもよい。
普通電動役物26の開放中、入球判定手段110は、普通電動役物26に入球があったか否かを判定する(S204)。入球が判定されると(S204のY)、条件判定手段146が、第2作動フラグをオンに設定する(S206)。第2作動フラグのオンは、第2条件保持手段144に保持されている第2作動条件が成立したことを示す。入球がない場合には(S204のN)、第2作動フラグはオンに設定されない。普通電動役物26の開放時間が経過しない場合(S208のN)、入球の監視が続けられる。開放時間が経過すると(S208のY)、普通電動役物26の開放を終了する(S209)。
図13は、図4に示すS16の第2特別遊技実行処理のフローを示す。第2作動フラグがオフである場合(S220のN)、この第2特別遊技実行処理は実行されない。
第2作動フラグがオンに設定され(S220のY)、第1段階フラグがオフに設定され(S222のN)、第2段階フラグがオフに設定されている場合(S224のN)、第2特別遊技実行手段150が、第1段階フラグをオンに設定する(S226)。第2特別遊技は、第1段階と第2段階の2段構成をとる。第1段階フラグのオンは、第1段階にあることを示し、第2段階フラグのオンは、第2段階にあることを示す。S222およびS224のステップは、第2特別遊技において、どの段階にあるかを特定するために実行される。S226で第1段階フラグをオンに設定すると、第2特別遊技における第1段階が開始する。
第2特別遊技実行手段150は、第2大入賞口30の開放タイマをセットする(S228)。開放タイマは、第2作動条件が成立したときに、第2大入賞口30の遊技球の受け入れ状態を遊技者に有利な状態に保つ時間を定めるものであり、具体的には1.8秒にセットされる。開放タイマのセット後、第2特別遊技実行手段150が、開閉制御手段170を制御して大入賞口ソレノイド80を駆動させ、第2大入賞口30を開放する(S230)。開放時間が経過するまで(S232のN)、第2大入賞口30は開放状態を継続する。開放時間が経過すると(S232のY)、第2特別遊技実行手段150が、開閉制御手段170を制御して大入賞口ソレノイド80を駆動させ、第2大入賞口30を閉鎖する(S234)。第2特別遊技実行手段150は、開放タイマをリセットし(S236)、開放中の第2大入賞口30に入球した遊技球の全てが特定領域22または流出領域66から排出されると、第1段階フラグをオフに設定する(S238)。
第2特別遊技の第1段階において、遊技球が第2大入賞口30に設けられた特定領域22に入球すると(S240のY)、第2特別遊技実行手段150が、第2段階フラグをオンに設定して(S242)、第1段階から第2段階に移行する。一方、遊技球が特定領域22に入球しない場合(S240のN)、条件判定手段146が、第2作動フラグをオフに設定する(S266)。これにより、第2特別遊技が終了する。なお、普通図柄の確率変動遊技中の場合、その状態は継続される。
S242において第2段階フラグがオンに設定されるとき、普通図柄の確率変動遊技中であれば(S243のY)、第2特定遊技実行手段164は、第2判定テーブルを第2非確変用テーブルに設定して、普通図柄の遊技を、第2非確変用テーブルを参照する通常遊技に設定する(S244)。これにより、第2特定遊技が終了する。なお、通常遊技中であれば(S243のN)、第2非確変用テーブルの設定を維持する。
第2特別遊技実行手段150が、ラウンド数をNにセットする(S245)。本実施例において、ラウンド数Nは、14に設定される。第1特別遊技のラウンド数Mよりも第2特別遊技のラウンド数Nを小さくすることにより、第1特別遊技と第2特別遊技を区別し、遊技者に与える遊技の印象を異ならせることができる。一方で、第1特別遊技のラウンド数M(15回)を、第2特別遊技の第1段階における第2大入賞口30の開放回数(1回)と第2段階におけるラウンド数N(14回)との和に等しく設定することで、遊技全体のトータル時間をほぼ等しくし、特別遊技ごとに出球が大きく変化することのないように配慮している。このことにより、それぞれの特別遊技に対する不公平感を緩和することができる。なお、第1段階の第2大入賞口30の開放回数とは、1回の開放に対して定められている所定時間分の単位開放が何回あるかということを意味する。第2大入賞口30は1.8秒間の開放を単位開放とし、トータルで1.8秒間となる開放であれば、何回開閉を繰り返したかは問題でなく、1回の開放とみなす。
第2特別遊技実行手段150は、第1大入賞口28の開放タイマをセットする(S246)。開放タイマは、1ラウンドにおける第1大入賞口28の開放時間を定めるものであり、具体的には30秒にセットされる。
開放タイマのセット後、第2特別遊技実行手段150が、開閉制御手段170を制御して大入賞口ソレノイド82を駆動させ、第1大入賞口28を開放する(S248)。S248にて第1大入賞口28を開放後、またはS224にて第2段階フラグがオンされている場合(S224のY)、第2特別遊技実行手段150は、第1大入賞口28の閉鎖条件が成立したか否かを判定する(S254)。閉鎖条件が成立するまで(S254のN)、第1大入賞口28は開放状態を継続する。
閉鎖条件が成立すると(S254のY)、第2特別遊技実行手段150が、開閉制御手段170を制御して大入賞口ソレノイド82を駆動させ、第1大入賞口28を閉鎖する(S256)。第2特別遊技実行手段150は開放タイマをリセットし(S258)、ラウンド数Nを1減算する(S260)。1を減算されたラウンド数Nは、第2特別遊技の第2段階における残りラウンド数を示す。ラウンド数Nが1未満でなければ(S262のN)、S246からS260までのステップを実行して、第1大入賞口28の状態変化を継続的に繰り返す。なお、第1大入賞口28には、いわゆるVゾーンを設けていない。これにより、遊技者は、第2段階で予定されている全てのラウンドを消化することができる。
ラウンド数Nが0になると(S262のY)、第2特別遊技実行手段150が、第2段階フラグをオフに設定し(S264)、条件判定手段146が、第2作動フラグをオフに設定する(S266)。これにより、第2特別遊技が終了する。なお、S244において、第2判定テーブルを第2非確変用テーブルに設定したが、第2特別遊技の第2段階が終了したことを条件として、S264において第2段階フラグをオフに設定した後、またはS266において第2作動フラグをオフに設定した後に、第2判定テーブルを第2非確変用テーブルに設定してもよい。いずれの場合であっても、第2特別遊技の第2段階が実行されることが判断された後に、遊技状態を通常遊技に戻すことが好ましい。
図14は、実施例における第1特別遊技および第2特別遊技の流れを説明するためのタイミングチャートである。時間tにおいては、第1作動条件および第2作動条件のいずれも成立しておらず、第1特別遊技および第2特別遊技は発生していない。
時間tにおいて、特別図柄変動が大当たり図柄で停止すると、第1作動条件が成立したことが判定され、第1特別遊技が実行されて、第1大入賞口28が開放される。このとき、この停止図柄が、確変大当たり図柄であったとする。時間tで、最後のラウンドの大入賞口開放が閉鎖し、第1特別遊技が終了すると、特別図柄の確率変動遊技が開始される。これと同時に、特別図柄の確率変動遊技が開始されたことを契機として、当該変動終了後の次の変動から、普通図柄の確率変動遊技が開始される。
普通図柄の確率変動遊技では、普通図柄の変動時間が30秒から2秒に短縮される。時間tで、普通図柄の確率変動遊技の開始後、1回目の普通図柄変動が開始され、時間tで変動が終了する。普通図柄の確率変動遊技中、抽選確率は1/1.003と非常に高確率に設定されている。この停止図柄が当たり図柄であったとすると、普通電動役物26が例えば3秒の所定時間、開放される。
時間tにおいて、開放中の普通電動役物26に遊技球が入球すると、第2特別遊技の第1段階が開始され、特別図柄の変動が強制的に外れ図柄で停止される。なお、第2特別遊技の実行中は、普通電動役物26の開放動作を停止してもよい。時間tで、第2大入賞口30が開放される。遊技球が開放中の第2大入賞口30に入球し、時間tで、少なくとも1つの遊技球が特定領域22に入球すると、第2特別遊技の第2段階の移行条件が成立する。
時間tで第2大入賞口30が閉鎖されると、第2特別遊技の第2段階が開始され、第1大入賞口28が開放される。同時に、普通図柄の確率変動遊技が終了する。なお、第2大入賞口30の開放中に特定領域22に入球しなかった場合には、普通図柄の確率変動遊技は、引き続き実行される。時間tで、最後のラウンドの第1大入賞口開放が閉鎖し、第2特別遊技が終了する。続いて、時間t10において、特別図柄変動が通常の大当たり図柄で停止すると、第1特別遊技が実行されて、第1大入賞口28が開放され、特別図柄確率変動遊技が終了する。時間t11で、最後のラウンドの第1大入賞口開放が閉鎖される。時間t11以降は、特別図柄および普通図柄の双方とも、通常遊技が実行される。なお、時間t10における大当たり図柄が確変停止図柄であった場合は、時間t11以降に、時間tから時間tまでの間の遊技が再実行される。このように、本実施例のぱちんこ遊技機10においては、特別図柄の確変大当たりの場合には、連続して第2特別遊技を遊技者に提供することができ、遊技性を向上できる。
以上、本発明を実施例をもとに説明した。この実施例はあくまで例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
ぱちんこ遊技機の前面側における基本的な構造を示す図である。 ぱちんこ遊技機の背面側における基本的な構造を示す図である。 実施例におけるぱちんこ遊技機の機能ブロックを示す図である。 特別遊技を実行するフローを示す図である。 第1作動条件判定処理のフローを示す図である。 図5に示す乱数取得処理のフローを示す図である。 図5に示す図柄変動処理のフローを示す図である。 第1特別遊技実行処理のフローを示す図である。 第2作動条件判定処理のフローを示す図である。 図9に示す乱数取得処理のフローを示す図である。 図9に示す図柄変動処理のフローの前半を示す図である。 図9に示す図柄変動処理のフローの後半を示す図である。 第2特別遊技実行処理のフローを示す図である。 第1特別遊技および第2特別遊技の流れを説明するためのタイミングチャートである。
符号の説明
10・・・ぱちんこ遊技機、22・・・特定領域、24・・・第1始動口、26・・・普通電動役物、28・・・第1大入賞口、30・・・第2大入賞口、60・・・装飾図柄表示装置、61・・・特別図柄表示装置、62・・・誘導装置、64・・・役物、66・・・流出領域、68・・・第2始動口、100・・・遊技制御装置、110・・・入球判定手段、112・・・第1抽選手段、114・・・第2抽選手段、116・・・パターン記憶手段、120・・・図柄決定手段、122・・・特別図柄決定手段、124・・・装飾図柄決定手段、126・・・普通図柄決定手段、130・・・表示制御手段
131・・・第1表示制御手段、132・・・第2表示制御手段、140・・・特別遊技制御手段、142・・・条件保持手段、143・・・第1条件保持手段、144・・・第2条件保持手段、146・・・条件判定手段、148・・・特別遊技実行手段、149・・・第1特別遊技実行手段、150・・・第2特別遊技実行手段、152・・・作動回避手段、160・・・特定遊技制御手段、162・・・第1特定遊技実行手段、164・・・第2特定遊技実行手段。

Claims (4)

  1. 遊技領域が形成された遊技盤と、
    前記遊技領域に設けられ、遊技球が入球可能な、拡開式でない入球口である第1始動口と、
    前記第1始動口への遊技球の入球に基づき、第1の抽選を実行する第1抽選手段と、
    前記第1の抽選の結果に基づいて、第1図柄を変動表示させる第1表示制御手段と、
    前記遊技領域に設けられ、遊技球の受け入れ状態が遊技者に有利な状態に変化可能な第1可変入球装置と、
    前記第1表示制御手段により変動表示される第1図柄が所定の当たり図柄で停止されたことを第1特別遊技を実行させるための条件である第1作動条件として保持する第1条件保持手段と、
    前記第1作動条件が成立したとき、前記第1可変入球装置の遊技球の受け入れ状態を有利な状態に変化させることにより前記第1特別遊技を実行する第1特別遊技実行手段と、
    前記第1表示制御手段により変動表示される第1図柄が前記所定の当たり図柄で停止される確率が変動するよう前記第1の抽選の確率を変動させる第1特定遊技を実行する第1特定遊技実行手段と、
    前記遊技領域に設けられ、遊技球が入球可能な第2始動口と、
    前記第2始動口への遊技球の入球に基づき、第2の抽選を実行する第2抽選手段と、
    前記第2の抽選の結果に基づいて、第2図柄を変動表示させる第2表示制御手段と、
    前記遊技領域における前記第1始動口の下方にて入口が遮蔽されるように設けられ、前記第2表示制御手段により変動表示される第2図柄が所定の当たり図柄で停止されたときに、第1の所定時間、遊技球の受け入れ状態が遊技者に有利な状態に変化する拡開式の可変入球口と、
    前記可変入球口に遊技球が入球したことを第2特別遊技を実行させるための条件である第2作動条件として保持する第2条件保持手段と、
    前記遊技領域に設けられ、前記第2作動条件が成立したときに、遊技球の受け入れ状態が遊技者に有利な状態に変化する第2可変入球装置と、
    前記第2作動条件が成立したとき、前記第2可変入球装置の遊技球の受け入れ状態を有利な状態に変化させることにより前記第2特別遊技における第1段階を実行し、その第1段階において前記第2可変入球装置に設けられた特定領域に遊技球が入球したときに前記第2特別遊技における第2段階への移行条件が成立したと判定し、前記第1可変入球装置の遊技球の受け入れ状態を有利な状態に変化させることにより前記第2特別遊技における第2段階を実行する第2特別遊技実行手段と、
    前記第2表示制御手段により変動表示される第2図柄が前記所定の当たり図柄で停止される確率が変動するよう前記第2の抽選の確率を変動させるとともに、前記可変入球口の遊技球の受け入れ状態を、第1の所定時間よりも長い第2の所定時間、遊技者に有利な状態に変化させる第2特定遊技を実行する第2特定遊技実行手段と、を備え、
    前記第1特定遊技実行手段は、前記第1表示制御手段により変動表示される図柄が特定の態様で停止されたことを条件に、前記第1特別遊技の終了後、前記第1特定遊技を実行し、
    前記第2特定遊技実行手段は、前記第1特定遊技実行手段により前記第1特定遊技が実行されたことを条件に、前記第2特定遊技を実行して、前記第1特別遊技の終了後に拡開式の前記可変入球口に遊技球が入球しやすくすることで、前記第1特別遊技の終了後に、前記第2特別遊技の発生確率を高めるものであって、
    前記第2特定遊技実行手段は、前記第2特定遊技の実行中、前記第2特別遊技の第2段階が実行された場合には、前記第2特定遊技の実行を停止し、
    前記第2特定遊技実行手段は、前記第2特別遊技の第1段階が終了した後、第2段階へ移行しなかった場合には、前記第2特別遊技終了後の遊技において前記第2特定遊技を実行することを特徴とする弾球遊技機。
  2. 前記第2特定遊技実行手段は、前記第2特別遊技の第1段階および第2段階が終了した後の遊技において前記第2特定遊技の実行停止を維持することを特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機。
  3. 前記第2特定遊技実行手段は、前記第2特定遊技の実行中、前記第1特別遊技が実行された場合には、前記第2特定遊技の実行を終了することを特徴とする請求項1または2に記載の弾球遊技機。
  4. 前記第1特定遊技実行手段は、前記第1特定遊技の実行中、前記第2特別遊技が実行された場合、前記第1特定遊技の実行を維持することを特徴とする請求項1から3のいずかに記載の弾球遊技機。
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