JP4784187B2 - 現像装置 - Google Patents

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Description

この発明は、電子写真方式などを用いた複写機やプリンター、あるいはファクシミリ、更にはこれらの機能を兼ね備えた複合機等の画像形成装置に使用される現像装置に関し、特にキャリアとトナーからなる二成分の現像剤を用いる現像装置であって、所定のタイミングで新しい現像剤を供給しつつ、使用済の現像剤を回収する所謂" トリクル" 現像方式を採用した現像装置に関するものである。
特公平2−21591号公報 特許第3005138号公報
従来、この種の電子写真方式を用いた複写機やプリンター、あるいはファクシミリ、更にはこれらの機能を兼ね備えた複合機等の画像形成装置に使用される現像装置としては、種々の方式のものが提案されているとともに、実際に製品化されており、実際の画像形成装置に導入されている。これら現像装置のうち、キャリアとトナーからなる二成分現像剤を用いた現像装置は、トナーのみからなる一成分現像剤を用いた現像装置と比較して、階調再現性が良好であるなど、優れた特性を有しているため、モノクロ機は勿論のこと、フルカラーの画像形成装置に多く採用されている。
ところで、上記二成分現像剤を用いた現像装置の場合には、基本的に、キャリアは交換されることなく、継続して使用されるため、長期間使用していると、キャリアが劣化して、画像濃度が変動したり、かぶりトナーが増加するなどのディフェクトが発生する。
そこで、上記現像装置においては、所定の枚数だけ現像工程を繰り返したときに、現像剤を新しい現像剤と交換することも行なわれている。しかし、この場合は、サービスエンジニアが現像剤の交換作業を行う必要があるため、メンテナンス性が低下するばかりか、現像剤交換の前後で、現像特性が大きく変動するため、画質が著しく変化してしまうという問題点を有していた。
かかる問題点を解決するため、特公平2−21591号公報や特許第3005138号公報等に開示された技術が既に提案されている。特公平2−21591号公報に開示された技術では、現像装置の端部に現像剤溢出部と溢出現像剤ボックスを設け、現像補給装置から現像剤を補給しつつ、溢出した現像剤を回収するように構成している。
更に説明すると、上記特公平2−21591号公報に係る電子写真複写機用現像装置は、キャリアとトナーを攪拌する攪拌手段と、同攪拌手段で攪拌された現像剤を感光体へ供給する現像ロールとを備えた電子写真複写機用現像装置において、前記攪拌手段の上方にキャリア補給装置とトナー補給装置とを分離しまたは一体化して設け、前記攪拌手段の攪拌により移動する貯留現像剤の移動下流側に存する現像ハウジング側壁の所定高さ位置に現像剤溢出部を設けるように構成したものである。
また、上記特許第3005138号公報に係る現像装置は、トナーおよびキャリアから成る現像剤を収納する現像槽に、現像剤を感光体に供給する現像ローラが回転自在に設けられるとともに、未使用のキャリアを含有する現像剤を収納した現像剤補給部が設けられている現像装置において、上記の現像槽内には、駆動手段によって駆動されて一方向へ回転する現像剤補給・排出軸が設けられ、上記現像剤補給・排出軸の一方側に、上記現像剤補給・排出軸の回転により現像剤補給部の現像剤を現像槽に補給するとともに現像槽の内方へと搬送する補給搬送部が形成されている一方、他方側に、上記現像槽補給・排出軸の回転により現像槽内の現像剤を補給量に等しい量だけ、上記の補給と同時に、かつ、補給現像剤の搬送方向と同一方向に搬送して現像槽の現像剤排出口から排出させる排出搬送部が形成されているものである。
しかしながら、上記従来技術の場合には、次のような問題点を有している。すなわち、上記特公平2−21591号公報に係る電子写真複写機用現像装置の場合には、攪拌手段の攪拌により移動する貯留現像剤の移動下流側に存する現像ハウジング側壁の所定高さ位置に現像剤溢出部を設け、当該現像剤溢出部からの現像剤のオーバーフローによって、使用済の現像剤を排出するように構成したものであるため、この現像装置を使用した画像形成装置が傾斜した状態で配設されている場合には、現像剤の回収量が多くなり過ぎたり、少なくなり過ぎたりして、現像装置内の現像剤量が安定せず、ハイカバレッジ画像の現像可能な枚数が少なくなったり、現像ムラが発生するといった問題点を有していた。
また、上記特公平2−21591号公報に係る電子写真複写機用現像装置の場合には、経時的に現像剤の流動性が低下すると、現像剤の攪拌が不十分となって、かぶりトナーが増加したり、現像剤を攪拌する攪拌手段のトルクが上昇して、現像装置の現像動作が不安定となるという問題点をも有していた。
さらに、上記特公平2−21591号公報に係る電子写真複写機用現像装置の場合には、キャリア補給装置とトナー補給装置以外に、溢出現像剤ボックスを設ける必要があるため、装置が大型化するばかりか、ユーザーが交換する顧客交換ユニット(CRU)が増加してしまうという問題点をも有していた。
一方、上記特許第3005138号公報に係る現像装置の場合には、現像槽内に、駆動手段によって駆動されて一方向へ回転する現像剤補給・排出軸を設け、当該現像剤補給・排出軸の一方側に補給搬送部を形成する一方、他方側に現像剤排出口を形成するように構成したので、現像剤の供給量及び回収量をある程度安定させることができるものの、現像剤補給・排出軸の一方側の上部に補給搬送部を設け、他方側の下部に現像剤排出口を設けるように構成したので、現像装置が上下方向及び幅方向に大きくなり、現像装置を小型化することができないばかりか、複数の現像装置を備えたカラーの画像形成装置には適用することが困難であるという問題点を有していた。
そこで、この発明は、上記従来技術の問題点を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、所謂トリクル現像方式を採用した現像装置において、回収する現像剤量の安定化が可能であるとともに、装置を小型化及び顧客交換ユニット(CRU)の数を少なくすることができ、カラーの画像形成装置にも適用可能な現像装置を提供することにある。
すなわち、請求項1に記載された発明は、所定のタイミングで新しい現像剤を供給しつつ、使用済の現像剤を回収するように構成した現像装置において、
現像装置本体の背面側であって、当該現像装置本体と同じ高さもしくは当該現像装置本体よりも低い位置に、現像剤供給容器と現像剤回収容器を一体的に設けた現像剤槽を設けるとともに、当該現像剤槽には、前記現像装置本体の内部と連通する連通路を設け、
前記連通路には、前記現像剤槽の現像剤供給容器から前記現像装置本体内に新しい現像剤を供給する現像剤供給手段を設けるとともに、前記現像装置本体には、前記現像剤供給手段によって搬送された新しい現像剤を当該現像装置本体の内部に供給する供給口を開口し、
前記現像装置本体には、当該現像装置本体内から使用済現像剤を前記現像剤回収容器に回収する回収口を開口するとともに、前記連通路には、前記現像装置本体の回収口から回収された使用済現像剤を、前記現像剤回収容器へ搬送する現像剤回収手段を設け
前記現像剤供給手段と前記現像剤回収手段は、共通の回転軸を有しているとともに、前記供給口と前記回収口は、互いに異なる高さを有し、前記回収口が前記供給口よりも高い位置に設定されていることを特徴とする請求項1に記載の現像装置である。
この請求項1に記載された発明によれば、新しい現像剤の供給を現像剤供給手段によって行なうので、結果的に、回収する現像剤量を安定化させることができるとともに、現像装置本体の背面側であって、当該現像装置本体の水平方向もしくは水平方向よりも低い位置に、現像剤供給容器と現像剤回収容器を一体的に設けた現像剤槽を設けたので、装置の小型化及び顧客交換ユニット(CRU)の数の減少が可能となり、カラーの画像形成装置にも適用可能となる。
さらに、請求項2に記載された発明は、前記現像剤供給手段と前記現像剤回収手段の現像剤搬送能力を、同等に設定したことを特徴とする請求項1に記載の現像装置である。
この請求項2に記載された発明によれば、供給する現像剤量と回収する現像剤量を、同等にすることができ、結果的に、現像装置内のキャリア量を略一定に維持することが可能となり、画質の安定化が図れる。
又、請求項3に記載された発明は、前記現像剤供給手段と前記現像剤回収手段の回転方向を互いに逆方向に設定したことを特徴とする請求項1又は2に記載の現像装置である。
この請求項3に記載された発明によれば、現像剤供給手段と現像剤回収手段の回転方向を互いに逆方向に設定することによって、現像剤の搬送性能を任意に設定することができ、最適な現像剤フローを選択することが可能となって、回収と供給を効率良く行うことができる。
更に、請求項4に記載された発明は、前記現像剤供給手段と前記現像剤回収手段を、現像装置本体側に設けたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の現像装置である。
この請求項4に記載された発明によれば、現像剤槽毎に、現像剤供給手段と前記現像剤回収手段を設ける必要がなく、コストを抑えることができる。
さらに、請求項5に記載された発明は、前記現像剤供給容器と前記現像剤回収容器との間に連通口を設けるとともに、前記現像剤回収容器の容量を現像剤供給容器内の供給現像剤のキャリア相当量に設定し、当該現像剤回収容器の容量を越えて回収された現像剤を、連通口を介して前記現像剤供給容器に収容することを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の現像装置である。
この請求項5に記載された発明によれば、現像装置本体内の現像剤を過剰に回収した場合でも、現像剤供給容器に収容して、場合によっては、再度現像装置本体内に戻すことができ、最初と最後の収支を常に一定とすることが可能となる。
また、請求項6に記載された発明は、前記供給口と前記回収口は、当該供給口と前記回収口が面する前記現像装置本体内の現像剤の搬送方向に沿って隣接して配置され、前記前記回収口は、前記供給口よりも現像剤の搬送方向に沿った上流側に位置していることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の現像装置である。
さらに、請求項7に記載された発明は、前記連通路には、前記現像剤供給手段側の領域と前記現像剤回収手段側の領域とを仕切る仕切り板を設けたことを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の現像装置である。
この発明によれば、所謂トリクル現像方式を採用した現像装置において、回収する現像剤量の安定化が可能であるとともに、装置を小型化及び顧客交換ユニット(CRU)の数を少なくすることができ、カラーの画像形成装置にも適用可能な現像装置を提供することができる。
以下に、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
実施の形態1
図1はこの発明の実施の形態1に係る現像装置を示す平面構成図である。
図1において、1は現像装置本体を示すものであり、この現像装置本体1は、高さの比較的低い偏平な直方体状の箱型に形成されている。また、上記現像装置本体1の内部には、キャリアとトナーからなる二成分の現像剤2が、当該現像装置本体1の高さの1/4〜3/4程度(図示例では、約1/2)にわたって収容されている。この現像装置本体1内に収容された二成分現像剤2は、例えば、トナー濃度が80〜90wt%に設定されている。
さらに、上記現像装置本体1の一端部には、図示しない像担持体と対向した位置に、開口部3が設けられており、この開口部3には、像担持体上に形成された静電潜像を顕像化する現像ローラ4が配設されている。この現像ローラ4の内部には、周方向に沿って所定の位置に所定の極性の磁極が着磁されたマグネットローラ5が固定した状態で配設されているとともに、当該マグネットローラ5の外周には、現像剤2を磁力によって吸着した状態で搬送する現像スリーブ6が回転可能に配設されている。そして、上記現像ローラ4は、マグネットローラ5の磁力によって二成分現像剤2を現像スリーブ6の外周に吸着させた状態で、当該現像スリーブ6の回転に伴って二成分現像剤2を像担持体と対向する現像領域へと搬送し、像担持体上に形成された静電潜像を、二成分現像剤2中のトナーによって現像するようになっている。また、現像によってトナーが消費された現像剤2は、現像スリーブ6の回転に伴って、現像装置本体1の内部へと搬送され、一旦、現像スリーブ6の表面から剥離された後、新たな現像剤2が現像スリーブ6の表面に供給されて、現像工程が継続して行われる。
また、上記現像装置本体1の内部には、図1に示すように、二成分現像剤2を攪拌しつつ搬送し、当該二成分現像剤2を現像ローラ4へ供給する現像剤供給手段としての供給オーガー7が、矢印方向に沿って現像剤2を搬送するように配設されている。さらに、上記現像装置本体1の内部には、供給オーガー7の背面側に、仕切り壁8を介して、二成分現像剤2を攪拌しつつ搬送する攪拌オーガー9が、供給オーガー7と反対の方向に沿って現像剤2を搬送するように配設されている。なお、上記仕切り壁8の長手方向に沿った両端部には、供給オーガー7と攪拌オーガー9との間で、現像剤2の受け渡しを行なう切り欠き部10、11が設けられている。
ところで、上記の如く構成される現像装置は、現像装置本体の内部に、所定のタイミングで新しい現像剤を供給しつつ、使用済の現像剤を回収するように構成した現像装置において、現像装置本体の背面側であって、当該現像装置本体の水平方向もしくは水平方向よりも低い位置に、現像剤供給容器と現像剤回収容器を一体的に設けた現像剤槽を設けるとともに、当該現像剤槽には、前記現像装置本体の内部と連通する連通路を設け、前記現像剤槽の現像剤供給容器から連通路を介して現像装置本体内に新しい現像剤を供給する現像剤供給手段を設けるとともに、前記現像装置本体には、当該現像装置本体内から使用済現像剤を前記現像剤回収容器に回収する回収口を開口するように構成されている。
すなわち、上記現像装置は、図1に示すように、大別して、現像装置本体1と、当該現像装置本体1の背面側に設けられた現像剤槽としての補給現像剤槽12とから構成されており、当該補給現像剤槽12は、現像装置本体1に対して着脱自在に構成されている。また、上記補給現像剤槽12は、図1及び図2に示すように、現像装置本体1の背面側に、水平方向に沿って当該現像装置本体1と同じ高さに設けられているが、当該補給現像剤槽12は、現像装置本体1の背面側に、水平方向よりも低い位置に設けても良い。
また、上記補給現像剤槽12には、図1に示すように、新しい現像剤を収容する現像剤供給容器としての供給現像剤収容槽13と、使用済の現像剤を回収する現像剤回収容器としての回収現像剤収容槽14とが一体的に設けられているとともに、これら供給現像剤収容槽13と回収現像剤収容槽14とは、仕切り壁15によって互いに仕切られている。さらに、上記供給現像剤収容槽13の容積は、回収現像剤収容槽14の容積よりも大幅に大きく設定されており、図示例では、供給現像剤収容槽13の容積が、回収現像剤収容槽14の容積の4〜5倍程度に設定されている。上記供給現像剤収容槽13に収容される新しい現像剤2aは、例えば、トナー濃度が5〜10wt%程度に設定されており、現像装置本体1内の現像剤2よりも相対的にキャリアの量が多くなっている。また、上記回収現像剤収容槽14の内部には、使用済、つまり一定期間使用された現像剤2bが収容されるが、当該使用済の現像剤2bは、その殆どがキャリアであって、トナー濃度は極端に低くなっている。さらに、上記供給現像剤収容槽13の内部には、収容された新しい現像剤2aを攪拌しつつ、後述する供給口へと搬送するアジテーター16が回転可能に配設されており、このアジテーター16は、所定のタイミングで回転駆動される。
さらに、上記補給現像剤槽12と現像装置本体1との間には、図1に示すように、当該補給現像剤槽12と現像装置本体1の内部と連通する連通路20が設けられている。この連通路20は、仕切り板21によって、長手方向に沿って2つの連通路である第1の連通路20aと第2の連通路20bに区画されている。上記第1の連通路20aは、第2の連通路20bよりも少し長く設定されている。また、上記供給現像剤収容槽13には、その幅方向の一端部、図示例(図1)では上端部の第1の連通路20aに面した位置に、当該供給現像剤収容槽13から現像装置本体1内に新しい現像剤2aを補給する補給口22が開口されているとともに、現像装置本体1の背面には、図3に示すように、当該現像装置本体1の幅方向の略中央部の第1の連通路20aに面した位置に、当該現像装置本体1内に新しい現像剤2aを供給する供給口23が開口されている。
また、上記現像装置本体1の背面には、図3に示すように、当該現像装置本体1内から使用済現像剤2bを回収現像剤収容槽14に回収する回収口24が開口されているとともに、回収現像剤収容槽14には、図1に示すように、第2の連通路20bに面した位置に、当該回収現像剤収容槽14内に使用済の現像剤2bを導入する導入口25が開口されている。
図示例では、供給口23と回収口24の高さが等しく設定されているが、これら供給口23と回収口24の高さを互いに異ならせてもよく、例えば、回収口24の高さを供給口23よりも高い位置に設定することにより、現像装置本体1内の現像剤2の量が所定量以下に減少するのを防止することができる。また、上記供給口23を比較的低い位置に設けることによって、供給オーガー7の攪拌作用によって、現像装置本体1内の現像剤2と効率良く攪拌することが可能となる。
さらに、上記第1の連通路20a内には、現像剤供給手段としての供給現像剤搬送オーガー17が配設されているとともに、第2の連通路20b内には、現像剤回収手段としての回収現像剤搬送オーガー18が配設されている。上記供給現像剤搬送オーガー17と回収現像剤搬送オーガー18は、共通の回転軸26を有するように構成されている。これら供給現像剤搬送オーガー17と回収現像剤搬送オーガー18は、図3に示すように、その外径が現像装置本体1内の供給オーガー7や攪拌オーガー8と比較して、略1/2程度に設定されている。
上記供給現像剤搬送オーガー17と回収現像剤搬送オーガー18は、互いに逆方向に回転するように、つまり、羽根の取り付け角度を互いに逆方向に取り付けてもよく、又、それぞれ異なる回転軸によって互いに逆方向に回転駆動するように構成しても良い。
また、この実施の形態では、現像剤供給手段と現像剤回収手段の現像剤中のキャリア搬送能力が、同等に設定されている。
すなわち、この実施の形態では、供給現像剤搬送オーガー17は、図1に示すように、羽根の外径及びピッチが、回収現像剤搬送オーガー18よりも大きく設定されており、現像剤の搬送量が多く設定されている。これは、新しい現像剤2aは、当該現像剤2a中のキャリア濃度が使用済の現像剤2bよりも低い、つまりその分だけトナーを含んでいるのに対して、使用済の現像剤2bは、略キャリアのみからなり、キャリア濃度が非常に高い。そのため、上記供給現像剤搬送オーガー17は、多くの新しい現像剤2aを搬送するが、そのキャリア量は、回収現像剤搬送オーガー18の搬送量と同等に設定されている。
また、上記供給現像剤搬送オーガー17は、図1に示すように、供給口23側の羽根が回転軸26に直角に設定されており、搬送した新しい現像剤2aを供給口23から現像装置本体1内に効率良く供給可能となっている。一方、上記回収現像剤搬送オーガー18は、図1に示すように、羽根の外径及びピッチが小さく、搬送量が小さく設定されているとともに、導入口25側の羽根が回転軸26に対して逆向きに設定されており、搬送した使用済の現像剤2bを導入口25から回収現像剤収容槽14内に効率良く導入可能となっている。
更に、この実施の形態では、現像剤供給容器と現像剤回収容器との間に連通口を設けるとともに、前記現像剤回収容器の容量を現像剤供給容器内の供給現像剤のキャリア相当量に設定し、当該現像剤回収容器の容量を越えて回収された現像剤を、連通口を介して前記現像剤供給容器に収容するように構成されている。
すなわち、この実施の形態では、図4に示すように、現像剤供給容器13と現像剤回収容器14との仕切り壁5に、連通口30が設けられており、現像装置本体1内の現像剤2を過剰に回収した場合でも、連通口30を介して現像剤供給容器13に収容し、場合によっては、再度現像装置本体1内に戻すことができ、最初と最後の収支を常に一定とすることが可能となっている。
以上の構成において、この実施の形態に係る現像装置では、次のようにして、所謂トリクル現像方式を採用した現像装置において、回収する現像剤量の安定化が可能であるとともに、装置を小型化及び顧客交換ユニット(CRU)の数を少なくすることができ、カラーの画像形成装置にも適用可能となっている。
すなわち、この実施の形態に係る現像装置では、現像装置本体1の背面側であって、当該現像装置本体1の水平方向の位置に、現像剤供給容器13と現像剤回収容器14を一体的に設けた現像剤槽12を設けるとともに、当該現像剤槽12には、現像装置本体1の内部と連通する連通路20を設け、前記現像剤槽12の現像剤供給容器13から連通路20を介して現像装置本体1内に新しい現像剤2aを供給する供給現像剤搬送オーガー17を設けるとともに、前記現像装置本体1には、当該現像装置本体1内から使用済現像剤2bを前記現像剤回収容器14に回収する回収口24を開口し、新しい現像剤2aの供給を供給現像剤搬送オーガー17によって行なうので、結果的に、回収する現像剤量を安定化させることができるとともに、現像装置本体1の背面側であって、当該現像装置本体1の水平方向の位置に、現像剤供給容器13と現像剤回収容器14を一体的に設けた現像剤槽12を設けたので、装置の小型化及び顧客交換ユニット(CRU)の数の減少が可能となり、カラーの画像形成装置にも適用可能となる。
また、この実施の形態に係る現像装置では、現像装置本体1の回収口24から回収された使用済現像剤2bを、前記現像剤回収容器14へ搬送する回収現像剤搬送オーガー18を設けたので、オーバーフローによる溢出構造のように、現像装置の傾きや現像剤の流動性によるばらつきをより一層抑制することが可能となる。
さらに、この実施の形態に係る現像装置では、供給現像剤搬送オーガー17と回収現像剤搬送オーガー18の現像剤中のキャリアの搬送能力を、同等に設定したので、供給する現像剤中のキャリア量と回収する現像剤中のキャリア量を、同等にすることができ、結果的に、現像装置内のキャリア量を略一定に維持することが可能となり、画質の安定化が図れる。
又、この実施の形態に係る現像装置では、供給現像剤搬送オーガー17と回収現像剤搬送オーガー18の回転方向を互いに逆方向に設定することによって、現像剤の搬送性能を任意に設定することができ、最適な現像剤フローを選択することが可能となって、回収と供給を効率良く行うことができる。
更に、この実施の形態に係る現像装置では、供給現像剤搬送オーガー17と回収現像剤搬送オーガー18を、現像装置本体1側に設けたので、現像剤槽12毎に、供給現像剤搬送オーガー17と回収現像剤搬送オーガー18を設ける必要がなく、コストを抑えることができる。
また、この実施の形態に係る現像装置では、現像剤供給容器から現像装置本体1内に新しい現像剤を供給する供給口23と、当該現像装置本体1内から使用済現像剤を前記現像剤回収容器に回収する回収口24の高さを互いに異ならせることで、例えば、回収口24を所定の現像剤嵩よりも高いところに設けることで、現像装置本体1内の現像剤量が所定量以下に減少するのを防止することができる。
さらに、この実施の形態に係る現像装置では、図4に示すように、現像剤供給容器13と前記現像剤回収容器14との間に連通口30を設けるとともに、前記現像剤回収容器14の容量を現像剤供給容器12内の供給現像剤のキャリア相当量に設定し、当該現像剤回収容器14の容量を越えて回収された現像剤2bを、連通口30を介して前記現像剤供給容器13に収容することができ、場合によっては、再度現像装置本体1内に戻すことができ、最初と最後の収支を常に一定とすることが可能となる。
実施の形態2
図5はこの発明の実施の形態2を示すものであり、前記実施の形態1と同一の部分には同一の符号を付して説明すると、この実施の形態2では、現像剤回収手段が設けられた部位の下部に、現像剤供給容器内の供給現像剤のキャリア相当量に設定された現像剤回収容器を設けるとともに、当該現像剤回収容器と現像剤回収手段が設けられた部位との間に連通口を設け、前記現像剤回収容器の容量を越えて回収された現像剤を、連通口を介して前記現像剤供給容器に収容するように構成されている。
すなわち、この実施の形態2では、図5に示すように、第2の連通路20bの下部、現像剤回収容器40が設けられているとともに、当該現像剤回収容器40と回収現像剤搬送オーガー18との間に連通口41が設けられ、前記現像剤回収容器14の容量を越えて回収された現像剤を、連通口41を介して前記現像剤供給容器14に収容するように構成されている。
この実施の形態2によれば、現像剤回収容器40を、回収現像剤搬送オーガー18が設けられた部位の下部に設けることによって、現像剤供給容器13のスペースを確保でき、現像剤供給量を増加させることができる。
その他の構成及び作用は、前記実施の形態1と同様であるので、その説明を省略する。
図1はこの発明の実施の形態1に係る現像装置を示す平面構成図である。 図2はこの発明の実施の形態1に係る現像装置を示す断面構成図である。 図3はこの発明の実施の形態1に係る現像装置の供給口と回収口の配置を示す斜視構成図である。 図4は連通口の配置を示す斜視構成図である。 図5はこの発明の実施の形態2に係る現像装置を示す要部構成図である。
符号の説明
1:現像装置本体、2:現像剤、3:開口部、4:現像ローラ、12:補給現像剤槽、13:供給現像剤収容槽、14:回収現像剤収容槽、20:連通路、23:供給口、24:回収口。

Claims (7)

  1. 所定のタイミングで新しい現像剤を供給しつつ、使用済の現像剤を回収するように構成した現像装置において、
    現像装置本体の背面側であって、当該現像装置本体と同じ高さもしくは当該現像装置本体よりも低い位置に、現像剤供給容器と現像剤回収容器を一体的に設けた現像剤槽を設けるとともに、当該現像剤槽には、前記現像装置本体の内部と連通する連通路を設け、
    前記連通路には、前記現像剤槽の現像剤供給容器から前記現像装置本体内に新しい現像剤を供給する現像剤供給手段を設けるとともに、前記現像装置本体には、前記現像剤供給手段によって搬送された新しい現像剤を当該現像装置本体の内部に供給する供給口を開口し、
    前記現像装置本体には、当該現像装置本体内から使用済現像剤を前記現像剤回収容器に回収する回収口を開口するとともに、前記連通路には、前記現像装置本体の回収口から回収された使用済現像剤を、前記現像剤回収容器へ搬送する現像剤回収手段を設け
    前記現像剤供給手段と前記現像剤回収手段は、共通の回転軸を有しているとともに、前記供給口と前記回収口は、互いに異なる高さを有し、前記回収口が前記供給口よりも高い位置に設定されていることを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
  2. 前記現像剤供給手段と前記現像剤回収手段の現像剤搬送能力を、同等に設定したことを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
  3. 前記現像剤供給手段と前記現像剤回収手段の回転方向を互いに逆方向に設定したことを特徴とする請求項1又は2に記載の現像装置。
  4. 前記現像剤供給手段と前記現像剤回収手段を、現像装置本体側に設けたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の現像装置。
  5. 前記現像剤供給容器と前記現像剤回収容器との間に連通口を設けるとともに、前記現像剤回収容器の容量を現像剤供給容器内の供給現像剤のキャリア相当量に設定し、当該現像剤回収容器の容量を越えて回収された現像剤を、連通口を介して前記現像剤供給容器に収容することを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の現像装置。
  6. 前記供給口と前記回収口は、当該供給口と前記回収口が面する前記現像装置本体内の現像剤の搬送方向に沿って隣接して配置され、前記前記回収口は、前記供給口よりも現像剤の搬送方向に沿った上流側に位置していることを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の現像装置。
  7. 前記連通路には、前記現像剤供給手段側の領域と前記現像剤回収手段側の領域とを仕切る仕切り板を設けたことを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の現像装置。
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