JP4775353B2 - 調湿装置 - Google Patents

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Description

本発明は、水の入ったタンクを用いる調湿装置に関する。
従来、加湿装置では、気化させて加湿を行うための水を入れるタンクが備わっており、このタンクに水を入れて本体にセットすることで、加湿運転を行っている。
例えば、以下に示す特許文献1に記載の加湿装置では、加湿装置本体の下方にタンクが挿入される形態のものであり、タンクの底面にローラが設けられたものが提案されている。このように、タンクの底面には、ローラが設けられているため、水が入った状態のタンクであっても、タンクの底面に設けられたローラを回転させながら、本体に対してスムーズに挿入することができている。
特開2002−221337号公報
しかし、上記特許文献1に記載の加湿装置では、タンクを本体に対してセットする場合に、挿入を補助するためのキャスターが必要になっており、部品点数が増大している。
本発明は、上述した点に鑑みてなされたものであり、本発明の課題は、簡易な構成によって本体に対するタンクの挿入を容易に行うことが可能な調湿装置を提供することにある。
第1発明に係る調湿装置は、対象空間の湿度を調節する調湿装置であって、タンクと、本体ケーシングとを備えている。本体ケーシングは、タンクを抜き差しするための開口を側面に有している。タンクは、タンク底面部と、タンク底面部の下面よりも低い位置まで伸びるように設けられている接触部と、を有している。接触部は、タンクの挿入時に開口の下縁に接触する。そして、接触部のうち少なくとも開口の下縁の高さ近傍が、挿入側に向かうにつれて上がるように傾斜ないし湾曲している。タンクは、タンクの挿入側端部近傍に位置しており、接触部に対して挿入側とは反対側に連続するようにタンク底面部の下面から下方に伸びているタンク抵抗部を有している。本体ケーシングは、開口の出口の下縁近傍に、タンク抵抗部と接触した状態で挿入側とは反対側に向けてタンク抵抗部を移動させる場合に抵抗となる本体抵抗部を有している。
ここでは、タンクおよび本体ケーシングをそれぞれ同一平面上の床面に配置した状態において、挿入側に向けてタンクを床面に滑らせながら押していくと、接触部が開口の下縁に接する。そして、タンクをさらに押していくと、接触部は開口の下縁に対する接触位置をずらしつつ開口の下縁に対して滑っていき、タンクは、本体ケーシングの開口の枠内に楽に導かれ、持ち上げる等の作業が不要になるこれにより、タンクの本体ケーシングに対する挿入負荷の低減を簡易な構成によって実現することが可能となる。
また、ここでは、タンクを本体ケーシングに対して挿入する際に、接触部が開口の下縁と接した状態において、少なくともその接点近傍が傾斜しているため、タンクの挿入し始めを楽に行うことが可能になる。
なお、タンク底面部を床面から浮かせつつ、タンクを挿入することが可能になる。
さらに、ここでは、タンクを抜き出す際に、タンクの概ね全体が本体ケーシングから取り出されつつある状態で、タンク抵抗部が本体ケーシングの本体抵抗部により抜き出しに対する抵抗を受け始める。このため、タンクが本体ケーシングから取り出されて、本体ケーシングから脱落する前に、タンクを抜き出そうとするユーザにタンクの抜き出し状態の程度を把握させることが可能になるこれにより、タンクの脱落を防止できることで、タンクの本体ケーシングからの脱落によるタンクの破損等を未然に防止することができる。
発明に係る調湿装置は、第1発明調湿装置において、接触部は、略全部が、挿入側に向かうにつれて上がるように傾斜ないし湾曲している。
ここでは、接触部の略全部が傾斜しているため、挿入に際して引っかかる等の抵抗がない。
これにより、接触部が開口の下縁を沿って挿入される間の挿入抵抗を効果的に低減させることが可能になる。
発明に係る調湿装置は、第1発明または第2発明の調湿装置において、接触部の下端がタンクの下端である。
ここでは、接触部がタンクの下端に位置しており、接触部が開口の下縁を超えやすくなっている。
これにより、下端が開口の下縁高さを超えることでタンク全体が開口の下縁高さを超えることができる。
発明に係る調湿装置は、第1発明から第発明のいずれかの調湿装置において、接触部は、タンク底面部の挿入側端部を形成している。
ここでは、タンクの挿入側端部に接触部が位置しているため、タンクの挿入側とは反対側を多少持ち上げるようにしてタンクの挿入側下端近傍を支点として傾けて挿入する場合であっても、容易に挿入させることが可能になる。
発明に係る調湿装置は、第1発明から第発明のいずれかの調湿装置において、接触部は、タンク底面部の上面を超える高さ位置まで伸びている。
ここでは、タンクと本体ケーシングとを床面等に置いた状態で、タンク底面部の下面が開口の下縁よりも低い位置にあったとしても、本体ケーシングの開口の下縁の高さを超える高さまで接触部が伸びて形成されているため、挿入方向にタンクを押していくだけで、タンクが開口の下縁を超える高さまで容易に持ち上がる。
これにより、挿入負荷を低減させることが可能になる。
発明に係る調湿装置は、第1発明から第発明のいずれかの調湿装置において、接触部は、挿入方向に細長く形成されている。
ここでは、接触部が細長く伸びている方向に向かうようにしてタンクを床面に対してズラしつつ挿入することができ、接触部が細いため摩擦を少なくできる。
これにより、より円滑に挿入することが可能になる。
発明に係る調湿装置は、第1発明から第発明のいずれかの調湿装置において、タンクは、挿入側の端部近傍が、挿入側に向かうにつれて挿入側の方向に略垂直な水平方向の幅が狭くなる挿入補助部をさらに有している。
ここでは、タンクの形状として、挿入側に向かうにつれて水平方向の幅が狭くなる形状を採用している。
これにより、タンクを挿入する際に、水平方向についても開口内に導きやすくなる。
発明に係る調湿装置は、第1発明から第発明のいずれかの調湿装置において、開口の下縁のうち接触部と接触する部分が挿入側に窪んでいる。
ここでは、開口の下縁のうち接触部と接触する部分が挿入側に窪んでいるため、タンクの水平方向の幅が本体ケーシングの開口に納まる位置に導かれた状態で、タンクを開口に挿入することができる。
これにより、上下方向の位置決めと左右方向の位置決めとを同時に行う必要がないためタンクの挿入が容易になる。なお、ここで、左右方向とは、挿入側を含む方向に対して垂直でかつ水平な方向をいう。
発明に係る調湿装置は、第1発明から第発明のいずれかの調湿装置において、タンクは、挿入側とは反対側の端部に取手部をさらに有している。
ここでは、タンクの一端に取手部が設けられている。このため、ユーザは、取手部を持ってタンクを移動させることにより、簡単にタンクの挿入作業を行うことが可能になる。
第1発明の調湿装置では、タンクの本体ケーシングに対する挿入負荷の低減を簡易な構成によって実現することが可能となり、タンクの挿入し始めを楽に行うことが可能になる。また、タンク底面部を床面から浮かせつつ、タンクを挿入することが可能になる。さらに、タンクの脱落を防止できることで、タンクの本体ケーシングからの脱落によるタンクの破損等を未然に防止することができる。
発明の調湿装置では、接触部が開口の下縁を沿って挿入される間の挿入抵抗を効果的に低減させることが可能になる。
発明の調湿装置では、下端が開口の下縁高さを超えることでタンク全体が開口の下縁高さを超えることができる。
発明の調湿装置では、タンクの挿入側とは反対側を多少持ち上げるようにしてタンクの挿入側下端近傍を支点として傾けて挿入する場合であっても、容易に挿入させることが可能になる。
発明の調湿装置では、挿入負荷を低減させることが可能になる。
発明の調湿装置では、より円滑に挿入することが可能になる。
発明の調湿装置では、タンクを挿入する際に、水平方向についても開口内に導きやすくなる。
発明の調湿装置では、上下方向の位置決めと左右方向の位置決めとを同時に行う必要がないためタンクの挿入が容易になる。
発明の調湿装置では、取手部を持ってタンクを移動させることにより、簡単にタンクの挿入作業を行うことが可能になる。
<調湿空気清浄装置の構成>
本発明の一実施形態に係る調湿空気清浄装置は、除湿機能、加湿機能および空気清浄機能を有しており、除湿運転時は除湿機として、加湿運転時は加湿機として、空気清浄運転時は空気清浄機として働く。また、本実施形態の調湿空気清浄装置では、単一機能だけでなく、同時に複数の機能を組合せて稼働させることができる。例えば、本実施形態の調湿空気清浄装置1は、空気清浄機能と除湿機能とを同時に発揮させたり、空気清浄機能と加湿機能とを同時に発揮させたり、除湿機能と加湿機能とを同時に発揮させたりすることができる。
以下、図面を参照しながら、本実施形態に係る調湿空気清浄装置1を説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る調湿空気清浄装置1の外観斜視図である。
図1において、調湿空気清浄装置1は、本体ケーシング10、送風機2、除湿ユニット3、加湿ユニット4、空気清浄部5、制御部6、タンク40および後述するドレンパン50(図23参照)等を備えている。ここで、送風機2、除湿ユニット3、加湿ユニット4、空気清浄部5、制御部6およびドレンパン50等は、本体ケーシング10の内部に収容されている。
以下、図1で示す矢印Aの上流側を正面側とし、矢印Aの下流側を背面側とし、以下説明する。
ここで、挿入側とは、例えば、本体ケーシング10とタンク40とを同一床面(平面)上に配置した場合において、タンク40が本体ケーシング10のタンク引出口12に挿入される際に、タンク40が進む向きであり、相対的な向きを意味するものとする。
本実施形態では、ユーザが容易に調湿空気清浄機1を移動させることができるように、本体ケーシング10の本体底面15(室内の床面と対向する面)に、キャスター19(図11等参照)が設けられている。
本体ケーシング10には、上方部分に制御部6が配置され、正面視右側面の下方にタンク引出口12を有し、このタンク引出口12を介してタンク40を挿入するための挿入スペースSが設けられており、制御部5と挿入空間Sとの間に除湿ユニット3および加湿ユニット4が配置されている。さらに、図23に示すように、除湿ユニット3および加湿ユニット4と、挿入スペースSもしくはタンク40との間に、後述するドレンパン50が配置されている。
送風機2は、本体ケーシング10内部の背面側に位置している。そして、調湿空気清浄装置1は、正面視において、正面側から背面側に向けて、空気清浄部5、除湿ユニット3、加湿ユニット4、送風機2の順で並んで配置されている。送風機2が稼働されることにより空気流路Aが形成され、正面側から吸い込まれた被調和対象の空気は、空気清浄部5を通過して清浄化され、除湿ユニット3を通過した後に加湿ユニット4を通過して送風機2を介して再び被調和対象空間に送り出される。制御部6は、本体ケーシング10内の上方に位置しており、空気清浄部5、除湿ユニット3、加湿ユニット4および送風機2をそれぞれ制御する。
図2は、除湿ユニットおよび加湿ユニットの斜視図である。
図2において、加湿ユニット4は、除湿ユニット3に対して背面側に位置している。図1、図2において、加湿ユニット4の一部である気化素子41が加湿ユニット4から飛び出ておりタンク40および水車42が取り出されているメンテナンス状態をそれぞれ示しているが、運転状態では気化素子41は加湿ユニット4の所定位置に収容され、タンク40および水車42は本体ケーシング10の下方のスペースである挿入スペースSに収容された状態となっている。
<除湿ユニット>
図3は、除湿ユニットの斜視図である。
図3において、除湿ユニット3は、吸着素子31、ヒータ32、第2送風機33、送風管34および熱交換部35、排水口38(図4参照)を有している。
吸着素子31は、ハニカム構造体であり、ゼオライト粉末、バインダーおよび膨張剤を混合して練り上げた多孔質の材料によって円板状に成形されている。ここでのバインダーとしては、例えば、変性PPE、ポリプロピレン、ポリスチレン、ABS樹脂などの熱可塑性樹脂から選択されたものである。膨張剤は、ハニカム構造体の成形時に膨張することで、無数の気泡を形成させる。このため、吸着素子31は、水分に対して高い吸着性を有している。
ヒータ32は、吸着素子31の背面側の一部に対向して配置されている。このヒータ32は、略扇形形状であって、吸着素子31の背面側の6分の1程度を覆う位置に設けられている。
第2送風機33は、吸着素子31の上方部分から背面側に向けて突出するような形状を有している。ヒータ32と第2送風機33とは空気の流通ができるように第1送風管34aによって連絡されている。第2送風機33が稼働することで、空気流れが形成され、第1送風管34aを矢印で図示する方向へ流れる。そして、ヒータ32近傍に流れてきた空気は、そこで加熱されて高温空気となる。
送風管34は、第1送風管34a、第2送風管34b、第3送風管34cおよび第4送風管34dを有している。ヒータ32によって加熱された高温空気は、対向する吸着素子31の背面側から吸着素子31の厚み方向の正面側に向かって進み、吸着素子31の正面側からに流れ出る。ここで、吸着素子31の領域のうち高温空気が通過した領域では、高温空気によって暖められることで、保持していた水分が、第2送風機33による空気流れにのって放出される。
吸着素子31を背面側から前面側に向けて通過した空気は、吸着素子31から放出された水分を含むことにより、高温高湿空気となり、第2送風管34bに進む。第2送風管34bは、吸着素子31を通過してきた高温高湿空気の略全部を抵抗なく第3送風管34cに向かわせるために、吸着素子31の一部を正面側から覆うようにして形成されている。第2送風管34bは、外形が正面視略扇形であって、上述したヒータ32と共に吸着素子31の同一部分を挟むような位置に設けられ、吸着素子31の正面側の6分の1程度を覆っている。
第3送風管34cは、第2送風管34bから流れてくる高温高湿空気を、吸着素子31の径方向外側の外周に沿って正面視右側に導く。第3送風管34cには、前後方向に貫通する複数の長孔35aが設けられており、空気流路Aの一部となっている。第3送風管34cを流れる高温高湿空気は、長孔35aを形作っている壁面に接触しながら流れる。このため、長孔35aを含む空気流路Aを通過する空気は、第3送風管34cを流れる高温高湿空気との間で熱交換を行い、互いに混ざり合うことなく、第3送風管34c内を流れる空気から熱量を奪う。このため、長孔35aを形作っている壁面に接触した高温高湿空気は冷却され、長孔35aを形作っている壁面の第3送風管34c内側では結露が生じる。この結露水は、第3送風管34C内において下方に流れ落ちつつ、図4に示す鉛直方向に貫通した排水口38を通じて、後述のドレンパン50を介してタンク40へ流れ込む。
第4送風管34dは、第3送風管34cと第2送風機33とを連絡している。第3送風管34cを通過する高温高湿空気は、複数の長孔35aを形作っている壁面に接触して熱量と水分を奪われた後に、第4送風管34dを通って第2送風機33に吸い込まれる。
長孔35aは、吸着素子31の径方向外側の一部を囲むように設けられており、複数の長孔35aによって熱交換部35を形成している。除湿ユニット3は、厚み方向の寸法がほぼ同じ値に設定された平坦領域3aが形成されており、第3送風管34cと熱交換部35とは、この平坦領域3aに含まれる。
図4は、除湿ユニット3を背面側から視た正面図である。
図4において、除湿ユニット3は、駆動モータ36をさらに有している。駆動モータ36は、ピニオン歯車361を有している。そして、吸着素子31の外周には、ピニオン歯車361と噛み合う従動歯車311が設けられている。駆動モータ36が稼働している間、ピニオン歯車361と噛み合っている従動歯車311に動力を伝えることで、吸着素子31は回転する。そして、吸着素子31が回転しながら、本体ケーシング10に吸い込まれた空気が空気流路Aを通過することで、吸着素子31の一部を通過する。この空気が吸着素子31を通過する際に、吸着素子31は通過しようとする空気中の水分を吸着して保持し、通過後の空気の水分を低減させる。そして、吸着素子31が回転を続けることで吸着素子31のうち水分を保持している部分が、ヒータ32と対向する位置にまで移動し、加熱される。これにより水分を保持していた吸着素子31の一部は、保持していた水分をその場で放出し、ほとんど水分を保持していない状態となる。そして、吸着素子31は、回転を続けることで、空気流路Aを通過して来る新たな空気と接触し、この新たな空気から水分を吸着して保持する。このようにして、吸着素子31が回転することにより、水分の吸着と放出を繰り返すことができる。
図1において、本体ケーシング10の最上面には、空気清浄運転、除湿運転および加湿運転を選択入力可能な選択パネル11が設けられている。この選択入力を受け付ける選択パネル11は、制御部6と通信可能に接続されている。選択パネル11には、吸着素子31の回転と停止とを選択できる選択ボタン37が含まれており、除湿運転時に選択ボタン37をオフ状態に切り替えると、吸着素子31の回転が停止し、積極的な除湿運転が停止される。このとき、ヒータ32と第2送風機33は依然として稼働し続けているので、高温空気は送風管34内を循環する。このため、空気流路Aを流れる空気は、熱交換部35を通過するときに暖められ、調和対象空間に暖められた空気を放出することができるので、小規模な暖房を行うことができる。このときに後述する加湿ユニット4を同時に稼働させることによって、暖房加湿運転を行うことができる。なお、本実施形態では、制御部6に予め暖房加湿運転モードが設定されており、選択パネル11から暖房加湿運転を選択できるようにしている。
<加湿ユニット>
図5は、加湿ユニットの斜視図である。
図5において、加湿ユニット4は、本体内部除湿ユニット3の背面側に設けられており、気化素子41、水車42および駆動部43を有している。この加湿ユニット4は、タンク40の中に貯留されている水が供給されることで、加湿を行う。このタンク40は、空気流路Aを通る空気の加湿に用いる水源であり、本体ケーシング10の挿入スペースSに対して脱着可能に収納されている。タンク40内の水が不足している場合には、加湿用の水を補充するために、ユーザは、本体ケーシング10のタンク引出口12からタンク40を引き出して、水の補充を行う。なお、本実施形態の調湿空気清浄装置1においては、除湿ユニット3の機能を発揮させることで捕獲されてタンク40に貯まった水を、加湿ユニット4における加湿機能の発揮に利用することができるため、単に加湿のみを行う従来の加湿器と比較して水の補充頻度を低減させることができている。
気化素子41は、不織布で円板状に成形され、回転することによってタンク40から送られてくる水を蒸発させる気化部材である。気化素子41は外周に第1歯車411を有しており、第1歯車411は駆動部43によって駆動歯車431が回転することによって回転させられる。気化素子41は、気化素子41の下端がタンク40の満水状態における水位よりも上方に位置するように配置されているので、タンク40内の水とは直接接触していない。
図6は、背面側から見た加湿ユニット4およびタンク40の斜視図である。
図6において、水車42は、その軸がタンク40に設けられた軸受40aに指示されることで、タンク40に対して回転可能に支持されている。そして、水車42は、軸を中心として回転することで、タンク40内の水面下に位置する部分でタンク40内の水を捕らえ、気化素子41と面している水面上の部分まで汲み上げ、水車42が汲み上げた水が水車42から放たれるようにして、気化素子41に対して水を供給する。ここで、加湿ユニット4の厚み方向の寸法を小さくし、調湿空気清浄装置1自体の厚みをコンパクト化させるために、気化素子41と水車42は、各回転の軸が略並行の位置関係にあり、互い対向して隣接配置されている。
ここで、水車42は、軸を中心として回転しつつ、タンク40の水をより上方に位置する気化素子41にまで運ぶために、水車42の背面側の外周近傍には、軸方向に窪んで形成された略台形状の凹部421aが複数設けられている。
図7は、水車42の分解斜視図である。
図7において、水車42は、車輪421、車輪カバー422および第2歯車423等が組み合わされて形成されている。
車輪421には、背面側に向けて窪んだ複数の凹部421aが円周を沿うように配置されて形成されている。
車輪カバー422には、軸方向に貫通した略台形状の複数の孔422aが形成されている。そして、車輪421と車輪カバー422とは、車輪421の複数の凹部421aが、車輪カバー422の複数の孔422aとそれぞれ対向する位置関係において組み合わされている。そして、孔422aの大きさは、凹部421aの窪みの上方近傍を縁取る略台形形状の略半分程度であり、車輪421と車輪カバー422とが組み合わされた状態で、凹部421aの上方近傍を縁取る略台形形状の略半分程度が覆われて、略半分が開口した状態となっている。これにより、車輪421と車輪カバー422とが組み合わされた状態では、車輪421と車輪カバー422の間に回転位置によっては鉛直方向に窪んだ状態となる受け溝を形成することができ、水を上方に汲み上げることが可能になっている。
第2歯車423は、図6に示すように、気化素子41の第1歯車411と噛み合う歯車であり、回転の中心には、車輪421、車輪カバー422および第2歯車423が共有する回転軸424が設けられている。回転軸424を同軸として、第2歯車423、車輪カバー422、車輪421が順に重ねて組み合わされている。
水車42は、回転することによって、凹部421aが順次タンク40の水中を通過して水面を離れる動作を繰り返す。ここで、凹部421aが浸水したとき、孔422aを介して凹部421aへ水が流れ込み、車輪421と車輪カバー422の間に鉛直方向に窪んだ受け溝は、内部が水で満たされた状態で水中から出ていく。
水車42がさらに回転し、水で満たされた状態の受け溝が最上位置に近づくにしたがって、受け溝内の水は孔422aを介して背面側下方に向けて流出し、最上位置を通過したときにほぼ全ての水が流出する。水は、流出する際に重力によってある程度の勢いが付加されているので、凹部421aと近接している気化素子41の前面側に到達するように、背面側に向かって流出する。
図6において、回転軸424は、タンク40の軸受40aに回転可能に支持されている。そして、この軸受40aのタンク40の底の上表面から軸受40aの軸芯までの高さが、水車42が配置されたときにタンク40が最低水位のときであっても、水車42の最下位置における凹部421aが水没する高さとなるように設定されている。
また、軸受40aは、上半分が開いているので、タンク40が本体ケーシング10から引き出されたときに、ユーザは水車42をタンク40から取り出して洗浄することができる。
<除湿ユニットと加湿ユニットとの位置関係>
図8は、除湿ユニット3と加湿ユニット4とが組み合わされた状態の斜視図である。
図8において、加湿ユニット4は、除湿ユニット3の第2送風機33の下方に、平面視において互いに重なるように、配置されている。加湿ユニット4の気化素子41は、除湿ユニット3の吸着素子31および図8では不可視の熱交換部35と対向している。そして、水車42は、気化素子41と熱交換部35とで前後方向から挟まれるように配置されている。
<気化素子の取り付け/取り出し機構>
図5、図6で示すように、気化素子41は、本体ケーシング10からの取り出しを容易にするために、回転軸を前後方向に突出させていない形状に成形されている。
そして、気化素子41は、第1歯車411が駆動歯車431および第2歯車423と噛み合うことによって両歯車431、423によって支持されている。第1歯車411が、安定した姿勢を維持するために、駆動歯車431および第2歯車423は、第1歯車411の回転軸よりも下方に位置し、且つ気化素子41の鉛直中心線の面に対して互いに反対側に位置している。このため、気化素子41は、軸支持されていなくても、安定して回転することができ、本体ケーシング10から取り出されるときには、突出する軸がないので、本体ケーシング10内部に引っ掛かることなく容易に取り出される。
ここで、図1に示すように、本体ケーシング10には、回転式の気化部材扉16を開けることによって、開口する気化素子取出口13が設けられている。これにより、気化素子41は、気化部材扉16を開けることにより、気化素子取出口13を介して取り出すことができる。これによって、ユーザは、気化素子41を取り出して交換することができる。
<タンクの挿入/抜き出し機構>
(タンクの詳細構成)
図9に、タンクと水車と加湿ユニットとの位置関係を示す背面図を、図10に、挿入スペースに対してタンクを挿入する状態を示す背面図を、それぞれ示す。
また、図11に、本体底面とタンクとの位置関係を示す底面斜視図を、図12に、挿入スペースに対してタンクを挿入する状態を示す正面図を、それぞれ示す。
タンク40は、図9〜12に示すように、透明の樹脂で成型された、タンク正面40fと、タンク背面40bと、タンク挿入面40sと、タンク底面46と、タンクリブ44と、タンク曲面45と、凸部40cと、非透明の樹脂で成型された、タンク取出面47と、タンク取手48と、軸受40aと、を備えている。
タンク正面40fは、図12、図1、図2および図5等において示すように、タンク40の正面側の側面を構成している。また、このタンク正面40fは、図1に示すように、その面の一部を構成している添え部40wを有している。この添え部40wは、タンク正面40fの挿入側端部近傍において背面側に窪んだ形状を有している。このため、ユーザは、タンク40を両手で保持する際に、例えば、左手の指をこの添え部40wの窪みに入れて、下から支えるようにしてタンク40を取り上げることができる。
タンク背面40bは、図9、図10、図11および図6等において示すように、タンク40の背面側の側面を構成している。
タンク挿入面40sは、図12、図2等において示すように、タンク40の正面視左側の側面、すなわち、タンク40を本体ケーシング10の挿入スペースSに挿入する際に最初に挿入スペースS内に入る側面を構成している。
タンク底面46は、図9、図10、図11および図12等に示すように、タンク40の底面を構成している。また、タンク底面46は、図10、図11および図12に示すように、タンク挿入面40sから所定距離離れた部分からタンク挿入面40sから離れるに従って下方に傾斜したタンクテーパ46aを有している。なお、図19に示すように、タンク底面46の挿入側とは反対側の端部近傍は、本体ケーシング10のタンク引出口12の下縁を構成している。
タンク取出面47は、図11および図12等において示すように、タンク40の正面視右側の側面を構成しつつ、タンク40を本体ケーシング10の挿入スペースSに挿入した状態では、本体ケーシング10の正面視右側の側面の一部を構成する。また、このタンク取出面47は、図1、図5等に示すように、タンク取出面47を板厚方向に貫通したタンク窓部47aが設けられている。
以上のタンク正面40f、タンク背面40b、タンク挿入面40s、タンク底面46およびタンク取出面47によって器形状が形成され、タンク40はその器の内側に水を貯めることができる。
タンク取手48は、図1、図10、図11および図12等に示すように、タンク40の挿入側とは反対側の端部であるタンク取出面47の下方にV字形状に窪んだ溝であり、下方から上方に向けて手を差し入れて掴むことができる。ユーザは、このタンク取手48を掴んで、本体ケーシング10からタンク40を抜き出したり、本体ケーシング10に対してタンク40を挿入したりすることができる。
タンクリブ44は、図10、図11および図12に示すように、背面視においてタンク底面46とタンク挿入面40sとによって形成されるコーナーを縁取るようにして突出したリブであって、正面側の正面タンクリブ44fと、背面側の背面タンクリブ44bとの2つが互いに平行に伸びるようにして設けられている。この正面タンクリブ44fおよび背面側の背面タンクリブ44bは、共に、タンク底面46の下面側からさらに鉛直方向下方に伸びた部分を有しており、タンク40の最も低い位置(下端)を構成しているため、タンク40を床上に置いた状態で、床と接触し、タンク40を支えることができる。
そして、タンク40の側断面である図19に示すように、正面タンクリブ44fおよび背面タンクリブ44bは、いずれも、タンク引出口12を介して本体ケーシング10の挿入スペースSに挿入されるときに、タンク引出口12の下縁に対して接触しつつ滑り上がる接触部Xを有している。
この接触部Xは、タンク引出口12の下縁の高さ近傍部分を含む、略全部が、挿入側に向かうにつれて上がるように傾斜して形成されている。ここで、この接触部Xの傾斜形状としては、図19に示すように、略全部が、湾曲して形成されている。この接触部Xは、タンク40の挿入側下端部を覆う位置に設けられており、タンク底面46の下面よりもタンク40の下端を構成する低い位置から、タンク底面46の上面を超えて少なくともタンク引出口12近傍における本体底面15の上面の高さh5+h4の位置(本体底面15自体の厚さh4を含む)よりも高い位置まで伸びて形成されている。また、この接触部Xは、タンク底面46の挿入側の端部を形成しているため、タンク40の挿入側とは反対側を多少持ち上げるようにしてタンク40の挿入側下端近傍を支点として傾けて挿入する場合であっても、挿入が容易になる。また、この接触部Xは、正面タンクリブ44fおよび背面タンクリブ44bのいずれについても、挿入方向に細長く形成されている。
また、正面タンクリブ44fおよび背面タンクリブ44bは、いずれも、タンク40の挿入側端部近傍であって挿入側とは反対側の接触部Xの延長上に位置しており、タンク40の取り出し時に底面凹部15d(後述する)に対して抵抗となる、タンク抵抗部Yを有している。
そして、正面タンクリブ44fおよび背面側の背面タンクリブ44bは、正面タンクリブ44fおよび背面側の背面タンクリブ44bの下端から上方に上がるにつれて挿入側を含む方向の幅が広がっていくような形状を有しており、床面Gと正面タンクリブ44fおよび背面側の背面タンクリブ44bとの接触面積が小さくなっており、タンク40を床面Gに対して滑らせる際の摩擦抵抗を低く抑えることができる。そして、床面Gと接触していない部分は、各部分が、所定の曲率半径によって、湾曲して形成されている。
このタンクリブ44は、図19に示すように、タンクリブ44の下端から、本体ケーシング10のキャスター19によって地面から離れている本体底面15の上面の高さ(高さh5と高さh4との和)の高さに至るまでの間の挿入側の縁が、下端から挿入側に向かうにつれて上方に上がるように形成されている。このため、途中で挿入側に傾斜していない部分が無いため、後述するタンク40の挿入時にその傾斜していない部分で挿入に対する抵抗が増大してしまうという事態を避けることができるようになっている。
なお、タンクリブ44は、図19に示すように、タンク底面46の挿入側の端部近傍に位置している。そして、タンク底面46の上面を超える高さ位置まで設けられている。このため、タンク40と本体ケーシング10とを床面Gに置いた状態で、タンクリブ44に支えられたタンク底面46の下面が本体底面15の上面よりも低い位置にあったとしても、タンクリブ44がタンク底面15の上面を超える高さまで設けられており、さらに、本体ケーシング10の本体底面15の上面を超える高さまで設けられているため、タンク40の挿入負荷を低減させることができる。
そして、このタンクリブ44の長手方向は、挿入側と略平行に形成されている。このため、挿入側に対して垂直に上下挿入補助部の長手方向が形成される構成と比較して、摩擦を少なくすることができる。
タンク曲面45は、図11、図10および図12に示すように、正面タンク曲面45fと、背面タンク曲面45bと、を有している。正面タンク曲面45fは、タンク挿入面40sとタンク正面40dとによって形成されるコーナーを両面がなめらかにつながるR形状として、このR形状が鉛直方向に続いている形状を有している。背面タンク曲面45bは、タンク挿入面40sとタンク背面40bとによって形成されるコーナーを両面がなめらかにつながるR形状として、このR形状が鉛直方向に続いている形状を有している。この正面タンク曲面45fと、背面タンク曲面45bと、によって、タンク40の挿入側端部近傍は、挿入側に向かうにつれて、挿入側に略垂直な水平成分の幅が狭くなっていく形状となっている。このため、タンク40の形状として、挿入側に向かうにつれて水平方向の幅が狭くなっていることから、タンク40を挿入する際に、水平方向についてもタンク引出口12内に導きやすくなる。
また、本体ケーシング10は、図13等において示すように、タンク取出口12の縁のうち、本体正面10fや本体背面10bによって構成されている縁の位置よりも、本体底面15によって構成されている縁の位置のほうが、所定窪み距離h2だけ挿入側に窪むように形成されている。これに対して、図13に示すように、上述した正面タンク曲面45fや背面タンク曲面45bの挿入側とは反対側の端部から、正面タンクリブ44fや背面側の背面タンクリブ44bの挿入側端部までの間の所定厚さh3のほうが、本体ケーシング10の窪みである所定窪み距離h2よりも短くなるように形成されている。これにより、タンク40の挿入時には、先に、正面タンク曲面45fもしくは背面タンク曲面45bが本体ケーシング10の本体正面10fや本体背面10bのタンク取出口12側の端部に当接して、水平方向の位置がガイドされ、その後に、正面タンクリブ44fや背面側の背面タンクリブ44bによって上下方向の位置がガイドされることになる。
軸受40aは、図6、図9および図12に示すように、タンク40のタンク底面46の上面側から上方に伸びており、先端が下方にわずかに窪んだ形状を有しており、水車42の回転軸424を回転自在に支持する。
凸部40cは、図6および図9に示すように、タンク取出面47のタンク窓部47aの開口に対応するようにして、タンク40の側面の一部が周囲方向に突出した形状を有している透明樹脂成型部である。この凸部40cは、タンク窓部47aに嵌合されることで、本体ケーシング10の側面の一部を構成するタンク取出面47の一部であるタンク窓部47aに嵌められた透明な凸部40cを介して、タンク40内の水位を、タンク40装着状態であっても視認することができる。
なお、本体ケーシング10は、図1、図9、図10、図11および図12に示すように、本体底面15を有している。そして、本体底面15の下面側の4つのコーナーには、さらに下方に設けられたキャスター19がそれぞれ設けられており、本体ケーシング10を4点で支えている。さらに、本体ケーシング10は、図1に示すように、本体ケーシング10の正面側を構成する本体正面10fと、本体ケーシング10の背面側を構成する本体背面10bとを備えている。ここで、本体ケーシング10に、タンク40を挿入するために設けられた挿入スペースSは、本体底面15の上面側の面と、本体正面10fの背面側の面と、本体背面10bの正面側の面と、によって囲まれたスペースである。この挿入スペースSは、図1に示すように、略水平方向に開口したタンク引出口12を有している。
また、本体ケーシング10は、後述する図13に示すように、本体底面15のタンク引出口12側端辺は、本体正面10fや本体背面10bのタンク引出口12側端辺の位置よりも、挿入方向に所定窪み距離h2だけ内側に位置している。
さらに、本体ケーシング10の本体底面15は、後述する図19に示すように、タンク引出口12側端辺を構成する底面開口側端辺15pと、この底面開口側端辺15p近傍において下方に窪んだ底面凹部15dとを有している。すなわち、正面タンクリブ44fや背面側の背面タンクリブ44bの挿入側とは反対側の端部は、タンク40の挿入側端部近傍に位置している。本体底面15のタンク取出口12近傍の上面側に設けられた底面凹部15dは、正面タンクリブ44fや背面側の背面タンクリブ44bと接触した状態で挿入側とは反対側に向けて正面タンクリブ44fや背面側の背面タンクリブ44bを移動させる場合に抵抗として機能する。
以下、この本体ケーシング10の挿入スペースSに対して、タンク40が挿入される様子について説明する。
(タンクの挿入)
図1で示したように、タンク40は、本体ケーシング10の挿入スペースSに対して着脱可能に設けられているため、引き出し式のタンク取出面47のタンク取手48を掴んでタンク40を挿入することによって、本体ケーシング10のタンク引出口12を介して挿入スペースSに挿入することができる。
ここで、調湿空気清浄装置1の上方から見た断面図である、タンク40と本体ケーシング10との位置関係を示す平面断面図を、図13、図14、図15、図16、図17および図18においてそれぞれ示す。
また、調湿空気清浄装置1の正面側から見た断面図である、タンク40と本体ケーシング10との位置関係を示す正面断面図を、図19、図20、図21および図22においてそれぞれ示す。
ここで、図16で示す平面状態は図19の正面状態に対応し、図17で示す平面状態は図20の正面状態に対応し、図18で示す平面状態は図21の正面状態に対応している。
まず、ユーザは、タンク取手48を掴んで、タンク40のタンク挿入面40sが、本体ケーシング10のタンク引出口12の枠内に納まる位置となるように、タンク40の位置を移動させる。
ここで、図13に示すように、タンク正面40fの正面側の面が本体正面10fの背面側の面より内側に位置せず、h1の距離だけずれて点Q1で当接している状態から矢印で示す方向に挿入されようとする場合がある。
なお、ここで、本体ケーシング10は、図13等において示すように、タンク取出口12の縁のうち、本体正面10fや本体背面10bによって構成されている縁の位置よりも、本体底面15によって構成されている縁の位置のほうが、所定窪み距離h2だけ挿入側に窪むように形成されている。これに対して、図13に示すように、上述した正面タンク曲面45fや背面タンク曲面45bの挿入側とは反対側の端部から、正面タンクリブ44fや背面側の背面タンクリブ44bの挿入側端部までの間の所定厚さh3のほうが、本体ケーシング10の窪みである所定窪み距離h2よりも短くなるように形成されている。
このため、タンク40を挿入する際に、正面タンクリブ44fや背面側の背面タンクリブ44bが本体底面15の所定窪み距離h2だけ窪んだ部分に到達して本体底面15の上下方向の位置のガイドが行われるよりも先に、正面タンク曲面45fもしくは背面タンク曲面45bが本体ケーシング10のタンク取出口12の縁のうち本体正面10fや本体背面10bによって構成されている縁に当接して、タンク40は、まず最初に、左右方向の位置がガイドされることになる。したがって、タンク40の挿入時には、まず、タンク40のタンク取出口12に対する左右方向の位置のガイド(正面側と背面側とのズレの修正)が行われ、その後に、上下方向の位置のガイド(高さ方向のズレの修正)が行われる、という順で挿入される。
この場合、このように、タンク40の左右方向端部の位置が、本体ケーシング10のタンク引出口12の左右の幅と対応していない位置から挿入される場合であっても、図14に示すように、正面タンク曲面45fが湾曲形状であることにより、図13における矢印の方向にユーザが力を加えても、タンク40は、図14に示す矢印の向きに容易に移動していく。このため、タンク正面40fの挿入側先端は、本体正面10fの内側に位置するように点Q2で当接した状態となる。したがって、タンク40は、図15に示すように、点Q3を支点として回転させるように挿入させることができ、タンク挿入面40sは、本体ケーシング10のタンク引出口12の枠内に納まることが可能な位置に、特段挿入方向をユーザに意識させることなく導かれる。以上のタンク40の水平方向の位置の調節は、背面タンク曲面45bが始めに本体背面10bに当接した場合であっても同様である。
そして、ユーザは、タンク挿入面40sが、本体ケーシング10のタンク引出口12の枠内に納まった状態で、さらに、タンク40を挿入スペースS内に挿入させる。
そうすると、図16に示すように、正面タンクリブ44fおよび背面タンクリブ44bの接触部Xの少なくともいずれか一方(両方同時であってもよい)が点P1において本体底面15のタンク取出口12側端辺に当接した状態となる。この状態は、上述したように、正面断面図で示すと図19で示すような位置関係になっている。ここで、上述した底面開口側端辺15pの上面は、本体底面15の4角に設けられたキャスター19の高さや本体底面15の形状により持ち上げられた分の高さ(h5)と、底面開口側端辺15p自体の厚み高さ(h4)と、によって、床面Gから鉛直上方にh4+h5だけ離れて位置している(キャスター19は、図19において奥行き方向もしくは手前方向に存在しているため点線で示している)。このため、床面Gに当接した状態の正面タンクリブ44fおよび背面タンクリブ44bは、その一部が、図19の点P1で示す床面Gから離れた点において底面開口側端辺15pと当接している。
ここでは、タンク40の正面タンクリブ44fおよび背面タンクリブ44bには、下端から挿入側に向かうにつれて縁がより上方に位置している接触部Xが設けられている。そして、タンク40に設けられた正面タンクリブ44fおよび背面タンクリブ44bの高さは、少なくともタンク引出口12近傍における本体底面15の厚さ(h4)よりも長く伸びている。具体的には、ここでは、正面タンクリブ44fおよび背面タンクリブ44bは、正面タンクリブ44fおよび背面タンクリブ44bの下端からh4+h5の高さを超える高さに至るまでの間の挿入側の縁が、途中で挿入側に傾斜していない部分を有することなく、なだらかに、下端から挿入方向に向かうにつれて上方に上がるように形成されている。
このため、挿入側にタンク40が進むようにタンク40を床面Gに対して滑らせて、タンク引出口12を通じて本体ケーシング10の挿入スペースSに挿入する場合に、挿入が楽になる。すなわち、タンク40は、本体底面15の厚み分によって挿入が遮られることなく、タンク40の正面タンクリブ44fおよび背面タンクリブ44bの接触部Xが、タンク引出口12の下縁(タンク底面15を構成している底面開口側端部15pの上端近傍部分)を滑るようにして、タンク40の挿入側が本体底面15の上面側の上に、挿入抵抗の増大を抑えつつ、楽に滑り上がる。
このように、正面タンクリブ44fおよび背面タンクリブ44bの湾曲傾斜部分が底面開口側端辺15pの上面の高さ位置を超えた部分まで伸びて存在しているため、さらにユーザがタンク40を挿入スペースSに挿入させる方向に軽い力を加えると、図20に示すように、底面開口側端辺15pとの当接点P2において、正面タンクリブ44fおよび背面タンクリブ44bの湾曲傾斜部分が順次スライドしていくことで、タンク40のタンク挿入面40s側が挿入方向に移動しながら鉛直上方に上昇する。この状態は、図17の平面断面図で示された状態である。
そして、さらにユーザがタンク40を挿入スペースSに押し込むと、図21に示すように、正面タンクリブ44fおよび背面タンクリブ44bが完全に本体底面15の上面側に上がり、平面断面図としては図18で示す位置関係となり、容易にタンク40を挿入スペースSに挿入することができる。
(タンクの抜き出し)
図1で示したように、タンク40は、本体ケーシング10の挿入スペースSに対して着脱可能に設けられているため、引き出し式のタンク取出面47のタンク取手48を掴んでタンク40を抜き出すことによって、本体ケーシング10のタンク引出口12からタンク40を抜き出すことができる。
ここで、図22に示すように、タンク40の全体がタンク引出口12から抜き出される直前の状態となると、本体底面15には、底面凹部15dが底面開口側端辺15pの近傍に設けられているため、正面タンクリブ44fおよび背面タンクリブ44bの抜き出し方向の端部が、底面凹部15dの抜き出し方向の壁面と当接し、抜き出しに対する抵抗が一気に増大する状態となる。
すなわち、正面タンクリブ44fや背面側の背面タンクリブ44bの挿入側とは反対側の端部は、タンク40の挿入側端部近傍に位置しているため、本体底面15のタンク取出口12近傍の上面側に設けられた底面凹部15dは、タンク40の概ね全体が本体ケーシング10から取り出された状態になると、正面タンクリブ44fや背面側の背面タンクリブ44bと接触した状態で挿入側とは反対側に向けて正面タンクリブ44fや背面側の背面タンクリブ44bを移動させる場合に抵抗として機能する。
これにより、タンク40が抜き出される際に、タンク40の概ね全体が本体ケーシング10から取り出されつつある状態で、正面タンクリブ44fや背面側の背面タンクリブ44bが本体底面15の底面凹部15dにより抜き出しに対する抵抗を受け始める。このため、タンク40が本体ケーシング10から取り出されて、本体底面15から脱落する前に、タンク40を抜き出そうとするユーザに状態を把握させることができる。したがって、ユーザは、タンク40を挿入スペースSから勢いよく抜き出す場合であっても、タンク40が完全に抜き出される前に、一旦負荷が増大することで、タンク40が完全に抜き出される状態の手前の状態にあることを把握することができる。これにより、タンク40の脱落を防止できることで、タンク40の本体底面15からの脱落によるタンク40の破損等を未然に防止することができる。
これにより、ユーザが勢いよくタンク40を抜き出すことにより、タンク40のタンク挿入面40sの下端近傍や正面タンクリブ44fおよび背面タンクリブ44bが、勢いよく床面Gに叩き付けられて破損する等の問題を解決できている。
また、図22で示す、タンク40が完全に抜き出される前に一旦負荷が増大する状態は、図1に示す状態において、タンク40を抜き出そうとする場合の位置関係に等しく、このタンク40のほぼ全体が挿入スペースSから取り出されている状態では、タンク40のタンク正面40fの一部を構成している添え部40wが本体ケーシング10の外側に露出する位置まで移動している。そして、この添え部40wは、タンク正面40fの挿入側端部近傍において背面側に窪んだ形状を有しているため、右手でタンク取手48を掴んでタンク40を挿入スペースSから抜き出している状態において、ユーザは、余った左手を添え部40wに差し入れて、下からタンク40を支持することで、両手でタンク40を持ち上げることができる。そして、このように、タンク40を抜き出す際にタンク40の添え部40wに左手を添えて両手で持ち上げるためのタイミングは、タンク40が完全に抜き出される前に一旦負荷が増大することによりユーザが把握することができる。このため、ユーザは、タンク40が本体ケーシング10から脱落してしまう前の、この一旦負荷が増大している状態で左手を添えることができるようになる。
このようにして、ユーザは、タンク40を本体ケーシング10から取り出して、加湿のための水の補給および除湿の際の水の廃棄を行ったり、水車42の洗浄等を行うことができる。
以下、上述したタンク40の挿入および抜き出しにより、傾斜状態が変化するドレンパン50について説明する。
<タンクの挿入時および抜き出し時におけるドレンパンの状態>
(ドレンパンの詳細構成)
図23に、タンクが挿入されている状態におけるドレンパンおよびその近傍の構成配置を示す斜視図を、図24に、タンクが抜き出される途中の状態におけるドレンパンおよびその近傍の構成配置を示す斜視図を、それぞれ示す。
図25に、タンクが挿入されている状態におけるドレンパンの傾斜状態を示す背面図を、図26に、タンクが抜き出される途中の状態におけるドレンパンの傾斜状態を示す背面図を、それぞれ示す。
ここで、ドレンパン50は、図23、図24、図25および図26においてそれぞれ示すように、遥動軸51と、注ぎ口52と、予備容器53と、加湿水受け54と、傾斜リブ55とを備えている。
遥動軸51は、正面側から背面側に向かって伸びる軸である。この遥動軸51は、この軸を中心としてドレンパン50を回転自在に、除湿ユニット3の下端部分に対して支持している。
注ぎ口52は、ドレンパン50において補水した水を、下方に配置されたタンク40に導くために、鉛直方向に貫通した開口であり、遥動軸51の近傍に設けられている。これにより、図24および図25に示すように、ドレンパン50の傾斜状態が略水平状態である場合に、補水した水をタンク40に向けて流れ落とす。
予備容器53は、ドレンパン50の水受けのうち、正面視左側、すなわち、タンク40の挿入側の水受けを構成しており、主に、除湿ユニット3で生じた凝縮水を補水する。ここで、除湿ユニット3は、図26に示すように、除湿ユニット3の下端に設けられた排水口38を介して、熱交換部35において生じた凝縮水を予備容器53上に滴下させることができる。
加湿水受け54は、ドレンパン50の水受けのうち、上述した予備容器53とは、遥動軸51に対して反対側の端部の水受けを構成しており、主に、加湿ユニット4に対して水車42が給水する際に気化素子41が保持しきれずに落下させる水を補水する。
傾斜リブ55は、正面視左側、すなわち、タンク40の挿入側の下面からさらに下方に突出したリブであり、挿入方向に行くにしたがって突出程度が増大するように形成されている。
以上の構成で、ドレンパン50は、遥動軸51に対して、加湿水受け54が設けられている側よりも、予備容器53や傾斜リブ55が設けられている側のほうが大きく重くなっている。そして、遥動軸51は、ドレンパン50の重心よりも加湿水受け54側に配置されている。このため、ドレンパン50に何ら力が作用されていない状態では、ドレンパン50は、予備容器53や傾斜リブ55が設けられている側が下方に移動し、加湿水受け54が設けられている側が持ち上げられるようにして、バランスが保たれる。
(ドレンパンの傾斜状態)
(タンク挿入時)
タンク40が挿入スペースSに挿入された状態では、図25に示すように、点Tにおいて、タンク40の上面部分がドレンパン50の傾斜リブ55と当接して持ち上げ、ドレンパン50は遥動軸51を軸芯として回動し、ドレンパン50の傾斜状態は略水平状態となる。このため、タンク40が挿入された状態では、ドレンパン50は、除湿ユニット3や加湿ユニット4からの補水を注ぎ口52を介して、下方に存在しているタンク40に導く。
(タンク抜き出し時)
タンク40が挿入スペースSから傾斜リブ55に触れない程度に抜き出された状態では、図26に示すように、点Uにおいて、タンク40の上面部分がドレンパン50の傾斜リブ55と当接していないため、ドレンパン50を遥動軸51を軸芯として回動し、ドレンパン50の傾斜状態は、予備容器53や傾斜リブ55が設けられている側が下方に移動し、加湿水受け54が設けられている側が持ち上げられるようにしてバランスが保たれた傾斜状態となる。
これにより、たとえ、除湿ユニット3からの凝縮水によってタンク4が満水状態となり、タンク40を抜き出して排水作業を行う場合において、除湿ユニット3の下にタンク40が不在の状態となったとしても、除湿ユニット3の熱交換部35等から落下する凝縮水は、予備容器53が傾斜して水受けとして機能することができるため、タンク40の水が排水されて再びタンク40が装着されるまでの一時的な補水を行うことができる。また、ドレンパン50の加湿水受け54は、加湿ユニット4の気化素子41の鉛直下方まで伸びて設けられているため、タンク40が本体ケーシング10から抜き出された状態であっても、気化素子41からの落水を補水することができる。これにより、タンク40を抜き出しても、除湿ユニット3からの凝縮水や、気化素子41からの落水が、本体ケーシング1の本体底面15上に滴下してしまうことを回避できる。また、タンク40が再度挿入された場合には、タンク40がドレンパン50の注ぎ口52の下に存在する状態となった後に、傾斜リブ55に当接して、予備容器53に貯まっている水をタンク40に導く。このため、タンク40の挿入動作に伴う水漏れも防ぐことができる。
なお、タンク40が本体ケーシング10から抜き出された状態では、図1等に示すように、気化部材扉16を開けることで気化素子41を気化素子引出口13を介して取り出すことができる。そして、この際、図26で示すように、気化素子41が本体ケーシング10内に収容されている状態では、ドレンパン50の加湿水受け54は、気化素子41と当接した状態にある。そして、気化素子41が本体ケーシング10から取り出されると、ドレンパン50は予備容器53の位置が下降するようにさらに傾斜した状態となり、より多くの水を保持することができる状態になる。
なお、図27の概念平面図、および、図28の概念側面図に示すように、タンク40の内部には、第1壁81と第2壁82と、樹脂ケース71と、銀イオン除菌剤73とが設けられている。
ここで、第1壁81は、タンク40の底面から上方に向けて伸びた壁であり、第1突起81aを有している。また、第2壁82は、第1壁81の面と平行となるようにして、第1壁81に対する突起81a側において、タンク40の底面から上方に向けて伸びた壁であり、第1突起81aと対向する位置から第1突起81aに向けて突起した第2突起82aが設けられている。
樹脂ケース71は、複数の微細開口を有し、内部に銀イオン除菌剤73を収容するために開閉可能な筐体であって、第1軸受け部71aと第2軸受け部72aとを有している。樹脂ケース71は、第1第1突起81aが軸受け部71aに嵌合し、第2突起82aが第2軸受け部72aに嵌合するようにして、第1壁81および第2壁82によって鋏持されている。
銀イオン除菌剤73は、樹脂ケース71の微細開口より大きな粒子であり、複数の粒子群から構成されており、樹脂ケーシング71内に収容されている。
このようにして、タンク40内に水が溜まった状態では、銀イオン除菌剤73がタンク40内の水に作用することができ、タンク40内での菌の繁殖を抑えて、タンク40を清潔に保つことができる。
<本実施形態に係る調湿空気清浄装置1の特徴>
(1)
従来の除湿機や加湿器では、本体にタンクをセットする時、タンクの先端が本体の開口位置と合うように、必ずタンクを床面から持ち上げる必要がある。また、タンクに車輪がついていて、挿入を補助するものもあるが、その場合であっても、挿入時には、タンクの先端が本体の開口位置と合うように、タンクの端を持ち上げねばならず、車輪という別途部材が必要になっている。
これに対して、本実施形態に係る調湿空気清浄装置1では、タンク40の水を送水手段として機能する水車42によって、タンク40より上方に位置する気化素子41まで運ぶ構成となっている。したがって、このようにタンク40の水をより上方に運ぶようにした構成においては、タンク40は、本体ケーシング10の下方、特に、気化素子41よりも下方に配置させることが必要になる。そこで、本実施形態では、本体ケーシング10へのタンク40の挿入は、本体ケーシング10の下方に設けられたタンク引出口12を介して、挿入スペースSにタンク40を略水平方向に滑らせながら挿入するようにして行われる。
そして、本実施形態では、タンク40の正面タンクリブ44fおよび背面タンクリブ44bには、挿入方向に向かうにつれて上方に上がるように形成された接触部Xが設けられている。そして、正面タンクリブ44fおよび背面タンクリブ44bは、正面タンクリブ44fおよび背面タンクリブ44bの下端からh4+h5の高さを超える高さに至るまでの間の挿入側の縁が、下端から挿入方向に向かうにつれて上方に上がるように形成されている。さらに、この挿入側の縁は、下端から上方に上がる途中で挿入側に傾斜していない部分を有することなく、なだらかに傾斜した形状とされている。
このため、タンク40は、本体底面15の厚み分によって挿入が遮られることなく、タンク40の正面タンクリブ44fおよび背面タンクリブ44bの接触部Xが、タンク引出口12の縁のうちタンク底面15を構成している底面開口側端部15pの上端近傍部分を滑るようにして、タンク40の挿入側が本体底面15の上面側の上に、挿入抵抗の増大を抑えつつ、楽に滑り上がる。特に、本体底面15の上面の高さ位置(h4+h5の高さ)近傍の接触部Xが挿入方向に向かうにつれて上方に上がるように形成されているため、タンク40の挿入し始めについても、楽に行うことができる。
このように、タンク40に正面タンクリブ44fおよび背面タンクリブ44bを設けた簡易な構成によって、本体ケーシング10への挿入を楽にすることができている。
(2)
本実施形態に係る調湿空気清浄装置1では、正面タンクリブ44fおよび背面タンクリブ44bの下端から本体底面15の上面高さを超える高さに至るまでの間の挿入側の縁が、下端から上方に上がるにつれてより挿入側に位置するように形成されている。このため、タンク40の挿入時における挿入抵抗の増大を抑えることができ、本体ケーシング10に対して、タンク40をスムーズに挿入させることができる。
(3)
本実施形態に係る調湿空気清浄装置1では、タンク40と本体ケーシング10とを床面Gに置いた状態で、タンクリブ44に支えられたタンク底面46の下面が本体底面15の上面よりも低い位置にあったとしても、タンク40の挿入負荷を低減させることができる。
(4)
本実施形態に係る調湿空気清浄装置1では、この正面タンク曲面45fと、背面タンク曲面45bと、によって、タンク40の挿入側端部近傍は、挿入側に向かうにつれて、挿入側に略垂直な水平成分の幅が狭くなっていく形状となっているため、水平方向についてもタンク引出口12内に導きやすく、挿入作業が楽になる。
(5)
タンク40の上下左右方向等の大きさは、成型された時点ですでに定まっている。そして本体ケーシング10の中のタンク取出口12の内側のスペースもタンク40の形状、大きさ等に対応する大きさとなるように成型され、すでに定まっている。
このような場合に、タンク40をタンク取出口12内に挿入できるように導く方法として、先に上下方向成分が所望の成分(高さ)となるようにガイドした後、左右方向成分が所望の成分(左右位置)となるようにガイドしようとすると、本体ケーシング10の本体底面15の上面にタンク40の先端が乗っかった状態となるまでガイドした後に、その状態から、左右方向成分を調節することになる。このため、タンク取出口12の左右方向の大きさを余分に設けておくことが必要になってしまう。
これに対して、本実施形態に係る調湿空気清浄装置1では、本体ケーシング10は、タンク取出口12の縁のうち、本体正面10fや本体背面10bによって構成されている縁の位置よりも、本体底面15によって構成されている縁の位置のほうが、所定窪み距離h2だけ挿入側に窪むように形成され、上述した正面タンク曲面45fや背面タンク曲面45bの挿入側とは反対側の端部から、正面タンクリブ44fや背面側の背面タンクリブ44bの挿入側端部までの間の所定厚さh3のほうが、本体ケーシング10の窪みである所定窪み距離h2よりも短くなるように形成されている。
このため、タンク40を挿入する際に、正面タンクリブ44fや背面側の背面タンクリブ44bが本体底面15の窪み部分(タンク取出口12側端部)にまで到達して本体底面15の上下方向の位置ガイドが行われるよりも先に、正面タンク曲面45fや背面タンク曲面45bが本体ケーシング10のタンク取出口12の縁のうち本体正面10fや本体背面10bの縁に当接して、タンク40は、左右方向の位置がガイドされて左右方向についてタンク取出口12の幅の内側に導かれる。そして、左右方向の位置が定まった状態で、タンク40の正面タンクリブ44fや背面側の背面タンクリブ44bが本体底面15の窪み部分(タンク取出口12側端部近傍)の上に滑り上がるようにして上下方向の位置がガイドされて上下方向についてもタンク取出口12の内側に導かれる。こうして、タンク40を挿入位置まで容易にガイドすることができる。
なお、ここで、上下方向については、重力によって下端の位置は、床面Gと当接した状態で定まっている。そして、成型された時点でタンク40の上下方向の大きさによって上端も定まっている。このため、下端および上端がそれぞれ予め定まっているため、本体ケーシング10のタンク取出口12は、上下方向の幅を余分に設ける必要がない。
(6)
本実施形態に係る調湿空気清浄装置1では、正面タンクリブ44fや背面側の背面タンクリブ44bの挿入側とは反対側の端部は、タンク40の挿入側端部近傍に位置しており、さらに、底面凹部15dは、本体底面15の上面側のタンク取出口12近傍に設けられている。
このため、タンク40の概ね全体が本体ケーシング10から取り出された状態になると、正面タンクリブ44fや背面側の背面タンクリブ44bと接触した状態で挿入側とは反対側に向けて正面タンクリブ44fや背面側の背面タンクリブ44bを移動させる場合に、底面凹部15dを、タンク40の抜き出しに対する抵抗として機能させることができる。
さらに、正面タンクリブ44fや背面側の背面タンクリブ44bの挿入側とは反対側の端部は、タンク40の挿入側端部近傍に位置しており、さらに、底面凹部15dは、本体底面15の上面側のタンク取出口12近傍に設けられているため、タンク40の概ね全体が本体ケーシング10から取り出されつつある状態で、抜き出しに対する抵抗を受け始めるようにすることができる。したがって、タンク40が本体ケーシング10から取り出されて、本体底面15から脱落する前に、タンク40を抜き出そうとするユーザに状態を把握させることができる。これにより、タンク40の脱落を防止できることで、タンク40の本体底面15からの脱落によるタンク40の破損等を未然に防止することができる。また、タンク40の脱落による水跳ねを防止することができる。
(7)
本実施形態に係る調湿空気清浄装置1では、空気清浄部5、除湿ユニット3、加湿ユニット4および送風機2の順に並べて配置されている。送風機2が稼働すると、空気が空気清浄部5から送風機2に向って流れる空気流路Aが形成される。空気流路の方向が切替えられることなく、除湿運転と加湿運転とが切替えられるので、流路構成が簡素で、特に前後方向において小型化することができる。
そして、空気流路Aに対して、上流から空気清浄領域、除湿領域、加湿領域の順に並んでいるので、加湿運転から除湿運転に切替えられたときに、加湿ユニット4に残留している水分をタンク40で受けつつ、除湿された空気が加湿ユニット4にさらに残留している水分を乾燥させるので、カビや異臭の発生が防止される。
(8)
本実施形態に係る調湿空気清浄装置1では、除湿によって発生した水をタンク40に貯めるので、タンク40への水補給が自動的に行なわれ、加湿運転の持続可能時間が伸びる。これにより、タンク40の挿入および取り出し作業自体の必要回数を低減させることができる。
(9)
本実施形態に係る調湿空気清浄装置1では、加湿ユニット4の水車42は、回転軸を吸着素子31および気化素子41それぞれの回転軸と並行にして、吸着素子31と気化素子41との間に配置されている。吸着素子31は除湿ユニット3の平坦領域3aに収納され、気化素子41は加湿ユニット4の平坦領域4aに収納されている。除湿ユニット3の熱交換部35も、除湿ユニット3の平坦領域3aに収納され、吸着素子の外周を囲むように配置されている。このため厚み方向の寸法増大が抑制されている。これにより、本体ケーシング10に挿入されるタンク40は、いずれの領域からの落水も受け止めることが可能になっている。
<調湿空気清浄装置1の変形例>
以上、本発明の実施形態について図面に基づいて説明したが、具体的な構成は、これらの実施形態に限られるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
(A)
上記実施形態では、本体ケーシング10の本体底面15にキャスター19が設けられた場合を例に挙げて説明した。
しかし、本発明はこれに限られるものではなく、特に、本体ケーシング10側にキャスター19が設けられている必要はなく、単に、床面Gに対して移動させないように形成されたものであってもよい。
また、キャスター19が設けられていない場合に、本体ケーシング10の本体底面15が床面Gに対して直接接触している場合には、タンク40に設けられる正面タンクリブ44fや背面側の背面タンクリブ44bの高さは、タンク取出口12近傍の本体底面15の上面の高さを超える高さまで設けられていれば、上記実施形態と同様の効果を奏することができる。
(B)
上記実施形態では、タンク取出口12の縁のうち、本体正面10fや本体背面10bによって構成されている縁の位置よりも、本体底面15によって構成されている縁の位置のほうが、所定窪み距離h2だけ挿入側に窪むように形成され、正面タンク曲面45fや背面タンク曲面45bの挿入側とは反対側の端部から、正面タンクリブ44fや背面側の背面タンクリブ44bの挿入側端部までの間の所定厚さh3のほうが、本体ケーシング10の窪みである所定窪み距離h2よりも短くなるように形成されている場合を例に挙げて説明した。
しかし、本発明はこれに限られるものではなく、例えば、図29に示すように、本体ケーシング10は、本体底面15においてこのような窪みを設けることなく、タンク取出口12の開口を床面Gに対して略垂直に立つ四角形状としつつ、タンク40は、正面タンク曲面45fや背面タンク曲面45bの挿入側とは反対側の端部よりも、さらに挿入側とは反対側に、正面タンクリブ44fや背面側の背面タンクリブ44bを設けた構成としてもよい。例えば、正面タンクリブ44fや背面側の背面タンクリブ44bを、タンク40のタンク底面46の略中央近傍に設けるようにしてもよい。
そして、上記実施形態同様に、タンク40の上下左右方向等の大きさは、成型された時点ですでに定まっている。そして本体ケーシング10の中のタンク取出口12の内側のスペースもタンク40の形状、大きさ等に対応する大きさとなるように成型され、すでに定まっている。このような場合に、タンク40をタンク取出口12内に挿入できるように導く方法として、先に上下方向成分が所望の成分(高さ)となるようにガイドした後、左右方向成分が所望の成分(左右位置)となるようにガイドしようとすると、本体ケーシング10の本体底面15の上面にタンク40の先端が乗っかった状態となるまでガイドした後に、その状態から、左右方向成分を調節することになる。このため、タンク取出口12の左右方向の大きさを余分に設けておくことが必要になってしまう。
これに対して、本変形例(B)では、タンク取出口12が床面Gに対して略垂直に立った四角形状であり、かつ、正面タンク曲面45fや背面タンク曲面45bが、正面タンクリブ44fや背面側の背面タンクリブ44bよりも挿入側に位置している(例えば、正面タンクリブ44fや背面側の背面タンクリブ44bがタンク底面46の下面の中央近傍から下に伸びている等)ことで、タンク40を挿入する際に、正面タンクリブ44fや背面側の背面タンクリブ44bが本体底面15のタンク取出口12近傍部分に当接して上下方向の位置ガイドが行われるよりも先に、正面タンク曲面45fや背面タンク曲面45bがタンク取出口12の縁のうち本体正面10fや本体背面10bの縁に当接して、タンク40は、先に左右方向の位置がガイドされて左右方向についてタンク取出口12の幅の内側に導かれる。
そして、タンク40の左右方向の位置が定まった状態で、タンク40の正面タンクリブ44fや背面側の背面タンクリブ44bが本体底面15のタンク取出口12近傍に対して滑り上がるようにして上下方向の位置がガイドされて上下方向についてもタンク取出口12の内側に導かれる。したがって、容易にタンクを挿入位置までガイドすることができる。
ここで、タンク40の上下方向については、重力によって下端が、タンク40の形状によって上端が、それぞれ予め定まっているため、本体ケーシング10のタンク取出口12は、上下方向の幅を余分に設ける必要がない。
(C)
上記実施形態では、タンクリブ44について、タンク40の挿入側下端部近傍に設けられ、縁が所定の曲率半径のカーブを描くような形状のものを例に挙げて説明した。
しかし、本発明はこれに限られるものではなく、例えば、タンクリブは、タンク底面46の下面から下方に伸びるように設けられ、湾曲の無い形状であって、タンクリブの挿入側の縁と、タンクリブが伸びている部分の挿入側のタンク底面46の下面と、がなす角が鈍角であるような形状としてもよい。この場合であっても同様に挿入負担を軽減させることができる。
(D)
上記実施形態では、空気流路Aに対して除湿領域が加湿領域の上流に位置している場合を例に挙げて説明した。
しかし、本発明はこれに限られるものではなく、例えば、除湿領域が、加湿領域よりも下流に位置してもよい。これによって、加湿運転から除湿運転に切替えられたときに、加湿ユニット4を通過する空気が、加湿ユニット4に残留する水分を吸収した場合でも、その空気は、除湿ユニット3を通過するので確実に除湿された空気を放出することができる。
また、加湿領域と除湿領域とが並列に位置してもよい。これによって、除湿運転および加湿運転を同時に行なうことができるので、例えば、加湿された空気で室内湿度を制御しながら、除湿された空気を室内のガラス窓側へ吹き出してガラスの結露を防止することができる。
(E)
上記実施形態では、図13に示すように、タンク取出口12の縁のうち本体底面15によって縁取られる部分が全体的に窪んで形成されている場合を例に挙げて説明した。
しかし、本発明はこれに限られるものではなく、例えば、図30に示すように、タンク40のタンクリブ44が通過する軌跡部分のみを窪ませた構成としてもよい。
本発明を利用すれば、簡易な構成によって本体に対するタンクの挿入を容易に行うことが可能なため、特に、タンクを本体に対して略水平方向に抜き差しして用いられる調湿装置において有用である。
本発明の一実施形態に係る調湿空気清浄装置の斜視図。 除湿ユニットおよび加湿ユニットの斜視図。 除湿ユニットの斜視図。 除湿ユニットをヒータ側から視た正面図。 加湿ユニットの斜視図。 図5の空気流れの下流側から視た加湿ユニットの斜視図。 水車の分解斜視図。 除湿ユニットと加湿ユニットとが組み合わされた状態の斜視図。 タンクと水車と加湿ユニットとの位置関係を示す背面図。 挿入スペースに対してタンクを挿入する状態を示す背面図。 本体底面とタンクとの位置関係を示す底面斜視図。 挿入スペースに対してタンクを挿入する状態を示す正面図。 挿入スペースに対してタンクを挿入する直前の状態を示す平面視断面図。 挿入スペースに対してタンクを挿入する際のタンクテーパの作用を示す平面視断面図。 挿入スペースに対してタンクを挿入する際の前後方向の位置が整った状態を示す平面視断面図。 挿入スペースに対してタンクを挿入する際のタンクリブが本体底面に当接した状態を示す平面視断面図。 挿入スペースに対してタンクを挿入する際のタンクリブの一部が本体底面上に乗り上がった状態を示す平面視断面図。 挿入スペースに対してタンクを挿入する際のタンクリブの全体が本体底面上に乗り上がった状態を示す平面視断面図。 挿入スペースに対してタンクを挿入する際のタンクリブが本体底面に当接した状態を示す背面断面図。 挿入スペースに対してタンクを挿入する際のタンクリブの一部が本体底面上に乗り上がった状態を示す背面断面図。 挿入スペースに対してタンクを挿入する際のタンクリブの全体が本体底面上に乗り上がった状態を示す背面断面図。 挿入スペースからタンクを抜き出す際の引っかかり状態を示す背面断面図。 タンクが挿入されている状態におけるドレンパンおよびその近傍の構成配置を示す斜視図。 タンクが抜き出される途中の状態におけるドレンパンおよびその近傍の構成配置を示す斜視図。 タンクが挿入されている状態におけるドレンパンの傾斜状態を示す背面図。 タンクが抜き出される途中の状態におけるドレンパンの傾斜状態を示す背面図。 タンク内の銀イオン除菌剤の配置を示す概念平面図。 タンク内の銀イオン除菌剤の配置を示す概念側面図。 変形例(B)に係る挿入スペースに対してタンクを挿入する直前の状態を示す平面視断面図。 変形例(E)に係る挿入スペースに対してタンクを挿入する直前の状態を示す平面視断面図。
1 調湿空気清浄装置(調湿装置)
2 送風機
3 除湿ユニット
3a 平坦領域
4 加湿ユニット
4a 平坦領域
5 空気清浄部
6 制御部
10 本体
10f 本体正面
10b 本体背面
12 タンク引出口(本体開口)
13 気化素子引出口
15 本体底面(本体底面部)
15d 底面凹部(抵抗部)
15p 底面開口側端辺
19 キャスター
31 吸着素子
32 ヒータ
33 第2送風機
34 送風管
35 熱交換部
40 タンク
40f タンク正面
40b タンク背面
40s タンク挿入面
40w 添え部
41 気化素子
42 水車
43 駆動部
44f 正面タンクリブ
44b 背面タンクリブ
45f 正面タンク曲面
45b 背面タンク曲面
46 タンク底面(タンク底面部)
46a タンクテーパ
47 タンク取出面
47a タンク窓部
48 タンク取手
50 ドレンパン
51 遥動軸
52 注ぎ口
53 予備容器
54 加湿水受け
55 傾斜リブ
h2 所定窪み距離
h3 所定厚さ
P1〜4 鉛直接点
Q1〜3 水平接点
S 挿入スペース
T ドレンパンリブ接点
U ドレンパン気化部材接点
X 接触部
Y タンク抵抗部

Claims (9)

  1. 対象空間の湿度を調節する調湿装置であって、
    タンク(40)と、
    前記タンク(40)を収容する本体ケーシング(10)と、
    を備え、
    前記本体ケーシング(10)は、前記タンク(40)を抜き差しするための開口(12)を側面に有しており、
    前記タンク(40)は、タンク底面部(46)と、前記タンク底面部(46)の下面よりも低い位置まで伸びるように設けられており前記タンク(40)の挿入時に前記開口(12)の下縁に接触する接触部(X)と、を有しており、
    前記接触部(X)のうち少なくとも前記開口(12)の下縁の高さ近傍が、挿入側に向かうにつれて上がるように傾斜ないし湾曲しており、
    前記タンク(40)は、前記タンク(40)の挿入側端部近傍に位置しており、前記接触部(X)に対して挿入側とは反対側に連続するように前記タンク底面部(46)の下面から下方に伸びているタンク抵抗部(Y)を有し、
    前記本体ケーシング(10)は、前記開口(12)の出口の下縁近傍に、前記タンク抵抗部(Y)と接触した状態で挿入側とは反対側に向けて前記タンク抵抗部(Y)を移動させる場合に抵抗となる本体抵抗部(15d)を有している、
    調湿装置(1)。
  2. 前記接触部(X)は、略全部が、挿入側に向かうにつれて上がるように傾斜ないし湾曲している、
    請求項1に記載の調湿装置(1)。
  3. 前記接触部(X)の下端が前記タンク(40)の下端である、
    請求項1または2に記載の調湿装置(1)。
  4. 前記接触部(X)は、前記タンク底面部(46)の挿入側端部を形成している、
    請求項1からのいずれか1項に記載の調湿装置(1)。
  5. 前記接触部(X)は、前記タンク底面部(46)の上面を超える高さ位置まで伸びている、
    請求項1からのいずれか1項に記載の調湿装置(1)。
  6. 前記接触部(X)は、挿入方向に細長く形成されている、
    請求項1からのいずれか1項に記載の調湿装置(1)。
  7. 前記タンク(40)は、挿入側の端部近傍が、挿入側に向かうにつれて挿入側の方向に略垂直な水平方向の幅が狭くなる挿入補助部(45f、45b)をさらに有している、
    請求項1からのいずれか1項に記載の調湿装置(1)。
  8. 前記開口(12)の下縁のうち前記接触部(X)と接触する部分が挿入側に窪んでいる、
    請求項1からのいずれか1項に記載の調湿装置(1)。
  9. 前記タンク(40)は、挿入側とは反対側の端部に取手部(48)をさらに有している、
    請求項1からのいずれか1項に記載の調湿装置(1)。
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