JPH114231A - ループバックセル制御方式及び装置 - Google Patents

ループバックセル制御方式及び装置

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JPH114231A
JPH114231A JP9167898A JP16789897A JPH114231A JP H114231 A JPH114231 A JP H114231A JP 9167898 A JP9167898 A JP 9167898A JP 16789897 A JP16789897 A JP 16789897A JP H114231 A JPH114231 A JP H114231A
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loopback
cell
atm device
time
atm
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JP9167898A
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Yasunori Takahashi
康紀 高橋
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NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一度のループバックセルの送受信により障害
箇所の特定を含むATMネットワークの正常性の試験を
行うことを可能とする。 【解決手段】 ATM装置1aは、ATM装置1cでル
ープバックする位置ID=Cを有するループバックセル
を往路に送出し、所定時間内に復路から該ルートバック
セルを受信することで伝送路は正常と判定する。ATM
装置1bは、往路のループバックセルの受信時にその内
容をモニタ手段3bに保持したのち下流にそのまま送出
し、所定時間内に復路にループバックセルが折り返され
てこない場合は保持した前記内容に自装置の位置ID=
Bを付加したループバックセルを生成して復路に送出す
る。ATM装置1aは、ループバックセルが受信される
か否か及び受信されたときそのループバックセル内の位
置IDに基づき障害箇所を含むループバック範囲の正常
性の判定を行う

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ループバックセル
制御方式に関し、特に、ATM伝送における伝送路等の
正常性を試験するために利用されるループバックセル制
御方式及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のループバックセル制御方
式は、ATMネットワークの中でATM伝送路の正常性
を試験するために用いられている。
【0003】図4は、本発明の従来例を示すブロック図
である。同図においてATMネットワークは複数のAT
M装置1a〜1c及び伝送路で構成されており、各AT
M装置1a〜1cはそれぞれ時間管理手段2a〜2cと
ループバック制御手段5a〜5cを含んでいる。
【0004】ATMセルは、たとえば図2に示すよう
に、5バイトのATMヘッダと48バイトの情報フィー
ルドで構成することができる。ATMヘッダは、論理パ
スの識別子VPI(Virtual Path Identifier)12ビ
ットと、論理チャネル識別子VCI(Virtual Channel
Identifier)16ビットと、3ビット構成のペイロード
部PT(Payload Type)と、1ビット構成のセル廃棄優
先度CLP(Cell LossPriority)と1バイト構成のヘ
ッダ誤り制御部HEC(Header Error Control)からな
る。この場合のATMヘッダは網間インタフェースに関
連したものであるが、ユーザ網インタフェースの場合に
は、装置内で定義する1バイトの後に4ビット構成のフ
ロー制御部GFC(Generic Flow Control)をもうけ、
VPIを12ビット構成とするものである。
【0005】ループバック試験はループバックのための
セルであるループバックセルを用いて行う。ITU−T
の勧告I.610等に見られるループバックセルのフォ
ーマットを図3に示す。図3において、OAM&機能タ
イプは、このセルがループバック用のOAM(Operatio
n And Maintenance)セルであることを示す。ループバ
ック表示は、このセルが折り返される前(往路「1」)
か折り返された後(復路「0」)かを示す。相関タグは
セル相互の関連を示す。ループバック位置IDはループ
バックセルが折り返されるべき装置の位置IDを示す。
ソースIDはループバックセルを送信した装置の位置I
Dを示す。CRC−10はATMヘッダ以外の部分に対
するCRC(Cyclic Redundancy Check)−10の演算
結果であり、セルの情報の誤り検出に用いられる。
【0006】以上の構成の従来例において、ATM装置
1aからATM装置1cで折り返すループバック試験を
例にとって動作を説明する。
【0007】ATM装置1aの前記ループバック制御手
段5aは、ループバック表示を「1」とし、ループバッ
ク位置IDをループバックすべき前記ATM装置1cの
位置ID(C)とし、ソースIDを自分の装置(自AT
M装置)の位置ID(A)としてループバックセルを生
成する。ループバックセルであることはOAMタイプ&
機能タイプを所定の値にすることによって行われる。相
関タグとしては管理者から与えられた値を挿入する。C
RC−10はセルのペイロードに対して演算を行ってそ
の値を決定する。生成したループバックセルは試験対象
となるVPI、VCIを付加したのち伝送路上のユーザ
セルの間の空き時間に挿入する。
【0008】また、前記ループバック制御手段5aは、
ループバックセルを伝送路に挿入した際、時間管理手段
2aに対してループバックセルの送信を通知する。時間
管理手段2aは、ループバックセルの送信を通知された
時刻を保持し、経過時間を計測する。あらかじめ定めた
タイムアウト時間が経過してもループバック制御手段5
aからループバックセルの到着通知が来ない場合は、ル
ープバック制御手段5aに対してタイムアウトを通知す
る。ここでタイムアウト時間は、たとえばITU−Tの
勧告I.610に5秒と示されているようにネットワー
ク上であらかじめ固定的に定められる。
【0009】前記ATM装置1bのループバック制御手
段5bは、ATM装置1aからのループバックセルを受
信し、ループバック表示が「1」であることからループ
バックされる前のセルであることを認識するが、ループ
バックセルの中のループバック位置IDが自ATM装置
の位置ID(B)と異なるため、ループバックセルをそ
のまま通過させる。
【0010】前記ATM装置1cのループバック制御手
段5は、前記ATM装置1bからのループバックセルを
受信し、ループバック表示が「1」であること及びルー
プバック位置IDが自ATM装置の位置ID(C)と一
致していることを検出し、ループバック表示を「0」に
書き換えた復路のループバックセルを生成する。CRC
−10に関しては再びペイロードに対して演算した結果
を挿入する。復路のループバックセルも復路の伝送路上
のユーザセルの間の空き時間に挿入する。復路において
ATM装置1bのループバック制御手段5bは、ループ
バックセルのループバック表示が「0」であることを認
識するが、ループバック位置IDが自ATM装置の位置
ID(B)と異なるためループバックセルをそのまま通
過させる。
【0011】前記ATM装置1aのループバック制御手
段5aは、受信ループバックセルのループバック表示が
「0」であり、ソースIDが自ATM装置の位置ID
(A)と一致していることを認識し、更に相関タグが往
路において挿入した値と同じであることを確認してルー
プバックが正常に行われたことを認識し、時間管理手段
2aにループバックセルの到着を通知する。
【0012】前記時間管理手段2aはループバックセル
の到着通知によって経過時間計測を中止し計測値をクリ
アする。障害等でループバックセルがATM装置1aま
で返らない場合は、時間管理手段2aからループバック
制御手段5aにタイムアウトが通知され、ループバック
制御手段5aはループバック失敗と認識する。前記AT
M装置1bと前記ATM装置1c間において何らかの異
常がありループバック失敗した場合、前記ATM装置1
aは故障個所の特定のために途中の経由装置であるAT
M装置1bで折り返すループバック試験を実行し、AT
M装置1bまでの経路が正常であることを確認してAT
M装置1bとATM装置1c間に異常があったと判断す
る。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】前述のループバック制
御方式においては、伝送路等に異常があった場合1回の
試験ではどこからもセルが帰ってこないのでループバッ
クセルが経由点のどこまで正常に伝送されたかが判断で
きないため、経路の故障個所を特定するためにはループ
バック試験を各経由点に対して繰り返し行わなければな
らないものであった。
【0014】本発明の目的は、一度のループバックセル
の送受信により障害箇所の特定を含むATMネットワー
クの正常性の試験を行うことを可能とするループバック
制御方式及び装置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】前述の間題を解決するた
めに、本発明のループバックセル制御方式は、往復伝送
路とATM装置とからなるATMネットワークの特定A
TM装置からループバックセルを伝送することによりル
ープバック範囲の正常性の判定を行うループバックセル
制御方式において、ループバックセルが経由するATM
装置は往路のループバックセルの内容を保持し、下流の
ATM装置から復路のループバックセルが折り返されて
こない揚合に、保持したデータをもとに自ATM装置の
位置IDを付加したループバックセルを生成して復路に
送出することを特徴とする。
【0016】また、ループバックセルが経由する前記A
TM装置は、往路のループバックセルの内容を保持した
時刻から設定したタイムアウト時間内に復路からループ
バックセルが受信されないときに自ATM装置の位置I
Dを付加した前記ループバックセルを生成して復路に送
出することを特徴とする。
【0017】更に、前記特定ATM装置は、ループバッ
クセルが所定タイムアウト時間内に受信されるか否か及
び受信されたループバックセルのATM装置の位置ID
に基づき前記ループバック範囲の正常性の判定を行うこ
とを特徴とする。
【0018】本発明のATM装置は、往復伝送路に接続
されるループバック制御手段と前記ループバック制御手
段に接続された時間管理手段からなるATM装置であっ
て、前記ループバック制御手段は、ループバックすべき
ATM装置の位置IDを含むループバックセルを生成し
て往路の伝送路に送出するとともに、当該ループバック
セルの送出時刻からに経過時間を前記時間管理手段で計
測し、所定タイムアウト時間内に復路からループバック
セルが受信されるか否か及び受信されたループバックセ
ルのATM装置の位置IDに基づきATMネットワーク
の正常性を判定することを特徴とする。
【0019】また、往復伝送路に接続されるループバッ
ク制御手段と前記ループバック制御手段に接続された時
間管理手段及びモニタ手段からなるATM装置であっ
て、前記ループバック制御手段は、受信した往路のルー
プバックセルのデータを前記モニタ手段に保持し往路の
伝送路に送出するとともに、当該ループバックセルの受
信時刻からの経過時間を前記時間管理手段で計測し、所
定タイムアウト時間内に復路のループバックセルを受信
した場合は当該ループバックセルを復路に送出し、前記
タイムアウト時間内に復路のループバックセルを受信し
ない場合は前記モニタ手段のデータに基づいて自ATM
装置の位置IDを含むループバックセルを生成して復路
に送出することを特徴とする。
【0020】本発明のループバックセル制御方式及びA
TM装置は、以下のように作用する。 特定ATM装置
のループバック制御手段からループバックすべきATM
装置の位置IDと時間管理手段より得た時刻情報(送出
時刻)とを書き込んだループバックセルを往復伝送路の
往路に送出する。経由点となるATM装置は、ループバ
ック制御手段が前記ループバックセルを受信しモニタ手
段にその内容を保持し、時間管理手段から得た現在時刻
と前記送出時刻の情報とから当該ATM装置におけるタ
イムアウト時間を算出し、ループバックセルを下流に送
出する。往路のループバックセルは付与されたループバ
ック位置IDと一致するATM装置に達するとそのルー
プバック制御手段によって復路にループバックされる。
【0021】復路における前記ATM装置のループバッ
ク制御手段は、ループバックセルが自ATM装置で算出
したタイムアウト時間内に受信されるかどうかを判断
し、タイムアウト時にはモニタ手段に保持したループバ
ックセルの内容に自ATM装置の位置IDを付加したル
ープバックセルを生成して前記特定ATM装置に向けて
折り返す。ループバックセルは復路から前記特定ATM
装置に戻りループバック制御手段によって障害箇所を含
む伝送路の正常性が判定される。
【0022】特定ATM装置のループバック制御手段
は、ループバックセルがタイムアウト時間内に受信され
るか否か及び受信されたループバックセルのループバッ
ク位置IDに基づいて予定したループバック範囲のAT
Mネットワークの正常性を判定する。ループバックセル
が受信された場合でもそのループバック位置IDが送出
時のループバック位置IDと異なっている場合には、当
該位置IDのATM装置までの経路が正常でありその先
で障害を起していることが判別される。
【0023】
【発明の実施の形態】次に、本発明について図面を参照
して説明する。図1は本発明の実施の形態を示すブロッ
ク図である。
【0024】1a〜1cはATM装置であり往復伝送路
に接続されている。前記ATM装置1a〜1cの各構成
要素のうちそれぞれ、2a〜2cは時間管理手段、3a
〜3cはモニタ手段、4a〜4cはループバック制御手
段である。
【0025】前記時間管理手段2a〜2cは、それぞれ
ループバック制御手段4a〜4cと接続され、各ループ
バック制御手段4a〜4cの要求に応じて現在の時刻情
報を与える。また、時間管理手段2a〜2cは、ループ
バック制御手段4a〜4cからループバックセルの送信
を通知された時刻から経過時間を計測し、ループバック
セル制御手段4a〜4cから与えられたタイムアウト時
間が経過したときにループバック制御手段4a〜4cに
タイムアウトを通知する。
【0026】前記モニタ手段3a〜3cは、それぞれル
ープバック制御手段4a〜4cと接続され、各ループバ
ック制御手段4a〜4cから与えられたセルの内容をデ
ータとして保持し、ループバックセル制御手段4a〜4
cの要求に応じて保持したデータのすべてあるいは一部
をループバックセル制御手段4a〜4cに与える。
【0027】前記ループバック制御手段4a〜4cは、
それぞれ時間管理手段2a〜2c及びモニタ手段3a〜
3c及び伝送路に接続され、ループバック試験の始点と
なる際に、時間管理手段2a〜2cから現在の時刻情報
を得てループバックセルに送出時刻情報を付加し、伝送
路に挿入する。また、前記ループバック制御手段4a〜
4cはループバックの経由点となる際に、受信したルー
プバックセルのデータをモニタ手段3a〜3cに与えて
保持させる。また、受信したループバックセルの内容か
らループバックセルの送信時刻情報を得て、前記時間管
理手段2a〜2cから現在の時刻情報を得て、経由点と
してタイムアウト時間を算出する。その後ループバック
セルは下流に送出する。ここで、タイムアウト時間まで
に復路側で折り返されたループバックセルが検出されな
かった場合、前記モニタ手段3a〜3cよりループバッ
クセルのデータを取りだし、ループバック位置IDを変
更し、ループバック位置IDに自ATM装置の位置ID
を上書きして復路にループバックセルを挿入する。ま
た、ループバック点となる場合は、ループバック位置I
Dを書き換えずにループバックセルを生成し復路に挿入
する。
【0028】次に、本実施の形態の動作について、AT
M装置1aからループバックセルを送出しATM装置1
cで折り返す場合を例にとって説明する。
【0029】ATM装置1aのループバック制御手段4
aはループバックセルのOAM&機能タイプ、ループバ
ック表示、相関タグ、ループバック位置ID(C)、ソ
ースID(A)を生成する。また時間管理手段2aから
現在時刻の情報を得て送出時刻を生成する。それらのデ
ータに対してCRC−10の演算を行い、図2、図3の
セルフォーマット例のようにループバックセルを組み立
て試験対象となるVPI、VCIを付加した後、伝送路
上のユーザセルの間の空き時間に挿入する。なお、AT
M伝送路では伝送路の帯域に対してユーザの使用できる
帯域は制限されており、残りの帯域には通常空きを示す
空きセルが挿入されていることが一般的であり、ループ
バックセルはその空きセルに上書きすることによってユ
ーザセルの間に挿入される。
【0030】前記ループバック制御手段4aは、ループ
バックセルを伝送路に挿入した際、前記時間管理手段2
aに対しループバック試験のタイムアウト時間及びセル
の送信を通知する。ATMネットワーク上のすべての前
記時間管理手段2a〜2cは同じ時点で同じ時刻を示す
よう調整されている。また、前記ループバック試験のタ
イムアウト時間は従来例同様ATMネットワーク上で固
定的に定められる。
【0031】前記時間管理手段2aは、従来例と同様に
ループバックセルの送信を通知された時刻を保持し、そ
の後の経過時間を計測する。前記ループバック制御手段
4aから与えられたタイムアウト時間になっても前記ル
ープバック制御手段4aからループバックセルの到着通
知が来ない場合は、前記ループバック制御手段4aに対
してタイムアウトを通知する。
【0032】伝送路上に挿入されたループバックセルは
ATM装置1bで受信される。ATM装置1bのループ
バック制御手段4bは、ATM装置1aからのループバ
ックセルを受信し、ループバック表示が「1」であるこ
とからループバックされる前のセルであることを認識す
る。また、ループバック制御手段4bは、ループバック
セルの中のループバック位置IDが自ATM装置の位置
ID(B)と異なるため、経由点であると判断し、以下
の動作を行う。即ち、ループバック制御手段4bは、 ループバックセルのセル送出時刻を保持した後、セ
ルのデータのうちVPI、VCI、OAM&機能タイ
プ、相関タグ、ソースIDをコピーしてモニタ手段4b
に通知する。
【0033】 時間管理手段2bから現在時刻を得て
ループバックセルの前記送出時刻とからATM装置1a
からATM装置1bまでの遅延時間を計算し、ATM装
置1bでのタイムアウト時間を算出する。ここで、タイ
ムアウト時間の設定としては、例えば、ループバックセ
ル送出時刻をTaとし、現在時刻をTbとし、ループバ
ック試験のタイムアウト時間すなわちATM装置1aで
のタイムアウト時間をToとすれば、理論的なATM装
置1bでのタイムアウト時間Tob’はTob’=To
−2×(Tb−Ta)で与えられる。ATM装置1bは
ATM装置1aより先にタイムアウトとさせる場合、あ
らかじめ定めた余裕値をαとして実際のタイムアウト時
間Tobは、Tob=Tob’−αとする。
【0034】 タイムアウト時間の算出後、ループバ
ックセルを再び往路の伝送路上の空きセルに上書きする
ことでユーザセルの間に挿入する。
【0035】 ループバックセルを送出した後、前記
時間管理手段2bにセルの送信を通知し、タイムアウト
時間を与える。
【0036】時間管理手段2bは、前記時間管理手段2
aと同様にループバックセルの送信を通知された時刻を
保持し、その後の経過時間を計測する。そして、ループ
バック制御手段4bから与えられたタイムアウト時間に
なっても前記ループバック制御手段4bからループバッ
クセルの到着通知が来ない場合は、前記ループバック制
御手段4bに対してタイムアウトを通知する。
【0037】モニタ手段3bは、ループバック制御手段
4bから通知されたデータを保持し、ループバック制御
手段4bからの要求時に保持したデータを与える。な
お、モニタ手段3bとしては、例えば、メモリまたはレ
ジスタを用いた記憶部とループバック制御手段からの書
込要求あるいは読出要求に従って記憶部にデータを読み
書きするためアドレスカウンタなどで構成された制御部
とで構成できる。
【0038】次に、ATM装置1cのループバック制御
手段4cは、前記ATM装置1bからのループバックセ
ルを受信し、ループバック表示が「1」であること及び
ループバック位置IDが自ATM装置の位置ID(C)
と一致していることを検出し、復路のループバックセル
を生成する。復路のループバックセルはループバック表
示を「0」に書き換え、VPI、VCI、OAM&機能
タイプ、相関タグ、ループバック位置ID、ソースID
については往路のループバックセルの内容をそのままコ
ピーする。CRC−10に関しては再びペイロードに対
して演算した結果を挿人する。ループバック制御手段4
cは、復路のループバックセルを復路の伝送路上の空き
セルに上書きすることでユーザセルの間に挿入する。
【0039】復路において前記ATM装置1bのループ
バック制御手段4bは、従来例と同様にループバックセ
ルのループバック表示が「0」であることを認識する
が、ソースIDが自ATM装置ID(B)と異なるため
ループバックセルをそのまま通過させる。また、前記ル
ープバック制御手段4bは前記時間管理手段2bにルー
プバックセルの到着を通知し、前記時間管理手段2bは
ループバックセルの到着通知によって経過時間計測を中
止し計測値をクリアする。
【0040】ただし、ATM装置1bにおいて、ループ
バック制御手段4bがループバックセルを受信する前に
時間管理手段2bからタイムアウト通知を受けた場合
は、ループバック制御手段4bは以下の動作を行う。
【0041】 モニタ手段3bから往路において保持
したループバックセルのデータを得て、ループバック表
示を「0」とし、ループバック位置IDを自ATM装置
の位置ID(B)としてループバックセルを生成する。
【0042】 CRC−10に関しては再びペイロー
ドに対して演算した結果を挿入し、生成した前記ループ
バックセルを復路の伝送路上の空きセルに上書きするこ
とでユーザセルの間に挿入する。
【0043】次に、ATM装置1aにおいては、ループ
バック制御手段4aは、ループバックセルを受信すると
当該ループバックセルのループバック表示が「0」であ
り、ソースIDが自ATM装置の位置ID(A)と一致
していることを確認し、更に相関タグ及びループバック
位置IDが往路において挿入した値と同じであることを
確認した場合はループバックが正常に行われたことを認
識する。
【0044】そして、ループバック制御手段4aは、時
間管理手段2aにループバックセルの到着を通知し、時
間管理手段2aはループバックセルの到着通知によって
経過時間の計測を中止し計測値をクリアする。
【0045】また、ループバック制御手段4aは、受信
したループバックセルのループバック位置IDが往路に
おいて挿入した値と異なることを認識した場合は、受信
したループバック位置IDと同じ装置IDをもつATM
装置より先で異常があったとみなして警報を発し、受信
したループバック位置IDの表示又は所定部署ヘの通知
を行う。
【0046】更に、ループバック制御手段4aは、タイ
ムアウト時間内に正常と見なしうるループバックセルを
受信できなかった場合も警報を発し、タイムアウトの表
示又は所定部署ヘの通知を行う。
【0047】例えば、ATM装置1bとATM装置1c
との間で障害があった場合、ATM装置1aからATM
装置1cヘ送出されたループバックセルは障害のためA
TM装置1cからは折り返されないが、経由点であるA
TM装置1bにおいてATM装置1aより先にタイムア
ウトとなり、ATM装置1bで往路のループバックセル
から保持した値をもとにループバックセルの折り返しが
行われる。この場合ATM装置1aのループバック制御
手段4aは、タイムアウト時間内にループバックセルが
受信され、ループバック位置IDは送出したときの値C
と異なるため警報とともに受信したループバック位置I
Dの値Bの表示又は所定部署ヘの通知を行う。これによ
って伝送路はATM装置1bまでは正常で、ATM装置
1bとATM装置1cの間で障害が起きていることを確
認できる。
【0048】また、ATM装置1aとATM装置1bの
間に障害がある場合には、ATM装置1aから送出され
たループバックセルはタイムアウト時間内にATM装置
1aに帰らない。そのためATM装置1aのループバッ
ク制御装置4aから警報及びタイムアウトの表示又は所
定部署ヘの通知を行う。これによってATM装置1bま
での伝送路で障害が起きていることを確認することがで
きる。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ループバックセルが経由するATM装置は往路のループ
バックセルの内容を保持しておき、タイムアウト時間内
に下流のATM装置の復路からループバックセルが折り
返されてこない揚合に、保持した内容をもとに自ATM
装置の位置IDを付加したループバックセルを生成して
復路に送出することから、ループバックセルを送出した
ATM装置において復路のループバックセルの受信の有
無及び受信したループバックセルの位置IDを調べるこ
とにより、伝送路の異常箇所の特定を含む伝送路の正常
性試験を一度のループバックセルの送受信により行うこ
とが可能である。
【0050】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】ATMセルの構成例を示す図である。
【図3】ループバックセルのフォーマットを示す図であ
る。
【図4】従来例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1a、1b、1c、5a、5b、5c ATM装置 2a、2b、2c、6a、6b、6c 時間管理手段 3a、3b、3c モニタ手段 4a、4b、4c、7a、7b、7c ループバック制
御手段

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 往復伝送路とATM装置とからなるAT
    Mネットワークの特定ATM装置からループバックセル
    を伝送することによりループバック範囲の正常性の判定
    を行うループバックセル制御方式において、 ループバックセルが経由するATM装置は往路のループ
    バックセルの内容を保持し、下流のATM装置から復路
    のループバックセルが折り返されてこない揚合に、保持
    した内容をもとに自ATM装置の位置IDを付加したル
    ープバックセルを生成して復路に送出することを特徴と
    するループバックセル制御方式。
  2. 【請求項2】 ループバックセルが経由するATM装置
    は、往路のループバックセルの内容を保持した時刻から
    設定したタイムアウト時間内に復路からループバックセ
    ルが受信されないときに自ATM装置の位置IDを付加
    した前記ループバックセルを生成して復路に送出するこ
    とを特徴とする請求項1記載のループバックセル制御方
    式。
  3. 【請求項3】 前記特定ATM装置は、ループバックセ
    ルが所定タイムアウト時間内に受信されるか否か及び受
    信されたループバックセルのATM装置の前記位置ID
    に基づき前記ループバック範囲の正常性の判定を行うこ
    とを特徴とする請求項1又は2記載のループバックセル
    制御方式。
  4. 【請求項4】 往復伝送路に接続されるループバック制
    御手段と前記ループバック制御手段に接続された時間管
    理手段からなるATM装置であって、前記ループバック
    制御手段は、ループバックすべきATM装置の位置ID
    を含むループバックセルを生成して往路の伝送路に送出
    するとともに、当該ループバックセルの送出時刻からに
    経過時間を前記時間管理手段で計測し、所定タイムアウ
    ト時間内に復路からループバックセルが受信されるか否
    か及び受信されたループバックセルのATM装置の位置
    IDに基づきATMネットワークの正常性を判定するこ
    とを特徴とするATM装置。
  5. 【請求項5】 往復伝送路に接続されるループバック制
    御手段と前記ループバック制御手段に接続された時間管
    理手段及びモニタ手段からなるATM装置であって、前
    記ループバック制御手段は、受信した往路のループバッ
    クセルの内容を前記モニタ手段に保持し往路の伝送路に
    送出するとともに、当該ループバックセルの受信時刻か
    らの経過時間を前記時間管理手段で計測し、所定タイム
    アウト時間内に復路のループバックセルを受信した場合
    は当該ループバックセルを復路に送出し、前記タイムア
    ウト時間内に復路のループバックセルを受信しない場合
    は前記モニタ手段の内容に基づいて自ATM装置の位置
    IDを含むループバックセルを生成して復路に送出する
    ことを特徴とするATM装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100705375B1 (ko) * 1999-04-29 2007-04-10 오레 아이나르 브뢴룬드 온도센서 교정장치
JP2008028801A (ja) * 2006-07-24 2008-02-07 Nec Corp 運用管理システム、ノード、運用管理方法及びプログラム
JP2008172292A (ja) * 2007-01-05 2008-07-24 Fujitsu Ltd リンクトレースフレーム転送プログラム、リンクトレースフレーム転送装置、リンクトレースフレーム転送方法
WO2009074090A1 (fr) * 2007-12-12 2009-06-18 Huawei Technologies Co., Ltd. Procédé et appareil de détection de liaison

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