JP4770119B2 - Mos型半導体装置およびそれを備えた点火装置 - Google Patents

Mos型半導体装置およびそれを備えた点火装置 Download PDF

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Description

本発明は、MOS型のパワー素子からなるメインセルと共に電流検出セル(以下、センスセルという)が備えられたスイッチ回路およびそれを用いた点火装置に関するものである。
従来、IGBTやMOSFET等のパワー素子からなるメインセルに流れる電流量を検出するために、電流検出素子からなるセンスセルをメインセルと共に形成した半導体装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。この半導体装置では、複数のトランジスタセルを有するパワー素子の一部のトランジスタセルの陰極を独立させ、電流検出端子として用いることでセンスセルを形成している。
この構造では、電流はメインセルの陰極と電流検出セルにおける電流検出端子に分流され、その電流比は、各々の電極に接続されたトランジスタセルの面積比で決定されたものとなる。このため、大きな許容電力を有するシャント抵抗を用いなくても、電流検出端子に流れる微小電流(以下、センス電流という)をモニタすることで、メインセルに流れる大電流(以下、メイン電流という)の値を推定することができる。
特開平5−315852号公報
本発明者らは、上記のように、メインセルとセンスセルとを備えた半導体装置において、センスセル側のエミッタ端子に電流検出用抵抗を備え、この電流検出用抵抗に流れる電流値に基づいてセンスセルに流れる微小電流をモニタする構成を考え出した。この半導体装置の等価回路を図6に示す。
この図に示される半導体装置では、メインセルおよびセンスセルのパワー素子としてIGBTが備えられている。この半導体装置におけるメインセルおよびセンスセルにおける各IGBTのゲートに所望のゲート電圧VGを印加することで、各IGBTをオンさせ、これら各IGBTのコレクタに接続される負荷への電流供給を行うようになっている。
そして、センスセルのエミッタに接続した電流検出用抵抗の両端電圧を図示しない制御回路にフィードバックすることで、メインセル側のIGBTに流れる電流(以下、メイン電流という)を検出し、メイン電流を所望の値に一定に制御すべく、センス電流が期待する値と異なっている場合には、制御回路側でゲート電圧を調整している。例えば、センス電流が期待する値よりも大きかった場合には、制御回路側でゲート電圧を小さくすることで、センス電流を低下させ、それに応じメイン電流を低下させることで、メイン電流が所望の値となるようにされる。
このような制御形態としたところ、発振現象が生じることが確認された。この発振現象とは、センス電流が期待する値よりも大きかったからゲート電圧を低下させたところ、IGBTがオフされてしまい、再度、ゲート電圧を印加してIGBTをオンさせたが、またセンス電流が期待する値よりも大きくなってしまって、さらに同じ動作を繰り返さなければならなくなる現象をいう。
このような現象の発生原因を解明すべく、本発明者らは以下のようにセンス電流についての検討を行った。
メインセルとセンスセルが同じ構成のIGBTである場合、全く同じ動作を行うのであれば、メインセルとセンスセルの面積比通りにセンス電流が流れることになる。
しかしながら、センスセルのIGBTのエミッタに電流検出用抵抗を入れていることから、この電流検出用抵抗での電圧ドロップ分となるΔVだけ高くなる。このΔVは、センス電流の電流値をIs、電流検出用抵抗の抵抗値をRとすると、ΔV=Is×Rとなる。
つまり、センスセル側のIGBTは、メインセル側のIGBTに対して、ΔV(=Is×R)だけエミッタ電圧が高い状態で動作している。このような状況がセンス電流に及ぼす影響が、ゲート電圧VGの大きさに応じて変化してしまうため、センス電流がゲート電圧特性を持ってしまうと考えられる。
このため、本発明者らは、何故、センス電流がゲート電圧特性を持ってしまうのかについて鋭意検討を行ったところ、以下のような結論が得られた。これについて、VG−Is特性に加え、IGBTの基本電気特性であるVCE−ICE電流密度特性、VGE−ICE電流密度特性を用いて説明する。
まず、ゲート電圧VGが十分に高い時と低い時とで、センス電流密度がΔVによりどのように変化するかについて考察を行った。これについて、図7〜図8を参照して説明する。
図7は、ゲート電圧VGに対するセンス電流Isの特性を示す図(VG−Is特性図)、図8(a)は、IGBTにおけるコレクタ−エミッタ間電圧VCEに対するコレクタ−エミッタ間電流ICEの電流密度の特性を示した図(VCE−ICE電流密度特性図)、図8(b)は、IGBTにおけるゲート−エミッタ間電圧VGEに対するコレクタ−エミッタ間電流ICEの電流密度の特性を示した図(VGE−ICE電流密度特性図)である。
なお、各特性図は、メインセルにおけるIGBTのコレクタ−エミッタ間電流ICEは一定、センスセルにおけるIGBTのコレクタ−エミッタ間電圧VCEs、ゲート−エミッタ間電圧VGEsは、メインセルのIGBTのコレクタ−エミッタ間電圧VCEm、ゲート−エミッタ間電圧VGEmに対してΔV低い電圧で動作しているということを前提条件としている。
<ゲート電圧VGが十分高い時>
ゲート電圧VGが十分に高い場合には、IGBTが飽和領域で動作する。このときには、図7に示すセンス電流特性から分かるように、センス電流の変化が、一定となっている。その為、ゲート−エミッタ間電圧VGEが少し変化してもセンス電流はほとんど影響しないことが判る。
一方、図8(a)の特性図におけるVG=10Vのときの特性値より、メインセルのIGBTのVCEmに対して、センスセルのIGBTのVCEsはΔVだけ低い電圧で動作している。すなわち、飽和領域で動作している場合のIGBTのコレクタ−エミッタ間電圧VCEがメインセルのIGBTのVCEmであると考えると、メインセルのIGBTの電流密度に対して、センスセルのIGBTの電流密度の方が低くなる。
つまり、ゲート電圧VGが高い時は、VCE−ICEの特性値の傾きとΔVにより、センス素子の動作が決まる。なお、センスセルのIGBTは、エミッタの電位がメインセルのIGBTのエミッタの電位よりもΔVだけ高くなっていることから、実際には、VG=10−ΔVのときのVCE−ICE電流密度特性を図8(a)中に示して動作点を示すのが正しいが、ゲート電圧VGが十分に高いときにはΔVの低下によるVCE−ICE電流密度特性の変動は非常に小さなものであるため、ここでは近似的にVG=10Vのときの特性値を用いてセンスセルのIGBTの電流密度を示している。
<ゲート電圧VGが低い時>
ゲート電圧VGが低くなると、例えば、ゲート電圧VGが3.5V程度まで低下した場合、IGBTは非飽和領域で動作することになる。このときには、図7に示すセンス電流特性から分かるように、センス電流が高くなっていっている。このため、ゲート−エミッタ間電圧VGEが変化すると、メイン電流が一定であるにも関わらずセンス電流が変化してしまうのである。
このようにゲート電圧VGが低い状態では、メインセルにおけるIGBTに関しては、ゲート電圧VGがそのままゲート−エミッタ間電圧VGEとなることから、メインセルの電流密度は、ゲート−エミッタ間電圧VGEが3.5Vのところになる。そして、図8(a)に示したVCE−ICE電流密度特性におけるVG=3.5V特性値を見てみると、ほぼ、VG=10Vのときの電流密度と変わっていないことが判る。
したがって、メインセルのIGBTに関しては、図8(a)におけるVCE=3.5Vのときの電流密度に対応する、図8(b)のVGE−ICE電流密度特性中の電流密度の位置が、VGが十分に高いときにおける動作点に対応する位置とほぼ一致することになる。このため、メインセルに関してはゲート電圧VGが変動、つまりコレクタ−エミッタ間電圧VCEが変動しても、それによるコレクタ−エミッタ間電流ICE(メイン電流)の変動が小さいと判る。
一方、センスセルにおけるIGBTに関しては、ゲート電圧VGが印加されるもののΔVの影響により、ゲート−エミッタ間電圧VGEはVG−ΔVとなり、例えば、3.2V程度となる。このため、図8(a)に示したVCE−ICE電流密度特性におけるVG=3.2V程度の特性値において、VCE=3.2Vとなる位置がセンスセルにおけるIGBTの電流密度となる。
したがって、センスセルのIGBTに関しては、図8(a)におけるVCE=3.2Vのときの電流密度に対応する、図8(b)のVGE−ICE電流密度特性中の動作点の位置が、VGが十分に高いときにおける動作点に対応する位置よりも高い位置となる。
つまり、ゲート電圧VGが低い時は、VGE−ICEの特性値の傾きとΔVにより、センス素子の電流密度が決まる。
このため、ゲート電圧VGが十分高いときと比べ、ゲート電圧VGが低くなると、センス電流の電流密度が高くなり、メイン電流が一定であるにも関わらず、センス電流が大きくなると考えられる。
このような検討のように、ゲート電圧VGが低くなるとセンス電流が高くなってしまう。このため、ゲート電圧VGの低下に伴ってセンス電流が高くなったときに、メイン電流が高くなってしまったと制御回路が誤検出してしまい、制御回路側でゲート電圧VGを更に低下させる制御を行ったために、上記のような発振現象が発生したと考えられる。
そして、センス電流がゲート電圧特性を持ったものとなることから、真にメイン電流の大きさと比例した値とならなくなり、センス電流に基づいて正確なメイン電流の値を検出することができず、メイン電流の検出するに当り高い検出精度が得られなくなってしまう。
本発明は上記点に鑑みて、発振現象を防止できるMOS型半導体装置およびそれを用いた点火装置を提供することを目的とする。また、メイン電流の検出精度を高くできるMOS型半導体装置およびそれを用いた点火装置を提供することを他の目的とする。
本発明者らは、上記検討に基づき、センス電流がゲート電圧特性を持つ理由が、VCE−ICE電流密度特性の傾きと、VGE−ICE電流密度特性の傾きとに差があるためであると結論付け、これらの差を無くす、もしくは小さくすれば、センス電流のゲート電圧特性を抑制できると考えた。
そこで、上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、半導体基板(21)に、ゲート電圧を印加することによってエミッタ−コレクタ間電流を流すように構成されるMOS型のパワー素子からなるメインセルを備えていると共に、パワー素子と同じMOS型の素子からなるセンスセルとを形成しており、さらに、センスセルにおけるエミッタ−コレクタ間に流れるセンス電流を流す電流検出用抵抗(6)が備えられた半導体装置であって、メインセルおよびセンスセルは、半導体基板(21)に形成された第1導電型のドリフト層(22)と、ドリフト層内において複数個所定の方向に伸びるように設けられた第2導電型のボディ層(23)と、ボディ層内においてボディ層それぞれに複数個離間するように形成された第1導電型のエミッタ層(24)とを備えて構成されており、メインセルとセンスセルとでは、ボディ層の長手方向におけるエミッタ層の長さが異なり、ボディ層の長手方向における該ボディ層の長さに対するエミッタ層の長さの割合が、メインセルの方がセンサセルよりも大きく設定され、パワー素子のコレクタ−エミッタ間電流一定時の、ゲート−エミッタ間の電圧とセンス素子のコレクタ−エミッタ間電流の電気特性に関して、パワー素子のゲート−エミッタ間電圧の最大値として予め決められている定格最大電圧時のセンス電流に対して、ゲート−エミッタ間電圧を変動させた時のセンス電流の変化が、±5%以内であることを特徴としている。
このようにすれば、パワー素子のコレクターエミッタ間電流一定時の、ゲート−エミッタ間の電圧VGEとセンスセルのコレクターエミッタ間電流の電気特性に関して、パワー素子のゲート−エミッタ間電圧の最大値として予め決められている定格最大電圧時のセンス電流に対して、ゲート−エミッタ間電圧VGEを変動させた時のセンス電流の変化が小さくなり、センス電流のゲート電圧特性を抑制できる。これにより、発振現象を防止できると共に、メイン電流の検出精度を高くすることが可能となる。
また、請求項に示されるように、メインセルにおけるパワー素子とセンスセルにおける素子とで、エミッタ層ピッチを異ならせるようにしても良い。
このような構造とすることで、請求項4に記載したように、パワー素子のコレクタ−エミッタ間電流一定時の、ゲート−エミッタ間の電圧とセンス素子のコレクターエミッタ間電流の電気特性に関して、パワー素子のゲート−エミッタ間電圧の最大値として予め決められている定格最大電圧時のセンス電流に対して、ゲート−エミッタ間電圧を変動させた時のセンス電流の変化が、±5%以内となるようにすると好ましい。
請求項に記載の発明では、ゲート電圧が低下した場合に、センス電流が小さくなるようにしている。したがって、センス電流が期待する値に収束しやすくなる。これにより、より発振現象を防止することが可能となる。
請求項に記載の発明では、パワー素子のゲート−エミッタ間電圧の最大値として予め決められている定格最大電圧時のコレクタ−エミッタ間電圧に対するコレクタ−エミッタ間電流の電流密度との特性を示す線の傾きと、ゲート−エミッタ間電圧に対するコレクタ−エミッタ間電流ICEの電流密度との特性を示す線の傾きとの差が±20%以内であることを特徴としている。
このようにすれば、パワー素子のコレクタ−エミッタ間電流一定時の、ゲート−エミッタ間の電圧VGEと前記センス素子のコレクタ−エミッタ間電流の電気特性に関して、定格最大電圧VGE時のセンス電流に対して、VGEを変動させた時のセンス電流の変化が、±5%以内となり、センス電流のゲート電圧特性を抑制できる。これにより、発振現象を防止できると共に、メイン電流の検出精度を高くすることが可能となる。
請求項1からのいずれかに記載の半導体装置は、例えば、請求項に示されるように、電流検出用抵抗(6)に流れるセンス電流を検出する電流検出回路(9)と、電流検出回路(9)の検出結果に基づいて、半導体装置におけるメインセルのパワー素子およびセンスセルの素子のゲート電圧を制御する制御回路(3)とを備え、半導体装置におけるメインセルのパワー素子により、点火コイル(4)への通電を制御し、点火プラグ(11)の放電を制御するように構成されている点火装置に適用される。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
(第1実施形態)
以下、本発明の一実施形態が適用された車両用の点火装置について説明する。図1に、本実施形態における点火装置1の回路構成図を示し、この図に基づいて説明する。
図1に示されるように、点火装置1には、スイッチIC2と制御回路IC3とが備えられている。これらスイッチIC2と制御回路IC3とは別々のチップで構成されている。
スイッチIC2は、点火コイル4の1次巻線4aへの通電のスイッチング制御を行うためのものである。このスイッチIC2には、IGBT5a、5bが備えられている。
IGBT5aは、点火コイル4の1次巻線4aへの通電のスイッチング制御を行うために用いられるメインセルとして形成されたものである。また、IGBT5bは、メインセル側のIGBT5aに流される電流量を検出するために用いられるセンスセルとして形成されたものである。これら各セルのIGBT5a、5bへのゲート電圧は、制御回路IC3からの制御信号によって行われるようになっている。
メインセルのIGBT5aのコレクタ端子に負荷となる点火コイル4の1次巻線4aが接続され、エミッタ端子にGNDが接続されている。また、センスセルのIGBT5bのコレクタ端子は、メインセルのIGBT5bのコレクタ端子と共通化されており、エミッタ端子は電流検出用抵抗6を通じて制御回路IC3に接続されている。これにより、エミッタ端子に接続された電流検出用抵抗6の両端電圧、すなわちメインセルのIGBT5aに流れる電流に比例して流れる正孔電流および電子電流からなるセンス電流に基づき発生する電圧が制御回路IC3にフィードバックされるようになっている。
また、スイッチIC2には、温度センサ7が備えられている。この温度センサ7は、IGBT5a、5bの発熱に伴うスイッチIC2の温度上昇を検出し、制御回路IC3にフィードバックするものである。これにより、スイッチIC2の温度に応じてゲート電圧が調整され、IGBT5a、5bの温度特性補償が行われるようになっている。
一方、制御回路IC3は、エンジンECU8から送られてくる点火信号をスイッチIC2におけるIGBT5a、5bの制御信号として伝える役割を果たすものである。この制御回路IC3には、入力保護回路部1aと定電流制御回路9と過昇温停止回路10とが備えられ、これらにより点火コイル4の1次巻線4aに流されるコイル電流およびスイッチIC2の温度に基づいてIGBT5a、5bの制御信号を調整できるようになっている。
定電流制御回路9は、センスセル側IGBT5bから、電流検出抵抗6に流れるセンス電流によって発生する電圧を入力し、その大きさに基づいて各IGBT5a、5bのゲート電圧を調整するものである。例えば、定電流制御回路9は、電流検出用抵抗6の両端電圧の変化に基づいて各IGBT5a、5bのゲート電圧を調整する。そして、上述したように、制御回路IC3とスイッチIC2とが別チップで構成されていることから、定電流制御回路9は、制御回路IC3を構成するチップの温度に基づいて各IGBT5a、5bのゲート電圧を調整できるようになっている。
この定電流制御回路9は、例えば、参照電圧を形成する電源部とコンパレータおよび参照電圧の電圧値を温度補正するための温度特性を有するダイオード等によって構成される。これらの構成により、ダイオードの温度特性によって温度補正された参照電圧と電流検出用抵抗6の両端電圧とを比較し、ゲート電圧調整用の出力を発生させる。
過昇温停止回路10は、スイッチIC2に備えられた温度センサ7の検出信号を入力し、この検出信号に基づき、スイッチIC2の温度が所定温度に達すると、IGBT5a、5bを停止させるように各ゲート電圧を調整するものである。
以上のような構成により点火装置1が構成されている。そして、エンジンECU8からの点火信号が制御回路IC3を介してスイッチIC2に伝えられるように構成され、さらに、スイッチIC2におけるメインセル側のIGBT5a、5bのコレクタ端子に点火コイル4の1次巻線4aが接続されると共に、点火コイル4の2次巻線4bがプラグ11に接続されることで、点火装置1によるプラグ11の放電タイミングの制御が行われるようになっている。
続いて、本実施形態の点火装置1におけるスイッチIC2に備えられるIGBT5a、5bの具体的な構成について説明する。
図2(a)は、メインセルおよびセンスセルにおけるIGBT5a、5bのレイアウトを示した断面図及び図2(b)は平面図である。この図に示されるように、IGBT5a、5bは、P+型基板21の上にN-型ドリフト層22が形成され、N-型ドリフト層22の表層部にP型ボディ層23が形成されていると共に、P型ボディ層23の表層部にN+型エミッタ層24が形成されている。
P型ボディ層23は、P+型基板21の表層部において複数個備えられ、それぞれが一方向に延設されることでストライプ状に並べられた構成となっている。そして、複数並べられたもの1つ1つを1セルとして、そのうちの一部のセルがセンスセル、残りのセルがメインセルを構成している。
+型エミッタ層24は、各P型ボディ層23内において複数個に分割された構成となっている。そして、各N+型エミッタ層24は、P+型基板21を上面から見たときの形状が四角形とされ、それぞれが互いに等間隔離間した状態とされている。
また、N+型エミッタ層24およびN-型ドリフト層22との間に位置するP型ボディ層23の表層部をチャネル領域とし、その表面にはゲート酸化膜25を介してゲート電極26が形成されている。
さらに、ゲート電極26を覆うように層間絶縁膜27が形成されていると共に、層間絶縁膜27を覆うようにエミッタ電極28が形成され、層間絶縁膜27に形成されたコンタクトホール27aを通じて、エミッタ電極28がN+型エミッタ層24およびP型ボディ層23に電気的に接続された構成となっている。
そして、P+型基板1の裏面側にコレクタ電極29が形成され、IGBT5a、5bが構成されている。なお、IGBT5a、5bとは、エミッタ電極28がIGBT5a用のものとIGBT5b用のものとで分離された構成となっているが、その他の構成に関してはほぼ同様の構成となっている。
このような構成のIGBT5a、5bについて、本実施形態では、上述したように図8(a)におけるVCE−ICE電流密度特性の傾きと、図8(b)におけるVGE−ICE電流密度特性の傾きとの差が無くなるように、もしくは小さくなるように、セルピッチの調整を行っている。なお、セルピッチとは、各セルの間隔(各P型ベース層23の中央線の間隔に相当)を示している。
上述した図8(a)におけるVCE−ICE電流密度特性を示す線の傾きは、主にJ−FET抵抗やドリフト抵抗によって決まる。また、図8(b)におけるVGE−ICE電流密度特性を示す線の傾きは、主にチャネル抵抗によって決まる。したがって、P型ボディ層23の幅やN+型エミッタ層24の幅(各セルの配列方向のサイズ)が所定値であるとした場合、セルピッチを狭くすれば、その分、J−FET抵抗が高くなり、図8(a)におけるVCE−ICE電流密度特性を示す線の傾きが調整される。また、セルピッチが所定値であるとした場合、P型ボディ層23に対するN+型エミッタ層24の割合を増やせば、チャネル抵抗が低くなり、図8(b)におけるVGE−ICE電流密度特性を示す線の傾きが調整される。
これにより、本実施形態では、メインセルとセンスセルにおけるIGBT5a、5bの電気特性に関して、定格最大VGs時のVCE−ICE電流密度特性の傾きと、VGE−ICE電流密度特性の傾きとの差が±20%以内となるようにしている。例えば、本実施形態におけるメインセルとセンスセルのIGBT5a、5bのVCE−ICE電流密度特性とVGE−ICE電流密度特性とが、それぞれ図3(a)、図3(b)のように表される関係となるようにしている。
このため、ΔVの影響により、VCE−ICE電流密度特性中においてメインセルの電流密度に対してセンスセルの電流密度が低くなったとしても、VGE−ICE電流密度特性の傾きがVCE−ICE電流密度特性の傾きとほぼ一致していることから、その電流密度のずれ量が矢印で示したようにVGE−ICE電流密度特性中においても同等になる。したがって、ゲート電圧が変動してもセンスセルのIGBT5bに流れる電流の電流密度がほぼ変化せず、ゲート電圧に対するセンス電流特性が図4のようになる。つまり、ゲート電圧が変動してもセンス電流がほぼ変化しなくなる。
これにより、センス電流のゲート電圧特性を無くすことができ、発振現象を防止できると共に、メイン電流の検出精度を高くすることが可能となる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態の点火装置は、第1実施形態に対して、スイッチIC2のレイアウト構成のみが異なるものである。その他の部分については第1実施形態と同様であるので、異なる部分についてのみ説明する。
本実施形態では、P型ボディ層23中におけるN+型エミッタ層24の割合に基づき、VCE−ICE電流密度特性を示す線の傾きを調整している。具体的には、図2に示されるように、各セルにおけるP型ボディ層23の長手方向における各N+型エミッタ層24の長さをa、各N+型エミッタ層24のピッチ(各N+型エミッタ層24の長さaと間隔とを足した値に相当)をbとすると、これらの長さbに対するaの長さの割合が、メインセルのIGBT5aとセンスセルのIGBT5bとで異なる値となるようにしている。例えば、メインセルのIGBT5aでは、メインセルにおけるパワー素子では、bに対するaの割合が50%になっており、センスにおける素子では、bに対するaの割合が40%に設定される。
このように、メインセルのIGBT5aとセンスセルのIGBT5bとで長さaとピッチbの比が異なる値となるようにすれば、メインセルとメインセルそれぞれのIGBT5a、5bにおけるVCE−ICE電流密度特性を示す線の傾きと、VGE−ICE電流密度特性を示す線の傾きとをそれぞれ別々に調整することが可能となる。そして、それらの比が上記のような値とすることにより、ΔVとゲート−エミッタ間電圧の最大値として予め決められている定格最大電圧VGE時のメインとセンスVCE−ICE電流密度の特性による、メインとセンスの電流密度差と、ΔVとメインとセンスのVGE−ICE電流密度特性による、メインとセンスの電流密度差が同等となる。したがって、第1実施形態と同様の効果を得ることが可能となる。
このため、前記パワー素子のコレクターエミッタ間電流一定時の、ゲート−エミッタ間の電圧VGEと前記センス素子のコレクターエミッタ間電流の電気特性に関して、定格最大電圧VGE時のセンス電流に対して、ゲート−エミッタ間電圧VGEを変動させた時のセンス電流の変化が、±5%以内とすることが可能となる。
なお、本実施形態では、長さaとピッチbの比についてしか示していないが、メインセルとセンスセルそれぞれのピッチbが同じとした場合に、長さaを異なる値とすることで上記比率となるようにしても良いし、ピッチbも異なる値として上記比率となるようにしても良い。
(他の実施形態)
上記第2実施形態では、前記パワー素子のコレクターエミッタ間電流一定時の、ゲート−エミッタ間の電圧VGEと前記センス素子のコレクターエミッタ間電流の電気特性に関して、定格最大電圧VGE時のセンス電流に対して、ゲート−エミッタ間電圧VGEを変動させた時のセンス電流の変化が、±5%以内とすべく、長さaとピッチbの比を調整したが、センスセルのIGBT5bのレイアウト構成を変更することにより、チャネル抵抗やJ−FET抵抗およびドリフト抵抗を調整するものであれば、他の方法を適用することも可能である。例えば、センスセルとメインセルとでIGBT5a、5bそれぞれのN+型エミッタ層24のピッチを異なる値としても良いし、センスセルのIGBT5bのセルピッチをメインセルのIGBT5aのセルピッと異なるものとすることも可能である。
また、上記実施形態では、前記パワー素子のコレクターエミッタ間電流一定時の、ゲート−エミッタ間の電圧VGEと前記センス素子のコレクターエミッタ間電流の電気特性に関して、定格最大電圧VGE時のセンス電流に対して、ゲート−エミッタ間電圧VGEを変動させた時のセンス電流の変化が、±5%以内となるようにしている。これに対し、電位差ΔVによるセンス電流密度の変化が、定格最大VGs時のVCE−ICE電流密度の変化と比べて、VGE−ICE電流密度の方が小さくなるようにしても良い。
このようにすれば、図5に示すように、ゲート電圧が低下した場合に、センス電流が小さくなる。このようにすれば、制御回路IC3側でセンス電流が小さくなったときにゲート電圧を上げるような制御が実行されることになり、センス電流が期待する値に収束しやすくなる。これにより、より発振現象を防止することが可能となる。
さらに、上記実施形態では、IGBTを例に挙げて説明したが、他のMOS型半導体装置、例えば図1における半導体基板としてのP+型基板1の導電型をN型にしたパワーMOSFETに対しても本発明を適用することが可能である。このようなパワーMOSFETとした場合には、電子電流からなるセンス電流に基づいてメイン電流の値を検出することになる。
また、上記各実施形態では、第1導電型としてN型、第2導電型としてP型の半導体装置を例に挙げて説明したが、これら各導電型が反対となるMOS型半導体装置であっても本発明を適用することが可能である。
本発明の第1実施形態における点火装置の回路構成を示す図である。 メインセルおよびセンスセルにおけるIGBTのレイアウトを示した部分断面図である。 (a)は、メインセルとセンスセルのIGBTのVCE−ICE電流密度特性を示した図、(b)は、メインセルとセンスセルのIGBTのVGE−ICE電流密度特性を示した図である。 ゲート電圧に対するセンス電流特性を示した図である。 ゲート電圧に対するセンス電流特性を示した図である。 本発明者らが検討した半導体装置の等価回路図である。 ゲート電圧VGEに対するセンス電流Isの特性(VG−Is特性)を示した図である。 (a)は、IGBTにおけるベース−コレクタ間電圧VCEに対するコレクタ−エミッタ間電流ICEの電流密度の特性(VCE−ICE電流密度特性)を示した図であり、(b)は、IGBTにおけるゲート−エミッタ間電圧VGEに対するコレクタ−エミッタ間電流ICEの電流密度の特性(VGE−ICE電流密度特性)を示した図である。
符号の説明
1…点火装置、2…スイッチIC、3…制御回路IC、4…点火コイル、
4a…1次巻線、4b…2次巻線、5a…メインセルのIGBT、
5b…センスセルのIGBT、6…電流検出用抵抗、7…温度センサ、
9…定電流制御回路、10…過昇温停止回路、12…温度検出抵抗。

Claims (4)

  1. パワー素子が形成されたメインセル(5a)と、前記メインセルのコレクタ端子と共通化されたコレクタ端子を有するセンスセル(5b)と、該センスセルのエミッタ端子に接続される電流検出抵抗(6)とを備え、前記パワー素子のゲート電圧を印加することによって前記メインセルおよび前記センスセルのエミッタ−コレクタ間に電流を流し、前記センスセルに流れるセンス電流を前記電流検出抵抗で検出することで前記メインセルに流れるメイン電流の値を推定する半導体装置において、
    前記メインセルおよび前記センスセルは、半導体基板(21)に形成された第1導電型のドリフト層(22)と、前記ドリフト層内において複数個所定の方向に伸びるように設けられた第2導電型のボディ層(23)と、前記ボディ層内において前記ボディ層それぞれに複数個離間するように形成された第1導電型のエミッタ層(24)とを備えて構成されており、
    前記メインセルと前記センスセルとでは、前記ボディ層の長手方向における前記エミッタ層の長さが異なり、前記ボディ層の長手方向における該ボディ層の長さに対する前記エミッタ層の長さの割合が、前記メインセルの方が前記センサセルよりも大きく設定され、
    前記パワー素子のコレクタ−エミッタ間電流一定時の、ゲート−エミッタ間の電圧と前記センス素子のコレクターエミッタ間電流の電気特性に関して、前記パワー素子のゲート−エミッタ間電圧の最大値として予め決められている定格最大電圧時のセンス電流に対して、ゲート−エミッタ間電圧を変動させた時のセンス電流の変化が、±5%以内であることを特徴とする半導体装置。
  2. 前記ゲート電圧の低下に伴って前記センス電流が低下することを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記パワー素子のゲート−エミッタ間電圧の最大値として予め決められている定格最大電圧時のコレクタ−エミッタ間電圧に対するコレクタ−エミッタ間電流の電流密度との特性を示す線の傾きと、ゲート−エミッタ間電圧に対する前記コレクタ−エミッタ間電流ICEの電流密度との特性を示す線の傾きとの差が±20%以内であることを特徴とする請求項1または2に記載の半導体装置。
  4. 請求項1ないしのいずれか1つに記載の半導体装置と、
    前記電流検出用抵抗(6)に流れる前記センス電流を検出する電流検出回路(9)と、
    前記電流検出回路(9)の検出結果に基づいて、前記半導体装置における前記メインセルの前記パワー素子および前記センスセルの前記素子のゲート電圧を制御する制御回路(3)とを備え、
    前記半導体装置における前記メインセルの前記パワー素子により、点火コイル(4)への通電を制御し、点火プラグ(11)の放電を制御するように構成されていることを特徴とする点火装置。
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