JP4781432B2 - スピーカ装置、およびスピーカユニット - Google Patents

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Description

本発明は、スピーカ装置、およびスピーカユニットに関するものである。
例えば、一般的なドーム状振動板を備えるスピーカでは、振動板に連結されたボイスコイルに巻装されているボイスコイルが、磁気回路の磁気間隙に振動自在に配置され、振動板がエッジ部を介しスピーカフレームに固定されている。上記構成のスピーカは、外部から電気信号がボイスコイルに供給されると、ボイスコイルに電磁作用による駆動力が発生して、振動板が振動して音波を放射する。
上記構成のスピーカでは、ボイスコイルや振動板の内部の空間が実質的に密閉されている。このため、スピーカ駆動時に、振動板が振動することにより密閉空間内の空気の温度が比較的高温となる、ボイスコイルに発生した熱が放熱しにくい、例えば車載用スピーカにおいて真夏など車内温度が比較的高温の場合に密閉空間内の空気が比較的高温となる、これら熱や背圧の影響により振動板が変形する、振動板の変形により再生音の音質が低くなる、等の不具合が生じる場合がある。
特許文献1に記載されたコーン型スピーカ装置では、ボイスコイルが巻回されたボビンにキャップ部が設けられ、ボビンの内部に挿入された外磁型磁気回路のセンターポールの中心部に貫通孔が穿設され、その貫通孔により、ボビン内部の高温の空気を外部に放出している。
また、特許文献2に開示されたドーム型スピーカでは、ダイアフラム又はエッジ部に、微小な径の通気孔を形成して振動板の背圧の調整を行っている。
特開2002−271889号公報 特開2002−247687号公報
しかし、特許文献1に開示された技術は、外磁型磁気回路およびコーン型振動板を備えるスピーカに貫通孔を形成するので、例えばドーム型振動板を備えるスピーカや、内磁型磁気回路を備えるスピーカには適用することができない。
また、特許文献2に記載されたドーム型スピーカでは、ダイアフラム又はエッジ部に微小な径の通気孔が形成されているので、振動板の背面側の不要な音が、その通気孔から音響放射側に放射されてしまい、音質が低下する場合がある。
ところで、スピーカ装置の組立時に、磁気回路をフレーム上に配置する場合には、磁気回路をフレーム上に高精度に位置決めすることを要する。一般的に位置決め用の特殊な治具を用いて組み立てを行うために、煩雑な作業と、位置合わせのための作業時間を要する。
また、例えば、ドーム状振動板の内部の不要な音を低減させる吸音材を磁気回路上に配置する場合には、この吸音材の位置合わせ用の治具を用いて組み立てを行う必要がある。このため、より簡単にスピーカ装置を組み立てることができるスピーカ装置が望まれている。
本発明は、このような問題に対処することを課題の一例とするものである。すなわち、簡単な構成により、音質を低減させることなくボイスコイルボビン及び振動板の内部の熱を放熱すること、簡単な作業で高精度にスピーカ装置を組み立てること、等が本発明の目的である。
このような目的を達成するために、本発明は、以下の各独立請求項に係る構成を少なくとも具備するものである。
請求項1に記載の発明は、ボイスコイルボビンに連結された振動板を備える振動系部材をエッジ部を介して支持する凹形状のフレームと、前記フレーム内に配置されたヨーク上に略リング状の磁石と略リング状のプレートが載置されるとともに、前記ボイスコイルボビンに巻装されたボイスコイルが配置される磁気間隙を備える磁気回路とを有するスピーカ装置であって、前記磁気回路は、前記振動板の振動方向に沿って形成された貫通孔部が、前記フレームの底部から音響放音側に向って突出した形状の突出部に嵌合して、前記フレームに対して位置決め固定され、前記磁気回路の貫通孔部に嵌合された前記突出部に沿って、前記ボイスコイルボビンの内部とフレーム外部との間を連通する通気路が形成されていることを特徴とする。
請求項17に記載の発明は、メインスピーカ装置と、ツィータ用のスピーカ装置とを有するスピーカユニットであって、前記ツィータ用のスピーカ装置は、ボイスコイルボビンに連結された振動板を備える振動系部材をエッジ部を介して支持する凹形状のフレームと、前記フレーム内に配置されたヨーク上に略リング状の磁石と略リング状のプレートが載置されるとともに、前記ボイスコイルボビンに巻装されたボイスコイルが配置される磁気間隙を備える磁気回路とを有し、前記磁気回路は、前記振動板の振動方向に沿って形成された貫通孔部が、前記フレームの底部から音響放音側に向って突出した形状の突出部に嵌合して、前記フレームに対して位置決め固定され、前記磁気回路の貫通孔部に嵌合された前記突出部に沿って、前記ボイスコイルボビンの内部とフレーム外部との間を連通する通気路が形成されていることを特徴とする。
本発明の第1実施形態に係るスピーカ装置100を説明するための図であり、詳細には(A)は本発明の第1実施形態に係るスピーカ装置を説明するための断面図であり、(B)は磁気間隙4gに介在する磁気流体401を説明するための図である。 図1(A)に示したスピーカ装置のフレーム5を説明するための図であり、詳細には(A)は図1(A)に示したスピーカ装置100のフレーム5の断面図であり、(B)は(A)に示した液止突出部を説明するための図である。 図2(A)に示したフレームの音響放射側からの上面図である。 図2(A)に示したフレームの背面側(音響放射側に対して反対側)からの背面図である。 図1に示したスピーカ装置100の吸音材31を説明するための図であり、詳細には(A)は第1具体例に係る吸音材31を説明するための図であり、(B)は第2具体例に係る吸音材31Aを説明するための図である。 図1に示したスピーカ装置100の分解組立図である。 本発明の第2実施形態に係るスピーカユニット300を説明するための断面図である。 図7に示したスピーカユニット300のツィータ部(スピーカ装置100)付近を拡大した断面図である。 図7に示したスピーカユニット300背面図である。 図7に示したスピーカユニット300のブラケット251を説明するための図であり、詳細には(A)は図7に示したスピーカユニット300のブラケット251の断面図であり、(B)は(A)に示したブラケット251の通気孔部2501付近の拡大図である。 本発明の第3実施形態に係るスピーカ装置100Bの断面図である。 本発明の第4実施形態に係るスピーカ装置100Cの断面図である。 本発明の第5実施形態に係るスピーカ装置100Dの断面図である。 本発明の第6実施形態に係るスピーカ装置100Eを説明するための図であり、詳細には(A)はスピーカ装置100Eを説明するための断面図であり、(B)は(A)に示したスピーカ装置100Eのフレーム5eの音響放射側からの上面図である。 本発明の第7実施形態に係るスピーカ装置100Fの断面図である。 本発明の第8実施形態に係るスピーカ装置100Gの断面図である。 本発明の第9実施形態に係るスピーカ装置100Hの断面図であり、詳細には磁気回路4H付近を拡大した図である。 本発明の他の実施形態に係るスピーカ装置の振動系部材を説明するための断面図である。
本発明の一実施形態に係るスピーカ装置は、ボイスコイルボビンに連結された振動板を備える振動系部材をエッジ部を介して支持する凹形状のフレームと、フレーム内に配置されたヨーク上に略リング状の磁石と略リング状のプレートが載置されるとともに、ボイスコイルボビンに巻装されたボイスコイルが配置される磁気間隙を備える磁気回路とを有するスピーカ装置であって、磁気回路は、振動板の振動方向に沿って形成された貫通孔部が、フレームの底部から音響放音側に向って突出した形状の突出部に嵌合して、フレームに対して位置決め固定され、磁気回路の貫通孔部に嵌合された突出部に沿って、ボイスコイルボビンの内部とフレーム外部との間を連通する通気路が形成されていることを特徴とする。
また、本発明に係るスピーカ装置は、メインスピーカ装置とツィータ用のスピーカ装置とを有するスピーカユニットにおいて、ツィータ用のスピーカ装置等の小型のスピーカ装置に適用されることが好ましい。
上記構成のスピーカ装置では、振動板の振動方向に沿って形成された貫通孔部が、フレームの底部から音響放音側に向って突出した形状の突出部に嵌合することで、磁気回路がフレームに対して位置決め固定されるために、簡単な作業で高精度にフレームに対して磁気回路を組み立てることができる。
また、上記構成のスピーカ装置では、磁気回路の貫通孔部に嵌合された突出部に沿って、ボイスコイルボビンの内部とフレーム外部との間を連通する通気路が形成されているので、簡単な構成で、音質を低減させることなくボイスコイルボビンの内部及び振動板の内部の熱を放熱することができる。
以下、本発明の一実施形態に係るスピーカ装置を図面を参照しながら説明する。
[第1実施形態]
図1(A),1(B)は、本発明の第1実施形態に係るスピーカ装置100を説明するための図である。詳細には図1(A)は本発明の第1実施形態に係るスピーカ装置を説明するための断面図であり、図1(B)は磁気間隙4gに介在する磁気流体401を説明するための図である。
本発明の一実施形態に係るスピーカ装置100は、図1(A),1(B)に示すように、ヨーク1、磁石2、プレート3を備える磁気回路4と、フレーム(スピーカフレーム)5と、ボイスコイルボビン6と、ボイスコイル7と、振動板8、エッジ部9、イコライザ10とを有する。
ヨーク1は本発明に係るヨークの一実施形態に相当し、磁石2は本発明に係る磁石の一実施形態に相当する。プレート3は本発明に係るプレートの一実施形態に相当し、磁気回路4は本発明に係る磁気回路の一実施形態に相当する。フレーム5は本発明に係るフレームの一実施形態に相当し、ボイスコイルボビン6は本発明に係るボイスコイルボビンの一実施形態に相当する。ボイスコイル7は本発明に係るボイスコイルの一実施形態に相当し、振動板8は本発明に係る振動板の一実施形態に相当し、エッジ部9は本発明に係るエッジ部の一実施形態に相当する。
[磁気回路4]
本実施形態に係る磁気回路4は、中心部に貫通孔部45が形成され、後述するフレーム5に形成された突出部(センターボス51)によりフレーム5に対して位置決め固定されている。本実施形態に係るスピーカ装置100では、貫通孔部45とフレーム5の突出部(センターボス51)は、中心軸o上に形成されているが、この形態に限られるものではない。
磁気回路4は、内磁型磁気回路、外磁型磁気回路、又はそれらを組み合わせた構成の磁気回路等を採用することができる。本実施形態では、内磁型磁気回路4を採用する。以下、磁気回路4の各構成要素について図面を参照しながら詳細に説明する。
本実施形態に係るヨーク1は、図1(A)に示すように、フレーム5内に配置され、略リング状の磁石2の底面に接合される平板形状の底部1bと、この底部1bの外周端部1cから音響放射方向(正面側)に向かって屈曲し、プレート3の側方にまで延出した形状の側部1dとを有する。底部1bと側部1dは一体形成されている。また、後述するように、側部1dの上端部1eの内周と、プレート3の外周との間に磁気間隙4gが形成される。本実施形態に係るスピーカ装置100は、ヨーク1の側部1dの外周部1fがフレーム5の側部に接着剤などにより固定された構造を有する。
また、本実施形態に係る底部1bには、中心軸oを中心とする略円形状の孔部が形成されている。詳細には底部1bには、内周部1aに背面側に向かって開口径が大きくなる形状の傾斜面部が形成されている。ヨーク1の形成材料としては、例えば無機材料,金属,鉄等の磁性体等を採用することができる。
磁石2は、図1(A)に示すように、略リング状に形成され、ヨーク1上に載置されている。磁石2では、詳細には、図1(A)に示すように、内周部2aの内径がヨーク1の内周部1aの内径より小さく設定され、外周部2bの外径がヨーク1の側部1dの内径より小さく設定されている。磁石2としては、例えばネオジム系、サマリウム・コバルト系、アルニコ系、フェライト系磁石等の永久磁石等を採用することができる。
プレート3は、図1(A)に示すように、略リング状に形成され、磁石2上に載置されている。プレート3では、詳細には図1(A)に示すように、内周部3aの内径が磁石2の内径より小さく設定され、外周部3bの外径が、磁石2の外径より大きく設定されている。プレート3の形成材料としては例えば鉄などの金属を採用することができる。また、プレート3には、磁石2との接合面に断面形状が3角形状の凹形状部が周方向に沿って形成されている。この凹形状部はプレート3と磁石2の接着の際に発生する接着剤のはみ出し防止用に用いられる。
上述したように本実施形態に係る磁気回路4は、図1(A)に示すように、振動板8の振動方向に沿って貫通孔部45が形成されている。また、本実施形態に係る磁気回路4は、図1(A)に示すように、ヨーク1、磁石2、プレート3が、中心軸oを基準に同心状に形成されており、詳細には同軸上でかつ中心軸o方向に沿って重なる位置に近接配置されており、ヨーク1、磁石2、プレート3の各孔部が、中心軸oを基準に同心状に形成されている。本実施形態では、上述したように、略リング状のプレート3の内径より、リング状の磁石2の内径が大きくなるように設定されており、リング状の磁石2の内径より、ヨーク1の孔部の内径が大きくなるように設定されている。
また、プレート3上には、後述するように吸音材31が配置されている。本実施形態に係る吸音材31は、図1(A)に示すように、リング状に形成されており、内周部31aの内径が、プレート3の内径より小さく設定され、外周部31bの外径が、プレート3の外径より小さく設定されている。つまり、吸音材31には、フレーム5のセンターボス51に嵌合する孔部が形成されている。
この吸音材31は、図1(A)に示すように、振動板8内側に形成されている略密閉された空間800、詳細には振動板8と、ボイスコイルボビン6、プレート3により形成される空間800に生じる不要な音を低減する機能を有する。吸音材31の形成材料としては、例えばフェルトやウレタン等の吸音機能を有する材料を採用することができる。
上記構成の磁気回路4は、図1(A),1(B)に示すように、ボイスコイル7を駆動させるための磁気間隙4gを有し、この磁気間隙4gに磁束が集中している。磁気間隙4gは、側部1dの上端部1eの内周と、プレート3の外周との間に形成されており、全周に亘って略均等な間隙にて形成されている。
[磁性流体401]
本実施形態に係る磁気回路4は、図1(A),1(B)に示すように、磁気間隙4gに磁性流体401が介在されている。磁性流体401は、例えば強磁性体の微粒子を界面活性剤等を用いて液体(溶媒)中に均一に分散させたコロイド溶液である。この磁性流体401は、強磁場中では、液体全体が強磁性を有するように機能し、無磁場では熱的擾乱により磁性のない液体として機能する。磁性流体401の媒体としては、例えばポリオレフィン、シリコーン樹脂等の各種材料を適宜採用することができる。磁性流体401の粘性は、例えば約100〜200mPa・sec程度(30℃)を採用することができる。磁性流体401の粘性、磁気特性、比重等の各種特性は、スピーカ装置100の使用環境等により適宜設定される。
磁性流体401は、図1(A),1(B)に示すように、例えば磁力や表面張力等により、磁気間隙4g間、詳細にはプレート3とボイスコイルボビン6との間、およびボイスコイルボビン6とヨーク1との間に介在するとともに、ボイスコイル7を内包するように配置される。磁性流体401は、音声電流の振幅に対して、ボイスコイル7の上下振動時の量が略比例関係となるように、粘性が適宜設定されている。また、磁性流体401は、ボイスコイルボビン6に対してダンパとして機能する。また、磁性流体401は、音声電流の通電に伴うボイスコイル7からの熱をプレート3やヨーク1等に放熱させる機能を有する。
上述したように、スピーカ装置100は、磁気回路4の磁気間隙4gに磁性流体401を介在した構造を有するので、音声電流の通電に伴うボイスコイル7からの熱をプレート3やヨーク1等に放熱させることができる。
[フレーム5]
図2(A),2(B)は、図1(A)に示したスピーカ装置のフレーム5を説明するための図である。詳細には、図2(A)は図1(A)に示したスピーカ装置のフレームの断面図であり、図2(B)は図2(A)に示した液止突出部を説明するための図である。図3は、図2(A)に示したフレームの音響放射側からの上面図である。図4は図2(A)に示したフレームの背面側(音響放射側に対して反対側)からの背面図である。詳細には図2(A)は図3に示したフレーム5のA−A線に沿った断面図である。
フレーム5は、図1〜図4に示すように、凹形状に形成され、ボイスコイルボビン6に連結された振動板8を備える振動系部材68をエッジ部9を介して支持する。また、フレーム5は、磁気回路4を内部に配置する。
詳細には、フレーム5は、図1〜図4に示すように、センターボス51、底部52、側部53、フランジ部54、および取付部55を有する。センターボス51は、本発明に係る突出部の一実施形態に相当する。底部52は本発明に係る底部の一実施形態に相当する。
フレーム5の形成材料としては、例えば樹脂などの高分子材料や金属材料を採用することができる。本実施形態ではフレーム5は樹脂等の高分子材料からなる。本実施形態では、センターボス51、底部52、側部53、フランジ部54、および取付部55が一体成形されている。
センターボス(突出部)51は、例えば中心軸oに沿って、フレーム5の底部52から音響放音側に向って突出した形状に形成されている。また、センターボス51は、フレーム5の底部から磁気回路4の貫通孔部45に嵌合してプレート3より上方まで延出した形状に形成されている。
このセンターボス51には、磁気回路4に形成された貫通孔部45が嵌合する。つまり、磁気回路4は貫通孔部45が、フレーム5の底部52に形成されたセンターボス51に嵌合して、フレーム5に対して位置決め固定されている。本実施形態では、磁気回路4は、フレーム5のセンターボス(突出部)51の外周部と、磁気回路4の貫通孔部45の内周部との間に間隙をあけて嵌合する。
また、本実施形態に係るセンターボス51は、図1〜図4に示すように、中心軸oと同軸状に略円柱状に形成されている。詳細には、センターボス51は、図1〜図4に示すように、上部柱状部511、中間柱状部512、下部柱部513、凹部514を有する。
上部柱状部511は、吸音材31の位置決めのために、吸音材31の内径より小さい径に設定されている。中間柱状部512は、磁石2、プレート3の位置決めのために、磁石2、プレート3の内径より小さい径に設定されている。下部柱部513は、ヨーク1の位置決めのために、ヨーク1の孔部の内径より小さい径に形成されている。本実施形態に係る下部柱部513は、ヨーク1の孔部の形状に対応して略円錐形状に形成され、背面側には凹部514が形成されている。つまり、フレーム5のセンターボス(突出部)51の外周部と、磁気回路4のヨーク5の内周部との間に間隙が形成されている。
底部52は、図1〜図4に示すように、略平板状に形成されており、底部52上にはヨーク1等からなる磁気回路4が載置される。底部52は、詳細には、図1〜図4に示すように、凹部521、液止突出部522、液溜部523、リブ524、溝部525を有する。
凹部521は、本発明に係るフレーム5とヨーク1の底面部との間に形成された間隙の一実施形態に相当する。液止突出部522は、リング状の突出部の一実施形態に相当する。液溜部523および溝部525は本発明に係る液溜部の一実施形態に相当する。
凹部521は、フレーム5の底部52の中央部近傍に略円形状に形成されており、磁気回路4のヨーク1の底面部との間に間隙を形成する。上記構成のスピーカ装置100では、磁気回路4のヨーク1の底面部との間に間隙が形成されているので、ヨーク1の底面部の放熱効果を向上させることができる。
また、図1〜図3に示すように、凹部521と磁気回路4のヨーク1の底面部との間に形成される間隙とフレーム外部とを連通する通気孔部501が、センターボス51から径方向に沿って規定距離離れた位置に形成されている。
詳細には、通気孔部501は、図1〜図4に示すように、この間隙とフレーム外部とを連通する通気孔部501が、センターボス51から径方向に沿って規定距離離れた位置に、周方向に沿って複数個、本実施形態では3つの通気孔部501a,501b,501cが形成されている。この通気孔部501a,501b,501cは、リング状の液止突出部522より内周側に形成されている。
液止突出部522は、図1〜図3に示すように、ヨーク1の底面部とフレームとの間に形成された間隙、つまり凹部521において、通気孔部501より外周側に、フレーム5の底部52から音響放射側に向けてヨーク1の底面部まで突出するとともに、周方向に沿って全周に亘ってリング状に形成されている。
このリング状の液止突出部522は、フレーム5とヨーク1の側部53の間に塗布された接着剤がフレーム5の底部52に形成された通気孔部501に流れ込むことを抑止する。
液溜部523は、図2(B),図3に示すように、フレーム5に形成された略リング状の液止突出部522より外周側に凹形状に形成され、フレーム5とヨーク1の側面部の間に塗布された接着剤が、フレーム5の底部52に形成された通気孔部501に流れ込むことを抑止する。
リブ524は、図2(A),2(B),図3に示すように、フレーム5の屈曲部付近に放射状に形成され、ヨーク1の底面部に接する。
溝部525は、リブ524の間に放射状に形成され、フレーム5とヨーク1の側面部の間に塗布された接着剤が、フレーム5の底部52に形成された通気孔部501に流れ込むことを抑止する。
側部53は、図1〜図4に示すように、底部52の外周端部から音響放射方向(正面側)に向かって屈曲し、吸音材31の側方にまで延出した形状に形成されている。この側部53は、内面部53aの一部または全部に接着剤等が塗布されて、ヨーク1の側部1dの外周面と固定されている。
フランジ部54は、側部53の上端部から径方向外側に向かって平板状に延出した形状に形成されている。本実施形態に係るフランジ部54は、図1(A)、図3、図4に示すように、外周端部に取付部55が形成されている。
詳細には、取付部55は、図1(A)、図3、図4に示すように、例えばキャパシタ13、コイル、抵抗素子、トランジスタ等の素子や回路等が取り付けられる。本実施形態では取付部55には、ハイパスフィルタ用のキャパシタ13が配置されている。また、本実施形態に係る取付部55には、複数の電極71(711,712,713)が形成されている。
例えばスピーカ装置100をツィータ部として採用した場合に、ハイパスフィルタ用のキャパシタ13がスピーカに直列に接続される。詳細には、例えばボイスコイル7から引き出された2本の導電線のうち、一方の導電線は電極711(71)に電気的に接続され、他方の導電線は電極713(71)に電気的に接続される。また、キャパシタの2つの電極131a,131bのうち、一方の電極は電極712(71)に接続され、キャパシタの他方の電極131bは、電極713(71)に電気的に接続される。また、電極711,712それぞれは、導電線を介して端子部(不図示)と電気的に接続される。
スピーカの配線は、上記形態に限られるものではない。例えばキャパシタを採用しない場合には、ボイスコイル7から引き出された2本の導電線のうち、一方の導電線は電極711(71)に電気的に接続され、他方の導電線は電極712(71)に電気的に接続される。
ボイスコイルボビン6は、図1(A)に示すように、略円筒形状に形成され、略下端部近傍にボイスコイル7が巻装され、上端部にはボイスコイルボビン6の上端部を閉塞するようにドーム状の振動板8が連結されている。
また、ボイスコイルボビン6は、図1(A),1(B)に示すように、エッジ部9の内周部と接着剤等により固定されている。また、ボイスコイルボビン6には、エッジ部9の接合部とボイスコイル配置部との間に、通気孔部61が形成されている。この通気孔部61により、エッジ部9の内部と、ボイスコイルボビン6の内部及び振動板8の内部とを連通する、通気路89が形成されている。
ボイスコイル7は、図1(A),1(B)に示すように、ボイスコイルボビン6に巻装され、磁気回路4の磁気間隙4gに振動自在に配置される。
振動板8は、図1(A)に示すように、ドーム形状に形成されており、ボイスコイルボビン6の上端部を閉塞するように接着剤等によりボイスコイルボビン6に連結されている。また、図1(A)に示すように、振動板8は、ドーム状の中央振動板部8aの端部8bに、音響放音側に向けて屈曲した屈曲部が形成されている。
振動板8は、例えばハードドーム型振動板またはソフトドーム型振動板を採用することができる。ハードドーム型振動板は、例えばアルミニウム、チタン等の金属材料や、プラスチック材料、セラミックス材料等や、紙、フェノール樹脂、プラスチック強化繊維(FRP)などを成形したものを採用することができる。またソフトドーム型振動板は、例えば化学繊維、綿、絹等の布類に樹脂を含侵して成形したものを採用することができる。
本実施形態に係る振動板8は、例えば通気性が比較的小さく形成されており、好ましくは非通気性となるように形成されている。
エッジ部9は、リング状に形成されており、エッジ部9の内周部9aがボイスコイルボビン6の外周部、または振動板8の外周部に固定され、外周部9bがフレーム5の上端部付近に接着剤などにより固定されている。またエッジ部9は、内周部9aと外周部9bの間にロール状部9cが形成されている。本実施形態に係るエッジ部9は非通気性である。
イコライザ10は、スピーカの音波の指向性、音圧、周波数等の各種特性に一定の変化を与える機能を有する。イコライザ10は、図1(A)に示すように、振動板8の音響放射側に配置され、フレーム5の上部に接着剤などにより固定されている。イコライザ10には、図1(A)に示すように、複数の孔部10hが形成され、振動板8からの音波が孔部10hを介して放射される。
[吸音材31]
図5は、図1に示したスピーカ装置100の吸音材31を説明するための図である。詳細には、図5(A)は第1具体例に係る吸音材31を説明するための図であり、図5(B)は第2具体例に係る吸音材31Aを説明するための図である。
吸音材31は、図1(A)に示すように、プレート3上に備えられており、振動板8内側に形成されている略密閉された空間800、詳細には振動板8と、ボイスコイルボビン6、プレート3により形成される空間800に生じる不要な音を低減する機能を有する。吸音材31は、例えば図1(A)に示すように、リング状に形成されており、吸音材31の内周部31aの内径が、フレーム5のセンターボス51の外径よりも規定長さだけ大きく設定され、外周部31bの外径がボイスコイルボビン6の内径より小さく設定され、吸音材31の高さが、少なくとも、プレート3と振動板8間の距離から振動板8の最大振幅を差し引いた長さより小さく設定されている。つまり、吸音材31の内周部31aと、フレーム5のセンターボス51の外周部との間に、規定距離の間隙が形成され、この間隙が通気路85の一部となっている。
吸音材31の外周形状は、円形状に限られるものではなく、例えば三角形状,四角形状等の多角形状、略楕円形状などの各種形状を採用することができる。また、吸音材31の内周形状は、円形状に限られるものではなく、三角形状,四角形状等の多角形状、略楕円形状などの各種形状を採用することができる。また、センターボス51の形状は、略円柱形状に限られるものではなく、例えば、三角形状,四角形状等の多角形状、略楕円形状などの各種形状を採用することができる。つまり、吸音材31の形状は、吸音材31の内周部31aと、センターボス51の外周部との間に、規定距離の間隙が形成されて、吸音材31を位置決め固定できればよい。
また、例えば図5(B)に示すように、上部が略半球形状に形成され、下部がリング形状に形成された吸音材31Aを採用してもよい。つまり吸音材31Aは、底部に凹部が形成されており、凹部の内周部31aの内径や、吸音材31Aの外径は、図5(A)に示した吸音材31と同じである。また、上記構造の吸音材31Aでは、吸音材31Aの内側と外側とを貫通する貫通孔を設けることが好ましい。
[組立工程]
図6は、図1に示したスピーカ装置100の分解組立図である。図1〜図6を参照しながら、本実施形態に係るスピーカ装置100の組立工程を説明する。
図6に示すように、フレーム5のセンターボス51および側部53を位置決めの基準として、フレーム5上にヨーク1、磁石2、プレート3、吸音材31を順次載置する。詳細には、センターボス51に、ヨーク1、磁石2、プレート3、および吸音材31が、規定間隔をあけて嵌合することで、フレーム5に対してヨーク1、磁石2、プレート3、吸音材31が位置決め固定される。
本実施形態では、ヨーク1の側部1dの外周部1fと、フレーム5の側部53の内周部53aとの間に接着剤を塗布して、ヨーク1とフレーム5とを固定する。
この際、流動性を有する接着剤を採用した場合や規定量より多くの接着剤を塗布した場合などでは、例えば接着剤が硬化又は固化する前に、接着剤がフレーム5とヨーク1間を移動したとしても、接着剤がフレーム5の底部52に形成された液溜部523や溝部535に溜まり、接着剤が液止突出部522より内側に流れ込むことが抑止される。つまりスピーカ装置100の組立工程時に、接着剤により通気孔部501が塞がることを低減することができる。
また、上述したようにスピーカ装置100を組立てることにより、センターボス51を基準として、ヨーク1、磁石2、プレート3、吸音材31を高精度に位置決めして固定することができる。
次に、図1(A),1(B),図6に示すように、ボイスコイルボビン6に巻回されたボイスコイル7が、磁気回路4に形成された磁気間隙4gに振動自在に配置されるように、ボイスコイルボビン6の外周とエッジ部9の内周とが接着剤等により固定され、エッジ部9の外周とフレーム5とが接着剤等により固定される。この際、図1(B)に示すように、磁気回路4のプレート3の外周とヨーク1の内周に形成される磁気間隙4gに磁性流体401が塗布される。磁性流体401は、例えば磁力や表面張力等により、磁気間隙4g間、詳細にはプレート3とボイスコイルボビン6との間、およびボイスコイルボビン6とヨーク1との間に介在する。
ボイスコイル7から引き出された導電線(不図示)が、フレーム5に備えられた電極に電気的に接続される。また、必要に応じてキャパシタ13等の素子が電極に電気的に接続される。
次に、図1(A),図6に示すように、イコライザ10を、フレーム5上の規定位置に配置して、フレーム5とイコライザ10を接着剤等により固定する。
上記構成のスピーカ装置100では、例えば端子(不図示)から電気信号がボイスコイル7に入力されると、ボイスコイル7には、電気信号に応じた電磁作用による駆動力が発生し、その駆動力がボイスコイルボビン6を介して振動板8に伝わり、振動板8が振動方向(中心軸方向)に沿って振動する。振動板8が振動することにより、音響放音側に音波が放射される。
また、上記構成のスピーカ装置100では、磁気回路4の磁気間隙4gに介在する磁性流体401は、スピーカ駆動時、例えば音声電流の振幅に対してボイスコイル7の上下振動時の量を略比例関係に設定する機能、ボイスコイル7から発生する熱をプレート3やヨーク1等に放熱させる機能、ダンパ機能等の各種機能を有する。
また、上記構成のスピーカ装置100では、振動板8の音響放音側に対して反対側の空間800、詳細には振動板8、ボイスコイルボビン6、吸音材31、プレート3により囲まれた空間800が、センターボス51と、吸音材31、プレート3、磁石2、ヨーク1の貫通孔部との間隙と、ヨーク1とフレーム5の底部52との間隙と、フレーム5の底部52に形成された通気孔部501とにより形成される通気路85により、スピーカフレームの外部と連通しているので、スピーカ駆動時であっても、空間800の空気圧の変化量を低減することができ、空間800の温度上昇を低減することができる。
またスピーカ装置100では、ボイスコイルボビン6に形成された通気孔部61により、エッジ部9の内側、詳細にはエッジ部9の音響放音側に対して反対側の空間と、振動板8の内側の空間800とが連通した構造を有するので、エッジ部9内の空気圧の変化量を低減することができ、温度上昇を低減することができる。
[第2実施形態]
図7は、本発明の第2実施形態に係るスピーカユニット300を説明するための断面図である。図8は、図7に示したスピーカユニット300のツィータ部(スピーカ装置100)付近を拡大した断面図である。図9は、図7に示したスピーカユニット300背面図である。図10(A),10(B)は、図7に示したスピーカユニット300のブラケット251を説明するための図である。詳細には図10(A)は、図7に示したスピーカユニット300のブラケット251の断面図であり、図10(B)は図10(A)に示したブラケット251の通気孔部2501付近の拡大図である。
本実施形態に係るスピーカユニット300は、図7〜図10(A),図10(B)に示すように、メインスピーカ装置200、およびツィータ部(高音用スピーカ装置100)を有する。
スピーカユニット300は本発明に係るスピーカユニットの一実施形態に相当し、ツィータ部(高音用スピーカ装置100)は、本発明に係るツィータ用スピーカ装置の一実施形態に相当する。スピーカ装置100は、上述した第1実施形態に係るスピーカ装置100と同一の構成や機能を有するので説明を省略する。
ツィータ部としてのスピーカ装置100は、図7〜図10(A),図10(B)に示すように、取付部材(ブラケット)251によりメインスピーカ装置200が連結されている。ブラケット251の詳細については後述する。
[メインスピーカ装置200]
メインスピーカ装置200は、例えば低音用スピーカとして機能し、スピーカ装置100の振動板8よりも大きな径の振動板を備える。
メインスピーカ装置200は、例えば図7〜図9に示すように、ヨーク21、磁石22、プレート23を有する磁気回路24と、フレーム25と、ボイスコイルボビン26と、ボイスコイル27と、振動板28と、エッジ部29と、ダンパ210と、センターキャップ211と、導電線212と、端子部213を有する。
磁気回路24は、外磁型磁気回路や内磁型磁気回路等を採用することができる。本実施形態では外磁型磁気回路を採用する。
磁気回路24は、図7に示すように、スピーカ装置200の略中央部に立設するセンターポール及び当該センターポールの基端部から径方向外側に向かって広がるボトムヨークが一体成形されたヨーク21と、センターポールの周囲に同軸状に形成された永久磁石である環状の磁石22と、センターポールの周囲に同軸状に形成され、磁石22上に配設されたトッププレート23とを有する。磁気回路24は、磁気間隙に、ボイスコイルボビン26に巻装されたボイスコイル27が配置されている。
このボイスコイルボビン26は、例えばスパイダ等のダンパ部材210により、軸方向(センターポールの中心軸方向)に沿って振動自在にフレーム25に支持されている。またボイスコイルボビン26の上端部近傍には、振動板28の略中央部が固定されている。振動板28の外周縁部はエッジ部29を介して、フレーム25に接着剤等により接続されている。またトッププレート23の振動板28側には、フレーム25が配置されている。また、ボイスコイルボビン26の上部および振動板28の中央部には、センターキャップ211が配置されている。また、ボイスコイル27から引き出された導電線212は、フレーム25に備えられた端子部213に電気的に接続されている。
また、スピーカユニット300は、図7〜図10(A),(B)に示すように、メインスピーカ装置200とツィータ用のスピーカ装置100とを連結する取付部材(ブラケットともいう)251を有する。ブラケット251は、本発明に係る取付部材の一実施形態に相当する。
[ブラケット(取付部材)251]
ブラケット251は、図7〜図10(A),(B)に示すように、凹形状に形成されるとともに、該ブラケット251の内部に配置されたツィータ用のスピーカ装置100の通気路85に連通する通気孔部2501を有する。
ブラケット251は、詳細には、図7〜図10(A),10(B)に示すように、詳細には、ツィータ部のスピーカ装置100の底面部との間に間隙が形成され、ツィータ部のスピーカ装置100のフレーム5に形成された通気孔部501に対応する位置に、当該間隙とブラケット251外部(取付部材外部)とを連通する通気孔部2501が形成されている。
ブラケット251の形成材料としては、例えば樹脂などの高分子材料や金属材料を採用することができる。本実施形態ではブラケット251樹脂等の高分子材料からなる。
詳細には、ブラケット251は、図7〜図10(A),10(B)に示すように、底部252、側部253を有する。底部252、および側部253は一体形成されている。
底部252は、例えば、略平板状に形成されており、底部252上にはスピーカ装置100が載置される。底部252は、詳細には、図10(A),10(B)に示すように、凹部2521、液止突出部2522、液溜部2523を有する。
凹部2521は、本発明に係るツィータ部のスピーカ装置の底面部との間に形成された間隙の一実施形態に相当する。液止突出部2522は、ブラケット251に形成されたリング状の突出部の一実施形態に相当する。
凹部2521は、ブラケット251の底部の中央部近傍に略円形状に形成されており、スピーカ装置100の底面部との間に間隙を形成する。また、凹部2521には、図7〜図10(A),10(B)に示すように、この間隙とブラケット251の外部とを連通する通気孔部2501が、周方向に沿って複数個、本実施形態では3つの通気孔部2501a,2501b,2501cが、通気孔部501a,501b,501cに対応した位置に形成されている。この通気孔部2501a,2501b,2501cは、リング状の液止突出部2522より内周側に形成されている。
液止突出部2522は、図7〜図10(A),10(B)に示すように、スピーカ装置100の底面部とブラケット251の間に形成された間隙、つまり凹部2521において、通気孔部2501より外周側に、ブラケット251の底部から音響放射側に向けてスピーカ装置100の底面部まで突出するとともに、周方向に沿って全周に亘ってリング状に形成されている。
このリング状の液止突出部2522は、スピーカ装置100とブラケット251の側部の間に塗布された接着剤がブラケット251に形成された通気孔部2501に流れ込むことを抑止する。
液溜部2523は、図7〜図10(A),10(B)に示すように、液止突出部2522より外周側に凹形状に形成され、スピーカ装置100とブラケット251の側部の間に塗布された接着剤がブラケット251に形成された通気孔部2501に流れ込むことを抑止する。
側部253は、図7〜図10(A),10(B)に示すように、ブラケット251の底部の外周端部から音響放射方向(正面側)に向かって屈曲した形状に形成されている。この側部253は、内面部の一部または全部に接着剤等が塗布されてスピーカ装置100と固定されている。
ブラケット251は、上記形態に限られるものではない。例えばメインスピーカ装置200のフレーム25とブラケット251とが、樹脂などの高分子材料により一体形成されていてもよい。
上記構成のスピーカユニット300では、メインスピーカ装置200と、ツィータ用のスピーカ装置100とが、ブラケット(取付部材)251により連結されており、ブラケット251が、凹形状に形成されるとともに、ブラケット251の内部に配置されたツィータ用のスピーカ装置100の通気路85に連通する通気孔部2501を備えるので、上記スピーカ装置100の内部の熱を確実に放熱することができる。
また、ブラケット251は、ツィータ部のスピーカ装置100の底面部との間に間隙が形成され、ツィータ部のスピーカ装置100のフレーム5に形成された通気孔部501に対応する位置に、当該間隙とブラケット251外部(取付部材外部)とを連通する通気孔部2501が形成されているので、確実にスピーカ装置100内部の熱を放熱することができる。
詳細には、ブラケット251は、ツィータ部のスピーカ装置100の底面部との間に形成された間隙において、ブラケット251の通気孔部2501より外周側に、当該取付部材の底部から音響放射側に向けてツィータ部のスピーカ装置100の底面部まで突出するとともに、周方向に沿って全周に亘って形成されたリング状の液止突出部2522を備え、液止突出部2522は、ツィータ部のスピーカ装置100のフレーム5とブラケット251の側部の間に塗布された接着剤が、ブラケット251の通気孔部2051部に流れ込むことを確実に抑止することができる。
[第3実施形態]
図11は、本発明の第3実施形態に係るスピーカ装置100Bの断面図である。本実施形態に係るスピーカ装置100Bと、第1実施形態に係るスピーカ装置100とで同一の構成や機能については説明を省略する。
本実施形態に係るスピーカ装置100Bは、第1実施形態に係るスピーカ装置100と比べて、キャパシタなどの電子素子が取り付けられる取付部55がない構成である。それ以外の構成は同一である。つまりスピーカ装置100をスピーカユニット300のツィータ部として用いない場合には、図11に示したスピーカ装置100Bのように、取付部55を設けなくともよい。
[第4実施形態]
図12は、本発明の第4実施形態に係るスピーカ装置100Cの断面図である。本実施形態に係るスピーカ装置100Cと、第1実施形態に係るスピーカ装置100とで同一の構成や機能については説明を省略する。
本実施形態に係るスピーカ装置100Cでは、フレーム5Cのセンターボス(突出部)51Cは、センターボス51Cの内部に長手方向(中心軸)に沿って形成されるとともに、通気路85Cとして機能する貫通孔部501Cが形成されている。
上記構成のスピーカ装置100Cでは、フレーム5Cのセンターボス51Cは、センターボス51Cの内部に長手方向(中心軸)に沿って形成されるとともに、通気路85Cとして機能する貫通孔部501Cが形成されているので、振動板8の内部、およびボイスコイルボビン6の内部の熱を比較的効率よく放熱することができる。
[第5実施形態]
図13は、本発明の第5実施形態に係るスピーカ装置100Dの断面図である。本実施形態に係るスピーカ装置100Dと、第1実施形態に係るスピーカ装置100とで同一の構成や機能については説明を省略する。
本実施形態に係るスピーカ装置100Dでは、フレーム5dの側部に、エッジ部9の内部とフレーム外部とを連通する通気孔部501dが形成され、エッジ部9の内部とフレーム外部とを連通する通気路85Dが形成されている。また、スピーカ装置100Dでは、ボイスコイルボビン6に、エッジ部9の接合部とボイスコイル配置部との間に通気孔部61が形成されており、ボイスコイルボビン6の内部とエッジ部9の内部とを連通する通気路89が形成されている。
上記構成のスピーカ装置100Dでは、通気路89および通気路85Dにより、ボイスコイルボビン6の内部とフレーム外部とが連通しているので、振動板8の内部、およびボイスコイルボビン6の内部の熱を、第1実施形態より効率よく放熱することができる。
[第6実施形態]
図14(A),14(B)は、本発明の第6実施形態に係るスピーカ装置100Eを説明するための図であり、詳細には図14(A)はスピーカ装置100Eを説明するための断面図であり、図14(B)は図14(A)に示したスピーカ装置100Eのフレーム5eの音響放射側からの上面図である。
本実施形態に係るスピーカ装置100Eと、第1実施形態に係るスピーカ装置100とで同一の構成や機能については説明を省略する。
本実施形態に係るスピーカ装置100Eは、フレーム5eの側部に、フレーム5eとヨーク1の底面部との間に形成された間隙と連通する通気孔部501Eが形成されている。この通気孔部501Eは、ボイスコイルボビン6の内部と連通して通気路85を形成している。また本実施形態に係るフレーム5eには、図14(B)に示すように、通気孔部501(501a,501b,501c)の形成位置に対応した位置に、3つの通気孔部501eが形成されている。この際、図14(B)に示すように、略円形状の液止突出部522のうち、通気孔部501eの形成位置に対応した位置に切欠部を形成して、通気路85Eを形成することが好ましい。
上記構成のスピーカ装置100Eでは、フレーム5eの側部に、フレーム5eとヨーク1の底面部との間に形成された間隙と連通する通気孔部501Eが形成され、通気孔部501Eが、ボイスコイルボビン6の内部と連通して通気路85を形成しているので、詳細にはヨーク1の底部に通気路85が形成されているので、第1実施形態より効率よく放熱することができる。
[第7実施形態]
図15は、本発明の第7実施形態に係るスピーカ装置100Fの断面図である。本実施形態に係るスピーカ装置100Fと、第1実施形態に係るスピーカ装置100とで同一の構成や機能については説明を省略する。
本実施形態に係るスピーカ装置100Fは、図15に示すように、磁気回路4Fとして外磁型磁気回路を有する。
磁気回路4Fは、図15に示すように、略中央部に貫通孔部45が形成されたセンターポール及び当該センターポールの基端部から径方向外側に向かって広がるボトムヨークが一体成形されたヨーク1Fと、センターポールの周囲に同軸状に形成された永久磁石である環状の磁石2Fと、センターポールの周囲に同軸状に形成され、磁石2F上に配設されたプレート3Fとを有する。磁気回路4Fは、磁気間隙に、ボイスコイルボビン6に巻装されたボイスコイル7が配置されている。
フレーム5fは、凹形状に形成されており、フレーム5fの底部から音響放音側に向って突出した形状のセンターボス(突出部)51に、ヨーク1Fの貫通孔部45が嵌合している。つまり、磁気回路4Fは、フレーム5fに対して位置決め固定されている。フレーム5fの底部には、通気孔部501Fが形成されており、磁気回路4Fの貫通孔部45に嵌合されたセンターボス51に沿って、ボイスコイルボビン6の内部とフレーム外部との間を連通する通気路85Fが形成されている。
また、ヨーク1Fのセンターポール上には、リング状の吸音材31Fが配置されている。この吸音材31Fは、孔部にセンターボス51が嵌合することで、ヨーク1Fに対して位置決め固定されている。
また、リング状部材571が、プレート3F上に配置され、その上にエッジ部9の外周部9bが固定され、その上にイコライザ10が載置されている。
上述したように、上記構成のスピーカ装置100Fでは、外磁型磁気回路4Fの貫通孔部45が、フレーム5fのセンターボス51Fに嵌合して、磁気回路4Fがフレーム5fに対して位置決め固定され、通気路85Fが、センターボス51Fに沿って形成されているので、外磁型磁気回路にも、本発明を適用することができる。
[第8実施形態]
図16は、本発明の第8実施形態に係るスピーカ装置100Gの断面図である。第8実施形態に係るスピーカ装置100Gと、第7実施形態に係るスピーカ装置100Fとで同一の構成や機能については説明を省略する。
本実施形態に係るスピーカ装置100Gは、図16に示すように、磁気回路4Gが、外磁型磁気回路と内磁型磁気回路とが組み合わされた構造を有する。詳細には磁気回路4Gは、ヨーク1Fのセンターポール上に配置された吸音材31Fの間に、リング状の磁石2Gが配置されている。他の構成は、第7実施形態に係るスピーカ装置100Fと同一の構成である。
上記構成のスピーカ装置100Gでは、リング状の磁石2Gを更に追加しているので、第7実施形態に係る磁気回路4Fと比べて、磁気間隙の磁束密度が大きくなるために、より高音質の音を再生することができる。
[第9実施形態]
図17は、本発明の第9実施形態に係るスピーカ装置100Hの断面図である。詳細には図17は、磁気回路4H付近を拡大した図である。本実施形態に係るスピーカ装置100Hと、他の実施形態に係るスピーカ装置とで同一の構成や機能については説明を省略する。
本実施形態に係るスピーカ装置100Hの磁気回路4Hは、外磁型磁気回路と内磁型磁気回路とが組み合わされた構造を有し、ヨーク1H上に配置された、リング状の第1の磁石21Hと、第1の磁石21Hの外周側に形成されるとともに同心状に形成されたリング状の第2の磁石22Hとを有する磁石2Hと、第1の磁石21H上に配置されたリング状の第1のプレート301Hと、第2の磁石22H上に配置されたリング状の第2のプレート302Hとを有するプレート3Hとを備える。上記第1のプレート301上には、リング状の吸音材31が配置されている。この第1のプレート301H上には、センターボス51に嵌合するリング状の吸音材31が位置決め固定されている。
上記構成のスピーカ装置100Hでは、磁気回路4Hが、外磁型磁気回路と内磁型磁気回路とが組み合わされた構造を有するので、第1実施形態と比べて、磁気間隙の磁束密度が大きくなるために、より高音質の音を再生することができる。また、スピーカ装置100では、貫通孔部45に、フレーム5Hの底部から突出したセンターボス51が嵌合して、磁気回路4Hがフレーム5Hに対して位置決め固定されており、フレーム5Hの底部に形成された通気孔部501Hと連通する通気路85Hが形成されているので、放熱効果がよい。
なお、本発明は上述した実施形態に限られるものではない。上記実施形態を組み合わせてもよい。
また、例えば上述した実施形態では、ボイスコイルボビン6にエッジ部9が固定されていたが、上記形態に限られるものではない。
図18は、本発明の他の実施形態に係るスピーカ装置の振動系部材67Lを説明するための断面図である。例えばボイスコイルボビン6に連結された振動板8Lを備える振動系部材68Lがエッジ部9Lを介してフレームに支持されていればよく、エッジ部9Lが振動板8Lの外周部と連結した構造であってもよい。また、振動板8Lとエッジ部9Lが一体形成されていてもよい。また、ボイスコイルボビン6と振動板8とは、一体成形されていてもよい。
また、振動系部材を構成する振動板、エッジ部、プレート、磁石等の形状は例えば四角形などの多角形状であっても構わない。さらにフレームの外形も多角形状であっても構わない。
以上説明したように、本発明に係るスピーカ装置100は、ボイスコイルボビン6に連結された振動板8を備える振動系部材68をエッジ部9を介して支持する凹形状のフレーム5と、フレーム5内に配置されたヨーク1上に略リング状の磁石2と略リング状のプレート3が載置されるとともに、ボイスコイルボビン6に巻装されたボイスコイル7が配置される磁気間隙4gを備える磁気回路4とを有し、磁気回路4は、振動板の振動方向に沿って形成された貫通孔部45が、フレーム5の底部から音響放音側に向って突出した形状のセンターボス51に嵌合して、フレーム5に対して位置決め固定され、磁気回路4の貫通孔部45に嵌合されたセンターボス51に沿って、ボイスコイルボビン6の内部とフレーム外部との間を連通する通気路85が形成されているので、簡単な構成により、音質を低減させることなくボイスコイルボビン及び振動板の内部の熱を放熱することができる。
また、上記構成のスピーカ装置では、磁気回路4の貫通孔部45が、フレーム5の底部から音響放音側に向って突出した形状のセンターボス51に嵌合することで、磁気回路4がフレーム5に対して位置決め固定されるために、簡単な作業で高精度にフレームに対して磁気回路5を組み立てることができる。
詳細には、磁気回路4は、フレーム5のセンターボス51の外周部と、当該磁気回路4の貫通孔部45の内周部との間に間隙をあけて嵌合し、通気路85は、センターボス51に沿って形成された間隙と、フレーム5に形成された通気孔部501とが連通されて形成されているので、簡単な構成により、ボイスコイルボビンの内部及び振動板の内部の熱を放熱することができる。
また、フレーム5は、ヨーク1の底面部との間に間隙が形成され、当該間隙とフレーム外部とを連通する通気孔部501が、センターボス51から径方向に沿って規定距離離れた位置に、周方向に沿って複数個形成されているので、より効率良く放熱を行うことができる。
また、フレーム5は、ヨーク1の底面部との間に形成された間隙において、通気孔部501より外周側に、当該フレーム5の底部から音響放射側に向けてヨーク1の底面部まで突出するとともに、周方向に沿って全周に亘って形成されたリング状の液止突出部522を有するので、液止突出部522が、フレーム5とヨーク1の側部の間に塗布された接着剤がフレーム5の底部に形成された通気孔部501に流れ込むことを抑止することができる。
また、フレーム5は、フレーム5に形成された略リング状の液止突出部522より外周側に凹形状の液溜部523を有するので、フレーム5とヨーク1の側面部の間に塗布された接着剤がフレーム5の底部に形成された通気孔部501に流れ込むことを抑止することができる。
ボイスコイルボビン6は、エッジ部9の接合部とボイスコイル配置部との間に、通気孔部が形成されているので、エッジ部9の内部の圧力を調整することができる。また、エッジ部9の内部とフレーム外部とを連通する通気孔部を設けることで、より効率良く放熱することができる。
また、本発明に係るスピーカ装置は、プレート3上に配置されるとともに孔部が形成された吸音材31を有し、この吸音材31は、フレーム5の底部から磁気回路4の貫通孔部45に嵌合してプレート3より上方まで延出したセンターボス51に、吸音材31の孔部が嵌合して位置決め固定されているので、吸音材31を簡単に高精度に位置決め固定することができる。また、吸音材31を設けた場合であっても、通気路85が形成されているので、ボイスコイルボビン6の内部及び振動板8の内部の空気の熱を放熱することができる。
また、振動板8が、非通気性のハードドーム型振動板またはソフトドーム型振動板からなり、ボイスコイルボビン6の上端部を閉塞するように当該ボイスコイルボビン6に連結されている場合であっても、通気路85を設けたので、ボイスコイルボビン6の内部及び振動板8の内部の空気の熱を放熱することができる。
また、例えば振動板8やエッジ部に通気孔部を設けた従来のスピーカ装置では、その通気孔から不要な音が発生して音質が低下するが、本発明に係るスピーカ装置100では、通気孔部がフレーム5の背面側や側面に形成されているので、そのような不要な音を音響放射側に放出することがなく、高音質の音を再生することができる。
また、スピーカ装置100では、磁気回路4は、ボイスコイル7が配置される磁気間隙4gに、磁性流体401が介在しているので、音声電流の通電に伴うボイスコイル7からの熱をプレート3やヨーク1等に放熱させることができる。また、磁気回路4の磁気間隙4gに磁性流体401を介在させたことにより、ボイスコイルボビン6の内部と振動板8の内部とが実質的に密閉された空間800を形成するが、フレーム5の背面側に通気孔部501を形成して通気路85を設けたので、ボイスコイルボビン6の内部及び振動板8の内部の空気の熱を放熱することができる。
また、上述したように本発明に係るスピーカ装置は、磁気回路として内磁型磁気回路、外磁型磁気回路、内磁および外磁併用型磁気回路のいずれかを採用することができ、内磁型磁気回路や外磁型磁気回路に限られるものではない。
本発明に係るスピーカ装置100を、メインスピーカ装置200と、ツィータ用のスピーカ装置とを有するスピーカユニット300に適用することができる。この際、スピーカユニット300は、例えばメインスピーカ装置200とツィータ用のスピーカ装置100とを連結するブラケット(取付部材)251を有し、フレーム251は、凹形状に形成されるとともに、ブラケット251の内部に配置されたツィータ用のスピーカ装置100の通気路85に連通する通気孔部2501を有するので、メインスピーカ装置200にブラケット251を介してスピーカ装置100を配置した場合であっても、スピーカ装置100の内部の熱を効率よく放熱することができる。
好ましくは、ブラケット251は、ツィータ部のスピーカ装置100の底面部との間に間隙が形成され、ツィータ部のスピーカ装置100のフレーム5に形成された通気孔部501に対応する位置に、当該間隙とブラケット251外部とを連通する通気孔部2501が形成されているので、スピーカ装置100の内部の熱を効率よく放熱することができる。
また、通気孔部2501側から通気孔部501を視認することで、通気孔部501および通気孔部2501に接着剤が詰って通気路を塞いでいるか否かを容易に確認することができる。
またブラケット251は、ツィータ部のスピーカ装置100の底面部との間に形成された間隙において、ブラケット251の通気孔部2501より外周側に、ブラケット251の底部から音響放射側に向けてツィータ部のスピーカ装置100の底面部まで突出するとともに、周方向に沿って全周に亘って形成されたリング状の液止突出部2522を有するので、ツィータ部のスピーカ装置100のフレーム5とブラケット251の側部の間に塗布された接着剤が、ブラケット251の通気孔部2501に流れ込むことを抑止することができる。
つまり、本発明に係るスピーカ装置100は、振動板8を変形させることなく、安定して音を再生することができる。
また、本発明に係るスピーカ装置100は、ボイスコイル7の温度上昇を防ぐことができるので、ボイスコイル7の抵抗値の変化を防止することができる。
また、本発明に係るスピーカ装置100は、ボイスコイルの抵抗値の変化を防止することができるので、規定の電流をボイスコイル7に供給することができ、安定して振動板8を駆動することができるので、高い信頼性で音を再生することができる。
また、本発明に係るスピーカ装置100では、通気路85を設けたので、振動板8、フレーム5、ヨーク1、プレート3、磁性流体401によって形成される密閉された空間800の空気が膨張、および収縮したとしても、温度が比較的高温にまで上昇することを防止することができる。
また、本発明に係るスピーカ装置100では、通気路85を設けたので、密閉された空間800の空気が膨張および収縮したとしても、その変化量を低減することができるので、振動板8が、それによるストレスのために変形することを防止することができる。
また、本発明に係るスピーカ装置100では、フレーム5の形成材料として樹脂などの高分子材料を採用した場合にヨーク1等からの熱を放出しにくい構造となるが、通気路85を設けたので、温度上昇を防止することができる。また振動板8の変形を低減することができる。またボイスコイル7の抵抗値の変化を低減することができる。

Claims (20)

  1. ボイスコイルボビンに連結された振動板を備える振動系部材をエッジ部を介して支持する凹形状のフレームと、
    前記フレーム内に配置されたヨーク上に略リング状の磁石と略リング状のプレートが載置されるとともに、前記ボイスコイルボビンに巻装されたボイスコイルが配置される磁気間隙を備える磁気回路と
    を有するスピーカ装置であって、
    前記磁気回路は、前記振動板の振動方向に沿って形成された貫通孔部が、前記フレームの底部から音響放音側に向って突出した形状の突出部に嵌合して、前記フレームに対して位置決め固定され、
    前記磁気回路の貫通孔部に嵌合された前記突出部に沿って、前記ボイスコイルボビンの内部とフレーム外部との間を連通する通気路が形成されていることを特徴とするスピーカ装置。
  2. 前記磁気回路は、前記フレームの突出部の外周部と、当該磁気回路の貫通孔部の内周部との間に間隙をあけて嵌合し、
    前記通気路は、前記突出部に沿って形成された前記間隙と、前記フレームに形成された通気孔部とが連通されて形成されていることを特徴とする請求項1に記載のスピーカ装置。
  3. 前記フレームは、前記ヨークの底面部との間に間隙が形成され、当該間隙とフレーム外部とを連通する前記通気孔部が、前記突出部から径方向に沿って規定距離離れた位置に、周方向に沿って複数個形成されていることを特徴とする請求項2に記載のスピーカ装置。
  4. 前記フレームは、前記ヨークの底面部との間に形成された間隙において、前記通気孔部より外周側に、当該フレームの底部から前記音響放射側に向けて前記ヨークの底面部まで突出するとともに、周方向に沿って全周に亘って形成されたリング状の突出部を有し、
    該リング状の突出部は、前記フレームと前記ヨークの側部の間に塗布された接着剤が前記フレームの底部に形成された前記通気孔部に流れ込むことを抑止することを特徴とする請求項3に記載のスピーカ装置。
  5. 前記フレームは、該フレームに形成された略リング状の突出部より外周側に、前記フレームと前記ヨークの側面部の間に塗布された接着剤が、前記フレームの底部に形成された前記通気孔部に流れ込むことを抑止する凹形状の液溜部を有することを特徴とする請求項4に記載のスピーカ装置。
  6. 前記フレームの突出部は、当該突出部の内部に長手方向に沿って形成されるとともに、前記通気路として機能する貫通孔部を備えることを特徴とする請求項1に記載のスピーカ装置。
  7. 前記フレームは、当該フレームの側部に形成されるとともに、前記フレームと前記ヨークの底面部との間に形成された間隙と連通する通気孔部を備えることを特徴とする請求項1に記載のスピーカ装置。
  8. 前記ボイスコイルボビンは、前記エッジ部の接合部とボイスコイル配置部との間に、通気孔部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のスピーカ装置。
  9. 前記フレームは、前記エッジ部の内部とフレーム外部とを連通する通気孔部を備えることを特徴とする請求項8に記載のスピーカ装置。
  10. 前記プレート上に配置されるとともに孔部が形成された吸音材を有し、
    前記吸音材は、前記フレームの底部から前記磁気回路の貫通孔部に嵌合して前記プレートより上方まで延出した前記突出部に、前記孔部が嵌合して位置決め固定されていることを特徴とする請求項1に記載のスピーカ装置。
  11. 前記振動板は、非通気性のハードドーム型振動板またはソフトドーム型振動板からなり、前記ボイスコイルボビンの上端部を閉塞するように当該ボイスコイルボビンに連結されていることを特徴とする請求項1に記載のスピーカ装置。
  12. 前記磁気回路は、前記ボイスコイルが配置される磁気間隙に、磁性流体が介在していることを特徴とする請求項1に記載のスピーカ装置。
  13. 前記磁気回路は、内磁型磁気回路、外磁型磁気回路、内磁および外磁併用型磁気回路のいずれかにより形成されていることを特徴とする請求項1に記載のスピーカ装置。
  14. 前記磁気回路は、内磁型磁気回路であり、
    前記貫通孔部が形成された前記ヨーク上に、リング状の前記磁石が配置され、当該磁石上にリング状の前記プレートが配置され、
    前記ヨーク、磁石、プレートそれぞれに形成された貫通孔部が、同心状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のスピーカ装置。
  15. 前記磁気回路は、前記ヨーク上に配置された、リング状の第1の磁石と、該第1の磁石の外周側に形成されるとともに同心状に形成されたリング状の第2の磁石と、前記第1の磁石上に配置されたリング状の第1のプレートと、前記第2の磁石上に配置されたリング状の第2のプレートとを有することを特徴とする請求項1に記載のスピーカ装置。
  16. 前記磁気回路は、前記ヨーク上に配置された、リング状の第1の磁石と、該第1の磁石の外周側に形成されるとともに同心状に形成されたリング状の第2の磁石と、前記第1の磁石上に配置されたリング状の第1のプレートとを有し、当該ヨークの端部が前記第2の磁石上に延出された形状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のスピーカ装置。
  17. メインスピーカ装置と、ツィータ用のスピーカ装置とを有するスピーカユニットであって、
    前記ツィータ用のスピーカ装置は、
    ボイスコイルボビンに連結された振動板を備える振動系部材をエッジ部を介して支持する凹形状のフレームと、
    前記フレーム内に配置されたヨーク上に略リング状の磁石と略リング状のプレートが載置されるとともに、前記ボイスコイルボビンに巻装されたボイスコイルが配置される磁気間隙を備える磁気回路とを有し、
    前記磁気回路は、前記振動板の振動方向に沿って形成された貫通孔部が、前記フレームの底部から音響放音側に向って突出した形状の突出部に嵌合して、前記フレームに対して位置決め固定され、
    前記磁気回路の貫通孔部に嵌合された前記突出部に沿って、前記ボイスコイルボビンの内部とフレーム外部との間を連通する通気路が形成されていることを特徴とするスピーカユニット。
  18. 前記メインスピーカ装置とツィータ用のスピーカ装置とを連結する取付部材を有し、
    前記取付部材は、凹形状に形成されるとともに、該取付部材の内部に配置された前記ツィータ用のスピーカ装置の前記通気路に連通する通気孔部を備えることを特徴とする請求項17に記載のスピーカユニット。
  19. 前記取付部材は、前記ツィータ部のスピーカ装置の底面部との間に間隙が形成され、前記ツィータ部のスピーカ装置のフレームに形成された通気孔部に対応する位置に、当該間隙と取付部材外部とを連通する前記通気孔部が形成されていることを特徴とする請求項18に記載のスピーカユニット。
  20. 前記取付部材は、前記ツィータ部のスピーカ装置の底面部との間に形成された間隙において、前記取付部材の通気孔部より外周側に、当該取付部材の底部から音響放射側に向けて前記ツィータ部のスピーカ装置の底面部まで突出するとともに、周方向に沿って全周に亘って形成されたリング状の突出部を有し、
    該リング状の突出部は、前記ツィータ部のスピーカ装置のフレームと前記取付部材の側部の間に塗布された接着剤が、前記取付部材の通気孔部に流れ込むことを抑止することを特徴とする請求項19に記載のスピーカユニット。
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