JP2006334009A - 弾球遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 特定遊技を効果的に利用することで、遊技性を高めた弾球遊技機を提供する。
【解決手段】 本発明のぱちんこ遊技機10において、仮設定手段162が、特別遊技の終了後に行う特定遊技の実行回数を仮設定する。回数設定手段164は、遊技球が第2大入賞口30の特定領域22に入球したときに、仮設定された実行回数を、特定遊技の実行回数として確定する。この間、報知手段196が、仮設定された実行回数を遊技者に対して報知する。このとき、回数保持手段192に保持された報知可能回数が0でないことが報知処理を行う条件となる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、ぱちんこ遊技機等の弾球遊技機に関する。
弾球遊技機として、始動口への入球に基づいて抽選を行い、抽選結果に応じて変動される図柄が所定の態様で停止したときに、通常遊技から遊技者に有利な特別遊技に移行する第1種ぱちんこ遊技機が広く親しまれている。また、第1種ぱちんこ遊技機とは別機種として、役物と呼ばれる大入賞口内の特定領域を遊技球が通過したときに、通常遊技から特別遊技へと移行する第2種ぱちんこ遊技機も同様に広く親しまれている。従来、第1種ぱちんこ遊技機および第2種ぱちんこ遊技機のそれぞれに対して、遊技性を向上させるための様々な技術が提案されているが、最近では第1種ぱちんこ遊技機および第2種ぱちんこ遊技機の遊技を組み合わせた弾球遊技機について提案するものもある(例えば、特許文献1参照)。
第1種ぱちんこ遊技機においては、特別遊技の終了後、所謂、変動時間短縮遊技や確率変動遊技などの遊技者に特典を与える特定遊技が実行されることがある。例えば、変動時間短縮遊技でいえば、特別遊技終了後に変動時間を短縮される図柄の変動回数が予め定められており、その定められた回数の範囲内で変動時間短縮遊技が実行される。
特開2000−33141号公報
第1種ぱちんこ遊技機と第2種ぱちんこ遊技機の遊技を組み合わせることで、新たな遊技性を創出することが可能となる。このとき、本発明者は、単に遊技を組み合わせるのではなく、特別遊技の終了後に遊技者に特典として付与する特定遊技を効果的に利用することで、遊技性を向上する可能性を見いだした。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、特定遊技を効果的に利用することで、弾球遊技機の遊技性を向上する技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の弾球遊技機は、遊技領域が形成された遊技盤と、遊技領域に設けられ、遊技球が入球可能な第1始動口と、第1始動口への遊技球の入球に基づき、第1の抽選を実行する第1抽選手段と、第1の抽選の結果に基づいて、第1図柄を変動表示させる第1表示制御手段と、遊技領域に設けられ、遊技球の受け入れ状態が遊技者に有利な状態に変化可能な第1可変入球装置と、第1表示制御手段により変動表示される第1図柄が所定の当たり図柄で停止されたことを第1特別遊技を実行させるための条件である第1作動条件として保持する第1条件保持手段と、第1作動条件が成立したとき、第1可変入球装置の遊技球の受け入れ状態を有利な状態に変化させることにより第1特別遊技を実行する第1特別遊技実行手段と、遊技領域に設けられ、遊技球が入球可能な第2始動口と、第2始動口への遊技球の入球に基づき、第2の抽選を実行する第2抽選手段と、第2の抽選の結果に基づいて、第2図柄を変動表示させる第2表示制御手段と、遊技領域に設けられ、第2表示制御手段により変動表示される第2図柄が所定の当たり図柄で停止されたときに、遊技球の受け入れ状態が遊技者に有利な状態に変化する可変入球口と、可変入球口に遊技球が入球したことを第2の特別遊技を実行させるための条件である第2作動条件として保持する第2条件保持手段と、遊技領域に設けられ、第2作動条件が成立したときに、遊技球の受け入れ状態が遊技者に有利な状態に変化する第2可変入球装置と、第2作動条件が成立したとき、第2可変入球装置の遊技球の受け入れ状態を有利な状態に変化させることにより第2特別遊技における第1段階を実行し、その第1段階において第2可変入球装置に設けられた特定領域に遊技球が入球したときに第2特別遊技における第2段階への移行条件が成立したと判定し、第1可変入球装置の遊技球の受け入れ状態を有利な状態に変化させることにより第2特別遊技における第2段階を実行する第2特別遊技実行手段と、第1特別遊技または第2特別遊技の第2段階の終了後に、通常遊技とは異なる特定遊技の実行を制御する特定遊技制御手段とを備えた弾球遊技機を提供する。この弾球遊技機は、付与する予定のある特定遊技における特典の内容の遊技者への報知処理を制御する報知制御手段を備える。報知制御手段は、付与する予定のある特典の内容を遊技者に報知する報知手段を有する。
この態様の弾球遊技機によると、実行することが未確定の特定遊技の特典内容を遊技者に報知できるため、例えば遊技者は、この報知を受けて、第2可変入球装置の特定領域に遊技球を入球させないように遊技をコントロールすることも可能となり、遊技者に対して遊技進行の選択肢を提供することができる。
本発明の別の態様もまた、弾球遊技機である。この弾球遊技機は、遊技領域が形成された遊技盤と、遊技領域に設けられ、遊技球が入球可能な第1始動口と、第1始動口への遊技球の入球に基づき、第1の抽選を実行する第1抽選手段と、第1の抽選の結果に基づいて、第1図柄を変動表示させる第1表示制御手段と、遊技領域に設けられ、遊技球の受け入れ状態が遊技者に有利な状態に変化可能な可変入球装置と、第1表示制御手段により変動表示される第1図柄が所定の当たり図柄で停止されたことを第1特別遊技を実行させるための条件である第1作動条件として保持する第1条件保持手段と、第1作動条件が成立したとき、可変入球装置の遊技球の受け入れ状態を有利な状態に変化させることにより第1特別遊技を実行する第1特別遊技実行手段と、遊技領域に設けられ、遊技球が入球可能な第2始動口と、第2始動口への遊技球の入球に基づき、第2の抽選を実行する第2抽選手段と、第2の抽選の結果に基づいて、第2図柄を変動表示させる第2表示制御手段と、遊技領域に設けられ、第2表示制御手段により変動表示される第2図柄が所定の当たり図柄で停止されたときに、遊技球の受け入れ状態が遊技者に有利な状態に変化する可変入球口と、可変入球口に遊技球が入球したことを第2の特別遊技を実行させるための条件である第2作動条件として保持する第2条件保持手段と、第2作動条件が成立したとき、可変入球装置の遊技球の受け入れ状態を有利な状態に変化させることにより第2特別遊技における第1段階を実行し、その第1段階において可変入球装置に設けられた特定領域に遊技球が入球したときに第2特別遊技における第2段階への移行条件が成立したと判定し、可変入球装置の遊技球の受け入れ状態を有利な状態に変化させることにより第2特別遊技における第2段階を実行する第2特別遊技実行手段と、第1特別遊技または第2特別遊技の第2段階の終了後に、通常遊技とは異なる特定遊技の実行を制御する特定遊技制御手段とを備えた弾球遊技機を提供する。この弾球遊技機は、付与する予定のある特定遊技における特典の内容の遊技者への報知処理を制御する報知制御手段を備える。報知制御手段は、付与する予定のある特典の内容を遊技者に報知する報知手段を有する。
この態様の弾球遊技機によると、実行することが未確定の特定遊技の特典内容を遊技者に報知できるため、例えば遊技者は、この報知を受けて、可変入球装置の特定領域に遊技球を入球させないように遊技をコントロールすることも可能となり、遊技者に対して遊技進行の選択肢を提供することができる。
本発明のさらに別の態様もまた、弾球遊技機である。この弾球遊技機は、遊技領域が形成された遊技盤と、遊技領域に設けられ、遊技球が入球可能な入球口と、入球口への入球を契機として、遊技を制御する第1制御装置と、第1制御装置による制御内容を遊技者に示すための演出を実行する第2制御装置とを備える。この弾球遊技機において、第1制御装置から第2制御装置への信号伝送は可能とし、一方で第2制御装置から第1制御装置への信号伝送は不可とされる。第1制御装置は、通常遊技とは異なる特定遊技の実行を制御する特定遊技制御手段を備え、特定遊技制御手段は、第2制御装置に対して、付与する予定のある特定遊技の特典の内容を通知し、第2制御装置は、特定遊技における特典の内容の遊技者への報知処理を制御する報知制御手段を備える。報知制御手段は、付与する予定のある特典の内容を遊技者に報知する報知手段を有する。
この態様の弾球遊技機によると、実行することが未確定の特定遊技の特典内容を遊技者に報知できるため、遊技者に対して遊技進行の選択肢を提供することができる。
報知制御手段は、付与する予定のある特典の内容を報知可能な回数を保持する回数保持手段を有してもよい。報知手段は、回数保持手段において報知可能回数が0でない場合に、遊技者への報知を行う。常に報知処理を実行するのではなく、回数保持手段により保持される報知可能回数に応じて報知を行うか否かが決定されることで、遊技性を向上できる。
報知制御手段は、遊技状況に応じて、報知可能回数を増減させる回数カウント手段を有してもよい。また回数カウント手段は、報知手段により遊技者への報知がなされた場合に、報知可能回数を減らしてもよい。このように、遊技状況に応じて報知可能回数を増減することで、遊技興趣を向上し、遊技者の遊技に対する興味を持続させることができる。
回数カウント手段は、遊技中の所定のタイミングで抽選を実行し、抽選の結果に応じて報知可能回数を増減してもよい。また回数カウント手段は、抽選に当選した場合に、報知可能回数を増やしてもよい。抽選を利用することで、報知可能回数を流動的に設定することが可能となる。
特定遊技制御手段は、特別遊技の終了後に行う特定遊技の実行回数を仮設定する仮設定手段を有してもよい。報知手段は、仮設定手段において仮設定された実行回数を、遊技者に報知してもよい。
本発明によれば、特定遊技を効果的に利用して、遊技性を高めた弾球遊技機を提供することができる。
本実施例のぱちんこ遊技機は、通常遊技より有利な状態である特別遊技を複数の形態で提供する。すなわち、第1の特別遊技として従来の第1種ぱちんこ遊技機における特別遊技に類似する遊技を提供し、第2の特別遊技として従来の第2種ぱちんこ遊技機における特別遊技に類似する遊技を提供する。本実施例のぱちんこ遊技機においては、第1の特別遊技または第2の特別遊技が終了すると、通常遊技とは異なる特定遊技を実行するが、特定遊技による特典を遊技者に付与するプロセスに工夫を凝らすことで、遊技性を高める。以下では、特定遊技が、図柄変動時間を通常遊技よりも短縮する変動時間短縮遊技であるものとして説明するが、特定遊技は、大当たり抽選の確率を変動する確率変動遊技であってもよい。
図1は、ぱちんこ遊技機の前面側における基本的な構造を示す。以下、本実施例の弾球遊技機は、従来の第1種ぱちんこ遊技機の特徴と第2種ぱちんこ遊技機の特徴とを混在させたような構成を有する。ぱちんこ遊技機10は、主に遊技機枠と遊技盤で構成される。ぱちんこ遊技機10の遊技機枠は、外枠11、前枠12、透明板13、扉14、上球皿15、下球皿16、発射ハンドル17を含む。外枠11は、開口部分を有し、ぱちんこ遊技機10を設置すべき位置に固定するための枠体である。前枠12は、外枠11の開口部分に整合する枠体であり、図示しないヒンジ機構により外枠11へ開閉可能に取り付けられる。前枠12は、遊技球を発射する機構や、遊技盤を着脱可能に収容させるための機構、遊技球を誘導または回収するための機構等を含む。
透明板13は、ガラスなどにより形成され、扉14により支持される。扉14は、図示しないヒンジ機構により前枠12へ開閉可能に取り付けられる。上球皿15は、遊技球の貯留、発射レールへの遊技球の送り出し、下球皿16への遊技球の抜き取り等の機構を有する。下球皿16は、遊技球の貯留、抜き取り等の機構を有する。上球皿15と下球皿16の間にはスピーカ18が設けられており、遊技状態などに応じた効果音が出力される。
遊技盤50は、外レール54と内レール56により区画された遊技領域52が形成され、遊技領域52には、アウト口58、第1始動入賞口(以下、「第1始動口」という)24、普通電動役物26、第1大入賞口28、第2大入賞口30および普通図柄作動ゲート(以下、「第2始動口」という)68が設けられる。さらに遊技領域52には、図示しない複数の遊技釘や風車などの機構が設置される。第1始動口24は、遊技球の入球を検出するための入球検出装置32を備える。普通電動役物26は、遊技球の入球を検出するための入球検出装置34と、普通電動役物26を開閉させるための普通電動役物ソレノイド76を備える。第1大入賞口28は、遊技球の入球を検出するための入球検出装置78と、第1大入賞口28を開閉させるための大入賞口ソレノイド82を備える。第2大入賞口30は、遊技球の入球を検出するための入球検出装置81と、第2大入賞口30の羽根を開閉させるための大入賞口ソレノイド80を備える。第2始動口68は、遊技球の入球を検出するための入球検出装置38を備える。
普通電動役物26は、遊技球の受け入れ状態が遊技者に不利な状態と有利な状態の間で変化する状態変化を実現できる。具体的には、普通電動役物ソレノイド76を駆動制御することで、普通電動役物26は、開放状態と閉鎖状態をとることができ、状態変化を可能とする可変入球口として機能する。普通電動役物26は、第1始動口24のすぐ下方に設けられており、普通電動役物26が閉鎖状態にあるときはその入口が第1始動口24に遮蔽されて遊技球は普通電動役物26に落入しない。普通電動役物26が開放状態となったときにはじめて遊技球が普通電動役物26に落入できる。普通電動役物26は、通常遊技中においては所定の変化期間、例えば0.1秒以下という短時間しか開放状態にされず、したがって通常遊技中はほとんど遊技球が入球しない。
同様に、第1大入賞口28は、遊技球の受け入れ状態が遊技者に不利な状態と有利な状態の間で変化する状態変化を実現できる。具体的には、大入賞口ソレノイド82を駆動制御することで、第1大入賞口28は、開放状態と閉鎖状態をとることができ、状態変化を可能とする第1可変入球装置として機能する。第1大入賞口28は、特別遊技中に「大当たり」として開放状態となる横長方形状の入賞口であり、アウト口58の上方等の位置に設けられる。第1大入賞口28が閉鎖状態にあるとき、遊技球は第1大入賞口28に入球できず、開放状態となったときにはじめて遊技球が第1大入賞口28に入球できる。
また、第2大入賞口30も、遊技球の受け入れ状態が遊技者に不利な状態と有利な状態の間で変化する状態変化を実現できる。具体的には、大入賞口ソレノイド80を駆動制御することで、第2大入賞口30は、開放状態と閉鎖状態をとることができ、状態変化を可能とする第2可変入球装置として機能する。第2大入賞口30は、普通電動役物26への遊技球の入球を契機として開放状態となる。第2大入賞口30が閉鎖状態にあるとき、遊技球は第2大入賞口30に入球できず、開放状態となったときにはじめて遊技球が第2大入賞口30に入球できる。
遊技盤50の略中央に設けられた役物64には、演出図柄表示装置60、特別図柄表示装置61、特別図柄変動用の保留ランプ20、普通図柄変動用の保留ランプ21が設けられている。特別図柄表示装置61は、特別図柄202を変動させながら表示する(以下、そうした表示を「図柄変動」または「変動表示」等という)。特別図柄202は、第1始動口24への遊技球の入球を契機として行われる抽選の結果に応じた図柄であり、大当たりを発生させるか否かを示す役割をもつ。特別図柄表示装置61は、例えばLEDで構成される表示手段である。演出図柄表示装置60は、特別図柄202の変動表示と連動する形で装飾図柄200を変動させながら表示する。装飾図柄200は、特別図柄202で示される抽選の結果表示を視覚的に演出するための図柄である。演出図柄表示装置60は、装飾図柄200として、例えばスロットマシーンのゲームを模した複数列の図柄変動の動画像を画面の中央領域に表示する。演出図柄表示装置60は、この実施例では液晶ディスプレイで構成されるが、機械式のドラムやLEDなどの他の表示手段で構成されてもよい。
なお、特別図柄202は演出的な役割をもつ必要がないため、本実施例では演出図柄表示装置60の左下方の特別図柄表示装置61にて目立たない大きさで表示されるが、特別図柄自体に演出的な役割をもたせて装飾図柄を表示させないような手法を採用する場合には、特別図柄を演出図柄表示装置60のような液晶ディスプレイに表示させてもよい。特別図柄変動用の保留ランプ20は、4個のランプからなり、その点灯個数によって特別図柄変動の保留球数を表示する。この保留球数は、特別図柄変動中に第1始動口24へ入賞した抽選乱数の個数であり、特別図柄変動がまだ実行されていない入賞球の数を示す。同様に、普通図柄変動用の保留ランプ21も、4個のランプからなり、その点灯個数によって普通図柄変動の保留球数を表示する。この保留球数は、普通図柄変動中に第2始動口68へ入球した抽選乱数の個数であり、普通図柄変動がまだ実行されていない入球の数を示す。
なお本実施例において、演出図柄表示装置60は、遊技者に対して付与する予定のある特定遊技の特典内容を遊技者に報知するためにも利用される。この特典内容は、未確定のものであり、その後の遊技状況に応じて確定される。そのため遊技者は、この報知を受けて遊技球の打ち出しを停止する方が好ましいなどの判断を行うことができ、その意味において、この報知は、ぱちんこ遊技機10におけるナビゲーション機能としての役割を果たす。この報知機能については、後述する。
遊技者が発射ハンドル17を手で回動させると、その回動角度に応じた強度で上球皿15に貯留された遊技球が1球ずつ内レール56と外レール54に案内されて遊技領域52へ発射される。遊技者が発射ハンドル17の回動位置を手で固定させると一定の時間間隔で遊技球の発射が繰り返される。遊技領域52の上部へ発射された遊技球は、複数の遊技釘や風車に当たりながらその当たり方に応じた方向へ落下する。遊技球が第1始動口24、普通電動役物26、第2大入賞口30、第1大入賞口28等の各入賞口へ落入すると、その入賞口の種類に応じた賞球が上球皿15または下球皿16に払い出される。第1始動口24等の各入賞口に落入した遊技球はセーフ球として処理され、アウト口58に落入した遊技球はアウト球として処理される。なお、各入賞口は遊技球が通過するゲートタイプのものを含み、「入球」は、「落入」「入賞」「通過」を含むものとする。
遊技球が第1始動口24に落入すると、特別図柄表示装置61および演出図柄表示装置60において特別図柄202および装飾図柄200が変動表示される。特別図柄202および装飾図柄200の変動表示は、表示に先だって決定された変動時間の経過後に停止される。停止時の特別図柄202が大当たりを示す図柄である場合、第1大入賞口28の開閉動作が開始され、通常遊技よりも遊技者に有利な遊技状態である特別遊技に移行する。本実施例において、特別図柄202が大当たり図柄で停止した場合に実行する特別遊技を「第1特別遊技」と呼ぶ。特別図柄202が大当たりの図柄で停止されるとき、スロットマシーンのゲームを模した装飾図柄200は、3つの図柄を一致させるような表示態様をとる。第1特別遊技においては、第1大入賞口28は約30秒間開放された後、または9球以上の遊技球が落入した後で一旦閉鎖される。第1特別遊技は、1回以上の単位遊技で構成され、例えば15回の単位遊技で構成される。1回の単位遊技中、第1大入賞口28の開閉動作が1回行われる。
第1特別遊技の終了後、通常遊技よりも特別図柄202および装飾図柄200の変動時間を短縮する特定遊技が開始される。本実施例では、特定遊技の開始条件の1つが、第1特別遊技を終了したことに設定されている。なお、第1特別遊技の終了後に、常に特定遊技が実行されるものであってもよいが、遊技球の第1始動口24への落入時に、大当たり抽選とともに、特定遊技を実行するか否かの抽選が同時になされてもよい。第1特別遊技終了後に実行される特定遊技の実行回数は、予め定められたものであってもよい。
通常遊技においては特別図柄202および装飾図柄200の図柄変動の時間が10秒、30秒、1分など様々な時間が設定されるが、特定遊技中における特別図柄202および装飾図柄200の図柄変動の時間は一律に6秒に短縮される。したがって、比較的短時間に特別図柄202および装飾図柄200を数多く変動させることができる。なお、本実施例においては、特定遊技中における特別図柄202および装飾図柄200の図柄変動の時間を6秒に短縮させる例を示したが、6秒といった秒数を限定する趣旨ではなく、通常状態と比べて少しでも時間が短縮されていれば足りる。
第2始動口68を遊技球が通過すると、所定時間、普通図柄204と呼ばれる図柄が変動表示される。普通図柄204は演出図柄表示装置60の画面右下隅にて変動表示される。なお、普通図柄204を他の表示装置において変動表示させてもよい。普通図柄204が演出図柄表示装置60にて表示される場合、演出図柄表示装置60は、普通図柄表示装置としても機能することになる。普通図柄204の変動表示は所定時間の経過後に停止され、所定の当たり図柄で停止したときに普通電動役物26が所定時間開放される。
本実施例において、特定遊技は、特別図柄202および装飾図柄200の変動遊技だけでなく、普通図柄204の変動遊技にも実行される。普通図柄変動遊技では、特定遊技中、普通電動役物26が開放状態とされる変化時間が変動されるとともに、開放状態となる回数が変動してもよい。通常遊技中、普通図柄204が当たりを示すと、0.1秒以下の開放が1回行われるのに対し、特定遊技においては、例えば3秒間の開放が2回行われる。これにより、特定遊技中に普通電動役物26へ遊技球を入球させやすくすることができる。なお、本実施例においては特定遊技中の普通電動役物26の変化時間を3秒とするが、3秒に限る趣旨ではない。
さらに、普通図柄変動遊技では、特定遊技中、普通図柄204の変動表示時間が短縮される。これにより単位時間あたりの変動回数を、通常遊技と比較して多くできる。また、特定遊技中の普通図柄204の当たり確率が変動される。普通図柄204の当たり確率は、例えば通常遊技時には65536分の1程度の低確率に設定され、特定遊技時には1.003分の1程度の高確率に設定するなど、通常遊技時と特定遊技時の差を大きくして遊技の差異を明確にし、特定遊技時でないと当たりが発生しにくいような構成としてもよい。このように、特定遊技の優位性を明確にすることによって遊技性を明快にしてもよい。
開放された普通電動役物26に遊技球が落入すると、その落入を契機として第2大入賞口30が開放されて、通常遊技よりも遊技者に有利な遊技状態である特別遊技に移行する。普通電動役物26に遊技球が入球した場合に実行する特別遊技を「第2特別遊技」と呼ぶ。また、第2特別遊技において第2大入賞口30が開放される状態を第2特別遊技の第1段階と呼ぶ。
なお上記したように、本実施例のぱちんこ遊技機10は、特定遊技中に普通図柄抽選が当たりやすく、通常遊技中に普通図柄抽選が当たりにくい遊技を構成している。そのため、第2特別遊技に移行するためには、原則として、第1特別遊技の終了後に特定遊技を発生させることが遊技者にとって重要となる。
第2大入賞口30には、特定領域22および流出領域66が設けられている。役物64の内部は、開放された第2大入賞口30を通じて遊技球が流入するよう形成されており、役物64内に流入した遊技球は特定領域22および流出領域66のいずれかへ入球する。開放された第2大入賞口30への入球は、入球検出装置81により検出され、開放中の第2大入賞口30へのトータルの入球数がカウントされる。役物64の内部には、第2大入賞口30から流入した遊技球を特定領域22および流出領域66のいずれかへ誘導する誘導装置62がさらに設けられている。誘導装置62は、それぞれが長短複数の回転羽根を有する二つの回転体からなる。これら二つの回転体はつねに回転しており、それぞれの長い回転羽根同士が近接したときに、その上へ落下した遊技球を特定領域22へ誘導する。長い回転羽根同士が近接していないときは、その上へ落下した遊技球は流出領域66へ入球する。
特定領域22への入球は入球検出装置36が検出し、流出領域66への入球は流出検出装置37が検出する。入球検出装置36および流出検出装置37は、特定領域22および流出領域66のそれぞれに入球した遊技球をカウントし、それぞれのカウント数の和が、入球検出装置81によりカウントされた入球数と一致すると、第2大入賞口30に入球した全ての遊技球が、特定領域22または流出領域66に入球したことが判定される。遊技球が特定領域22に入球すると、第2特別遊技の第1段階から第2段階への移行条件が成立したこととなり、その後は、第1特別遊技と同様に、第2特別遊技の第2段階として第1大入賞口28の開閉動作が単位遊技の回数分繰り返される。第2特別遊技も1回以上の単位遊技で構成され、単位遊技の回数は例えば15回に設定されている。第2特別遊技の第1段階は1回目の単位遊技に相当し、第2段階が2回目以降の単位遊技に相当する。2回目以降は1回の単位遊技において1回の開閉動作がなされ、したがって第1大入賞口28の開閉動作は14回繰り返される。本実施例では、第1特別遊技における第1大入賞口28の開閉回数が15回であるのに対し、第2特別遊技における第1大入賞口28の開閉回数は14回である。本実施例において、第2特別遊技の第2段階が終了したことが、特定遊技の開始条件として設定されていてもよい。この場合、第2特別遊技の第2段階が終了すると、再度、第2特別遊技が発生しやすい特定遊技が開始されることになる。
本実施例においては、普通電動役物26に遊技球が入球すると、第2特別遊技の第2段階の終了時に付与する予定の特定遊技の実行回数が仮設定される。普通電動役物26に入球した時点では特定遊技が実行されるか否かは確定しておらず、仮設定された特定遊技の実行回数は、特定遊技を実行することが確定した時点で、はじめて特定遊技の実行回数として確定する。すなわち、第2特別遊技が第1段階で終了した場合、その時点では特定遊技を実行することは確定していない。
特定領域22に遊技球が入球して、第2特別遊技の第2段階への移行が決まると、第2段階の終了後に特定遊技を実行することが確定する。このとき、仮設定された特定遊技の実行回数が、特定遊技の実行回数として本決定される。なお、仮設定処理においては、例えば特定遊技における複数の実行回数の選択肢が予め設定されており、普通電動役物26に遊技球が入球した時点で、仮設定する実行回数を選択肢の中から抽選により定めてもよい。選択肢として例えば10回と100回の特定遊技の実行回数が用意され、抽選により10回の実行回数が選択されて仮設定された場合、第2特別遊技の第1段階において遊技球が特定領域22に入球して第2段階への移行が決定すると、第2段階終了後に付与される特定遊技の実行回数が10回に確定される。
普通電動役物26に遊技球が入球すると、第2大入賞口30が開放して、第2段階への移行のチャンスが遊技者に与えられるが、本実施例のぱちんこ遊技機10では、この時点で特定遊技の実行回数が仮設定されているため、遊技者に、特定遊技における特典の内容を遊技者に報知することが好ましい。例えば、10回と100回の特定遊技の実行回数が選択肢として用意されている場合、仮設定された実行回数が10回のときに遊技球を特定領域22に入球させると、第2段階に移行することはできるが、第2段階終了後に付与される特定遊技の実行回数が少なくなり、第2特別遊技を連続して実行する所謂「連チャン」を獲得することが難しくなる。一方、仮設定された実行回数が100回のときに遊技球を特定領域22に入球させると、第2段階に移行するとともに、第2段階終了後に付与される特定遊技の実行回数が多いため、連チャンの可能性を高めることができる。
そこで本実施例のぱちんこ遊技機10では、付与する予定のある特定遊技の特典の内容を遊技者に報知する。報知する内容は、仮設定した特定遊技の実行回数を直接報知するものであってもよい。報知の態様は、例えば演出図柄表示装置60において、仮設定された特定遊技の実行回数が10回であるのか、または100回であるのかを表示してもよい。この報知により、遊技者は、特定領域22に遊技球を入れるべきか、または入れない方がよいかを判断して、遊技を行うことができる。例えば、仮設定回数が10回であれば、遊技者は、遊技球の打ち出しを、第2大入賞口30が閉鎖するまで一旦停止する。第2大入賞口30が閉鎖すると、遊技者は打ち出しを再開し、遊技球を普通電動役物26に入球させて、仮設定回数が100回であることが報知されたときに、第2大入賞口30に遊技球を入球させて、特定領域22への入球を狙いにいってもよい。なお、報知する内容は、特定遊技の実行回数を直接報知するだけでなく、遊技者にとって相対的に有利であるかどうかを間接的に示すものであってもよい。例えば、特定遊技の複数の実行回数が選択肢として用意されている場合に、遊技者に相対的に有利となる実行回数であることを遊技者に報知し、相対的に有利でない実行回数であれば報知しないものであってもよい。また、相対的に有利でない実行回数である場合に報知を行い、相対的に有利となる実行回数である場合に報知しないものであってもよい。このとき、上記したように仮設定した実行回数を直接示さずに、遊技者にとってチャンスであること、すなわち相対的に有利であることの情報を伝えるものであってもよく、また遊技者にとってチャンスでないこと、すなわち相対的に不利であることの情報を伝えるものであってもよい。これにより、遊技者は仮設定された特典の内容を直接的または間接的に知ることができ、遊技進行のコントロールを可能とする。
なお、ぱちんこ遊技機10における遊技では、普通電動役物26の開放が、まず第1特別遊技の終了後の特定遊技中に行われるが、この特定遊技の実行回数は有限であるため、遊技者は、いつまでもこの選択権を有しているわけではない。本実施例のぱちんこ遊技機10では、特定遊技が終了すると、普通電動役物26が開放しにくくなるため、第1特別遊技終了後の特定遊技の残り実行回数が少なくなってくると、遊技者は、仮設定回数が10回であっても、特定領域22に遊技球を入球させて、第2特別遊技の第2段階の獲得を優先することになる。このように、第1特別遊技終了後に付与される特定遊技の実行回数が有限であること、さらに、第2特別遊技の発生時に第2特別遊技終了後に付与する予定の特定遊技の実行回数を仮設定すること、また、仮設定した実行回数を遊技者に報知することにより、新たな遊技性をもったぱちんこ遊技機10を実現することができる。
上球皿15の側面の領域には、入力ボタン88が設けられる。入力ボタン88は、遊技者が操作可能な入力手段であり、押下することで所期の処理が実行される。入力ボタン88を押下したことで実行される処理については後述する。
なお本実施例のぱちんこ遊技機10では、第1特別遊技と第2特別遊技とで、連続的な状態変化を実行する可変入球装置として同一の第1大入賞口28を用いることにより、遊技領域52上のスペースを有効に活用できる。また、連続的に状態変化する可変入球装置を共通とすることで、特別遊技の動作制御を単純にすることができ、また製造コストの削減にもつながる。
図2は、ぱちんこ遊技機の背面側における基本的な構造を示す。電源スイッチ40はぱちんこ遊技機10の電源をオンオフするスイッチである。メイン基板41は、ぱちんこ遊技機10の全体動作を制御し、特に第1始動口24および第2始動口68へ入球したときの抽選等、遊技動作全般を処理する。サブ基板49は、液晶ユニット42を備え、演出図柄表示装置60における表示内容を制御し、特にメイン基板41による抽選結果に応じて表示内容を変動させる。メイン基板41およびサブ基板49は、遊技制御装置100を構成する。セット基盤39は、賞球タンク44や賞球の流路、賞球を払い出す払出ユニット43等を含む。払出ユニット43は、各入賞口への入賞に応じて賞球タンク44から供給される遊技球を上球皿15へ払い出す。払出制御基板45は、払出ユニット43による払出動作を制御する。発射装置46は、上球皿15の貯留球を遊技領域52へ1球ずつ発射する。発射制御基板47は、発射装置46の発射動作を制御する。電源ユニット48は、ぱちんこ遊技機10の各部へ電力を供給する。
図3は、本実施例におけるぱちんこ遊技機10の機能ブロックを示す。ぱちんこ遊技機10において、遊技制御装置100は、第1始動口24、第2始動口68、普通電動役物26、第1大入賞口28、第2大入賞口30、演出図柄表示装置60、特別図柄表示装置61、入力ボタン88、スピーカ18のそれぞれと電気的に接続されており、各種制御信号の送受信を可能とする。遊技制御装置100は、遊技の基本動作だけでなく、図柄の変動表示や電飾等の演出的動作も制御する。遊技制御装置100は、遊技の基本動作を含むぱちんこ遊技機10の全体動作を制御するメイン基板41と、図柄の演出等を制御するサブ基板49とに機能を分担させた形態で構成される。
基本的に、メイン基板41は、入球口への入球を契機として遊技を制御する第1制御装置として機能し、サブ基板49は、メイン基板41による制御内容を遊技者に示すための演出を実行する第2制御装置として機能する。ぱちんこ遊技機10では、データの改竄防止などのセキュリティの観点から、メイン基板41からサブ基板49への信号伝送は可能とし、一方でサブ基板49からメイン基板41への信号伝送は不可とされる。したがって、サブ基板49における情報をメイン基板41にフィードバックすることはできず、ぱちんこ遊技機10では、この情報の伝送方向が限られた中で、サブ基板49が、メイン基板41からの情報をもとに、遊技者への演出を効果的に実行する。
遊技制御装置100は、ハードウエア的にはデータやプログラムを格納するROMやRAM、演算処理に用いるCPU等の素子を含んで構成される。本実施例の遊技制御装置100において、メイン基板41は、各入球口への入球を判定する入球判定手段110、第1始動口24への遊技球の入球に基づき特別図柄抽選を実行する第1抽選手段112、第2始動口68への遊技球の入球に基づき普通図柄抽選を実行する第2抽選手段114、変動表示中における各始動口への入球を保留球として上限個数以内で記憶する入賞記憶手段117と、特別図柄の停止図柄および変動表示の表示パターンを決定する特別図柄決定手段122、普通図柄の停止図柄および変動表示の表示パターンを決定する普通図柄決定手段126、特別図柄および普通図柄の表示を制御する第1表示制御手段131、大当たり遊技などの通常遊技よりも遊技者に有利な特別遊技を制御する特別遊技制御手段140、図柄変動時間の短縮や普通図柄抽選の確率変動などの通常遊技よりも遊技者に有利な特定遊技を制御する特定遊技制御手段160、時間を計時する計時手段168、遊技球の受け入れ状態を遊技者に有利な状態と不利な状態の間で状態変化させる可変入球口または可変入球装置の開閉制御手段170、メイン基板41の情報をサブ基板49に伝達する通知手段180とを備える。
入賞記憶手段117は、第1表示制御手段131による特別図柄の変動表示中に遊技球が第1始動口24へ入球したとき、その入球に対応する抽選結果を上限個数である4個まで保留球として記憶する第1記憶手段118と、第1表示制御手段131による普通図柄の変動表示中に遊技球が第2始動口68へ入球したとき、その入球に対応する抽選結果を上限個数である4個まで保留球として記憶する第2記憶手段119とを含む。
また、遊技制御装置100において、サブ基板49は、装飾図柄の停止図柄および変動表示の表示パターンを決定する装飾図柄決定手段124、装飾図柄の表示を制御する第2表示制御手段132、付与する予定のある特定遊技における特典の内容の遊技者への報知処理を制御する報知制御手段190とを備える。なおサブ基板49には、メイン基板41の通知手段180からの情報を受け取る受信手段(図示せず)は設けられるが、サブ基板49からメイン基板41に情報を伝達する通知手段は設けられない。これは、サブ基板49からメイン基板41の情報を操作できないようにして、セキュリティを高めるためであり、ぱちんこ遊技機10では、こうした情報伝達の制約の中で、サブ基板49が効果的な演出を実行する。
入球検出装置32は第1始動口24に設けられたセンサであり、第1始動口24への遊技球の落入を検出し、落入を示す第1始動入賞情報を生成する。入球判定手段110は、第1始動入賞情報を受け取ると遊技球が第1始動口24に入球したものと判定する。第1始動口24への入球が判定されると、第1抽選手段112は、保留球数が上限に達しているか否かを調べる。例えば、保留球数の上限は予め4つに設定されている。保留球数が上限に達していない場合、入球判定手段110が第1始動入賞情報を受け取ったタイミングで、第1抽選手段112は始動入賞に対する乱数を取得する。第1抽選手段112は、数学的に乱数を生成して取得してもよく、また図示しないカウンタにより生成されるカウント値を乱数として取得してもよい。第1抽選手段112は、取得した乱数に基づいて、特別図柄抽選の当否を判定する。なお、抽選の当否判定のタイミングは、乱数の取得とともに行われてもよく、また特別図柄の変動を開始する直前に行われてもよい。
特別図柄決定手段122は、第1抽選手段112による判定結果に応じた特別図柄の停止図柄と、図柄変動の表示時間とを決定する。停止図柄は、図柄変動の終了時に表示するべき図柄である。特別図柄決定手段122にて決定された停止図柄や変動時間は、通知手段180よりサブ基板49に通知される。装飾図柄決定手段124は、これらの情報を受け取り、特別図柄の停止図柄と変動時間に応じた装飾図柄の停止図柄と表示パターンを決定する。例えばサブ基板49は、複数種類の表示パターンを保持したパターン記憶手段(図示せず)を有し、装飾図柄決定手段124は、特別図柄の停止図柄と変動時間をもとに、パターン記憶手段に記憶された表示パターンを選択する。表示パターンには、通常の外れ図柄を表示するときのパターンと、あと一つ図柄が揃えば大当たりとなるリーチ状態を経て外れ図柄を表示するときのパターンと、リーチ状態を経て大当たり図柄を表示するときのパターンが含まれる。装飾図柄決定手段124は、大当たりの場合に3つの同じ数字が揃った大当たり図柄を決定する。
通常遊技において、特別図柄決定手段122は、通常の変動時間を選択するが、特定遊技中においては、通常遊技中よりも短い変動時間を選択する。これにより、特定遊技中は、保留球の消化時間が早まる。
入球検出装置38は第2始動口68に設けられたセンサであり、第2始動口68への遊技球の落入を検出し、落入を示す第2始動入球情報を生成する。入球判定手段110は、第2始動入球情報を受け取ると遊技球が第2始動口68に入球したことを判定する。第2始動口68への入球が判定されると、第2抽選手段114は、保留球数が上限に達しているか否かを調べる。例えば、保留球数の上限は予め4つに設定されている。保留球数が上限に達していない場合、入球判定手段110が第2始動入球情報を受け取ったタイミングで、第2抽選手段114は始動入球に対する乱数を取得する。第2抽選手段114は、数学的に乱数を生成して取得してもよく、また図示しないカウンタにより生成されるカウント値を乱数として取得してもよい。第2抽選手段114は、取得した乱数に基づいて、普通図柄抽選の当否を判定する。なお、抽選の当否判定のタイミングは、乱数の取得とともに行われてもよく、また普通図柄の変動を開始する直前に行われてもよい。
普通図柄決定手段126は、第2抽選手段114による抽選結果に応じて普通図柄の停止図柄および変動時間を決定する。普通図柄決定手段126により決定された停止図柄が特定の図柄であった場合、開閉制御手段170が、可変入球口である普通電動役物26を所定時間拡開する。なお、特定遊技中であるか否かに応じて、普通電動役物26の開放時間は異なり、特定遊技中であれば開放時間は長く、通常遊技中であれば開放時間は短くなる。
第1表示制御手段131は、特別図柄決定手段122により選択された変動時間および停止図柄をもとに、特別図柄表示装置61に特別図柄を変動表示させる。また同時に、第2表示制御手段132は、装飾図柄決定手段124により選択された表示パターンおよび停止図柄をもとに、演出図柄表示装置60に装飾図柄を表示させる。第1表示制御手段131は、普通図柄決定手段126により選択された表示パターンおよび停止図柄をもとに、演出図柄表示装置60に普通図柄を表示させる。なお、第1表示制御手段131は、保留ランプ20、21などのランプ表示を制御し、第2表示制御手段132は、遊技効果ランプなどの表示を制御する。
本実施例において、特別遊技制御手段140は、2種類の特別遊技を選択的に実行することができる。特別遊技制御手段140において、条件保持手段142は、2種類の特別遊技の作動条件を保持する。特別遊技実行手段148は、所定の作動条件が成立したことに基づいて特別遊技を実行する機能をもつ。
第1条件保持手段143は、第1特別遊技を実行するための条件である第1作動条件を保持する。第1作動条件は、第1表示制御手段131により変動表示される特別図柄が特別図柄表示装置61において所定の図柄で停止されることに設定されている。第2条件保持手段144は、第2特別遊技を実行するための条件である第2作動条件を保持する。第2作動条件は、普通電動役物26に遊技球が落入することに設定されている。条件判定手段146は、遊技状況を監視し、特別遊技への移行条件である第1作動条件または第2作動条件の成立の可否を判定する。条件判定手段146は、それぞれの作動条件の判定結果をもとに、各種作動フラグのオンまたはオフの設定を行う。
特別遊技実行手段148は、作動条件のいずれかが成立すると、特別遊技を実行する。作動回避手段152は、第1作動条件および第2作動条件のいずれか一方の作動条件が成立したとき、他方の作動条件の成立を回避させる機能をもつ。第2特別遊技は、第1段階と第2段階の2段階に分けられた遊技として実行され、第2作動条件の成立は、第2特別遊技の第1段階への移行条件が成立したことを示し、第1段階および第2段階を通して第2特別遊技が続く限り第2作動条件が成立しているものとする。したがって、第2作動条件の成立中であって、第2特別遊技の第1段階または第2段階が実行されている間は、第1作動条件の成立が回避される。一方、第1作動条件の成立中は、第2作動条件の成立が回避されるので、第2特別遊技の第1段階および第2段階のいずれも実行されない。
特定遊技制御手段160は、通常遊技とは異なる遊技者に有利な特定遊技、例えば図柄変動時間の制御および普通図柄の確率変動の制御を実行する。具体的に、特定遊技制御手段160は、特別図柄、装飾図柄、普通図柄のそれぞれの図柄変動時間を短縮する。これは、特定遊技制御手段160が、特別図柄決定手段122、普通図柄決定手段126に対して、図柄変動時間の短縮を指示することで実行される。さらに、特定遊技制御手段160は、普通電動役物26の開放時間を長く設定し、また、その開放回数を多く設定する。本実施例では、特定遊技制御手段160は、遊技者にとって有利なこれらの遊技態様の全てを実行するものとして説明するが、これらの遊技態様の少なくとも1つを実行するものであってもよい。本実施例のぱちんこ遊技機10は、これらの遊技態様のうち、特に普通図柄の確率変動を実行することで、第2特別遊技の発生確率を高めることができ、遊技興趣を高めることが可能となる。
特定遊技制御手段160は、所定の特定遊技開始条件が成立したとき、特定遊技の実行を制御する。本実施例において、特定遊技開始条件は、第1特別遊技または第2特別遊技の第2段階が終了したことを条件として含む。この場合、第1特別遊技または第2特別遊技の第2段階が終了すると、必ず特定遊技の実行が制御されることになる。なお、特別図柄が所定の図柄で停止して第1特別遊技が終了したことが、特定遊技開始条件として設定されていてもよい。この所定の図柄は、例えば奇数図柄であってよい。また、第2抽選手段114による抽選の結果、判定図柄と呼ばれる図柄が特定の態様で停止したことが、特定遊技開始条件として設定されていてもよい。
特定遊技制御手段160は、第2特別遊技の第2段階の終了後に付与する予定のある特定遊技の実行回数を仮設定する仮設定手段162と、特定遊技の実行回数を確定する回数設定手段164と、第2特別遊技の第2段階の終了後に回数設定手段164により設定された実行回数の範囲内で特定遊技を実行する特定遊技実行手段166とを備える。回数設定手段164は、第2大入賞口30の特定領域22に遊技球が入球したときに、第2特別遊技の第2段階の終了後に行う特定遊技の実行回数を、仮設定手段162により仮設定された実行回数に設定する。なお、本実施例において、特定遊技の実行回数は、変動時間を短縮した特別図柄の変動回数を意味する。
仮設定手段162は、普通電動役物26に遊技球が入球したときに、特定遊技の実行回数を仮設定する。普通電動役物26への遊技球の入球を契機として、第2特別遊技実行手段150が第2特別遊技の第1段階を実行し、第2大入賞口30が開放されることになるが、第2大入賞口30に入球した遊技球が特定領域22に入球しなければ、仮設定手段162は、仮設定した実行回数をキャンセルする。仮設定手段162は、第2大入賞口30に入球した遊技球の全てが流出領域66から排出されるか、または第2大入賞口30に入球した遊技球の少なくとも1つが特定領域22に入球するまで、仮設定した実行回数を保持する。第2大入賞口30に入球した全ての遊技球が流出領域66から排出されると、仮設定手段162は、仮設定した実行回数をキャンセルし、次に遊技球が普通電動役物26に入球したときに、再度、特定遊技の実行回数を仮設定する。また、第2大入賞口30に入球した少なくとも1つの遊技球が特定領域22に入球すると、仮設定された実行回数が本確定される。
例えば仮設定手段162は、仮設定する実行回数の複数の選択肢を予め有し、普通電動役物26に遊技球が入球したときに、選択肢の中から実行回数を仮設定してもよい。例えば、10回、100回の実行回数を予め保有しておき、いずれかを選択する構成をとってもよい。当然のことながら、実行回数の選択肢はこれらに限るものではなく、他の選択肢を有してもよい。このとき、0回の実行回数を選択肢としてさらに有してもよく、仮設定手段162により0回が選択され、回数設定手段164により特定遊技の実行回数が0回で確定した場合には、第2特別遊技の第2段階の終了後に、特定遊技が実行されないことになる。なお、複数の選択肢の選択確率には重みがつけられてもよい。10回と100回の選択肢が用意された場合、10回の選択確率を30%、100回の選択確率を70%としてもよい。選択確率を設定することで、ぱちんこ遊技機10における遊技性の方向付けを簡易に行うことができる。例えば、多い回数の選択確率を上げることで連チャン確率の高いぱちんこ遊技機10を実現できる。
仮設定手段162は、例えば0回から100回の間で、実行回数を抽選により仮設定してもよい。なおこの場合、選択肢の中から仮設定する実行回数を選択することとは一見異なってみえるが、実際には、101個の選択肢の中から実行回数を仮設定することに相当する。
なお、以上は、仮設定手段162が、普通電動役物26への入球をもとに特定遊技の実行回数を仮設定する例であるが、例えば、計時手段168により計時されている時間により特定遊技の実行回数を仮設定してもよい。サービスタイム的な発想の導入でもあり、ホール側からみると、ある時間帯の仮設定回数を多くすることで、その時間帯の集客率をあげることが可能となる。例えば、一般に集客率が悪いと考えられている夕方の時間帯に、仮設定手段162が、大きい値の実行回数を仮設定するようにしてもよい。この場合、仮設定手段162は、時間と仮設定する実行回数とを対応付けたタイムテーブルを保持し、計時手段168により計時された時間をもとに、特定遊技の実行回数を仮設定する。例えば、タイムテーブルには、16時から17時の間の仮設定回数を100回、それ以外の時間帯の仮設定回数を10回とするデータが記述される。なお、タイムテーブル的な発想ではなく、1時間のうち、0分から30分までの間の仮設定回数を100回、30分から60分までの間の仮設定回数を10回というように、1時間などの単位時間を分割して、それぞれに異なる仮設定回数を割当ててもよい。この場合、時間的に満遍なく100回の仮設定回数を付与可能となるため、一日にわたるトータルの集客率をあげることが可能と考えられる。以上のように、時間に応じた仮設定回数はホール側で設定できるようにしてもよく、この設定により、ホールの人気を高めることも可能となる。
また仮設定手段162は、遊技状態に応じて、仮設定する特定遊技の実行回数を変化させてもよい。例えば、特定遊技の実行中に、次の特定遊技の実行回数を仮設定する場合、特定遊技により遊技者に付与する利益を高めるために、仮設定する実行回数を大きい値(例えば100回)に設定し、特定遊技以外の通常遊技の場合には、仮設定する実行回数を小さい値(例えば10回)に設定してもよい。特定遊技実行中の仮設定回数を多くすることで、特定遊技の利益を明確に遊技者に示すことができる。また、特別遊技終了後、特別図柄の所定回数分の変動の間、仮設定手段162は、仮設定する特定遊技の実行回数を大きな値に設定してもよい。例えば、特別遊技終了後の特別図柄の100変動の間に仮設定する特定遊技の実行回数を大きな値にすることで、特別遊技終了後も、遊技者に遊技を継続させるためのインセンティブを与えることができる。ホール側からすると、大当たり(特別遊技)が終了しても、継続して特定遊技の仮設定回数を多くする利益を遊技者に与えることができるため、遊技者が特別遊技終了後にすぐに遊技を止める状況を回避でき、結果としてホールの稼働率を上げることができる。
以上のように仮設定された特定遊技の実行回数は、遊技球が特定領域22に入球したときに確定される。この確定処理は回数設定手段164により実行される。第2特別遊技の第2段階の終了後、特定遊技実行手段166は、回数設定手段164により確定された実行回数の範囲内で、特定遊技を実行する。
特定遊技実行手段166は、第1表示制御手段131による特別図柄202、普通図柄204の変動表示、および第2抽選手段114による抽選処理を制御する。特定遊技実行手段166は、特定遊技開始条件が成立したとき、それぞれの特定遊技を実行する。特に、特別図柄202の変動表示は、回数設定手段164により設定された実行回数の範囲内で実行され、設定された変動回数だけ実行されると、特定遊技は終了して、通常遊技に移行する。なお、特別図柄202の変動回数が、設定された回数に達する前にあらたに第1作動条件または第2作動条件が成立した場合は、その時点で特定遊技が終了する。
特定遊技実行手段166は、特定遊技開始条件が成立すると、第1表示制御手段131による特別図柄の変動表示が短縮されるよう制御する。第2特別遊技の第2段階の終了後に実行する特定遊技では、特別図柄の変動回数が回数設定手段164により設定された回数に達したときに、特別図柄の変動表示時間を通常通りの時間に戻す。なお、第1特別遊技の終了後に実行する特定遊技では、特別図柄の変動回数が所定回数に達したときに、特別図柄の変動表示時間を通常通りの時間に戻す。
また特定遊技実行手段166は、特定遊技開始条件が成立すると、第1表示制御手段131による普通図柄の変動表示が短縮されるよう制御するとともに、第2抽選手段114による普通図柄の当たり確率を増加させる。特定遊技実行手段166は、普通図柄が特定の図柄で停止した場合の普通電動役物26の開閉を、間欠的な複数回の開閉、すなわち3秒間の開閉を連続して2回行う動作に切り替える。第2特別遊技の第2段階の終了後に実行する特定遊技では、特別図柄の変動回数が回数設定手段164により設定された回数に達したとき、普通図柄の変動表示時間を通常通りの時間に戻すとともに、普通図柄の当たりの確率を変動前の確率に戻す。なお、第1特別遊技の終了後に実行する特定遊技では、特別図柄の変動回数が所定回数に達したときに、普通図柄の変動表示時間を通常通りの時間に戻すとともに、普通図柄の当たりの確率を変動前の確率に戻す。
通常遊技中は第2抽選手段114により参照される判定テーブルが非確変用テーブルに設定され、特定遊技中はその判定テーブルが確変用テーブルに設定される。確変用テーブルの当たり割合は、非確変用テーブルの当たり割合よりも高く設定される。特定遊技実行手段166は、普通図柄の確率変動を実行する間、普通電動役物26の変化期間の長さを変動させる。例えば、普通電動役物26は、普通図柄の確率変動中は3秒という比較的長い時間開放状態にされる。これにより、通常遊技中に比べて遊技球が入球しやすくなるので、確率変動中は第2特別遊技がより発生しやすくなる。
以上は、仮設定手段162が第2特別遊技の第2段階の終了後に実行する特定遊技の実行回数を仮設定する例について説明したが、第1特別遊技の終了後に実行する特定遊技の実行回数を仮設定することも可能である。例えば、仮設定手段162は、時間に基づいて、第1特別遊技終了後の特定遊技の実行回数を仮設定してもよい。なお、仮設定手段162は、第1特別遊技終了後の特定遊技の仮設定回数と、第2特別遊技の第2段階終了後の特定遊技の仮設定回数とを異ならせてもよい。例えば、第1特別遊技終了後の仮設定回数を第2特別遊技の第2段階終了後の仮設定回数よりも少なくすることで、第1特別遊技から第2特別遊技への移行確率が下がり、一方で、一度第2特別遊技に移行した場合には、第2特別遊技を連チャンしやすい遊技性を実現することが可能となる。
本実施例のぱちんこ遊技機10において、報知制御手段190は、付与する予定のある特定遊技における特典の内容の遊技者への報知処理を制御する。これにより、遊技者は、特定遊技の特典内容を確定させるべきか、または見送るべきかを判断できるようになる。例えば、普通電動役物26への入球時に特定遊技の特典の内容、すなわち特定遊技の実行回数が仮設定される場合、遊技者に、仮設定された情報を報知することで、遊技者は、特定領域22に入球させて特典内容を確定させるべきか否かを判断できる。
仮設定手段162により仮設定される実行回数が10回または100回のいずれかである場合、100回の変動を伴う特定遊技を獲得する方が、遊技者にとって有利であり、10回の変動を伴う特定遊技を獲得する方が相対的に不利であることは明白である。そのため、仮設定された特典内容を遊技者に報知することで、遊技者は、遊技球を特定領域22に入球させる方が得であるか否かの判断ができるようになる。本発明者は、この点に着目し、仮設定した特典内容を遊技者に報知することで、ぱちんこ遊技機10の遊技性を向上させることを想到するに至った。
報知制御手段190は、付与する予定のある特定遊技の特典内容を遊技者に報知する報知手段196を備える。具体的には、仮設定手段162が特定遊技の実行回数を仮設定すると、通知手段180が、その仮設定回数をサブ基板49に通知する。サブ基板49において、報知制御手段190が仮設定回数を受け取り、報知手段196が、仮設定回数を遊技者に報知する。これにより、遊技者は、仮設定された特定遊技の実行回数を知ることができる。
報知制御手段190は、さらに、仮設定された特定遊技の実行回数を報知可能な回数を保持する回数保持手段192を備える。報知手段196は、回数保持手段192において報知可能回数が残っている場合、すなわち0でない場合に、遊技者への報知を可能とする。回数保持手段192における報知可能回数が0であるとき、遊技者に報知はなされない。一方、報知可能回数が1以上であれば、遊技者への報知は行われるため、遊技者が報知を受けて、遊技を工夫することができる。このように、報知手段196が常に遊技者への報知を実行するのではなく、回数保持手段192に保持された報知可能回数をもとに報知の可否が判定されることで、報知の価値を高めることができるとともに、遊技性を向上させることができる。
報知制御手段190は、さらに、遊技状況に応じて報知可能回数を増減させる回数カウント手段194を備える。報知制御手段190は、遊技状況を監視し、その監視結果をもとに、回数保持手段192に保持されている報知可能回数を増減させる。報知可能回数を増減させることで、報知の残り回数を流動的に変化させることができる。例えば、回数保持手段192に保持されている報知可能回数が10回であり、回数カウント手段194により増加させる回数が1回であると定められた場合、回数保持手段192は、報知可能回数を11回として保持することになる。
具体的に、回数カウント手段194は、報知手段196により遊技者への報知がなされた場合に、回数保持手段192に保持された報知可能回数を1回分だけ減らす。したがって、報知を行う分だけ報知可能回数は少なくなっていく。これにより、報知可能回数を設定した意義を高め、報知可能回数が0になった場合には、上記したように、報知手段196による報知が実行されないことになる。
また回数カウント手段194は、遊技中の所定のタイミングで抽選を実行し、抽選の結果に応じて報知可能回数を増減してもよい。このタイミングとは、例えば、第1抽選手段112の抽選を行うときであってもよい。回数カウント手段194は、抽選に当選した場合に、報知可能回数を増やしてもよい。一方で、抽選に外れた場合には、報知可能回数を減らしてもよい。
例えば、第1抽選手段112が抽選を実行すると、その旨が通知手段180より回数カウント手段194に通知される。回数カウント手段194は、この通知を受けると、報知可能回数についての抽選を実行する。なお、特別図柄202の全ての変動において、回数カウント手段194は、報知可能回数を増加させる抽選の当選確率を一定としてもよいし、変動ごとに変化させてもよい。このとき、回数カウント手段194は、装飾図柄決定手段124から装飾図柄200の表示パターンの情報を受けて、表示パターンに応じて当選確率を変化させてもよい。例えば、スーパーリーチの表示パターンが選択されている場合には、当選確率を上げ、また当選したときに増加する報知可能回数の数を「1」よりも大きい値に設定し、ノーマルリーチパターンが選択されている場合には当選確率を下げ、また当選したときに増加する報知可能回数の数を「1」に設定してもよい。
また、回転数に応じて高確率抽選モードと低確率抽選モードのいずれかが設定されてもよい。高確率抽選モードでは、報知可能回数を増加させる抽選の当選確率が高く、低確率抽選モードでは、報知可能回数を増加させる抽選の当選確率が低く設定される。なお、この例では、抽選結果に応じて報知可能回数を減らすことについて考慮していないが、所定の確率で報知可能回数を減らすことも可能である。報知がある場合には、遊技者が遊技をコントロールすることができ、獲得する出玉に影響を与えることができる。このとき、サブ基板49側の作用で報知可能回数を増減することにより、遊技者はいかに遊技を進行させるかについての選択肢を得ることとなり、結果として出玉を獲得する確率を変化させることが可能となる。
例えば回転数が多い場合には、報知可能回数を増加させる確率を高く設定する。これにより、いわゆる「ハマリ台」であっても、報知可能回数が多く設定されている可能性があるため、遊技者は、遊技台の選択理由の一つとして回転数を利用できる。また、特別図柄202の変動時だけでなく、普通図柄204の変動時に抽選が行われてもよい。ぱちんこ遊技機10においては、遊技状態、具体的には通常遊技中か特定遊技中かで普通図柄204の変動回数を変化させることができるが、普通図柄204の変動時に報知可能回数を増加させる抽選を行うことで、特定遊技中に報知可能回数を増加させる確率が高まる。これにより、普通図柄204の変動により、獲得する出玉に影響を与える遊技性を実現できる。また第1特別遊技の終了後、所定の変動数の間は、高確率抽選モードが選択されてもよい。これにより、第1特別遊技の終了後に遊技者に対して特典を与えることができるため、第1特別遊技の終了後であっても遊技を継続するインセンティブを遊技者に与えることができ、遊技者が第1特別遊技の終了後、すぐに遊技を止める状況を回避できる。そのため、ホールにおけるぱちんこ台の稼働率を上げることができ、ホール側に対するメリットも提供できる。
なお、回数カウント手段194は、抽選を行わずに、例えば選択された装飾図柄200の表示パターンに応じて、報知可能回数の増加数を決めてもよい。例えば、通常のリーチパターンが選択された場合よりもスーパーリーチが選択された場合の方が、報知可能回数の増加数を多く設定してもよい。装飾図柄200の停止図柄が同一の外れを示す場合であっても、スーパーリーチが選択された場合には報知可能回数の増加分を多くし、通常のリーチが選択された場合には、それよりも少なくするなど、出現した表示パターンに対して報知可能回数に絡めた意味づけを与えることで、抽選結果が外れの場合であっても、装飾図柄200の出現そのものに重み付けをすることができる。なお、リーチが出現しない場合も同様である。これにより、装飾図柄の当たり抽選の結果だけでなく、出現する装飾図柄自体に遊技者の興味を惹き付けることが可能となる。なお、この場合は、信頼度の高いスーパーリーチに、演出効果だけでなく、報知可能回数の増加分を多くするという二重の特典を設定する場合であるが、逆に、スーパーリーチに対する報知可能回数の増加分を少なくし、ノーマルリーチに対する報知可能回数の増加分を多くするものであってもよい。この場合は、ノーマルリーチであっても、報知可能回数が増加するという特典を付与できるため、ある意味、演出効果に差のあるリーチパターンに、報知可能回数の増加分という形で、演出効果の差を吸収する意味づけを与えることができる。なお、単に第1抽選手段112の抽選結果が外れであったことをもって、報知可能回数を増加させてもよい。
その他、様々な態様が考えられ、例えば、特別遊技中に、第1大入賞口28に10個以上の球が入球した場合に、抽選を行うようにしてもよい。また、特別遊技中や保留球数が4個存在した状態で、遊技球が第1始動口24に入球したときに、回数カウント手段194が抽選を行うようにしてもよい。これにより、本来であれば無効球として処理されるところを、有効に活用することができる。
報知手段196は、演出図柄表示装置60を利用して遊技者への報知を行ってもよいが、他の手段を利用してもよい。例えば、遊技効果ランプの点灯のさせ方により、特定遊技の特典内容を遊技者に報知してもよいし、装飾用の電動役物の動きを制御することで報知を行ってもよい。本実施例では、1つの第2大入賞口30のみを示しているが、2つの第2大入賞口30が存在する場合に、いずれを開放するかで、付与する予定のある特定遊技の特典内容を遊技者に報知してもよい。また報知手段196は、スピーカ18を通じて、遊技者への報知を行ってもよい。
回数保持手段192により保持される報知可能回数は、遊技者からのぱちんこ遊技機10への操作が所定時間停止した場合に、0にリセットされてもよい。遊技者の操作の有無は、発射ハンドル17への遊技者からの操作を検出することで実行されてもよく、例えば5分以上発射ハンドル17が動かされていないときに、回数保持手段192が、報知可能回数を0にリセットする。このとき、回数保持手段192は、遊技者からの無操作期間を計時し、無操作期間が所定時間に達したときに、報知可能回数を強制的に0に設定する。遊技を継続的に行うことへのインセンティブを遊技者に与えることで、ぱちんこ遊技機10を操作しない時間を少なくすることができ、ホール側からみたぱちんこ台の実質的な稼働率を高めることができる。
また、回数保持手段192は、入力ボタン88からの入力を受けて、報知可能回数を0にリセットしてもよい。たとえば、遊技を終了してホールをでるとき、遊技中に蓄積した報知可能回数を他の遊技者に与えることを好まない遊技者も存在する。そのようなときに、入力ボタン88を押下することで報知可能回数を0に戻すことができれば、遊技者は心おきなくホールを出ることができる。
また、入力ボタン88は、報知可能回数のリセットではなく、例えば報知を受けるか否かの指示入力のために利用されてもよい。たとえば、報知可能回数が残っている場合に、報知手段196により常に報知をうけるのではなく、入力ボタン88を押下した場合に限って報知を受けられるようにしてもよい。この場合、報知手段196は、入力ボタン88の入力があれば報知を行い、入力ボタン88の入力がなければ報知を行わないように報知制御を実行する。たとえば、遊技者が勝負をかける時間まで報知可能回数を蓄積しておき、そのタイミングがきたら、入力ボタン88を押下して、報知を受けるようにしてもよい。これにより、遊技者の意志により報知を受けることが可能となり、遊技性を向上するとともに、遊技者の入力ボタン88の操作により自主的に出玉に影響を与えることも可能となる。
(第1特別遊技)
条件判定手段146により第1作動条件が成立したと判定されると、第1特別遊技実行手段149は、第1特別遊技を構成する単位遊技の回数を15回に設定して第1特別遊技を実行する。第1大入賞口28の開閉は単位遊技の回数分だけ繰り返されるので、第1特別遊技に移行すると、遊技者は相当数の出玉を期待することができる。第1特別遊技実行手段149は、開閉制御手段170を制御して、第1大入賞口28の開閉を実行する。開閉制御手段170は、第1特別遊技中、大入賞口ソレノイド82に開放指示を送り、第1大入賞口28を開放させる。第1大入賞口28は、Vゾーンと一般に呼ばれる領域を有しておらず、第1大入賞口28への遊技球の落入に基づいた第1特別遊技の継続条件の判定処理は行われない。したがって、遊技者は、第1特別遊技を、あらかじめ決定された単位遊技の回数をすべて消化するまで継続することができる。
第1特別遊技の実行中、作動回避手段152は、第2特別遊技の第2作動条件の成立を回避させる。これにより、遊技者は、継続中の第1特別遊技を中断されることなく、第1特別遊技による利益を享受できる。
(第2特別遊技)
条件判定手段146により第2作動条件が成立したと判定されると、第2特別遊技実行手段150は、第2特別遊技を構成する単位遊技の回数を15回に設定して第2特別遊技を実行する。第2特別遊技は、第1段階と第2段階の2段階に分けられる。第1段階では、第2大入賞口30の羽根を開いて、遊技球の受け入れ状態を遊技者に有利な状態に変化させる。第2特別遊技実行手段150が、開閉制御手段170を制御して、第2大入賞口30を所定時間開放させる。開閉制御手段170は、大入賞口ソレノイド80に開放指示を送り、第2大入賞口30を開放させる。このとき、仮設定手段162が、第2特別遊技の第2段階終了後に付与する予定の特定遊技の実行回数を仮設定する。報知手段196は、回数保持手段192において保持されている報知可能回数が0でない場合に、仮設定された回数を遊技者に報知する。
開放した第2大入賞口30から役物64内に流入した遊技球は、特定領域22および流出領域66のいずれかへ入球する。入球検出装置36が特定領域22への入球を検出し、流出検出装置37が流出領域66への入球を検出する。特定領域22への入球は、第2特別遊技を継続させるための継続条件である。第1段階において遊技球が特定領域22へ入球すると、第2特別遊技は第2段階に移行する。特定領域22に入球があると、回数設定手段164が、仮設定手段162により仮設定された実行回数を、特定遊技の実行回数として確定する。
第2特別遊技の第2段階においては、第1大入賞口28の開閉が単位遊技の回数から初めの1回、すなわち第1段階における単位遊技数を除いた回数分だけ繰り返されるので、第2段階に移行すると、遊技者は相当数の出玉を期待することができる。第2特別遊技実行手段150は、開閉制御手段170を制御して、第1大入賞口28の開閉を実行する。開閉制御手段170は、大入賞口ソレノイド82に開放指示を送り、第1大入賞口28を開放させる。第1大入賞口28は特定領域を有しておらず、第1大入賞口28への遊技球の落入に基づいた第2特別遊技の継続条件の判定処理は行われない。したがって、遊技者は、第2段階の第2特別遊技を、あらかじめ決定された単位遊技の回数をすべて消化するまで継続することができる。
第2特別遊技の実行中、作動回避手段152は、第1特別遊技の第1作動条件の成立を回避させる。具体的に作動回避手段152は、普通電動役物26へ遊技球が入球したとき、すなわち、第2大入賞口30が開放されたとき、所定の解除条件が満たされるまで第1作動条件の成立を回避させる。ここでいう解除条件は、第2特別遊技が終了することであり、例えば第1段階において開放された第2大入賞口30内の特定領域22に遊技球が入球せず第2大入賞口30へ入球した遊技球がすべて流出領域66へ流出された場合や、あらかじめ決定された回数分だけ第2特別遊技の単位遊技が消化された場合に解除条件が満たされる。これにより、遊技者は、継続中の第2特別遊技を中断されることなく、第2特別遊技による利益を享受できる。
図4は、本実施例における遊技の処理フローを示す。まず、条件判定手段146が、第1作動条件判定処理を実行する(S10)。第1作動条件の成立の可否は、第1抽選手段112における大当たり抽選の結果により決定される。第1作動条件が成立すると、第1特別遊技実行手段149が、第1特別遊技実行処理を行う(S12)。第1特別遊技の実行後、特定遊技に移行すると、条件判定手段146が、第2作動条件判定処理を実行する(S14)。第2作動条件の成立の可否は、主に第1特別遊技終了後の特定遊技中において普通電動役物26に遊技球が落入したか否かに基づいて決定される。なお、特定遊技中は、普通図柄抽選が確率変動遊技に移行し、また普通電動役物26の拡開時間が長くなり、遊技球が普通電動役物26に入球する確率が高くなっている。第2作動条件が成立すると、第2特別遊技実行手段150が、第2特別遊技実行処理を行う(S16)。また報知制御手段190が報知可能回数のカウント処理を行う(S18)。
S18において、回数カウント手段194が、遊技状況に応じて報知可能回数を増減させる。図14に関して後述するが、報知手段196による報知が実行されると、報知可能回数は1デクリメントされる。また回数カウント手段194は、遊技中の所定のタイミングで抽選を実行し、抽選の結果に応じて報知可能回数を増減する。例えば、特別図柄の変動のタイミングに応じて抽選を行ってもよい。また装飾図柄の表示パターンに応じて抽選を行ってもよい。抽選に当選すると、回数カウント手段194は報知可能回数を増やす。
なお、本実施例のぱちんこ遊技機10において、第1特別遊技または第2特別遊技のいずれかが実行されているときには、他方の特別遊技の実行は行われない。これは、作動回避手段152により制御され、実行中の特別遊技を最後まで実行させることで、その特別遊技の利益を遊技者に還元させることが可能となる。なお、図4に示す特別遊技実行フローでは、第2特別遊技が第1特別遊技の後に実行されるように示されているが、通常遊技中の普通図柄抽選が当たりとなり、遊技球が普通電動役物26に入球する場合には、第2特別遊技が単独で実行されることもあり得る。
図5は、第1作動条件判定処理のフローを示す。まず第1抽選手段112が乱数取得処理を実行し(S20)、第1表示制御手段131が、図柄変動処理を実行する(S22)。
図6は、図5のS20における乱数取得処理のフローを詳細に示す。入球判定手段110が、遊技球が第1始動口24に入賞したか否かを判定する(S30)。遊技球が第1始動口24に入賞すると(S30のY)、第1抽選手段112が、特別図柄変動を保留する保留数が上限個数である4個に達しているか否かを判定する(S32)。保留球の数が上限に達していない場合(S32のY)、第1抽選手段112は、その入賞に対する乱数を取得し(S34)、保留球数に1を加算する。このとき、遊技盤50上に設けられた4つの保留ランプ20の1つが新たに点灯される。取得した抽選乱数は第1記憶手段118に格納される(S36)。第1始動口24に入賞しない場合(S30のN)、および保留球数が上限の4個に達している場合(S32のN)、S20のフローは終了し、抽選乱数の取得や抽選乱数の保留はされない。
図7は、図5のS22における図柄変動処理のフローを詳細に示す。この図柄変動処理フローでは、まず、特別図柄および装飾図柄の表示パターンおよび停止図柄を決定し、決定した表示パターンおよび停止図柄にしたがって、特別図柄表示装置61および演出図柄表示装置60に、特別図柄および装飾図柄のそれぞれを変動表示させる。特別図柄および装飾図柄は、それぞれ連動して表示されるものであり、以下において特に区別する必要はないが、説明の便宜上、代表して特別図柄の変動処理について説明する。なお、装飾図柄についても、以下に示す図柄変動処理フローにより図柄変動がなされることになる。
第1特別遊技が実行されておらず(S50のN)、特別図柄の変動表示がなされていない場合(S51のN)、第1抽選手段112は、保留球が存在しているか第1記憶手段118による記憶状態を調査する(S52)。第1特別遊技が実行中である場合(S50のY)、また保留球が存在しない場合は(S52のN)、S22のフローを終了して、図柄変動は実行されない。保留球が存在している場合(S52のY)、第1抽選手段112は、第1記憶手段118から抽選乱数を読み出す(S54)。
第1抽選手段112は、抽選乱数が当たりであるか否かを判定する(S56)。抽選乱数が大当たりである場合、特別図柄決定手段122は当たりの停止図柄を決定し、外れの場合には外れの停止図柄を決定する(S58)。この時点で、特定遊技フラグがオンでなければ(S59のN)、特別図柄決定手段122は、通常の変動時間をもつ通常表示パターンを選択する(S60)。特定遊技フラグのオンは、特定遊技の実行中であることを示し、特定遊技フラグのオフは、特定遊技の実行中でないことを示す。特定遊技フラグがオンである場合(S59のY)、特別図柄決定手段122は、通常遊技よりも短い変動時間をもつ特殊表示パターンを選択する(S62)。第1表示制御手段131は、決定された表示パターンおよび停止図柄を用いて、特別図柄表示装置61において特別図柄の変動表示を開始する(S63)。図柄変動表示の開始とともに表示タイマ(図示せず)がセットされる(S66)。S51において図柄変動の表示中であった場合(S51のY)、S52〜S66がスキップされる。
表示タイマのセット後、または、S51において図柄が変動表示中である場合(S51のY)であって、第2特別遊技が実行されていない場合(S67のN)、表示タイマが停止中であれば(S68のY)、表示タイマをオンして(S69)、S70に移行する。表示タイマが停止中でなければ(S68のN)、S69をスキップする。S67において、第2特別遊技が実行されていた場合(S67のY)、表示タイマが動作中であれば(S71のY)、表示タイマをオフにして停止して(S72)、S22のフローを終了する。これにより、第1作動条件の成立が回避される。表示タイマが動作中でなければ(S71のN)、S22のフローを終了する。第2特別遊技中に表示タイマがオフされた場合、内部的には図柄変動の進行は停止されるが、特別図柄表示装置61における特別図柄202と演出図柄表示装置60における装飾図柄200の変動表示は、外観上続行される。これにより、第2特別遊技中にも遊技者に対しては図柄変動が継続的に行われているように見せることができる。なお、表示タイマがオフされる間の特別図柄202および装飾図柄200は、表示タイマがオフされたときに表示されていた一定の変動態様を継続的に繰り返し表示させることにより、変動の不自然さをなくすのが望ましい。なお、第2特別遊技が終了した場合は解除条件が成立したとみなされ、停止中のタイマがオンされて図柄変動の内部的な進行が再開される(S67のN、S68のY、S69)。これにより、第2特別遊技中に第1特別遊技が開始されるのを回避でき、遊技者の利益を維持することができる。変動表示の内部的な進行が再開された場合、タイマは停止時のカウントから再開され、これにより、表示パターンに定められた変動表示時間の残り時間の分だけ再開後に変動表示される。したがって、簡易な制御にて変動表示進行の停止および再開と第1作動条件成立回避を実現することができる。
S70において、所定の表示時間が経過していなければ(S70のN)、S22のフローを終了して図柄の変動表示を続けさせる。所定の表示時間が経過した場合(S70のY)、第1表示制御手段131が特別図柄の変動表示を停止し(S73)、表示タイマがリセットされ(S74)、特定遊技の終了判定を処理する(S75)。特別図柄の停止図柄が外れを示す態様である場合(S76のN)、S22のフローを終了し、特別図柄の停止図柄が大当たりを示す態様である場合(S76のY)、特定遊技制御手段160が、特定遊技フラグをオフに設定し(S77)、条件判定手段146が、第1作動フラグをオンに設定する(S78)。第1作動フラグのオンは、第1条件保持手段143に保持されている第1作動条件が成立したことを示す。
図8は、図7のS75における特定遊技終了判定処理のフローを詳細に示す。特定遊技フラグがオンであれば(S80のY)、特定遊技制御手段160は、変動回数カウンタの値を1減らす(S81)。変動回数カウンタ値は、特定遊技における特別図柄の残りの変動回数を示す。特定遊技の開始条件が成立した時点において、変動回数カウンタ値はセットされている。変動回数カウンタの値がゼロになった場合(S82のY)、特定遊技制御手段160は特定遊技フラグをオフに設定し(S83)、第2抽選手段114は乱数抽選用の判定テーブルを非確変用テーブルに戻し(S84)、普通電動役物26の変化期間を0.1秒以下に設定する(S85)。S80において特定遊技フラグがオフの場合は(S80のN)、特定遊技終了判定の処理が不要なのでS81〜S85をスキップし、S82において変動回数カウンタの値がゼロでなかった場合は(S82のN)、特定遊技の状態を維持するためにS83〜S85をスキップする。なお、S75のフローは、図7におけるS74とS76の間に実行されるステップとして説明したが、変形例としては他のタイミングで実行してもよい。
図9は、図4のS12における第1特別遊技実行処理のフローを詳細に示す。第1作動フラグがオフである場合(S90のN)、S12のフローを終了する。第1作動フラグがオンに設定されている場合であって(S90のY)、第1特別遊技実行フラグがオフに設定されている場合(S92のN)、第1特別遊技実行手段149が、単位遊技数Mを決定し(S94)、第1特別遊技実行フラグをオンに設定する(S96)。なお、ここでは単位遊技数Mが15に設定される。第1特別遊技実行フラグのオンは、第1特別遊技が実行中であることを示し、第1特別遊技実行フラグのオフは、第1特別遊技が実行されていないことを示す。
第1特別遊技では、第1大入賞口28における遊技球の受け入れ状態が遊技者に不利な状態と有利な状態の間で変化するように、第1大入賞口28の状態変化を継続的に繰り返す動作が実行される。遊技者に不利な状態から有利な状態への状態変化を単位遊技数Mだけ繰り返す。遊技者に不利な状態とは、第1大入賞口28が閉鎖した状態であり、遊技者に有利な状態とは、第1大入賞口28が開放した状態である。既述したように、第1大入賞口28の開閉動作は、大入賞口ソレノイド82の駆動により実現される。
第1特別遊技実行手段149は、第1大入賞口28の開放タイマをセットする(S98)。開放タイマは、1ラウンドにおける第1大入賞口28の開放時間を定めるものであり、具体的には30秒にセットされる。開放タイマのセット後、第1特別遊技実行手段149が、開閉制御手段170を制御して大入賞口ソレノイド82を駆動させ、第1大入賞口28を開放する(S100)。なお、S92において第1特別遊技実行フラグがオンであった場合(S92のY)、すなわち第1特別遊技がすでに実行開始されて第1大入賞口28が開放中である場合は、S94〜S100をスキップする。
第1大入賞口28の開放中、第1特別遊技実行手段149は、第1大入賞口28の閉鎖条件が成立したか否かを判定する(S102)。ここで、閉鎖条件は、第1大入賞口28が30秒間開放されたこと、または9球以上の遊技球が落入したことである。閉鎖条件が成立していない場合(S102のN)、S12のフローを終了して第1大入賞口28の開放状態を継続する。
閉鎖条件が成立すると(S102のY)、第1特別遊技実行手段149が、開閉制御手段170を制御して大入賞口ソレノイド82を駆動させ、第1大入賞口28を閉鎖する(S104)。第1特別遊技実行手段149は開放タイマをリセットし(S106)、単位遊技数Mを1減算する(S108)。1を減算された単位遊技数Mは、第1特別遊技における残り単位遊技数を示す。単位遊技数Mが1未満でなければ(S110のN)、S98〜S108を実行して、第1大入賞口28の状態変化を継続的に繰り返す。なお、第1特別遊技は継続条件を設定しておらず、第1大入賞口28には、いわゆるVゾーンを設けていない。これにより、第1大入賞口28の構造を単純化でき、遊技者は、第1特別遊技において予定されている全ての単位遊技を消化することができる。
単位遊技数Mが0になると(S110のY)、第1特別遊技実行手段149が、第1特別遊技実行フラグをオフに設定し(S112)、条件判定手段146が、第1作動フラグをオフに設定する(S114)。第1作動フラグがオンからオフに変更されたことを受けて、特定遊技制御手段160が、特定遊技フラグをオンに設定する(S116)。これにより、第1特別遊技が終了する。
続いて、遊技状態は、特定遊技に移行する。本実施例の特定遊技では、特別図柄変動だけでなく、普通図柄変動も時間短縮されるとともに、普通図柄の当たり確率が増加されて確率変動状態へ移行する。具体的には、第2抽選手段114が乱数抽選用の判定テーブルを確変用テーブルに設定する(S120)。これにより、特定遊技実行手段166による普通図柄の確率変動遊技が実行される。また、特定遊技実行手段166は変動回数カウンタの値に所定値を設定し(S124)、また普通図柄が当たり図柄となったときに開放される普通電動役物26の変化期間の値に3秒をセットする(S126)。
図10は、第2作動条件判定処理のフローを示す。まず第2抽選手段114が乱数取得処理を実行し(S140)、第1表示制御手段131が、図柄変動処理を実行する(S142)。
図11は、図10のS140における乱数取得処理のフローを詳細に示す。入球判定手段110が、遊技球が第2始動口68に入球したか否かを判定する(S150)。遊技球が第2始動口68に入球すると(S150のY)、第2抽選手段114が、第2記憶手段119による記憶状態を調査して普通図柄変動を保留する保留数が上限個数である4個に達しているか否かを判定する(S152)。保留球の数が上限に達していない場合(S152のY)、第2抽選手段114は、その入球に対する乱数を取得し(S154)、保留球数に1を加算する。このとき、遊技盤50上に設けられた4つの保留ランプ21の1つが新たに点灯される。第2抽選手段114は、取得した抽選乱数を第2記憶手段119に格納する(S156)。第2始動口68に入球しない場合(S150のN)、および保留球数が上限の4個に達している場合(S152のN)、S154およびS156はスキップされ、第2始動口68への入球は保留されない。
図12は、図10のS142における図柄変動処理のフローを詳細に示す。この図柄変動処理フローでは、まず、普通図柄の表示パターンおよび停止図柄を決定し、決定した表示パターンおよび停止図柄にしたがって、演出図柄表示装置60の右下隅に、普通図柄を変動表示させる。
まず、普通図柄の変動表示がなされていない場合(S170のN)、第2抽選手段114は、保留球が存在しているか第2記憶手段119の記憶状態を調査する(S172)。保留球が存在する場合(S172のY)、第2抽選手段114が第2記憶手段119から抽選乱数を読み出し(S174)、第2抽選手段114は抽選乱数が当たりであるか否かを判定する(S176)。このとき、特定遊技中であれば、第2抽選手段114は、確変用テーブルをもとに乱数の当たり判定を行う。普通図柄決定手段126は、停止図柄を決定し(S178)、特定遊技フラグがオンでなければ(S179のN)、30秒間の通常表示パターンが選択され(S180)、特定遊技フラグがオンであれば(S179のY)、6秒間の特殊表示パターンが選択される(S181)。第1表示制御手段131は、決定された表示パターンおよび停止図柄を用いて、演出図柄表示装置60に普通図柄の変動表示を開始する(S182)。図柄変動表示の開始とともに表示タイマ(図示せず)がセットされる(S184)。なお、S170においてすでに普通図柄の変動表示が実行されている場合(S170のY)、S172〜S184がスキップされる。また、S172において保留球が存在しない場合は(S172のN)、S174〜S202をスキップし、普通図柄の変動表示は行われない。
ここで、第1特別遊技が実行されていない場合であって(S186のN)、表示タイマが停止中であれば(S187のY)、表示タイマをオンする(S188)。表示タイマが停止中でなければ(S187のN)、S188をスキップする。所定の表示時間が経過していなければ(S191のN)、S192〜S202をスキップして、図柄の変動表示が続けられる。一方、第1特別遊技が開始された場合(S186のY)、作動回避手段152は第1特別遊技と第2特別遊技の同時実行を回避させるために、表示タイマが動作中であれば(S189のY)、表示タイマをオフして(S190)、S191〜S202をスキップして、変動表示が続行される。第1特別遊技中に表示タイマがオフされた場合、演出図柄表示装置60における普通図柄204の変動表示が続行されるが、内部的には表示タイマの進行が停止される。また、第1特別遊技の終了後に表示タイマの進行が再開される。これにより、第1特別遊技中に第2特別遊技が開始されるのを回避でき、遊技者は、開始された第1特別遊技を、その終了条件が成立するまで楽しむことができ、設計上で想定している第1特別遊技の利益を遊技者に還元することが可能となる。なお表示タイマが動作中でなければ(S189のN)、S203に移行する。
所定の表示時間が経過すると(S191のY)、第1表示制御手段131が、普通図柄の変動表示を停止し(S192)、表示タイマがリセットされる(S194)。普通図柄の停止図柄が当たりを示す態様である場合(S198のY)、開放カウンタの値に普通電動役物26の開放回数がセットされる(S199)。開放回数は、通常遊技時は1で、特定遊技時は2である。開放タイマに所定の変化期間の値がセットされ(S200)、開閉制御手段170が普通電動役物ソレノイド76を制御して、普通電動役物26における遊技球の受け入れ状態を、遊技者に不利な状態から有利な状態に変化させる。変化期間は、通常遊技時は0.1秒以下で、特定遊技時は3秒である。遊技者に有利な状態とは、普通電動役物26が拡開して、遊技球の入球が容易となる状態であり、遊技者に不利な状態とは、普通電動役物26が拡開せずに、遊技球の入球が容易でない状態である。開放タイマがセットされると、開閉制御手段170が、普通電動役物ソレノイド76を制御して、普通電動役物26を開放する(S202)。既述したように、普通電動役物26が拡開しない場合には、その入口が第1始動口24に遮蔽されて、遊技球が普通電動役物26に落入しないように構成されてもよい。S198において、普通図柄の停止図柄が外れを示す態様である場合(S198のN)、S199〜S202をスキップする。
普通電動役物26が開放中である場合(S203のY)、入球判定手段110は、普通電動役物26に入球があったか否かを判定する(S204)。普通電動役物26が開放中でなければ(S203のN)、S142のフローを終了する。S204において、入球があれば(S204のY)、条件判定手段146が第2作動フラグをオンに設定する(S206)。この普通電動役物26への入球を契機として、仮設定手段162が、第2特別遊技の第2段階終了後に行う特定遊技の実行回数を仮設定する(S207)。入球がなければ(S204のN)、S206をスキップする。第2作動フラグのオンは、第2条件保持手段144に保持されている第2作動条件が成立したことを示す。普通電動役物26の開放時間が経過していなければ(S208のN)、S142のフローを終了して、普通電動役物26の開放状態が維持される。開放時間が経過すると(S208のY)、普通電動役物26が閉鎖される(S209)。開放カウンタの値から1が減算され(S210)、開放カウンタの値が1以上であれば(S212のY)、S200へ移行して再び普通電動役物26の開放を開始し、開放カウンタの値がゼロであれば(S212のN)、S142のフローを終了する。
図13は、図4のS16における第2特別遊技実行処理のフローを詳細に示す。まず、第2作動フラグがオフの場合は(S220のN)、このS16のフローを終了して、第2特別遊技は実行されない。第2作動フラグがオンに設定されている場合であって(S220のY)、第1段階フラグがオフに設定され(S222のN)、第2段階フラグがオフに設定されている場合(S224のN)、第2特別遊技実行手段150が、第2特別遊技の単位遊技数Nを決定し(S225)、第1段階フラグをオンに設定する(S226)。なお、単位遊技数Nは14に設定される。第2段階フラグがオンに設定されている場合(S224のY)、S254へ移行する。第2特別遊技は、第1段階と第2段階の2段構成をとる。第1段階フラグのオンは、第1段階にあることを示し、第2段階フラグのオンは、第2段階にあることを示す。S222およびS224は、第2特別遊技において、どの段階にあるかを特定するために実行される。S226で第1段階フラグをオンに設定すると、第2特別遊技における第1段階が開始される。
第2特別遊技実行手段150は、第2大入賞口30の開放タイマをセットする(S228)。開放タイマは、第2作動条件が成立したときに、第2大入賞口30の遊技球の受け入れ状態を遊技者に有利な状態に保つ時間を定めるものであり、具体的には1.8秒にセットされる。開放タイマのセット後、第2特別遊技実行手段150が、開閉制御手段170を制御して大入賞口ソレノイド80を駆動させ、第2大入賞口30を開放する(S230)。続いて、報知制御手段190が、特定遊技の仮設定された実行回数に関する報知制御処理を実行する(S231)。なお、報知制御処理は、第2大入賞口30の開放後に実行されてもよいが、第2大入賞口30の開放前、例えば図12のS207において特定遊技の実行回数が仮設定された直後に実行されてもよい。なお、S222においてすでに第1段階フラグがオンになっていた場合は(S222のY)、S224〜S230がスキップされる。第2大入賞口30の開放時間が経過していない場合は(S232のN)、S16のフローを終了して第2大入賞口30の開放状態を維持する。
第2大入賞口30の開放時間が経過すると(S232のY)、第2特別遊技実行手段150が、開閉制御手段170を制御して大入賞口ソレノイド80を駆動させ、第2大入賞口30を閉鎖する(S234)。第2特別遊技実行手段150は、開放タイマをリセットし(S235)、報知制御手段190が報知フラグをオフに設定して、報知処理を終了する(S236)。報知フラグのオンは、特定遊技の仮設定に関する報知制御を実行中であることを示し、オフは報知制御を実行していないことを示す。第2特別遊技実行手段150は、第1段階フラグをオフに設定し(S237)、単位遊技数Nから1を減算して(S238)、第1段階を終了する。単位遊技数Nがゼロになった場合(S239のY)、S266へ移行して第2特別遊技を終了し、単位遊技数Nがゼロでなければ(S239のY)、S240へ移行する。
第2特別遊技の第1段階において、遊技球が第2大入賞口30に設けられた特定領域22に入球した場合(S240のY)、回数設定手段164が、S207において仮設定されていた特定遊技の実行回数を確定する(S241)。これにより、第2特別遊技の第2段階の終了後に実行される特定遊技の実行回数が定まる。このとき、第2特別遊技実行手段150が、第2段階フラグをオンに設定して(S242)、第1段階から第2段階に移行する。特定遊技制御手段160は、特定遊技フラグをオフに設定する(S244)。一方、遊技球が特定領域22に入球しない場合(S240のN)、第2段階へ移行せず、条件判定手段146が第2作動フラグをオフに設定する(S266)。これにより、第2特別遊技が終了する。
S242において第2段階フラグがオンに設定されると、第2特別遊技実行手段150は、第1大入賞口28の開放タイマをセットする(S246)。開放タイマは、1ラウンドにおける第1大入賞口28の開放時間を定めるものであり、具体的には30秒にセットされる。
開放タイマのセット後、第2特別遊技実行手段150が、開閉制御手段170を制御して大入賞口ソレノイド82を駆動させ、第1大入賞口28を開放する(S248)。第1大入賞口28の開放中、第2特別遊技実行手段150は、第1大入賞口28の閉鎖条件が成立したか否かを判定する(S254)。閉鎖条件が成立していない場合(S254のN)、S16のフローを終了して、第1大入賞口28の開放状態を継続させる。閉鎖条件が成立すると(S254のY)、第2特別遊技実行手段150が、開閉制御手段170を制御して大入賞口ソレノイド82を駆動させ、第1大入賞口28を閉鎖する(S256)。第2特別遊技実行手段150は開放タイマをリセットし(S258)、単位遊技数Nを1減算する(S260)。1を減算された単位遊技数Nは、第2特別遊技の第2段階における残り単位遊技数を示す。単位遊技数Nが1未満でなければ(S262のN)、S246に戻って再び第1大入賞口28を開放させることにより第1大入賞口28の状態変化を継続的に繰り返す。なお、第1大入賞口28には、いわゆるVゾーンを設けていない。これにより、遊技者は、第2段階で予定されている全ての単位遊技を消化することができる。
単位遊技数Nが0になると(S262のY)、第2特別遊技実行手段150が、第2段階フラグをオフに設定し(S264)、特定遊技制御手段160が、特定遊技フラグをオンに設定し(S265)、条件判定手段146が、第2作動フラグをオフに設定する(S266)。これにより、第2特別遊技が終了する。特定遊技フラグがオンに設定されると、第2抽選手段114が乱数抽選用の判定テーブルを確変用テーブルに設定し(S268)、特定遊技実行手段166は変動回数カウンタの値に、S241において確定した回数を設定し(S270)、普通図柄が当たり図柄となったときに開放される普通電動役物26の変化期間の値に3秒をセットする(S272)。
図14は、報知制御手段190による報知制御処理のフローを詳細に示す。報知フラグがオフの場合(S280のY)、報知手段196が、回数保持手段192に保持されている報知可能回数が0であるか否かを判定する(S282)。報知可能回数が0の場合(S282のY)、特定遊技実行手段166は、報知処理を実行せずに、S231のフローを終了する。一方、報知可能回数が0より大きい場合(S282のN)、回数カウント手段194が、報知可能回数を1デクリメントして、回数保持手段192に報知可能回数として記憶させる(S284)。報知制御手段190は、報知フラグをオンに設定し(S286)、報知手段196が報知処理を開始する(S288)。なお、報知フラグがオンの間(S280のN)、報知処理は継続される。これにより、第2特別遊技の第1段階の間、報知手段196は、遊技者に、仮設定された特定遊技の実行回数に関する情報を報知することができる。
図15は、報知手段196による報知態様の一例を示す。図15(a)は、仮設定手段162により仮設定された特定遊技の実行回数が10回の場合の表示例、図15(b)は、仮設定された特定遊技の実行回数が100回の場合の表示例を示す。
報知手段196は、図15(a)、図15(b)に示すように、仮設定回数を遊技者に直接的に示す態様で演出図柄表示装置60に表示してもよく、また間接的に表示してもよい。さらに、報知手段196は、演出図柄表示装置60を利用するだけでなく、スピーカ18を利用して遊技者に音声で報知してもよく、また装飾用の電動役物の動作を制御することで報知してもよい。
以上、本発明を実施例をもとに説明した。この実施例はあくまで例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。例えば、特定遊技の実行回数の仮設定は第2特別遊技の開始時に行われるものとして説明したが、第1特別遊技の開始時に行われるものであってもよい。
実施例では、可変入球装置として、第1大入賞口28および第2大入賞口30を設けたぱちんこ遊技機10について説明したが、変形例では、可変入球装置として、第1大入賞口28または第2大入賞口30のいずれか一方のみを採用してもよい。この場合、採用した大入賞口には、第2特別遊技において第2段階へ移行する条件を構成する特定領域が設けられる。
実施例においては、特別図柄の変動表示中に第2作動条件が成立した場合、変動表示中の特別図柄について表示タイマを停止することにより、そのまま変動表示が続けられる構成を説明した。変形例においては、表示中の図柄変動が停止したときに表示タイマを停止させ、そのまま第2特別遊技が終了するまで停止図柄を表示させたままにする構成としてもよい。この場合にも、第2特別遊技が終了するまで第1特別遊技が実行開始されないので、遊技者の利益を維持することができる。
また、演出図柄表示装置60の画面を上下で2分割し、一方には従来の第1種ぱちんこ遊技機における表示内容に相当する装飾図柄を表示させ、他方には従来の第2種ぱちんこ遊技機における遊技進行に関連する内容を表示させてもよい。
実施例においては、特定遊技の例として、普通図柄の当たり確率を増加させ、特別図柄、装飾図柄、普通図柄の変動表示時間を短縮させ、普通電動役物26の開放時間を増加させる構成を説明した。変形例における特定遊技としては、普通図柄の当たり確率増加、各図柄変動表示時間の短縮、普通電動役物26の開放時間増加、の3機能のうち少なくともいずれかを省略した構成としてもよいし、これら3機能のうちいずれか一つを単独で実行する構成としてもよい。また、これら3機能をいわゆる変動時間短縮機能として実現してもよい。
実施例では、第1特別遊技および第2特別遊技の単位遊技数を固定としていたが、例えば第1特別遊技および第2特別遊技の単位遊技数をそれぞれ抽選で決定してもよい。また回数を抽選で決定するか否かを問わず、第1特別遊技の単位遊技数と第2特別遊技の単位遊技数が等しい回数に設定される構成としてもよい。その場合、第1特別遊技の単位遊技数が抽選で決定され、その次に発生した第2特別遊技の単位遊技数が自動的に第1特別遊技の単位遊技数と等しい回数に設定される構成であってもよい。
ぱちんこ遊技機の前面側における基本的な構造を示す図である。 ぱちんこ遊技機の背面側における基本的な構造を示す図である。 本実施例におけるぱちんこ遊技機の機能ブロックを示す図である。 本実施例における遊技の処理フローを示す図である。 第1作動条件判定処理のフローを示す図である。 図5のS20における乱数取得処理のフローを詳細に示す図である。 図5のS22における図柄変動処理のフローを詳細に示す図である。 図7のS75における特定遊技終了判定処理のフローを詳細に示す図である。 図4のS12における第1特別遊技実行処理のフローを詳細に示す図である。 第2作動条件判定処理のフローを示す図である。 図10のS140における乱数取得処理のフローを詳細に示す図である。 図10のS142における図柄変動処理のフローを詳細に示す図である。 図4のS16における第2特別遊技実行処理のフローを詳細に示す図である。 報知制御手段による報知制御処理のフローを詳細に示す図である。 報知手段による報知態様の一例を示す図である。
符号の説明
10・・・ぱちんこ遊技機、22・・・特定領域、24・・・第1始動口、26・・・普通電動役物、28・・・第1大入賞口、30・・・第2大入賞口、41・・・メイン基板、49・・・サブ基板、50・・・遊技盤、52・・・遊技領域、60・・・演出図柄表示装置、61・・・特別図柄表示装置、62・・・誘導装置、68・・・第2始動口、100・・・遊技制御装置、112・・・第1抽選手段、114・・・第2抽選手段、122・・・特別図柄決定手段、124・・・装飾図柄決定手段、126・・・普通図柄決定手段、131・・・第1表示制御手段、132・・・第2表示制御手段、140・・・特別遊技制御手段、160・・・特定遊技制御手段、162・・・仮設定手段、164・・・回数設定手段、166・・・特定遊技実行手段、168・・・計時手段、170・・・開閉制御手段、180・・・通知手段、190・・・報知制御手段、192・・・回数保持手段、194・・・回数カウント手段、196・・・報知手段。

Claims (9)

  1. 遊技領域が形成された遊技盤と、
    前記遊技領域に設けられ、遊技球が入球可能な第1始動口と、
    前記第1始動口への遊技球の入球に基づき、第1の抽選を実行する第1抽選手段と、
    前記第1の抽選の結果に基づいて、第1図柄を変動表示させる第1表示制御手段と、
    前記遊技領域に設けられ、遊技球の受け入れ状態が遊技者に有利な状態に変化可能な第1可変入球装置と、
    前記第1表示制御手段により変動表示される第1図柄が所定の当たり図柄で停止されたことを第1特別遊技を実行させるための条件である第1作動条件として保持する第1条件保持手段と、
    前記第1作動条件が成立したとき、前記第1可変入球装置の遊技球の受け入れ状態を有利な状態に変化させることにより前記第1特別遊技を実行する第1特別遊技実行手段と、
    前記遊技領域に設けられ、遊技球が入球可能な第2始動口と、
    前記第2始動口への遊技球の入球に基づき、第2の抽選を実行する第2抽選手段と、
    前記第2の抽選の結果に基づいて、第2図柄を変動表示させる第2表示制御手段と、
    前記遊技領域に設けられ、前記第2表示制御手段により変動表示される第2図柄が所定の当たり図柄で停止されたときに、遊技球の受け入れ状態が遊技者に有利な状態に変化する可変入球口と、
    前記可変入球口に遊技球が入球したことを第2の特別遊技を実行させるための条件である第2作動条件として保持する第2条件保持手段と、
    前記遊技領域に設けられ、前記第2作動条件が成立したときに、遊技球の受け入れ状態が遊技者に有利な状態に変化する第2可変入球装置と、
    前記第2作動条件が成立したとき、前記第2可変入球装置の遊技球の受け入れ状態を有利な状態に変化させることにより前記第2特別遊技における第1段階を実行し、その第1段階において前記第2可変入球装置に設けられた特定領域に遊技球が入球したときに前記第2特別遊技における第2段階への移行条件が成立したと判定し、前記第1可変入球装置の遊技球の受け入れ状態を有利な状態に変化させることにより前記第2特別遊技における第2段階を実行する第2特別遊技実行手段と、
    前記第1特別遊技または前記第2特別遊技の第2段階の終了後に、通常遊技とは異なる特定遊技の実行を制御する特定遊技制御手段と、
    を備えた弾球遊技機であって、
    付与する予定のある前記特定遊技における特典の内容の遊技者への報知処理を制御する報知制御手段を備え、
    前記報知制御手段は、付与する予定のある前記特典の内容を遊技者に報知する報知手段を有することを特徴とする弾球遊技機。
  2. 遊技領域が形成された遊技盤と、
    前記遊技領域に設けられ、遊技球が入球可能な第1始動口と、
    前記第1始動口への遊技球の入球に基づき、第1の抽選を実行する第1抽選手段と、
    前記第1の抽選の結果に基づいて、第1図柄を変動表示させる第1表示制御手段と、
    前記遊技領域に設けられ、遊技球の受け入れ状態が遊技者に有利な状態に変化可能な可変入球装置と、
    前記第1表示制御手段により変動表示される第1図柄が所定の当たり図柄で停止されたことを第1特別遊技を実行させるための条件である第1作動条件として保持する第1条件保持手段と、
    前記第1作動条件が成立したとき、前記可変入球装置の遊技球の受け入れ状態を有利な状態に変化させることにより前記第1特別遊技を実行する第1特別遊技実行手段と、
    前記遊技領域に設けられ、遊技球が入球可能な第2始動口と、
    前記第2始動口への遊技球の入球に基づき、第2の抽選を実行する第2抽選手段と、
    前記第2の抽選の結果に基づいて、第2図柄を変動表示させる第2表示制御手段と、
    前記遊技領域に設けられ、前記第2表示制御手段により変動表示される第2図柄が所定の当たり図柄で停止されたときに、遊技球の受け入れ状態が遊技者に有利な状態に変化する可変入球口と、
    前記可変入球口に遊技球が入球したことを第2の特別遊技を実行させるための条件である第2作動条件として保持する第2条件保持手段と、
    前記第2作動条件が成立したとき、前記可変入球装置の遊技球の受け入れ状態を有利な状態に変化させることにより前記第2特別遊技における第1段階を実行し、その第1段階において前記可変入球装置に設けられた特定領域に遊技球が入球したときに前記第2特別遊技における第2段階への移行条件が成立したと判定し、前記可変入球装置の遊技球の受け入れ状態を有利な状態に変化させることにより前記第2特別遊技における第2段階を実行する第2特別遊技実行手段と、
    前記第1特別遊技または前記第2特別遊技の第2段階の終了後に、通常遊技とは異なる特定遊技の実行を制御する特定遊技制御手段と、
    を備えた弾球遊技機であって、
    付与する予定のある前記特定遊技における特典の内容の遊技者への報知処理を制御する報知制御手段を備え、
    前記報知制御手段は、付与する予定のある前記特典の内容を遊技者に報知する報知手段を有することを特徴とする弾球遊技機。
  3. 遊技領域が形成された遊技盤と、
    前記遊技領域に設けられ、遊技球が入球可能な入球口と、
    前記入球口への入球を契機として、遊技を制御する第1制御装置と、
    前記第1制御装置による制御内容を遊技者に示すための演出を実行する第2制御装置と、を備え、前記第1制御装置から前記第2制御装置への信号伝送は可能とし、一方で前記第2制御装置から前記第1制御装置への信号伝送は不可とされる弾球制御装置であって、
    前記第1制御装置は、
    通常遊技とは異なる特定遊技の実行を制御する特定遊技制御手段を備え、
    前記特定遊技制御手段は、前記第2制御装置に対して、付与する予定のある前記特定遊技の特典の内容を通知し、
    前記第2制御装置は、
    前記特定遊技における特典の内容の遊技者への報知処理を制御する報知制御手段を備え、
    前記報知制御手段は、付与する予定のある前記特典の内容を遊技者に報知する報知手段を有することを特徴とする弾球遊技機。
  4. 前記報知制御手段は、
    付与する予定のある前記特典の内容を報知可能な回数を保持する回数保持手段を有し、
    前記報知手段は、前記回数保持手段において報知可能回数が0でない場合に、遊技者への報知を行うことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の弾球遊技機。
  5. 前記報知制御手段は、
    遊技状況に応じて、報知可能回数を増減させる回数カウント手段を有することを特徴とする請求項4に記載の弾球遊技機。
  6. 前記回数カウント手段は、前記報知手段により遊技者への報知がなされた場合に、前記報知可能回数を減らすことを特徴とする請求項5に記載の弾球遊技機。
  7. 前記回数カウント手段は、遊技中の所定のタイミングで抽選を実行し、抽選の結果に応じて前記報知可能回数を増減することを特徴とする請求項5または6に記載の弾球遊技機。
  8. 前記回数カウント手段は、抽選に当選した場合に、前記報知可能回数を増やすことを特徴とする請求項7に記載の弾球遊技機。
  9. 前記特定遊技制御手段は、
    特別遊技の終了後に行う特定遊技の実行回数を仮設定する仮設定手段を有し、
    前記報知手段は、前記仮設定手段において仮設定された実行回数を、遊技者に報知することを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載の弾球遊技機。





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