JP4770709B2 - 動力伝達機構の振動抑制装置、振動抑制方法およびその方法をコンピュータに実現させるプログラムならびにそのプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

動力伝達機構の振動抑制装置、振動抑制方法およびその方法をコンピュータに実現させるプログラムならびにそのプログラムを記録した記録媒体 Download PDF

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Description

本発明は、動力伝達機構の振動を抑制する技術に関し、特に、2つのプーリとベルトにより動力が伝達される動力伝達機構において生じる振動に対して逆位相の振動を発生させて、振動を抑制する技術に関する。
車両には、動力伝達機構として、たとえば、トランスミッションの変速比を車両の走行状況に応じて調整する自動変速機が搭載される。このような自動変速機の1つに、変速比を無段階に調整するベルト式無段変速機(CVT:Continuously Variable Transmission)が搭載されることがある。
このCVTは、エンジン出力を効率的に引き出すことが可能であり、燃費および走行性能の向上に優れる。実用化されたCVTの1つとして、無端金属ベルトと一対のプーリとを用いて、油圧によってプーリの有効径を変化させることで連続的に無段の変速を実現するものがある。
この無端金属ベルトは、たとえば、多数のエレメントが組み合わされて構成される。無端金属ベルトは、入力軸に取付けられた入力側プーリおよび出力軸に取付けられた出力側プーリに巻き掛けられて使用される。入力側プーリおよび出力側プーリは、溝幅を無段階に変えられる1対のシーブをそれぞれ備え、溝幅を変えることで、無端金属ベルトの入力側プーリおよび出力側プーリに対する巻付け半径が変わり、これにより入力軸と出力軸との間の回転数比、すなわち変速比を連続的に無段階に変化させることができる。
このように動力伝達の手段としてベルトが用いられる場合においては、作動時に発生する振動が問題となる。このような振動は、ベルトとプーリとの接触状態の変化により発生し、振動が回転軸、軸受けおよび筐体へと伝達し、共振によりケースが振動して発生する。
このような動力伝達機構における振動を抑制する技術として、たとえば、特開2005−351390号公報(特許文献1)は、振動波の合成によりプーリやベルトの振動を抑制し、騒音を低減するベルト式無段変速機を開示する。このベルト式無段変速機は、2つのプーリに無端ベルトを巻き掛けたベルト式無段変速機である。ベルト式無段変速機は、無端ベルトに、プーリへのベルトの巻き込みによりプーリの対向する壁面間に順次挟み込まれて、プーリと無端ベルト間でトルクを伝達する係合手段を備える。係合手段は、プーリに挟み込まれるときの衝撃により、変速機にプーリの回転に対する一定周期の振動を生じさせる第1群の係合部材と、一定周期の振動を打ち消すべく同じ周期の位相のずれた振動を生じさせる第2群の係合部材とを混在させてなることを特徴とする。
このベルト式無段変速機によると、同じ周波数で逆位相の振動を加えることで、逆位相同士の振動は互いに打ち消しあうのでベルトとプーリの振動が抑制できることになる。
特開2005−351390号公報
しかしながら、ベルト式無段変速機において、加速時等の回転変動時には、ベルトに滑り(以下の説明においては、スリップともいう)が生じることとなる。また、ベルト式無段変速機の作動が定常状態であるときにおいても微小のベルト滑りが生じる。ベルトに滑りが生じると、ベルト滑りが生じない場合と比較して、発生する振動の態様(たとえば、位相または周波数)が変化する可能性がある。
上述した公報においては、ベルトの滑りについて何ら考慮されていないため、ベルト滑りが生じた場合には、ベルトの駆動に起因して発生する振動を打ち消すことはできない場合がある。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであって、その目的は、ベルトの滑り量を考慮して、動力伝達機構において発生する振動を効果的に抑制する動力伝達機構の振動抑制装置、振動抑制方法およびその方法をコンピュータで実現されるプログラムならびにそのプログラムを記録した記録媒体を提供することである。
第1の発明に係る動力伝達機構の振動抑制装置は、車両に搭載され、少なくとも2つのプーリと、プーリに巻き掛けられるベルトとを備えた動力伝達機構の振動抑制装置である。プーリは、入力側の第1のプーリと出力側の第2のプーリとを含む。この振動抑制装置は、ベルトの駆動に起因して生じる振動に関連した物理量を検出するための検出手段と、検出された物理量に基づいて、ベルト駆動時の振動の位相と逆位相になる振動の波形を生成するための生成手段と、第1のプーリと第2のプーリとにおける、回転時のスリップ量を検出するためのスリップ量検出手段と、検出されたスリップ量に基づいて、生成された逆位相の振動の波形を補正するための補正手段と、補正された振動を発生すための振動発生手段とを含む。第6の発明に係る動力伝達機構の振動抑制方法は、第1の発明に係る動力伝達機構の振動抑制装置と同様の構成を有する。
第1または6の発明によると、検出された物理量(たとえば、第1のプーリの回転数および第2のプーリの回転数)に基づいて生成された、ベルト駆動時の振動の位相と逆位相になる振動の波形を、検出されたスリップ量に基づいて補正することにより、ベルト滑りにより生じる、振動の態様の変化(たとえば、振動の周波数または位相の変化)に対応させた逆位相の振動を発生させることができる。そのため、ベルトの駆動に起因して生じる振動を精度よく抑制することができる。したがって、ベルトの滑り量を考慮して、動力伝達機構において発生する振動を効果的に抑制する動力伝達機構の振動抑制装置を提供することができる。
第2の発明に係る動力伝達機構の振動抑制装置においては、第1の発明の構成に加えて、検出手段は、第1のプーリの第1の回転数を検出するための第1の回転数検出手段と、第2のプーリの第2の回転数を検出するための第2の回転数検出手段とを含む。スリップ量検出手段は、第1の回転数と第2の回転数との差からスリップ量を検出するための手段をさらに含む。第7の発明に係る動力伝達機構の振動抑制方法は、第2の発明に係る動力伝達機構の振動抑制装置と同様の構成を有する。
第2または7の発明によると、ベルトの駆動に起因して発生する振動は、入出力側のプーリの回転数および変速比に依存する傾向にある。したがって、第1の回転数および第2の回転数を検出することにより、ベルトの駆動に起因して発生する振動を検出することができる。また、第1の回転数と第2の回転数との差からスリップ量を検出することができる。検出されたスリップ量に基づいて生成された逆位相の振動波形を補正することにより、ベルト滑りにより生じる、振動の態様の変化(たとえば、振動の周波数または位相の変化)対応させた逆位相の振動を発生させることができる。
第3の発明に係る動力伝達機構の振動抑制装置においては、第2の発明の構成に加えて、ベルトは、複数のエレメントから構成される。振動抑制装置は、エレメントの移動状態を検出するための移動検出手段をさらに含む。生成手段は、第1の回転数と第2の回転数とのうちのいずれか一方の回転数および第1の回転数と第2の回転数との比に基づいて、ベルトの駆動に起因して生じる振動の波形を推定するための手段と、検出された移動状態に基づいて、推定された振動波形の位相と逆位相となる振動の波形を生成するための手段とを含む。第8の発明に係る動力伝達機構の振動抑制方法は、第3の発明に係る動力伝達機構の振動抑制装置と同様の構成を有する。
第3または8の発明によると、ベルトの駆動に起因して発生する振動は、入出力側のプーリの回転数および変速比に依存する傾向にある。したがって、第1の回転数と第2の回転数とのうちのいずれか一方の回転数および第1の回転数と第2の回転数との比に基づいて、ベルトの駆動に起因して生じる振動の波形を推定することにより、新たに振動を検出するための装置を設けることなく、ベルトの駆動に起因して発生する振動を検出することができる。また、エレメントの移動状態を検出することにより、ベルトの駆動に起因して生じる振動の位相を精度よく検出することができる。
第4の発明に係る動力伝達機構の振動抑制装置においては、第1〜3のいずれかの発明の構成に加えて、補正手段は、スリップ量に加えて、動力伝達機構の構成部品の、仕様、伝達感度および動剛性を含む特性に基づいて、生成された逆位相の振動の波形を補正するための手段を含む。第9の発明に係る動力伝達機構の振動抑制方法は、第4の発明に係る動力伝達機構の振動抑制装置と同様の構成を有する。
第4または9の発明によると、動力伝達機構の構成部品(たとえば、ベルト)の、仕様、伝達感度および動剛性を含む特性に基づいて、生成された逆位相の振動の波形を補正することにより、ベルトの駆動に起因して発生する振動に対応した逆位相の振動波形を精度よく生成することができる。したがって、ベルト駆動時に発生する振動を精度よく抑制することができる。
第5の発明に係る動力伝達機構の振動抑制装置においては、第1〜4のいずれかの発明の構成に加えて、動力伝達機構は、ベルト式無段変速機構である。第10の発明に係る動力伝達機構の振動抑制方法は、第5の発明に係る動力伝達機構の振動抑制装置と同様の構成を有する。
第5または10の発明によると、ベルト式無段変速機構のベルト駆動時の振動を逆位相の振動を発生させて相殺することにより、ベルト駆動時に発生する振動を抑制することができる。
第11の発明に係るプログラムは、第6〜10のいずれかの発明に係る動力伝達機構の振動抑制方法をコンピュータで実現されるプログラムであって、第12の発明に係る記録媒体は、第6〜10のいずれかの発明に係る動力伝達機構の振動抑制方法をコンピュータで実現されるプログラムを記録した媒体である。
第11または第12の発明によると、コンピュータ(汎用でも専用でもよい)を用いて、第6〜10のいずれかの発明に係る動力伝達機構の振動抑制方法を実現することができる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがってそれらについての詳細な説明は繰返さない。
図1を参照して、本実施の形態に係る動力伝達機構の振動抑制装置が搭載された車両のパワートレーンについて説明する。本実施の形態において、動力伝達機構は、ベルト式無段変速機として説明するが、プーリとベルトとを有する動力伝達機構であれば、特にこれに限定されるものではない。たとえば、エンジンを動力源として、ウォータポンプ、エアコンコンプレッサおよびオルタネータ等の補機をベルトとプーリにより駆動させる動力伝達機構に設けられるようにしてもよい。
図1に示すように、この車両のパワートレーンは、エンジン100と、トルクコンバータ200と、前後進切換装置290と、ベルト式無段変速機構(以下、単に変速機構と記載する)300と、ディファレンシャルギヤ800と、ECU1000と、油圧制御部1100とから構成される。ベルト式無段変速機は、トルクコンバータ200と、前後進切換装置290と、変速機構300と、油圧制御部1100とから構成される。
エンジン100の出力軸は、トルクコンバータ200の入力軸に接続される。エンジン100とトルクコンバータ200とは回転軸により連結されている。したがって、エンジン回転数センサにより検知されるエンジン100の出力軸回転数NE(エンジン回転数NE)とトルクコンバータ200の入力軸回転数(ポンプ回転数)とは同じである。
トルクコンバータ200は、入力軸と出力軸とを直結状態にするロックアップクラッチ210と、入力軸側のポンプ羽根車220と、出力軸側のタービン羽根車230と、ワンウェイクラッチ250を有し、トルク増幅機能を発現するステータ240とから構成される。トルクコンバータ200と変速機構300とは、回転軸により接続される。トルクコンバータ200の出力軸回転数NT(タービン回転数NT)は、タービン回転数センサ400により検知される。
変速機構300は、前後進切換装置290を介してトルクコンバータ200に接続される。変速機構300は、入力側のプライマリプーリ500と、出力側のセカンダリプーリ600と、プライマリプーリ500とセカンダリプーリ600とに巻き掛けられた金属製のベルト700とから構成される。
本実施の形態において、金属ベルト700は、金属平板から予め定められた形状に形成されたエレメント(図示せず)が、輪状に形成されたリングに沿って複数枚積層されて構成される無端ベルトである。各エレメントには、両側にプーリのシーブと接する傾斜面が形成される。
プライマリプーリ500は、プライマリシャフトに固定された固定シーブおよびプライマリシャフトに摺動のみ自在に支持されている可動シーブからなる。セカンダリプーリ600は、セカンダリシャフトに固定されている固定シーブおよびセカンダリシャフトに摺動のみ自在に支持されている可動シーブからなる。変速機構300の、プライマリプーリの回転数NIN(以下の説明においては、単に回転数NINと記載する)は、プライマリプーリ回転数センサ410により、セカンダリプーリの回転数NOUT(以下の説明においては、単に回転数NOUTと記載する)は、セカンダリプーリ回転数センサ420により、検知される。
これら回転数センサは、プライマリプーリやセカンダリプーリの回転軸やこれに繋がるドライブシャフトに取付けられた回転検出用ギヤの歯に対向して設けられている。これらの回転数センサは、変速機構300の、入力軸であるプライマリプーリや出力軸であるセカンダリプーリの僅かな回転の検出も可能なセンサであり、たとえば、一般的に半導体式センサと称される磁気抵抗素子を使用したセンサである。
さらに、ベルト700の外周側であって、ベルト700のエレメントに対向するようにギャップセンサ430が設けられる。ギャップセンサ430は、コイル等から構成され、対向するエレメントとの距離に応じた起電力に基づく信号を出力する。すなわち、ギャップセンサ430は、対向するベルト700におけるエレメントが通過する毎に信号をECU1000に出力する。なお、ギャップセンサ430は、エレメントの移動状態が検出できれば、特に上述した構成に限定されるものではない。また、好ましくはギャップセンサ430は、可能な限り変速に応じたベルト700の移動の影響の少ない位置に設けられることが望ましい。ベルト700の移動の影響の少ない位置は、たとえば、実験等により適合すればよい。
前後進切換装置290は、ダブルピニオンプラネタリギヤ、リバース(後進用)ブレーキおよび入力クラッチ310を有している。プラネタリギヤは、そのサンギヤが入力軸に連結されており、第1および第2のピニオンを支持するキャリヤがプライマリ側固定シーブに連結されており、そしてリングギヤが後進用摩擦係合要素となるリバースブレーキに連結されており、またキャリヤとリングギヤとの間に入力クラッチ310が介在している。この入力クラッチ310は、前進クラッチやフォワードクラッチとも呼ばれ、パーキング(P)ポジション、Rポジション、Nポジション以外の車両が前進するときに必ず係合状態で使用される。
これらのパワートレーンを制御するECU1000および油圧制御部1100について説明する。
ECU1000には、タービン回転数センサ400からタービン回転数NTを表わす信号が、プライマリプーリ回転数センサ410から回転数NINを表わす信号が、セカンダリプーリ回転数センサ420から回転数NOUTを表わす信号が、それぞれ入力される。
油圧制御部1100は、変速速度制御部1110と、ベルト挟圧力制御部1120と、ロックアップ係合圧制御部1130と、クラッチ圧力制御部1140と、マニュアルバルブ1150とを含む。ECU1000から、油圧制御部1100の変速制御用デューティソレノイド(1)1200と、変速制御用デューティソレノイド(2)1210と、ベルト挟圧力制御用リニアソレノイド1220と、ロックアップソレノイド1230と、ロックアップ係合圧制御用デューティソレノイド1240に制御信号が出力される。
アンプ1002は、ECU1000から送信される逆位相音信号を増幅する。アンプ1002は、増幅された逆位相音信号をスピーカ1004に出力する。スピーカ1004は、アンプ1002から出力された逆位相音信号に応じて音を発生する。
スピーカ1004は、車両の室内に設けられるオーディオスピーカを用いてもよい。また、スピーカ1004は、オーディオスピーカとは別に室内に設けられるようにしてもよいし、エンジンルーム内に設けられてもよいし、変速機構300に設けられるようにしてもよく、ベルト700の駆動に起因して生じる振動が車両の室内において相殺されれば、特にスピーカ1004の位置は限定されるものではない。なお、振動が発生すればよく、スピーカ1004に限定されるものではない。たとえば、スピーカ1004に代えて加振器等の振動を発生する装置を用いてもよい。
以上のような構成を有するパワートレーンにおいて、本発明は、ECU1000がベルト700の駆動に起因して生じる振動に関連した物理量に基づいてベルト駆動時に発生する振動の位相と逆位相となる振動の波形を生成して、回転数NINおよび回転数NOUTに基づくスリップ量に基づいて生成された逆位相の振動の波形を補正して、補正された逆位相の振動あるいは振動の波形に基づく音を発生するようにアンプ1002に逆位相信号を送信する点に特徴を有する。
「ベルト700の駆動に起因して生じる振動に関連した物理量」とは、本実施の形態においては、プライマリプーリ回転数およびセカンダリプーリ回転数であるとして説明するが、特にプライマリプーリ回転数およびセカンダリプーリ回転数に限定されるものではなく、プライマリプーリまたはセカンダリプーリの回転に連動して回転する回転体の回転数であってもよい。
ECU1000は、回転数NINおよび回転数NOUTとの比から変速比を算出する。ECU1000は、回転数NINおよび回転数NOUTのうちのいずれか一方の回転数と変速比とに基づいて、ベルト700の駆動に起因して発生する振動の波形を推定する。ECU1000は、ギャップセンサ430により検出されたエレメントの移動状態に基づいて、推定された振動波形の位相と逆位相となる振動の波形を生成する。本実施の形態においては、ECU1000は、回転数NINと変速比とに基づいて、ベルト700の駆動に起因して発生する振動の波形を推定するものとする。
また、ECU1000は、回転数NINと回転数NOUTとの差からスリップ量を検出する。ECU1000は、検出されたスリップ量に基づいて、生成された逆位相の振動の波形を補正する。
ECU1000は、補正された振動の波形に基づく逆位相音信号をアンプ1002を介してスピーカ1004から出力する。
なお、ECU1000は、スリップ量に基づいて生成された振動を補正した後、逆位相の振動を生成してもよい。あるいは、ECU1000は、回転数NINと変速比とスリップ量とに基づいて、ベルト700の駆動に起因して発生する振動の位相と逆位相となる振動の波形を生成するようにしてもよい。
図2に、本実施の形態に係る動力伝達機構の振動抑制装置に含まれるECU1000の機能ブロック図を示す。
ECU1000は、入力インターフェース(以下、入力I/Fと記載する)1010と、演算処理部1020と、記憶部1050と、出力インターフェース(以下、出力I/Fと記載する)1040とを含む。
入力I/F1010は、プライマリプーリ回転数センサ410からのプライマリプーリ回転数信号と、セカンダリプーリ回転数センサ420からのセカンダリ回転数信号と、ギャップセンサ430からのギャップ信号を受信して、演算処理部1020に送信する。
演算処理部1020は、変速比算出部1022と、振動波形算出部1024と、スリップ量検出部1026と、スリップ量補正処理部1028と、振動特性補正処理部1030と、逆位相音発生制御部1032とを含む。
変速比算出部1022は、受信した回転数NINと回転数NOUTとの比から変速比を算出する。
振動波形算出部1024は、受信した回転数NINと算出された変速比とに基づいてベルト700の駆動に起因して発生する振動の位相と逆位相となる振動の波形を算出する。
ベルト700の駆動に起因して発生する振動は純音であるため、正弦波の式で記述することができる。そのため、振動波形算出部1024は、回転数NINと変速比とに基づいて、周波数と振幅と位相をそれぞれ推定する。これにより、ベルト700の駆動に起因して発生する振動を推定することができる。
振動の推定方法としては、周知の技術を用いればよく特に限定されるものではないが、たとえば、回転数NINおよび変速比から実験により予め計測されたマップ、表、数式を用いて周波数と振幅と位相をそれぞれ推定するようにすればよい。
より具体的には、振動波形算出部1024は、たとえば、回転数NINの回転数に基づいて、回転数と周波数との関係を示すマップ、表または数式を用いて発生している振動の周波数を推定するようにしてもよい。あるいは、振動波形算出部1024は、たとえば、ギャップセンサ430からの信号に基づいて、振動の周波数を推定するようにしてもよい。すなわち、振動波形算出部1024は、ギャップセンサ430から出力される信号の周波数を振動の周波数としてもよい。
さらに、振動波形算出部1024は、回転数NINまたは回転数NOUTおよび変速比に基づいて、回転数と変速比と振幅との関係を示すマップ、表または数式を用いて発生している振動の振幅を推定するようにしてもよい。なお、回転数と変速比と振幅との関係を示すマップ、表または数式は、ベルト700に対する挟圧力またはベルト700およびプーリ500,600などの変速機構300の構成部品の剛性、伝達感度等に基づく数値解析あるいは実験的に設定すればよい。
さらに、振動波形算出部1024は、たとえば、ギャップセンサ430からの信号に基づいて、ベルト700の駆動に起因して発生する振動の位相を推定するようにしてもよい。すなわち、振動波形算出部1024は、ギャップセンサ430から出力される信号の位相を振動の位相としてもよい。なお、好ましくは、起振源(ベルト700)から車両の室内の乗員までの距離とスピーカ1004から車両の室内の乗員までの距離とに対応させて振動の位相を推定することが望ましい。
振動波形算出部1024は、推定された振動の位相と逆位相となる振動の波形を算出する。すなわち、振動波形算出部1024は、推定された振動の位相に対して、振幅および周波数は変更せずに、位相を180度ずらした振動の波形を算出する。なお、振動波形算出部1024は、ギャップセンサ430から出力される信号に基づいて、直接的に逆位相となる振動の位相を推定するようにしてもよい。
スリップ量検出部1026は、回転数NINと回転数NOUTとの差分からスリップ量を算出する。
スリップ量補正処理部1028は、スリップ量検出部1026において検出されたスリップ量に基づいて、振動波形算出部1024において算出された逆位相の振動の波形を補正する。
具体的には、スリップ量補正処理部1028は、検出されたスリップ量に基づいて、算出された逆位相の振動の波形の位相および周波数のうちの少なくともいずれか一方を補正する。
たとえば、スリップ量と位相の補正値との関係を示すマップ、表あるいは数式を記憶部1050に予め記憶しておき、スリップ量補正処理部1028は、検出されたスリップ量に基づいて位相の補正値を算出するようにしてもよい。スリップ量補正処理部1028は、算出された位相の補正値を用いて、振動波形算出部1024において算出された逆位相の振動の波形の位相を補正する。
あるいは、たとえば、スリップ量と周波数の補正値との関係を示すマップ、表あるいは数式を記憶部1050に予め記憶しておき、スリップ量補正処理部1028は、検出されたスリップ量に基づいて周波数の補正値を算出するようにしてもよい。スリップ量補正処理部1028は、算出された周波数の補正値を用いて、振動波形算出部1024において算出された逆位相の振動の波形の周波数を補正する。
振動特性補正処理部1030は、予め記憶部1050に記憶された変速機構300の構成部品の諸元、負荷特性および振動特性に基づいて、振動波形算出部1024において算出された逆位相の振動の波形の振幅を補正する。
変速機構300の構成部品とは、たとえば、ベルト700であって、振動特性補正処理部1030は、ベルト700のエレメントの数や長さ等の諸元、トルク伝達感度等の負荷特性および変速機構300における動剛性、伝達感度等の振動特性に基づいて、振動の振幅の補正値を算出するようにしてもよい。振動特性補正処理部1030は、算出された振幅の補正値を用いて、振動波形算出部1024において算出された逆位相の振動の波形の振幅を補正する。
逆位相音発生制御部1032は、補正された逆位相の振動の波形を示す逆位相音信号を生成して、生成された逆位相音信号を出力I/F1040を介してアンプ1002に出力する。
なお、本実施の形態において、変速比算出部1022、振動波形算出部1024、スリップ量検出部1026、スリップ量補正処理部1028、振動特性補正処理部1030および逆位相音発生制御部1032は、いずれも演算処理部1020であるCPU(Central Processing Unit)が記憶部1050に記憶されたプログラムを実行することにより実現される、ソフトウェアとして機能するものとして説明するが、ハードウェアにより実現されるようにしてもよい。なお、このようなプログラムは記憶媒体に記録されて車両に搭載される。
記憶部1050には、各種情報、プログラム、しきい値、マップ等が記憶され、必要に応じて演算処理部1020からデータが読み出されたり、格納されたりする。
以下、図3を参照して、本実施の形態に係る動力伝達機構の振動抑制装置に含まれるECU1000で実行されるプログラムの制御構造について説明する。
ステップ(以下、ステップをSと記載する)100にて、ECU1000は、回転数NIN、回転数NOUTを検出する。
S102にて、ECU1000は、検出された回転数NINおよび回転数NOUTの比から変速比を検出する。
S104にて、ECU1000は、回転数NINと回転数NOUTの差分からスリップ量を検出する。S106にて、ECU1000は、メモリから振動特性を読み出す。
S108にて、ECU1000は、スリップ量に基づく位相および周波数の補正値を算出する。S110にて、ECU1000は、振動特性に基づく振幅の補正値を算出する。
S112にて、ECU1000は、逆位相音信号を生成する。具体的には、ECU1000は、回転数NINおよび回転数NOUTのうちのいずれか一方の回転数と変速比とに基づいて、ベルト700の駆動に起因して発生する振動の波形を生成する。ECU1000は、ギャップセンサ430からの信号に基づいて、生成された振動の波形の位相と逆位相となる振動の波形を生成する。ECU1000は、生成された逆位相の振動波形に対して、S108およびS110にて算出された補正値を加算する。ECU1000は、補正された逆位相の振動の波形を示す逆位相音信号を生成する。S114にて、ECU1000は、逆位相音信号をアンプ1002に送信する。
以上のような構造およびフローチャートに基づく、本実施の形態に係る動力伝達機構の振動抑制装置の動作について図4を参照しつつ説明する。
たとえば、車両が停車状態である場合を想定する。運転者がシフトレバーをドライブポジションに移動させるなどすると、変速機構300が前進走行状態となる。車両の発進時において、変速機構300は最減速状態である。
運転者がアクセルペダルを踏み込むなどすると、エンジン100の出力および回転数が上昇する。エンジン100の回転数の上昇に伴って、変速機構300における回転数NINおよび回転数NOUTは上昇を開始する。
このとき、以下のような段階を経てベルト700の駆動に起因した振動が発生することとなる。
(1)ベルト700はプーリ500,600からの挟圧力により、プライマリプーリ500の回転にしたがって回転し、セカンダリプーリ600を回転させる。
(2)ベルト700の回転により発生した振動はトランスミッションケース等の変速機構300の構成部品に伝達される。
(3)伝達した振動により変速機構300の構成部品が共振する。
(4)変速機構300の構成部品の共振に起因した振動が発生する。
一方、本実施の形態に係る動力伝達機構の振動抑制装置は以下のように動作する。
プライマリプーリ500およびセカンダリプーリ600の回転に応じて、回転数NINおよび回転数NOUTが検出される(S100)。また、回転数NINおよび回転数NOUTの比から変速比が検出される(S102)。さらに、回転数NINおよび回転数NOUTの差分からスリップ量が検出される(S104)。さらに、メモリに記憶された振動抑制が読み出される(S106)。
検出されたスリップ量に基づいて振動の周波数および位相の補正値が算出される(S108)。さらに、読み出された振動特性に基づいて、振動の振幅の補正値が算出される(S110)。
回転数NINまたは回転数NOUTと変速比と振動の周波数および位相の補正値と振動の振幅の補正値とから、ベルト700の駆動に起因して発生する振動の位相と逆位相の振動の波形が算出され、算出された振動の波形を示す逆位相音信号がアンプ1002に送信される(S112,S114)。アンプ1002において逆位相音信号が増幅され、スピーカ1004から生成された逆位相音信号に基づく音が発生する。
変速機構300の構成部品の共振に起因した振動と、スピーカ1004から出力された振動とが重なり合う。このとき、いずれの振動も同じ振幅であって、位相が逆位相の関係となるため、共振により発生振動とスピーカ1004から出力された振動とは図4中の2つの振動が重なり合った太線に示すように、相殺される。
変速機構300の構成部品の共振に起因した振動が抑制されるため、運転者が聞くベルト700の駆動に起因した振動による音は静かになる。
以上のようにして、本実施の形態に係る動力伝達機構の振動抑制装置によると、検出された回転数NINおよびNOUTに基づいて生成された、ベルト駆動時の振動の位相と逆位相になる振動の波形を、検出されたスリップ量に基づいて補正することにより、ベルト滑りにより生じる、振動の周波数または位相の変化に対応させた逆位相の振動波形を生成することができる。そのため、ベルトの駆動に起因して生じる振動を精度よく抑制することができる。したがって、ベルトの滑り量を考慮して、動力伝達機構において発生する振動を効果的に抑制する動力伝達機構の振動抑制装置を提供することができる。
さらに、ベルトの駆動に起因して発生する振動は、入出力側のプーリの回転数および変速比に依存する傾向にある。したがって、回転数NINと回転数NOUTとのうちのいずれか一方の回転数および変速比に基づいて、ベルトの駆動に起因して生じる振動の波形を推定することにより、新たに振動を検出するための装置を設けることなく、ベルトの駆動に起因して発生する振動を検出することができる。また、エレメントの移動状態を検出することにより、ベルトの駆動に起因して生じる振動の位相を精度よく検出することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本実施の形態におけるベルト式無段変速機の構成を説明するための図である。 本実施の形態におけるECUの構成を示す機能ブロック図である。 本実施の形態におけるECUで実行されるプログラムの制御構造を示すフローチャートである。 本実施の形態に係る動力伝達機構の振動抑制装置の動作を説明するための図である。
符号の説明
100 エンジン、200 トルクコンバータ、210 ロックアップクラッチ、220 ポンプ羽根車、230 タービン羽根車、240 ステータ、250 ワンウェイクラッチ、290 前後進切換装置、300 ベルト式無段変速機構、310 入力クラッチ、400 タービン回転数センサ、410 プライマリプーリ回転数センサ、420 セカンダリプーリ回転数センサ、430 ギャップセンサ、500 プライマリプーリ、600 セカンダリプーリ、700 ベルト、800 ディファレンシャルギヤ、1000 ECU、1002 アンプ、1004 スピーカ、1010 入力I/F、1020 演算処理部、1022 変速比算出部、1024 振動波形算出部、1026 スリップ量検出部、1028 スリップ量補正処理部、1030 振動特性補正処理部、1032 逆位相音発生制御部、1040 出力I/F、1050 記憶部、1100 油圧制御部、1110 変速速度制御部、1120 ベルト挟圧力制御部、1130 ロックアップ係合圧制御部、1140 クラッチ圧力制御部、1150 マニュアルバルブ、1200,1210 変速制御用デューティソレノイド、1220 ベルト挟圧力制御用リニアソレノイド、1230 ロックアップソレノイド、1240 ロックアップ係合圧制御用デューティソレノイド。

Claims (12)

  1. 車両に搭載され、少なくとも2つのプーリと、前記プーリに巻き掛けられるベルトとを備えた動力伝達機構の振動抑制装置であって、前記プーリは、入力側の第1のプーリと出力側の第2のプーリとを含み、
    ベルトの駆動に起因して生じる振動に関連した物理量を検出するための検出手段と、
    前記検出された物理量に基づいて、前記ベルト駆動時の振動の位相と逆位相になる振動の波形を生成するための生成手段と、
    前記第1のプーリと前記第2のプーリとにおける、回転時のスリップ量を検出するためのスリップ量検出手段と、
    前記検出されたスリップ量に基づいて、前記逆位相になる振動によって前記ベルト駆動時の振動が打ち消されるように前記生成された逆位相の振動の波形を補正するための補正手段と、
    前記補正された振動を発生するための振動発生手段とを含む、動力伝達機構の振動抑制装置。
  2. 前記検出手段は、
    前記第1のプーリの第1の回転数を検出するための第1の回転数検出手段と、
    前記第2のプーリの第2の回転数を検出するための第2の回転数検出手段とを含み、
    前記スリップ量検出手段は、前記第1の回転数と前記第2の回転数との差からスリップ量を検出するための手段をさらに含む、請求項1に記載の動力伝達機構の振動抑制装置。
  3. 前記ベルトは、複数のエレメントから構成され、
    前記振動抑制装置は、前記エレメントの移動状態を検出するための移動検出手段をさらに含み、
    前記生成手段は、
    前記第1の回転数と前記第2の回転数とのうちのいずれか一方の回転数および前記第1の回転数と前記第2の回転数との比に基づいて、前記ベルトの駆動に起因して生じる振動の波形を推定するための手段と、
    前記検出された移動状態に基づいて、前記推定された振動波形の位相と逆位相となる振動の波形を生成するための手段とを含む、請求項2に記載の動力伝達機構の振動抑制装置。
  4. 前記補正手段は、前記スリップ量に加えて、前記動力伝達機構の構成部品の、仕様、伝達感度および動剛性を含む特性に基づいて、前記生成された逆位相の振動の波形を補正するための手段を含む、請求項1〜3のいずれかに記載の動力伝達機構の振動抑制装置。
  5. 前記動力伝達機構は、ベルト式無段変速機構である、請求項1〜4のいずれかに記載の動力伝達機構の振動抑制装置。
  6. 車両に搭載され、少なくとも2つのプーリと、前記プーリに巻き掛けられるベルトとを備えた動力伝達機構の振動抑制方法であって、前記プーリは、入力側の第1のプーリと出力側の第2のプーリとを含み、
    ベルトの駆動に起因して生じる振動に関連した物理量を検出する検出ステップと、
    前記検出された物理量に基づいて、前記ベルト駆動時の振動の位相と逆位相になる振動の波形を生成する生成ステップと、
    前記第1のプーリと前記第2のプーリとにおける、回転時のスリップ量を検出するスリップ量検出ステップと、
    前記逆位相になる振動によって前記ベルト駆動時の振動が打ち消されるように前記検出されたスリップ量に基づいて、前記生成された逆位相の振動の波形を補正する補正ステップと、
    前記補正された振動を発生するステップとを含む、動力伝達機構の振動抑制方法。
  7. 前記検出ステップは、
    前記第1のプーリの第1の回転数を検出するステップと、
    前記第2のプーリの第2の回転数を検出するステップとを含み、
    前記スリップ量検出ステップは、前記第1の回転数と前記第2の回転数との差からスリップ量を算出するステップをさらに含む、請求項6に記載の動力伝達機構の振動抑制方法。
  8. 前記ベルトは、複数のエレメントから構成され、
    前記振動抑制方法は、前記エレメントの移動状態を検出するステップをさらに含み、
    前記生成ステップは、
    前記第1の回転数と前記第2の回転数とのうちのいずれか一方の回転数および前記第1の回転数と前記第2の回転数との比に基づいて、前記ベルトの駆動に起因して生じる振動の波形を推定するステップと、
    前記検出された移動状態に基づいて、前記推定された振動波形の位相と逆位相となる振動の波形を生成するステップとを含む、請求項7に記載の動力伝達機構の振動抑制方法。
  9. 前記補正ステップは、前記スリップ量に加えて、前記動力伝達機構の構成部品の、仕様伝達感度および動剛性を含む特性に基づいて、前記生成された逆位相の振動の波形を補正するステップを含む、請求項6〜8のいずれかに記載の動力伝達機構の振動抑制方法。
  10. 前記動力伝達機構は、ベルト式無段変速機構である、請求項6〜9のいずれかに記載の動力伝達機構の振動抑制方法。
  11. 請求項6〜10のいずれかに記載の振動抑制方法をコンピュータ実現さるプログラム。
  12. 請求項6〜10のいずれかに記載の振動抑制方法をコンピュータ実現さるプログラムを記録した記録媒体。
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