JP4782220B2 - 受信機及び受信方法 - Google Patents
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ガードインターバル部及び有効シンボル部が含まれたシンボルを所定の時間フレームの間に複数個受信する受信部と、
前記受信部において複数個受信したシンボルを処理する処理部とを備え、
前記受信部において複数個受信したシンボルには、送信機から報知されるとともに複数組規定された無線パラメータ群であって、かつサブキャリア間隔、ひとつの時間フレームに含まれるシンボルの数、ガードインターバル部の期間を少なくとも特定可能な無線パラメータ群のうち、いずれかの無線パラメータ群が使用されており、
前記受信部において複数個受信されるシンボルに対して規定された複数組の無線パラメータ群のうちの少なくとも2組の無線パラメータ群では、共通のサブキャリア間隔および互いに異なったガードインターバル部の期間が定められているとともに、ひとつの時間フレームに含まれる複数のシンボルの合計期間が共通になるように、ひとつの時間フレームに含まれるシンボルの数として1シンボルだけ互いに異なった値が定められていることを特徴とする受信機である。
全サブキャリア数 = 200
サンプリング周波数 = 5.76MHz=3/2×3.84MHz
有効シンボル部の期間 = 256サンプル(44.4μs)
ガードインターバル部の期間 = 32サンプル(5.5μs)
1シンボルの期間 = 288サンプル(ガードインターバル部+有効シンボル部)
損失率 = 32/288 = 11.1%
1フレーム(又は1TTI)に含まれるシンボル数 = 10
1TTIの期間 = 0.5ms。
なお、損失率とは1シンボル中のガードインターバル部の占める割合である。この部分はデータ伝送効率を向上させる観点からは冗長な部分になる。損失率ηと、ガードインターバル部の期間TGIと、有効シンボル部の期間Teffとの間には、
η=TGI/(TGI+Teff)×100[%]
の関係が成立する。
全サブキャリア数 = 200
サンプリング周波数 = 5.76MHz=3/2×3.84MHz
有効シンボル部の期間 = 256サンプル(44.4μs)
ガードインターバル部の期間 = 64サンプル(11.1μs)
1シンボルの期間 = 320サンプル
損失率 = 64/320 = 20%
1フレーム(又は1TTI)に含まれるシンボル数 = 9
1TTIの期間 = 0.5ms。
全サブキャリア数 = 200
サンプリング周波数 = 5.76MHz=3/2×3.84MHz
有効シンボル部の期間 = 256サンプル(44.4μs)
ガードインターバル部の期間 = 104サンプル(18.1μs)
1シンボルの期間 = 360サンプル
損失率 = 104/360 = 28.9%
1フレーム(又は1TTI)に含まれるシンボル数 = 8
1TTIの期間 = 0.5ms。
全サブキャリア数 = 400(=200×2)
サンプリング周波数 = 5.76MHz=3/2×3.84MHz
有効シンボル部の期間 = 512(=256×2)サンプル(88.8μs)
ガードインターバル部の期間 = 64(=32×2)サンプル(11.1μs)
1シンボルの期間 = 576サンプル
損失率 = 64/576 = 11.1%
1フレーム(又は1TTI)に含まれるシンボル数 = 5
1TTIの期間 = 0.5ms。
全サブキャリア数 = 800(=200×4)
サンプリング周波数 = 5.76MHz=3/2×3.84MHz
有効シンボル部の期間 = 1024(=256×4)サンプル(177.8μs)
ガードインターバル部の期間 = 128(=32×4)サンプル(22.2μs)
1シンボルの期間 = 1152サンプル
損失率 = 128/1152 = 11.1%
1フレーム(又は1TTI)に含まれるシンボル数 = 2.5
1TTIの期間 = 0.5ms。
全サブキャリア数 = 400
サンプリング周波数 = 5.76MHz=3/2×3.84MHz
有効シンボル部の期間 = 512サンプル(88.8μs)
ガードインターバル部の期間 = 128サンプル(22.2μs)
1シンボルの期間 = 640サンプル
損失率 = 128/640 = 20%
1フレーム(又は1TTI)に含まれるシンボル数 = 4.5
1TTIの期間 = 0.5ms。
このようにして導出された第3の無線パラメータ群は、図6(B)に示される無線パラメータ群と同じ損失率(20%)を有し、図6(D)に示される無線パラメータ群と同じサブキャリア間隔(11.25kHz)を有する。しかしながら、第3の無線パラメータ群によるガードインターバル部の期間(128サンプル)は、図6(B)及び図6(D)に示される何れのもの(64サンプル)よりも長い点に留意を要する。第3の手法によれば、サブキャリア間隔及び損失率に一定の関係を有する無線パラメータ群を効率的に導出することができる。
全サブキャリア数 = 266
サンプリング周波数 = 8.64MHz=9/4×3.84MHz
有効シンボル部の期間 = 512サンプル(59.259μs)
ガードインターバル部の期間 = 64サンプル(7.407μs)
1シンボルの期間 = 576サンプル
損失率 = 64/512 = 11.1%
1フレーム(又は1TTI)に含まれるシンボル数 = 10
1TTIの期間 = 0.667ms。
全サブキャリア数 = 266
サンプリング周波数 = 8.64MHz=9/4×3.84MHz
有効シンボル部の期間 = 512サンプル(59.259μs)
ガードインターバル部の期間 = 128サンプル(14.8μs)
1シンボルの期間 = 640サンプル
損失率 = 128/640 = 20%
1フレーム(又は1TTI)に含まれるシンボル数 = 9
1TTIの期間 = 0.667ms。
全サブキャリア数 = 266
サンプリング周波数 = 8.64MHz=9/4×3.84MHz
有効シンボル部の期間 = 512サンプル(59.259μs)
ガードインターバル部の期間 = 208サンプル(24.1μs)
1シンボルの期間 = 720サンプル
損失率 = 208/720 = 28.9%
1フレーム(又は1TTI)に含まれるシンボル数 = 8
1TTIの期間 = 0.667ms。
全サブキャリア数 = 532
サンプリング周波数 = 8.64MHz=9/4×3.84MHz
有効シンボル部の期間 = 1024サンプル(118.519μs)
ガードインターバル部の期間 = 128サンプル(14.815μs)
1シンボルの期間 = 1152サンプル
損失率 = 128/1152 = 11.1%
1フレーム(又は1TTI)に含まれるシンボル数 = 5
1TTIの期間 = 0.667ms。
全サブキャリア数 = 1064
サンプリング周波数 = 8.64MHz=9/4×3.84MHz
有効シンボル部の期間 = 2048サンプル(237.037μs)
ガードインターバル部の期間 = 256サンプル(29.630μs)
1シンボルの期間 = 2304サンプル
損失率 = 256/2304 = 11.1%
1フレーム(又は1TTI)に含まれるシンボル数 = 2.5
1TTIの期間 = 0.667ms。
全サブキャリア数 = 532
サンプリング周波数 = 8.64MHz=9/4×3.84MHz
有効シンボル部の期間 = 1024サンプル(118.519μs)
ガードインターバル部の期間 = 256サンプル(29.630μs)
1シンボルの期間 = 1280サンプル
損失率 = 256/1280 = 20%
1フレーム(又は1TTI)に含まれるシンボル数 = 4.5
1TTIの期間 = 0.667ms。
ガードインターバル部及び有効シンボル部を有するシンボルを所定の時間フレームの間に複数個送信又は受信する直交周波数時分割多重化(OFDM)方式の移動通信システムで使用される無線パラメータ群を生成する装置であって、
1組の無線パラメータ群により定められる有効シンボル部の期間と同じ期間の有効シンボル部を有し、該1組の無線パラメータ群により定められるガードインターバル部の期間とは異なるガードインターバル部を有するシンボルを規定する別の1組の無線パラメータ群を導出する手段と、
1組の無線パラメータ群により定められる1シンボル中のガードインターバル部の占める割合と、別の1組の無線パラメータ群により定められる1シンボル中のガードインターバル部の占める割合が等しくなるように別の1組の無線パラメータ群を導出する手段と、
を有することを特徴とする無線パラメータ群を生成する装置。
直交周波数時分割多重化(OFDM)方式の移動通信システムで使用される送信機であって、
ガードインターバル部及び有効シンボル部を有するシンボルを所定の時間フレームの間に複数個送信する手段と、
ガードインターバル部の期間及びサブキャリア間隔の少なくとも2つを特定可能な無線パラメータ群を複数組格納する手段と、
1組の無線パラメータ群を選択する手段と、
選択された無線パラメータ群により定められるサブキャリア間隔で逆フーリエ変換を行う手段と、
選択された無線パラメータ群により定められる期間のガードインターバル部を有するシンボルを作成する手段と、
を有することを特徴とする送信機。
格納されている少なくとも2組の無線パラメータ群でそれぞれ定められるサブキャリア間隔が互いに等しい
ことを特徴とする第2項記載の送信機。
格納されている少なくとも2組の無線パラメータ群でそれぞれ定められる、1シンボル中のガードインターバル部の占める割合が互いに等しい
ことを特徴とする第2項記載の送信機。
ある1組の無線パラメータ群で定められるサブキャリア数は、別の1組の無線パラメータ群で定められるサブキャリア数の整数倍である
ことを特徴とする第2項記載の送信機。
前記選択する手段は、通信方式がマルチキャスト方式であるか否かに応じて1組の無線パラメータ群を選択する
ことを特徴とする第2項記載の送信機。
複数のユーザに同一内容を伝送するための共通チャネルと、ユーザ毎のデータ伝送に使用される複数のユーザの間で共用される共用データチャネルとを、時間方向に、周波数方向に又は時間及び周波数方向に多重化する手段を有する
ことを特徴とする第2項記載の送信機。
共通チャネル及び共用チャネルを時間及び周波数方向の2方向に多重化する場合に、あるタイムスロットにおける周波数方向でのチャネル配置と、別のタイムスロットにおける周波数方向でのチャネル配置とが異なる
ことを特徴とする第7項記載の送信機。
直交周波数分割多重化(OFDM)方式の移動通信システムで使用される受信機であって、
ガードインターバル部及び有効シンボル部を含むシンボルを、所定の時間フレームの間に複数個受信する手段と、
ガードインターバル部の期間及びサブキャリア間隔の少なくとも2つを特定可能な無線パラメータ群を複数組格納する手段と、
1組の無線パラメータ群を選択する手段と、
選択された無線パラメータ群により定められる期間のガードインターバル部を受信信号中のシンボルから除去する手段と、
選択された無線パラメータ群により定められるサブキャリア間隔でフーリエ変換を行う手段と
を有することを特徴とする受信機。
前記選択する手段は、通信方式がマルチキャスト方式であるか否かに応じて1組の無線パラメータ群を選択する
ことを特徴とする第9項記載の受信機。
402 直交変調器402; 404 局部発振器; 406 バンドパスフィルタ; 408 ミキサ; 410 局部発振器; 412 バンドパスフィルタ; 414 電力増幅器;
502 アンテナ; 504 低雑音増幅器; 506 ミキサ; 508 局部発振器; 510 帯域通過フィルタ; 512 自動利得制御部; 514 直交検波器; 516 局部発振器; 518 アナログディジタル変換部; 520 シンボルタイミング検出部; 522 ガードインターバル除去部; 524 高速フーリエ変換部; 526 デマルチプレクサ; 528 チャネル推定部; 530 チャネル補償部; 532 並直列変換部(P/S); 534 チャネル補償部; 536 デインタリーバ; 538 ターボ符号器; 540 ビタビデコーダ; 542 無線パラメータ設定部
Claims (6)
- 直交周波数分割多重化(OFDM)方式の移動通信システムで使用される受信機であって、
ガードインターバル部及び有効シンボル部が含まれたシンボルを所定の時間フレームの間に複数個受信する受信部と、
前記受信部において複数個受信したシンボルを処理する処理部とを備え、
前記受信部において複数個受信したシンボルには、送信機から報知されるとともに複数組規定された無線パラメータ群であって、かつサブキャリア間隔、ひとつの時間フレームに含まれるシンボルの数、ガードインターバル部の期間を少なくとも特定可能な無線パラメータ群のうち、いずれかの無線パラメータ群が使用されており、
前記受信部において複数個受信されるシンボルに対して規定された複数組の無線パラメータ群のうちの少なくとも2組の無線パラメータ群では、共通のサブキャリア間隔および互いに異なったガードインターバル部の期間が定められているとともに、ひとつの時間フレームに含まれる複数のシンボルの合計期間が共通になるように、ひとつの時間フレームに含まれるシンボルの数として1シンボルだけ互いに異なった値が定められていることを特徴とする受信機。 - 前記受信部では、時間フレームの間に複数のシンボルのみが含められていることを特徴とする請求項1に記載の受信機。
- 前記受信部において複数個受信されるシンボルでは、通信方式がマルチキャスト方式であるか否かに応じて1組の無線パラメータ群が選択されている
ことを特徴とする請求項1または2に記載の受信機。 - 直交周波数分割多重化(OFDM)方式の移動通信システムで使用される受信方法であって、
ガードインターバル部及び有効シンボル部が含まれたシンボルを所定の時間フレームの間に複数個受信するステップと、
複数個受信したシンボルを処理するステップとを備え、
前記受信するステップにおいて複数個受信したシンボルには、送信機から報知されるとともに複数組規定された無線パラメータ群であって、かつサブキャリア間隔、ひとつの時間フレームに含まれるシンボルの数、ガードインターバル部の期間を少なくとも特定可能な無線パラメータ群のうち、いずれかの無線パラメータ群が使用されており、
前記受信するステップにおいて複数個受信されるシンボルに対して規定された複数組の無線パラメータ群のうちの少なくとも2組の無線パラメータ群では、共通のサブキャリア間隔および互いに異なったガードインターバル部の期間が定められているとともに、ひとつの時間フレームに含まれる複数のシンボルの合計期間が共通になるように、ひとつの時間フレームに含まれるシンボルの数として1シンボルだけ互いに異なった値が定められていることを特徴とする受信方法。 - 前記受信するステップでは、時間フレームの間に複数のシンボルのみが含められていることを特徴とする請求項4に記載の受信方法。
- 前記受信するステップにおいて複数個受信されるシンボルでは、通信方式がマルチキャスト方式であるか否かに応じて1組の無線パラメータ群が選択されている
ことを特徴とする請求項4または5に記載の受信方法。
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