JP4782072B2 - 電源装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の電池を備えた電源装置に関する。
従来、携帯電話、デジタルビデオカメラ、ノート型パソコン等の携帯型電気機器の駆動用電力を供給する電源装置として、複数の電池からなるいわゆる電池パックが用いられている。また、工場や病院等のバックアップ電源装置、自動車用動力電源等として使用される大型電源装置においても、複数の電池が使用されている。このような電源装置用の電池として、リチウムイオン二次電池が広く用いられている。
リチウムイオン二次電池は、軽量でありながら起電力が大きく、高エネルギー密度であるという特徴を有することから、携帯電話やデジタルカメラ、ビデオカメラ、ノート型パソコンなどの様々な種類の携帯電子機器や移動体通信機器の駆動用電源として需要が拡大している。また、大型電源システムとしての開発も進んでおり、バックアップ電源装置、自動車用動力電源としても需要が急増している。
リチウムイオン二次電池は、リチウム含有複合酸化物よりなる正極板と、金属リチウムやリチウム合金またはリチウムイオンを吸蔵、放出する負極活物質を含む負極と、電解質とから構成されている。現在、市販されているリチウムイオン二次電池の大半は、正極活物質としてリチウム含有コバルト複合酸化物LiCoO(xは活物質中のリチウム含量を表す数値で、電池の充放電によって変化する)が用いられ、負極活物質には、黒鉛材料が用いられている。
電池、特にこのような構成のリチウムイオン二次電池では、電池の製造過程などで、金属の混入が起こった場合、混入金属が導電性を示すとき、この混入物を介して、正極と負極間で内部短絡が発生する可能性がある。また、繰り返しの充放電や、振動、温度変化などによっても、内部短絡が発生する可能性がある。特に、リチウム二次電池などでは、有機電解質を用いることから、内部短絡が発生した際、急激な発熱により、急激なガス発生や温度上昇などで、封口板に設けられた安全弁が作動し、使用できなくなる場合がある。
これらの課題を解決するために、内部短絡を生じた電池に抵抗やコンデンサからなるバイパス回路を設け、電池内部のエネルギーを電流として外部へ取り出し、抵抗損失等によってエネルギーを吸収する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−8631号公報
ところで、近年の電池の高出力、高容量化に伴い、内部短絡した電池からのエネルギーの放出量、及び吸収量を増大させる必要が生じる。しかしながら、上述のような方法においては、電池からのエネルギーの放出量、吸収量を増大させるためには、エネルギー吸収装置の抵抗値を小さくして、短絡した電池の内部エネルギー放出量を増大する必要が生じるが、エネルギー吸収装置の抵抗の低減には限界がある。そのため、電池の高容量化、高出力化に伴って、内部エネルギーの放出が間に合わず、内部短絡部に流れる電流によるジュール発熱が増大し、電池の急激な温度上昇と電池の急激な内部圧力上昇が発生するため、安全性が低下するという不都合があった。
本発明は、このような事情に鑑みて為された発明であり、電池の内部短絡が発生した場合における安全性を向上することができる電源装置を提供することを目的とする。
本発明に係る電源装置は、複数の電池と、前記複数の電池間の接続を切り替える切替部と、前記複数の電池のうちいずれかが内部短絡を生じた場合、当該内部短絡の生じた電池を検出する短絡電池検出部と、前記短絡電池検出部によって前記内部短絡の生じた電池が検出された場合、当該内部短絡の生じた電池と他の電池のうち少なくとも一つとが直列接続された閉回路を構成するように、前記切替部によって、前記複数の電池間の接続を切り替えさせる切替制御部とを備える。
この構成によれば、複数の電池のうちいずれかで内部短絡が生じると、短絡電池検出部によって、当該内部短絡の生じた電池が検出される。そして、切替制御部によって、切替部が切り替えられて、当該内部短絡の生じた電池と他の電池のうち少なくとも一つとが直列接続された閉回路を構成するように、複数の電池間が接続される。これにより、内部短絡の生じた電池の両端、すなわち内部短絡が生じている部分の両端に、互いに逆極性の電圧が印加されて相殺される結果、内部短絡部に印加される電圧が低減される。そうすると、内部短絡部を流れる電流が低減されて、内部短絡部における発熱が低減される結果、電池の内部短絡が発生した場合における安全性を向上することができる。
また、前記複数の電池のうち少なくとも一部は並列接続されており、前記切替制御部は、前記短絡電池検出部によって前記並列接続された電池で内部短絡が生じたことが検出された場合、さらに、前記切替部によって、当該並列接続された電池のうち前記内部短絡の生じた電池を除く残余の電池と前記内部短絡の生じた電池との接続を、切り離させることが好ましい。
この構成によれば、短絡電池検出部によって並列接続された電池で内部短絡が生じたことが検出された場合、切替部によって、並列接続された電池のうち内部短絡の生じた電池を除く残余の電池と内部短絡の生じた電池との接続が切り離される。そうすると、並列接続された電池のうち内部短絡の生じていない電池から、内部短絡の生じている電池へ電流が供給されることがなくなり、内部短絡部を流れる電流が低減されて、内部短絡部における発熱が低減される結果、電池の内部短絡が発生した場合における安全性を向上することができる。
また、前記複数の電池は、n個(nは整数)の電池が並列接続された電池ブロックが、複数直列接続されており、前記複数の電池における内部抵抗値をそれぞれRiとすると、実質的にRi×(n−1)/nと等しい抵抗値を生じる抵抗部をさらに備え、前記切替制御部は、前記短絡電池検出部によって前記並列接続された電池で内部短絡が生じたことが検出された場合、当該内部短絡の生じた電池を含む電池ブロックと他の電池ブロックのうち一つと前記抵抗部とが直列接続された閉回路を構成するように、前記切替部によって、前記複数の電池及び前記抵抗部の間の接続を切り替えさせるようにしてもよい。
この構成によれば、短絡電池検出部によって、n個の電池が並列接続された電池で内部短絡が生じたことが検出された場合、当該内部短絡の生じた電池を含む電池ブロックと、他の電池ブロックのうち一つと、実質的にRi×(n−1)/nと等しい抵抗値を生じる抵抗部とが直列接続された閉回路が構成される。そうすると、各電池の内部抵抗と抵抗部の抵抗とによって、内部短絡部の周りの抵抗がバランスする結果、内部短絡部を流れる電流がさらに低減される。
また、前記抵抗部は、前記抵抗値が可変にされており、前記抵抗部の抵抗値を設定する抵抗値設定処理部をさらに備え、前記抵抗値設定処理部は、前記抵抗部の抵抗値を、実質的にRi×(n−1)/nと等しくなるように設定することが好ましい。
この構成によれば、抵抗値設定処理部によって、抵抗部の抵抗値が実質的にRi×(n−1)/nと等しくなるように設定されるので、各電池の内部抵抗と抵抗部の抵抗とによって、内部短絡部の周りの抵抗をバランスさせることができる結果、内部短絡部を流れる電流を、さらに低減することができる。
また、前記複数の電池の端子電圧をそれぞれ検出する電圧検出部と、抵抗値が可変の抵抗部と、前記抵抗部の抵抗値を設定する抵抗値設定処理部とをさらに備え、前記切替制御部は、前記短絡電池検出部によって前記内部短絡の生じた電池が検出された場合、前記切替部によって、前記閉回路に前記可変抵抗が含まれるように前記複数の電池及び前記可変抵抗の間の接続を切り替えさせ、前記抵抗値設定処理部は、前記短絡電池検出部によって前記内部短絡の生じた電池が検出された場合、前記電圧検出部によって前記内部短絡の生じた電池から検出される端子間電圧が低下するように、前記抵抗部の抵抗値を設定するようにしてもよい。
この構成によれば、短絡電池検出部によって内部短絡の生じた電池が検出された場合、切替部によって、当該内部短絡の生じた電池と他の電池のうち少なくとも一つと可変抵抗とが直列接続された閉回路が構成される。そして、抵抗値設定処理部によって、内部短絡の生じた電池の端子間電圧、すなわち内部短絡部に印加される電圧が低下するように、抵抗部の抵抗値が設定されるので、電池の劣化や温度環境等による内部抵抗の変化に関わらず、内部短絡部を流れる電流が低減されて、内部短絡部における発熱が低減される結果、電池の内部短絡が発生した場合における安全性を向上することができる。
また、前記切替制御部は、前記閉回路を構成する際に、当該内部短絡の生じた電池を除く複数の電池の並列回路と、前記内部短絡の生じた電池とが直列接続される閉回路を構成するように、前記切替部によって、前記複数の電池間の接続を切り替えさせることが好ましい。
この構成によれば、短絡電池検出部によって内部短絡の生じた電池が検出された場合、切替部によって、当該内部短絡の生じた電池と、当該内部短絡の生じた電池を除く複数の電池の並列回路と、可変抵抗とが直列接続された閉回路が構成される。この場合、内部短絡の生じた電池の内部抵抗よりも、複数の電池の並列回路における内部抵抗の合成値の方が小さくなるので、可変抵抗の抵抗値を増大させることで閉回路における抵抗バランスをとって、内部短絡部を流れる電流を低減することができる。そうすると、当該閉回路における電池の内部抵抗及び可変抵抗以外の抵抗、例えば配線抵抗や切替部で生じる抵抗等に可変抵抗の抵抗値が加算されることで閉回路における抵抗バランスをとる余地が増大するので、閉回路における抵抗バランスをとって、内部短絡部を流れる電流を低減することが容易となる。
このような構成の電源装置は、複数の電池のうちいずれかで内部短絡が生じると、短絡電池検出部によって、当該内部短絡の生じた電池が検出される。そして、切替制御部によって、切替部が切り替えられて、当該内部短絡の生じた電池と他の電池のうち少なくとも一つとが直列接続された閉回路を構成するように、複数の電池間が接続される。これにより、内部短絡の生じた電池の両端、すなわち内部短絡が生じている部分の両端に、互いに逆極性の電圧が印加されて相殺される結果、内部短絡部に印加される電圧が低減される。そうすると、内部短絡部を流れる電流が低減されて、内部短絡部における発熱が低減される結果、電池の内部短絡が発生した場合における安全性を向上することができる。
以下、本発明に係る実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各図において同一の符号を付した構成は、同一の構成であることを示し、その説明を省略する。また、本発明は、本明細書に記載された基本的な特徴に基づく限り、以下に記載の内容に限定されるものではない。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る電源装置の構成の一例を示す回路図である。図1に示す電源装置10は、電池4A,4Bと、端子5と、切替スイッチ6(切替部)と、センサ9A,9Bと、制御部11とを備えている。端子5は、直列接続された電池4A,4Bの出力電力を外部へ出力するための接続端子である。端子5は、正極端子51と、負極端子52とを備えている。切替スイッチ6は、制御部11からの制御信号に応じて後述するブリッジ回路(閉回路)を形成するための切替スイッチであり、例えばトランジスタ等のスイッチング素子を用いて構成されている。
そして、正極端子51は、電池4Aの正極に接続され、電池4Aの負極は電池4Bの正極に接続され、電池4Bの負極は切替スイッチ6に接続されている。切替スイッチ6は、制御部11からの制御信号に応じて、通常時は電池4Bの負極を負極端子52に接続し、電池4A,4Bで内部短絡が生じた場合は電池4Bの負極を電池4Aの正極に接続することで、電池4A,4Bが直列接続された閉回路を形成する。
電池4Aは、等価的に発電素子1Aと内部抵抗2Aとが直列接続されて構成されている。同様に、電池4Bは、等価的に発電素子1Bと内部抵抗2Bとが直列接続されて構成されている。電池4Aと電池4Bとは、容量、構成、及び電位が実質的に同一の電池である。そして、発電素子1Aと発電素子1Bとの特性が実質的に同一にされており、内部抵抗2Aと内部抵抗2Bとの抵抗値もまた、実質的に同一にされている。なお、実質的に同一、とは、同一の範囲に製造ばらつきや誤差、及び後述する配線抵抗やスイッチのオン抵抗等、意図しない要素によって生じる変動範囲を含む意である。
センサ9A,9Bは、電池4A,4Bにおける内部短絡を検出するための手懸かりとなる物理量を検出し、当該物理量を示す信号を制御部11へ出力するセンサである。具体的には、例えば電池4A,4Bの各端子電圧を検出する電圧計、電池4A,4Bに流れる電流を検出する電流計、電池4A,4Bの温度を検出する温度センサ等の各種センサを単独で、あるいは複数種類組み合わせてセンサ9A,9Bを構成することができる。温度センサとしては、熱電対や赤外線センサ等を用いてもよい。また、電流(電流の変化)の検出は、例えばホール素子のように磁気的に電流を検出するセンサを用いてもよく、例えばシャント抵抗を用いる等して電流値を電圧値として測定するようにしてもよい。
制御部11は、例えば所定の演算処理を実行するCPU(Central Processing Unit)と、所定の制御プログラムが記憶されたROM(Read Only Memory)と、データを一時的に記憶するRAM(Random Access Memory)と、これらの周辺回路等とを備えて構成され、ROMに記憶された制御プログラムを実行することにより、短絡電池検出部111、及び切替制御部112として機能する。
短絡電池検出部111は、センサ9A,9Bによって電池4A,4Bからそれぞれ検出された電圧、電流、温度等の情報に基づいて、電池4A,4Bのうちいずれかが内部短絡を生じた場合、当該内部短絡の生じた電池を特定する。具体的には、電池4A,4Bにおいて内部短絡が発生すると、電池4A,4Bの端子電圧や出力電流の低下、温度の上昇等が生じる。
そこで、短絡電池検出部111は、センサ9A,9Bによって検出された電池4A,4Bの端子電圧が所定の時間内に予め設定された電圧を超えて低下したり、センサ9A,9Bによって検出された電池4A,4Bの温度が予め設定された温度を超えて上昇したりした場合等に、内部短絡を検出し、当該内部短絡を生じた電池を特定するようにしてもよい。
また、内部短絡が発生した電池では、電流出力が低下する。これにより、内部短絡が発生した電池と複数個の電池が並列接続されている場合には、内部短絡が発生した電池へ、並列接続された他の電池からの電流の流入があり、内部短絡が発生した電池に接続された回路に流れる電流の方向が逆転したりする。短絡電池検出部111は、このような電流変化を検知することにより、内部短絡が発生した電池を特定するようにしてもよい。
切替制御部112は、短絡電池検出部111によって内部短絡の生じた電池が検出された場合、当該内部短絡の生じた電池と他の電池とが直列接続された閉回路を構成するように、切替スイッチ6を、電池4Bの負極を電池4Aの正極に接続するように切り替える。
次に、上述のように構成された電源装置10の動作について説明する。図2は、図1に示す電源装置10の動作を説明するための説明図である。図2においては、センサ9A,9B及び制御部11の記載を省略している。そして、図2に示す電池4Aで内部短絡が生じ、内部短絡部3が形成されている。
そうすると、センサ9Aによって電池4Aから検出された電圧、電流、温度等に基づいて、短絡電池検出部111によって、電池4Aで内部短絡が生じたことが検知される。そして、切替制御部112によって、切替スイッチ6が、電池4Bの負極を電池4Aの正極に接続するように切り替えられて、電池4A,4Bの直列接続された閉回路が形成される。
図3は、切替スイッチ6が、電池4Bの負極を電池4Aの正極に接続するように切り替えられることにより形成される閉回路を示す回路図である。図3に示す閉回路は、発電素子1A、内部抵抗2A、発電素子1B及び内部抵抗2Bが直列接続されている。そして、発電素子1Aと内部抵抗2Bとの接続点P1と、内部抵抗2Aと発電素子1Bとの接続点P2とが、内部短絡部3によって接続されて、いわゆるブリッジ回路が形成される。
図3に示すブリッジ回路では、発電素子1Aと内部抵抗2Aとの直列回路によって接続点P1,P2に印加される電圧と、発電素子1Bと内部抵抗2Bとの直列回路によって接続点P1,P2に印加される電圧とは、電圧の極性が逆になるので、互いに相殺する結果、接続点P1,P2間、すなわち内部短絡部3に印加される電圧が低減されて、内部短絡部3に流れる電流が低減される。
ここで、発電素子1Aの起電圧をVa、発電素子1Bの起電圧をVb、内部抵抗2Aの抵抗値をRa、内部抵抗2Bの抵抗値をRbとすると、Va、Vb、Ra、及びRbは、以下の式(1)、式(2)で示す関係を満たすことが望ましい。
Va=α×Vb
但し、0.9≦α≦1.1 ・・・(1)
Ra=β×Rb
但し、0.9≦β≦1.1 ・・・(2)
これにより、内部短絡部3に流れる電流を減少させて、内部短絡部3での発熱を抑制することができる結果、電源装置10の安全性を向上することができる。電源装置10は、電池4A,4Bとして、高エネルギーを有する非水電解質リチウム二次電池などの高電圧、高出力電池を用いた場合に、より効果的である。また、電池の内部短絡部での発熱を抑制することができる結果、内部短絡を生じた電池において、過度の発熱やガス発生による急激な内部圧力の上昇が生じることが抑制されるので、電源装置を構成する電池で内部短絡が発生しても、電池の安全弁などの作動に至るおそれが低減される結果、安全性、信頼性に優れた電源装置を提供することができる。
上述のように、電源装置、例えば電源装置10を構成する複数個の電池4A,4Bは、容量、電圧、内部抵抗の値の差異が、これらの値の10%以内に収まることが好ましい。特に、電源装置10のように、内部短絡した電池4Aと他の一つ電池4Bが直列に接続される場合は、内部短絡電池と他の電池の容量、電圧、内部短絡の差異が極力小さいことが好ましい。電源装置を構成する電池の容量、電圧、内部抵抗の値の差異が、その値の10%を越える場合でも、例えば可変抵抗等を用いて、例えば電池4A,4B、及び切替スイッチ6に、さらに可変抵抗を加えた閉回路を構成し、可変抵抗によって閉回路の抵抗を調節することで、内部短絡部に流れる電流を減少させることが可能である。
また、上述の背景技術のように、内部短絡を生じた電池からエネルギーを取り出して吸収する場合には、複数個の電池を備えた電源装置では、それぞれの電池にエネルギー吸収装置を具備しなければならず、電源装置の構成が大変複雑になる。一方、図1に示す電源装置10では、切替スイッチ6によって、内部短絡の生じた電池と他の電池とが直列接続された閉回路を構成するように電池の接続を切り替えることで、内部短絡部3に流れる電流を減少させて、電源装置10の安全性を向上することができるので、背景技術に係る電源装置よりも、回路を簡素化することが容易である。また、短絡を生じた電池のエネルギーを放出するためのエネルギー吸収装置を別途必要としないので、エネルギー吸収装置背景技術に係る電源装置のように、電池の高容量化に伴ってエネルギー吸収装置における損失抵抗の抵抗値を低減させなければならない、といった不都合も生じない。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態に係る電源装置について説明する。図4は、本発明の第2の実施形態に係る電源装置10aの構成の一例を示す回路図である。図4に示す電源装置10aは、図1に示す電源装置10とは、下記の点で異なる。すなわち、図4に示す電源装置10aは、3並列2直列に電池6個が接続されている。具体的には、電源装置10aは、スイッチ7Aと電池4Aとの直列回路と、スイッチ7Bと電池4Bとの直列回路と、スイッチ7Cと電池4Cとの直列回路とが並列に接続され、スイッチ7Dと電池4Dとの直列回路と、スイッチ7Eと電池4Eとの直列回路と、スイッチ7Fと電池4Fとの直列回路とが並列に接続されて構成されている。
スイッチ7A〜7Fは、例えばトランジスタ等のスイッチング素子が用いられ、切替部の一例に相当している。そして、正極端子51は、スイッチ7A,7B,7Cの接続点P3に接続されている。電池4A,4B,4Cの接続点P4は、可変抵抗8(抵抗部)を介してスイッチ7D,7E,7Fの接続点P5に接続されている。これにより、3個の電池4A,4B,4Cが並列接続された電池ブロックと、3個の電池4D,4E,4Fが並列接続された電池ブロックとが直列接続されるようになっている。さらに、電池4D,4E,4Fの接続点P6は、切替スイッチ6に接続されている。
また、電池4A〜4Fには、センサ9Aと同様の図略のセンサがそれぞれ取り付けられており、各センサによって、各電池の内部短絡を検出するための手懸かりとなる物理量が検出されて制御部11aへ出力されるようになっている。
制御部11aにおける切替制御部112aは、短絡電池検出部111によって内部短絡の生じた電池が検出された場合、当該内部短絡の生じた電池を含む電池ブロックと、他の電池ブロックと、可変抵抗8とが直列接続された閉回路を構成するように、切替スイッチ6によって、接続点P6を接続点P3に接続させる。また、切替制御部112aは、内部短絡の生じた電池を含む電池ブロックの他の電池と直列接続されているスイッチ7をオフさせる。抵抗値設定処理部113は、内部短絡部に流れる電流を減少させるように、可変抵抗8の抵抗値を調節する。
その他の構成は図1に示す電源装置10と同様であるのでその説明を省略し、以下、図4に示す電源装置10aの動作について説明する。図5は、図4に示す電源装置10aの動作を説明するための説明図である。図5においては、電池4Cで内部短絡が生じ、内部短絡部3が形成されている。
そうすると、図略のセンサによって電池4Cから検出された電圧、電流、温度等に基づいて、短絡電池検出部111によって、電池4Cで内部短絡が生じたことが検知される。そして、切替制御部112aからの制御信号に応じて、電池4Cを含む電池ブロックの他の電池4A,4Bと直列接続されているスイッチ7A,7Bがオフされる。これにより、電池4A,4Bと電池4Cとが切り離されて、電池4A,4Bの出力電流が内部短絡部3を流れることがなくなり、内部短絡部3の発熱が低減されて、安全性が向上される。
さらに、切替制御部112aからの制御信号に応じて、切替スイッチ6が切り替えられ、接続点P6と接続点P3とが接続される。そうすると、電池4D,4E,4Fの並列回路と電池4Cと可変抵抗8とが直列接続された閉回路が形成される。
なお、内部短絡を生じた電池4Cと、並列接続された複数の電池4D,4E,4Fとが直列接続される例を示したが、内部短絡を生じた電池4Cと直列接続される電池は、一つであってもよい。
図6は、切替スイッチ6が、接続点P6と接続点P3とを接続するように切り替えられることにより形成される閉回路を示す回路図である。図6に示すブリッジ回路では、発電素子1Cと内部抵抗2Cとの直列回路によって接続点P1,P2に印加される電圧と、電池4D,4E,4Fの並列回路によって接続点P1,P2に印加される電圧とは、電圧の極性が逆になるので、互いに相殺する結果、接続点P1,P2間、すなわち内部短絡部3に印加される電圧が低減されて、内部短絡部3に流れる電流が低減される。
図6に示すブリッジ回路において、電池4C,4D,4E,4Fの内部抵抗2C,2D,2E,2Fの抵抗値がすべてRiで等しい場合、可変抵抗8の抵抗値をRv、各電池ブロックの並列数をnとすると、下記の式(3)で示す関係が満たされる場合に、電池4Cの内部短絡部3の両端に印加される電位差が実質的に0Vとなり、内部短絡部3に流れる電流を減少させて内部短絡部3で発生するジュール発熱を抑制し、電源装置10aにおける安全性を向上することができる。
Rv+Ri/n=Ri
Rv=Ri−Ri/n
=Ri×(n−1)/n ・・・(3)
ここで、電池4C,4D,4E,4F、可変抵抗8、及び切替スイッチ6を接続する配線抵抗や、切替スイッチ6のオン抵抗等、意図しない閉回路の回路抵抗をRcとすると、式(3)は、より精度の高い下記の式(4)となる。
Rv+Ri/n+Rc=Ri
Rv =Ri−Ri/n−Rc
=(Ri×(n−1)/n)−Rc ・・・(4)
図4に示す電源装置10aは、n=3となる。
Rv=2×Ri/3−Rc ・・・(5)
従って、式(4)を満たすように、可変抵抗8の抵抗値Rvを設定することにより、回路抵抗Rcの影響を低減することができるので、内部短絡部3の両端に印加される電位差を実質的に0Vとし、内部短絡部3に流れる電流を限りなく0に近づけて、内部短絡部3で発生するジュール発熱を抑制し、電源装置10aにおける安全性を向上することができる。
そこで、抵抗値設定処理部113によって、例えば予めROMに記憶されている抵抗値Ri、回路抵抗Rc、及び電池ブロックにおける電池の並列数nに基づいて、例えば式(4)(式(5))を満たすように可変抵抗8の抵抗値Rvが設定される。これにより、内部短絡部3に流れる電流を限りなく0に近づけて、内部短絡部3で発生するジュール発熱を抑制し、電源装置10aにおける安全性を向上することができる。
この場合、仮に、内部短絡が生じた電池4Cと直列接続される電池が一つ、すなわちn=1の場合には、式(4)において、Rv=−Rcとなって、式(4)を満たすように可変抵抗8の抵抗値Rvを設定することが困難となる。しかしながら、電源装置10aにおいては、内部短絡が生じた電池4Cと、複数個の電池4D,4E,4Fが並列接続された電池群とが、直列に接続されることによって、式(4)において抵抗値Rvが正の値となる結果、式(4)を満たすように、すなわち内部短絡部3に流れる電流を限りなく0に近づけるように、可変抵抗8の抵抗値Rvを設定することが可能にされている。
また、短絡電池検出部111により電池4A〜4Fのいずれにおいても内部短絡が検知されないときは、抵抗値設定処理部113によって、可変抵抗8の抵抗値Rvを極力0Ωに近づけて、実質的に0Ωに設定することで、正常時における可変抵抗8での電力損失を低減することができる。
なお、可変抵抗8の代わりに、式(3)、より望ましくは式(4)を満たす抵抗値Rvの固定抵抗を備えてもよい。また、抵抗値設定処理部113を備えず、例えば電源装置10aの製造時や保守時等に、可変抵抗8の抵抗値Rvを式(3)、より望ましくは式(4)を満たすように設定するようにしてもよい。また、可変抵抗8は、連続的に抵抗値を変化させるものに限られず、例えば式(3)、より望ましくは式(4)を満たす抵抗値Rvの固定抵抗と、当該固定抵抗値を短絡するスイッチとによって可変抵抗8を構成し、抵抗値設定処理部113は、当該スイッチをオン、オフさせることによって、可変抵抗8の抵抗値Rvを設定するようにしてもよい。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態に係る電源装置について説明する。図7は、本発明の第3の実施形態に係る電源装置10bの構成の一例を示す回路図である。図7に示す電源装置10bは、図4に示す電源装置10aとは、下記の点で異なる。すなわち、図7に示す電源装置10bは、並列に接続されたn個の電池が、2直列に接続されている。図7に示す電源装置10bは、図4に示す電源装置10aにおける電池4A〜4C及びスイッチ7A〜7Cの代わりに、n個の電池41−1〜41−nと、n個のスイッチ71−1〜71−nとがそれぞれ直列接続され、この各直列回路が並列接続された電池ブロック410を備えている。また、図4に示す電源装置10aにおける電池4D〜4F及びスイッチ7D〜7Fの代わりに、n個の電池42−1〜42−nと、n個のスイッチ72−1〜72−nとがそれぞれ直列接続され、この各直列回路が並列接続された電池ブロック420を備えている。以下、電池とスイッチについては、総称する場合には添え字を省略した参照符号で示し、個別の構成を指す場合には添え字を付した参照符号で示す。
この場合、電池の並列数nは、1≦n≦100の範囲が好ましい。また、nは、電源装置10bの電流出力にあわせ、電池41−1〜41−n及び電池42−1〜42−nの出力特性から決められることが好ましい。図7においては、制御部11aの図示を省略しているが、図4に示す電源装置10aと同様、制御部11aによって、切替スイッチ6及びスイッチ71−1〜71−n,72−1〜72−nの動作が制御される。
図8は、図7に示す電源装置10bの動作を説明するための説明図である。図8においては、電池41−nで内部短絡が生じ、内部短絡部3が形成されている。そうすると、図4に示す電源装置10aと同様に、図略のセンサによって電池41−nから検出された電圧、電流、温度等に基づいて、短絡電池検出部111によって、電池41−nで内部短絡が生じたことが検知される。そして、切替制御部112aからの制御信号に応じて、電池41−nを含む電池ブロック410の他の電池41−1〜41−(n−1)と直列接続されているスイッチ71−1〜71−(n−1)がオフされる。これにより、電池41−1〜41−(n−1)と電池41−nとが切り離されて、電池41−1〜41−(n−1)の出力電流が内部短絡部3を流れることがなくなり、内部短絡部3の発熱が低減されて、安全性が向上される。
さらに、切替制御部112aからの制御信号に応じて、切替スイッチ6が切り替えられ、電池42−1〜42−nの接続点P6とスイッチ71−1〜71−nの接続点P3とが接続される。そうすると、電池42−1〜42−nの並列回路と電池41−nと可変抵抗8とが直列接続された閉回路が形成される。
そして、抵抗値設定処理部113によって、例えば予めROMに記憶されている抵抗値Ri、回路抵抗Rc、及び電池ブロックにおける電池の並列数nに基づいて、例えば式(4)を満たすように可変抵抗8の抵抗値Rvが設定される。これにより、内部短絡部3に流れる電流を限りなく0に近づけて、内部短絡部3で発生するジュール発熱を抑制し、電源装置10bにおける安全性を向上することができる。
(第4実施形態)
次に、本発明の第4の実施形態に係る電源装置について説明する。図9、図10は、本発明の第4の実施形態に係る電源装置10cの構成の一例を示す回路図である。図9は、電源装置10cにおける制御部11cを除く部分の構成の一例を示し、図10は、電源装置10cにおける制御部11cの構成の一例を示している。図9、図10に示す電源装置10cは、図7に示す電源装置10bとは、下記の点で異なる。すなわち、図9に示す電源装置10cは、並列に接続されたn個の電池が、4直列に接続されている。また、図10に示す制御部11cは、短絡電池検出部111と、切替制御部112cと、抵抗値設定処理部113cとを備えている。
そして、図9に示す電源装置10cは、電池ブロック410,420,430,440と、切替スイッチ61,62(切替部)と、可変抵抗81,82(抵抗部)とを備えている。電池ブロック430は、n個の電池43−1〜43−nと、n個のスイッチ73−1〜73−nとがそれぞれ直列接続され、この各直列回路が並列接続されて構成されている。また、電池ブロック440は、n個の電池44−1〜44−nと、n個のスイッチ74−1〜74−nとがそれぞれ直列接続され、この各直列回路が並列接続されて構成されている。
そして、正極端子51は、切替スイッチ61を介して電池ブロック410におけるスイッチ71−1〜71−nの接続点P3に接続されている。電池ブロック410における電池41−1〜41−nの接続点P4は、電池ブロック420におけるスイッチ72−1〜72−nの接続点P5に接続されている。電池ブロック420における電池42−1〜42−nの接続点P6は、可変抵抗81を介して電池ブロック430におけるスイッチ73−1〜73−nの接続点P7に接続されている。電池ブロック430における電池43−1〜43−nの接続点P8は、切替スイッチ62を介して電池ブロック440におけるスイッチ74−1〜74−nの接続点P9に接続されている。さらに、電池ブロック440における電池44−1〜44−nの接続点P10は、切替スイッチ61を介して負極端子52に接続されている。そして、接続点P7は、可変抵抗82を介して切替スイッチ61と接続されている。
可変抵抗81,82は、それぞれ可変抵抗8と同様に構成されている。また、切替スイッチ62は、切替制御部112cからの制御信号に応じて、接続点P8を、接続点P4と接続点P5との接続点と、接続点P9とのうちいずれか一方に接続する。切替スイッチ61は、切替制御部112cからの制御信号に応じて、接続点P3を、正極端子51と、可変抵抗82とのうちいずれか一方に接続すると共に、接続点P10を、負極端子52と、可変抵抗82とのうちいずれか一方に接続する。
また、図10に示す切替制御部112cは、切替スイッチ61,62の切替え、及びスイッチ71,72,73,74のオン、オフを制御する。そして、図10に示す抵抗値設定処理部113cは、可変抵抗81,82の抵抗値を設定する。
次に、図9,図10に示す電源装置10cの動作について説明する。図11、図12は、図10に示す電源装置10cの動作を説明するための説明図である。図11においては、電池41−nで内部短絡が生じ、内部短絡部3が形成されている。そうすると、図4に示す電源装置10aと同様に、図略のセンサによって電池41−nから検出された電圧、電流、温度等に基づいて、短絡電池検出部111によって、電池41−nで内部短絡が生じたことが検知される。そうすると、切替制御部112cからの制御信号に応じて、電池41−nを含む電池ブロック410の他の電池41−1〜41−(n−1)と直列接続されているスイッチ71−1〜71−(n−1)がオフされる。これにより、電池41−1〜41−(n−1)と電池41−nとが切り離されて、電池41−1〜41−(n−1)の出力電流が内部短絡部3を流れることがなくなり、内部短絡部3の発熱が低減されて、安全性が向上される。
さらに、切替制御部112cからの制御信号に応じて、切替スイッチ61が切り替えられ、接続点P3と接続点P7とが接続される。そうすると、電池ブロック410と電池ブロック420と可変抵抗81,82とが直列接続された閉回路が形成される。
このようにして形成された閉回路において、電池41−1〜41−n、及び電池42−1〜42−nにおける内部抵抗の抵抗値がすべてRiで等しい場合、可変抵抗81の抵抗値をRva、可変抵抗82の抵抗値をRvbとすると、下記の式(6)で示す関係が満たされる場合に、内部短絡部3の両端に印加される電位差が実質的に0Vとなり、内部短絡部3に流れる電流を減少させることができる。
Rva+Rvb+Ri/n=Ri
Rva+Rvb=Ri−Ri/n
=Ri×(n−1)/n ・・・(6)
ここで、各電池、可変抵抗81,82、及び切替スイッチ61,62を接続する配線抵抗や、切替スイッチ61,62のオン抵抗等、閉回路における意図しない回路抵抗をRcとすると、式(6)は、より精度の高い下記の式(7)となる。
Rva+Rvb+Ri/n+Rc=Ri
Rva+Rvb=Ri−Ri/n−Rc
=(Ri×(n−1)/n)−Rc ・・・(7)
そして、抵抗値設定処理部113cによって、例えば予めROMに記憶されている抵抗値Ri、回路抵抗Rc、及び電池ブロックにおける電池の並列数nに基づいて、例えば式(7)を満たすように可変抵抗81,82の抵抗値Rva,Rvbが設定される。これにより、回路抵抗Rcの影響を低減して内部短絡部3に流れる電流を限りなく0に近づけて、内部短絡部3で発生するジュール発熱を抑制し、電源装置10cにおける安全性を向上することができる。
図12においては、電池42−nで内部短絡が生じ、内部短絡部3が形成されている。そうすると、図4に示す電源装置10aと同様に、図略のセンサによって電池42−nから検出された電圧、電流、温度等に基づいて、短絡電池検出部111によって、電池42−nで内部短絡が生じたことが検知される。そうすると、切替制御部112cからの制御信号に応じて、電池42−nを含む電池ブロック420の他の電池42−1〜42−(n−1)と直列接続されているスイッチ72−1〜72−(n−1)がオフされる。これにより、電池42−1〜42−(n−1)と電池42−nとが切り離されて、電池42−1〜42−(n−1)の出力電流が内部短絡部3を流れることがなくなり、内部短絡部3の発熱が低減されて、安全性が向上される。
さらに、切替制御部112cからの制御信号に応じて、切替スイッチ62が切り替えられ、接続点P8と、接続点P4と接続点P5との接続点とが接続される。そうすると、電池ブロック420と電池ブロック430と可変抵抗81とが直列接続された閉回路が形成される。
このようにして形成された閉回路において、電池42−1〜42−n、及び電池43−1〜43−nにおける内部抵抗の抵抗値がすべてRiで等しい場合、可変抵抗81の抵抗値をRvaとすると、下記の式(8)で示す関係が満たされる場合に、内部短絡部3の両端に印加される電位差が実質的に0Vとなり、内部短絡部3に流れる電流を減少させることができる。
Rva=Ri×(n−1)/n ・・・(8)
ここで、各電池、可変抵抗81、及び切替スイッチ62を接続する配線抵抗や、切替スイッチ62のオン抵抗等、閉回路における意図しない回路抵抗をRcとすると、式(8)は、より精度の高い下記の式(9)となる。
Rva=(Ri×(n−1)/n)−Rc ・・・(9)
そして、抵抗値設定処理部113cによって、例えば予めROMに記憶されている抵抗値Ri、回路抵抗Rc、及び電池ブロックにおける電池の並列数nに基づいて、例えば式(9)を満たすように可変抵抗81の抵抗値Rvaが設定される。これにより、回路抵抗Rcの影響を低減して内部短絡部3に流れる電流を限りなく0に近づけて、内部短絡部3で発生するジュール発熱を抑制し、電源装置10cにおける安全性を向上することができる。
同様に、電池ブロック430に含まれる電池43−1〜43−nのいずれかにおいて内部短絡が生じた場合、短絡電池検出部111によって内部短絡の生じた電池が特定され、切替制御部112cによって、電池ブロック430に含まれる電池のうち当該内部短絡が生じた電池を除く他の電池と直列接続されているスイッチ73がオフされる。
そして、切替制御部112cからの制御信号に応じて、切替スイッチ62が切り替えられ、接続点P8と、接続点P4と接続点P5との接続点とが接続される。そうすると、電池ブロック420と電池ブロック430と可変抵抗81とが直列接続された閉回路が形成される。
さらに、このようにして形成された閉回路において、電池ブロック420で内部短絡が生じた場合と同様に、抵抗値設定処理部113cによって、例えば予めROMに記憶されている抵抗値Ri、回路抵抗Rc、及び電池ブロックにおける電池の並列数nに基づいて、例えば式(9)を満たすように可変抵抗81の抵抗値Rvaが設定される。これにより、内部短絡部に流れる電流を限りなく0に近づけて、内部短絡部で発生するジュール発熱を抑制し、電源装置10cにおける安全性を向上することができる。
また、電池ブロック440に含まれる電池44−1〜44−nのいずれかにおいて内部短絡が生じた場合、短絡電池検出部111によって内部短絡の生じた電池が特定され、切替制御部112cによって、電池ブロック440に含まれる電池のうち当該内部短絡が生じた電池を除く他の電池と直列接続されているスイッチ74がオフされる。
そして、切替制御部112cからの制御信号に応じて、切替スイッチ62によって接続点P8と接続点P9とが接続され、切替スイッチ61によって接続点P10と可変抵抗82とが接続される。そうすると、電池ブロック440と電池ブロック430と可変抵抗82とが直列接続された閉回路が形成される。
さらに、このようにして形成された閉回路において、抵抗値設定処理部113cによって、例えば予めROMに記憶されている抵抗値Ri、回路抵抗Rc、及び電池ブロックにおける電池の並列数nに基づいて、例えば下記の式(10)を満たすように可変抵抗82の抵抗値Rvbが設定される。
Rvb=(Ri×(n−1)/n)−Rc ・・・(10)
これにより、電源装置10cを構成する複数の電池のうちいずれの電池が内部短絡を生じても、その電池を特定することによって、内部短絡が発生した電池の内部短絡部に流れる電流を減少させ、内部短絡部でのジュール発熱を抑制することができ、電池の急激な温度上昇、内圧上昇を抑制できる結果、電源装置10cの安全性を向上させることができる。
なお、電池4A〜4F、電池41〜44は、リチウム二次電池に限定されるものではなく、鉛蓄電池、ニッケル水素電池など、種々の電池を用いた電源装置へ適用することができる。
また、抵抗値設定処理部113,113cは、式(4)〜式(10)に基づいて可変抵抗8,81,82の抵抗値を設定する例に限らない。例えば、電池4A〜4F、電池41〜44にそれぞれ取り付けられたセンサを、例えばA/D変換器等の電圧検出部として構成することで各電池の端子電圧を検出する。そして、抵抗値設定処理部113,113cは、短絡電池検出部111によって内部短絡の生じた電池が検出された場合、センサによって内部短絡の生じた電池から検出される端子間電圧が低下するように、望ましくは実質的に0Vにするように、可変抵抗8,81,82の抵抗値を設定するようにしてもよい。
この場合、内部短絡の生じた電池の端子間電圧、すなわち内部短絡部の両端電圧が低下するので、内部短絡部を流れる電流が低減され、内部短絡部で発生するジュール発熱を低減することができる結果、電源装置10a,10b,10cにおける安全性を向上することができる。また、電池の内部抵抗値Riが、電池のサイクル劣化や経年劣化等に伴い変化した場合であっても、内部短絡部を流れる電流を低減し、ゼロに近づけることができるので、電池の特性の変化に関わらず、電源装置10a,10b,10cにおける安全性を向上することができる。
また、上述したように、電源装置10a,10b,10cにおいては、短絡電池検出部111によって内部短絡の生じた電池が検出された場合、内部短絡の生じた電池を除く複数の電池の並列回路と、内部短絡の生じた電池とが直列接続された閉回路が構成されるようになっている。これにより、式(4),(7),(9),(10)において、Rv、Rva+Rvb、Rva、Rvbを正の値にすることができる結果、抵抗値設定処理部113,113cによって、内部短絡の生じた電池の端子間電圧が低下するように、望ましくは実質的に0Vにするように、可変抵抗8,81,82の抵抗値を設定することが可能となる。その結果、配線抵抗や切替スイッチのオン抵抗等、意図しない回路抵抗Rcの影響を低減し、内部短絡部を流れる電流を限りなくゼロに近づけることができるので、電池の特性の変化に関わらず、電源装置10a,10b,10cにおける安全性を向上することができる。
本発明は、携帯電話、デジタルビデオカメラ、ノート型パソコン等の携帯型電気機器の駆動用電力を供給する小型の電源装置、このような電源装置の一例である電池パック、工場や病院等のバックアップ用大型電源装置、ハイブリットカー、電気自動車、電動フォークリフト等の車両に搭載され、駆動用電源等として使用される電源装置として好適に利用することができる。
本発明の第1の実施形態に係る電源装置の構成の一例を示す回路図である。 図1に示す電源装置の動作を説明するための説明図である。 図2に示す電源装置において、切替スイッチが切り替えられることにより形成される閉回路を示す回路図である。 本発明の第2の実施形態に係る電源装置の構成の一例を示す回路図である。 図4に示す電源装置の動作を説明するための説明図である。 図2に示す電源装置において、切替スイッチが切り替えられることにより形成される閉回路を示す回路図である。 本発明の第3の実施形態に係る電源装置の構成の一例を示す回路図である。 図7に示す電源装置の動作を説明するための説明図である。 本発明の第4の実施形態に係る電源装置の構成の一例を示す回路図である。 本発明の第4の実施形態に係る電源装置の構成の一例を示す回路図である。 図10に示す電源装置の動作を説明するための説明図である。 図10に示す電源装置の動作を説明するための説明図である。
符号の説明
1A,1B,1C 発電素子
2A,2B,2C 内部抵抗
3 内部短絡部
4A,4B,4C,4D,4E,4F 電池
5 端子
6,61,62 切替スイッチ
7,7A,7B,7C,7D,7E,7F スイッチ
71−1〜71−n、72−1〜72−n、73−1〜73−n、74−1〜74−n スイッチ
8,81,82 可変抵抗
9A,9B センサ
10,10a,10b,10c 電源装置
11,11a,11b,11c 制御部
41,42,43,44 電池
41−1〜41−n、42−1〜42−n、43−1〜43−n、44−1〜44−n 電池
51 正極端子
52 負極端子
111 短絡電池検出部
112,112a,112c 切替制御部
113,113c 抵抗値設定処理部
410,420,430,440 電池ブロック

Claims (6)

  1. 複数の電池と、
    前記複数の電池間の接続を切り替える切替部と、
    前記複数の電池のうちいずれかが内部短絡を生じた場合、当該内部短絡の生じた電池を検出する短絡電池検出部と、
    前記短絡電池検出部によって前記内部短絡の生じた電池が検出された場合、当該内部短絡の生じた電池と他の電池のうち少なくとも一つとが直列接続された閉回路を構成するように、前記切替部によって、前記複数の電池間の接続を切り替えさせる切替制御部と
    を備えることを特徴とする電源装置。
  2. 前記複数の電池のうち少なくとも一部は並列接続されており、
    前記切替制御部は、
    前記短絡電池検出部によって前記並列接続された電池で内部短絡が生じたことが検出された場合、さらに、前記切替部によって、当該並列接続された電池のうち前記内部短絡の生じた電池を除く残余の電池と前記内部短絡の生じた電池との接続を、切り離させること
    を特徴とする請求項1記載の電源装置。
  3. 前記複数の電池は、n個(nは整数)の電池が並列接続された電池ブロックが、複数直列接続されており、
    前記複数の電池における内部抵抗値をそれぞれRiとすると、実質的にRi×(n−1)/nと等しい抵抗値を生じる抵抗部をさらに備え、
    前記切替制御部は、前記短絡電池検出部によって前記並列接続された電池で内部短絡が生じたことが検出された場合、当該内部短絡の生じた電池を含む電池ブロックと他の電池ブロックのうち一つと前記抵抗部とが直列接続された閉回路を構成するように、前記切替部によって、前記複数の電池及び前記抵抗部の間の接続を切り替えさせること
    を特徴とする請求項2記載の電源装置。
  4. 前記抵抗部は、前記抵抗値が可変にされており、
    前記抵抗部の抵抗値を設定する抵抗値設定処理部をさらに備え、
    前記抵抗値設定処理部は、
    前記抵抗部の抵抗値を、実質的にRi×(n−1)/nと等しくなるように設定すること
    を特徴とする請求項3記載の電源装置。
  5. 前記複数の電池の端子電圧をそれぞれ検出する電圧検出部と、
    抵抗値が可変の抵抗部と、
    前記抵抗部の抵抗値を設定する抵抗値設定処理部とをさらに備え、
    前記切替制御部は、
    前記短絡電池検出部によって前記内部短絡の生じた電池が検出された場合、前記切替部によって、前記閉回路に前記可変抵抗が含まれるように前記複数の電池及び前記可変抵抗の間の接続を切り替えさせ、
    前記抵抗値設定処理部は、
    前記短絡電池検出部によって前記内部短絡の生じた電池が検出された場合、前記電圧検出部によって前記内部短絡の生じた電池から検出される端子間電圧が低下するように、前記抵抗部の抵抗値を設定すること
    を特徴とする請求項1又は2記載の電源装置。
  6. 前記切替制御部は、
    前記閉回路を構成する際に、当該内部短絡の生じた電池を除く複数の電池の並列回路と、前記内部短絡の生じた電池とが直列接続される閉回路を構成するように、前記切替部によって、前記複数の電池間の接続を切り替えさせること
    を特徴とする請求項5記載の電源装置。
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