JP4775153B2 - 運用管理システム、ノード、運用管理方法及びプログラム - Google Patents

運用管理システム、ノード、運用管理方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、イーサネット(登録商標)等のネットワークにおける運用管理技術に関し、特に、障害検出及び障害箇所の特定を容易に行うことが可能な運用管理技術に関する。
高度IT(Information Technolgy)化社会を迎え、ネットワークシステムの社会インフラストラクチャとしての重要性が高まるにつれ、そのサービスを提供するネットワーク機器の安定稼働が重要になっている。このため、従来から種々の運用管理技術が提案されている。
障害検出を行う従来の運用管理技術としては、例えば、次のような技術が知られている。管理区間の始点となる始点ノードが、管理区間の終点となる終点ノードに対して、監視ポートを介して監視パケットを送信する。その後、始点ノードは、所定時間、終点ノードからの応答パケットを監視する。そして、終点ノードからの応答パケットを受信した場合には、応答パケットを受信したポートを確認し、監視パケットを送信した監視ポートと同じであれば、管理区間が正常であると判断し、異なれば異常であると判断する(例えば、特許文献1参照)。
また、ネットワークのトポロジを把握するための従来の運用管理技術としては、例えば、次のような技術が知られている。ネットワーク内のノードの内の、オペレーションシステムによって指定された確認要求元ノードが、隣接ノードに対して構成確認要求パケットを送信する。この構成確認要求パケットには、ノード間の通信回数を示す計数値が含まれている。構成確認要求パケットを受信したノードは、隣接ノードの内の、構成確認要求パケットを未受信のノードへ構成確認要求パケットを送信する。その際、構成確認要求パケットに含まれている計数値をインクリメントする。更に、構成確認要求パケットを受信したノードは、確認要求元ノードに応答パケットを返す。この応答パケットには、上記計数値、自ノードのアドレス、構成確認要求パケットを送ってきた隣接ノードのアドレスが含まれている。確認要求元ノードは、各ノードから送られてきた応答パケットに含まれている情報を解析し、ネットワークのトポロジを検出する(例えば、特許文献2参照)。
特開2004−134879号公報 特開2005−328318号公報
特許文献1に記載されている従来の技術によれば、管理区間に障害が発生したことを検出することはできるが、ネットワークのトポロジを把握できないため障害箇所を特定することができないという問題がある。一方、特許文献2に記載されている従来の技術によれば、ネットワークのトポロジを把握することはできるが、障害を検出できないという問題がある。
そこで、本発明の目的は、管理区間に障害が発生した場合、障害箇所を特定できるようにすることにある。
本発明にかかる第1の運用管理システムは、
管理区間の始点となる始点ノードが、
リンクトレース応答の送信元を示す送信元ID及びリンクトレース応答の受信時刻を含むリンクトレース情報が登録されたリンクトレースデータベースと、
前記管理区間の終点となる終点ノード上の終点側終端機能部に対して所定周期でリンクトレース要求を送信し、該送信したリンクトレース要求に対するリンクトレース応答を受信したとき、前記リンクトレースデータベースに登録されているリンクトレース情報の内の、送信元IDが前記受信したリンクトレース応答の送信元を示しているリンクトレース情報に対して、受信時刻を現在時刻に更新する処理を行う始点側終端機能部とを備え、
前記始点ノードから前記終点ノードへのリンクトレース要求の転送ルート上に存在する中間ノードが、それぞれ、
受信したリンクトレース要求に対するリンクトレース応答を前記始点側終端機能部に対して送信すると共に、受信したリンクトレース要求を前記転送ルート上の次ノードへ送信する中間機能部を備え、
前記終点ノードが、
受信したリンクトレース要求に対するリンクトレース応答を前記始点側終端機能部に対して送信する終点側終端機能部を備えたことを特徴とする。
本発明にかかる第2の運用管理システムは、第1の運用管理システムにおいて、
前記中間機能部が、前記始点側終端機能部に対して、送信元IDとして自中間機能部のIDを含み、且つ生存時間として規定値を含んだリンクトレース応答を送信し、
前記終点側終端機能部が、前記始点側終端機能部に対して、送信元IDとして自終端機能部のIDを含み、且つ生存時間として前記規定値を含んだリンクトレース応答を送信し、
前記リンクトレースデータベースに登録されているリンクトレース情報が、送信元ID及び受信時刻に加えてリンクトレース応答の送信元までの距離を含み、
前記始点側終端機能部が、
前記終点側終端機能部に対して所定周期でリンクトレース要求を送信するリンクトレース要求送信手段と、
該リンクトレース要求送信手段が送信したリンクトレース要求に対するリンクトレース応答を受信したとき、該受信したリンクトレース応答中の生存時間に基づいて前記リンクトレース応答の送信元までの距離を算出し、更に、前記受信したリンクトレース応答中の送信元IDと同一の送信元IDを含んだリンクトレース情報を前記リンクトレースデータベースから検索して、該検索したリンクトレース情報中の受信時刻および距離を現在時刻および前記算出した距離に更新するリンクトレース応答受信手段とを備えたことを特徴とする。
本発明にかかる第3の運用管理システムは、第2の運用管理システムにおいて、
前記始点側終端機能部が、
起動後、一定時間経過することによりタイムアウトするタイマを備え、
前記リンクトレース要求送信手段が、前記リンクトレース要求を送信したとき、前記タイマを起動し、
前記リンクトレース応答受信手段が、前記タイマがタイムアウトしているときに受信したリンクトレース応答は破棄することを特徴とする。
本発明にかかる第4の運用管理システムは、第2または第3の運用管理システムにおいて、
前記始点側終端機能部が、
前記リンクトレースデータベースに登録されているリンクトレース情報に基づいて、前記管理区間に障害が発生したことを検出すると共に障害箇所を特定するリンクトレース情報解析手段を備えたことを特徴とする。
本発明にかかる第5の運用管理システムは、第4の運用管理システムにおいて、
前記リンクトレース情報解析手段が、前記リンクトレースデータベースに登録されているリンクトレース情報の中に、前記リンクトレース要求送信手段がリンクトレース要求を送信してから所定時間が経過しても受信時刻が前記リンクトレース要求の送信時刻よりも前になっているリンクトレース情報が存在する場合、前記管理区間に障害が発生したと判定することを特徴とする。
本発明にかかる第6の運用管理システムは、第5の運用管理システムにおいて、
前記リンクトレース情報解析手段が、
前記管理区間に障害が発生したと判定した場合、受信時刻が前記送信時刻よりも前になっているリンクトレース情報の内の、最も小さな距離を含むリンクトレース情報中の送信元IDによって特定される中間機能部或いは終点側終端機能部と、受信時刻が前記送信時刻よりも後になっているリンクトレース情報の内の、最も大きな距離を含むリンクトレース情報中の送信元IDによって特定される中間機能部との間に障害が発生したと判定することを特徴とする。
本発明にかかる第7の運用管理システムは、
ネットワーク管理装置が、
リンクトレース応答の送信元を示す送信元ID及びリンクトレース応答の受信時刻を含むリンクトレース情報が登録されたリンクトレースデータベースと、
始点側終端機能部からリンクトレース応答の送信元ID及びリンクトレース応答の受信時刻を含むリンクトレース情報が送られてきたとき、前記リンクトレースデータベースに登録されているリンクトレース情報の内の、送信元IDが前記受信したリンクトレース応答の送信元IDと一致しているリンクトレース情報を処理対象にして、受信時刻を前記受信したリンクトレース情報に含まれている受信時刻に更新する登録手段とを備え、
管理区間の始点となる始点ノードが、
前記管理区間の終点となる終点ノード上の終点側終端機能部に対して所定周期でリンクトレース要求を送信し、該送信したリンクトレース要求に対するリンクトレース応答を受信したとき、該リンクトレース応答の送信元ID及び受信時刻を含むリンクトレース情報を前記ネットワーク管理装置へ送信する始点側終端機能部を備え、
前記始点ノードから前記終点ノードへのリンクトレース要求の転送ルート上に存在する中間ノードが、それぞれ、
受信したリンクトレース要求に対するリンクトレース応答を前記始点側終端機能部に対して送信すると共に、受信したリンクトレース要求を前記転送ルート上の次ノードへ送信する中間機能部を備え、
前記終点ノードが、
受信したリンクトレース要求に対するリンクトレース応答を前記始点側終端機能部に対して送信する終点側終端機能部を備えたことを特徴とする。
本発明にかかる第1のノードは、
管理区間の始点となるノードであって、
リンクトレース応答の送信元を示す送信元ID及びリンクトレース応答の受信時刻を含むリンクトレース情報が登録されたリンクトレースデータベースと、
前記管理区間の終点となる終点ノード上の終点側終端機能部に対して所定周期でリンクトレース要求を送信し、該送信したリンクトレース要求に対するリンクトレース応答を前記終点側終端機能部あるいは自ノードから前記終点ノードへのリンクトレース要求の転送ルート上に存在する中間ノードが備えている中間機能部から受信したとき、前記リンクトレースデータベースに登録されているリンクトレース情報の内の、送信元IDが前記受信したリンクトレース応答の送信元を示しているリンクトレース情報に対して、受信時刻を現在時刻に更新する処理を行う始点側終端機能部とを備えたことを特徴とする。
本発明にかかる第2のノードは、第1のノードにおいて、
前記中間機能部から送られてきたリンクトレース応答が、送信元IDとして前記中間機能部のIDを含むと共に生存時間として規定値を含み、
前記終点側終端機能部から送られてきたリンクトレース応答が、送信元IDとして前記終点側終端機能部のIDを含むと共に生存時間として前記規定値を含み、
前記リンクトレースデータベースに登録されているリンクトレース情報が、送信元ID及び受信時刻に加えてリンクトレース応答の送信元までの距離を含み、
前記始点側終端機能部が、
前記終点側終端機能部に対して所定周期でリンクトレース要求を送信するリンクトレース要求送信手段と、
該リンクトレース要求送信手段が送信したリンクトレース要求に対するリンクトレース応答を受信したとき、該受信したリンクトレース応答中の生存時間に基づいて前記リンクトレース応答の送信元までの距離を算出し、更に、前記受信したリンクトレース応答中の送信元IDと同一の送信元IDを含んだリンクトレース情報を前記リンクトレースデータベースから検索して、該検索したリンクトレース情報中の受信時刻および距離を現在時刻および前記算出した距離に更新するリンクトレース応答受信手段とを備えたことを特徴とする。
本発明にかかる第3のノードは、第2のノードにおいて、
前記始点側終端機能部が、
起動後、一定時間経過することによりタイムアウトするタイマを備え、
前記リンクトレース要求送信手段が、前記リンクトレース要求を送信したとき、前記タイマを起動し、
前記リンクトレース応答受信手段が、前記タイマがタイムアウトしているときに受信したリンクトレース応答は破棄することを特徴とする。
本発明にかかる第4のノードは、第2または第3のノードにおいて、
前記始点側終端機能部が、
前記リンクトレースデータベースに登録されているリンクトレース情報に基づいて、前記管理区間に障害が発生したことを検出すると共に障害箇所を特定するリンクトレース情報解析手段を備えたことを特徴とする。
本発明にかかる第5のノードは、第4のノードにおいて、
前記リンクトレース情報解析手段が、前記リンクトレースデータベースに登録されているリンクトレース情報の中に、前記リンクトレース要求送信手段がリンクトレース要求を送信してから所定時間が経過しても受信時刻が前記リンクトレース要求の送信時刻よりも前になっているリンクトレース情報が存在する場合、前記管理区間に障害が発生したと判定することを特徴とする。
本発明にかかる第6のノードは、第5のノードにおいて、
前記リンクトレース情報解析手段が、
前記管理区間に障害が発生したと判定した場合、受信時刻が前記送信時刻よりも前になっているリンクトレース情報の内の、最も小さな距離を含むリンクトレース情報中の送信元IDによって特定される中間機能部或いは終点側終端機能部と、受信時刻が前記送信時刻よりも後になっているリンクトレース情報の内の、最も大きな距離を含むリンクトレース情報中の送信元IDによって特定される中間機能部との間に障害が発生したと判定することを特徴とする。
本発明にかかる運用管理方法は、
管理区間の始点となる始点ノード上の始点側終端機能部が、前記管理区間の終点となる終点ノード上の終点側終端機能部に対して所定周期でリンクトレース要求を送信するステップと、
前記始点ノードから前記終点ノードへのリンクトレース要求の転送ルート上に存在する中間ノードが備えている中間機能部が、受信したリンクトレース要求に対するリンクトレース応答を前記始点側終端機能部に送信するステップと、
前記中間機能部が、受信したリンクトレース要求を前記転送ルート上の次ノードへ送信するステップと、
前記終点側終端機能部が、受信したリンクトレース要求に対するリンクトレース応答を前記始点側終端機能部に送信するステップと、
前記始点側終端機能部が、前記送信したリンクトレース要求に対するリンクトレース要求を受信したとき、リンクトレース応答の送信元を示す送信元ID及びリンクトレース応答の受信時刻を含むリンクトレース情報が登録されたリンクトレースデータベースから送信元IDが前記受信したリンクトレース応答の送信元を示しているリンクトレース情報を検索し、該検索したリンクトレース情報中の受信時刻を現在時刻に更新するステップとを含むことを特徴とする。
本発明にかかるプログラムは、
リンクトレース応答の送信元を示す送信元ID及びリンクトレース応答の受信時刻を含むリンクトレース情報が登録されたリンクトレースデータベースを備えたコンピュータを、
管理区間の終点となる終点ノード上の終点側終端機能部に対して所定周期でリンクトレース要求を送信し、該送信したリンクトレース要求に対するリンクトレース応答を前記終点側終端機能部あるいは前記リンクトレース要求の転送ルート上に存在する中間ノードが備えている中間機能部から受信したとき、前記リンクトレースデータベースに登録されているリンクトレース情報の内の、送信元IDが前記受信したリンクトレース応答の送信元を示しているリンクトレース情報に対して、受信時刻を現在時刻に更新する処理を行う始点側終端機能部として機能させる。
〔作用〕
管理区間の始点となる始点ノード上の始点側終端機能部は、管理区間の終点となる終点ノード上の終点側終端機能部に対して所定周期でリンクトレース要求を送信する。
リンクトレース要求の転送ルート上に存在する中間ノードが備えている中間機能部は、リンクトレース要求を受信すると、リンクトレース応答を始点側終端機能部に送信する。更に、中間機能部は、受信したリンクトレース要求を上記転送ルート上の次ノードへ送信する。また、終点ノード上の終点側終端機能部は、リンクトレース要求を受信すると、リンクトレース応答を始点側終端機能部へ送信する。
始点側終端機能部は、送信したリンクトレース要求に対するリンクトレース応答を受信したとき、リンクトレース応答の送信元を示す送信元ID及びリンクトレース応答の受信時刻を含むリンクトレース情報が登録されたリンクトレースデータベースから送信元IDが前記受信したリンクトレース応答の送信元を示しているリンクトレース情報を検索し、検索したリンクトレース情報中の受信時刻を現在時刻に更新する。
管理区間に障害が発生していない場合には、リンクトレース要求に対する応答が、全ての中間機能部及び終点側終端機能部から返却されるので、リンクトレースデータベースに登録されている全てのリンクトレース情報中の受信時刻は、リンクトレース要求を送信する度に更新される。しかし、管理区間に障害が発生すると、障害箇所より終点側に存在する中間機能部や終点側終端機能部からはリンクトレース応答が返却されなくなってしまう。従って、リンクトレースデータベースに格納されているリンクトレース情報の内、障害箇所よりも終点側に存在する中間機能部や終点側終端機能部に関連するリンクトレース情報中の受信時刻は更新されなくなってしまう。従って、リンクトレースデータベースの内容に基づいて、管理区間に障害が発生したことや、障害箇所を認識することが可能になる。
本発明によれば、管理区間に障害が発生した場合、障害箇所を特定することができるという効果を得ることができる。その理由は、管理区間の始点となる始点ノードが、リンクトレース応答の送信元を示す送信元ID及びリンクトレース応答の受信時刻を含むリンクトレース情報が登録されたリンクトレースデータベースと、管理区間の終点となる終点ノード上の終点側終端機能部に対して所定周期でリンクトレース要求を送信し、該送信したリンクトレース要求に対するリンクトレース応答を受信したとき、リンクトレースデータベースに登録されているリンクトレース情報の内の、送信元IDが前記受信したリンクトレース応答の送信元を示しているリンクトレース情報に対して、受信時刻を現在時刻に更新する処理を行う始点側終端機能部とを備えているからである。
次に、発明を実施するための最良の形態について図面を参照して詳細に説明する。本実施の形態は、イーサネット上で実現するOAM (Operation, Administration and Maintenance)機能であるEthernet(登録商標)OAM機能において、その内の一つの機能であるリンクトレース機能に障害調査を容易にするためのデータベース機能を付加したことを特徴としている。EthernetOAM機能はITU-T Y.1731 (OAM Functions and Mechanisms for Ethernet based Networks)で勧告化されている。
〔第1の実施の形態の構成の説明〕
図1を参照すると、複数のノード1A〜1Hを含むイーサネットが示され、ノード1Aからノード1Dまでの区間が、本実施の形態の運用管理システムが管理対象にする管理区間Kとなっている。ノード1A〜1Hは、本実施の形態の場合、レイヤ2のイーサネットスイッチングとなる。
図2(A)を参照すると、管理区間Kの始点となるノード(始点ノードという場合もある)1Aには、始点側終端機能部(始点側MEP部、MEP;Maintenance Entity Group End Point)2Aが設けられ、管理区間Kの終点となるノード(終点ノードという場合もある)1Dには終点側終端機能部(終点側MEP部)2Dが設けられている。また、始点側MEP部2Aと終点側MEP部2Dとの間には、中間機能部(MIP部、MIP;Maintenance Entity Group Intermediate Point)を設けることが可能であり、本実施の形態では、ノード1A〜1C上にそれぞれMIP部3A〜3Cが設けられている。なお、始点側MEP部2A及び終点側MEP部2DのID及びMACアドレスは、図2(C)に示すように「MEP A, MEP D」「MAC MEP A, MAC MEP D」となっている。また、各MIP部3A〜3CのID及びMACアドレスは、同図(C)に示すように、「MIP A, MIP B, MIP C」「MAC MIP A, MAC MIP B, MAC MIP C」になっている。
図3を参照すると、始点ノード1Aは、登録手段11と、記憶装置12と、時計13と、LAN(Local Area Network)制御部14,15と、キーボード等の入力部16と、LCD等の表示部17とを備えている。
登録手段11は、図4に示すような管理情報入力画面41を表示部17に表示する機能や、管理者が管理情報入力画面41を用いて入力した管理情報を記憶装置12に登録する機能を有する。図4に示した管理情報入力画面41は、リンクトレース要求(LTM:Link Trace Message)を送出するポートのポート番号の入力欄42と、始点側MEP部2AのMACアドレスの入力欄43と、終点側MEP部2DのMACアドレスの入力欄44と、リンクトレース要求の送信周期の入力欄45と、決定ボタン46とが設けられている。
記憶装置12は、管理情報記憶部121と、フォワーディングテーブル122と、リンクトレースデータベース(DB)123とを備えている。
管理情報記憶部121には、登録手段11によって管理情報が登録される。図5は、管理情報記憶部121の内容例を示す図である。同図の例では、リンクトレース要求を送出するポートのポート番号が「P1n」、始点側MEP部2AのMACアドレスが「MAC MEP A」、終点側MEP部2DのMACアドレスが「MAC MEP D」、リンクトレース要求の送信周期が「T1」であることを示している。
フォワーディングテーブル122は、パケットの送出ポートを決定するためのテーブルである。
リンクトレースデータベース123には、始点側MEP部2Aとリンクトレース応答(LTR:Link Trace Reply)の送信元との間の距離(ホップ数)と、リンクトレース応答の送信元のID及びMACアドレスと、リンクトレース応答の受信時刻とを含むリンクトレース情報が登録される。図6は、リンクトレースデータベース123の内容例を示す図である。同図の例において、例えば、第1番目のリンクトレース情報は、IDが「MIP A」、MACアドレスが「MAC MIP A」のMIP部3Aから送られてきたリンクトレース応答を時刻「Time MIP A」において受信したことを示すと共に、MIP部3Aまでの距離が「1」であることを示している。
時計13は、現在時刻を表示する。
LAN制御部14は、始点側MEP部2Aを備えている。そして、ポートP11〜P1nを介してリンクトレース応答を受信すると、それを始点側MEP部2Aに渡す。リンクトレース応答以外のパケットを受信した場合には、フォワーディングテーブル122に基づいて出力ポートを決定し、そのポートからパケットを送出する。
LAN制御部15は、MIP部3Aを備えている。そして、ポートP21〜P2nからリンクトレース要求、リンクトレース応答を受信すると、それをMIP部3Aに渡す。リンクトレース要求、リンクトレース応答以外のパケットを受信した場合には、フォワーディングテーブル122に基づいて出力ポートを決定し、そのポートからパケットを送出する。なお、MIP部やMEP部が設けられていないLAN制御部は、リンクトレース要求やリンクトレース応答を受信した場合、その宛先MACアドレスとフォワーディングテーブルの内容とに基づいて出力ポートを決定し、そのポートからリンクトレース要求やリンクトレース応答を送信する。
図7を参照すると、始点側MEP部2Aは、リンクトレース要求送信手段21と、タイマ22と、リンクトレース応答受信手段23と、リンクトレース情報表示手段24と、リンクトレース情報解析手段25とを備えている。なお、図7において、図3と同一符号を付した部分は、同一部分を表している。
リンクトレース要求送信手段21は、管理情報記憶部121に登録されている送信周期T1で、管理情報記憶部121に登録されているポート番号のポートを介してリンクトレース要求を送信する機能や、リンクトレース要求の送信後、タイマ22やリンクトレース情報解析手段25を起動する機能を有する。
図8は、リンクトレース要求の一例を示す図である。同図の例では、リンクトレース要求は、リンクトレース要求であることを示す情報81と、宛先MACアドレス82と、送信元MACアドレス83とを含んでいる。なお、リンクトレース要求送信手段21は、宛先MACアドレス82には、終点側MEP部2DのMACアドレスを設定し、送信元アドレスには、始点側MEP部2AのMACアドレスを設定する。
タイマ22は、リンクトレース応答の有効期間を表示するために設けられており、リンクトレース要求送信手段21によって起動されると、タイムアウト信号を“0”とし、その後、所定時間T2が経過すると、タイムアウトしてタイムアウト信号を“1”にする。なお、上記所定時間T2は、リンクトレース要求の送信周期T1よりも短く設定されている。
リンクトレース応答受信手段23は、タイマ22から出力されているタイムアウト信号が“1”の場合は、LAN制御部14から渡されたリンクトレース応答を破棄し、“0”の場合は、LAN制御部14から渡されたリンクトレース応答に応じたリンクトレース情報をリンクトレースデータベース123に登録する。
リンクトレース情報表示手段24は、リンクトレースデータベース123の内容を、表示部17に表示する。
リンクトレース情報解析手段25は、リンクトレースデータベース123に登録されているリンクトレース情報に基づいて、障害検出、障害箇所の特定処理を行う。
このような機能を有する始点側MEP部2Aは、コンピュータ(CPU)によって実現可能であり、コンピュータによって実現する場合は、例えば、次のようにする。コンピュータを、始点側MEP部2Aとして機能させるためのプログラムを記録したディスク、半導体メモリ、その他の記録媒体を用意し、コンピュータに上記プログラムを読み取らせる。コンピュータは、読み取ったプログラムに従って自身の動作を制御することにより、自コンピュータ上に、リンクトレース要求送信手段21、タイマ22、リンクトレース応答受信手段23、リンクトレース情報表示手段24、リンクトレース情報解析手段25を実現する。
図9を参照すると、MIP部3Aは、リンクトレース応答送信手段31と、中継手段32とを備えている。
リンクトレース応答送信手段31は、LAN制御部15からリンクトレース要求が渡されると、その送信元の始点側MEP部2Aにリンクトレース応答を送信する。
図10は、リンクトレース応答の一例を示す図である。同図の例では、リンクトレース応答は、リンクトレース応答であることを示す情報101と、宛先MACアドレス102と、送信元MACアドレス103と、送信元のID104と、生存時間TTL (Time To Live)105とを含んでいる。なお、リンクトレース応答送信手段31は、宛先MACアドレス102には始点側MEP部2AのMACアドレスを「MAC MEP A」設定し、送信元MACアドレス103及びID104には、自MIP部3AのMACアドレス「MAC MIP A」、「MIP A」を設定する。また、生存時間105には、デフォルト値を設定する。
中継手段32は、LAN制御部15からリンクトレース要求が渡された場合は、その宛先MACアドレスとフォワーディングテーブル122の内容とに基づいてリンクトレース要求の出力ポートを決定し、そのポートからリンクトレース要求を送出する。また、LAN制御部15からリンクトレース応答が渡された場合は、それに含まれている生存時間を−1した後、宛先MACアドレスとフォワーディングテーブル122の内容とに基づいて、リンクトレース応答の出力ポートを決定し、そのポートからリンクトレース応答を送出する。
このような機能を有するMIP部3Aは、コンピュータ(CPU)によって実現可能であり、コンピュータによって実現する場合は、例えば、次のようにする。コンピュータをMIP部3Aとして機能させるためのプログラムを記録したディスク、半導体メモリ、その他の記録媒体を用意し、コンピュータに上記プログラムを読み取らせる。コンピュータは、読み取ったプログラムに従って自身の動作を制御することにより、自コンピュータ上に、リンクトレース応答送信手段31、及び中継手段32を実現する。
なお、ノード1B、1C上に設けられたMIP部3B,3CもMIP部3Aと同様の構成を有し、ノード1D上に設けられた終点側MEP部2Dは、図9に示したMIP部3Aから中継手段32を取り除いた構成を有する。また、終点側MEP部2D及びMIP部3B,3Cもコンピュータ(CPU)によって実現可能である。
〔第1の実施の形態の動作の説明〕
次に、本実施の形態の動作について詳細に説明する。
管理者は、図1のように管理区間Kを定めると、管理区間Kの始点ノード1A内の登録手段11を起動する。これにより、登録手段11は、表示部17に、図4に示すような管理情報入力画面41を表示する(図11のステップS111)。管理者は、管理情報入力画面41が表示されると、各入力欄42〜45に必要事項を入力し、その後、決定ボタン46を操作する。これにより、登録手段11は、各入力欄42〜45に入力された情報を、管理情報記憶部121に登録する(ステップS112)。今、例えば、入力欄41にポートP1nのポート番号「P1n」、入力欄42に始点側MEP部2AのMACアドレス「MAC MEP A」、入力欄43に終点側MEP部2DのMACアドレス「MAC MEP D」、入力欄45に送信周期「T1」を入力したとすると、管理情報記憶部121の内容は、図5に示すものとなる。
その後、管理者は、始点ノード1A内の始点側MEP部2Aを起動する。これにより、始点側MEP部2A内のリンクトレース要求送信手段21が、図12のフローチャートに示す処理を行う。
先ず、リンクトレース要求送信手段21は、管理情報記憶部121から図5に示す管理情報を入力する(ステップS121)。その後、リンクトレース要求送信手段21は、リンクトレース要求の送信タイミングになるのを待つ(ステップS122)。即ち、管理情報中に設定されている送信周期T1に相当する時間が経過するのを待つ。
そして、リンクトレース要求の送信タイミングになると(ステップS122がYES)、リンクトレース要求送信手段21は、図8に示すように、宛先MACアドレス82に管理情報中の相手MACアドレス「MAC MEP D」を設定し、送信元MACアドレスに管理情報中の自MACアドレス「MAC MEP A」を設定したリンクトレース要求を、管理情報中のポート番号「P1n」のポートP1nから送出する(ステップS123)。その後、リンクトレース要求送信手段21は、タイマ22及びリンクトレース情報解析手段25を起動し(ステップS124,S125)、再び、ステップS121の処理を行う。
ステップS123において、ポートP1nから送信されたリンクトレース要求は、LAN制御部15のポートP2nに送られ、LAN制御部15は、リンクトレース要求を受信すると、それをMIP部3Aに渡す。
MIP部3A内のリンクトレース応答送信手段31は、図8に示すリンクトレース要求が渡されると、先ず、図10に示すようなリンクトレース応答を生成する(図13のステップS131)。即ち、宛先MACアドレス102にリンクトレース要求中の送信元MACアドレス「MAC MEP A」を設定し、送信元MACアドレス103及び送信元ID104に自MIP部3AのMACアドレス「MAC MIP A」及びID「MIP A」を設定し、生存時間105に規定値を設定したリンクトレース応答を生成する。
その後、リンクトレース応答送信手段31は、ステップS131で生成したリンクトレース応答の宛先MACアドレス「MAC MEP A」とフォワーディングテーブル122の内容とに基づいてリンクトレース応答を出力するポートを決定し(この場合、ポートP2nとなる)、そのポートP2nからリンクトレース応答を送出する(ステップS132,S133)。これにより、図2(B)に示すように、MIP部3Aから始点側MEP部2Aにリンクトレース応答が送信されることになる。
一方、MIP部3A内の中継手段32は、図14のフローチャートに示すように、LAN制御部15から図8に示すようなリンクトレース要求が渡されると(ステップS141がYES)、その宛先MACアドレス「MAC MEP D」とフォワーディングテーブル122の内容とに基づいて、リンクトレース要求の出力ポートを決定し、そのポートからリンクトレース要求を送出する(ステップS143,S144)。これにより、図2(B)に示すように、MIP部3AからMIP部3Bにリンクトレース要求が送信されることになる。
MIP部3BにおいてもMIP部3Aと同様の処理が行われ、図2(B)に示すように、リンクトレース応答がMIP部3Aへ送られると共に、リンクトレース要求がMIP部3Cに送信される。更に、MIP部3Cにおいても同様の処理が行われ、リンクトレース応答がMIP部3Bへ送信されると共に、リンクトレース要求が終点側MEP部2Dへ送信される。
終点側MEP部2Dは、リンクトレース要求を受信すると、図13のフローチャートに示す処理を行う。先ず、ステップS131において、図15(A)に示すようなリンクトレース応答151を生成し、ステップS132において、リンクトレース応答の宛先MACアドレス「MAC MEP A」とフォワーディングテーブル(図示せず)の内容とに基づいてリンクトレース応答の出力ポートを決定し、ステップS133において、ステップS131で生成したリンクトレース応答を、ステップS132で決定したポートから送出する。
終点側MEP部2Dから送出されたリンクトレース応答151は、ノード1CのLAN制御部で受信され、LAN制御部は、受信したリンクトレース応答をMIP部3Cに渡す。
MIP部3Cは、MIP部3Aと同様の構成を有しており、MIP部3C内の中継手段(図示せず)は、リンクトレース応答151が渡されると(図14のステップS141がNO)、その生存時間を−1することにより、図15(B)に示すようなリンクトレース応答152を生成する(ステップS142)。その後、中継手段は、リンクトレース応答152の宛先MACアドレス「MAC MEP A」とフォワーディングテーブルの内容とから出力ポートを決定し、そのポートからリンクトレース応答152を送出する(ステップS143,S144)。
MIP部3Cから送出されたリンクトレース応答152は、MIP部3B、MIP部3Aを介して始点側MEP部2Aへ送られる。なお、MIP部3A,3Bにおいても、MIP部3Cと同様の処理が行われ、リンクトレース応答中の生存時間が−1される。
始点側MEP部2Aを備えている始点ノード1A内のLAN制御部14は、リンクトレース応答を受信すると、それを始点側MEP部2Aに渡す。
始点側MEP部2A内のリンクトレース応答受信手段23は、図16のフローチャートに示すように、LAN制御部14からリンクトレース要求が渡されると(ステップS161がYES)、タイマ22がタイムアウトしているか否かを、タイマ22から出力されているタイムアウト信号に基づいて判断する(ステップS162)。
そして、タイマ22がタイムアウトしている場合(ステップS162がYES)は、LAN制御部14から渡されたリンクトレース応答は有効なものでないと判断し、破棄する(ステップS167)。
これに対して、タイマ22がタイムアウトしていない場合(ステップS162がNO)は、ステップS163〜S166の処理を行う。
ステップS163では、時計13から現在時刻を入力し、ステップS164では、リンクトレース応答から送信元のID及びMACアドレスと、生存時間とを抽出し、ステップS165では、生存時間に基づいてリンクトレース応答の送信元までの距離(ホップ数)を計算する。
ステップS166では、次のような処理を行う。先ず、ステップS164で抽出したIDと同一IDを含んでいるリンクトレース情報がリンクトレースデータベース123に登録されているか否かを調べる。そして、そのようなリンクトレース情報が登録されていない場合は、ステップS163で入力した現在時刻(リンクトレース応答の受信時刻となる)と、ステップS164で抽出したID及びMACアドレスと、ステップS165で計算した距離とを含むリンクトレース要求を生成し、それをリンクトレースデータベース123に追加登録する。これに対して、ステップS164で抽出したIDと同一IDを含んでいるリンクトレース情報が登録されている場合には、そのリンクトレース情報中の受信時刻をステップS163で入力した現在時刻に置き換えると共に、距離をステップS165で計算した距離に置き換える。以上がステップS166で行う処理である。
ステップS166或いはステップS167の処理が終了すると、リンクトレース応答受信手段23は、ステップS161に戻り、LAN制御部14からリンクトレース応答が渡されるのを待つ。
一方、始点側MEP部2A内のリンクトレース情報解析手段25は、リンクトレース要求送信手段21によってリンクトレース要求の送信時に起動されると(図12のステップS125)、先ず、時計13から現在時刻を入力する(図17のステップS171)。その後、リンクトレース情報解析手段25は、タイマ22がタイムアウトするのを待つ(ステップS172)。即ち、ステップS172では、リンクトレース要求送信手段21が送信したリンクトレース要求に対するリンクトレース応答の有効期間が経過するのを待つ。
そして、タイマ22がタイムアウトすると(ステップS172がYES)、リンクトレース解析手段25は、リンクトレースデータベース123に格納されているリンクトレース情報の1つに注目する(ステップS173)。その際、リンクトレース情報解析手段25は、未注目のリンクトレース情報の内、項目「距離」の値が最も小さなものに注目する。
その後、リンクトレース情報解析手段25は、注目したリンクトレース情報中の受信時刻と、ステップS171で入力した現在時刻とを比較する(ステップS175)。
そして、受信時刻の方が現在時刻よりも前である場合(ステップS175がYES)は、管理区間Kに障害が発生したと判断し、障害処理を行い(ステップS176)、その後、処理を終了する。これに対して、受信時刻と現在時刻とが等しいか或いは受信時刻の方が現在時刻よりも後の場合(ステップS175がNO)は、ステップS173に戻り、次のリンクトレース情報に注目する。未注目のリンクトレース情報がなかった場合(ステップS174がNO)は、リンクトレース情報解析手段25は、その処理を終了する。
ここで、図2(A)に示すように、管理区間Kが正常である場合には、同図(B)に示すように、全てのMIP部3A〜3C及び終点側MIP部2Dから始点側MEP部2Aに対してリンクトレース応答が返され、リンクトレースデータベース123に登録されているリンクトレース情報中の受信時刻が更新されるため、ステップS175の判断結果がYESとなることはない。しかし、例えば、図18(A)に示すように、ノード1Bとノード1Cとの間に障害が発生した場合には、同図(B)に示すように、MIP部3C及び終点側MEP部2Dからのリンクトレース応答が、始点側MEP部2Aに届かないことになる。このため、図19に示すように、リンクトレースデータベース123に登録されているリンクトレース情報の内、MIP部3A,3Bに関するリンクトレース情報中の受信時刻は更新されるが、MIP部3C及び終点側MEP部2Dに関するリンクトレース情報中の受信時刻は更新されないことになる。このため、管理区間Kに障害が発生した場合には、ステップS175の判断結果がYESとなる。
ここで、ステップS176で行う障害処理について説明する。ステップS176では、先ず、ステップS175の判断結果がYESとなったときに注目していたリンクトレース情報中の距離が「1」であるか否かを調べる。
そして、距離が「1」であった場合には、始点側MEP部2Aと注目していたリンクトレース情報中のIDによって特定されるMIP部3Aとの間に障害が発生したと判断し、表示部17に、始点側MEP部2AとMIP部3Aとの間に障害が発生したことを表示する。
これに対して、ステップS175の判断結果がYESとなったときに注目していたリンクトレース情報中の距離が「1」でなかった場合は、注目していたリンクトレース情報中のIDによって特定されるMIP部或いは終点側MEP部と、上記リンクトレース情報よりも距離が「1」だけ小さいリンクトレース情報中のIDによって特定されるMIP部との間に障害が発生したと判断し、その旨を表示部17に表示する。
今、例えば、リンクトレースデータベース123の内容が図19に示すものであるすると、距離が「3」のリンクトレース情報が、ステップS175がYESとなったときに注目していたリンクトレース情報となる。そのため、リンクトレース情報解析手段25は、上記リンクトレース情報中のID「MIP C」によって特定されるMIP部3Cと、上記リンクトレース情報よりも距離が「1」だけ小さいリンクトレース情報中のID「MIP B」によって特定されるMIP部3Bとの間に障害が発生したと判断し、表示部17にMIP部3BとMIP部3Cとの間に障害が発生したことを表示する。
〔第1の実施の形態の効果〕
本実施の形態によれば、管理区間に障害が発生した場合、障害箇所を特定できるという効果を得ることができる。更に、障害発生時刻を特定することができるという効果を得ることもできる。その理由は、管理区間Kの始点となる始点ノード1Aが、リンクトレース応答の送信元を示す送信元ID及びリンクトレース応答の受信時刻を含むリンクトレース情報が登録されたリンクトレースデータベース123と、管理区間Kの終点となる終点ノード1D上の終点側終端機能部2Dに対して所定周期でリンクトレース要求を送信し、このリンクトレース要求に対するリンクトレース応答を受信したとき、リンクトレースデータベース123に登録されているリンクトレース情報の内の、送信元IDが受信したリンクトレース応答の送信元を示しているリンクトレース情報に対して、受信時刻を現在時刻に更新する処理を行う始点側終端機能部2Aとを備えているからである。
更に、本実施の形態によれば、管理者が容易に障害発生箇所を認識することができるという効果を得ることもできる。その理由は、受信時刻がリンクトレース要求の送信時刻よりも前になっているリンクトレース情報の内の、最も小さな距離を含むリンクトレース情報中の送信元IDによって特定される中間機能部或いは終点側終端機能部と、受信時刻が上記送信時刻よりも後になっているリンクトレース情報の内の、最も大きな距離を含むリンクトレース情報中の送信元IDによって特定される中間機能部との間に障害が発生したと判定するリンクトレース情報解析手段25を備えているからである。
〔第2の実施の形態〕
次に、本発明にかかる運用管理システムの第2の実施の形態について説明する。第1の実施の形態では、始点側MEP部を搭載したノードにリンクトレースデータベースを設けるようにしたが、本実施の形態では、ネットワーク管理装置にリンクトレースデータベースを設けることを特徴とする。
図20は本発明にかかる運用管理システムの第2の実施の形態の全体の構成例を示すブロック図であり、ネットワーク管理装置5には、複数の監視区間K1〜KNにおける始点ノード1−1〜1−Nが接続されている。なお、各始点ノード1−1〜1−Nには、始点側MEP部(図21に示す)が設けられている。
始点ノード1−1〜1−Nは、図3に示した始点ノード1Aとほぼ同様の構成を有しているが、始点側MEP部2Aの代わりに、図21に示す構成を有する始点側MEP部2Aaを備えている点、及び記憶装置12にリンクトレースデータベースが設けられていない点が相違している。
図21に示した始点側MEP部2Aaは、リンクトレース要求送信手段21の代わりにリンクトレース要求送信手段21aを備えている点、リンクトレース応答受信手段23の代わりにリンクトレース応答受信手段23aを備えている点、及びリンクトレース情報送信手段26を備えている点が、図7に示した始点側MEP部2Aと相違している。
図22はネットワーク管理装置5の構成例を示すブロック図であり、受信手段51と、登録手段52と、表示手段53と、記憶装置54と、キーボード等の入力部55と、LCD等の表示部56とを備えている。
記憶装置54には、各始点ノード1−1〜1−Nに設けられている始点側MEP部用のリンクトレースデータベース54−1〜54−Nが設けられている。
〔第2の実施の形態の動作の説明〕
次に、本実施の形態の動作について説明する。なお、以下の説明では、第1の実施の形態との相違点についてのみ説明する。
始点ノード1―1上のリンクトレース要求送信手段21aは、起動されると、図12のフローチャートに示す処理を行う。但し、本実施の形態では、リンクトレース情報解析手段25が存在しないので、ステップS125の処理は行わない。
リンクトレース応答受信手段23aは、LAN制御部14からリンクトレース応答が渡されると、図16のフローチャートに示す処理を行う。但し、リンクトレース応答受信手段23aは、ステップS166の代わりに以下の処理を行う。
先ず、ステップS163で入力した現在時刻と、ステップS164で抽出した送信元のID及びMACアドレスと、ステップS165で計算した距離とを含むリンクトレース情報を生成する。その後、生成したリンクトレース情報に、自始点側MEP部2Aaの識別子(MEP 1とする)を付加してリンクトレース情報送信手段26に渡す。以上が、ステップS166の代わりに行う処理である。
リンクトレース情報送信手段26は、始点側MEP部2Aaの識別子「MEP 1」が付加されたリンクトレース情報をネットワーク管理装置5へ送信する。
識別子「MEP 1」の付加されたリンクトレース情報は、ネットワーク管理装置5内の受信手段51で受信され、登録手段52に渡される。
登録手段52は、リンクトレース情報に付加されている識別子「MEP 1」に対応するリンクトレースデータベース54−1に登録されている該当するリンクトレース情報を、受信手段51から渡されたリンクトレース情報に従って更新する。即ち、リンクトレースデータベース54−1に登録されているリンクトレース情報の内の、受信手段51から渡されたリンクトレース情報と同一のIDを含んでいるリンクトレース情報を処理対象にして、そのリンクトレース情報中の受信時刻を受信手段51から渡されたリンクトレース情報中の受信時刻に更新する。
表示手段53は、管理者の指示に従って、各リンクトレースデータベース54−1〜54−Nの内容を表示部56に表示する。
〔第2の実施の形態の効果〕
本実施の形態によれば、ノード側の構成を簡単なものとすることができるという効果を得ることができる。その理由は、ネットワーク管理装置5にリンクトレース情報を登録するリンクトレースデータベース54−1〜54−Nを設けるようにしたからである。
本発明は、イーサネット等のネットワークの運用管理システムに適用することができる。
本発明にかかる運用管理システムの第1の実施の形態が管理対象にする管理区間Kを示した図である。 管理区間K内に存在するノードの概略構成を示したブロック図である。 ノード1Aの構成例を示すブロック図である。 管理情報入力画面の一例を示す図である。 管理情報記憶部121の内容例を示す図である。 リンクトレースデータベース123の内容例を示す図である。 始点側MEP部2Aの構成例を示すブロック図である。 リンクトレース要求の一例を示す図である。 MIP部3Aの構成例を示す図である。 リンクトレース応答の一例を示す図である。 登録手段11の処理例を示すフローチャートである。 リンクトレース要求送信手段21の処理例を示すフローチャートである。 リンクトレース応答送信手段31の処理例を示すフローチャートである。 中継手段32の処理例を示すフローチャートである。 リンクトレース応答の一例を示す図である。 リンクトレース応答受信手段23の処理例を示すフローチャートである。 リンクトレース情報解析手段25の処理例を示すフローチャートである。 管理区間Kに障害が発生したときの様子を示す図である。 管理区間Kに障害が発生したときのリンクトレースデータベース123の内容例を示す図である。 本発明にかかる運用管理システムの第2の実施の形態の構成例を示すブロック図である。 始点側MEP部2Aaの構成例を示すブロック図である。 ネットワーク管理装置5の構成例を示すブロック図である。
符号の説明
1A〜1H、1−1〜1−N…ノード
11…登録手段
12…記憶装置
121…管理情報記憶部
122…フォワーディングテーブル
123…リンクトレースデータベース
13…時計
14、15…LAN制御部
16…入力部
17…表示部
2A、2Aa…始点側終端機能(MEP)部
21、21a…リンクトレース要求送信手段
22…タイマ
23、23a…リンクトレース応答受信手段
24…リンクトレース情報表示手段
25…リンクトレース情報解析手段
26…リンクトレース情報送信手段
3A〜3C…中間機能(MIP)部
31…リンクトレース応答送信手段
32…中継手段
5…ネットワーク管理装置
51…受信手段
52…登録手段
53…表示手段
54…記憶装置
54−1〜54−N…リンクトレースデータベース
55…入力部
56…表示部
P11〜P1n,P21〜P2n…ポート
K,K1〜KN…管理区間

Claims (6)

  1. 管理区間の始点となる始点ノードが、
    リンクトレース応答の送信元を示す送信元IDとリンクトレース応答の受信時刻とリンクトレース応答の送信元までの距離とを含むリンクトレース情報が登録されたリンクトレースデータベースと、
    前記管理区間の終点となる終点ノード上の終点側終端機能部に対して所定周期でリンクトレース要求を送信するリンクトレース要求送信手段と、該リンクトレース要求送信手段が送信したリンクトレース要求に対するリンクトレース応答を受信したとき、該受信したリンクトレース応答中の生存時間に基づいて前記リンクトレース応答の送信元までの距離を算出し、更に、前記リンクトレース応答中の送信元IDと同一の送信元IDを含んだリンクトレース情報を検索し、該当するリンクトレース情報を検索できた場合は、該検索したリンクトレース情報中の受信時刻および距離を現在時刻および前記算出した距離に更新し、該当するリンクトレース情報を検索できなかった場合は、送信元ID、受信時刻、および、距離をそれぞれ前記リンクトレース応答中の送信元ID、現在時刻、および、前記算出した距離としたリンクトレース情報を前記リンクトレースデータベースに記録するリンクトレース応答受信手段と、前記リンクトレースデータベースに登録されているリンクトレース情報の中に、前記リンクトレース要求送信手段がリンクトレース要求を送信してから所定時間が経過しても受信時刻が前記リンクトレース要求の送信時刻よりも前になっているリンクトレース情報が存在する場合は、受信時刻が前記送信時刻よりも前になっているリンクトレース情報の内の、最も小さな距離を含むリンクトレース情報中の送信元IDによって特定される中間機能部或いは終点側終端機能部と、受信時刻が前記送信時刻よりも後になっているリンクトレース情報の内の、最も大きな距離を含むリンクトレース情報中の送信元IDによって特定される中間機能部との間に障害が発生したと判定するリンクトレース情報解析手段とを含む始点側終端機能部とを備え、
    前記始点ノードから前記終点ノードへのリンクトレース要求の転送ルート上に存在する中間ノードが、それぞれ、
    受信したリンクトレース要求に対するリンクトレース応答であって、送信元IDとして自中間機能部のIDを含み、且つ生存時間として規定値を含んだリンクトレース応答を前記始点側終端機能部に対して送信すると共に、受信したリンクトレース要求を前記転送ルート上の次ノードへ送信する中間機能部を備え、
    前記終点ノードが、
    受信したリンクトレース要求に対するリンクトレース応答であって、送信元IDとして自終端機能部のIDを含み、且つ生存時間として前記規定値を含んだリンクトレース応答を前記始点側終端機能部に対して送信する終点側終端機能部を備えたことを特徴とする運用管理システム。
  2. 請求項1記載の運用管理システムにおいて、
    前記始点側終端機能部が、
    起動後、一定時間経過することによりタイムアウトするタイマを備え、
    前記リンクトレース要求送信手段が、前記リンクトレース要求を送信したとき、前記タイマを起動し、
    前記リンクトレース応答受信手段が、前記タイマがタイムアウトしているときに受信したリンクトレース応答は破棄することを特徴とする運用管理システム。
  3. 管理区間の始点となるノードであって、
    リンクトレース応答の送信元を示す送信元IDとリンクトレース応答の受信時刻とリンクトレース応答の送信元までの距離とを含むリンクトレース情報が登録されたリンクトレースデータベースと、
    前記管理区間の終点となる終点ノード上の終点側終端機能部に対して所定周期でリンクトレース要求を送信するリンクトレース要求送信手段と、該リンクトレース要求送信手段が送信したリンクトレース要求に対するリンクトレース応答を前記終点側終端機能部あるいは自ノードから前記終点ノードへのリンクトレース要求の転送ルート上に存在する中間ノードが備えている中間機能部から受信したとき、該受信したリンクトレース応答中の生存時間に基づいて前記リンクトレース応答の送信元までの距離を算出し、更に、前記リンクトレース応答中の送信元IDと同一の送信元IDを含んだリンクトレース情報を検索し、該当するリンクトレース情報を検索できた場合は、該検索したリンクトレース情報中の受信時刻および距離を現在時刻および前記算出した距離に更新し、該当するリンクトレース情報を検索できなかった場合は、送信元ID、受信時刻、および、距離をそれぞれ前記リンクトレース応答中の送信元ID、現在時刻、および、前記算出した距離としたリンクトレース情報を前記リンクトレースデータベースに記録するリンクトレース応答受信手段と、前記リンクトレースデータベースに登録されているリンクトレース情報の中に、前記リンクトレース要求送信手段がリンクトレース要求を送信してから所定時間が経過しても受信時刻が前記リンクトレース要求の送信時刻よりも前になっているリンクトレース情報が存在する場合は、受信時刻が前記送信時刻よりも前になっているリンクトレース情報の内の、最も小さな距離を含むリンクトレース情報中の送信元IDによって特定される中間機能部或いは終点側終端機能部と、受信時刻が前記送信時刻よりも後になっているリンクトレース情報の内の、最も大きな距離を含むリンクトレース情報中の送信元IDによって特定される中間機能部との間に障害が発生したと判定するリンクトレース情報解析手段とを含む始点側終端機能部とを備え、且つ、
    前記中間機能部が送信するリンクトレース応答は、送信元IDとして前記中間機能部のIDを含むと共に生存時間として規定値を含み、
    前記終点側終端機能部が送信するリンクトレース応答は、送信元IDとして前記終点側終端機能部のIDを含むと共に生存時間として前記規定値を含むことを特徴とするノード。
  4. 請求項3記載のノードにおいて、
    前記始点側終端機能部が、
    起動後、一定時間経過することによりタイムアウトするタイマを備え、
    前記リンクトレース要求送信手段が、前記リンクトレース要求を送信したとき、前記タイマを起動し、
    前記リンクトレース応答受信手段が、前記タイマがタイムアウトしているときに受信したリンクトレース応答は破棄することを特徴とするノード。
  5. 管理区間の始点となる始点ノード上の始点側終端機能部が、前記管理区間の終点となる終点ノード上の終点側終端機能部に対して所定周期でリンクトレース要求を送信するステップと、
    前記始点ノードから前記終点ノードへのリンクトレース要求の転送ルート上に存在する中間ノードが備えている中間機能部が、受信したリンクトレース要求に対するリンクトレース応答であって、送信元IDとして自中間機能部のIDを含み、且つ生存時間として規定値を含んだリンクトレース応答を前記始点側終端機能部に送信するステップと、
    前記中間機能部が、受信したリンクトレース要求を前記転送ルート上の次ノードへ送信するステップと、
    前記終点側終端機能部が、受信したリンクトレース要求に対するリンクトレース応答であって、送信元IDとして自終点側終端機能部のIDを含み、且つ生存時間として前記規定値を含んだリンクトレース応答を前記始点側終端機能部に送信するステップと、
    前記始点側終端機能部が、前記送信したリンクトレース要求に対するリンクトレース応答を受信したとき、該受信したリンクトレース応答中の生存時間に基づいて前記リンクトレース応答の送信元までの距離を算出し、更に、前記リンクトレース応答中の送信元IDと同一の送信元IDを含んだリンクトレース情報を検索し、該当するリンクトレース情報を検索できた場合は、該検索したリンクトレース情報中の受信時刻および距離を現在時刻および前記算出した距離に更新し、該当するリンクトレース情報を検索できなかった場合は、送信元ID、受信時刻、および、距離をそれぞれ前記リンクトレース応答中の送信元ID、現在時刻、および、前記算出した距離としたリンクトレース情報をリンクトレースデータベースに記録するステップと、
    前記リンクトレースデータベースに登録されているリンクトレース情報の中に、前記リンクトレース要求送信手段がリンクトレース要求を送信してから所定時間が経過しても受信時刻が前記リンクトレース要求の送信時刻よりも前になっているリンクトレース情報が存在する場合は、受信時刻が前記送信時刻よりも前になっているリンクトレース情報の内の、最も小さな距離を含むリンクトレース情報中の送信元IDによって特定される中間機能部或いは終点側終端機能部と、受信時刻が前記送信時刻よりも後になっているリンクトレース情報の内の、最も大きな距離を含むリンクトレース情報中の送信元IDによって特定される中間機能部との間に障害が発生したと判定するステップとを含むことを特徴とする運用管理方法。
  6. リンクトレース応答の送信元を示す送信元IDとリンクトレース応答の受信時刻とリンクトレース応答の送信元までの距離とを含むリンクトレース情報が登録されたリンクトレースデータベースを備えたコンピュータを、
    管理区間の終点となる終点ノード上の終点側終端機能部に対して所定周期でリンクトレース要求を送信するリンクトレース要求送信手段、
    該リンクトレース要求送信手段が送信したリンクトレース要求に対するリンクトレース応答を前記終点側終端機能部あるいは前記リンクトレース要求の転送ルート上に存在する中間ノードが備えている中間機能部から受信したとき、該受信したリンクトレース応答中の生存時間に基づいて前記リンクトレース応答の送信元までの距離を算出し、更に、前記リンクトレース応答中の送信元IDと同一の送信元IDを含んだリンクトレース情報を検索し、該当するリンクトレース情報を検索できた場合は、該検索したリンクトレース情報中の受信時刻および距離を現在時刻および前記算出した距離に更新し、該当するリンクトレース情報を検索できなかった場合は、送信元ID、受信時刻、および、距離をそれぞれ前記リンクトレース応答中の送信元ID、現在時刻、および、前記算出した距離としたリンクトレース情報を前記リンクトレースデータベースに記録するリンクトレース応答受信手段、
    前記リンクトレースデータベースに登録されているリンクトレース情報の中に、前記リンクトレース要求送信手段がリンクトレース要求を送信してから所定時間が経過しても受信時刻が前記リンクトレース要求の送信時刻よりも前になっているリンクトレース情報が存在する場合は、受信時刻が前記送信時刻よりも前になっているリンクトレース情報の内の、最も小さな距離を含むリンクトレース情報中の送信元IDによって特定される中間機能部或いは終点側終端機能部と、受信時刻が前記送信時刻よりも後になっているリンクトレース情報の内の、最も大きな距離を含むリンクトレース情報中の送信元IDによって特定される中間機能部との間に障害が発生したと判定するリンクトレース情報解析手段として機能させるためのプログラムであって、
    前記中間機能部が送信するリンクトレース応答は、送信元IDとして前記中間機能部のIDを含むと共に生存時間として規定値を含み、
    前記終点側終端機能部が送信するリンクトレース応答は、送信元IDとして前記終点側終端機能部のIDを含むと共に生存時間として前記規定値を含むことを特徴とするプログラム。
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