JP4780942B2 - 印刷装置 - Google Patents

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Description

本発明は、印刷装置に関するものである。
従来、インパクトドットプリンタのような印刷装置においては、印字ヘッドの先端に位置するインクリボンと媒体としての用紙との間に該用紙への汚れを防止するためのリボンマスクが配設され、該リボンマスクに形成されたリボンマスク孔(こう)からインクリボンのインクを用紙に転写するようになっている。
ところが、前記従来の印刷装置においては、用紙の上端部分から印字を行う場合、リボンマスク孔に用紙の角部がもぐり込み、用紙の耳折れや用紙走行ジャム、スペーシングエラー等の障害が発生してしまうことがある。また、リボンマスク孔自体が損傷した場合、以降の印字において、インクリボンや損傷したリボンマスクの用紙への擦(こす)れ等が発生し、印字品質が低下してしまう。
図2は従来の印刷装置における媒体搬送の動作を示す平面図、図3は従来の印刷装置における媒体搬送の動作を示す側面図、図4は従来の印刷装置における媒体のカールを示す図である。
図において、41は媒体としての用紙であり、該用紙41は印刷装置において、印字を行う際、排出ルートの手前側(図3における右側)の図示されない給紙口から給紙され、テーブル45上を通過し、テーブルセンサ34によってセットされたことが検出される。次に、フィードローラ44が回転することによって上流側ペーパーガイド42内を搬送される。このとき、スキューセンサ33は用紙41の上端が水平に給紙されているか否かを判断し、水平に給紙されている場合は、用紙41は、さらに、プラテン46上まで搬送される。なお、前記スキューセンサ33及びテーブルセンサ34は、それぞれ、複数個配設されている。
また、前記プラテン46の上方に配設される用紙幅センサ32は、用紙41の左端及び右端を検出することによって用紙41の位置を確認し、該用紙41の位置が確認されると、印字ヘッド21によって印字データが印字される。そして、印字された用紙41は、媒体ガイドとしての下流側ペーパーガイド43に搬送され、排出ルートの後ろ側(図3における左側)の図示されない排出口から排紙される。
ここで、用紙41の上端部分から印字を行う場合、図示されないリボンマスク孔に用紙41の角部がもぐり込み、用紙41の耳折れや用紙走行ジャム、スペーシングエラー等の障害が発生してしまう問題がある。また、リボンマスク孔自体が損傷した場合、以降の印字において、図示されないインクリボンや損傷したリボンマスクの用紙41への擦れ等が発生し、印字品質が低下してしまう問題もある。
このような問題は、図4に示されるように、用紙41の先端が上方にカール(湾曲)している場合に、特に、顕著となる傾向がある。なお、図4(a)はカールが大きい状態を示し、図4(b)はカールが小さい状態を示している。また、用紙41の先端がカールしている場合、図3に示されるように、用紙41を搬送する際に、用紙41の先端が印字位置より下流に配設される下流側ペーパーガイド43に入り込むときに該下流側ペーパーガイド43の先端に引っ掛かり、用紙走行ジャムが発生しやすいという問題があった。さらに、用紙幅検出機能としての用紙幅センサ32を有する印刷装置においては、用紙幅検出時に用紙41の先端のカールによって用紙41の左端位置を正確に検知することができないので、これ以降の印字の際に印字フォーマットがずれてしまうという問題が発生していた。
そこで、これらの問題を解決するために、印字位置の上流と下流のそれぞれに一つずつペーパーガイドを配設し、さらに、二つのペーパーガイドの間に用紙抑え板を配設し、該用紙抑え板によって用紙を上方向から規制することによって用紙の先端及び末端のカールを抑える印刷装置が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平5−124282号公報
しかしながら、前記従来の印刷装置においては、用紙のカールを抑えるために用紙抑え板のような特別な機構を備えるため、構造が複雑となり、印刷装置全体のコストが高くなってしまう。
本発明は、前記従来の印刷装置の問題点を解決して、第1及び第2の位置で、それぞれ、媒体幅方向の端部位置を検出することによって媒体の折れを検出し、該媒体の折れに対応して、適切に印刷することができる印刷装置を提供することを目的とする。
そのために、本発明の印刷装置においては、媒体を搬送する媒体搬送路と、前記媒体の幅方向に移動して印刷を行う印刷部と、前記媒体の搬送方向における先頭部に近い第1の位置で前記媒体の幅方向における端部の位置である第1の媒体端部位置を検出し、前記第1の位置よりも搬送方向における下流側の第2の位置で前記媒体の幅方向における端部の位置である第2の媒体端部位置を検出する検出部と、該検出部によって検出された前記第1の媒体端部位置と前記第2の媒体端部位置とを比較する比較部とを有し、該比較部の比較結果に基づいて、所定の処理を行う印刷装置であって、前記所定の処理は、検出された前記第1の媒体端部位置が前記第2の媒体端部位置よりも幅方向内側であるという比較結果である場合、前記印刷部を前記媒体の幅方向中央部に移動させ、該中央部を印刷開始位置として媒体端部方向に印刷を行い、検出された前記第1の媒体端部位置が前記第2の媒体端部位置よりも幅方向内側でないという比較結果である場合、前記印刷部の現在位置に近い印刷領域の端部を印刷開始位置として印刷を行う処理である。
本発明によれば、印刷装置においては、媒体を搬送する媒体搬送路と、前記媒体の幅方向に移動して印刷を行う印刷部と、前記媒体の搬送方向における先頭部に近い第1の位置で前記媒体の幅方向における端部の位置である第1の媒体端部位置を検出し、前記第1の位置よりも搬送方向における下流側の第2の位置で前記媒体の幅方向における端部の位置である第2の媒体端部位置を検出する検出部と、該検出部によって検出された前記第1の媒体端部位置と前記第2の媒体端部位置とを比較する比較部とを有し、該比較部の比較結果に基づいて、所定の処理を行う印刷装置であって、前記所定の処理は、検出された前記第1の媒体端部位置が前記第2の媒体端部位置よりも幅方向内側であるという比較結果である場合、前記印刷部を前記媒体の幅方向中央部に移動させ、該中央部を印刷開始位置として媒体端部方向に印刷を行い、検出された前記第1の媒体端部位置が前記第2の媒体端部位置よりも幅方向内側でないという比較結果である場合、前記印刷部の現在位置に近い印刷領域の端部を印刷開始位置として印刷を行う処理である。
この場合、媒体の折れを検出し、該媒体の折れに対応して、適切に印刷することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は本発明の第1の実施の形態における印刷装置の構成を示すブロック図である。
図において、15はデータ受信部であり、図示されない上位装置からデータの受信及び制御信号の送受信を行う。そして、11は主制御部であり、前記データ受信部15を介して制御データ、印字データ及び制御信号を前記上位装置から受信し、受信した前記制御データ、印字データ及び制御信号の解釈やイメージバッファへの展開を行う。なお、本実施の形態における印刷装置の構成については、「従来の技術」における図2及び3に示される印刷装置の説明を援用する。
また、12は機構制御部であり、複数のドットピンを有し、前記主制御部11が生成した所定のドットパターンを印字するための印字部としての印字ヘッド21、該印字ヘッド21を水平方向に移動させるスペースモータ22、媒体としての用紙41を垂直方向に搬送し、改行を行う改行モータ23、及び、用紙41と印字ヘッド21との間隔、すなわち、ヘッドギャップを上下させるためのギャップモータ24の動作を制御する。
そして、13は検出回路部であり、印字を行う際に適切なヘッドギャップを得るために、印字ヘッド21が配設されるキャリッジに前記用紙41と印字ヘッド21との間隔を測定するためのギャップセンサ31、吸入された用紙41の幅を測定し、用紙位置を把握するための用紙幅センサ32、前記吸入された用紙41の上端位置及び下端位置を検出するためのスキューセンサ33、及び、テーブル45に置かれた用紙41を認識するためのテーブルセンサ34からの信号を受信する。
なお、本実施の形態の印刷装置の構成においては、用紙41を印刷装置の幅方向の所定の範囲にセットすれば、自動的に用紙41を給紙し、印字可能な印刷装置を対象としているため、スキューセンサ33及びテーブルセンサ34は用紙幅方向に一定間隔で複数個配設されているものとする。そして、給紙時にスキューセンサ33で検出した用紙41の上端位置によって給紙された用紙41が斜行しているか否かを検出可能な構成となっている。
また、14は記憶回路部であり、主制御部11から送信される印字データを蓄積したり、該印字データを印字するために、イメージバッファに展開するためのバッファメモリであり、前記検出回路部13で得たヘッドギャップ情報、用紙幅情報、用紙長情報等を記憶している。さらに、セットアップモードで登録された印字開始位置や媒体モード等を格納したEEPROM等の不揮発性メモリを備える。
そして、16は操作パネル制御部であり、入力手段としてのスイッチ48及び表示手段としてのLCD(Liquid Crystal Display)49から成り、ユーザが前記スイッチ48を操作することによって、各制御モードへの移行指示、用紙41の給紙及び排紙指示等を行い、ユーザと印刷装置との間のインターフェイスを行う。また、前記LCD49は、印刷装置からユーザへの印刷装置の内部情報、警告、エラー等を表示させる。
なお、本実施の形態における印刷装置は、機能の観点から、用紙41を搬送する媒体搬送路、用紙41の印刷処理を行う印刷部、用紙41の搬送方向における第1の位置で幅方向における第1の媒体端部位置を検出し、搬送方向における第2の位置で幅方向における第2の媒体端部位置を検出する検出部、及び、前記第1の媒体端部位置と前記第2の媒体端部位置とを比較する比較部を有する。また、前記印刷装置は、一種の画像処理装置であり、この場合、前記印刷部は画像処理を行う画像処理部として機能する。
次に、ファームウェア制御について説明する。
図5は本発明の第1の実施の形態におけるファームウェア制御を示すブロック図である。
図5において、51はヘッドギャップ制御部であり、用紙幅を検出する前にギャップモータ24を動作させ、印字ヘッド21及び該印字ヘッド21に搭載されている用紙幅センサ32をオープン動作させる、すなわち、ヘッドギャップを広げる動作を行う。また、前記ヘッドギャップ制御部51は、印字時に用紙41と印字ヘッド21との間隔を適切な位置へ調整を行う。
そして、54は検出部としての用紙幅検出部であり、前記スペースモータ22により印字ヘッド21を用紙41の幅方向に往復動作させ、印字ヘッド21に搭載されている用紙幅センサ32を介して用紙41の左端位置及び右端位置を検出する。
また、53は媒体の折れ、すなわち、用紙41のカールを検出する比較部としてのカール検出制御部であり、用紙幅検出部54で検出された用紙41の左端位置及び右端位置によって用紙41の先端がカールしているか否かを判断する。この場合、前記カール検出制御部53は検出幅比較部として機能し、一回目の用紙幅検出位置と二回目の用紙幅検出位置とを比較することによって、用紙41の先端がカールしているか否かを判断することができる。
そして、55は用紙送り制御部であり、改行モータ23によって用紙41の吸入、用紙送り及び用紙排出の制御を行う。さらに、テーブルセンサ34及びスキューセンサ33を監視し、用紙41のセット状態、用紙41の上端位置及び下端位置等を把握する。
また、52は印刷制御部としての印字制御部であり、カール検出制御部53で検出されたカールの位置によって印字方向を決定し、印字動作を実行する。
次に、前記構成の印刷装置の動作について説明する。まず、カール検出制御部53の動作について説明する。
図6は本発明の第1の実施の形態におけるカール検出動作を示す第1の側面図、図7は本発明の第1の実施の形態におけるカール検出動作を示す第2の側面図、図8は本発明の第1の実施の形態におけるカール検出動作を示す平面図、図9は本発明の第1の実施の形態におけるカール検出制御部の動作を示すフローチャートである。
まず、印刷装置において、印字を行う際、用紙送り制御部55によって用紙41が図示されない給紙口に給紙され、テーブルセンサ34上に搬送される。そして、該テーブルセンサ34上に用紙41がセットされたか否かを判断し、用紙41がセットされていない場合はセットされるまで待機する。また、用紙41がセットされたと判断すると、ヘッドギャップ制御部51がギャップモータ24を動作させ、該ギャップモータ24によって、ヘッドギャップオープン動作が行われる。すなわち、ヘッドギャップを広げる動作が行われる。
次に、用紙41はスキューセンサ33まで給紙され、該スキューセンサ33は、用紙41の上端を検出し、検出された用紙41の上端が水平に給紙されているか否かを判断し、水平に給紙されている場合は、用紙41は改行され用紙幅センサ32位置下方まで搬送される。また、用紙41が斜行して給紙されたりして用紙41の上端が水平でない場合は用紙41の排出動作を行い、用紙41が斜行状態である旨をLCD49の表示画面に表示させ、ユーザに通知する。
次に、図6に示されるように、用紙幅検出部54は、前記スペースモータ22により印字ヘッド21を用紙41の幅方向に往復動作させ、印字ヘッド21に装着されている用紙幅センサ32によって第1の位置で一回目の用紙幅検出動作を行う。このとき、図8に示されるように、一回目に検出された左端位置をL1、右端位置をR1として記憶する。続いて、用紙41の先端が印字位置より下流のペーパーガイドを越えない位置まで一定量分の改行を行う。そして、図7に示されるように、用紙幅センサ32によって、第2の位置で二回目の用紙幅検出動作を行う。このとき、図8に示されるように、二回目に検出された左端位置をL2、右端位置をR2として記憶する。
続いて、カール検出制御部53は、用紙幅検出部54で検出された用紙41の一回目と二回目のそれぞれの左端位置及び右端位置を比較することによって、用紙41がカールしているか否かを判断する。具体的には、一回目の左端位置L1及び右端位置R1と二回目の左端位置L2及び右端位置R2とを比較し、カール状態を判断する。なお、図8に示されるように、ヘッドスペーシング動作範囲の最左端位置を基準位置0とする。ここで、次の式(1)が満たされる場合は、用紙41の左端にカールがあると判断され、また、用紙41の左端のカール量は次の式(2)で算出される。さらに、次の式(3)が満たされる場合は、用紙41の左端にカールがないと判断される。
一回目左端位置L1>二回目左端位置L2 ・・・式(1)
左端カール量=L1−L2 ・・・式(2)
一回目左端位置L1≦二回目左端位置L2 ・・・式(3)
また、次の式(4)が満たされる場合は、用紙41の右端にカールがあると判断され、そして、用紙41の右端のカール量は次の式(5)で算出される。さらに、次の式(6)が満たされる場合は用紙41の右端にカールがないと判断される。
一回目右端位置R1<二回目右端位置R2 ・・・式(4)
右端カール量=R2−R1 ・・・式(5)
一回目右端位置R1≧二回目右端位置R2 ・・・式(6)
続いて、用紙41の左端及び右端のいずれもカールしている場合は、左端のカール量と右端のカール量との大小比較を行い、カール量が大きい位置をカール位置とする。また、用紙41の左端及び右端のいずれかがカールしていることを設定し、処理を終了する。そして、用紙41の左端及び右端のいずれもカールしていない場合は、用紙カール状態情報にカールがなしであることを設定し、処理を終了する。
次に、フローチャートについて説明する。
ステップS1 テーブルセンサ34上に用紙41がセットされたか否かを判断する。テーブルセンサ34上に用紙41がセットされた場合はステップS2に進み、テーブルセンサ34上に用紙41がセットされていない場合は待機する。
ステップS2 ヘッドギャップオープン動作を行う。
ステップS3 給紙動作を行う。
ステップS4 用紙41上端が水平に給紙されているか否かを判断する。用紙41上端が水平に給紙されている場合はステップS6に進み、用紙41上端が水平に給紙されていない場合はステップS5に進む。
ステップS5 排出動作を行う。
ステップS6 用紙41の上端位置まで改行する。
ステップS7 一回目の用紙幅検出動作を行う。
ステップS8 一定量分の改行を行う。
ステップS9 二回目の用紙幅検出動作を行う。
ステップS10 一回目と二回目との用紙幅を比較する。
ステップS11 用紙41の左端及び右端のいずれかがカールしているか否かを判断する。用紙41の左端及び右端のいずれかがカールしている場合はステップS12に進み、用紙41の左端及び右端のいずれもカールしていない場合はステップS13に進む。
ステップS12 カールしていることを設定し、処理を終了する。
ステップS13 カールしていないことを設定し、処理を終了する。
次に、印字制御部52の動作について説明する。
図10は本発明の第1の実施の形態における印字制御部の動作を示すフローチャートである。
まず、図示されない上位装置からの印字データ及び改行データをデータ受信部15が受信すると、主制御部11は、データ解析を行い、イメージバッファに展開した後、機構制御部12に対して印字要求を送信する。そして、これから印字を行う印字データ位置が用紙41上端のカール位置範囲であるか否かを判断する。ここで、該カール位置範囲は用紙41上端から任意の範囲とする。そして、カール位置範囲を越える位置に印字する場合、印字開始行まで用紙41を改行し、印字方向を現在の印字ヘッド21の位置と最短距離となる印字領域の端部より印字を行う方向に設定する。
また、カール位置範囲に印字する場合、前述されたカール検出制御部53において設定された用紙カール状態情報から用紙41がカールしているか否かを判断する。そして、用紙41がカールしていない場合は、印字開始行まで用紙41を改行し、印字方向を現在の印字ヘッド21の位置と最短距離となる印字領域の端部より印字を行う方向に設定する。また、用紙41がカールしている場合、用紙幅検出部54は、前記スペースモータ22を動作させ、印字ヘッド21を用紙41の内側の中心位置までスペーシング動作を行う。そして、印字開始行まで用紙41を搬送し、改行を行う。
続いて、印字方向を設定する。まず、印字位置が中心位置にまたがるか否か、すなわち、印字位置が用紙41の中心をまたいで両側になるか否かを判断する。そして、印字位置が中心位置にまたがらない場合、さらに、印字位置が用紙41の中心より左端側にあるか否かを判断し、左端側である場合は印字方向を左方向に設定し、左端側でない場合は印字方向を右方向に設定する。また、印字位置が中心位置にまたがる場合、印字を二回に分けて行うための分割印字フラグをONにして、すなわち、分割印字フラグをセットして、印字方向を右方向に設定する。
続いて、ヘッドギャップがオープン状態であるか否かを判断する。そして、ヘッドギャップがオープン状態である場合は、ギャップモータ24及びギャップセンサ31によって印字するための適切なヘッドギャップ位置まで印字ヘッド21を動作させる、すなわち、ヘッドギャップクローズ動作を行う。そして、印字データの印字を行う。また、ヘッドギャップがオープン状態でない場合はそのまま印字データの印字を行う。
続いて、分割印字フラグがONであるか否かを判断し、ONでない場合、すなわち、OFFの場合には処理を終了する。また、分割印字フラグがONである場合には、印字すべき領域が残っているので、再び、ヘッドギャップオープン動作を行い、印字ヘッド21を用紙41の内側の中心位置までスペーシング動作を行う。そして、分割印字フラグをOFFにして印字方向を左方向に設定し、印字データの印字を行うために、前述の動作を繰り返す。ここで、カール位置範囲に印字した後、再度、一回目の用紙幅検出動作及び二回目の用紙幅検出動作を行ってもよい。これにより、所定以上のカールが発生していても、用紙41の排出及びエラーにすることがない。
次に、フローチャートについて説明する。
ステップS21 印字データ位置がカール位置範囲であるか否かを判断する。印字データ位置がカール位置範囲である場合はステップS22に進み、印字データ位置がカール位置範囲でない場合はステップS24に進む。
ステップS22 用紙41がカールしているか否かを判断する。用紙41がカールしている場合はステップS23に進み、用紙41がカールしていない場合はステップS24に進む。
ステップS23 印字ヘッド21を用紙41の内側の中心位置までスペーシング動作を行う。
ステップS24 印字開始行まで用紙41を搬送し、改行を行う。
ステップS25 印字開始行まで用紙41を搬送し、改行を行う。
ステップS26 印字位置が中心位置にまたがるか否かを判断する。印字位置が中心位置にまたがる場合はステップS28に進み、印字位置が中心位置にまたがらない場合はステップS27に進む。
ステップS27 印字位置が左端側であるか否かを判断する。印字位置が左端側である場合はステップS29に進み、印字位置が左端側でない場合はステップS30に進む。
ステップS28 分割印字フラグをONにする。
ステップS29 印字方向を左方向に設定する。
ステップS30 印字方向を右方向に設定する。
ステップS31 印字方向を右方向に設定する。
ステップS32 印字方向を現在の印字ヘッド21の位置から最も近い印字領域の端部より印字する方向に設定する。
ステップS33 ヘッドギャップがオープン状態であるか否かを判断する。ヘッドギャップがオープン状態である場合はステップS34に進み、ヘッドギャップがオープン状態でない場合はステップS35に進む。
ステップS34 ヘッドギャップクローズ動作を行う。
ステップS35 印字データの印字を行う。
ステップS36 分割印字フラグがONであるか否かを判断する。分割印字フラグがONである場合はステップS37に進み、分割印字フラグがONでない場合は処理を終了する。
ステップS37 ヘッドギャップオープン動作を行う。
ステップS38 印字ヘッド21を用紙41の内側の中心位置までスペーシング動作を行う。
ステップS39 分割印字フラグをOFFにする。
このように、本実施の形態においては、印字ヘッド21の先端に位置するインクリボンと用紙41との間にリボンマスクを配設し、該リボンマスクに形成されたリボンマスク孔よりインクリボンのインクを用紙41に転写するインクリボン方式の印刷装置において、用紙41の上端がカール状態と判断された場合、用紙41内側よりカール位置である外側方向に印字を行うようになっている。これにより、リボンマスク孔に用紙41の角部が接触することがないので、用紙41を損傷させることなく印字を行うことができる。
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。なお、第1の実施の形態と同じ構造を有するものについては、同じ符号を付与することによってその説明を省略する。また、第1の実施の形態と同じ動作及び効果についてもその説明を省略する。
図11は本発明の第2の実施の形態におけるファームウェア制御を示すブロック図である。
本実施の形態における印刷装置においては、前記第1の実施の形態の印刷装置の構成に対して、ファームウェア制御に印字速度を設定するための印字速度制御部61が新たに追加されている。なお、その他の点の構成については、前記第1の実施の形態と同様であるのでその説明を省略する。
次に、本実施の形態における印刷装置の動作について説明する。ここで、カール検出制御部53の動作については、前記第1の実施の形態と同様であるのでその説明を省略し、印字制御部52の動作について説明する。
図12は本発明の第2の実施の形態における印字制御部の動作を示すフローチャートである。
ここで、印字開始行まで用紙41を搬送し、改行を行うまでの動作は、前記第1の実施の形態と同様であるのでその説明を省略する。続いて、印字方向を設定する。まず、印字位置が中心位置にまたがるか否か、すなわち、印字位置が用紙41の中心をまたいで両側になるか否かを判断する。そして、印字位置が中心位置にまたがらない場合、さらに、印字位置が用紙41の中心より左端側にあるか否かを判断する。そして、左端側である場合、印字データを印刷装置の最低印字速度において印字したときの印字終了位置(印字スペーシング終了位置)を算出する。
次に、算出された該印字終了位置が左端カール範囲を越えるか否かを判断する。ここで、該左端カール範囲とは、用紙41の左端から用紙内側方向への任意の範囲とする。そして、印字終了位置が左端カール範囲を越える場合は、印字速度制御部61によって印字速度を最低印字速度に設定し、さらに、印字方向を左方向に設定する。また、印字終了位置が左端カール範囲を越えない場合は、そのまま印字方向を左方向に設定する。
一方、印字位置が中心位置にまたがるか否かを判断して印字位置が中心位置にまたがる場合、印字を二回に分けて行うための分割印字フラグをONにして、すなわち、分割印字フラグをセットする。そして、印字データを印刷装置の最低印字速度において印字したときの印字終了位置を算出する。また、前述されたように、印字位置が用紙41の中心より左端側にあるか否かを判断し、左端側でない場合も、印字データを印刷装置の最低印字速度において印字したときの印字終了位置を算出する。
次に、算出された該印字終了位置が右端カール範囲を越えるか否かを判断する。ここで、該右端カール範囲とは、用紙41の右端から用紙内側方向への任意の範囲とする。そして、印字終了位置が右端カール範囲を越える場合は、印字速度制御部61によって印字速度を最低印字速度に設定し、さらに、印字方向を右方向に設定する。また、印字終了位置が右端カール範囲を越えない場合は、そのまま印字方向を右方向に設定する。
続いて、ヘッドギャップがオープン状態であるか否かを判断する。そして、ヘッドギャップがオープン状態である場合は、ギャップモータ24及びギャップセンサ31によって印字するための適切なヘッドギャップ位置まで印字ヘッド21を動作させる、すなわち、ヘッドギャップクローズ動作を行う。そして、印字データの印字を行う。また、ヘッドギャップがオープン状態でない場合は、そのまま印字データの印字を行う。
続いて、分割印字フラグがONであるか否かを判断し、ONでない場合、すなわち、OFFの場合には処理を終了する。また、分割印字フラグがONである場合には、印字すべき領域が残っているので、再び、ヘッドギャップオープン動作を行い、印字ヘッド21を用紙41の内側の中心位置までスペーシング動作を行う。そして、分割印字フラグをOFFにして印字データを印刷装置の最低印字速度において印字したときの印字終了位置を算出し、印字データの印字を行うために、前述の動作を繰り返す。
次に、フローチャートについて説明する。
ステップS41 印字データ位置がカール位置範囲であるか否かを判断する。印字データ位置がカール位置範囲である場合はステップS42に進み、印字データ位置がカール位置範囲でない場合はステップS44に進む。
ステップS42 用紙41がカールしているか否かを判断する。用紙41がカールしている場合はステップS43に進み、用紙41がカールしていない場合はステップS44に進む。
ステップS43 印字ヘッド21を用紙41の内側の中心位置までスペーシング動作を行う。
ステップS44 印字開始行まで用紙41を搬送し、改行を行う。
ステップS45 印字開始行まで用紙41を搬送し、改行を行う。
ステップS46 印字位置が中心位置にまたがるか否かを判断する。印字位置が中心位置にまたがる場合はステップS48に進み、印字位置が中心位置にまたがらない場合はステップS47に進む。
ステップS47 印字位置が左端側であるか否かを判断する。印字位置が左端側である場合はステップS49に進み、印字位置が左端側でない場合はステップS53に進む。
ステップS48 分割印字フラグをONにする。
ステップS49 最低印字速度にて印字した場合の印字終了位置を算出する。
ステップS50 最低印字速度にて印字した場合の印字終了位置が左端カール位置を越えるか否かを判断する。最低印字速度にて印字した場合の印字終了位置が左端カール位置を越える場合はステップS51に進み、最低印字速度にて印字した場合の印字終了位置が左端カール位置を越えない場合はステップS52に進む。
ステップS51 印字速度を最低印字速度に設定する。
ステップS52 印字方向を左方向に設定する。
ステップS53 最低印字速度にて印字した場合の印字終了位置を算出する。
ステップS54 最低印字速度にて印字した場合の印字終了位置が右端カール位置を越えるか否かを判断する。最低印字速度にて印字した場合の印字終了位置が右端カール位置を越える場合はステップS55に進み、最低印字速度にて印字した場合の印字終了位置が右端カール位置を越えない場合はステップS56に進む。
ステップS55 印字速度を最低印字速度に設定する。
ステップS56 印字方向を右方向に設定する。
ステップS57 印字方向を現在の印字ヘッド21の位置から最も近い印字領域の端部より印字する方向に設定する。
ステップS58 ヘッドギャップがオープン状態であるか否かを判断する。ヘッドギャップがオープン状態である場合はステップS59に進み、ヘッドギャップがオープン状態でない場合はステップS60に進む。
ステップS59 ヘッドギャップクローズ動作を行う。
ステップS60 印字データの印字を行う。
ステップS61 分割印字フラグがONであるか否かを判断する。分割印字フラグがONである場合はステップS62に進み、分割印字フラグがONでない場合は処理を終了する。
ステップS62 ヘッドギャップオープン動作を行う。
ステップS63 印字ヘッド21を用紙41の内側の中心位置までスペーシング動作を行う。
ステップS64 分割印字フラグをOFFにする。
このように、本実施の形態においては、印字速度制御部61によって印字速度を低速にすることによって、印字スペーシング動作距離を短くし、カール部分を印字ヘッド21が通過する際に、リボンマスク孔と用紙41の角部とが接触することを防止することができる。また、印字速度を低速にして行うことにより、印字動作によってカールが助長されてしまうことを緩和することができる。
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。なお、第1及び第2の実施の形態と同じ構造を有するものについては、同じ符号を付与することによってその説明を省略する。また、第1及び第2の実施の形態と同じ動作及び効果についてもその説明を省略する。
図13は本発明の第3の実施の形態におけるファームウェア制御を示すブロック図である。
本実施の形態における印刷装置においては、前記第1の実施の形態の印刷装置の構成に対して、カール位置範囲内に印字を行う場合、印字ヘッド21がカール部分を乗り越えた位置で印字を行うように制御するためのカール部乗り越え制御部62が新たに追加されている。なお、その他の点の構成については、前記第1の実施の形態と同様であるのでその説明を省略する。
次に、本実施の形態における印刷装置の動作について説明する。ここで、カール検出制御部53の動作については、前記第1の実施の形態と同様であるのでその説明を省略し、印字制御部52の動作について説明する。
図14は本発明の第3の実施の形態における印字制御部の動作を示すフローチャートである。
まず、図示されない上位装置からの印字データ及び改行データをデータ受信部15が受信すると、主制御部11は、データ解析を行い、イメージバッファに展開した後、機構制御部12に対して印字要求を送信する。そして、これから印字を行う印字データ位置が用紙41上端のカール位置範囲であるか否かを判断する。ここで、該カール位置範囲は用紙41上端から任意の範囲とする。そして、カール位置範囲を越える位置に印字する場合、印字開始行まで用紙41を改行し、印字方向を現在の印字ヘッド21の位置と最短距離となる印字領域の端部より印字を行う方向に設定する。
また、カール位置範囲に印字する場合、前述されたカール検出制御部53において設定された用紙カール状態情報から用紙41がカールしているか否かを判断する。そして、用紙41がカールしていない場合は、印字開始行まで用紙41を改行し、印字方向を現在の印字ヘッド21の位置と最短距離となる印字領域の端部より印字を行う方向に設定する。また、用紙41がカールしている場合、ヘッドギャップがクローズ状態であるか否かを判断する。そして、ヘッドギャップがクローズ状態である場合は、ヘッドギャップをオープン状態にさせ、用紙幅検出部54は、前記スペースモータ22を動作させ、印字ヘッド21を用紙41の内側の中心位置までスペーシング動作を行う。また、ヘッドギャップがクローズ状態でない場合は、そのままスペーシング動作を行う。そして、印字開始行まで用紙41を搬送し、改行を行う。なお、以降の動作については、前記第1の実施の形態と同様であるので、その説明を省略する。
次に、フローチャートについて説明する。
ステップS70 印字データ位置がカール位置範囲であるか否かを判断する。印字データ位置がカール位置範囲である場合はステップS71に進み、印字データ位置がカール位置範囲でない場合はステップS72に進む。
ステップS71 用紙41がカールしているか否かを判断する。用紙41がカールしている場合はステップS73に進み、用紙41がカールしていない場合はステップS72に進む。
ステップS72 印字開始行まで用紙41を搬送し、改行を行う。
ステップS73 ヘッドギャップがクローズ状態であるか否かを判断する。ヘッドギャップがクローズ状態である場合はステップS74に進み、ヘッドギャップがクローズ状態でない場合はステップS75に進む。
ステップS74 ヘッドギャップオープン動作を行う。
ステップS75 印字ヘッド21を用紙41の内側の中心位置までスペーシング動作を行う。
ステップS76 印字開始行まで用紙41を搬送し、改行を行う。
ステップS77 印字位置が中心位置にまたがるか否かを判断する。印字位置が中心位置にまたがる場合はステップS79に進み、印字位置が中心位置にまたがらない場合はステップS78に進む。
ステップS78 印字位置が左端側であるか否かを判断する。印字位置が左端側である場合はステップS80に進み、印字位置が左端側でない場合はステップS81に進む。
ステップS79 分割印字フラグをONにする。
ステップS80 印字方向を左方向に設定する。
ステップS81 印字方向を右方向に設定する。
ステップS82 印字方向を右方向に設定する。
ステップS83 印字方向を現在の印字ヘッド21の位置から最も近い印字領域の端部より印字する方向に設定する。
ステップS84 ヘッドギャップがオープン状態であるか否かを判断する。ヘッドギャップがオープン状態である場合はステップS85に進み、ヘッドギャップがオープン状態でない場合はステップS86に進む。
ステップS85 ヘッドギャップクローズ動作を行う。
ステップS86 印字データの印字を行う。
ステップS87 分割印字フラグがONであるか否かを判断する。分割印字フラグがONである場合はステップS88に進み、分割印字フラグがONでない場合は処理を終了する。
ステップS88 ヘッドギャップオープン動作を行う。
ステップS89 印字ヘッド21を用紙41の内側の中心位置までスペーシング動作を行う。
ステップS90 分割印字フラグをOFFにする。
このように、本実施の形態においては、カール位置範囲内に印字を行う場合、ヘッドギャップをオープン状態とした後に用紙41の内側に印字ヘッド21をスペーシングし、印字データの印字時にヘッドギャップをクローズ状態とするようになっている。これにより、カール部分と印字ヘッド21との接触を防止することができる。すなわち、カール位置範囲では、用紙41の外側から内側に向かってヘッドスペーシング動作を行う際に、カール部乗り越え制御部62によってカール部分を乗り越えた後に印字動作を行うように制御される。
次に、本発明の第4の実施の形態について説明する。なお、第1〜第3の実施の形態と同じ構造を有するものについては、同じ符号を付与することによってその説明を省略する。また、第1〜第3の実施の形態と同じ動作及び効果についてもその説明を省略する。
図15は本発明の第4の実施の形態におけるファームウェア制御を示すブロック図である。
本実施の形態における印刷装置においては、前記第1の実施の形態の印刷装置の構成に対して、印字開始位置を設定するための印字開始位置制御部63が新たに追加されている。なお、その他の点の構成については、前記第1の実施の形態と同様であるのでその説明を省略する。
次に、前記構成の印刷装置の動作について説明する。ここで、印字制御部52の動作については、前記第1の実施の形態と同様であるのでその説明を省略し、カール検出制御部53の動作について説明する。
図16は本発明の第4の実施の形態におけるカール検出制御部の動作を示すフローチャートである。
ここで、用紙41がカールしているか否かを判断して、該用紙41の左端及び右端のいずれかがカールしていること、又は、用紙カール状態情報にカールがなしであることを設定するまでの動作は、前記第1の実施の形態と同様であるのでその説明を省略する。
続いて、用紙カール状態情報を設定すると、印字開始位置制御部63によって印字開始位置を設定する。この場合、二回目の用紙幅検出動作において検出済みの左端位置L2を基準位置0として、すなわち、セットアップモード等でユーザが設定した余白量としての用紙41左端から印字開始位置までの印字不可能領域を加味した位置を印字開始位置として設定する。例えば、用紙41の左端位置がスペーシング動作の最左端位置より20〔mm〕であり、余白量が5.1〔mm〕である場合、印字開始位置は25.1〔mm〕と設定される。つまり、左端位置L2を基準位置0として、5.1〔mm〕の位置が印刷開始位置に設定される。そして、印字開始位置が設定されると、印字制御部52によって前記印字開始位置より印字動作が行われる。
次に、フローチャートについて説明する。
ステップS91 テーブルセンサ34上に用紙41がセットされたか否かを判断する。テーブルセンサ34上に用紙41がセットされた場合はステップS92に進み、テーブルセンサ34上に用紙41がセットされていない場合は待機する。
ステップS92 ヘッドギャップオープン動作を行う。
ステップS93 給紙動作を行う。
ステップS94 用紙41上端が水平に給紙されているか否かを判断する。用紙41上端が水平に給紙されている場合はステップS96に進み、用紙41上端が水平に給紙されていない場合はステップS95に進む。
ステップS95 排出動作を行う。
ステップS96 用紙41の上端位置まで改行する。
ステップS97 一回目の用紙幅検出動作を行う。
ステップS98 一定量分の改行を行う。
ステップS99 二回目の用紙幅検出動作を行う。
ステップS100 一回目と二回目との用紙幅を比較する。
ステップS101 用紙41の左端及び右端のいずれかがカールしているか否かを判断する。用紙41の左端及び右端のいずれかがカールしている場合はステップS102に進み、用紙41の左端及び右端のいずれもカールしていない場合はステップS103に進む。
ステップS102 カールしていることを設定する。
ステップS103 カールしていないことを設定する。
ステップS104 二回目の用紙幅検出動作によって検出された用紙41の左端位置L2を基準位置0として印字開始位置を設定し、処理を終了する。
このように、本実施の形態においては、用紙41を給紙した際に、該用紙41上端から一定量搬送した位置で検出された用紙41の左端位置L2を基準位置0として、印字開始位置制御部63によって印字開始位置を設定するようになっている。これにより、カールしている用紙41であっても左端位置の誤検知をなくすことができるので、印字時の印字フォーマットずれを防止することができる。
次に、本発明の第5の実施の形態について説明する。なお、第1〜第4の実施の形態と同じ構造を有するものについては、同じ符号を付与することによってその説明を省略する。また、第1〜第4の実施の形態と同じ動作及び効果についてもその説明を省略する。
図17は本発明の第5の実施の形態におけるファームウェア制御を示すブロック図である。
本実施の形態における印刷装置においては、前記第1の実施の形態の印刷装置の構成に対して、前記カール検出制御部53によって、搬送不可能なカール量の用紙41が検出されると、該用紙41を排出するように制御させるエラー排出制御部64と、前記搬送不可能なカール量の用紙41を排出したことをLCD49に表示させ、ユーザに通知するエラー表示部65とが新たに追加されている。なお、その他の点の構成については、前記第1の実施の形態と同様であるのでその説明を省略する。
次に、前記構成の印刷装置の動作について説明する。ここで、印字制御部52の動作については、前記第1の実施の形態と同様であるのでその説明を省略し、カール検出制御部53の動作について説明する。
図18は本発明の第5の実施の形態におけるカール検出制御部の動作を示すフローチャートである。
ここで、用紙41がカールしているか否かを判断するまでの動作は、前記第1の実施の形態と同様であるのでその説明を省略する。
続いて、カール検出制御部53は、用紙幅検出部54で検出された用紙41の一回目と二回目のそれぞれの左端位置及び右端位置を比較することによって用紙41がカールしているか否かを判断する。具体的には、一回目の左端位置L1及び右端位置R1と二回目の左端位置L2及び右端位置R2とを比較し、カール状態を判断する。なお、図8に示されるように、ヘッドスペーシング動作範囲の最左端位置を基準位置0とする。この場合、前記式(1)である場合は用紙41の左端にカールがあると判断され、また、左端のカール量は前記式(2)で算出される。さらに、前記式(3)である場合は用紙41の左端にカールがないと判断される。
また、前記式(4)である場合は用紙41の右端にカールがあると判断され、そして、右端のカール量は前記式(5)で算出される。さらに、前記式(6)である場合は用紙41の右端にカールがないと判断される。
続いて、左端及び右端のいずれもカールしていない場合は、用紙カール状態情報にカールがなしであることを設定し、処理を終了する。また、左端及び右端のいずれもカールしている場合は、左端のカール量と右端のカール量との大小比較を行い、より大きいカール量と閾(しきい)値とを比較し、カール量が閾値未満であるか否かを判断する。この場合、該閾値とは、カールした用紙41が印字位置より下流のペーパーガイドを越える際にジャムや用紙折れ等の障害が発生し得るカール量であり、この閾値は実験によって事前に求められる値とする。そして、カール量が閾値未満であり、正常に用紙搬送が可能なカール量である場合は、用紙41の左端及び右端のいずれかがカールしていることを設定し、処理を終了する。また、カール量が閾値を越え、用紙搬送が不可能なカール量である場合は、エラー排出制御部64によって用紙41の排出動作が行われ、エラー表示部65はエラーメッセージとして搬送不可能なカール量の用紙41を排出したことをLCD49に表示させ、ユーザに通知する。このとき、例えば、LCD49が16桁(けた)2段のカナ表示可能なLCDユニットである場合、LCD49の上段に「カールヨウシヲハイシュツシマシタ」、及び、LCD49の下段に「ヨウシヲカクニンシテクダサイ」等のエラーメッセージが表示され、新たに用紙41がセットされるのを待機する。
次に、フローチャートについて説明する。
ステップS111 テーブルセンサ34上に用紙41がセットされたか否かを判断する。テーブルセンサ34上に用紙41がセットされた場合はステップS112に進み、テーブルセンサ34上に用紙41がセットされない場合は待機する。
ステップS112 ヘッドギャップオープン動作を行う。
ステップS113 給紙動作を行う。
ステップS114 用紙41上端が水平に給紙されているか否かを判断する。用紙41上端が水平に給紙されている場合はステップS116に進み、用紙41上端が水平に給紙されていない場合はステップS115に進む。
ステップS115 排出動作を行う。
ステップS116 用紙41の上端位置まで改行する。
ステップS117 一回目の用紙幅検出動作を行う。
ステップS118 一定量分の改行を行う。
ステップS119 二回目の用紙幅検出動作を行う。
ステップS120 一回目と二回目との用紙幅を比較する。
ステップS121 用紙41の左端及び右端のいずれかがカールしているか否かを判断する。用紙41の左端及び右端のいずれかがカールしている場合はステップS123に進み、用紙41の左端及び右端のいずれもカールしていない場合はステップS122に進む。
ステップS122 カールしていないことを設定し、処理を終了する。
ステップS123 カール量と閾値との比較を行い、カール量が閾値未満である場合はステップS126に進み、カール量が閾値を越える場合はステップS124に進む。
ステップS124 排出動作を行う。
ステップS125 エラー表示部65は、LCD49にエラー媒体としてのカール用紙を排出した旨の警告を表示する。
ステップS126 カールしていることを設定し、処理を終了する。
このように、本実施の形態においては、用紙41上端が印字位置より下流のペーパーガイドを越える際に発生する用紙走行ジャムを防止するとともに、印字を行う際の用紙損傷、リボンマスク孔の損傷を未然に防止することができる。また、既に角部が完全に折れているような用紙41に誤印字してしまうことによる印刷業務遅延防止を計ることができる。
次に、本発明の第6の実施の形態について説明する。なお、第1〜第5の実施の形態と同じ構造を有するものについては、同じ符号を付与することによってその説明を省略する。また、第1〜第5の実施の形態と同じ動作及び効果についてもその説明を省略する。
図19は本発明の第6の実施の形態におけるファームウェア制御を示すブロック図である。
本実施の形態における印刷装置においては、前記第5の実施の形態の印刷装置の構成に対して、用紙41の排出方向を設定するための排出方向制御部71が新たに追加されている。なお、その他の点の構成については、前記第5の実施の形態と同様であるのでその説明を省略する。
次に、前記構成の印刷装置の動作について説明する。ここで、印字制御部52の動作については、前記第1の実施の形態と同様であるのでその説明を省略し、カール検出制御部53の動作について説明する。
図20は本発明の第6の実施の形態におけるカール検出制御部の動作を示すフローチャートである。
ここで、用紙41がカールしているか否かを判断するまでの動作は、前記第1の実施の形態と同様であるのでその説明を省略する。
続いて、カール検出制御部53は、用紙幅検出部54で検出された用紙41の一回目と二回目のそれぞれの左端位置及び右端位置を比較することによって用紙41がカールしているか否かを判断する。具体的には、一回目の左端位置L1及び右端位置R1と二回目の左端位置L2及び右端位置R2とを比較し、カール状態を判断する。なお、図8に示されるように、ヘッドスペーシング動作範囲の最左端位置を基準位置0とする。この場合、前記式(1)である場合は用紙41の左端にカールがあると判断され、また、左端のカール量は前記式(2)で算出される。さらに、前記式(3)である場合は用紙41の左端にカールがないと判断される。
また、前記式(4)である場合は用紙41の右端にカールがあると判断され、そして、右端のカール量は前記式(5)で算出される。さらに、前記式(6)である場合は用紙41の右端にカールがないと判断される。
続いて、左端及び右端のいずれもカールしていない場合は、用紙カール状態情報にカールがなしであることを設定し、処理を終了する。また、左端及び右端のいずれもカールしている場合は、左端カール量と右端カール量の大小比較を行い、より大きいカール量と閾値とを比較し、カール量が閾値未満であるか否かを判断する。そして、カール量が閾値未満であり、正常に用紙搬送が可能なカール量である場合は、用紙41の左端及び右端のいずれかがカールしていることを設定し、処理を終了する。また、カール量が閾値を越え、用紙搬送が不可能なカール量である場合は、前記排出方向制御部71によって排出方向を手前の給紙口に設定する。
次に、エラー排出制御部64によって用紙41の排出動作が行われ、排出方向をセットアップモード又はスイッチ操作によって設定されている方向として、手前側の給紙口若しくは後ろ側の排出口のいずれかに戻す。そして、エラー表示部65は、エラーメッセージとして搬送不可能なカール量の用紙41を排出したことをLCD49に表示させ、ユーザに通知する。続いて、エラーメッセージを表示すると新たに用紙41がセットされるのを待機する。
次に、フローチャートについて説明する。
ステップS131 テーブルセンサ34上に用紙41がセットされたか否かを判断する。テーブルセンサ34上に用紙41がセットされた場合はステップS132に進み、テーブルセンサ34上に用紙41がセットされていない場合は待機する。
ステップS132 ヘッドギャップオープン動作を行う。
ステップS133 給紙動作を行う。
ステップS134 用紙41上端が水平に給紙されているか否かを判断する。用紙41上端が水平に給紙されている場合はステップS136に進み、用紙41上端が水平に給紙されていない場合はステップS135に進む。
ステップS135 排出動作を行う。
ステップS136 用紙41の上端位置まで改行する。
ステップS137 一回目の用紙幅検出動作を行う。
ステップS138 一定量分の改行を行う。
ステップS139 二回目の用紙幅検出動作を行う。
ステップS140 一回目と二回目との用紙幅を比較する。
ステップS141 用紙41の左端及び右端のいずれかがカールしているか否かを判断する。用紙41の左端及び右端のいずれかがカールしている場合はステップS143に進み、用紙41の左端及び右端のいずれもカールしていない場合はステップS142に進む。
ステップS142 カールしていないことを設定し、処理を終了する。
ステップS143 カール量と閾値との比較を行い、カール量が閾値未満である場合はステップS148に進み、カール量が閾値を越える場合はステップS144に進む。
ステップS144 排出方向を給紙口に設定する。
ステップS145 排出動作を行う。
ステップS146 排出方向を設定されている排出方向に戻す。
ステップS147 エラー表示部65は、LCD49にエラー媒体としてのカール用紙を排出した旨の警告を表示する。
ステップS148 カールしていることを設定し、処理を終了する。
このように、本実施の形態においては、印刷装置が、用紙41の排出方向が手前側の給紙口又は後ろ側の排出口のいずれかに設定可能な構成を有する場合、カール用紙を排出する際に、排出方向制御部71によって、排出方向を手前側の給紙口に固定するようになっている。これにより、ペーパーガイドやフィードローラ乗り越え時の用紙走行ジャム、用紙損傷等が発生することを防止することができる。
次に、本発明の第7の実施の形態について説明する。なお、第1〜第6の実施の形態と同じ構造を有するものについては、同じ符号を付与することによってその説明を省略する。また、第1〜第6の実施の形態と同じ動作及び効果についてもその説明を省略する。
図21は本発明の第7の実施の形態におけるファームウェア制御を示すブロック図である。
本実施の形態における印刷装置においては、前記第1の実施の形態の印刷装置の構成に対して、用紙41の上端位置がペーパーガイドを越えているかを判断し、制御するペーパーガイド越え制御部72が新たに追加されている。なお、その他の点の構成については、前記第1の実施の形態と同様であるのでその説明を省略する。
次に、前記構成の印刷装置の動作について説明する。ここで、カール検出制御部53の動作については、前記第1の実施の形態と同様であるのでその説明を省略し、印字制御部52の動作について説明する。
図22は本発明の第7の実施の形態における印字制御部の動作を示すフローチャートである。
まず、図示されない上位装置からの印字データ及び改行データをデータ受信部15が受信し、主制御部11にデータ解析、イメージバッファに展開した後、機構制御部12に対して印字要求を送信する。そして、これから印字を行う印字データ位置が用紙41上端のカール位置範囲であるか否かを判断する。ここで、該カール位置範囲は用紙41上端から任意の範囲とする。そして、カール位置範囲を越える位置に印字する場合、用紙41がカールしているか否かを判断する。
そして、用紙41がカールしていない場合は印字開始行まで用紙41を改行し、印字方向を現在の印字ヘッド21の位置と最短距離となる印字領域の端部より印字を行う方向に設定する。また、用紙41がカールしている場合、ペーパーガイド越え制御部72は、現在の用紙41の上端位置が印字位置より下流側のペーパーガイドを越えているか否かを判断する。そして、既に下流側のペーパーガイドを越えている場合は通常の改行動作を行う。また、下流側のペーパーガイドを越えてなく手前にある場合は、改行動作を行うことによって用紙41の上端位置が下流側のペーパーガイドを越えるか否かを判断する。そして、改行動作を行うことによって下流側のペーパーガイドを越えない場合は、通常の改行動作を行う。また、改行動作を行うことによって下流側のペーパーガイドを越える場合は、印字ヘッド21をカール位置上までスペーシング動作を行う。ここで、用紙41の左端位置にカールがある場合、動作量は次の式(7)によって算出される。
動作量=用紙左端位置−現在の印字ヘッド21の位置 ・・・式(7)
続いて、印字開始行まで用紙41を改行し、印字方向を現在の印字ヘッド21の位置と最短距離となる印字領域の端部より印字を行う方向に設定する。
また、前述されたように、印字データ位置が用紙41上端のカール位置範囲であるか否かを判断し、カール位置範囲に印字する場合、前述されたカール検出制御部53において設定されたカール位置情報から用紙41がカールしているか否かを判断する。そして、用紙41がカールしていない場合は印字開始行まで用紙41を改行し、印字方向を現在の印字ヘッド21の位置と最短距離となる印字領域の端部より印字を行う方向に設定する。また、用紙41がカールしている場合、用紙幅検出部54は、前記スペースモータ22を動作させ、印字ヘッド21を用紙41の内側の中心位置までスペーシング動作を行う。そして、印字開始行まで用紙41を搬送し、改行を行う。なお、以降の動作については、前記第1の実施の形態と同様であるので、その説明を省略する。
次に、フローチャートについて説明する。
ステップS151 印字データ位置がカール位置範囲であるか否かを判断する。印字データ位置がカール位置範囲である場合はステップS152に進み、印字データ位置がカール位置範囲でない場合はステップS161に進む。
ステップS152 用紙41がカールしているか否かを判断する。用紙41がカールしている場合はステップS153に進み、用紙41がカールしていない場合はステップS165に進む。
ステップS153 印字ヘッド21を用紙41の内側の中心位置までスペーシング動作を行う。
ステップS154 印字開始行まで用紙41を搬送し、改行を行う。
ステップS155 印字位置が中心位置にまたがるか否かを判断する。印字位置が中心位置にまたがる場合はステップS157に進み、印字位置が中心位置にまたがらない場合はステップS156に進む。
ステップS156 印字位置が左端側であるか否かを判断する。印字位置が左端側である場合はステップS158に進み、印字位置が左端側でない場合はステップS159に進む。
ステップS157 分割印字フラグをONにする。
ステップS158 印字方向を左方向に設定する。
ステップS159 印字方向を右方向に設定する。
ステップS160 印字方向を右方向に設定する。
ステップS161 用紙41がカールしているか否かを判断する。用紙41がカールしている場合はステップS162に進み、用紙41がカールしていない場合はステップS165に進む。
ステップS162 用紙41上端が印字位置より下流側のペーパーガイドを超えているか否かを判断する。用紙41上端が印字位置より下流側のペーパーガイドを超えている場合はステップS165に進み、用紙41上端が印字位置より下流側のペーパーガイドを超えていない場合はステップS163に進む。
ステップS163 用紙41上端に改行量を加えた位置が印字位置より下流側のペーパーガイドを超えているか否かを判断する。用紙41上端に改行量を加えた位置が印字位置より下流側のペーパーガイドを超えている場合はステップS164に進み、用紙41上端に改行量を加えた位置が印字位置より下流側のペーパーガイドを超えていない場合はステップS165に進む。
ステップS164 印字ヘッド21をカール位置までスペーシング動作を行う。
ステップS165 印字開始行まで用紙41を搬送し、改行を行う。
ステップS166 印字方向を現在の印字ヘッド21の位置から最も近い印字領域の端部より印字する方向に設定する。
ステップS167 ヘッドギャップがオープン状態であるか否かを判断する。ヘッドギャップがオープン状態である場合はステップS168に進み、ヘッドギャップがオープン状態でない場合はステップS169に進む。
ステップS168 ヘッドギャップクローズ動作を行う。
ステップS169 印字データの印字を行い。
ステップS170 分割印字フラグがONであるか否かを判断する。分割印字フラグがONである場合はステップS171に進み、分割印字フラグがONでない場合は処理を終了する。
ステップS171 ヘッドギャップオープン動作を行う。
ステップS172 印字ヘッド21を用紙41の内側の中心位置までスペーシング動作を行う。
ステップS173 分割印字フラグをOFFにする。
このように、本実施の形態においては、カールしている用紙41が印字位置より下流のペーパーガイドを越える場合に、カール位置上に印字ヘッド21を動作させるようになっている。これにより、ペーパーガイドを越える際の用紙41の浮きを防止し、用紙走行ジャムの発生を抑制することができる。
次に、本発明の第8の実施の形態について説明する。なお、第1〜第7の実施の形態と同じ構造を有するものについては、同じ符号を付与することによってその説明を省略する。また、第1〜第7の実施の形態と同じ動作及び効果についてもその説明を省略する。
図23は本発明の第8の実施の形態におけるファームウェア制御を示すブロック図である。
本実施の形態における印刷装置においては、前記第1の実施の形態の印刷装置の構成に対して、用紙41の下端位置が上流のペーパーガイドを越えているかを判断し、制御する用紙下端位置制御部73と前記排出方向制御部71とが新たに追加されている。なお、その他の点の構成については、前記第1の実施の形態と同様であるのでその説明を省略する。
次に、前記構成の印刷装置の動作について説明する。ここで、カール検出制御部53の動作については、前記第1の実施の形態と同様であるのでその説明を省略し、印字制御部52の動作について説明する。
図24は本発明の第8の実施の形態における印字制御部の動作を示すフローチャートである。
ここで、印字データの印字を行うまでの動作は、前記第1の実施の形態と同様であるのでその説明を省略する。続いて、分割印字フラグがONであるか否かを判断し、ONでない場合、すなわち、OFFの場合には用紙41がカールしているか否かを判断する。そして、該用紙41がカールしていない場合は処理を終了する。また、用紙41がカールしている場合は、用紙下端位置制御部73によって印字及び改行後に用紙41の下端位置が印字位置より上流側のペーパーガイドを越えたか否かを判断する。そして、現在の用紙41の下端位置が上流側のペーパーガイドを越えていない場合は処理を終了する。また、現在の用紙41の下端位置が上流側のペーパーガイドを越えた場合は排出方向制御部71によって一時的に排出方向を後ろ側の排出口に設定する。さらに、用紙41の下端オーバーによる自動排出時、若しくは、図示されない上位装置からの排出指定コマンドの指示があった場合も排出方向を後ろ側の排出口に設定する。
また、分割印字フラグがONである場合には、印字すべき領域が残っているので、再び、ヘッドギャップオープン動作を行い、印字ヘッド21を用紙41の内側の中心位置までスペーシング動作を行う。そして、分割印字フラグをOFFにして印字方向を左方向に設定し、印字データの印字を行うために、前述の動作を繰り返す。
次に、フローチャートについて説明する。
ステップS181 印字データ位置がカール位置範囲であるか否かを判断する。印字データ位置がカール位置範囲である場合はステップS182に進み、印字データ位置がカール位置範囲でない場合はステップS191に進む。
ステップS182 用紙41がカールしているか否かを判断する。用紙41がカールしている場合はステップS183に進み、用紙41がカールしていない場合はステップS191に進む。
ステップS183 印字ヘッド21を用紙41の内側の中心位置までスペーシング動作を行う。
ステップS184 印字開始行まで用紙41を搬送し、改行を行う。
ステップS185 印字位置が中心位置にまたがるか否かを判断する。印字位置が中心位置にまたがる場合はステップS187に進み、印字位置が中心位置にまたがらない場合はステップS186に進む。
ステップS186 印字位置が左端側であるか否かを判断する。印字位置が左端側である場合はステップS188に進み、印字位置が左端側でない場合はステップS189に進む。
ステップS187 分割印字フラグをONにする。
ステップS188 印字方向を左方向に設定する。
ステップS189 印字方向を右方向に設定する。
ステップS190 印字方向を右方向に設定する。
ステップS191 印字開始行まで用紙41を搬送し、改行を行う。
ステップS192 印字方向を現在の印字ヘッド21の位置から最も近い印字領域の端部より印字する方向に設定する。
ステップS193 ヘッドギャップがオープン状態であるか否かを判断する。ヘッドギャップがオープン状態である場合はステップS194に進み、ヘッドギャップがオープン状態でない場合はステップS195に進む。
ステップS194 ヘッドギャップクローズ動作を行う。
ステップS195 印字データの印字を行う。
ステップS196 分割印字フラグがONであるか否かを判断する。分割印字フラグがONである場合はステップS200に進み、分割印字フラグがONでない場合はステップS197に進む。
ステップS197 用紙41がカールしているか否かを判断する。用紙41がカールしている場合はステップS198に進み、用紙41がカールしていない場合は処理を終了する。
ステップS198 用紙41下端が印字位置より上流側のペーパーガイドを超えているか否かを判断する。用紙41下端が印字位置より上流側のペーパーガイドを超えている場合はステップS199に進み、用紙41下端が印字位置より上流側のペーパーガイドを超えていない場合は処理を終了する。
ステップS199 排出方向を排出口に設定し、処理を終了する。
ステップS200 ヘッドギャップオープン動作を行う。
ステップS201 印字ヘッド21を用紙41の内側の中心位置までスペーシング動作を行う。
ステップS202 分割印字フラグをOFFにする。
このように、本実施の形態においては、印刷装置が、用紙41の排出方向が手前側の給紙口又は後ろ側の排出口のいずれかに設定可能な構成を有する場合、用紙41上端でカール状態が検出されたとき、用紙41の厚さ、性質に起因して用紙41下端もカールしている可能性が高いことを考慮している。そして、用紙41の排出時に印字位置より下流のペーパーガイドに用紙41下端が接触することによって、用紙走行ジャムが発生することを防止することができる。
次に、本発明の第9の実施の形態について説明する。なお、第1〜第8の実施の形態と同じ構造を有するものについては、同じ符号を付与することによってその説明を省略する。また、第1〜第8の実施の形態と同じ動作及び効果についてもその説明を省略する。
図25は本発明の第9の実施の形態におけるファームウェア制御を示すブロック図である。
本実施の形態における印刷装置においては、前記第1の実施の形態の印刷装置の構成に対して、特殊媒体制御部74が新たに追加されている。なお、その他の点の構成については、前記第1の実施の形態と同様であるのでその説明を省略する。
次に、前記構成の印刷装置の動作について説明する。ここで、印字制御部52の動作については、前記第1の実施の形態と同様であるのでその説明を省略し、カール検出制御部53の動作について説明する。
図26は本発明の第9の実施の形態における特殊媒体の例を示す図、図27は本発明の第9の実施の形態におけるカール検出制御部の動作を示すフローチャートである。
ここで、用紙41上端が水平に給紙されているか否かを判断するまでの動作は、前記第1の実施の形態と同様であるのでその説明を省略する。そして、用紙41が斜行して給紙されたりして用紙41上端が水平でない場合は用紙41の排出動作を行い、ユーザに用紙41が斜行状態である旨をLCD49の表示画面に表示させ、通知する。
また、用紙41が水平に給紙されている場合、セットアップモード又は操作パネルで指定されているモードが特殊媒体モードであるか否かを判断する。なお、特殊媒体とは、用紙41の上端角部の形状が直角ではないような媒体であり、例えば、図26(a)に示されるような宅配便で使用される伝票、図26(b)に示されるような通帳やカード、図26(c)に示されるような封筒等である。
そして、特殊媒体モードである場合、特殊媒体制御部74によってセットアップモードで設定されている特殊媒体モード用の用紙幅検出位置まで用紙41を搬送する。なお、特殊な形状の媒体に印字する際には、セットアップモードや操作パネルを介してユーザが事前に媒体毎の用紙幅検出位置を登録及び設定しておくことが望ましい。続いて、特殊媒体モード用の用紙幅検出動作を行い、用紙41の左端位置及び右端位置を検出する。そして、用紙カール状態情報にカールがなしであることを設定し、処理を終了する。
また、特殊媒体モードでない場合、用紙41は改行され用紙幅センサ32まで搬送される。なお、以降の動作については、前記第1の実施の形態と同様であるので、その説明を省略する。
次に、フローチャートについて説明する。
ステップS201 テーブルセンサ34上に用紙41がセットされたか否かを判断する。テーブルセンサ34上に用紙41がセットされた場合はステップS202に進み、テーブルセンサ34上に用紙41がセットされない場合は待機する。
ステップS202 ヘッドギャップオープン動作を行う。
ステップS203 給紙動作を行う。
ステップS204 用紙41上端が水平に給紙されているか否かを判断する。用紙41上端が水平に給紙されている場合はステップS206に進み、用紙41上端が水平に給紙されていない場合はステップS205に進む。
ステップS205 排出動作を行う。
ステップS206 特殊媒体モードであるか否かを判断する。特殊媒体モードである場合はステップS207に進み、特殊媒体モードでない場合はステップS210に進む。
ステップS207 特殊媒体モード用の用紙幅検出位置まで用紙41を搬送し改行する。
ステップS208 特殊媒体モード用の用紙幅検出動作を行う。
ステップS209 カールしていないことを設定し、処理を終了する。
ステップS210 用紙41の上端位置まで改行する。
ステップS211 一回目の用紙幅検出動作を行う。
ステップS212 一定量分の改行を行う。
ステップS213 二回目の用紙幅検出動作を行う。
ステップS214 一回目と二回目との用紙幅を比較する。
ステップS215 用紙41の左端及び右端のいずれかがカールしているか否かを判断する。用紙41の左端及び右端のいずれかがカールしている場合はステップS216に進み、用紙41の左端及び右端のいずれもカールしていない場合はステップS209に進む。
ステップS216 カールしていることを設定し、処理を終了する。
このように、本実施の形態においては、特殊な形状を有する媒体としての用紙41に印字する際に、カール状態を誤検出することを防止することができる。
なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
本発明の第1の実施の形態における印刷装置の構成を示すブロック図である。 従来の印刷装置における媒体搬送の動作を示す平面図である。 従来の印刷装置における媒体搬送の動作を示す側面図である。 従来の印刷装置における媒体のカールを示す図である。 本発明の第1の実施の形態におけるファームウェア制御を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態におけるカール検出動作を示す第1の側面図である。 本発明の第1の実施の形態におけるカール検出動作を示す第2の側面図である。 本発明の第1の実施の形態におけるカール検出動作を示す平面図である。 本発明の第1の実施の形態におけるカール検出制御部の動作を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態における印字制御部の動作を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態におけるファームウェア制御を示すブロック図である。 本発明の第2の実施の形態における印字制御部の動作を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施の形態におけるファームウェア制御を示すブロック図である。 本発明の第3の実施の形態における印字制御部の動作を示すフローチャートである。 本発明の第4の実施の形態におけるファームウェア制御を示すブロック図である。 本発明の第4の実施の形態におけるカール検出制御部の動作を示すフローチャートである。 本発明の第5の実施の形態におけるファームウェア制御を示すブロック図である。 本発明の第5の実施の形態におけるカール検出制御部の動作を示すフローチャートである。 本発明の第6の実施の形態におけるファームウェア制御を示すブロック図である。 本発明の第6の実施の形態におけるカール検出制御部の動作を示すフローチャートである。 本発明の第7の実施の形態におけるファームウェア制御を示すブロック図である。 本発明の第7の実施の形態における印字制御部の動作を示すフローチャートである。 本発明の第8の実施の形態におけるファームウェア制御を示すブロック図である。 本発明の第8の実施の形態における印字制御部の動作を示すフローチャートである。 本発明の第9の実施の形態におけるファームウェア制御を示すブロック図である。 本発明の第9の実施の形態における特殊媒体の例を示す図である。 本発明の第9の実施の形態におけるカール検出制御部の動作を示すフローチャートである。
符号の説明
21 印字ヘッド
41 用紙
43 下流側ペーパーガイド
53 カール検出制御部
54 用紙幅検出部

Claims (7)

  1. (a)媒体を搬送する媒体搬送路と、
    (b)前記媒体の幅方向に移動して印刷を行う印刷部と、
    (c)前記媒体の搬送方向における先頭部に近い第1の位置で前記媒体の幅方向における端部の位置である第1の媒体端部位置を検出し、前記第1の位置よりも搬送方向における下流側の第2の位置で前記媒体の幅方向における端部の位置である第2の媒体端部位置を検出する検出部と、
    (d)該検出部によって検出された前記第1の媒体端部位置と前記第2の媒体端部位置とを比較する比較部とを有し、
    (e)該比較部の比較結果に基づいて、所定の処理を行う印刷装置であって、
    (f)前記所定の処理は、検出された前記第1の媒体端部位置が前記第2の媒体端部位置よりも幅方向内側であるという比較結果である場合、前記印刷部を前記媒体の幅方向中央部に移動させ、該中央部を印刷開始位置として媒体端部方向に印刷を行い、検出された前記第1の媒体端部位置が前記第2の媒体端部位置よりも幅方向内側でないという比較結果である場合、前記印刷部の現在位置に近い印刷領域の端部を印刷開始位置として印刷を行う処理であることを特徴とする印刷装置。
  2. (a)前記印刷部より前記媒体の搬送方向下流に配設された媒体ガイドを有し、
    (b)前記媒体の先頭部が前記媒体ガイドに到達する前に前記第2の媒体端部位置が検出される請求項1に記載の印刷装置。
  3. 前記媒体の種類に基づいて、前記第2の媒体端部位置を検出すること及び前記所定の処理を制限する請求項1に記載の印刷装置。
  4. (a)前記印刷部はスペーシングを行って印字する印字ヘッドを備え、
    (b)検出された前記第1の媒体端部位置が前記第2の媒体端部位置よりも幅方向内側であるという比較結果である場合、少なくとも前記搬送方向における第1の位置と第2の位置との間で、前記媒体の幅方向中央部から端部方向に印刷を行う請求項1に記載の印刷装置。
  5. 前記所定の処理は印刷速度を変更する処理を含む請求項に記載の印刷装置。
  6. 前記所定の処理は、前記媒体の幅方向中央部から端部方向に印刷を行うために、前記印字ヘッドを前記媒体の幅方向中央部に移動する際にギャップオープン状態にする処理を含む請求項に記載の印刷装置。
  7. 前記所定の処理は、前記印字ヘッドを前記媒体の幅方向中央部に移動した後に前記媒体を印刷開始位置へ搬送する処理を含む請求項に記載の印刷装置。
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